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2015年度の取組と成果・効果(案)

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2015年度の取組と成果・効果(案)
東海産業競争力協議会 報告書
TOKAI VISION
資料1
~世界最強のものづくり先進地域を目指して~
アクションプラン
2015年度の取組と成果・効果(案)
第7回 東海産業競争力協議会作業部会
平成28年5月11日
目 次
■アクションプランについて
1.TOKAI VISION 2015年度の主な取組と成果・効果・・2
2.TOKAI VISION Action 一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
■2015年度の取組と成果・効果
Ⅰ.戦略産業の推進
① 自動車関連産業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
② 航空機産業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
③ ヘルスケア産業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
④ 環境産業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
Ⅱ.ものづくり産業の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
Ⅲ.地域資源の活用による地域経済の活性化 ・・・・・・・・29
Ⅳ.事業環境の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55
Ⅴ.東海地域の更なる国際化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73
1
Ⅰ 戦略産業の強化
《自動車関連産業》
 ものづくり産業の基盤技術である金型技
術において、先導的プロジェクトの支援や
国内展示会及び海外企業とのマッチング
による販路開拓等を実施
 事業領域の拡大に向けて、中小サプライ
ヤーが、地域外の自動車メーカーに対し
て、直接技術提案を行う展示・商談会を
開催。
 充電インフラ・水素供給インフラ整備の推
進
1. TOKAI VISION
《航空機産業》




生産技能者育成カリキュラム・
テキストを用いた実証講座を
実施
国内外の航空展示会への出
展支援
全国規模の航空機産業クラス
ターフォーラムを12月に岐阜市
で開催
国際戦略総合特区の推進
2015年度の主な取組と成果・効果
※括弧書き【
《環境産業》
《ヘルスケア産業》
 個別の開発プロジェクトに対し
てコーディネーターが積極的な
支援を実施
 メディカルメッセ等の医療機器
メーカーとサプライヤーを繋ぐ
商談会・展示会を継続開催
 地域課題解決のため自治体、
医師会及び企業等が連携した
実証事業等の取組を支援


取 組
環境技術の高度化のための研
究開発に係る産学連携マッチ
ング会、技術開発と市場拡大
に係る企業間シーズ゙・ニーズ゙
発表会を開催
海外への環境技術普及に係る
ミッション派遣の実施
成果・効果
 3件の先導的プロジェクトに参画する金型
メーカーを中心に競争的資金9件の獲得、
オートモーティブ展での約80件の商談及
び韓国企業との商談6件(うち2件の成約)
のマッチングを支援。
 展示・商談会では、中小企業等45社が参
加し、24件の商談を実施
 充電インフラは国補助活用した公共性の
高い充電設備約1,850件を整備。商用水
素スタンドは20基が整備
【2015年2月:MIRAIが本格生産開始】
Ⅱ ものづくりマザー機能
 実証講座を通じて関係機関の
連携体制が構築され、機体構
造組立技能人材育成システム
の本格稼働へ
 国内22の航空産業クラスターと
の連携体制を構築
 パリエアショーでハンブルク・ア
ビエーションとMOUを締結
 国際戦略総合特区・新計画が
認定され、期間延長
【2015年11月:MRJが初飛行】
取 組
 炭素繊維複合材料において、専門のコーディネータを配置し、中堅・中小
企業等が有する技術のシーズ集の作成等を通じたマッチング支援や企
業等が一堂に会するコンポジットハイウェイコンベンション2015を開催
 中小企業の技術ニーズを踏まえ「地域オープンイノベーション促進事業」
により公設試に戦略産業の強化に向けた試験・評価設備を整備
Ⅳ 事業環境の整備




 内視鏡手術用具等多くのプロジェ
クトを推進し、製品化・上市への
道筋をつけるとともに、必要な許
認可等の取得についても進展あ
り
 メディカルメッセでは、3,538人の
来場を得て、80件の商談が行わ
れた。関東や近畿等広域で開催
した商談会では37社が参加
 三重県亀山市、愛知県東海市等
において市民健康増進や地域包
括ケアに係る周辺サービス創出
のための体制を構築
 大阪ガス、中部電力のニーズ
発表会を開催し、研究機関との
マッチングの機会を創出。 複数
案件で継続協議中
 ベトナムミッションでは61件の商
談が実現、うち25件が成約の見
込み
 インドネシアミッションでは69件
の商談が実現、うち28件が成約
の見込み
成果・効果
 東海、北陸地域に専門のコーディネータを配置し、約118企業等の146シー
ズに拡充した技術シーズ集を活用するなどし、約80社等への訪問支援を
実施。また、コンポジットハイウェイコンベンション2015では約400名が参加
し、企業や研究機関等の技術や人的交流を促進
 機器の導入により、「東海北陸コンポジットハイウェイ構想」や「アジアNo.1
航空特区」の研究開発の試験評価等をサポートする環境を整備
Ⅴ 国際化戦略
✓欧州の国際エアショーを活用した海外航空関連企業等の誘致
✓商社・地元金融機関と連携した、海外市場への進出・販路拡大を目的とする経済ミッションの実施
✓グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ協議会(GNI)外資系企業立上支援制度による進出支援
✓TPP合意を契機に、中堅・中小企業の海外展開を支援する「新輸出大国コンソーシアム」地域ブ
ロック会議を開催
Ⅲ 地域資源の活用
取 組
〔自治体〕
 農林水産資源や観光資源等を活用した特徴的
なプロジェクトを実施
〔広域連携プロジェクト〕
 「昇龍道プロジェクト」と連携し、免税対応強化に
向けた商業者向け勉強会等の開催を始め、海
外メディアによる取材ツアーやふるさと名物と商
店街等のマッチングを実施
 日本銘酒街道の取組として、「お酒と食のおいし
い組合せ」33件を採択。バンコク伊勢丹での取
組PR
〔地域活性化サイクルの展開〕
 地域資源を活用した商品を大手百貨店のバイ
ヤーに紹介
 伊勢神宮奉納を契機とした新商品開発の誘発
成果・効果
 各県市が行う地域産品等の開発・PR活動によ
る国内外へのプロモーションの深化
 商店街におけるインバウンド対応強化の取組と
して、高山・金沢に免税手続カウンターが設置さ
れるほか、観光事業強化支援につながるまちの
賑わい創出拠点が整備
 「お酒と食のおいしい組合せ」33件の採択や海
外でのPR活動等の取組による昇龍道プロジェ
クトの国内外の認知度向上
 キーパーソンの仲介による大手百貨店とのマッ
チング゙等を通じ、新たな商品開発、販路開拓を
実施
成果・効果
取 組
地域中小企業と若者・女性・シニアをマッチングする人材バンク事業を実施
ものづくり女子の活躍応援サイト、あいち女性の活躍推進サミット等におけるロールモデル紹介等
地域の中堅・中小企業の利用のため公設試への最新機器導入を支援
道路・港湾等インフラ整備を着実に実現。安定的な投資の継続
】は当地域のトピックス




東海3県のべ13,000人以上の若者、1,900名以上の女性・シニアに中小企業の啓発・マッチング等実施
中小企業等含め経営トップの意識が高まり、女性活躍の機運が高まった
公設試へ最新機器を導入(地域オープンイノベーション促進事業) 7機関・7装置
沿線県を中心に、リニア活用戦略を着実に進めるための体制を構築
 航空宇宙欧州ミッションの成果として、ドイツの欧州航空機産業クラスターである社団法人ハンブルク・ア
ビエーションとの間で航空機産業の相互連携に関する覚書(MOU)を締結
 新たに地元商社・金融機関の参画を得て発足したGNI産業戦略部会として、カンボジア・ミャンマー、メキ
シコミッションを実現
 GNI立上支援制度の活用等により外資系企業6社の誘致を実現
 輸出支援のための専門家を募集。JETROにおいて支援対象企業と専門家をつなぐコンシェルジュの配
置を開始
2
2.TOKAI VISION Action一覧
Ⅰ-① 戦略産業の推進(自動車関連産業)
Ⅰ-④ 戦略産業の推進(環境産業)
改1 技術開発力・生産力の強化
改2 事業領域の拡大
改3 グローバル展開の支援
〔環境ビジネスの創出・拡大〕
18 製品・サービスの高付加価値化のための環境技術
の研究開発・技術高度化
19 環境技術を活用した国内外における市場開拓
Ⅰ-② 戦略産業の推進(航空機産業)
〔アジアNo.1クラスターを形成し、世界三大拠点の一つに〕
12 人材の確保、定着、育成に向けた取組
13 サプライチェーンの強化
14 新市場開拓の促進
15 新技術の創出、支援機能の向上
Ⅰ-③ 戦略産業の推進(ヘルスケア産業)
16 医療機器産業等の育成
17 健康寿命を延ばす新たなサービスの創出
Ⅱ ものづくり産業の推進
改4 新分野開拓を可能とする『企業力』の強化支援
改5 産業支援機関等におけるコーディネート機能の向上
等による『集積力』の強化
改6 先端技術開発を促進する産学官等の『サポート力』
の強化支援
追1 コンポジット材料等に関する一大拠点・産業集積の形成を
目指して
追2 IT・ロボット技術の開発・利活用促進による産業の高
度化
3
Ⅲ 地域資源の活用による地域経済の活性化
〔長野県〕
28 山岳高原を活かした世界水準の滞在型観光地づくり
29 信州の「強み・価値」を磨き上げ、強力に発信
30 地域資源を活用した高付加価値産業の集積
〔岐阜県〕
31 主要観光地再生プロジェクト
32 飛騨牛、富有柿等の農畜産物海外販路拡大
33 岐阜県産品の魅力向上と販路拡大
〔静岡県〕
34 「食」、「茶」、「花」の3つの都づくりを推進
35 「魅力ある観光地づくり」の原点回帰
〔愛知県〕
36 「感動を見つけられる愛知」の創造と「産業としての観
光」の発展
37 食と緑が支える豊かな「あいち」を目指して
38 地域産業資源を核とした地域産業の発展
〔静岡市〕
44 世界に輝く「静岡市」観光・交流プロジェクト
〔浜松市〕
45 三遠南信250万流域都市圏の創造
46 農林水産物の販路開拓支援と豊富な森林資源の
需要拡大
47 浜名湖を基軸としたインバウンド戦略
〔名古屋市〕
48 「名古屋らしさ」を活かしたブランド力の向上(観光)
49 伝統産業の振興
〔地域活性化サイクルの構築〕
50 ~みつける×みがく×つながる~地域資源を活用し
た地域活性化サイクルの展開
〔各機関の枠を越えて連携した取組〕
51 「昇龍道」地域資源の魅力向上プロジェクト
52 「昇龍道」日本銘酒街道の推進
〔三重県〕
39 三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重な
んです!
40 みえフードイノベーション
41 三重ブランド
42 伝統工芸品の魅力を活かした新たな市場開拓
43 食で拓く三重の地域活性化
4
Ⅳ 事業環境の整備
〔人材、技術、産業基盤など事業環境の整備〕
53 世界で勝てる人材を輩出する地域社会の構築
54 全員が活躍できる地域社会の構築
55 技術力向上のための環境整備、公設試の技術開発
支援機能(ソフト、ハード)の強化
56 名古屋港を始めとする港湾及び空港等産業インフラ
の一層の充実及び利用促進
57 道路ネットワークの整備
58 スマートインターチェンジの増設
59 産業インフラの適切な維持・修繕による防災・減災及
び老朽化対策(港湾-1)(道路・橋梁-2)(道路-3)
60 災害に強いものづくり中部の構築に向けた地域連携
BCPの構築・普及促進
61 南海トラフ地震対策中部圏戦略会議
追3 創業・ベンチャー支援
Ⅴ 東海地域の更なる国際化
〔成長著しい新興国を中心としたグローバルマーケットの獲得〕
〔海外からの直接投資や集客を通じた新たな産業・技術イノ
ベーション・雇用の創出〕
62 産・学・官・金と連携した海外取引の拡大
63 戦略性を持った外資系企業等の誘致
64 新興国等における人材養成等を通じた国際交流推進
5
Ⅰ-①
戦略産業の推進
(自動車関連産業)
〔自動車関連産業の更なる発展と、持てる技術力を発揮した次世代の自動車産業の育成〕
改1 技術開発力・生産力の強化
改2 事業領域の拡大
改3 グローバル展開の支援
6
(Action改1)技術開発力・生産力の強化
○グローバル市場において自動車産業が今後も競争力を維持・強化していくためには、多様なユーザーニーズを的確に
捉え技術開発に取り組んでいくことが必要。競って技術開発が行われる分野の研究会活動を展開し、中小サプライヤー
の先進的な技術開発を推進する。
○次世代の自動車に関する先端技術開発は、企業が単独で推進することは困難であり、産・学・官を挙げての研究開発
が必要不可欠。このため、企業、大学、公設試等研究機関がワンルーフの下で協調して取り組むための拠点の整備と
共に、次世代の自動車産業で求められる先端分野での技術を次々と生み出していく産学官連携による先端技術分野に
おける、研究開発プロジェクトの創出を図る。
○自動車の先端分野を巡っては、世界各国の研究機関等において、実用化に向けた研究開発が行われている。更なる
研究開発の推進を図るためには、世界各国の研究機関等との連携による最新技術の導入や技術開発動向の把握が必
要であり、先行する欧州研究機関、企業等とのネットワークを構築し、相互交流を通じて先端技術分野の技術開発力・生
産力の強化を図る。
○自動車関連産業において「世界最強のものづくり先進地域」となるためには、世界に先駆けたモビリティ先進地域となる
ことが重要。EV、PHV、FCVの地域への普及に向けてインフラの整備等を強力に進める。


実施期間:2014年度~2018年度
推進主体:GNI、コンポジットハイウエイコンソーシアム(以下「コンポジットコンソ」とする。)、自治体、公設試、大学、経産局
目指す成果
ドイツ炭素繊維複合材料最新動向セミナー
(於:名古屋大学)
愛知県庁移動式水素ステーション運用
開始式典(愛知県)
 事業者単独では対応が困難であった要素技術、基盤技術等
の確立、実用化
 次世代の自動車への適用が想定される先端技術分野におけ
る研究開発の加速化
 炭素繊維複合材に関して開発から生産・加工までを行う世界
に冠たる一大拠点・産業集積の形成
 EV、PHV、FCVの普及
7
2015年度の取組(実績)
1.研究会活動
■戦略分野コーディネーター事業(経産省)を活用し、川下ユーザー企業の技術動向や
技術ニーズに係る情報提供や、生産現場の見学会を実施(コンポジットコンソ)
■交通事故抑止に資する自動車安全技術に関するセミナー、研究会の開催や新あいち
創造研究開発補助金による支援(愛知県)
■CFRP、チタン、ハイテン、マグネシウム等の研究会において開発した超軽量車椅子の
販路開拓のためのニーズ調査等の実施(浜松地域イノベーション推進機構)
2.競争的資金等の活用
■地域コーディネーター等の支援による戦略的基盤技術高度化支援事業の採択実施、
及び、新規プロジェクトの組成(名古屋市 ほか)
■あいち産業科学技術総合センターによる戦略的基盤技術高度化支援事業(レーザー
とプラズマによる異種材料直接接合装置の開発)の実施(愛知県)
■メイドイン三重ものづくり推進事業補助金に航空宇宙枠を設置し実施(三重県)
3.ワンルーフ型研究拠点の整備・研究開発活動
■炭素繊維複合材料に関する専門コーディネーターによる研究プロジェクトの組成、技
術セミナーの開催、地域公設試への研究開発機器の整備など(NCC、GCC、ICC、コ
ンポジットコンソ)
■SICパワーエレクトロニクス研究会の開催(長野県)
■あいちシンクロトロン光センターに新たにビームラインを2本供用開始(愛知県)
■スーパークラスタープログラムにおいて共同研究開発推進協議会の立上げ、研究開
発を実施(愛知県)
■「低環境負荷型次世代ナノ・マイクロ加工技術の開発プロジェクト」の実施(愛知県)
■名古屋大学エコトピア科学研究所(未来材料・システム研究所に改編)との「電気化学
デバイスの開発と応用」研究(名古屋市)
■ナショナル・イノベーション・コンプレックス(NIC)拠点の整備(名大)
■次世代金型分野に係るプロジェクトの実施支援(岐阜大学金型創成技術研究セン
ター)
4.海外クラスターとの連携による先端技術分野の強化
■EMC2ジャパンミーティング、CFKバレー訪問、ドイツ企業の招聘・マッチング会、
JEC2016へのミッション派遣など(GNI、コンポジットコンソ)
■Desk Top Factory研究会会員(諏訪地域企業等)のスイス・ドイツ等へのミッション派
遣(長野県、テクノ財団)
■マイクロ・ナノ・テクノロジーを対象とするスイス訪問(三重県、三重大学)
■AMICによるフラウンフォーファー研究機構との航空宇宙産業との連携(三重県)
■アメリカ経済ミッション派遣によるサウスウエスト訪問(三重県)
5.先端モビリティに関するインフラ等の整備
■充電インフラ整備ビジョン等に基づく充電インフラ設備の整備促進(長野県、岐阜
県、静岡県、愛知県、三重県)
■充電インフラ及び水素ステーション補助事業に関する説明会、道の駅長会議での
説明会の開催、セミナーの開催等(岐阜県 ほか)
■飛騨地方の旅行者に対するEV・PHVの無償貸与長距離モニターツアーの実施、
イベント等へのEV・PHVの出展(岐阜県)
■充電インフラ整備・配置計画 の改訂(愛知県)
■あいちEV・PHV普及ネットワークの運営、マスタープランの策定、普及啓発事業な
どの実施、及び、あいちFCV普及促進協議会によるFCV展示・試乗会の開催、用
地情報の提供 など(愛知県)
■愛知県庁水素社会普及啓発ゾーンでの移動式水素ステーションの運用、普及啓
発、水素ステーション整備費等への補助の実施(愛知県)
■従業員向け充電設備整備促進ガイドライン及びEV・PHV用充給電設備整備促進ガ
イドラインの作成(愛知県)
■県営アリーナへの充電器の設置、低炭素なまちづくりネットワーク会議の設置(三
重県)
2015年度の成果・効果・課題
■各機関の支援等により、技術開発力の強化、具体的な新事業の取り組み等
が進展した
■関係する機関の取り組み等が、国、自治体等による競争的資金事業に多くの
採択を得るなど活用が進展した、また、その成果として新たな技術の開発・獲
得、新規プロジェクトの組成が行われた
■公設試等への機器の導入をはじめ、技術支援機関の支援機能の向上が図ら
れた
■海外研究機関との具体的な連携の進展や、海外クラスターとの交流の拡大、
海外での新会社の設立など、多くの成果が生まれ始めている
■充電インフラや水素ステーションの設置などの進展から、EV・PHV・FCVの
需要拡大に繋がり、普及台数が拡大している
□研究開発・技術開発の活動に比較し、その成果となる事業化に繋がった案件
は、まだ多くは無い状況であることから、支援機能等の積極的な活用の推進、
事業化に向けた支援内容の充実など、継続的な活動が必要
□海外との連携について、今後も継続した取り組みが必要
□EV・PHV・FCVの更なる普及(目標達成)に向けた取り組みの継続
8
(Action改2)事業領域の拡大
先進国市場を中心として環境対応車の需要が拡大する中、部素材メーカーはより多様化するユーザーのニーズに対応
した技術提案が求められている。一方、自動車関連技術の最新動向を把握することは容易ではなく、これを見据えた研究
開発が困難な状況にある。このような状況の中で中小サプライヤーが今後もマーケットシェアを維持・拡大していくために
は、潜在ニーズを先取りした技術開発と企画提案力を身につけることが重要。このため、最終ユーザーである自動車メー
カーの担当者を招聘し「技術戦略説明会」等を開催し、最新動向による技術開発を推進するとともに、これふ踏まえた企画
提案、プレゼン手法に磨きをかけて、開催する「ユーザー向けの展示商談会」に出展する機会を通じて企画提案力の強化
を図るとともに、事業拡大を推進する。


実施期間:2014年度~2018年度
推進主体:コンポジットコンソ、自治体
2015年度の取組(実績)
1.技術動向セミナー
■大手自動車メーカーによる技術シーズ説明会の開催(コンポジットコンソ)
■次世代計測加工技術者養成事業により「燃料電池」「CFRP」「新素材加工」
等に対する中小企業向け技術研修の実施(愛知県)
■3DCAD、3Dプリンタに関するセミナーの開催(静岡市)
2.ネットワーク形成・企画提案力の強化
■自動車分野における炭素繊維複合材料について、メーカーからの技術ニー
ズの説明会・プレゼン会を実施(コンポジットコンソ)
■自動車メーカー新技術、新工法展示商談会を開催(岐阜県、愛知県、三重県)
■自動車メーカーへ新技術・新工法を提案する展示商談会の開催(静岡県)
■「自動車安全技術プロジェクトチーム」の活動による、展示会の出展(愛知県)
■自動車産業イノベーションセミナーを開催(愛知県)
■高度部材イノベーションセンターを活用したセミナー・交流会を開催(三重県)
■次世代の経営者を対象としたビジネス研究会・交流会を開催(三重県)
■名古屋挑戦型企業塾を開催(名古屋市)
2015年度の成果・効果・課題
■大手自動車メーカーによる技術シーズ説明会や、技術研修会の開催、クロー
ズドな研究会の開催など、新技術への理解促進、新たな気づきの機会などに
繋がった
■技術セミナーを通じて、次世代ものづくりの中核を担うリーダーなどが養成され
ている
■大手自動車メーカーに対する新技術・新工法説明会などの開催を通じた支援
により、新規取引が拡大するなど、地域企業の企画提案力の向上が進展して
いる
□産業分野ごとの特性を考慮した新規取引の開始等に向けた活動の継続
□企業における新技術の導入・活用に向けた取り組みの拡大
□セミナー参加者に対するフォローアップの実施や、企業支援の充実
目指す成果
 川下企業のニーズや市場の潜在的ニーズを先取りした技術
開発の実施、新たな事業分野への参入促進
ぎふ・みえ・あいち新技術・新工法展示
商談会inスバル(於:富士重工(株))
 自動車関連をはじめとするものづくり企業の企画提案型への
転換
9
(Action改3)グローバル展開の支援
○自動車の先端分野を巡っては、世界各国の研究機関等において、実用化に向けた研究開発が行われている。更なる研究
開発の推進を図るためには、世界各国の研究機関等との連携による最新技術の導入や技術開発動向の把握が必要であり、
先行する欧州研究機関、企業等とのネットワークを構築し、相互交流を通じて先端技術分野の技術開発力・生産力の強化を
図る。
○国内市場の縮小とともに新興国市場の拡大や現地ニーズへの対応から自動車産業の海外生産の拡大は不可避。一方、中
小サプライヤーが単独で海外において事業展開することは困難。更に海外進出を検討するに当たり事業戦略を策定するた
めの情報が不足している等の理由により、具体的な検討が進められない状況にある。このため、海外展開への足掛かりとな
る海外展示会出展等の支援を行うとともに、事業者が海外展開を検討する際に必要となる情報を調査・提供するとともに、中
小企業の海外展開を支援する。


