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介護支援専門員を取り巻く最近の動向と 実務研修における実習受入

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介護支援専門員を取り巻く最近の動向と 実務研修における実習受入
平成28年度集団指導 [居宅介護支援事業所]
介護支援専門員を取り巻く最近の動向と
実務研修における実習受入について
鹿児島県介護福祉課
本日の内容
1)介護支援専門員を取り巻く最近の動向
□ 資質向上の必要性
2)介護支援専門員に係る研修制度の見直し
□ 研修内容・時間の大幅増
□ 主任更新研修の創設
3)実務研修に係る実習受入について
□ 実習受入登録とメリット
4)介護支援専門員の資格管理について
30年度(平成31年4月1日)以降の介護支援専
門員証の有効期間の方から,更新研修案内を廃止
1)
介護支援専門員を取り巻く最近の動向
• キーワード① 「公平・中立性の確保」
• キーワード② 「資質向上」
• キーワード③ 「地域包括ケアシステム」
在宅医療・介護連携の推進
• キーワード④ 「アベノミクス 第3の矢 介護離職ゼロ」
• キーワード⑤ 「介護保険制度の持続可能性の確保」
ケアマネジャーの公正・中立性の確保について
○制度改正や報酬改定等により、ケアマネジャーの公正・中立性を確保するための対策を講じてきた
介護保険制度改正
【平成17年介護保険制度改正】
○ 更新制(5年)を導入 ○ 主任ケアマネジャーを導入 ○ 居宅介護支援事業所の管理者をケアマネジャーに限定
○ ケアマネジャー1人当たりの標準担当件数を「50件」から「35件」へ変更
介護報酬改定
【平成18年度報酬改定】
○ 特定事業所集中減算の創設:正当な理由なく、特定の事業所に偏るケアプランを作成した場合は減算
○ 特定事業所加算の創設:中重度者や支援困難ケースへの積極的な対応を行ったり、専門性の高い人材を確保する
など、質の高いケアマネジメントを実施している事業所に対して加算を実施
【平成21年度報酬改定】
○ 特定事業所加算をより取得しやすくするため、特定事業所加算Ⅱを創設
【平成24年度報酬改定】
○ 質の高いケアマネジメントを推進していく観点から、加算の取得要件を見直す。〈特定事業所加算Ⅱの要件の追加〉
・介護支援専門員に対し、計画的に研修を実施していること。
・地域包括支援センターから支援が困難な事例を紹介された場合においても、居宅介護支援を提供していること。等
【平成27年度報酬改定】
○ 特定事業所加算の要件に、人員配置の強化や人材育成への協力体制整備を追加。特定事業所加算Ⅲを創設。
○ 特定事業所集中減算の判定対象を、全てのサービスに拡大。集中割合を90%から80%超に引き下げ
その他
【介護給付適正化事業(ケアプラン点検)の実施】
○ 不適正な報酬算定等の発見、ケアプランの質の向上等のために、各保険者において、介護給付費適正化事業と
してケアプランの点検を実施(実施保険者の割合
平成22年度:64.7% → 平成23年度:61.0% → 平成24年度:63.0%)
4
○ 実施した保険者の14.9%は過誤申立てにつながったと回答。
介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上と今後のあり方
に関する検討会における議論の中間的な整理【概要版】
【検討の背景】
【見直しの視点】
○地域包括ケアシステムの構築
⇒多職種協働、医療との連携の推進等
○自立支援に資するケアマネジメントの推進
①介護支援専門員自身の資質の向上に係る見直しの視点
②自立支援に資するケアマネジメントに向けた環境整備に係る
見直しの視点
【具体的な改善策】
(1)ケアマネジメントの質の向上
①ケアマネジメントの質の向上に向けた取組
・自立支援に資するケアマネジメントに向け、適切な課題抽出や評価
のための新たな様式の活用を推進
・多職種協働によるサービス担当者会議の重要性の共有と環境づくり
