Comments
Description
Transcript
終了報告書
終了報告書 所 属 ( 本 学 ) 工学部 電気電子工学科 3 年 留 学 プ ロ グ ラ ム 名 TASTE 海外短期語学学習 2014 留 学 先 国 アメリカ合衆国・ワシントン大学 留 学 期 間 プログラム実施期間: 2014 年 9月 2 日~ 2014 年 9月 19 日 ① 留学先(参加プログラム/受入れ機関)の概略 ワシントン大学の STEP(Short Term English Program) Language & Culture コース session4 に参加した。 期間は 9/2〜9/19 であった。月曜から金曜の 9:40〜12:30 での授業であった。それ以外の時間は自由 に利用できる時間で、火曜日と木曜日の午後には自由参加のアクティビティがあり、近くの島やショッ ピングモールに行くプログラムが組まれている。大学の施設などは申し分無い環境が整っていた。 ② 留学前の準備 本プログラムの情報は、東工大の留学フェアに参加したときに入手した。その後、自分でワシントン大 学のホームページなどで本プログラムの詳細を知り、参加を決断した。英語のやりとりによる申し込み は全て自分でやらなければならないため少し戸惑ったが、質問に対するワシントン大学の対応も丁寧 で無事に申し込むことが出来た。私は大学にある寮に滞在したためプログラムの予約と同時に申し込 んだが案内に従って申し込むことが出来た。本プログラムにおいて VISA の取得は不要であるが、アメ リカに入国する際は ESTA の申し込みが必要である。また英語に対する準備として、日本で英会話教 室に 1 年ほど通っていた。 ③ 留学中の活動及び感想 火曜日と木曜日の午後のアクティビティにはほぼ参加した。また、ホームステイではなかったので1人 で使える自由な時間が多くシアトルの様々な町を1人でかなり歩いた。プログラム参加者の7割以上が 日本人で、日本人同士で行動をともにすると英語力の向上が測れないと感じたため、日本語を喋るこ とが出来ない友人となるべく行動できるように心がけた。実際、日本人だけのグループでは日本語によ る会話がほとんどであった。1人でシアトルの町を歩いたことも非常に貴重な経験となった。アメリカの 文化を肌で感じることはとても刺激的であった。 本プログラムは初日に行われる筆記と会話のテストによって英語のレベルに応じてクラスが分けられ る。私は本プログラムの中で一番上のクラスであったが、授業内容はとても楽しいもので苦労すること は無かった。 ④ 留学を終えて、自分自身の成長を実感したエピソード 最初の一週間は買い物など英語を使う状況でかなり緊張して慌てていたが、徐々に落ち着いて相手 の言葉を聞き喋ることが出来るようになっていった。授業で先生が喋る英語は非常に聞き取りやすくあ まり苦労しなかったが、スーパーやレストランなどで店員の人が喋る英語はかなり速く最後まで全てを 聞き取ることはできなかったが、それなりに対応することは出来るようになった。何より、ミスを恐れず に英語を喋ることが出来るようになったことがこの3週間の大きな成果ではないかと思う。間違えた場 合はもう一度言い直せば大丈夫なのだから、心配いらないのだというある種、度胸のようなものを得る ことが出来た。今は、ざっくりと聞こえていたネイティブスピーカーの英語をしっかりと聞き取れるように なりたいという強い思いから英語の勉強に日々取り組んでいる。 また、1人でこれほど長期に渡って生活することも初めてだった上にアメリカというあまり知らない文 化で戸惑うことも多かったが、だんだんと慣れていくことができた。とても貴重な体験が出来たと感じて いる。 ⑤ 留学費用 渡航費:129,380 円(ANA, シアトル-成田直行便) プログラム参加費:1,390 ドル 寮(食事含む):600 ドル(9/1〜9/12 滞在) ホテル:82,000 円(9/12〜9/20 滞在) 保険料:6640 円 生活費:120,000 円程度 奨学金:80,000 円(JASSO) ⑥ 留学先での住居 今回参加した 9/2 からのセクションはワシントン大学の夏休み期間との関係により、学生寮には留学期 間の途中である 9/12 までしか滞在することが出来なかった。その後は、大学と同じ敷地にあるホテル に 8 日間滞在した。学生寮もホテルもトイレとシャワーが各階で共用であったがそれほど不便を感じる ことは無かった。寮ではダブルルームを申し込んだが、ルームメイトがおらず1人で過ごした。ホテルで 困ったことは、事前にオンラインで支払いをしていたにもかかわらず、チェックインの際に再び宿泊料を 請求されたことである。一度は支払ったが、あとで支払いを証明するページをプリントした紙を見せて返 金してもらった。英語でのやりとりであったために非常に困惑した。 寮に滞在しているときの食事はミールカードという、寮にある食堂や大学敷地内の食堂でキャッシュを 使わずにお金を払うことができるものを事前に購入していた。寮の食堂の昼ご飯と夕飯は毎日メニュー が異なるので、舌に合う時もあれば、そうでない時もあった。 ⑦ 留学先での語学状況 留学前の TOEIC の点数は 625 点であったが、今回のプログラムにおいてはあまり TOEIC の点数は関 係ないのではないかと感じる。難しい単語や文法を使用する機会はほぼなく、それ以上に簡単な単語 を使って自分の感情や考えを相手に伝える能力が非常に重要視されるプログラムであった。この点に おいて、留学前から日本で通っていた英会話教室はかなり有効であったと感じる。 また、授業における英語は十分に対応することが出来たが、前述した通りスーパーやレストランでのネ イティブスピーカーの英語は非常に速く、最初はほぼ聞き取ることが出来なかった。3週間経って少し は聞き取ることが出来るようになったが、まだまだ英語のリスニング能力が不足していると感じている。 ⑧ 単位認定 東工大で単位認定を行う予定である。 ⑨ 留学経験を今後、どのように活かしたいか 今回は非常に短い期間の語学留学であったが、英語をさらに勉強したいという動機付けには十分であ った. 今後は更に英語を勉強して、長期の留学も経験したい。英語による会話も詰まることなくできるよ うになりたいと強く感じている。 ⑩ 留学先で困ったこと(もしあれば) 留学前に不安だったことは多くあったが滞在中に困ったことは特になかった。唯一、前述したとおりホテ ルでのトラブルは困惑した。なにか心配なことや困ったことがあったときは、現地の自分のクラスの先 生に相談して解決していた。 ⑪ 留学を希望する後輩へアドバイス 留学はしたいけど、長期でいけるほど英語力に自信がないという人にぴったりのプログラムだと思いま す。正直言って三週間ではっきりとした英語力の向上はありませんが、アメリカの文化やネイティブスピ ーカーの英語を五感で感じることで、さらなる英語力の向上を決意する大きな動機付けになります。ま た、英語力以外の面でも成長を感じることが出来る三週間です。迷っている人は、間違いなく参加する ことをお勧めします。 留学前の準備は全て自分一人でやらなければ行けないため、不安になることや困ることもあると思い ます。東工大の留学生交流課を通して私に連絡をくれれば相談に乗ることも出来ると思います。