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全 国 第 56 回 全国スポーツ推進委員研究協議会

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全 国 第 56 回 全国スポーツ推進委員研究協議会
都スポだより107号
第107号
(一社)東京都スポーツ推進委員協議会
2016年
1月
20日
編集:情報委員会
第 56 回 全国スポーツ推進委員研究協議会
全 国
平成 27 年の第 56 回全国スポーツ推進委員研究協
理事長、ヨーコ・ゼッターランド公益財団法人東京オ
議会が、11 月 12 日(木)、13 日(金)の両日、大
リンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事、
会テーマ「未来につなげよう!スポーツ文化」を揚げ
松尾哲矢立教大学コミュニティ福祉学部教授、青木淑
愛媛県松山市にて開催されました。東京都からは 104
浩一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構理事
名の参加が有り、12 日の夜は表彰受賞者を囲んでの
の各氏により行われました。
祝賀懇親会が盛大に行われました。
一日目は愛媛県武
道館において、360
年の伝統ある伊予万
歳のアトラクション
に続き、森正雄愛媛
県スポーツ推進委員
協議会会長の開会の
言葉のあと、高橋道
和スポーツ庁次官、
二日目は 4 分科会に分かれそれぞれのテーマで発表
齊藤斗志二全国スポーツ推進委員連合会会長、中村時
と研究討議が行われました。
広愛媛県知事、野志克仁松山市長のお祝いの言葉で開
第 1 分科会
始されました。登壇者紹介に続き、次期開催地の中ヒ
ロ子第 57 回全国スポーツ推進委員研究協議会
講演は FC 今治オーナー
サブホール
テーマ:地域住民を惹きつける地域スポーツク
福井
県実行委員会副委員長の挨拶がありました。
会場:ひめぎんホール
ラブの実現
コーディネーター:桑田健秀氏
第 2 分科会
会場:ひめぎんホール
発表者 3 名
メインホール
、元サッカー日本代表監督
テーマ:スポーツを通じた健康長寿社会の実現
の岡田武史氏による「スポ
コーディネーター:ヨーコ・ゼッターランド氏
ーツと地方創生」と題し、
発表者 3 名
サッカー日本代表監督、そ
の後の中国サッカー・スー
パーリーグのチーム監督、
現在のオーナーとして、仕
事の役割の違いや苦しみを
冗談を交えながら話し、四国リーグの FC 今治のオー
ナーになった経緯と地方のサッカーチームを育てるた
第 3 分科会
会場:ひめぎんホール
真珠の間
テーマ:地域における障害者スポーツの推進
コーディネーター:松尾哲也氏
第 4 分科会
発表者 3 名
会場:松山市立子規記念博物館
講堂
テーマ:スポーツツーリズムが地域にもたらす
効果
コーディネーター:青木淑浩氏
発表者 3 名
めの方策として地元企業とスポーツチームの発展に何
が必要かを話されました。
私は第3分科会に参加しました。
シンポジウムは「2020 年東京オリンピック・パラ
コーディネーターの松尾氏から、780 万人の障がい
リンピック競技大会が地域にもたらすレガシー~次世
者がいるのに受け入れてくれるスポーツクラブは全国
代につなぐ地域スポーツを目指して~」のテーマで行
3,500 か所のうち 40%にとどまっている事、また、
われました。間野義之早稲田大学スポーツ科学学術院
障がい者スポーツ指導者 18,800 人の指導する機会
教授をコーディネーター、シンポジストとして桑田健
が無い、などの実情を述べられた後3名の発表者によ
秀 NPO 法人地域総合スポーツ倶楽部ビボットフット
るそれぞれの地域での活動の報告が有りました。
都スポ協のホームページ http://www.tospokyo.tokyo/
(1)
都スポだより107号
東京都スポーツ推進委員協議会の阿部会長からは東
