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えりあ41号(PDF:2.15MB)

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えりあ41号(PDF:2.15MB)
ひがしまつやま市総合福祉エリア
平成24年4月20日発行 第41号
平成24年度 東松山市総合福祉エリア事業計画
社会保障制度と税の一体改革が進められる中、平成24年度は改正介護保険制度等が施行され、私
たちの事業運営も大きな転換期を迎えます。特に「地域包括ケアシステム」に代表される「切れ目の
ないサービス」を実現するためには、地域の社会資源との連携が重要となります。また、社会福祉協
議会が運営する事業所として、これまで以上に存在意義を打ち出すためにも「地域福祉の向上」に貢
献していかなければなりません。
そこで、経営の安定化を図りながら、地域資源との連携に主眼を置いた「共存スタイル」へ転換し、
地域福祉の向上へこれまで以上に寄与してまいります。
1.地域との連携強化
社会福祉協議会が運営する事業所として、単に福祉サービスを提供するのではなく、地域住民が安
心して暮らせるまちづくりに積極的に寄与してまいります。そのために、地域資源との連携を主眼に
置いて、地域課題や福祉啓発、サービスの連携や質の向上等について、積極的に取り組んでまいりま
す。
2.危機管理体制の構築
東日本大震災でも要援護者の避難生活とその支援のあり方の難しさがクローズアップされました。
一方で、地域住民や事業者同士の支え合いの重要性を改めて認識することになりました。そこで、東
松山市の福祉拠点施設としての自覚を持ち、災害発生時に地域の要援護者を支援する仕組みづくりを
喫緊の課題として、関係機関と協議をすすめながら取り組みます。併せて、災害時等に速やかに事業
復旧させるための事業継続計画の策定に着手します。
3.サービス向上に向けた人材育成
良質な福祉サービスを提供する上では、「人材」が重要であるため、これまでも人事制度改革や研
修体系の構築等をすすめてきました。今後、更にサービス向上を進めるためには、職員一人ひとり
が、社会福祉協議会の職員としての自覚と責任を持って「行動」することが重要となってきます。そ
こで、この「行動」を具体的に示す行動基準を策定し、サービス向上に直結する仕組みづくりに着手
します。
4.将来を見据えた経営改善
徹底した目標管理により、事業収入は目標どおり推移してき
ましたが、この数年間は緩やかな増加に留まっています。一
方、修繕費と人件費が着実に増加しており、将来の経営の不安
要因となってきました。そこで、事業収入への最大限の努力と
経費縮減に努めるとともに、先進施設のノウハウを参考にしな
がら新たな経営改善に着手します。
*総合相談センター障害者相談支援部門のご紹介*
ご家族との面談の様子
障害者相談支援部門職員
障害のある方やそのご家族が、住み慣れた地域で自分らしく生きていくことが出来るよう、人権を守ること
が相談支援事業所の役割です。そのために、相談者の思いや希望をお聴きして、課題や問題を整理し、自らの
生活を選びとっていけるように相談を進めていきます。制度の活用やサ-ビス調整も行います。
《ご利用について》
東松山市、滑川町、嵐山町、小川町、川島町、吉見町、ときがわ町、東秩父村にお住まいの障害のある方又は
そのご家族が対象です。比企地域では、福祉エリア以外に、社会福祉法人昴と医療法人緑光会でも障害者の相談
支援を行っています。
《相談方法について》
来所、ご自宅への訪問、電話、FAX等での相談に応じています。
《たとえば、こんな時にご相談ください》
・障害のあるこどもの保育園、幼稚園への入学、学校への入学について悩んでいる。
・施設や病院で長期間生活をしているが、退所、退院して地域で生活をしたい。
