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﹁鉱山機械﹂﹁製鉄機械﹂

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﹁鉱山機械﹂﹁製鉄機械﹂
平成28年2月22日発行(毎月1回20日発行第785号)ISSN0558−4809
一般社団法人 日本産業機械工業会
Feb 2016
785
平成 年 月 日発行︵毎月1回 日発行第 号︶
2
22
﹁鉱山機械﹂﹁製鉄機械﹂
特集﹁鉱山機械﹂﹁製鉄機械﹂
特集﹁鉱山機械﹂﹁製鉄機械﹂
28
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頒価
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円︵消費税別 円︶
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No.
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INDUSTRIAL MACHINERY
産 業 機 械
人と暮らしを支える産業機械
No.785 Feb
Contents
特集:
「鉱山機械」
巻頭インタビュー
「鉱山機械業界の未来のためには
若手技術者の確保が必要不可欠」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 04
鉱山機械部会 部会長 西田 修一
「異業種各社との連携をはかることで
新たなシステムを作り上げることができる」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 06
鉱山機械部会 副部会長 吉見 偉雄
無人ボーリング技術の開発
(株式会社 大林組、株式会社 エヌエルシー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
08
廃コンクリートから高品質骨材を乾式にて生産するシステムの開発
(コトブキ技研工業株式会社) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11
陸前高田設備概要
(古河産機システムズ株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
特集:
「製鉄機械」
巻頭インタビュー
「会社間の垣根を超えてジャパンブランドを作り上げることが、
製鉄機械業界が世界で戦うためには必要」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
製鉄機械部会 副部会長 白石 宏司
Paul Wurthコークス炉の優位性
(株式会社IHIポールワース)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
CDQ狭隘スペース対応技術
(スチールプランテック株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
連載コラム1 ・・・・・・・・ 27
海外レポート 一 現地から旬の話題をお伝えする 一 米国の自動車市場の予測 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
駐在員便り
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
31
企業トピックス
毛穴ケア用ジェル状美容液の紹介
(ホソカワミクロン株式会社) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
新生Primetals Technologiesの誕生
(Primetals Technologies Japan株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
産業・機械遺産を巡る旅
「釜石鉄道 小川レンガ橋梁」
(岩手県)
連載コラム2 ・・・・・・・・ 45
輝くリケジョ
住友重機械
エンバイロメント株式会社
塚本安紗実さん
イベント情報 ・・・・・・・・ 46
行事報告&予定 ・・・・・・ 47
書籍・報告書情報
・・・・
54
統計資料
産業機械受注状況 ・・・・・・・・ 56
産業機械輸出契約状況 ・・・・・ 59
環境装置受注状況 ・・・・・・・・ 61
鉱山機械・金属加工機械
需要部門別受注状況 ・・・・・・ 63
産業機械機種別生産実績 ・・・ 64
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03
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Interview with
Shuichi Nishida
部会長が鉱山機械業界の現状について語る
鉱山機械業界の未来のためには
若手技術者の確保が必要不可欠
鉱山機械業界の現状、将来に向けての課題等について、西田修一部会長(東邦地下
工機株式会社 取締役)に語ってもらった。
04
それではまず最初に、2015年における鉱山機械業界
守るという意味での新たな防災計画、具体的には近年の
の状況について解説をお願いします。
予想を上回る大規模な水害等にどう対応していくのかと
「ここ数年におけるボーリング機械業界は2011年の東
いったことがキーワードになると考えています。
」
日本大震災以降、主として災害復旧に関連する調査と各
安全性という意味でのタイムリーな話題として、先般
種のメンテナンスを手がけてきましたが、それもここに
のマンションの杭打ちデータ偽装問題については、業界
きて一段落してきたというところです。それらに対応す
内では何かお話は出ているのでしょうか?
るボーリングマシンの出荷は、例年と比較して落ち着い
「規制があるということは、それは国民生活の安全性
てきています。
それに代わるように伸び始めているのが、
を担保する上で必要だということです。それに関してこ
地盤改良に関連するボーリングマシンとその周辺技術に
うした問題が出るということは基本的には施工なさる
関連する事業です。これは、東京オリンピックに関連し
方々のモラルの徹底に帰結すると思います。即ち、仕事
ての需要だと考えられます。加えて近年、大規模に実施
を受ける上できちんとプライドを持って成果を出すとい
されてきた国土強靱化計画に関連する需要としては、現
うことに尽きるのではないでしょうか。
」
在動いているのは東京及び南関東近辺のみであり、他の
海外市場についてはどのような状況だったのでしょう
地域はこれも一段落している状況だと思います。これら
か?
を総合すると、ボーリングマシンにおいては首都圏が何
「我々の主要な輸出先である東及び東南アジアについ
らかの形で伸びているのに対して、地方はやや落ち込み
ては、概ね対前年比で横這いというところです。ただし、
傾向にあると言って差し支えないと思います。地方につ
中国については近年の経済失速からも分かる通り、明ら
いてもう少し細かく見ますと、例えば名古屋を中心とし
かに落ち込んでいます。これは即ち中国以外の新興国に
た中部地区は、リニアモーターカー関連の地盤調査の需
おいては受注が伸びているということです。こうした流
要があることから、動きが見られるのが特長であると言
れは今後も加速していくと判断しています。
」
っていいでしょう。
」
とはいえ、中国は市場規模としては軽視できないもの
その他、高速道路整備、新幹線といった国家規模での
があると思いますが、そうした状況の中でどのようにビ
プロジェクトに関連する具体的な動きというものは見ら
ジネスを構築していくべきとお考えでしょうか?
れないのでしょうか?
「中国については、かつては我々にとって製品の輸出
「様々な交通インフラの整備を始め、それに付随する
先でしたが、近年は部品等の供給元としての存在価値を
地中調査関連事業は多々ありますが、大きな視点で見る
高めつつあります。それはとりもなおさず過去には安か
と国家プロジェクトクラスはそれなりにやり尽くした感
ろう悪かろうと言われていた製品クオリティが向上して
があるのが、現在の日本ではないかと思います。そうし
いることが理由であり、特に我々が扱っているボーリン
た中で今後動きがあるとすれば、より安全な国民生活を
グ機械のような、数が見込めない機器においては製品ク
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オリティと価格が見合った値頃感のある製品を供給する
ことができるようになったということです。今後はその
ようなポジションにおいて、中国企業の存在は重要にな
ってくると考えています。
」
国内、海外、それぞれに課題は多いかと思いますが、
今後業界を発展させていくためにはどういったことが重
要であるとお考えでしょうか?
「どのようなスタイルであれ、ビジネスを動かすには
人、金、物をいかにしてうまくコントロールするかとい
うことがポイントになります。その中で我が国において
一番不安な要素があるとすれば、それは人です。高度経
済成長からその後の時代で、製造業において主導的な役
割を果たしてきた世代のリタイアが進んでいることに加
え、その後のバブル経済の影響もあり、40〜50代の人材
が我々の業界では極めて層が薄いという大きな問題があ
ります。即ち、リタイアしつつある世代から近年になっ
て業界に入ってきた若い世代への技術継承をいかにして
進めていくかということが大きな問題となっています。
既述しました通り、我々の業界は鉱山機械とは銘打って
にしっかりと耳を傾けることができる素直な心であると
はいても現状は鉱山とはほぼ関係のない分野での活動が
信じています。我々の業界は、機械の性能やクオリティ
主となっていることもあり、リタイアしつつある世代と
が重要であることは当然ですが、依然としてそれを取り
若い世代との間での技術に対する考え方が必ずしも一致
扱う人間との相乗効果で、より高いクオリティの仕事が
しないという根本的な問題もあります。
」
できるという要素が強く残っている業界であると思いま
そうした状況を打破し、スムーズな技術伝承を進める
す。即ち、人間力こそが我々の業界を今後も維持・発展
ために必要なポイントはどこにあるとお考えでしょう
させていく上の大きなポイントであるということです。
か?
たとえ時間がかかっても、人を育て磨くことこそが今後
「これはつい最近の話ですが、私自身がリクルート活
ますます重要になってくるのではないかと思います。
」
動の一環として様々な学校を回り、学生さんに我々の業
最後に会員各社に向けてメッセージをお願いします。
界についてお話をさせていだききました。その際、担当
「SF小説の元祖と言われているジュール・ベルヌの代
の先生から『どのような人材をお求めですか?』と尋ね
表的な三作品に、
“月面旅行”
“海底旅行”
“地底旅行”があ
られた折に、
私は
『何よりも素直な人物を』と答えました。
ります。これらの中で先の2つは実現できていますが、
これは製造業に限らず、どのような業界にも言えること
最後の地底旅行は未だにできていません。それはとりも
かと思いますが、
新人というものは学校での教育よりも、
なおさず技術的に難しいからに他なりません。改めて言
実社会に出てからお客様に育てていただくという部分が
うまでもなく、地底にある地下資源は我々が文化的な生
非常に大きいと考えています。分からないことがあれば
活を送る上で必須なものであり、もっと大きく注目され
素直に尋ねる、そうすれば経験豊富な人がきちんと教え
て然るべきではないでしょうか。そうした誇りを胸に抱
てくれる。これは社内でも社外でも同じだと思います。
き、将来性ある若い人材にとっても魅力的な業界として
わけが分からないままで生意気なことを言っている新人
認識されるべく、しっかりとしたメッセージを発信しつ
には誰も何も教えてはくれません。私が新人に求めるも
つ前に進んでいきたいと思います。」
のは仕事に対する責任感と共に、周囲からのアドバイス
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Interview with
Isao Yoshimi
骨材機械業界の現状について副部会長が語る
異業種各社との連携をはかることで
新たなシステムを作り上げることができる
昨年に比べ大きな変動がない骨材機械業界。この状態を打破するために業界として取
り組まなくてはならないことについて、吉見偉雄副部会長(株式会社 幸袋テクノ 取締
役)に語ってもらった。
06
それではまず最初に、2015年における骨材機械業界
存機械のメンテナンスや補修等の需要には一定の動きが
の状況について解説をお願いします。
見られます。これは先にお話させていただいたこととも
「まず骨材製造機械本体についてですが、例年お話し
密接に関連しており、今までは老朽化に伴い新規入れ替
ている通り、ここ数年というもの大きな変化は見られな
えとなっていた案件も、何とか修理延命はできないだろ
い状況が続いています。即ち、砂利及び砕石関連は震災
うか?という要望が多く寄せられるようになったのが現
復興需要、更にはそれ以降の政権交代に伴う新規公共工
状です。とはいえ、多くの会社において保有する機械の
事の増加の効果もあり一定のレベルは維持できていま
稼働率が低下していることに加えて、海外製の安価なイ
す。しかし、あくまで現状維持レベルであり、基本的に
ミテーション部品の流入も依然として続いていることか
はリーマンショック以前のレベルに戻る状態には至って
ら、実質的にはマイナスと言った方がいいかもしれませ
はおらず、ここ数年の傾向を見ても今後大きく回復する
ん。部品需要は基本的には本体と連動するものであり、
ことは望めないと判断しています。また、廃材処理関連
多少のイレギュラーな動きは別として本体需要が頭打ち
については、これも政権交代に伴うアベノミクス効果に
である以上、今後も予断を許さない状況が続くものと考
より一定の需要喚起が見られたものの、ここ1〜2年の
えています。」
状況は行き渡るべきところに行き渡ったことに加え、好
海外市場関連はどのような状況だったのでしょうか?
景気時に導入された機器の稼働率が下がっており、漸減
「例えば我々の主要なお客様である建設資材関連企業
傾向が表れてきています。震災復興関連についてもう少
の多くは、鉄鋼やセメントといったインフラ建設資材景
し詳しく説明すると、復興予算の執行が本格化した平成
気の動向に同期している部分が多く、経済停滞に伴う建
24年度下期に大きく動いた一方で、それが持続すること
設資材需要の低下は大きな不安要素です。特に中国経済
はありませんでした。しかし、まったくなくなったとい
の失速による影響が我が国を始めとする周辺各国にも出
うわけではなく、例えば本年度上期にかけても若干の動
始めているようで、今後どのような動きを見せるのか不
きが見られるという状況です。これらを総合すると、い
安視しています。合わせて、部品調達を海外に依存して
ずれの場合も機械本体のニーズについての動きはほぼ前
いる企業にとっては、依然として続く円安も原価アップ
年と変わっていません。大きなプロジェクト等によって
につながる課題です。」
は短期的に動くことはあっても、長期的には既存機器を
以上のお話を総合しますと、骨材機械業界の今後の展
いかに有効活用するかということが主であり、新規に関
望としては現状維持かつ将来的には予断を許さないとい
しては大きな需要の伸びは期待できないということにな
うことかと思いますが、今後業界はどのような方向へ舵
ります。部品関連については、既述した通り機械本体の
を取るべきだとお考えでしょうか?
新規及び更新需要が停滞しているという現状ゆえに、既
「ここから先は我々の業界に限ってというよりは、製
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造業に携わる企業全般に言えることかと思いますが、将
来的な最優先事項としては新たな人材の確保とこれまで
業界を支えてきたベテランとの間をいかにしてつなぐ
か、即ち技術と経験の継承に関しての重要性が一段と増
しているように思えます。若い世代は基本的には非常に
優秀である一方、機械類の新規需要及び更新需要が停滞
しているため、諸先輩達が学んできた現場経験を積む機
会が減ってきています。メーカの技術者といってもマニ
ュアル通りにことを運んでいればいいというわけでは決
してありません。その成長の過程においては取引先の技
術者との交流が極めて重要だと思います。現場に出向く、
そこで実際に機器を取り扱っている方々と対話する、要
望を聞きその対応を考える。かつてお客様の現場には何
でも知っている、学ぼうという姿勢に対して的確に応え
てくれる主のような存在の人がいたものでした。しかし、
現在はそのような人材は取引先においても貴重な存在と
なりつつあります。若手が現場を通じて成長する機会が
「突き詰めれば個人の仕事への取り組み方とスキルに
減ってしまっているという現状をどのように打破すべき
尽きると思います。即ち我々製造メーカが、技術者はも
かが求められていると言っていいでしょう。今後、我々
とより間接部門も含めて、いかに顧客ニーズを見極め、
が目指すべき道は、単なる機械メーカというレベルを超
いかに顧客満足を上げるかということですね。例えば、
えて、骨材製造、廃材処理のいずれにおいてもトータル
トラブルが発生した場合には、お客様は少しでも早く問
ソリューションを提案できる体制をより強力に構築すべ
題を解決してほしいと望むわけですから、それに対して
きだと考えています。どのような使い方であれ機械を使
はすぐに対応する。すぐに対応するためには、何があっ
う以上、困った状況や改善すべき課題は必ず生じます。
てもいち早く解決するぞという仕事に対する取り組み方
そうした状況において、我々はお客様に対して一体何が
と、具体的に問題を解決するスキルが必要です。一方で、
できるのか?かつては社内外を問わず、経験豊富な諸先
その対応が成果を上げるとトラブルというピンチが信頼
輩方に教えを請い、共に解決してきたという過去の協力
というチャンスに変わります。結果としてこれは社員、
関係に代わるものとは一体何なのか?そのためには自社
特に若手にとって自信を持つ上での大きな動機付けにも
の技術力を単に高めるだけでは十分ではなく、必要とあ
なります。社員には、こういう成功体験をたくさん経験
らばその道に長けた異業種各社との協力関係も含めて、
してもらいたいと思っています。」
考え得る総ての可能性に目を向けた新たなシステム作り
最後に会員各社に向けてメッセージをお願いします。
が重要であると思います。これらに関して具体的な話は
「我々の業界は言うまでもなく、インフラ整備の基礎
なかなか挙げることができないものの、あくまでお客様
となる材料を製造する業界です。そうした意味ではまぎ
の満足度を上げる、共に業界全体の発展を目指していく
れもなく人とその暮らしを力強く支え担っているという
ためには、インフラ設備の基礎を担うという意味でもよ
自負があります。近年、建造物に関連する安全性の問題
りニーズの多様性に対応する提案力を持つことこそが業
がクローズアップされることが多くなっている一方、大
界全体の未来を明るいものとする上での重要ポイントで
多数の会社は社会インフラ整備において人の生命を守る
あると考えます。
」
という高い意識を抱いて活動していることは言うまでも
そこで一番重要になる条件とは何であるとお考えでし
ありません。そうした誇りを胸に抱き、今後も社会貢献
ょうか?
を行っていきたいと思っています。」
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特集
鉱山機械
無人ボーリング技術の開発
株式会社 大林組
技術本部 原子力本部 原子力環境技術部
株式会社 大林組
技術本部 原子力本部 原子力環境技術部
渡邊 和哉
西村 政展
製作協力会社
株式会社 エヌエルシー
水戸工場
川原 正樹
1.はじめに
近年、
建設業界において技能労働者の不足を補うべく、
2.開発目的
短期的には福島地域におけるボーリング調査におい
かつ安全な作業環境を確保する観点から、施工現場にお
て、掘削中の突発的な被ばくを回避すること、及び高線
ける自動化・無人化施工が進んでいる。国土交通省にお
量下作業における被ばく時間の低減により熟達した作業
い て も、 建 設 現 場 の 生 産 性 を 向 上 す る 目 的 で
員を安定的に確保すること、長期的にはボーリング作業
i-Constructionとして取り組みをスタートさせている。
の熟練労働者不足を補い作業員を安定的に確保すること
ボーリング調査においても同様に熟練技能労働者の不足
を目的とする。
に直面しており、施工時の省人化を進めるべく、技術開
発が進んでいる。
一方で、東京電力福島第1原子力発電所内の調査ボー
3.基本仕様
開発した無人ボーリングの基本仕様を以下に示す。
リングにおいては、作業員の被ばく低減の観点から、ボ
・最終仕上がり孔径:φ20cm
ーリング現場における無人化が課題となっていた。そこ
・目標掘削深度:50m
で、本技術(ボーリングの一連の作業の遠隔運転装置)
・ノンコア掘削:エア・ミスト掘削 の開発を行った(本技術開発は、経済産業省の補助事業
・コア掘削:泥水掘削(コア採取有効長3m)
である『平成25年度補正予算「汚染水処理対策技術検証
・設備のユニット化+自走機能
事業」のうち無人ボーリング技術検証事業』として採択
・通信による遠隔操作機能
され、実施したものである)
。
・機側操作機能(付加機能)
なお、同機の製作に当たっては㈱エヌエルシー他の協
・掘削孔位置決め機能(付加機能)
力を得て行われた。
08
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特集:鉱山機械
成を図3に示す。
4.概要
⑵ ロッドハンドリング技術のポイント
通信衛星ネットワークを用いたボーリングシステムの
ロッド・コアバレルは、5m定尺で13本を1セッ
トとしてマガジン式の回転体に収納することで、最大
概念図を図1に示す。
当該システムは、掘削するためのリモート操作ボーリ
ングマシン、コンプレッサや発電機を積むリモート操作
設備台車、
有線でこれらを操作することができる中継車、
60m程度までの、遠隔による掘削が可能となってい
る(図4参照)。
⑶ 遠隔操作・制御のポイント
衛星通信により遠隔操作するコントロール車1台、及び
通信衛星ネットワークを活用することで、限られた
それらをソフトでつなぐリモート操作システムアプリケ
無線チャンネルの混線の問題を解消し、更に遠隔地か
ーションによって構成される。
らのリモート操作を可能にした(図5参照)
。
⑷ 設備のユニット化のポイント
⑴ 無人化のポイント
一般的なボーリング作業工程(①設備設置、②初期
自走機能を付加することで省スペース化、作業効率
掘削、③口元管設置、④コアリング掘削、⑤拡掘、⑥
の向上を図った(写真1参照)。
ケーシング設置、
⑦設備撤去)
のうち、
主に掘削作業(②
④⑤)に特化した無人ボーリング技術を開発した(図
2参照)
。開発した掘削設備の外観、概要、設備の編
5.得られた成果
ボーリング掘削において、ほとんどの作業を遠隔で行
図1 通信衛星ネットワークを用いたボーリングシステムの概念図
無人で作業を行う範囲
図2 一般的なボーリング作業工程のうち無人化の範囲
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図3 掘削設備の外観、概要、設備の編成
図4 ロッドハンドリング技術
図5 遠隔操作・制御技術
えるようになり、現場の無人化を達成した。更に、設備
のユニット化及び自走機能により、運搬、移動、設置等
の機動性を向上し、短時間での準備が可能となった。ま
た、本開発を通じて、様々な機械化施工において、無人
化・省人化が可能であることを示すことができた(㈱エ
ヌエルシー 水戸工場にて実証試験を実施)。
6. おわりに
本技術は、担い手不足が進む中、生産性の向上と労働
環境の改善、現場の安全に大きく貢献できる技術として
十分成果を上げられると考える。更に大きくメリットの
ある適用分野としては、中間貯蔵(地盤調査:放射線高
線量下作業時間の低減)
、土砂災害現場(地盤調査:危
険区域立入制限)
、地熱ボーリング(熱水調査:熱水噴気、
写真1 設備のユニット化
有毒ガス対策)等多岐にわたり、活躍の場を広げていき
たいと考える。
10
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特集
鉱山機械
廃コンクリートから高品質骨材を
乾式にて生産するシステムの開発
コトブキ技研工業株式会社
技術・開発担当
常務取締役 賀谷 隆人
骨材H規格は難度の高い技術のため(特に細骨材は高難
1.はじめに
度である)
、未だ市場の要求を満足できる技術と設備が
日本国内における近年の建設廃棄物の廃コンクリート
