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画像処理研修[PDFファイル]
画 像 研 修 平成 20 年 7 月 [目次] 1.ペイントの活用................................................................................................................................... 2 1.1 ペイントの特徴と画面構成、操作方法 ......................................................................................... 2 1.1.1 ツールバーの説明.................................................................................................................... 2 1.1.2 色を選択するには.................................................................................................................... 2 1.1.3 キャンバスの大きさを変更するには ...................................................................................... 3 1.1.4 水平・垂直線を引くには......................................................................................................... 3 1.1.5 反転・回転するには ................................................................................................................ 3 1.1.6 キャンバス全体を保存するには.............................................................................................. 3 1.1.7 選択した部分だけを保存するには .......................................................................................... 3 1.2 画像ファイルの種類と特徴............................................................................................................ 4 1.3 パソコンの画面を取り込むには .................................................................................................... 4 1.3.1 パソコンの画面をキャプチャするには................................................................................... 4 2.デジカメの活用................................................................................................................................... 5 2.1 デジカメからパソコンへ画像を取り込むには............................................................................... 5 2.2 取り込んだ画像の印刷 ................................................................................................................... 6 2.3 Word での利用 ............................................................................................................................... 7 2.3.1 Word へ貼り付けるには.......................................................................................................... 7 2.3.2 レイアウトの調整.................................................................................................................... 