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高岡市地域情報化基本計画 - 高岡市公式ホームページ ほっとホット高岡
高岡市地域情報化基本計画 ~つなぐ ひろがる つくり出す みんなにやさしい情報都市~ 平成24年2月 高 岡 市 目 Ⅰ 次 計画の策定にあたって 1 計画策定の趣旨 ・・・・・・・・・・・2 2 計画の期間 ・・・・・・・・・・・2 Ⅱ 計画策定の背景 1 国・県の情報化施策 ⑴ 国の情報化施策 ・・・・・・・・・・・4 ⑵ 富山県の情報化施策 ・・・・・・・・・・・4 2 Ⅲ ・・・・・・・・・・・4 高岡市の情報化の現況と今後の主な課題 ・・・・・・・・・・・6 計画の基本方針 1 基本目標 ・・・・・・・・・・・8 2 基本方向 ・・・・・・・・・・・8 3 施策の体系 ・・・・・・・・・・11 Ⅳ 具体的な取り組み 1 にぎわいをつなぎ、交流・観光をひろげる ・・・・・・・・・・14 ⑴ 多様な交流を創出するICT基盤の整備 ・・・・・・・・・・14 ⑵ 広域交流を推進する情報の充実・発信 ・・・・・・・・・・15 ⑶ 観光情報の充実・受発信 ・・・・・・・・・・16 ⑷ 国際交流、文化・スポーツ交流、企業交流を促進する情報の充実 ⑸ 交流を促進するイメージアップ情報の充実・発信 2 ものづくりの技を生かし、地域産業をはぐくむ ・・・・16 ・・・・・・・・・・17 ・・・・・・・・・・19 ⑴ 地域産業の活性化・企業誘致を促進するICT基盤の整備 ・・・・・・・・19 ⑵ 地域産業情報の充実・受発信 ⑶ 産業間及び産・学・官の連携を促進する情報の充実・発信 ・・・・・・・・20 ⑷ 地域産業の創出の支援、雇用の確保を図る情報の充実・発信 ⑸ 地域産業のイメージアップを促進する情報の充実・発信 ・・・・・・・・・22 3 創造性にあふれ、心豊かで元気な人を創る ・・・・・・・・・・20 ・・・・・・・21 ・・・・・・・・・・23 ⑴ 人材育成を促進するICT基盤の整備 ・・・・・・・・・・23 ⑵ ICT普及のための人材育成・活用 ・・・・・・・・・・23 ⑶ 情報リテラシー教育と情報モラル教育の充実 ・・・・・・・・・・24 ⑷ ICT利活用による学校教育の充実 ・・・・・・・・・・25 ⑸ ICT利活用による生涯学習・文化、スポーツ情報の充実・発信 ・・・・・26 ⑹ 産業活性化の促進や地域における高度ICT人材の育成・活用 ・・・・・・26 4 みんなで支えあい、健やかな暮らしを創る ⑴ 健やかな暮らしを推進するICT基盤の整備 ・・・・・・・・・・27 ⑵ 保健・福祉・介護情報の充実・発信 ・・・・・・・・・・28 ⑶ 医療情報の共有化の推進 ・・・・・・・・・・28 ⑷ 子育て情報の充実・発信 ・・・・・・・・・・28 ⑸ 市民活動・地域活動情報の共有化とコミュニケーション活性化の推進 ⑹ ICT利活用による高齢者・障害者の社会参加の促進 5 Ⅴ ・・・・・・・・・・27 だれもが安全・安心で、便利な暮らしを創る ・・・29 ・・・・・・・・・・29 ・・・・・・・・・・31 ⑴ 安心で便利な暮らしを推進するICT基盤の整備 ・・・・・・・・・・31 ⑵ 防災・災害情報の充実・発信 ・・・・・・・・・・31 ⑶ 簡単で便利な市民サービスの提供 ・・・・・・・・・・32 ⑷ 行政情報発信の充実・発信手段の多様化推進 ・・・・・・・・・・33 ⑸ 簡素・効率的な電子行政システムの整備 ・・・・・・・・・・33 ⑹ 情報セキュリティ対策の強化 ・・・・・・・・・・34 ⑺ グリーンICTの推進 ・・・・・・・・・・35 重点施策(新規事業または拡充する事業) 1 にぎわいをつなぎ、交流・観光をひろげる ・・・・・・・・・・38 2 ものづくりの技を生かし、地域産業をはぐくむ ・・・・・・・・・・39 3 創造性にあふれ、心豊かで元気な人を創る ・・・・・・・・・・40 4 みんなで支えあい、健やかな暮らしを創る ・・・・・・・・・・41 5 だれもが安全・安心で、便利な暮らしを創る ・・・・・・・・・・42 Ⅵ 計画の推進 1 計画の推進体制 ・・・・・・・・・・44 ⑴ 高度情報化推進懇話会 ・・・・・・・・・・44 ⑵ 高度情報化推進庁内連絡会議 ・・・・・・・・・・44 2 国・県の施策との連携 ・・・・・・・・・・44 3 市民参加と協働 ・・・・・・・・・・45 4 情報セキュリティ対策 ・・・・・・・・・・45 Ⅶ 重点施策の実施計画、目標とする指標 1 重点施策の実施計画 ・・・・・・・・・・48 2 重点施策の目標とする指標 ・・・・・・・・・・51 付属資料 資料1 高岡市高度情報化推進懇話会開催経過 ・・・・・・・・・・54 資料2 高岡市高度情報化推進懇話会設置要綱 ・・・・・・・・・・55 資料3 高岡市高度情報化推進懇話会委員名簿 ・・・・・・・・・・56 資料4 用語解説 ・・・・・・・・・・57 Ⅰ 計画の策定にあたって 1 Ⅰ 計画の策定にあたって Ⅰ 計画の策定にあたって 1 計画策定の趣旨 本市の総合計画の高岡新世紀創造プロジェクトのキーワードである 魅力を「磨き」 、 「つ なぐ」まちづくりを進めるため、新しい地域情報化基本計画を策定します。 高岡市では、平成19年に「高岡市地域情報化基本計画」を策定し、情報通信基盤の整備 や、ICT*1 (情報通信技術)を利活用した情報発信の充実、効率的な電子行政システム の構築などを推進してきました。 新たな地域情報化基本計画では、ICTの急速な進展、人口減少と少子・超高齢社会の 進行、市民ニーズの多様化、情報格差の拡大、北陸新幹線の開業による交流の拡大などに 引き続き対応していくとともに、新たに、大規模な災害への備え、共創のまちづくり、地 球環境への配慮などに対応していくことが必要となっています。 このような状況を踏まえ、個人情報保護や情報セキュリティ対策に十分配慮し、だれも が安心してICTを利活用し、つながりを深め、新たな交流やまちの魅力を創り上げてい く情報都市の実現を着実に進めていくため、計画を策定するものです。 2 計画の期間 5年間 (平成24~28年度) 計画の期間は、 ICT分野における技術の進展が著しいことなどから、平成24~28年 度(2012~2016年度)の5年間とします。 ※1 Information and Communication Technology(情報通信技術)の略。 IT(情報技術)に「Communication」を加え、ネットワーク通信による情報・知識の共有が念頭に置 かれた表現である。 2 Ⅱ 計画策定の背景 3 Ⅱ 計画策定の背景 Ⅱ 計画策定の背景 1 国・県の情報化施策 ⑴ 国の情報化施策 平成 22 年5月「新たな情報通信技術戦略」を決定 新たな国民主権の社会を確立するため、重点戦略を次の3つに絞り込み、我が国の持 続的成長を支えるべきものとなっています。 ◇ 国民本位の電子行政の実現 ・ 情報通信技術を活用した行政刷新と見える化*1 ・ オープンガバメント*2 等の確立 ◇ 地域の絆の再生 ・ 医療分野の取組 ・ 高齢者等に対する取組 ・ 教育分野の取組 ・ 地域主権と地域の安心安全の確立に向けた取組 ◇ 新市場の創出と国際展開 ・ 環境技術と情報通信技術の融合による低炭素社会の実現 ・ 我が国が強みを持つ情報通信技術関連の研究開発等の推進 ・ 若い世代の能力を活かした新事業の創出・展開 ・ クラウドコンピューティング*3 サービスの競争力確保等 ・ オールジャパンの体制整備による 国際標準の獲得・展開及び輸出・投資の促進 ⑵ 富山県の情報化施策 富山県が抱える様々な地域課題や県民の声をICTの利活用により効果的に解決し、 元気な富山県づくりを推進するための指針として「新しい情報化ビジョン」を策定する こととされています。 (平成 24~28 年度) 基本目標:あらゆる分野において情報通信分野を利活用し、いつでもどこでも誰もが、情 報の取得・発信が行えることにより、人と人との絆を育み、深めるとともに様々なサービ スを享受できる元気とやまの創造 また、ビジョンの基本目標の実現を図るため、次の基本的な方向に沿って施策を展開 されるものです。 ※1 情報やデータをだれでもわかるように開示すること。 「見える化」することで、問題点の共有や業務の 効率化、改善にもつながる。 ※2 インターネットを活用し、透明でオープンな政府を実現するために、行政情報の公開・提供と国民の 政策決定への参加を促進する取り組み。 ※3 インターネットを通じて、ソフトウェア、ハードウェア、データなどの各種コンピュータ資源を必要 に応じて利用するサービス。ネットワークを雲(クラウド)の図で表すことが多いことに由来している。 4 Ⅱ ① ICTを利活用した県民生活の飛躍的な質の向上 ア 活力とやまの実現に向けて ・ 競争力のある力強い産業の振興 ・ 環日本海・アジア新時代に向けた交流・物流ネットワークの形成 ・ イ 活力あるまちづくりと観光の振興 未来とやまの実現に向けて ・ 未来を創る子育て支援と教育の充実 ・ 一人ひとりが輝く多彩な県民運動の推進 ・ ふるさとの魅力を活かした地域づくり ウ 安心とやまの実現に向けて いのちを守る医療・福祉の充実と環境づくり ・ 次世代へつなぐ豊かで快適な環境の保全とエネルギー対策の推進 ・ 災害に強い県土づくりと安全・安心な生活の確保 ② ・ ICT利活用を促進するための基盤整備 ア 超高速ブロードバンド等の推進 イ ICTを利活用した行政運営の高度化 5 計画策定の背景 Ⅱ 2 計画策定の背景 高岡市の情報化の現況と今後の主な課題 本市では、地域情報化基本計画に沿って、情報通信基盤の整備を行い、学校、文化施 設、福祉施設などのネットワーク環境を整備するとともに、ICTを利活用した情報発 信の充実や効率的な電子行政システムの構築を進めてきました。 これらのICTの普及・推進を通じ、市民サービスの向上や、ICT教育の推進、事 務処理の効率化などに努めています。 近年、ブロードバンド*1が普及し、インターネットの利用者が増加しています。また、 携帯電話、スマートフォン*2、タブレット型端末*3などの通信機器の多様化や、ブログ*4、 SNS*5、ツイッター*6、動画共有サイト*7などのソーシャルメディア*8の普及、ASP*9 やクラウドコンピューティングの普及が進む一方、デジタル・ディバイド(情報格差)*10 の拡大やICT利活用による環境負荷軽減などに的確に対応していくことが求められて います。 今後の主な課題としては、情報格差の拡大等、さらなる高齢者対策や、大規模な災害 への対応、共創のまちづくり、地球環境への配慮、新たなICTへの対応などに取り組 んでいく必要があります。 特に、本市が新たに迎えようとしている北陸新幹線の開業による交流の拡大に、的確 に対応していくことが必要となってきます。 ※1 大量の情報を高速で送受信できるインターネット接続サービスの総称。 ※2 音声通信以外に、インターネット利用やパソコンで作成された各種ファイルの閲覧などの機能を備え た携帯電話。 ※3 板状の外形で、タッチパネル式の画面を備え、指で操作する携帯可能な情報端末の総称。 ※4 日記のような形式で、継続して更新されるWebサイトやそのサービス。 ※5 Social Networking Service の略。インターネット上で、人と人とのつながりを促進・サポートする、 コミュニティ型の会員制のサービスまたはそのようなサービスを提供するWebサイト。 ※6 インターネット上に、今していること、感じたことなどを「つぶやき」と呼ばれる短い文章にして投 稿し、コミュニケーションを交わすことができるWebサービス。 ※7 インターネット上で、音声付きの動画を自由に投稿・閲覧できるサービスを提供するWebサイト。 ※8 インターネット上で、だれもが参加でき、双方向のコミュニケーションが可能なメディアのこと。 利用者が発信した情報や利用者間のつながりによって成り立っている。 ※9 アプリケーションソフトの機能をインターネット経由で提供する事業者のこと。 ※10 インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できない者の間に生じる格差。 6 Ⅲ 計画の基本方針 7 Ⅲ 計画の基本方針 Ⅲ 計画の基本方針 本計画は、急速に発展していくICTを利活用することで、市民や企業、団体、地域、 行政が相互に連携し、様々な交流を広げながら、新たなまちの魅力を創り上げ、次世代を 担う人を育むとともに、子どもから高齢者、障害者、外国人など、だれもが安全で安心し て暮らすことができるまちづくりを目指すものです。 1 基本目標 つなぐ 2 ⑴ ひろがる つくり出す みんなにやさしい情報都市 基本方向 にぎわいをつなぎ、交流・観光をひろげる 高速交通網などの整備が進展している中、平成 26 年度の北陸新幹線開業により、 人やモノの交流が飛躍的に拡大することが期待されています。 この機運を最大限に活用し、高岡市を交流・観光の拠点都市として発展させるため、 ICTを利活用した効果的で魅力的な情報発信を行うと同時に、「おもてなし」の心 で人を呼び込み、広域交流、国際交流、スポーツ・文化交流など様々な交流の輪を広 げ、高岡ににぎわいを生むための情報化の推進に努めます。 ⑵ ものづくりの技を生かし、地域産業をはぐくむ 本市のものづくりの技が生きる銅器、漆器などの伝統産業、アルミ、機械、化学、 パルプ、紙などの近代産業や、地域特性を生かした農林水産業の情報を発信するとと もに、産業振興のための効率的なICTの利活用を促進します。 また、ICTの利活用により、産学官・企業間の交流・連携を促進し、新事業の展 開や新たな産業の創出を図ります。 ⑶ 創造性にあふれ、心豊かで元気な人を創る 高度情報化社会に対応した人材を育てるため、ICTの普及に努めるとともに、学 校教育におけるICT環境の整備を行い、明日を担う児童・生徒の情報利活用能力や 情報モラル*1 の育成に努めます。 また、だれもがICTの恩恵を受け、実感できるよう情報格差の軽減に取り組み、 ICTに精通した人材の育成・活用に努めます。 ※1 情報を扱う上で必要とされる道徳のこと。または、情報社会において、身につけておくべき考え方や 態度のこと。 8 Ⅲ ⑷ 計画の基本方針 みんなで支えあい、健やかな暮らしを創る ICTの利活用により、市民、地域団体、NPO*1 法人、行政などがそれぞれの役 割と特色を生かしながら支えあうネットワークを構築し、その活動の活性化を推進し ます。 また、だれもが健やかな暮らしができるよう、地域保健・医療・福祉に係る情報化 の推進に取り組みます。 ⑸ だれもが安全・安心で、便利な暮らしを創る だれもが安全・安心に暮らすことができるよう、災害時における迅速な情報伝達体 制の強化や防災・災害情報、防犯情報の発信の充実に努めます。 また、行政コストの削減や持続可能な循環型社会の形成のため、電子行政を推進し、 効率的で利便性の高い市民サービスの提供を図ります。 さらに、市民の情報資産の安全を図るため、情報セキュリティ*2 対策の強化を引き 続き進めます。 ※1 Non Profit Organization の略称。営利を目的とせず、公益的な市民活動を行う民間団体の総称。 ※2 コンピュータへの不正アクセスやデータの改ざん、情報漏洩、地震や火災等の災害などの脅威から情 報資産の機密性、安全性、可用性を維持すること。 9 10 基 3 本 方 向 施 策 の 柱 具 体 的 な 施 策 施策の体系 つ な ぐ 交流・観光をひろげる 2 ものづくりの技を生か し、地域産業をはぐくむ ひ ろ が る つ く り 出 す み ん な に や さ し い 情 報 都 市 計画の基本方針 ◆は重点施策 1 にぎわいをつなぎ、 基 本 目 標 Ⅲ 3 創造性にあふれ、 心豊かで元気な人を創る 4 みんなで支えあい、 健やかな暮らしを創る 5 だれもが安全・安心 で、便利な暮らしを創る 11 ⑴ 多様な交流を創出するICT基盤の 整備 ⑵ 広域交流を推進する情報の充実・ 発信 ⑶ 観光情報の充実・受発信 ⑷ 国際交流、文化・スポーツ交流、企 業交流を促進する情報の充実 ⑸ 交流を促進するイメージアップ情報 の充実・発信 ⑴ 地域産業の活性化・企業誘致を促 進するICT基盤の整備 ⑵ 地域産業情報の充実・受発信 ⑶ 産業間及び産・学・官の連携を促進 する情報の充実・発信 ⑷ 地域産業の創出の支援、雇用の確 保を図る情報の充実・発信 ⑸ 地域産業のイメージアップを促進す る情報の充実・発信 ◆ ◆ ◆ ◇ ◆ ◆ ◆ ◆ 交流・観光拠点でのネットワーク基盤の整備 公共交通総合案内システムの導入 ICカード導入の推進 公衆通信回線等の高度化の促進 ICTを利活用した広域観光情報発信の充実 交流・観光拠点での情報発信の充実 ICTを利活用した観光情報発信の充実 外国人観光客に向けた情報の充実・発信 ◆ 外国人との交流を促進する情報の充実・発信 ◇ 企業間交流及び連携を促進する企業情報の充実・ 発信 ◇ 商店街の活性化を促進する情報発信の充実 ◇ 生涯学習・文化・スポーツ施設ネットワークシステム 環境の充実 ◆ デジタルアーカイブの整備及びデジタルミュージア ムの構築 ◇ 多様な手段による高岡の魅力情報の発信 ◆ ICT企業誘致 ◆ まちなかのにぎわいを創出する通信環境の整備促進 ◇ 公衆通信回線等の高度化の促進 ◆ ICTを利活用した産業活動の促進 ◇ 地域産業の情報発信の充実 ◆ まちなかのにぎわいを創出する情報発信の充実 ◇ 企業情報の公開 ◇ ICT利活用による「新産業創造プラットフォーム」の 体制充実 ◇ 企業情報の発信による企業間交流及び連携の促進 ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ⑴ 人材育成を促進するICT基盤の整 備 ⑵ ICT普及のための人材育成・活用 ⑶ 情報リテラシー教育と情報モラル 教育の充実 ⑷ ICT利活用による学校教育の充実 ⑸ ICT利活用による生涯学習・文化、 スポーツ情報の充実・発信 ⑹ 産業活性化の促進や地域における 高度ICT人材の育成・活用 ◆ 学校教育ICT環境の整備・充実による情報教育の推 進 ◇ 公衆通信回線等の高度化の促進 ◆ 学校におけるICT支援員の育成・活用 ◆ ICT指導者によるICT普及の推進 ◇ ICT研修会等の開催 ◇ ボランティア活動・NPO活動に対する支援策の充実 ◆ 情報利活用能力の習得と情報モラル教育の充実 ◇ 職員・教員研修の充実 ◇ 学校教育における情報教育の推進 ◇ デジタルアーカイブを活かした学校教育の検討 ◇ 生涯学習・文化・スポーツ情報の充実 ◇ 産業活性化に向けた高度ICT人材の育成・活用の 促進 ◇ ICTセミナー・研修会等の開催促進 ⑴ 健やかな暮らしを推進するICT基 盤の整備 ⑵ 保健・福祉・介護情報の充実・発信 ⑶ 医療情報の共有化の推進 ⑷ 子育て情報の充実・発信 ⑸ 市民活動・地域活動情報の共有化 とコミュニケーション活性化の推進 ⑹ ICT利活用による高齢者・障害者 の社会参加の促進 ◇ ◆ ◇ ◇ ◆ ◆ ◆ 地域コミュニティポータルサイト活用の推進 ◇ ICT利活用による市民協働プラットフォームの充実 ◆ 文字データ放送活用の推進 ◆ ICT利活用による障害者への情報発信の充実 ◆ 高齢者・障害者の社会参加を促進する地域コミュニ ティポータルサイトの活用促進 ⑴ 安心で便利な暮らしを推進するICT 基盤の整備 ⑵ 防災・災害情報の充実・発信 ⑶ 簡単で便利な市民サービスの提供 ⑷ 行政情報発信の充実・発信手段の 多様化推進 ⑸ 簡素・効率的な電子行政システムの 整備 ⑹ 情報セキュリティ対策の強化 ⑺ グリーンICTの推進 ◇ 防災行政無線の整備 ◇ 消防施設の整備 ◆ 公衆通信回線の高度化の促進 ◆ ICTの利活用による防災・災害情報の充実・発信 ◇ 便利な電子行政の推進 ◇ 生涯学習・文化・スポーツ施設ネットワークシステム の充実 ◆ スマートデバイス(小型高機能ネット端末)の活用 地域医療体制の充実 発達支援ネットワークの構築 公衆通信回線の高度化の促進 行政の情報発信内容の充実 地域医療連携システムの構築 子育て支援サイトの充実 ICTを利活用した新たな事業展開への支援 雇用の確保を促進する情報の充実・発信 企業立地支援情報の充実 ICTセミナー・研修会等の開催 テレワーク導入の促進 「ものづくりのまち高岡」の情報発信 企業情報の発信による企業の活性化の促進 農業特産品情報の発信・充実 ◇ 行政の情報発信内容の充実 ◆ 共同アウトソーシング・自治体クラウドの導入への 取組 ◆ 電子入札の充実 ◇ 社会保障・税に関わる共通番号の導入 ◇ 情報セキュリティ対策の充実 ◇ 職員・教員研修の充実 ◆ ICTを利活用した環境負荷軽減の推進 12 Ⅳ 具体的な取り組み 13 Ⅳ 具体的な取り組み Ⅳ 具体的な取り組み 基本方向1 施策の柱⑴ にぎわいをつなぎ、交流・観光をひろげる 多様な交流を創出するICT基盤の整備 【現状と課題】 ◆ 高速交通網の整備、北陸新幹線開通に伴い、様々な分野での多様な交流が進展すると 考えられることから、民間事業者とも連携しながら、交流を推進するための情報通信基 盤やネットワーク機能の整備に取り組むことが必要となってきます。 ◆ 市民の利便性の向上に加え、市外からのビジネスや観光客等との交流の拡充を図るた め、交流・観光拠点の情報通信基盤やネットワーク機能の整備・充実が必要となってき ます。 ◆ 北陸新幹線開業を見据え、利用者の利便性を向上させるため、二次交通としての万葉 線、加越能バスへのICカード*1 導入を図るなど、公共交通の情報環境の整備が必要とな ってきます。 CATV*2 や高速情報通信網は市内全域で整備されていますが、多様な交流を推進して ◆ いくには、さらに光ファイバーなどを活用した超高速通信網のサービスエリアの拡充が 必要となっています。 