実用化されていないのが現状である。このような背景の
量は、全体の43%(3,100万トン)を占め、2023年に
中、廃コンクリートから一般構造用コンクリート材料と
は舗装用路盤材の需要減少に伴い、その50%といった
して粗骨材(砂利)及び細骨材(砂)共にJIS規格を満足
膨大な量が行き場を失ってしまうことが予想されてい
し有効利用できることを目的としてリスコを開発した。
る。特に関東都市部では再開発やオリンピック関連での
本装置にて廃コンクリートを有効利用することは天然資
廃コンクリート増加が懸念されている。しかし、その一
源の採取を抑制することにもつながり、CO₂排出抑制、
方で天然骨材は枯渇し、また採取による環境破壊も社会
環境保全、循環型社会創造に大きく貢献できると考える。
問題となっている。その解決策として、一般構造用コン
2.装置の概要
クリート骨材として再利用することが有効であると考え
ら れ、JIS コ ン ク リ ー ト 用 再 生 骨 材 H 規 格(JIS A
装 置 名 は High Quality Restarted Concrete Dry
5021)が制定され、またJISレディーミクストコンクリ
system「Resco(リスコ)」とした。
ートの普通コンクリート及び舗装コンクリートの骨材規
ビルの解体等によって発生する廃コンクリートから、
格に再生骨材Hが追加された(JIS A 5308:2014改
一般構造用コンクリートに使用できる高品質なJIS再生
正)
。表1にJIS A 5021を示す。しかしながら、再生
骨材Hグレードを乾式にて生産できるシステムである。
表1 JIS A 5021:コンクリート用再生骨材規格
試験項目
L
M
H
粗骨材
細骨材
粗骨材
細骨材
粗骨材
細骨材
絶乾密度
(g/cm³)
ー
ー
2.3以上
2.2以上
2.5以上
2.5以上
吸水率
7.0%以下
13.0%以下
5.0%以下
7.0%以下
3.0%以下
3.5%以下
すり減り減量
ー
ー
ー
ー
35%以下
ー
微粒分量
3.0%以下
10.0%以下
2.0%以下
8.0%以下
1.0%以下
7.0%以下
実績率
ー
ー
55%以上
53%以上
55%以上
53%以上
産業機械 2016.2
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集塵機
搬送装置
7,600
制御盤
再生ユニット
原料及びブラスト材タンク
ブラスターRC8
製品スクリーン
6,000
6,000
写真1 Resco-10の外観
写真1にResco-10の外観を示す。リスコはブラスト装
スクリーンで選別し、その残りの砂サイズ以上の廃コン
置(以下、ブラスター)
、製品選別スクリーン、原料タ
クリート(以下、粗原料)に対しブラストすることで、
ンクから構成される「再生ユニット」
、
「分級と発塵防止
その研磨作用により粗骨材に付着しているモルタル分や
のための集塵機」
、
「コンベア等の搬送装置」
、
「自動運転
付着物を除去させる。なお、除去されたモルタル分はた
制御盤」の4種類の機器からなる。リスコは廃コンクリ
だちに回転スクリーンにて選別され、ブラスト材の一部
ートを解体現場内でのオンサイト稼働を考慮して、立体
となる。ブラスト材はブラスター内を循環して多数回に
構造による省スペース化と、可能な範囲でユニット化し
わたり粗原料にブラストされ、粗原料を高品質な粗骨材
て、分解・組付工事の簡素化を図った設計としている。
に再生していく。更に、ブラスト材は粗原料とのブラス
これらの機器構成により40mm以下の廃コンクリート
トの衝撃によりセメント固着分が徐々に剥離し、モルタ
を粗骨材(サイズ別に3種類)及び細骨材(砂)共にJIS
ル隗から単独の砂粒子に変化していく。剥離されたセメ
再生骨材Hグレード(JIS A 5021)に製品化できる。な
ント紛は発生と同時に空気分級にて取り除かれ、最終的
お、常温状態(加熱が不要)での廃コンクリートから、
に高品質な細骨材に再生される。このように原料自体の
Hグレード達成は世界的にも例がない。リスコは2015
一部をブラストするため、
「自生ブラスト方式」とした。
(平成27)年10月より販売開始した。
3.原理
再生はブラスターで行い、その他の機器は他の動作を
以下に再生の動作を記す。
① 一定量の粗原料を回転スクリーンに投入する。
補完する。図1にブラスターの概略図を示し、下記にそ
遠心力により、粗原料は図1の正面図の如く右上
の再生方法を記す。
がりの状態で流動し、ブラスト面は常に新陳代謝さ
廃コンクリート中の主にモルタル部分である砂サイズ
以下の粒子(以下、ブラスト材)をブラスター内の回転
12
4.再生動作
れる。
② 一定量のブラスト材をブラストフィーダに投入す
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特集:鉱山機械
⑤ブラストフィーダに循環投入
回転スクリーン
⑤
ロータ
回転スクリーン
ロータ
①粗原料
ブラストフィーダ
回転方向
②ブラスト材
電動機
ブラスト
フィーダ
分級∼集塵機へ
③
ブラスト
③ブラスト
電動機
①粗原料
⑥
①粗原料
電動機
④ブラスト材
④ブラスト材
側面図
キャスタ
正面図
ブラストのイメージ
図1 ブラスターRC8概略図
る。投入されたブラスト材はブラストフィーダにて
ロータに供給される。
③ 供給されたブラスト材はロータの遠心力により発
射される。ただし、発射の範囲は図1の正面図の如
く粗原料面のみにコントロールされている。粗原料
5.特徴
⑴ 粗骨材と細骨材共にH規格を達成する。
→ブラスト時間の調整でL∼H任意に対応できる。
⑵ 元のサイズのまま、粗骨材が回収できる。
は常に新陳代謝されているため、粗原料の全表面に
→砂粒子サイズによるブラストのため、粗骨材は破
ブラスト効果を与えることができる。
砕されにくい。
④ 粗原料に付着しているモルタル部分や付着物はブ
⑶ 骨材表面に付着物がなく、綺麗である。
ラストにより除去される。
→写真2に示すようにブラスト効果により、骨材の
なお、除去されたモルタル分はただちに回転スク
表面洗浄が行われる。
リーンにより選別されブラスト材の一部となる。
⑤ 選別されたブラスト材は回転スクリーンの回転に
⑷ システム化され、設置スペースを大幅に削減できる
(50t/hシステム面積は150m²)。
よりブラストフィーダに循環投入され、粗原料に再
→ブラスト加工、ブラスト材の選別、分級を1台で
度ブラストされる。このようにブラスト材は機内を
こなすマルチなブラスト装置RC8ブラスターの開発
循環して、多数回ブラストされる。
により可能となった。
⑥ 再生完了次第、回転スクリーンの逆回転により骨
材製品を機外に排出する(1バッチ完了)。
①から繰り返し。
⑸ 品質管理
→ブラスト時間や消費動力の把握にて行い、バッチ
ごとの情報が管理できる。
写真2 原料
(左)
及び再生された粗骨材
(右)
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参考として、図2にブラスト消費電力と再生骨材の
材を生産し、新規コンクリートへの有効利用は、環境保
絶乾密度の関係を示す。消費動力と絶乾密度の関係は
全、循環型社会創造に大きく貢献できると共にCO₂排出
正の相関を示すことが分かる。
抑制にもつながる。当社ではリスコの開発でその一躍を
担えることを期待し、更なる改良開発に取り組んでいく
6.おわりに
所 存 で あ る。 シ リ ー ズ 化 は Resco-10(10t/h)及 び
日本の高度成長期に建設されたコンクリート構造物の
Resco-50(50t/h)の2機種をリリースする。
更新時期を迎えている。その廃コンクリートから再生骨
2.6
絶乾密度
(g/cm³)
2.4
● 20‒13mm
2.2
▲ 13‒5mm
◆ ‒5mm
(砂)
2.0
1.8
1.6
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
ブラスト消費動力
(kWh/廃コンクリート1ton当たり)
6.0
図2 ブラスト消費動力と絶乾密度の関係
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特集
鉱山機械
陸前高田設備概要
古河産機システムズ株式会社
生産本部 小山栃木工場
工場長代理 片股 博美
1.はじめに
定量供給機(エプロンフィーダ)で原石篩(スカルピンス
クリーン)に定量供給し、原石篩で細かい土砂を篩い落
東日本大震災による大津波で甚大な被害を受けた、岩
とし、大きい岩石(200mm以上)をジョークラッシャ
手県陸前高田市の復興まちづくりとして当社は今泉地区
(FST-6048)に投入し、盛土材として使用可能な大き
の510万m³(東京ドーム4個分)の土砂を高田仮置き場
さ(-300mm)に破砕する(写真1参照)
。破砕機を8
へ破砕搬送するための設備の製作・据付・運転管理を行
基設置することで、設備全体で8,000t/hの処理能力を
った。現在、土砂の運搬は完了しており、撤去工事を行
備える。各機器の仕様を表1に示す。
っている最中である。本稿では、本土砂破砕搬送設備に
⑴ 原石ホッパ
おける破砕、搬送、仮橋それぞれの設備概要について紹
原石ホッパの容量は55t重ダンプ2~3台分とし
介する。
た。また、大塊混入による破砕機の荷詰まり等のトラ
2.設備全体の概要
今泉地区(気仙川右岸)の山を海抜45mまでカットし
ブルを防止するため、目開き800mmの固定グリズリ
―バーを投入口に設置した。
⑵ エプロンフィーダ
高台造成を行い、カットした土砂は気仙川を横断し、左
供給機には、泥分の多い土砂に対し詰まりや居着き
岸の津波被災箇所に搬送され、約12mの嵩上げに用い
が少なく、定量で安定した供給ができ、大きな衝撃や
られる。ダンプ搬送の場合、8年かかる土砂運搬工期を
荷重に耐えうるエプロンフィーダを採用した。
約1.5年で完了した。設計製作据付期間を加味しても2.5
⑶ スクリーン
年で完了しており、大幅な工期短縮を成し遂げている。
破砕する必要のない-300mmの土砂や泥分の篩分
本設備の稼働期間は、2014(平成26)年4月~2015
けを行う特重型のスカルピンスクリーンを破砕機の前
(平成27)年9月までとなっている。
3.破砕設備
工程に配置することで、破砕効率を高めるようにした。
⑷ ジョークラッシャ
破砕機は、1m程度の大塊を破砕することができる、
山を切り崩し、掘削した土砂は重ダンプにより運搬さ
国内最大級の60インチシングルトッグルクラッシャ
れ、原料ホッパに投入される。投入土砂(-800mm)を
を採用した。破砕産物の粒度を安定させるため、簡易
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表1 破砕設備機器仕様
エプロンフィーダ:8台
幅2,200mm×長さ6,170mm 出力45kW
ジョークラッシャ:FST-6048Z 8台
投入口1,500mm×1,200mm 出力190kW
スカルピン:FS-2136X 8台
幅2,100mm×長さ3,600mm 出力37kW
かつ短時間で出口隙間の調整を行うことができる油圧
セット調整機構を組み込んだ。
⑸ 騒音、粉塵対策
騒音の低減と粉塵の飛散防止対策のため、破砕設備
全面を建屋で囲った。また、発塵防止の散水装置、集
写真1 破砕設備
塵装置を粉塵の発生箇所である原石ホッパ投入口、ク
ラッシャ破砕室、排出シュートに設置した。
旋回コンベアは先端が半円状に旋回することで、土砂を
大量に仮置きすることができる(写真3参照)。メイン
4.搬送設備
コ ン ベ ア・ 旋 回 コ ン ベ ア の ス ペ ッ ク は、 ベ ル ト 幅
破砕設備から引出コンベアにて土砂を引き出し、メイ
ンコンベアに合流し、気仙川左岸の津波被災箇所まで搬
1,800mm、速度250m/min、搬送能力6,000t/h、総
機長約3.0kmとなっている。
送する
(写真2参照)
。
払い出しは旋回コンベアにて行う。
写真2 搬送設備全景
写真3 旋回コンベア
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特集:鉱山機械
5.仮橋設備
6.おわりに
気仙川右岸の山を切り崩し、
左岸側に搬送するために、
本設備は、当社が長年培ってきた破砕技術、搬送技術、
気仙川を横断する必要があった。本設備では、河川に影
橋梁技術を組み合わせ、それぞれの機械単体の製造・販
響のないよう、吊橋を設置した。
売にとどまらず、設備の施工、据付、運転、維持管理ま
市内小学校児童の公募により「希望のかけ橋」と命名
で対応することで実現可能となり、その役割を完遂する
された本吊橋は、景観上も優れており、夜間にライトア
ことができた。当社の技術が早期復興の一翼を担うこと
ップも施される等、復興のシンボルとなった(写真4参
ができたことに喜びを感じると共に、今後も更に技術力
照)。
を高め、インフラ整備等の社会貢献に努めていきたい。
本吊橋のスペックは下記の通りである。
・仮 橋:ベルトコンベヤ専用吊橋 ・橋 長:220m
・幅 員:6.4m
・主塔高:28.6m
写真4 仮橋設備
「希望のかけ橋」
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Interview with
Hiroshi Shiraishi
副部会長が製鉄機械業界の現状について語る
会社間の垣根を超えて
ジャパンブランドを作り上げることが、
製鉄機械業界が世界で戦うためには必要
2015年は、中国経済の停滞により景況感もマイナス方向に引き下げられてしまった
製鉄機械業界。この状況を打破するために、取り組むべき課題等について、白石宏司
副部会長(新日鉄住金エンジニアリング株式会社 取締役 常務執行役員)に語ってもら
った。
18
それでは最初に、2015年における製鉄機械業界の概
そうした状況を踏まえ、我が国の製鉄・鉄鋼メーカー
況の説明をお願いします。
が国際市場で生き残っていくためには製鉄機械部会とし
「2014年から2015年にかけての製鉄機械業界における
てはどのような方向性を持つことが重要であるとお考え
動きについて、
最も大きな影響を及ぼした事象と言えば、
でしょうか?
中国経済の停滞に尽きると思います。製鉄機械業界にと
「鉄鋼メーカー各社の投資動向は不透明感が強いです
ってのお客様は言うまでもなく鉄鋼メーカーです。近年、
が、いずれにせよ上向くまでにはしばらくの時間がかか
業界内はもとよりメディア等でも指摘されている中国の
ると考えざるを得ません。しかし、日本の製鉄機械メー
鉄鋼業界における過剰生産、その後の経済停滞に伴い余
カーとしては、これまで日本の鉄鋼品質の造り込みに貢
剰鋼材は全世界へと安価に流れていくことになりまし
献し信頼性のある設備の供給を行ってきたわけですか
た。それが我が国のみならず、世界中の鉄鋼メーカーの
ら、今後ともこのジャパンブランドを維持向上させてい
収益を圧迫しています。その結果として鉄鋼メーカーの
くことが必要でしょう。ただし世界市場において、以前
設備投資意欲も大幅に低下せざるを得ず、最終的には
とは比較にならないレベルでのコスト競争力が求められ
我々製鉄機械業界の景況感もマイナス方向に引き下げら
てきており、かつての高品質なのだから高価格といった
れているというのが現在までの流れとなっています。」
言い訳は通用しなくなっているのも事実です。その部分
かつての好景気を背景とした、中国の鉄鋼製品の過剰
をどのようにクリアしていくのか?より良い設備をより
生産は数年前から指摘されていたことかと思いますが、
低いコストで提供するためには何が必要なのかというこ
経済減速後もその流れは変わらなかったということなの
とを追求していくことこそが、我々の使命であると言っ
でしょうか?
て間違いありません。」
「実際には中国国内の鉄鋼需要は以前とは比較になら
海外市場においては、他国の製鉄機械メーカーとの競
ないほどのレベルに落ち込んでいますが、かといって既
争も熾烈になっていると思います。それらに対する戦略
存の設備を遊ばせておくわけにはいかないため、結果的
はどういったことが重要になっているのでしょうか?
に過剰生産を抑えることができないという悪循環に陥っ
「我が国が存在感を発揮できる高級鋼分野はもちろん、
ているのが現状です。現地での雇用を維持する、企業と
その他の分野においても海外市場では特に欧州の強力な
して存続を図るという意味で秩序ある生産計画に戻るに
ライバルメーカーが存在していますが、ここにきて中国
は至っていないというのが難しいところです。」
国内市場が飽和状態に陥ったことから、これまで技術力
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を蓄えてきた中国製鉄機械メーカーが海外に進出し始め
たことは無視できない状況であると思います。従来であ
れば日本国内で設計を行い主要部品も製造し、それを輸
出先で組み立てるというスタイルでも成立していました
が、ここ数年はそれではコスト的に立ち行かなくなって
きているのも事実です。今後の海外市場における競争力
推進のために重要なことは、いかにして現地化を進めて
いくか?即ちこれまで日本国内で行っていたものを、プ
ラント建設を行う地域の協力会社及び人材を育成しつつ
推進していくというスタイルに切り替えていくことが大
切であると考えています。また技術的な観点から見て、
我々日本メーカーが存在価値を発揮できる分野と言え
ば、環境対策及び省エネが挙げられます。現時点におい
て、かつては環境問題への意識が低いと言われていた発
展途上国においても、そうした問題への取り組みは大き
く様変わりを見せています。そうした潜在的なお客様に
対して、我々がアピールしていくべきことは決して少な
くないと認識しています。
」
そうした環境及び省エネ対策については、基本的にプ
ラスアルファのコストが必要かと思いますが、その解決
策についてはどのように考えていらっしゃるのでしょう
か?
「先般のCOP21合意を見るまでもなく、環境対策にお
いては先進国だけでなく、発展途上国においてもその重
要性は大きくクローズアップされるようになってきてい
ます。中国・インドにおけるPM2.5問題、大都市圏で
の深刻な大気汚染問題は予断を許さない状況でもあり、
の了解を得た上で、他社のお客様にそれをお見せしてそ
今後は更に我々が果たすべき役割は大きく、そのために
の性能を体感してもらうことだと思います。こうした活
は一層の技術革新とコスト低減こそが重要かつ世界的に
動は将来的な市場創出、お客様発掘という意味でも重要
課せられた使命であると考えています。ただし、ここで
であると認識しています。」
重要となるのは技術力の裏付けというべき具体的なデー
最後に会員各社に向けてメッセージをお願いします。
タをしっかりと示すことであり、環境対策の重要性を理
「我々製鉄機械業界にとって、日本国内市場は頭打ち
解していただく上でもデータ及び実績を積極的にアピー
であるという状況は今後も大きく変わることはないと思
ルしていくことが重要だと思います。
」
います。そのため、海外市場の重要性が一層増していく
具体的にはどのようなスタイルでの提案を考えていら
ことになりますが、既述した通りそれは困難な道でもあ
っしゃるのでしょうか?
ります。そうした状況を克服する上で、会員各社が持っ
「現在、海外で建設している最新の製鉄プラントは製
ている優れた技術力、ノウハウ等を可能な限り集め融合
品クオリティ、コスト、環境対策のいずれにおいても我
し、ジャパンブランドとして世界をリードしていくこと
が国の技術力を証明するショールーム的な存在であるこ
が生存競争に勝ち抜くポイントではないかと思います。
」
とは間違いありません。プラントを所有しているお客様
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特集
製鉄機械
Paul Wurthコークス炉の優位性
株式会社IHIポールワース
技術部
阿達 聡
本稿では、多数ある世界最高水準であるPW製品のう
1.はじめに
ち、PWイタリアが技術コンピテンスセンタとなってい
当社は㈱IHIとルクセンブルグに本社を置くPaul
Wurth社(以下、PW)によって2012(平成24)年11月
に設立された合弁会社であり、高炉、コークス炉、コー
クス乾式消火設備、焼結設備、環境設備といった製鉄会
るPW製コークス炉について紹介したい。
2.スタンプチャージ式コークス炉
全世界で広く採用されている室炉式コークス炉は、石
社の上工程設備を提供する会社である。当社は、古くか
炭の装入方法によって大きく2つに分類される。
らIHIとして多くの実績を持つ高炉設備、コークス乾式
⑴ トップチャージ式(図1参照)
消火設備に加え、世界のマーケットでお客様から好評を
炉頂から石炭を装入する方式のコークス炉で、この
得るPW製品を日本のユーザ向けにカスタマイズした上
方式がコークス炉の主流を占めている。現在、日本で稼
で提供することにより、日本の製鉄会社の競争力向上に
働するコークス炉のすべてがこの方式を採用している。
貢献することを目指している。
装炭車がまず石炭塔で石炭を受け取り、その後にコー
コークトランスファーカ
装炭車
装入口
押出機
炭化室
コークス炉本体
図1 トップチャージ式コークス炉
20
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特集:製鉄機械
ガストランスファーカ
スタンプ装入・押出機
炭化室
コークトランスファーカ
コークス炉本体
石炭ケーキ
スタンピングマシン
図2 スタンプチャージ式コークス炉
クス炉本体の上部に敷設された軌条の上を走行し、各
ャージ式で生産されるコークスと比べても遜色ない品
炭化室に石炭を届ける。炭化室内への石炭装入は炉頂
質を持つコークスを、低品位の石炭から製造可能であ
にある装入口の蓋を開け、そこから石炭を投下する。
る。このため、粗鋼の製造コストの低減に大きく寄与
⑵ スタンプチャージ式(図2参照)
細粒石炭を、スタンピングマシンにより炭化室容積
に見合った直方体のケーキ状に圧密成形し、この石炭
できる。
3.ジャンボコークス炉
ケーキを炉蓋を開けて炭化室側面より装入する方式の
近年、海外では炉幅、炉高共に従来炉を上回るジャン
コークス炉である。スタンピングマシンは定置式のも
ボコークス炉(Jumbo oven)が導入される事例が増え
のと、コークスを炉外へ排出する押出機との一体型が
ている。以下にジャンボコークス炉の長所について紹介
ある。トップチャージ式と異なり、炉頂に装炭車は不
する。
要であるが、石炭ケーキ装入時の発塵を防止するため
⑴ 環境負荷の低減
のガストランスファーカが設置されている。PW製ス
ジャンボコークス炉では、炭化室の容積を大きくす
タンプチャージ式コークス炉は、2010年に環境規制
ることにより、押出回数が低減される。
の厳しいドイツで本格的に稼働している。日本国内で
コークス炉は炉蓋を開けてコークスを炉外に押し出
は未導入であるが、ドイツに初号機が納入された後、
す際に発塵を伴うが、押出し回数の低減により発塵回
ユーザの好評を得てリピートオーダーとなり、また今
数の低減、即ち環境負荷の低減が可能となる。
後インドでも本格稼働する予定である。
⑶ スタンプチャージ式コークス炉の利点
⑵ 操業設備の負荷低減
押出回数の低減により、押出機等のコークス炉移動
コークスのコストは鉄鋼価格の中で無視できないウ
機械の稼働回数・負荷低減が可能となる。これはコー
ェイトを占めており、効率的に粗鋼生産量を増加させ
クス炉移動機械の長寿命化に寄与する。加えて、コー
るためには良質の塊コークスによる還元が有効であ
クス押出時の炭化室への負荷も低減されるため、コー
る。
クス炉本体の長寿命化にも寄与する。
しかしながら、生産コスト節約の観点から、安価な
長年培ったコークス炉設計の経験から、PWでは炉
低品位の石炭を、高炉における還元剤として利用する
高7.6m、炉幅0.55mをジャンボコークス炉の最適寸
傾向も見られる。
法と考え、インド、インドネシア、ブラジル向けに炉
スタンプチャージ式コークス炉では圧密成形された
長17∼20mの新設炉の実績がある。
石炭ケーキからコークスが生産されるため、トップチ
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4.単一室圧制御システムSOPRECO
(図3参照)
SOPRECOバルブ
従来のコークス炉では、各炭化室内部の圧力が個別に
制御されていない。このため、ガスの生成がピークを迎
上昇管
える乾留初期においては、炭化室の圧力が上昇し、炭化
室炉蓋−炉枠シール部を通じて制御不可能なガス漏れが
発生する可能性がある。そして、乾留末期はガスの生成
が最少となるため、炭化室への空気が吸入される可能性
が生じる。炭化室への空気の侵入は乾留を阻害し、コー
クスの品質に悪影響が及ぶことになる。これを解消する
ドライメーン
ために炭化室ごとに圧力を制御可能な、単一室圧制御シ