8 2.3.3 トリミング............................................................................................................................... 8 2.3.4 簡単な画像の調整.................................................................................................................... 9 2.3.5 型抜きするには ....................................................................................................................... 9 2.4 画像ファイルをまとめて圧縮するには ....................................................................................... 10 (参考) 画素数と画質について ............................................................................................................ 10 1.画素数と印刷用紙サイズの関係 ................................................................................................ 10 2.画像サイズと画質の関係 ........................................................................................................... 11 3.ウェブアートデザイナーの活用 ....................................................................................................... 11 3.1 ウェブアートデザイナーの特徴と画面構成 ................................................................................ 11 3.2 ロゴの作成 ................................................................................................................................... 12 3.2.1 バナーの挿入 ......................................................................................................................... 13 3.2.2 文字を入れよう ..................................................................................................................... 13 3.2.3 文字のサイズを調整しよう ................................................................................................... 13 3.2.4 文字の色や縁取り、効果を設定しよう................................................................................. 13 3.3 ファイルに保存しよう ................................................................................................................. 14 3.3.1 キャンバス全体を保存するには............................................................................................ 14 3.3.2 作成したロゴや画像だけを保存するには ............................................................................. 14 3.4 簡単な写真の加工 ........................................................................................................................ 16 3.4.1 写真の読み込みや貼り付け ................................................................................................... 