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インテル® デスクトップ・ボード DG33TL 各コンポーネントの

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インテル® デスクトップ・ボード DG33TL 各コンポーネントの
インテル® デスクトップ・ボード
DG33TL
各コンポーネントのデスクトップ・
ボードへの取り付けと交換
Order Number:D90031-002-J2001
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
はじめに
このマニュアルは、インテル® デスクトップ・ボード DG33TL の各コンポーネントのデスクトップ・ボード
への取り付けと交換に関する情報を提供するものです。
対象
このマニュアルは、専門的な知識を持つ技術者を想定しています。一般的なお客様を対象としたもの
ではありません。
使用目的
すべてのインテル® デスクトップ・ボードは、家庭、オフィス、学校、コンピューター・ルームなどで使わ
れるパーソナル・コンピューター向けの情報技術機器 (I.T.E) として検証されています。医療、産業、
アラーム・システム、試験装置などのその他の PC および PC 以外の組み込み用途または環境に関し
ては、インテルが別途検証しない限り本製品の適合性がサポートされない場合があります。
凡例
このマニュアルでは次のようなマークが使用されています:
警告
警告はハードウェアの損傷やデータの損失を防止する方法をユーザーに通告します。
ノート
ノートは、重要な情報に注意を促します。
用語
下表では、このマニュアルで使用されるいくつかの一般的な用語について説明します。
2
用語
説明
GB
ギガバイト (1,073,741,824 バイト)
GHz
ギガヘルツ (10 億ヘルツ)
KB
キロバイト (1024 バイト)
MB
メガバイト (1,048,576 バイト)
Mbit
メガビット (1,048,576 ビット)
MHz
メガヘルツ (100 万ヘルツ)
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
2 各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの
取り付けと交換
この章では以下の手順について説明します:
•
I/O シールドの取り付け
•
デスクトップ・ボードの取り付けと取り外し
•
プロセッサーの取り付けと取り外し
•
メモリーの取り付けと取り外し
•
PCI Express x16 カードの取り付けと取り外し
•
IDE およびシリアル ATA ケーブルの接続
•
外部 SATA (eSATA) アダプターのブラケットの取り付け
•
内部ヘッダーへの接続
•
フレキシブル・オーディオ・システムの接続
•
シャーシファンおよび電源ケーブルの接続
•
BIOS コンフィグレーション・ジャンパーの設定
•
パスワードのクリアー
•
電池の交換
はじめに
警告
この章の作業手順は、ユーザーがパーソナル・コンピューターに関連する一般的な用語および、電子
機器の使用と変更に必要な安全対策や法規の準拠に精通していることを前提としています。
この章で説明している作業を行う前に、必ずコンピューターを電源、あらゆる通信リンク、ネットワーク
またはモデムから切り離してください。コンピューターのケースを開けたり、作業を実行したりする際に
電源、通信リンク、ネットワークまたはモデムを接続したままにすると負傷や機器の損傷の原因になり
ます。ボード上の一部の回路はフロントパネルの電源ボタンがオフになっていても継続して動作してい
ることがあります。
作業を始める前に以下のガイドラインを遵守してください:
•
すべての作業の手順を必ず正しい順番で実行してください。
•
コンピューターの型番、シリアルナンバー、インストールされているオプション、設定情報など、コ
ンピューターに関する情報を記録するログを作成してください。
•
静電気放電 (ESD) はコンポーネント損傷の原因となります。この章で説明されている作業を実
行するときには、必ず帯電防止用リストストラップと導電フォームパッドを着用し、静電気対策の
施された作業場で行ってください。そのような作業場がない場合は、帯電防止用リストストラップを
着用し、それをコンピューター・シャーシの金属部分に接続することによって静電気放電をある程
度防止できます。
3
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
取り付けに際しての注意事項
インテル® デスクトップ・ボードの取り付けおよびテストには、取り付け手順に記載されているすべての
注意と警告を守ってください。
負傷を予防するために以下の事柄に注意してください:
•
コネクターのとがったピン
•
プリント基板上のとがったピン
•
シャーシのぎざぎざのエッジやとがった角
•
熱を持った部品 (プロセッサー、電源レギュレーター、ヒートシンクなど)
