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CHINA REPORT(Aug)

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CHINA REPORT(Aug)
Global ZhuHai
CHINA REPORT
08
2013
弊社Global珠海オフィスがございます広東省、
広東省には知る人ぞ知る仕入の本場”広州”がございます。
今月はこの広州を特集、お伝えしていきます。
広東省最大規模の仕入れの本場 広州 とは?
香港から電車で3時間の場所に位置する広州という街は
まさに工場の街と発展し、本当に様々な商品が生産されています。
中国の中でも仕入れは、義烏、杭州、広州と言われていますが、
広州は日本人の間ではまだまだ知られていません。
広州では、年に2回行われる広州国際交易会というものがあり、
出展中国企業3500社、世界180カ国・地域から11万余人のバ
イヤーが集まるというまさに仕入れの為のイベントがあります。
ブース数7300、商品数10数万種が並ぶ中国最大の交易会が
行われている場所が広州です。
広州も義鳥と並び、たくさんの商品を仕入れる事ができますが、
その中でも広州は「布と革」が非常に有名です。
広州市は中国を代表する生地の生産地であり、
多くのアパレル工場が広州市内および広州周辺にあります
実際広州で製造しているのに、それをイタリアに持って行って最終チェックをして、
これはイタリア製だ!と言って売られ
ている商品もたくさんあります。
さらに、日本に輸入されている天然石の9割は広州からの輸入品だとも言われていますが、広州で天然石を発掘出来る
わけではなく、別の場所から持ってきて、広州で加工という場合が多いようです。
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広州3大アパレル市場
広州には様々な市場がありますが、
まずはアパレルに特化してお話させて頂きます。
広州はアパレルで非常に有名な街と発展し、
今や広州の至る場所に工場がや卸の市場があります。
その中でも有名な地域は下記の3つです。
1.白馬卸問屋を代表とする広州駅のアパレル卸問屋商圏
2.新中国アパレル卸問屋を代表とする十三行商圏
3.広東益民国際卸問屋を代表とする沙河アパレル卸問屋商圏
それぞれの市場によって、多少取り扱っている商品は異なりますが、
順番に記載させていただいます。
広州駅のアパレル卸問屋商圏
広州駅周辺は、アパレル系の天国です。
特に広州駅周辺で有名な 白馬服装市場 は
1階から8階まですべてアパレルなどの服飾系が売られています。
白馬服装市場に来ると、
大きな袋を抱えた買い付け業者をたくさん見かけます。
価格もやはり非常に安く、日本では2000円近くするはずのブーツが、
3足50元∼100元で売られています。
トップス、ワンピースなども高くて100元。
最近は服はモバオクで売りやすくなってきていますが、
色々見ていたら、モバオクで見たような服もたくさんありました。
こういう仕入れの市場でもバーゲン時というのがり、
特に中国の大型休みの前、春節前最終営業日などは
戦場のようで本当に多くのバイヤーがいました。
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フロアーマップ
※詳細はこちら⇒ http://www.baima.com/bmbrand_list.php?introduce=1
十三行商圏
十三行路沿いにはアパレルの卸売市場が多くあり、デザイン性の高いレディース服が多くあります。
他の市場でデザインの良い物が見つからない…という時は、十三行に来ると良い商品が見つかるかもしれません。
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沙河アパレル卸問屋商圏
3番目の沙河アパレル卸問屋商圏は広州でも最大級の市場となり、
何十万点もの商品があります。
広州あるいは世界でも一番大きい規模の卸問屋とも言われており、
東の広州大道から西の先烈東路まで全部アパレル卸です。
沙河アパレル卸問屋商圏の中でもさらに細かい区分けを言うと、
<万家アパレル卸問屋>、<沙河第1期アパレル城>、<沙河第2期アパレル城>、
<沙河第3期アパレル城>、<沙東友利アパレル問屋>、<北城アパレル卸>、
<長城アパレル卸>、<福利女性アパレル卸>、<広東益民国際アパレル卸>などが代表的です。
その中で一番大きい益民卸問屋はビルの幅だけでも1キロでビル内の東側から西側までという広大な広さで、早く歩
いても15分ぐらいかかります。
営業時間は朝3時からオープンして午後12時までやっています。
沙河の商品は非常に安いので、
ここから仕入れをして
他の市場で同様の物を倍の価格にして販売する業者もいます。
その他市場について
広州には、上記の市場だけではなく、
もちろん他にもたくさんの市場がありますが、
一般のバイヤーの方には専門的すぎる市場が多いのですが、
気になる方はぜひ行ってみて下さい!