16 3.4.2 サイズの調整 ......................................................................................................................... 16 3.4.3 明るさとコントラストの補正 ............................................................................................... 17 3.4.4 色調の補正............................................................................................................................. 17 3.4.5 様々な効果............................................................................................................................. 17 3.4.6 トリミング............................................................................................................................. 18 1 1.ペイントの活用 1.1 ペイントの特徴と画面構成、操作方法 ペイントは、Windows に標準で付属しているお絵かきソ フトです。機能は多くありませんが、その分、簡単に扱うこ とができます。ペイントの画面構成は右のようになります。 「キャンバス」 絵を描くための領域です。 1.1.1 ツールバーの説明 ペイントで絵を描くには、画面左側のツールバーを利用します。それぞれのボタンの機能は、次のよ うになります。 自由選択(任意の形で選択) 選択(矩形で選択) 消しゴム 塗りつぶし 色の選択(指定した部分の色を取得) 拡大(1倍から8倍まで) 鉛筆(細い線を描く) ブラシ(筆の形を変更可) エアブラシ 文字 直線 曲線 四角形 多角形(最初の線をドラッグし、順にクリック) 楕円 角丸四角形 オプション 背景を塗りつぶす 上から、 「枠のみ」 「枠と塗りつ ぶし」 「塗りつぶし」のみ。 1.1.2 背景色を透過させる 色を選択するには 色を選択するには、画面下部のカラーパレットを利用します。 前景色 ペンやブラシ、 線などの色 背景色 左クリックして前景色を、右クリックして背景色を選択します。 ダブルクリックすると、任意の色を作成できます。 2 1.1.3 キャンバスの大きさを変更するには キャンバスの大きさを変更するには、2つの方法があります。 あ、 次のポイントをマウスでドラッグする。 い、 メニューバーの「変形」→「キャンバスの色とサイズ」から数値で指定する。 1.1.4 水平・垂直線を引くには ツールバーから[直線]を選択し、[Shift]キーを押しながらマウスをドラッグします。 1.1.5 反転・回転するには ① ツールバーの[選択]ボタンを押し、反転・回転したい部 分を選択します。 ② メニューバーの「変形」→「反転と回転」を選択します。 ③ 方向や角度を設定し、[OK]ボタンをクリックします。 1.1.6 キャンバス全体を保存するには ① メニューバーの「ファイル」→「名前をつけて保存」 を選択します。 ② 「保存する場所」と「ファイル名」 「ファイルの種類」 を指定し、[保存]ボタンをクリックします。 1.1.7 選択した部分だけを保存するには ① ツールバーの[選択]ボタンを押して、保存したい部分を選択します。 ② メニューバーの「編集」→「ファイルへコピー」を選択します。 ③ 「保存する場所」と「ファイル名」 「ファイルの種類」を指定し、[保存]ボタンをクリックします。 3 1.2 画像ファイルの種類と特徴 一般的に利用される画像ファイルの種類には、次のようなものがあります。 形式 ファイル拡張子 特徴 ビットマップ bmp Windows 標準の画像形式。白黒からフルカラー(1670 万色) まで対応。基本的に無圧縮で、ファイルサイズは大きい。 GIF Web ページでよく利用される形式。背景を透過させることや、 gif アニメーションも作成できる。256 色までの対応で、圧縮あり。 JPEG jpg、jpeg デジカメの写真など色数の多い画像によく用いられる形式。 フルカラーに対応し、圧縮率が高い。1/10∼1/100 に圧縮率を 調整することもできるが(ペイントは、この操作には非対応)、 圧縮率を高くしすぎると画質は低下する。また、レタッチな どで保存を繰り返すと、画質が低下することがある。 TIFF tif、tiff OS やアプリケーションに依存せず、JPEG に比べて圧縮率が 非常に低いため、ファイルサイズは大きいが、レタッチや Windows∼Mac 間でのファイルのやりとりに便利。 PNG GIF ファイルの圧縮方法を開発した Unisys 社が特許を主張し png だしたために、W3C(HTML の標準化を行っている団体)が規 定した形式。256 色とフルカラーのモードに対応し、圧縮あり。 ただし、古いブラウザが対応していないのであまり普及して いない。 RAW 各社で異なる 最近のデジカメで利用できるようになりつつある形式。映像 素子(CCD)がとらえた「生」のデータを記録しているため、画 質の劣化がなく、PC に取り込んでから画質調整するのに優れ る。