障がい者の参加できるスポーツクラブ創立に苦労した
京都の障がい者スポーツへの施策、都スポ協の障がい
事柄などの報告がありました。
者スポーツへ取組事例、障がい者スポーツ指導員資格
第3分科会の発表者の内容は夫々意義深く、今後ど
取得の取組などの報告がありました。
うしたら障がい者スポーツ活動を広めていく事ができ
るか、といった課題を提示されました。質疑応答では
北海道旭川市から、この話をする為に参加した、とい
う谷中氏から身障者スキー大会の開催での苦労話、ス
キー場の利用料金、サポートする指導員の確保など話
され話が長すぎる感が有りましたが、行政の協力が何
より重要との言葉に拍手が沸き起こりました。
徳島県美馬市スポーツ推進委員会副会長の佐藤和子
天候に恵まれず、大会後の市内観光では小雨の中松
氏は障がい者との具体的なスポーツ活動、神奈川県の
山城天守閣に登る坂道は水溜りもあり苦労しましたが、
NPO 法人高津総合型スポーツクラブ SELF 企画広報
障がい者スポーツの現状を表しているようで、有意義
担当の戸沼智貴氏は障がい者と健常者の境目は何か、
な大会でした。
また戸沼氏自身が片足が義足である事の体験をふくめ、
(記事・写真
情報委員会
小久保佳昭
八王子市)
第 56 回 全国スポーツ推進委員研究協議会表彰
表 彰
表彰式では、文部科学大臣表彰のスポーツ推進委員
員連合会からの感謝状が 30 年勤続スポーツ推進委員
功労者表彰 84 名、全国スポーツ推進委員連合表彰と
304 名、一般賛助会員 65 名 14 団体特別賛助会員 4
して優良団体表彰 39 団体、スポーツ推進委員功労者
法人に贈呈されました。
表彰 179 名が表彰されました。全国スポーツ推進委
東京都で受賞された皆様は次のとおりです。おめでとうございました。
(受賞者
敬称略)
* 文部科学大臣スポーツ推進委員功労者表彰(2 名)
中川 義英
山崎
世田谷区
* 全国スポーツ推進委員連合表彰
*
一浩
東大和市
受賞者の皆さま
優良団体表彰
全国スポーツ推進委員功労者表彰
秦
積
江東区
石川
英次
昭島市
稲城市スポーツ推進委員協議会
(5 名)
正木
博
文京区
岡田
眞由美
土橋
三鷹市
都スポ協のホームページ http://www.tospokyo.tokyo/
賢一
瑞穂町
(2)
都スポだより107号
*
30 年勤続スポーツ推進委員表彰
中川
義英
尾身
世田谷区
(3 名)
信晴
和田
葛飾区
明子
武蔵野市
(記事・写真
平成27年度
社員総会
平成27年9月30日(水)、午後6時30分より武
蔵野市武蔵野公会堂会議室において一般社団法人東京
都スポーツ推進委員協議会第2回社員総会が開催され
情報委員会
小久保佳昭
八王子市)
第2回社員総会
7)都スポ協会長会について
8)東京都初級障害者スポーツ指導員養成講習会
について
ました。まず、阿部正幸会長より挨拶があり、続いて
9)平成 27 年度全国スポーツ推進委員(功労者表
東京都オリ
彰、30 年勤続表彰、優良団体表彰者)について
ンピック・パ
10)平成 27 年度広域地区別研修会報告
ラリンピック
第 1 ブロック
港区
準備局スポー
第 3 ブロック
世田谷区
ツ推進部調整
第 8 ブロック
武蔵村山市
課長の関口尚
第2ブロック
北区
志様、同課長代理の石崎万理様からもご挨拶をいただ
第 5 ブロック
葛飾区
きました。その後、今年度も都スポ協のOB会より賛
第 6 ブロック
多摩市
助金の贈呈がありました。
第 9 ブロック
調布市
11)平成 28 年度広域地区別研修会事前説明会につ
いて
12)その他(全国大会宿泊場所等詳細について)
以上の報告があり了承されました。
2.今後の事業について
1)実務研修会
2)課題別研修会
定足数について出席が37名、委任状が7名の44
3)第 11 回障がい者スポーツ指導員全国研修会
名となり正会員の過半数を満たし本総会が成立いたし
4)女性委員会企画研修会
ました。
5)ニュースポーツ研修会
議事は以下のとおりでした。
1.