【施策】 ① 交流・観光拠点でのネットワーク基盤の整備 ・ 新幹線新駅、JR高岡駅、道の駅などの交流・観光拠点での情報通信基盤や広域情 報ネットワークの整備に努めます。 ② 公共交通総合案内システムの導入 ・ 新ステーションビルに整備する公共広場の待合室に、 JR、万葉線、路線バス、コミュニティバスの発着情 報を一元的に表示できるシステムを導入します。 新幹線新駅のイメージ図 ※1 キャッシュカードのようなプラスチック製のカードに、ICチップを埋め込み、情報を記録できるよ うにしたもの。 ※2 電波による無線送信でなく、ケーブルを用いて伝送するテレビジョン放送(ケーブルテレビ)のこと。 山間部など、テレビの電波が届きにくい地域において、テレビの視聴を可能にする目的で開発された。 近年では、多チャンネルや固定電話、高速なインターネット接続なども含む複合的なサービスを指す。 14 Ⅳ ③ 具体的な取り組み ICカード導入の推進 ・ 市民や観光客の利便性の向上を図るため、地域公共交通機関や 市の公共施設などで共通利用が可能な多目的のICカードの導入 の検討を進めます。 ④ ・ 公衆通信回線等の高度化の促進 多様な交流の拡充を図るため、民間通信事業者が進めている 街中を行くアイトラム 光ファイバー等による情報通信回線の超高速化や新たな情報インフラ *1 の整備を推進 していくよう、国や県と連携して働きかけます。 施策の柱⑵ 広域交流を推進する情報の充実・発信 【現状と課題】 ◆ 高速交通網の整備に伴い、広域交流を推進するための観光・イベント情報の充実が求 められています。 ◆ 広域観光情報を一元化し、タイムリーで見やすい情報発信が求められています。 ◆ 交流の拡大を図るため、交流・観光拠点における観光・イベント情報発信の充実が必 要となっています。 【施策】 ① ICTを利活用した広域観光情報発信の充実 ・ 新たな観光ポータルサイト*2 を構築し、市ホームページや携帯電話などを通じて、広 域観光・イベントの情報提供の充実を図ります。 ・ 「越中・飛騨三昧」、「飛越能広域観光ガイド」、「能登立山シーサイドライン」 などの広域ホームページによる観光・イベント情報 の充実に努めます。 ② ・ 交流・観光拠点での情報発信の充実 新幹線新駅、JR高岡駅、道の駅などの交流・観 光拠点での観光・イベント情報の発信の充実を図り ます。 ホームページ 「飛越能広域観光サイト」 ※1 インフラストラクチャーの略称で、生産や生活の基盤を形成する構造物のこと。情報技術の世界で言 うインフラとは、何らかのシステムや事業を有効に機能させるために基盤として必要となる設備や制度 などのこと。 ※2 ポータルサイトとは、インターネットの入口となるWebサイト。主に検索エンジンやリンク集など、 様々なサービスを提供することにより、利用者の増加を図っている。 15 Ⅳ 具体的な取り組み 施策の柱⑶ 観光情報の充実・受発信 【現状と課題】 ◆ 観光情報を一元化し、タイムリーで見やすい情報発信が求められています。 ◆ 外国人観光客が観光施設の情報を容易に得ることができる環境が必要となっています。 【施策】 ① ICTを利活用した観光情報発信の充実 ・ 新たな観光ポータルサイトを構築し、市ホームページ や携帯電話などを通じて、観光・イベントの情報提供の 充実を図ります。 ・ 観光情報の発信については、AR技術*1 を活用し、瑞 龍寺に加え、高岡大仏をはじめ、古城公園、勝興寺周辺、 金屋町、山町筋の施設情報の発信を段階的に進めるなど、 効果的な観光情報の充実を図ります。 国宝 瑞龍寺 ・ 観光パンフレット等にQRコード*2 などを掲載し、詳細な観光情報の提供に努めます。 ② 外国人観光客に向けた情報の充実・発信 ・ 本市を訪れる外国人観光客向けに、市ホームページ、携帯電話などを通じて、外国 語表記による観光情報の充実・発信を図ります。 施策の柱⑷ 国際交流、文化・スポーツ交流、企業交流を促進する情報の充実 【現状と課題】 ◆ 国際化の進展に伴い、外国人との交流を促進する情報発信内容の充実が求められてい ます。 ◆ 地域産業の活性化に向け、企業交流を図るための企業・技術情報の充実が求められて います。 ◆ 市民が生涯学習やスポーツ活動等で幅広く交流できるよう、生涯学習・文化・スポー ツにおける情報発信内容の充実が必要となっています。 ※1 拡張現実ともいう。コンピュータを用いて、現実に見ている対象物に関連する文字や画像、映像など の情報を重ね合わせて表示する技術のこと。 ※2 日本で開発された正方形の2次元バーコードの一種。携帯電話のカメラなどでQRコードを撮影する と、そこに記録されたホームページのアドレスなどが表示され、ホームページに簡単に接続できる。 視覚障害者が音声読み上げ機能を持った携帯電話でQRコードを読み取り、より多くの情報を取得する ことができる。 16 Ⅳ 具体的な取り組み 【施策】 ① 外国人との交流を促進する情報の充実・発信 ・ 本市を訪れる外国人観光客や本市に住む外国人と の交流を促進するため、市ホームページ、携帯電話 などを通じて、外国語表記による観光・イベント情 報の充実・発信を図ります。 ② 企業間交流及び連携を促進する企業情報の充実・発信 ・ ホームページ「高岡企業ガイド」や「たかおか素材・技術百科」などによる企業・技 術情報の発信に努めます。 ・ 異業種交流による商品開発や企業間連携による技術融合を促進するため、情報発信 を推進します。 ③ 商店街の活性化を促進する情報発信の充実 ・ 市民や観光客がまちなかを回遊する仕組みを作るため、ホームページ「たかおかス トリート」によるイベント情報などの発信の充実を促進します。 ④ 生涯学習・文化・スポーツ施設ネットワークシステム環境の充実 ・ 総合体育館の建設に併せ、利用者の利便性の向上を 図るため、スポーツ施設予約システムの充実に努める とともに、生涯学習・文化施設の予約システムの利便 性の向上を図ります。 また、県内の生涯学習・文化・スポーツ施設と連携 し、講座・講演会、イベントなどの情報発信の充実に 努めます。 施策の柱⑸ 竹平記念体育館 交流を促進するイメージアップ情報の充実・発信 【現状と課題】 ◆ 博物館等の市の貴重な収蔵資料や収蔵作品について、今後も継続してデジタル化によ る保存・整理等を進める必要があります。 ◆ 市の貴重な歴史的文化資産のデジタル映像を市内外に情報発信することにより、市の イメージアップを図っていくことが期待されています。 ◆ 市のイメージアップを図るため、高岡の豊かな歴史や文化的資産・ものづくりの伝統 や自然景観など、高岡の魅力を多様な手段により、情報発信することが求められていま す。 17 Ⅳ 具体的な取り組み 【施策】 デジタルアーカイブ*1 の整備及びデジタルミュージアム*2 の構築 ① ・ 市の歴史的文化資産のデジタル化によるデータベースの整備と情報発信に努めます。 また、デジタルデータのGIS*3 化を目指した検討を進めます。 ・ 高岡の特色あるデザイン技術や伝統産業の技術・技法について、デジタル映像での 保存の検討を進めます。 ・ 市内外の人が容易に鑑賞できるよう、デジタルミュージアムの構築に向けた検討を 進めます。 ② 多様な手段による高岡の魅力情報の発信 ・ 市ホームページや携帯電話などを通じて、高岡にある豊富な歴史や文化的資産、も のづくりの伝統、自然景観などのPRに努めます。 高岡御車山祭 雨晴海岸 御旅屋メルヘン広場の モニュメント 勝興寺 ※1 博物館や美術館、図書館の収蔵品をはじめ、有形・無形の文化資源等を、デジタル化して保存等を行 うこと。 ※2 絵画や彫刻などの芸術作品や、伝統文化、歴史などに関する情報をデジタル化して保管し、ネットワ ーク上でだれもが閲覧可能とした博物館や美術館のこと。 ※3 地理情報システムのこと。コンピュータ上の地図データに、文字や数字、画像などを重ね合わせて表 示・編集し、情報を検索・分析するシステム。 18 Ⅳ 基本方向2 施策の柱⑴ 具体的な取り組み ものづくりの技を生かし、地域産業をはぐくむ 地域産業の活性化・企業誘致を促進するICT基盤の整備 【現状と課題】 ◆ 本市では、企業団地等を整備するなど、ICTなどの先端技術産業の誘致に努めてき ています。 ◆ 情報関連産業を含めた企業の立地・定着や地場産業の競争力を高めるため、情報通信 回線の超高速化や情報通信基盤の整備が求められています。 ◆ 本市の産業の活性化や高度情報化に対応していくため、市内の情報関連企業の育成や 県内外の主要なICTなどの先端技術産業の積極的な企業誘致が求められています。 ◆ 本市の企業や地域産業を広く周知し、活性化を図っていくため、企業の情報発信内容 の充実が求められています。 ◆ 優良企業の誘致を図るため、産業支援施設の紹介や産業活動を支援する情報発信が求 められています。 【施策】 ① ・ ICT企業誘致 産業構造の高度化や雇用機会の拡大を図るため、ICTなどの先端技術産業の企業 誘致に努めます。 ・ ② 災害に強い県である特性を活かし、データセンターなどの誘致に努めます。 ・ まちなかのにぎわいを創出する通信環境の整備促進 市民や観光客がスマートフォン等のモバイル機器により、 イベント情報や観光情報などを駅周辺やまちなかで気軽に 取得できるよう、Wi-Fi*1 環境の整備を検討します。 ③ 「スマートフォン」 ・ 公衆通信回線等の高度化の促進 地域産業の活性化や企業誘致の促進を図るため、民間通信事業者が進めている光フ ァイバー等による情報通信回線の超高速化や新たな情報インフラの整備を推進してい くよう、国や県と連携して働きかけます。 ※1 標準規格の無線LAN(無線でデータ通信を行う)を利用した機器間の相互接続性が認証しているこ とを示すブランド名。パソコンやゲーム機など、Wi-Fiが搭載されている機器は、無線アクセスポ イントを利用してインターネットに接続することができる。 19 Ⅳ 具体的な取り組み 施策の柱⑵ 地域産業情報の充実・受発信 【現状と課題】 ◆ 市内の地域産業において、ICTを利活用して企業情報を積極的にPRしている企業 がある一方で、一部の小規模事業所においては、ICTによる情報発信ができる環境を 必要としています。 ◆ 本市の地域産業や商店街を広く周知し、活性化を図っていくため、引き続き地域産業 や商店街との連携を密にし、情報発信内容を充実することが求められています。 ◆ 長年によって培われた技術やデザインが集積する「ものづくりのまち高岡」の情報発 信が求められています。 【施策】 ① ICTを利活用した産業活動の促進 ・ 高岡商工会議所や商工会と連携し、「新産業創造プラットフォーム」*1 体制の充実を 図り、産業活動を支援する情報発信に努めます。 ② 地域産業の情報発信の充実 ・ 市ホームページや携帯電話などを通じて、ものづく りの技術やデザインが集積する、魅力ある「ものづく りのまち高岡」の情報発信に努めます。 ③ まちなかのにぎわいを創出する情報発信の充実 ・ 伝統工芸 高岡漆器 イベント情報やまちなか居住を促進する情報発信の充実を図り、中心商店街の活性 化に努めます。 ・ まちのにぎわいを創出するため、ホームページ「たかおかストリート」の充実を促 進します。 ④ 企業情報の公開 ・ ホームページ「高岡企業ガイド」などによる企業・技術情報の発信に努めます。 施策の柱⑶ 産業間及び産・学・官の連携を促進する情報の充実・発信 【現状と課題】 ◆ 企業競争力を高めるため、産・学・官の連携や企業間 の交流・連携を促進する情報環境が求められています。 ホームページ 「高岡企業ガイド」 ※1 新たな産業の創出や新事業の展開に向けた取り組みを支援する体制。 20 Ⅳ ◆ 具体的な取り組み 新たな事業分野の開拓を図る異業種交流・連携を促進するため、本市の企業情報、地 域産業情報の充実・発信が求められています。 ◆ 企業連携による高付加価値商品の開発を促進するため、伝統産業等が有する技術と本 市の地場産業が持つ素材加工技術の融合を図るための積極的な情報発信が求められてい ます。 【施策】 ① ICT利活用による「新産業創造プラットフォーム」の体制充実 ・ 創業から研究開発、販路拡大に至る各段階での企業ニーズにワンストップで対応す るため、国や県、県新世紀産業機構などの産業支援機関、市内金融機関、大学等の学 術研究機関との産学官協働による情報発信の充実を図ります。 ② ・ 企業情報の発信による企業間交流及び連携の促進 業種や文化にとらわれない幅広い企業間の交流、連携の促進やネットワークの構築 を図るため、企業と県新世紀産業機構などの産業支援機関との連携を強化して、ホー ムページ「高岡企業ガイド」などによる企業・技術情報の発信に努めます。 施策の柱⑷ 地域産業の創出の支援、雇用の確保を図る情報の充実・発信 【現状と課題】 ◆ 地域産業の活性化を図るため、時代のニーズに合ったデザインや機能を有する新商品 の開発や販路の開拓などが求められています。 ◆ 新分野進出や新事業展開を図る取り組みを促進するための支援情報の充実が必要とな っています。 ◆ 労働力需要を満たす人材を確保するため、求人情報の充実が求められています。 ◆ 多様な就労形態に対応するため、テレワーク*1 の導入などが求められています。 ◆ ICTを効果的に利活用し、産業競争力を高めていくため、ICTセミナー・研修会 などの開催情報の充実が求められています。 【施策】 ① ICTを利活用した新たな事業展開への支援 ・ web商店街への支援など、インターネットを利活 用した商品販売や宅配サービスなどを行う新たな事 業展開への支援に努めます。 ホームページ 「たかおか未来 web 商店街」 ※1 通信ネットワークを利用した時間・場所にとらわれない就労形態のこと。実際の労働場所にもよるが、 在宅勤務の一形態とも考えられる。 21 Ⅳ 具体的な取り組み 高岡市SOHO事業者 支援オフィス ・ まちなかでの新規創業等を支援するため、SOHO*1 事業者支援オフィスの情報通信環境の充実を図ります。 ② 雇用の確保を促進する情報の充実・発信 ・ ③ ホームページ「高岡企業ガイド」などによる求人情報の提供に努めます。 企業立地支援情報の充実 ・ 市内の企業情報、空き工場・店舗情報、企業立地支援情報などを集約し、情報発信 の充実に努めます。 ④ ICTセミナー・研修会等の開催 ・ 情報関連企業やNPO法人などに、ICTセミナー・研修会等の充実を促すととも に、開催情報の発信に努めます。 ⑤ テレワーク導入の促進 ・ 子育て中の親や働く意欲のある高齢者・障害者の在宅勤務を可能とするテレワーク の導入を促進します。 施策の柱⑸ 地域産業のイメージアップを促進する情報の充実・発信 【現状と課題】 ◆ 技術やデザインが集積する魅力ある「ものづくりのまち高岡」を情報発信することが 求められています。 ◆ 本市の企業、地域産業のイメージアップを図る情報の充実・発信が求められています。 【施策】 ① 「ものづくりのまち高岡」の情報発信 ・ 地域産業のイメージアップを図るため、市ホームページや携帯電話などを通じて、 魅力ある「ものづくりのまち高岡」のPRに努めます。 ② 企業情報の発信による企業の活性化の促進 ・ 市内企業の活性化、優秀な人材の確保・定着を図るため、ホームページ「高岡企業 ガイド」などによる企業・技術情報の発信に努めます。 ③ 農業特産品情報の発信・充実 ・ 地産地消を推進し、農業振興を図るため、ホームページ などを通じて高岡ブランドの情報発信の充実に努めます。 ※1 パソコンなどの情報通信機器を利用して、小さなオフィスや自宅などでビジネスを行っている事業者。 (Small Office Home Office) 22 Ⅳ 基本方向3 施策の柱⑴ 具体的な取り組み 創造性にあふれ、心豊かで元気な人を創る 人材育成を促進するICT基盤の整備 【現状と課題】 ◆ 小・中・特別支援学校における情報教育の高度化を図るため、情報通信環境の充実が 求められています。 ◆ 動画配信などの情報提供の多様化等に対応するため、大容量データをスムーズに通信 できるよう、光ファイバーなどを活用した超高速通信網のサービスエリアの拡充が求め られています。 【施策】 ① 学校教育ICT環境の整備・充実による情報教育の推進 ・ 次世代を担う児童・生徒の情報利活用能力の向上を図るため、小・中・特別支援学 校における情報関連機器などの整備・充実に努めます。 ② 公衆通信回線等の高度化の促進 ・ 多様化、高度化する学校教育、情報教育に対応するため、民間通信事業者が進めて いる光ファイバー等による情報通信回線の超高速化や新たな情報インフラの整備を推 進していくよう、国や県と連携して働きかけます。 施策の柱⑵ ICT普及のための人材育成・活用 【現状と課題】 ◆ 団塊世代の大量退職者や今後ますます増加する高齢者など、市民のICTの利活用能 力の向上に取り組む必要があります。 ◆ ICT指導ボランティアの育成やICTの普及活動に取り組むNPO法人への支援が 必要となっています。 【施策】 ① 学校におけるICT支援員の育成・活用 ・ 学校教育の情報化の推進に取り組むため、ICT支援員(地域住民、NPOなど) の育成・活用に努めます。 23 Ⅳ 具体的な取り組み ② ICT指導者によるICT普及の推進 ・ ICTボランティア団体が連携し、パソコンなんでも相談会やICT指導者養成講 座の開催などの取り組みを進め、ICTの普及に努めます。 ・ 市内の拠点となる公共施設に講習会用パソコンを配置するとともに、ICT講座の 充実に努めます。 ③ ICT研修会等の開催 ・ ふれあい福祉センター、Uホール、生涯学習センター 及び地区公民館でのパソコン講座を実施します。 ④ ボランティア活動・NPO活動に対する支援策の充実 ・ ICTの普及に取り組むボランティアやNPO法人の 活動の支援に努めます。 施策の柱⑶ 情報リテラシー教育と情報モラル教育の充実 【現状と課題】 ◆ 市の職員が業務を効果的・効率的に遂行できるように、必要な情報やデータを管理し、 有効に活用するための情報処理能力や技術が必要とされています。 ◆ コンピュータ等の教育機器やインターネット等を利活用して指導を行えるようになる ための教員研修の充実が必要となっています。 ◆ 市の職員や教員に対し、情報保護の重要性と再認識と、情報処理の適正な執行を厳格 に行うことが求められています。 ◆ 次代を担う小・中学生に、情報利活用の能力を習得させる情報リテラシー*1 教育と、有 害情報に適切に対応できる能力を身につけるための情報モラル教育の充実を図っていく ことが必要となっています。 ◆ すべての市民がICTの恩恵を受けられるよう、基礎的な情報リテラシー教育や情報 モラル教育が必要となってきます。 ◆ 情報化が進展する中で、個人の権利や利益の侵害、消費のトラブルなどのインターネ ットを介した犯罪が多様化してきており、これらの犯罪に市民が巻き込まれたり、加害 者とならないための対策が求められています。 ※1 情報機器やインターネット等のネットワークを活用して、情報やデータを扱う際に必要な知識や能力 のこと。情報利活用能力ともいう。 24 Ⅳ 具体的な取り組み 【施策】 ① 情報利活用能力の習得と情報モラル教育の充実 ・ 市民に対するICT普及と併せて情報モラルの周知に努めます。また、市内小・中・ 特別支援学校の児童・生徒の情報利活用能力の習得と情報モラル教育の充実に努めま す。 ② ・ 職員・教員研修の充実 教員のICT利活用指導力の向上のため、情報教育指 導研修の充実を図ります。 ・ 職員の情報処理研修や情報セキュリティ研修の充実を 図ります。 ・ 富山県市町村職員研修機構が実施するパソコン研修の 受講の促進に努めます。 施策の柱⑷ ICT利活用による学校教育の充実 【現状と課題】 ◆ 小・中・特別支援学校の情報教育環境の充実を図り、ICTの利活用による多様な教 育交流、情報教育の充実が求められています。 ◆ デジタル映像で保存された高岡の特色あるデザイン技術や伝統産業の技術・技法を学 校教育に活かす取り組みが求められています。 【施策】 ① ・ 学校教育における情報教育の推進 次世代を担う児童・生徒の情報利活用能力の向上を図るため、デジタル教科書や教 材、eラーニング等の教育コンテンツ*1 の充実を図ります。 ② デジタルアーカイブを活かした学校教育の検討 ・ 市の歴史的文化資産をデジタル化し、学校教育に活かす取り組みの検討を進めます。 ※1 コンテンツとは、映像や画像、音声、文章などの情報そのもののことを指し、情報内容ともいう。 25 Ⅳ 具体的な取り組み 施策の柱⑸ ICT利活用による生涯学習・文化、スポーツ情報の充実・発信 【現状と課題】 ◆ ライフスタイルや価値観の多様化、社会環境の変化により、市民の学習や文化活動へ の意欲がますます増大しており、市民一人ひとりのニーズに応じた生涯学習等の情報の 充実・発信に努める必要があります。 ◆ 体力や年齢に応じて生活の中にスポーツを組み入れ、健康で生きがいのある充実した 暮らしを求める人が増えており、市民ニーズに応じたスポーツ情報の提供が求められて います。 ◆ 生涯学習・文化・スポーツ活動における市民ニーズの多様化に対応するため、利用者 の利便性の向上を図る生涯学習・文化・スポーツ施設の情報環境と発信情報の充実が必 要となっています。 【施策】 ① 生涯学習・文化・スポーツ情報の充実 ・ 市民ニーズの多様化に対応するため、 生涯学習・文化・スポーツ情報の充実 ホームページ 「たかおかスポーツ 情報ネットワーク」 に努めます。 施策の柱⑹ 産業活性化の促進や地域における高度ICT人材の育成・活用 【現状と課題】 ◆ 様々な産業分野において高度なICT人材が必要とされていることから、専門的な情 報技術を有する人材の育成が求められています。 ◆ 高度情報化に対応するため、ICTの利活用能力を高めるICTセミナー・研修会の 開催が必要となっています。 【施策】 ① 産業活性化に向けた高度ICT人材の育成・活用の促進 ・ 産業の活性化に向け、専門的な情報技術など高度ICTに精通した人材の育成・活 用の促進に努めます。 ② ICTセミナー・研修会等の開催促進 ・ 情報関連企業やNPO法人などに、ICTセミナー・研修会等の充実を促すととも に、開催情報の発信に努めます。 26 Ⅳ 基本方向4 施策の柱⑴ 具体的な取り組み みんなで支えあい、健やかな暮らしを創る 健やかな暮らしを推進するICT基盤の整備 【現状と課題】 ◆ 子どもから高齢者、障害者などすべての人が健やかに暮らせる地域社会を確立するた め、保健、医療、福祉などの各分野で、市民・地域・各種団体、関係機関などが支えあ うネットワークを構築することが必要となっています。 ◆ 市民病院は、急性期医療を担う地域の基幹病院として、医療の高度化・多様化に対応 した医療機器の整備が求められています。 ◆ 医療・福祉にかかる画像などの大容量データをスムーズに通信できるよう、光ファイ バーなどを活用した超高速通信網のサービスエリアの拡大が求められています。 【施策】 ① 地域医療体制の充実 ・ 電子カルテシステム*1 を中心とした市民病院統合情報システムの更新を図り、良質で 信頼される医療の提供に努めます。 ・ 市民病院の医療の高度化・多様化を図るため、高度医療システム機器の導入に努めま す。 ② 発達支援ネットワークの構築 ・ 子どもの健やかな成長を継続的に支援していくため、市内 の保育園、幼稚園、小・中・特別支援学校、きずな学園、市 役所を含む、子どもの支援の連携を図る情報ネットワークを 構築します。 ③ ・ 公衆通信回線の高度化の促進 高度化、多様化する医療、福祉などに対応するため、民間通信事業者が進めている 光ファイバー等による情報通信回線の超高速化や新たな情報インフラの整備を推進し ていくよう、国や県と連携して働きかけます。 ※1 医師が記録するカルテを、コンピュータを用いて電子的に記録、保存、管理するシステム。 27 Ⅳ 具体的な取り組み 施策の柱⑵ 保健・福祉・介護情報の充実・発信 【現状と課題】 ◆ 少子高齢化や核家族化の進行、生活様式の多様化等によって、人間関係の希薄化や地 域における支え合いの機能が低下しており、だれもが住みなれた地域で健やかに暮らし 続けられるよう、保健・福祉・介護情報の提供が求められています。 【施策】 ① ・ 行政の情報発信内容の充実 市民一人ひとりが主体的に生活習慣の改善や健康づくりに取り組めるよう、市ホー ムページや携帯電話などを通じて、健康情報の充実・発信に努めます。 ・ 要援護高齢者や一人暮らし高齢者、障害者などが住みなれた地域で暮らせるよう、介 護情報や生活支援情報の充実・発信に努めます。 施策の柱⑶ 医療情報の共有化の推進 【現状と課題】 ◆ 市民病院は、地域の中核病院として、開業医等とカルテ、画像情報を共有化すること により、地域医療連携を強化することが求められています。 【施策】 ① ・ 地域医療連携システムの構築 地域医療の連携強化を図るため、市民病院のカルテ、 画像情報等を地域の開業医においても参照できるシス テムを構築します。 施策の柱⑷ タブレット端末を利用した 「電子カルテ」のイメージ図 子育て情報の充実・発信 【現状と課題】 ◆ 核家族化や少子化に加え、地域のつながりが希薄化してきていることから、妊娠・出 産についての不安感が増してきています。 ◆ 育児不安の軽減など、子どもを安心して育てることができるよう、家族や学校、地域 などで子育てを支援することが求められています。 28 Ⅳ 具体的な取り組み 【施策】 ① 子育て支援サイトの充実 ・ 子どもを安心して産み育てる支援体制を強化するた め、子育てに関する情報を集約して発信するとともに、 気軽に相談できる環境や子どもをもつ親同士が交流で きる場の提供などに努めます。 ホームページ 「児童育成課」のページ 施策の柱⑸ 市民活動・地域活動情報の共有化とコミュニケーション活性化の推進 【現状と課題】 ◆ 市内では、自治会等のコミュニティ活動をはじめ、市民や企業による地域活動が活発 に行われています。 ◆ ボランティアやNPO活動などへの参加意欲をもつ市民が年々増えています。 ◆ 市民や地域、団体・企業・大学・行政が連携し、新たなまちの魅力や価値を一緒に創 り上げていく共創の取り組みが求められています。 【施策】 ① ・ 地域コミュニティポータルサイト活用の推進 高齢化が進む自治会・町内会において、地域交流や情報共有を図るため、ICTを 利活用した電子回覧板などの導入を促進します。 ・ 市民や地域、団体などが情報を発信し、交流を深め、ネットワークづくりを支援す るため「たかおか情報交流パーク」の活用を進めます。 ② ICT利活用による市民協働プラットフォームの充実 ・ 地域の課題解決に向け、NPOや市民活動団体、ボラ ンティアと地域等をつなぎ、市民活動情報ポータルサイ ト「サポナビたかおか」の充実に努めます。 ホームページ 「サポナビたかおか」 施策の柱⑹ ICT利活用による高齢者・障害者の社会参加の促進 【現状と課題】 ◆ インターネットをはじめとするICTが普及してきている一方で、高齢者や障害者等 のデジタル・ディバイド(情報格差)が広がってきています。 ◆ 高齢者や障害者が社会参加できるよう、ICTを利活用した支援が求められています。 29 Ⅳ 具体的な取り組み 【施策】 ① ・ 文字データ放送活用の推進 パソコンを使用できない人、高齢者・障害者への情報伝達手段として、ケーブルテ レビ等との連携を図り、わかりやすい文字データ放送の活用に努めます。 ② ・ ICT利活用による障害者への情報発信の充実 視覚障害者の社会参加の促進を図るため、QRコードなどを付与した各種通知や資 料等の作成を進めます。 ③ ・ 高齢者・障害者の社会参加を促進する地域コミュニティポータルサイトの活用促進 高齢者・障害者の社会参加を促進するため、イベント情報等の提供や就業サポート などが行える「たかおか情報交流パーク」の活用促進に努めます。 ホームページ 「たかおか情報交流パーク」 30 Ⅳ 基本方向5 施策の柱⑴ 具体的な取り組み だれもが安全・安心で、便利な暮らしを創る 安心で便利な暮らしを推進するICT基盤の整備 【現状と課題】 ◆ 災害発生時において、市民などへ正確な情報を迅速に伝達できるよう、情報通信基盤 の整備が必要となっています。 ◆ だれもがいつでもどこでもICTを利活用し、安心で便利な暮らしができるよう、光 ファイバーなどを活用した超高速通信網などのサービスエリアの拡大が求められていま す。 ◆ 消防救急無線は現在、アナログ方式であり、デジタル方式への移行が必要となってい ます。 【施策】 ① 防災行政無線の整備 ・ 災害時における避難情報等を市民などへ瞬時に伝達 するため、防災行政無線のデジタル化を図ります。 ② 消防施設の整備 ・ 高度な救急救助を確保し、市民の暮らしを守るため、 平成 28 年5月末までに消防救急無線のデジタル化を 図ります。 ③ 「地震防災マップ」 ・ 公衆通信回線等の高度化の促進 市民の安心で便利な暮らしを確保するため、民間通信事業者が進めている光ファイ バー等による情報通信回線の超高速化や新たな情報インフラの整備を推進していくよ う、国や県と連携して働きかけます。 施策の柱⑵ 防災・災害情報の充実・発信 【現状と課題】 ◆ 災害時において、市民などに瞬時かつ同時に避難情報等を伝達することが求められてい ます。また、地震等により孤立集落や拠点避難施設との連絡手段の確保が必要となってき ます。 31 Ⅳ 具体的な取り組み 【施策】 ① ICTの利活用による防災・災害情報の充実・発信 ・ 市役所と各施設等との双方向通信や、画像の送信が行 うことができるよう、防災行政無線のデジタル化を進め ます。 ・ ホームページやメール配信システム、ツイッターなど、 様々な情報発信手段の活用による防災・災害情報の発信 に努めます。 施策の柱⑶ 「高岡市公式ツイッター」 簡単で便利な市民サービスの提供 【現状と課題】 ◆ ICTを利活用し、市民等が生活に役立つ情報をいつでもどこでも取得し、簡単に手 続きできるような市民サービスが求められています。 【施策】 ① 便利な電子行政の推進 ・ 市税の滞納等による差押財産について、インターネットを利用したオークションに よる公売を進めます。 ・ 市民の利便性の向上を図るため、24 時間 365 日収納できるようコンビニエンススト ア収納の拡充に努めます。 ・ 税申告の利便性を図るため、インターネットを利用し、 自宅などから申告を行うことができる電子申告システ ムの利用促進に努めます。 ・ 各種手続きをいつでも簡単に行えるよう、電子申請シ ステムの導入の検討を行います。 国税電子申告・納税システム 「e-Tax」 ② 生涯学習・文化・スポーツ施設ネットワークシステムの充実 ・ 市民の利便性の向上を図るため、スポーツ施設予約システムの充実を図るとともに、 生涯学習・文化施設における予約システムの整備・充実を図ります。 また、県内の生涯学習・文化・スポーツ施設間と連携したネットワークの整備促進 を図ります。 32 Ⅳ 施策の柱⑷ 具体的な取り組み 行政情報発信の充実・発信手段の多様化推進 【現状と課題】 ◆ 市民ニーズの多様化やICTの進展に伴い、市民などが必要な行政情報を、いつでも どこでも簡単に取得できることが求められています。 ◆ 市民が行政に対して提案し、自らも主体的な活動を行えるよう、市民と行政とのコミ ュニケーションを図り、より良い信頼関係を築くことが求められています。 ◆ 近年、感染症や災害等による生命・健康への脅威が懸念されており、これらの健康危 機から市民の安全を確保するための情報提供が必要となっています。 【施策】 スマートデバイス*1(小型高機能ネット端末)の活用 ① ・ パンフレットや資料の電子化を図り、タブレット端末を活用した行政サービスの検討 を進めます。 ② 行政の情報発信内容の充実 ・ 市ホームページや携帯電話などを通じて、子育て支援、障害者や高齢者の施策など の福祉情報、地球環境問題や循環型社会の形成に向けた取り組みなどの環境情報、市 民協働、男女平等・共同参画に関する情報など、行政の情報発信内容の充実に努めま す。 ・ 「たかおか情報交流パーク」やツイッターなど、インターネット上で、市民や行政 などがタイムリーに情報交換することができるソーシャルメディアの活用に努めます。 ・ ケーブルテレビ等との連携を図り、地上デジタ ル・データ放送を活用した行政情報発信の充実に努 めます。 ・ 高齢者や障害者・外国人などの利便性の向上を図 るため、市ホームページに文字の拡大や読み上げ、 自動翻訳などの機能を備えます。 ホームページ 「ほっとホット高岡」 施策の柱⑸ 簡素・効率的な電子行政システムの整備 【現状と課題】 ◆ 高度化、多様化する市民ニーズに的確に対応し、市民の利便性の向上を図るとともに、 より効率的な電子行政を推進するためのシステムの整備が求められています。 ※1 小型高機能ネット端末のことで、スマートフォンやタブレット端末などを指す。 33 Ⅳ 具体的な取り組み 【施策】 共同アウトソーシング*1・自治体クラウド*2 の導入への取組 ① ・ 効率的な情報システムの利活用により、情報処理経費の縮減を図るため、広域での 共同アウトソーシング・自治体クラウドの導入に向けた取り組みを進めます。 ② ・ 電子入札の充実 事務の効率化や契約の透明化、受注機会の拡大及び競争性の向上を図り、より効率 的な電子行政を推進するため、電子入札システムの拡充に努めます。 ③ ・ 社会保障・税に関わる共通番号の導入 国と連携し、社会保障・税に関わる共通番号制の導入の取り組みを進めます。 施策の柱⑹ 情報セキュリティ対策の強化 【現状と課題】 ◆ 市が保有する市民の情報資産とプライバシーを守るため、大量の個人情報を取り扱う 情報処理業務の安定的運用と情報資産の安全管理が求められています。 また、情報資産の安定的運用を行うため、近年、増加しているサイ バーテロ*3 への対策が求められています。 【施策】 ① ・ 情報セキュリティ対策の充実 市民の貴重な情報資産を災害や事故等から守るため、施設・設備の整備や業務の継 続・早期復旧を行う組織体制の維持・改善を図ります。 ・ サイバーテロへの備えとして、ソフトウェアの脆弱性の解消や、常にウィルス対策 ソフトを最新の状態にしておくことのほか、職員のセキュリティ意識の向上に努めま す。 ② ・ 職員・教員研修の充実 職員・教員の情報セキュリティに対する意識喚起を図るため、研修の充実を図りま す。 ※1 複数の地方自治体が業務・情報システムを共同で標準化し、情報システムの開発、運用・保守を専門 業者に外部委託すること。 ※2 自治体が行う業務関連システムのクラウドコンピューティング運用のことで、基幹システムを民間の データセンターに統合し、これを複数の自治体で共同利用するといった形態。 ※3 政治的意図により、インターネット経由で他のコンピュータに不正アクセスを行い、相手の国家や企 業等にダメージを与えようとする行動。 34 Ⅳ 施策の柱⑺ 具体的な取り組み グリーンICT*1 の推進 【現状と課題】 ◆ 循環型社会を目指し、ICT分野においても環境負荷に配慮した取り組みが必要とな ってきています。 【施策】 ① ICTを利活用した環境負荷軽減の推進 ・ 庁内のペーパーレス化を推進するため、文書管理・電子決裁システム等の導入を検 討するとともに、省エネ機器の調達に努めます。 ※1 環境負荷に配慮した情報機器による消費電力の削減や情報システムなど、ICTの利活用による効率 化を進めることにより、地球環境の保護を促進する取り組みのこと。 35 36 Ⅴ 重点施策 (新規事業または拡充する事業) 37 Ⅴ 重点施策(新規事業または拡充する事業) Ⅴ 重点施策(新規事業または拡充する事業) 1 にぎわいをつなぎ、交流・観光をひろげる ◆ 市の歴史的文化資産をデータベース化し、 「歴史都市高岡」の情報発信に努めます。 ◆ 新幹線開業に伴う、交流観光拠点での情報通信基盤の整備を図るとともに、AR技術 などを活用し、外国人観光客にも対応した情報発信に努めます。 ◆ 市民や観光客の利便性の向上を図るため、公共交通総合案内システムの導入や、IC カードの導入を推進します。 【主な施策】 ⑴ デジタルミュージアムの構築 市の歴史的文化資産をデータベース化し、誰もが容易に鑑賞できるデジタルミュージア ムの構築に向けた検討を進めます。 ⑵ 交流・観光拠点でのネットワーク基盤の整備及び情報発信の充実 新幹線新駅、JR高岡駅、道の駅などの交流・観光拠点での情報通信基盤や広域情報ネ ットワークの整備に努めるとともに、観光・イベント情報の発信の充実を図ります。 ⑶ 公共交通総合案内システムの導入 新ステーションビルに整備する公共広場の待合室 に、JR、万葉線、路線バス、コミュニティバスの発 着情報を一元的に表示できるシステムを導入します。 ⑷ 「JR高岡駅万葉ロード」イメージ図 ICTを利活用した観光情報発信の充実 観光情報の発信について、AR技術を活用し、瑞龍寺に加え、高岡大仏をはじめ、古城 公園、勝興寺周辺、金屋町、山町筋の施設情報の発信を段階的に進めるなど、効果的な観 光情報の充実を図ります。 「金屋町」 タブレット端末、 スマートフォン等 金 屋 ⑸ 外国人との交流を促進する情報の充実・発信 町 本市を訪れる外国人観光客や本市に住む外国人向けに、市ホームページ、携帯電話、ツ イッターなどを通じて、外国語表記による情報発信の充実を図ります。 ⑹ ICカード導入の推進 市民や観光客の利便性の向上を図るため、地域公共交通機関や市の公共施設などで共通 利用が可能な多目的なICカードの導入の検討を進めます。 38 Ⅴ 2 重点施策(新規事業または拡充する事業) ものづくりの技を生かし、地域産業をはぐくむ ◆ ICTを利活用した新たな事業展開への支援に努めます。 ◆ 産業の活性化や高度情報化に対応していくため、市内の情報関連企業の育成や県内外 の主要なICTなどの先端技術産業の積極的な企業誘致を図ります。 ◆ 通信環境の整備を促進するとともに、イベント情報や観光情報などの情報発信の充実 を図り、商店街の活性化に努めます。 【主な施策】 ⑴ ICTを利活用した新たな事業展開への支援 web 商店街への支援など、インターネットを利活用した商品販売や宅配サービスなどを 行う新たな事業展開への支援に努めます。 ⑵ ICTを利活用した産業活動の促進 高岡商工会議所や商工会と連携し、産業活動を支援する情報発信や「新産業創造プラッ トフォーム」の充実に努めます。 ⑶ ICT企業誘致 産業構造の高度化や雇用機会の拡大を図るため、ICTなどの先端技術産業の企業誘致 に努めます。 災害に強い県である特性を活かし、データセンターなどの誘致に努めます。 ⑷ まちなかのにぎわいを創出する通信環境の整備促進や情報発信の充実 市民や観光客がスマートフォン等のモバイル機器により、イベント情報や観光情報など を駅周辺やまちなかで気軽に取得できるよう、Wi-Fi環境の整備を検討します。 また、まちのにぎわいの創出やまちなか居住を促進する情報発信の充実に努めます。 39 Ⅴ 重点施策(新規事業または拡充する事業) 3 創造性にあふれ、心豊かで元気な人を創る ◆ 学校教育におけるICT利活用の促進のため、ICT支援員の育成と活用に努めま す。 ◆ 明日を担う児童・生徒の情報利活用能力の習得及び向上のため、学校教育におけるI CT環境を整備するとともに、情報モラル教育の充実に努めます。また、新たな教育コ ンテンツの充実を図ります。 ◆ だれもがICTの恩恵を受け、実感できるよう、情報格差の軽減に取り組み、ICT の普及に努めます。 【主な施策】 ⑴ 学校におけるICT支援員の育成・活用 学習の充実、授業等におけるICT利活用の促進のため、ICT支援員(地域住民、N POなど)の育成・活用に努めます。 ⑵ 学校教育ICT環境の整備・充実による情報教育の推進 次世代を担う児童・生徒の情報利活用能力の向上を図るため、小・中・特別支援学校に おける情報関連機器などの整備・充実に努めます。 ⑶ ICT指導者によるICT普及の推進 ICTボランティア団体と連携し、パソコンなんでも相談 会やICT指導者養成講座の開催などの取り組みを進め、I CTの普及に努めます。 ⑷ 情報利活用能力の習得と情報モラル教育の充実 市民に対するICT普及と併せて情報モラルの周知に努めます。また、市内小・中・特 別支援学校の児童生徒の情報利活用能力の習得と情報モラル教育の充実に努めます。 40 Ⅴ 4 重点施策(新規事業または拡充する事業) みんなで支えあい、健やかな暮らしを創る ◆ 地域の中核医療機関としての役割を担うため、開業医等と診療情報及び画像情報を共 有することにより地域医療連携の強化を図ります。 ◆ ICTの利活用により、市民・地域・各種団体、関係機関などのネットワークを構築 し、地域保健・医療・福祉に係る情報化の推進に取り組みます。 ◆ 子育て世代の多様なニーズに応じた情報提供の充実に努めます。 ◆ 高齢者・障害者などの情報格差の是正を図るため、多様なICT利活用方法の周知に 努めるとともに、その活用により社会参加の促進に努めます。 【主な施策】 ⑴ 地域医療連携システムの構築 地域医療の連携強化を図るため、市民病院のカル テ、画像情報等を地域の開業医等においても参照で きるシステムを構築します。 ⑵ 高岡市民病院 文字データ放送活用の推進 パソコンを使用できない人、高齢者・障害者への情報伝達手段として、ケーブルテレビ 等との連携を図り、わかりやすい文字データ放送の活用に努めます。 ⑶ ICT利活用による障害者への情報発信の充実 視覚障害者の社会参加の促進を図るため、QRコードなどを付与した各種通知や資料等 の作成を進めます。 ⑷ 発達支援ネットワークの構築 子どもの健やかな成長を継続的に支援していくため、市内の保育園、幼稚園、小・中・ 特別支援学校、きずな学園、市役所を含む、子どもの支援の連携を図る情報ネットワーク を構築します。 ⑸ 子育て支援サイトの充実 子どもを安心して産み育てる支援体制を強化するため、子育てに関する情報を集約して 発信するとともに、気軽に相談できる環境や子どもをもつ親同士が交流できる場の提供な どに努めます。 ⑹ 高齢者・障害者の社会参加を促進する地域コミュニティポータルサイトの活用促進 高齢者・障害者が情報を発信し、交流を深め、ネットワークづくりを支援するとともに、 社会参加を促進するため、イベント情報等の提供や就業サポートなどが行える「たかおか 情報交流パーク」の活用促進に努めます。 ホームページ 「たかおか情報交流パーク」 41 Ⅴ 重点施策(新規事業または拡充する事業) 5 だれもが安全・安心で、便利な暮らしを創る ◆ だれもが安全・安心に暮らすことができるよう、災害時における迅速かつ安定した情 報伝達体制の強化と多様な情報手段による情報発信の充実に努めます。 ◆ 効率的な情報システムの利活用による財政面での負担軽減を図るため、共同アウトソ ーシング・自治体クラウドの導入に取り組みます。 ◆ 情報通信回線の高度化を促進するとともに、多様化する市民ニーズに対応した便利で わかりやすい電子行政の推進に努めます。 【主な施策】 ⑴ ICTの利活用による防災・災害情報の充実・発信 防災行政無線のデジタル化を図るとともに、ホームページや メール配信システム、ツイッターなど、様々な情報発信手段の 活用による防災・災害情報の発信に努めます。 ⑵ 共同アウトソーシング・自治体クラウドの導入への取組 効率的な情報システムの利活用により、情報処理経費の縮減を図るため、広域での共同 アウトソーシング・自治体クラウドの導入に向けた取り組みを進めます。 ⑶ 公衆通信回線の高度化の促進 Wi-Fiを利活用した公衆無線LANや光ファイバーによる情報通信回線の高速化や 情報インフラの整備を推進します。 ⑷ ICTを利活用した環境負荷軽減の推進 文書管理・電子決裁システム等の導入を検討するとともに、ペーパーレス化や省エネ機 器の積極的な導入により、環境にやさしい行政を推進します。 ⑸ スマートデバイス(小型高機能ネット端末)の活用 パンフレットや資料の電子化を図り、タブレット端末を活用した行政サービスの検討を 進めます。 ⑹ 電子入札の充実 事務の効率化や契約の透明化、受注機会の拡大及び競争性の向 上を図り、より効率的な電子行政を推進するため、電子入札シス テムの拡充に努めます。 42 Ⅵ 計画の推進 43 Ⅵ 計画の推進 Ⅵ 計画の推進 高岡市地域情報化基本計画をより実効性の高いものとするため、以下に掲げる点に留意 し、計画的に推進していきます。 なお、ICT分野の技術の進展が著しいことから、毎年度、高度情報化推進懇話会に報 告し、委員の皆様方のご意見等を踏まえ、柔軟な対応を図ることとします。 1 計画の推進体制 本市の地域情報化基本計画の策定並びに計画に掲げる施策・事業の着実な推進のため、 外部の委員で構成する高度情報化推進懇話会及び本市の全庁的な組織である高度情報化 推進庁内連絡会議を設置しています。 ⑴ 高度情報化推進懇話会 今日の高度情報化の動向に則したご意見等をいただくため、学術関係者、経済関係者 など、10 名以内の外部の委員で構成する高岡市高度情報化推進懇話会を設置しています。 地域情報化基本計画の策定、計画の進行、その他高度情報化に関してのご助言などをい ただきます。 ⑵ 高度情報化推進庁内連絡会議 本市における高度情報化施策を総合的かつ計画的に推進するため、庁内組織として、 副市長を委員長とする高度情報化推進庁内連絡会議を設置しています。 2 国・県の施策との連携 国においては、 「i-Japan 戦略 2015」や「新たな情報技術戦略」などを策定し、真に国 民主権の社会を目指した施策を進めています。 富山県においては、情報化計画を進めるにあたって、市町村に対しては、県の情報政 策の推進に関する基本的な方向と施策の進め方に理解を求めるとともに、県との相互支 援と協力関係の中で、効果的・効率的な施策の推進を期待しています。 こうしたことから、本市の地域情報化を推進するにあたっては、これまで以上に国・ 県等の動向を把握し、新たな施策の検討等を行います。 44 Ⅵ 3 計画の推進 市民参加と協働 今日の地域情報化は、パソコンやインターネット等の飛躍的な普及により、市民生活 や企業活動と切り離せなくなっています。 地域情報化を推進するにあたっては、市民参加をさらに進め、市政やまちづくりを自 らのこととしてとらえ、市民や団体と行政などが自由に意見を交わしながら、一緒に考 えて、行動していく必要があります。 このため、市内のすべての市民・団体・事業者などが行政とともに、地域情報化の実 施者として、様々な分野で協力・連携していく共創による地域の情報化施策を推進して いきます。 4 情報セキュリティ対策 情報化社会においては、大規模な災害や情報ネットワークに対する不正アクセス、特 に最近増加しているサイバーテロ、人為ミスなどによるシステムの障害が市民生活に大 きな影響を及ぼす恐れがあります。 このため、市の情報セキュリティ対策基準に基づく情報処理に関する物理的・システ ム的な対策や職員に対する意識喚起に取り組むとともに、市の情報処理業務運用基準に 基づく厳格な業務運用を行い、委託業者に対しても指導監督の強化に努め、個人情報保 護と情報セキュリティの対策の強化を図っていきます。 45 46 Ⅶ 重点施策の実施計画、目標とする指標 47 Ⅶ 重点施策の実施計画、目標とする指標 Ⅶ 重点施策の実施計画、目標とする指標 1 重点施策の実施計画 基本方向1 にぎわいをつなぎ、交流・観光をひろげる 主 な 施 策 ( )内は掲載頁 (P.38) 期間及び 事業主体 事業費 [百万円] H24~28 ⑴ デジタルミュージアムの構築 1 市 H24~28 ⑵ 交流・観光拠点でのネットワーク基盤の整備及び情報発信の充実 103 市・民間 H24~25 ⑶ 公共交通総合案内システムの導入 54 市・民間 H24~28 ⑷ ICTを利活用した観光情報発信の充実 2 市 H24~28 ⑸ 外国人との交流を促進する情報の充実・発信 102 市 H24~26 ⑹ ICカード導入の推進 107 市・民間 計 369 基本方向2 ものづくりの技を生かし、地域産業をはぐくむ 主 な 施 策 (P39) ( )内は掲載頁 期間及び 事業主体 事業費 [百万円] H24~28 ⑴ ICTを利活用した新たな事業展開への支援 12 市・民間 H24~28 ⑵ ICTを利活用した産業活動の促進 1 市 H24~28 ⑶ ICT企業誘致 ⑷ 3 まちなかのにぎわいを創出する通信環境の整備促進や情報発信の 充実 計 48 市 H24~28 8 市・民間 24 Ⅶ 重点施策の実施計画、目標とする指標 基本方向3 創造性にあふれ、心豊かで元気な人を創る 主 な 施 策 ( )内は掲載頁 (P40) 期間及び 事業主体 事業費 [百万円] H24~H28 ⑴ 学校におけるICT支援員の育成・活用 - 市・NPO H24~28 ⑵ 学校教育ICT環境の整備・充実による情報教育の推進 567 市 H24~28 ⑶ ICT指導者によるICT普及の推進 10 市・NPO H24~28 ⑷ 情報利活用能力の習得と情報モラル教育の充実 - 市・民間 計 577 基本方向4 みんなで支えあい、健やかな暮らしを創る 主 な 施 策 ( )内は掲載頁 (P41) 期間及び 事業主体 事業費 [百万円] H24~27 ⑴ 地域医療連携システムの構築 950 市・民間 H24~26 ⑵ 文字データ放送活用の推進 - 市・民間 H24~28 ⑶ ICT利活用による障害者への情報発信の充実 - 市 H24~28 ⑷ 発達支援ネットワークの構築 - 市・民間 H24~28 ⑸ 子育て支援サイトの充実 ⑹ - 高齢者・障害者の社会参加を促進する地域コミュニティポータル サイトの活用促進 計 49 市・民間 H24~28 6 市・民間 956 Ⅶ 重点施策の実施計画、目標とする指標 基本方向5 だれもが安全・安心で、便利な暮らしを創る 主 な 施 策 ( )内は掲載頁 (P42) 期間及び 事業主体 事業費 [百万円] H24~28 ⑴ ICTの利活用による防災・災害情報の充実・発信 791 市 H24~28 ⑵ 共同アウトソーシング・自治体クラウドの導入への取組 5 市 H24~28 ⑶ 公衆通信回線の高度化の促進 - 市・民間 H24~28 ⑷ ICTを利活用した環境負荷軽減の推進 - 市 H24~26 ⑸ スマートデバイス(小型高機能ネット端末)の活用 1 市 H24~28 ⑹ 電子入札の充実 125 市 計 922 総 計 50 2,848 Ⅶ 重点施策の実施計画、目標とする指標 2 重点施策の目標とする指標 基本方向 基準数値 (年度等) 指標名 112,740 観光ホームページのアクセス数 件/年 (H22) にぎわいをつなぎ、 交流・観光をひろげる 歴史・文化施設入込者数 (瑞龍寺、勝興寺、土蔵造りの 1,042,658 まち資料館、鋳物資料館、伏木 人/年 気象資料館、古城公園、御車 (H22) 山会館) 16,686 外国語版ホームページアクセス 回/年 数 (H22) web商店街参加事業所数 (-)社 新商品・新技術開発補助採択 ものづくりの技を生かし、 件数 地域産業をはぐくむ 4件/年 (H22) 公衆無線LANアクセスポイント設置 数 (-)箇所 ICT講座受講者数 63人/年 (H22) 1人 (H22) 創造性にあふれ、 ICT支援員数 心豊かで元気な人を創る みんなで支えあい、 健やかな暮らしを創る 児童・生徒を対象としたICT講 座受講者数 (-)人/ 年 地域連携ネットワークシステム の加入医療機関数 17機関 (H22) 子育て支援サイトアクセス数 8,524 件/年 (H22) 「たかおか情報交流パーク」コ ミュニティ登録団体数 9団体 (H22) デジタル化に対応した防災行政 無線子局設置数 (-)局 だれもが安全・安心で、 ICT関連機器のグリーン調達率 便利な暮らしを創る 電子入札実施割合 (建設工事、建設コンサルタント 業務委託) 51 (-)% 43.3% (H22) 目標数値 (H28) 指標の考え方 ホームページによるきめ細やかな観 125,000 光情報を発信することにより、観光 件/年 ホームページのアクセス数の増加に つなげ、観光客の増加を図る。 「歴史都市高岡」の充実を図るた め、歴史的文化資産のデジタル映像 1,120,000 などをデータベース化し、発信すること 人/年 により、5年間で7%の増加を目指す。 外国人への生活情報や行政情報を 20,000 分かりやすく提供するため、多言語に 回/年 よりきめ細かく発信し、アクセス数の 20%増を目指す。 中小小売業者等の販路の開拓を支 援し、ネット販売による地域外での販 85社 路の確保・確立を促進する。 産業活動を支援する情報発信や、 「新産業創造プラットフォーム」の充実 5件/年 に努め、新商品や新技術の開発を促 進する。 市民や観光客の利便性の向上とま ちのにぎわいの創出を促進するため、 15箇所 安定した通信環境を維持し、情報発信 の充実に努める。 障害者・高齢者への情報格差の是 正を図るため、ICT普及に取り組む活 100人/年 動を支援し、多様なICT利活用方法の 周知と社会参加の促進に努める。 学習の充実、授業等におけるICT利 活用の促進を図るため、ICT普及に取 40人 り組む活動を支援し、ICT支援員の確 保に努める。 次世代を担う児童・生徒の情報利活 用能力の向上を図るため、ICT普及に 200人/年 取り組む活動を支援し、高度情報化に 対応できる人材育成の促進に努め る。 地域の中核病院として各医療機関と の診療情報の共有化による連携を強 40機関 化し、地域医療の質的向上を図るた め、ネットワークに加入する医療機関 数の増加を目指す。 子育て世代の多様なニーズに対応 15,000 するため、子育てに関する情報を集約 件/年 することにより、支援情報の充実に努 める。 高齢者・障害者の社会参加を促進す るため、ICT普及に取り組む活動を支 50団体 援し、情報交換の場としてのコミュニ ティの活用を推進する。 安心して暮らせるまちづくりを進める ため、防災行政無線子局設置箇所の 167局 増加を目指す。 環境にやさしい行政を推進するた め、省エネ型ICT関連機器等の導入 に努め、グリーン調達率を計画的に向 50% 上するとともに、職員の意識向上を図 る。 事務の効率化や契約の透明化、受 注機会の拡大及び競争性の向上を図 るため、建設工事、建設コンサルタン 100% ト業務の全入札における電子入札割 合100%を目指す。 