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農林水産省「平成21年度新たな農林水産政策を推進する
農林水産省「平成21年度新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」の交付対象研究課題に 採択!! 平成21年5月19日に農林水産省から、「平成21年度新たな農林水産政策を推進する実用技術開発 事業」の新規採択課題が発表されました。本学からは農学部食料生産科学科 鉄村琢哉准教授を研究代表 研究者とする「家庭用果樹苗生産にも対応したカキわい性台木挿し木苗育成技術の開発」が採択されまし た。 農林水産省では、平成20年度より、農林水産業・食品産業の発展や地域の活性化などの農林水産政策の 推進及び現場における課題の解決を図るため、産学官連携による研究開発事業である「新たな農林水産政 策を推進する実用技術開発事業」を実施しています。 本事業では、農林水産政策を推進する上での課題に対応するための「研究領域設定型研究」、現場の発想 に基づき地域の活性化に資する「現場提案型研究」及び年度途中の突発的な政策課題に対応した「緊急対 応型調査研究」の3つの研究タイプを設定しています。 今般、「研究領域設定型研究」及び「現場提案型研究」について、産学官の共同研究グループから研究課 題を公募したところ、全体で345課題の応募があり、外部専門家等による審査を経て101課題を採択 し、委託事業として実施します。 :家庭用果樹苗生産にも対応したカキわい性台木挿し木苗育成技術の開発 (研究区分:現場提案型研究) ■代表研究者:鉄村 琢哉准教授(農学部食料生産科学科) ■実施期間 :平成21年度~平成23年度 ■課題名 【事業概要】 カキ苗の台木は種子から育てた実生を使用しており、カキ樹の喬木化をもたらしている。本研究は、挿し木 繁殖したわい性台木苗生産の実用化が目的であり、低樹高化・高生産性をもたらす苗の普及は、高齢化の進む 栽培農家の軽労働化、中山間地での栽培普及、新品種の開発促進、新規参入者の増加をもたらす。また、狭い 庭や植木鉢での栽培も可能にするため、一般消費者向けの販売促進につながり、果樹苗木産業が活性化する。 ※農林水産省ホームページへ →http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/090519_1.htm 多くの作業に 脚立が必要 家庭用果樹苗生産にも対応した カキわい性台木挿し木苗育成技術 の開発 わい性台 実生台 7年生‘平核無’樹 挿し木で大量 クローン増殖 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 低樹高性 果実高生産性 早期着花性 接ぎ木親和性 一次伸長停止性 カキ台木の概 念を根本から 変えるわい性 台木 挿し木繁殖 実用化試験 (株)山陽農園 接 生 苗 ぎ木 委託 の 産 わ い性 台 木 母 株 の 提 供 挿 し木 技 術 の指 導 宮崎大学 接ぎ木苗生産 システムの開発 きめ細やかな栽培管理が可能 脚立不使用栽培が可能 未収穫期間短縮と早期成園化 高接ぎによらない新品種導入 小型カキ樹の作出が可能 接ぎ木苗の組織学・生理学的調査 台木判別用DNAマーカー作成 新たなわい性台木の探索と繁殖