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松本市緑の基本計画について
平成25年11月13日 第1回 松本市緑に関する市民会議 会議資料 松本市緑の基本計画について ■ ■ ■ ■ ■ 「緑の基本計画」について 「 (現行) 緑の基本計画」の概要 松本市における緑の状況 「松本市緑の基本計画」の策定に向けて 今後の進め方について 1 緑の基本計画とは ■ 計画の概要 市町村が「緑地の保全」や「緑化の推進」に関して、その将来像、 目標、施策などを定める、『都市緑地法』に基づく基本計画です。 ■ 計画の内容 ・ ・ ・ ・ 緑地の保全及び緑化の目標 緑地の保全及び緑化の推進のための施策に関する事項 都市公園の整備の方針 保全すべき緑地の確保及び緑化の推進に関する事項 ■ 計画の特色 ・ 市町村の緑とオープンスペースに関する総合的な計画であり、 公共施設だけでなく民有地も含めた都市の全ての緑が計画対 象になります。 ・ 松本市の緑のあるべき姿を示すものです。 → 緑の基本方針、緑の将来像 ・ 行政、企業、市民などが取り組む具体的な方策を示します。 → 計画実行の施策 2 対象となる緑地とは ① 都市公園等の都市施設とする緑地 ・ 都市計画で決定されている公園・緑地や条例等 による公園・緑地など、公の施設とする緑地 ② 制度上安定した緑地 ・ 法律や条令に基づき、地域や地区を指定して、 保全を図る緑地 ③ 社会通念上安定した緑地 ・ 社寺境内、墓地、企業グラウンド、ゴルフ場、大 学等 3 対象となる緑 ◆ 都市公園等 松本城公園、アル プス公園、松本平 広域公園、梓川ふ るさと公園など ◆ 公共施設の緑 街路樹、学校、市 役所、図書館、美 術館の植栽地など ◆ 水辺 梓川、薄川などの 河川や水路 ◆ 住まいの緑 生垣、庭木、屋敷 林など ◆ 民間施設の緑 社寺や事業所、 工場の緑など ◆ 樹林や農地 田畑、里山、森林 など 4 「(現行)緑の基本計画」策定の経緯(1) 《 旧松本市 》 平成10年3月策定 ・ 将来像 『豊かな自然に抱かれた 花と緑の快適都市』 ・ 基本方針 ① 松本市の自然環境を特徴 づける山や河などの緑を保 全する。 ② 多様な緑の空間を創出す る。 ③ 市民とともに街なみの緑を 創出する。 5 「(現行)緑の基本計画」策定の経緯(2) 《 旧松本市 》 平成10年3月策定 ・ 目 標 緑地率 [都市計画区域内] 現況(H7)74% → 目標(H27) 75% [市街化区域内] 現況(H7)13% → 目標(H27) 30% 都市計画区域内1人当たり施設緑地の確保目標 [都市公園] 現況(H7)11.3㎡ /人 → 目標(H27) 20㎡ /人以上 [全体] 現況(H7)29.3㎡ /人 → 目標(H27) 40㎡/人 公共公益施設の目標緑化率 現況(H7)13.7% → 目標(H27) 20.0% 6 「(現行)緑の基本計画」策定の経緯(3) 《 旧波田町 》 平成14年12月 ・ 将来像 『心豊かに緑育む味な町』 ・ 基本方針 ① 緑豊かな集落や特徴 ある緑を守る。 ② 町の緑を増やす。 ③ 緑に対する意識を高め、 みんなの協力で計画を すすめる。 7 「(現行)緑の基本計画」策定の経緯(4) 《 旧波田町 》 平成14年12月 ・ 目 標 樹林地の量 現況(H12)6.5% → 目標(H33) 6.5%以上 町民1人あたりの公園の広さ 現況(H12)6.3㎡/人 → 目標(H33) 8.7㎡/人 公園誘致圏の充足率 現況(H12) 22% → 目標(H33) 60%以上 緑の多い集落や町並みの保全 現況(H12) 0カ所 → 目標(H33) 2カ所 緑の拠点整備 現況(H12) 0カ所 → 目標(H33) 2カ所 8 (現行)計画目標に対する評価 ① 旧松本市における市民1人当たり公園面積 (H7)11.3㎡ → (H24)14.68㎡ ② 市街化区域内(旧松本市)の緑地率 (H7) 13% → (H24) 13% ③ 旧波田町の緑化施策 進捗が図れていない。 ■ 考察 ・ 都市公園の整備により、1人当たり公園面積は 増えている。 ・ 市街化区域内の緑地は増えていない。 ■ 今後の動向 ・ 都市公園の整備は、計画箇所が完了しており、 今後、大幅な緑地面積の増加は見込まれない。 9 計画改正の概要 ○ ○ ○ ○ 平成10年(旧松本市)、14年(旧波田町)に策定 計画の目標年次 平成27年(旧松本市) 、33年(旧波田町) 松本市としての広域合併 計画策定から約15年が経過 ➀ 緑の現状や社会情勢の変化 ② 関係法令の制定 ③ 市政の取り組み 計画期間:平成24年から平成44年度(20年間) 松本市の緑全般のあるべき姿と それを実現するための具体的な施策を としてまとめるものです。 