・障害福祉のサ-ビスや制度を使ってみたいがどうしたらいいか分からない。
*グループホームかがやきのご紹介*
グループホームかがやきは、総合福祉エリアから1キロ程離れた市内沢口町にあります。平成15年春に開設
し、障害者自立支援法の制度では、共同生活介護(ケアホーム)に位置付けられていています。
現在、5人の重い知的障害のある方が入居されていますが、平日の昼間は、通所施設等に通い、土日・祝日
は、職員と一緒に外食をしたり、地域のイベントに参加するなどして余暇を過ごしています。地区の自治会活
動のゴミゼロ運動、夏の夜回り活動、地区運動会、防災訓練など地区の自治会活動にも参加しましたが、
平成24年度は、地区の班長を担当することにもなっており、地域での生活が充実したものになるよう今後も地
区活動への積極的に参加したいと思います。
グループホームかがやき
余暇活動(バーベキュー)
夜回り活動
~わたしの歴史~
あらい
新井
やす とし
綏壽さん
農業学校在学時友人と(右)
農業学校在学時の東北旅行
同級生とともに (後列)
新井様は市内(旧野本村柏崎)で、農家の4人兄妹
の長男としてお生まれになりました。
高等小学校2年を終え、家業の農家の後継ぎとして技
術を習得するため、農業学校に入学し、稲作や養豚、
養蚕等の技術について、勉学に励まれたそうです。
卒業後は、家業の農家を手伝っていましたが、戦争
が始まり昭和18年に召集され、「第3航空軍第5飛行
師団の高射砲部隊」に配属され、中国の上海に赴任さ
れました。戦争は次第に激しくなり、その後マレー半
島に上陸し、シンガポール・ビルマ(ラングーン)・
タイ・バングラデシュ・ベトナムにおいて「お国の為
に戦ってこられました」が、日本は戦争に敗れ、昭和
天皇の「お言葉」を船の無線で聞かれたそうです。そ
の時は本当に無念だったとお話しされていました。
終戦後、フランス軍の捕虜となり、約半年間は労働
(ボイラーの仕事)を強いられたようですが、食事等
の待遇にも恵まれ「フランス軍の捕虜で良かった」と
懐かしそうに話をしてくださいました。
21歳で自宅に戻ることが出来、農業を再開しましたが、住まわ
れている土地は用水路も無く、田畑へ水を入れるのが困難で苦労
をされたようです。そんなこともあり、養蚕にも力を入れるよう
になったそうです。
22才で結婚し、3人の子供に恵まれ、一生懸命仕事に励まれ、農
業関係の役員も数多く任され務められたとのことです。国内旅行
のほか海外にも行かれ、特に戦争で赴任した7カ国にも行くこと
が出来、とても懐かしく感激したとお話をされていました。
奥様も総合福祉エリアのデイサービスやショートステイを利用
されていましたが、現在は施設に入所されたため、定期的に面会
に行かれているそうです。また、お孫様の大学への入学など6人の
お孫様の成長をとても楽しみにされています。3年前に交通事故に
遭われてから腰痛が酷くなり、毎日が辛いともお話しをされまし
たが、いつも私たちに素敵な笑顔を見せてくださいます。
昭和22年御結婚 奥様と
新井様、いつまでもお元気でお過ごしください。
春の注意点
平成9年金婚式を迎えて
自宅庭にて奥様と
~十分な栄養で体を強く!~
春は一年中で一番気候のよい時期です。このよい気候に刺激されて、私たちの体の各部分は活発に働くようにな
ります。今回は、春先の栄養管理や注意点について触れさせて頂き、心地よい季節を楽しく過ごしましょう。
《春の栄養管理》
春は体の新陳代謝が盛んになり、代謝に必要な栄養素が大切になります。バランスのとれた食事と供に、代謝に
必要なビタミンB1、ビタミンCなどの栄養素を十分摂取しましょう。
*ビタミンB1の多く含まれたもの
豚肉、小麦胚芽や玄米などの穀類、落花生や大豆などの豆類・種実類、うなぎなど
*ビタミンCの多く含まれたもの