報告事項
6)地域スポーツ支援研修会(区部、市町村部、
全域)
1)理事会報告(第3回、第4回、第5回)
2)各委員会報告(企画総務、研修、情報、女性)
7)新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソ
ン協力について
3)財務報告
8)その他(東京マラソン協力依頼等)
4)全国連合定時総会について
以上の説明がそれぞれの担当者からあり、閉会と
5)関東スポーツ推進委員理事会・総会について
6)関東スポーツ推進委員研究大会(千葉県)につ
いて
なりました。
(記事
情報委員会
天野長光
(写真
情報委員会
小久保佳昭
都スポ協のホームページ http://www.tospokyo.tokyo/
(3)
渋谷区)
八王子市)
都スポだより107号
平成27年度
社員総会
平成27年12月9日(水)、午後6時30分より牛
込箪笥地域センターにおいて、一般社団法人東京都ス
ポーツ推進委員協議会の第3回社員総会が、出席者5
1名(内委任状9名)のもと開催されました。
第3回社員総会
8)女性委員会企画研修会
9)平成27年度
広域地区別研修会報告
①第4ブロック(練馬区) ②第7ブロック(福
生市) ③第 10 ブロック(西東京市) ④第
11 ブロック(大島町)
10)その他
(2)今後の事業について
1)ニュースポーツ研修会<12 月 12 日(土)>
2)地域スポーツ支援研修会
◆区部<1 月 23 日(土)>
◆市町村部<2 月 13 日(土)>
開会にあたり、阿部正幸会長より挨拶があり、続い
て東京都オリンピック、パラリンピック準備局スポー
ツ推進部調整課長関口尚志様より、2020年東京オ
リンピック、パラリンピック大会後のレガシーを見据
えてのお話を頂きました。また、東京マラソン財団統
括本部ボランテ
ィアセンター長
山本悦子様より、
東京マラソン第
◆全域<2 月 27 日(土)>
3)新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソン
<1 月 31 日(日)>について
4)生涯スポーツ体力つくり全国会議 2016
<2 月 5 日(金)>について
5)スポーツ推進委員リーダー養成講習会
<2 月 13 日(土)・14 日(日)>について
6)東京マラソン 2016・東京大マラソン祭り
2016<2 月 28 日(日)>について
10回記念大会
成功に向けて、ボランティア参加者協力のお願いがあ
りました。
議事は以下のとおりです。
(1)報告事項
7)障がい者スポーツセミナー
1)理事会報告(第6回、第7回)
<3 月 5 日(土)>について
2)各委員会報告(企画総務・研修・情報・女性)
3)財務報告(会費・賛助金他)
8)宿泊研修(フォレスト箱根)
<3 月 6 日(日)~7 日(月)>について
4)実務研修会
9)その他
5)全国スポーツ推進委員研究協議会愛媛大会
6)課題別研修会
(記事
情報委員会
岡あけみ
羽村市)
7)第11回障がい者スポーツ指導委員全国研修会
(写真
情報委員会
才郷正次
東大和市)
第3回女性スポーツ勉強会
勉 教 会
平成 27 年 8 月 8 日(土)午後 1 時から東京ウイ
メンズプラザ(渋谷区神宮前)で開催しました。
テーマは「知っているようで知らない
女性スポーツ
会 女性委員会、女性アスリート健康支援委員会(がん
ばれ!やまとなでしこプロジェクト)でした。
