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1 福祉・介護人材の処遇改善助成金の請求と支払に関する注意点(その2

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1 福祉・介護人材の処遇改善助成金の請求と支払に関する注意点(その2
福祉・介護人材の処遇改善助成金の請求と支払に関する注意点(その2)
1.処遇改善助成金の算出方法
処遇改善助成金の請求額は、1人1月当たりの報酬総額(※)に交付率を乗じて算出します。
1人1月当たりの報酬総額 × 交付率(サービス種類ごと)
= 処遇改善助成金請求額(1円未満切り捨て)
※報酬総額は、利用者負担額(A型減免額及び利用者負担に係る自治体助成額を含む)
、事業
運営安定化事業及び移行時運営安定化事業による助成額を含み、補足給付は含まない。基
準該当事業所の場合は、高額障害福祉サービス費として事業者へ支払われた額を含む。
1.1.簡易入力システム(Ver2.2 以降)の場合
サービス種類ごとに「処遇改善助成金交付の有無」を設定し、請求明細書を入力することで、
報酬総額から自動的に助成金請求額が計算され、請求情報に設定されます。
【「処遇改善助成金交付の有無」の設定方法】
①簡易入力システムを起動し、「メインメニュー」→「基本情報設定」画面を開きます。
「基本情報設定」ボタン
②「処遇改善情報入力」画面を開きます。
「処遇改善情報入力」ボタン
1
③提供しているサービス種類について、交付申請が承認されたサービス種類の「詳細」ボタン
をクリックします。
「詳細」ボタン
④「適用開始年月」欄に助成金の交付が適用される年月を入力し、
「交付の有無」欄に「有り」
を選択し、「明細追加」ボタンをクリックし、明細行を追加します。
「適用開始年月」等を入力
「明細追加」ボタン
⑤「処遇改善助成金」欄に「適用開始年月」等が入力されたことを確認し、
「登録」ボタンをク
リックします。
「処遇改善助成金」欄
「登録」ボタン
⑥「戻る」ボタンをクリックし、元の画面に戻ります。他のサービス種類についても承認され
ている場合は、③以降の入力を繰り返します。
「詳細」ボタン
登録したサービス種類が
「有り」に変わります。
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【助成金請求額の確認方法】
①通常どおり請求明細書情報を入力し、「集計情報」画面まで進めます。
「処遇改善情報」ボタン
②「処遇改善情報」ボタンをクリックし、「処遇改善情報」画面の「金額」等を確認します。
単位数:16,865 単位
交付率:15.5%(居宅介護)
単位数単価:10.6 円/単位(特甲地)
総費用額:16,865 単位 × 10.6 円/単位 = 178,769 円
助成金請求額:178,769 円 × 15.5% = 27,709 円
1.2.取込送信システム(Ver2.2 以降)の場合(市販ソフトで請求情報を作成)
サービス種類ごとに「処遇改善助成金交付の有無」を設定することで、取込送信システムに取
込む請求情報の助成金請求額が正しく設定されているか、チェックすることができます。
【「処遇改善助成金交付の有無」の設定方法】
①取込送信システムを起動し、「事業所情報保守」画面を開きます。
「事業所情報保守」ボタン
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②「処遇改善情報入力」ボタンをクリックし、「処遇改善情報保守」画面を開きます。
「処遇改善情報入力」ボタン
③提供しているサービス種類について、交付申請が承認されたサービス種類の「詳細」ボタン
をクリックします。
「詳細」ボタン
④「適用開始年月」欄に助成金の交付が適用される年月を入力し、
「交付の有無」欄に「有り」
を選択し、「明細追加」ボタンをクリックし、明細行を追加します。
「適用開始年月」等を入力
「明細追加」ボタン
⑤「処遇改善助成金」欄に「適用開始年月」等が入力されたことを確認し、
「登録」ボタンをク
リックします。
「登録」ボタン
「処遇改善助成金」欄
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⑥「閉じる」ボタンをクリックし、元の画面に戻ります。他のサービス種類についても承認さ
れている場合は、③以降の入力を繰り返します。
「詳細」ボタン
登録したサービス種類が
「有り」に変わります。
【助成金請求額に誤りがあった場合の表示例】
市販ソフト等で作成した請求情報を取込送信システムに取り込む際、請求情報と「処遇改善情
報」画面に設定した内容が一致するかどうかチェックが行われます。エラー画面が表示された場