パセリ、ブロッコリー、ピーマンなどの緑黄色野菜、レモンやいちごなどの果物、緑茶など
《春の病気》
春の天候は変わりやすく、日によって寒暖の差もあります。つい薄着をしがちですが、急な
冷えこみも意識して服装を工夫しましょう。春風は、冬の間に弱っているのどの粘膜に刺激を
与えるなど、のどを痛めたりかぜなどひきやすい時期と言えます。十分注意しましょう。
ま た、花 粉 症 も 春 の 病 気 の 一 つ で す。予 防 と し て「マ ス ク の 着 用」「う が い」「洗 顔」
「洋服に付着した花粉を落とす」などが挙げられますが、症状によっては専門医に相談すること
も必要となります。花粉症の症状がない方も予防を意識し、悩ましい花粉症と上手に付き合う
ことが大切です。
*
ボランティアさん紹介 *
今回は、「ピアニーマジシャンズクラブ」をご紹介させていただきます。
平成14年から、年に6回の活動をして頂いてます。
破けた新聞紙が元に戻ってしまう!そんな奇跡のようなショーでは、驚き
の連続です。また、クラブの代表の山崎さんのお話しもユーモアがあり、ご
利用者も自然と笑顔になって楽しんでいます。
ピアニーマジシャンズクラブの皆様、いつも本当にありがとうございま
す。これからもよろしくお願いします。
* 新 入 職 員 紹 介*
《管理課
《総合相談係
岡部敏行》
趣味は韓国ドラマをみること
で、大学生活の中で4回も旅行
に行くほどの韓国好きです。
社会人1年目で、慣れないこ
とが多く、不安な気持ちもあり
ますが、1日でも早く仕事を覚
えられるように精進していきた
いと思います。
信用金庫に5年半、建設会社
に8年間勤務しておりました。
管理課での仕事の種類・情報量
の多さに圧倒されております
が、みなさんの暖かいサポート
のおかげで、日々少しずつです
が前進を実感し、楽しんで仕事
をしております。
まだまだ分からない事が多く、みなさんにご迷惑をお
かけしておりますが、1日も早く一人前の役割が果たせ
るよう、仕事に取り組んで参ります。
どうぞ宜しくお願い致します。
《
入所係
小指渚
たくさんご迷惑をおかけするかと思いますが、
皆さんの一員になれるよう、一生懸命頑張りたいと
思います。よろしくお願いいたします。
《
》
3月まで高校生をしてお
り、その時に福祉について勉
強しました。夏にあった研修
ではこちらにお世話になりま
した。まだまだ介護に関する
知識がないので、自分でも勉
強しようと思っていますが、
教えていただけるとありがた
いです。
これからは毎日一生懸命がんばりたいと思っていま
す。よろしくお願いします。
小川早織》
入所係
杉浦光
》
人間福祉学科のある大学に通
い、介護福祉・社会福祉につい
て学んできました。
趣味はバレーボールと読書と
散歩です。バレーボールは特に
大好きで、現在も東松山市内の
ママさんバレーに参加させても
らっています。
社会人1年生で、分からないことや不安なこと
ばかりですが少しでも早く慣れるように、そして
「毎日いつでも笑顔」を心掛けて頑張っていきたい
と思います。どうぞよろしくお願いいたします。
*編集後記*
(お問合せ)
〒355-0005 東松山市大字松山2183番地
TEL 0493-21-5556
FAX 0493-25-3305
ホームページhttp://www.area.or.jp
Eメールアドレス [email protected]
昨年の震災から1年が経ち、今年は復興へ向けて前進
する年になることを心より願います。また震災後、人と
人との絆や地域との繋がりが大切であることを実感した
1年でした。
また春といえば出会いの季節です。福祉エリアでは新入
職員を迎え、より一層パワーアップして新年度をスター
トしていきたいと思います。(入所 栗原)
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