勉強会ではまず次の 4 名からの講演がありました。
について学んでみよう!」協賛団体を含め 270 名の
慶應義塾大学教授
佐々木玲子氏、ソウル五輪シンク
参加がありました。
ロナイズドスイミング・デュエット銅メダリストでス
主催はモン・スポ(NPO 法人バレーボール・モン
ポーツメンタルトレーニング上級指導士の田中ウルヴ
トリオール会)
、総合型地域スポーツクラブ女性ネット
ェ京(みやこ)氏、四季レディースクリニック院長の
ワーク(仮称)、協力団体として順天堂大学女性スポー
江夏亜希子氏、大塚製薬株式会社の北野祐子氏、の 4
ツ研究センター、
(一社)東京都スポーツ推進委員協議
名を講師として迎えた講演でした。
都スポ協のホームページ http://www.tospokyo.tokyo/
(4)
都スポだより107号
の変化を知る事が、各々の立場でも必要なことであり
今である。(江夏亜希子
医師)
・
「知っておきたい女性ホルモンの作用とエクオールの
効果」
女性ホルモンの減る前に対策を考える。大豆のイソフ
ラボンがエクオールを作る。食を通して考える。
(北野
祐子氏)
講演の後、「スポーツの現場から
講演内容
その解決にむけて」と題し
身体と心の悩み、
シンポジウムを行いまし
・
「子供達がより良い運動機会をもつために」 子ども
た。
の運動能力の変化が幼児期の遊びにあるとの調査デー
講師に
タから運動あそび重要性、楽しい運動やスポーツを伝
・シドニー五輪ソフトボール銀メダリスト・現実業団
える認識の転換とアプローチの多様性を提案。
(佐々木
玲子
教授)
監督
伊藤良恵氏
・プロテニスプレーヤー杉山愛さんの母でありコーチ
・
「女性アスリートとスポーツをサポートする女性へ”
仕事の仕方と心理”
」働き方のヒント。
メンタルトレーニングとは?
・総合型地域スポーツクラブ全国協議会前幹事長
メンタルトレーニ
ングの誤解
①ストレスを無くして、ポジティブ思考
になる事?
②メンタルの弱い選手が学ぶもの?
一流選手には必要ない?
の杉山芙沙子氏
③
④選手以外には必要ない?
の 4 項目をご自身の国内外での学びや体験を通して、
小
倉弐郎氏
・講義を頂いた、
佐々木玲子教授、
田中ウルヴェ京 氏、
江夏亜希子氏
コーディネーターに
・テレビ朝日スポーツコメンテーター
宮嶋泰子氏
指導者に必要な自己認識能力の重要性について問いか
けてきた。(田中ウルヴェ京
氏)
皆さんからの意見は、会場のメダリストや元オリン
・
「スポーツする女性の身体・知らなかった驚きの婦人
ピアンと一体となったディスカッションになり、聞い
科情報」
ている者にとって生の声・体験談を直に学ぶ場であり
知らないでは済まされない!
世界はここ
まで進化している。
感動を覚えました。メインテーマの「知っているよう
スポーツ医学はスポーツを楽しむみんなのもの、故障
で知らないは」正に江夏先生の講義内容で、時代の変
を起こさないための予防医学であり、健康な人のため
化とともに女性医療も進化し、
「もっと勉強したい」と
の医学=健康医学である。
参加した女性推進委員の心を動かしました。男性推進
その柱は「防げる病気を
確実に防ぐ」=予防医学と、どんな病気も早く見つけ
委員にもぜひ知ってもらうべきだと痛感した次第です。
れば心身のダメージが少なく治せる=早期発見・早期
(記事
情報委員会
治療
(写真
事務局長
であり重要である。指導者にとって医学・医療
研修会
白鳥敏子
北区)
田村真理子.
