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「関 IT研」公式ホームページ
http://someya-net.com/104-IT_Kansai_Initiative/ 「関⻄IT研」公式ホームページ 「関⻄IT研」は、通訳翻訳の理論および教授法に関する⾃主研究会です。今のところ、ほぼ⽉1回のペースで論⽂講読を中 ⼼とした勉強会をしています。原則として関⻄地⽅在住の通訳翻訳学会の会員を対象としますが、会員以外の⽅の参加も歓 迎します。(新規⼊会ご希望の⽅は [こちら] をクリック) Top 第16回 2012年3⽉17⽇(⼟) 午後1時〜5時 いつもより1時間早く開始します。ご注意ください。 場所:関⻄⼤学(千⾥⼭キャンパス)岩崎記念館2階 会議室 交通アクセス|キャンパスマップ ※キャンパスマップの (5) の建物が岩崎記念館になります。 会費:なし DL:染⾕泰正(関⻄⼤学) トピック:「通訳理論と教育法 1:通訳ノートテイキング指導のための理論的枠組み」 対象:どなたでも参加できますが、基本的には⼤学や⺠間の通訳スクール等で通訳指導に当たってる指導者の⽅々を対象に します。 概要:ノートテイキングが逐次通訳のキースキルであることはだれもが認めることであるが、その指導法については従来こ れといった理論的な枠組みがなく、多くの⼤学や通訳者養成学校においても、「ノートの例をいくつか⽰す程度で、連続し てノートに関する講義や訓練が⾏われているとは必ずしもいえない」(松⼭晶⼦ 2002)状態が続いている。2002年に⾏ われた松⼭のアンケート調査 (PDF) によれば、⼤多数の回答者(現役通訳者)が「ノートは個々の通訳者で全く異なる」も のであり、したがってノートテイキングは各⾃が⾃分なりに⼯夫して習得するべきものであると考えていることが報告され ている。とすれば、体系的なノートテイキングの指導が⾏われていないのも、もっともなことであると思われる。⼀⽅、染 ⾕ (2010) の実験および観察によれば、通訳ノートがその細部において個々の通訳者ごとに異なることは当然としても、全 体として「⼤きく」異なることはなく、むしろ共通点のほうが多いことが観察されている。今回の研究会では、この「共通 点」に焦点をあて、これを⼿掛かりにしながら通訳ノートテイキングの認知・⾔語学的プロセスを明らかにするとともに、 ノートテイキング指導のための理論的枠組みについて議論したい。 [指定論⽂] 1. 染⾕ 泰正 (2005) 「通訳ノートテイキングの理論のための試論――認知・⾔語学的考察」 2. 染⾕ 泰正 (2010) 「プロ通訳者による通訳ノートおよびノートテイキングの実験的研究(研究ノート)」 3. Alexieva, B. (1993). On Teaching Note-taking in Consecutive Interpreting. 4. Mackintosh, J. (1985). The Kintsch-Van Dijk Model of Discourse Comprehension and Production Applied to the Interpretation Process. 5. Albl-Mikasa, M. (2008). (Non-)Sense in note-taking for consecutive interpreting [参考資料] 1. 第5回例会の参考⽂献 3. 討議資料:関連性理論の推論モデル(改訂版 Ver.2) 2. 第8回例会のハンドアウト2:Kintsch-van Dijk モデル概念図 ※研究会終了後、懇親会を⾏います。会場予約の都合上、懇親会に出席される⽅は早めにご連絡をいただけるようお願いし ます(担当:染⾕)。 Top 第17回 2012年4⽉21⽇(⼟) 午後2時〜5時 場所:⻄宮市⼤学交流センター(⻄宮北⼝徒歩2分 アクタ⻄宮東館6階) 会費:300円(会場使⽤料として) DL:染⾕泰正(関⻄⼤学) トピック:「通訳理論と教育法 2:逐次通訳訓練のための標準カリキュラム」 概要:第16回例会での議論を受けて、発表者が提唱する通訳ノートテイキングの理論的枠組みに基づく具体的な指導プロ グラムを提⽰します。理論を(教育現場での)実践に落とすためにどのような⼯夫が必要で、どのような問題点があるかに ついて、参加者のみなさんと⼀緒に考えていきたいと思います。また、通訳ノートテイキング(を含む逐次通訳の)訓練 は、学習者の⾔語運⽤能⼒をL1とL2の両⾯にわたって⼤いに促進するという発表者の持論についても、その理論的な根 拠を⽰しながら議論したいと考えています。 [資料] 逐次通訳訓練のモデル授業プランと教材(コピーライトセンシティブな演習素材を含むため資料は研究会当⽇に配布しま す) [参考⽂献] 1. Rozan, J-F. (1958). The Seven Principles of Notetaking (Excerpt from Rozan (1958) "Notetaking in Consecutive Interpreting.") 2. 関川富⼠⼦ (2008)「ノートテーキング(Notizentechnik)」 ※研究会終了後、懇親会を⾏います。会場予約の都合上、懇親会に出席される⽅は早めにご連絡をいただけるようお願いし ます(担当:染⾕)。 Top 問い合わせ先: 染⾕泰正(関⻄⼤学外国語学部・外国語教育学研究科) メール: someya(at)someya-net.com