実施期間:2014年度~2018年度
推進主体:GNI、コンポジットコンソ、自治体、大学、JETRO、中小機構
2015年度の取組(実績)
1.海外クラスターとの連携による先端技術分野の強化
■EMC2ジャパンミーティング、CFKバレー訪問、ドイツ企業の招聘・マッチング会、
JEC2016へのミッション派遣など(コンポジットコンソ、GNI)
■Desk Top Factory研究会会員(諏訪地域企業等)のスイス・ドイツ等へのミッション
派遣(長野県、テクノ財団)
■マイクロ・ナノ・テクノロジーを対象とするスイス訪問(三重県、三重大学)
■AMICによるフラウンフォーファー研究機構との航空宇宙産業との連携(三重県)
■アメリカ経済ミッション派遣によるサウスウエスト訪問(三重県)
2.海外への事業展開
■ EMC2ジャパンミーティング、CFKバレー訪問、ドイツ企業の招聘・マッチング会、
JEC2016へのミッション派遣など(コンポジットコンソ、GNI)
■タイ政府との「経済交流に関する覚書」の締結、ベトナム・インドネシア経済視察
ミッション、バンコク事務所への職員派遣(浜松市、JETRO)
■海外展示会への出展支援、販路開拓助成金による出展支援(長野県)
■海外駐在員(上海、シンガポール)による情報収集・提供、JETRO長野貿易情報
センターとの連携による支援(長野県)
■グローバルセミナーの開催、海外展示会への出展、調査の実施、商談会の開催な
ど(岐阜県)
■あいち国際ビジネス支援センターによる相談対応・情報提供、総合工作機会見本
市(インドネシア)出展支援、バンコクでのマッチング商談会の開催(愛知県)
■インド愛知デスクの新設、海外産業情報センター(上海、バンコク)、サポートデスク
(南京、ハノイ)などによる企業進出支援(愛知県)
■在日インド商工協会共催による「MAKE IN INDIA」の開催(三重県)
■三重県海外ビジネスサポートデスク(上海、バンコク)の設置、バンコクでのビジネ
スマッチングの開催、広州市展示商談会への出展支援(三重県)
■ASEANを中心とする9カ国13都市に「浜松市アセアンビジネスサポートデスク」の
設置、ベトナム・インドネシア等のセミナー・勉強会の開催(浜松市)
■中小企業11社に対し海外販路開拓に向けた専門家派遣等の支援。インドネシアで
の工作機械の国際展示会に市内中小企業4社と共に共同出展。(名古屋市)
■常設専門家4名、非常設専門家2名体制による国際化相談窓口の設置(中小機構)
2015年度の成果・効果・課題
■海外研究機関との具体的な連携の進展や、海外クラスターとの交流の拡大、
海外での新会社の設立など、多くの成果が生まれ始めている
■海外での支援機能の充実により、多様なニーズへの対応が進んでいる
□支援に対する更なるニーズの把握、情報供給体制の強化が必要
目指す成果
 世界の最新技術の導入による技術開発力の強化
 新興国市場の拡大や現地ニーズへの適時・適格な対応による新たな市
場の獲得
 海外展開事業者の円滑な事業立ち上げ、安定的な事業運営
10
Ⅰ-②
戦略産業の推進
(航空機産業)
〔アジアNo.1クラスターを形成し、世界三大拠点の一つに〕
12
13
14
15
人材の確保、定着、育成に向けた取組
サプライチェーンの強化
新市場開拓の促進
新技術の創出、支援機能の向上
11
(Action12)人材の確保、定着、育成に向けた取組
○地域としては、「人の供給が航空機産業成長のボトルネックにならない」ことが前提。
○これまで、重工メーカーや当該サプライヤー企業は、自社内にて人材育成や確保に取り組んできた。しかし、ボーイング機の増産やMRJの開
発・量産化に伴い、自社内のみでの人材育成や確保が困難になってきている。とりわけ労働集約型である現業・技能者の供給は喫緊の課題。
課題の克服には、会社の垣根を超えた業界横断的な取組を進めると共に、産学官が一体となり、人材を供給できる体制を早急に構築(2016年
4月から、年間約600人規模の育成を目途)(特に、人材の「量」の確保が必要)。
○更に、生産技術者、設計・開発技術者、生産管理者、特殊技術者においても、近年の環境変化に対応する人材育成も展開。(特に人材の「質」
の確保が必要)。


実施期間: 2014年度~2018年度+α
推進主体:自治体、名大、中経連、労働局、経産局、C-ASTEC
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
■高度専門人材(設計・開発技術者):グローバ
ルプロジェクトリーダー養成を実施(名大)
■生産技術者:OJT人材育成による一貫生産人
材(経産局)、生産技術中核人材育成(長野県)、
一貫生産人材、非破壊検査技術者研修(岐阜
県)、CATIA、CAE、5軸加工専門研修を実施(愛
知県)、一貫生産人材生産技術者(三重県)等
出典:「TOKAI VISION」(2014.3)
実施
■現業・技能者の育成:2014年度作成の組立構造初級に係る共通カリキュラム・テ
キストを活用した実証講座(愛知県、岐阜県)やテキスト等の改訂、実施体制の検
討を行った 等(労働局、経産局、自治体、C-ASTECほか)
■若年人材の確保:高校・職安の就職指導者、高校生への製造現場見学、技術実
習、出前講座、就職セミナー等を実施(労働局、経産局、岐阜県、愛知県、三重県、
名古屋市、松阪市) 等
かかみがはら航空宇宙科学博物館リニューアル基本構想を策定(岐阜県)、あいち
航空ミュージアム(仮称)の設計・展示内容の基本設計の実施、展示内容のリニュー
アルの充実のための基金条例制定(愛知県)
■航空機の国際開発プロジェクトのリーダーとなる開発設計者から、一貫生産管
理、非破壊検査、CATIA、5軸加工等の専門技術分野を有する技術者が育成さ
れ、航空機産業の基礎的知識・情報や海外ビジネスのノウハウなどが新規参入
を目指す企業に提供された。引き続き、ニーズに合わせた人材育成事業の充実
や県境を越えた相互活用を進めていくことが必要。
■機体構造組立の人材育成に必要なテキスト、カリキュラム、ビデオ教材が作成
された。来年4月からVRテクノセンター及びポリテクセンター中部が育成拠点と
なり、CーASTECが地域全体の調整機能を担い、構造組立人材が継続的に育成
されていく。引き続き、自治体の支援策を含め、関係機関・企業の連携を図って
いくことが必要。
■高校の進路指導教員等や学生の航空宇宙関連企業への理解が図られ、小中
高校生の航空宇宙産業への興味・関心が醸成された。人材確保がひっ迫するな
か、若年人材の確保に向けたソフト支援を継続しつつ、あいち航空ミュージアム
(仮称)、かかみがはら航空宇宙科学博物館の着実な整備や、工業高校の航空
関連学科の設置や航空関連技術の教育・訓練等学校教育の充実を図っていくこ
とが必要。
目指す成果
 技能人材システムの本格稼働(2016.4)
 航空機産業人材育成・確保仕組み構築
製造技能者育成 実証研修
高校生現場研修
高校教員事業所見学会
12
(Action13)サプライチェーンの強化
○グローバルな競争環境が激化する中、低コストと短納期の両立につながる一貫生産体制の構築は極めて重要な課題。
○当該体制の構築には、重工メーカーが生産管理のノウハウを中小企業やクラスターに提供することが必要。
○複数社が連携する際には、ハード面とソフト面の両方で「機能する」一貫生産体制を構築していく。
○一貫生産体制構築には、系列を超えた協力、自動車産業で培われた効率的量産技術の活用、国際ビジネス展開の機会拡大等を進めながら、競
争力を持って市場につながる取組とする。
○個社単位でも、国際的なサプライチェーンへの参入拡大を図る。


実施期間: 2014年度~2018年度+α
推進主体:自治体、中経連、名商、経産局、C-ASTEC
2015年度の取組(実績)
■国内航空機産業クラスターフォーラム(12月)の開催
・国内22の航空機産業クラスターから約140名の企業・支援機関等が岐阜市に一堂す
る全国規模のフォーラムを開催し、2日間渡り、クラスターの成熟度に合わせた分科会
形式もとりつつ、一貫生産の実現、サプライチェーン、支援策等について議論を展開。
(経産局、C-ASTEC)
■ミニクラスター(松阪、小牧、各務原、飯田)のソフト・ハード面から継続支援。
・一貫生産体制構築に向けた生産管理システムの構築や設備補助等の支援を実施。
公設試験研究機関を含む9機関で評価試験機器を整備し、広域的な連携支援を展開。
(経産局、自治体、C-ASTEC)
■国際戦略総合特区の推進
・2度の区域の追加・変更と3度の計画の変更により、航空宇宙産業の集積を着実に促
進。(長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、浜松市、名古屋市等)
■ハンブルク・アビエーションとのMOU締結、国内外の航空展示会への出展支援
・パリエアショーにてハンブルク・アビエーションとMOUを締結、「Aero Space Matching in
Nagoya」の開催や、東京エアロシンポジウム、海外航空展示会への出展支援やバイ
ヤーとの商談会を実施。 (GNI、自治体、名商、C-ASTEC)
2015年度の成果・効果・課題
■我が国全体の航空機産業クラスター振興を当地域が主導し、全国大のクラ
スター関係者のネットワークが我が国で初めて形成され、当地域を含めたクラ
スター形成の加速や連携強化に寄与。JA2016の開催に併せ全国規模で継続
開催し、一貫生産の加速、サプライチェーンの相互強化を図ることが必要。
■ミニクラスター形成・立ち上げ時をIT導入による省力化及び効率的なシステ
ム化、非破壊検査・特殊処理工程の人材育成、設備導入等ソフト・ハードの両
面から、引き続き、国、自治体、公設試験研究機関、重工等Tier1企業により、
サプライヤーを育成していくことが必要。
■国際戦略総合特区の新計画が内閣府で認定され、税制、緑化規制等、航
空機産業の集積化を図ることが可能な特区制度が期間延長された。
■ハンブルク・アビエーションが欧州航空機クラスター連合の事務局を担うこと
から、欧州の航空機クラスター・メーカーとのネットワークを形成。MOU、ファン
ボローエアーショー、JA2016等を活用した企業情報発信、国内外のビジネス
マッチングの支援や中小企業の商談力の育成が必要。
目指す成果
クラスターの円滑な立ち上げを含め、航空機部材の一貫生産体制
(ミニクラスター)を構築し、国内外のサプライチェーンを強化
国内航空機産業クラスターフォーラム
MOU締結(仏・パリエアーショー会場にて)
13
(Action14)新市場開拓の促進
<装備品ビジネス拡大>
○C-ASTECにおいては、民間機に活用できるポテンシャルのある装備品及びその技術について2013年度までに整理するとともに、ネックとなる
認証取得のノウハウを共有する取組を実施してきた。国産で活用できるものを見定め、足りない機能は誘致も含め、地域としての装備品供
給能力の強化を図る。
○短期的には、この取組の継続・深化を行いつつ、中長期的には国産機のFTB化も含めた環境整備が実現されるように働きかける。
○国産装備品は、防衛部門では多く開発されているものの、それらの技術や製品が民間機には十分に活かされていないのが現状であり、今後
は、これらの技術の活用が促進され得る。


実施期間: 2014年度~2018年度+α
推進主体:GNI、自治体、名商、経産局、C-ASTEC
2015年度の取組(実績)
 航空機産業・他産業からの参入促進のため、装備品メーカー等から技
術ニーズを開示する逆見本市形式のマッチング事業を開催(経産局、
名商、C-ASTEC)。
 航空機の電動化(モア・エレクトリック)に対応した装備品市場への参
入の障壁となる国際認証の取得に向け、ソフトウェア認証規格の研究
会を開催。(経産局、C-ASTEC)。
 装備品ソフトウェア開発等の支援、「装備品事業参入セミナー」の開催
(愛知県)。
 飯田市内での信州大南信州キャンパス(知の拠点)形成による航空機
システムの研究開発と高度人材育成事業構想を公表(信州大)
2015年度の成果・効果・課題
 C-ASTEC事業では4社のバイヤーによる24件の商談、名商事
業では9社のバイヤーによる101件の商談を実施し、具体的な取引
につながる案件も出るなど参加企業の評価は高いが、マッチング
事業の効果的な手法を更に検討し、成果を追求していくことが必
要。また、自治体・関係機関によるJA2016への参加支援が行われ
ることが必要。
 ソフトウエア認証規格に関する研究を通じて、装備品メーカーに取
得ノウハウが蓄積された。引き続き、研究会活動を実施し、取得能
力を向上させていくことが必要。
 装備品事業への参入を目指す企業約130名が参加し、装備品事
業への参入の視点や課題について理解を深めた。
 航空機システム開発のノウハウが蓄積されるよう、着実な整備が
必要。
目指す成果


逆見本市形式のマッチング
DO-178C解説書
装備品の研究開発環境の整備
装備品メーカーによるモア・エレクトリックシステム分野へ
の参入
14
(Action15)新技術の創出、支援機能の向上
○当地域が世界の主要クラスターに比肩する地域となるためには、前述の人材供給やサプライチェーン高度化に加え、先端研究機能や空港等関連
インフラの強化等が大きく影響。
○産業の規模と質を高める上では、自動車産業等の強みを活かした産業の高度化が効果的であり、新規参入企業へのハードルを低くすることも有効。
○中長期的に、JAXA機能の誘致活動やインフラ強化要望を進めることが必要。


実施期間:2014年度~2018年度+α
推進主体:自治体、中経連、名商、経産局、C-ASTEC
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
■航空宇宙産業フォーラム推進会議(6月)の開催
国内外クラスター連携、人材、サプライチェーン強化等クラスター強化の課題や対応策
について検討。(経産局、自治体、中経連、C- ASTEC)
■アジアNo.1クラスターの実現に向け、人材育成、一貫生産、研究開
発、クラスター機能等の地域の抱える課題克服に向け、引き続き、産
学官の連携を強化し、地域を挙げて取り組んでいくことが必要。
■国際戦略総合特区の推進(再掲)
■MRJ、787、777-X等への生産体制の整備が進む中、引き続き、設備
投資の支援の他、試験研究評価施設を含む各種インフラの整備に取
り組んでいくことが必要。
■政府関係機関との連携にむけて
JAXAと宇宙教育活動において連携(岐阜県)
■道路・展示・啓発・教育等各種インフラの強化(一部再掲)
県営名古屋空港の新駐機場整備、空港中央線4車線化の設計や大規模展示場の整
備を推進(愛知県)。その他、博物館、大学・工業高校の教育・啓発インフラも促進。
■ハンブルクアビエーションとのMOU締結・国内航空機クラスターフォーラムの開催
(再掲)
■内外のクラスターとの連携が図られ、当地域のクラスターの拠点性
が向上した。引き続き、地域支援機関が連携して、JA2015、ファンボ
ローエアーショー等で当地域のクラスターの情報発信や内外企業との
ビジネス拡大に結び付けていく取り組みを行っていくことが必要。
■品質保証、非破壊検査を含むNadcapの取得支援を更に強化し、
■新規参入支援
自動車産業等他産業からの参入も加速し、裾野の拡大を図る必要が
JIS Q 9100やNadcap取得支援(受講料補助、専門家派遣)を実施。(経産局、岐阜県、 ある。
静岡県、愛知県、三重県)また、東京エアロスペースシンポジウムなど各種のマッチング事業
の開催・支援が行われた。新規参入プロセスや認証制度に係るセミナー・視察会を開
目指す成果(将来像)
催(名商)
アジアNo.1クラスター検討の場
東京エアロスペースシンポジウム会場
MOU締結(仏・パリエアショー会場にて)

周辺インフラ整備等を含めた、物流、人流、人材確保等、最終
組立を遅滞なく進める環境整備

継続的な航空機開発のための環境整備

海外クラスターとのビジネス連携の推進
15
Ⅰ-③
戦略産業の推進
(ヘルスケア産業)
16 医療機器産業等の育成
17 健康寿命を延ばす新たなサービスの創出
16
(Action16)医療機器産業等の育成(1/2)
東海地域は、医療現場等の様々なニーズに応えられる技術力を持った地域であり、その潜在力を活かし幅広い分野で
新製品を次々と生み出す改良型医療機器等の開発・製造拠点となることを目指す。
●実施期間:2014年度~2018年度
●推進主体:メディカル・デバイス産業振興協議会(略称:MD協、事務局:名商)、中部先端医療開発円環コンソーシアム
(略称:円環コンソ、事務局:名大)、自治体、中経連、経産局、JETRO、中小機構
2015年度の取組(実績)
(1)新規参入支援
①新たに医療機器産業への参入を目指す企業や既に参入している企業を対象
にしたセミナー
・新規参入を目指す企業を中心に、医療機器開発におけるポイントや海外展開に
関するセミナーを実施(経産局:5回、各自治体、中小機構、JETRO)。
②イベント・公募等に関する各種情報提供
・ヘルスケア産業関連施策に係るメルマガを随時発行し、関係企業等に対して情報
提供を実施(経産局:2015/4~2016/2/15で約220件宛に22回配信)。
(2)ニーズ把握
①医療現場のニーズを発掘し、産業側に情報提供するための取組
・病院見学会・ニーズ発表会を開催(藤田保健衛生大の病院発表会・ニーズ発表
会、メディカルメッセでの名古屋大学、名古屋市立大学、金沢医科大学による
ニーズ発表会)(MD協、名古屋市、経産局)。
・提供されたニーズをWEB上に掲載する「ニーズの窓」には31件掲載予定(MD協)。
(3)製品の検討・開発
①コンソーシアム組成、活動の支援
・製品開発を目指す研究会の組成・活動につき、コーディネーターによる相談対応、
連携支援等を実施。(経産局)
②技術開発支援、プロジェクトの推進
・個別の有望案件に対しては、各種支援策を活用し支援を実施。(経産局(14件)、
長野県(7件)、岐阜県(4件)、愛知県(14件)等)。 「信州メディカル産業振興会」
「ファルマバレープロジェクト」 「浜松・東三河ライフフォトニクスイノベーション」
「知の拠点あいち」「みえライフイノ ベーション総合特区」等地域のプラットフォーム
を中心に研究開発を促進(各自治体)。
③専門家相談
・窓口相談約20件、専門家派遣9件、メディカルメッセと併催のPMDA出張個別相談
会(2/3~4)にて20件の相談に対応(中小機構)。
④ベンチャー等支援
・名古屋医工連携インキュベータ入居企業に対して、インキュベーションマネージャー
による販路開拓や資金調達に係る支援を実施。(名古屋市、中小機構)。
2015年度の成果・効果・課題
(1)新規参入支援
①新たに医療機器産業への参入を目指す企業や既に参入している企業を対
象にしたセミナー
・「医療機器等開発講演会」(8月、約110名参加)は、基礎知識の習得のみな
らず、参加をきっかけに、支援機関やコーディネーターとの関係構築に寄与。
さらに、各種セミナーでも積極的な企業に対し、基礎知識の啓発、相談窓口
としての各支援機関を紹介した。
②イベント・公募等に関する各種情報提供
・メルマガ登録者に対して、セミナー・技術開発支援等の施策情報をタイムリー
に配信。今後も継続して情報提供していくことが必要。
(2)ニーズ把握
①医療現場のニーズを発掘し、産業側に情報提供するための取組
・医療現場ニーズのさらなる把握ができる環境整備が必要。ニーズ発表会、
施設見学会が活発化してきたので継続してフォロー。試作品の製作まで
至った企業もあった。
(3)製品の検討・開発
①コンソーシアム組成、活動の支援
・経産局事業により、内視鏡手術用具の開発等14件の研究会を運営。メディカ
ルメッセ等の場も活用し、医療機器メーカーとの連携を進め、ビジネスとしての
成功と新たな案件の創出を目指す。これらの取組と並行し、医療機器の「製造業
登録」の取得についてもサポートを実施。引き続き「製造業登録」や「製造販売業
許可」等の取得を目指す企業を数社支援中。
②技術開発支援、プロジェクトの推進
・積極的な案件の発掘支援、開発案件として情報収集を実施した。また、事業化
されている事例も出てきているので、今後も継続して支援を実施。
③専門家相談
・企業の内部管理体制等の強化ニーズに対する支援。関係機関と連携して継続
的に案件発掘を実施。
④ベンチャー等支援
・入居企業の経営基盤強化に対して、一定の効果あり。医工連携は事業化まで
17
時間がかかるため引き続き支援が必要。入居企業2社が卒業。
(Action16)医療機器産業等の育成(2/2)
2015年度の成果・効果・課題
2015年度の取組(実績)
(4)人材育成
(4)人材育成
①医療機器等を設計できる人材・医工連携コーディネータ等の育成
ⅰ)コーディネーター情報交換会を4回(6/17、9/30、12/15、3/1)開催し、医工
連携コーディネーター産学連携コーディネーターが一つのプロジェクトを
共同で支援する等、両者の連携強化を図った。(経産局)
ⅱ)医療機器編(6回コース)、福祉機器編(3回コース)の岐阜県医療福祉機器開発
セミナーを開催。医療機器編で33名、福祉機器編で30名がセミナーに参加。
(岐阜県)
②業許可の取得に関する支援
ⅰ)岐阜県産業経済振興センターにおいて、認証取得の取組(2件)に対する助成金
支援の実施。コーディネーターによる相談窓口を設置し、随時相談に対応(1月
現在3件)。(岐阜県)
(5)市場投入・拡大
①医療機器メーカー(製造販売事業者)とのマッチング支援
ⅰ)大学、医療機器メーカー、新規参入企業の三者がニーズと技術を展示する
「第2回メディカルメッセ」を開催。(2/3、4)。出展は136社・団体、来場者は3,538名
であり、商談会(80件)に加え、医療現場ニーズ発表会等を開催。(MD協、経産
局、愛知県、名古屋市、名商)
ⅱ)医療機器メーカーが集積する東京都本郷地区やその他関東圏、関西圏にて、地
域ものづくり企業と医療機器メーカーとの「交流展示会」への出展等の支援(大阪
地域に5社、本郷地域に2社、HOSPEX2015に6社)。(岐阜県、三重県)
東京都本郷地区企業との「商談会」を関東経済産業局と連携し実施 (9月に6社・
6案件、2月に5社・7案件)。(経産局)
②海外展開する企業への支援
ⅰ)ドイツMEDICAへの名商デバイス協議会ミッション(名商)、同ミッションへの現地
ブリーフィング(JETRO)
①医療機器等を設計できる人材・医工連携コーディネータ等の育成
ⅰ)医工連携コーディネーターと産学連携コーディネーターがお互いの知見で
情報交換等を行い、各支援機関等全体で研究会の推進を後押しした。
また、勉強会を同時に開催することによって、コーディネーターのスキル
アップも実施した。医工連携コーディネーターを1名増員した。
ⅱ)成長産業人材育成センター(仮称)を平成28年11月にオープン(予定)し、
人材育成事業のさらなる促進を図る。
②業許可の取得に関する支援
ⅰ)企業ニーズに合わせた助成制度の改善を進める。業許可取得や薬事
戦略に関する具体的相談対応を継続して実施。
(5)市場投入・拡大
①医療機器メーカー(製造販売事業者)とのマッチング支援
ⅰ)イベントの企画から開催まで各関係機関による切れ目のない支援より、
来場者の増加等に繋がった。引き続きよりよい商談会の開催等フォロー
アップを行う。
ⅱ) 本郷以外の関東圏や関西圏の交流展示会に出展したことで、広域的に医
療機器メーカー等との交流が深まり、具体的な取引等の成果に繋がってい
る。また、本郷地区との商談会では、新たな企業との関係構築や医療機器
開発のノウハウ取得に寄与。
②海外展開する企業への支援
ⅰ)欧州の医療機器産業の最新状況の把握に繋がり、今後、海外展開を企図
する参加企業においては、情報収集の良い機会となった。【参加者12名】
目指す成果(将来像)
 医療機器製造に携わる企業の拡大
 事業環境の整備による 医療機器等開発プロジェクトの増加
(ニーズ提供機関の拡大、医工連携コーディネータの増加など)
<第2回メディカルメッセ>
<コーディネーター情報交換会>
<本郷地区企業との商談会>
18
(Action17)健康寿命を延ばす新たなサービスの創出
都市や郊外といったエリアに応じた健康管理・疾病予防サービスの提供や地域の包括的な支援・サービ
ス提供体制が整った地域を目指す。