ただし、ファイルサイズは大きい。 また、Web ページに画像を掲載する場合は、概ね次のような形式で保存します。 * 挿絵やタイトルなど ・・・ GIF または PNG * 写真 ・・・ JPEG 1.3 パソコンの画面を取り込むには 授業で利用するソフトウェアの操作方法などをプリントにまとめるとき、パソコンに表示されている 画面やソフトウェアの画面を入れておくと、直感的で分かりやすいプリントになります。 パソコンの画面を取り込む(=「キャプチャ」する)のは簡単で、次のように操作します。 1.3.1 パソコンの画面をキャプチャするには ① 画面全体を取り込むには、[Print Screen]キーを押します。 ② 最前面にあるソフトウェアの画面だけを取り込むには[Alt]キーを押しながら[Print Screen]キー を押します。 4 キャプチャされた画像は、 「クリップボード」に格納され、ペイント系のソフトやワープロソフトな ど、様々なソフトウェアに「貼り付け」て利用できます。 クリップボード ペイントや Word、 Excel などへ [Alt] + [Print Screen] 2.デジカメの活用 2.1 デジカメからパソコンへ画像を取り込むには デジカメで撮影した画像をパソコンへ取り込むには、いろいろな方法があります。ここでは、 WindowsXP や Windows2000 などで利用できる、最も一般的な方法について説明します。つぎのよう に操作します。 ① パソコンとデジカメを USB ケーブルで接続します。 ② 右のようなダイアログボックスが表示されたら、 「フォルダを開 いてファイルを表示する」を選び、[OK]ボタンをクリックしま す。 ③ 写真が表示されるまで、フォルダのアイコンを順番にダブルクリックします。 *フォルダ名はカメラメーカによって異なります 5 ④ [フォルダ]ボタンをクリックし、コピーしたいフォルダへドラッグアンドドロップします。 ■ ワンポイント USB ケーブルでパソコンに 接続したデジカメは、USB メモリーやフロッピーディ スクドライブのような感覚 で扱うことができます。 ドラッグアンドドロップ 2.2 取り込んだ画像の印刷 取り込んだ画像を印刷するには、さまざまな方法があります。ここでは、WindowsXP で利用できる 最も一般的な方法について説明します。次のように操作します。 ① 取り込んだ画像ファイルをダブルクリックするか、右クリ ックし「プレビュー」を選択します。 ② 次に、[印刷]ボタンをクリックします。 ③ 右のダイアログボックスが表示されたら、[次へ]ボタンを クリックします。 ④ 印刷したいファイルにチェックをつけ、[次へ]ボタンをク リックします。 6 ⑤ 印刷するプリンタを選択し、[印刷の基本設定]ボタンを クリックします。 ⑥ 印刷する用紙の種類(普通紙や写真光沢紙など)や印刷 の品質、用紙サイズなどの設定をします。 (ここで表示される ダイアログボックスは、プリンタの機種により異なります。 ) * フチなし印刷する場合は、通常、用紙サイズの設定で 「フチなし」の用紙を設定します。 ⑦ レイアウトを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。 (L 判などにフチなし印刷する場合は、 「フルページ 写真プリント」を選択します。 ) 2.3 Word での利用 2.3.1 Word へ貼り付けるには デジカメからパソコンへ取り込んだ写真や、ペイントなどのお絵かきソフトで作成した画像などのフ ァイルは、ワープロソフトや表計算ソフトなどに、簡単に貼り付けることができます。ここでは、Word に貼り付ける方法を順に説明します。 ① 「マイコンピュータ」や「エクスプローラ」か ら、貼り付けたい画像を選び、右クリックして表示 されるメニューから「コピー」を選択します。 右クリックして、「コピー」を選択 ② Word を開き、右クリックして表示されるメニューから「貼りつけ」を選択します。 7 2.3.2 レイアウトの調整 貼りつけた画像のレイアウトは、標準では「行内」になっています。貼りつけた画像の横に文字が回 り込むようにするには、レイアウトを設定します。次のように操作します。 ① 貼りつけた画像をダブルクリックします。 ② 表示されるダイアログボックスで、任意のレイアウト を選択し[OK]ボタンをクリックします。 ■ ワンポイント これ以外に、「図」ツールバーを利用する方法もあり ます。 「図」ツールバーは、通常、画像をクリックす ると自動的に表示されます。 2.3.3 トリミング 画像の一部分のみを利用したい場合は、トリミングを行います。次のように操作します。 トリミング ① 貼りつけた画像を選択します。 ② 「2.3.2 レイアウトの調整」に従い、レイアウトを「行内」以外に設定します。 ③ 画像を選択し、 「図」ツールバーの[トリミング]ボタンをクリックします。 (「図」ツールバーが表 示されていない場合は、画像を右クリックし、「図ツールバーの表示」を選択します。 ) ④ 次のポイントを、ドラッグします。 8 2.3.4 簡単な画像の調整 図ツールバーを利用すると、画像を明るくしたり、暗くしたりなど、簡単な画像の調整を行うことが できます。図ツールバーのうち、画像の調整に関するボタンは、次のものです。 明るさを調整します コントラストを調整します 画像を白黒にしたり、ウォッシュアウト(半透明)にしたりします。 2.3.5 型抜きするには Word で型抜きをするには、オートシェイプを利用します。次のように操作します。 