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ブース内ミニセミナーご案内・実験例詳細 - GEヘルスケア・ジャパン株式
2011年3月1日(火)~2日(水) 於:京王プラザホテル 4階 花の間 第 10 回日本再生医療学会総会 GE ヘルスケア・ジャパン株式会社 ライフサイエンス統括本部 ブース内ミニセミナーのご案内 GE ヘルスケアの展示ブースでは、幹細胞研究に関するミニセミナーを開催しております。 また、会期中にメール会員にご登録くださった方には特典もご用意しておりますので、ぜひお立ち寄りください。 ● ミニセミナー内容 ● <予約不要・無料> 資料も配布します! 攻略 再生医療・幹細胞研究 ~イメージングサイトメーター活用例~ 接着細胞や組織切片を剥離することなく細胞解析できるイメージングサイトメーターは、昨今フローサイトメーター を補完する技術として注目されています。特に幹細胞分野においては、研究の進展とともに、コロニー、組織切片、 細胞シートなど、測定対象がますます多様化しており、画像をベースに解析を行うイメージングサイトメーターが より広く活用されてきています。 本セミナーでは、再生医療・幹細胞研究におけるイメージングサイトメーターのさまざまな実践例をご紹介します。 3 月 1 日(火) ① 11:10~11:25 ② 13:20~13:35 ③ 14:10~14:25 3 月 2 日(水) ① 11:40~11:55 ② 13:00~13:15 ③ 15:30~15:45 場所: 4F 花の間 GE ヘルスケア ブース内 ※ご紹介するアプリケーション詳細は裏面をご覧ください! イメージングサイトメーター IN Cell Analyzer 2000 Stem cell colonies, whole well imaging *セミナー内容については、予告なく変更される場合があります。ご了承ください。 本件に関するお問合せ先 GE ヘルスケア・ジャパン株式会社 ライフサイエンス統括本部 〒169-0073 東京都新宿区百人町 3-25-1 マーケティングコミュニケーション TEL: 03-5331-9334(担当: 堀川) ● ミニセミナーでご紹介するアプリケーション ● マウス胎児の淡蒼球原基を用いた前脳型コリン作動性ニューロンの誘導評価 アルツハイマー病は、前脳型コリン作動性ニューロンの異常が発症の一因であることが示唆されており、その発生過程を知るこ とは病態解析において重要です。また、ES/iPS 細胞から、前脳型コリン作動性ニューロンを誘導することができれば、より実際 の発生過程を反映したこのニューロンでの解析、より患者の病態に即した細胞モデルの作出が可能になり、極めて有用なツー ルとなります。しかし、前脳型コリン作動性ニューロンの詳細な分化制御機構は明らかではありません。そこで発生過程で前脳 型コリン作動性ニューロンが産生されるマウス胎児の淡蒼球原基を用いて、さまざまな因子存在下での分化誘導効率および 細胞体の大きさを検討しました。 * データご提供: 慶應義塾大学 医学部生理学教室 石井 聖二先生、岡野 栄之先生 ● ニューロスフェア形成に影響を及ぼす各種薬剤の評価 IN Cell Analyzer 2000 を用いて、神経幹細胞の増殖、分化に影響する各種薬剤が、ニューロスフェアの形成にどのような影響 を与えるか評価しました。非染色系でハイスループットにアッセイを行うことにより、さまざまな条件におけるニューロスフェアの 形成効率を、簡便かつ客観的に評価することができます。また、浮遊培養により球状塊を形成する幹細胞の評価系として、神 経系のみならず多様な組織幹細胞、癌幹細胞への応用が可能です。 * データご提供: 慶應義塾大学 医学部生理学教室 河瀬 聡先生、今井 貴雄先生、岡野 栄之先生 ● マウス iPS 細胞から形成した胚様体(Embryoid body:EB)における未分化マーカー の定量的解析法 iPS 細胞をさまざまな組織に分化誘導するため、胚様体(embryoid body:EB)と呼ばれる擬似的な胚を形成させる方法が最 も広く用いられています。胚様体を形成した後、マウス生体内に移植するとテラトーマが形成されることがあります。この現象は 胚様体内にも未分化な細胞が存在しているためと考えられます。本実験ではマウス iPS 細胞から形成した胚様体内における Oct4 陽性細胞の定量を行うことにより、胚様体中の未分化細胞の陽性率を明らかにしました。 * データご提供: 東京大学医科学研究所幹細胞治療分野 ERATO 中内幹細胞制御プロジェクト 小動物モデル研究グループ 山崎 聡先生、中内 啓光先生 ● マウス骨髄中における血管領域、CD150 陽性細胞の定量的解析法 骨髄中にはさまざまな細胞により造血幹細胞の微小環境が構築されています。現在、注目されている造血幹細胞ニッチ細胞 として血管系ニッチが 1 つの候補と挙げられています。本研究では、抗 Ve-cad 抗体を用い骨髄切片を対象に免疫染色を行い ました。結果、骨髄中における血管内皮細胞の局在および陽性率が明らかとなりました。Lnk 欠損マウスは造血幹細胞および 血小板の増加が認められているとの報告があります。今回、我々は造血幹細胞と血小板を放出する細胞である巨核球で強く 発現している細胞表面マーカーCD150 抗体を用いて骨髄切片を免疫染色しその後 IN Cell Analyzer で解析しました。 * データご提供: 東京大学医科学研究所幹細胞治療分野 ERATO 中内幹細胞制御プロジェクト 小動物モデル研究グループ 山崎 聡先生、中内 啓光先生 ● 肝臓切片のサイトメトリーによる再生評価 肝臓に各種遺伝子を導入したマウスに、一定期間の薬剤投与を行った後、肝臓切片を作製しました。続いて、肝幹細胞(オー バル細胞)のマーカーである抗 Cytokeratin 19(CK19)抗体による免疫染色を行い、IN Cell Analyzer 2000 による画像取り込み および画像解析ソフトウェア IN Cell Investigator Software による解析を行いました。 * データご提供: 東京大学 分子細胞生物学研究所 発生・再生研究分野 伊藤 暢先生、宮島 篤先生 ● 細胞シートの血管形成評価 培養細胞集塊は、独立した細胞の集合体に、細胞間コミュニケーションを有し機能発現に至る過程を表現できるいわゆるミニ マムティッシュと考えられ、培養フォーマットとして有望です。球状集塊は、その形成手段は簡易ですが、集塊内での血管ネット ワークなど複雑な(無秩序な)模様を解析する際、3 次元的解析が必要で、その評価方法が煩雑となります。そこで、秩序をも つ培養フォーマットとして単層細胞シート積層法を採用し、IN Cell Analyzer 2000 を用いて、筋芽細胞積層シート内における血 管内皮細胞のネットワーク定量を試みました。 * データご提供: 大阪大学大学院 工学研究科生命先端工学専攻 生物プロセスシステム工学領域 紀ノ岡 正博先生