•
回路のショートの原因となるワイヤの損傷
コンピューターの保守を専門的な知識を持つ技術者に任せるよう指示する注意や警告がある場合に
は、それらをすべて守ってください。
電源の過負荷防止
電源出力に過大な負荷をかけないでください。電源の過負荷を防止するためには、コンピューター内
の全モジュールの合計電流負荷が電源の各出力回路の定格電流以下であることを確認してください。
安全規格と規制事項の遵守
本章の指示やシャーシ、付随するモジュールの注意事項をよく読み、遵守してください。もし、これらの
指示を守らなかった場合には、地域の法律や規制事項に違反する可能性や危険が生じてきます。ま
た、シャーシの指示が本章や付随するモジュールの指示と一致しない場合は、どうすれば安全規格と
規制事項を守ることができるのか、シャーシの販売業者のテクニカルサポートにお問い合わせくださ
い。
関連リンク
規制事項への準拠についての情報は、75 ページの付録 B を参照してください。
4
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
I/O シールドの取り付け
デスクトップ・ボードには I/O シールドが同梱されています。I/O シールドを シャーシに取り付けると、高
周波の漏洩を防ぐとともに、内部のコンポーネントをほこりや異物の侵入から保護し、シャーシ内の空
気の流れを促進します。
シャーシにデスクトップ・ボードを取り付ける前に、I/Oシールドを取り付けてください。図 1に示すように
シャーシの内側からシールドを押して、しっかりと正しい位置に収まるようにします。シールドが合わな
い場合は、シャーシの販売業者から適切なサイズのシールドを入手してください。
図 1. I/O シールドの取り付け
5
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
デスクトップ・ボードの取り付けと取り外し
警告
専門知識を持った技術者以外はこの作業を行わないでください。ここで説明している作業を実行する
前にコンピューターを電源から切り離してください。コンピューターを開ける際に電源を接続したままに
すると、負傷や機器の損傷の原因になります。
デスクトップ・ボードの取り付けおよび取り外し手順についてはシャーシのマニュアルを参照してくださ
い。
図 2にデスクトップ・ボードDG33TLのシャーシへの取り付け穴の位置を示します。
図 2. デスクトップ・ボード DG33TL の取り付け穴の位置
6
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
プロセッサーの取り付けと取り外し
デスクトップ・ボードにプロセッサーを取り付ける手順は、次のとおりです。
プロセッサーの取り付け
警告
プロセッサーを取り付ける前、または取り外す前には必ず電源コードを抜いて AC 電源から切り離して
ください。また、待機電源 LED が点灯していないことを確認してください (Error! Reference source
not found.を参照)。そうしないとプロセッサーやボードに損傷を与えることがあります。
プロセッサーを取り付けるには、以下の手順に従ってください:
1.
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
2.
ソケットレバーを一度押し下げ、ソケットから離すようにしてレバーを開きます (図 3のAおよび
B)。
図 3. ソケットレバーを持ち上げる
7
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
3.
ロードプレート (図 4のA) を持ち上げます。ソケットの接点 (図 4のB) には触れないでくださ
い。
図 4. ロードプレートを持ち上げる
4.
ロードプレートからプラスチックの保護カバーを取り外します (図 5を参照)。保護カバーは捨てな
いでください。プロセッサーをソケットから取り外したときは必ずソケットカバーを取り付けてくださ
い。
図 5. 保護カバーを取り外す
8
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
5.
プロセッサーの保護カバーを取り外します。プロセッサーを持つときには必ずエッジ部分を持ち、
プロセッサーの底面に触れないようにしてください (図 6を参照)。保護カバーは捨てないでくださ
い。プロセッサーをソケットから取り外したときには必ず保護カバーを取り付けてください。
図 6. プロセッサーの保護カバーを取り外す
6.
図 7に示した向きでプロセッサーを親指と人差指で持ちます。指の位置とソケットの切り欠き (図
7のA) の位置が合っていることを確認してください。ノッチ (図 7のB) をソケット (図 7のC)に合
わせます。プロセッサーを傾けたり滑らせたりせずにソケットにまっすぐ下ろします。
図 7. プロセッサーを取り付ける
9
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
7.
