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第1回目Note
メカトロニクス設計工学1 担当教員:鄭聖熹 教室: J406 講義日程 第1回: 機械設計及び機械材料 第2回: 許容応力1(静荷重、繰返し荷重) 第3回: 許容応力2(衝撃荷重、応力への影響因子) 第4回: 安全率 第5回: ねじの基礎 第6回: ねじの締め付け力と締め付けトルク 第7回: ねじの強度 第8回: 中間試験 第9回: キー、スプライン及びセレーション 第10回: 軸の設計 第11回: 軸継手 第12回: クラッチ 第13回: リベット継手、溶接継手とその設計 第14回: はめあい及び表面粗さ 第15回: 前期試験 評価方法 出席(20%) 受講態度が悪い場合、出席を認めない。 試験(中間:40%、期末:40%) 講義ノートアクセスURL http://www.osakac.ac.jp/labs/s-jeong/mechadesign1 講義日程 第1回: 機械設計及び機械材料 第2回: 許容応力1(静荷重、繰返し荷重) 第3回: 許容応力2(衝撃荷重、応力への影響因子) 第4回: 安全率 第5回: ねじの基礎 第6回: ねじの締め付け力と締め付けトルク 第7回: ねじの強度 第8回: 中間試験 第9回: キー、スプライン及びセレーション 第10回: 軸の設計 第11回: 軸継手 第12回: クラッチ 第13回: リベット継手、溶接継手とその設計 第14回: はめあい及び表面粗さ 第15回: 前期試験 講義目標 1. 機械材料の各種強さについて理解する 1. 機械要素設計の基礎 1.1 機械設計 機械の種類 動力発生用機械-エンジン、タービン等 機械製作用機械-工作機械、加工機 輸送用機械-車、船舶、航空機等 運搬用機械-クレーン、コンベヤ等 作業用機械-建設機械等 製品製造用機械、石油プラントなど 機械設計は、 要求に基づいて有用な機械を作り出すための創造的な思考 基礎知識: 機構学、材料力学、流体力学、材料学、機械製作法 応用知識: 電気、電子工学、制御工学、計算機工学等 1.1.1 基本設計 付帯設計業務 基本設計業務 1.1.2 機械要素設計 機械は、それを構成する要素部品の組み立て ‒ 機械要素 ‒ ‒ ‒ ‒ 締結要素: ボルト、ねじ等 動力伝達要素: 回転軸、軸受、歯車等 緩衝要素: ショックアブソーバ等 流体・油圧要素: 管路、ポンプ等 制御要素: リレー、ドライバー、モータ等 表1.1 共通な機能や構造を持つため、 どの機械にも適用できるように、標準化 日本工業規格(JIS) 国際規格(ISO) 1.2 機械材料 図1.2 応力‐ひずみ線図 縦弾性係数 横弾性係数 弾性係数 応力とひずみが比例する 部分の比例定数 縦弾性係数:引張りや圧縮応力作用時の応力とひずみとの比例係数 横弾性係数:ねじりが作用時のせん断応力とせん断ひずみとの比例係数 クリープ強さ クリープ現象 実際にひずみの増加を判断するのは困難 高温で金属材料に長時間荷重をかけた場合、荷重が一定 であるにもかかわらず、ひずみが時間ともに増加する現象 1000時間又は100000時間で1%のひずみが生じる応力 疲れ限度 物体は、繰返し荷重や変動荷重が作用時、 引張強さより小さい応力で破断 繰返し荷重が106回以上作用しても破断しない最大応力