...

PDF バージョン

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

PDF バージョン
IBM Tivoli
Usage and Accounting Manager
バージョン 7.3
レポート管理
お願い
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、 61 ページの『特記事項』に記載されている情報をお読みください。
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示さ
れたりする場合があります。
原典:
IBM Tivoli
Usage and Accounting Manager
Version 7.3
Administering reports
発行:
日本アイ・ビー・エム株式会社
担当:
トランスレーション・オペレーション・センター
© Copyright IBM Corporation 2006, 2011.
目次
レポートの管理 . . . . . . . . . . . . 1
レポート・サーバーについて . . . . . . . . . 1
レポート作成のための SQL Server レポート・サービ
スのセットアップ. . . . . . . . . . . . . 4
SQL Server レポート・サービスのレポートの作成
およびカスタマイズ . . . . . . . . . . . 5
Cognos ベースの Tivoli Common Reporting での作業 12
レポートの生成 . . . . . . . . . . . . 12
Cognos ツールバーの使用. . . . . . . . . 13
レポートの印刷 . . . . . . . . . . . . 13
レポートの保存 . . . . . . . . . . . . 13
レポートのスケジューリング . . . . . . . 14
レポートの E メール送信 . . . . . . . . 14
レポート・プロパティー . . . . . . . . . 14
アドホック・レポート作成の実行 . . . . . . 15
© Copyright IBM Corp. 2006, 2011
Tivoli Common Reporting への TUAM Cognos パ
ッケージのインポート . . . . . . . . . .
Cognos レポート・パッケージのエクスポート . .
カスタム・レポートの処理 . . . . . . . .
Web レポートでの作業 . . . . . . . . . .
レポートの定義 . . . . . . . . . . . .
レポート・グループの定義 . . . . . . . .
バッチ・レポート/公開されたレポートの操作 . .
インターフェースの使用 . . . . . . . . .
レポートの操作 . . . . . . . . . . . .
スプレッドシートの操作 . . . . . . . . .
15
16
17
34
34
37
40
44
47
59
特記事項 . . . . . . . . . . . . . . 61
商標 . . . . . . . . . . . . . . . . 65
iii
iv
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
レポートの管理
レポートのセットアップ、作成、および表示を行うには、これらのタスクを使用し
ます。
レポート・サーバーについて
Usage and Accounting Manager レポート・サーバーは、オペレーティング・システ
ム環境に応じて、アプリケーション・サーバーと同じサーバーに配置するか、別の
サーバーに配置することができます。
アプリケーション・サーバーが Windows Server プラットフォームに配置されてい
る場合に、Web レポート作成を使用する場合は、以下の全コンポーネントをアプリ
ケーション・サーバーにインストールする方法が最も一般的です。ただし、これら
のコンポーネントを独立のレポート・サーバーにインストールすることはできま
す。
v Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能アプリケーション
v Microsoft Report Viewer Redistributable 2010
v Microsoft Internet Information Services (IIS)
アプリケーションが Linux または UNIX プラットフォーム上にある場合に、Web
レポート作成機能を使用するには、Web レポート作成機能の全コンポーネントを
Windows Server サーバーにインストールする必要があります。
Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能アプリケ
ーションの概要
Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能アプリケーションは、総合的
なコスト計算、チャージバック、およびリソース・レポート作成を行う簡便な、ブ
ラウザー・ベースの環境を提供します。Usage and Accounting Manager Web レポー
ト作成機能には、必要なデータをユーザーが明快で、使いやすいフォーマットで受
け取ることができるようにする、以下の機能が含まれています。
v ドリルダウン。Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能の請求書な
ど多数のレポートには、ユーザーが詳細なコスト情報および使用量情報を参照で
きるドリルダウン機能があります。
v 複数のレポート形式。Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能で
は、レポート、グラフ、およびスプレッドシートの形式でレポートを提供しま
す。
v ユーザー・カスタマイズ・オプション。Usage and Accounting Manager Web レポ
ート作成機能では、ユーザーが独自のお気に入りのレポート、スプレッドシート
のリストをセットアップできます。ユーザーは、Web レポート作成機能の Web
サイト内で「その場で」レポートを作成して、他のユーザーが確認できるように
レポートを公開することもできます。
© Copyright IBM Corp. 2006, 2011
1
Cognos® ベースの Tivoli® Common Reporting アプリケーション
の概要
Cognos ベースの Tivoli Common Reporting アプリケーションは、総合的なコスト計
算、チャージバック、およびリソース・レポート作成を行う簡便な、ブラウザー・
ベースの環境を提供します。Cognos ベースの Tivoli Common Reporting には、必要
なデータをユーザーが明快なフォーマットで受け取ることができるようにする、以
下の機能が含まれています。
v ドリルダウン - Cognos ベースの Tivoli Common Reporting の請求書など多数の
レポートには、ユーザーが詳細なコスト情報および使用量情報を参照できるドリ
ルダウン機能があります。
v アドホック・レポート - Cognos ベースの Tivoli Common Reporting では、
Cognos Query Studio ツールを使用して、簡単かつ迅速にアドホック・レポートを
作成できます。このツールにより、必要な情報に迅速にアクセスできます。
v 単純化されたレポート作成 - Cognos ベースの Tivoli Common Reporting では、
データベースや SQL の知識がなくてもレポートを作成できます。すべてのデー
タが使用可能であり、必要な情報を迅速かつ確実に探し出すことができます。レ
ポートを共有領域または個人用領域に保存して使用することができます。
Usage and Accounting Manager レポートの概要
Usage and Accounting Manager には、Microsoft SQL Server レポート・サービスお
よび Cognos ベースの Tivoli Common Reporting の標準レポートが含まれていま
す。SQL Server レポート・サービスでは、印刷に対応した Web ベースのレポート
の作成、管理、および送信が可能です。SQL Server レポート・サービス・レポート
は、レポートの定義に使用する XML ベースの業界標準である Report Definition
Language (RDL) に書き込まれます。Cognos ベースの Tivoli Common Reporting か
らは、Cognos Business Intelligence という、多くのユーザーに支持されているビジ
ネス・インテリジェンス・ツールにアクセスできます。レポートは、アドホック・
レポートを作成しているか専門的なレポートを作成しているかに応じて、Query
Studio または Report Studio という Cognos ツールを使用して作成します。レポー
ト定義は Cognos 内に格納され、必要な場合は XML または ZIP エクスポート・フ
ァイルとしてエクスポートすることができます。テンプレートとして提供されてい
る標準レポートを使用して、組織に合ったカスタム・レポートを作成できます。組
織に合わせて特別に作成されたレポートは、Usage and Accounting Manager 標準レ
ポートと区別するために、本書では「カスタム・レポート」と呼びます。
日付の範囲
レポートは、通常のカレンダーの範囲や会計カレンダーの範囲など、さまざまな日
付範囲で実行できます。日付の範囲と、その日付範囲を使用できるレポート・ツー
ルを以下の表に示します。
表 1. 日付の範囲
2
日付オプション
Web レポー
ト
Cognos ベース
の Tivoli
Common
Reporting
すべて
はい
はい
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
説明
すべての日付
表 1. 日付の範囲 (続き)
Cognos ベース
の Tivoli
Common
Reporting
説明
日付の範囲 (以下)/カ はい
スタム
はい
ユーザー定義の日付範囲
今日
はい
はい
今日
昨日
はい
はい
昨日
過去 7 日間
いいえ
はい
現在の日付から起算して過去 7 日間
過去 30 日間
いいえ
はい
現在の日付から起算して過去 30 日
間
過去 90 日間
いいえ
はい
現在の日付から起算して過去 90 日
間
過去 365 日間
いいえ
はい
現在の日付から起算して過去 365 日
間
現在の週初来
はい
はい
暦の上での週初から現在日付まで
現在の月初来
はい
はい
暦の上での月初から現在日付まで
現在の年初来
はい
はい
暦の上での年初から現在日付まで
先週
はい
はい
暦の上での前週
先月
はい
はい
暦の上での前月
昨年
はい
はい
暦の上での前年
現在の週
はい
はい
暦の上での現在の週
現在の月
はい
はい
暦の上での現在の月
現在の年
はい
はい
暦の上での現在の年
現在の期間
はい
はい
CIMSCalendar 表に定義されている現
在の会計期間
直前の期間
はい
はい
CIMSCalendar 表に定義されている前
の会計期間
会計年度
はい
はい
CIMSCalendar 表に定義されている会
計年度
前の会計年度
はい
はい
CIMSCalendar 表に定義されている前
の会計年度
会計年度の年初来
はい
はい
CIMSCalendar 表に定義されている会
計年度での初めから現在日付まで
前の会計年度の年初
来
はい
はい
CIMSCalendar 表に定義されている前
の会計年度から前の年の現在日付ま
で
日付オプション
Web レポー
ト
レポートおよびスプレッドシートは、期間数が 12 または 13 の会計年度をサポー
トします。
注: 暦の上での週の初めは日曜日です。
レポートの管理
3
レポート作成のための SQL Server レポート・サービスのセットアップ
Usage and Accounting Manager で提供される Microsoft SQL Server レポート・サー
ビス・レポートを表示するには、Microsoft SQL Server レポート・サービスのレポ
ート・ビューアーが必要です。Usage and Accounting Manager Web レポート作成機
能を使用するには、SQL Server レポート・サービス・レポートを使用する必要があ
ります。
Microsoft Report Viewer Redistributable 2010 が Usage and Accounting Manager レ
ポート・サーバーに必ずインストールされていなくてはなりません。ご使用のシス
テム構成によっては、Usage and Accounting Manager レポート・サーバーと Usage
and Accounting Manager アプリケーション・サーバーが同じである場合もありま
す。
注: レポート・サーバーにレポート・ビューアーをインストールすることが非常に
重要です。レポート・ビューアーがレポート・サーバーにインストールされていな
い場合は、Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能アプリケーション
にアクセスできません。Web レポート作成機能アプリケーションへのアクセスに使
用されるブラウザーを実行しているクライアント・コンピューター上に、レポー
ト・ビューアーをインストールするという誤りがよく見られます。
Microsoft Report Viewer Redistributable 2010 は、Microsoft Web サイト (Microsoft
Report Viewer 2010 Redistributable Package) から入手可能です。
Report Viewer 2010 言語パックのインストール
レポート作成のローカリゼーションを完全なものにするためには、MicrosoftReport
Viewer 2010 言語パックが必要です。英語以外の言語用の Usage and Accounting
Manager レポート・サーバーには、言語パックをインストールする必要がありま
す。言語パックをインストールしないと、それがインストールされるまでは一部の
項目がレポート・ビューアーで正しく翻訳されません。最も目立つのは、文書マッ
プ項目のツールチップです。
言語パックは、Microsoft Web サイト (Microsoft Report Viewer Redistributable 2010
Language Pack) から入手できます。
以下の言語の言語パックが提供されています。
v 中国語 (簡体字)
v 中国語 (繁体字)
v フランス語
v ドイツ語
v イタリア語
v 日本語
v 韓国語
v スペイン語
4
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
SQL Server レポート・サービスのレポートの作成およびカスタマ
イズ
SQL Server レポート・サービスのレポートをカスタマイズするには、レポート・サ
ービスのレポート・デザイナーが必要です。Report Designer は Business Intelligence
Development Studio でホストされ、Microsoft Visual Studio 2005 開発環境に完全に
統合されています。レポート・デザイナーを含む基本バージョンの Visual Studio
2005 は、SQL Server 2005 CD 上の SQL Server 2005 レポート・サービスに含ま
れています。データベースとして SQL Server を使用していないか、SQL Server
2005 CD を所有していない場合は、SQL Server 2005 Express Toolkit から Visual
Studio 2005 を無料で入手できます。SQL Server 2005 Express Edition および SQL
Server 2005 Express Toolkit をダウンロードするには、Microsoft Web サイト
(http://www.microsoft.com/sql/default.mspx) にアクセスします。
レポート・サービスのレポート・デザイナーでの作業を開始する前に
レポート・デザイナーから Usage and Accounting Manager レポートを開いたり、実
行したり、変更したりするには、...¥Program Files¥Microsoft Visual Studio
8¥Common7¥IDE¥PrivateAssemblies にあるレポート・デザイナーのロード・パスに
以下のカスタム Usage and Accounting Manager DLL を追加します。:
v <TUAM_INSTALL_PATH>¥bin¥IBM.TUAM.CommonLibrary.dll
v <TUAM_INSTALL_PATH>¥bin¥IBM.TUAM.Messages.dll
v <TUAM_INSTALL_PATH>¥bin¥IBM.TUAM.ReportLibrary.dll
レポートの作成
SQL Server レポート・サービスのレポートを作成するには、まず、レポート・サー
バー・プロジェクトを作成する必要があります。このプロジェクトに、レポート定
義 (.rdl) ファイルと、自分のレポートに必要なその他のリソース・ファイルを保存
することになります。次に、実際のレポート定義ファイルを作成し、レポートのデ
ータ・ソースを定義し、データ・セットを定義し、レポートのレイアウトを定義し
ます。レポートを実行すると、実際のデータが取り出され、レイアウトに結合され
て、画面上にレンダリングされます。そこからデータのエクスポート、印刷、また
は保存を実行できます。
始める前に
注: 以下のステップは、レポート・サービスの基本的なレポートの作成を示すもの
です。レポートの作成について詳しくは、Visual Studio のヘルプ資料を参照してく
ださい。
レポート・サービスのレポートを作成するには、次のようにします。
手順
1. 「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「Microsoft SQL Server 2005」 >
「SQL Server Business Intelligence Development Studio」をクリックします。
Visual Studio 2005 が開きます。
2. レポート・サーバー・プロジェクトを作成します。
レポートの管理
5
a. 「ファイル」メニューで「新規作成」 > 「プロジェクト」をクリックしま
す。
b. 「プロジェクトの種類」リストで、「ビジネス インテリジェンス プロジェ
クト」をクリックします。
c. 「テンプレート」リストで、「レポート サーバー プロジェクト」をクリッ
クします。
d. 「名前」ボックスでプロジェクトの名前を入力し、「OK」をクリックしま
す。
3. プロジェクトが使用する共有データ・ソースを作成します。
a. 「ソリューション エクスプローラ」で、「共有データ ソース」を右クリッ
クしてから、「新しいデータ ソースの追加」をクリックします。「共有デー
タ ソース」ダイアログ・ボックスが開きます。
注: 「ソリューション エクスプローラ」ウィンドウが表示されていない場合
は、「表示」メニューから「ソリューション エクスプローラ」をクリックし
ます。
b. 「名前」ボックスに、データ・ソースに割り当てる名前を入力します。
c. 「タイプ」ボックスで、データベース・タイプをクリックします。
「Microsoft SQL Server」、「OLE DB」 (DB2® データベースの場合)、ま
たは「Oracle」のいずれかです。
d. 「接続文字列」ボックスの右側の「編集」をクリックして「接続のプロパテ
ィ」ダイアログ・ボックスを開き、接続ストリングをデータ・ソースに追加
します。
e. 接続するデータベース・タイプに応じて、以下の手順を実行します。
SQL Server データベースを使用している場合:
1) 「サーバー名」ボックスで、データベース・サーバーの名前を入力しま
す。
2) 「サーバーにログオンする」の下で、「SQL Server 認証を使用」をクリ
ックします。データベース用の SQL Server ユーザー ID およびパスワー
ドを入力します。
3) 「データベース名の選択または入力」ボックスで、レポート作成に使用す
る Usage and Accounting Manager データベースの名前を入力し、「OK」
をクリックします。
注: データベースに正常に接続できることを確認する場合は、「接続のプ
ロパティ」ダイアログ・ボックス内の「接続の確認」をクリックします。
4) 「共有データ ソース」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックして
データ・ソースを作成します。
DB2 データベースを使用している場合:
1) 「OLE DB プロバイダ」ボックスで、「IBM OLE DB Provider for
DB2」をクリックします。
2) 「データのリンク」をクリックします。「データ リンク プロパティ」ダ
イアログ・ボックスが開きます。
6
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
3) 「DB2 データベースの指定 (Specify the DB2 database)」の下で、「直接
サーバー接続 (Direct server connection)」をクリックします。
4) データベース・サーバー名およびデータベース名を入力し、「OK」をク
リックして、その情報を保存し、「接続のプロパティ」ダイアログ・ボッ
クスに戻ります。
5) 「サーバーにログオンする」の下で、「特定のユーザー名とパスワードを
使う」をクリックします。
6) データベースのユーザー名およびパスワードを入力し、「OK」をクリッ
クします。
注: データベースに正常に接続できることを確認する場合は、「接続の確
認」をクリックします。
7) 「共有データ ソース」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックして
データ・ソースを作成します。
Oracle データベースを使用している場合:
1) 「サーバー名」ボックスで、データベース・サーバーの名前を入力しま
す。
2) 「データベースにログオン」の下で、データベースのユーザー名およびパ
スワードを入力し、「OK」をクリックします。
注: データベースに正常に接続できることを確認する場合は、「接続の確
認」をクリックします。
3) 「共有データ ソース」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックして
データ・ソースを作成します。
4. 新規レポート定義ファイルを作成するには、次のようにします。
a. 「ソリューション エクスプローラ」で、「レポート」を右クリックしてから
「新しいレポートの追加」をクリックします。 「レポート ウィザード」が
開きます。
b. ウェルカム・ページで、「次へ」をクリックします。
c. 「データ ソースを選択します」ページで、前のステップで作成したデータ・
ソースを選択してから、「次へ」をクリックします。
d. 「クエリのデザイン」ページで、レポートで使用するデータを取り出すため
の照会またはストアード・プロシージャーを「クエリ文字列」ボックスに入
力するか、「クエリ ビルダ」をクリックしてデータ・ソース用に照会デザイ
ナーを開きます。 例を示すため、以下の照会を「クエリ文字列」ボックスに
入力するか、コピーしてください。
注: 照会からステートメントをコピーする場合は、照会全体が正しくコピー
されたことを確認してください。照会の select ステートメントそれぞれは、
複数行に分割されています。分割箇所を示すため、バックスラッシュが使用
されています。
v DB2 の場合:
SELECT
LoadTrackingUID, Year, Period, Shift, AccountCode, LenLevel1, LenLevel2, LenLevel3, LenLevel4, ¥
RateTable, RateCode, StartDate, EndDate, BillFlag1,BillFlag2, BillFlag3, BillFlag4, BillFlag5, BillFlag6, ¥
BillFlag7, BillFlag8, BillFlag9, RateValue, ResourceUnits, BreakId, MoneyValue, UsageStartDate, UsageEndDate, ¥
RunDate, BillFlag10, BillFlag11
FROM
CIMSSummary
WHERE
(Year = ?) AND (Period = ?)