②介護支援専門員実務研修受講試験の見直し
・試験の受験要件を法定資格保有者等に限定する見直しを検討
③介護支援専門員に係る研修制度の見直し
・演習に重点を置いた研修制度への見直しや研修修了時の修了評価の実
施について検討
・実務研修の充実や基礎研修の必修化について検討
・更新研修の実施方法や研修カリキュラムについて見直しを検討
・研修指導者のためのガイドライン策定を推進
・都道府県の圏域を超えた研修等の実施を検討
④主任介護支援専門員についての見直し
・研修修了時の修了評価や更新制の導入について検討
・主任介護支援専門員による初任段階の介護支援専門員に対する現場で
の実務研修の導入について検討
・地域の介護支援専門員のネットワーク構築の推進
⑤ケアマネジメントの質の評価に向けた取組
・ケアマネジメントプロセスの評価やアウトカム指標について調査研
究を推進
・ケアマネジメントの向上に向けた事例収集及び情報発信
(2)保険者機能の強化等
①地域ケア会議の機能強化(多職種協働による個別ケースの支
援内容の検討を通じ、自立支援に資するケアマネジメント支
援、ネットワーク構築、地域課題の把握、資源開発等を推進)
・制度的な位置付けの強化
・モデル事例の収集など地域ケア会議の普及・促進のための基盤整備
・コーディネーター養成のための研修の取組
②居宅介護支援事業者の指定等のあり方
・居宅介護支援事業者の指定権限の委譲を検討
③介護予防支援のあり方
・地域包括支援センターへの介護予防支援を行う介護支援専門員の配
置を推進
・要支援者の状況に応じた支援のあり方について検討
④ケアマネジメントの評価の見直し
・インフォーマルサービスに係るケアマネジメント評価の検討
・簡素なケースについて、ケアマネジメントの効率化を検討
(3)医療との連携の促進
・医療に関する研修カリキュラムの充実
・在宅医療・介護の連携を担う機能の整備の推進
・主治医意見書の活用を促進する取組の推進
(4)介護保険施設の介護支援専門員
・相談員に対して介護支援専門員等の資格取得を推進
今後、制度的な見直しに係るものについては介護保険部会、報酬改定に係るものについては介護給付費分科会で議論を進
める
ケアマネジャーの資質の向上の取組
地域包括ケアシステムの構築(多職種協働、医療との連携の推進等)に向け、高齢者の自
立支援に資するケアマネジメントの推進する観点から、研修体系を見直すなどケアマネ
ジャーの資質の向上に向けた施策を推進。
主な取組例
①自己研鑽の努力義務の規定を新設 (平成26年6月法改正 平成27年4月施行)
・介護保険法第69条の34において新たに規定
「介護支援専門員は、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識及び技術の水準を向上させ、そ
の他その資質の向上を図るよう努めなければならない。」
②地域ケア会議の機能強化 (平成26年6月法改正 平成27年4月施行)
・多職種協働による個別ケースの支援内容の検討を通じた、自立支援に資するケアマネジメントへの支援
③介護支援専門員研修等の見直し (平成26年6月告示改正 平成28年度施行)
・介護支援専門員の資質の向上を図るため、座学中心から講義演習一体型中心のカリキュラムへ内容を改正
・選択制となっている「認知症」「リハビリテーション」「看護」「福祉用具」といった科目の必修化
・主任介護支援専門員については、更新制を導入 (平成27年2月告示改正)
・都道府県が実施する研修内容の質の確保と平準化を図るため、講師向けのガイドラインを作成
・実務研修受講試験の受験要件を法定資格保有者及び相談業務従事者に限定 (平成27年2月省令改正)
④ケアマネジメントの質の向上 (平成26年6月事務連絡)
・利用者の状態等を把握し、情報の整理・分析等を通じて課題を導き出した課程について、適切な情報共有に資することを目的とした
「課題整理総括表」の策定
・短期目標の終了時期に、目標の達成度合いと背景を分析・共有し、再アセスメントをより効果的にすることを目的とした「評価表」の
策定
⑤ケアプラン点検の充実・強化 (平成27年度から適用)
