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BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM 井上和郎 大会名:Grand Prix International de Torres Vedras - Trophee Joaquim Agostinho 2016 カテゴリー:UCI2.2(第 2 カテゴリーステージレース) 開催日:2016 年 7 月 7 日(木)-10 日(日) 開催地:ポルトガル・Torres Vedras 周辺 総距離:4 日間=488km アンカーメンバー:井上和郎、ダミアン・モニエ、トマ・ルバ、西薗良太、 初山翔、内間康平、鈴木龍 出場チーム:コンチネンタルチーム 13、ローカルチーム 3、ナショナルチーム 1 出走:17 チーム、111 人 ポイント賞 ゴール 1 位:25 点・10 秒、2 位:20 点・6 秒、3 位:16 点・4 秒、4 位:13 点、 5 位:10 点、6 位:8 点、7 位:6 点、8 位:4 点、9 位:2 点、10 位:1 点 ホットスプリント 1 位:3 点・3 秒、2 位:2 点・2 秒、3 位:1 点・1 秒 中間スプリント賞 1 位:3 点、2 位:2 点、3 位:1 点 山岳賞 1 級 1 位:17 点、2 位:15 点、3 位:13 点、4 位:11 点、5 位:9 点、 6 位:7 点、7 位:5 点、8 位:3 点、9 位:2 点、10 位:1 点 2 級 1 位:9 点、2 位:7 点、3 位:5 点、4 位:3 点、5 位:1 点 3 級 1 位:5 点、2 位:3 点、3 位:1 点 ポルトガルの首都・リスボンがあるリスボン県の トレスベドラス周辺で行われる国際ステージレース。 7 月 27 日から開催される Volta a Portugal(UCI2.1、ポルトガル)の前哨戦で、 特にポルトガルの選手は仕上がりよくこの大会に臨むため 非常にレベルの大会レースとなることが多い。 コースも、山頂ゴールが 2 日、アップダウンの激しい個人タイムトライアル、 ゴールこそ平坦だが、厳しい登りを含む周回コースゴールのステージと、 とにかく、登れないと全くレースに絡めない大会。 アンカーとしては、 全日本選手権ロード後に休養をとった選手や、 8 月以降に向けて調子を戻している最中の選手など 仕上がっている選手がいないため、 結果にはこだわらず脚を使って身体をいじめていくことを目標とした。 個人的には、シーズンの疲れはないが、 仕上がっているわけではないので、逃げに挑戦して脚を使うことを目標とした。 7 月 7 日(木) プロローグ Turcifal→Turcifal 8km 17:00~ 天候:曇り一時雨、気温 21~22℃ 距離:8km(個人タイムトライアル) (1 分間隔) 結果 1 Rafael REIS - W52-FC Porto-Porto Canal 10 分 19 秒 46.5km/h 2 Gustavo Cesar VELOSO - UnitedHealthcare Pro Cycling Team +15 秒 3 Rinaldo NOCENTINI - Sporting Clube de Portugal/Tavira +16 秒 25 西薗良太 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +43 秒 30 ダミアン・モニエ - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +45 秒 66 トマ・ルバ - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +1 分 13 秒 76 井上和郎 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +1 分 21 秒 77 初山翔 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +1 分 25 秒 96 鈴木龍 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +1 分 37 秒 102 内間康平 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +1 分 47 秒 プロローグとしては標準的な距離の個人タイムトライアル。 ただし、スタート直後にいきなり石畳の厳しい登りがあったり、 スピードの出る下りコーナー、アップダウンの連続する後半と、 パワー、テクニック、バイクの空力性能と、 個人タイムトライアル能力の全てが試されるコース。 8 時起床、朝食、午前中練習。 13 時昼食、15 時半ホテル出発。 ご飯、豆料理、コーヒー。 今回、私には TT バイクが用意されなかったため、 RS9 に DH バーを装着し、車輪には WH-9000-C50-TU(11-25T)を選択した。 全体の 2 番目、17 時 1 分スタートということで、 会場入りしてすぐにコースを試走し、そのままウォーミングアップ。 余り時間がなくしっかりとは出来なかった。 スタートしてすぐの石畳登りは、目は粗くはないが立ちこぎするとはねるため、 シッティングでぐいぐい踏んだ。 