レポートの管理
7
v Oracle の場合:
SELECT
LoadTrackingUID, Year, Period, Shift, AccountCode, LenLevel1, LenLevel2, LenLevel3, LenLevel4, ¥
RateTable, RateCode, StartDate, EndDate, BillFlag1,BillFlag2, BillFlag3, BillFlag4, BillFlag5, BillFlag6, ¥
BillFlag7, BillFlag8, BillFlag9, RateValue, ResourceUnits, BreakId, MoneyValue, UsageStartDate, ¥
UsageEndDate, RunDate, BillFlag10, BillFlag11
FROM
CIMSSummary
WHERE
(Year = :Param1) AND (Period = :Param2)
v SQL Server の場合:
SELECT
LoadTrackingUID, Year, Period, Shift, AccountCode, LenLevel1, LenLevel2, LenLevel3, LenLevel4, ¥
RateTable, RateCode, StartDate, EndDate, BillFlag1,BillFlag2, BillFlag3, BillFlag4, BillFlag5, BillFlag6, ¥
BillFlag7, BillFlag8, BillFlag9, RateValue, ResourceUnits, BreakId, MoneyValue, UsageStartDate, ¥
UsageEndDate, RunDate, BillFlag10, BillFlag11
FROM
CIMSSummary
WHERE
(Year = @Param1) AND (Period = @Param2)
e. 「レポートの種類を選択します」ページで、「テーブル」または「マトリッ
クス」をクリックします。
f. 「テーブルのデザイン」ページで、レポートに配置するフィールドを選択し
ます。 照会の例を使用した場合、Usage and Accounting Manager の「サマリ
ー表」のフィールドが表示されます。
各フィールドを、以下のようにレポートに表示することができます。
v ページ・ビュー。ページ・レベルで表示されるフィールド。フィールドの
順序を変更するには、フィールドを選択してから「上へ」ボタンまたは
「下へ」ボタンをクリックします。
v グループ・ビュー。テーブル内のデータをグループ化するためのフィール
ド。
v 詳細ビュー。 テーブルの詳細セクションに表示されるフィールド。フィー
ルドの順序を変更するには、フィールドを選択してから「上へ」ボタンま
たは「下へ」ボタンをクリックします。
照会の例を使用する場合、ページ・レベルで AccountCode を入力し、グルー
プ・レベルで RateCode を入力し、詳細レベルで RateValue および
MoneyValue を入力することができます。
g. 「テーブルのレイアウトを選択」ページで「ステップ」または「ブロック」
をクリックしてから、「集計を含める」および「ドリルダウンを有効にす
る」を選択します。
h. 「テーブルのスタイルを選択」ページで、レポートに使用するテキストと線
のスタイルを含むスタイルをクリックします。
i. 「ウィザードの完了」ページでレポートの名前を入力し、「完了」をクリック
します。 レポート・デザイナーの「レイアウト」タブで、レポートが開きま
す。レポート・デザイナーには「データ」、「レイアウト」、および「プレビ
ュー」の 3 つのビューがあります。「データ」ビューでデータを定義しま
す。「レイアウト」ビューでレポートのレイアウトを定義します。レポートを
実行し、どのように表示されるかを「プレビュー」ビューで確認することがで
きます。
5. 照会を実行し、レポート・デザイナーでレポートを表示します。
a. 「データ」タブで「実行」(!) アイコンをクリックします。 前のステップで
示された照会の例を使用した場合、2 つのパラメーター値を入力するように
求められます。レポートに表示するデータの年および期間を入力してから
「OK」をクリックします。例えば、SQL Server データベースの 2007 年 6
月のデータが必要な場合は、@Param1 に 2007、@Param2 に 6 を入力しま
す。照会結果は「結果」ペインに表示されます。
8
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
b. 「プレビュー」タブで、必須パラメーターをすべて入力してから「レポート
の表示」をクリックします。 レポートが生成されます。データが返されない
場合は、データベース内にデータがあること、および選択したパラメーター
にデータが一致することを確認してください。前のステップで示された例を
使用した場合、レポートのデータは、アカウント・コードごとに表示され、
そのアカウント・コードの単価コードと、単価コードごとの単価値および金
額が表示されます。
次のタスク
レポートは Visual Studio の Projects ディレクトリーに作成されます。レポートを
<TUAM_INSTALL_PATH>¥server¥reportsmsrs2¥custom ディレクトリーに移動し、管理
コンソールで以下の操作を実行します。
v 「レポート・リストの保守」ページでレポートをレポート・リストに追加しま
す。
v 「レポート・グループ・リストの保守」ページでレポートをレポート・グループ
に追加します。
Usage and Accounting Manager 標準レポートのカスタマイズ
Usage and Accounting Manager には、SQL Server レポート・サービスのさまざまな
標準レポートが含まれています。これらの標準レポートには、レポートまたはスプ
レッドシート形式の請求書レポート、予算レポート、要約レポート、傾向レポー
ト、および差異レポートがあります。
始める前に
レポート・サービスの標準レポートは、
<TUAM_INSTALL_PATH>¥server¥reportsmsrs2¥standard ディレクトリーに保管されて
います。レポート・サービスの標準レポートは、.rdl ファイルとして提供されてい
ます。
通常、レポート開発者は、組織に合わせて標準レポートをカスタマイズするか、新
規レポートを作成します。Usage and Accounting Manager インストールには、カス
タマイズされたレポートまたは新規レポートに使用できる reportsmsrs2¥custom と
いう名前のデフォルトのディレクトリーが含まれています。standard ディレクトリ
ーと custom ディレクトリーに同じ名前のレポートがある場合、Usage and
Accounting Manager は custom フォルダーのレポートを使用します。
標準レポートをカスタマイズする場合、レポートのデータ・ソースとして SQL
Server データベースを使用することを強くお勧めします。レポートが変更された
ら、任意のデータベース (DB2、Oracle、または SQL Server) からのデータを使用し
てレポートを実行できます。DB2 または Oracle データベースを使用している場
合、管理コンソールで SQL Server または SQL Server 2005 Express Edition データ
ベースに接続して初期化し、データベースにデータをロードする必要があります。
(SQL Server 2005 Express Edition は Microsoft から無料で提供されています。) 管
理コンソールで SQL Server または SQL Server 2005 Express Edition データベース
用の Usage and Accounting Manager データ・ソースを作成するときに、レポートの
カスタマイズとテストを完了するまでそのデータ・セットをデフォルト・レポート
のデータ・ソースとするように設定します。
レポートの管理
9
レポート・サービスの標準レポートをカスタマイズするには、次のようにします。
手順
1. Windows のエクスプローラで、Visual Studio の Projects ディレクトリー内の
適切なディレクトリーに標準レポートをコピーします。
2. 「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「Microsoft SQL Server 2005」 >
「SQL Server Business Intelligence Development Studio」をクリックします。
Visual Studio 2005 が開きます。
3. レポートが使用する共有データ・ソースを作成します。デフォルトでは、標準レ
ポートではデータ・ソースの名前が TUAMServer であることを前提とします。
a. 「ソリューション エクスプローラ」で、「共有データ ソース」を右クリッ
クしてから、「新しいデータ ソースの追加」をクリックします。「共有デー
タ ソース」ダイアログ・ボックスが開きます。
注: 「ソリューション エクスプローラ」ウィンドウが表示されていない場合
は、「表示」メニューから「ソリューション エクスプローラ」をクリックし
ます。
b. 「名前」ボックスで TUAMServer と入力します。
c. 「タイプ」ボックスで、データベース・タイプをクリックします。
「Microsoft SQL Server」、「OLE DB」 (DB2 データベースの場合)、また
は「Oracle」のいずれかです。
d. 「接続文字列」ボックスの右側の「編集」をクリックして「接続のプロパテ
ィ」ダイアログ・ボックスを開き、接続ストリングをデータ・ソースに追加
します。
e. 接続するデータベース・タイプに応じて、以下の手順を実行します。
SQL Server データベースを使用している場合:
1) 「サーバー名」ボックスで、データベース・サーバーの名前を入力しま
す。
2) 「サーバーにログオンする」の下で、「SQL Server 認証を使用」をクリ
ックします。データベース用の SQL Server ユーザー ID およびパスワー
ドを入力します。
3) 「データベース名の選択または入力」ボックスで、レポート作成に使用す
る Usage and Accounting Manager データベースの名前を入力し、「OK」
をクリックします。
注: データベースに正常に接続できることを確認する場合は、「接続のプ
ロパティ」ダイアログ・ボックス内の「接続の確認」をクリックします。
4) 「共有データ ソース」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックして
データ・ソースを作成します。
DB2 データベースを使用している場合:
1) 「OLE DB プロバイダ」ボックスで、「IBM OLE DB Provider for
DB2」をクリックします。
2) 「データのリンク」をクリックします。「データ リンク プロパティ」ダ
イアログ・ボックスが開きます。
10
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
3) 「DB2 データベースの指定 (Specify the DB2 database)」の下で、「直接
サーバー接続 (Direct server connection)」をクリックします。
4) データベース・サーバー名およびデータベース名を入力し、「OK」をク
リックして、その情報を保存し、「接続のプロパティ」ダイアログ・ボッ
クスに戻ります。
5) 「サーバーにログオンする」の下で、「特定のユーザー名とパスワードを
使う」をクリックします。
6) データベースのユーザー名およびパスワードを入力し、「OK」をクリッ
クします。
注: データベースに正常に接続できることを確認する場合は、「接続の確
認」をクリックします。
7) 「共有データ ソース」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックして
データ・ソースを作成します。
Oracle データベースを使用している場合:
1) 「サーバー名」ボックスで、データベース・サーバーの名前を入力しま
す。
2) 「データベースにログオン」の下で、データベースのユーザー名およびパ
スワードを入力し、「OK」をクリックします。
注: データベースに正常に接続できることを確認する場合は、「接続の確
認」をクリックします。
3) 「共有データ ソース」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックして
データ・ソースを作成します。
4. 「ファイル」 > 「開く」 > 「プロジェクト/ソリューション」をクリックし、
標準レポートを追加するプロジェクトを開きます。
5. 「ソリューション エクスプローラ」で、「レポート」を右クリックしてから
「追加」 > 「既存の項目」をクリックします。 「既存項目の追加」ダイアロ
グ・ボックスが開きます。
6. カスタマイズするレポートをダブルクリックします。 レポートは、プロジェク
トのレポートのリストに表示されます。
7. レポート・リスト内でレポートをダブルクリックします。 レポート・デザイナ
ーの「レイアウト」タブで、レポートが開きます。レポート・デザイナーには
「データ」、「レイアウト」、および「プレビュー」の 3 つのビューがありま
す。「データ」ビューでデータを定義します。「レイアウト」ビューでレポート
のレイアウトを定義します。レポートを実行し、どのように表示されるかを「プ
レビュー」ビューで確認することができます。
8. レポート・デザイナー内のビューを使用してレポートをカスタマイズするには、
Visual Studio のヘルプ資料を参照してください。
次のタスク
レポートは Visual Studio の Projects ディレクトリーで変更されます。レポートを
<TUAM_INSTALL_PATH>¥server¥reportsmsrs2¥custom ディレクトリーに移動します。
同じ名前のレポートの標準バージョンが管理コンソール内に存在する場合、それ以
上の操作は必要ありません。
レポートの管理
11
レポートの名前を変更したか、または同じ名前の標準レポートが管理コンソール内
に存在しない 場合、以下を実行します。
v 「レポート・リストの保守」ページでレポートをレポート・リストに追加しま
す。
v 「レポート・グループ・リストの保守」ページでレポートをレポート・グループ
に追加します。
Cognos ベースの Tivoli Common Reporting での作業
以下のトピックは、IBM® Cognos 8 Business Intelligence で使用するためのもので
す。IBM Cognos 8 は、レポート、分析、スコアカード処理、およびイベント管理
の機能が統合された Web 製品です。
レポートの生成
Tivoli Usage and Accounting Manager 7.3 レポートは、Common Reporting ユーザ
ー・インターフェースを使用して実行されます。このセクションでは、レポートの
検索および実行の方法について説明します。
始める前に
Tivoli Usage and Accounting Manager レポートを使用する前に、Tivoli Common
Reporting 2.1 をインストールし、Common Reporting オプション内で TUAM スキ
ーマ・データ・ソースをセットアップし、TUAM 7.3 の Cognos パッケージをイン
ポートしておく必要があります。詳しくは、『インストール』のセクションを参照
してください。
手順
1. Tivoli Usage and Accounting Manager 管理コンソールを使用して Tivoli Usage
and Accounting Manager を開始します。
2. 管理コンソールで「レポート」 > 「Common Reporting」をクリックします。
3. Tivoli Usage and Accounting Manager レポートが IBM Tivoli Usage and
Accounting Manager (TUAM) として表示されます。
4. 「共有フォルダー」タブにある IBM Tivoli Usage and Accounting Manager
(TUAM) パッケージをクリックします。
5. 実行されるレポートが存在するフォルダーをクリックします。レポートのリスト
が表示されます。
6. レポート名をクリックしてレポートを実行します。代わりに、メニュー・オプシ
ョンの
ます。
アイコンで「実行」をクリックする方法でもレポートを実行でき
7. 必要なパラメーターがある場合はそのパラメーターを指定し、返されるデータを
制限します。
8. 「完了」ボタンをクリックします。
タスクの結果
レポートが生成されました。
12
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
Cognos ツールバーの使用
レポートを実行した後には、ツールバーでさまざまなオプションが使用可能になり
ます。このトピックでは、これらのオプションのいくつかについて説明します。
注: Cognos の機能を使用するときには、以下のツールバーのヒントを使用できま
す。
v レポートを実行した後に Cognos Connection 接続に戻るには、戻る
ー・アイコンをクリックします。
メニュ
注: Cognos Connection に戻る目的ではブラウザーの「戻る」ボタンを使用しない
でください。これはブラウザーに関するものであり、Cognos とは無関係です。
v レポートを再実行するには、実行
メニュー・アイコンをクリックします。
v 別の形式 (PDF など) でレポートを表示するには、
をクリックし、レポートの表示形式を選択します。
表示メニュー・アイコン
ツールバーの使用について詳しくは、「IBM Cognos Connection ユーザー ガイド
8.4.1」を参照してください。
レポートの印刷
レポートを印刷すると便利なことがあります。コンピューターが使用できないとき
にレポートを検討する必要がある場合や、レポートのコピーを持って会議に参加す
る必要がある場合があります。
このタスクについて
レポートの印刷について詳しくは、「IBM Cognos 8 ユーザー ガイド 8.4.1.」の
『レポートとキューブ』のセクションを参照してください。
レポートの保存
レポートを実行した後、「このバージョンを維持」メニュー (
アイコン) を使用して、データとともにレポートを保存できます。このアイコンを
使用すると、レポートを E メールで送信するか、レポートをレポート・バージョン
として保存するか、レポートをレポート・ビューとして保存することができます。
このタスクについて
レポートをレポート・バージョンとして保存する場合は、レポートは Cognos に保
存され、「Cognos Connection」のレポートのレポート・バージョン・アイコンを使
用してアクセスします。レポートをレポート・ビューとして保存した場合、前述の
Cognos Connection でのレポート・バージョンとともに、別のバージョンのレポー
トが表示されます。
メニュー・アイコンのビューを使
レポートをデスクトップに保存する場合は、
用して PDF 形式または Excel 形式でレポートを表示し、そこからレポートを保存
します。
レポートの管理
13
レポートの保存について詳しくは、「IBM Cognos Connection ユーザー ガイド
8.4.1」を参照してください。
レポートのスケジューリング
レポート・スケジュールは、将来の特定の時点でレポートを実行するためのスケジ
ュールです。レポートを 1 回または繰り返し実行するようにスケジュールを作成で
きます。
このタスクについて
レポートをスケジュールする方法については、「IBM Cognos Connection ユーザー
ガイド - スケジュール管理」を参照してください。
レポートの E メール送信
レポートを E メールで送信して、レポートをレポート・ポータルにアクセスできな
いユーザーのグループと共有します。
始める前に
レポートを配布するには、指定されたメール・サーバーに接続できる必要がありま
す。詳細については、「IBM Cognos 8 Business Intelligence インストールおよび設
定ガイド」を参照してください。
手順
1. レポートを実行したら、「このバージョンを維持」をクリックして、ドロップダ
ウン・リストから「レポートの E メール送信 (Email report)」を選択すること
によって、レポートを配布できます。
2. E メールのオプションを設定し、レポートへのリンクを組み込むのか、添付する
のかを確認します。
3. 「OK」をクリックして、レポートを配布します。
次のタスク
レポートを配布する他の方法については、「Connectionユーザー ガイド」を参照し
てください。
レポート・プロパティー
Cognos Connection では、各レポートにプロパティー
アイコンが用意されてい
ます。これによって、レポートのデフォルト・プロパティーを設定できます。例え
ば、説明、レポートの形式、保持するレポート・バージョンの数、デフォルトのプ
ロンプト値、ユーザー・インターフェースでレポート名がクリックされたときに実
行するアクションなどのプロパティーがあります。
レポート・プロパティーについて詳しくは、「IBM Cognos Connection ユーザー ガ
イド 8.4.1」を参照してください。
14
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
アドホック・レポート作成の実行
単純な照会およびフォーマットを使用して、アドホックなレポートを作成します。
始める前に
アドホック・レポート作成を実行するには、いくつかのレポート・パッケージをイ
ンポートしておく必要があります。
手順
1. Tivoli Common Reporting インターフェースにログインして、Common
Reporting に移動します。
2. 右側にある「レポートの処理」ウィンドウで、「起動」ドロップダウン・リスト
の「Query Studio」を選択します。
3. 作業するパッケージを選択します。 これにより、新しいレポートを作成できる
「新規」ウィンドウが開きます。
4. 左側にあるナビゲーションから、レポートに組み込むデータ項目をドラッグ・ア
ンド・ドロップします。
ヒント: 上部にあるメニュー・アイコンを使用して、データの外観を変更しま
す。
5. データおよび外観を編集したら、「名前」を指定し、オプションで「説明」およ
び「画面ヒント (Screen tip)」を指定して、レポートを保存します。
タスクの結果
これで、アドホック・レポートが作成されました。
次のタスク
レポートの作成について詳しくは、「IBM Cognos Query Studio ユーザー ガイド」
を参照してください。
Tivoli Common Reporting への TUAM Cognos パッケージの
インポート
このトピックでは、TUAM Cognos パッケージを Tivoli Common Reporting にイン
ポートする方法について説明します。ユーザー・インターフェースを使用してレポ
ート・パッケージをワークスペースにインポートし、既存のレポート・モデルおよ
びレポートの使用を開始します。このインポート方法は、Cognos® レポートのみに
使用できます。
始める前に
この作業を続行する前に、Tivoli Common Reporting 2.1 がインストールされている
ことを必ず確認してください。関連したデータベース・クライアントがインストー
ルされており、データベースの詳細情報で構成されている必要があります。レポー
ト・パッケージ・ファイルを
<TUAM_INSTALL_PATH>¥setup¥console¥reportscognos¥package¥TUAM_Reports_7-30.zip から Tivoli Common Reporting <TCR_component_dir>¥cognos¥deployment の
デプロイメント・フォルダーにコピーしてください。
レポートの管理
15
注: Cognos データ・ソースのセットアップ時に使用するサインオンは、TUAM ス
キーマの初期化に使用するサインオン・アカウントの詳細と同じでなければなりま
せん。
手順
1. Tivoli Usage and Accounting Manager インターフェースにログインし、「レポー
ト」 > 「Common Reporting」に移動します。
2. 右側にある「レポートの処理」ウィンドウで、「起動」ドロップダウン・リスト
の「管理」を選択します。
3. 「構成 (Configuration)」タブに移動して、「コンテンツ管理」セクションを開き
ます。
4.