ロードプレートを押し下げ (図 8のA)、ソケットレバーを閉じて固定します (図 8のB)。
図 8. ロードプレートを閉じる
プロセッサー・ファン・ヒートシンクの取り付け
デスクトップ・ボード DG33TL には、プロセッサー・ファン・ヒートシンク・リテンション・メカニズム (RM)
があります。プロセッサー・ファン・ヒートシンクをデスクトップ・ボードに取り付ける手順については、ボ
ックス版プロセッサーの説明書を参照してください。
10
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
プロセッサー・ファン・ヒートシンクの電源ケーブル接続
プロセッサー・ファン・ヒートシンクの電源ケーブルを 4 ピン・プロセッサー・ファンヘッダー (図 9を参照)
に接続します。推奨されている 4 ピンのコネクターを備えたファンは、図 9のAのように接続します。推
奨されていませんが、3 ピンのコネクターを備えたファンも利用できます (図 9のBを参照)。ただし、3
ピンのケーブルしか持たないファンは、回転数の制御が行なえず、常時フルスピードで回転します。
図 9. プロセッサー・ファン・ヒートシンクの電源ケーブルをプロセッサー・ファンヘッダーに接続
プロセッサーの取り外し
プロセッサー・ファン・ヒートシンクおよびプロセッサーの取り外し手順については、プロセッサーの取り
付け説明書を参照してください。
11
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
メモリーの取り付けと取り外し
ノート
該当するすべてのインテル® SDRAM メモリー仕様に完全に準拠するために、ボードに使用する
DIMM は SPD (Serial Presence Detect) データ構造に対応している必要があります。
デスクトップ・ボード DG33TL には、4 つの 240 ピン DDR2 DIMM ソケットがあり、チャネル A とチャネ
ル B の両方に DIMM 0 および DIMM 1 ソケットが配置されています。
ノート
メモリー設定 (デュアルチャネル / シングルチャネル) の如何に関わらず、チャネル A / DIMM 0 ソ
ケットに DIMM を取り付ける必要があります。これは ICH9R マネージャビリティー・エンジン機能を使用
する際に必須です。
デュアルチャネル・メモリー構成のガイドライン
DIMM を取り付ける前に、以下のデュアルチャネル・メモリー構成に関するガイドラインを良く読み、そ
れに従ってください。
2 本または 4 本の DIMM を使用する場合
チャネルAとBの両方のDIMM 0 (青色) に速度と容量が同一の規格が揃ったDIMMを 2 枚 1 組にして
取り付けます (図 10を参照)。
図 10. デュアルチャネル・メモリーの構成例 1
12
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
メモリーを増設する場合は、規格が揃った 2 枚のDIMMをチャネルAおよびBの両方のDIMM 1 (黒色)
に取り付けます (図 11を参照)。
図 11. デュアルチャネル・メモリーの構成例 2
3 本の DIMM を使用する場合
速度と容量が同一の規格が揃った 2 枚 1 組のDIMMをチャネルAのDIMM 0 (青色) およびDIMM 1
(黒色) に取り付けます。さらに速度が同じで、チャネルAに取り付けた 2 枚のDIMMの合計容量と同一
の容量のDIMMをチャネルBのDIMM 0 またはDIMM 1 に取り付けます (図 12を参照)。
図 12. デュアルチャネル・メモリーの構成例 3
ノート
上記以外のメモリー構成は、すべてシングルチャネル・メモリーとして動作します。
13
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
DIMM の取り付け
必ず適切なDIMMを用意し、DDR2 DIMMを説明する図 13のイラストに合わせて置いてください。す
べてのノッチがDDR2 DIMMと合わなければなりません。
図 13. DDR2 DIMM を使用してください
ノート
インテル® クワイエット・システム・テクノロジーを有効にするには、チャネル A の DIMM 0 ソケットにメ
モリーが装着されている必要があります。
DIMM を取り付けるには、以下の手順に従ってください:
14
1.
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
2.
コンピューターに接続されているすべての周辺機器の電源を切ります。コンピューターの電源を切
り、AC 電源コードを取り外します。
3.
コンピューターのカバーを開け、DIMMソケットの位置を確認します (図 14を参照)。
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
図 14. DIMM の取り付け
4.