今回のコース、登りは長くないため、強めに踏んで勢いを殺さないようにして、 下りは軽くスピードに乗せる程度、平坦をしっかり回して踏んだ。 タイムは真ん中より下だったが、パワーはいい値が出ていたので、 脚自体はそんなに悪くはないようだった。 7 月 8 日(金) 第 1 ステージ Ventosa→Alto de Montejunto 11:45~ 天候:曇り、気温 17~23℃ 距離:179km (頂上ゴール) ホットスプリント:30.5、94.6km 中間スプリント:19.8、164.8km 山岳賞:179(1 級)km 結果 1 Joao BENTA - Louletano - Hospital de Loulé 4 時間 59 分 54 秒 35.8km/h 2 Rinaldo NOCENTINI - Sporting Clube de Portugal/Tavira +4 秒 3 Hernani BROCO - LA Aluminios - Antarte +16 秒 12 トマ・ルバ - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +1 分 4 秒 40 西薗良太 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +3 分 31 秒 67 鈴木龍 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +7 分 24 秒 68 ダミアン・モニエ - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +7 分 24 秒 80 初山翔 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +10 分 6 秒 91 内間康平 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +13 分 19 秒 101 井上和郎 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +17 分 22 秒 勝負所は最後に現れる 1 級山岳 Monte Junto。 ただ、そこで純粋に勝負するほどの脚はないので、 逃げに乗って、中間スプリントなどをとれれば賞ジャージを着ることが出来る。 目標は逃げに乗って、終盤まで行くことと、 取れる賞があれば狙っていくこと、だった。 また、Monte Junto 以外も高低差 100~200m の坂がしばしば現れる、 脚にくるコース。 8 時起床、朝食、10 時ホテル出発。 シリアル、豆乳、パン、ハム、チーズ、コーヒー。 レース中、スポーツウォーター、 ピットインゼリーバー×3、 ピットインエネルギージェル×2、ジャムパン(こぶし大)×4。 スタート後から非常にハイペースで、 ダミアンが 4 人で逃げ始めるが、しばらくして捕まる。 そのカウンターで 3 名が抜け出し、集団が容認する雰囲気だったので、 遅れて抜け出し、前に合流した。 4 名の逃げが決まり、4 名とも淡々とローテーションし、 一時は 10 分以上のタイム差を稼いだ。 その間、中間スプリントとホットスプリントでは、 井上がトップ通過し、最後 164.8km の中間スプリントをトップ通過すれば、 この日の表彰台が確定する。 しかし、150km を過ぎたところで逃げ集団が活性化し、 脚を攣った井上は逃げから脱落しメイン集団に吸収されてしまう。 残る 3 人も登り口までに捕まり、勝負は Monte Junto へ。 速いペースで進行する集団から、トマ以外が脱落し、 トマは最終的に 1 分 4 秒遅れでゴールした。 7 月 9 日(土) 第 2 ステージ Palhagueiras→Torres Vedras 12:10~ 天候:晴れ、気温 20~30℃ 距離:86.3km+17km×4 周=154km ホットスプリント:47.2、120.3km 中間スプリント:6.9、64.8、93、137.3km 山岳賞:83.2(3 級)、105(3 級)、134.1(2 級)km 結果 1 Raul ALARCON - W52-FC Porto-Porto Canal 4 時間 0 分 56 秒 38.4km/h 2 António BARBIO - Efapel +5 秒 3 Sergey SHILOV - Lokosphinx +5 秒 19 トマ・ルバ - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +5 秒 40 初山翔 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +2 分 38 秒 60 内間康平 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +8 分 27 秒 66 ダミアン・モニエ - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +8 分 54 秒 69 鈴木龍 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +8 分 54 秒 71 西薗良太 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +9 分 41 秒 88 井上和郎 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +17 分 42 秒 前半からアップダウンを繰り返し、 ゴールを含む周回コースは非常に激しいアップダウンで、 力のある選手しか残れないコース。 