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5月23日送付 アメリカ合衆国の核弾頭の性能評価実験に対する抗議
アメリカ合衆国大統領 バラク・フセイン・オバマ・ジュニア 閣下 駐日アメリカ合衆国大使館 特命全権大使 ジョン・ビクター・ルース 抗 閣下 議 文 貴国が、核兵器廃絶を求める国際世論を無視し、昨年11月と今年3月の2度に わたり実施されたとされる、ニューメキシコ州のサンディア国立研究所での核弾頭 の性能評価実験に対し、川崎市議会は厳重に抗議します。 オバマ大統領が、平成21年(2009年)4月にプラハにおいて「核兵器のな い世界を目指す」と宣言したにもかかわらず、昨年9月の未臨界実験に引き続き今 回の実験を行ったことは、核軍縮に向けた国際社会の努力に水を差すもので、重大 な懸念を抱くものであります。 川崎市議会は、真の恒久平和と安全を実現させることは人類共通の願いであると の認識の下、昭和57年(1982年)に「核兵器廃絶平和都市宣言」を全会一致 で可決し、平和推進事業に積極的に取り組んでおり、今回の貴国の行為を看過する ことはできません。 貴国が、今後一切の未臨界核実験及びそれに類似する実験を中止し、核兵器廃絶 の実現に向け最大限の努力をされることを川崎市議会はここに強く申し入れます。 平成23年(2011年)5月23日 川崎市議会議長 大 島 明