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Stellaris 概要 - Texas Instruments Wiki
Stellaris 概要 Module Topics Stellaris 概要 .............................................................................................................................................. 1-1 Stellaris ブロック図 .............................................................................................................................. 1-2 Cortex-M3 を見てみましょう .............................................................................................................. 1-3 Cortex-M3 アーキテクチャ.............................................................................................................. 1-3 Stellaris の全体像 .................................................................................................................................. 1-8 Stellaris の特徴 .................................................................................................................................. 1-8 Stellaris 評価キット .........................................................................................................................1-10 StellarisWare .....................................................................................................................................1-11 フラッシュ・プログラマー ...........................................................................................................1-12 Lab1 LM Flash Programmer を使う ....................................................................................................1-13 Stellaris 評価キットと PC の接続...................................................................................................1-13 LM Flash Programmer を使ったプログラムの書き込み ..............................................................1-14 Stellaris 1day Workshop –Stellaris outline 1-1 Stellaris ブロック図 Stellarisブロック図 ARM® Cortex™-M3 v7-M プロセッサ・コア ~ 100 MHz ~ 125 MIPS(100 MHz 動作時) ~256 KB フラッシュ / 96 KB SRAM ROM には、Stellaris DriverLib、ブートローダ、AES テーブル、 CRC を内蔵 オンチップ・メモリ 外部ペリフェラル・インターフェイス(EPI) 外部ペリフェラルに対応した 32 ビット専用パラレル・バス SDRAM、SRAM/フラッシュ、M2M をサポート 10/100 イーサネット MAC + PHY 3 つの CAN 2.0 A/B コントローラ USB(フル・スピード) OTG / ホスト / デバイス 3 つの UART(IrDA および ISO 7816 をサポート*) 2 つの I2C 2 つの同期シリアル・インターフェイス(SSI) インテグレーテッド・インターチップ・サウンド(I2S) 32 チャネル DMA コントローラ 内部精度 16MHz オシレータ 別々のクロック・ドメインを備えた 2 つのウォッチドッグ・タイマ ARM Cortex Systick タイマ RTC 機能を備えた 4 つの 32 ビット・タイマ (最大で 8 つの 16 ビット・タイマ) 低消費電力のバッテリ・バックアップ機能付きハイバネーショ ン・モジュール 豊富なシリアル・インターフェース システム統合 高度なモーション・コントロール 8 個の高度な PWM 出力 (モーション・アプリケーションおよびエネルギー・アプリケーショ ンに対応) 2 つの直交エンコーダ入力(QEI) 2 つの 8 チャネル 10 ビット ADC(合計で 16 チャネルに対応) 2 3 つのアナログ・コンパレータ オンチップ電圧レギュレータ(1.2V の内部動作) アナログ Cortex™-M3の位置付け ARMv7-A x1-4 A Cortex-A9 Cortex-A8 ARMv6 ARM1176JZ(F)-S ARM1156T2(F)-S ARM1136J(F)-S R ARMv7-R Cortex-R4F ARMv5 ARM1026EJ-S Cortex-R4 ARM968E-S ARM926EJ-S ARM946E-S ARM966E-S ARM7EJ-S M ARMv7-M ARMv4 ARM920T Cortex-M3 ARM922T ARM7TDMI(S) 1-2 Cortex-M1 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline Cortex-M3 を見てみましょう Cortex-M3 アーキテクチャ ARM® Cortex™-M3とは? Cortexファミリのプロセッサは、あらゆる必要性能レベルにわたり、特 定市場向けのアプリケーションに最適化した多様なソリューションを 提供 ARM Cortexファミリは、3シリーズで構成され、全シリーズともに Thumb-2命令セットを実装し、多様な市場における性能とコストの要 求に対応 ARM Cortex-A シリーズ ARM Cortex-R シリーズ 複雑なOSおよびユーザ・アプリケーション向けのアプリケーション・ プロセッサ ARM、Thumb、Thumb-2命令セットをサポート リアルタイム・システム向けの組込みプロセッサ ARM、Thumb、Thumb-2命令セットをサポート ARM Cortex-M シリーズ コストを重視するアプリケーションに最適化した ディープ・エンベデッド・プロセッサ Thumb-2命令セットのみをサポート Note: • ARM Code 32-bit • Thumb Code 16-bit • Thumb-2 Code mostly 16-bit & some 32-bit (25% Faster, 26% Smaller) Cortex™-M3 コアの特徴 フラッシュ・メモリの使用に最適化され たアーキテクチャ シングル・サイクルの乗算命令、および ハードの除算命令 Thumb2 16-/32-ビット混在命令セット – モード切り替え不要 1.25 DMIPS/MHz - ARM7 や ARM9 より高性能 確定的な高速割り込み処理: Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline 処理開始まで通常12サイクル、最低6 サイクル C言語との親和性 – 割り込みハンドラ をCの関数で記述可 クロック・ゲーティングを使用した3つの スリープ・モードによる低消費電力 データ・ブレークポイント、フラッシュ・パ ッチなどの充実したデバッグ機能 1-3 一貫した命令セット = ARM7 Thumbがベース ARM7(Thumb) → Cortex-M0 → Cortex-M3への上位互換 ADC ADD ADR AND ASR BFC BFI BIC CDP CLREX CMP LDMIA BKPT BLX ADC LDRBT BX CPS AND ADD ASR CMN DBG EOR LDC ADR LDMDB LDR LDRB B LDRD LDREX LDREXB LDRH LDRHT LDRSB CMP EOR LDRSHT LDRSH LDRT LDR LDRB LDM LSL LSR MLS LDRH LDRSB LDRSH MLA MOV MOVT MVN DMB LDRSBT DSB CMN MCR ISB MCRR MRS BL MSR CLZ CBZ BIC LDREXH MRC B CBNZ LSL LSR MOV MRRC MUL NOP NOP REV MUL MVN ORR ORN ORR PLD PLDW REV16 REVSH POP PUSH ROR PLI POP PUSH REVSH RBIT SEV SXTB RSB SBC STM REV REV16 ROR SXTH UXTB STR STRB STRH RRX RSB SBC SBFX UXTH WFE SUB SVC TST SDIV SEV SMLAL SMULL WFI YIELD CORTEX-M0 STMDB SSAT STC STMIA STR STRB STRBT STRT STRD STREX STREXB STREXH STRH STRHT SUB SXTB SXTH TBB TBH TEQ TST UBFX UDIV UMLAL UMULL USAT UXTB UXTH WFE WFI YIELD IT CORTEX-M3 Present in ARM7TDMI シンプルなレジスタセット R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 R10 R11 R12 R13(SP) R14(LR) R15(PC) R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8_fiq R9_fiq R10_fiq R11_fiq R12_fiq R13_fiq R14_fiq R15(PC) CPSR SPSR_fiq User/ FIQ System 従来のARM R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 R10 R11 R12 R13_svc R14_svc R15(PC) R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 R10 R11 R12 R13_abt R14_abt R15(PC) SPSR_svc SPSR_abt R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 R10 R11 R12 R13_und R14_und R15(PC) SPSR_irq SPSR_und SVC Abort