ステムSOPRECOが非常に有効であり、実績炉からも
図3 単一室圧制御システムSOPRECO
証明されている。
SOPRECOバルブは、コークス炉発生ガスを炉外に
導く配管設備である上昇間とドライメーンの間に設置さ
れる。バルブ本体、可動部共に炉外に設置されているた
め、保守・点検が容易なことも特長である。
また、
本システムは上昇管の比較的簡単な改造により、
既設炉へ設置することも可能である。
5.おわりに
当社は会社設立後3年経過したが、㈱IHIで培った
製鉄プラント技術とPW製設備を融合させ、着実に実績
を伸ばしている。今後も製鉄業界の発展のために技術革
新を続け、より良い製品を市場に提供していく所存であ
る。
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特集
製鉄機械
CDQ狭隘スペース対応技術
スチールプランテック株式会社
銑鋼セクター
製銑エンジニアリング部
スチールプランテック株式会社
銑鋼セクター
製銑エンジニアリング部
主任技師 三井 昌平
部長 関口 毅
1.はじめに
2.CDQ設備の構成
鉄鉱石から鉄を製造する代表的プロセスである高炉法
CDQ設備は、大きく分けてコークス炉からCDQ炉体
には、
還元材であり燃料でもあるコークスが欠かせない。
まで赤熱コークスをバケットで運搬する「搬送系」と、
CDQ(Coke Dry Quenching Process)設備は、コー
赤熱コークスを冷却して蒸気を発生させる
「ガス循環系」
クス炉で製造される約1,000℃の赤熱コークスをガス冷
からなる(図1参照)
。本稿では、コークス炉廻りが狭
却で約200℃以下に冷却する設備であり、同時に赤熱
い場所にCDQを適用するための「搬送系」設備に注目す
コークスの顕熱を、高温・高圧な蒸気の形で回収する省
る。
エネ設備でもある。コークスを密閉炉でガス冷却するた
めに、大気へのダスト飛散を大幅に減らすことができる
環境対策設備でもある。これらの利点から世界中のコー
クス炉で積極的に導入が進んでいる。
3.CDQの搬送系
CDQ設備の「搬送系」は、以下から構成されている。
① コークス炉から排出された赤熱コークスをバケッ
その一方で、既存のコークス炉では、炉廻りのスペー
スが狭すぎてCDQの導入が困難な場合が多く、赤熱コ
巻上機走行台車
搬送系
ークスを直接水で冷却する湿式消火方式で操業を続けて
ガス循環系
いるケースも多く見られ、何らかの対応策が必要であっ
た。筆者らは、狭隘なスペースしかないコークス炉への
CDQの適用に対応するべく、例えば、
「赤熱コークスの
搬送装置及びその搬送方法」
(特開2006-233100)に示
ガイドレール
1次除塵器
コークス炉
冷却塔
すような、適用を可能にする対応策を検討・提案してき
た。本稿ではその中で、コークス炉から押し出されるコ
ガイド車
ボイラ
ークスを受骸するためのバケットを載せて走行するバケ
ット台車の走行空間が狭い場合に解決策となり得る、新
しいタイプの赤熱コークス搬送方式を紹介する。
巻上ウインチ
バケット台車
トラバーサ設備
巻上機吊金具
図1 CDQ設備概略
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トで受け取って(受骸)
、CDQの巻上塔前まで搬送
方式」である。
する「バケット台車」
直接巻上方式の場合、ガイド車との干渉を避けるた
② バケット台車からバケットを台車軌条と直行方向
に搬送する「トラバーサ設備」
めにガイドレールを昇降式にする等の様々な工夫が必
要であるが、それでも、巻上タイムサイクルが間に合
③ バケットを炉頂まで吊り上げて冷却塔に投入する
「巻上機」
わなかったり、CDQ巻上架構とガイド車軌条や集塵
ダクトが干渉回避できなかったりする等課題も多い。
これらの特徴と留意点を以下に示す。
⑴ 旋回式バケット台車
トラバーサ方式は、上述の課題が解決すると共に、
CDQを炉前から離して設置することによって炉前工
CDQのバケットには非旋回式の矩形型と、旋回式
事も大幅に減らせるので、既存コークス炉への適用性
の円形型の2種類がある。後者は、バケットを旋回さ
が高い。
せ な が ら 均 一 に コ ー ク ス を 受 骸 す る 装 置 で あ り、
⑶ 巻上機
CDQ冷却塔でのコークス粒度分布を均一化して安定
図1には、ロープトロリー式の巻上機を示している。
した冷却性能を維持し、熱回収率を向上させることが
巻上機は、地上レベルにあるバケットを巻上塔ガイド
できる。そのため、CDQに広く採用されると共に、
レールに沿って炉頂レベルまで吊り上げ、冷却塔上部
近年の大型CDQには必須設備となっている。
まで横行してからコークスを炉内に装入する動作を頻
⑵ トラバーサ設備
繁に繰り返す設備である。
コークス炉から押し出される赤熱コークスは、図1
に示すガイド車を介してバケットで受骸される。搬送
4.トラバーサ設備の改善
上の制約や設置スペースの制約から、CDQをコーク
トラバーサ設備を採用する場合、バケット台車を親子
ス炉前に設置することも多いが、ガイド車はバケット
式の台車にする必要があり、直接巻上式の台車よりも高
台車の真上を並行して走行するので、バケットを吊り
床型の台車となる。更に、従来型のトラバーサ設備では、
上げるためには、①ガイド車がいなくなった時点でバ
赤熱コークスの入ったバケットを積載して横行する小台
ケット台車上から直接吊り上げるか(図2参照)
、②
車のフレームも大きくなって、レールスパンが大きくな
バケットを小台車に載せて、ガイド車と干渉しない所
るので、コークス炉側の改造範囲も拡大することになる。
まで水平移動させた後で吊り上げる必要がある(図1
以上の結果、旋回バケットの採用を見送ったり、改造
参照)
。
費用が拡大したりして、熱効率や経済性が損なわれるこ
前者が「直接巻上方式」であり、後者が「トラバーサ
とも少なくなかった。
そこで、本稿では、炉前を走行するバケット台車から
昇降式巻上ガイドレール
巻上機吊金具
CDQの巻上機までの地上の搬送系設備の小型化を実現
した最新型のトラバーサ方式を紹介したい。特に、コー
クス受骸用のバケット台車の走行空間が狭い場合や、コ
バケット
ークス処理量が多くて巻上サイクルタイムを削減したい
場合に有効な方式である。
吊上方向
⑴ 旧来型矩形バケット用トラバーサの課題
約40年前に旧ソ連から技術導入した方式であり、
当時の小型CDQ(56t/h)に対応したものである。コ
トラニオンリング
ークス受骸時に粒度偏析や荷重偏心を引き起こす問題
があり、年産100万t規模以上のコークス炉に対応す
バケット台車
図2 直接巻上方式
24
る大型CDQ(140t/h以上)では、前述したように旋
回式の円形バケットが原則採用される。
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特集:製鉄機械
⑵ 従来型旋回バケット用トラバーサの課題
(従来型トラバーサ設備の場合)
バケット台車が走行する上を、コークス炉設備であ
ガイド車
るガイド車が併走しており、干渉を避ける点で、バケ
ガイドポスト
ット台車の高さ制約になる。また、バケット台車の横
トラニオンリング
隣には、給電用トロリー線、コークワーフ、ガイド車
用架構等があり、台車幅制約になる。
一方、従来型の旋回式バケットは、吊金物としての
トロリー線
トラニオンリングがバケット廻りに突出する形となる
コークワーフ
親子式バケット台車
ために、最大幅となるトラニオンリングが上述の幅の
制約と干渉するか、それを避けて高さ方向にバケット
(新型トラバーサ設備の場合)
ガイド車集塵フード
を高くすれば、高さ制約と干渉する(図3参照)
。
⑶ 新型旋回バケット用トラバーサ設備
ガイド車
集塵ダクト架構
(特許第4744644号:赤熱コークス受骸搬送装置)
上記の課題を解決するため、新しい方式のトラバー
トラバース方向
サ設備を開発し、大幅な設備小型化と共に、サイクル
タイムの短縮を実現した。特徴は以下の通りである。
① バケットに付帯していたトラニオンリングを排除
して、巻上機の吊金具にその機能を持たせた(図5
親子式バケット台車
(低床化)
参照)
。トラニオンリングが不要になったことで、
図3 バケット台車の走行空間の比較
台車走行空間が狭いコークス炉にも旋回式バケット
を適用できるようになり、大型で高効率なCDQを
設置できる可能性が飛躍的に高まった。
ガイドポスト
② バケット子台車上に設置されていたトラニオンリ
ング用のガイドポストが不要になり、バケット子台
車と小台車が横行するトラバーサ架構をコンパクト
化できた(図4参照)
。その結果、設備の必要設置
A×60%
A
吊金物
フック:閉
トラニオンリングなし
トラニオンリングあり
バケット台車走行空間
トラニオンリング
フック:開
子台車横行レールスパン
【従来型:フック開閉有】
図4 トラバーサ設備のコンパクト化
【新型:フック開閉無】
図5 巻上機の吊上機構の違い
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25
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スペースも削減され、既設設備の改造範囲を削減で
って、巻上・巻下工程の運転が簡素化され、サイク
きる。
ルタイムを短縮することができた。約38mの揚程
③ トラニオンリングが不要になり、巻上機の吊金具
がある巻上塔でバケットを吊り上げた時の巻上サイ
を単純化したことで、巻上重量が削減でき、巻上機
クルタイムの例を図6に示すが、この場合では、従
の動力(=設備費、運転費)を削減できる。
来型のフック開閉式吊り金具の場合よりも往復で約
④ トラニオンリング機能を巻上機側の吊金具に移し
たこととで、バケット吊上時のフック開閉が不要に
なった(図5参照)
。更に、小台車上と巻上塔側に
分断されていたガイドレールを一体化したことによ
5.おわりに
CDQ 設 備 に よ り コ ー ク ス 1t 当 た り、 約 160 ∼
200kWhもの電力を得ることが可能であるにも拘らず、
100
片道
約12sec
短縮
24sec程度の時間短縮を実現できた。
世界のコークス炉の約50%は赤熱コークスに直接水を
従来型開閉フック式の場合
90
かけて冷却する湿式消火を続け、赤熱コークスの顕熱を
無駄に大気中に放散している。
湿式消火を続けているコークス炉の中には、炉廻りス
80
ペースが狭くCDQを導入できない事例も数多くある。
本稿で紹介した新型のバケット搬送設備は、設備の小型
70
経過時間(sec)
化を追求し、大型CDQの安定操業に欠かせない旋回式
バケットでの受骸方式を、狭い消火車走行空間しかない
60
新型吊金具の場合
コークス炉に適用することを可能にするものである。
50
以前、本誌2008(平成20)年2月号でご紹介した、
新ハンドリング設備は、更に狭隘スペースしかないコー
40
クス炉への大型CDQ適用技術である。
これらの狭隘スペース対応技術を導入すれば、各炉に
30
応じた最適な設備が提供できる。CDQの適用性を広げ
ることで、より多くのコークス炉や高炉の省エネルギ−
20
化を実現することが可能となり、COP21等で懸案とな
早期に最高速度になる
10
っているCO₂削減問題にも大きく貢献できると考える。
<参考文献>
0
「インド・コークス乾式消火方式によるCDQ事業化調査報告書」
、経
0
10
20
30
40
巻上速度
(m/min)
50
済産業省、H18年度地球環境・プラント活性化事業調査
「CDQ用コークス新ハンドリングシステム」、
『産業機械』2008年2月号
図6 巻上
(巻下)
サイクルタイムの短縮
26
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産業・
機械遺産
を巡る旅
vol.26
釜石鉄道 小川レンガ橋梁
(岩手県)
産業編
岩手県の釜石は、日本の近代製鉄・発祥の地と言われている。ここで大
島高任が鉄鉱石を使った製鉄に初めて成功し、1880(明治13)年に国内
初の官営釜石製鉄所が建設された。この釜石製鉄所のために敷設された
のが釜石鉄道である。京浜間・阪神間に次ぐ国内3番目の鉄道で、製鉄
所への輸送を目的に作られた日本初の産業用鉄道であった。
小川レンガ橋梁
(2号橋)
大
島高任が釜石に高炉を築き、鉄鉱
に基いて1880(明治13)年に近代的で大
でなく、あくまで製鉄所施設の一部とし
石を原料として鉄を作ったのが日
規模な釜石製鉄所と釜石鉄道が完成した。
て作られた鉄道であったことが分かる。
本の近代製鉄の始まりと言われている。
釜石鉄道は、製鉄所と鉱山を結んで鉄
巨額の予算を投じた釜石製鉄所だが、
しかし、その規模は小さく釜石地域での
鉱石を運ぶための本線と、燃料である木
木炭の不足や高炉の稼働失敗により、
年間生産量は3,000t程度しかなかった。
炭を製炭所から運ぶための支線があり、
1883(明治16)
年に廃業となってしまう。
造船・鉄道・機械製作など近代産業に
総延長は26.2kmで新橋−横浜間の約
同時に、施設の一部であった釜石鉄道も
欠かせない材料である鉄の増産を図るた
29kmに匹敵する規模であった。機関車
廃止が決定。レールや機関車は撤去され
め、明治政府は釜石に官営製鉄所の建設
3台と貨車はイギリスから輸入され、急
て阪堺鉄道
(現・南海電鉄㈱)
に売却され、
を決定。ドイツ人技師ビヤンヒーと大島
勾配でも鉄鉱石が運べるよう、京浜間で
国内第3番目の鉄道路線はわずか3年で
高任に創業計画を立案させた。しかし、
使用された機関車よりも強力なエンジン
姿を消してしまった。
両者の意見が対立、それぞれの案が政府
を搭載していた。このことからも政府が
釜石鉄道の小川支線跡には、現在も2
に提出されることになった。
官営製鉄所に多大な期待を寄せていたこ
基のレンガ橋梁が残っている。深さ2尺
ビヤンヒーの案は、大型で高能率な高
とがうかがえる。
に基礎コンクリートを打って御影石の台
炉に加え、原料輸送のための鉄道を敷設
釜石鉄道のレール幅は2フィート6イ
を据え付け、その上にコンクリートを充
するという大規模な計画であった。これ
ンチ(838mm)で、通常の鉄道の3フィ
填剤として赤レンガを積み上げて建設さ
に対し、大島の案は小型高炉5基を建設
ート6インチ(1067mm)より狭いもの
れた。現存する国内のレンガ橋では最も
し、原料輸送は馬車で行うという当時の
であった。これは延伸して他の路線に接
古いと言われるが、建設から130年以上
国内の技術水準に合わせた現実的な計画
続するという考えがなかったためであ
を経た今も当時の姿がほぼそのままの形
であった。事業を所管していた工部省鉱
る。所管が工部省内の鉄道寮ではなく鉱
で残っており、明治の人々の技術の高さ
山寮はビヤンヒーの案を採用。この計画
山寮であったことからも、民生用の鉄道
をうかがうことができる。
周辺一押し情報
Information
釜石鉄道 小川レンガ橋梁
(2号橋)
2号橋
▶所在地:〒026-0055 岩手県釜石市甲子町第15地割
●千晩神社
▶交通機関:JR釜石線・小佐野駅から徒歩15分
1号橋
←松倉
283
小佐野駅
7月31日
(日)
・8月1日
(月)
・早池峰神社例大祭
8月1日
(月)
∼4日
(木)
・盛岡さんさ踊り
10月21日
(金)
∼23日
(日)
・釜石まつり
JR釜石線 釜石→
釜石街道
虎舞や神楽を乗せた船が港をパ
レードする釜石まつり
甲子川
近代化産業遺産は経済産業省が認定したものです。
写真提供:釜石市
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27
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Part
1
米国の自動車市場の予測
〜海外情報 平成28年1月号より抜粋〜
(ジェトロ・シカゴ事務所 産業機械部 高橋 貴洋)
昨年12月、米国イリノイ州シカゴ市にあるシカゴ連
年同期+79.5万台、前年同期比+5.8%)、10月時点
邦 準 備 銀 行(FRB, Federal Reserve Bank of
の季節調整済み年率換算(SAAR)は1,824万台と非
Chicago)において、第29回目となる経済アウトルッ
常に好調な状況である。SAARが2ヶ月連続で1,800
ク・シンポジウムが開催された。シンポジウムは、FRB
万台を超えたのは2000年以来であり、2013年の同
の主催で年に1度開催されており、今回は「消費・金融」
時期と比べて300万台のプラスとなるなど、近年ま
「自動車」
「鉄鋼」
「公共事業」などの分野の景気見通しに
れに見る好況にある。
ついて、有識者からの説明が行われた。
販売台数を車種別で見ると、ガソリン価格が安価に
本稿では、米国自動車リサーチセンター シニア調査
推移していることなどから、ピックアップトラックや
エコノミスト Yen Chen氏が説明した米国自動車市場
スポーツ用多目的車(SUV)などを含むLight Trucks
の予測について報告する。
の販売台数は約810万台(前年同期+89.7万台、前年
同期比+12.4%)と前年同期比で2桁増となってい
⑴ 自動車販売の現状について
る。一方で、大型、中小型セダンなどの乗用車の販売
2015年の米国の自動車市場は順調に拡大してお
台数は約640万台(前年同期-10万台、前年同期比
り、2015年1~10月の販売台数は約1,451万台(前
-1.6%)と減少している。
図1 月別自動車販売台数及び年率換算台数の推移
(2013年10月~2015年10月)
28
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図2 フルタイム従業員数とパートタイム従業員比率の推移
(2000年~2015年10月)
一方で、自動車価格が上昇傾向にある中、自動車会
⑵ 今後の自動車販売の予測について
自動車購入者となりうる消費者の雇用状況として
社は販売価格の14%に及ぶ販売促進インセンティブ
は、フルタイムの労働者数はリーマンショック前の水
の付与や低利・長期の自動車ローンの提供をするなど
準まですでに回復している。また、消費者向けローン
販促活動を強めている。また、ガソリン価格が低価格
は年率約6%程度で伸びており堅調である。現在の米
で推移しており、消費者は自動車利用に割安感を感じ
国全体の自動車ローンは約1兆米ドル規模となってお
ていることからトータルとしてはそれほどマイナスに
り、貸付期間は平均で70ヵ月と非常に長く、これも
は働かないとの予測もある。
消費者にとって利点となりうる。更に、米国経済全体
これらを踏まえ、自動車販売は現在の好調を数年は
に目を向けると、2015年第3四半期のGDP成長率
継続するものと予測されているが、近い将来、低調に
は+2.1%となり、2015年のGDPは+2.4%が予測
向かう可能性が高いと見られる。そのタイミングにつ
されている。米国経済の先行きが明るい点もプラスと
いて予測するのは非常に難しいが、仮に2017年から
言える。
始まるとした場合は、2018年までの販売台数の下落
図3 自動車販売台数の予測
(2015年~2020年)
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29
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幅は12%~33%の間になると予測される。
⑶ 今後の自動車生産の動向について
造で約5~6倍、自動車部品製造で約7~8倍とされ
ており、ここ10年間を見てもその差は縮まってはい
現在、好調な自動車販売に支えられ、米国内の自動
ない。コンパクトカー1台の生産当たりの米国とメキ
車 生 産 も好調である。米国自動車メ ー カ ー に よ る
シコとの賃金コストの差は674ドルとの調査結果も
2010年1月~2015年5月までの北米自動車工場へ
出ており、今後、メキシコでの自動車生産の割合が拡
の投資額は約830億米ドルとなっており、そのうち
大していくものと予測されている。現在、メキシコで
米国内の投資額は534億米ドルとなっている。一方、
の自動車生産可能台数は約340万台とされているが、
メキシコへの投資額は242億ドルである。メキシコ
2020年には約550万台まで拡大すると予測されてい
と米国との自動車生産における賃金格差は、自動車製
る。
図4 北米及び米国の自動車生産台数の推移・予測
(2007年~2020年)
30
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Part
2
駐在員便り in ウィーン
〜海外情報 平成28年1月号より抜粋〜
(ジェトロ・ウィーン事務所 産業機械部 藤田 侑士)
皆さんこんにちは。ウィーンは残念ながらクリスマス
灯されていますが、全部が点灯しているわけではなく、
の時期には雪は降りませんでしたが、年末年始にかけて
観光スポットを除き順次消灯されており、屋台もほとん
は雪が降り、少し積雪もありました。1月に入ってから
どなくなり、本当に冬になった気がします。
は寒さも厳しく、
連日最高気温が氷点下となっています。
冬に楽しめるスポーツとしてウィーンではスキーが人
欧州の冬は寒いという事前情報から、早めにニット帽、
気ですが、より気軽に楽しめるスケートも同様に人気が
マフラー、手袋、ブーツといった防寒グッズを用意して
あります。市庁舎前広場では、1月21日~3月6日の
いたのですが、これら無しでは外出しづらいと言えるほ
期間、臨時スケート場(Weiner Eistraum = Vienna
ど役に立っています。
年始の積雪では一面に雪が積もり、
Ice Dream)が開かれます。8,000m²のこの広大なス
通勤時や帰宅時に除雪車が雪を処理する様子や、公園で
ケート場は、毎年70万人以上が利用し、大人は1人当
子供たちが元気に雪合戦やそりで遊んでいる様子が見ら
たり7.5ユーロ、2001年以降に生まれた子供は1人当
れました。
たり5.5ユーロで利用することができます。その他、ス
12月25日以降は、市内の各所で開催されていたクリ
ケート靴のレンタルもあり、大人用が7ユーロ、子供用
スマスマーケットも次々と店じまいとなり、年始に向け
が4.5ユーロでレンタルすることができます。
て、現地のラッキーアイテム(豚、赤い帽子のキノコ、
ま た、 市 庁 舎 前 の ス ケ ー ト 場 の 他 に、 3 区
煙突掃除人、四葉のクローバー)が屋台に並ぶようにな
(Landstraße)にあるインターコンチネンタルホテル横
りました。12月31日から1月1日にかけての年越しに
にも屋外型スケート場
(Wiener Eisaufverein=Vienna
は市庁舎(Rathaus)前やシェーンブルン宮殿(Schloss
Ice Skating Association)があります。こちらのスケ
Schönbrunn)など各地で花火が打ち上げられ、新年の
ート場については、現地の新聞によると、インターコン
到来を町全体で喜んでいるようでした。花火については
チネンタル周辺の再開発計画に伴い、当初このスケート
Billa、Hofer、Sparといった現地のスーパーで購入し、
場を潰して、跡地に200mクラスの高層アパートの建設
個人的に打ち上げる方も多いようで、爆竹の音や花火を
が計画されていましたが、景観上の問題から市当局及び
打ち上げる音が年末付近になると散発的に聞こえまし
地元住民から反対意見が出ていました。結果、アパート
た。クリスマスのイルミネーションは年が変わっても点
の高さは73mまでに抑えられ、スケートリンクを残す
ケ ル ン ト ナ ー 通 り(Kärntner
Straße、1区)のイルミネーショ
ンの様子です。
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31
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という形で再開発が行われることが決まりました。スケ
がひどく、日本のパイプユニッシュのような製品を探し
ー ト リ ン ク に つ い て は、 現 在 は 屋 外 に 設 置 さ れ た
ていたのですが、こちらでも同じような製品が販売され
6,000m²のものだけですが、この再開発に合わせて地
ており、おかげで何とか対処することができました。製
下にも通年使用可能なスケートリンク(1,700m²)が設
品名はドイツ語で“rohrfrei”
(= pipe free)と呼ばれる
置されることとなりました。この再開発工事については
もので、使用法も日本のそれと同じく、溶剤を流し込み、
2018年から開始され、2020年に完成する予定とのこ
数時間待った後に水で洗い流すタイプです。これらは現
とです。
地のドラッグストアであるBipa やMüllerなどで広く販
最後に、我が家では年末から洗面所の排水管のつまり
売されています。
check
Point in
現地の公共交通機関の情報は?