終盤の勝負には残れそうもないので、この日も逃げに乗って、 前日とれなかった中間スプリントジャージ獲得を目指した。 8 時起床、朝食、11 時 15 分ホテル出発。 シリアル、豆乳、パン、ハム、チーズ、コーヒー。 レース中、スポーツウォーター、 ピットインゼリーバー×4、 ピットインエネルギージェル×2、ジャムパン(こぶし大)×4。 スタートから非常にハイペースで、この日もダミアンが逃げに乗るべく、 常に集団前方で展開した。 井上は前日の疲労でただついて行くのみのレース。 ダミアンが、10 名以上の逃げに乗り、終盤まで逃げ続ける。 メイン集団は、周回に入って、人数を減らしながら進んだ。 井上は、周回に入って 2 周目に脱落し、完走目的集団で完走した。 終盤までメイン集団で粘った初山、トマだったが、 初山は脱落し、トマがメイン集団でゴールした。 7 月 10 日(日) 第 3 ステージ Atouguia da Baleia→Carvoeira 12:20~ 天候:晴れ、気温 17~24℃ 距離:147km(頂上ゴール) ホットスプリント:46、75km 中間スプリント:20、32、58、94km 山岳賞:97(2 級)、100(2 級)、121(3 級)、147(3 級)km 結果 1 Gustavo Cesar VELOSO - W52-FC Porto-Porto Canal 3 時間 48 分 41 秒 38.5km/h 2 Guillaume DE ALMEIDA - Rádio Popular Boavista +5 秒 3 Aldemar REYES - Team Manzana Postobon +7 秒 8 トマ・ルバ - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +11 秒 33 西薗良太 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +1 分 49 秒 72 ダミアン・モニエ - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +16 分 32 秒 84 内間康平 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +16 分 32 秒 90 井上和郎 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +17 分 13 秒 91 初山翔 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +17 分 13 秒 92 鈴木龍 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +17 分 32 秒 中盤に一回ゴールラインを含む激坂を登り、 その後 Monte Junto に第 1 ステージとは別方向から登り、 アップダウンを経て、激坂ゴールに向かう非常に厳しいステージ。 相変わらず逃げしかすることがなく、 逃げるか、ただ完走を目指すのみかのレースになりそうだった。 8 時起床、朝食、10 時半ホテル出発。 シリアル、豆乳、パン、チーズ、ハム、コーヒー。 レース中、 スポーツウォーター、ピットインゼリーバー×2、 ピットインエネルギージェル×2、ジャムパン(こぶし大)×2、シリアルバー×1。 この日もスタートから激しいアタック合戦となり、ハイペースで進んだ。 序盤に風で集団が分断したり、ダミアンが 4 名で逃げたりしたが、 アンカーの逃げは成立せず、数名の逃げが中盤にできあがった。 Monte Junto の激坂区間で集団はばらばらになり、 トマ、西薗以外はここで遅れ完走目的集団で完走を目指した。 トマは西薗のアシストを受けて最後の登りで勝負し、 11 秒遅れの 8 位でゴールした。 個人総合時間 1 Rinaldo NOCENTINI - Sporting Clube de Portugal/Tavira 13 時間 0 分 18 秒 37.5km/h(488km) 2 Hernani BROCO - LA Aluminios - Antarte +24 秒 3 Raul ALARCON - W52-FC Porto-Porto Canal +26 秒 11 トマ・ルバ - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +2 分 5 秒 35 西薗良太 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +15 分 26 秒 68 初山翔 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +30 分 54 秒 71 ダミアン・モニエ - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +33 分 7 秒 73 鈴木龍 