実施期間:2014年度~2018年度
推進主体:新ヘルスケア産業フォーラム(略称:NHC、事務局:中経連、名大他) 、自治体、経産局
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
(1)研究成果やエビデンスを活用した新たなサービスや製品の創出
(1)研究成果やエビデンスを活用した新たなサービスや製品の創出
①地域の大学研究機関等と協力企業が連携した取組を支援
ⅰ)新ヘルスケア産業フォーラムと連携し、新たなサービスの提供に関心のある企
業等を対象に、「大会・交流会」(6/24、3/1)、「ヘルスケア基礎講座」(7/27、
10/22)を開催(NHC、経産局)
ⅱ)地域資源を活用した機能性食品をはじめとした高付加価値型食品の開発を目
指す地域企業の研究開発 を促進(静岡県)。新たな高付加価値食品づくりを
支援する「しあわせ信州食品開発センター」を拠点として、健康長寿等をテーマ
とした開発の支援(長野県)。
②介護・福祉サービスを支えるものづくりを支援
ⅰ)福祉用具・介護機器の開発支援として、国事業で12件、長野県事業で7件を
助成した他、県事業等により有望案件を助成。産学官連携による福祉・生活
支援機器の研究開発の実施(経産局、長野県、岐阜県、三重県)
ⅱ)福祉・健康関連産業の振興を図り、商取引の拡大の場である国際福祉健康産
業展(ウェルフェア:5/21~23)を開催。(愛知県、名古屋市、名商、JETRO等)
ⅲ)福祉用具、介護機器の開発に係る相談窓口を運営し、製造側と利用側の
協働による開発等を検討するあいち福祉用具開発ネットワークを実施。
生活支援ロボットリスクアセスメント研修会開催(8月)(愛知県)。
①地域の大学研究機関等と協力企業が連携した取組を支援
ⅰ)大豆イソフラボン子大豆もやしや見守り機能付き熱中症計等新たな製品が
商品化され始めている。
ⅱ)白葉茶やテアフラビン(抗酸化ポリフェノール)素材など32件を製品化。
②介護・福祉サービスを支えるものづくりを支援
ⅰ)補助金交付案件に対し、専門家の意見を踏まえながら製品開発に向けた
総合的な支援を実施。軽量下肢装具、用途別介護椅子、電動ビーグル、
知的障がい者用支援アプリの試作品を作製。(岐阜県、三重県)
ⅱ)ウェルフェアは、約7万5千人が来場し多くの出展者、来場者に商談やPR
の機会を提供することができた。今後は、より効果的なマッチングを実現
するための企画・運営のあり方を検討。
ⅲ)支援案件に関する商品化2件。
(2)地域の特性や楽しみを付加した新たなサービスの創出
ⅰ)新ヘルスケア産業フォーラム会員企業がコアとなり、具体的プロジェクトを推進
する研究会10件組成し、各研究会活動の支援を実施。また、情報交換等の場
として 「ヘルスケアカフェ」(3/11)を開催。(NHC、経産局)。
ⅱ)健康寿命延伸事業である、三重県の「亀山QOL支援モデル事業」、東海市の
「東海市 いきいき元気推進事業」を支援。また、三重県、蒲郡市、大府市の各
自治体の計画策定に関する支援を実施。(経産局)
ⅲ)みえライフイノベーション総合特区にて、薬用植物試験栽培を3品種について
開始した。(三重県)
(2)地域の特性や楽しみを付加した新たなサービスの創出
ⅰ)積極的な研究会活動を中心としてプロジェクト等の新展開や新たなサービ
ス創出を支援。また、ヘルスケアカフェにて関係構築や情報交換等が促進
され、企業の新規参入を支援。
ⅱ)プロジェクトの進行及び基礎自治体の自立化により、地域版協議会の設置
等の促進に期待。
ⅲ)実生産や産業化に向けた試験栽培を継続実施。
目指す成果(将来像)
 健康寿命延伸や介護福祉に関する新たなサービス・製品の創
出と利用拡大
 新たなサービスの創出に取り組む主体の増加
19
Ⅰ-④
戦略産業の推進
(環境産業)
〔環境ビジネスの創出・拡大〕
18 製品・サービスの高付加価値化のための環境技術の研究開発・技術高度化
19 環境技術を活用した国内外における市場開拓
20
(Action18)製品・サービスの高付加価値化のための環境技術の研究開発・技術高度化
ものづくり産業の発展とともに培われた東海地域の高度な環境技術を活かし、付加価値の高い産業公害防止機器等を
開発し、事業化に取り組む。将来的には環境対応設備・サービスを一体的にシステム化して提案できる事業フォーメーショ
ンの構築を目指す。


実施期間:2012年度~2018年度
推進主体:産業支援機関、自治体、大学、国等
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
■1.事業環境の整備
■環境関連企業群の「見える化」をはかり、発信する機会を創出した。
■企業と研究者の出会いの場を創出する機会となった。セラミックス
分科会では、新たなプロジェクトにつながる案件を発掘した。
(セラミックス分野参加者39名、金属回収分野参加者45名)
■2.研究開発・技術高度化支援
■大手企業を招聘したニーズ発信会では、多くの企業や機関からエン
○大学の研究者等を招聘した産学連携セミナー(セラミックス、金属回収)を トリー提案がなされた。また、環境分野に限らず、自動車、航空機、
開催し、研究者と企業とのマッチングの機会を創出(経産局、ICETT)。
ヘルスケア等の他の戦略産業からも参画を得ることができた。
○大手企業(大阪ガス(株)、中部電力(株))のニーズ発信会を開催し、企業 (大阪ガス 参加者77名 提案数31件、中部電力 参加者112名、提案
や研究機関とのマッチングの機会を創出(経産局、ICETT)。
数13件)
○関東、近畿(2回)、九州地域の経産局・支援機関と連携したアライアンス ■アライアンスマッチングセミナーへの参画を通じて、当地域がアライア
マッチングセミナーを通じて、他地域のパートナー候補とのマッチングの
ンスマッチングセミナーを開催する際のノウハウを蓄積することができ
機会を創出(経産局、ICETT)
た。(当地域から5社が他地域のアライアンスマッチンングセミナーに参
○アクアイノベーション拠点に関する技術交流会を開催(長野県)
加)
○産業廃棄物抑制のための研究開発、設備導入の助成を実施(三重県)
■21社が参加し、情報交換・技術交流が図られた。
○名古屋大学と連携し「連続向流泡沫分離法による有価金属の分離回収」 ■4件の採択を実施。産業廃棄物の削減に資する事業となった。
等の共同研究を実施(名古屋市)
■成長分野産業の振興を図ることができた。
「環境関連企業のデータベース構築・拡充(新規6社、技術シーズ集3
社)」や支援会議の開催(2回)、メルマガ(16回発信)を通じ「支援機関
ネットワーク構築」を図った (経産局、ICETT)。
目指す成果
 既存技術の応用力を高め、新製品・新サービスの開発力向上
大手企業ニーズ発信の様子
アライアンスマッチングセミナー
 環境技術と親和性のある技術を有する異分野事業者の参入促
進
 必要に応じ、事業者間の経営資源を組み合わせた事業フォー
メーションを構築し、事業化展開できる体制を強化
 環境産業事業者の体質強化、収益性向上
21
(Action19)環境技術を活用した国内外における市場開拓
高度な環境技術とサービスを適宜組み合わせた最適ソリューションの提案力を高め、国内外で市場の拡大、新規開拓
を目指す。特に経済が急成長しているアジア新興国においては、環境問題が顕在化、深刻化しており、地方政府等との関
係強化を図りつつ、地域の環境課題に対応したモデル事業の組み立て、実証を検討する。


実施期間:2012年度~2018年度
推進主体:産業支援機関(JETRO等)、自治体、大学、国等
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
■1.国内市場開拓支援(ACTION18再掲)
■大手企業を招聘したニーズ発信会では、多くの企業や機関からエン
○大手企業(大阪ガス(株)、中部電力(株))のニーズ発信会を開催し、企業
トリー提案がなされた。また、環境分野に限らず、自動車、航空機、
や研究機関とのマッチングの機会を創出(経産局、ICETT)。
ヘルスケア等の他の戦略産業からも参画を得ることができた。
○関東、近畿(2回)、九州地域の経産局・支援機関と連携したアライアンス
(大阪ガス 参加者77名 提案数31件、中部電力 参加者112名、提
マッチングセミナーを通じて、他地域のパートナー候補とのマッチングの
案数13件)
機会を創出(経産局、ICETT)
■アライアンスマッチングセミナーへの参画を通じて、当地域がアライ
アンスマッチングセミナーを開催する際のノウハウを蓄積することが
■2.海外展開支援
できた。(以上、再掲)
○ベトナム環境ビジネス商談会(経産局、JETRO、JICA、ICETT)
■130人のセミナー聴講、61件の商談ができた(ベトナム)
○インドネシア環境関連ミッション(経産局、浜松市、ICETT)
■200人のセミナー聴講、66件の商談ができた(インドネシア)
○南~東南アジアでの海外展開支援(海外環境ビジネスセミナー・海外環境
■7カ国10名の行政官と計44件の面談ができた(南~東南アジア)
担当行政官との懇談会)(経産局、名商、JICA)
■26社36名の台湾側との間で計64件の商談ができた(台湾)
○台湾での海外展開支援(ICETT)
■成果については現在集計中(中国、香港)
○中国や香港での環境関連展示会への出展・同支援(長野県)
■ビジネス・企業間連携を促進する機会を提供(タイ)
○タイ企業とのビジネスマッチング、タイ投資委員会とMOU締結(三重県)
■県内企業のブラジルへの関心を高めることができた(ブラジル)
○ブラジル環境セミナーの開催(三重県)
目指す成果
 地域・企業が抱える環境課題への対応力を高め、国内市場を
拡大
インドネシアでの
セミナー風景
ベトナム商談会における
海外環境担当行政官懇談会
現地政府との対話
 海外重点地域において、現地の環境対応ニーズを踏まえ、最
適な課題解決システムを構築、モデル事業の実証を足がかりと
して新規市場開拓
 海外展開における事業化の課題を再検証し、地域の実情に合
わせた技術・サービススペック、コスト等の企画提案力を強化
22
Ⅱ
ものづくり産業の推進
改4 新分野開拓を可能とする『企業力』の強化支援
改5 産業支援機関等におけるコーディネート機能の向上等による『集積力』の強化
改6 先端技術開発を促進する産学官等の『サポート力』の強化支援
追1 コンポジット材料等に関する一大拠点・産業集積の形成を目指して
追2 IT・ロボット技術の開発・利活用促進による産業の高度化
23
(Action改4)新分野開拓を可能とする『企業力』の強化支援
○地域の自動車関連をはじめとしたものづくり企業の多くは、大手メーカーを頂点とした垂直統合型の取引構造の下で生
産技術を高めてきたため、自社の強みの見極めができておらず、自社独自で市場の潜在ニーズを顕在化させ、それに
応えるべく新たな技術開発を行うことは容易ではない。特に先端分野への事業領域拡大の取組を単独で行うことは困難。
このため、自社の強み・弱み等の気づき、事業領域拡大に向けての動機付けや異分野企業とのネットワーク構築を目的
とした少人数・参加型のセミナー等を開催し、自社のコア・コンピタンスを活かした研究開発の組成を促進する。また、中
小サプライヤーが今後もマーケットシェアを維持・拡大していくためには、市場の潜在ニーズを先取りした企画提案力を
身につけることが重要。このため、中小サプライヤーが川下メーカーの技術戦略を踏まえて提案内容、プレゼン手法に
磨きをかけて、展示商談会に出展する機会をとおして企画提案力の強化を図る。
○新たに開発された新技術・新製品を事業化するためには、その優位性について、ユーザーとなり得る企業から客観的な
評価を受けて、当該新技術・試作品のブラッシュアップを行うことが必要不可欠。このため、多くのユーザー企業が一堂
に集まる技術展示会等への出展を支援し、新たな販路や成長産業における事業分野を開拓する。


実施期間:2014年度~2018年度
推進主体:コンポジットコンソ、自治体、名商、経産局
2015年度の取組(実績)
1.気づき・ネットワーク形成を目的とした参加型セミナーの開催
■自動車産業イノベーションセミナーを開催(愛知県)
■高度部材イノベーションセンターを活用したセミナー・交流会を開催(三重県)
■次世代の経営者を対象としたビジネス研究会・交流会を開催(三重県)
■名古屋挑戦型企業塾を開催(名古屋市)
2.企画提案力の強化等を目的とした商談会の開催
■自動車分野における炭素繊維複合材料について、メーカーからの技術ニー
ズの説明会・プレゼン会を実施(コンポジットコンソ)
■自動車メーカー新技術、新工法展示商談会を開催(岐阜県、愛知県、三重県)
■自動車メーカーへ新技術・新工法を提案する展示商談会の開催(静岡県)
■「自動車安全技術プロジェクトチーム」の活動による、展示会の出展(愛知県)
3.新たな販路開拓を目的とした技術展示会の開催
■自動車分野における炭素繊維複合材料について、メーカーからの技術ニーズの
説明会・プレゼン会を実施(コンポジットコンソ)
■メッセナゴヤ等の見本市・展示会の開催(愛知県、名古屋市、名商)
■メッセナゴヤにサポイン事業の採択事業特設展示をスペースを設け、研究開発
成果のPR、マッチング支援、フォローアップを実施(経産局)
■大手企業に県内中小企業の製品・技術を紹介する出前商談会の開催(長野県、
三重県)
■ものづくり中小企業の技術展示会の出展支援(長野県)
2015年度の成果・効果・課題
■セミナー、交流会、研究会活動を通じて、ネットワークの構築や企業における課題解
決等が進展した
■展示商談会の開催により、企業の企画提案力が向上し、新規取引への契機となった
■技術展示会への出展支援などにより、多くの商談が行われた
□より効果的な運営方法や、マッチング方法の検討・実施、新規参加企業の増加
目指す成果
 事業領域拡大による主要取引先への過度な依存状態の解消、新
たな事業分野への参入
 自動車関連をはじめとしたものづくり企業の企画提案型への転換
 ユーザーとの協調による事業化の加速
 異分野企業等との連携による事業領域の拡大や新たな成長分野
への展開
24
(Action改5)産業支援機関等におけるコーディネート機能の向上等による『集積力』の強化
○当地域における自動車産業の最大の強みは、中小企業を中心とした部素材関連企業や大手川下ユーザー企業、大学
等による厚い産業集積を活かしたすり合わせ力にあるが、近年、国内生産の縮小、生産拠点の分散化が進展する中、
将来的にその優位性を失うことが懸念される。当地域の競争力の維持・強化のためにはこのような集積力のさらなる強
化が不可欠。このため、企業の技術系OB等を活用したコーディネーターが主体となり産産・産学のネットワーク形成を
支援するとともに、このような支援機能をさらに強化する。
○これまで培った地域のものづくりマザー機能を更に進化させるため、支援機関の連携をより強固なものとするとともに、
自動車関連産業、航空機産業、ヘルスケア産業、環境産業ほか、新技術に関連する事業分野への展開に対しても、支
援機能の集積を形成していくことにより、新たなサプライチェーンの構築に向け、現在ある集積の進化を図る。


実施期間:2014年度~2018年度
推進主体:コンポジットコンソ、自治体、公設試、大学、経産局
2015年度の取組(実績)
1.企業間・産学連携を促進するコーディネート機能の強化
■中部大の拠点連系体制『コンポジットハイウェイコンソーシアム』による研究開発の
促進(NCC、GCC、ICC、コンポジットコンソ)
■自動車関連産業における炭素繊維複合材の活用に向け、戦略分野コーディネー
ターの配置、新たな技術ニーズに対応したコーディネーターの拡充(コンポジットコン
ソ)
■個別訪問活動、シーズ集の作成をはじめとしたハンズオン支援活動の展
開(コンポジットコンソ)
■金型技術分野において、プロジェクトマネージャーを配置し、企業支援を行い、研
究開発プロジェクト等を組成(経産局、岐阜大学)
■(公財)科学技術交流財団による産学連携を基本とした研究交流事業及び共同
研究の実施(愛知県)
■産学交流センター産学連携コーディネーターによる相談対応(静岡市)
■新製品開発などに取り組む中小企業に対し、産学連携を推進するとともに、研究成
果の実用化を通じた産業の活性化(名大)
戦略分野コーディネーターによる炭素繊維
複合材料先進企業見学会の開催
(於:東レ・カーボンマジック(株))
2.気づき・ネットワーク形成を目的とした参加型セミナーの開催
■自動車産業イノベーションセミナーの開催(愛知県)
■高度部材イノベーションセンターを活用したセミナー・交流会の開催(三重県)
■次世代の経営者を対象としたビジネス研究会・交流会の開催(三重県)
■名古屋挑戦型企業塾の開催(名古屋市)
2015年度の成果・効果・課題
■各機関に所属するコーディネーター等の活動により、新規研究開発の実施、外
部資金等の獲得等、産産・産学連携が進展した
■セミナー、交流会、研究会活動を通じて、ネットワークの構築や企業における課
題解決等が進展した
□コーディネーター等間の連携強化による、より効果的な支援体制の構築
目指す成果
 絶え間なくイノベーションが創出される事業環境の整備
 事業領域拡大による主要取引先への過度な依存状態の解消、
新たな事業分野への参入
 中部地域が炭素繊維複合材に関する世界的な研究開発拠点
になることを目指した、中部大の大学の連携体制の構築
25
(Action改6)先端技術開発を促進する産学官等の『サポート力』の強化支援
○国内生産の縮小、生産拠点の分散化が進む中、これまで垂直統合型構造の下で取引を行ってきた中小企業にとっては、自社の
経営資源のみで川下ユーザー企業のニーズに対応した技術開発を行うことは困難な状況。このため、日頃よりこうした中小企業
から依頼試験や技術相談を受けている地域の公設試の技術開発支援機能をさらに強化し、中小企業の研究開発の促進を図る。
○次世代の自動車に関する先端技術開発は、企業が単独で推進することは困難であり、産・学・官を挙げての研究開発が必要不
可欠。このため、企業、大学、公設試等研究機関がワンルーフの下で協調して取り組むための拠点の整備と共に、次世代の自動
車産業で求められる先端分野での技術を次々と生み出していく産学官連携による先端技術分野における、研究開発プロジェクト
の創出を図る。
○世界屈指の自動車製造拠点であり続けるとともに、新たな成長産業が続々と創出される世界最強のものづくり先進地域になるこ
とを目指し、地域の産学官金が一丸となって、次世代の自動車を見据えた革新技術の開発や生産技術の高度化、ものづくり中小
企業の企画提案力の強化、新たな販路の開拓等を推進する。


実施期間:2014年度~2018年度
推進主体:コンポジットコンソ、自治体、公設試、大学
2015年度の取組(実績)
1.公設試の技術開発支援機能(ハード・ソフト)の強化
■戦略分野オープンイノベーション環境整備事業を活用した公設試への最先端の試験
評価設備の導入、セミナー、利用説明会の開催(コンポジットコンソ)
■「食品科学分野の連携に関する協定」の締結(岐阜県、岐阜大学)
■ぎふ技術革新センターを核とした産学連携による共同事業の展開(岐阜県)
■3Dプリンター、CAEシステム、X線CT等の活用講座を実施(三重県)
2.先端技術分野を担う産学連携によるワンルーフ型研究拠点の整備・研究開
発活動
■炭素繊維複合材料に関する専門コーディネーターによる研究プロジェクトの組成、技術
セミナーの開催、地域公設試への研究開発機器の整備など(NCC、GCC、ICC、コンポ
ジットコンソ)
■SICパワーエレクトロニクス研究会の開催(長野県)
■あいちシンクロトロン光センターに新たにビームラインを2本供用開始(愛知県)
■スーパークラスタープログラムにおいて共同研究開発推進協議会の立上げ、研究開発
を実施(愛知県)
■「低環境負荷型次世代ナノ・マイクロ加工技術の開発プロジェクト」の実施(愛知県)
■名古屋大学エコトピア科学研究所(未来材料・システム研究所に改編)との「電気化学デ
バイスの開発と応用」研究(名古屋市)
■ナショナル・イノベーション・コンプレックス(NIC)拠点の整備(名大)
■次世代金型分野に係るプロジェクトの実施支援(岐阜大学金型創成技術研究センター)
3.地域の産学官金が一体となった支援機能の構築
■産業支援施設の運営(静岡市)
■大学・研究機関のキーパーソンとのネットワーク形成・研究会活動(名古屋市)
2015年度の成果・効果・課題
■企業向け技術開発支援機能(ハード、ソフト)が着実に強化されている
■数多くの研究開発事業が開始・進展している
□自治体等の枠や組織を超えた連携の構築による支援機能の強化
目指す成果
 あらゆるものづくり産業を支え、新たな成長産業を生み出す成長エ
ンジンとなる「ものづくりマザー機能」を支えるサポート機能の強化
 事業者単独では対応が困難であった要素技術、基盤技術等の確
立、実用化
 自動車関連分野における世界屈指の研究開発拠点としての機能
強化
26
(Action追1)コンポジット材料等に関する一大拠点・産業集積の形成を目指して
○中核となる研究開発拠点(名古屋大学NCC、岐阜大学GCC、金沢工業大学ICC)が、地域公設試等の協力を得ながら、
炭素繊維複合材に対して産業界が求める多様なニーズに応える研究開発・人材育成のプラットフォームとなる場を提供。
(”コンポジットハイウェイコンソーシアム“の組成)
○人(研究者等)や情報(シーズやニーズ)が行き交う連携・交流を活発にすることで、研究開発・人材育成の一層の加速
化を図り、複合材料に関する研究開発から生産・加工・組立までを行う世界に冠たる一大拠点としての発展を目指す。