DIMM ソケットのレバーが、両方とも外側に押し開かれた状態になっていることを確認します。
5.
DIMM の両端を持って静電気防止パッケージから取り出します。
6.
DIMMをソケットの上に載せます。DIMMの下端の小さな切り欠きをソケットのキーに合わせてくだ
さい (図 14内のイラストを参照)。
7.
DIMM の下端をソケットに挿入します。
8.
DIMM を挿入したら、メモリーソケットのレバーが正しい位置にはまるまで DIMM の上部を押し込
みます。クリップがしっかりとはまっていることを確認してください。
9.
コンピューターのカバーを取り付け、AC 電源コードを接続します。
15
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
DIMM の取り外し
メモリーモジュールを取り外すには、以下の手順に従ってください:
16
1.
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
2.
コンピューターに接続されているすべての周辺機器の電源を切ります。コンピューターの電源を切
ります。
3.
AC 電源コードをコンピューターから取り外します。
4.
コンピューターのカバーを取り外します。
5.
静かにメモリーソケットのレバーを広げます。すると DIMM がソケットから持ち上がります。
6.
DIMM の両端を持ってソケットから外し、静電防止パッケージに収納します。
7.
メモリーソケットの作業をするために取り外したすべての部品を再度取り付けます。
8.
コンピューターのカバーを取り付け、AC 電源コードを接続します。
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
PCI Express x16 カードの取り付けと取り外し
警告
PCI Express x16 カードをデスクトップ・ボードに取り付けた場合は、システムの電源を入れる前に必
ずカードが PCI Express x16 コネクターに完全に取り付けられていることを確認してください。カードが
PCI Express コネクターに完全に取り付けられていないと、PCI Express コネクターのピンに電気ショ
ートが発生することがあります。電源に過電流防止対策が施されているかどうかにもよりますが、一部
のデスクトップ・ボード・コンポーネントやトレースが損傷を受ける可能性があります。
PCI Express x16 カードの取り付け
1.
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
2.
PCI Express x16 コネクター (図 15のA) にカードを合わせ、コネクターに完全に装着されるまで
押し込むと、リテンションの切り欠きがリテンション・レバーにはまります。
3.
カードの金属製ブラケットをシャーシのバックパネルにねじで留め付けます (図 15のBを参照)。
図 15. PCI Express x16 カードの取り付け
17
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
PCI Express x16 カードの取り外し
PCI Express x16 カードをコネクターから取り外すには、以下の手順に従ってください:
1.
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
2.
カードの金属製ブラケットをシャーシのバックパネルに固定しているねじを外します (図 16のAを
参照)。
3.
カード取り出しレバーを、鉛筆のような先のとがったものの先端で押し下げ (図 16のB)、カードを
コネクター (図 16のC) から抜き出します。
4.
カードをまっすぐ引き上げます。
図 16. PCI Express x16 カードの取り外し
18
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
IDE ケーブルの接続
IDEケーブルを使用すると、デスクトップ・ボードにドライブを 2 台接続できます。このケーブルは、
ATA-66/100 転送プロトコルに対応しています。図 17に、正しいケーブルの接続方法を示します。
ノート
ATA-66/100 互換ケーブルは、より低速な IDE 転送プロトコルを使用しているドライブに対して下位互
換性があります。ATA-66/100 ディスクドライブと、その他の IDE 転送プロトコルを使用しているディスク
ドライブが同一のケーブルに接続されている場合には、ドライブ間の最大転送レートは低速のドライブ
に合わせて遅くなることがあります。ATA 機器を ATAPI マスター機器と同じ IDE ケーブルにスレーブと
して接続しないでください。たとえば、PATA ハードドライブと ATAPI CD-ROM ドライブを同時に接続す
る場合に、ATAPI CD-ROM ドライブをマスター、PATA ハードドライブをスレーブとして接続してはいけ
ません。
ケーブルの正常な動作のために以下の事項を守ってください:
•
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
•
ケーブルの端に 1 つのコネクター (青色) が付いている側をインテル・デスクトップ・ボードに接続
します (図 17のAを参照)。
•
狭い間隔で 2 つのコネクター (灰色と黒色) が付いている側をドライブに接続します (図 17のB
を参照)。
19
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
図 17. IDE ケーブルの接続
20
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
シリアル ATA (SATA) ケーブルの接続
SATA ケーブルを使用すると、シリアル ATA プロトコルに対応したそれぞれのケーブルが SATA ドライ
ブをデスクトップ・ボードに接続できます。ケーブルの正常な動作のために以下の事項を守ってくださ
い:
1.