西東京市)
東京都初級障がい者スポーツ指導員養成講習会
平成 27 年 8 月 1 日~8 月 23 日の土日 4 日間、
リンピック・パラリンピック準備局障害者スポーツ担
2つの日程で東京都初級障がい者スポーツ指導員養成
当部長)ならびに近藤和夫氏(東京都障害者スポーツ
講習会がスポーツ推進委員 41 名、区市町村スポーツ
協会地域スポーツ振興室主幹/日本ゴールボール協会
所管部署職員等 21 名の合計 62 名の参加者のもと開
理事長)から挨拶を頂きました。
催されました。
講習会は、地
開講式では阿
域における障が
部正幸(東京都
い者スポーツの
スポーツ推進委
振興の促進に向
員協議会長)の
け、障がい者の
挨拶があり、閉
スポーツ指導の
講式では萱場明
基礎的知識・技
子氏(東京都オ
術を習得した人材を都内全域に計画的に配置するため
都スポ協のホームページ http://www.tospokyo.tokyo/
(5)
都スポだより107号
実施されました。今年度の会場は、初日が東京都障害
国障がい者スポーツ大会の概要」を座学として学習し
者総合スポーツセンター、2日目が新宿区立四谷中学
ました。
校、3日目が東京都多摩障害者スポーツセンター、最
終日は再び新宿区立四谷中学校でした。暑い日の体育
館での実技・実習もあり水分補給が不可欠でした。
欠席・遅刻者がなく、初めてお会いした参加者との
実技・実習としては「障がいに応じたスポーツの工
夫・実施」、
「障がい者との交流」を体験しました。
身体障がい者との関わりについてはこれまでも様々
な研修会等で聞いたり体験する機会がありましたが、
交流も図れ、全員、レポート作成を含み 21 時間に及
今回は知的障がい者の話もまとまって学ぶことができ、
ぶ受講カード記載の 15 の講習科目に受講印を獲得し、
地域で生活している知的障がい者の身体活動とも関わ
都知事名の
りを持つ私にとっては非常に充実した講習会となりま
修了証を得
した。
ることがで
きました。
修了者は講
習会終了後
60 日以内
に、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会公認初級
障がい者スポーツ指導員の認定手続きを各自おこなっ
たものと思います。これで東京都スポーツ推進委員の
「障がいに応じたスポーツの工夫・実施」では、体
うち 222 名(48 地区)が初級の資格を得たことにな
育館にあるいろいろな用具・器具を使ったアイディア
りました。
が各グループから出され、明るく、楽しく、障がいの
講義として
状況を把握しながら適宜実施していくよう心掛ければ
は「障がい者
良いのだと感じました。また、障がい者も当然付いて
福祉施策と障
きてくれるだろうという思い込みで自分自身が無意識
がい者スポー
に行動していたことを痛感させられるとともに、障が
ツ」、
「ボラン
い者と健常者が一緒にスポーツ・身体活動をしていく
テ ィ ア 論 」、
機会をもっと創っていきたいと思うことができました。
「障がい者ス
ポーツの意義と理念」、
「安全管理」、
「障がいの理解と
(記事写真
情報委員会
中川義英
世田谷区)
スポーツ」、
「公認障がい者スポーツ指導員制度」、
「全
実 務 研 修 会
研修会
平成 27 年 10 月 24 日(土)午後 1 時半から 5 時ま
での間、中野サンプラザにおいて 83 名の出席者のも
と開催されました。
運動が(効率よく)出来るようになっていくと知りま
した。
そして、現在の心配される点は、屋外での集団遊び
「ライフステー
が減り、室内での一人遊びが増えて、子供の体力低下
ジに応じたスポ
の原因となっていることです。子供時代は、運動の基
ーツ活動の支援
礎的感覚作りを考え、投能力、跳躍力、バランス、反
~子供のスポー
応を育てることがとても大事です。
ツ推進」のもと、
ゴールデンエイジ
前半は
には多様な運動経験
Ⅰ)ゴールデンエイジの育て方
の保証をすることで、
講師として早稲田大学スポーツ科学学術院准教授の
(同じものはストレ
吉永武史氏をむかえました。
スになります。
)スポ
ゴールデンエイジ(大体小学校 1 年生から中学校1、
ーツが青少年の人格
2 年生位まで)は、運動神経は遺伝よりも学習(経験)
形成に貢献します。
によって、
「歩く」
「走る」