52 付 属 資 資料1 高岡市高度情報化推進懇話会開催経過 資料2 高岡市高度情報化推進懇話会設置要綱 資料3 高岡市高度情報化推進懇話会委員名簿 資料4 用 語 解 説 53 料 付属資料 資料1 高岡市高度情報化推進懇話会開催経過 第1回懇話会【平成23年7月5日(火)】 ・ 委員の委嘱及び委員長の選出、副委員長の指名 ・ 計画の策定について(趣旨、期間、体制、役割、計画策定のスケジュール(懇話会の 進め方) ) ・ 計画策定の背景(新計画策定の考え方、国・県の情報化計画・施策の動向、市総合計 画の大綱、社会経済情勢の変化・情報化の現状、高岡市の動向、現計画の進捗状況) ・ 計画の体系について(現計画の構成、地域情報化の基本目標(将来像)、施策の体系 と柱立て) 第2回懇話会【平成23年9月29日(木)】 ・ 現計画の施策の評価・課題 ・ 地域情報化の基本目標(将来像) ・ 計画の体系について(施策の体系と柱立て、基本方向の内容、基本方向・施策の柱・ 主な施策・施策の内容、重点的な施策・事業) 第3回懇話会【平成23年11月28日(月) 】 ・ 高岡市地域情報化基本計画中間報告(案)について ・ 施策の体系について ・ 重点施策における目標とする指標 第4回懇話会【平成24年2月10日(金)】 ・ 高岡市地域情報化基本計画最終(案)について ・ 中間報告(案)における委員各位からの意見などへの対応 ・ 中間報告に対するパブリックコメントへの対応 54 付属資料 資料2 高岡市高度情報化推進懇話会設置要綱 (設置) 第1条 今日の高度情報化の動向に則した意見等を求めるため、高岡市高度情報化推進懇話会 (以下「懇話会」という。)を設置する。 (所掌事務) 第2条 懇話会は、次の事務を所掌する。 (1) 高岡市地域情報化基本計画の策定にあたり、意見を述べること。 (2) 基本計画策定後は、計画の進行や事業の進捗状況について調査審議すること。 (3) その他高度情報化に関して意見を述べること。 (組織) 第3条 2 懇話会は、10 名以内の委員をもって組織する。 委員は、学術関係者、経済関係者及び高度情報化に則した意見等を求めるため市長が必要 と認める者のうちから、市長が委嘱する。 (任期) 第4条 委員の任期は、2年とする。ただし再任は妨げない。 (委員長及び副委員長) 第5条 懇話会に委員長、副委員長を置き、委員長は委員が互選し、副委員長は委員長が指名 する。 2 委員長は、会務を総理する。 3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときはその職務を代理する。 (会議) 第6条 懇話会の会議は、委員長が招集し、委員長が議長を務める。ただし、委員の委嘱後最 初の会議は、市長が招集する。 2 委員長は、必要に応じ、委員以外の者に会議への出席を求め、説明又は意見を聴くことが できる。 (庶務) 第7条 懇話会の庶務は、経営企画部情報政策課において処理する。 (補則) 第8条 この要綱に定めるもののほか、懇話会の運営に関し必要な事項は、委員長が懇話会に 諮って定める。 附 則 (施行期日) 1 この要綱は、平成 18 年 12 月 25 日から施行する。 (経過措置) 2 この要綱の施行の日以後、最初に委嘱された委員の任期は、第4条の規定にかかわらず、 平成 20 年3月 31 日までとする。 55 付属資料 資料3 高岡市高度情報化推進懇話会委員名簿 (敬称略、委員は五十音順) № 役 職 1 委 員 長 中 野 愼 夫 2 副委員長 能 登 和 敏 3 委 浦 田 節 子 楽学電脳座 会員 員 氏 名 団 体 ・ 職 名 等 富山県立大学工学部 教授 特定非営利活動法人 ネットワークアシストたかおか 理事長 4 〃 大 井 治 幸 高岡商工会議所中小企業相談所 所長 5 〃 太 田 由 美 株式会社KSコミューン 代表 6 〃 串 7 〃 小 松 裕 子 富山大学芸術文化学部 准教授 8 〃 瀧 根 智 志 高岡町衆サロン マネージャー 9 〃 松 田 英 昭 たかおか未来web商店街 代表 10 〃 矢 後 智 子 福岡小学校PTA 副会長 田 功 高岡市身体障害者協会 理事 56 付属資料 用語解説 資料4 ◆アルファベット 拡張現実ともいう。コンピュータを用いて、現実に見ている対象 AR技術 物に関連する文字や画像、映像などの情報を重ね合わせて表示す る技術のこと。 ASP アプリケーションソフトの機能をインターネット経由で提供す る事業者のこと。 電波による無線送信でなく、ケーブルを用いて伝送するテレビジ ョン放送(ケーブルテレビ)のこと。山間部など、テレビの電波 CATV が届きにくい地域において、テレビの視聴を可能にする目的で開 発された。近年では、多チャンネルや固定電話、高速なインター ネット接続なども含む複合的なサービスを指す。 地理情報システムのこと。コンピュータ上の地図データに、文字 GIS や数字、画像などを重ね合わせて表示・編集し、情報を検索・分 析するシステム。 Information and Communication Technology(情報通信技術)の ICT 略。 IT(情報技術)に「Communication」を加え、ネットワーク通 信による情報・知識の共有が念頭に置かれた表現である。 キャッシュカードのようなプラスチック製のカードに、ICチッ ICカード NPO プを埋め込み、情報を記録できるようにしたもの。 Non Profit Organization の略称。営利を目的とせず、公益的な 市民活動を行う民間団体の総称。 日本で開発された正方形の2次元バーコードの一種。携帯電話の カメラなどでQRコードを撮影すると、そこに記録されたホーム QRコード ページのアドレスなどが表示され、ホームページに簡単に接続で きる。 視覚障害者が音声読み上げ機能を持った携帯電話でQRコード を読み取り、より多くの情報を取得することができる。 Social Networking Service の略。インターネット上で、人と人 SNS とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型の会員制の サービスまたはそのようなサービスを提供するWebサイト。 パソコンなどの情報通信機器を利用して、小さなオフィスや自宅 SOHO などでビジネスを行っている事業者。(Small Office Office) 57 Home 付属資料 標準規格の無線LAN(無線でデータ通信を行う)を利用した機 器間の相互接続性が認証していることを示すブランド名。パソコ Wi-Fi ンやゲーム機など、Wi-Fiが搭載されている機器は、無線ア クセスポイントを利用してインターネットに接続することがで きる。 ◆ア行 インフラストラクチャーの略称で、生産や生活の基盤を形成する インフラ 構造物のこと。情報技術の世界で言うインフラとは、何らかのシ ステムや事業を有効に機能させるために基盤として必要となる 設備や制度などのこと。 インターネットを活用し、透明でオープンな政府を実現するため オープンガバメント に、行政情報の公開・提供と国民の政策決定への参加を促進する 取り組み。 ◆カ行 複数の地方自治体が業務・情報システムを共同で標準化し、情報 共同アウトソーシング システムの開発、運用・保守を専門業者に外部委託すること。 インターネットを通じて、ソフトウェア、ハードウェア、データ クラウドコンピューティ などの各種コンピュータ資源を必要に応じて利用するサービス。 ング ネットワークを雲(クラウド)の図で表すことが多いことに由来 している。 環境負荷に配慮した情報機器による消費電力の削減や情報シス グリーンICT テムなど、ICTの利活用による効率化を進めることにより、地 球環境の保護を促進する取り組みのこと。 映像や画像、音声、文章などの情報そのもののことを指し、情報 コンテンツ 内容ともいう。 ◆サ行 政治的意図により、インターネット経由で他のコンピュータに不 サイバーテロ 正アクセスを行い、相手の国家や企業等にダメージを与えようと する行動。 自治体が行う業務関連システムのクラウドコンピューティング 自治体クラウド 運用のことで、基幹システムを民間のデータセンターに統合し、 これを複数の自治体で共同利用するといった形態。 58 付属資料 コンピュータへの不正アクセスやデータの改ざん、情報漏洩、地 情報セキュリティ 震や火災等の災害などの脅威から情報資産の機密性、安全性、可 用性を維持すること。 情報を扱う上で必要とされる道徳のこと。または、情報社会にお 情報モラル いて、身につけておくべき考え方や態度のこと。 情報機器やインターネット等のネットワークを活用して、情報や 情報リテラシー データを扱う際に必要な知識や能力のこと。情報利活用能力とも いう。 新産業創造プラットフォ ーム 新たな産業の創出や新事業の展開に向けた取り組みを支援する 体制。 小型高機能ネット端末のことで、スマートフォンやタブレット端 スマートデバイス 末などを指す。 音声通信以外に、インターネット利用やパソコンで作成された各 スマートフォン 種ファイルの閲覧などの機能を備えた携帯電話。 インターネット上で、だれもが参加でき、双方向のコミュニケー ソーシャルメディア ションが可能なメディアのこと。 利用者が発信した情報や利用者間のつながりによって成り立っ ている。 ◆タ行 板状の外形で、タッチパネル式の画面を備え、指で操作する、携 タブレット型端末 帯可能な情報端末の総称。 インターネット上に、今していること、感じたことなどを「つぶ ツイッター やき」と呼ばれる短い文章にして投稿し、コミュニケーションを 交わすことができる Web サービス。 博物館や美術館、図書館の収蔵品をはじめ、有形・無形の文化資 デジタルアーカイブ デジタルディバイド(情 報格差) 源等を、デジタル化して保存等を行うこと。 インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と 利用できない者の間に生じる格差。 絵画や彫刻などの芸術作品や、伝統文化、歴史などに関する情報 デジタルミュージアム をデジタル化して保管し、ネットワーク上でだれもが閲覧可能と した博物館や美術館のこと。 59 付属資料 通信ネットワークを利用した時間・場所にとらわれない就労形態 テレワーク のこと。実際の労働場所にもよるが、在宅勤務の一形態とも考え られる。 医師が記録するカルテを、コンピュータを用いて電子的に記録、 電子カルテシステム 動画共有サイト 保存、管理するシステム。 インターネット上で、音声付きの動画を自由に投稿・閲覧できる サービスを提供する Web サイト。 ◆ハ行 大量の情報を高速で送受信できるインターネット接続サービス ブロードバンド の総称。 日記のような形式で、継続して更新されるWebサイトやそのサ ブログ ービス。 インターネットの入口となるWebサイト。主に検索エンジンや ポータルサイト リンク集など、様々なサービスを提供することにより、利用者の 増加を図っている。 ◆マ行 情報やデータをだれでもわかるように開示すること。 「見える化」 見える化 することで、問題点の共有や業務の効率化、改善にもつながる。 60 平成24年2月 高岡市経営企画部情報政策課 〒933‐8601 富山県高岡市広小路 7‐50 TEL:(0766)20‐1238 / FAX:(0766)20‐1319 E‐MAIL:[email protected] 高岡市ホームページ「ほっとホット高岡」 http://www.city.takaoka.toyama.jp/