ウ ィ ー ン の 公 共 交 通 機 関 に は、 地 下 鉄(U-Bahn)
、路面電車
(Straßenbahn)、バス(AutoBus)があり、郊外に行く際には近郊
電車(S-Bahn)を利用します。地下鉄、近郊電車などの駅は、写真1
のサインが目印です。
切符は写真2のような券売機で購入します。言語を選択し、目的地
を直接入力するか、1回券、24/48/72時間券(日をまたいで使用
可能)、8日券(始発から終電までを1日とする)
、1週間券
(月曜∼次
の月曜9時まで)、1月券(当月1日から翌月2日まで)
を選択します。
また、年間券は一括払いであれば365ユーロで購入できますが、こ
ちらはウィーン市交通局(Wiener Linien)のWEBページから申し込
む必要があります。
これらのチケットはウィーン市内であれば地下鉄、路面電車、バス
近郊電車、全てに利用できる共通券となっています。乗車の際には乗
車券を打刻する必要があり、地下鉄、近郊電車の場合、打刻器(写真
3参照)はプラットホーム入り口に、路面電車には車内にあります。
これを忘れると検察時に不正乗車とみなされ罰金が課されます(地下
鉄の場合103ユーロ)ので、乗車の際は打刻をお忘れなく。なお、郊
外に行く場合、既に市内の切符を持っていれば、市内境界から下車駅
までのゾーンを選択して追加の切符を購入します(市内境界から空港
までは1ゾーンで2ユーロの追加)。
Part
3
32
駐在員便り in シカゴ
【左上】
写真1 地下鉄(U)
、近郊電車
(S)
のサイン
【右上】
写真2 券売機
【下】
写真3 乗車券の打刻器
〜海外情報 平成28年1月号より抜粋〜
(ジェトロ・シカゴ事務所 産業機械部 高橋 貴洋)
1月となり、暖冬のシカゴもさすがに寒くなってきま
踏まえた体感温度はもっと低くなります。当地では、こ
した。暖冬の影響下で7~8℃と暖かい気温が続いてい
の体感温度をウィンド・チル(Wind Chill)と呼び、気温
たのですが、いったん、北からの寒気が入り始めると、
の指標としています。天気予報では、通常の気温の他に
急速に冷え込み、あっという間に華氏0℃(摂氏マイナ
ウィンド・チルも表示されます。最近は、ウィンド・チ
ス18℃)
と例年のシカゴ並に気温が下がりました。更に、
ルにすると、気温から更に5℃ほど気温が下がる日が多
ウインディー・シティ(Windy City)との異名を持つシ
いため、体感上はマイナス20度を下回る極寒が続いて
カゴでは、吹き抜ける風が非常に強いため、風の影響を
いる形です。ここ連日の極寒の気温のおかげで、とうと
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うミシガン湖河畔やシカゴ川が凍り始めました。東北育
ない冬用のジャケットを羽織り、頭にはニット帽、手に
ちの私としては、
池や小川が凍るのは見慣れていますが、
は防寒手袋、足には寒さ対策用の冬用ブーツを装着して
大きな川や海かと見まごう大きな湖が凍りついている風
います。更に寒いときは、この上にマフラーを巻く人も
景にはある種の感動を感じました。氷もだいぶ厚く育っ
多いです。中には、目の部分だけ開いている黒いマスク
ているようですので、どうやら、子供の頃によくやらか
をしている人もいます。漫画の銀行強盗のシーンで使わ
した、池に張った氷の上に乗った後、氷が割れて死ぬほ
れるアレです。きっと、相当暖かいだろうと思われます
ど寒い思いをするという悲劇が起こることはないようで
が、会社に出社したときの同僚の冷たい視線や自宅に帰
す。
宅した時の家族のリアクションを考えると、さすがに普
さて、シカゴらしい冬の季節となり、ダウンタウンへ
段から身に着けるのはどうかと思われますが、寒波など
の通勤の状況もずいぶん変わりました。普段通勤で利用
の極寒が予想される場合は、選択肢のひとつとして検討
している地下鉄の駅は地上駅なのですが、そのホームは、
してみたいと思います。
当然のことながら風を遮るものは何もなく、吹きっさら
もうひとつ、この季節になると逆に盛んになるのが、
しの状態です。マイナス18℃の気温で風が強い中、電
アイススケートです。実際、子供の習い事の中でもアイ
車を10分も待たされると身体の芯まで冷え切ってしま
スホッケーやフィギュアスケートは非常に人気のある習
うため、乗客の多くは事前にホームには移動せず、建物
い事となっています。また、地元シカゴのアイスホッケ
に覆われている改札付近に待機し、車両が到着する直前
ーチームのブラックホークスが昨シーズン優勝しました
にダッシュで車両に飛び乗ります。ただし、油断をする
が、当地シカゴでは、小・中・高・大学生などアイスホ
と肝心の車両に乗り過ごしてしまうというリスクがあり
ッケーチームの活動が盛んに行われています。
ますのでそれなりに慣れが必要です。シカゴ初心者の私
それらの活動を行う関係からか、シカゴには、非常に
には少しハードルが高いため、初心者らしく完全防寒で
多くのアイススケート場があります。身近なところでは、
ホームに立って待っています。そんな中、普通のフリー
近くの公園などに冬季限定で野外のスケートリンクが設
スジャケットを1枚羽織って、ファーストフードの紙袋
置されるものがあります。また、地区によるのですが、
とソフトドリンクを素手持ちしている方をたまに見かけ
パークディストリクトと呼ばれるレクレーション施設を
たりして非常に心配になるのですが、とりあえず、別の
運営する公共団体が室内のスケート場を設置していま
星の方と思うことにしました。むしろ、持っているソフ
す。この施設は、冬場だけではなく1年を通してスケー
トドリンクが半分凍っているのではと別の心配をしてみ
トを楽しむことができるため、非常に充実した設備とな
ました。
っています。更に、都心のダウンタウンでも、観光名所
街中の歩行者の服装もだいぶ冬使用になり、風を通さ
のひとつであるミレニアムパーク内に11月~3月の冬
【左】
冬が到来したダウンタウンと凍るシカゴ川 【右】
スケートを楽しむ人で賑わう地元のスケートリンク
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33
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季限定で複数のスケートリンクが設置され、多くの観光
男の子が大勢の人の中を滑り抜けて行ったり、ご年配の
客や地元民がスケートを楽しんでいます。
お父さんが後ろ向きに滑りながら子供達にスケートを教
ちょうど先日、私が居住する地区のパークディストリ
えていたりと、こちらのスケートの層の厚さを感じたも
クトが運営しているスケート場で、地区住民向けの無料
のです。ただ、来てみて言うのもなんですが、寒い冬は
開放イベントがあったため、家族で行ってみました。ス
暖かい室内であったかいお茶を飲んでいたいと個人的に
ケート場では、小さなお子様からご年配の方まで様々な
は思っていたりします(もちろん、家族に怒られるので
人がスケートを楽しんでいました。中には、アイスホッ
口には出しませんが)。
ケーチームに所属しているためか、4歳ぐらいの小さな
check
Point in
現地の公共交通機関の情報は?
シ カ ゴ の 公 共 交 通 機 関 に は、 地 下 鉄(CTA)及 び 近 郊 鉄 道
(Metra)、バス(Pace)があります。2013年8月から、これらの
交通機関で使用可能なICカード「Ventraカード」が導入されており、
使い勝手は日本のSuicaやPASMOと似ています。2015年11月
からは、スマートフォン用のVentraアプリがリリースされ、スマ
ートフォン上でMetraの切符や乗換チケットの購入、カードへのお
金のチャージなどが行えるようになり、更に便利になりました。な
お、1枚のVentraカードがあれば、複数人の乗車も可能です。改
札の入り口で一律料金の支払いを行うことから、入り口で人数分の
カードをかざすことで複数人の入場が可能となります。同行者や家
族がいる場合、カードが1枚で済むのは非常に便利です。
【左】
写真1 Ventraカード
(見本)
【右】
写真2 Ventraカード発券機
海外情報−産業機械業界をとりまく動向−目次
平成28年2月号
調査報告
(ウィーン) Energy From Waste
(シカゴ)
シカゴ米連邦準備銀行による経済アウトルック・シンポジウムについて⑵
情報報告
(ウィーン) EU PVSEC 2015(その3)
(ウィーン) 欧州のヒートポンプ市場の現状
(ウィーン) 欧州環境情報
(シカゴ)
米国環境産業動向
(シカゴ)
最近の米国経済について
(シカゴ)
化学プラント情報
(シカゴ)
米国産業機械の輸出入統計
(2015年10月)
(シカゴ)
米国プラスチック機械の輸出入統計
(2015年10月)
(シカゴ)
米国の鉄鋼生産と設備稼働率
(2015年10月)
※海外情報は当工業会ホームページでもご覧になれます。
(http://www.jsim.or.jp/)
34
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Company Topics
企業トピックス
毛穴ケア用ジェル状美容液の紹介
ホソカワミクロン株式会社
企画管理本部 経営企画部
次長 東 充延
1.はじめに
のジェル状美容液である。当製品は、天然由来の保湿成
分トタロール*を当社独自の技術によって、PLGAナノ
生活環境や食習慣、ストレスなど様々な原因によって
粒子に内包することで、単に塗布しただけでは皮脂によ
生じる肌のトラブルに悩まされている人は、年齢・性別
って届きにくい毛穴のすみずみまで送り届け、肌のコン
を問わず多い。この状況を受け、肌トラブルの改善を目
ディションを整える。
的に開発・販売されるスキンケア化粧品は、日々新しい
トタロールは、保湿機能の他、黒ずみ成分のメラニン
商品が登場し、様々な機能を訴求した「機能性化粧品」
を生成する酵素(チロシナーゼ)の活性を弱めると共に
として人気を呼んでいる。当社グループでは、DDS(ド
メラニンが黒く成熟するのを抑制する機能を持つ。加え
ラッグ・デリバリー・システム、薬物送達システム)研
て、抗菌作用を兼備し、発生したニキビの改善だけでは
究で培った治験と基材を応用することで、配合した成分
なく、新たなニキビの生成も抑制する。
が目的とする部位まで確実に届き、期待される本来の機
当製品は、このように肌荒れやニキビのケア、そして
能を十分に発揮できるよう設計した機能性化粧品・育毛
美白・美肌にも効果を発揮することから、肌にトラブル
剤の開発・販売に注力している。
を抱える方にとって強い味方となる製品だと言える。し
本稿では、その最新製品であり、2015(平成27)年
かも、無添加(無香料、無着色、無鉱物油、紫外線吸着
10月から販売を開始した毛穴ケア用ジェル状美容液に
剤不使用、アルコールフリー、パラベンフリー)設計で、
ついて紹介する。
敏感肌やアトピー肌の方、小さな子供も安心して使うこ
2.毛穴ケア用ジェル状美容液の特徴
とができる。
当社では、2005(平成17)年以降、DDS用の基材と
<主な配合成分>
しても用いられる安全性が担保されたPLGA(生体適合
・トタロール*
性樹脂)のナノ粒子に、ビタミンCやE、Aの誘導体やセ
ニュージーランドに生息するトタラの木から抽出し
ラミドなど、抗酸化作用や高い保湿力を有する物質を内
た天然由来の保湿成分。透明感と潤い感のある滑らか
包することで、それらの成分が持つ機能を効率良く発揮
な素肌へと導く。保湿力が高く、肌のキメを整えるこ
できるよう設計した液状やジェル状、パウダー状の基礎
とで、肌コンディションを良好に保つ。
化粧品を開発・販売してきた。今回紹介する新製品「ピ
・グリチルリチン酸ジカリウム
ュアクネス ジェル」は、毛穴ケアによる肌コンディショ
古くから用いられてきた和漢原料の甘草に由来する
ニングに着目した保湿効果の高いオールインワンタイプ
肌荒れ防止成分。
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35
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スキンケア化粧品や育毛剤のOEM(相手先ブランド製
・ヒアルロン酸
保湿力・水分保持力に優れ、肌に潤いを与える成分。
造)及び自社製品の開発・製造とインターネットによる
販売も開始した。
<概要>
当初は、DDS基材である特殊な樹脂を原料の一部に
製品名:ピュアクネス ジェル
用いることもあり、比較的高価格帯の製品を主に開発・
製品種別:オールインワンタイプ ジェル状美容液
販売せざるを得なかった。しかし、製造工程の改革と
容 量:50g入り(約2ヶ月分)
PLGAナノ粒子への機能性材料の内包技術の進化によ
り、品質面での安定性に加え、価格面での汎用性も高ま
3.おわりに
った。その結果、PLGAナノ粒子は適用製品の幅を拡大
当社は、1916(大正5)年の創業以来、粉体関連装
することが可能となり、2012年度には、マテリアル事
置の開発・製造・販売を主業としてきたが、2000(平
業として単独黒字を計上するに至った。
成12)年に次代の収益の柱を新たに構築すべく、新規事
創業100周年を迎える今春には、大幅な製品リニュ
業として材料ビジネスに参入した。その一環として、
ーアルを予定している。更に、アジア圏の高所得者層を
2002(平成14)年からDDS用ナノカプセルの研究・開
ターゲットにした海外展開も視野に入れた事業拡大を図
発を本格化し、2004(平成16)年頃からは、並行して
っていく方針である。
図1 ピュアクネス ジェル
36
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Company Topics
企業トピックス
新生Primetals Technologiesの誕生
Primetals Technologies Japan株式会社
2015(平成27)年1月7日、三菱日立製鉄機械㈱と
シーメンスVAIが製鉄プラントの事業を統合し、新たに
世 界 規 模 の 企 業「Primetals Technologies Limited」
1.Primetals Technologiesの設立
(図1参照)
(プライメタルズ テクノロジー)としてスタートし、1年
2014(平成26)年5月、親会社である三菱重工業㈱
が経過しました。当社は、前身の会社より受け継いだ技
とシーメンスにより製鉄機械事業の統合が発表されまし
術力を結集し、顧客の強力で経験豊かなパートナーとし
た。出資比率は三菱日立製鉄機械㈱51%、シーメンス
て、バリューチェーンを通して最高の価値を創造してい
49%です(三菱日立製鉄機械㈱には三菱重工業㈱及び㈱
きます。本稿では、
当社の概要について紹介いたします。
日立製作所と㈱IHIが出資)。
旧・三菱日立製鉄機械㈱と旧・シーメンスVAIとの統
合は製品分野、製造ノウハウ、地理的な面からも完璧な
補完関係となりました。旧・シーメンスVAIは特に製鉄
Siemens VAI Metals Technologies
三菱日立製鉄機械㈱
(MHMM)
所有権
・60年以上にわたるメタラジー、エンジ
ニアリング及びプラント建設の経験
・研究開発及び多数のイノベーション導
入を重視
・世界規模の販売組織及びエンジニアリ
ング
・実証された信頼性と費用対効果で世界
に2200以上のプラントを建設
・自社製造技術力
・アジア諸国に特に強い販売組織とエン
ジニアリング
51% 三菱日立製鉄機械㈱
49% Siemens
グローバルな事業の焦点
金属鉄鋼産業へ最先端のプロセス、技術、プラント、
製品及びサービスのサプライヤー
最適化ソリューションを実現する
総合技術と製品ラインアップ
図1 Primetals Technologiesの誕生
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37
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工程の上流設備である製銑(せいせん)
、製鋼、連続鋳造、
示すTechnologiesという言葉を組み合わせたもの
電気オートメーション、プロセスノウハウ、環境技術、
で、製鉄プラント事業における卓越したグローバルリ
ライフサイクルサービスに強みを持ち、ヨーロッパ・北
ーダーとして、最高品質との製品を提供するという当
米を中心に強いネットワークを保有しました。一方、旧・
社のコミットメントを表し、同時にこれまでの技術資
三菱日立製鉄機械㈱は下流設備である熱間圧延、冷間圧
産も強調しています。
延、
プロセス設備と製造ノウハウに卓越した能力を持ち、
⑵ ロゴ
中国・インドを始めとするアジアに強い基盤を構築して
ロゴのリングは、リーディングカンパニーとして歩
いました。
んできた両社が、固有の価値、文化、特性を尊重しな
両社の製品ラインアップの結集により、当社は鉄鋼製
がら、強固なパートナーとして1つに融合し、一体化
品の原材料から完成品に至るまで、総合的なバリューチ
されたことを象徴しています。一方、リングの斜めの
ェーンを通じて、製鉄の上流から下流までフルラインの
角度は将来への前進を示唆しています。オレンジ色は
製品をお客様にお届けしていく体制が構築できました。
製鉄原料が溶鋼になる温度を意味し、シーメンスVAI
更に、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションを提供し
の上流の技術の強みと三菱日立製鉄機械㈱が持つ下流
ていきます。
の圧延・プロセス技術が固く結ばれたことを象徴して
います。
2.社名とロゴ(図2参照)
新たな社名とロゴは、新会社の目指す会社理念と統合
3.受け継ぐ技術資産
シナジーを表現するものとし、新たな歴史のスタートで
以下に技術も含めたシーメンスVAIと三菱日立製鉄機
あることを強調しました。
械㈱の発展の沿革を紹介します。
⑴ 社名
⑴ シーメンスVAI(図3参照)
「Primetals Technologies Limited」
旧・シーメンスVAIは60年以上にわたる製鉄・冶
この社名は、最高の品質を表すPrime、当社の金属
金技術及びエンジニアリング、プラント建設の経験を
に対する情熱を表すMetals、当社の技術力の強みを
持ち、強力に研究開発を進め、今日の製銑製鋼のバッ
Primetals Technologiesは、
金属鉄鋼生産の未来に、
優れた技術を提供します
ロゴのリングは、リーディングカンパニーと
し て 歩 ん できた 両 社 が1つ に 融 合し、
SIEMENS VAIが持つ上流の技術の強みと、
MHMMが持つ下流の技術の強みが固く結
ばれたことを象徴しています。円形ロゴの
斜めの角度は、私たちが、将来に向かって
前進することを示唆しています。
オレンジ色は製鉄原料が溶鋼に
なる温度を意味します。
PRIMEは、最高の品質を表し、
METALSは、当社の金属に対
する情熱を表しています。
TECHNOLOGIESは両 社のパ
ートナーシップにより生み出さ
れる、技術力の強みを表してい
ます。
図2 会社名、ロゴマーク
(結束のリング)
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クボーンとなる多くのイノベーションを産みだしてき
Mckee)とフランスのClecimの買収によ
ました。
り、高炉から圧延まで製品群を拡大。
会社の起源は1952年、世界初の画期的な酸素吹上
2001年 イタリアの棒鋼製造メーカーのPominiを
買収。
転炉を開発したオーストリア、リンツのVOEST製鋼
所に遡ります。その新技術はリンツ(Linz)とドナビ
2005年 ド イ ツ・ シ ー メ ン ス が VAI を 含 む VA
Tech Groupを承継。
ツ(Donawitz)の製鋼工場で適用され、両工場の頭文
字からLD転炉と呼ばれるようになりました。今日、
2007年 韓国POSCOのCorex® プラントの改造に
純酸素上吹転炉として知られており、世界の転炉の主
流となっています。
より、初のFinex®プラントが操業を開始。
2008年 米国の棒鋼圧延機メーカーのMorganを買
1956年 Voest –Alpine industrieanlagenbau
収。
(VAI)が設立され、この製鋼技術を世界的
2009年 イタリアArvediと共同で、クレモナに初
に展開、初号機をインドの鉄鋼メーカー
のエンドレスストリップライン(連鋳機と
のRourkera製鋼所に納入。
圧延機を直結)の操業を開始。
1968年 初の垂直鋳型を導入した連続鋳造機が稼働。
2011年 リンツにメカトロニクス・コンピテンス・
1989年 溶 融 還 元 法 技 術 に 関 し て ド イ ツ の Korf
センターを設立。
Engineering technology を 買 収。 南 ア
2012年 米国の炉会社であるFCE Dreverを買収。
フリカで直接還元鉄を製造するCorexプ
2013年 米国のService Guideを買収。
ラントの初の商業運転を開始。
⑵ 三菱日立製鉄機械㈱(図4参照)
1996年 ドイツのFuchsを買収、電気炉ビジネス
を著しく拡大。
旧・三菱日立製鉄機械㈱は製鉄プラントに携わって
長い歴史を持ちます。製鉄下流設備において、特にア
1999年 英 国 の Kvarner の 鉄 鋼 部 門( 元・Davy
ジア諸国に強い販売ネットワークを持ち、実証された
Simens VAI Metals Technologies
1952
1956
1968
1989
1996
1999
2001
リンツ(オーストリ VAIを設立
世界初の垂直鋳型
ア)のVOEST製鋼 LD製鋼所をRourkela を使った連続スラ
所における初のLD (インド)に売却
ブ鋳造機の稼働を
製鋼所
開始
世界初の商業用
Corex ®プラントの
操業を開始
Fuchs Group(ドイ
ツ)を買収
英国のK v a e r n e r
Metals(元Davy及
びClecim)の買収
により、高炉の技術
を大幅に拡充
VAI Pomini
(イタリア)を設立
2005
2007
2008
2009
2011
2012
2013
厚物巻取用パワー
コイラーSiemens
が、VAIを含むVA
TECH Groupを買
収
世界初のMeros ®プ
ラント、焼結の排出
量低減を最大化世界
初の商業用Finex®プ
ラントの操業を開始
Morgan(米国)を
買収
クレ モ ナ( イタリ
ア)で、初のArvedi
ESP(エンドレスス
トリップ生産)ライ
ンの操業を開始
リンツ(オーストリ
ア)のVatron(メカ
トロニクス•コンピテ
ンス・センター)を
統合
FCE(米国)を買収
Service Guide(米
国)を買収
図3 受け継ぐ技術資産
(シーメンスVAI)
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39
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信頼性のある技術、自社製造能力でゆるぎない地位を
計・調達業務を統合(2003年に拠点の集
築いています。
約、統合システムの稼働)
。
下記以外に、既に1917(大正6)年には当時の帝
2004年 米国三菱日立製鉄機械㈱を設立。北米地
国鋳物(後の㈱日立製作所 若松工場、現在の日立金属
区顧客へのアフターサービス体制を強化。
㈱ 若松工場)にて、圧延用ロールの製造が始められた
2005年 米 国 New Genecoat, Inc. を 買 収、 下 流
事業を強化。
との資料があります。更に、1941(昭和16)年には
当時の芝浦共同工業㈱及び石川島重工業㈱(いずれも
2006年 中国最大の顧客である宝鋼集団との連携
後の㈱IHI)にて、圧延機を始めとするほとんど全
で合弁会社・常州宝菱重工機械有限公司
ての製鉄設備の設計製作が行われていたとの資料もあ
を設立。広島事業所に次ぐ、第2の製造
ります。
拠点とする。
1953年 日亜製鋼(現・日新製鋼㈱)呉工場向けに
2007年 三菱日立製鉄機械(上海)有限公司を設立。
重点市場である中国の顧客情報網やアフ
フープミル(連続熱間圧延設備)を納入。
ターサービス体制を強化。
1984年 当時の新日鐵と共同開発したペアクロス
式圧延機を新日本製鉄㈱ 広畑製鉄所で稼
2010年 三菱日立製鉄機械南アジア㈱(インド)を
働開始。熱間圧延機市場に確たる地位を
デリーに設立。重点市場であるインドの
築いていく。
顧客情報網やアフターサービス体制を強
化。
2000年 冷間圧延機部門に強い㈱日立製作所の製
鉄機械部門とMHI-HITACHI製鉄機械㈱を
2013年 ㈱IHIの製鉄機械部門であるIHIメタル
設立(2001年に国内営業の統合や本社の
テック㈱の圧延機事業を統合。アルミ圧
移転)
。
延設備や厚板設備の技術強化や銅箔用圧
延機のラインアップを拡充。
2002年 社名を三菱日立製鉄機械㈱に変更し、設
三菱日立製鉄機械㈱
1984
新日本製鐵㈱ 広畑
製鉄所(日本)で、
ペアクロス式圧延
機の稼働を開始
1990
POSCO Gwangyang
Works(韓国)に熱間
圧延設備3基を供給
(第1期)
2000
2002
2004
2005
MHI-HITACHI製鉄
機械㈱を設立
社名を三菱日立製
鉄機械㈱に変更
米国三菱日立製鉄
機械㈱を設立
New Gencoat,Inc
(米国)を買収
2006
Shougang Jingtang
Inc.(中国)から、連
続酸洗タンデム冷間
圧延設備を受注
2007
2010
2010
2012
2013
2013
2013
上海(中国)に三菱
日立製鉄機械㈱を
設立
バー接合装
(POSCOと日立と
の共同開発)の稼
働を開始
三菱日立製鉄機械
南アジアプライベ
ートLtd.を設立
Usiminas Cubatão
(ブラジル)で第2
熱間圧延機の稼働
を開始
IHIメタルテック㈱
の圧延機事業を統
合
Concast Ltd,
Indiaが三菱・日立
グループに参加
㈱ハセックギアの
株式を100%取得
図4 受け継ぐ技術資産
(三菱日立製鉄機械㈱)
40
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2013年 インドのConcast Indiaを買収。条鋼生産
下のそれぞれの分野で卓越した技術力と強力なサービ
設備分野への進出の足掛かりを築き、地
スネットワークをもって、お客様の信頼に足るライフ
域的補完やサプライチェーンなどでのビ
サイクルパートナーとして活動しています。
ジネス拡大を強化。
製銑・製鋼分野、ミニミル及び条鋼圧延分野、連続
2013年 ㈱ハセックギアの株式を100%取得、一
鋳造機及びエンドレスストリップ分野、
熱間圧延分野、
冷間圧延機用減速機や一般産業向け減速
冷間圧延及びプロセス分野、冶金及びアフターサービ
機への業容を拡大。
ス分野、電機・オートメーション分野。
4.当社の統合ポートフォリオと事業分野
⑵ 上流工程の設備(図6参照)
旧・シーメンスVAIはこの分野で高い技術と競争力
当社はこれまでの豊富なプロジェクト遂行経験を基
を持っており、VAIのLD(BOF)製鋼及び連続鋳造プ
に、一貫製鉄所、新設・既設を問わず、また付帯設備も
ロセス、Korf Engineering及びPoscoとそれぞれ共
対象に、最新かつ最適のソリューションとして、機械設
同 開 発 の Corex®、Finex® 製 鉄 プ ロ セ ス、Fuchs
備及びメカトロニクス、即ち駆動装置、モーター、オー
Technologiesの電気アーク炉EAF、Kvaernerの金
トメーション、電機、エレクトロニクスに加え、ユーテ
属部門及びPominiの統合による高炉技術がそれぞれ
ィリティー供給、エネルギー技術も含めた製品ポートフ
受け継がれています。上流設備の製品は以下の通りで
ォリオを提供します。また、ワークマンシップ、信頼性、
す。
耐久性に関して、お客様に提供する機械及びシステムが
一貫製鉄プラント、ミニミルプラント、選鉱プラン
最高水準を満たすよう、コアとなる機器は自社最新鋭工
ト、コークスプラント、シンター(焼結)プラント、
場において製造しています。
ペレットプラント、高炉、Corex、Finex製銑プラン
⑴ 主な事業分野(図5参照)
ト、直接還元プラント、転炉プラント、電気炉プラン
当社は、製鉄上流工程から下流工程に至るまで、以
ト、ステンレス製鋼プラント、二次精錬設備、連続鋳
製銑設備部門
・選鉱
・焼結、ペレタイジング
・高炉
・溶融還元、直接還元
製 鋼及び 条 鋼圧延 設 備
部門
・転炉プラント
・電気炉
・ステンレス製鋼
・2次精錬
・条鋼圧延
・ミニミル
連続鋳造及びエンドレス
ストリップ製造設備部門
・連続鋳造
・Arvedi ESP ライン
ストリップ
鋳造設備部門
・薄ストリップ鋳造
熱間圧延設備部門
・熱間圧延機
・アルミ圧延機
・他の非鉄ミル
冷間圧延設備部門
・冷間圧延機
・アルミ圧延機
・他の非鉄ミル
プロセス設備、チューブ及び
パイプミル部門
・ストリッププロセスライン
・チューブ及びパイプ用ミ
ル
環境ソリューション部門
・ガス清浄
・エネルギー効率
・副産物のリサイクル
・水処理
・プロセスと技術カウンセ
リング
電機・オートメーション部門
・製銑
・製鋼
・連続鋳造
・圧延とプロセス
・近代化(パッケージ
及び製品)
メタラジー及び
アフターサービス部門
・予備品及びコンポーネンツ
・電気・機械メンテナンス