「投げる」などのさまざまな
そして、スポーツ界
都スポ協のホームページ http://www.tospokyo.tokyo/
(6)
都スポだより107号
における暴力行為根絶宣言!良いスポーツ指導者と
金メダルから、23 年経ち結婚をし、1児の母にな
は?大人は理解出来るが、心が育っていないジュニア
り、今だから話せるエピソードを語ってくれました。
には無理である。
当時(中学校2年生)の子ども扱いが不本意であり、
スポーツ指導者に求められるものは、内発を促す外
一人格を持った個人として見てほしかったことや、後
発(自分自身から、やりたいと思う気持ちが、継続に
の2年間は、
「この試合で勝ちたい気持ちが、見られな
繋がる) と、最 後にゴ ー ルデンエ イジの 子供た ち
い。」といわれ、泳いでいても楽しくなかったこと。し
は・・・・
『楽しく取り組めるような環境づくりをする』
かし、色々な人たちのサポートのお陰で今があり、周
ことと教わり、これからの活動に大変役立つ研修でし
りの大人が絶対の味方だと気づき(それは親でなくて
た。
も出来る)愛情があれば、間違った方向に進まないと
続いて、後半は
Ⅱ)こころの東京革命
講師としてスイミングアド
バイザー/バルセロナオリン
ピック金メダリスト、岩崎恭
子氏を迎えました。
「こころの東京革命とは」・
思うこと。どれだけ周りに気を配れるか?そして、自
分が一番楽しむことだと分かったとのお話でした。
二つの講義は共通して、こころを育てること。楽し
いスポーツの展開をしていくことが大切だと感じた研
修でした。
大人が変わろう、手本になろ
う・親と大人が責任を持って
(記事
情報委員会
長崎より子
千代田区)
子供をしっかりと育んでいこ
(写真
情報委員会
小久保佳昭
八王子市)
うということ。
課 題 別 研 修 会
研修会
平成 27 年 11 月 21 日(土)多摩障害者スポーツ
いうものは無い。スポーツは障がいの有無にかかわら
センターにおいて、日本体育大学体育学科社会体育科
ず行うもので、スポーツを楽しめる機会を作る多く作
教授の野村一路氏を講師に迎え、「障がいのある人と
ることを目標に、こちらから障がい者のところに出向
ない人とのイベント交流」をテーマに課題別研修会が
き、次にはスポーツを行える場所に出掛けられるよう
おこなわれました。
にしていくことが必要である。というお話の後、どう
参加者は
したら障がい者と交流を深めながらスポーツを楽しめ
88 名、資
るか実践形式での講習を行いました。
料として
「障がいの
ある人とな
い人のスポ
ーツ・レク
リエーショ
ン交流事業ガイドブック」「障がいのある人とない人
のスポーツ・レクリエーション交流事業
スタッフの
てびき」が配布されました。
最初は 5 人ずつのグループに分かれ用意された様々
なボール、ディスク、ラケット、車いすなどを使って、
障がい者と一緒に出来るゲームをグループごとに考え
ました。続いて視覚障がい者がグループにいる場合、
さらに 8 人のグループにして障がい者との交流を深め
るためにはどんな方法が良いか、などとゲームのルー
ルを模索しながらの実技研修が行われました。
地域においてスポーツ指導をする時、障がい者も居
ることを心掛けておく必要がある。障害者スポーツと
都スポ協のホームページ http://www.tospokyo.tokyo/
(7)
都スポだより107号
実技後の纏めでは、障がい者が継続してスポーツを
行える環境を作るにはどうしたらよいか。その為に地
度を知り、何を求めているかを知ることが大切である」
とのお話で有意義な研修を終えました。
域の福祉団体等との連携、対戦ゲームなどで仲間とし
て認め合うことが必要である。何よりも「障がいの程
(記事・写真
情報委員会
小久保佳昭
八王子市)
女性委員会企画研修会
研修会
平成27年12月5日(土)新宿区立四谷中学校コ
しながらピル等服用することで、自身の体調管理に役
ミュニティールームにおいて88名が参加し、女性委
立てることができます。正しい知識を身に着け、我慢
員会企画研修会が行われました。
するだけでなくスポーツを楽しめるようになってもら
いたいとお話されました。
主催者の希望から、更年期についてのお話もしてい
ただきました。更年期の期間は閉経を挟み前後5年、
約10年の期間を更年期といい、その期間に出る不調