・平成27年度からの地域医療介護総合確保基金において、主任介護支援専門員がケアプラン点検に同行し指導する事業のメ
ニュー化
居宅介護支援事業者の指定権限の移譲について
○ 現在、居宅介護支援事業者の指定は、事業所からの申請により、都道府県が行うことと
なっているが、指定都市・中核市以外の市町村にも指定権限を移譲する。 <平成30年度
施行>
※ 大都市等の特例により、指定都市及び中核市については、居宅介護支援事業者の指定権限が移譲されている。
趣旨・目的
○ 自立支援に資するケアマネジメントや医療との連携・多職種協働を推進していくため
には、ケアマネジャー自身が資質向上に取り組むとともに、自立支援に資するケアマネ
ジメントに取り組める環境整備を推進することも重要
○ また、医療や生活支援のニーズが高い高齢者や認知症を有する高齢者などが増加
していく中で、地域包括ケアシステム構築を推進する市町村が、高齢者の自立支援に
向け重要な役割を担う居宅介護支援事業所のケアマネジャーと積極的に関わり、高齢
者のニーズや地域課題の把握を幅広く行うとともに、ケアマネジメントに対する理解を
高めていくことが必要。
○ このため、保険者機能の強化という観点から、市町村によるケアマネジャーの支援を
充実することを目的として、居宅介護支援事業所の指定権限の市町村へ移譲する。
アベノミクス第二ステージ
平成27年10月29日(木)
第1回一億総活躍国民会議
事務局提出資料
少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持。
新・三本の矢は、従来の三本の矢を強化して強い経済を実現するとともに、日本の構造
的な課題である少子高齢化に正面から取り組むもの。
第一の矢 『希望を生み出す強い経済』
• 名目GDP500兆円を戦後最大の600兆円に
• 成長戦略を含む従来の三本の矢を強化
ケアプランに
家族支援の
位置づけを!!
第二の矢 『夢をつむぐ子育て支援』
• 結婚や出産等の希望が満たされることにより希望出生率1.8がかなう社会の
実現へ
• 待機児童解消、幼児教育の無償化の拡大(多子世帯への重点的な支援) 等
第三の矢 『安心につながる社会保障』
• 介護離職者数をゼロに
• 多様な介護基盤の整備、介護休業等を取得しやすい職場環境整備
等
• 「生涯現役社会」の構築
2) 介護支援専門員に係る研修制度の見直し
• キーワード① 「研修内容・時間の大幅な増加」
• キーワード② 「専門Ⅱ・主任更新における事例の決まり」
• キーワード③ 「実務研修に居宅介護支援事業所実習
導入」
護支援専門員(ケアマネジャー)の研修制度の見直し
介護支援専門員に係る各研修の実施方法等の見直しが行われ,平成28年度から,研修内容が充実されるとと
もに,主任介護支援専門員更新研修が創設されます。
介護支援専門員の研修制度の見直し
○地域包括ケアシステムの中で、医療職をはじめとする多職種と連携・協働しながら、利用者の尊厳を旨とし
た自立支援に資するケアマネジメントを実践できる専門職を養成するため、介護支援専門員に係る研修制度
を見直す。
実務従事者が対象
任意研修
合格
(44時間)
実務従事者
基礎研修
専門研修課程Ⅰ
専門研修課程Ⅱ
(33時間)
(20時間)
(33時間)
主任介護支援
専門員研修
(64時間)
更新研修
研修制度の見直し(平成28年度の研修※から)
統合
創設
実務研修
合格
介護支援専門員実務研修受講試験
実務研修
講義演習
(87時間)
専門研修課程Ⅰ
専門研修課程Ⅱ
(56時間)
(32時間)
主任介護支援
専門員研修
(70時間)
現地実習
(3日程度)
特定事業所加算を取
得している居宅介護
支援事業所
実務未経験者向け更新
研修・再研修
(54時間)
主任介護支援
専門員更新
研修
(46時間)
更新研修
実務従事者が対象
※実務未経験者向け更新研修・再研修は,平成29年度より当たらしいカリキュラムで実施します。
(旧カリキュラムは46時間)
各研修の計画的な受講に努めてください!!!