IRQ Undef レジスタ 37個 1-4 R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 R10 R11 R12 R13_irq R14_irq R15(PC) Cortex-M3 R0 R0 R1 R1 R2 R2 R3 R3 R4 R4 R5 R5 R6 R6 R7 R7 R8 R8 R9 R9 (切り替えない事も可) R10 R10 R11 R11 R12 R12 R13(SP) SP_main R13(SP) SP_process R14(LR) R14(LR) R15(PC) R15(PC) スタック・ポインタ だけが切り替わる xPSR xPSR 特権 非特権 スレッドモード スレッドモード ハンドラモード レジスタ 18個 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline シンプルな実行モード 基本的なシステム RTOSを使うシステム 一つのスタックでシンプルな構成 OSとユーザルーチンで特権レベル を変え、 システムの保護を行うことができる スタックを分離することができる Reset Reset 特権レベル スレッドモード ネスト ハンドラモード 特権レベル 初期化ルーチン スレッドモード メインルーチン モニタなど 初期化ルーチン OSカーネルなど ネスト ハンドラモード 割り込みルーチン メインスタック 割り込みルーチン メインスタック スタック切り替え スレッドモード 非特権レベル ユーザルーチン プロセススタック アンアラインドデータアクセス データを詰めてメモリを有 効利用することができる パックされた通信データなど はそのままアクセスできる 必要により自動的に複数のバス サイクルが発生 プログラム処理が簡略化できる 例) struct pk_data { char int char short }; a; b; c; d; // 1バイト // 4バイト // 1バイト // 2バイト ARM7TDMI-Sはアンア ラインドデータをサポート していない ARM Cortex-M3はア ンアラインドデータをサ ポート char char int int char short char short データはワード 境界で整列する 必要がある 無駄な空間 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline 空き 1-5 メモリ/ペリフェラルのビット操作 Bit band regionはビット単位でアクセ スも出来る領域(1/2/4バイトも可) データとペリフェラルに固定したアドレ スが割り当てられている Bit band regionの特定のビットは対 応するBit band areasへのワード単位 の1命令の書き込みで可能 例)0x2000000a番地のbit3を1 にする C言語の例: *((int *)(0x22000000+0xa*32+3*4)) = 1; Bit band areasのアクセスアドレス = bit band areasのベースアドレス+ バイトオフセット×32+ Bit band areas 32MB ビット番号 × 4 通常のペリフェラル31MB Bit band region 1MB ペリフェラル 0.5GB 0x40000000 Bit band areas 32MB SRAM 0.5GB 0x20000000 通常のデータ 31MB コード 0.5GB Bit band region 1MB 0x00000000 アセンブラは不要! アセンブラ不要の割り込みハンドラ ASM ベクタ・テーブルの設定もC言語で 割り込みハンドラはC言語で簡単に記述可能 #pragmaやinterrupt修飾子などは不要 割り込みハンドラのネストも特別なケアは必要なし 命令コードではなく、ハンドラのアドレスを指定 関数ポインタの配列により設定可能 ブート・コードもC言語で可能 ハードによるスタック・ポインタの設定 C/C++ 2010/1/6 1-6 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline 充実したデバッグ機能 基本デバッグ機能 フラッシュ・パッチ / ブレークポイント 4個のハードウェア・ウォッチポイント ハードウエア・トリガによるプログラム・カウンタの サンプリング プロファイリングサポート 6個のハードウェア・ブレークポイント フラッシュ・メモリ領域をSRAMか システム・アドレス空間に再マッピング可能 データ・ウォッチポイントとトリガ(DWT) コアの停止、リセット、ステップ実行 NVIC中の全ての割り込み関連の情報の取得 すべてのメモリとレジスタへのアクセス(DAP経由) 各種動作時間の計測 SWV (Serial Wire Viewer) DWTなどのトレース情報をチップ外部に出力 メモリマップ CortexCortex-M3では空間の使い方も定義しています リザーブ NVIC EPI接続の EPI接続の 外部空間 内部ペリフェラル 内部SRAM 内部SRAM 内部Flash 内部Flash Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline 1-7 Stellaris の全体像 Stellaris の特徴 4 世代にわたるStellaris Tempest DustDevil Fury Sandstorm 64KB フラッシュ 8KB SRAM モーション・コントロール 1MSPS ADC 2006 256KB フラッシュ 64KB SRAM モーション・コントロール イーサネット MAC+PHY CAN 2.0 イーサネット+CAN 128KB フラッシュ 64KB SRAM モーション・コントロール を機能拡張 USB 2.0 OTG/Host/Device 32 チャネル DMA より高い性能 低消費電力 ETH+CAN+USB OTG 外部バスの能力 I2S 高精度 OSC Low power 最高100MHz USB搭載 DMA搭載 モーション・コントロール IP 50MHzシングル・サイクルFlash 2007 2008 2009 Ethernet対応 CAN対応 最大256KB 2011 2010 LM3S100シリーズからLM3S9000シリーズまで約160の製品群 ※デバイス・クラスはDID (Device Identification)レジスタのCLASSフィールド値により区別できます シングル・サイクルのフラッシュ・メモリ(最高 50MHz) ARM7 や Cortex-M3を使用した、より高速なコア・スピードをうたっている競合他社様もあ りますが、フラッシュ・メモリがシングル・サイクルではないチップがあります。 