Comments
Description
Transcript
アザラシの祖先はイタチ?
15 アザラシ調査中 アザラシ調査中の 調査中の湯村さん 湯村さん 12月上旬より、東京農業大学オホーツクキャンパス在学中の湯村さん(20)が、 島の周辺を回遊するアザラシの調査を目的で焼尻島を訪れています。 羽幌町の 羽幌町の地域おこし 地域おこし協力隊 おこし協力隊の3 協力隊の3人 の3人です。 です。 (左:焼尻・ 天売・宇佐美、 宇佐美、右:市街地・ 市街地・永山) 永山) 焼尻・奥野、 奥野、中:天売・ 遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。 地域おこし協力隊として焼尻島へ着任し、2年目を迎えました。 昨年1年間は北海道や、焼尻島の雰囲気に慣れるだけで、あっという間に終 わってしまったような気がします。イベントの運営や、役場仕事のお手伝いを 通じ、色々と勉強することができました。 対して2015年は、協力隊任期後も島に残って働けるような、仕事を模索してい く1年でありたいと思っています。 調査場所は焼尻島南側の海に浮かぶ新九郎岩と軍艦岩。個体数調査や識別 調査などを行っていると仰っていました。アザラシは漁業被害の原因と考えら れている存在ですが、この調査を行うことでアザラシの生態や行動が明らかに され、漁業被害対策に期待が持てるそうです。 調査期間は長期におよぶそうで、焼尻での滞在期間は約半年。地道な作業が 続くそうです。頑張って欲しいですね! アザラシの祖先 アザラシの祖先はイタチ 祖先はイタチ? はイタチ? アザラシ、アシカ、トド、オットセイなどは、 海生哺乳類のグループに分類され、 鰭脚類(ききゃくるい)という位置づけに あるそうです。 引き続き、なにかあった際はご協力をお願いするかもしれません。 そのときはお話だけでも聞いていただけると嬉しいです。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 この鰭脚類はいずれもイヌやネコと同じ 食肉類に属し、陸から海へ進化した 動物だと考えられています。その祖先に 関しては様々な説があるそうですが、 有力とされているのはイタチ。 言われてみれば、胴体も同じように 長いし、顔もどことなく似ているような……? 北海道の場合、雪が本格的に積もると、比 例して外出する機会も減るかと思います。 焼尻島は、外周道路の一部(めん羊牧場か ら鷹の巣園地方面)が通行止め。支所前の オンコ原生林の入口も除雪された雪で塞が れてしまいます。 支所前 内地人なら 内地人なら一度 なら一度はやりたい 一度はやりたい大 はやりたい大の字(笑) ……が、今回はあえてそんなオンコ原生林を 歩いてみました。出発は支所前から。雲雀ヶ 丘公園を経由、目的地はオンコの荘です。 ●冬は枝の隙間から 隙間から陽 から陽が差し込む 雪が積もったばかりの12月22日。雪はひざ 下くらいまで届いており、歩けないことはあり ません。ただ、さすがにちょっと足が重たく感 じました。やはり長靴では無謀だったか。か んじきが恋しくなります……。 支所から 支所から歩 から歩いて5分 いて5分の岐路 夏場と 夏場と違って日 って日が差し込みます。 みます。 (僕はかんじきを持っていません) しかし、もう後には引けません。(笑) 遊歩道は僕以外に歩いている人もいない様 子。どこを歩いても、まっさらフカフカです。夏 頃なら葉っぱが空を覆う原生林も、冬に珍し く晴れたこの日は枝の隙間から陽の光を受 け入れています。それがまた心地よく、夏に 見るオンコ原生林とは、全然違う雰囲気を感 じました。 お辞儀するオンコの 辞儀するオンコの木 するオンコの木 お辞儀した 辞儀した頭 した頭まで雪 まで雪に埋まってる木 まってる木も。 雲雀ヶ 雲雀ヶ丘公園付近の 丘公園付近の川 あらゆる箇所 あらゆる箇所に に がこびりついています。 箇所 雪がこびりついています。 オンコ原生林と言えば、奇木、珍木が見どこ ろですが、そんな木々のなかには、頭を地面 に垂らしている木も多々。そこに雪が積もる ワケですから、曲がった幹の部分だけがちょ こっと飛び出ていたり、雪の時期ならではの 出で立ちを楽しめました。 自分なりに調べるなかで、オンコの木々は成 長過程における積雪の高さで曲がったり捻っ たりするのではないかと聞きました。言われ てみると、幹の曲がっている箇所は、雪が積 もるだろう高さに集中している気がします。 ●雪で描かれた絵画 かれた絵画、 幻想的な白銀世界 絵画、幻想的な 浄水場付近の十字路を抜けると、雪がより いっそう深まった気がしました。心なしか、支 所付近に比べて寒くなったようにも感じます。 僕の身体が冷えたのか、この場所が暖まり にくいのか。雪も降ったままの状態で、目を 凝らせば結晶が見えそうな形をしていました。 ここまで歩くのにおよそ45分ほどの所要時間。 普通に歩くのと比べて、倍以上の時間がか かりました。さすがに疲れを感じます。 浄水場近くの 浄水場近くの分岐 くの分岐( 分岐(オンコの荘側 オンコの荘側) 荘側) 幻想的な 幻想的な白銀世界です 白銀世界です。 です。 しかし、そんな疲れもふっと忘れそうな、白銀 世界が出迎えてくれました。ときどき小鳥の 鳴き声が聞こえる程度、シンとした静けさと 冷たい空気が、幻想的な雰囲気を掻き立て てくれます。オンコの木の枝葉に雪がこびり つき、まるで雪で描かれた絵画のよう。これ は、写真では伝わらないほどに圧巻でした。 そうしてこうして、オンコの荘へ到着。枝葉が 雪で埋まっているのかと思いきや、こちらは 比較的夏ごろと変わらない状態でした。それ よりも、風が強くて寒い寒い!ほどよく運動し て暖まった身体に、この寒風はさすがに厳し い。わざわざここまで歩く僕は物好きだなぁ ……と、自分で自分に苦笑するばかりです。。 ですが、とてもいい経験ができました。雪とは 無縁の内地出身者からすれば、雪と寒風は やはり新鮮なのです。焼尻の自然は焼尻で しか体感できません。いかがでしょうか。 あえてオンコ原生林を歩くのも、意外と悪くな いです……よ? オンコの荘 オンコの荘へ続く道の橋 橋の上まで、 まで、雪がどっさり。 がどっさり。 オンコの荘 オンコの荘 こちらは風 風が強いせいか、 こちらは いせいか、 木に雪がつかない様子 がつかない様子。 様子。 インターネットでも焼尻島 インターネットでも焼尻島の 焼尻島の情報を 情報を発信中! 発信中!(^^) ブログ 『島で生きる -20代後半、離島に移住しちゃいました。-』 (http://shimalife.net/wp/) ツイッター 焼尻なう @yagishiriTV フェイスブック 焼尻島地域おこし協力隊(焼尻なう) 引き続き、よろしくお願いいたします(^^)