をクリックして、新規パッケージ・インポートを作成します。 「新規
インポート・ウィザード」が開きます。
5. ウィザードに従って新規パッケージをインポートします。
ヒント: TUAM Cognos パッケージのインポートについて詳しくは、「IBM
Cognos 8 管理およびセキュリティ ガイド 8.4.1」を参照してください。
タスクの結果
TUAM Cognos レポート・パッケージがインポートされ、TUAM Cognos レポート
が使用可能になります。
Cognos レポート・パッケージのエクスポート
レポート・パッケージをエクスポートして、例えば、別の Tivoli Common Reporting
インスタンスで使用することができます。
手順
1. Tivoli Common Reporting ユーザー・インターフェースにログインして
「Common Reporting」に移動します。
2. 右側にある「レポートの処理」ウィンドウで、「起動」拡張可能リストから「管
理」を選択します。
3. 「構成」タブに移動し、「コンテンツ管理」セクションを開きます。
4.
をクリックすることによって新しいパッケージをエクスポートします。
5. ウィザードに従ってパッケージをエクスポートします。
16
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
カスタム・レポートの処理
Tivoli Usage and Accounting Manager でのカスタム・レポートの処理については、
このセクションを参照してください。
カスタム・レポートの作成、編集、および保存
このセクションでは、Usage and Accounting Manager Cognos レポート・アプリケー
ションで Report Studio を使用してカスタム・レポートを作成、編集、および保存
するための手順について説明します。
カスタム・レポートの作成または更新:
カスタム・レポートは、Cognos 8 ベースの Tivoli Common Reporting Query Studio
ツールおよび Report Studio ツールを使用して作成します。Query Studio はアドホ
ック・レポートに使用し、表示用の基本的なレポートの書式設定が可能です。Report
Studio は、標準レポートの作成に使用するツールであり、データベースの照会およ
びレポート書式設定の機能が強化されています。
このタスクについて
Report Studio には、複数ページで複数照会の高度なレポートを複数のデータベース
に照らして作成するために専門のレポート作成者が使用する Web ベースのツール
が用意されています。送り状、明細書、週次の販売レポートや在庫レポートなど、
会社が要求するあらゆる種類のレポートを作成できます。Report Studio にアクセス
するための詳細な手順は以下のとおりです。
手順
1. Tivoli Common Reporting インターフェースにログインして「Common
Reporting」に移動します。
2. 右側にある「レポートの処理」ウィンドウで、「起動」ドロップダウン・リスト
の「Report Studio」を選択します。 これにより、Web ベース・アプリケーショ
ンである Report Studio が開きます。
3. レイアウトのフォーマットを設定し、レポート内に置くデータを操作することに
より、新しいレポートを作成したり、既存のレポートを編集したりするには、メ
ニュー・コントロールを使用します。
4. レポートを保存し、その基になっているデータについて提示する必要がある場合
は、随時レポートを実行します。
次のタスク
Web ベースのレポート作成について詳しくは、Report Studio で F1 を押すと表示
される「Report Authoring プロフェッショナル ユーザー ガイド」を参照してくださ
い。
カスタム・レポートの保存:
他のユーザーからアクセス可能な場所 (共有フォルダーなど) にレポートを保存する
ことによって、他のユーザーとレポートを共有できます。通常、共有フォルダーに
は、多くのユーザーの役に立つレポートを格納します。レポート定義は、Report
Studio で「ファイル」メニューの「保存」オプションを使用する (「ファイル」 >
レポートの管理
17
「保存」) か、ページの左上にある保存
アイコンをクリックすることで保存し
ます。初めて保存する場合は、レポートを保存する Cognos 内のディレクトリーを
指定するためのプロンプトが出されます。レポートが個人用レポートである場合
は、個人用のフォルダーにレポートを保存します。それ以外の場合は、レポートを
「共有フォルダー」領域に保存して、他のユーザーがそのレポートを使用できるよ
うにすることができます。
このタスクについて
レポートの保存について詳しくは、「Report Authoring プロフェッショナル ユーザ
ー ガイド 8.4.1」を参照してください。
レポート・パラメーターの使用
Cognos ベースの Tivoli Common Reporting では、さまざまな方法でレポートにパラ
メーターを追加することができます。Cognos のパラメーターはプロンプトに基づい
ており、それによって、関連したパラメーター値を持つプロンプトが作成されま
す。このパラメーター値を照会のフィルターで使用するか、レポート・ページに表
示することができます。
プロンプト・コントロールは、質問を出すユーザー・インターフェースを提供しま
す。パラメーター値は、質問に対する応答を提供します。
さまざまなプロンプトが用意されており、ユーザーは、関連したパラメーター値を
入力することができます。ラジオ・ボタン、ドロップダウン・リスト、選択などの
検索プロンプトを使用できます。一部のプロンプト・タイプでは、レポート作成者
が値の静的なリストをユーザーに提供することができます。プロンプトは、レポー
トの実行時にレポートに表示するデータをフィルターに掛ける場合に役立ちます。
プロンプトについて詳しくは、「Report Authoring プロフェッショナル ユーザー
ガイド 8.4.1」の『データにフィルタをかけるプロンプトの追加』に記載されている
セクションを参照してください。
単純パラメーター:
以下のタスク・トピックでは、プロンプト (パラメーター) の作成方法と、プロンプ
トをレポートのメイン照会に追加して、返されるデータをフィルターに掛ける方法
について説明します。
パラメーターを使用した照会のフィルター操作:
レポートのメイン照会にプロンプト (パラメーター) を追加すると、レポートの実行
時に Cognos によって自動的に値のプロンプトが出されます。
始める前に
[Summary (TUAM Consolidation)].[Summary 照会サブジェクトを使用する照会で構
成したレポートを作成する必要があります。レポート・ページには、その照会から
の項目が表示されます。また、レポートを Report Studio で開いておく必要もあり
ます。
18
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
このタスクについて
このタスクは、照会をフィルターに掛けて特定の単価コードの要約データを返す例
を使用します。
手順
1. 「クエリー・エクスプローラー」の照会にナビゲートします。
2.
>[Rates (TUAM Consolidation)].[Rates].[Rate Code] 照会項目を、「クエリ
ー・エクスプローラー」の「詳細フィルター」ウィンドウにドラッグします。
3. = ?RateCode? を単価コードに追加し、フィルターを [Rates (TUAM
Consolidation)].[Rates].[Rate Code] = ?RateCode? のようにします。
4. 実行
アイコンをクリックしてレポートを実行します。
タスクの結果
レポートを実行すると、プロンプト・ページが表示され、単価コードの値を入力す
るように要求されます。照会は、入力した値を使用してフィルターに掛けられま
す。
例
プロンプト・ページの作成:
このトピックでは、「プロンプト・ページの作成」ボタンを使用することで、既に
「レポート」ページに表示されている項目に対するプロンプト・ページを作成する
方法について説明します。
始める前に
以下から構成されるレポートが作成されている。
v [Summary (TUAM Consolidation)].[Summary] 照会サブジェクトを使用する照会。
v [Summary (TUAM Consolidation)].[Summary].[Start Date] 照会項目を含む照会
からの項目を表示するレポート・ページ。
また、レポートを Report Studio で開いておく必要もあります。
手順
1. レポートのレポート・ページにナビゲートし、表示されている [Summary (TUAM
Consolidation)].[Summary].[Start Date 項目をクリックします。
2. 「プロンプト・ページの作成」ボタンをクリックして、使用する適切なプロンプ
ト・タイプを持つプロンプト・ページを作成します。
3. 実行
アイコンをクリックしてレポートを実行します。
レポートの管理
19
タスクの結果
レポートが実行されると、2 つの日付を入力するためのプロンプトが出されます。
それら 2 つの日付の間のデータのみが表示されます。レポートの「ページ・エクス
プローラー」にプロンプト・ページが作成され、以下のように照会にフィルターが
追加されています。
[Summary (TUAM Consolidation)].[Summary].[Start Date] in_range ?Start Date?