合は、市販ソフトで作成する請求情報や「処遇改善情報」画面に設定した内容を確認・修正し、
再度、請求情報を取り込みます。
①請求情報に設定された請求額と、取込送信システムが算出した請求額が一致しない場合
(例)サービス種類:居宅介護(交付率:15.5%)
単位数
:16,865単位
単位数単価:10.6円/単位
報酬総額:178,769円(16,865単位×10.6円/単位)
助成金請求額:27,709円
→
27,710円(端数を切り上げた)
処遇改善助成金の請求
額が正しくありませ
ん。
②取込送信システムの「処遇改善助成金交付の有無」が「有り」の場合で、請求情報に助成金
請求額が設定されていない場合
処遇改善助成金対象サ
ービス種類の、処遇改
善情報が存在しませ
ん。
③取込送信システムの「処遇改善助成金交付の有無」が「無し」の場合で、請求情報に助成金
請求額が設定されている場合
処遇改善助成金対象外
サービス種類の、処遇
改善情報が存在しま
す。
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2.処遇改善助成金の交付率
処遇改善助成金の交付率は、実施するサービスの種類によって異なります。各サービス毎の福
祉・介護職員人件費比率に応じた交付率は次のとおりです。
・介護給付費等
サービス種類
居宅介護
交付率
15.5%
重度訪問介護
8.0%
サービス種類
交付率
就労移行支援(養成施設)
2.7%
就労移行支援(養成施設)【障害者支援施
2.5%
設で行う場合】
行動援護
10.7%
重度障害者等包括支援
0.9%
就労継続支援A型
2.5%
就労継続支援A型【障害者支援施設で行う
2.5%
場合】
療養介護
1.0%
就労継続支援B型
2.6%
生活介護
2.0%
就労継続支援B型【障害者支援施設で行う
2.5%
場合】
生活介護【障害者支援施設において行う
2.5%
共同生活援助
6.0%
児童デイサービス
5.2%
旧身体障害者入所更生施設支援
2.2%
短期入所【単独型】
2.0%
旧身体障害者通所更生施設支援
2.2%
-
旧身体障害者入所療護施設支援
2.1%
共同生活介護
4.7%
旧身体障害者通所療護施設支援
2.1%
施設入所支援
2.5%
旧身体障害者入所授産施設支援
2.1%
自立訓練(機能訓練)
3.5%
旧身体障害者通所授産施設支援
2.3%
自立訓練(機能訓練)
【障害者支援施設で
2.5%
旧知的障害者入所更生施設支援
2.5%
自立訓練(生活訓練)
2.5%
旧知的障害者通所更生施設支援
2.5%
自立訓練(生活訓練)
【障害者支援施設で
2.5%
旧知的障害者入所授産施設支援
2.4%
宿泊型自立訓練
2.5%
旧知的障害者通所授産施設支援
2.3%
就労移行支援
2.7%
旧知的障害者通勤寮支援
2.1%
就労移行支援【障害者支援施設で行う場
2.5%
場合】
短期入所【併設・空床利用型】
行う場合】
行う場合】
合】
・障害児施設給付費
サービス種類
交付率
サービス種類
交付率
知的障害児施設給付
2.8%
難聴幼児通園施設給付
1.1%
第一種自閉症児施設給付
2.3%
肢体不自由児施設(入所)給付
2.1%
第二種自閉症児施設給付
2.3%
肢体不自由児施設(通所)給付
2.1%
知的障害児通園施設給付
3.3%
肢体不自由児療護施設給付
2.6%
盲児施設給付
3.8%
肢体不自由児通園施設給付
4.6%
ろうあ児施設給付
3.6%
重症心身障害児施設
1.6%
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【交付率に係る留意事項】
①短期入所(併設・空床利用型)については、本体施設の交付率を適用するが、本体施設が障
害者支援施設(事務処理要領の2の二のア及びイに掲げる施設をいう。)以外の場合(介護保
険施設や障害児施設等の場合)は施設入所支援の交付率を適用する。
②主たる事業所が施設入所支援を行う場合の従たる事業所の交付率は、障害者支援施設が行う
昼間実施サービスにおいては、全て施設入所支援の交付率を用いることとしている。
また、主従の関係にある施設又は事業所については、ひとつの施設又は事業所として取り扱
うが、従たる事業所の交付率は全て施設入所支援の交付率が適用される。なお、この主たる
事業所と従たる事業所の区分は、機械的に同一事業所番号か否かで区別することとする。
2.1.簡易入力システム(Ver2.2 以降)の場合
上記「1.1」で説明したとおり、サービス種類ごとに「処遇改善助成金交付の有無」を設定
することで自動的に交付率が設定されます。ただし、次の場合には「交付の有無」に併せて「主
たる事業所サービス種類」を設定する必要があります。
「主たる事業所サービス種類」の設定
生活介護、短期入所、自立訓練(機能訓練)
、自立訓練(生活訓練)