実施期間:2014年~
推進主体:コンポジットハイウェイコンソーシアム、GNI、経産局
大学の研究開発拠点:3機関(名古屋大学、岐阜大学、金沢工業大学)、東海・北陸地域(※)の公設試験場等:8機関
(※)富山県、石川県、福井県、岐阜県、愛知県、三重県、名古屋市
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
■ コーディネーターによる、産産・産学連携マッチングによる研究開発プロジェクトの
創出や、技術シーズ集の更新・拡充、先進企業やセミナーの開催(コンポジットコン
ソ)
■ コンポジットハイウェイコンベンション2015の開催(コンポジットコンソ)
■ ドイツ企業の招聘及び企業マッチング会の開催(経産局、GNI)
■ 炭素繊維複合材関連設備機器の導入(経産局、公設試)
■見学会やセミナー、技術シーズ集の更新・拡充等を通じて、関連する企業が持
つ課題等を認識
■多くの参加者を得ることで企業間のネットワークが拡大・活発化
■装置導入により公設試間の連携体制が構築された
□具体的な事業化事例の創出や、新規適用の拡大に時間を要する分野への対応
が課題
□海外企業等との継続した技術交流の実施
□導入された機器の活発な利活用
目指す成果
コンポジットハイウェイ
コンベンション2015
(於:石川県金沢市)
※カンファレンス①
公設試による広域的なものづくり
ネットワークの形成
 複合材料に関する研究開発から生産・加工・組立までを行う
世界に冠たる一大拠点・産業集積を形成する
27
(Action追2)IT・ロボット技術の開発・利活用促進による産業の高度化
著しい進化を遂げつつあるITやロボット技術を積極的に利活用することにより、ものづくりを始めとする既存産業の高度化
や新たなビジネスモデルの創出を促進する。また、ロボット開発・実用化・普及を支援し、ロボット産業拠点の形成を目指す。
 実施期間:2015年度~
 推進主体:関係自治体、大学、総通局、厚生局、農政局、経産局、整備局
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
〈IT・ロボット技術の開発・利活用促進〉
〈IT・ロボット技術の開発・利活用促進〉
 IoTの新潮流を見据えたIT利活用促進に向けたセミナー等の開催
 IoTの新潮流を見据えたIT利活用促進に向けたセミナー等の開催
・ 7/17製造業ITセミナー 、9/16経営者のためのモノづくり力向上セミナー(愛知県)、10/20中部IT融合セミナー
(総通局、経産局、愛知県)
・戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)のプログラム「スマートネットワークロボット」(2015年度公募)によ
り、人の心に寄り添うコミュニケーションロボットの研究開発及び成果展開を支援(総通局)
 IoT、ビッグデータ等の戦略的活用に向けた中堅中小企業経営層への啓発
・3/3IT経営カンファレンス2016in名古屋(経産局)
 産学行政連携によるロボット開発・実用化・普及の促進(「あいちロボット産業クラスター推進協議会」の運営)
・ワーキンググループ(医療介護、製造物流、無人飛行)の開催(8回)、延べ403名(愛知県)
 「あいちサービスロボット実用化支援センター」において、サービスロボットの開発・実用化・普及を支援
・相談対応:37件、見学対応:94件473名(愛知県)
 ロボット実証の推進(愛・地球博記念公園における実証実験の支援、近未来技術実証特区プロジェクト)
・実証フィールドの提供(愛・地球博記念公園14回、名古屋港南5区28回、矢作川浄化センター7回)(愛知県)
 安全技術設計(リスクアセスメント)の研修会の開催、国際安全規格認証に関する専門家の企業派遣
・リスクアセスメント研修会開催(3日間、15名)、国際安全規格取得支援セミナー開催(1回、29名)、国際安全規格
取得支援専門家派遣(3社) (愛知県)
 ロボットフェスタ等の展示会の開催、「ロボカップ2017」の開催誘致
・国際ロボット展をはじめ9イベント出展(愛知県)
・「ロボカップ2017」誘致を行うとともに、開催決定後は開催準備を実施(名古屋市)
〈情報セキュリティ対策〉
 サイバーセキュリティセミナー開催(総通局) 、“つながる”ものづくりの競争力強化セミナーin東海開催(総通局、
経産局ほか)、組込みセキュリティ啓発セミナー、技術講習会等開催(経産局)
〈ものづくりの未来洞察〉
 社会環境の変化、IoTやインダストリー4.0等の動向等を踏まえた「2040年 ものづくりの未来洞察」調査の実施
(経産局)
・IoTに関する新技術・新サービス、将来展望やモノづくりにおけるIoTの重要性について普及啓発を行った。
・コミュニケーションロボット領域の研究を支援(現在、研究開発中)
 IoT、ビッグデータ等の戦略的活用に向けた中堅中小企業経営層への啓発
・先進事例のプレゼン等により経営戦略におけるITの活用に向けた課題と処方箋について情報提供した。
 産学行政連携によるロボット開発・実用化・普及の促進(「あいちロボット産業クラスター推進協議会」の
運営)
・先進事例や利用者ニーズ等の情報提供、会員間の連携促進を行った。
 「あいちサービスロボット実用化支援センター」において、サービスロボットの開発・実用化・普及を支援
・幅広くサービスロボット等のPRができた。引き続きセンターの取組についてPRを継続し、周知を図る。
 ロボット実証の推進(愛・地球博記念公園における実証実験の支援、近未来技術実証特区プロジェクト)
・多くの企業・大学によるロボットの実証実験を促進した。
 安全技術設計(リスクアセスメント)の研修会の開催、国際安全規格認証に関する専門家の企業派遣
・ロボットの安全に関するリテラシー向上が図られた。
 ロボットフェスタ等の展示会の開催、「ロボカップ2017」の開催誘致
・県内外に広く愛知県の取組をPRできた。
・「ロボカップ2017」の名古屋市での開催が決定。その後、大会の開催を行う開催委員会を設立。(名古屋
市)
〈情報セキュリティ対策〉
 サイバーセキュリティや 組込みセキュリティについて啓発や技術演習、人材育成を行うことができた。
〈ものづくりの未来洞察〉
 社会環境の変化、IoTやインダストリー4.0等の動向等を踏まえた2040年のものづくりの姿について調査
を実施した。
目指す成果
・ IT・ロボット技術利活用先進地域の実現
・ 世界に誇れるロボット産業拠点の形成
28
Ⅲ 地域資源の活用による地域経済の活性化
〔長野県〕
28 山岳高原を活かした世界水準の滞在型観光地づくり
29 信州の「強み・価値」を磨き上げ、強力に発信
30 地域資源を活用した高付加価値産業の集積
〔岐阜県〕
31 主要観光地再生プロジェクト
32 飛騨牛、富有柿等の農畜産物海外販路拡大
33 岐阜県産品の魅力向上と販路拡大
〔静岡県〕
34 「食」、「茶」、「花」の3つの都づくりを推進
35 「 魅力ある観光地づくり」の原点回帰
〔愛知県〕
36 「感動を見つけられる愛知」の創造と「産業としての観
光」の発展
37 食と緑が支える豊かな「あいち」を目指して
38 地域産業資源を核とした地域産業の発展
〔三重県〕
39 三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なん
です!
40 みえフードイノベーション
41 三重ブランド
42 伝統工芸品の魅力を活かした新たな市場開拓
43 食で拓く三重の地域活性化
〔静岡市〕
44 世界に輝く「静岡市」観光・交流プロジェクト
〔浜松市〕
45 三遠南信250万流域都市圏の創造
46 農林水産物の販路開拓支援と豊富な森林資源の需要
拡大
47 浜名湖を基軸としたインバウンド戦略
〔名古屋市〕
48 「名古屋らしさ」を活かしたブランド力の向上(観光)
49 伝統産業の振興
〔地域活性化サイクルの構築〕
50 ~みつける×みがく×つながる~地域資源を活用した地
域活性化サイクルの展開
〔各機関の枠を越えて連携した取組〕
51 「昇龍道」地域資源の魅力向上プロジェクト
52 「昇龍道」日本銘酒街道 の推進
29
(Action28)山岳高原を活かした世界水準の滞在型観光地づくり ~長野県の観光業~
山岳や高原、美しい景観などの長野県の強みを活かし、世界水準の山岳高原観光
地の形成や日常の暮らしを楽しむことができる観光地域づくりを目指す。
3つの重点支援地域
長野県
 実施期間:2013年度~
 推進主体:長野県
アウトドア観光の推進
「世界水準の山岳高原観光地づくり」の取り組みを重点的に進める
3つの地域を「重点支援地域」として指定、支援を実施。
2015年度の主な取組と成果
◆有識者の派遣による各地域の今後の方向性の策定のための助言を実施
→各地域のビジョンを策定
飯山市を中心とする信越9市町村
○誰でも手軽に楽しめる「アクティビティの聖地」
◆新幹線飯山駅をハブ(拠点)とした「信越自然郷」の文化圏を形成
◆物見遊山型観光から「長期滞在して体験」できる観光地域へ
「世界水準の山岳高原観光地づくり」を図る上で、長野県の強み
である山岳高原を活かした「アウトドア観光」に関して、情報発信
等の強化を図る。
2015年度の主な取組と成果
 アウトドア事業者のネットワーク組織として、一般社団法人を立ち上
げ (H27.11 設立)
 アウトドア情報発信用のWebサイトを開設(H28.4 公開)
北アルプス3市村(大町市、白馬村、小谷村)
○3,000m級の高峰が連なる天空の世界で世界最高水準のアウトドアレジャー
を楽しめるステージ
◆立山黒部アルペンルートや北アルプスの恵まれた環境を相互に活かして周遊
◆「HAKUBA VALLEY」「立山黒部」のブランドを活かしたオールシーズンで
楽しめる山岳リゾート化し、ブランドを裏付ける受入・滞在環境の提供
木曽町・王滝村
○霊峰・御嶽山の神秘と古来の文化による「六感が目覚める旅」
目指す成果
◆御嶽山がはぐくんだ資源を活用
◆信仰を背景とした地域の空気に触れることによる心身のリフレッシュ
・3つの重点支援地域で、独自の価値を磨き上げ発信
・重点支援地域の取組を県内各地へ波及
<スケジュール>
目指す成果
2013
2014
研究会、
構想
2017~
重点地域への県の支援
目標年度
モデルを
全県へ波及
・重点支援地域の独自の価値として発信
・体験型・滞在型旅行による地域経済への貢献
・山岳高原・アウトドアによるNAGANOの魅力を発信
<スケジュール>
2015
・事業者ネットワークの構築
・情報発信体制の整備
2016~
目標年度
・情報発信
・プロモーション展開
30
(Action29)信州の「強み・価値」を磨き上げ、強力に発信 ~長野県の農業~
長野県
地域特性を活かした個性的で魅力ある農産物の生産と情報の発信
・地域資源の魅力の掘り起し(「おいしい信州ふーど(風土)」の推進、原産地呼称管理制度など)
・自信と誇りを持てる農産物の生産(マーケットインの生産、自然条件を活かした農産物の高付加価値化、環境農業の推進など)
・信州ブランドの確立とマーケットの創出(6次産業化の推進など)
農業者と非農家住民や県内外の都市住民とが地域資源を共用・活用し、人と人、農村と都市
のつながりや農村コミュニティを維持・強化することにより、魅力ある農村を構築
・人材育成・誘致(農業大学校改革、集落営農組織の育成、新規就農支援、指導者育成など)
・農村コミュニティの強化(農業の多面的機能の維持・発揮のための活動の支援、都市農村交流活動の推進など) 等
2015年度の取組(実績)
■「おいしい信州ふーど(風土)」プロジェクトの推進
・対象品の拡大 131品 → 157品
⇒ 県オリジナル品種、水稲「風さやか」、「信州ひすいそば」や
「凍り豆腐」など26品を追加
・新たに「おいしい信州ふーど(風土)」大使を3名委嘱
■ 高級すもも「麗玉」の商標登録
■信州6次産業化推進協議会を中心に、計画策定から策定後の経営
支援まで一貫して「6次産業化」をサポート
■「農大改革」の着実な実施、担い手の育成・確保、農地の集積・集約化
「おいしい信州ふーど(風土)」とは?
信州の豊かな風土から生まれた食べ物のうち、「プレミアム」「オリジナ
ル」「ヘリテイジ」の3つの基準で選ばれた信州産食品の統一ブランド
2015年度の成果・効果・課題
【成果・効果】
■「おいしい信州ふーど(風土)」の認知度向上
県民認知度 H26:52% → H27:65%
■「六次産業化法」に基づく総合化事業計画の認定件数(累計)
91件(H28.1現在) ※北海道、兵庫県に次ぎ全国第3位
■農地中間管理機構を活用した担い手への農地の集積・集約化
中間管理権の設定:1,865ha(H26~H27.12)
【課題】
■ 「おいしい信州ふーど(風土)」の県外認知度の向上
■県外品を県産品に置き換える取組(“地消地産”)の強化
■地域経済に好影響を与える大規模な6次産業化の取組の創出
■担い手の育成・確保、担い手への農地の集積・集約化の更なる加速化
目指す成果
 「おいしい信州ふーど(風土)」県内・県外認知度向上
県内75% 県外25% (H29)
 総合化事業計画の認定件数 94件(H29累計)
 新規就農者数(40歳未満) 250人/年
 担い手への農地利用集積率 53%(H29)
31
長野県
(Action30)地域資源を活用した高付加価値産業の集積 ~長野県の鉱工業~
豊富な地域資源のポテンシャルを活かしながら、新たな製品開発や製品のブランド価値の向
上を支援し、地域資源を活用した高付加価値産業の集積を図る。
 実施期間:2013年度~2017年度の5年間
 推進主体:長野県
商品化事例
新ブランド「oeuf(ウフ)」
リニア開業を見据えた、和菓子老舗の新商品。
若年層への浸透を狙い、和菓子の概念を一新
するスイーツとして開発。美味しさに思わず
「ウフ」と笑みがこぼれるイメージで、新社
標を含めた新ブランドをデザイン。
<取組の概要>
○県工業技術総合センター内にある「地域資源製品開発
支援センター」を活用して、製品企画から商品化まで一貫し
た支援を行うことにより、地域資源を活用した「売れる商品
開発」を促進する。
○県工業技術総合センター食品技術部門に「しあわせ信州
食品開発センター」を整備し、機能性食品や高齢者対応食
品など健康長寿県らしい新たな食品の開発を促進する。
自社ブランド生物顕微鏡「X-LABO」
OEMで培った技術で開発した、初の自社ブ
ランド商品。所有する喜びをコンセプトに、
躯体のデザインやロゴマーク、ケース等、統
一的なブランドイメージで商品化した。グッ
ドデザイン賞2015を受賞。
○「信州ワインバレー構想」により、農業・商工業・観光業が
連携し、点在するワイナリーを有機的に結び付け、産地の
振興を図る。
目指す成果
○「原産地呼称管理制度」による認証により、ワインや日本
酒等の原産地と品質を保証し、地場産品のブランド価値を
高める。
○地域資源製品の開発・リニューアル、ブランド化支援
による製品の付加価値の向上
○信州らしさをアピールできる製品づくりによる信州のブ
ランド発信力の向上
<スケジュール>
2014
2015
2016
2017
目標年度
地域資源製品開発委支援センターによる企画から商品化までの一貫支援、原産地呼称管理制度によるワイン・日本酒等のブランド化推進
高付加価値食品の開発支援 、しあわせ信州食品開発センターでの試作開発・試食評価の支援
32
(Action31)主要観光地再生プロジェクト
岐阜県
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催や、2015年3月の北陸新幹線長野~金沢間開業を皮切りに、東海北陸自
動車道白鳥IC~飛騨清見IC間の4車線化、東海環状自動車道の全線開通、リニア中央新幹線の開業など、岐阜県を取り
巻く交通インフラの充実により、飛躍的な交流人口の拡大が期待される。
この契機を、確実に入込客の拡大に結び付けるため、関ケ原古戦場等の主要観光地の魅力向上及び誘客強化を図る。


実施期間:2014年度~2020年度
推進主体:岐阜県、県内市町村、観光関係事業者 等
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
■ 関ケ原古戦場(関ケ原町)の整備
■【成果】入込客数の増加
・古戦場史跡の保存管理と活用に向けた再整備
・海外古戦場(ゲティスバーグ・アメリカ、ワーテルロー・ベルギー)と
の交流、連携活動支援
・周辺市町と連携した有識者講演会や体験プログラム等、広域連携
イベントの実施
・古戦場ビジターセンター(仮称)基本構想、基本計画策定
・案内板等の整備、映像コンテンツの製作
・関ケ原駅前交流館のオープン記念イベント「「発進!発信!関ケ原
2015」の開催 等
・関ケ原古戦場 H27(1~12月) 15万人(対前年+50%)
-新たにオープンした関ケ原駅前交流館の来館者数 10,850人
(10-12月)
-「発進!発信!関ケ原2015】インベント来場者数 約7万人
・恵那山南山麓 H27(1~9月) 64万人(対前年+21%)
■ 恵那山南山麓(恵那市岩村町など)の整備
・空き家を利活用したゲストハウスの整備
・岩村城跡周辺の電柱地中化や観光客用トイレ改修などの環境整備
・外国人誘客に備えた研修会や勉強会、他エリアの視察など受入環
境の整備
・体験ツアーの実施、ご当地グルメ等、特産品の開発 等
■【課題】県域を越えた周遊観光ルートの構築
・「山岳」など豊かな自然、「サムライ」により形成された 歴史・文化、
「ものづくり」などをテーマとした周遊観光ルートの構築に向けた取組
みが必要
(具体例)中部地方に多い著名な合戦場跡の周遊観光ルート化
賤ヶ岳、姉川(滋賀県)、関ケ原(岐阜県)、
桶狭間、長久手、設楽原(愛知県)、三方ヶ原(静岡県)
目指す成果
 県内の観光消費の経済波及効果額:
3,700億円(2014)→ 5,000億円(2020)
 入込客数の増大 : 120万(2014→2020)
-関ケ原古戦場 : 10万人 → 20万人
-恵那山南山麓 : 70万人 → 100万人
関ケ原古戦場
恵那山南山麓
33
(Action32)飛騨牛、富有柿等の農畜産物海外販路拡大
岐阜県
人口減少に伴う国内マーケットの縮小が見込まれる中、飛騨牛、富有柿をはじめとする県産農畜産物について、アジア
に加えて、イギリスやフランスといったEUでの販路拡大に取り組む。
百貨店やレストランに対する個別の販路開拓に加え、官民が連携して 「食」、「モノ」、「観光」を一体的にPRする 「飛騨・
美濃じまん海外戦略プロジェクト」の取組みと連携した販路拡大を図る。 ・実施期間: 2014年~2018年
・推進主体: 岐阜県、岐阜県農林水産物輸出促進協議会
2015年度の取組(実績)
■アジア
・取扱店舗獲得、認知向上のため、高級日本食
レストランにおいて県産鮎や飛騨牛のPRを実施
・認知向上のため、百貨店やスーパーでフェアを
実施する等、富有柿をPR
■EU
・飛騨牛の輸出先としてフランスにイギリスを追加、
プロモーションを実施
■北米
・飛騨牛輸出に向けての体制整備を推進
■アジア
・飛騨牛のPRにより新規取扱店舗を獲得
・柿については継続的なPR、高品質の維持に
取り組んだ結果、前年度比2倍以上の出荷
・レストラン関係者を中心に県産鮎をPRし、輸
出に向けた取組に着手
■EU
・飛騨牛の継続的な取扱い店の獲得
・他銘柄との差別化等、ブランド化の推進
■北米
・今後、飛騨牛の北米向け試験輸送を実施
目指す成果
図や画像等の
挿入も可
マレーシアの高級日本食レストラン
における県産鮎PR
2015年度の成果・効果・課題
【目標】 富有柿の年間輸出量 30トン(2020)
飛騨牛の年間輸出量 30トン(2020)
フランス・パリの調理学校に
おける飛騨牛PR
34
(Action33)岐阜県産品の魅力向上と販路拡大
岐阜県
消費者の視点に立った商品開発力の向上や、商品価値の伝達力・交渉力の向上を図る。
また、同時に商品を多様な市場に供給することで、県内企業の収益力増加を図る。


実施期間:2014年度~2018年度
推進主体:岐阜県
2015年度の取組(実績)
国
内
■ プロダクトデザイナーとのマッチングによる新商品開発
■ 大規模見本市への出展による新たな分野への販路開拓
■ THE GIFTS SHOP(県産品販売・情報発信拠点)での県産品販売促進
■ THE COVER NIPPON(首都圏セレクトショップ)でのテスト販売等
海
外
■ グローバル・アンテナ・ショップ(GAS)の開設・活用
■ トップセールスに合わせた美濃和紙製品の展示会等開催
■ 国際見本市への出展支援
■ 海外著名デザイナーとの連携による商品開発支援
2015年度の成果・効果・課題
国
内
■ 陶磁器・刃物など15件の商品開発プロジェクトを実施
■ ファッション・アートの見本市「rooms」に26企業が出展
■ 国際食品展「FOODEX JAPAN」に17企業が出展
■ 首都圏・海外向けテスト販売に37社108商品が参加
海
外
■ フランスとアメリカに新たなGASを開設(計6箇所)
■ イギリス、フランス、スイスで美濃和紙展示会等を開催
■ 24企業・組合等の海外展示会への出展経費を助成
■ セバスチャン・コンラン氏を招請し、約40企業とマッチング
インターネット
■ 新たに東濃ブランチを開設し、相談体制を強化
■ 県内各所でセミナーを開催(12回、延べ363名参加)
目指す成果
インターネット
■ ぎふネットショップ総合支援センターにおける相談支援等
 外的要因に左右されない「稼ぐ力」づくり
 「モノづくり」、「販路開拓」、「企業・産地ブランディング」の強化
35
(Action34)「食」、「茶」、「花」の3つの都づくりを推進
静岡県
農産物の生産、流通、消費における本県の中心性や求心力を高めるため、「食」、「茶」、「花」の3つの都づくりを推進す
る。また、都づくりの基本となる農産物の魅力を磨き、国内外に効果的に情報発信できるふじのくにブランドの強化を図る。
 実施期間 : 2014年度~2017年度
 推進主体 : 静岡県
2015年度の取組(実績)
■「食の都」づくり
・ふじのくに食の都づくり仕事人の活動
■「茶の都」づくり
・都の拠点機能づくり
・新たな静岡茶ブランド構築
■「花の都」づくり
・花のある暮らしの提案
・県産花きのブランド化
■ふじのくにブランドの推進
・県産品のブランド化
仕事人ウィークの開催
2015年度の成果・効果・課題
■「食の都」づくり
・仕事人ウィークの開催(11月)
・食の都の祭典の開催(2月)
■「茶の都」づくり
・新たな拠点施設の基本計画等の策定
・ふじのくに山のお茶100選の選定(新規16銘茶)
■「花の都」づくり
・ふじのくに花の都しずおか県民大会の開催(1月)
・しずおか花セレクション2016の選定
■ふじのくにブランドの推進
・ブランド商品の認定・表彰
食セレクション15品、新商品セレクション11品
目指す成果
しずおか花セレクションの選定
ふじのくに山のお茶100選
●国内外の需要を掘り起こし、県産農産物の新たな市場
を創造する。
(H29目標)
・地産地消率(量販店等での県産青果物のシェア) 35%
・緑茶出荷額全国シェア 60%(全国1位)
・花き産出額全国シェア 5.4%(全国3位以内)
36
(Action35)「魅力ある観光地づくり」の原点回帰
静岡県
「地域の本当にいいものを地域の人が誇りに思い、大切にして、それを来訪客と分かち合 う」 という“本来の観光の姿”に
回帰することにより、日本を代表する観光地づくりを目指す。
 実施期間 : 2014年度~2017年度
 推進主体 : 静岡県
2015年度の取組(実績)
■“ふじのくに”の真の魅力を活用した観光地づくり
・地域魅力ふれあい型観光の推進
■ターゲットを明確にした国内誘客促進
・観光魅力を活かした誘客促進
■ターゲットを明確にした海外誘客促進
・情報発信、プロモーション、商品造成・販売支援
■おもてなし日本一の基盤づくり
・外国人観光客の受入体制の整備、充実の促進
2015年度の成果・効果・課題
■“ふじのくに”の真の魅力を活用した観光地づくり
・伊豆南部、浜名湖地域の推進組織の活動支援
■ターゲットを明確にした国内誘客促進
・ブリーフィング提供による記事等
・観光スタンプラリー
・エージェント、メディアトリップ
■ターゲットを明確にした海外誘客促進
・現地商談会の開催
・エージェントファムトリップ
・メディアトリップ
■おもてなし日本一の基盤づくり
・外国人観光案内所意見交換会
目指す成果
H27 韮山反射炉の
世界文化遺産登録決定
開運家康公ナビ
●観光が有する高い経済波及効果のメリットを活かし、
観光業をはじめとして、農林水産業、商工業等を含めた
バランスある地域経済の発展に寄与
(H29目標)
・観光地の魅力や特徴に満足した人の割合 100%
・観光交流客数 1億6,000万人
37
(Action36)「感動を見つけられる愛知」の創造と「産業としての観光」の発展
愛知県
当地の強み・愛知らしさを追求した「武将観光」、「産業観光」について、PR活動の実施など重点的な取組みを進めていく。
食文化や工芸技術、ポップカルチャーなど、地域独自の魅力について、創造・発信する。