このフィルターは、返されるデータがプロンプト・ページで選択された範囲内に収
まるように制限します。「プロンプト・ページの作成」ボタンは、レポート・ペー
ジ上の任意の照会項目で機能するため、カスタマイズされたプロンプト・ページを
作成するための開始点として使用できます。
プロンプト・ページの手動作成:
このトピックでは、パラメーター値を設定する場合の自由度が高いプロンプト・ペ
ージを手動で作成する方法について説明します。
このタスクについて
プロンプト・ページを作成するには、「ページ・エクスプローラー」でプロンプ
ト・ページを追加します。Cognos プロンプト・ツールを使用して、関連したプロン
プト・タイプをレポート・ページに追加し、その後に関連したプロパティーを設定
します。作成したパラメーターを使用するフィルターは、関連した照会に追加され
ます。この方式のため、レポートの実行時にユーザーが選択する値を、値の静的リ
ストまたは照会によって指定するプロンプトを使用できます。
プロンプト・ページの手動作成について詳しくは、「Report Authoring プロフェッ
ショナル ユーザー ガイド 8.4.1」に記載されている『データにフィルタをかけるプ
ロンプトの追加』セクションを参照してください。
既存のパラメーター:
Tivoli Usage and Accounting Manager 用の Cognos モデルではいくつかのパラメー
ターが定義されており、標準レポートで必要ないくつかの共通のフィルターに使用
します。
既存のパラメーターは以下のとおりです。
AccountStructureIndex
AccountStructureIndex パラメーターは、アカウント・コード構造内のアカ
ウント・コード・レベルに対して返されるデータを制限するために使用しま
す。計算された項目がモデルに追加され、レポート・グループのデフォルト
の索引を 0 として、ユーザーから使用可能なアカウント構造が索引付けさ
れます。レポートで使用するアカウント・コード構造を選択するときに、ユ
ーザーはアカウント・コード構造名を選択しますが、パラメーターにはその
アカウント・コード構造の索引番号が割り当てられます。
索引番号は、モデルのアカウント構造索引フィルターによって使用され、ア
カウント・レベル・プロンプトで返されるアカウント・コード構造レベルを
制限します。
20
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
AccountCodeLevel
AccountCodeLevel パラメーターは、アカウント・コード構造内の選択した
レベルに使用します。これは、レポートおよびアカウント・コード・プロン
プトに表示するアカウント・コードの判別に使用します。
これは、アカウント・コード・プロンプトに表示するアカウント・コードを
制限するためにアカウント・レベル・プロンプト・フィルターによって使用
されます。また、アカウント・コード構造で定義されたアカウント・コー
ド・レベルのオフセット (開始位置) および長さを保持する 2 つの非表示プ
ロンプトを設定するためにも使用されます。
StartingAccountCodeType および StartingAccountCode
StartingAccountCodeType プロンプトおよび StartingAccountCode プロン
プトは、レポートの実行に使用するアカウント・コードの下限を選択すると
きに入力された値を表します。計算はモデルで定義され、これらのプロンプ
トに入力された値を単一の項目および対応するフィルターに変換します。要
約データおよび詳細データから返される値を制限するために、それぞれ「要
約アカウント・コード・フィルターの開始」および「詳細アカウント・コー
ド・フィルターの開始」が作成されています。
EndingAccountCodeType および EndingAccountCode
EndingAccountCodeType パラメーターおよび EndingAccountCode パラメー
ターは、選択したアカウント・コード構造レベルに対するアカウント・コー
ド構造で定義されたアカウント・コード・レベルのオフセット (開始位置)
および長さを保持します。これらのパラメーターは、非表示プロンプト内で
アカウント・コード構造レベルが選択された場合に取り込まれます。このパ
ラメーターは、正しいアカウント・コードを返すためにレポートのメインの
照会によって使用されます。
DateFilter
DateFilter パラメーターは、プロンプト・ページで選択された日付オプシ
ョンを表す整数値を保持します。これは、第 1 のフィルターとしてアカウ
ンティング日を使用し、第 2 のフィルターとしてリソース使用日を使用し
てデータをフィルターに掛けることで、関連した日付のサマリー表および詳
細表から取得するデータを制限するために、アカウンティング・カレンダー
のプロンプト・フィルターおよびリソース使用カレンダーのプロンプト・フ
ィルターとともに使用します。
値と、その値が表す日付を以下に示します。
v 0 - すべて
v 1 - 日付の範囲 (以下)
v 2 - 今日
v 3 - 昨日
v 4 - 過去 7 日間
v 5 - 過去 30 日間
v 6 - 過去 90 日間
v 7 - 過去 365 日間
v 8 - 現在の週初来
v 9 - 現在の月初来
レポートの管理
21
v 10 - 現在の年初来
v 11 - 先週
v 12 - 先月
v 13 - 昨年
v 14 - 現在の週
v 15 - 現在の月
v 16 - 現在の年
v 17 - 現在の期間
v 18 - 直前の期間
v 19 - 会計年度
v 20 - 前の会計年度
v 21 - 会計年度の年初来
v 22 - 前の会計年度の年初来
Rate Group
Rate Group パラメーターは、プロンプト・ページで選択された単価グルー
プの値を保持し、データを選択された単価グループに制限するために使用し
ます。これは、単価グループのプロンプト・フィルターとともに使用しま
す。
RateCode
RateCode パラメーターは、プロンプト・ページで選択された ratecode の
値を保持し、データを選択された単価コードに制限するために使用します。
これは、単価コードのプロンプト・フィルターとともに使用します。
ID
Identifier パラメーターは、ID プロンプトで選択された ID の ID 番号を
保持します。これは、データを選択した ID に制限するために使用します。
これは、ID 番号のプロンプト・フィルターで使用します。
注: Identifier パラメーターは、複数の ID プロンプトを必要とするレポ
ートでは使用しません。
Shift
Shift パラメーターは、詳細データにドリルダウンするときの要約データか
らのシフトの値を保持します。このパラメーターは、リソース使用シフト・
コードを関連した範囲内に収めるために使用します。これは、リソース使用
シフト・コードのプロンプト・フィルターとともに使用します。
レポート・フィルターの使用
フィルターを使用して、レポートが取得するレコードのサブセットを指定すること
ができます。基準を満たさないデータはレポートから削除され、パフォーマンスを
向上させることができます。多くのフィルターが事前定義されており、標準レポー
トで使用できます。このセクションでは、それらのフィルターについて説明すると
ともに、返されるデータを制限する方法についても説明します。
22
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
表 2. 事前定義されているフィルター
フィルター
説明
アカウント・コード・プロンプト・コンテン
ツ
アカウント・コード・プロンプトに対して返
されるアカウント・コードをフィルターに掛
け、コードの長さが、選択された構成オプシ
ョンまたはアカウント・コード・レベルで定
義された長さを超えないようにするために使
用します。
アカウント構造索引
返されるデータをフィルターに掛け、選択し
たアカウント・コード構造を表示するために
使用します。このフィルターについて詳しく
は、『既存のパラメーター』トピックの
『AccountStructureIndex』セクションを参
照してください。
アカウント・レベルのプロンプト
アカウント・コード構造内の選択したレベル
に対して返されるアカウント・コード・デー
タをフィルターに掛けるために使用します。
このフィルターについて詳しくは、『既存の
パラメーター』トピックの
『AccountCodeLevel』セクションを参照して
ください。
詳細アカウント・コード・フィルターの開始
返される詳細データをフィルターに掛け、選
択した accountcode より大きい値を持つア
カウント・コードを表示するために使用しま
す。このフィルターについて詳しくは、『既
存のパラメーター』トピックの
『StartingAccountCodeType』および
『StartingAccountCode』のセクションを参
照してください。
詳細アカウント・コード・フィルターの終了
詳細データをフィルターに掛け、選択した
accountcode より小さい値を持つアカウン
ト・コードを表示するために使用します。こ
のフィルターについて詳しくは、『既存のパ
ラメーター』トピックの
『EndingAccountCodeType』および
『EndingAccountCode』のセクションを参照
してください。
要約アカウント・コード・フィルターの開始
返される要約データをフィルターに掛け、選
択した accountcode より大きい値を持つア
カウント・コードを表示するために使用しま
す。このフィルターについて詳しくは、『既
存のパラメーター』トピックの
『StartingAccountCodeType』および
『StartingAccountCode』のセクションを参
照してください。
レポートの管理
23
表 2. 事前定義されているフィルター (続き)
フィルター
説明
要約アカウント・コード・フィルターの終了
返される要約データをフィルターに掛け、選
択した accountcode より小さい値を持つア
カウント・コードを表示するために使用しま
す。このフィルターについて詳しくは、『既
存のパラメーター』トピックの
『EndingAccountCodeType』および
『EndingAccountCode』のセクションを参照
してください。
カレンダー年プロンプト・コンテンツ
カレンダー・プロンプトに表示されたデータ
をフィルターに掛け、(現在の年 + 1) 未満の
年を表示するために使用します。
アカウンティング・カレンダーのプロンプト
要約データおよび詳細データをフィルターに
掛け、アカウンティング・カレンダーの日付
を使用して、選択した日付オプションの日付
を表示するために使用します。
リソース使用カレンダーのプロンプト
詳細データをフィルターに掛け、アカウンテ
ィング・カレンダーの日付を使用して、選択
した日付オプションの日付を表示するために
使用します。
ID 番号のプロンプト
指定した ID 番号の詳細データをフィルター
に掛けるために使用します。
単価グループのプロンプト
要約データまたは詳細データをフィルターに
掛け、指定した単価グループのレコードを返
すために使用します。
単価コードのプロンプト
要約データまたは詳細データをフィルターに
掛け、指定した単価コードのレコードを返す
ために使用します。
STANDARD 単価表プロンプト・コンテンツ
STANDARD 単価表に返される単価レコード
をフィルターに掛けるために使用します。
リソース使用シフト・コードのプロンプト
要約表からドリルダウンしたときに返される
詳細データをフィルターに掛けて所定の範囲
内に収めるために使用します。
データのフィルター処理について詳しくは、「Report Authoring プロフェッショナ
ル ユーザー ガイド 8.4.1」の『データにフィルタをかけるプロンプトの追加』セク
ションを参照してください。
JavaScript 機能
Cognos には、ユーザーが使用可能な各種のプロンプト機能が用意されています。既
存の Web レポートを Cognos に移行するときに、JavaScript を使用してプロンプト
機能が拡張され、以前に Windows Web レポートで使用していた機能が移植されま
した。
このセクションでは、移行された拡張機能と、Cognos で JavaScript を使用して同様
の機能を実現している仕組みについて説明します。
24
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
以下のメソッドではこの拡張機能を示しており、プロンプト・オブジェクトの名前
を使用して JavaScript 内のオブジェクトを参照しています。任意のスクリプトを使
用する場合は、オブジェクトの名前を、そのスクリプトで使用しているオブジェク
トと同じにする必要があります。プロンプト・オブジェクトの名前を設定するに
は、オブジェクトをクリックして、プロパティー・パネルで名前のプロパティーを
編集します。
注: レポート作成者が JavaScript 機能を組み込むのを支援するために、JavaScript 機
能を追加したテンプレート・レポートを作成しました。テンプレート・レポートに
は、関連したプロンプトおよびサポート用の照会が定義されたプロンプト・ページ
が組み込まれています。テンプレート・レポートについて詳しくは、『テンプレー
ト・レポート』のトピックを参照してください。
注: Cognos ベースの Tivoli Common Reporting の今後のバージョンにアップグレー
ドするときに問題が発生する可能性があるため、レポートで過度に JavaScript を使
用しないようにしてください。必ず Cognos の機能を優先して使用し、それができ
ない場合に JavaScript を使用してください。
日付プロンプト:
日付のためのプロンプトが拡張され、日付オプション (現在の期間など) を選択でき
るようになりました。プロンプトには、開始日プロンプトおよび終了日プロンプト
に表示されている期間に関連した日付が表示されます。
この機能は JavaScript 内で管理されており、2 つの非表示の値プロンプトを使用し
てデータベースを照会し、関連した日付を返します。ユーザーが日付オプションを
選択すると、関連した開始日および終了日を含む非表示プロンプトが更新されま
す。これらの日付は JavaScript によって取得され、2 つの可視の日付プロンプトに
割り当てられます。
この機能を追加するために使用されている手法は、テンプレート・アカウント・コ
ード (日付) レポートを参照してください。DatePrompt プロンプトには使用可能な
すべての日付選択項目が入り、StartDatePrompt プロンプトおよび EndDatePrompt
プロンプトにはこれらの日付選択項目に応じた関連した日付が入ります。
プロンプト・ページには、さらに 2 つの非表示プロンプト (StartDateFilter プロ
ンプトおよび EndDateFilter プロンプト) が存在し、カレンダーの日付の照会とと
もに使用されています。この照会は、選択されたデータ・オプションの日付を返し
ます。
以下の JavaScript はこの処理を制御します。
<script>
// 再プロンプトのための関数
function requeryPrompts()
{
SetPromptControl(’reprompt’);
}
function setDates()
{
// 非表示の検索プロンプトから日付を取得
var startDate = fWR._oLstChoicesStartDateFilter.options[2].value;
var endDate = fWR._oLstChoicesEndDateFilter.options[2].value;
レポートの管理
25
// 日付に変換
var startConvDate = new Date(startDate);
var endConvDate = new Date(endDate);
// プロンプト値を設定
pickerControlStartDatePrompt.setValue(startConvDate.getFullYear() + "-" +
(startConvDate.getMonth()+1) + "-" + startConvDate.getDate());
pickerControlEndDatePrompt.setValue(endConvDate.getFullYear() + "-" +
(endConvDate.getMonth()+1) + "-" + endConvDate.getDate());
}
var fWR = document.formWarpRequest;
setDates();
fWR._oLstChoicesStartDateFilter.options[2].selected = true;
fWR._oLstChoicesEndDateFilter.options[2].selected = true;
fWR._oLstChoicesDatePrompt.onchange = setDates;
</script>
setDates 関数は、2 つの非表示プロンプトから日付を取得し、それらの日付を日付
オブジェクトに変換します。setDates 関数は、それらの値を 2 つの日付プロンプ
トに割り当てます。メイン・プロシージャーの一環として、最初にページが表示さ
れるときにこの関数が呼び出され、日付を設定します。その後、この関数は
DatePrompt の値が変更されたときに呼び出されます。
現在日付への日付の設定:
プロンプトとして日付範囲を使用するプロンプト・ページに最初に入ったときに
は、終了日プロンプトを今日の日付に設定する必要があります。
追加されるこの JavaScript 機能について詳しくは、テンプレート・アカウント・コ
ード (日付) のレポート (setDates 関数) を参照してください。
<script>
// 終了日がデフォルトの日付に設定されている場合は、開始日が今日に設定される
if (endConvDate.getFullYear() == 1900)
{
var today = new Date();
endConvDate = today;
}
pickerControlEndDatePrompt.setValue(endConvDate.getFullYear() + "-" +
(endConvDate.getMonth()+1) + "-" + endConvDate.getDate());
</script>
レポート内の EndDatePrompt プロンプトのデフォルトの日付は、1900 年の日付に
設定されています。理由は、JavaScript がその日付を検出したときに今日の日付で置
き換えるためです。このインスタンスでは、プロンプト・ページが最初に表示され
るときにコードが日付を設定します。コードが日付オプションの機能に影響を及ぼ
さないように、コードは終了日を再度設定しないようになっているため、日付オプ
ションの選択後に終了日を 1900 年の日付に設定することはできません。
現在の年への年の設定:
年のプロンプトを使用するプロンプト・ページに最初に入ったときには、デフォル
ト値を現在の年に設定する必要があります。
追加されるこの JavaScript 機能について詳しくは、テンプレート・アカウント・コ
ード (年) のレポートを参照してください。
26
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
<script>
var fWR = document.formWarpRequest;
// 年のプロンプトを現在の年に設定
var yearPrompt = fWR._oLstChoicesYearPrompt;
if ((yearPrompt.options.selectedIndex == 0) ||
(yearPrompt.options.selectedIndex == 1))
{
now = new Date
thisYear=now.getFullYear()
for (var i=0;i < yearPrompt.length; i++)
{
if(yearPrompt[i].value==thisYear)
{
yearPrompt[i].selected=true;
}
}
}
</script>
この JavaScript は、リストにある当初の 2 つのオプションが現在選択されている
(まだ値が選択されていない) かどうかを調べることで機能します。選択されている
場合は、現在の年を計算し、YearPrompt プロンプトの値のリストをたどってその値
を検出し、その値を選択済みに設定します。
アカウント・コード・プロンプト:
アカウント・コード範囲の識別に使用するプロンプトは、プロンプトに入力された
値を基準とします。カスタム・アカウント・コードのテキスト・ボックスにカスタ
ム値を入力すると、カスタム・アカウント・コードのドロップダウンが「カスタ
ム」に設定されます。同様に、カスタム・アカウント・コードのテキスト・ボック
スにテキストを入力しても、その後にカスタム・アカウント・コードのドロップダ
ウンからアカウント・コードを選択すると、カスタム・アカウント・コードのテキ
スト・ボックスはクリアされます。
この機能は、テンプレート・アカウント・コード (日付) およびテンプレート・アカ
ウント・コード (年) のレポートに表示されます。
<script>
// テキスト・ボックスのテキストをクリアするための関数
function clearStartAccountText()
{
fWR._textEditBoxStartingAccountCodeTextPrompt.value = "";
canSubmitPrompt();
}
function clearEndAccountText()
{
fWR._textEditBoxEndingAccountCodeTextPrompt.value = "";
canSubmitPrompt();
}
// カスタム・オプションのアカウント・コード・プロンプトを管理するための関数
function setStartAccountToCustom()
{
fWR._oLstChoicesStartingAccountCodePrompt[3].selected=true;
}
function setEndAccountToCustom()
{
レポートの管理
27
fWR._oLstChoicesEndingAccountCodePrompt[3].selected=true;
}
var fWR = document.formWarpRequest;
// アカウント・オプションが選択された場合に
//「アカウント・コード」テキスト・ボックスをクリア
fWR._oLstChoicesStartingAccountCodePrompt.onchange = clearStartAccountText;
fWR._oLstChoicesEndingAccountCodePrompt.onchange = clearEndAccountText;
// テキストが入力された場合は「カスタム」に設定
fWR._textEditBoxStartingAccountCodeTextPrompt.onchange = setStartAccountToCustom;
fWR._textEditBoxEndingAccountCodeTextPrompt.onchange = setEndAccountToCustom;
</script>
このインスタンスで、StartingAccountCodePrompt プロンプトおよび