型抜き ① 図形描画ツールバーを用いて、任意のオートシェイプを挿入します。 ② 挿入したオートシェイプをダブルクリックして、 「オ ートシェイプの書式設定」ダイアログボックスを表 示します。 ③ 「塗りつぶし」の「色」から、 「塗りつぶし効果」を 選択します。 ④ 「塗りつぶしの効果」ダイアログボックスが表示されるので、 「図」タブをクリックし、[図の選択]ボタンを押して、任意 の画像ファイルを選択します。 ⑤ 図を選択したら、[OK]ボタンをクリックします。 9 2.4 画像ファイルをまとめて圧縮するには 画像ファイルなどをメールで送ったりするには、ファイルのサイズを小さくするために、「圧縮」と 呼ばれる操作を行います。ここでは、WindowsXP で簡単に利用できる、ZIP 形式への圧縮を行います。 次のように操作します。 ① マイコンピュータやエクスプローラを利用して、画像が納められているフォルダを開きます。 ② 圧縮したい画像ファイルを選択します。(複数選択する場合は、囲むようにドラッグするか、1 つのファイルを選択し、2つ目以降は CTRL キーを押しながらクリックします) ドラッグする ③ 選択したファイルの上で右クリックし、 「送る」→「圧縮(zip 形式)フォルダ」を選択します。 ④ 必要があれば、作成された圧縮ファイルのファイル名を変更します。 作成されたファイルは、このようなアイコンで表示されます (参考) → 画素数と画質について 1.画素数と印刷用紙サイズの関係 画素数が増えることで、画質はきめ細かくなりますが、それにともないファイルサイズも大きくなり ます。印刷する用紙サイズと画素数の関係は、概ね次のようになります。 画素数 L判 A4 判 四切判 A3 判 100 万画素 ◎ × × × 200 万画素 ◎ △ △ × 300 万画素 ◎ △ △ × 400 万画素 ◎ △ △ × 500 万画素 ◎ ○ ○ △ 600 万画素 ◎ ◎ ◎ ○ 800 万画素 ◎ ◎ ◎ ◎ デジカメを選ぶ基準の一つに「画素数」があります。しかし、「高画素=高画質」という考え方は誤 りです。例えば、CCD のサイズが同じ場合、高画素化するほど一つひとつの画素(センサー)が小さ くなり、光を受ける量も減ってしまいます。その結果、感度が弱くなり、ノイズが発生しやすくなりま 10 す。また、手ブレ(カメラ本体のブレ)にも敏感になります。そのため、高画素なコンパクトデジカメ では、手ブレ補正機構は必須であるといえるでしょう。 このように、画質を左右するのは、画素数以外に、レンズ性能や「映像処理エンジン」と呼ばれるソ フトウェアの優劣も重要なポイントです。高画素な機種には手ブレ補正機能が求められますし、暗い場 所でもきれいに撮りたい場合は、高感度撮影できる機種が必要です。 2.画像サイズと画質の関係 最近のデジカメは、画像サイズと画質(Fine、Basic、Economy など)が選択できるようになってい ます。画像サイズは、撮影する写真の大きさのことですが、 「画質」とはいったい何なのでしょうか? 「1.2 画像ファイルの種類と特徴」で述べたように、多くのデジカメは撮影した画像を JPEG 形式 で保存するようになっています。JPEG 形式では、もとのデータを 1/10∼1/100 に圧縮しますが、圧縮 率が高いほど、ファイルサイズは小さくなり(=Economy)、その分、画質は悪くなります。逆に、圧縮 率を下げると、ファイルサイズは大きくなりますが、その分、画質は良くなります(=Fine)。 デジカメで設定できる画質とは、すなわち圧縮率のことだといえます。 3.ウェブアートデザイナーの活用 3.1 ウェブアートデザイナーの特徴と画面構成 ウェブアートデザイナーは、ホームページビルダーに付属する画像編集用ソフトで、簡単な画像の加 工に便利に利用することができます。ウェブアートデザイナーの画面構成は、次のようになります。 丸や四角、文字などを描く場合は、この ツールバーを利用します ダブルクリックして挿入できます。 3.2 ツールバーの機能 ウェブアートデザイナーのツールバーのボタンには、それぞれ次のような機能が割り当てられていま す。 11 ① 操作ツールバー オブジェクト(図形)選択 四角形で切り抜き 直線 楕円形・円 折れ線 四角形 曲線(頂点指定) 角丸四角形 曲線(スムーズ) 多角形 曲線(手書き風) 文字 消しゴム ペン ブラシ エアーブラシ 塗りつぶし 透明色で塗りつぶし 画面上の色を所得 拡大・縮小 前景色 背景色 ② 上部ツールバー 切り取り 削除 ファイルから貼り付け オブジェクトの編集 ロールオーバー作成 ボタンの作成 効果パレット表示 フォトフレーム作成 コピー 複製 元に戻す 貼り付け 色調補正 ロゴ作成 影効果 ボタン効果 カラーパレットの表示 素材集から貼り付け 赤目補正 明るさ・コントラスト補正 3.2 ロゴの作成 それでは、ウェブアートデザイナーを用いて、簡単なロ ゴを作成してみましょう。ここで作成したロゴは、Web ページや学校便りのタイトルにすることができます。 <見本> 12 3.2.1 バナーの挿入 文字の背景になる画像をバナーといいます。バナーを挿入するには、 次のように操作します。 ① 素材タブをクリックし、バナーフォルダを選択します。 ② 表示されるバナーのうち、任意のものをダブルクリックします。 3.2.2 文字を入れよう 次に、文字をいれます。次のように操作します。 ① 操作ツールバーの、[文字]ボタンをクリックします。 ② 挿入済みのバナー上をクリックし、文字を入力します。 