図5 主な事業分野
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回転炉型ペレット製造設備
電気炉
鉄鉱石を乾燥、混合、成形、焼成し、製銑プロセスの材料となるペレットを
つくる設備。回転炉を用いたコンパクトな構造
高電流アーク放電によりリサイクル鉄を溶かす最高効率の電気炉
エンドレス ストリップ プロダクション
電気・制御及び IT
熱延コイルをエンドレス方式で製造する世界で唯一実証された省エネ型プロ
セス
最先端の電気制御ハードとインテリジェントなソフト・IT は、高品質な鉄鋼
製造の鍵
図6 製品ポートフォリオの例
(上流工程)
造機プラント、Arvedi ESP(エンドレスストリップ
欧州、ロシア、アメリカ、アフリカへと、世界規模での
製造設備)
、ストリップ鋳造プラント。
事業拡大を促進します。
⑶ 下流工程の設備(図7参照)
この分野では、旧・三菱日立製鉄機械㈱が、特にフ
ティング、調達、製造と研究開発のサポートを横断的に
ラット(平板)形状の圧延技術に圧倒的な技術と競争
行うコーポレート機能を統括しています。
力を持っており、三菱重工業㈱、㈱日立製作所、㈱I
当社の事業ネットワークとして、現在、40を超える
H I の 圧延及びプロセス技術に加え、 統 合 さ れ た
オフィス、研究所、工場、サービスセンターなどの拠点
GFG-Peabody、Pomini、Morgan に よ る 条 鋼、 線
から、8,000人の従業員が顧客への迅速なサポートを行
材加工技術が一段と強化されました。下流工程の製品
っています。加えて、三菱重工業㈱とシーメンス両親会
は下記の通りです。
社の国際支援ネットワークは190ヶ国、300以上のグ
プレート、ステッケルミル、熱間圧延機、酸洗プラ
ループ拠点に及びます。
ント、冷間圧延機、非鉄圧延機、条鋼、線材圧延機、
チューブミル及びパイプミル、プロセス設備(圧延の
6.当社のコア・コンピタンス
各種加工プロセス用)
、環境プラント、電機・オート
統合によって誕生した当社のコア・コンピタンス、企
メーション、冶金技術、エンジニアリング、近代化パ
業価値は、下記の通りです。
ッケージ。
5.グローバルネットワーク(図8、図9参照)
統合では、グローバル市場でのプレゼンス確立を目指
しており、英国に本社を置き、日本、オーストリア、ド
イツ、米国、中国及びインドに主要拠点を配置、アジア、
42
本社はロンドンで、各地域の管理、セールス、マーケ
① 最適化ソリューションを実現する総合技術と製品
ラインアップ
② 優れた設計に基づく費用効率の高いプラント・設
備を実現するエンジニアリング
③ 迅速なプロジェクト遂行と、生産量立ち上げを可
能にする豊富な経験
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酸洗ライン
冷間圧延加工の前に
表面の錆をとる
仕上げ熱間圧延機(先進型 PCミル)
高温により加熱した連鋳材を圧延して成型し、薄板にする
タンデム冷間圧延機
表面の錆を取った材料は、更に薄く圧延されて自動車などの各部に用いられる
図7 製品ポートフォリオの例
(下流工程)
世界中に 8,000 人近くの
経験豊かな社員
本社:
英国、ロンドン
技術拠点:オーストリア(リンツ)
、日本(東京、広島)
、フランス(モンブリゾン)
、
英国(シェフィールド、ストックトン)
、イタリア(マルナーテ)
、
ドイツ(エルランゲン、レーゲルシュルスト)
、U.S.A(ピッツバーグ、ウースター、アルファレッタ)
図8 グローバルネットワーク
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43
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本社
CEO、CFO、COO
(上流担当)
、COO
(下流担当)
、CTO
ビジネスセグメント
地域拠点
販売・マーケティング・顧客管理・調達・製造・研究開発計画など
(組織横断的機能)
Linz:上流取りまとめ
製銑
製鋼
綿材・形鋼
圧延
環境技術
連続鋳造
ESP
事業拠点
[子会社・関連会社]
機器
アフター
サービス
Erlangen
電気・制御
東京/広島:下流取りまとめ
熱延
冷延
プロセス設備
&
パイプミル
事業拠点
[子会社・関連会社]
担当製品
ストリップ
キャスター
製銑
Sheffield
熱延
アルミ
Worcester
MA
線材・形鋼圧延
Montbrison
冷延
プロセス設備
Marnate
線材・形鋼圧延
常州
[BLHI**]
熱延・冷延
プロセス設備
Legelshurst
製鋼
Sussex,WI
[GFG*]
プロセス設備
連続鋳造
Canonsburg
PA
広島
[SES*]
連続鋳造
千葉
[HASEG*]
Kolkata
上海
担当製品
Stockton
Mumbai
[CIL*]
Alpharetta
*CIL:Concast(India)Ltd
*SES:SES連鋳エンジニアリング
*GFG:New Gencoat, Inc
*HASEG:MHIハセック
**関連会社
BLHI:常州宝菱重工機械
NAKATA:㈱中田製作所
熱延・冷延
プロセス設備
減速機
大阪
パイプミル
[NAKATA**]
図9 事業体制
④ すべての設備及び部品について最高の品質を保証
する自社製造能力
⑤ お客様のすべてのご要望に対し、即時のサポート
最高のパフォーマンスとコスト効率を確実に達成するこ
とです。
と迅速な対応を実現するグローバルなネットワーク
当社は、社内で革新的な文化を育成し、製品とプロセ
⑥ 合弁事業パートナー会社及び株主に支えられた堅
スの改善を日々進めていくことで、ますます厳しくなる
固な財務基盤
⑦ すべてのプロジェクト仕様を満たし、お客様に対
するコミットメントを実現する豊富な実績
⑧ 今日、そして将来の様々な課題を克服するための
総合的イノベーション能力
7.おわりに
44
イクルタイムを通じて、提供する機械と設備システムが
環境基準の要件を満たし、かつ、お客様のエネルギー消
費とコスト低減を可能にする画期的、かつ先駆的な製品
開発とソリューションを提供していきます。即ち、革新
的技術パッケージとプロセスの最大効率化により、お客
様の長期的な価値を創出し、生産性、製品品質、プラン
トの柔軟性と安全性の著しい改善を実現していきます。
当社はお客様の利益につながる技術、製品、サービス
設備の近代化に関して、当社は他の追随を許さぬ豊富
を提供して、革新技術の伝承に貢献し、金属鉄鋼産業の
な経験を有しています。当社の目標は、設備のライフサ
未来を築いていく所存です。
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Asami Tsukamoto
vol.2
住友重機械エンバイロメント株式会社
営業統括部 技術部
塚本 安紗実
さん
2013(平成25)年に住友重機械工業㈱に入社した、塚
本安紗実さん。自分のことはもちろん、自分と同じ道
に進もうとする後輩女性のことを考えながら仕事に邁
進する彼女の魅力に迫る。
「理系の道に進んだのは、ただ単純に
の言葉に胸を打たれた瞬間があったそ
ます」
。バレーボール歴15年の塚本さ
数学が好きだったからです。理系の中
うだ。
「自分が受注した案件で、設計根
ん。ご自身でプレーするのはもちろん、
でもゴツゴツとした分野が得意ですね」 拠が不透明であったり、質問に対して
母校のチームの監督も引き受けるなど
と、笑顔で語る塚本さん。在学中は、 答えがすぐに出ない時、先輩に『細か
休日もアクティブに活動し、オンとオ
気液の二相流についての研究に没頭す
い部分でもきちんと議事録に残してお
フをきちんと切り替えている。
る日々を送っていた。
かないと駄目』と注意を受けました。確
ご自身の将来像について、
「この業界
大学院卒業後は、住友重機械工業㈱
かに私の仕事は途中で引き渡す仕事な
の現場は汚かったり危険だったりする
に就職し、住友重機械エンバイロメン
ので、誰が見ても分かるようにしてお
ので、女性というだけで心配されるこ
ト㈱へ配属となり、現在は、民間向け
く必要があるのだと認識し、今では必
とがあります。そういうイメージを払
工場排水処理設備の見積もり設計を行
ず考えや根拠を残すようにしていま
拭したいので、自分の技術力を磨き、
っている。
「私の担当は、お客様から受
す」
。
お客様にも社内でも信頼される技術者
注し、それをプロジェクト部に引き渡
そんな塚本さんの日々の仕事のリフ
になりたいですね」
。また、自分と同じ
すまでになります。入社して3年目の
レッシュ方法はバレーボール。
「ボール
道を志す女性の道しるべになれればと
ため、技術者としてはまだまだ未熟で
に触れているときは、ボールに集中し
考えている塚本さん。
「後輩の女性達が、
すが、一生懸命作った資料や説明した
他のことは何も考えなくていいので、 女性だから心配だと言われないよう、
ことをお客様に認めてもらった時は、 最高の気分転換になっています。また、 私がしっかりとした技術者になり、後
嬉しさと同時にやりがいを感じます」
。 自宅でパンを作ったり、ゆっくりお風
塚本さんには、入社間もない頃に先輩
上司から
ひと言
呂に入ったりしてリフレッシュしてい
常に堂々とお客様と話せる姿勢は素晴らしい
様々な経験を積んでレベルアップしてもらいたい
彼女が私の部署に配属されて3年が経過しましたが、
本当によく頑張っていると思います。本人の素質もある
のかもしれませんが、お客様と話すときも常に堂々とし
ています。最近は出張に同行しても私が説明することが
住友重機械
エンバイロメント株式会社
営業統括部 技術部
部長 須田 祐一さん
輩達につなげていきたいですね」
。
ほとんどないくらい、彼女がきちんとお客様に説明して
くれます。これからは環境の悪い現場に出て汗にまみれ
ることもあるかもしれませんが、様々な経験を多く積ん
で優秀な技術者に育っていってもらいたいですね。
リケジョの歴史
1913(大正2)年に、日
本人女性として初めて
東北帝国大学(現・東
北大学)に入学した黒田
チカさん。天然色素の研
究の成果が認められ、女性 黒田 チカさん
としては2人目となる女性理学博士を取
得しました。
所蔵:お茶の水女子大学
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イベント情報
●INTERMOLD2016(第27回金型加工技術展)/金型展2016
会 期:4月20日(水)∼4月23日(土)
開 催 概 要:工作機械・機器、特殊鋼工具、超鋼工具、精密・光学測定機器、プレス機械、プラス
チック加工機械、プラスチック加工機械周辺機器及び原材料・副資材、研削砥石、研
磨剤などの技術を一堂に会した展示会
会 場:インテックス大阪
連 絡 先:インターモールド振興会
TEL:06-6944-9911
URL:http://intermold.jp/
●金属プレス加工技術展2016
会 期:4月20日(水)∼4月23日(土)
開 催 概 要:プレス加工機、周辺機器、各種金属プレス成型サンプル、プレス金型、プレス金型部
品などの技術を一堂に会した展示会
会 場:インテックス大阪
連 絡 先:インターモールド振興会
TEL:06-6944-9911
URL:http://intermold.jp/
●試作市場2016/微細・精密加工技術展2016
会 期:5月12日(木)∼5月13日(金)
開 催 概 要:試作市場2016では切削・プレスなどの機械加工分野、CAD・RP造形機などの関連
機器分野、光造形・粉末造形・インクジェット造形などのRP造形分野、微細・精密
加工技術展2016では微細加工技術分野、精密加工技術分野、加工機械・関連機器分
野など日本が誇る高度なものづくり力を一堂に会した展示会
会 場:大田区産業プラザPiO
連 絡 先:日刊工業新聞社 イベント事務局
TEL:06-6946-3384
URL:http://nikkan-event.jp/sb/
●2016NEW環境展(N-EXPO 2016 TOKYO)
会 期:5月24日(火)∼5月27日(金)
開 催 概 要:
「環境ビジネスの展開」をテーマに、環境汚染問題や地球温暖化問題の解決に向けた、
資源有効利用や多様な新エネルギーの活用など様々な環境技術・サービスを展示し情
報発信することにより環境保全への啓発を行い、国民生活の安定と環境関連産業の発
展を目的とした展示会(同時開催:2016地球温暖化防止展)
会 場:東京ビッグサイト
連 絡 先:日報ビジネス株式会社 NEW環境展事務局
TEL:03-3262-3562
URL:http://www.nippo.co.jp/n-expo016/
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工業会情報
行事報告
行事予定
本 部
第34回運営幹事会(12月16日)
佃会長の挨拶の後、経済産業省 製造産業局 ロボット
政策室長 安田篤 殿より「ロボット革命の実現を目指し
て」の講演があった。
次いで、議長から議事録署名人が選定され、次の事項
について審議を行った。
⑴ 統計関係報告(平成27年10月分)
書籍・報告書情報
統計資料
動車製造ラインの見学を行った。
化学機械部会
12月22日 技術委員会
JIS B 8249(多管円筒形熱交換器)の改正について
検討及び審議を行った。
環境装置部会
12月1日 環境ビジネス委員会 3Rリサイクル研究会 リサイクル技術WG 施設調査
昭和電工㈱(神奈川県川崎市)を訪問し、プラスチッ
① 産業機械の受注状況
クケミカルリサイクルについて調査を行った。
② 産業機械の輸出契約状況
12月4日 環境ビジネス委員会 施設調査
③ 環境装置の受注状況
⑴ ㈱リナジェン 生ごみバイオガス発電プラント
⑵ 工業会の活動状況(平成27年11月分)
MF パワー1号(大阪府岸和田市)を訪問し、食品
⑶ 海外情報(平成27年12月号)
廃棄物を原料としたバイオガス発電プラントについ
⑷ 「環境自主行動計画」目標達成に向けて
て調査を行った。
⑸ 新年賀詞交歓会
風力発電関連機器産業に関する調査研究委員会 委員会(12月15日)
アンケート調査の集計及び報告書原稿の執筆の進捗を
⑵ あべのハルカス(大阪府大阪市)を訪問し、バイ
オガス設備等の環境技術や制振装置について調査を
行った。
12月7日 環境ビジネス委員会 水分科会及び講演会
⑴ 分科会
報告し、集計及び報告書並びに今後の活動について検討
活動状況の報告及び今後の活動について検討を行
を行った。
った。
⑵ 講演会
部 会
ボイラ・原動機部会
次の講演会を行った。
「水循環基本法と水循環基本計画について」
テーマ:
講 師:内閣官房 水循環政策本部 参事官補佐 正
12月9日 部会幹事会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ ボイラ受注統計
⑵ 平成27年度会計状況
⑶ 平成28年行事予定及び幹事
鉱山機械部会
12月3日 鉱山機械部会 幹事会及び施設見学会
⑴ 幹事会
次の事項について検討を行った。
① 平成27年度活動内容
② 最近の業界動向
⑵ 施設見学会
日産自動車九州㈱(福岡県京都郡)を訪問し、自
木孝治 殿
12月8日 環境ビジネス委員会 有望ビジネス分科会
及び講演会
⑴ 分科会
活動状況の報告及び今後の活動について検討を行
った。
⑵ 講演会
次の講演会を行った。
「水素・メタン2段発酵 -メタン発酵
テーマ:
を経由した水素生産概説-」
講 師:広島大学大学院 先端物質科学研究科 分
子生命機能科学専攻 教授 中島田豊 殿
12月11日 環境ビジネス委員会 本委員会
活動状況の報告及び今後の活動について検討を行った。
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行事報告
行事予定
12月15日 環境ビジネス委員会 3Rリサイクル研究
会 研究会及びWG並びに講演会
書籍・報告書情報
統計資料
12月3日 特許委員会
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ 射出成形機に係る米国の特許
⑴ 研究会
活動状況の報告及び今後の活動について検討を行った。
⑵ WG
⑵ 射出成形機に係る中国の特許及び実用新案
⑶ 射出成形機に係る欧州の特許
活動状況の報告及び今後の活動について検討を行った。
⑶ 講演会
⑷ 国内特許法改正等の動き
12月16日 押出成形機需要予測委員会
次の講演会を行った。
テーマ:
「廃棄電子機器からの分別不要な有用金
属回収技術の開発」
需要予測について検討を行った。
12月18日 射出成形機需要予測委員会
需要予測について検討を行った。
講 師:芝浦工業大学 電子工学科 教授 本間哲哉 殿
12月21日 輸出委員会
テーマ:
「我が国リサイクルビジネスの将来展望」
次の事項について審議及び確認を行った。
講 師:一般社団法人 資源循環ネットワーク 代
表理事 林孝昌 殿
12月16日 クリーンルーム委員会
今後の活動について検討を行った。
12月18日 環境ビジネス委員会 バイオマス発電推
進分科会及び講演会
⑴ 射出成形機需要予測
⑵ 中古機の流通に関する現状
⑶ 平成28年度活動内容
風水力機械部会
12月2日 ロータリ・ブロワ委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 分科会
活動状況の報告及び今後の活動について検討を行
⑴ 受注実績
った。
⑵ 「ロータリ・ブロワ 運転管理について」の見直し
⑵ 講演会
⑶ JIMS C 4001[ロータリ・ブロワ(ルーツ式)製
次の講演会を行った。
テーマ:
「水素社会に向けたイワタニの取り組み -イワタニの水素インフラ整備-」
講 師:岩谷産業㈱ 常務執行役員 水素エネルギ
ー部長 宮崎淳 殿
タンク部会
品検査基準]の見直し
12月3日 真空式下水道システム委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 施設見学会
⑵ 真空式下水道システムの用途拡大
12月4日 ポンプ技術者連盟 拡大常任幹事会
次の事項について確認、報告及び審議を行った。
12月15日 技術分科会
⑴ 「風水力機械産業の現状と将来展望」の原稿
JIS B 8501(鋼製石油貯槽の構造)の改正履歴の整
⑵ 平成27年度秋季総会総括
理について検討及び審議を行った。
⑶ 平成27年度会計状況
プラスチック機械部会
12月1日 ISO/TC270国内審議委員会 射出成形機
分科会
ISO規格案について検討を行った。
12月2日 技術委員会
次の事項について報告及び検討を行った。
⑷ 平成28年度役員体制及び行事日程
12月4日 模型によるポンプ性能試験方法の国際標準
化委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ ISO/TR/WD 19688#4(模型によるポンプ性能
試験方法)
⑵ ASME(米国機械学会)投稿論文の内容
⑴ 射出成形機の運用段階ごとの残留リスク
12月11日 ポンプ技術者連盟 若手幹事会
⑵ 平成28年度活動内容
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 施設見学会
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行事報告
行事予定
⑵ 第19回技術セミナーのテーマ
12月11日 汎用送風機委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 一般社団法人 公共建築協会「機械設備工事監理指
針平成28年版」の改訂
⑵ JIS B 8331(多翼送風機)の内容
12月14日 汎用圧縮機委員会 技術分科会
次の事項について確認、報告及び審議を行った。
⑴ 『「空気圧縮機」を安全に設置するために』の見直し
⑵ 「風水力機械産業の現状と将来展望」の原稿
書籍・報告書情報
統計資料
⑷ ISO 3075(等級6リンクチェーン)の廃止投票
への対応
⑸ ISO/TC111国際会議の開催地
12月10日 部会幹事会及び施設見学会
⑴ 幹事会
平成27年度活動内容の報告を行った。
⑵ 施設見学会
川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)を訪問
し、発電所関連施設の見学を行った。
12月14日 流通設備委員会 クレーン分科会
12月15日 送風機技術者連盟 拡大常任幹事会
特別アセスメントについて検討を行った。
次の事項について確認、報告及び審議を行った。
12月16日 コ ン ベ ヤ 技 術 委 員 会 JIS B 0140、
⑴ 第13回技術講習会総括
JIS B 0141改正WG
⑵ 平成27年度秋季総会総括
JIS B 0140(コンベヤ用語-種類)、JIS B 0141(コ
⑶ 平成27年度会計状況
ンベヤ用語-部品・付属機器ほか)の改正について検討
⑷ 平成28年度役員体制及び行事日程
を行った。
「風水力機械産業の現状と将来展望」の原稿
⑸ 12月16日 昇降機委員会
12月16日 排水用水中ポンプシステム委員会
ISO 25745-2(昇降機のエネルギー性能の測定法と
次の事項について報告及び審議を行った。
区分)のJIMS化に向けた内容の検討を行った。
⑴ 平成27年度秋季総会総括
12月17日 コンベヤ技術委員会
⑵ 国土交通省「公共建築工事標準仕様書」の改訂内容
次の事項について検討及び審議を行った。
⑶ リスクアセスメント
⑴ リスクアセスメント
12月17日 汎用ポンプ委員会
⑵ コンベヤ関係JIS規格改正
次の事項について確認、報告及び審議を行った。
⑶ ベルトコンベヤ設備保守・点検業務に関するガイ
⑴ 国土交通省「公共建築工事標準仕様書」の内容
⑵ 「風水力機械産業の現状と将来展望」の原稿
⑶ 一般社団法人 日本建築協会「機械設備工事監理指
針」の改訂
運搬機械部会
12月3日 コンベヤ技術委員会 JIS B 0140、JIS
B 0141改正WG
ドラインの見直し
動力伝導装置部会
12月22日 減速機委員会
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ 海外研修会の実施
⑵ 今後の業界動向
JIS B 0140(コンベヤ用語-種類)
、
JIS B 0141(コ
業務用洗濯機部会
ンベヤ用語-部品・付属機器ほか)の改正について検討
12月11日 定例部会
を行った。
平成27年度下期及び平成28年度の部会活動内容につ
12月4日 巻上機委員会 ISO/TC111(リンクチェ
いて検討及び審議を行った。
ーン)国内審議委員会
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ チェーン関連規格に係るISOとJISの整合化
⑵ SC3/WG8(ディーシャックル及びバウシャッ
クル)の活動状況
⑶ フックの靱性評価法
委員会
政策委員会
12月15日 委員会
次の事項について審議及び報告を行った。
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行事報告
行事予定
⑴ 統計関係報告(平成27年10月分)
① 産業機械の受注状況
② 産業機械の輸出契約状況
③ 環境装置の受注状況
書籍・報告書情報
統計資料
⑴ ㈱倉敷環境 再資源化施設(ロータリーキルン式焼
却・溶融炉200トン/日)
⑵ 糸豊環境美化センター(燃焼式灰溶融炉焼却炉一
体型22トン/日)
⑵ 工業会の活動状況(平成27年11月分)
12月11日 JIS A 5032幹事会
⑶ 「環境自主行動計画」目標達成に向けて
次の事項について報告及び検討を行った。
⑷ 新年賀詞交歓会
労務委員会
12月9日 委員会
次の事項について報告及び意見交換を行った。
⑴ 平成27年度溶融スラグのJIS開発事業報告書
⑵ JIS A 5032(一般廃棄物、下水汚泥又はそれら
の焼却灰を溶融固化した道路用溶融スラグ)の改正
原案及び解説
12月17日 溶融スラグに関するJIS開発 ロット管理
⑴ 平成27年度年末賞与交渉状況
⑵ 一般事務社員の取り扱い及び採用状況
WG
次の事項について報告及び検討を行った。
⑶ 災害・事故等緊急事態発生時の対応
⑴ 平成27年度溶融スラグのJIS開発事業報告書
⑷ 定期健康診断受診後の社内での取り扱い
⑵ JIS A 5031(一般廃棄物、下水汚泥又はそれら
環境委員会
12月4日 VOC自主管理WG
の焼却灰を溶融固化したコンクリート用溶融スラ
グ)、JIS A 5032の改正原案及び解説
⑶ 溶融スラグのコンクリートへの利用状況
「2015年度VOC大気排出実績調査」の集計結果につ
12月21日 利用普及分科会
いて確認すると共に、12月の環境委員会への報告事項
次の事項について報告及び検討を行った。
について検討した。
⑴ エコスラグ利用普及委員会の賛同会員規定
12月7日 環境活動報告書作成WG 事業所取材
⑵ 自治体連絡会のアンケート結果
「2015(平成27)年度環境活動報告書」作成のため、
⑶ 「2015年度版エコスラグ有効利用の現状とデー
住友重機械工業㈱ 千葉製造所(千葉県千葉市)を訪問し、
タ集」の編集企画
省エネ・省資源等の環境保全活動について取材を行った。
⑷ 施設調査の企画
12月9日 環境活動報告書作成WG 事業所取材
⑸ 平成27年度活動内容及びスケジュール
「2015(平成27)年度環境活動報告書」作成のため、
㈱日立産機システム 相模事業所(神奈川県綾瀬市)を訪
問し、省エネ・省資源等の環境保全活動について取材を
行った。
12月15日 委員会
「2015年度VOC大気排出実績調査」及び2015(平成
関西支部
委員会
政策委員会
27)年度定例調査「産業機械工業の環境自主行動計画」
12月22日 委員会
廃棄物対策の集計結果について報告すると共に、
『
「環境
次の事項について報告及び審議を行った。
自主行動計画」目標達成に向けて』等を審議し、12月運
⑴ 統計関係(平成27年10月分)
営幹事会に報告する内容を決定した。また、
「2015(平
① 産業機械の受注状況
成27)年度環境活動報告書」について審議した。
② 産業機械の輸出契約状況
エコスラグ利用普及委員会
③ 環境装置の受注状況
⑵ 工業会の活動状況(平成27年11月分)
12月7日~8日 利用普及分科会 施設調査
⑶ 海外情報(平成27年12月号)
沖縄県にある次の施設を訪問し、施設運営やスラグ有
⑷ 「環境自主行動計画」目標達成に向けて
効利用について協議した。
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
部会
ボイラ・原動機部会
12月11日 定例部会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ OBM会収支
⑵ 平成28年の幹事分担
⑶ 東西合同会議収支
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工業会情報
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
3月23日
政策委員会
運営幹事会
24日
メカニカルシール委員会 技術分科会
第 42回優秀環境装置表彰 第3回審査
25日
ポンプ国際規格審議会
24日
4月上旬
WG
3月中旬
4月8日
排水用水中ポンプシステム委員会
部会幹事会 移動例会
21日
政策委員会
上旬
ロータリ・ブロワ委員会
26日
運営幹事会
中旬
排水用水中ポンプシステム委員会
部 会
ボイラ・原動機部会
3月9日
ボイラ幹事会
ボイラ技術委員会
14日
4月13日
ボイラ幹事会
鉱山機械部会
3月上旬
部会幹事会
〃
ボーリング技術委員会
中旬
骨材機械委員会
環境装置部会
3月上旬
部会 第4回幹事会
〃
環境ビジネス委員会 第5回先端技術調
〃
汎用送風機委員会
〃
汎用ポンプ委員会
下旬
〃
汎用圧縮機委員会
汎用圧縮機技術分科会
運搬機械部会
3月上旬
コンベヤ技術委員会 仕分コンベヤJIS
改正WG
〃
チェーンブロック企画委員会
〃
流通設備委員会 建築分科会
中旬
〃
コンベヤ技術委員会
コンベヤ技術委員会 仕分コンベヤJIS
改正WG
〃
下旬
〃
査分科会
昇降機委員会
流通設備委員会 クレーン分科会
流通設備委員会 産業用ラックJIS改正
WG
環 境ビジネス委員会 第7回3Rリサイ
〃
巻上機委員会
クルセミナー
〃
物流システム機器企画委員会
環境ビジネス委員会 第6回バイオマス
4月中旬
コンベヤ技術委員会
発電推進分科会
〃
昇降機委員会
〃
環境ビジネス委員会 第3回本委員会
〃
コンベヤ技術委員会 コンベヤ用語JIS
4月上旬
部会総会
中旬
〃
プラスチック機械部会
改正WG
下旬
〃
チェーンブロック企画委員会
流通設備委員会 クレーン分科会
3月上旬
特許委員会
〃
ISO/TC270射出成形機分科会
メンテナンス委員会
3月中旬
減速機委員会
〃
ISO/TC270ブロー成形機分科会
4月中旬
減速機委員会
〃
技術委員会
中旬
風水力機械部会
52
統計資料
3月2日
ポンプ技術者連盟 拡大常任幹事会
3日
送風機技術者連盟 拡大常任幹事会
動力伝導装置部会
製鉄機械部会
3月上旬
幹事会
業務用洗濯機部会
17日
汎用ポンプ委員会
3月25日
定例部会
18日
汎用送風機委員会
4月7日
技術委員会