EndingAccountCodePrompt プロンプトは値プロンプトです。これらの値プロンプト
には、使用可能なアカウント・コードおよびいくつかの静的オプション (「カスタ
ム」オプションなど) のリストが含まれています。StartingAccountCodeTextPrompt
および EndingAccountCodeTextPrompt というテキスト・ボックス・プロンプトによ
って、使用するアカウント・コードの上限と下限を表す開始テキストおよび終了テ
キストを入力できます。
関連したプロンプトをクリアまたは設定するための一連の関数は、JavaScript で定義
されています。clearStartAccountText 関数および clearEndAccountText 関数は、
アカウント・コード・テキスト・ボックスのプロンプトの値をクリアします。
setStartAccountToCustom 関数および setEndAccountToCustom 関数は、関連したア
カウント・コード・ドロップダウンのプロンプトを「カスタム」の値 (リストのオ
プション 3) に設定します。
その他のコードは、関連したプロンプトの値が変更されたときに関連した関数を開
始し、これによって、テキスト・ボックスにテキストが入力された場合にカスタム
設定関数が開始されます。同様に、アカウント・コードのドロップダウンから値が
選択されると、テキスト・クリア関数が開始されます。
単一ページでのカスケード・プロンプト:
Cognos のカスケード・プロンプトとは、他のプロンプトで選択された値に基づいて
表示されるプロンプト値のことです。カスケード・プロンプトは、プロンプト・ボ
タンの追加か、別のページでのプロンプトの除去のいずれかを伴います。
これを避けるために、JavaScript を使用して、レポートの値プロンプトが自動的に最
新表示されるようになっています。追加されるこの JavaScript 機能について詳しく
は、テンプレート・アカウント・コード (日付) およびテンプレート・アカウント・
コード (年) のレポートを参照してください。この追加される JavaScript 機能は、
以下の JavaScript を使用して実行されます。
<script>
// 再プロンプトのための関数
function requeryPrompts()
{
SetPromptControl(’reprompt’);
}
var fWR = document.formWarpRequest;
28
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
// アカウント情報を取得するための再照会
fWR._oLstChoicesAccountStructurePrompt.onchange = requeryPrompts;
fWR._oLstChoicesAccountLevelPrompt.onchange = requeryPrompts;
</script>
AccountStructurePrompt プロンプトおよび AccountLevelPrompt プロンプトは、使
用するアカウント・コード構造およびアカウント・コード・レベルのリストを含む
値プロンプトです。
この JavaScript コードは、プロンプト・アクティビティーを
AccountStructurePrompt プロンプトおよび AccountLevelPrompt プロンプトに関連
付けて、値が選択されたときに、値のリストを表示しているすべてのプロンプトが
最新表示されるようにします。これにより、選択されたアカウント・コード構造の
レベルを表示でき、構造内のそのレベルに対応する関連したアカウント・コードを
表示できます。
テンプレート・レポート
Tivoli Usage and Accounting Manager パッケージの一部として、3 つのテンプレー
ト・レポートがテンプレート・フォルダーに用意されています。このセクションで
は、それらのレポートおよび使用法について説明します。
3 つのテンプレートは以下のとおりです。
v テンプレート
v テンプレート・アカウント・コード (日付)
v テンプレート・アカウント・コード (年)
テンプレート・レポート
このレポートは、すべての標準レポートが使用する共有のヘッダーおよびフッター
を保持するために使用します。詳しくは、『レポートのブランド変更』セクション
を参照してください。
次の 2 つの概念トピックでは、テンプレート・アカウント・コード (日付) および
テンプレート・アカウント・コード (年) のテンプレート・レポートについて説明し
ています。
テンプレート・アカウント・コード (日付):
このレポートは、カスタム・レポートのテンプレートとして使用します。一部のプ
ロンプト機能の実装は複雑であるため、このレポートは、基本的な機能を追加して
作成されています。
このレポートには、以下のセクションで説明している JavaScript 機能が組み込まれ
ています。
v 日付プロンプト
v 現在日付への日付の設定
v アカウント・コード・プロンプト
v 単一ページでのカスケード・プロンプト
レポートの管理
29
v この JavaScript 機能について詳しくは、これらのトピックを参照してください。
カスタム・レポートは、以下を行うことによって、このレポートを使用して作成し
ます。
1. Report Studio のテンプレート・フォルダーからテンプレート・アカウント・コ
ード (日付) レポートを開きます。
2. このレポートを、別の名前で別のフォルダーに保存します。
3. Report Studio で、レポートに表示する照会項目を「メイン照会」に追加しま
す。
4. 「レポート」ページで、「メイン照会」照会からの項目をリスト・オブジェクト
に配置します。
以上で、レポートを実行できるようになりました。このレポートは、選択された日
付およびアカウント・コードで制限した関連データを返します。
これらのレポートは、要約データから取得したデータをフィルターに掛けるように
設計されています。これらのレポートを詳細データに適用する場合は、以下のステ
ップを実行します。
1. Report Studio のテンプレート・フォルダーからテンプレート・アカウント・コ
ード (日付) レポートを開きます。
2. このレポートを、別の名前で別のフォルダーに保存します。
3. 「メイン照会」照会で、詳細フィルターから以下のフィルターを削除します。
[Prompts (TUAM Consolidation)].[Start Summary Account Code Filter]
[Prompts (TUAM Consolidation)].[End Summary Account Code Filter]
4. モデルの以下のフィルターを詳細フィルターに追加します。
[Prompts (TUAM Consolidation)].[Start Detail Account Code Filter]
[Prompts (TUAM Consolidation)].[End Detail Account Code Filter]
以上で、レポートを修正して関連データを表示する準備ができました。
テンプレート・アカウント・コード (年):
このレポートは、カスタム・レポートのテンプレートとして使用します。プロンプ
ト機能の実装は複雑になることがあるため、このレポートは、基本的な機能を追加
して作成されています。
このレポートには、以下のセクションで説明している JavaScript 機能が組み込まれ
ています。
v 現在の年への年の設定
v アカウント・コード・プロンプト
v 単一ページでのカスケード・プロンプト
カスタム・レポートは、以下を行うことによって、このレポートを使用して作成し
ます。
1. Report Studio のテンプレート・フォルダーからテンプレート・アカウント・コ
ード (日付) レポートを開きます。
2. このレポートを、別の名前で別のフォルダーに保存します。
30
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
3. Report Studio で、レポートに表示する照会項目を「メイン照会」に追加しま
す。
4. 「レポート」ページで、「メイン照会」照会からの項目をリスト・オブジェクト
に配置します。
以上で、レポートを実行できるようになりました。このレポートは、選択された日
付およびアカウント・コードで制限した関連データを返します。
これらのレポートは、要約データから取得したデータをフィルターに掛けるように
設計されています。これらのレポートを詳細データに適用する場合は、以下のステ
ップを実行します。
1. Report Studio のテンプレート・フォルダーからテンプレート・アカウント・コ
ード (日付) レポートを開きます。
2. このレポートを、別の名前で別のフォルダーに保存します。
3. 「メイン照会」照会で、詳細フィルターから以下のフィルターを削除します。
[Prompts (TUAM Consolidation)].[Start Summary Account Code Filter]
[Prompts (TUAM Consolidation)].[End Summary Account Code Filter]
4. モデルの以下のフィルターを詳細フィルターに追加します。
[Prompts (TUAM Consolidation)].[Start Detail Account Code Filter]
[Prompts (TUAM Consolidation)].[End Detail Account Code Filter]
以上で、レポートを修正して関連データを表示する準備ができました。
レポートのブランド変更
このセクションでは、標準レポートをブランド変更して自社のニーズを反映させる
方法について説明します。
このタスクについて
標準レポートには、すべて同じヘッダーおよびフッターが含まれています。これら
のヘッダーおよびフッターは、テンプレート・フォルダーのテンプレート・レポー
トで定義されています。それぞれの標準レポートには、テンプレート・レポートの
ヘッダーおよびフッターに対するポインター (レイアウト・コンポーネント参照) が
含まれています。このポインターにより、レポートを更新すると、すべての標準レ
ポートに反映されます。
すべての標準レポートのヘッダーまたはフッターを変更するための手順は以下のと
おりです。
手順
1. Report Studio のテンプレート・フォルダーからテンプレート・レポートを開き
ます。
2. レポートのヘッダーまたはフッターを改訂します。
注: ヘッダーは RTSubtitleBlock1 ブロック内のすべてのオブジェクトを構成
し、フッターは FooterTable 表内のすべてのオブジェクトを構成します。
3. レポートを保存します。
レポートの管理
31
タスクの結果
標準レポートを実行するか Report Studio で開くと、新しいヘッダーまたはフッタ
ーがレポートに表示されます。
レイアウト・コンポーネント参照について詳しくは、「Report Authoring プロフェ
ッショナル ユーザー ガイド 8.4.1」に記載されている『レイアウト オブジェクト
の再利用』のトピックを参照してください。
TUAM Cognos モデルの操作
Tivoli Usage and Accounting Manager 7.3 Cognos モデルのソース・ファイルは製品
に付属しています。このセクションでは、それらのソース・ファイルをカスタマイ
ズしてモデルを拡張し、任意のカスタム・ニーズに適応できるようにするための方
法について説明します。
Tivoli Usage and Accounting Manager Cognos モデルのカスタマイズには、IBM
Cognos Framework Manager ツールを使用します。
注: これは、Tivoli Common Reporting の一部として提供されておらず、別個のライ
センスを入手してインストールする必要があります。詳しくは、Tivoli Common
Reporting の資料を参照してください。
モデルは、カスタマイズしてユーザーから可視にすることができます。このように
すると、新しい Tivoli Usage and Accounting Manager Cognos モデルがリリースさ
れた後もカスタムの変更が確実に保持されます。
IBM Cognos Framework Manager について詳しくは、「Cognos Framework Manager
User Guide 8.4.1」を参照してください。
Cognos モデルへのアクセス:
このトピックでは、Cognos モデルへのアクセス方法について説明します。
このタスクについて
Framework Manager をインストールした後、モデルにアクセスするには以下を行い
ます。
手順
Framework Manager を開始し、ディレクトリー
<TUAM_INSTALL_PATH>¥setup¥console¥reportscognos¥model にある TUAM.cpf プロ
ジェクト・ファイルを開きます。
タスクの結果
以上で Cognos モデルにアクセスできます。
Cognos モデルへのカスタム・オブジェクトの追加:
このセクションでは、Tivoli Usage and Accounting Manager Cognos モデルの将来の
リリースに影響を及ぼすことなく、Cognos モデルにカスタム・オブジェクトを追加
する方法について説明します。
32
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
このタスクについて
カスタム・オブジェクトは、必ずプロジェクトの分岐バージョンに追加してくださ
い。その後、新しい Tivoli Usage and Accounting Manager Cognos モデルがリリー
スされた場合は、そのリリースにマージしてください。変更は、すべて「カスタ
ム」ネームスペースで行ってください。つまり、追加のオブジェクトやオブジェク
トの修正バージョンは、必ず「カスタム (TUAM データベース)」ネームスペースま
たは「カスタム (TUAM 統合)」ネームスペースの下に作成してください。モデルの
他の部分を変更すると、Tivoli Usage and Accounting Manager Cognos レポートのサ
ポートが無効になる可能性があります。
手順
1. Framework Manager を開始し、ディレクトリー <TUAM
Install>¥setup¥console¥reportscognos¥model にある TUAM.cpf プロジェク
ト・ファイルを開きます。
2. Framework Manager でモデルを開き、「プロジェクト」メニューにナビゲートし
て「分岐...」を選択します。
3. メニューで、プロジェクトの新しい名前を入力し、オプションで新しい場所を入
力し、「OK」をクリックします。
4. Tivoli Usage and Accounting Manager プロジェクトを閉じます。
5. ステップ 3 で作成した新しいプロジェクトを開きます。
タスクの結果
以上で、ステップ 3 で作成したプロジェクトの「カスタム」ネームスペースに変更
を加えられます。
カスタム・モデルの公開:
このセクションでは、モデルに対するカスタム変更を公開して、レポートのユーザ
ーが参照できるようにする方法について説明します。モデルは、使用可能なパッケ
ージとして Cognos サーバーに公開します。
手順
1. すべての変更を行った後に、Framework Manager のプロジェクト・ビューアーの
最後にある「パッケージ」セクションにナビゲートします。
2. パッケージの定義プロパティーにある「クリックして編集」リンクをクリックす
るか、パッケージ名を右クリックして「編集」を選択します。
3. 関連したネームスペースおよび照会サブジェクトに緑の印が付いていることを確
認して「OK」をクリックします。
注: デフォルトでは、「カスタム (TUAM データベース)」および「カスタム
(TUAM 統合)」のネームスペースは公開されていません。
4. IBM Tivoli Usage and Accounting Manager パッケージを右クリックして「パッ
ケージの発行...」を選択すると、メニューが表示されます。
5. 必要に応じてメニュー・オプションをナビゲートして、パッケージを公開しま
す。
レポートの管理
33
タスクの結果
変更内容が表示されるようになります。Report Studio または Query Studio が既に
開かれている場合は、パッケージを最新表示しなければ変更内容は表示されませ
ん。パッケージの公開について詳しくは、「Framework Manager User Guide 8.4.1」
に記載されている『Publishing Packages』のトピックを参照してください。
Web レポートでの作業
Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能を使用すると、Web ブラウ
ザーから IT チャージバックやリソース・アカウンティングのレポートを生成、公
開、および表示できます。
レポートの定義
Usage and Accounting Manager は、入力 CSR ファイルまたは CSR+ ファイルに含
まれているデータを処理して、Ident、Detail、および Summary の各ファイルを作成
します。これらのファイル内のデータは、Usage and Accounting Manager データベ
ース内の Summary、Detail、DetailIdent、および Ident の各表にロードされます。そ
の後、これらの表内のデータは、レポートの作成に使用されます。Usage and
Accounting Manager には、「そのまま」使用できるか、組織に合わせてカスタマイ
ズ可能な各種の標準レポートが含まれています。
既存のレポートの維持
旧バージョンの Usage and Accounting Manager または CIMS Server でカスタム
SQL Server レポート・サービスのレポートを使用する場合に、これらのレポートを
引き続き使用するには、『マイグレーション』セクションで説明されているよう
に、レポートを変換する必要があります。
Usage and Accounting Manager レポートのロケーション
Usage and Accounting Manager のレポートは、以下のロケーションにインストール
されます。
SQL Server レポート・サービスのレポート
<TUAM_INSTALL_PATH>¥server¥reportsmsrs2
reportsmsrs2 ディレクトリーには、standard、custom、および published のサブ
ディレクトリーが格納されています。
34
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
Usage and Accounting Manager レポートのタイプ
Usage and Accounting Manager で使用可能なレポートのタイプは以下の 4 つです。
レポートのタイプ
説明
標準レポートまたはカスタム・レポート。
Usage and Accounting Manager には、SQL
Server レポート・サービスのさまざまな標準
レポートが含まれています。これらの標準レ
ポートには、レポート、グラフ、またはスプ
レッドシート形式の請求書、予算、要約、傾
向、および差異レポートがあります。標準レ
ポートは、SQL Server レポート・サービス
では .rdl ファイルとして提供されます。標準
レポートは、standard ディレクトリーに保
存されます。
通常、レポート開発者は、組織に合わせて標
準レポートをカスタマイズするか、新規レポ
ートを作成します。Usage and Accounting
Manager インストールには、これらのカスタ
ム・レポートを保管するために使用できるデ
フォルトの custom ディレクトリーが含まれ
ています。standard ディレクトリーと
custom ディレクトリーに同じ名前のレポー
トがある場合、Usage and Accounting
Manager は custom フォルダーのレポートを
使用します。適切なディレクトリーに標準レ
ポートとカスタム・レポートを保管した後
で、Usage and Accounting Manager で使用す
るレポートはどちらであるかを管理コンソー
ルで指定する必要があります。
Usage and Accounting Manager Web ユー
ザー作成レポート
Web レポート作成機能のエンド・ユーザー
は、Usage and Accounting Manager Web レ
ポート作成機能の Web サイト内で直接これ
らのレポートを作成します。その際には、
Usage and Accounting Manager で提供される
か、レポート開発者によって作成されるレポ
ート・テンプレートを使用します。これらの
テンプレートは、
<TUAM_INSTALL_PATH>¥server¥
reportsmsrs2¥standard¥templates ディレク
トリーに保管されています。
デフォルトでは、Web ユーザー作成レポート
は、「カスタム」または「カスタム・スプレ
ッドシート」レポート・グループに入れられ
ています。ただし、管理コンソールを使用し
て、ユーザー作成レポートのデフォルト・グ
ループとしてレポート・グループを定義でき
ます。
レポートの管理
35
レポートのタイプ
説明
公開されたレポート
公開されたレポートとは、レポートの実行時
に生成されたデータとともに保存されている
標準またはカスタム・レポートです。 レポ
ートの公開により、ユーザーはレポートを再
生成することなく、表示できます。
ユーザーは、Web レポート作成機能の Web
サイトからレポートを公開する (SQL Server
レポート・サービスのレポートのみ) か、ま
たは管理コンソールおよびバッチ・レポー
ト・スクリプトを使用して、レポートを自動
的に生成して公開できます。
レポートの追加
管理コンソールの「レポート・リストの保守」のページで定義されているレポート
と、ユーザーのグループに割り当てられたレポートの組み合わせによって、Usage
and Accounting Manager Web レポート作成機能の Web サイトからユーザーがアク
セスできるレポートが決まります。
このタスクについて
レポートをユーザー・グループに割り当てて、Web サイト上に表示できるようにす
るには、事前にそのレポートをこのリストに追加する必要があります。デフォルト
では、レポート・リストには標準レポート (SQL Server Reporting レポート用) が含
まれます。カスタム・レポートを使用する場合は、リストから標準レポートを除去
できます。標準レポートがレポート・グループに属している場合は、最初にそのグ
ループからレポートを除去する必要があります。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート」をクリ
ックします。
2. 「レポート・リストの保守」ページで、「新規」をクリックします。
3. 「レポートの保守」ページで、以下を実行します。
名前
レポートの名前を入力します。
ファイル
レポート用に使用するファイルを選択します。Usage and Accounting
Manager レポート・ファイルのパスは、「構成」-「レポート」ページで
設定します。standard および custom レポート・フォルダー内に同じ名
