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家族で読書を楽しもう

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家族で読書を楽しもう
2
2015 AUTUMN
つ・づ・く
家族で読書を楽しもう
お す す め の 本
幼稚園児
向け
小学校
中学年
向け
ハリー びょういんにいく
ハリーの行動に、子ども
自身の姿を重ね合わせて
作:メアリー・チャルマー
ズ、訳:おびかゆうこ
福音館書店
こねこのハリーは、しっぽをドアに
はさまれて病院へ行くことに。嫌がっ
ていたのに、
先生に包帯をまいてもらっ
て大得意。帰り道、包帯をみんなにみせ
びらかします。
シリーズはほか3冊です。
子どもの自立について
親子で一緒に考えて
オリバーは小学 3 年生。おかあさん
はオリバーの体を心配し、何でも「だ
め」。いい点が取れるようにと宿題まで
代わりにやってしまうのです。言いなり
だったオリバーですが、
ある宿題がきっ
作:クラウディア・ミルズ、
訳:渋谷弘子、絵:菅野博子 かけで変わり始めます。
小学校
低学年
向け
ないしょのおともだち
父子家庭の男の子の切ない
願いを、からっと明るく
大きな家に住む人間の女の子と、
その大きな家のすみの、小さな家に
住むネズミの女の子。2 人は、家族
には「ないしょのおともだち」。2
人がどんなふうに友達になったか、
こっそり教えてあげましょう。
1 光年は光が 1 年かかって地球に届
く距離。それを知った「ぼく」が考えた
のは、
「4 光年離れた星から、よう見え
る望遠鏡で地球を見たら、元気にごは
んを作る 4 年前のおかあちゃんが見え
るってことや」。
作・絵:ひぐちともこ
そうえん社
小学校
低学年
向け
おとなりさん
のおとなりさんとの
すれ違いを楽しんで
森の中のにわとりの家の隣へ、
ある日誰かが引っ越してきました。
お隣さんに会いたいのに、にわと
りがいつのぞいてもお留守です。
そこで手紙を書きました。
「あした、
うちに遊びにきませんか」
文:小風さち、絵:夏目ちさ
福音館書店
文:エリザベス・コーディ
ー・キメル、訳:千葉茂樹
あすなろ書房
こぶたのピクルスは学校へ。忘れ
物はなし ! 途中出会った牛乳屋さ
ん、パン屋さん、新聞屋さんから、い
のぶたさん宅への配達を忘れたと聞
き、ピクルスが品物を届けます。でも
ピクルス、何か忘れてない?
エンデュアランス(=不屈の精神)と
いう名の船で南極大陸横断を志した 28
人。隊長のシャクルトンは見事なリー
ダーシップを発揮し、嵐や大波、氷に閉
ざされた 2 年の漂流の後、無事、全隊
員を生還させました。
保護者
向け
ことばの贈りもの
幼い子どもがいる人に
特におすすめの一冊
こぶたのピクルス
元気いっぱいのピクルスが
ほほえましい一冊
エンデュアランス号大漂流
「偉大な失敗」といわれる
南極大陸探検の記録
4 こうねんのぼく
心温まる 2 人(1人と1匹?)
の秘密の交流を描く
幼稚園児
向け
作:きしらまゆこ、絵:高畠純
BL 出版
小学校
高学年
向け
さ・え・ら書房
幼稚園児
向け
作:ビバリー・ドノフリオ、
絵:バーバラ・マクリン
トック、訳:福本友美子
ほるぷ出版
オリバー、世界を変える !
秋の夜長、家族で読書を楽しみませんか。読書が苦
手な子も、一冊の本を少しずつ読み聞かせてあげれば、
家族みんなで楽しめます。最初は 15 分ほどの短い時
間で十分です。神戸市立中央図書館からおすすめの本
を紹介するので、参考にしてください。
作:松岡享子
東京子ども図書館
大量のことばが飛びかう現代社会
で、私たちはことばを「受け止める」よ
り「受け流す」態度を身につけてしまっ
ています。ことばへの基本的な信頼感
を持たせるために、私たちが子どもに
できることは何でしょうか。
そのほかにもこんな本が
■絵本で学ぶイスラームの暮らし/文:松原直美、絵:佐竹美保(あ
すなろ書房)
■光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島/作:朽木祥(講談社)
■ふしぎなともだち/作:たじまゆきひこ(くもん出版)
小学校
中学年
向け
小学校
高学年
向け
せいめいのれきし(改訂版)
詩情あふれる文章と
ユニークなさし絵に魅了
宇宙に太陽が生まれ、地球が生ま
れ、生命が生まれ、さまざまな動物の
文・絵:バージニア・リー・
バートン、訳:いしいももこ、 時代の後に人間の時代がやってきま
監修:まなべまこと
した。はるかな昔から今ここにいる自
岩波書店
分とのつながり、
未来へのつながりが、
美しい絵と文章でつづられます。
作:ジル・ルイス、
訳:さくまゆみこ
評論社
■北極・いのちの物語/写真・文:寺沢孝毅(偕成社)
ミサゴのくる谷
■トムテと赤いマフラー/文:レーナ・アッロ、絵:カタリーナ・ク
ルースヴァル、訳:菱木晃子(光村教育図書)
少年と遠いガンビアの
人々との心の交流を描く
■すずめのくつした/作:ジョージ・セルデン、絵:ピーター・リッ
プマン、訳:光吉郁子(大日本図書)
スコットランドの農場の少年カラム
は、亡くなった友達との約束で、農場
で巣作りをした鳥ミサゴがアフリカへ
渡るのを見守ります。でも、ミサゴに
付けた発信機の信号が、アフリカ東部
のガンビアで途切れてしまいます。
■ペニーさん/作・絵:マリー・ホール・エッツ、訳:松岡享子(徳
間書店)
■あかいえのぐ/作:エドワード・アーディゾーニ、訳:津森優子(瑞
雲舎)
■アレハンドロの大旅行/作・絵:きたむらえり(福音館書店)
■ゆうびんやさんおねがいね/作:サンドラ・ホーニング、絵:バ
レリー・ゴルバチョフ、訳:なかがわちひろ(徳間書店)
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