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行事報告
行事予定
4月22日
定例部会
〃
コインランドリー分科会
委員会
下旬
統計資料
関西支部
部 会
エコスラグ利用普及委員会
3月中旬
書籍・報告書情報
エコスラグ利用普及分科会 編集WG
エコスラグ利用普及委員会 幹事会
〃
エコスラグ標準化分科会
〃
エコスラグ利用普及分科会
4月上旬
エコスラグ利用普及分科会 編集WG
中旬
エコスラグ利用普及分科会 施設調査
下旬
エコスラグ利用普及分科会 編集WG
ボイラ・原動機部会
3月14日
定例部会
化学機械部会
4月上旬
正副部会長会議
環境装置部会
4月14日
正副部会長及び幹事合同会議
風水力機械部会
4月中旬
正副部会長会議
委員会
政策委員会
3月25日
委員会
4月28日
委員会
労務委員会
3月3日
委員会
4月中旬
正副委員長会議
産業機械 2016.2
P052-053_行事予定.indd 53
53
16/02/15 14:01
工業会情報
行事報告
行事予定
会員名簿2015
頒 価:1,080円(税込)
連絡先:総務部(TEL:03-3434-6821)
工業会会員の本社と支社所在地、取扱機種の一覧等をま
とめたもの。
風力発電関連機器産業に関する調査研究報告書
頒 価:5,000円(税込)
連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-7579)
風力発電機の本体から部品などまで含めた風力発電関連
機器産業に関する生産実態等の調査を実施し、各分野に
書籍・報告書情報
統計資料
(2006年10月発行)。
メカニカル・シールハンドブック
初・中級編(改訂第3版)
頒 価:2,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
メカニカルシールに関する用語、分類、基本特性、寸法、
材料選定等についてまとめたもの(2010年10月発行)
。
風水力機械産業の現状と将来展望
— 2011年〜2015年 —
おける産業規模や市場予測、現状での課題等を分析し、
頒 価:会員/1,500円(税込)
会員外/2,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
本報告書にまとめた。
1980年より約5年に1度、風水力機械部会より発行し
平成26年度 環境装置の生産実績
ている報告書の最新版。本報告書は、風水力機械産業の
代表的な機種であるポンプ、送風機、汎用圧縮機、プロ
頒 価:実費頒布
連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-6820)
セス用圧縮機、メカニカルシールのそれぞれの機種毎に
日本の環境装置の生産額を装置別、需要部門別(輸出含
需要動向と予測、技術動向、国際化を含めた今後の課題
む)
、
企業規模別、
研究開発費等で集計し図表化。その他、
と対応についてまとめている。風水力機械メーカはもと
前年度との比較や過去28年間における生産実績の推移
より官公庁、エンジニアリング会社、ユーザ会社等の方々
を掲載。
にも有益な内容である。
2014年度版 エコスラグ有効利用の現状と
データ集
頒 価:5,000円(税込)
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
化学機械製作の共通課題に関する調査研究報
告書(第8版 平成20年度版)
〜化学機械分野における輸出管理手続き〜
全国におけるエコスラグの生産状況、利用状況、分析デ
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
ータ等をアンケート調査からまとめた。また、委員会の
化学機械製作に関する共通の課題・問題点を抽出し、取
活動についても報告している(2014年5月発行)。
りまとめたもの。
道路用溶融スラグ品質管理及び
設計施工マニュアル
頒 価:3,000円(税込)
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
2006年7月20日に制定されたJIS A 5032「一般廃棄
物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融個化した道路用
溶融スラグ」について、溶融スラグの製造者及び道路の
設計施工者向けに関連したデータを加えて解説した
(2007年9月発行)
。
港湾工事用エコスラグ利用手引書
今回は強化されつつある輸出管理について、化学機械分
野に限定して申請手続きの流れや実際の手続きの例を示
した。実際に手続きに携わる者への参考書となる一冊。
JIMS H 3002業務用洗濯機械の性能に係る
試験方法(平成20年8月制定)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
ユニット式ラック構造設計基準
(JIMS J-1001:2012)解説書
頒 価:800円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
頒 価:実費頒布
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
ユニット式ラックの構造設計を行う場合の地震動に対す
エコスラグを港湾工事用材料として有効利用するため
る考え方をより理解してもらうための解説書として、
に、設計・施工に必要なエコスラグの物理的・化学的特
JIMS J-1001:2012と併せた活用を前提として発行
性をまとめた。工法としては、サンドコンパクションパ
した。JIMS J-1001:2012を解説・補足する位置付け。
イル工法とバーチカルドレーン工法を対象としている
54
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.2
P054-055_書籍・報告書.indd 54
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行事報告
行事予定
物流システム機器ハンドブック
頒 価:3,990円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
書籍・報告書情報
統計資料
ラック式倉庫のスプリンクラー設備の解説書
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
(1)各システム機器の分類、用語の統一
平成10年7月の消防法令の改正に伴い、
「ラック式倉庫」
(2)能力表示方法の統一、標準化
の技術基準、ガイドラインについて、わかりやすく解説
(3)各機器の安全基準と関連法規・規格
したもの。
(4)取扱説明書、安全マニュアル
(5)物流施設の計画における寸法算出基準
コンベヤ機器保守・点検業務に関する
ガイドライン
ゴムベルトコンベヤの計算式
(JIS B 8805-1992)計算マニュアル
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
現行JIS(JIS B 8805-1992)の内容は、ISO5048に
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
準拠して改正されたが、旧JIS(JIS B 8805-1976)
コンベヤ機器の使用における事業者の最小限の保守・点検
と計算手順が異なるため、これをマニュアル化したもの。
レベルを確保するためガイドラインとしてまとめたもの。
チェーン・ローラ・ベルトコンベヤ、
仕分コンベヤ、
垂直コンベヤ、
及びパレタイザ検査要領書
ユニバーサルデザインを活かしたエレベータ
のガイドライン
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
ユニバーサルデザインの理念に基づいた具体的な方法を
ばら物コンベヤを除くコンベヤ機器については、検査要
ガイドラインとして提案したもの。
領の客観的な指針がないため、設備納入メーカや購入者
のガイドラインとして作成したもの。
バルク運搬用 ベルトコンベヤ設備保守・点検
業務に関するガイドライン
東京直下地震のエレベーター被害予測に
関する研究
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
東京湾北部を震源としたマグニチュード7程度の地震が
頒 価:500円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
予測されていることから、所有者、利用者にエレベータ
コンベヤ機器を利用目的に応じて、安全にかつ支障なく
ーの被害状況を提示し、対策の一助になることを目的と
稼動させるには日常の保守点検は事業者にとって必須条
して、エレベーターの閉じ込め被害状況の推定を行った
件であり、義務であるが、事業者や事業内容によって保
もの。
守・点検の実施レベルに大きな差が在るのが実情である。
本ガイドラインは、この様な情況からコンベヤ機器の使
用における事業者の最小限度の保守・点検レベルを確保
するためのガイドラインとしてまとめたものである。
バルク運搬用 ベルトコンベヤ検査基準
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
バルク運搬用ベルトコンベヤの製作、設置に関する部品
プラスチック機械産業の市場動向調査報告書
(平成28年2月発行版)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
射出成形機、押出成形機、ブロー成形機に関する平成
27〜29年の市場動向を取りまとめたもの。
2015年度 環境活動報告書
ならびに設備の機能を満足するための検査項目、検査個
頒 価:無償頒布
連絡先:企画調査部(TEL:03-3434-6823)
所および検査要領とその判定基準について規定したも
環境委員会が会員企業を対象に実施する各種環境関連調
の。
査の結果報告の他、会員企業の環境保全への取り組み等
を紹介している。
産業機械 2016.2
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工業会情報
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械受注状況(平成27年11月)
企画調査部
1.概 要
11 月 の 受 注 高 は 3,096 億 3,500 万 円、 前 年 同 月 比
102.8%となった。
内需は、2,088億8,000万円、前年同月比121.7%と
なった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比123.9%、非製
2.機種別の動向
①ボイラ・原動機
外需の減少により前年同月比70.1%となった。
②鉱山機械
窯業土石、外需の減少により同81.1%となった。
③化学機械(冷凍機械を含む)
造業向けは同131.5%、官公需向けは同118.3%、代理
化学、外需の増加により同155.0%となった。
店向けは同101.3%であった。
④タンク
増加した機種は、化学機械(143.2%)
、ポンプ(111.0
%)
、送風機(119.7%)
、運搬機械(133.7%)、変速機
石油・石炭、その他非製造業の減少により同28.9%
となった。
(101.2 %)
、 金 属 加 工 機 械(216.4 %)
、その他機械
⑤プラスチック加工機械
(142.5%)の7機種であり、減少した機種は、ボイラ・
化学の減少により同89.5%となった。
原動機(96.3%)
、鉱山機械(87.8%)
、タンク(30.8%)、
⑥ポンプ
プラスチック機械(80.2%)
、圧縮機(89.1%)の5機種
外需が減少したものの、官公需、代理店の増加により
であった(括弧の数字は前年同月比)
。
同100.6%となった。
外需は、1,007億5,500万円、前年同月比77.8%と
なった。
プ ラ ン ト は 2 件、166 億 2,400 万 円、 前 年 同 月 比
135.4%となった。
増 加 し た 機 種 は、 化 学 機 械(234.8 %)、 運 搬 機 械
(120.1%)
、変速機(101.8%)の3機種であり、減少
⑦圧縮機
外需の減少により同73.4%となった。
⑧送風機
官公需の増加により同116.7%となった。
⑨運搬機械
電力、運輸・郵便、外需の増加により同127.9%とな
した機種は、ボイラ・原動機(54.7%)
、鉱山機械(53.3
った。
%)
、
タンク
(本月の受注がないため、
比率を計上できず)、
⑩変速機
プラスチック機械(98.7%)
、ポンプ(70.9%)、圧縮機
鉄鋼、造船、建設の増加により同101.3%となった。
(60.1%)
、送風機(95.1%)
、金属加工機械(33.6%)、
その他機械(97.6%)の9機種であった(括弧の数字は
⑪金属加工機械
外需の減少により同75.0%となった。
前年同月比)
。
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表1)
産業機械 需要部門別受注状況
①製造業
②非製造業
③民需計
④官公需
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
⑤代理店
⑥内需計
⑦外 需
(金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比)
⑧総 額
(金額) (前年比) (金額) (前年比)
平成24年度
915,798
947,389
75.3 1,863,187
80.5 580,038
96.3 330,381
114.8 2,773,606
86.5
1,819,559
66.9 4,593,165
77.5
25年度
957,925
104.6 1,101,713
116.3 2,059,638
110.5 625,079
107.8 293,640
88.9 2,978,357
107.4
1,796,987
98.8 4,775,344
104.0
26年度 1,061,676
110.8 1,436,606
130.4 2,498,282
121.3 699,550
86.6
111.9 296,944
101.1 3,494,776
117.3
2,580,415
143.6 6,075,191
127.2
941,328 (73.1) 1,914,451 (82.4) 567,157 (101.3) 327,629
117.1 2,809,237
88.8
2,429,994
115.6 5,239,231
99.5
101.6 606,571
106.9 301,841
92.1 2,852,683
101.5
1,921,557
79.1 4,774,240
91.1
122.7 2,186,914
112.5 690,679
113.9 294,419
97.5 3,172,012
111.2
2,525,574
131.4 5,697,586
119.3
331,034
120.2
588,515
107.6 169,896
111.0
75,107
99.5
833,518
107.5
945,910
185.7 1,779,428
138.5
236,170
125.0
477,746
111.7 130,741
79.6
77,767
101.3
686,254
102.6
398,293
116.4 1,084,547
107.3
142.6
654,932
146.9
997,557
145.4 206,487
104.5
75,205
103.5 1,279,249
133.7
680,345
108.8 1,959,594
123.9
320,935
145.9
206,595
96.3
527,530
121.4 120,783
62.8
62,920
91.4
711,233
102.2
405,928
73.0 1,117,161
89.3
7~9月
263,406
102.3
257,988
77.9
521,394
88.6 168,044
98.9
79,546
105.9
768,984
92.3
461,147
48.8 1,230,131
69.1
H27.4~11累計
758,036
120.9
674,802
105.7 1,432,838
113.2 364,806
82.6 193,719
98.9 1,991,363
104.7
1,086,481
62.8 3,077,844
84.7
126.9 1,329,734
122.6 2,430,395
124.5 571,293
89.4 268,924
100.1 3,270,612
114.4
1,766,826
75.0 5,037,438
96.6
77.3
122,407
50.6
67.1
平成24年
973,123
93.8
25年
943,541
97.0 1,000,730
106.3 1,944,271
26年
959,391
101.7 1,227,523
平成26年7~9月
257,481
94.8
10~12月
241,576
101.2
平成27年1~3月
342,625
4~6月
H27.1~11累計 1,100,661
平成27年9月
94,637
81.2
100,251
10月
79,951
108.6
152,349
310.8
232,300
189.4
44,124
84.5
25,842
96.3
302,266
149.8
118,651
120.0
420,917
140.0
11月
93,744
123.9
57,870
131.5
151,614
126.7
31,855
118.3
25,411
101.3
208,880
121.7
100,755
77.8
309,635
102.8
58.7
194,888
67.8
79,594
101.7
28,427
108.4
302,909
425,316
【注】
平成23年4月より需要者分類を変更したことから、
②非製造業③民需計④官公需の金額に不連続が発生している。なお、
括弧の比率は前年の実績を新分類に再集計して計算している。
(表2)
産業機械 機種別受注状況
①ボイラ・原動機
金額
前年比
③化学機械
②鉱山機械
金額
(冷凍機械を含む)
前年比
金額
前年比
③-1 内 化学機械
金額
前年比
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
④タンク
金額
⑤プラスチック加工機械
前年比
金額
前年比
⑥ポンプ
金額
前年比
平成24年度
1,325,304
78.9
23,174
148.1
1,365,436
65.8
1,001,296
58.5
27,723
36.4
166,375
89.6
333,281
111.8
25年度
1,490,041
112.4
20,999
90.6
1,271,667
93.1
888,732
88.8
99,283
358.1
181,716
109.2
335,427
100.6
26年度
1,808,803
121.4
22,597
107.6
2,097,399
164.9
1,737,117
195.5
29,958
30.2
193,808
106.7
336,423
100.3
平成24年
1,327,448
76.2
23,341
158.5
1,961,627
139.2
1,591,207
152.7
26,960
32.0
174,247
98.4
325,328
111.1
25年
1,428,416
107.6
19,076
81.7
1,409,687
71.9
1,030,503
64.8
41,305
153.2
177,243
101.7
337,085
103.6
26年
1,562,247
109.4
21,787
114.2
2,043,526
145.0
1,691,306
164.1
79,973
193.6
187,182
105.6
331,029
98.2
平成26年7~9月
426,585
88.5
4,865
106.4
875,124
273.3
788,792
374.9
5,234
132.7
46,877
101.1
84,151
95.9
10~12月
330,768
122.8
5,140
88.4
264,008
107.1
176,554
115.4
3,967
15.7
46,865
113.6
89,839
103.6
平成27年1~3月
775,179
146.6
6,971
113.1
504,057
112.0
406,481
112.7
14,743
22.8
56,002
113.4
93,713
106.1
4~6月
329,598
119.3
10,807
192.3
251,868
55.5
160,094
43.8
26,211
435.8
50,375
114.3
76,519
111.3
7~9月
280,793
65.8
5,450
112.0
399,831
45.7
286,200
36.3
2,991
57.1
49,206
105.0
101,442
120.5
H27.4~11累計
864,430
99.3
18,660
135.5
819,322
55.9
556,427
45.0
30,208
218.2
130,749
109.3
240,219
114.1
H27.1~11累計
1,639,609
117.2
25,631
128.6
1,323,379
69.1
962,908
60.3
44,951
57.2
186,751
110.5
333,932
111.8
平成27年9月
110,904
55.1
1,691
114.1
107,519
45.8
72,067
35.4
1,103
87.3
18,359
105.4
41,390
121.0
10月
189,094
252.6
1,123
65.6
69,395
94.6
42,079
86.6
511
58.1
16,374
134.5
34,836
114.8
11月
64,945
70.1
1,280
81.1
98,228
155.0
68,054
198.9
495
28.9
14,794
89.5
27,422
100.6
会社数
17社
10社
⑦圧縮機
金額
41社
⑧送風機
前年比
金額
39社
⑨運搬機械
前年比
金額
5社
⑩変速機
前年比
金額
11社
⑪金属加工機械
前年比
金額
前年比
18社
⑫その他機械
金額
⑬合計
前年比
金額
前年比
平成24年度
242,285
76.6
26,036
124.1
339,694
96.3
43,810
79.6
165,484
73.0
534,563
85.6
4,593,165
77.5
25年度
283,510
117.0
24,028
92.3
289,804
85.3
46,035
105.1
141,883
85.7
590,951
110.5
4,775,344
104.0
26年度
266,975
94.2
27,945
116.3
354,728
122.4
49,745
108.1
162,018
114.2
724,792
122.6
6,075,191
127.2
平成24年
255,589
82.7
23,572
113.0
348,945
101.4
45,395
79.2
176,401
72.3
550,378
96.7
5,239,231
99.5
25年
270,381
105.7
26,110
110.8
308,640
88.4
45,154
99.5
142,674
80.9
568,569
103.3
4,774,240
91.1
26年
274,389
101.5
27,822
106.6
315,481
102.2
48,161
106.7
131,378
92.1
674,611
118.7
5,697,586
119.3
平成26年7~9月
63,577
93.7
5,989
101.1
71,926
95.5
11,447
96.4
29,152
60.6
154,501
118.0
1,779,428
138.5
10~12月
63,892
95.3
9,335
161.1
88,897
127.8
13,260
116.6
46,050
150.3
122,526
80.9
1,084,547
107.3
平成27年1~3月
76,320
91.1
7,077
101.8
115,095
151.7
13,287
113.5
63,390
193.6
233,760
127.3
1,959,594
123.9
4~6月
60,506
95.8
5,747
103.7
85,979
109.1
13,127
111.7
44,037
188.0
162,387
75.9
1,117,161
89.3
7~9月
67,964
106.9
7,961
132.9
90,763
126.2
12,846
112.2
38,535
132.2
172,349
111.6
1,230,131
69.1
H27.4~11累計
164,541
98.9
18,690
99.3
231,850
116.4
34,996
109.9
103,755
121.8
420,424
96.1
3,077,844
84.7
H27.1~11累計
240,861
96.3
25,767
100.0
346,945
126.2
48,283
110.9
167,145
141.7
654,184
105.3
5,037,438
96.6
平成27年9月
21,897
75.9
2,591
120.4
34,698
94.4
4,464
115.1
8,864
71.7
71,836
121.2
425,316
67.1
10月
19,247
115.3
2,785
51.6
23,380
99.1
4,433
107.9
9,772
56.2
49,967
124.5
420,917
140.0
11月
16,824
73.4
2,197
116.7
31,728
127.9
4,590
101.3
11,411
75.0
35,721
124.2
309,635
102.8
会社数
17社
9社
24社
5社
13社
34社
204社
【注】⑫その他機械には、業務用洗濯機、メカニカルシール、ごみ処理装置等が含まれているが、そのうち業務用洗濯機とメカニカルシールの受注金額は次の通りである。
業務用洗濯機:1,262百万円 メカニカルシール:961百万円
産業機械 2016.2
P056-063_統計資料1-受注状況.indd 57
57
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表3)
平成27年11月 需要部門別機種別受注額
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位 : 100万円)
※平成23年4月より需要者分類を改訂しました。
機種別
需要者別
冷凍機械
プラスチック
加工機械
タンク
ポンプ
圧縮機
送風機
運搬機械
金属加工
機 械
変速機
その他
合
計
製
民
品
工
業
1,015
0
4,518
204
0
0
37
56
12
727
66
1
447
7,083
維
工
業
46
0
14
102
0
73
8
2
1
13
8
0
120
387
紙・ パ ル プ 工 業
429
0
178
96
0
5
58
17
6
76
44
1
63
973
化
業
741
0
26,544
427
15
718
230
353
14
1,014
147
36
298
30,537
石油・石炭製品工業
2,461
学
工
業
土
鋼
190
0
872
381
378
18
295
196
30
48
1
0
52
石
65
338
571
95
0
0
15
4
1
42
78
7
31
1,247
業
570
0
554
192
2
0
383
328
219
161
370
3,631
5,214
11,624
造
非
鉄
金
属
225
4
223
191
0
32
12
11
3
90
16
58
16
881
金
属
製
品
29
0
96
97
0
32
4
61
0
44
68
1,207
64
1,702
はん用・生産用機械
8,301
215
32
181
2,501
0
56
44
2,909
24
939
146
88
1,166
械
0
0
73
2,057
0
68
10
31
36
61
54
4
272
2,666
械
739
0
545
1,895
0
187
47
57
6
171
30
201
178
4,056
情 報 通 信 機 械
24
0
66
311
0
144
370
4
0
106
33
3
1,042
2,103
自
業
45
0
218
665
0
3,029
33
54
128
2,229
222
1,438
949
9,010
2,544
業
務
間
電
用
気
動
機
機
車
業
造
工
業
741
0
389
305
0
0
6
186
2
252
217
301
145
その他輸送機械工業
船
41
0
0
3
0
24
20
0
0
27
33
0
650
798
そ の 他 製 造 業
212
119
1,374
0
4
1,973
550
113
17
459
684
234
1,632
7,371
需
非
製
造
業
計
5,327
493
36,416
9,522
399
6,359