また、シングル・サイクルをうたっている競合他社様もありますが、最大のコア・スピードに 制限があります。 ベンダー MCU ライン フラッシュ・アクセ ス・タイム 20MHz CPU フラッシュ・アクセ ス・タイム 25MHz CPU フラッシュ・アクセ ス・タイム 50MHz CPU 測定単位 Texas Instruments ST Micro Atmel Stellaris 1 1 1 1 サイクル STM32 AVR8 1 1 2 N/A 3 N/A サイクル サイクル 50MHz以上のコア・スピード動作時には、プリフェッチ・バッファを使いリニア・アドレ ッシング ルーチンのノー・ウェイト動作を実現しています。 2010/1/6 1-8 注)フラッシュ・メモリへのアクセス仕様は、各社発行のデータシートより 17 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline 豊富なコネクティビティを手軽に 10/100イーサネットMAC+PHY CAN2.0A/Bコントローラ USB (Full speed) OTG/Host/Device UART/I2C/I2S/SSI 医療、工業、放送、通信、セキュリティ、ビル管理、アミューズメント、… 幅広い分野で汎用的にお使いいただくために 2010/1/6 18 MCUセレクションツール Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline 1-9 Stellaris 評価キット Stellaris 評価キット ”Zero-to-32bits in 10 minutes” • 10 分以内で立ち上げ動作させる上で必要なものを全て提供 • 評価ボード、ケーブル類、各種開発ツール、技術資料、StellarisWare ソフトウェ ア、アプリケーション・ノート • Stellaris製品共通のシリアル・インサーキット・デバッグ・インターフェイスとしても機能 するため、アプリケーションの評価キット上の検証から、プロトタイプ作成に至るまで 広範囲に使用可能 EK-LM3S811 少ピン数 49 米ドル EK-LM3S1968 多ピン数 59 米ドル EK-LM3S2965 CAN 通信機能 79 米ドル EK-LM3S3748 USB ホスト/デバイス 109 米ドル EK-LM3S6965 Ethernet MAC+PHY 69 米ドル EK-LM3S8962 Ethernet+CAN 89 米ドル EK-LM3S9B90 Ethernet+USB OTG 99 米ドル EK-LM3S9B92 Ethernet+OTG+MC 99 米ドル 4 種類の開発ツールから選択: EKK-LM3Sx ARM RealView Microcontroller Development Kit tools(32KB のアドレス制限) EKI-LM3Sx IAR Embedded Workbench KickStart(32KB のアドレス制限) EKC-LM3Sx CodeSourcerySourcery G++ GNU(30 日間評価ライセンス) EKT-LM3Sx Code Red Technologies Red Suite(フル評価ライセンスをボードに組み込み) 20 Stellaris評価キット:EK-LM3S9B92 $99 参考価格 LM3S9B92を搭載した評価ボード インサーキット・デバッグ・インターフェイス(BD-ICDI)ボード ケーブル 1 - 10 PC の USB ポートおよび評価ボードの 10 ピン ARM JTAG コネクタへ接続 8 ピン電源/UART コネクタで、実際の COM ポートから評価ボードへ電力を供給 USB miniB - USB-A 変換ケーブル、USB-µA - USB-A メス型変換ケーブル、 USB-µB - USB-A オス型変換ケーブル 21 JTAG/SWD 接続用 10 ピン・リボン・ケーブル、電源/UART 接続用 8 ピン・リボン・ケーブル CD-ROM には、評価ソフトウェア・ツール、技術資料、ソース・コード、回路図を収録 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline EK-LM3S9B92:ボード拡大図 電源切り替えスイッチ ユーザー・スイッチ USB OTG マイクロ コネクタ 電源/UART Ethernet JTAG パワーLED リセット・スイッチ ユーザーLED StellarisWare Introducing フリー・ライセンスかつロイヤリティ・フリーのソース・コード付ライブラリ ペリフェラル・ドライバ・ライブラリ グラフィックス・ライブラリ USB ライブラリ ブート・ローダ IEC 60730 ライブラリ Stellaris MCUでの開発をスムーズ に行っていただくために評価/製品 開発時に必要なソフトウェアをライ ブラリとして提供 チップの制御方法把握のためだけ でなく、WebサーバーやUSBメモリ など一つのアプリケーションとして 動作するサンプルプログラムを同封 ※弊社Webサイトからダウンロード可能 ※IEC60730ライブラリについてはアプリケーション・ノート(AN01272)を参照 