前のレポートがあった場合、Usage and Accounting Manager は custom
フォルダー内のレポートを使用します。
テンプレート・ファイル
このオプションを使用するには、事前に IBM ソフトウェア・サポート
に問い合わせてください。
説明
36
レポートの説明を入力します。
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
4. 「OK」をクリックすると、レポート情報を保存して「レポート・リストの保
守」ページに戻ります。このページに、新しく追加したレポートが表示されま
す。
レポートの削除
このトピックでは、レポートの削除方法について説明します。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート」をクリ
ックします。
2. 「レポート・リストの保守」ページで、削除するレポートのチェック・ボックス
を選択します。
3. 「削除」をクリックします。
4. 「削除の確認」ダイアログ・ボックスで「はい」をクリックします。
レポート・グループの定義
レポート・グループを使用すると、関連のあるレポートを 1 つのグループとして分
類できるため、Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能内で役立ちま
す。例えば、レポート・タイプ別 (例: 請求書、差異、アカウント) やデータ・タイ
プ別 (例: メインフレーム、UNIX、Windows) にグループを作成できます。
次の 2 種類のレポート・グループがあります。
v 開始グループ。これらは他のグループを含むより大きなグループです。
v グループ。これらは、開始グループに含まれている標準のレポート・グループで
す。グループにはレポートが含まれています。
「レポート」、「グラフ」、および「スプレッドシート」の 3 つのデフォルトの開
始グループがあります。他の開始グループを追加できますが、Usage and Accounting
Manager Web レポート作成機能の Web サイトにはデフォルト・グループのみが表
示されます。デフォルト・グループ以外の開始グループを使用するには、カスタマ
イズした Web サイトを作成する必要があります。
レポート・グループの追加
このトピックでは、レポート・グループの追加方法について説明します。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート・グルー
プ」をクリックします。
2. 「レポート・グループ・リストの保守」ページで、「レポート」の右側の「ポッ
プアップ・メニューの表示」アイコンをクリックしてから、「新規レポート・グ
ループ」をクリックします。
3. 「レポート・グループの保守」ページで、以下を実行します。
名前
レポート・グループに割り当てる名前を入力します。
説明
レポート・グループの説明を入力します。これは「レポート・グルー
レポートの管理
37
プ・リストの保守」ページに表示される値で、かつ Usage and
Accounting Manager で提供される標準レポートのレポート・グループと
して表示される値です。
4. 「OK」をクリックすると、レポート・グループ名を保存して「レポート・グル
ープ・リストの保守」ページに戻ります。このページに、新しく追加したレポー
ト・グループが表示されます。
レポート・グループの編集
このトピックでは、レポート・グループの編集方法について説明します。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート・グルー
プ」をクリックします。
2. 「レポート・グループ・リストの保守」ページで、「レポート」の右側の「ポッ
プアップ・メニューの表示」アイコンをクリックしてから、「レポート・グルー
プの編集」をクリックします。
3. 「レポート・グループの保守」ページで、以下を実行します。
名前
レポート・グループに割り当てられた名前を変更します。
説明
レポート・グループの説明を変更します。これは、「レポート・グルー
プ・リストの保守」ページに表示される値です。
4. 「OK」をクリックすると、変更を保存して「レポート・グループ・リストの保
守」ページに戻ります。
レポート・グループの削除
このトピックでは、レポート・グループの削除方法について説明します。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート・グルー
プ」をクリックします。
2. 「レポート・グループ・リストの保守」ページで、削除するレポート・グループ
の右側の「ポップアップ・メニューの表示」アイコンをクリックしてから、「削
除」をクリックします。
3. 「削除の確認」ダイアログ・ボックスで「はい」をクリックします。
レポート・グループへのレポートの追加
このトピックでは、レポート・グループにレポートを追加する方法について説明し
ます。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート・グルー
プ」をクリックします。
2. 「レポート・グループ・リストの保守」ページで、レポートを追加するレポー
ト・グループの右側の「ポップアップ・メニューの表示」アイコンをクリックし
てから、「レポートをレポート・グループに追加」をクリックします。
3. 「レポートをレポート・グループに追加」ページで、グループに追加するレポー
トを選択します。
38
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
4. 「OK」をクリックすると、選択したレポートを保存して「レポート・グルー
プ・リストの保守」ページに戻ります。
レポートの表示順序の変更
このトピックでは、レポートの表示順序の変更方法について説明します。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート」をクリ
ックします。
2. 「レポート・グループ・リストの保守」ページで、「レポート」の右側の「ポッ
プアップ・メニューの表示」アイコンをクリックしてから、「レポートの表示順
序の変更」をクリックします。
3. 「レポートの表示順序の変更」ページで、以下を使用します。
上に移動
選択したレポートを上に移動する場合にクリックします。
下に移動
選択したレポートを下に移動する場合にクリックします。
レポート ID
レポートに自動的に割り当てられる固有の ID を示します。
注: レポート ID は静的です。レポートを上または下に移動しても、レ
ポート ID は同じままです。
レポート名
レポートに指定された名前を示します。
レポートの説明
レポートに指定された説明を示します。
順序
開始グループ内のレポートの順序番号を示します。
4. 「OK」をクリックすると、レポートの順序情報を保存して「レポート・グルー
プ・リストの保守」ページに戻ります。
レポート・グループの順序の変更
このトピックでは、レポート・グループの順序の変更方法について説明します。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート・グルー
プ」をクリックします。
2. 「レポート・グループ・リストの保守」ページで、「グループの表示順序の変
更」をクリックします。
3. 「グループの表示順序の変更」ページで、以下を使用します。
上に移動
選択したレポート・グループを上に移動する場合にクリックします。
下に移動
選択したレポート・グループを下に移動する場合にクリックします。
レポートの管理
39
レポート・グループ ID
レポート・グループに自動的に割り当てられる固有の ID を示します。
注: レポート・グループ ID は静的です。レポート・グループを上また
は下に移動しても、レポート・グループ ID は同じままです。
レポート・グループ名
レポート・グループに指定された名前を示します。
レポート・グループの説明
レポート・グループに指定された説明を示します。
順序
開始グループ内のレポート・グループの順序番号を示します。
4. 「OK」をクリックすると、レポート・グループの順序情報を保存して「レポー
ト・グループ・リストの保守」ページに戻ります。
バッチ・レポート/公開されたレポートの操作
バッチ・レポートでは、公開されたレポートの生成を自動的に行うことができま
す。公開されたレポートとは、レポートの実行時に生成されたデータが保存されて
いるレポートです。
レポートの公開により、ユーザーはレポートを再生成することなく、表示できま
す。データが既にデータベースから読み込まれてフォーマットされているため、レ
ポートは即時表示されます。
また、バッチによる報告では、公開されたレポートをユーザーの要件に最適な方法
でエンド・ユーザーに配布することができます。それには、レポートを E メールに
添付する方法やレポートへのリンクを E メールに記載する方法などがあります。
このセクションでは、管理コンソールを <TUAM_INSTALL_PATH>/samples/jobfiles/
SampleReportDist.xml プログラムとともに使用して、バッチで公開されたレポート
を作成して配布する方法について説明します。
注: 分散インストールを使用しており、アプリケーション・サーバーが Web レポー
トと同じサーバーにない場合は、バッチ・レポート/公開されたレポートを管理する
ために、Web レポート・サーバーに管理コンソールのインスタンスもインストール
しておかなければなりません。このインスタンスのユーザーには、
tuamwebreportingadmin ロールへのアクセス権限を付与する必要があります。
公開されたレポートの作成
このトピックでは、公開されたレポートの作成方法について説明します。
以下のいずれかの方法で、公開されたレポートを作成できます。
v ITUAM Web レポート Web サイトから。この方法では、ユーザーは、レポート
の生成後に「パブリッシュ」をクリックして、Web サイトからレポートを公開す
る必要があります。
v バッチ内。<TUAM_INSTALL_PATH>/samples/jobfiles/SampleReportDist.xml プロ
グラムを使用して、レポートの作成、公開、および配布を自動的に実行できま
す。このスクリプトを使用してレポートを公開するには、以下のステップを実行
します。
40
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
1. 管理コンソールで、公開するレポートのレポート・サイクルを作成します。
<TUAM_INSTALL_PATH>/bin/BatchReporting.exe プログラムは、レポート・サ
イクルで定義を使用して、レポートを生成して配布します。
2. <TUAM_INSTALL_PATH>/samples/SampleReportDist.xml ジョブ・ファイルを変
更します。ステップ 1 で作成したレポート・サイクル名と一致するように
ReportCycleName パラメーターの値を編集します。
3. SampleReportDist.xml ジョブ・ファイルを実行します。
公開されたレポートの配布
このトピックでは、公開されたレポートの配布方法について説明します。
ユーザーのニーズに適合させるために、Usage and Accounting Manager では、以下
のいずれかの方法で、公開されたレポートを柔軟に配布できます。
v Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能の Web サイトからレポ
ートを配布します。この方法では、ユーザーは、「レポート」 > 「公開されたレ
ポート」をクリックして、Web サイトから公開されたレポートを検索してアクセ
スする必要があります。
この配布方法は、以下の E メール配布機能とともに、またはこの機能なしで使用
できます。E メール配布は、レポートが使用可能で、Usage and Accounting
Manager Web レポート作成機能の Web サイトへのリンクが提供されているこ
とをユーザーに通知します。
v E メールを介してレポートを配布します。この方法では、公開されたレポートを
ユーザーに「プッシュ」できます。以下のいずれかの方法で、レポートを送信で
きます。
– E メールにレポートを添付します。この方法の利点は、ユーザーがレポートを
直接受信することです。欠点は、添付ファイルとして大容量のレポートが含ま
れていると、E メール・システムのパフォーマンスに影響する可能性があるこ
とです。
– E メールの件名または本文にレポートへのリンクを記載します。この方法で
は、E メールのスペースが節約され、ユーザーはリンクをクリックすることで
レポートに容易にアクセスできます。公開されたレポートは、Usage and
Accounting Manager アプリケーション・サーバー上の Published フォルダー
内のサブフォルダーに保管されます。
– E メールの件名または本文に Usage and Accounting Manager Web レポート
作成機能の Web サイトへのリンクを記載します。この方法を使用すると、
Web サイトのホーム・ページへのリンクを記載するか、またはユーザーの自動
ログオンが使用可能になっている場合は、Web サイト上のレポートへのリンク
を直接記載できます。この方法の利点は、Web サイトにセットアップされたセ
キュリティーを使用して、公開されたレポートへのユーザー・アクセスが制御
されることです)。
E メールによるレポート配布機能を使用するには、管理コンソールでレポー
ト・サイクルを作成する必要があります。
レポートの管理
41
レポート配布サイクルの定義
レポート・サイクルでは、公開するレポート、レポートの出力形式、レポートの配
布方法 (添付ファイルかリンクか)、およびレポートを配布するユーザーまたはユー
ザー・グループなどの情報を定義します。
新規レポート配布サイクルの追加:
このトピックでは、新規レポート配布サイクルの追加方法について説明します。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート配布」を
クリックします。
2. 「レポート配布サイクル・リストの保守」ページで、「新規」をクリックして、
以下の情報を入力します。
新規
クリックすると、「レポート配布要求の保守」ページが開き、このペー
ジでレポート要求を追加できます。
削除
クリックすると、選択したレポート要求が削除されます。
要求 ID
レポート要求に自動的に割り当てられる固有 ID が表示されます。
ユーザー ID またはグループ ID
公開されたレポートを受信する Usage and Accounting Manager ユーザー
またはユーザー・グループが表示されます。ユーザー名またはグループ
名をクリックすると、「レポート配布要求の保守」ページが開き、この
ページでレポート要求の情報を編集できます。
レポート
要求によって公開されるレポートが表示されます。
「要求数」領域には、公開するレポートの要求数が含まれます。レポート要求で
は、レポートの公開形式、レポートのパラメーター、レポートの受信者など、レ
ポートのさまざまな設定を定義します。
新規
クリックすると、「レポート配布要求の保守」ページが開き、このペー
ジでレポート要求を追加できます。
削除
クリックすると、選択したレポート要求が削除されます。
要求 ID
レポート要求に自動的に割り当てられる固有 ID が表示されます。
ユーザー ID またはグループ ID
公開されたレポートを受信する Usage and Accounting Manager ユーザー
またはユーザー・グループが表示されます。ユーザー名またはグループ
名をクリックすると、「レポート配布要求の保守」ページが開き、この
ページでレポート要求の情報を編集できます。
レポート
要求によって公開されるレポートが表示されます。
3. 「OK」をクリックすると、レポート・サイクル情報を保存して「レポート配布
サイクル・リストの保守」ページに戻ります。このページには、新しいレポー
ト・サイクルまたは変更されたレポート・サイクルが表示されます。
42
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
レポート配布サイクルの削除:
このトピックでは、レポート配布サイクルの削除方法について説明します。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート配布」を
クリックします。
2. 「レポート配布サイクル・リストの保守」ページで、削除する 1 つ以上のレポ
ート・サイクルを選択します。
3. 「削除」をクリックします。
4. 「削除の確認」ダイアログ・ボックスで「はい」をクリックします。
新規レポート要求の追加:
このトピックでは、新規レポート要求の追加方法について説明します。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート配布」を
クリックします。
2. 「レポート配布サイクルの保守」ページで、「新規」をクリックします。
3. 「レポート配布要求の保守」ページで、以下を実行します。
レポート・サイクル ID
レポート・サイクル ID は、サイクルに自動的に割り当てられる固有の
ID です。
要求 ID
レポート要求 ID は、要求に自動的に割り当てられる固有の ID です。
このボックスには、プレースホルダーとしてゼロ (0) が表示されます。
レポート
公開するレポートを選択します。
すべてのユーザーのデフォルト・パラメーターを設定
クリックすると「レポート配布要求パラメーターの保守」ページが開
き、このページでレポートのパラメーターを設定できます。ユーザーま
たはユーザー・グループごとにパラメーターの指定変更を設定しない限
り、これらのパラメーターは、Usage and Accounting Manager のすべて
のユーザーのレポートに適用されます。
レポート形式
公開されたレポートを表示する形式をクリックします。
ユーザー
公開されたレポートを送信する Usage and Accounting Manager ユーザー
を選択します。
ユーザーのパラメーターの指定変更
クリックすると「レポート配布要求パラメーターの保守」ページが開き
ます。このページでは、オプションで、すべてのユーザーに設定されて
いるパラメーターを指定変更できます。ここで設定するパラメーター
は、このユーザーのみに適用されます。
レポートの管理
43
グループ
公開されたレポートを送信する Usage and Accounting Manager グループ
を選択します。
グループのパラメーターの指定変更
クリックすると「レポート配布要求パラメーターの保守」ページが開き
ます。このページでは、オプションで、すべてのユーザーに設定されて
いるパラメーターを指定変更できます。ここで設定するパラメーター
は、このグループのユーザーのみに適用されます。
4. 「OK」をクリックすると、レポート要求情報を保存して「レポート配布サイク
ルの保守」ページに戻ります。このページには、新規レポート要求または変更し
たレポート要求が表示されます。
レポート要求の削除:
このトピックでは、レポート要求の削除方法について説明します。
手順
1. 管理コンソールで、「レポート」 > 「Web レポート」 > 「レポート配布」を
クリックします。
2. 「レポート配布サイクル・リストの保守」ページで、「新規」をクリックしま
す。
3. 「レポート配布サイクルの保守」ページの「要求数」領域で、削除する 1 つ以
上の要求を選択し、「削除」をクリックします。
4. 「削除の確認」ダイアログ・ボックスで「はい」をクリックします。
インターフェースの使用
このセクションでは、Web レポート作成機能インターフェースを起動および使用す
る方法を説明します。
Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能の開始
このトピックを使用して、Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能の
インターフェースを開始します。
このタスクについて
「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM Usage and Accounting
Manager」 > 「Windows Web レポート」をクリックします。
Internet Explorer または Firefox Web ブラウザーのアドレス・バーに
http://<host_name> と入力して、Web レポート作成機能を開始することもできま
す。この <host_name> は、Web レポート作成機能を実行しているサーバーを定義
する、サーバー名または IP アドレスなどです。
メニュー・バーの使用
メニュー・バーを使用すると Usage and Accounting Manager Web レポート作成の
機能を簡単にナビゲートできます。
44
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
Web レポート作成機能メニュー・バーのオンライン・ヘルプを表示するには、Web
レポート作成機能インターフェースの「ヘルプ」をクリックします。
Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能アプリケ
ーションに対するログインとログアウト
このトピックでは、Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能アプリケ
ーションへのログインとログアウトの方法を説明します。
ログイン
Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能にログオンする方法は 2 と
おりあります。
v 自動ログオン: 自動ログオンでは、最初に「ログイン」ページからアプリケーシ
ョンにログオンせずに、Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能を
使用できます。 Usage and Accounting Manager 管理者が自動ログオンを使用可能
に設定したユーザー ID では、 Usage and Accounting Manager Web レポート作
成機能を開始したときに、「ホーム」ページに以下のメッセージが表示されま
す。
ユーザー名: username は、現在、ユーザー ID: userid としてサインオンしてい
ます。
Usage and Accounting Manager Web 管理者の場合は、「ログイン」をクリックし
て「ログイン」ページを開き、必要であれば別のユーザーとしてログオンできま
す (次の箇条書きの『手動ログオン』の手順を参照してください)。 Usage and
Accounting Manager Web エンド・ユーザーの場合は、「ログイン」ページは非ア
クティブになっています。
v 手動ログオン:
ログオンするには、以下を実行します。
1. Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能ホーム・ページで、
「ログイン」をクリックして、「ログイン」ページを開きます。
2. 以下の情報を指定してから「OK」をクリックします。
– システムへのログオンに使用するユーザー ID を指定します。Usage and
Accounting Manager をインストールした直後で、ユーザーをまだ設定して
いない場合、デフォルトのユーザー ID は admin、パスワードは password
になっています。
– ユーザー ID に対応するパスワードを指定します。パスワードは大文字小