実施期間:観光振興基本計画(2010年度~2015年度)、あいちビジョン2020(2014年~2020年)
推進主体:観光事業者、関係団体、行政、県民
2015年度の取組(実績)
■東海合戦ワールド2015の開催
■徳川家康と服部半蔵忍者隊の結成
■産業観光スタンプラリーの実施
■産業観光バスモニターツアーの実施
■なごやめし普及促進協議会の設立
■「世界コスプレサミット」などによるクールジャパン
のコンテンツ発信
■愛知の産業観光促進に向けた外資系旅行関連企
業招聘及びファムトリップの実施(愛知県、JETRO)
2015年度の成果・効果・課題
■東海合戦ワールド2015の開催
2015年11月29日開催(集客:3万8千人)
■徳川家康と服部半蔵忍者隊による武将観光PR
各種イベント
■産業観光スタンプラリーの実施
2015年7月18日~9月30日(施設訪問者数:9,610名)
■産業観光バスモニターツアーの実施
名古屋駅発着・岐阜駅発着 各4コース
■なごやめし普及促進協議会の設立
なごやめし公式ホームページ開設、SNSによる情報発信、
ハンドブック及びポスターの作成
■「世界コスプレサミット」の開催
2015年7月25日~8月2日(来場者数:271,925人)
■ポップカルチャーを活用した地域の魅力づくりと情報発信
ぽぷかるイベント開催(2016年1月9日、10日(参加者数:
約19,500人))、SNS・PRキャラクターによる情報発信
■外資系企業(旅行関連)4社を招聘。地元企業54社、74
名との交流会を実施。産業観光施設の視察を実施。
目指す成果
「東海合戦ワールド2015」演武ステージの様子
「なごやめし普及促進協議会」設立総会
 観光旅行者満足度の向上
 来県者数の増加
38
(Action37) 食と緑が支える豊かな「あいち」を目指して
愛知県
■農林水産業と商工業がバランスよく発達している本県の強みを生かし、6次産業化や農商工連携など、
消費者・加工業者の嗜好を的確に捉える「マーケット・イン」の視点に立った付加価値の高い商品開発や本
県農林水産物の県内外での販売促進といった加工・販売面での取り組みを図る。
 実施期間:あいちビジョン2020(2014年~2020年)
:食と緑の基本計画(2011年度~2015年度)
 推進主体:農林水産事業者、商工業者、消費者
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
○花と緑のイベントの開催等「花の王国あいち」のPR
○「いいともあいち運動」による地産地消の推進
○知事トップセールスや名刺による農林水産物のPR
○「農林水産業国際競争力強化センター」を核として
海外市場獲得に向けた取組
○あいちの農林水産物PR強化月間(2月)における各種広報の取組
・交通広告(名古屋市営地下鉄、リニモ)の実施
・PRイベントの実施
・特設WEBサイトの作成 等
○あいち農林水産フェアの開催
(2015年11月12日~17日 来場者約2万7千人)
○首都圏における知事トップセールスの開催 (2016年2月6日)
○シンガポールにおける日本食商談会「Oishii JAPAN」への出展
(2015年10月22日~24日)
商談継続16件、成立1件(2016年2月末時点)
○「あいち花の交流ひろば」の開催
(2015年10月16日~18日 来場者2,740人)
目指す成果
農林水産物の県内総生産全国シェアの向上
→3.5%程度(H32年)
シンガポールで開催の
日本食商談会「Oishii JAPAN」
(過去10年間の平均3.2%)
交通広告によるPR
39
愛知県
(Action38)地域産業資源を核とした地域産業の発展
「ものづくり愛知」の高い技術力を基にした産業資源を戦略的に発掘し、他地域との差別化、
付加価値の高い新製品・新商品開発の支援、ブランド化による内外への情報発信の促進を
行う。


実施期間:地域産業資源活用事業の促進に関する基本的な構想(2007年度~):あいちビジョン2020(2014年~2020年)
推進主体:中小事業者、関係団体、行政、県民
2015年度の取組(実績)
◆地域産業資源の指定・見直し(2015.11.10 )
・農林水産物159件
・鉱工業製品・その技術108件
・観光資源378件
合計645件の指定
2015年度の成果・効果・課題
連携
磨く
◆地域地源活用促進協議会の開催
地域資源の掘り起こし、活用の検討の場
・県内6地域事務所で開催
◆農商工等連携促進法による事業計画認定
・2015年度認定数 1件(2015年10月現在) 累計52件
5年連続増加
製造業日本一のブランド力発信、磨き上げ
製造品出荷額等 43兆8313億円 全国1位
発掘
◆愛知ブランド企業認定
シェアトップやオンリーワン技術など、優れた製造業を「愛知ブランド企
業」に認定
・認定企業数322社(2016年2月現在)
付加価値の高いモノづくりの推進に成果
付加価値額 12兆8646億円
【効果】
◆「あいち中小企業応援ファンド」による支援
地域資源を活用した付加価値の高い新製品づくり、販路拡大を支援
・2015年度実績 38件 113,438千円 (累計 318件 846,210千円)
◆地域産業資源活用促進法による事業計画認定
・2015年度認定数 6件(2016年2月現在) 累計84件
【効果】
2014年工業統計調査結果(確報)
【課題】
小規模事業者への更なる支援
目指す成果
○中小企業・小規模事業者の振興を通じた地域
産業の活性化
○「ものづくり王国あいち」のブランド確立
あいち中小企業応援ファンドによる中小企業の新事
業展開の支援
・助成金交付後3年以内に事業化した事業所:年間5件以上
40
(Action39)三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです!~
観光旅行者の多様なニーズに対応する様々な観光振興の取組を、多様な主体と連携して進め、観光の基盤づくりや
観光旅行者の満足度を向上することで、式年遷宮後も持続的に観光入込客数の確保を図る。


実施期間:2012年度から(三重県観光キャンペーン2013.4~2016.3)
推進主体:三重県観光キャンペーン推進協議会(民間企業、金融機関、関係団体、市町、県)
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
三重県観光キャンペーン実績(2013~2015)
■ みえ旅パスポート発給数(2016.3.31) 619,251件
(内訳)
ファーストパスポート
セカンドパスポート
プレミアムパスポート
参考:プレミアムステージ達成者
518,373件
70,958件
29,920件
20,025件
■ みえ旅案内所【2013.4 68施設⇒2016.3 101施設】
■ みえ旅おもてなし施設【2013.4 640施設⇒2016.3 895施設】
■ 観光消費額【2011 4,473億円⇒2014 4,657億円】
■ 観光入込客数【2011 3,565万人⇒2014 3,824万人】
■三重県観光キャンペーンの経済波及効果を評価
3年間の本キャンペーンの成果を把握するため、経済波及効果を
測定中
・三重県観光キャンペーンの実施による「観光消費額」の増加がもた
らす県内産業への経済波及効果
(みえ旅パスポート事業を通じた経済波及効果)
・三重県観光キャンペーンの各事業がもたらす県内・県外産業への
経済波及効果
・各種メディアや交通機関等で紹介された宣伝広告効果
(パブリシティ効果)
・「みえ旅案内所」、「みえ旅おもてなし施設」にもたらされた効果分析
目指す成果
 「三重県観光キャンペーン」により、官民一体で三重の「認知度向上」、「周
遊性・滞在性の向上」、「リピーターの獲得」に取り組んだ。今後、この成果
と課題を踏まえ、次期観光振興基本計画(平成28年度~平成31年度)に
基づき観光の産業化を図る。
◎観光消費額 【4,657億円(26年) ⇒ 5,000億円以上(31年)】
〇延べ宿泊者数 【879万人(26年) ⇒ 1,000万人(31年)】
〇外国人延べ宿泊者数 【178,520人(26年) ⇒ 450,000人(31年)】
〇国際会議開催件数(累計) 【
- ⇒ 20件(31年)】
〇観光客満足度 【20.5%(26年) ⇒ 25.5%(31年)】
中日本高速道路との
連携した割引企画の実施
三重を舞台とした映画との連携
41
(Action40)みえフードイノベーション
三重県
県内の農林水産資源を活用し、生産者や食品産業事業者、ものづくり企業等の多様な業種や、大学、研究機関、市町、
県などの産学官の様々な主体の知恵や技術を結集し融合することで、地域が抱える課題を解決し、新たな商品やサービ
スを革新的に生み出す。


実施期間:2012年度~2018年度
推進主体:1次産業者、食品産業事業者等の産業主体、大学や研究機関などの学術機関、県市町等の行政団体から構成される「みえフードイノベーション
ネットワーク」
2015年度の取組(実績)
■県産農林水産資源を活用した新商品やサー
ビス、取り組みを新たに創出しました。
・化粧品やジビエ商品(鹿肉)等の新商品販売
・県内飲食店や、大手チェーン店とのコラボメニュー
・応援マーク企画、伊勢茶スイーツ、みえパン、亀山
ラーメンカップ麺等の伊勢志摩サミットコラボ企画
・航空会社、大手製造メーカーとの協定締結とそれに
伴う連携事業の推進
■連携創出価値を更に高めるためICT、機能性
などの実証、研究プロジェクトの着手
2015年度の成果・効果・課題
■推進主体であるみえフードイノベーションネッ
トワーク会員数は552者(2016.3.31現在)となり
ました。
■今後は、「他分野連携に取り組むひとづくり」
にも着手し、ネットワークにおける連携の進化
と、それによる更なる高付加価値化、新たな価
値の創出を促進に取り組みます。
・県産農林水産物の機能性開発プロジェクト、ICTを
活用した作業高効率化事業の検証等
目指す成果
 農林水産業を中心とした関連産業、主体が連携し、新たな商
品やサービスの開発に取り組み、多様な価値創出に取り組む
ことで、「もうかる農林水産業」の実現につなげる。
42
三重県
(Action41)三重ブランド
三重県の豊かな自然・伝統など、地域特性をいかした生産物のなかから特に優れた県産品と生産者を三重ブランドと認
定し、情報発信する。


実施期間:2001年度~2015年度
推進主体:三重県
2015年度の取組(実績)
■新たな認定品目はありませんでしたが、審査
の過程で認定委員による現地調査を実施し、申
請者と今後のブランド化について意見交換を行
いました。
三重ブランド認定 15品目、延べ38事業者
■6カ国語版(英語、フランス語、ドイツ語、イタリ
ア語、中国語、韓国語)の三重ブランドリーフレッ
トを作成し、海外プレスやバイヤー等に配布し情
報発信を行いました。
■英語版の三重ブランドポス
ター15品目を作成しました。
2015年度の成果・効果・課題
■三重ブランドについては、特に優れた県産品とそ
の事業者を認定しています。審査の過程で明
らかとなった課題等をフィードバックすることで、
事業者の育成を図っています。
目指す成果
 三重県の知名度を向上させ
るだけでなく、農林水産業等
の事業者の意欲を高め、地
域経済の活性化につなげる。
43
(Action42)伝統工芸品の魅力を活かした新たな市場開拓
三重県
地域資源や伝統工芸などの棚卸しと再発見による価値や魅力づくりを進めるとともに、地域資源を活用した新商品の開
発や販路開拓に向けた活動の支援に取り組む。


実施期間:2012年度~2015年度
推進主体:三重県
2015年度の成果・効果・課題
2015年度の取組(実績)
■デザイナー等との連携による新商品開発・ 販路開拓支援
・国等の各種支援制度を利用した新商品開発、販路開拓支援
の継続実施(各種支援制度採択等10件)
・FM世田谷ラジオ放送、三重テレビ「輝け・三重人」等を活用
した首都圏はじめ中京圏、県内での新商品の情報発信
(情報発信7回)
・デザイナ-等とのマッチングによる新商品開発支援(4件)
・デザインの戦略的な活用によるブランドプロデュース支援(2
件)
・後継者育成支援補助(2件)
地域資源
デザイナー等
新商品
■(効果)
・デザイナー等との連携により、現代のライフスタイルに即した
新商品の開発に取り組むことで、従来のビジネスモデルから、
消費者に価値を提供する価値創造型産業への転換を目指す
企業の動きが出てきた。
(商品開発し、販売された新商品7件、試作品の製作4件)
■(今後の取組)
デザイナー等との連携による新商品開発、販路開拓支援
・商品開発から流通まで一貫したデザイン戦略の活用
・大都市圏や海外へも通用する付加価値の高い商品づくりを
支援
伝統産業・地場産業魅力発信支援
・三重グッドデザイン(工芸品等)選定制度の広報
・後継者育成、技術の伝承等の取組支援(補助事業)
目指す成果
伊賀くみひも×コサージュ
のしあわび
本物の熨斗鰒×贈り物
間伐材×インテリア
・県内外で活躍するデザイナーとの連携を通じて、地域
資源を活用した県内事業者の新商品の開発支援
・事業者の規模に応じた商品の開発・改良から流通まで
一貫したデザイン戦略を活用した支援を行い、大都市圏
及び海外を視野に入れた販路拡大等の取組を推進する
44
三重県
(Action43)食で拓く三重の地域活性化
三重が誇る「食」を起点に、他分野との連動した取組や産学官金による連携、三重の地域・産業特性を生かした広域(県
外)連携による取組を展開し、新商品開発や新たなビジネスの創出、三重県産品のブランド力向上や海外を視野に入れた
販路の開拓を図るとともに、国内外からの食関連産業、集客交流施設等の集積を図ることで、「食」に関するクラスター形
成を目指す。


実施期間:2015年度
推進主体:三重県、関係機関、大学、市町
成果・課題
2015年度の取組
■世界の食産業関係者が集まる国際会議「ワールド・オブ・フレー
バー」(米国)への参加や、ミラノ国際博覧会日本館への出展を通
じ、県立相可高校生による県産食材を使った調理実演や試食な
ど、三重の多様な食材や食文化等についてPR。
■タイでは現地事業者との個別商談から新たな販路が開
拓できたほか、台湾のバイヤーを招聘して商談会を開催。
引き続きフォローアップを実施していく。
■台湾・タイに現地アドバイザーを設置し、県内事業者の販路開拓
活動をサポート。
■三重県とヤマト運輸、ANA Cargoが「三重県産品の販路
拡大に向けた連携協定」を締結。沖縄県との連携による
沖縄国際物流ハブを活用した県産品輸出支援等を開始。
■国内外で三重県フェアの開催や首都圏営業拠点「三重テラス」で
三重の食や食文化など、さまざまな魅力を発信。
■首都圏営業拠点「三重テラス」において、開設から2年半
を経て来館者数が150万人を達成。
■次世代の経営を担う意欲ある人材を対象に「おもてなし経営」を
テーマにした講座を開催するとともに、優れたサービスを展開して
いる全国の事業者に県内事業者の従業員を派遣し、OJTを行う
「おもてなし経営実践道場」を実施。
■伊勢志摩サミット開催(2016年5月)による三重県の食へ
の注目や関心をより深化させるための取組を進めます。
ワールド・オブ・フレーバー
ミラノ国際博覧会
タイでの商談の様子
目指す成果(将来像)
①県内労働力人口に占める就業者の割合の増加
2014年度(96.8%) → 2019年度(97.5%)
②サービス産業(広義)の付加価値構成比の向上
2014年度(60.4%) → 2019年度(63.4%)
③「食関連産業」の従業者一人当たり売上(収入)金額の増加
2014年度(517万円) → 2019年度(538万円)
45
静岡市
(Action44)世界に輝く「静岡市」観光・交流プロジェクト
国内外から多くの人が訪れ、活発な観光・交流が行われる「まち」の実現
3


実施期間:2014年度~2019年度
推進主体:市、観光協会、事業者、関係団体等
2015年度の取組(実績)
1
際立つ地域資源を活用した観光振興
(1) 東海道歴史街道まち歩き事業
■ アクションプログラムの策定
■『まち歩きガイドブック』の作成
■「天下泰平まつり」におけるPR
■ 雑誌『一個人』とのコラボレーションによる、
ブログ、SNSを活用した情報発信
来訪者の満足度を高める受入環境づくり
(1) Wi-Fi接続環境の充実
■ JR静岡駅北口観光案内所において、
外国人旅行者に無料でWi-Fiルーターの
貸出を開始
(2) 「三保松原」羽衣の松駐車場トイレのリニューアル
■ 世界文化遺産登録により利用者が飛躍的に増加した羽衣の
松駐車場トイレを改修し、洗浄機付き洋式トイレの設置な
ど、使いやすさの向上を図った。
2015年度の成果・効果・課題
[効果]
■ 外国人観光客の受入環境の整備充実
■ 日本版DMO認定法人登録に向けた研究を開始
[課題]
■ 訪日外国人観光客受入環境のさらなる充実
2
戦略的な情報発信による国内外からの誘客促進
(1) 「るるぶ特別編集号 静岡市(家康公版)」発行
■「家康公が愛したまち静岡市」をテーマに「駿府」の地に残
る家康公の関連資源に特化したガイドブックを制作し、首都
圏等の旅行会社店舗やイベント、市内宿泊施設等で配布した。
目指す成果(将来像)
 関連施設・イベント入込客数
8,932千人(平成25年) → 9,952千人(平成34年)
 ぜひまた訪れたいと思う来訪者の割合
56.9%(平成26年) → 65.0%(平成33年)
(2) 訪日外国人向けクーポンブックの作成
46
(Action45)三遠南信250万流域都市圏の創造~世界につながる日本の中央画廊~
浜松市
東三河、遠州、南信州地域をエリアとする一体的な都市圏として、行政、経済、住民活動など
様々な分野の交流・連携を一層深め、自立性の高い確固たる圏域の形成を目指します。
2015年度の成果・効果・課題
 実施期間: 2008年4月~2018年3月
 推進主体: 浜松市、豊橋市、飯田市 他
2015年度の取組(実績)
☆「第23回三遠南信サミット2016in東三河」の開催
✔「県境連携の蓄積を活かした三遠南信地域の創生」をテーマに、分科
会とともに開催。
○道州制や国土形成計画など県境を越える地域づくり
へのアピール
○経済活動のグローバル化に対応した県境を越える
産業競争力の強化
○市町村合併による地域構造の変化に対応した広域
行政の推進
○地域連携活動の相乗効果の発揮
○県境を越えた社会基盤を活かした地域づくり
☆「三遠南信地域産学官情報交換会」の開催
✔人口減少が想定される社会構造の中で、新たな価値創造の担い手と
なる人財育成を、県境を越えた三遠南信地域という枠組みの中で、産
学官により戦略的に行うことを目指す。
ひとつの契機として「三遠南信自動車道」(注)の完全開通が期待され
ており、経済効果調査を実施。結果概要は以下のとおり。
◎開通により期待される効果
目指すべき地域像
◆輸送コストの削減、短納期化、
◆これまで接点のなかった企業などとの取引の拡大
◆観光誘客の拡大 等
◎三遠南信地域の特性とは?
◆自然環境が豊かである
◆魅力的な地域資源が豊富である 等
<スケジュール>
2014
評価・見直し
2015
2016
中部圏の中核となる地域基盤の形成、持続発展的な産業集積の形成
塩の道エコミュージアムの形成、中山間地域を活かす流域モデルの形成
広域連携による安全・安心な地域の形成
(注)中央自動車道
・飯田山本ICから
新東名道路・浜松
いなさJCTに至る、
総延長約100kmの
高規格幹線道路。
2017
委員会・総会へ提案
47
(Action46)農林水産物の販路開拓支援と豊富な森林資源の需要拡大
浜松市
農林水産物の海外販路開拓等の支援による農林水産業者の経営力強化を図る。また豊富
な林業資源の適切な管理による、需要拡大と環境保全の均衡のとれた推進を図る。
2015年度の成果・効果・課題
 実施期間: 2013年度~
 推進主体: 浜松市
◎農林水産物の販路開拓
2015年度の取組(実績)
◎農林水産物の販路開拓、未来の農業をけん引す
るリーダーの養成
◇海外販路開拓の支援:ジェトロ浜松貿易情報センター等と連携し、アジア圏
に対し、農林水産物の販路拡大を支援。
◇リーダーシップや組織管理等の経営能力の習得を目的とした「農業経営塾」
を認定農業者等の農業者やJA、金融機関担当者ら約90名を対象として実施。
◎林業の振興
◇ 「FSC認証材」(注)の取得による天竜材のブランド化。延べ43,553haは市町
村では全国1位 (平成28年2月20日現在)。
◇オリンピックにおけるFSC認証材の使用を目指し、「FSCオリンピックフォー
ラム」を開催(平成27年9月)。
◇ 「ジャパンホームショー2015」(東京ビッグサイト)に浜松市ブースを出展。
約750名が来場。
・農林水産業者や中小食品事業者の海外販路の開拓を引
き続き支援するとともに、他都市との連携を見据え、市場
流通調査を実施予定。
・認定農業者等、地域の中心となる経営体に農地の利用
集積を促進し、農業の生産性を高める。
◎林業の振興
・天竜材の流通拡大に向け、東アジア地域に対する輸出可
能性の検証を実施予定。
・天竜材のブランド力向上とともにCLT(厚型パネル)の需要
開拓を目指し、官民連携による「浜松地域FSC・CLT利活
用推進協議会」を、他の産地に先駆けて発足予定。
(注)FSC認証材について
ドイツに本部を置く独立した第三者機関による認証を受けたブランド木材の
こと。森林環境を適切に保全するとともに、経済的にも継続可能な森林管理
ができていること等が、厳格な基準のもと審査される。浜松市では平成21年
度以降、認証面積の拡大に取り組んでいる。
【オリンピックとFSC認証材】
◆環境問題に対する配慮を求める五輪憲章の理念から、近年はオリンピック競技施設にFSC認証財が多く用いられており、ロンドン・オリンピックではほぼ全ての施設で使用。
来年夏のリオデジャネイロ・オリンピックでは建材の調達方針に認証材の使用を明記。
スケジュール
2014
2015
2016
農林水産物の販路開拓
商品開発支援、国内外の販路開拓
FSC森林認証 FSC森林認証取得、認証材の認知度向上、天竜材の家百年住居る助成事業、
2017
2018
48
(Action 47)浜名湖を基軸としたインバウンド戦略
浜松市
マリンスポーツ、潮干狩り、たきや漁、温泉、産業観光などの観光資源をブラッシュアップし、
滞在型プランを開発することで、国内外からのインバウンド戦略を充実させ、本圏域内の交流
人口の増加を図る
 実施期間: 2013年度~
 推進主体: 浜松市 他
2015年度の取組(実績)
平成29年大河ドラマ
「おんな城主 直虎」ゆかりの
龍潭(りょうたん)寺
◎浜名湖観光圏整備事業
(実施期間 2014年度~、推進主体 浜松市、湖西市)
◇観光庁による「平成27年度観光地域ブランド確立支援事業」に採
択(浜名湖観光圏整備事業の再認定と連動)
✔観光地域ブランドの維持・向上に向けた事業を実施する地域を対象とし、事業費
の4割を観光庁より補助。
◎訪日外国人旅行者の誘致及び受入環境整備事業
◇市長によるトップセールスの実施
◇受け入れ環境の整備
◎「ゆるキャラ®グランプリ2015 in 出世の街 浜松」の開催
✔全国から集まったゆるキャラと自由に触れ合える交流広場の設置や、「浜松餃
子」を始めとするグルメブース等のコンテンツを準備し、11月に開催。
✔「音楽の街」としての地域特性を活かし、「浜松国際ピアノコンクールミニコンサー
ト」と題したピアノ演奏も企画。さら に本市の「出世大名 家康くん」がグランプリを
獲得するなど、浜松市の特色をPR。
2014
◎浜名湖回遊エリアの観光客の増加を図る。
・浜松を舞台とした大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放映が決定。浜松市
への観光客受け入れ態勢を整備するとともに、徳川家康とも関連のある
井伊直虎を活用した観光誘客を図る。
✔多言語版ハンドブックの作成や、市内8箇所に無料Wi-Fiの設置
<スケジュール>
2015年度の成果・効果・課題
2015
◎浜名湖レンタサイクルの利用者の増加を図る。
◎外国人宿泊者数の増加を図る。
◎観光資源をブラッシュアップし、訪日外国人も視野
に入れた滞在型プランを開発し、滞在時間延長及
び宿泊者数を増加させる。
◎浜名湖周遊自転車道の整備。
2016
2017
2018
訪日外国人旅行者受入環境整備事業
浜名湖観光圏整備事業の申請・認定
→
事業推進
→
評価・見直し
49
(Action48)「名古屋らしさ」を活かしたブランド力の向上(観光)
名古屋市
メディアを意識した訴求力のある情報発信に取り組むとともに、地域をはじめ関係機関との連携強化を図り、「名古屋ら
しさ」を活かしたブランド力の向上を目指す。