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline 1 - 11 フラッシュ・プログラマー フラッシュ・プログラマー LM Flash Programmer(LMFlash.exe) わかりやすいグラフィカル・ユーザー・インターフェイス すべての評価キットをサポート 主な特長は次のとおり 2010/1/21 1 - 12 Program(プログラム) Verify(検証) Erase(消去) Read memory(メモリのリード) 22 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline Lab1 LM Flash Programmer を使う Lab1:LM Flash Programmerを使う いろいろなサンプル・プログラムを動かしてみましょう! Stellaris 評価キットと PC の接続 ソフトウェアは全てインストール済みですので、ボートと PC を USB ケーブルにて接続 すると LM Flash Programmer からプログラムを書き込めるようになります。 1. ボードが正しく認識されていることを確 認します。0 USB ケーブルでボードと PC を接続し、 ウィンドウズのコントロールパネルから システムを開きます。「ハードウェア」 タブをクリックし、「デバイスマネージ ャ」ボタンをクリックしてデバイスマネ ージャを開きます。右図のように USB (Universal Serial Bus)コントローラのツ リーに Stellaris ICDI Board A 及び Stellaris ICDI Board B、ポート(COM と LPT)に Stellaris ICDI COM port(COMxx)があるこ とを確認してください。 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline 1 - 13 LM Flash Programmer を使ったプログラムの書き込み 2. LM Flash Programmer を起動します。 デスクトップにある LM Flash Programmer アイコンをダブルクリックしてください。 3. 評価ボードを選択します。 使用するボードを Configuration タブの Quick Set プルダウンメニューから選択してく ださい。 4. サンプルプログラムを選択します。 Program タブの Select .bin file 内にある Browse ボタンをクリックし、書き込む.bin フ ァイルを選択します。サンプルプログラムは C:\StellarisWare\boards\<評価キット名> 1 - 14 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline フォルダに多数収録されています。ここでは”usb_host_msc”サンプルをもとに手順を 紹介します。 .bin ファイルは C:\StellarisWare\boards\<評価キット名>\usb_host_msc\ccs\Debug フォ ルダにありますので選択してください。 .bin ファイル選択後 Program ボタンをクリックするとプログラムの書き込みが始まり ます。LM Flash Programmer ウィンドウの最下部に表示されるスクロールが 100%に 到達し、”Program Complete”と表示されると書き込み完了です。 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline 1 - 15 5. “usb_host_msc”サンプルプログラムの動作を確認します。 このサンプルプログラムは Stellaris の USB ホスト機能を使い、USB マス・ストレー ジ・クラスを使ってファイルシステムを読み出すデモ・ソフトウェアです。ボード に USB メモリを接続し、USB メモリにあるファイルシステムの内容を PC のターミ ナルソフトに表示します。 まずはボードに USB メモリを接続してください。 次に PC のターミナルソフトを起動してください。ターミナルソフトの設定は手順 1にて確認した COM 番号へ Serial ポート接続するようにし、詳細設定にてボーレー ト 115200bps、データ 8bit、パリティなし、ストップビット 1bit としてください。下 図は TeraTerm での設定例になります。 1 - 16 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline 次にボードのリセット・プッシュスイッチを押しプログラムを最初から実行させま す。すると下図のようなコマンドライン入力がターミナルに表示されま す。”help<Enter>”、”ls<Enter>”など入力し USB メモリ内のファイルシステム情報が 表示されることを確認してください。 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline 1 - 17 6. 他のサンプルプログラムに書き換え、動作を確認します。 他のサンプルプログラムの.bin ファイルを LM Flash Programmer で書き込み、試して ください。動作内容は各サンプルプログラムのフォルダ C:\StellarisWare\boards\<評 価キット名>\<サンプルプログラム名>\にはそのプログラムの内容を紹介している readme.txt ファイルを参照してください。 例えば”blinky”はボード上の User LED を点滅させるプログラムです。シンプルなプ ログラムですので簡単に試せるでしょう。その他、時間の許す限り試してみてくだ さい。 以上で Lab1 は終了です。LM Flash Programmer を終了してくださ い。お疲れ様でした。 1 - 18 Stellaris 1day Workshop – Stellaris outline