を更年期障害と呼ぶそうです。参加したスポーツ推進
委員の多くは活動も多岐にわたり多忙にしているため
か、不調に気が付かない元気な人も多く見受けられま
した。
『ホルモンを中心に考える女性とスポーツ』と題し、
医学博士、産婦人科医、日本体育協会公認スポーツド
クター他各団体の委員を務められている、四季レディ
ースクリニック院長 江夏亜希子先生に講師をお願い
いたしました。
都スポ協 阿部正幸会長、女性委員会 飯ケ谷美恵委
員長の挨拶の後、多くの女性アスリートが抱える、女
今回は女性とホルモンに関するお話でしたが、男女
性ならではの身体の問題を今の正しい医学の視点から
に限らず現代の正しい医学知識を身に着けることは、
お話しいただきました。
スポーツを推進する我々にとって大変大切なことだと
スポーツ医学はアスリートのものだけではなく、ス
考えさせられる講義でした。
ポーツを楽しむすべての人のための
『予防医学』であり『健康医学』の柱です。女性には
(記事
情報委員会
松田文子
豊島区)
月経がありスポーツパフォーマンスに少なからず影響
(写真
情報委員会
稲垣美穂
中野区)
を与えますが、スポーツドクターや産婦人科医と相談
ニュースポーツ研修会
研修会
平成 27 年 12 月 12 日(土)日野市ふれあいホー
開講式では新島副会長の挨拶に引き続き、八王子市
ルにおいて、大田区の発案によるソフティーテニスと
スポーツ振興課長坂口氏の挨拶があり、大田区、八王
八王子市発案のネオテニスをとりあげてニュースポー
子市の指導者の紹介の後 A・B のグループに分かれ
ツ研修会がおこなわれました。受講参加者は 51 名で
ソフティーテニスとネオテニスの実技研修がおこなわ
した。
れました。
都スポ協のホームページ http://www.tospokyo.tokyo/
(8)
都スポだより107号
両競技ともサーブの打ち方など多少の違いはありま
ち返すほぼテニスと同じようなルールでした。研修の
すが、ワンバウンドまたはボレーで相手のコートに打
中間で体験する競技を入れ替えましたが、バドミント
ンコートを使いネットの高さが 1mという共通点は有
は打ち方やボールの飛び加減に戸惑っている様子でし
りますが、同じスポンジという材質で有りながら、大
た。
きさや表面のコーティングの有無、またラケットの違
いによりボールの飛び方に違いが有り、後半の始まり
(記事・写真
情
各地区の情報
報 ひ
情報委員会
ろ
小久保佳昭
八王子市)
ば
新宿区
区内は10地区に分かれており、現在39名が委嘱されています。行政と地域住民のコーディネーター役として、
「スポーツ活動を通じた地域コミュニティの醸成」を目的として活動しています。協議会組織の充実と委員の資質
の向上を目的に1日研修会を実施しています。主たる事業は、コミュニティスポーツ地区大会及び中央大会の企画
・運営。新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソンの協力とスポレク2015(体育の日開催)での体力測定
の実施。さらに、ボッチャの普及促進に向け取組んでいます。なお、新宿区では、平成25年2月「スポーツ環境
整備方針」を策定し、スローガンに「スポーツの力で新宿のまちを元気に」と掲げており、子どもから高齢者まで、
障がいのある人もない人もスポーツを楽しめる場や機会の創出を目指しています。
スポーツ推進委員は、より一層コーディネーターの役割が求められてい
ます。その期待に応えるため、区内9地区において、地域スポーツ文化協
議会を設置し、学校、PTA、町会・自治会、スポーツ団体、レクリエー
ション関係者、地域活動団体との連携・協働の下、各種のイベントを実施
しています。今後は、障がい者のスポーツも積極的に推進していく所存で
す。
(参考:初級・中級障害者スポーツ指導員の資格取得者は 10 名)
(新宿区スポーツ推進委員協議会広報部長
佐藤
博)
足立区
足立区スポーツ推進委員会は、区内25の青少年対策地区委員会から
推薦を受けて現在79名が委嘱され、スポーツ推進委員会を組織し、会
長・副会長5名・会計・監事各2名の役員を先頭に総務部・事業部・研
究部・普及部・広報部の5つの運営部会と区内を6つの地域に分けた地
域部会で活動しています。