2,122
4,382
499
6,459
2,217
7,210
12,339
93,744
農
林
漁
業
15
0
11
88
0
0
1
20
10
6
4
0
13
168
鉱業・採石業・砂利採取業
1
423
63
0
0
0
24
4
1
7
0
7
9
539
201
127
155
0
2
55
765
2
76
878
29
1,849
4,166
建
設
業
27
電
力
製
造
要
業
業
22,340
0
1,656
0
58
0
818
370
79
3,979
105
0
3,129
32,534
運 輸 業・ 郵 便 業
34
0
22
712
0
0
46
4
37
2,488
257
3
18
3,621
通
業
28
0
13
103
0
0
0
0
1
2
9
0
0
156
卸 売 業・小 売 業
515
0
154
624
0
0
1,546
137
18
2,230
0
4
476
5,704
金 融 業・保 険 業
16
0
7
100
0
0
5
1
0
44
0
0
0
173
不
業
17
0
21
1
0
0
22
4
2
3
17
0
0
87
情 報 サ - ビ ス 業
22
0
48
99
0
0
1
0
1
▲ 20
1
0
1
153
業
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
そ の 他 非 製 造 業
1,982
0
1,767
798
10
1
2,202
208
154
1,203
25
39
2,180
10,569
信
動
リ
間
産
ー
非
製
需
ス
造
要
業
合
計
24,997
624
3,889
2,680
68
3
4,720
1,513
305
10,018
1,296
82
7,675
57,870
計
30,324
1,117
40,305
12,202
467
6,362
6,842
5,895
804
16,477
3,513
7,292
20,014
151,614
官
運
輸
業
0
0
0
0
0
0
11
0
51
0
0
0
0
62
防
衛
省
1,496
0
0
4
0
0
0
0
0
1
0
0
41
1,542
公
国
家
公
務
179
0
367
0
0
0
2,777
8
▲1
0
0
0
139
3,469
地
方
公
務
422
0
12,979
190
27
0
5,050
37
587
1,111
0
4
3,466
23,873
需
そ の 他 官 公 需
官
海
公
外
代
58
化学機械
繊
鉄
受
鉱山機械
食
窯
民
ボイラ・
原動機
需
需
理
注
額
合
512
0
275
229
0
9
1,194
29
105
43
402
0
111
2,909
計
2,609
0
13,621
423
27
9
9,032
74
742
1,155
402
4
3,757
31,855
要
31,813
163
13,058
6,084
0
8,220
5,019
7,441
214
12,765
555
3,949
11,474
100,755
店
199
0
1,070
11,465
1
203
6,529
3,414
437
1,331
120
166
476
25,411
計
64,945
1,280
68,054
30,174
495
14,794
27,422
16,824
2,197
31,728
4,590
11,411
35,721
309,635
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.2
P056-063_統計資料1-受注状況.indd 58
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械輸出契約状況(平成27年11月)
企画調査部
1.概 要
④プラスチック加工機械
11月の主要約70社の輸出契約高は、932億2,500万
アジアの増加により、前年同月比101.8%となった。
円、前年同月比79.8%となった。
⑤風水力機械
プ ラ ン ト は 2 件、166 億 2,400 万 円、 前 年 同 月 比
南アメリカの減少により、前年同月比75.1%とな
135.4%となった。
った。
単体は766億100万円、前年同月比73.2%となった。
⑥運搬機械
地域別構成比は、アジア77.5%、ヨーロッパ8.0%、
アジア、中東の増加により、前年同月比195.8%と
北アメリカ6.9%、アフリカ3.0%、中東2.3%となって
なった。
いる。
⑦変速機
北アメリカ、南アメリカの増加により、前年同月比
2.機種別の動向
102.2%となった。
⑴ 単体機械
⑧金属加工機械
①ボイラ・原動機
アジアの減少により、前年同月比86.1%となった。
ア ジ ア、 北 ア メ リ カ の 減 少 に よ り、 前 年 同 月 比
⑨冷凍機械
28.3%となった。
ア ジ ア、 ヨ ー ロ ッ パ の 増 加 に よ り、 前 年 同 月 比
②鉱山機械
188.5%となった。
ロシア・東欧の減少により、前年同月比42.3%と
⑵ プラント
なった。
アジアの増加により、前年同月比135.4%となった。
③化学機械
アジアの増加により、前年同月比388.9%となった。
(表1)
平成27年11月 産業機械輸出契約状況 機種別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
単 体 機 械
①ボイラ・原動機
金額
前年比
②鉱山機械
金額
③化学機械
前年比
金額
④プラスチック加工機械
前年比
金額
前年比
⑤風水力機械
金額
前年比
平成24年度
411,062
69.7
9,169
313.1
248,426
122.4
84,673
84.4
175,281
25年度
405,562
98.7
4,128
45.0
293,374
118.1
99,978
118.1
211,792
120.8
26年度
419,940
103.5
3,906
94.6
197,635
67.4
99,236
99.3
177,879
84.0
平成24年
440,543
78.0
9,638
388.0
158,322
36.4
93,592
100.1
176,362
25年
461,854
104.8
2,907
30.2
273,868
173.0
95,021
101.5
209,943
119.0
26年
352,600
76.3
4,052
139.4
203,384
74.3
97,092
102.2
180,831
86.1
平成26年7~9月
52,253
25.0
737
55.7
▲4
ー
23,819
89.6
38,216
10~12月
129,868
184.2
359
145.9
31,613
82.0
23,847
107.3
41,004
平成27年1~3月
140,080
192.6
1,596
91.6
131,175
95.8
29,895
107.7
4~6月
76,335
78.1
553
45.6
29,003
83.2
25,640
118.3
7~9月
51,321
98.2
278
37.7
142,224
ー
21,281
H27.4~11累計
193,010
78.5
1,056
46.4
189,121
443.3
H27.1~11累計
333,090
104.6
2,652
66.0
320,296
平成27年6月
50,555
118.5
282
32.8
7月
21,402
120.1
73
19.2
8月
5,184
50.4
134
74.9
9月
24,735
102.5
71
40.1
10,115
10月
49,305
125.7
99
341.4
11月
16,049
28.3
126
42.3
⑥運搬機械
金額
77.3 111,852
前年比
⑦変速機
金額
⑧金属加工機械
前年比
金額
前年比
114.7
7,185
60.3
53,467
101.6
70,937
63.4
6,851
95.4
64,205
120.1
88,201
124.3
7,432
108.5
52,759
82.2
77.9 108,875
115.2
8,301
65.4
69,924
118.6
88,211
81.0
6,798
81.9
57,345
82.0
70,934
80.4
6,819
100.3
47,998
83.7
79.5
16,785
78.7
1,736
88.3
10,108
38.1
75.9
18,245
136.6
1,687
110.7
18,218
134.1
59,484
95.3
35,539
194.5
2,272
136.9
17,936
136.1
42,820
109.3
17,568
99.6
2,090
120.3
8,585
132.1
89.3
54,334
142.2
19,578
116.6
2,087
120.2
12,037
119.1
61,582
104.1
120,679
120.0
52,023
120.4
5,310
114.9
25,328
79.8
178.3
91,477
105.3
180,163
110.5
87,562
142.4
7,582
120.7
43,264
96.3
13,074
63.2
10,244
146.5
18,537
145.8
7,384
196.9
789
125.4
3,473
175.1
9,217
139.3
7,293
112.2
20,653
197.8
8,315
226.6
759
128.0
4,975
178.0
122,892 1,955.0
7,440
109.9
15,816
156.1
4,537
132.5
617
123.2
2,625
100.4
ー
6,548
62.1
17,865
101.2
6,726
69.4
711
110.7
4,437
94.4
5,265
115.2
7,676
112.8
13,236
140.0
5,111
134.0
578
95.2
1,308
11.7
12,629
388.9
6,985
101.8
10,289
75.1
9,766
195.8
555
102.2
3,398
86.1
産業機械 2016.2
P056-063_統計資料1-受注状況.indd 59
59
16/02/15 14:01
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
単 体 機 械
⑨冷凍機械
金額
⑩その他
前年比
金額
⑫プラント
⑪単体合計
前年比
金額
前年比
金額
統計資料
⑬総 計
前年比
金額
前年比
平成24年度
65,495
91.6
95,817
92.6
1,262,427
86.5
452,244
39.5
1,714,671
25年度
56,655
86.5 122,435
127.8
1,335,917
105.8
333,494
73.7
1,669,411
97.4
26年度
56,264
99.3 133,693
109.2
1,236,945
92.6 1,210,208
362.9
2,447,153
146.6
平成24年
66,587
92.1
94,958
88.1
1,227,102
73.5 1,094,037
117.3
25年
56,529
84.9 111,593
117.5
1,364,069
26年
58,193
102.9 137,163
122.9
1,159,066
平成26年7~9月
12,895
107.0
31,786
139.7
188,331
42.4
10~12月
12,030
89.6
34,720
101.2
311,591
119.1
50,514
104.9
平成27年1~3月
15,648
89.0
37,700
91.6
471,325
119.8
173,878
4~6月
12,494
79.6
52,089
176.7
267,177
100.6
7~9月
21,805
169.1
35,794
112.6
360,739
H27.4~11累計
45,137
124.8 120,997
152.0
H27.1~11累計
60,785
113.1 158,697
65.8
352.0
2,321,139
436,343
39.9
1,800,412
77.6
85.0 1,231,059
282.1
2,390,125
132.8
726,173 2,019.1
914,504
190.6
362,105
116.9
89.3
645,203
109.7
103,045
39.7
370,222
70.5
191.5
67,387
9.3
428,126
46.8
1.
発電
1
814,243
126.1
187,056
18.7
1,001,299
60.9
2.
その他
1
2,024
131.4
1,285,568
123.7
360,934
30.3
1,646,502
73.8
合計
2
16,624
111.2
(備考) ※11月のプラントの内訳
(件数)
(金額)
14,600
平成27年6月
3,967
89.7
30,854
337.6
139,159
134.0
53,615
34.8
192,774
74.7
7月
11,548
235.7
13,055
128.4
97,290
152.3
23,823
4.9
121,113
22.2
8月
4,057
95.6
11,522
102.9
174,824
314.2
22,028
26.4
196,852
141.5
国 内
1,866
11.2%
9月
6,200
165.2
11,217
107.7
88,625
128.8
21,536
13.4
110,161
48.1
海 外
5,852
35.2%
10月
4,758
109.1
22,390
312.2
109,726
125.8
0
ー
109,726
125.8
その他
8,906
53.6%
11月
6,080
188.5
10,724
96.1
76,601
73.2
16,624
135.4
93,225
79.8
16,624
100.0%
(金額)
合計
(構成比)
(表2)
平成27年11月 産業機械輸出契約状況 機種別・世界州別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
( 単 体 機 械)
ア
ジ
①ボイラ・原動機
件数
金額
②鉱 山 機 械
前年同月比
件数
金額
件数
金額
④プラスチック加工機械
前年同月比
件数
金額
⑤風 水 力 機 械
前年同月比
件数
金額
前年同月比
ア
21
10,312
25.9%
8
46
117.9%
129
11,562
1,078.5%
36
4,730
103.6%
1,185
7,864
東
4
▲ 753
ー
1
68
2,266.7%
11
63
23.6%
3
93
102.2%
194
941
86.9%
ヨーロッパ
5
2,167
64.3%
0
0
ー
8
53
5.5%
15
417
105.8%
82
232
36.2%
北アメリカ
6
1,517
13.5%
0
0
ー
16
153
51.2%
67
1,453
89.1%
200
891
125.3%
南アメリカ
1
196
15.3%
0
0
ー
3
5
1.0%
2
73
93.6%
38
268
11.3%
ア フ リ カ
5
2,581
4,450.0%
2
10
62.5%
1
9
5.8%
3
19
172.7%
21
24
7.1%
オセアニア
9
20
46.5%
8
2
20.0%
0
0
ー
1
80
615.4%
8
6
60.0%
中
ロシア・東欧
合
計
( 単 体 機 械)
ア
ジ
97.8%
1
9
2.3%
0
0
ー
2
784
ー
7
120
151.9%
10
63
12.6%
52
16,049
28.3%
19
126
42.3%
170
12,629
388.9%
134
6,985
101.8%
1,738
10,289
75.1%
⑥運 搬 機 械
件数
金額
⑦変速機
前年同月比
件数
金額
⑧金属加工機械
前年同月比
件数
金額
⑨冷 凍 機 械
前年同月比
件数
金額
⑩そ の 他
前年同月比
件数
金額
前年同月比
ア
45
7,922
180.5%
18
277
93.3%
56
2,101
55.0%
4
1,994
183.4%
136
8,797
112.6%
東
4
1,437
ー
0
0
ー
2
12
400.0%
1
258
164.3%
6
5
15.6%
ヨーロッパ
17
76
140.7%
7
99
83.2%
9
704 23,466.7%
4
2,894
220.9%
83
841
45.8%
北アメリカ
4
307
113.3%
9
138
130.2%
19
562
1,040.7%
2
321
107.7%
116
1,060
72.1%
南アメリカ
1
7
7.6%
2
36
225.0%
4
18
360.0%
1
67
163.4%
6
20
666.7%
ア フ リ カ
0
0
ー
0
0
ー
1
1
20.0%
1
107
164.6%
0
0
ー
オセアニア
0
0
ー
1
5
100.0%
0
0
ー
1
439
164.4%
2
1
9.1%
中
ロシア・東欧
合
計
2
17
10.3%
0
0
ー
0
0
ー
0
0
ー
0
0
ー
73
9,766
195.8%
37
555
102.2%
91
3,398
86.1%
14
6,080
188.5%
349
10,724
96.1%
⑪単 体 合 計
件数
ア
中
ジ
金額
ア 1,638
⑫プ ラ ン ト
前年同月比
件数
金額
⑬総 計
前年同月比
件数
金額
前年同月比
55,605
78.5%
2
16,624
295.8%
1,640
72,229
94.4%
構成比
77.5%
東
226
2,124
100.0%
0
0
ー
226
2,124
100.0%
2.3%
ヨーロッパ
230
7,483
86.1%
0
0
ー
230
7,483
66.9%
8.0%
北アメリカ
439
6,402
39.9%
0
0
ー
439
6,402
31.6%
6.9%
南アメリカ
58
690
15.6%
0
0
ー
58
690
15.6%
0.7%
ア フ リ カ
34
2,751
418.7%
0
0
ー
34
2,751
418.7%
3.0%
オセアニア
30
553
151.1%
0
0
ー
30
553
151.1%
0.6%
ロシア・東欧
22
993
71.4%
0
0
ー
22
993
71.4%
1.1%
計 2,677
76,601
73.2%
2
16,624
135.4%
2,679
93,225
79.8%
100.0%
合
60
③化 学 機 械
前年同月比
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.2
P056-063_統計資料1-受注状況.indd 60
16/02/15 14:01
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
環境装置受注状況(平成27年11月)
企画調査部
11月の受注高は、311億7,600万円で、前年同月比
2.装置別の動向(前年同月との比較)
135.9%となった。
①大気汚染防止装置
1.需要部門別の動向(前年同月との比較)
官公需向け集じん装置、電力向け排煙脱硫装置、電
①製造業
力、海外向け排煙脱硝装置、電力向け関連機器の増加
鉄 鋼 向 け 事 業 系 廃 棄 物 処 理 装 置 の 増 加 に よ り、
により、212.7%となった。
225.3%となった。
②水質汚濁防止装置
②非製造業
官公需向け汚泥処理装置の減少により、97.9%と
電力向け排煙脱硫装置、事業系廃棄物処理装置の増
なった。
加により、398.5%となった。
③ごみ処理装置
③官公需
鉄鋼、電力向け事業系廃棄物処理装置の増加により、
し尿処理装置の増加により、104.1%となった。
223.6%となった。
④外需
④騒音振動防止装置
都市ごみ処理装置の減少により、40.1%となった。
石油石炭、その他製造業向け騒音防止装置の減少に
より、60.9%となった。
(表1)
環境装置の需要部門別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①製造業
②非製造業
③民需計
④官公需
⑤内需計
⑥外需
⑦合計
(金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比)
※ 平成24年度
53,318
84.7
28,040
40.8
81,358
61.8
372,269
89.6
453,627
83.0
35,868
79.4
489,495
82.7
25年度
46,231
86.7
40,943
146.0
87,174
107.1
412,955
110.9
500,129
110.3
15,475
43.1
515,604
105.3
125.9
26年度
55,062
119.1
48,826
119.3
103,888
119.2
506,221
122.6
610,109
122.0
39,189
253.2
649,298
平成24年
53,584
82.1
35,412
51.1
88,996
66.1
366,845
98.9
455,841
90.1
46,372
187.2
502,213
94.7
25年
48,924
91.3
32,559
91.9
81,483
91.6
412,746
112.5
494,229
108.4
29,583
63.8
523,812
104.3
26年
49,881
102.0
33,080
101.6
82,961
101.8
474,586
115.0
557,547
112.8
26,579
89.8
584,126
111.5
平成26年7~9月
15,664
136.8
5,081
42.9
20,745
89.1
118,858
103.8
139,603
101.3
3,133
112.7
142,736
101.5
10~12月
10,898
94.6
6,060
96.1
16,958
95.1
88,188
78.7
105,146
81.0
8,238
144.4
113,384
83.7
平成27年1~3月
17,407
142.4
31,779
198.2
49,186
174.1
145,067
127.9
194,253
137.1
14,923
645.2
209,176
145.3
4~6月
13,530
122.0
10,862
183.9
24,392
143.5
85,767
55.7
110,159
64.4
13,082
101.5
123,241
67.0
7~9月
13,675
87.3
7,856
154.6
21,531
103.8
117,007
98.4
138,538
99.2
7,534
240.5
146,072
102.3
H27.4~11累計
42,547
125.8
26,849
186.0
69,396
143.8
242,849
75.9
312,245
84.8
26,959
136.6
339,204
87.4
H27.1~11累計
59,954
130.2
58,628
192.4
118,582
155.0
387,916
89.5
506,498
99.3
41,882
189.9
548,380
103.1
平成27年9月
5,551
63.4
2,332
96.5
7,883
70.6
56,889
111.6
64,772
104.2
2,322
959.5
67,094
107.5
10月
6,193
206.7
2,656
128.1
8,849
174.6
24,566
76.4
33,415
89.7
5,300
479.2
38,715
101.0
11月
9,149
225.3
5,475
398.5
14,624
269.1
15,509
104.1
30,133
148.2
1,043
40.1
31,176
135.9
※平成25年4月、5月環境装置受注状況の平成24年度の金額と前年比に誤りがありました。関係各位にご迷惑おかけしましたことをお詫び申し上げます。
産業機械 2016.2
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61
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表2)
環境装置の装置別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①大気汚染防止装置
(金額)
②水質汚濁防止装置
(前年比)
(金額)
③ごみ処理装置
(前年比)
(金額)
④騒音振動防止装置
(前年比)
(金額)
⑤合計
(前年比)
(金額)
(前年比)
※ 平成24年度
52,268
85.8
180,537
76.2
254,810
87.2
1,880
107.8
489,495
82.7
25年度
42,575
81.5
178,749
99.0
291,890
114.6
2,390
127.1
515,604
105.3
125.9
26年度
57,424
134.9
197,413
110.4
392,728
134.5
1,733
72.5
649,298
平成24年
50,536
77.3
191,792
82.0
257,919
112.4
1,966
109.1
502,213
94.7
25年
47,281
93.6
196,223
102.3
278,261
107.9
2,047
104.1
523,812
104.3
26年
41,737
88.3
191,533
97.6
348,723
125.3
2,133
104.2
584,126
111.5
平成26年7~9月
5,723
59.3
58,626
95.6
77,902
112.8
485
94.5
142,736
101.5
10~12月
5,503
63.0
60,065
116.5
47,394
63.5
422
77.4
113,384
83.7
平成27年1~3月
29,244
215.7
43,601
115.6
135,915
147.9
416
51.0
209,176
145.3
4~6月
13,142
77.5
28,135
80.1
81,789
62.2
175
42.7
123,241
67.0
7~9月
11,039
192.9
44,309
75.6
90,346
116.0
378
77.9
146,072
102.3
H27.4~11累計
29,659
116.0
106,321
82.0
202,503
87.4
721
61.0
339,204
87.4
H27.1~11累計
58,903
150.6
149,922
89.6
338,418
104.6
1,137
56.9
548,380
103.1
平成27年9月
2,681
122.5
19,537
69.2
44,724
140.9
152
59.4
67,094
107.5
10月
3,043
174.8
18,439
91.6
17,135
105.0
98
57.0
38,715
101.0
11月
2,435
212.7
15,438
97.9
13,233
223.6
70
60.9
31,176
135.9
※平成25年4月、5月環境装置受注状況の平成24年度の金額と前年比に誤りがありました。関係各位にご迷惑おかけしましたことをお詫び申し上げます。
(表3) 平成27年11月 環境装置需要部門別受注額
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位:100万円)
需要部門
民
間
造
業
製
機種
集
食品
じ
石油
化学
化学
窯業
鉄鋼
非鉄
金属
機械
その他
小計
電力
鉱業 その他
小計
地方
その他
自治体
計
要
外需
小計
合計
大気汚染防止装置
37
5
5
8
1
28
36
70
9
106
68
373
0
2
81
83
456
113
146
259
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
排 煙 脱 硫 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
3
681
0
60
741
744
0
0
0
27
771
排 煙 脱 硝 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
296
0
0
296
296
5
0
5
204
505
排ガス処理装置
0
0
1
0
0
5
0
0
0
27
3
36
0
0
0
0
36
99
0
99
0
135
関
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
27
28
205
0
0
205
233
9
0
9
66
308
37
5
6
8
1
33
36
70
9
134
101
440 1,182
2
141 1,325
1,765
226
146
372
298
2,435
産業廃水処理装置
294
4
79
79
8
596
2
136
77
11
43
131
3,368
192
1
193
69
3,630
下水汚水処理装置
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