護支援専門員の養成の全体像
修カリキュラムの見直しのポイント①
見直しに当たっての基本的考え方
介護支援専門員
○地域包括ケアシステムの中で,医療職をはじめ
とする多職種と連携・協働しながら,利用者の尊
厳を旨とした自立支援に資するケアマネジメント
主任介護支援専門員
○地域や事業所におけるスーパーバイズ等を
通じた人材育成
○地域包括ケアシステムの構築に向けた地域づくり
実践できる専門職として養成
「実務研修」と「実務従事者基礎研修」の統合
○地域包括ケアシステムの中で,医療職をはじめとする多職種と連携・協働していくことがより一
層求められる。
○一方で,ケアマネジメントについては様々な指摘
○初めて実務に就く介護支援専門員が円滑に業務を行える知識・技術を身につけ,求められる役割が
適切に果たせるよう,入り口の研修課程となる「実務研修」を充実させることが必要
実務研修として統合(実務に就く前の研修課程を充実)
「実務研修」
【追加】
見学実習
「実務従事者基礎研修」
(実務に就いて間もないうちに受講)
修カリキュラムの見直しのポイント②
主任介護支援専門員更新研修の創設
主任専門職として求められる役割
○介護支援専門員の人材育成
○地域包括ケアシステムの構築に向けた地域づくり
など
○主任介護支援専門員として継続的な資質向上を図ることが必要
更新時における研修の実施
主任介護支援専門員の更新制の導入
修了評価の実施
○各研修における内容を理解し,専門職として修得しておくべき知識・技術の
到達目標に達しているかどうかの確認が重要
研修修了時に修了評価の実施を導入
護支援専門員研修科目の変更について
護支援専門員研修科目の変更について
護支援専門員研修科目の変更について
演習における持ち寄り事例の取り扱い
専門研修Ⅱと主任更新研修における実践事例につい
ては,実施要綱において「基本的に各受講者が担当し
ている事例を持ち寄る」としている。
対象となる科目は各課程とも7科目ある。
1)リハ及び福祉用具活用
2)看取り等における看護サービス活用
3)認知症
4)入退院等,医療との連携
5)家族支援
6)社会資源活用
7)状態に応じた多様なサービス
鹿児島県における
事例提出の
考え方
複数の科目要素を
含む1事例の
提出で可とする
17
研修における受講要件(変更のある研修課程)
主任【現行】
介護支援専門員の業務に関し十分な知識と
経験を有する介護支援専門員
①から④のいずれかに該当
かつ
専門研修課程Ⅰ及Ⅱ
又は
介護支援専門員更新研修(実務従事者)修了
者
主任【新】
利用者の自立支援に資するケアマネジメントが
実践できている介護支援専門員
※居宅サービス計画等を提出させ,内容を確認
①から④のいずれかに該当
かつ
専門研修課程Ⅰ及Ⅱ
又は
介護支援専門員更新研修(実務従事者)修了者
要注意!
主任更新【新】
主任介護支援専門員研修修了証明書の有効
期間がおおむね2年以内に満了する主任介護支
援専門員
指導・支援の
かつ
実践事例の提出
①から⑤のいずれかに該当
上記の要件以外に,都道府県において実情に
応じた受講要件の設定可
①専任として従事した期間が通算5年以上
※管理者との兼務は期間として算定可
①専任として従事した期間が通算5年以上
※管理者との兼務は期間として算定可
①介護支援専門員に係る研修の企画,講師や
ファシリテーターの経験者
②ケアマネジメントリーダー養成研修修了者
又は
認定ケアマネジャー
であって,専任として従事した期間が通算3年
以上
※管理者との兼務は期間として算定可
②ケアマネジメントリーダー養成研修修了者
又は
認定ケアマネジャー
であって,専任として従事した期間が通算3年以
上
※管理者との兼務は期間として算定可
②地域包括支援センターや職能団体等が開催す
る法定外の研修等に年4回以上参加した者
③現に地域包括支援センターに配置されてい
る主任介護支援専門員に準ずる者
③現に地域包括支援センターに配置されている
主任介護支援専門員に準ずる者
③日本ケアマネジメント学会等が開催する研究
大会等において,演題発表等の経験がある者
④その他,介護支援専門員の業務に関し十分
な知識と経験を有する者
※都道府県が適当と認める者
④その他,介護支援専門員の業務に関し十分な
知識と経験を有する者
※都道府県が適当と認める者
④日本ケアマネジメント学会が認定する認定ケア
マネジャー
上記の要件以外に,都道府県において実情
に応じた受講要件の設定可
上記の要件以外に,都道府県において実情に
応じた受講要件の設定可
⑤主任介護支援専門員の業務に十分な知識と
経験を有する者であり,都道府県が適当と認め
る者
介護支援専門員証の更新方法は3種類
実務未経験者向け更新研修
• 実務3年未満,事例提出不可
専門Ⅱ研修
• 実務3年以上,事例提出可能
• (複数の類型が含まれる1事例)
主任更新研修
• 主任として更新する場合
• 受講要件を満たし,指導事例(複数の類型が含まれる1事
例)提出可能
護支援専門員更新研修受講フロー図
意向届提出時期に注意
更新希望の有無
詳細な受講要件や主任介護支援
専門員更新研修の受講年度につ
いては,別途確認すること!!!