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
2.
ケーブルのロックが付いている側をボードに接続します (図 18のAを参照)。ケーブルのロックが
付いていない側をSATAドライブに接続します (図 18のBを参照)。
ノート
内蔵 SATA ドライブを赤い外部 SATA(eSATA)コネクターに接続しないでください。
図 18. シリアル ATA (SATA) ケーブルの接続
21
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
外部シリアル ATA (eSATA) アダプターのブラケットの
取り付け
もし外部シリアル ATA (eSATA) アダプターのブラケットをデスクトップ・ボードに接続するなら, 以下の
事項を守ってください (図 18を参照):
1.
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
2.
デスクトップ・ボード上のアダプターケーブルを赤色の SATA コネクター (図 18のBを参照) に接続
します。
3.
ブラケットをシャーシのバックパネルにねじで留め付けます (図 18のAを参照)。
ノート
赤色の外部 SATA (eSATA)コネクターを内蔵 SATA ドライブに接続しないでください。
図 19.
22
External シリアル ATA (eSATA) ケーブルの接続
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
内部ヘッダーへの接続
ケーブル類を内部ヘッダーに接続する前に、2ページの「はじめに」に記載されている注意事項をよくお
読みください。図 20に、デスクトップ・ボードの内部ヘッダーの配置位置を示します。
Item
説明
Item
説明
A
ハイデフィニション・オーディオリンク
F
代替フロントパネル用電源 LED
B
フロントパネル・オーディオ
G
C
IEEE 1394a
H
USB 2.0 (3)
フロントパネル CIR レシーバー(入力)
D
シリアルポート
I
バックパネル CIR エミッター(出力)
E
フロントパネル
J
シャーシ・イントリュージョン
図 20. 内部ヘッダー
23
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
HD オーディオ・リンク・ヘッダーへの接続
HD オーディオ・リンク・ヘッダーの配置位置は、図 20のBを参照してください。表 1にヘッダーピンの
割り当てを示します。
表 1.
24
HD オーディオ・リンク・ヘッダーの信号名
ピン
信号名
ピン
信号名
1
BCLK
2
Ground
3
RST#
4
3.3 Vcc
5
SYNC
6
Ground
7
SDO
8
3.3 Vcc
9
SDI0
10
+12 V
11
SDI1
12
Key
13
未使用
14
3.3 V STBY
15
未使用
16
Ground
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
IEEE 1394a ヘッダーへの接続
IEEE 1394aヘッダーの配置位置は、図 20のBを参照してください。表 2にヘッダーピンの割り当てを
示します。
表 2.
ピン
IEEE 1394a ヘッダーの信号名
信号名
ピン
信号名
1
TPA1+
2
TPA1-
3
Ground
4
Ground
5
TPA2+
6
TPA2-
7
+12 V
8
+12 V
9
Key (ピンなし)
10
Ground
インテル® ハイデフィニション・オーディオ用フロントパネル・
オーディオ・ソリューションの取り付け
フロントパネル・オーディオヘッダー (黄色) の配置位置は、図 20のBを参照してください。表 3に、フ
ロントパネル・オーディオヘッダーのピンの割り当てを示します。
表 3.
インテル・ハイデフィニション・オーディオのフロントパネル・オーディオヘッダー信号名
ピン
信号名
ピン
信号名
1
PORT 1L
2
GND
3
PORT 1R
4
PRESENCE#
5
PORT 2R
6
SENSE1_RETURN
7
SENSE_SEND
8
KEY (ピンなし)
9
PORT 2L
10
SENSE2_RETURN
フロントパネル・オーディオ・ソリューションの接続ケーブルをフロントパネル・オーディオヘッダーに取り
付けるには、以下の手順に従ってください:
1.