2
3
0
0
5
5
8
5,537
186
5,723
0
5,731
し 尿 処 理 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3,239
0
3,239
0
3,239
汚 泥 処 理 装 置
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
17
33
0
0
51
51
84
1,860
178
2,038
0
2,122
海洋汚染防止装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
5
5
5
0
0
0
0
5
17
0
0
0
0
0
0
4
0
0
13
34
0
0
54
54
88
560
0
560
63
711
327
4
79
79
8
596
2
141
605 3,307
77
11
158
246
0
0
0
0
0
0
0
0
0
8
0
0
134
134
142
175 5,324 2,939
0
831 3,770
水質汚濁防止装置
関
機
器
計
連
小
機
器
計
ごみ処理装置
都市ごみ処理装置
7 1,459
7 1,459
573 3,237
0
8
事業系廃棄物処理装置
0
0
0
0
0
0
0 5,149
0
0
関
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0 5,149
0
8
騒 音 防 止 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
70
70
0
0
0
振 動 防 止 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
関
連
小
騒音振動防止装置
62
官 公 需
非 製 造 業
置
小
装
パルプ 石油
・紙 石炭
要
重・ 軽 油 脱 硫 装 置
連
ん
繊維
需
機
器
計
連
機
器
0
0
0
0
175 5,332 2,939
0
3,553 11,388
365 11,753
3,236
32
716
132 15,438
3,268
613
4,023
9,094
4
0
4
0
9,098
0
0
112
0
112
0
112
965 3,904
9,236
3,352
32
3,384
0
70
0
0
0
0
70
0
0
0
0
0
0
0
0
613 13,233
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
計
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
70
70
0
0
0
0
70
0
0
0
0
70
合 計
364
9
85
87
9
629
小
38 5,360
16 1,601
951 9,149 4,198
13 1,264 5,475 14,624 14,966
543 15,509
1,043 31,176
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.2
P056-063_統計資料1-受注状況.indd 62
16/02/15 14:01
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
鉱山機械 需要部門別受注状況
(平成17~26年度)
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
上段:金額(百万円) 下段:前年度比(%)
H17年度
製
造
業
非 製 造 業
民 間 需 要
合 計
官
公
需
代
理
店
内 需 合 計
海 外 需 要
受 注
合 額
計
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
H26年度
15,468
14,370
13,592
11,514
7,695
8,363
5,952
5,940
8,816
9,881
134.4
92.9
94.6
84.7
66.8
108.7
71.2
99.8
148.4
112.1
15,031
9,472
8,064
7,227
2,458
2,904
6,498
7,420
7,679
8,567
119.4
63.0
85.1
89.6
34.0
118.1
223.8
114.2
103.5
111.6
30,499
23,842
21,656
18,741
10,153
11,267
12,450
13,360
16,495
18,448
126.6
78.2
90.8
86.5
54.2
111.0
110.5
107.3
123.5
111.8
38
236
5
15
224
17
27
280
9
29
10.8
621.1
2.1
300.0
1,493.3
7.6
158.8
1,037.0
3.2
322.2
1,411
160
225
51
0
0
0
0
0
0
513.1
11.3
140.6
22.7
ー
ー
ー
ー
ー
ー
31,948
24,238
21,886
18,807
10,377
11,284
12,477
13,640
16,504
18,477
129.2
75.9
90.3
85.9
55.2
108.7
110.6
109.3
121.0
112.0
14,692
7,151
14,413
9,032
9,639
4,882
3,175
9,534
4,495
4,120
140.1
48.7
201.6
62.7
106.7
50.6
65.0
300.3
47.1
91.7
46,640
31,389
36,299
27,839
20,016
16,166
15,652
23,174
20,999
22,597
132.5
67.3
115.6
76.7
71.9
80.8
96.8
148.1
90.6
107.6
金属加工機械 需要部門別受注状況
(平成17~26年度)
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
上段:金額(百万円) 下段:前年度比(%)
H17年度
製
造
業
非 製 造 業
民 間 需 要
合 計
官
公
需
代
理
店
内 需 合 計
海 外 需 要
受 注
合 額
計
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
H26年度
99,749
80,249
111,274
226,291
47,909
41,096
53,428
69,832
48,176
60,436
165.0
80.5
138.7
203.4
21.2
85.8
130.0
130.7
69.0
125.4
1,784
2,261
1,440
1,021
2,210
784
1,259
668
4,317
4,519
345.7
126.7
63.7
70.9
216.5
35.5
160.6
53.1
646.3
104.7
101,533
82,510
112,714
227,312
50,119
41,880
54,687
70,500
52,493
64,955
166.5
81.3
136.6
201.7
22.0
83.6
130.6
128.9
74.5
123.7
375
1,330
223
180
76
306
143
238
1,532
164
136.9
354.7
16.8
80.7
42.2
402.6
46.7
166.4
643.7
10.7
10,918
9,214
8,128
5,546
3,047
4,519
5,713
4,350
1,884
2,101
244.0
84.4
88.2
68.2
54.9
148.3
126.4
76.1
43.3
111.5
112,826
93,054
121,065
233,038
53,242
46,705
60,543
75,088
55,909
67,220
171.7
82.5
130.1
192.5
22.8
87.7
129.6
124.0
74.5
120.2
80,801
136,116
197,905
125,336
41,777
153,071
166,083
90,396
85,974
94,798
73.7
168.5
145.4
63.3
33.3
366.4
108.5
54.4
95.1
110.3
193,627
229,170
318,970
358,374
95,019
199,776
226,626
165,484
141,883
162,018
110.4
118.4
139.2
112.4
26.5
210.2
113.4
73.0
85.7
114.2
産業機械 2016.2
P056-063_統計資料1-受注状況.indd 63
63
16/02/15 14:01
工業会情報
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械機種別生産実績(平成27年11月)
(指定統計第11号)
付月間出荷在庫高(経済産業省 大臣官房調査統計グループ 鉱工業動態統計室調)
生産
製品名
数量
(台)
容量
金額(百万円)
ボイラ及び原動機(自動車用、二輪自動車用、鉄道車両用及び航空機用のものを除く)
83,717
ボイラ
5,249
一般用ボイラ
752
888t/h
1,834
水管ボイラ
712
850t/h
1,693
2t/h未満
505
234t/h
427
2t/h以上35t/h未満
206
574t/h
1,056
1
42t/h
210
35t/h以上490t/h未満
490t/h以上
ー
ー
ー
その他の一般用ボイラ(煙管ボイラ、鋳鉄製ボイラ、丸ボイラ等)
40
38t/h
141
舶用ボイラ
18
86t/h
185
ボイラの部品・付属品(自己消費を除く)
…
…
タービン
3,230
18,613
蒸気タービン
15,698
一般用蒸気タービン
20
1,254千kW
舶用蒸気タービン
50
86千kW
856
蒸気タービンの部品・付属品(自己消費を除く)
…
…
6,958
ガスタービン
内燃機関
7,884
18
62千kW
2,915
269,094
7,250千PS
59,855
生産
製品名
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
土木建設機械、鉱山機械及び破砕機
鉱山機械(せん孔機、さく岩機)
1,558
1,236
11
315
破砕機
製品名
生産
数量(台)
化学機械及び貯蔵槽
化学機械
11,428
金額
(百万円)
生産
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
19,925
18,326 混合機、かくはん機及び粉砕機
4,190
9,598
ろ過機器
85
255
分離機器
359
311
1,852 塔槽機器
2,460
733
1,675 乾燥機器
349
284
792
424
2,069
69
1,830
1,600
とう(套)管式熱交換器
111
459
27
157
155
その他の熱交換器
313
1,610
42
1,673
1,445
集じん機器
熱交換器
64
重量
(t)
製品名
814 反応用機器
4,887 貯蔵槽
607 固定式
4,279 その他の貯蔵槽
280
690
2,629
66
4,867
5,027
167
390
651
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.2
P064-068_統計資料2-生産実績.indd 64
16/02/15 14:01
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
生産
製品名
数量
(台)
重量
(t)
製紙機械・プラスチック加工機械
金額(百万円)
10,025
製紙機械
15,015
1
142
500
1,105
9,883
14,515
射出成形機(手動式を除く)
946
9,248
12,362
型締力100t未満
309
765
2,012
〃 100t以上200t未満
335
1,888
3,339
〃 200t以上500t未満
245
3,544
3,640
プラスチック加工機械
〃 500t以上
57
3,051
3,371
押出成形機(本体)
27
140
578
押出成形付属装置
98
237
690
ブロウ成形機(中空成形機)
34
258
885
製品名
生産
数量(台)
販売
重量
(t)
ポンプ、圧縮機及び送風機
ポンプ
(手動式及び消防ポンプを除く)
金額
(百万円)
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
33,187
金額
(百万円)
数量
(台)
重量(t)
34,483
191,815
7,744
19,192
215,832
8,138
19,776
246,726
6,417
うず巻ポンプ(タービン形を含む)
43,687
4,582
8,940
42,222
4,541
8,845
49,653
2,582
単段式
34,737
2,743
4,395
33,238
2,658
4,228
42,721
1,660
多段式
8,950
1,839
4,546
8,984
1,883
4,617
6,932
921
軸・斜流ポンプ
34
621
1,577
32
612
1,547
17
185
回転ポンプ
24,623
357
820
24,161
350
850
11,397
242
耐しょく性ポンプ
60,168
486
3,355
67,155
471
3,330
35,167
175
水中ポンプ
36,409
1,094
1,969
58,384
1,581
2,722
116,872
2,917
汚水・土木用
34,240
978
1,582
56,258
1,463
2,311
112,738
2,671
2,169
116
387
2,126
117
411
4,134
246
26,894
604
2,532
23,878
583
2,482
33,620
316
4,291
…
2,633
4,476
…
3,006
1,492
…
圧縮機
17,325
3,369
7,320
17,041
3,268
7,487
13,975
2,990
往復圧縮機
14,424
904
1,324
14,275
953
1,476
11,496
793
可搬形
13,462
430
604
13,294
453
688
11,336
320
その他の水中ポンプ(清水用を含む)
その他のポンプ
真空ポンプ
定置形
962
473
720
981
500
788
160
473
回転圧縮機
2,869
2,235
3,756
2,734
2,084
3,771
2,479
2,197
可搬形
1,305
1,119
1,353
1,221
1,025
1,447
1,454
1,378
定置形
1,564
1,116
2,403
1,513
1,059
2,324
1,025
819
遠心・軸流圧縮機
32
231
2,240
32
231
2,240
ー
ー
送風機
(排風機を含み、電気ブロワを除く)
25,083
1,861
4,042
26,056
1,867
4,215
14,764
1,037
回転送風機
10,029
518
1,178
10,061
531
1,207
1,323
328
遠心送風機
12,880
1,182
2,533
13,121
1,173
2,640
12,250
528
軸流送風機
2,174
160
331
2,874
163
368
1,191
181
産業機械 2016.2
P064-068_統計資料2-生産実績.indd 65
65
16/02/15 14:01
行事報告
製品名
行事予定
書籍・報告書情報
生産
数量(台)
重量
(t)
運搬機械及び産業用ロボット
統計資料
生産
製品名
金額
(百万円)
数量
(台)
46,287
クレーン
天井走行クレーン
9,651
506
1,302
チェーンコンベヤ
2,330
1,954
2,494
ローラーコンベヤ
21,353
1,624
1,440
その他のコンベヤ
1,141
6,882
4,415
エレベータ
(自動車用エレベータを除く)
2,938
23,488
19,781
ベルトコンベヤ
368
1,811
1,802
2,091
橋形クレーン
50
2,417
1,214
車両搭載形クレーン
1,533
1,736
1,524
ローダ・アンローダ
ー
ー
ー
262
1,742
34,767
チェーンブロック
10,966
5,770
8,088
2,301
舶用ウインチ
30,594
10,007
17
巻上機
コンベヤ
2,230
ジブクレーン
(水平引込、塔型を含み、脚部の橋
形を除く)
その他のクレーン
エスカレータ
185
…
2,252
機械式駐車装置
221
…
1,404
1,457
自動立体倉庫装置
114
…
2,332
産業用ロボット
78
…
891
34,689
…
1,441
シーケンスロボット
353
…
1,383
プレイバックロボット
8,161
…
19,213
数値制御ロボット
2,003
…
12,217
118
…
376
…
…
3,900
部品・付帯装置
生産
数量(台)
動力伝導装置
重量
(t)
34,381
固定比減速機(自己消費を除く)
444,867
12,661
18,568
モータ付のもの
214,310
6,601
6,467
モータなしのもの
230,557
6,060
12,101
製品名
重量
(t)
液圧プレス(リベッティングマシンを含み
プラスチック加工用のものを除く)
数値制御式(液圧プレス内数)
10,535
スチールチェーン
4,242千m
5,084
5,278
金額
(百万円)
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
金額
(百万円)
数量(台)
重量(t)
264
23
104
93
…
…
…
…
…
…
…
171
…
…
…
…
…
2,914本
6,541
3,660
2,913本
6,443
3,733
468本
…
第二次金属加工機械
ベンディングマシン(矯正機を含む)
6,597
3,924
圧延機械
鉄鋼用ロール
金額(百万円)
19,763
金属一次製品製造機械
圧延機械の部品(ロールを除く)
重量(t)
12,608個
販売
金属加工機械及び鋳造装置
圧延機械(本体又は一式のもの)及び
同付属装置(シャーはせん断機に含む)
数量
(千個)
歯車(粉末や金製品を除く)
(自己消費を除く)
生産
数量(台)
生産
製品名
金額
(百万円)
24,341
2,779
37,089
知能ロボット
12,142
12,128
67
553
926
65
529
878
4
8
120
1,847
1,935
106
1,595
1,603
296
3,593
89
1,146
935
72
822
684
245
3,119
機械プレス
202
5,638
6,661
226
5,800
6,904
120
3,926
100t未満
156
1,601
2,382
177
1,867
2,623
110
1,801
39
1,458
1,367
40
1,445
1,373
7
157
7
2,579
2,912
9
2,488
2,908
3
1,968
100t以上500t未満
500t以上
66
金額(百万円)
83,376
運搬機械
製品名
重量(t)
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.2
P064-068_統計資料2-生産実績.indd 66
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行事報告
製品名
行事予定
書籍・報告書情報
生産
数量(台)
統計資料
販売
重量
(t)
金額
(百万円)
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
金額
(百万円)
数量
(台)
重量(t)
金属加工機械及び鋳造装置つづき
数値制御式(機械プレス内数)
46
735
せん断機
14
鍛造機械
23
ワイヤーフォーミングマシン
736
63
992
169
211
14
…
978
1,918
20
…
18
…
967
107
1,785
221
1
…
2,031
16
…
491
ー
…
18
243
491
142
3,081
3,697
ダイカストマシン
57
1,746
2,182
…
…
…
…
…
鋳型機械
19
279
916
…
…
…
…
…
砂処理・製品処理機械及び装置
66
1,056
599
…
…
…
…
…
鋳造装置
製品名
生産
数量
(台)
冷凍機及び冷凍機応用製品
重量
(t)
販売
金額
(百万円)
数量
(台)
159,702
重量
(t)
月末在庫
金額
(百万円)
数量(台)
169,555
冷凍機
1,633,365
31,027
1,559,444
33,877
1,171,776
圧縮機(電動機付を含む)
1,627,664
24,461
1,553,159
27,265
1,161,770
268,959
6,212
150,524
3,730
800,715
1,358,705
18,249
1,402,635
23,535
361,055
27
807
26
796
10
304
2,089
320
2,192
16
5,370
3,670
5,939
3,624
9,980
冷凍機応用製品
1,474,037
125,242
1,637,471
131,653
1,984,845
エアコンディショナ
1,430,285
109,074
1,578,504
113,454
1,898,565
電気により圧縮機を駆動するもの
684,726
75,461
827,996
77,440
1,823,225
セパレート形
682,074
72,410
825,429
74,319
1,818,464
2,652
3,051
2,567
3,121
4,761
11,467
4,952
17,419
6,690
22,098
734,092
28,661
733,089
29,324
53,242
19,901
6,799
24,292
9,030
29,303
フリーザ
(業務用冷凍庫を含む)
4,438
964
13,582
1,653
10,357
除湿機
8,117
646
8,302
449
33,872
製氷機
6,182
1,142
5,588
1,126
6,641
チリングユニット(ヒートポンプ式を含む)
1,339
3,465
970
3,101
1,488
冷凍・冷蔵ユニット
3,775
3,152
6,233
2,840
4,619
補器
9,265
2,644
11,217
3,178
7,789
675
789
718
847
738
一般冷凍空調用
乗用車エアコン用(トラック用を含む)
遠心式冷凍機
吸収式冷凍機(冷温水機を含む)
コンデンシングユニット
シングルパッケージ形(リモートコンデンサ形を含む)
エンジンにより圧縮機を駆動するもの
輸送機械用
冷凍・冷蔵ショーケース
冷凍・空調用冷却塔
産業機械 2016.2
P064-068_統計資料2-生産実績.indd 67
67
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行事報告
行事予定
製品名
書籍・報告書情報
生産
数量
(台)
重量
(t)
自動販売機、自動改札機・自動入場機
及び業務用洗濯機
統計資料
販売
金額
(百万円)
数量
(台)
7,568
重量
(t)
月末在庫
金額
(百万円)
数量(台)
8,189
自動販売機
18,764
5,407
18,401
5,962
34,040
飲料用自動販売機
17,672
4,609
17,027
5,030
32,408
たばこ自動販売機
98
47
451
169
570
切符自動販売機
271
326
271
326
10
その他の自動販売機
723
425
652
437
1,052
自動改札機・自動入場機
703
1,321
705
1,323
13
業務用洗濯機
493
840
451
904
733
製品名
生産
数量
(t)
金額
(百万円)
鉄構物及び架線金物
鉄構物
136,467
38,480
鉄骨
91,276
18,663
軽量鉄骨
17,459
4,389
橋りょう(陸橋・水路橋・海洋橋等)
19,454
11,224
鉄塔(送配電用・通信用・照明用・広告用等)
3,827
1,340
水門(水門巻上機を含む)
1,758
2,086
鋼管
(ベンディングロールで成型したものに限る)
2,693
778
架線金物
11,054
(千個)
3,884
この統計にある記号は、下記の区分によります。
—印:実績のないもの …印:不詳
末尾を四捨五入している為、積上げと合計が合わない場合があります。
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INDUSTRIAL MACHINERY 2016.2
P064-068_統計資料2-生産実績.indd 68
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記事募集のご案内
当誌では、会員企業の相互の理解をより深め、会員各社のご活躍の様子を広く読者に紹介するという趣旨の下、各種
トピックスを設けており、会員の皆様からのご寄稿を募集しております(掲載料無料)
。ぜひ貴社のPRの場としていただ
けると幸いに存じます。ご寄稿に関するお問い合わせにつきましては下記までご連絡ください。
(お問い合わせ先)
一般社団法人 日本産業機械工業会 編集広報部
TEL:03-3434-6823 FAX:03-3434-4767
E-mail:[email protected]
編集後記
■2月号は「鉱山機械」
「製鉄機械」の合併特集号として、
部会長、副部会長のインタビューをはじめ、多くの技術、
装置、事例等について紹介させていただきました。部会
長、副部会長、ご執筆者、ご関係者の皆様にはご多忙の
ところ多大なご協力をいただき、誠にありがとうござい
ました。
◎今月号の伝統工芸品は「樺細工」
(かばざいく)です。
(歴史)
樺細工は、18世紀後半、佐竹北家の手判役であった
藤村彦六によって秋田県北部の阿仁地方からその技法が
伝えられたのが始まりとされています。角館に伝わった
樺細工は、佐竹北家の城主の手厚い保護の下、下級武士
の副業として広まり、明治時代には禄を失った武士が本
格的に樺細工に取り組み、今日の樺細工の原型とも言わ
れる作品が作られるようになりました。
(特徴)
国内では類のない山桜の樹皮を使用して作られていま
す。樹皮の種類にはあめ皮、ちらし皮、ひび皮など12
上げます。
(作り手から一言)
種類ほどあり、用途に応じて使い分けられています。仕
樺細工を長く愛用していただくためには直射日光を避
上げられた作品に同一のものはありません。
け、時折柔らかい布で皮の目の方向に拭いてください。
(作り方)
桜皮特有の光沢が出ます。
山桜の樹皮を削り、生地の表面に貼ったもの、または
(主要製造地域)
秋田県/仙北市角館町
樹皮だけを積層状に貼り重ねたものを彫刻し、磨いて仕
(指定年月日)
昭和51年2月26日
産業機械
No.785 Feb
平成28年2月15日印刷
平成28年2月22日発行
2016年2月号
発行人/一般社団法人
日本産業機械工業会 中澤 佐市
ホームページアドレス http://www.jsim.or.jp
発行所・販売所/本部
(機械振興会館4階)
〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5番8号
TEL:
(03)3434-6821 FAX:
(03)3434-4767
販売所/関西支部
(堂ビル2階)
〒530-0047 大阪市北区西天満2丁目6番8号
TEL:
(06)6363-2080 FAX:
(06)6363-3086
編集協力/株式会社 ダイヤ・ピーアール TEL:
(03)6716-5299 FAX:
(03)6716-5929
株式会社 アズワン TEL:
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印刷所/株式会社 内外リッチ ■本誌は自然環境保護のため再生紙を使用しています。
(03)6272-3103 FAX:
(03)6272-3108
TEL:
(工業会会員については会費中に本誌頒価が含まれています)
●無断転載を禁ず
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平成28年2月22日発行(毎月1回20日発行第785号)ISSN0558−4809
一般社団法人 日本産業機械工業会
Feb 2016
785
平成 年 月 日発行︵毎月1回 日発行第 号︶
2
22
﹁鉱山機械﹂﹁製鉄機械﹂
特集﹁鉱山機械﹂﹁製鉄機械﹂
特集﹁鉱山機械﹂﹁製鉄機械﹂
28
2
20
785
700
頒価
201602号-H1-4.indd すべてのページ
2016 Feb
円︵消費税別 円︶
56
No.
785
16/02/15 14:05
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