実施期間:2010年度~2018年度
推進主体:名古屋市
2015年度の取組(実績)
■名古屋城本丸御殿の第2期公開「対面所等」に向けた復元工事の実施
■「やっとかめ文化祭~芸どころ・旅どころ・なごや~」の開催
10月30日~11月23日(25日間) 参加者数:54,080人(前年比120.0%)
都市の歴史・文化資源を総合的に活用した150以上のプログラムを実施
■「なごやめし博覧会2015」開催
10月1日~11月15日(46日間) 参加店舗数:307店舗(過去最多)、
チケット販売枚数・利用枚数共に過去最高
■久屋大通公園でソーシャルタワーマーケットを開催
10月17日、18日 参加店舗数:115店舗
■インドネシア「昇龍道」トップミッション団派遣事業への参加等広域連携による
海外プロモーションの実施
■金山観光案内所、オアシス21iセンターが日本政府観光局(JNTO)より
カテゴリー3(最高ランク)として認定
■なごや観光ルートバス「メーグル」や観光案内所、市営地下鉄85駅等に
「NAGOYA Free Wi-Fi」を設置
■なごや観光ルートバス「メーグル」の運行 利用者数:12/31現在 287,258人
2015年度の成果・効果・課題
■復元過程を公開しながら平成28年度の第2期公開分完成を目指す
■地域の文化資源の観光コンテンツ化、人材・ネットワーク育成、
オリンピックイヤーを見据えた地力の向上(都市ブランディング)、
ソフトインフラの整備
■飲食事業者等と連携し、「なごやめし」を活用した、更なる地域の盛り上げ
策の検討
■個性豊かな店舗とフードスペースで多くの人が集い交流する場の提供
■2015年4月~12月の訪名外国人旅行者数は、前年同期比で約1.4倍
に増加(2014年:94万2千人→2015年:136万1千人)
■リニア開業を見据えた、情報拠点としての機能の向上
■民間事業者と連携してアクセスポイントの拡大に取り組み、外国人を
含めた観光客の利便性の向上を図る
■2015年4月~12月の利用者数は、前年度同月比で9.6%の増加
目指す成果
【名古屋城本丸御殿玄関・車寄】
【やっとかめ文化祭 ストリート歌舞伎】
●市民が誇りを感じ、国内外の観光客を惹きつける、多彩な魅力に
溢れた“観光まちづくり”の推進
●市民・民間事業者・行政が力をあわせて、交流拠点都市の創造・
発信に取り組むとともに、裾野の広い観光産業の振興
●国内外から多くの観光客を受け入れる、ホスピタリティに満ちたお
もてなしの体制の整備
50
(Action49)伝統産業の振興
名古屋市
伝統産業のPRを推進するほか、社会の変化に対応し、消費者ニーズを的確に捉え、魅力ある新製品の開発及び技術
の継承を支援する。

推進主体:名古屋市
2015年度の取組(実績)
①伝統産業若手
技術者育成事業
助成
②伝統産業新商
品開発事業助成
40歳未満で従事年数5年未満の若手
技術者の育成を支援
実績(見込): 9社、1,440,000円
伝統的な技術を活かし、現代感覚に
あった新商品の開発を支援
2015年度の成果・効果・課題
■生活様式の変化及び安価な輸入製品や大量産品の普及
などによる需要の停滞・消費者ニーズの多様化への対応
■熟練の技術者の高齢化や後継者不足を解消するための
若手技術者の育成
目指す成果
○名古屋伝統産業協会や関係団体との 密接な連携
のもと、伝統技術の継承、販路開拓、製品のPRなど
を支援し、伝統産業の振興を図る。
名古屋市
実績(見込):4団体、675,000円
連携
名古屋伝統産業協会
③伝統産業製品
PR事業助成
関係団体
名古屋の伝統産業のPRにかかる見
本市・展示会への出展や、PR冊子・
パンフレット等の作成を支援
実績(見込):
PR冊子等作成:4団体、548,000円
名古屋友禅
有松・鳴海絞
51
(Action50)~みつける×みがく×つながる~ 地域資源を活用した地域活性化サイクルの展開
地域に眠る優れた地元産品を活用したブランド構築と全国大の販路開拓事例をモデルに、他地域へのヨコ展開や個別
支援を図り地域活性化を目指す。
●実施期間:2014年度~
●推進主体:自治体、経産局ほか
2015年度の取組(実績)
■地域経済分析システム(RESAS)を活用した、地域の産業実態の把握
・RESAS普及活用支援調査員等により自治体分析を実施。自治体を訪問
し、RESAS及び創生交付金活用等の提案を行った。
・説明会・ワークショップの開催等を通じ、RESASの普及・PRを実施。
2015年度の成果・効果・課題
・経産省が作成した「RESAS利活用事例集」に三重県事例が掲載。
・RESASを活用した政策立案ワークショップが三重県四日市市で
開催されるなど、自治体のRESAS活用が活発化。
■キーパーソンによる地域資源の発掘、コーディネート
・瀬戸市の赤津焼をはじめとする東海地域の地域資源につき、やる気と熱
RESAS地域セミナー(9月)
意のある事業者を百貨店バイヤーに繋げるなど事業者の新たな販路開拓
を支援。
・キーパーソンの支援により、百貨店バイヤー等と繋がりができる
・東海地域に存在する農林水産資源や加工技術の組み合わせによる新商
など、事業者にとって新たな販路の開拓に繋がった。また、キー
品開発、地域商材の認知度向上を目指した企画等を実施。
・伊勢神宮の奉納の機会を活用した地域産品同士のコラボの可能性を検討。 パーソンによる消費者目線でのアドバイスにより、より売れる商品
の開発に繋がった。
■地域単位での資源選定・ブランド化の取組推進
・地域ブランド構築を目的とした企画等を検討。
・地元をよく知るキーパーソンによる地域資源の発掘・開発と、百貨
店等バイヤーへのネットワークを持つキーパーソンのコラボレー
■バイヤー目線での商品開発
ションによる、商品の発掘・開発から販路開拓までの一貫した支
・安定供給・品質向上のための製品生産の構築支援、消費者目線にたっ
援体制の構築に係る検討開始に繋がった。
た商品開発等を支援。
■ふるさと名物普及事業
・ふるさと名物のモデル事業の発掘・組成に向けたセミナー、勉強会、
展示会出展等の活動を支援。
キーパーソンによる事業者との打合せ
目指す成果(将来像)
 モデル手法の他地域展開によるブランド推進
 観光資源を併せた面的支援による地域産品や観光客の増加
52
(Action51)「昇龍道」地域資源の魅力向上プロジェクト
『観光(昇龍道)×商店街』というこれまでにない組み合わせで、観光プロモーション(「昇龍道プロジェク
ト」)によるインバウンド客の呼び込みとタイアップし、新たな需要創出と消費拡大を図るプロジェクト。商店
街そのものを地域資源として捉えるとともに、外国人客をターゲットに、地域資源を活用したふるさと名物等
を発掘し、磨き、これらをネットワーク化し、地域での消費拡大を促進していく。


実施期間:2014年度~2018年度
推進主体(2015年度): 県・政令市、関係市町村、商工関連団体、経産局、運輸局ほか
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
■商店街等商業者のインバウンド対応強化
商業者向け勉強会の開催や免税手続カウンター設置へのサポートなどの、
免税対応強化を支援(開催場所:大須、豊田、岐阜、高山、多治見、関、伊勢、
富山、金沢)。
■商店街におけるインバウンド対応の強化
高山本町三丁目商店街及び金沢中心商店街武蔵活性化協議会加盟の5
商店街で免税手続カウンターを設置。金沢中心商店街まちづくり協議会(5
タウンズ)では、おもてなし隊の配置、マップの配布、指さし案内シート作成
等のインバウンド対応事業を実施。
■海外メディアによる取材ツアーの実施(飛騨家具、大須商店街等)
■ふるさと名物(The Wonder 500等)と商店街等のマッチング
事業者マッチング、アンテナショップ整備検討(円頓寺(名古屋市)、金沢等)。
■名古屋地区におけるインバウンド向けショッピングの魅力発信
■観光事業強化支援として、まちの賑わい創出拠点の整備及び活用
免税手続カウンター
・高山本町三丁目商店街(左)
・金沢中心商店街武蔵活性化
協議会加盟の5商店街(右)
円頓寺商店街及び金沢市中心市街地におけるまちのにぎわい創出拠点を
核に、今後、外国人向けツアーの実施や地域の魅力を発信するアンテナ
ショップの整備、地域プレーヤーとの協働による新たな広域ツーリズムの提
案などの地域への誘導策を通じて消費の拡大を図る。
まちの賑わい創出拠点
・円頓寺商店街:コミュニティカフェレス
トラン&ゲストハウス「西アサヒ」(左)
・金沢市中心市街地:シェア型複合ホ
テル「HATCHi金沢」(右)
目指す成果
地域資源である商店街において、外国人旅行
者向けのショッピング拡大を進め、インバウンド
需要取り込みを実現
53
(Action52)「昇龍道」日本銘酒街道の推進
昇龍道地域に多数所在する酒蔵の知名度向上と観光資源としての「酒蔵ツーリズム ®」の推進により、訪日外国人を含む
観光客の増加を図り、合わせて日本酒への親しみ・理解を深めることにより、販売の増加、輸出の促進を図る。


実施期間:2014年度~2020年度頃
支援機関:運輸局、国税局、経産局、JETRO等
2015年度の取組(実績)
①「第2回昇龍道日本銘酒街道推進会議」(3月14日)にて「お酒と食の
おいしい組み合わせ」33件を採択。公表。年度内に昇龍道プロジェク
トの多言語ウェブサイトで発信予定。同時に、「お酒と食のおいしい組
み合わせ」で採択されたお酒の試飲会を開催。地元の瀬戸焼のお猪
口で乾杯。
②9月と10月に香港のメディアとブロガーを招請、また、11月に中国の
旅行会社と航空会社を招請して、酒蔵の取材、視察や日本酒を購入
できるショッピングを組み込んだ。
③11月26日~12月8日にバンコク伊勢丹で経済団体など37団体の参
加により中部の物産観光展・商談会で銘酒街道の取り組みをPR。
④11月10日にフランスアルザス地方からオ・ラン県副議長、アルザス
ワイン委員会の代表等が来日し、アルザスワイン街道と飛騨地酒
ツーリズム協議会との友好宣言調印1周年記念レセプションを行った。
⑤ミラノ博日本館にて、日本酒を楽しむために欠かせない「酒器」を展
示。器を通じて日本の酒文化を紹介しながら、当地域の陶磁器をPR。
2015年度の成果・効果・課題
① 平成27年の昇龍道9県の外国人延べ宿泊者数は751万人泊と、
昇龍道プロジェクトの目標(平成29年までに600万人泊)を2年前倒
しで 大きく上回った。今後は、平成31年までに1100万人泊(昇龍
道プロジェクトの目標数値)を目指す。
② お酒と食をテーマとした広域観光の新たなコンテンツとして、「お
酒と食 のおいしい組み合わせ」33件ができた。
これらを国内外にウェブサイト等で発信し、メディア・ブロガー等を
招請した際や国内外のイベントで紹介することで、この地域の酒や
食の認知度を向上させるとともに、昇龍道エリアへの訪日外国人
旅行者の増加と消費の拡大を図る。
③今後、山車・からくり等の他のコンテンツや重点6ルートと組み合
わせて、より効果的な情報発信等を行う。
目指す成果(将来像)
「昇龍道」地域訪日外国人:平成31年までに
1,100万人泊(昇龍道プロジェクトの目標)
54
Ⅳ
事業環境の整備
〔人材、技術、産業基盤など事業環境の整備〕
53
54
55
56
57
58
59
世界で勝てる人材を輩出する地域社会の構築
全員が活躍できる地域社会の構築
技術力向上のための環境整備、公設試の技術開発支援機能(ソフト、ハード)の強化
名古屋港を始めとする港湾及び空港等産業インフラの一層の充実及び利用促進
道路ネットワークの整備
スマートインターチェンジの増設
産業インフラの適切な維持・補修・修繕による防災・減災及び老朽化対策
(港湾-1)(道路・橋梁-2)(道路-3)
60 災害に強いものづくり中部の構築に向けた地域連携BCPの構築・普及促進
61 南海トラフ地震対策中部圏戦略会議
追3 創業・ベンチャー支援
55
(Action53)世界で勝てる人材を輩出する地域社会の構築
地域が共同して人材育成・労働移動のための環境整備を進め、世界で勝てる高度人材、グローバル・リーダー人材等を
輩出する地域社会を構築する。


実施期間:2015年度~
推進主体:自治体、名大、名商、総通局、労働局、経産局、中小機構
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
①中核人材の確保・育成、技術・技能の継承
①中核人材の確保・育成、技術・技能の継承
■「三重ものづくり改善インストラクター養成スクール」を9~12月に16日間、「幸田もの
づくり改善インストラクタ-育成スクール」を17日間、「しずおかものづくり革新インス
トラクタースクールを9~12月に18日間開講。1~2月に卒業生5名を各企業へ派遣し
改善指導を実施。(経産局)
■航空機部品の特殊工程に関わる生産技術人材育成プロジェクトを行い、一貫生産体
制構築における課題になる表面処理に関して生産技術の向上及び一貫生産構築
の為の問題分析手法の検討をするOFF-JT研修、OJT研修を開催した。(経産局)
■岐阜県成長産業人材育成センター(仮称)の整備、長野県南信工科短期大学校など
人材育成拠点の開設及び充実。(長野県、岐阜県 )
■産業界と協同できる人材育成の取組について、産業界が参加した検討委員会で議
論を進め、最新の分析方法や処理技術を講義に組み込んだ。(名大)
■MIE経営戦略塾、経営管理者養成コースなどセミナー・研修等により経営者、中小企
業管理者を養成。(三重県、中小機構)
■ ICT・オープンデータ活用等講座、製造技能基礎知識講座、航空機部品の高度加工
技術に対応できる人材など技術者育成研修を実施 (総通局、愛知県、名古屋市)
■地域内でカイゼン指導を行う指導者を育成し、企業へ派遣することで、キャ
リアの活用及び中小企業でのカイゼン活動が広まり生産性向上に寄与。
■航空機部品製造において、若手・中堅社員向けに実施した研修により、従
来の担当工程だけでなく前後工程の知識の必要性の理解促進につな
がった。国内で同様に一貫生産については共通課題のため全国展開の
ための手法検討が課題。
■企業人材、特に若手技術者育成(工業高校生の航空機業界への就職意
欲の醸成)や採用後間もない社員に航空機産業の基礎知識を教授し体系
的な理解及び製造技能者の育成につながった。
■産業界と協同できる人材育成の取組課題が明確になり、翌年度以降の実
施に対する基礎的な指針を策定。
■研修参加者の受講後のフォローアップ・ブラッシュアップ、他事業との連携
や継続支援のための仕組みづくりが課題。
②グローバル人材の育成
■実践的課題発見能力について、大きな進展が見られた。また具体的に起
業のプロセスを習得することで、起業精神が醸成された。
②グローバル人材の育成
■企業や公官庁に所属する社会人メンターによる、実践教育の実施。3週間の米国で ■独創的なICT研究開発課題に挑戦する人材を発掘した。
③中小企業の人材確保
の起業に向けた研修の実施。(名大)
■ICT分野におけるグローバルな価値創造を生み出す技術課題に挑戦する独創的な人 ■若者の中小企業に対する就職関心度を高めるとともに、中小企業の人材
確保を推進する関係機関の連携体制が構築された。
材支援に、1061件(867名)の公募があった。 (総通局)
■就職活動の時期の変更を踏まえ、柔軟に対応する事が今後の課題。
③中小企業の人材確保
■「地域中小企業人材バンク事業」において東海3県でのべ13,000名以上の若者に対
目指す成果(将来像)
しセミナー等を通じた啓発、マッチング、定着支援を実施。 (経産局)
■中小企業経営者と学生との交流会等により中小企業の魅力を発信し、合同企業説
地域が一丸となって、当地域の戦略産業の育成、ものづくりマ
ザー機能の強化等の基盤となる世界で勝てる人材を輩出する地
明会(6回開催、129社参加、487名の学生来場)、名商就活ナビ等で中小企業と若
域社会の構築
者のマッチングを支援。(愛知県、名商)
56
(Action54)全員が活躍できる地域社会の構築
女性、外国人、高齢者、障がい者等の多様な人材一人ひとりが能力を発揮し、活力と競争力のある全員参加の社会を
構築する。
2015年度の成果・効果・課題
【ワークライフバランス】
■中小企業に対してワーク・ライフ・バランスを促進することができた。
■愛知県内一斉ノー残業デー(11/18)を含む11月中の定時退社に賛同した事
業所数及び対象社員数は、延べ10,162事業所・428,995人。
2015年度の取組(実績)
【女性活躍はじめダイバーシティ】
多様な人材の活躍促進
■「ものづくり女子の活躍応援サイト」により、ものづくり企業における女性活躍
■女性活躍推進法が成立、周知広報、事業主等対象の説明会を開催(労働局)
ロールモデルの紹介、定着支援、リケジョへの啓蒙等、カイゼン発表会では、
■「ものづくり女子の活躍応援サイト」の開設(9月)や女性によるカイゼン事例等発
ものづくり現場で働く女性等のネットワークづくり、セミナーによる中小企業
表会(12月)、中小企業経営者向けダイバーシティ経営推進セミナー(1月)の開催、
経営者によるダイバーシティ経営の事例紹介により、経営者層の意識啓発
「地域中小企業人材バンク事業」において東海3県でのべ1,900名以上の女性・シニ
に寄与。
■新・ダイバーシティ経営100選に当地域ものづくり企業4社が選定・表彰。
アに対しセミナー等を通じた啓発、マッチングを実施。 (経産局)
■新・ダイバーシティ経営100選の企業等への積極的なPR・啓発を実施。 (経産局) ■「あいち・ウーマノミクス研究会」での検討、「あいち女性の活躍促進会議」、
「女性の活躍促進サミット2015」により、経営トップの意識改革が図られ、女
■「しあわせ信州創造プラン「雇用・社会参加プロジェクト」の推進として、多様な働き
性活躍の機運が高まった。
方を実践する企業を認定し、県内外に発信する「職場いきいきアドバンスカンパ
「女性の活躍促進宣言」企業数(愛知県内) 232社(3月31日現在)
ニー」認証制度の開始。子育て期女性、シニア、障がい者の就業支援やUIターン
■セミナー等により、女子中高生等若い世代へは理系進路PR、女性へは中小
就職相談会、企業説明会等を積極的に実施 (長野県)
企業等への関心を高め、企業説明会等によるマッチングや就業機会を提供。
■「あいちワーク・ライフ・バランス推進運動2015」の実施や、「あいち女性の活躍促
様々な分野で経済活性化となるため、更なる取組が必要。
進会議(8月)」、「あいち・ウーマノミクス研究会(7月・2月)」、「女性の活躍促進サ
【障がい者等】
ミット2015(10月)」の開催 (愛知県)
■長野県内高校生・大学生就職内定率は100%弱、障がい者就職率も 55.0%
■女性の再就職支援として、就労相談や雇用啓発セミナー、マッチングイベント、職
と目標達成。(長野県)
場実習などを支援 (三重県)
■岐阜県の障がい者法定雇用率達成企業割合は55%で前年比上昇。ただ、
■セミナーを開催するとともに、希望する企業に専門家を派遣し、ワークライフバラン
半数近くの企業が未達成のため、引き続き、企業の意識向上等を促進。 精
スの取組みを推進するための指導を実施 (名古屋市)
神障がい者支援ワーカーのモデル地域における就業相談は大きく増加、就
■女性研究者リーダーシッププログラム、企業と女性研究者によるシーズ・ニーズ
職者数の増加や職場定着の更なる支援が必要。
マッチングや女子中高生の理系進学推進セミナー等を実施 (名大)
■三重県内の民間企業における障害者実雇用率は1.79%から1.97%へと大幅に
■障がい者等の利便の増進に資する通信・放送サービスの研究開発を行う民間企
改善。企業ネットワーク構築等が進み、県民総参加による取組が進展。ただ、
業を支援 (総通局)
法定雇用率に達していないことから、引き続き、障がい者雇用の促進が必
要。
■障がい者や外国人留学生を対象とした就職フェアの開催 (労働局)
■障がい者の特性を活かした業務提案や職場定着支援などを行う障がい者雇用企
目指す成果(将来像)
業支援センターの開設(4月)や、障がい者雇用開拓員等の配置 (岐阜県)
女性、外国人、高齢者、障がい者等の多様な人材一人ひとりが能力を発
■ステップアップカフェでの障がい者の実習訓練や障がい者手作りブランド「M.I.E」立
揮して活躍する全員が活躍できる地域社会の構築
57
ち上げ支援、企業等との雇用取組連携 (三重県)


実施期間:2015年度~
推進主体:自治体、名商、総通局、労働局、経産局
(Action55)技術力向上のための環境整備、公設試の技術開発支援機能(ソフト、ハード)の強化(1/3)
当地域の技術力向上のため、大学及び公設試験研究機関を機能強化するとともに、企業のニーズ志向の産学連携を総合
的に強化する。