有
無
無
6ヶ月以上の
実務経験の有無
不可
有
3年以上の実務経験があり,
事例の提出が可能の有無
※ 専門研修Ⅰは,就業後
6ヶ月以上3年以内に受
講することが望ましい。
可
専門研修Ⅰを受講
していない
した
H18∼25年度に主任介護支援専門員研修を受講
した
していない
※ H26年度以降に主任
介護支援専門員研修を
受講した方は,主任介護
支援専門員修了証明書
の有効期間が満了する
概ね2年以内に,主任介
護支援専門員更新研修
を受講すること
研修の受講は不要
(介護支援専門員証 は失効,
登録は保持)実務に就くとき
は,事前に再研修受講後,
証の交付申請をし,受理して
おく必要があります。
【実務未経験者
向け更新研修】
を受けてください。
【専門研修Ⅰ及び
Ⅱ】
を受けてください。
更新手続きを行わず,「介護支援専門員証」を失効している場合
主任介護支援専門員として
更新を希望
しない
する
指導事例の提出等
主任更新研修の受
講要件を満たす
満たさない
【専門研修Ⅱ】
を受けてください。
満たす
【主任介護支援
専門員更新研
修】
を受けてください。
【再研修】を受けてください。
3) 実務研修における実習受入について
•
•
•
•
•
キーワード①
キーワード②
キーワード③
キーワード④
キーワード⑤
「実習見直しのねらい」
「実習先の考え方」
「実習受入のメリット」
「実習受入事業所の役割」
「登録方法」
「新カリキュラム」における実習見直しのねらい
一つの事例に
ついてしっかりと
取り組んで
ケアプランを
作成する
複数の利用者の
生活の様子を知る
ことにより、複数の
事例について
ケアマネジメント
プロセスを
経験する
介護支援専門員実務研修における実習について
介護支援専門員研修課程の見直しに伴い、実務研修の実習については、
・ケアマネジメントの実践現場の実態を認識する機会
・実施上の効果を高めるため、指導方法を強化
の観点で内容を見直し、実施要綱(※)において、実習における留意点を新たに記載
このため、実務研修の実習の実施に当たっては、居宅介護支援事業所の協力が必要
※「介護支援専門員資質向上事業の実施について」(平成26年7月4日老発0704第2号)
(別紙1)介護支援専門員実務研修実施要綱
介護支援専門員実務研修実施要綱(抜粋)
4 研修実施上の留意点
(1)研修実施方法
イ 実習における留意点
実習先としては、特定事業所加算を取得している事業所のような指導体制が整っている事業所で
行うことが適切であり、主任介護支援専門員が配置されている事業所に協力してもらうことが適当で
ある。
実習に当たっては、一つの事例だけではなく、複数の事例についてケアマネジメントプロセスを経
験することが効果的であり、アセスメントからモニタリングまでの一連のケアマネジメントプロセス(同
行等による利用者の居宅訪問、サービス担当者会議開催のための準備や当該会議への同席も含
む)を経験することが適当である。なお、実習期間中にサービス担当者会議が開催される機会がなく、
会議に同席できなかった場合には、実習先の指導者によって、サービス担当者会議の準備や会議
当日の議事進行の方法等を説明することにより理解を促すこと。
実習においては、事前に実習に係る対象者等の同意を得るとともに、特に対象者の安全の確保
や知り得た秘密の厳守について万全を期すよう受講者に周知徹底すること。
質の高いケアマネジメントを実施する事業所の評価の推進(特定事業所加算の見直し)
算定要件
〔現行〕
特定事業所加算Ⅰ(500単位/月)
1 常勤専従の主任介護支援専門員
を1名以上配置
2 常勤専従の介護支援専門員を3
名以上配置