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買い付けについて
福田市場の中の店舗は問屋なので、基本的には卸売りしか行なっていないので、1個や2個単位の注文は出来ません。
(一部小売をしていたり、サンプルとして使わなくなった商品を販売している店もあります)
ロットについては、商品のサイズが小さいものであれば数百個単位、大きいものでも数十個単位となる場合が多いです
が、個々の店舗や商品により違い、店舗ごとに確認しなければなりません。ある店舗で iPhone ケースの取引条件を聞
いたところ、1 元/個で 500 個以上、また、別の店でも種類により 3 元∼/個で 100 個単位でした。
ちなみに某ブランド靴のコピー商品が置いてあったので聞いてみたところ、輸出のオーダーは受けないとのことでした。
支払条件については、現金で前金 3 割、残り 7 割は検品後の支払いというのが一般的です。
日本への輸送については、手続きが簡単なEMSを利用するケースが多いようです。
特にお店の人にどこに輸出するのか?を必ず聞かれます。
世界中からバイヤーが集まりますが、国や地域によって品質に対する要求水準が違い、それに合った商品を提供する
ため、価格もかなり変わってくるそうです。
一般的に、日本向けの要求水準が一番高いため価格も最も高くなり、中東向けは数さえ揃っていれば品質は気にしな
いという傾向があるようで、中東向けが一番安くなっています。
日本の個人や自営業者の仕入れは、アクセサリー類が多いようで、アクセサリーの完成品を仕入れたり、部品を仕入れ
て日本でオリジナルの商品を作るところが多く、雑貨屋が、アイデア商品を少なめのロットで仕入れてネット販売する
ケースが増えています。
最近ではスマートフォン関連の商品を仕入れる企業・個人も増えており、新機種発売時には新機種対応の商品が良く
売れています。
福田市場は本当に様々な商品があるので、行けば、必ず粗利益の高い商品が見つかります!
それもびっくりするような価格で仕入れる事が出来、日本の20 分の1なんて商品もたくさんあります
しかも、そんな商品が100 個でも 1000 個でもそれ以上でも仕入れる事ができるのが非常に魅力的です。
仕入れにおける注意
1.仕入れに関して
広州での仕入れの場合、最低3∼5枚など数量がありますが、
もちろん1枚からでも売ってくれます。
その場合、少しだけ価格が高くなりますが、
テスト販売用に買って、売れたらまた仕入れるというのが一番無難な方法です。
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2.通訳について
通訳がバックマージンを取るのは当たり前です。中国人の習慣です。
当然、日本の買い付けツアーでの現地通訳は法外なリベートを取っています。
通訳の大半は買付手数料とは別に自分の個人的リベートを何%も上乗せした価格を言います。
外国人は言葉が分からない事をいいことにやりたい放題です。
それでも各製品単価は日本の常識では考えられないほど安いですけど数がまとまれば、
馬鹿にならない差額になりますので、
ご注意下さい。
下記は日本円表記になっていますが、日本では3,000円以上で売られている服が格安で購入出来ます。
13656
¥610
14537
¥360
11916
¥550
14825
¥550
14764
¥620
14845
¥390
14865
¥570
14841
¥600
13441
¥520
上記は写真も提供してくれる工場などもありますので、
売れ行きの商品が見つかれば、工場から仕入れる事でよりコストを下げる事が出来ます。
(工場からの場合は基本は100枚単位からの仕入れとなります)
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広州よりも義鳥の方が安いのでは?
という声も聞きますが、生産地は広州です。
なので、基本的には 一番安いのは 沙河→十三行→虎門(東莞)の順番となります。
十三行は沙河にオーダーしている所が 多いので値段の差が出ます。
その代わり沙河の商品は検品不可能で沙河の商品をふるいにかけて十三行で売っているという現実があります。
なので、買い付けに向いているのは、十三行かと思いますが、買い付けで不良品が絶対に嫌だという方は、広州駅前の
少し高い紅綿や天馬 白馬をお勧めします。
価格は十三行で売っている値段が30元程度だとしたら広州駅前で同一品が45元前後。
沙河の市場では20元程度というのが広東省の市場ビジネスのカラクリです。
なので、もし広州に来る機会があれば、別に仕入れなくても問題ないので、取り扱っている商品の原価を全部控えてそ
の価格と義鳥の価格を比べてみて下さい!
かなりびっくりする価格が見えるかと思います。
具体的に参考の現地価格
ヘアーアクセサリー 小物バッグ
約10円∼80円
約340円
7球LEDライト
パンティ
約50円
約30円
財布
ショルダーバッグ
ニット帽子
約20円
約750円
約50円
Tバッグ等 掛け時計 掛け毛布
約15円
約240円
約290円
デニム
作業用ベルト キーホルダー ハンカチ12枚入り
約60円
約48円
クロックスサンダル ぬいぐるみ約30cm
約80円
約80円
約100円
90cmトレーラーラジコン ヘアピン12個入り ビジネスケースバッグ 旅行用キャリーケース 約1Mの巨大ぬいぐるみ
約1800円
約60円
腕時計
子供用シューズ
約300円
約140円
約300円
約100円
約540∼2000円
約1500円
ソックス
約15円
リュックサック
約100円∼210円
また、広州では世界中の商品が集まっているので、日本にはまだ売られていない商品というのがたくさんあります。
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おまけ
広州仕入れマップ
http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&brcurrent=3,0x0:0x0,0&source=embed&msa=0&msid=
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991&z=13
広州地下鉄路線図
大きい地図はこちらからダウンロード⇒ http://machigotopub.com/pdf/guangzhoumetro.pdf
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