実施期間:2014年度~

推進主体:自治体、名大、名商、経産局
2015年度の取組(実績)
① 大学及び公設試験研究機関等の企業支援機能の強化及び広域的な
地域企業の利活用の促進
■2014年度補正予算「地域オープンイノベーション促進事業」を活用し、公
設試験研究機関(公設試)に以下の最新の機器を導入。また、機器の導
入に伴い、企業等に機器の取り扱い等を説明する、講習会・見学会を実
施。同種の戦略分野を推進する他地域(北陸地域、広島県、新潟県、栃
木県)と連携し、企業の利活用を促進する事業を展開した。(長野県、岐
阜県、静岡県、愛知県、三重県、名古屋市、経産局 )
【公設研】
ⅰ.あいち産業科学技術総合センター 産業技術センター(愛知県):減圧
恒温恒湿槽
ⅱ.岐阜県工業技術研究所(岐阜県):複合材料表面分析装置
ⅲ.三重県工業研究所(三重県):ハイブリッド成形機
ⅳ.長野県工業技術総合センター(長野県):サーマルデバイス評価装置
ⅴ.公益財団法人南信州・飯田産業センター工業技術センター(長野県):
クリープ試験機
ⅵ:静岡県工業技術研究所浜松工業技術支援センター(静岡県):耐温性
ストレス性評価試験装置
ⅳ.名古屋市工業研究所(名古屋市):コンポジット部材振動特性評価解
析装置
2015年度の成果・効果・課題
■公設試等への設備導入等により、地域外への公設試へのネット
ワークが拡がり始めるなど、活動が活発化してきている。
■機器の導入により、「東海北陸コンポジットハイウェイ構想」や「アジ
アNo1航空特区」の研究開発等について試験評価、測定をサポートす
る環境が整備された。
減圧恒温恒湿槽(あいち産業科学
技術総合センター産業技術センター)
複合材料表面分析装置
(岐阜県工業技術研究所)
目指す成果
 広域的な活動を含めた産学連携の人的ネットワークの一層の
強化、大学及び公設試験研究機関の機器設備については、
県域をこえた企業の利活用の促進
 技術力を経営に結びつけるためのIT融合や知的財産経営な
どの経営資源の強化、技術力を中心とした、ものづくりマザー
機能強化の素地の形成
58
(Action55)技術力向上のための環境整備、公設試の技術開発支援機能(ソフト、ハード)の強化(2/3)
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
■中部地域の広域的な機器紹介データベースとして、あいち産業科学技術総合 ■あいち産業科学技術総合センターの地域計測分析機器情報提供シ
センターの地域計測分析機器情報提供システムが検索性、閲覧性とも充実
ステムへの登録機器数を充実し、産学連携コーディネータなどに周
(東海地域を網羅)しており、これをベースとして機器登録の増強(63機器増)
知が図られた。
を行った。(長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、名古屋市、経産局)
■これまで整備した大学のイノベーション創出拠点の利活用を促進するため、
■産学官連携コーディネータが企業を支援する際に、自身の所属する
「東海地域の大学におけるイノベーション創出拠点」を作成し、産学官連携コー
大学のみならず、東海地域全体の開放型研究開発拠点の紹介を行
ディネータ等に配布した。
うツールが整備された。
PR冊子「東海地域の大学
におけるイノベーション
創出拠点」
■各種事業について説明会でのPRを行い、サポイン等の活用を通じた産学連
携の共同研究を支援した。また、サポイン認定企業等については、「メッセなご
や2015」への出展支援などの販路開拓支援事業を行った。
(岐阜県、愛知県、三重県、浜松市、名古屋市、経産局 )
地域計測分析機器情報提供システム
 戦略的基盤技術高度化支援事業 2015年度16件採択(経産局)
(あいち産業科学技術総合センター)
 県研究開発財団産学官共同研究助成金交付3件採択、ぎふ技術革新セ
ンター運営協議会共同研究助成金交付12件採択(岐阜県)
■具体的な共同研究開発事業が創出された。また、展示会出展支援
 あいち産業科学技術総合センターにおいて、知の拠点あいち重点研究プ
等を通じて成果の普及を推進した。今後も引き続き、サポイン等の
ロジェクトをはじめ産学行政連携の共同研究6件や、地域企業の提案によ
研究開発事業のフォローアップを行う。
る共同研究8件を実施。(愛知県)
 県事業で課題解決型共同研究23件採択(三重県)
 新素材研究会など研究会活動や浜松・東三河地域ライフフォトニクスイノ
「メッセナゴヤ2015」における
ベーション事業などを通して、共同研究を推進(浜松市)
サポイン企業の販路開拓支援
 名古屋大学エコトピア科学研究所(未来材料・システム研究所に改編)と
「電気化学デバイスの開発と応用」等の共同研究を、産業技術総合研究
所と「有機無機複合材料の高性能化に関する研究」等の共同研究をそれ
ぞれ実施(名古屋市)
■「健康長寿」等をテーマに県内食品メーカー等と新たな高付加価値食品づくり ■企業による試作開発、試食評価のための利用が増えており、今後も
の取組を実施した。(長野県)
付加価値の高い新食品開発支援を続ける(長野県)
■食品科学分野に関する研究開発及び地域の企業支援等を促進・強化するた
め「食品科学分野の連携に関する協定」を岐阜県と岐阜大学で締結した。また、■工業系試験研究機関の機能強化を図るため、新たなモノづくり拠点
岐阜県工業技術研究所へ新たなモノづくり拠点を整備するための基本・実施
の整備計画の推進や、食品科学分野に関する連携基盤を構築し、
設計を実施した。(岐阜県)
59
来年度も着実な事業の推進に努める(岐阜県)
(Action55)技術力向上のための環境整備、公設試の技術開発支援機能(ソフト、ハード)の強化(3/3)
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
②企業ニーズによる産学連携の一層の活性化
②企業ニーズによる産学連携の一層の活性化
■地元の産学連携に取り組もうとしている自治体や商工会議所等と意見交換会
■ニーズアプローチ検討会:市や会議所の企業情報活用等に係るノウ
(ニーズアプローチ検討会)を3回開催した。大企業の技術課題を地域中小企
ハウの共有が図られた。また、ニーズアプローチ検討会に参加した
業の技術とつなぐ仕組み(JーGood Tech、リンカーズ、大阪ガス)ほか、地域の
自治体が販路開拓の企業支援を連携して行うなどの新しい動きが
次世代事業創出支援のモデル(川崎モデル、飯田航空宇宙プロジェクト)を参
みられた。
考に中期的な研究開発、新事業展開の施策について意見交換を行った。(経
産局、商工会議所)
■産業技術推進連携会議の中部公設試若手研究会(きらり研究者フォーラム:
■きらり研究者フォーラム:参加した若手研究者の間で他の公設研の
2015年度 3回開催)のテーマを「ものづくり現場へのデジタル化(3Dプリンタの
3Dプリンタ等のデジタル装置の情報共有、研究者のネットワーク形
導入課題等)とし、公設研の共通課題の議論を通じて、若手研究者の人的
成ができつつある(Ex:他の公設試の機器の使用や使用課題を相
ネットワークの形成を図った。(長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、名
談するネットワークを形成)。
古屋市、経産局 )
産学官連携をツールとした産業支援に
関心のある自治体等が、先進事例の
産業支援策について勉強した。
あいち産業科学技術総合センターの
3Dプリンタの見学会
③経営資源の拡充に向けた中小企業・小規模企業者向け支援策等のメニュー
の一層の充実
■補助事業などについて過去に補助した企業の実用化フォローアップを行い、優
良案件は表彰事業に推薦した。(経産局)
③経営資源の拡充に向けた中小企業・小規模企業者向け支援策等の
■売り上げ以外の事業の成果の指標として知財の活用、標準化の活用などの検 メニューの一層の充実
討に着手した。(経産局)
■産学官連携表彰事業に推薦し、受賞したことで当該企業の更なるP
■中部知的財産戦略推進計画(第3期)に基づき、引き続き知財フォーラム(2月
Rにつながった。
24日)ほか、知的財産経営について中小企業の知財戦略にターゲットを置い
■標準化に関連する企業の事例を掘り起こした。コーディネーターを組
た経営戦略を紹介した。特にオープン・クローズ戦略では、新市場総合型標準
織化することができた。
化制度の一層の普及を図るため、標準化活用支援パートナーシップ事業のP
■支援機関や中小企業等にオープン・クローズ戦略の具体的事例を
Rを展開した。(経産局)
紹介し、企業経営に採り入れる環境を整備した。
■各種支援制度の見直し・拡充を行い、企業ニーズに沿った支援を実施。
■標準化に関連する企業の事例を掘り起こした。
(岐阜県、三重県、浜松市、名古屋市)
■コーディネーターによる助言や金融支援、研究会活動等の実施によ
■公募説明会等ICT分野における新事業創出に向けて周知広報を実施(総通局) り、新規商品開発プロジェクトや地域企業の共同研究等に繋がった。
■中小企業の産学連携促進に向け、地域の大学や公設試験研究機関の視察会
を4回実施(名商)
60
(Action56)名古屋港を始めとする港湾及び空港等の産業インフラの一層の充実及び利用促進(1/2)
伊勢湾等の臨海部には、我が国の経済を支える基幹産業が立地しており、こうした産業の立地競争力強化、我が国経
済の国際競争力の強化を図るため、港湾、空港機能の整備を推進する。また、リニア中央新幹線開業を産業振興や地域
振興に活かすための取組を推進する。
●実施期間:~2027年 ●推進主体: 関係自治体、整備局等
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
【港湾関係】
■名古屋港の東航路の整備促進、清水港の防波堤 の整備完了、四日市
港の臨港道路の整備促進。(整備局)
【港湾関係】
■プロジェクトの完成に向け、各事業の進捗が図られた。 (整備局)
【空港関係】
■①知事等によるエアポートセールスの実施(ガルーダ・インドネシア航空、
アメリカン航空)
②WCS代表コスプレーヤーと連携し、旅番組仕様の航空路線及び愛知県
観光PRの動画を作成し展開した。
③中部国際空港利用促進協議会による、中国・韓国・台湾・香港・マレー
シア・ベトナム・タイ・インドネシア向けインバウンド促進事業の実施(愛
知県)
■国際線はLCCを中心に大幅な増便が実現し、開港以来最高の週362便を
記録。 国際線バス搭乗口の増設により空港機能の強化を図るとともに、
4階スカイタウンや制限エリア内免税店における「CENTRAIR PLAZA」の
オープン等、商業施設の大幅リニューアルを実施した。(セントレア)
【空港関係】
■①ガルーダインドネシア航空CEO「中部-ジャカルタ路線について、
来年以降の就航について早期に検討したい」と発言あり。
②動画再生回数1万3千回。
③中部国際空港の国際路線の増加
・週296便(2015年4月)→週351便(2016年4月)(愛知県)
防波堤:整備完了
防波堤:整備中
2B:H25.5供用
■政府が示す2020年までに訪日外国人数を4,000万人とする目標達
成に向け、今後もセントレアへの訪日外国人旅客需要が見込まれる
ことから、LCCの拠点化をはじめ、更なる路線拡充を図るとともに、量
的、質的成長に対応する空港機能の強化を図っていく。(セントレア)
目指す成果
 ものづくり中部を支える強靱な産業イン フラの整備。
 リニア開業の効果を活かした地域づくり、まちづくりの実現。
1B:H15.6供用
61
(Action56)名古屋港を始めとする港湾及び空港等の産業インフラの一層の充実及び利用促進(2/2)
2015年度の取組(実績)
【リニア駅周辺整備関係他】
■・「リニア中央新幹線整備を地域振興に活かす伊那谷自治体会議」
において、「リニアバレー構想」を策定。
・リニア関連道路整備に着手。
・「リニア駅周辺基本計画」(飯田市)の検討。(長野県)
■・具体的なまちづくり施策について検討するため、観光振興分野で
は「東美濃ふるさと街道協議会」、「いにしえ街道協議会」、産業振
興分野では、「東濃クロスエリア企業誘致プロジェクト推進協議会」、
「建設段階経済効果波及協議会」、基盤整備分野では、「リニア岐
阜県駅周辺整備協議会」を開催。
・リニア岐阜県駅周辺整備については、協議会に加えて研究会基盤
整備部会を開催して検討。(岐阜県)
■名古屋駅からの40分交通圏の拡大を目指し、名鉄三河線の複線化
等による豊田市方面への速達化に向け、将来的な輸送需要調査を
行うとともに関係者と具体化に向けた協議を実施した。(愛知県)
■リニア中央新幹線建設促進期成同盟会の事務局を始めとする建設
促進活動を行うことに加えて、リニア建設に伴う様々な課題、関連事
業等について、建設主体(JR東海)、自治体及び庁内関係部局等と
の協議・連絡調整を行った。(愛知県)
■構想の実現に向け、「わかりやすい乗換空間の形成」「駅前広場周
辺の再整備」等のプロジェクトに係る調整会議を開催し、鉄道事業者
始め関係者との協議・調整を進めた。(名古屋市)
2015年度の成果・効果・課題
【リニア駅周辺整備関係他】
■①「長野県リニア活用基本構想」に記載した地域振興に関する取組
を進めるため、「リニアバレー構想」を策定した。
②リニア関連道路整備に着手した。
③リニア長野県駅の周辺整備について、具体的な検討を進めていく
必要がある。(長野県)
■・リニア岐阜県駅周辺施設等のレイアウト及びその概算費用を示し
た「リニア岐阜県駅周辺整備概略設計」を公表。(岐阜県)
■今年度実施した調査結果を基に、名鉄三河線速達化についての便
益調査、具体化に向けた鉄道事業者等との調整・協議を行っていく。
(愛知県)
■リニア中央新幹線の早期整備のため、2015年度と同様の取り組み
を継続する。(愛知県)
■①わかりやすい乗換空間や駅前広場周辺の整備に向けた整備方
針案を取りまとめた。
②具体的な整備計画の取りまとめに向け、引き続き関係機関・鉄道
事業者等との調整が必要である。(名古屋市)
62
(Action57)道路ネットワークの整備
新東名・新名神高速道路、中部横断自動車道、名古屋環状2号線、東海環状自動車道、中部
縦貫自動車道や三遠南信自動車道をはじめとする道路の一層の充実及び利用促進。
 推進主体:国土交通省
【主な整備箇所の状況】
中部地方整備局管内における幹線ネットワーク整備の状況
<東海環状道 養老JCT付近>
<取組実績>
<名古屋環状2号線 梅之郷交差点付近>
○2016.2.13 新東名高速道路 新規開通(浜松いなさJCT~豊田東JCT:延長約55km)
○2015.5.15 東海環状道 開通見通し公表 (関広見IC~高富IC(仮称)、大野・神戸IC(仮称)~大垣西IC:2019年度)63
(Action58)スマートインタ-チェンジの増設
東海地域における物流の効率化を促進するためのスマートインターチェンジの増設
 推進主体:各県・各市町村
<取組の概要>
<取組実績(進捗状況)>
スマートインターチェンジを設置し高速道路と工業団
地等とのアクセスを向上させることにより、物流の効
率化を図る
2016年3月に新たに2箇所のスマートインターチェンジが開通
(開通済み13箇所→15箇所※)
①静岡県沼津市 愛鷹スマートインターチェンジ 《東名》
②静岡県焼津市 大井川焼津藤枝スマートインターチェンジ 《東名》
既設
インターチェンジ
既設
インターチェンジ
スマート
インターチェンジ
工業団地等
高速道路
アクセス道路
※愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・長野県
<事業実施により得られる成果・効果>
近隣の工業団地から高
速道路へのアクセス時
間が短縮し、製品の出
荷など物流の効率化が
期待される
【効果例】
愛鷹スマートインターチェンジの
整備により、近隣の工業
地域から東名高速道路
へのアクセス時間が短縮
現況 : 7km・17分
整備後 : 3km・ 7分
(10分短縮)
長泉町
沼津市
駿河湾沼津SA
長泉沼津IC
愛鷹スマートIC
沼津IC
愛鷹SA
246
1
片浜工業地域
現況アクセスルート(沼津IC)
整備後アクセスルート(愛鷹スマートIC)
清水町
414
64
(Action59-1)産業インフラの適切な維持・補修による防災・減災及び老朽化対策(港湾)
既存港湾ストックの老朽化が進む中、将来にわたりその機能を発揮できるよう予防保全的な
維持管理の考え方を踏まえつつ、国民の命と暮らしを守るため、計画的、総合的に港湾施設の
老朽化対策を実施する。
●推進主体: 整備局、関係機関等
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
■名古屋港、清水港、四日市港、衣浦港、津松阪港
において岸壁等の改良工事を実施中。
集中点検実施箇所
22・23・24号岸壁
潮凪ふ頭間物揚場
老朽化対策実施箇所
目指す成果
 既存港湾施設の効率的・効果的な維持・更新
54号岸壁
55号岸壁
56号岸壁
57号先端取付
57号岸壁
58号岸壁
59号岸壁
60号岸壁
2・3突間岸壁
61号岸壁
78号岸壁
■老朽化の状況に加え、施設の利用状況や利用者
との調整などを考慮する必要がある。
老朽化対策実施予定箇所
25号岸壁
76・77号岸壁
■既存港湾施設の効率的・効果的な維持管理により、
ライフサイクルコストの低減が図られた。
空洞箇所(拡大)
62号岸壁
1・2突間岸壁
二突先端取付
79号岸壁
63・64号岸壁
63号先端取付
81号岸壁
82号岸壁
65・66・67号岸壁
67先端取付
83号岸壁
南側防波堤
84号岸壁
85号岸壁
一突先端取付
名古屋港における老朽化対策の実施箇所(施工主体:整備局)
港湾施設における老朽化状況(岸壁の空洞化)
65
(Action59-2)産業インフラの適切な維持・修繕による防災・減災対策(道路・橋梁)
東日本大震災の教訓を踏まえて、大規模な災害が発生しても、国民の暮らしや産業・経済活動の被害
をできるだけ軽減するため、緊急輸送に必要なルートを中心に耐震対策を推進し、 いち早く人流・物流の
ルートを確保。
津波による甚大な被害が想定される太平洋沿岸部での救援・救護活動、緊急物資の輸送等を迅速に行う
ため、南海トラフ巨大地震発災時に優先的に被災状況の情報収集と道路啓開を行う候補ルート『くしの歯
ルート』をあらかじめ設定。
【くしの歯作戦】
 推進主体:国土交通省・県など
緊急輸送道路
ネットワーク
(各県策定)
<取組の概要>
防災拠点
くしの歯ルート上の橋梁について、橋脚巻立てや落橋防
止装置の設置等を実施する。
連絡
重要拠点
選定
くしの歯ルート
(優先的に情報収集・啓開)
3県全体:約3,700km
3県全体:約3,800km
3県全体:約6,800km
3県全体:約6,700km
救命・救急目標
3日以内:人命救助のための救援・救護ルートを確保 【被害の甚大なエリアを中心】
7日以内:防災拠点等を連絡する緊急物資輸送ルートを確保 【被害地域全域】
耐震化前
耐震化後
<取組実績>
○道路被害を想定し、道路啓開に必要な資機材の算定や参集場所の設定など、より実効性の高い計画に向けた取り組
みを実施
66
(Action59-3)産業インフラの適切な維持・修繕による老朽化対策(道路)
高度経済成長時代に集中投資した社会資本の老朽化が進行しており、適切な老朽化対策
を講じる必要があるため、定期的な点検の実施や長寿命化計画の策定、予防的な修繕や
計画的な更新を進めるなど、戦略的な維持管理・更新を実施する。
【メンテナンスサイクル】
 推進主体:国土交通省・県など
<取組の概要>
診断
道路構造物の個別施設計画を策定し、予防保全型の管理
へ転換することにより、道路構造物の長寿命化を図る。
措置
点検
【インフラの長寿命化修繕計画(橋梁)】
記録
・補修
・経過観察
・通行規制
など
反映
長寿命化計画
<取組実績>
○各県において、全ての道路管理者が参画した「道路メンテナンス会議」を開催
○「各県道路メンテナンス会議」において、各道路管理者の点検計画を集約、策定
【平成27年度 道路メンテナンス会議の開催概要】
主な内容
第1回
最近の取り組み内容
第2回
平成26年度の結果(暫定版)公表
平成26年度の取り組み結果報告
第3回
(道路メンテナンス年報)
岐阜県
5月25日
8月27日
静岡県
6月1日
9月8日
愛知県
5月29日
8月28日
三重県
6月1日
9月4日
長野県
6月9日
8月25日
12月24日
12月21日
12月22日
1月15日
12月24日
67
(Action60)災害に強いものづくり中部の構築に向けた地域連携BCPの構築・普及促進
産業防災・減災という共通の目的のもと、一企業の枠を超え、地域・業界等のグループ単位で事業継続力強化を図る「地
域連携BCP」を普及し、災害に強いものづくり中部構築を目指す
・実施期間:2014年度~2018年度
・推進組織:中経連、経産局
2015年度の取組(実績)
①モデル事業の横展開に向けた研修会等の開催(経産局)
基礎自治体等24者
を訪問し説明を実施。要望のあった豊川市御津地区、碧南市衣浦港4号地区、半田市潮
干地区、協同組合津卸商業センターの4地域で研修会等開催。
※平成25年度事業競争力強化モデル事業(豊橋市明海工業団地、四日市市霞コンビナート、尾鷲市・地域企
業群)
②地域連携BCP候補地において行政・企業間の協議の場(プラットフォーム)
を設定支援(経産局) 豊橋市明海工業団地、四日市市霞コンビナートに加え、
碧南、豊川の2地区について協議の場において、議論を進めた。
2015年度の成果・効果・課題
○モデル事業横展開
・伊勢湾岸地域に立地する基礎自治体・商工会議所等を訪問にして、
意識の高い地域を発掘し、研修会実施に結びつけた。
○協議の場設定支援
・研修会を実施した地域から企業と行政とのプラットフォームを設置
する動きがあり、周辺地域等への波及が期待される。
○他機関連携等
・豊橋市明海工業団地、四日市市霞コンビナートにおいて、プラット
フォームを活用した情報伝達訓練・ワークショップを実施することに
より、モデル地域をブラッシュアップすることができた。
・中部5県に製造拠点を置く自動車、航空機産業を対象に強靭なサ
プライチェーン構築のための調査を実施し、その結果をシンポジウ
ムで発表し、地域連携BCPの推進につなげた。
プラットフォームでの協議プ
ロセス(例)
・避難経路・負傷者の確認
等情報の共有化の検討
・情報伝達訓練等の実施
・訓練等の結果検証
・これらを繰り返すことで取
組へ熟度を高める
③他機関との連携、専門家のネットワークの構築(中経連、経産局)
内閣官房事業(国土強靭化BCP(仮称))と連携して事業を推進。豊橋市明海
工業団地、四日市市霞コンビナート地域のブラッシュアップ。
目指す成果
南海トラフ地震発生時のリスクの大きい伊勢湾岸地域を
中心に、地域連携BCPの構築を促進し、地域一体となっ
た防災力・減災力の向上による中部地域全体の産業競争
力の強化
68
(Action61)南海トラフ地震対策中部圏戦略会議
東日本大震災を踏まえ、運命を共にする中部圏の国、地方公共団体、学識経験者、地元経済界等が幅広く連携し、南海
トラフ地震等の巨大地震に対して総合的かつ広域的視点から一体となって重点的・戦略的に取り組むべき事項を「中部圏
地震防災基本戦略」として協働で策定し、フォローアップ。
南海トラフ地震対策中部圏戦略会議
第1回 2011年10月4日(設立)
第2回 2011年12月26日
事務局:中部地方整備局
● 座長(奥野信宏 中京大学教授)
◆ 学識経験者(13名)
※座長含む
■ 国の地方支分部局(34機関)
■ 地方公共団体(13機関)
■ 経済団体(4機関)
■ ライフライン関係団体等(56機関)
■ 報道関係機関(10機関)
合計130構成員
第3回 2012年11月5日
中部圏地震防災基本戦略【最終とりまとめ】
第4回 2013年5月24日
第5回 2014年5月22日
中部圏地震防災基本戦略【第一次改訂】
第6回 2015年5月21日
優先的に取り組む連携課題の再構築
第7回 2016年3月24日
再構築した優先的に取り組む連携課題の推進
2015年度の進捗状況
■優先的に取り組む連携の再構築
・『優先的に取り組む連携(10課題)』の
中間レビューアンケートの実施
・新たな課題抽出に向けたアンケート
・H27.11.18 アドバイザリー会議開催
■地理院地図活用の促進
・H28.1.28 地理院地図活用促進説明会の開催
・警察、自衛隊から活用事例について紹介
■南海トラフ巨大地震対策中部ブロック
協議会広域連携防災訓練の実施
・H27.11.4 政府現地対策本部訓練(図上訓練)
■初動時医療対策のあり方について検討
・具体計画に基づき、医療活動における迅速な
参集や、医療搬送体制等について検討
■関係機関が連携した初動時のヘリ調査
・訓練計画作成
・情報通信周波数の設定 など
■多機関等からの情報収集・手段、情報
共有方法の構築
・中部圏重ね合わせ図のデータ化
69
優先的に取り組む連携課題の再構築
◆既存の枠組み
◆再構築した枠組み
10の優先的に取り組む連携課題
検討課題
7つの優先的に取り組む連携課題
幹事機関
検討課題
幹事機関
備考
1 災害に強いものづくり中部の構築
中部経済産業局
1 災害に強いものづくり中部の構築
中部経済産業局
2 災害に強い物流システムの構築
中部運輸局
2 災害に強い物流システムの構築
中部運輸局
3 災害に強いまちづくり
中部地方整備局
(建政部)
3 災害に強い地域づくり
4 情報伝達の多層化・充実と情報共有
の強化
東海総合通信局
4 情報伝達の多層化・充実と情報共有
の強化
東海総合通信局
国土地理院中部地方測
量部
災害情報の共有手段として
地理院地図活用の促進を追加
5 防災意識改革と防災教育の推進
三重県
5 防災意識改革と防災教育及び人材
育成の推進
三重県
「防災に関する人材育成の
推進」との連携
6 確実な避難を達成するための各種
施策の推進
静岡県
7 災害廃棄物処理のための広域的連携
体制の整備
中部地方環境事務所
6 確実な避難を達成するための各種施策
の推進
7 防災拠点のネットワーク形成に向けた
検討
8 道路啓開・航路啓開等の
オペレーション計画の策定
9 災害廃棄物処理のための広域的連携
体制の整備
10 関係機関相互の連携による防災訓練の
実施
中部地方整備局
(建政部)
地域強靱化の取り組み連携
静岡県
中部地方整備局
(企画部)
中部地方整備局
(道路部)(港湾空港部)
(河川部)(企画部)
中部地方環境事務所
中部管区警察局
2つの継続的に取り組む連携課題
8 防災拠点を結ぶネットワーク形成と
総合啓開のオペレーション計画の
策定
9 関係機関相互の連携による防災訓練
の実施
中部地方整備局
(企画部)(道路部)
(港湾空港部)
(河川部)
中部管区警察局
他の連携課題に深く関わり、
かつ継続的な取り組みが
必要なもの
同上
優先的に取り組む連携課題以外の各機関が連携した取り組み
凡例:
引き続き取り組む課題
再構築して取り組む課題
【新規】
初動時医療対策のあり方
東海北陸厚生局、中
部ブロックDMAT連絡
協議会、各県 等
70
(Action追3)創業・ベンチャー支援(1/2)
○創業のしやすい環境を整えることで、地域における創業を促進し、地域経済の活性化を目指す。
○他地域と連携してベンチャー創出のための環境整備をすることで、次世代を担うグローバル・ベンチャーを輩出し、地域
の産業競争力の向上を目指す。
●実施期間:2015年度~2020年度
●推進主体:中部ニュービジネス協議会(略称:CNB、事務局:名商)、自治体、大学、名商、総通局、経産局、JETRO、中小機構
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
①地域における総合支援体制の構築
(創業支援事業計画)
■浜松市創業支援事業「はままつ起業家カフェ」
 浜松地域における創業希望者の総合支援窓口として(公財)浜松地域イノベー
ション推進機構、浜松商工会議所、浜松市の3支援機関の協同により設置した
(2015年7月)。相談件数 延べ361件 創業件数 21件(7月~1月)
■名商創業ステーション
 創業プランの相談から創業後5年程度までの事業者を支援する本部・支部 一
体となった創業支援のプラットフォーム。
 相談件数2,115件 創業件数122件
②地域におけるベンチャー創出の取組
■ニュービジネスフェア2015(CNB)
 中部地域におけるベンチャー創造の好循環を実現するため、「CNBベンチャー
大賞」のプレゼンと表彰及び特別講演等の内容で企業、支援者、VC、金融機
関、行政など264名の参加を得てフェアを開催
■新規事業創出セミナー(経産局、CNB)
 中小企業が持つ技術やノウハウを成長力のある新たな事業分野の可能性に繋
げるきっかけとなる企業や支援者の事例を紹介。企業、支援者、VC、金融機関、
行政など100名の参加を得て開催
(フェア:2015年度の風景)
(セミナー:2015年度の風景)
①地域における総合支援体制の構築
(創業支援事業計画)
■浜松市創業支援事業「はままつ起業家カフェ」
 気軽に創業について相談できる施設を設置することで、潜在的創業希望
者の掘り起しを進めることができるばかりでなく、他の創業支援機関との
連携拠点の機能を持つことで、地域を挙げた創業支援が可能になった
②地域におけるベンチャー創出の取組
■ニュービジネスフェア2015(CNB)
 本フェアによりイノベーションが生まれる風土の醸成やニュービジネスの
創出と育成の一助となった。今後も引き続きこのような取組が求められる
■新規事業創出セミナー(経産局、CNB)
 本セミナーをきっかけに、新規事業創出に向けた取組を実施したいとの反
響を得た(アンケート結果)。今後は、これを促進させる施策展開が求めら
れる
目指す成果
・地域としての創業サポート拠点の整備による創業の増加(東海地域と
して、欧米並の開業率(10%)を目指す。)
・地域におけるアクセラレータの増加及び他地域(国内、国外含む)のア
クセラレータとの連携強化によるベンチャーエコシステムの形成
(Action追3)創業・ベンチャー支援(2/2)
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
②地域におけるベンチャー創出の取組
■ICTイノベーション創出チャレンジプログラムの研究開発課題公募説
明会(総通局)
②地域におけるベンチャー創出の取組
■ICTイノベーション創出チャレンジプログラムの研究開発課題公募説
明会(総通局)
 「2015年度ICTイノベーション創出プログラム(I-Challenge)」の公募説明会
(6/10、名古屋工業大学)を開催するとともに、地域産学官連携コーディ
ネータ連絡会議、SCOPE公募説明会等、機会を捉えて周知
 公募説明会の開催等、広く周知することができた
 引き続き、周知を行い案件発掘に努めることが必要
■知財活用セミナー~知財を活用したアジア進出セミナー~の開催
(名大、JETRO)
 「オープンイノベーションと知財の収益化」の講演を行うとともに、「ジェト
ロ・イノベーション・プログラム」を説明。
■NALIC(名古屋医工連携インキュベータ)のインキュベーション施設
を活用した大学発ベンチャー育成支援(中小機構)
■NALIC(名古屋医工連携インキュベータ)のインキュベーション施設
を活用した大学発ベンチャー育成支援(中小機構)
 各大学主催の産学連携イベントへのブース出展等により、大学発シーズ
の情報収集や入居企業等のニーズとのマッチングに繋がる効果がある
 NALIC入居中の大学発ベンチャー企業については、研究開発型のため事
業化までの期間が長く、総じて経営基盤が弱いため、継続的な支援を要
する
 名古屋大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学等の産学連携部門との
連携を図りながら大学発ベンチャーの発掘・育成に注力しており、2015年
度も各大学主催のイベントへのブース出展や共催セミナー等を実施
 NALIC入居中の大学発ベンチャー企業に対しては、インキュベーションマ
ネージャーによる販路開拓や資金調達等に係る各種ソフト支援を実施中。
72
Ⅴ
東海地域の更なる国際化
〔成長著しい新興国を中心としたグローバルマーケットの獲得〕
〔海外からの直接投資や集客を通じた新たな産業・技術イノベーション・雇用の創出〕
62 産・学・官・金と連携した海外取引の拡大
63 戦略性を持った外資系企業等の誘致
64 新興国等における人材養成等を通じた国際交流推進
73
(Action62)産・学・官・金と連携した海外取引の拡大(1/3)
世界の成長市場を獲得するためには、当地域の産・学・官・金が一体となって、地域のリソースの活用・集結・ブランド化
を図り、海外との取引拡大等の支援に取り組むことが重要である。
インフラシステム輸出等を加速するため、当地域の経済団体や県、市、商社等からなる「トップセールス」を展開する。ま
た、中堅・中小企業の技術力向上と海外販路開拓を支援するため、欧米の先端企業・研究機関や産業クラスター等とのビ
ジネスマッチングを実施し、さらに新興国市場獲得のためのミッション派遣等を実施する。加えて、農林水産物、食品等の
輸出促進のため、地域関係機関が連携して地域全体で効果的にPRを実施する。