文字が区別されます。
注: データベースの初期化中に、Usage and Accounting Manager はデフォルト
のユーザーとユーザー・グループを追加します。このグループは、Usage and
Accounting Manager Web レポート作成機能で管理特権を持ち、すべてのレポ
ートとクライアントを表示できます。デフォルト・ユーザーの ID は admin
で、パスワードは password です。ユーザー admin は、Admin という名前の
デフォルトのユーザー・グループに属します。
レポートの管理
45
ログアウト
注: Usage and Accounting Manager のエンド・ユーザーであり、自動ログオンを使
用している場合は、このセクションは適用外です。
自動ログオンを使用していない場合は、「ログアウト」をクリックすると、同じセ
ッションの間に、あるユーザーをログオフし、別のユーザーをログオンさせること
ができます。ホーム・ページが開いて、以下のプロンプトが表示されます。
現在はサインインしていません。開始するには「ログイン」をクリックしてくださ
い。
パスワードの変更
この作業を実行して、Web レポート作成機能のユーザー・インターフェースのユー
ザー・パスワードを変更します。
このタスクについて
注: Usage and Accounting Manager の Web エンド・ユーザーであり、自動ログオ
ンを使用している場合は、このセクションの情報は適用外です。一方 Usage and
Accounting Manager の Web 管理者であり、自動ログオンを使用している場合は、
以下の手順を実行して、他のユーザーのパスワードを変更できます。
Usage and Accounting Manager 管理者は管理コンソール・プログラムを使用して、
ユーザー ID とパスワードを割り当てます。「ログイン」ページに「パスワードの
変更」チェック・ボックスが表示された場合は、次の手順によりパスワードを変更
できます。
手順
1. 「ログイン」をクリックして、「ログイン」ページを開きます。
2. ユーザー ID と現在のパスワードを入力し、必要に応じて会社または組織の名前
を入力します。
3. 「パスワードの変更」チェック・ボックスを選択して、「OK」をクリックしま
す。
4. 「ユーザー・パスワードの変更」ページで、指示に従って現在のパスワードと新
規パスワードを入力します。パスワードは英数字で大/小文字の区別があり、最大
で 16 文字を使用できます。
5. 「OK」をクリックしてパスワードを変更し、「ホーム」ページに戻ります。
6. 「OK」をクリックして、Web レポート作成機能の「ホーム」ページを表示しま
す。
タスクの結果
タイムアウト
管理コンソールで指定された期間より長い期間非アクティブであると、Usage and
Accounting Manager Web レポート作成機能セッションがタイムアウトします。
セッションがタイムアウトした場合に他の操作を実行しようとすると、次のいずれ
かが行われます。
46
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
v Usage and Accounting Manager の Web エンド・ユーザーであり、自動ログオン
を使用している場合は自動的にログアウトされ、ログインしてくださいと促す画
面が表示されます。「ログイン」をクリックするのみで自動ログオンされます。
v これ以外の場合は、自動的にログアウトされ、再度ログオンするよう「ログイ
ン」ページに戻されます。
レポートの操作
このセクションでは、Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能でレポ
ートを作成および使用する方法を説明します。
注: 簡潔にするために、このセクションで示す手順では、「レポート」メニューで
のコマンドを使用してあります。ただし、これらの手順はスプレッドシートにも適
用できます。例えば、「レポート」 > 「レポートの生成」をクリックするよう指示
されている場合、スプレッドシートでは、「スプレッドシート」 > 「スプレッドシ
ートの生成」が対応する手順になります。
レポートの作成、編集、および削除
このセクションでは、Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能アプリ
ケーションからレポートを作成、編集、および削除する手順を説明します。バッ
チ・モードでレポートを生成および公開することもできます。
レポートの生成:
生成されたレポート内の情報について、データのドリルダウン、レポートの印刷、
保存など、多数の操作を実行できます。他のユーザーが Usage and Accounting
Manager Web レポート作成機能で参照できるよう、レポートを公開することもでき
ます。公開したレポートは、レポートを公開する時に生成されたデータと共に保存
されます。
手順
1. 「レポート」 > 「レポートの生成」をクリックします。レポートをグループご
とに分類して表示するレポート・ページが開きます。
2. グループを展開するには、生成するレポートを含んでいるレポート・グループの
横にある + をクリックします。
3. 使用可能なレポートへのリンクが表示されます。生成するレポートのリンクをク
リックします。
4. レポートにパラメーターが必要な場合は、パラメーター・ページのパラメーター
を入力し、「OK」をクリックしてレポートを生成します。
タスクの結果
注: グラフ、スプレッドシート、または Usage and Accounting Manager Web ユー
ザー作成レポートの場合は、ドリルダウンを使用できません。
レポート・パラメーターの使用:
このトピックでは、Usage and Accounting Manager の標準レポートに指定するレポ
ート・パラメーターについて説明します。
レポートの管理
47
レポートは、ここに示す以外の、サイトに合わせてカスタマイズされたパラメータ
ーを持つ場合があります。
入力したパラメーター値は、(値を変更しない場合に) レポートを生成するごとに値
を指定する必要がなくなるよう、Cookie に保存されます。
注: パラメーターはレポートによって異なります。
表 3. レポート・パラメーター
パラメーター
説明
アカウント・コー レポートに表示するアカウント・コード・レベル。例えば、アカウン
ド・レベル
ト・コード AABBBBCCC は、2 桁の会社コード AA、6 桁の部門コー
ド AABBBB、および 9 桁の部課コード AABBBBCCC という 3 つの
レベルを含んでいる場合があります。選択したレベルが、リソース使用
および課金データに反映されます。
カレンダー期間
代行をレポートに表示したいカレンダーの月、年、および日付。デフォ
ルトの日付は、レポートに表示したい現在日付です。
グラフの表示
このパラメーターが Y (デフォルト) の場合は、レポートの前にグラフ
が表示されます。このパラメーターが N の場合は、グラフは表示され
ません。
開始日および終了 レポートに表示するデータの開始日および終了日。
日
ID
このパラメーターで選択した ID によってデータが提供されます。ID
は、消費されたリソースのソースを意味する固有キーです (例: デバイス
名、サーバー名、ユーザー ID、電話番号)。
請求書番号
一部の請求書レポートは、選択したアカウント・コードの個別の請求書
を含みます。このパラメーターがブランクの場合 (デフォルト)、請求書
番号は 1 から始まります。(必要に応じて) 請求書の番号付けを別の番
号から始める場合は、このパラメーターを使用してください。
請求書にこのパラメーターを表示するかどうかは、Usage and Accounting
Manager 管理者が決定します。このパラメーターが使用不可の場合は、
データベースの CIMSConfigOptions 表に設定された請求書番号が使用さ
れ、請求書を生成するたびに請求書番号が順次加算されていきます。例
えば、レポートの最終請求書が 99 であれば、次に生成する請求書の番
号は 100 から始まります。
単価コード
このパラメーターで選択した単価コードまたはすべての単価コードによ
ってデータが提供されます。単価コードは消費されるリソース単位を表
します (例えば、使用された CPU 時間、印刷されたページ数、送信さ
れた E メール・メッセージ数)。
単価グループ
このパラメーターで選択した単価グループによってデータが提供されま
す。単価グループには単価コードも含まれます。
レポート期間
レポートに表示するデータの期間。
レポート年
レポートに表示するデータの年。
日付範囲の設定
レポートに表示するデータの日付範囲。
開始値および終了 開始 ID 値および終了 ID 値。
値
48
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
表 3. レポート・パラメーター (続き)
パラメーター
説明
開始アカウント・ このパラメーターは、アカウント・コード・レベルのパラメーターと連
コードおよび終了 動して動作し、レポートに表示するレベルに応じたアカウント・コード
アカウント・コー を指定します。
ド
指定したレベルのすべてのアカウント・コードをレポートに表示する場
合は、開始アカウント・コードの「最小アカウント」をクリックし、終
了アカウント・コードの「最大アカウント」をクリックします。
特定のアカウント・コードを表示する場合は、適切な開始コードおよび
終了コードをクリックするか、「カスタム」 をクリックして、開始コー
ドおよび終了コードを入力します。
トランザクション このパラメーターで選択した CICS® トランザクション ID 範囲のデー
ID の開始および タが提供されます。例えば、3 つのトランザクション ID (CESF、
終了
DEGV、および TINQ) のデータを取得する場合は、開始に CESF を、
終了に TINQ を入力します。
上位 N 件
このパラメーターは、レポートに表示するアカウント・コードの数、ま
たはレポートのドリルダウンを指定します。例えば、1 と入力した場合
は、最も多くのリソースを使用したアカウント・コード、または最も多
く課金されたアカウント・コードのみが表示されます。2 と入力した場
合は、最大および 2 番目に大きなアカウント・コードが表示されます。
トランザクショ
ン・タイプ
このパラメーターで選択したトランザクション・タイプのデータが提供
されます。
アカウント・コードについて:
アカウント・コードは、1 つのリソース・レコードの階層を識別する 1 つの英数字
ストリングです。
アカウント・コードは、使用されたリソースと、これを使用したエンティティーを
記述するために十分な情報を含んでいます。これらのコードに、会社、部門、コス
ト・センターなどのレベルを含むことができます。
例えば、組織のコスト・センターが次のような構造をしているとします。
レベル 1
会社
レベル 2
部門
レベル 3
部門の所属
レベル 4
所属内のコスト・センター
レベル 5
コスト・センター内のアプリケーション
次の表に、このときのアカウント・コード構造の設計例を示します。
レポートの管理
49
表 4. アカウント・コード構造の例
説明 (レベル)
例
アカウント・コード全体
AABBBBCCCDDDAPP1
会社コード
AA
部門コード
BBBB
所属コード
CCC
コスト・センター・コード
DDD
アプリケーション・コード
APP1
パラメーター・ページに表示されるアカウント・コードとアカウント・コード・レ
ベルは、Usage and Accounting Manager 管理者が設定します。
Web ユーザー作成レポートの作成と生成:
このセクションでは、Usage and Accounting Manager に付属のレポート・テンプレ
ートを使用して、レポートを作成および生成する方法を説明します。
レポート開発者が作成したテンプレートでは、異なっている可能性があります。
Web ユーザー作成レポートの作成または更新:
Usage and Accounting Manager に付属のレポート・テンプレートを使用すると、レ
ポートに表示する単価コードを選択できます。
レポートに単価コード当たりのリソースの使用量、単価コード当たりのリソース・
コスト、あるいは使用量とコストの両方を表示するように指定できます。 すべての
コストと使用量がアカウント・コードおよび単価コード別に表示されます。 一度作
成したレポートは、 (例えば、別の単価コードを選択するなどして) いつでも更新で
きます。
レポートの作成または更新:
この作業を実行して、新規レポートを作成するか、既存のレポートを更新します。
手順
1. 「レポート」 > 「レポートの作成」をクリックします。「レポートの作成」ペ
ージが開きます。
2. レポートの以下のパラメーターを指定または更新します。
レポート
「新規」を選択して新しいレポートまたはスプレッドシートを作成する
か、既存のレポートまたはスプレッドシートを選択してレポートまたは
スプレッドシートを更新します。
タイプ 作成するレポートまたはスプレッドシートのタイプを選択します。次の
タイプから 1 つを選択できます。
v 「リソース」(アカウントおよび単価コードの種類別のリソースの使用
量)
v 「コスト」(アカウントおよび単価コードの種類別の課金)
50
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
v 「両方」(リソースおよびコスト情報)
名前
レポートまたはスプレッドシートに割り当てる名前を指定します。名前
は、公開されたレポートまたはスプレッドシートのリストや検索照会で
そのレポートまたはスプレッドシートを識別するために使用されます。
または、「ホーム」ページ上のお気に入りレポートまたはスプレッドシ
ートとして指定されます。
説明
レポートまたはスプレッドシートを説明する要約を入力します。
すべてのユーザーに表示
すべての Web ユーザーに対してレポートまたはスプレッドシートを使
用可能にする場合にチェック・マークを付けます。特定ユーザーに対し
てのみレポートまたはスプレッドシートを使用可能にする場合は選択解
除します。デフォルトでは、このチェック・ボックスのチェックは外さ
れます。
リソース
各列のボックスについて、その列に表示する単価コードを選択します。
「リソース」レポートでは 4 つまでの列を選択できます。「コストまた
はリソース」レポートでは 8 つまでの列を選択できます。
小数点以下の桁数
リソース単位に表示する小数部の桁数を指定します。例えば、2 桁の小
数部を指定すると、リソースの使用量は 65.03 と表示されます。
3. 新規レポートを作成する場合は、「新規」をクリックします。レポートまたはス
プレッドシートを更新する場合は「更新」をクリックします。「更新」をクリッ
クする前に、既存のレポートまたはスプレッドシートの名前と 1 つ以上の単価
コードが表示されている必要があります。レポートまたはスプレッドシートをシ
ステムから削除する場合は、「削除」をクリックします。
タスクの結果
レポートまたはスプレッドシートを作成すると、そのレポートまたはスプレッドシ
ートが、管理者が決定したグループの下の、「レポート」ページまたは「スプレッ
ドシート」ページに表示されます。
Web ユーザー作成レポートの生成:
この操作を実行して、Web ユーザーが作成したレポートを生成します。
手順
1. 「レポート」 > 「レポートの生成」をクリックします。レポートをグループご
とに分類して表示する「レポート」ページが開きます。
2. 作成されたレポートを含んでいるレポート・グループを展開してから、生成する
レポートをクリックします。
3. パラメーター・ページでレポートのパラメーターを入力してから、「OK」をク
リックしてレポートを生成します。
レポートの管理
51
タスクの結果
生成されたレポート内の情報について、レポートの印刷、保存など、多数の操作を
実行できます。
他のユーザーが Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能で参照でき
るよう、レポートを公開することもできます。公開したレポートは、レポートを公
開する時に生成されたデータと共に保存されます。
Web ユーザー作成レポートの削除:
このトピックを使用して、レポートを削除します。
手順
1. 「レポート」 > 「レポートの作成」をクリックします。
2. 「レポートの作成」ページの「レポート」選択ボックスでレポートをクリックし
ます。
3. 「削除」をクリックし、確認ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックしま
す。
レポートの公開:
生成したレポートを公開できます。レポートを公開すると、他の Usage and
Accounting Manager Web ユーザーが、そのレポートを再生成しないで参照できるよ
うになります。
注: 広範囲の日付またはアカウント・コードを含むレポートの生成には、多大なシ
ステム時間およびリソースを必要とする場合があります。迅速なアクセスを可能と
するために、このようなレポートの公開または保存を検討してください。
公開するレポートは、このセクションで説明するように Usage and Accounting
Manager Web レポート作成機能内で作成するか、バッチで作成することができま
す。 Usage and Accounting Manager には、公開するレポートをバッチで生成し、受
信者に E メールで配布することができる強力な機能があります。
レポートの公開とレポートの保存: レポートの公開と保存のいずれの場合でも、生
成したレポートを保存します。ただし、レポートの公開では、他のユーザーも
Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能から参照できるよう、レポー
トを Web サーバーに保存します。(公開されたレポートをサーバーに保管するかど
うかは、Usage and Accounting Manager 管理者が決定します。)
レポートを保存する場合は、ローカル・ドライブまたはネットワーク・ドライブを
選択してレポートを保存します。この場合は、Usage and Accounting Manager Web
レポート作成機能のインターフェースからレポートにアクセスできません。
レポートの公開:
このトピックを使用して、レポートを公開します。
手順
1. レポートを生成します。
52
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
2. レポート・ページで、 「公開」をクリックします。レポートの保存のためのウ
ィンドウが表示されます。以下の情報を入力してください。
v 「レポート・ファイル」 公開するレポートのファイル名です。デフォルトの
ファイル名を使用するか、別の名前を入力することができます。レポートをお
気に入りリストに含める場合は、デフォルト・ファイル名を使用する必要があ
ります。
v 「場所」 公開するレポート用のサブフォルダー名を、公開レポート・フォル
ダー全体の中で指定します。デフォルトでは、このフォルダーの名前は
Published で、<TUAM_INSTALL_PATH>¥Server¥Reports<type にあります。例え
ば、「ユーザー」をクリックすると、公開したレポートは、Published レポー
ト・フォルダー内の user サブフォルダーに保管されます。
次のように、場所によって、レポートのアクセス可能性も決まります。
– 「ユーザー」 レポートは、指定されたユーザーのみが使用可能です。
Usage and Accounting Manager Web 管理者の場合は、自分のユーザー・グ
ループに属する、任意のユーザー ID に対してレポートを公開できます。
管理者でない場合は、自分のユーザー ID に対してのみレポートを公開で
きます。
– 「グループ」 レポートは、現行ユーザー・グループのユーザーが使用可能
です。
– 「アカウント」 レポートは、選択されたクライアント・アカウント・コー
ドの表示を許可されたグループの Usage and Accounting Manager ユーザー
が使用可能です。「アカウント」オプションは、Usage and Accounting
Manager Web 管理者である場合のみ表示されます。
– 「グローバル」 レポートは、Usage and Accounting Manager Web レポー
ト作成機能を使用しているすべてのユーザーが使用可能です。「グローバ
ル」オプションは、Usage and Accounting Manager Web 管理者である場合
のみ表示されます。
注: 以上のアクセス許可は、Usage and Accounting Manager Web レポート
作成機能にのみ適用されます。Windowsユーザーがハード・ディスクのレポ
ートにアクセスする機能には影響しません。 Windowsを使用してレポート
へのアクセスを制御する場合は、公開レポートを含んでいるフォルダーに
対する Windowsセキュリティーを設定してください。ただし、Usage and
Accounting Manager Web ユーザーが、適切な許可を持つ必要があります。
v 「レポート期間」 保管および取り出しを目的として、レポートに割り当てる
日付期間を選択します。この日付期間は、レポート内のデータ日付に影響を与
えません。
v 「既存のレポートを置換」 同じファイル名を持つ既存の各公開済みレポート
をこのレポートで置換する場合にこのチェック・ボックスを選択します。
3. 「OK」をクリックすると、指定した場所に新規レポートが公開されます。
公開されたレポートの表示:
お気に入りのレポートに指定された公開されたレポートのリンクが、ホーム・ペー
ジの左側に表示されます。これらのリンクをクリックすると、そのレポートに素早
くアクセスできます。
レポートの管理
53
お気に入りのレポートまたはお気に入りのスプレッドシート:
レポートまたはスプレッドシートをお気に入りに指定できます。この機能を使用す
ると、お気に入りリストからお気に入りのレポートまたはお気に入りのスプレッド
シートに簡単にアクセスできます。このセクションのトピックでは、お気に入りに
指定する項目の追加、削除、およびアクセスの方法を説明します。
お気に入りの追加と削除:
このトピックを使用して、お気に入りのリストに対するレポートまたはスプレッド
シートの追加または削除を行います。
手順
1. 「お気に入り」 > 「レポート」または「スプレッドシート」をクリックしま
す。
2. 「お気に入りのレポートの管理」または「お気に入りのスプレッドシートの管
理」ページで、必要なレポートを含むレポート・グループを展開し、お気に入り
に登録するレポートまたはスプレッドシートを選択します。
3. 「保存」をクリックします。
次のタスク
レポートまたはスプレッドシートが、お気に入りとして指定され、「お気に入り」
ページに表示されます。
注: レポートまたはスプレッドシートをお気に入りとして追加すると、公開された
レポートまたはスプレッドシートの作成時にデフォルトのファイル名を使用した場
合は、その作成されて公開されるすべてのレポートまたはスプレッドシートも自動
的にお気に入りに登録されます。公開されたレポートまたはスプレッドシートにデ
フォルト以外のファイル名を使用した場合は、そのレポートまたはスプレッドシー
トはお気に入りとして追加されず、手動で追加することもできません。
お気に入りページからお気に入りのレポートまたはスプレッドシートにアクセスす
る:
このトピックを使用して、お気に入りページからお気に入りのレポートまたはスプ
レッドシートにアクセスします。