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
2.
コンピューターに接続されているすべての周辺機器の電源を切ります。コンピューターの電源を切
り、AC 電源コードを取り外します。
3.
カバーを取り外します。
4.
キーの位置が正しいシールド付きのフロントパネル・オーディオケーブルを取り付けます。
25
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
Consumer IR (CIR) ヘッダーへの接続
デスクトップ・ボードの 2 つの CIR ヘッダーの配置位置は、レシーバー (入力) ヘッダー (図 18のH
を参照) とエミッター (出力) ヘッダー (図 18のIを参照) を参照してください。レシーバーヘッダーは、
Microsoft CIR の仕様に準拠した赤外線入力と “学習用” 赤外線の入力で構成されます。学習用の
入力はコンピューターが他のリモート・コントローラーの赤外線コミュニケーション言語との通信を “学
習する" ために使うことができるハイパスインプットです。 エミッターヘッダーは、コンピューターが外部
電子ハードウェアをコントロールする “学習用” 赤外線コマンドをエミュレートするために使うことができ
る 2 つの出力ポートで構成されています。
ノート
作業をする前に、Consumer IR オプションがシステム BIOS 上で有効になっている必要があります。
<F2>キーを押すと、システム BIOS が起動され、 [Advanced] > [Peripheral Configuration] > [Enhanced
Consumer IR] の順に設定できます。
表 4 にフロントパネル CIR レシーバー(入力) ヘッダーのピンの割り当てを示します。表 5 にバック
パネル CIR エミッター (出力) ヘッダーの割り当てを示します。
表 4.
ピン
フロントパネル CIR レシーバー (入力) ヘッダーの信号名
信号名
ピン
信号名
1
Ground
2
LED
3
未使用
4
Learn-In
5
+5 V Standby
6
Vcc
7
Key (ピンなし)
8
CIR 入力
表 5.
バックパネル CIR エミッター (出力) ヘッダーの信号名
ピン
信号名
ピン
信号名
1
Emitter 出力 1
2
Emitter 出力 2
3
Ground
4
Key (ピンなし)
5
Jack Detect 1
6
Jack Detect 2
シリアルポート・ヘッダーへの接続
シリアルポート・ヘッダーの配置位置は、図 20のDを参照してください。表 6にヘッダーピンの割り当
てを示します。
表 6.
26
シリアルポート・ヘッダーの信号名
ピン
信号名
ピン
信号名
1
DCD
2
RXD#
3
TXD#
4
DTR
5
Ground
6
DSR
7
RTS
8
CTS
9
RI
10
未使用
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
シャーシ・イントリュージョン・ヘッダーの接続
シャーシ・イントリュージョン・ヘッダーの配置位置は、図 20のJを参照してください。
このヘッダーは、シャーシに装備されている、カバー取り外し検知 (Chassis intrusion) のためのスイ
ッチに接続します。
表 7にシャーシ・イントリュージョン・ヘッダーピンの割り当てを示します。
表 7.
シャーシ・イントリュージョン・ヘッダー
ピン
Description
1
Intruder
2
Ground
代替フロントパネル用電源 LED ヘッダーへの接続
代替フロントパネル用LEDヘッダーの配置位置は、図 20のFを参照してください。このヘッダーのピン
1 およびピン 3 では、フロントパネル・ヘッダーのピン 2 およびピン 4 の信号が再現されます。使用する
シャーシに 3 ピンの電源LEDケーブルが付属している場合は、このヘッダーに接続します。
表 8に、フロントパネル・ヘッダーのピンの割り当てを示します。
表 8.
代替フロントパネル用電源 LED ヘッダー
ピン
説明
入出力
1
フロントパネル LED (緑色)
出力
2
ピンなし
3
フロントパネル LED (黄色)
出力
フロントパネル・ヘッダーへの接続
フロントパネル・ヘッダーに接続する前に、2ページの「はじめに」に記載されている注意事項をよくお読
みください。色分けされたフロントパネル・ヘッダーの位置は、図 20のEを参照してください
表 9に、フロントパネル・ヘッダーのピンの割り当てを示します。
表 9.