3 中重度者の占める割合が50%以
上
4(新規)
〔改正後〕(人員配置及び要件に変更のある部分)
(新)特定事業所加算Ⅰ(500単位/月)
1 常勤専従の主任介護支援専門員を2名以上配置
2 (継続)
3 中重度の利用者の占める割合が40%以上
4 法定研修等における実習受入事業所となるなど
人材育成への協力体制の整備
(新)特定事業所加算Ⅱ(400単位/月)
1 (継続)
2 常勤専従の介護支援専門員を3名以上配置
3 法定研修等における実習受入事業所になるなど
人材育成への協力体制の整備
特定事業所加算Ⅱ(300単位/月)
1 常勤専従の主任介護支援専門員
を1名以上配置
2 常勤専従の介護支援専門員を2
名 以上配置
3 (新規)
(新)特定事業所加算Ⅲ(300単位/月)
1 (継続)
2 (継続)
3 法定研修等における実習受入事業所となるなど
人材育成への協力体制の整備
エリア別特定事業所加算算定事業所数
出水
12カ所
出水圏域
川薩
平成28年1月現在
特定加算事業所だけ
では,実習場所が
足りない可能性も!
18カ所
姶良・伊佐
姶良・伊佐圏域
17カ所
川薩圏域
鹿児島
市内
58カ所
市外
10カ所
曽於
鹿児島圏域
10カ所
曽於圏域
南薩
南薩圏域
肝属
14カ所
肝属圏域
22カ所
奄美
奄美
8カ所
喜界
1カ所
鹿児島圏域
奄美圏域
⑨
熊毛圏域
※
熊毛
徳之島 4カ所
沖永良部
1カ所
与論
0カ所
種子島1カ所
屋久島0カ所
県計 176カ所
実習事業所の条件(鹿児島県の基本的考え方)
1)特定事業所加算をとっている居宅介護支援事業所
2)加算はとっていないが,主任介護支援専門員が所属
している事業所
(主任介護支援専門員が指導者となる)
3)どうしても実習事業所が足りない場合(最後の手段)
→ 保険者及び振興局・支庁等の推薦事業所
【注】この実習受入に係る謝礼はなし
実習受入のメリット
1)特定事業所加算の算定要件を満たす
2)主任介護支援専門員更新の要件のうち,下記要件を
を満たす
○介護支援専門員に係る研修の企画,講師や
ファシリテーター経験者
3)実習生作成ケアプランを指導事例にできる
(原則,ひとりケアマネなど,加算なし事業所を対象)
4)実習指導を通じて,当該事業所への就職希望の可能
性あり
介護支援専門員実務研修「実習協力事業所」に係る登録手続きについて
鹿児島県
③実習受入先名簿の提供
①登録申請
②決定通知書送付
(電子申請)
⑥受入依頼
⑦受入承諾
実習受け入れ事業所
⑤マッチング
実習同意書の提出
⑧実習指導
⑨報告書兼
評価書発行
実習指導者
(主任介護支援専門員)
④指導者研修
受講者
選定
県介護支援専門員協議会
県社会福祉協議会
【国説明資料・一部追加】
実習指導者への実習の位置付け・目的の共有
< 実習の目的等の伝達方法(例) >
都道府県
実習受け入れ機関
文書あるいは
集合研修で
伝達
(特定加算を取得している
居宅介護支援事業所)
実習指導者
事業所内
で伝達
(主任介護
支援専門員)
本県:10月頃に集合研修を予定
委託:介護支援専門員協議会
< 伝達すべき内容 >
実務研修ガイドライン
実習の目的、修得目標、実施に当たっての留意点
本ガイドライン
実習の準備、実施、フォローアップにおいて
実習指導者が実施すべきことや留意点
【国説明資料】
実習受け入れ機関が取り組むべきことの全体像
準備
実施
フォロー
実習受け入れ事業所としての協力
実習指導者の選定、指導者向け研修等への参加
オリエンテーション、訪問へ向けた実習準備
実習の実施(同行訪問を通じた指導、記録の作成支援等)
実習後の振り返り、受講者へのフィードバック
実習の実施全体の振り返り
【国説明資料】
