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Q&A集(PDFファイル 147KB)

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Q&A集(PDFファイル 147KB)
放射線に関する Q&A
Q1 放射線の単位について?
ベクレルとは、放射性物質から出される放射能の強さのことです。
グレイとは、放射線が物質に当ったとき、その物質に吸収される放射能の量のことです。
シーベルトとは、人体が放射線を受けたとき、その影響の度合いを表す目安となる放射線量のこと
です。
※1 グレイ=1 シーベルトとして換算します(緊急時:環境放射線モニタリング指針(原子力安全委員
会)
)
。
(1 シーベルト=1,000 ミリシーベルト=1,000,000 マイクロシーベルト)
Q2 東京都が設置したモニタリングポストと比べて、数値が高いのはなぜですか?
東京都が市内中島町に設置したモニタリングポストの測定値は、
「グレイ」を単位とし、外部被ばく
の実効線量を求めています。一方、毎月、市が行っている空間放射線量の測定は、
「シーベルト」を単
位としています。これは、γ 線による個人の外部被ばくを管理するため、安全側に評価するように調
整されており、実効線量より高めの数値を示す特徴があります。
Q3 放射線量の基準はありますか?
一般の人が受ける放射線量としては、国際放射線防護委員会(ICRP)が 2007 年に勧告を出してお
り、平常時は年間 1 ミリシーベルト以下としています。この「平常時は年間 1 ミリシーベルト以下」
というのは、自然界から受ける放射線と医療による放射線を除いた値です。
年間に一般の人が受ける放射線の量を測定結果から推計できます。算出方法は次の式のとおりです。
(測定結果-自然放射線量)×(16÷24×0.4+8÷24×1)×24 時間×365 日
・自然放射線量は全国平均で毎時 0.05 マイクロシーベルト
・木造家屋内に 16 時間、屋外に 8 時間いると仮定
・木造家屋内滞在(16 時間)における低減効果(係数 0.4)
※ 放射線量が0.23マイクロシーベルト/時の場合、年間放射線量は、おおよそ1ミリシーベル
トになります。
Q4 自然放射線や人口放射線について?
私たちは、日常生活でも宇宙からの放射線、空気や地面、鉱物や食物などの自然界から発せられて
いる放射線による被ばくをしています。その量は全世界平均で、1 年間に 2.4 ミリシーベルト、日本で
は、1.5 ミリシーベルト程度といわれており、地域により幅があります。さらに医療において検査や治
療により被ばくする場合があります。
Q5 子どもの遊び場や落ち葉の放射線量が高いと言われていますが本当ですか?
市ではこれまで、公園の砂場や雑木林などの落ち葉の放射線量を測定しましたが、校庭などと比べ
大きな差異は確認されていません。
平成23年から平成24年におけるこれらの場所の測定結果は次のとおりです。
<砂場、落葉のある場所での空間放射線量>
(単位:μSv/h)
測定場所
中央公園
中央公園
東部公園
玉川上水周辺
市役所庁舎
(詳細)
(雑木林内)
(砂場)
(砂場)
(雑木林内)
(南側植栽地)
0.11
0.08
0.06
0.06
0.06
測定結果
(いずれも地表面で測定)
Q6 雨どいの下や側溝の放射線量が高いと言われていますが本当ですか?
平成23年3月頃に降った雨により環境中の放射性物質が地表面などに降下したと思われます。雨
どいの下や側溝は、屋根や道路に降下した放射性物質がたまりやすく、局所的に放射線量が高くなる
場合があります。
市では、市民の皆さまがご自宅や子どもが遊ぶ場所の放射線量を知りたいというご要望を受け、小
型放射線測定器の無償貸出を行っています。
通常より高い放射線量を確認した場合は、放射線量を低減するための除染のアドバイスをいたしま
すので、お問い合わせください。
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