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +34 分 59 秒 80 内間康平 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +39 分 37 秒 91 井上和郎 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +53 分 04 秒 完走 95 名 個人総合ポイント 1 Raul ALARCON - W52-FC Porto-Porto Canal 44 点 2 Joao BENTA - Louletano - Hospital de Loulé 33 点 3 Rinaldo NOCENTINI - Sporting Clube de Portugal/Tavira 26 点 16 井上和郎 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM 6 点 19 トマ・ルバ - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM 4 点 個人総合中間スプリント 1 Bruno SANCHO - ANICOLOR 9 点 2 Angel REBOLIDO - W52-FC Porto-Porto Canal 7 点 3 Romain LE ROUX - Equipe Cycliste Armée de Terre 7 点 5 井上和郎 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM 3 点 個人総合山岳 1 Yoann BARBAS - Equipe Cycliste Armée de Terre 23 点 2 Guillaume DE ALMEIDA - Rádio Popular Boavista 22 点 3 Joao BENTA - Louletano - Hospital de Loulé 17 点 個人総合新人(1991 年 1 月 1 日以降生まれ) 1 Aldemar REYS - Team Manzana Postobon 13 時間 2 分 12 37.4km/h(488km) 2 Sergio Andres HIGUITA - Team Manzana Postobon +1 分 56 秒 3 Wilson RODRIGUEZ - Boyacá Raza de Campeones +4 分 50 秒 チーム総合時間(各ステージ、チーム内上位 3 名の合計時間の総合成績) 1 W52-FC Porto-Porto Canal 39 時間 4 分 33 秒 2 LA Aluminios - Antarte +59 秒 3 Louletano - Hospital de Loulé +59 秒 13 BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +39 分 19 秒 各選手、体調にムラがある中、後半戦の重要レースに向けて調子を上げるべく、 しっかり完走し脚を作るレースとなった。 その中で、トマは連日勝負集団に残り自力のあるところを見せた。 個人的には、第 1 ステージの逃げで 中間スプリントジャージを取り損ねたのは悔やまれるが、 その後のステージで疲れた中でも徐々にいい感触を取り戻した。 次戦は、 7 月 17 日(日) 第 15 回 JBCF 石川サイクルロードレース (J プロツアー、福島県石川町) です。 機材 フレーム:BRIDGESTONE ANCHOR RS9 460 コンポ:SHIMANO DURA-ACE 9000 および 9070(Di2) クランク:53×39T 170mm ハンドル:PRO VIBE カーボン ラウンド(420mm c-c) ステム:PRO VIBE 7S(120mm) シートポスト:PRO VIBE カーボンシートポスト Di2(オフセット 15mm) バーテープ:KABUTO BT-09 ホイール:SHIMANO DURA-ACE WH-9000-C24、C35 、C50-TU(11-25、11-28T) ペダル:SHIMANO DURA-ACE PD-9000 ボトルケージ:KABUTO PC-3(ホワイト) メーター:GARMIN Edge 520J カメラ:SHIMANO スポーツカメラ CM-1000 シューズ:SHIMANO SH-R321(38) レーシングウエア: WAVE ONE(レジェフィットプロ半袖ジャージ、 レジェフィットサイクルパンツ、レーシングソックス、エアロスーツ) グローブ:KABUTO PRG-6(S、レッド) ヘルメット:KABUTO ゼナード(S/M、チーム別注カラー) サングラス:OAKLEY RADARLOCK PATH フレーム POLISHED WHITE、 レンズ PRIZM TRAIL、FIRE IRIDIUM、アイコン TEAM RED、 イヤーソックス METALLIC RED、バンド TEAM METALLIC RED 補給食:SAVAS、VAAM ボディサポート:SEV ルーパー type 3G、ルーパーブレスレット 2、アンダーインソール、 ストレスブロック、フラットパネル、フリア アフターレース用コンプレッション:2XU コンプレッション・レッグスリーブ、 コンプレッション・パフォーマンスランソックス