実習受け入れ事業所が取り組むべき準備
• 実習受け入れ機関の届け出及び選定への協力
– 特定事業所加算取得事業所には地域全体のケアマネジメントの
水準を底上げしていくという、地域への貢献が期待されている
– 都道府県が実施する受入可能調査に協力する
• 実習指導者の選定、指導者向け研修への参加
実習指導
者の選定、
指導者向
け研修へ
の参加
実習指導
者の選定
実習対象
事例の選
定
実習対象
事例とな
る高齢者
への事前
同意の取
得
サービス
担当者会
議等での
合意
実習指導
者の業務
量の平準
化
実習指導
者向けの
説明
実習受け入れ機関が取り組むべきこと【実施】
• オリエンテーション、訪問に向けた実習準備
ケアマネジメント
の実務の全
体像の説明
訪問時のコ
ミュニケーション
に対する留
意点の確認
利用者情
報の共有
実習を通じ
て学ぼうとする
課題の設定
実習生作
成ケアプラ
ンへの指導
• 実習の実施(同行訪問を通じた指導、記録の作成支援等)
–
–
–
–
合計の実習時間数が3日程度相当になればよい
ご高齢者についての情報を事前に理解し確認しておくよう徹底する
実習記録用紙については、原則として実習実施当日中に作成
実習指導者1人で複数の受講生を担当する場合、利用者宅への同行
訪問などの場合には実習環境に配慮し、1人あるいは数名ずつが参加
するといった工夫を行う
【国説明資料】
実習環境への配慮
• 複数名でも参加できる場にはまとめて実施
受講者
指導者
• オリエンテーション
• サービス担当者会議や
地域ケア会議への参加
• 利用者宅への同行訪問などは1 2名に分けて実施
利用者宅への同行訪問
受講者
受講者
指導者
指導者
(上記の機会とは別に)
利用者宅への同行訪問
【国説明資料】
実習スケジュールの組み立て方(イメージ)
例1
事前の
実習目標の設定
事後の
振り返り
例2
• 必ずしも
3日間連続で
実施しなくても良い
• 実習にかける
時間の合計を、
3日程度相当を
目安とすること
【国説明資料・一部改変】都道府県・研修実施機関が取り組むべきこと
実習受け入れ証明に盛り込むべき事項
特定事業所加算の
算定要件に関すること
事業所名(事業所番号)
実習受け入れ期間
実習受け入れ人数
管理者あるいは実習受け入れの責任者
主任介護支援専門員
更新研修の受講要件
に関すること
研修指導者名(及び介護支援専門員/
主任介護支援専門員の別)
各研修指導者が担当した実習者数
各研修指導者が実習で提供した
事例数、事例概要
研修実施機関
(本文書の作成者)
に関すること
研修実施機関名
当該研修の実施に係る研修実施機関の責
任者名
登録と実習までの流れ(毎年登録=受入可能調査)
① 県ホームページから電子申請
キーワード 「 介護支援専門員 実習受入 」を入力すると,
検索できる
介護支援専門員実務研修に係る実習受入可能調査(登録)
② 大島地区締切 :平成28年7月23日
鹿児島地区締切:平成28年7月12日
鹿児島市締切 :平成28年9月9日
③ 登録後,県より「登録決定通知」を発行
④ 実習指導者研修会受講(大島会場あり:10月予定)
⑤ 合格発表後マッチング
⑥ 実習の実施(時期の目安:2月頃)
来年度以降の登録について
○ 毎年,9月中旬までに
県庁ホームページから,電子申請を行ってください
・・・ 10月には,その年度の実習受入事業所リストを
研修実施期間へ提供のため
ご協力,よろしく
お願いします!!
自己管理
及び管理
者による
資格管理
を!!
03-5253-1111
3936
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