主な活動は、子どもの体力向上に向けた事業「小学校体力状況調査」
を実施しています。依頼があった小学校(本年度37校)へ出向き、測
定やアドバイスを行い併せて教職員への測定方法の指導も行っています。
地域に根ざした生涯スポーツ活動として、「ニュースポーツ DAY ビーチボールバレー大会」を開催しています。
また、毎年、体育の日に『きっと見つかる、あなたのスポーツ』をキャッチフレーズに区内全スポーツ施設で体
験型イベントを実施し体力測定やウォーキング及び地域体育館でのイベント企画のサポートをしています。
今後もスポーツを通して体を動かすことの楽しさを知っていただき地域の皆様と交流を図りながら健康体力づく
りを目指して邁進していきたいと思っています。
(足立区スポーツ推進委員会
都スポ協のホームページ http://www.tospokyo.tokyo/
広報部長
(9)
多々良晴美)
都スポだより107号
三鷹市
スポーツ推進委員協議会がソフトバレーボール連盟の協力を得て行っ
ている「小学生ソフトバレーボール交流大会についてご紹介します。こ
の事業は日頃あまりスポーツをしていない子ども達にもソフトバレーボ
ールを通じてスポーツの楽しさを体験してもらうとともに、他校の児童
との親睦、交流を図ることを目的としています。
この大会は今年度で第 17 回を迎えますが、5,6 年生を対象とし、
最近では殆ど全校からの参加があるようになりました。大会に先立ち各
チームの代表者は必ず出席することを徹底した代表者会議を開催して、大会の目的やローカルルールなどについて
説明します。これによりスムーズな運営に協力を得られるようになりました。実施時期が 2 月なので、毎年大雪や
インフルエンザの心配もありますが、子ども達、特に 6 年生にとっては卒業前の思い出作りに一役買っているよう
です。思い思いのチーム名でエントリーした約 50 チームの子ども達の元気な声が体育館に響きわたります。一人
でも多くの子ども達が中学校に進んでもスポーツを生活の中に取り入れて楽しんでほしいと願って、この事業を続
けています。
(三鷹市スポーツ推進委員
國澤嘉代子)
国立市
国立市スポーツ推進委員は現在12名で、各委員が自分の得意種目を中心に教室を開催しています。幼児対象に
「フットサル教室」
、小学校高学年対象に「小学生の初心者水泳教室」、小学校低学年の家族対象に「ファミリーソ
フトボール教室」、シニア世代には「60歳からの健康体操教室」
、全世代の市民対象に年4回程度、毎回目的地を
変えた「街を・山を歩く」など幅広く活動を行っています。その中でも最大のイベントは「スポーツ子どもの日」
です。子どもたちに1日で複数の競技を体験してもらい、競技の面白さを知ってもらうことを目的としたものです。
昨年度は「オリンピック競技を楽しもう!」というキャッチコピーで、市内にある東京女子体育大学に協力いただ
き、陸上、ハンドボール、体操、トランポリンを、それぞれ専門の施設を使って、専門の先生や学生の指導のもと
161名の小学生が参加しました。
今年度は「オリンピック・パラリンピック
競技を楽しもう!」ということで、2月に東
京女子体育大学で、車いすバスケットボー
ル、新体操、トランポリンを体験することに
なっています。
今後は、スポーツ活動に参加しにくい子育
て世代や、働き盛り世代向けの教室も開催していきたいと考えています。
(国立市スポーツ推進委員会
議長
森本敏幸)
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編集後記
皆さま新年あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりありがとうございました。
今号は時期的に多くの事業が実施され報告事項が多い中、皆様のご協力で都スポだよりが発行でき、お礼申し上
げます。これからも頑張っていきます、本年もどうぞよろしくご指導をお願いいたします。
(編集
情報委員会
才郷正次
東大和市)
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都スポ協のホームページ http://www.tospokyo.tokyo/
(10)
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