、就労移行支援、就労移行
支援(養成施設)、就労継続支援(A型)、就労継続支援(B型)の処遇改善情報を登録する場合
で、次の場合にサービス種類コードを選択します。
・短期入所の場合
併設型、空床型の短期入所サービスを提供している場合には、本体施設のサービス種類コー
ドを選択します。
・短期入所以外の場合
施設入所支援と併設している場合は、施設入所支援のサービス種類コードを選択します。
【「主たる事業所サービス種類」の設定方法】
①簡易入力システムを起動し、「メインメニュー」→「基本情報設定」→「処遇改善情報入力」
画面を開き、
「主たる事業所サービス種類」を設定するサービス種類の「詳細」ボタンをクリ
ックします。
「詳細」ボタン
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②「適用開始年月」
「交付の有無」に併せて、
「主たる事業所サービス種類」も入力し、
「明細追
加」ボタンをクリックします。(既に「適用開始年月」「交付の有無」のみが登録されている
場合は、登録されている行の「選択」欄をダブルクリックし、「主たる事業所サービス種類」
を入力します。入力後は「明細修正」ボタンをクリックします。)
「明細追加」ボタン
「主たる事業所サー
ビス種類」等を入力
③「処遇改善助成金」欄に「主たる事業所サービス種類」等が入力されたことを確認し、
「登録」
ボタンをクリックします。
「登録」ボタン
「処遇改善助成金」欄
2.2.取込送信システム(Ver2.2 以降)の場合(市販ソフトで請求情報を作成)
上記「1.2」で説明したとおり、サービス種類ごとに「処遇改善助成金交付の有無」を設定
することで自動的に交付率が設定され、助成金請求額のチェックが行われます。ただし、上記「2.
1.」と同様に、短期入所(併設型)等の場合には「交付の有無」に併せて「主たる事業所サービ
ス種類」を設定する必要があります。
【「主たる事業所サービス種類」の設定方法】
①取込送信システムを起動し、「事業所情報保守」→「処遇改善情報入力」画面を開き、「主た
る事業所サービス種類」を設定するサービス種類の「詳細」ボタンをクリックします。
「詳細」ボタン
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②「適用開始年月」
「交付の有無」に併せて、
「主たる事業所サービス種類」も入力し、
「明細追
加」ボタンをクリックします。(既に「適用開始年月」「交付の有無」のみが登録されている
場合は、登録されている行の「選択」欄をダブルクリックし、「主たる事業所サービス種類」
を入力します。入力後は「明細修正」ボタンをクリックします。)
「主たる事業所サービス種類」等を入力
「明細追加」ボタン
「処遇改善助成金」欄
3.その他
3.1.「キャリア・パス区分」について
処遇改善助成金の交付要件について、平成22年度以降はキャリア・パスに関する要件が加わ
ることが予定されています。
簡易入力システム等では、平成22年3月までは自動的に「該当」が設定されます。
3.2.請求先都道府県番号について
処遇改善助成金の請求先都道府県番号は次のとおりです。
(簡易入力システムの場合は、入力し
た請求明細書から自動的に設定されます。)
※
請求先番号
都道府県名
請求先番号
都道府県名
請求先番号
都道府県名
010000
北海道
170000
石川県
330000
岡山県
020000
青森県
180000
福井県
340000
広島県
030000
岩手県
190000
山梨県
350000
山口県
040000
宮城県
200000
長野県
360008
徳島県
050000
秋田県
210005
岐阜県
370000
香川県
060000
山形県
220000
静岡県
380000
愛媛県
070000
福島県
230000
愛知県
390000
高知県
080000
茨城県
240000
三重県
400000
福岡県
090000
栃木県
250000
滋賀県
420000
長崎県
100000
群馬県
260000
京都府
430000
熊本県
110000
埼玉県
270000
大阪府
440000
大分県
120000
千葉県
280003
兵庫県
450000
宮崎県
130000
東京都
290009
奈良県
460000
鹿児島県
140000
神奈川県
300000
和歌山県
470000
沖縄県
150000
新潟県
310000
鳥取県
160000
富山県
320000
島根県
佐賀県については、国保連合会への委託はない。
平成 21 年 10 月 大阪府国民健康保険団体連合会 介護保険課 第4係
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