手順
1. 「お気に入り」 > 「レポート」または「スプレッドシート」をクリックしま
す。
2. 該当するレポートまたはスプレッドシートにナビゲートして展開します。
3. 次のいずれかのステップを実行します。
a. レポート名またはスプレッドシート名をクリックして、レポートまたはスプ
レッドシートを生成します。
b. (使用可能な場合) 公開されたレポートまたはスプレッドシートをクリックし
て、そのレポートまたはスプレッドシートを表示します。
ショートカットからお気に入りのレポートまたはスプレッドシートにアクセスする
:
54
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
このトピックを使用して、ショートカットからお気に入りのレポートまたはスプレ
ッドシートにアクセスします。
このタスクについて
「ホーム」ページの左枠内にあるレポートのリンクをクリックします。現在の期間
にそのレポートまたはスプレッドシートと相互に関連付けられた公開済みレポート
またはスプレッドシートが存在する場合は、最新の公開済みレポートまたはスプレ
ッドシートが開きます。
現在の期間にお気に入りレポートと相互に関連付けられた公開済みレポートがない
場合は、レポートの「パラメーター」ページが開きます。
公開されたレポートの表示:
生成して公開されたレポートを、このページを使用して表示します。簡潔にするた
めに、特に断りのない限り、「レポート」という用語はレポートとスプレッドシー
トを指すこととします。
このタスクについて
手順
1. 「レポート」 > 「公開されたレポート」をクリックします。
2. 「公開されたレポート」ページが開きます。このページに表示されるレポート
は、レポートを公開したときに設定した場所によって決まります。 公開された
レポートが存在しない場合は、何もこのページに表示されません。
3. レポートの日付、名前、またはアイコンをクリックしてレポートを開きます。
以下のフィールドが表示されます。
場所
公開したレポートまたはスプレッドシート・フォルダー全体の中の公開
済みレポートまたはスプレッドシート用のサブフォルダー名を指定しま
す。デフォルトでは、このフォルダーの名前は Published で、
<TUAM_INSTALL_PATH>¥Server¥Reports<type にあります。例えば、「ユ
ーザー」をクリックした場合、Published レポート・フォルダーまたは
Published スプレッドシート・フォルダー内の user サブフォルダーに保
管されます。
次のように、場所によって、レポートまたはスプレッドシートのアクセ
ス可能性が決まります。
グローバル
レポートまたはスプレッドシートは、Web レポート作成機能を
使用するあらゆるユーザーが使用可能です。「グローバル」オプ
ションは、 Web 管理者である場合のみ表示されます。
グループ
レポートまたはスプレッドシートは、現行ユーザー・グループの
ユーザーが使用可能です。 Web 管理者の場合は、どのグループ
に対してもレポートまたはスプレッドシートを公開できます。管
理者でない場合は、自分のユーザー ID に対してのみレポートま
たはスプレッドシートを公開できます。
レポートの管理
55
ユーザー
レポートまたはスプレッドシートは、指定されたユーザーのみが
使用可能です。Web 管理者の場合は、どのユーザー ID に対し
てもレポートまたはスプレッドシートを公開できます。管理者で
ない場合は、自分のユーザー ID に対してのみレポートまたはス
プレッドシートを公開できます。
アカウント
レポートまたはスプレッドシートは、選択されたクライアント・
アカウント・コードの表示を許可されたグループのユーザーが使
用可能です。「アカウント」オプションは、 Web 管理者である
場合にのみ表示されます。
タスクの結果
公開されたレポートのフル・ドリルダウン機能は、レポートが RDL 形式で公開さ
れている場合にのみ使用可能です。
公開されたレポートの削除:
このトピックを使用して、公開されたレポートを削除します。
始める前に
公開されているレポートを削除するには、レポートが配置されているサーバーへの
アクセス権を持っている必要があります。
手順
1. Windows Explorer を開始し、Published フォルダーまでナビゲートします。
2. 該当するサブフォルダーからレポートを削除します。
タスクの結果
レポートの使用
このセクションでは、レポートをナビゲートする方法および使用する方法を説明し
ます。明記しない限り、このセクションの情報はすべてのレポート・タイプに当て
はまります。
レポート作成ツールバーの使用:
このセクションでは、レポート・ツールバーのオプションの概要を示します。
レポートの印刷:
このトピックを使用して、レポートを印刷します。
レポートを印刷するには、レポートのツールバーからレポートを PDF ファイルに
エクスポートしてから、その PDF ファイルを開いて、エクスポートされたレポー
トを印刷してください。
レポートの保存:
このトピックを使用して、レポートを保存します。
56
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
レポートを保存するには、エクスポート形式 (Excel または PDF) を選択してから、
「エクスポート」ボタンをクリックします。
レポートのナビゲート:
このトピックを使用して、レポートをナビゲートします。
レポートのページ間をナビゲートするには、ページの矢印をクリックするか、ペー
ジ番号を入力します。レポートの左に表示されるグループ・ツリーを開いたり閉じ
たりするには、「文書を表示/非表示にする」ボタンをクリックします。
ズームインまたはズームアウト:
このトピックを使用して、レポートでズームインまたはズームアウトします。
レポートでズームインまたはズームアウトを行うには、「ズーム」メニューで比率
をクリックします。
レポート内のテキストの検索:
このトピックを使用して、レポート内のテキストを検索します。
レポート内のテキストを検索するには、検索するテキストを入力してから「検索」
ボタンをクリックします。
ドリルダウン機能:
レポートの特定の項目では、ドリルダウンしてその項目固有の情報を表示したり、
その項目に関する別のレポートを生成したりできます。
例えば請求書では、リソース単位をドリルダウンして、単位を ID 別に分けたレポ
ートを開くことができます。
ActiveX ビューアーを使用している場合は、レポートに示されている情報の詳細に
ドリルダウンできる項目をポイントすると、カーソルが虫眼鏡の形になります。
他のレポートにドリルダウンできる項目をポイントすると、アイコンが手の形にな
ります。
HTML ビューアーを使用している場合は、両方のタイプのドリルダウンの場合に、
手のカーソルが表示されます。
レポートのドリルダウン:
このトピックを使用して、レポートをドリルダウンします。
手順
1. レポートの該当する項目にカーソルを置きます。該当する項目は、単価、課金な
どです。
2. 項目をダブルクリックします。項目の詳細情報が表示されます。
3. 可能であればさらにドリルダウンして、追加の詳細情報を表示できます。
他のレポートへのドリルダウン:
レポートの管理
57
このトピックを使用して、他のレポートにドリルダウンします。
手順
1. レポートの該当する項目にカーソルを置きます。例えば、アカウント・コードま
たはリソース単位です。
2. 項目をクリックします。クリックした項目によって、同じブラウザー・ウィンド
ウ、または別のウィンドウにレポートが表示されます。レポートが別のウィンド
ウで開く場合は、最初に、そのレポートのパラメーター・ページが表示されま
す。
タスクの結果
注: 他のレポートへのドリルダウンは、請求書レポートでのみ使用可能です。
ドリルダウン・ビューを閉じる:
このセクションのトピックでは、ドリルダウン・ビューを閉じる方法を説明しま
す。
レポートのドリルダウン・ビューを閉じる:
このトピックを使用して、レポートのドリルダウン・ビューを閉じます。
HTML ビューアーを使用している場合は、ブラウザー・ツールバーの「戻る」ボタ
ンをクリックします。
ActiveX ビューアーを使用している場合は、レポート・ツールバーの「閉じる」ボ
タンをクリックするか、ドリルダウン・ビュー・タブを右クリックしてから現在の
ドリルダウン・ビューを閉じます。
ドリルダウン・レポートを閉じる:
この操作を実行して、ドリルダウン・レポートを閉じます。
ブラウザー・ウィンドウのクローズ・ボタンをクリックします。
レポートの保存について:
レポートを保存する場合は、ローカル・ドライブまたはネットワーク・ドライブに
レポートを保存します。レポートを保存すると、ユーザーは、保存先の場所のレポ
ートにアクセスできます。
注: レポートの保存は、レポートの公開とはまったく異なります。レポートを公開
した場合、ユーザーは、Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能アプ
リケーションから直接レポートにアクセスできます。
Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能を使用すると、生成したレポ
ートを保存して、自分自身や他のユーザーがレポートを再生成しないでレポートに
アクセスできるようにすることができます。例えば、他のユーザーが参照する必要
のある日次レポートを生成する場合に、このレポートを各日生成し、アクセス可能
なドライブまたはフォルダーに保存することができます。
58
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
注: 広範囲の日付またはアカウント・コードを含むレポートの生成には、多大なシ
ステム時間およびリソースを必要とする場合があります。迅速なアクセスを可能と
するために、このようなレポートの公開または保存を検討してください。
レポートの保存:
このトピックを使用して、レポートを保存します。
手順
1. レポート・ページで、レポート・ツールバーの「エクスポート」ボタンをクリッ
クします。
2. 表示されたダイアログ・ボックスに示されている指示に従ってください。
タスクの結果
保存したレポートを他のユーザーと共用する場合は、ネットワーク・ドライブを選
択してレポートを保存してください。
レポートからテキストをコピーする:
このテキストを使用して、レポートからテキストをコピーします。
レポート内の 1 項目をコピーするには、対象の項目を右クリックしてから、「コピ
ー」をクリックします。システムによって Windowsクリップボードにテキストが配
置され、他のアプリケーションにテキストを貼り付けることができるようになりま
す。
スプレッドシートの操作
このセクションでは、Usage and Accounting Manager のスプレッドシートを使用す
る方法を説明します。
Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能でスプレッドシートを生成す
ると、Microsoft® Excel にレポート・データが表示されます。スプレッドシートを生
成するクライアントに Excel がインストール済みでなければなりません。
スプレッドシート・インターフェースについて
スプレッドシートをスプレッドシート・インターフェースから表示または公開する
か、Microsoft Excel でスプレッドシートを開いて、そのスプレッドシートを保存、
印刷、または編集できます。
Excel でのスプレッドシートの操作
このセクションでは、Excel でスプレッドシートを保存、印刷、編集、およびクロー
ズする方法を説明します。スプレッドシート・インターフェースでスプレッドシー
トを表示または公開するか、Microsoft Excel でスプレッドシートを開くことができ
ます。
スプレッドシートの保存:
このトピックを使用して、スプレッドシートを保存します。
レポートの管理
59
手順
1. ブラウザーのメニュー・バーの「ファイル」 > 「名前を付けて保存」をクリッ
クします。
2. ファイルを保存するフォルダーにナビゲートし、「ファイル名」および「ファイ
ルの種類」 の選択ボックスにファイル名およびファイル・タイプを入力しま
す。
3. 「保存」をクリックすると、選択した場所にファイルが保存されます。
タスクの結果
注: スプレッドシートを保存するときは、そのたびに「名前を付けて保存」をクリ
ックしてください。 Excel ツールバーの「保存」ボタンをクリックしても、スプレ
ッドシートは保存されません。
スプレッドシートの印刷:
このトピックを使用して、スプレッドシートを印刷します。
ブラウザー・メニュー・バーの「ファイル」 > 「印刷」をクリックするか、Excel
ツールバーの「印刷」ボタンをクリックします。
スプレッドシートの編集:
このトピックを使用して、スプレッドシートを編集します。
Excel でレポートを開いている間にスプレッドシートに対して行った変更は、 Web
レポート作成機能には保存されません。必要に応じてスプレッドシートを編集して
から、スプレッドシートを保存してください。
必要に応じてスプレッドシートを編集し、『スプレッドシートの保存』トピックの
ステップに従ってスプレッドシートを保存してください。
Excel でスプレッドシートを閉じる:
この操作を実行して、Excel でスプレッドシートを閉じます。
Excel でスプレッドシートを閉じるには、「戻る」をクリックして、Usage and
Accounting Manager Web レポート作成機能のスプレッドシート・インターフェース
に戻ります。
注: Excel でレポートを開いている間にスプレッドシートに対して行った変更は、
Usage and Accounting Manager Web レポート作成機能には保存されません。
60
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
特記事項
本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。
本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合
があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM
の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービス
に言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能
であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を
侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用す
ることができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの
評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。
IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を
保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実
施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問い合わ
せは、書面にて下記宛先にお送りください。
〒242-8502
神奈川県大和市下鶴間1623番14号
日本アイ・ビー・エム株式会社
法務・知的財産
知的財産権ライセンス渉外
以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM お
よびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提
供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むす
べての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっ
ては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限
を受けるものとします。
この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的
に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随
時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を
行うことがあります。
本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜のた
め記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものではありませ
ん。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部ではありませ
ん。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。
IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うこと
のない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとしま
す。
© Copyright IBM Corp. 2006, 2011
61
本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプロ
グラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の
相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情報を必要とする
方は、下記に連絡してください。
IBM Corporation
Software Interoperability Coordinator, Department 49XA
3605 Highway 52 N
Rochester, MN 55901
U.S.A.
本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができま
すが、有償の場合もあります。
本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、
IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれ
と同等の条項に基づいて、 IBM より提供されます。
この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定された
ものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。
一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、その測定値
が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さらに、一
部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があ
ります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要がありま
す。
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公
に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っ
ておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要
求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの
製品の供給者にお願いします。
IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回
される場合があり、単に目標を示しているものです。
表示されている IBM の価格は IBM が小売り価格として提示しているもので、現行
価格であり、通知なしに変更されるものです。卸価格は、異なる場合があります。
本書はプランニング目的としてのみ記述されています。記述内容は製品が使用可能
になる前に変更になる場合があります。
本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。よ
り具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品
などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであ
り、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎませ
ん。
著作権使用許諾:
本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を
例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されていま
62
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
す。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・プラット
フォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠したアプ
リケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式
においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することが
できます。このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを
経ていません。従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、
利便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできません。
それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、またはすべての派生的
創作物にも、次のように、著作権表示を入れていただく必要があります。
© (お客様の会社名) (西暦年). このコードの一部は、IBM Corp. のサンプル・プロ
グラムから取られています。 © Copyright IBM Corp. _年を入れる_. All rights
reserved.
この情報をソフトコピーでご覧になっている場合は、写真やカラーの図表は表示さ
れない場合があります。
特記事項
63
64
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
商標
商標の帰属については、IBM Web サイト (http://www.ibm.com/legal/jp/ja/) の「ご利
用条件」をご覧ください。
© Copyright IBM Corp. 2006, 2011
65
66
IBM Tivoli Usage and Accounting Manager: レポート管理
Printed in Japan
Fly UP