10 改正にあたっての主な視点 ① 緑に期待される機能(緑がもたらす人の体・心への効能等)を 活かします。 ② 緑の保全・整備について、具体的な区域と優先度の視点が必 要です。 ③ 都市計画マスタープラン・景観計画との整合性が必要です。 ④ さまざまな社会の変化(社会動向、時代背景等)への対応が必 要です。 (「生物多様性」「地球温暖化」「ヒートアイランド現象」等) ⑤ 上記の視点などを踏まえ、具体的施策の見直しとその実現に 向けた方策の検討を行います。 11 緑の基本計画の位置付け 松本市総合計画 長野県都市計画区域マスタープラン 松本市都市計画マスタープラン 緑の基本計画 松本市環境基本計画 ☆ 都市計画マスタープランに適合し、 かつ 環境基本計画等と調和する 計画として検討します。 12 松本市都市計画マスタープラン 「ゆとりと活気にあふれる、自然共生都市」 を将来像としています。 13 改正にあたっての方法 ① 松本市の現状の課題・市民の意向を反映し、松本 市にふさわしい、施策や活動の方向を緑の基本計画 として定めます。 ② 市民会議・庁内会議、市民アンケートなどを踏まえ た計画とします。 ③ 緑の量を確保する目標から、質を高める視点を加 えた指標への転換を検討します。 14 計画策定の流れ 1 現況調査 2 現在の政策の点検 3 市民アンケート調査 4 調査結果の分析・評価、計画課題の整理 第1回 市民会議 5 緑地の保全及び緑化の推進のための施策の検討 第2回 市民会議 6 計画の基本方針、緑地の保全及び緑化の目標 第3回 市民会議 7 緑の基本計画案(パブリックコメント案)の検討 第4回 市民会議 8 緑の基本計画パブリックコメントの実施 9 緑の基本計画のパブリックコメント分析・最終案検討 10 緑の基本計画の全体取りまとめ、公表 緑の基本計画策定、実行 第5回 市民会議 第6回 市民会議 15 松本市の特色ある緑 ◆歴史と調和する緑 ◆市民の参加する緑 ◆自然の中の緑 16 緑の現状(1) ■ 松本市全域の緑地 ・ 松本本市の緑地の状況は次のとおりです。 17 緑の現状(2) ■ 緑被率の調査 ・ 実際に緑の区域を航空写真(平成22年)を用いて調査しました。 ・ 今後定期的に調査を行うことで、緑の変化が把握できます。 18 市民アンケート調査結果(抜粋)(1) ■ 現在の緑の量 ・特に ②松本中心部の緑の量 について少ないと感じています。 19 市民アンケート調査結果(抜粋)(2) ■ よく利用する場所 ・①スカイパーク周辺、②あがたの森、③松本城、④アルプス公園 な どを良く利用しています。 20 市民アンケート調査結果(抜粋)(3) ■ 緑の役割と機能 ・①心の安らぎ、②空気をきれいに、③季節を感じさせる などの役割・機 能を感じています。 21 市民アンケート調査結果(抜粋)(4) ■ 緑の確保・保全のための市民の取り組み ・⑤公園の管理、⑥街路樹の管理、⑪自然を教える などに市民として取り 組むべきと考えています。 22 緑の機能と効果 ■ 精神医学的効能 ・ 森林セラピー ・ 癒し ■ 都市環境の維持改善 ・ CO2の吸収、大気の浄化 ・ ヒートアイランド現象の緩和 ・ 騒音の緩和 ■ 生物多様性の保全 ・ 動植物の生息・生育空間 ・ 生態系の維持 ■ 景観の形成 ・ 松本らしい町並み景観 ・ 美しい住環境 ・ 里山や田園の風景 ■ 都市防災 ・ 災害時の避難場所 ・ 延焼の防止 ・ 洪水や土砂崩れの防止 ■ スポーツ・レクリエーション ・ 自然とのふれあい ・ 運動、スポーツ ・ 休養、散策 ☆ 私たちの生活に欠かせないもの ☆ 快適な都市環境には欠かせないもの 23 全体スケジュール(1) ◆ 第1回市民会議(H25.11.13) ・ 松本市の緑の現状について ・ 市民アンケート調査結果について ・ 調査結果における課題整理 ◆ 第2回市民会議(H26.1.29予定) ・ 緑に関する施策内容について ・ 風致地区の調査結果における課題整理 ◆ 第3回市民会議(H26.4月予定) ・ 緑の将来像、基本方針について ・ 緑に関する施策の方針設定 24 全体スケジュール(2) ◆ 第4回市民会議(H26.6月予定) ・ 緑の基本計画改正素案作成 ・ パブリックコメント内容検討について ◆ 第5回市民会議(H26.9月予定) ・ パブリックコメント分析 ・ 最終案の検討について ◆ 第6回市民会議(H26.11月予定) ・ 緑の基本計画公表について ・ 全体のまとめ