ピン
フロントパネル・ヘッダー
説明
入出力
ハードドライブ動作 LED
ピン
説明
入出力
電源 LED
1
ハードディスク LED
は+5V にプルアッ
プ
出力
2
フロントパネル LED
(緑色)
出力
3
ハードディスク・ア
クセス LED
出力
4
フロントパネル LED
(黄色)
出力
リセットスイッチ
電源スイッチ
5
Ground
6
電源スイッチ
7
リセットスイッチ
8
Ground
入力
電源
9
入力
未使用
電源
出力
10
ピンなし
27
インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
USB 2.0 ヘッダーへの接続
USB 2.0 ヘッダーに接続する前に、2ページの「はじめに」に記載されている注意事項をよくお読みくだ
さい。USB 2.0 ヘッダー (黒色) の配置位置は、図 20のGを参照してください。表 10に、各USB 2.0
ヘッダーのピンの割り当てを示します。それぞれの USB ヘッダーには 2 つのUSBデバイスを接続す
るのに使用できます。
表 10.
USB 2.0 ヘッダーの信号名
USB ポート A
USB ポート B
ピン
信号名
ピン
信号名
1
3
5
7
9
電源 (+5 V)
DD+
Ground
Key
2
4
6
8
10
電源 (+5 V)
DD+
Ground
未使用
ノート: USB ポートは動作要求のあった場合のみ信号が出力される。
ノート
USB ポートにシールドされていないケーブルのとりつけられたコンピューターシステムは、たとえデバイ
スが接続されてなかったり、低速デバイスがケーブルが接続されている場合でも、FCC Class B の要
件に合致しなくなる可能性があります。フルスピードの USB デバイスの要件に合致するシールドされ
たケーブルを使ってください。
28
各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
フレキシブル・オーディオ・システムへの接続
インテルExpressインストーラーDVD-ROMからSigmaTel*オーディオドライバーをインストールすると、
マルチチャネル・オーディオ機能が有効になります。図 21に、バックパネルのオーディオコネクターを
示します。工場出荷時のコネクターの割り当ては、下表を参照してください。
Item
説明
A
左右サラウンド
B
センターチャンネルおよび LFE(サブウーファー)
C
左右サイドサラウンド/ライン入力/ジャックの再割り当
て可能
D
ライン出力
E
マイク入力
F
S/PDIF 光デジタル音声ライン出力
図 21. バックパネル・オーディオ・コネクター
ノート
バックパネルにあるライン出力コネクターは、ヘッドホンまたはアンプ付きスピーカー用に設計されてい
ます。パッシブ (アンプなしの) スピーカーをこの出力コネクターに接続すると音質劣化の原因になり
ます。
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インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
シャーシ・ファン・ケーブルおよび電源ケーブルの接続
シャーシ・ファン・ケーブルの接続
シャーシ・ファン・ケーブルは、デスクトップ・ボード上にある 3 ピンのシャーシ・ファンヘッダーに接続しま
す。図 22に、シャーシ・ファンヘッダーの配置位置を示します。
図 22. シャーシ・ファン・ヘッダーの位置
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各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
電源ケーブルの接続
警告
適切な電源を使用しなかったり、12V 電源コネクター (2×2 ピン) をデスクトップ・ボードに接続しなか
ったりした場合には、ボードが損傷することや、システムが正常に動作しないことがあります。
デスクトップ・ボード上の 2×12 ピンの主電源コネクターは、2×10 コネクターのATX12V電源との下位
互換を保つためのものです。図 23に、電源コネクターの配置位置を示します。
図 23. 電源ケーブルの接続
1.
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
2.
主電源ケーブルを 2×12 ピンコネクターに接続します。
3.
12V プロセッサー・コア電圧電源ケーブルを、2×2 ピンコネクターに接続します。
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インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
BIOS コンフィグレーション・ジャンパーの設定
ノート
ジャンパーの設定を変更する前に、必ず電源を切ってコンピューターから電源コードを抜いてください。
電源を入れたままジャンパーを変更すると、コンピューターの動作に支障をきたす原因になります。
図 24に、デスクトップ・ボードのBIOSコンフィグレーション・ジャンパー・ブロックの配置位置を示しま
す。
図 24. BIOS コンフィグレーション・ジャンパー・ブロックの位置
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各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
3 ピンのBIOSジャンパーブロックを使用すると、BIOSセットアップ・プログラムで実行したボードの設定
がすべて有効になります。表 11に、BIOSセットアップ・プログラム・モードごとのジャンパー設定を示し
ます。
表 11.