3.2.3 文字のサイズを調整しよう 文字のサイズを調整するには、次のいずれかの操作をします。 あ、 文字の周りにある□をドラッグする。 い、 挿入した文字をダブルクリックし、 「サイズ」を数値で指定する。 3.2.4 文字の色や縁取り、効果を設定しよう 文字の色や縁取り、効果などを設定するには、挿入した文字をダブルクリックし、表示される「ロゴ の編集」ダイアログボックスでそれぞれの項目を設定します。 <色の設定> <縁取りの設定> 13 <効果の設定> 3.3 ファイルに保存しよう 3.3.1 キャンバス全体を保存するには 現在作成中のロゴや画像を一度保存し、再度変更する可能性がある場合は、キャンバス全体を保存し ておきます。キャンバス全体を保存するには、次のように操作します。 ① メニューバーの「ファイル」→「名前をつけてキャ ンバスを保存」を選択します。 ② 表示されるダイアログボックスで、フォルダとファ イル名を設定し、[保存]ボタンをクリックします。 3.3.2 作成したロゴや画像だけを保存するには 作成したロゴや画像を、他のソフト(ワープロや Web ページ用など)で利用するには、次の操作を 行い、JPEG 形式や GIF 形式で保存します。 囲むようにドラッグ ① 作成したロゴを囲むようにドラッグします。 ② 選択された領域上で右クリックし、表示されるメニューの 「Web 用保存ウィザード」を選択します。 ③ 表示されるダイアログボックスで、[次へ]ボタンをクリック します。 14 ④ 保存形式を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。 ■ ワンポイント 写真を保存する場合は JPEG 形式で、現在作成中のロ ゴやイラストなどを保存する場合は GIF 形式で保存 するのが一般的です。 ⑤ 続いて、保存時のオプションを設定します。設定できるオプションは、GIF 形式と JPEG 形式で異 なります。それぞれの形式に関する主なオプションを次に示します。 あ、GIF 形式 [プロパティ] □透明化 右のスポイトボタンをクリックし、背景を透過させる色 を指定します。 い、JPEG 形式 [画質] 画像の圧縮率を増減します。 [プロパティ] □プログレッシブ チェックすると、ブラウザで徐々に表示されるようなります。ファ イルサイズが大きく、ダウンロードに時間がかかる場合などに、利 用します。 ⑥ 次に、 「○ファイルに保存」を選択し、[完了]ボタンをクリ ックします。 ⑦ 「名前をつけて保存」ダイアログボックスが表示されたら、 フォルダとファイル名を設定し、保存を行います。 15 3.4 簡単な写真の加工 ウェブアートデザイナーを使うと、簡単な写真の加工を行うことができます。本格的な写真のレタッ チなどには向きませんが、Web ページやプリント用に加工する際に便利に使えます。 3.4.1 写真の読み込みや貼り付け ウェブアートデザイナーに写真のファイルを読み込むには、いくつかの方法があります。ここでは、 2つの方法を紹介します。 あ、「ファイルから貼りつけ」機能を用いる場合 ① メニューバーの「編集」→「ファイルから貼りつけ」 を選択します。 ② 表示されるダイアログボックスで、目的のファイル を選択し、[開く]ボタンをクリックします。 い、マイコンピュータやエクスプローラからコピー・ペーストを行う場合 ① 「マイコンピュータ」や「エクスプローラ」か ら、貼り付けたい画像を選び、右クリックして 表示されるメニューから「コピー」を選択しま す。 ② ウェブアートデザイナーを選び、右クリックし て表示されるメニューから「貼りつけ」を選択 右クリックして、「コピー」を選択 します。 3.4.2 サイズの調整 縦横比を保ったまま、貼りつけた写真のサイズを調整するには、次のように操作します。 ① 貼りつけた写真をダブルクリックします。 ② 「幅」または「高さ」を数値で指定します。 縦横比を保ったまま、マウスの操作でサイズを変更する には、[Shift]キーを押しながら、画像の四隅の「■」を ドラッグします。 16 3.4.3 明るさとコントラストの補正 写真の明るさやコントラストを補正するには、次のように操作します。 ① メニューバーの「ツール」→「明るさ・コントラス ト補正」を選択するか、ツールバーの[明るさ・コン トラスト補正]ボタンをクリックします。 ② 表示されるダイアログボックスで、いずれかをクリ ックします。 クリックするたびに、効果が増します。 3.4.4 色調の補正 写真の色調を補正するには、次のように操作します。 ① メニューバーの「ツール」→「色調補正」を選択す るか、ツールバーの[色調補正]ボタンをクリックしま す。 ② 表示されるダイアログボックスで、いずれかをクリ ックします。 クリックするたびに、効果が増します。 3.4.5 様々な効果 写真にさまざまな効果を追加するには、次のように操作しま す。 ① メニューバーの「ツール」→「効果」を選択するか、ツー ルバーの[効果]ボタンをクリックします。 ② 表示されるダイアログボックスで、いずれかをクリックし ます。 * [オプション]ボタンをクリックして、細かな設定を行 うことができます。 17 3.4.6 トリミング 写真のうち、一部を利用したい場合はトリミングを行います。次のように操作します。 ① 操作ツールバーの[切り抜き]ボタンを押 し、切り抜く形を選択します。 ② 切り抜く時の輪郭のぼかし量を選択しま す。 ③ [切り抜き]ボタンをクリックします。 18