BIOS セットアップ・プログラム・モードごとのジャンパー設定
ジャンパー設定
モード
説明
Normal
(工場出荷時) (1-2)
BIOS は現在の設定および起動時のパスワ
ードを使用します。
Configure (2-3)
自己診断テスト(POST)の実行後、BIOS は
Maintenance Menu を表示します。このメニ
ューから、パスワードをクリアーできます。
Recovery (なし)
BIOS アップデートの失敗時に、BIOS のデ
ータをリカバーします。
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インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
パスワードのクリアー
以下の手順はボードがコンピューターに取り付けられ、コンフィグレーション・ジャンパー・ブロックが
Normal モードに設定されていることを前提としています。
1.
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
2.
コンピューターに接続されているすべての周辺機器の電源を切ります。コンピューターの電源を切
ります。コンピューターの電源コードを AC 電源 (壁のコンセントや電源アダプター) から取り外し
ます。
3.
コンピューターのカバーを取り外します。
4.
コンフィグレーション・ジャンパー・ブロックの位置を確認します (図 24を参照)。
5.
以下のようにピン 2、3 にジャンパーを取り付けます。
6.
カバーを取り付けます。コンピューターの電源コードを取り付け、電源を入れて起動します。
7.
コンピューターがセットアップ・プログラムを起動します。セットアップは [Maintenance menu] を
表示します。
8.
矢印キーを使用して[Clear BIOS Passwords]を選択します。<Enter>キーを押すと、セットアップ
は、パスワードクリアーの確認を求めるポップアップ・スクリーンを表示します。[Yes] を選択し、
<Enter>キーを押します。セットアップは再度 [Maintenance menu] を表示します。
9.
<F10>キーを押して現在の値を保存し、セットアップを終了します。
10. コンピューターの電源を切ります。コンピューターの電源コードを AC 電源から取り外します。
11. コンピューターのカバーを取り外します。
12. Normal モードに復帰するために、下図のようにジャンパーをピン 1、2 に取り付けます。
13. カバーを取り付けます。コンピューターに電源コードを取り付け、電源を入れます。
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各コンポーネントのデスクトップ・ボードへの取り付けと交換
電池の交換
コイン型電池 (CR2032) はリアルタイム・クロックと CMOS メモリーに電源を供給します。コンピュータ
ーがコンセントに接続されていない場合の電池の推定寿命は 3 年間です。コンピューターが電源に接
続されている場合には、電源からのスタンバイ電流によって電池の寿命が延びます。クロックの精度
は 25℃、3.3VSB 供給時に年差±13 分です。
一定レベル以下に電圧が降下すると、CMOS RAMに格納されているBIOSセットアップ・プログラムの
設定内容 (日付と時刻など) に誤差が生じることがあります。この場合、電池を同等品と交換してくだ
さい。電池の位置は、図 25を参照してください。
警告
異なる種類の電池を使用すると、爆発の危険があります。リサイクルが可能な地域であれば、電池を
リサイクルしてください。使用後の電池を破棄する際には、地域の環境規則に従ってください。
電池を交換するには以下の手順に従ってください:
1.
「はじめに」 (2ページ) に記載されている注意事項をよくお読みの上、作業を開始してください。
2.
コンピューターに接続されているすべての周辺機器の電源を切ります。コンピューターの電源コー
ドを AC 電源 (壁のコンセントや電源アダプター) から取り外します。
3.
コンピューターのカバーを取り外します。
4.
ボード上の電池の位置を確認します (図 25を参照)。
5.
中くらいの大きさのマイナスドライバーを使用して静かに電池をコネクターから取り外します。電池
の+極と-極の向きに注意してください。
6.
新しい電池を (+極と-極を正しい向きにして) コネクターに取り付けます。
7.
コンピューターのカバーを取り付けます。
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インテル® デスクトップ・ボード DG33TL
図 25. 電池の取り外し
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