実施期間:2014年度~2018年度
推進主体:グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(GNI)、各自治体、名大、中経連、名商、 総通局、財務局、農政局、経産局、運輸局、JETRO、中小機構
2015年度の取組(実績)
①インフラシステム輸出等加速のための経済団体、県、市、商社等による
「トップセールス」の展開
1)関係機関による先進国、新興国へのトップセールスを実施
2015年度の成果・効果・課題
①インフラシステム輸出等加速のための経済団体、県、市、商社等による
「トップセールス」の展開
1)関係機関による新興国へのトップセールスを実施
■航空宇宙欧州ミッションを実施し、フランスパリエアショーに参加。(GNI、経産局) ■欧州の航空宇宙産業について見識を深めつつ、エアショーに参加した海外クラス
ターや政府機関等のキーパーソンと交流し、関係構築。
■北欧・ドイツ経済視察団(フィンランド・エストニア・ドイツ)を派遣。(中経連)
■ミラノ万博に参加したほか、欧州経済交流使節団をイタリア、ドイツへ派遣、ベト ■フィンランド航空に継続運行の要請をし同意を得た。また併せて昇龍道PJをPRし
た。
ナム・ラオス中小企業投資環境調査ミッションを派遣(名商)
■愛知、名古屋地域をPRしたほか、現地企業を訪問し有意義な情報を得た。また、
参加企業が現地への直接投資を検討する上での貴重な情報を得た。
2)拡大するインフラ需要を獲得するため、事業性調査を実施
2)拡大するインフラ需要を獲得するため、貨物鉄道システム輸出にかかる
■カンボジアを中心とし、南部経済回廊の貨物鉄道インフラシステム輸出にかかる 事業性調査を実施
事業性調査を実施。 (経産局)
■カンボジア公共事業運輸省に対し、日本の貨物鉄道インフラ導入可能性・課題に
■ベトナム及びインドネシアにおける環境技術・製品の海外展開に向けた事業
ついて報告。
フォーメーションの構築・実証を実施。 (経産局、JETRO)
■現地政府との関係構築のほか、現地企業とのビジネスマッチングを実施。今後は
より確度の高いマッチングの機会提供が課題。
目指す成果
地域の産・学・官・金関係者の連携による、新たな世界市場の獲得
メキシコミッション
74
(Action62)産・学・官・金と連携した海外取引の拡大(2/3)
2015年度の取組(実績)
②欧米の先端企業・研究機関や産業クラスター等とのビジネスマッチング
の実施や、新興国市場獲得のためのミッション派遣等の実施
1)JETRO現地プラットフォーム、各自治体サポートデスクの拡充、展示会
出展支援等による中小企業の海外取引拡大支援
■グレーター・ナゴヤ・タイ商談会及びタイビジネス商談アレンジ実施。
(GNI、経産局)
■環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の大筋合意を受け、管内地域にて 複
数回TPP説明会を開催。新輸出大国コンソーシアム地域ブロック会議を開催。
(経産局、JETRO)
■海外展示会ジェトロパビリオンへの長野県ブース出展2回(エコEXPOアジア
(香港)、Manufacturing Indonesia)。海外駐在員(上海、シンガポール)による情
報収集、ジェトロ長野と連携した貿易振興を支援。 (長野県)
■グローバルセミナー、海外展示会出展及びテストマーケティング、海外モノづく
り産業調査を実施。また、ベトナムとの交流の一環として、セミナーや商談会、
投資環境調査を実施。地場産業支援として、商談への専門家の同行、人材育
成セミナー、富山県と連携した海外バイヤー招へい事業の共同開催、海外デ
ザイナーの招聘、相談会の実施等の支援を実施。(岐阜県)
■総合工作機械見本市(インドネシア)に出展する県内企業を支援。「あいち国
際ビジネス支援センター」における相談・情報提供、セミナーの開催、ビジネス
ライブラリーの運営を実施。インド愛知デスクの新設。(愛知県)
■マレーシア国際旅行博展に出展、イオンマレーシアにて開催された食品フェア
に県内企業が24社出展。(三重県)
■アセアンビジネスサポートデスクを運営、海外見本市に出展、アセアン地域レ
ンタルオフィス賃料補助金を実施。(浜松市)
■中小企業11社に対して海外販路開拓に向けた専門家派遣等の支援。インドネ
シアでの工作機械の国際展示会に市内中小企業4社と共に共同出展。(名古
屋市)
■海外ビジネス戦略推進支援事業にて、①事業計画の策定支援、②現地F/S調
査の支援、③外国語WEBサイトの構築に係る支援、④物流・決済面の整備に
係る支援を実施。平成27年度採択8件。(中小機構)
2015年度の成果・効果・課題
②欧米の先端企業・研究機関や産業クラスター等とのビジネスマッチングの
実施や、新興国市場獲得のためのミッション派遣等の実施
1)JETRO現地プラットフォーム、各自治体サポートデスクの拡充、展示会出
展支援等による中小企業の海外取引拡大支援
■タイ政府と連携し、マッチング商談会を実施。タイ企業36社及び愛知県企業21社
が参加し、113件の商談が実現。タイ企業や政府とのネットワーク構築・強化に貢
献。(愛知県)
■管内地域において各自治体、ジェトロ等と連携し、10以上のTPP説明会を開催。
TPPの概要、TPPを活用した海外展開支援策について普及啓発。新輸出大国コン
ソーシアム地域ブロック会議は、多くの機関が参加し、中小企業のTPP活用に関
する支援体制の強化に向け連携を図った。
■商談実績19件。企業ニーズ把握、新規参加企業の掘り起こしが課題。
■海外展示会出展(タイ・メタレックス 参加企業6社)、海外モノづくり産業調査(ベ
トナム 参加企業8社)、ベトナムセミナー(参加者約210人、商談数26)、ベトナム
モノづくり投資環境調査(14人)を実施。海外市場の特性及び、県産品の評価を把
握。企業の更なるニーズの把握及び情報提供体制が課題。
■海外展示会等への県内企業の出展が実現。「あいち国際ビジネス支援センター」
による海外展開や国際ビジネスに関する情報提供やセミナーを引き続き開催。
(愛知県)
■展示会出展を通じて、県の観光や食、県産品等の魅力をPR。
■事業開始以来延べ72件社へ専門家を派遣し、支援。海外展示会への共同出展
支援を4社に行った。様々な支援ニーズに対応した支援が課題。
■チャイナプラスワンの直接投資案件や、現地ニーズを踏まえた製品開発型の
マーケティングによる輸出案件で高い成果を見込む。また、外国語WEBサイト構築
支援については、サイトを外国語化のみならず、企業内に外国語やITを活用する
だけの体制整備が必要。
■中小企業の海外進出に関する体制が整備。また、情報取得機会が増加。
商談の様子
(グレーター・ナゴヤ・タイ商談会)
75
(Action62)産・学・官・金と連携した海外取引の拡大(3/3)
2015年度の取組(実績)
2015年度の成果・効果・課題
2)航空機関連、炭素繊維複合材料を中心とした先端企業、研究機関との交流
事業
■ハンブルク・アビエーションとC-ASTECの三者間MOUを締結、欧州航空機産業
クラスターとの関係構築、情報収集、GN地域のPR等を実施。エアバス幹部者に
対し当地域をPRし、投資、誘致促進へ向けたエアバスとの関係を構築。
■当地域の企業(2社)及び研究機関(1機関)を紹介、情報交換が行われた。また
ドイツ企業等との間で延べ18回に及ぶマッチングの機会を提供。
3)先進国及び新興国へのミッションを派遣、地域中小企業と海外公的機関との
ネットワーク構築、現地企業との連携構築を促進
■スイス西部地域のCSEM社に加え、政府関係機関等、新たなチャネルを発掘。現
ハンブルグ
地企業(5社)との計5回のビジネスマッチングを実施。
スイス
アビエーションとの
ミッション
■7つの工業団地を視察、日本企業(11社)に対し、現地日系企業(12社)との
MOU締結
マッチングを実施。現地経営を行う上での難しさや課題、現地オペレーターの確
3)先進国及び新興国へのミッション派遣、地域中小企業と海外公的機関との
保・定着率の向上やセキュリティ確保などといった課題対策をヒアリング。
ネットワーク構築、現地企業との連携構築を促進
■インド愛知デスクを新設した他、ハノイ、南京のサポートデスクでは進出県内企
■GNIスイス西部地域ミッションを実施。スイス西部地域の企業、産業クラスター
業との意見交換会、政府協議などを実施。
等を訪問し、ビジネスマッチングを実施。(GNI、経産局、JETRO)
■ゴルフコース協会とゴルフツーリズムの地域間連携促進に係るMOUを締結。
■GNI協議会に参画している公的機関、金融機関等の支援を得てカンボジア・
■海外進出に際する情報取得の機会が増加。
ミャンマー、メキシコミッションを実施。(GNI、経産局)
③農林水産物、食品等輸出促進のための地域機関の連携した地域全体で
■タイ・バンコクにおいてマッチング商談会実施。インド・デリーにおいてモディ首
の効果的なPR
相等との会談、経済交流会を実施。また、韓国との経済交流会議を開催
■地域内外に観光や食文化等を発信、周知の
したほか、ビジネスマッチングの機会を提供。(愛知県)
継続的な実施が必要。
■知事がタイを訪問、現地旅行会社、航空会社等へのトップセールス、現地団体
■東海ブロック意見交換会等、関係機関との意見
とのゴルフツーリズムの振興に向けた意見交換を実施。(三重県)
交換を通じ、行政機関や商工会議所、金融機関、
■ベトナム、インドネシアにて投資環境視察ミッションを実施。(浜松市)
経済団体等との間に新たな連携関係を構築し、
③農林水産物、食品等輸出促進のための地域全体での効果的なPR
深化させた。地域における輸出への関心が高まり
1)食品等輸出促進を目的とした海外でのイベント開催やPRツールの作成
つつある中で、輸出セミナー等の開催や関係機
■地域の観光や食文化等を広く発信するコンテンツを作成。(総通局)
関との意見交換により、輸出の取組への気運
■東海地域ブロック意見交換会等の開催を通じ、関係機関等との情報共有・意
をより高めていくことが必要。
見交換を行うとともに、地域における輸出の実情把握に努め、「東海地域の農
■海外展開における知財や商標、沖縄国際
沖縄国際物流ハブを活用した
林水産物・食品の総合的な輸出戦略」の策定や、輸出促進のためのセミナーを
物流ハブを利用した輸出取組について紹介。
海外展開
開催。 (農政局)
■協議会を通じて、継続的な見本市への
■食品海外展開セミナーを開催。(経産局)
出展、商談機会創出。
■三重県農林水産物・食品輸出促進協議会を中心にタイ、台湾等の国際見本市
■中部、北陸の企業23社が出展、来場者1万人売上770万円。出展業者がバンコク
に出展。県内にてハラルセミナー実施。(三重県)
伊勢丹内に店舗をオープン。現地大手スーパーから受注するなど成果あり。現地
■タイ・バンコク伊勢丹において昇龍道物産観光展を開催、JETRO主催の商談
で販売した昇龍道ツアーを利用し、48名のタイ人が1~2月に来訪。
76
会を併催。昇龍道ツアーを販売。(長野県、岐阜県、愛知県、三重県、中経連)
2)航空機関連、炭素繊維複合材料を中心とした先端企業、研究機関との交流
事業
■ フランスパリエアショーにトップミッション団を派遣、トップ会談、ビジネスマッチ
ング等を実施。エアバス社関係者を招聘。(GNI,経済局)
■炭素繊維複合材料の量産成形加工技術の先端技術等を有するドイツ企業等
を招聘し、当地域の企業等とのマッチング、コンポジットハイウェイコンソーシア
ムと連携したセミナーを実施。(GNI,経産局)
(Action63)戦略性を持った外資系企業等の誘致(1/2)
海外からの直接投資等を通じた新たな産業・技術イノベーション・雇用の創出を図るためには、世界屈指のモノづくり産
業集積や充実した研究開発機能の存在などの強みを活用して外資系企業等を誘致することが必要である。そのため、地
域関係者の連携のもと、当地域のサプライチェーン強化に有益な航空機関連等の外資系企業を選定し、戦略的かつ能動
的な誘致を進める。また、投資環境の整備に資する立地規制等の規制緩和や用地確保、さらには高度外国人人材受入
のためのまちづくりや環境整備に取り組む。さらに、新たな外国人旅行者の呼び込みのための地域に存在する観光資源
の情報発信の実施、加えて、高度外国人人材定着のためのセミナー等を地域関係者の連携・協力のもと実施する。


実施期間:2014年度~2018年度
推進主体:グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(GNI)、各自治体、中経連、名商、総通局、労働局、経産局、運輸局、JETRO
2015年度の取組(実績)
①外資系企業の戦略的誘致と投資環境の整備
1)航空機関連等の外資系企業の戦略的誘致のための取組等
■GNI航空宇宙ミッション、エアバス社招聘事業実施。(GNI、経産局)
■グレーター・ナゴヤ地域での事業拡大に関するアンケートの実施、経済投
資セミナー実施。(GNI、経産局)
■米国(ワシントン州・サンアントニオ市)航空機経済ミッションの実施。(経
産局、三重県、JETRO)
■ケベック州航空宇宙研究革新連合体(CRIAQ)副社長オーベルタン氏を
招き、「航空機産業を先導役として地域産業の将来を考えるシンポジウ
ム」実施。(長野県)
■東京エアロスペースシンポジウムへの県内企業(8社)の出展支援、航空
宇宙産業関連企業のパンフレット作成とPRの実施。(岐阜県)
■海外産業情報センター(上海、バンコク)や東京事務所を通じ、海外から
の直接投資を促進。(愛知県)
■フランス、イギリス、東京にて対日投資セミナー実施、ニューヨークの対日
投資セミナーにおいて知事がプレゼンテーション実施。(三重県)
パリエアショーでの
誘致セミナー
2015年度の成果・効果・課題
①外資系企業の戦略的誘致と投資環境の整備
1)航空機関連等の外資系企業の戦略的誘致のための取組等
■欧州の航空宇宙産業について見識を深めつつ、海外クラスターや政府機関等
のキーパーソンと交流し、関係構築。
■首都圏への二次投資を考えている企業が多く、グレーター・ナゴヤ地域への誘致促進
にはまだまだ課題があることを再認識。
■米国の航空関連企業とのビジネス交流会、州、市政府、研究機関との意見交換を実施。
■ケベック州におけるCRIAQモデルを参考に、航空宇宙産業の集積を目指す飯田地域の
方向性、問題意識を共有。
■出展支援した企業(8社)が756件の商談を実施、JETROを通じて、県内1社がパリエア
ショーへ参加。
■中国・江蘇省において、ジェトロと連携して投資誘致セミナーを開催し、愛知県の投資環
境PRを実施。
■ 海外の外資系企業の情報を把握するとともに、三重県への関心を高めることができた。
また、有望な企業をジェトロと共に訪問。
①外資系企業等のアジア統括拠点、研究拠点等の設置及び技術提携等の実現と
これによる、地域ものづくり産業のサプライチェーン強化、新たな技術イノベー
ション、市場・雇用の創出。
②外国人観光客、高度外国人人材の雇用拡大等による、新たな産業・技術イノ
ベーションの創出。
77
(Action63) 戦略性を持った外資系企業等の誘致(2/2)
2015年度の取組(実績)
2)関係機関連携による外資系企業誘致のインセンティブとなる新たな支
援策の検討等
■伊勢志摩サミット開催に合わせた投資誘致セミナーの企画。(GNI、経産局、
JETRO)
■企業誘致6件中、GNI立ち上げ支援制度を活用して4件外資系企業誘致。
(GNI)
■I-BAC、GNI、JETROと連携して外国企業誘致活動実施。(岐阜県、愛知県、
名古屋市)
②外国人観光客・人材呼び込みのための地域関係者の連携促進
1)ミッション等の海外交流による地域観光資源の情報発信、外国人留学
生、高度外国人人材の労働環境整備事業への支援
■公衆無線LAN整備における利用者認証について理解を深めるセミナーや産
業・観光等の地域情報を発信する放送コンテンツセミナーを実施し、先進事
例や日本各地の取組を紹介(総通局)
■バンコク伊勢丹で経済団体など37団体の参加により中部の物産観光展、
商談会を実施。(運輸局)
■海外駐在員(上海、シンガポール)による情報収集、企業への情報提供、
JETRO長野と連携し県内企業の貿易振興を支援。(長野県)
■近隣県と連携した海外旅行博への出展、海外旅行会社等の招聘、東南アジ
ア、欧州にて海外トップセールス、積極的な観光PRを実施。(岐阜県)
■外国人留学生の受入促進、アジア諸国から10名の留学生を受入、受入期間
2年6か月。留学生の地域定着促進のため、留学生向けインターンシップの実
施。地域観光資源の情報発信として、タイのメディア、マレーシアの旅行会社
を招請し、愛知の幅広い魅力を紹介。MICE誘致のための地元協議会を設置。
ムスリム旅行者受入れ環境整備のためのセミナー開催。(愛知県)
■知事がタイを訪問、現地旅行会社、航空会社等へのトップセールス、現地団
体とのゴルフツーリズムの振興に向けた意見交換を実施。マレーシアの国際
旅行博等に出展し、観光誘客に向けたプロモーションを実施、イオンマレーシ
アの店舗において開催されたJAPAN FOOD FAIR 2015に県内食品関連事業
者24社が出店し、三重県産品の魅力をPR。(三重県)
■ 昇龍道ミッション団をインドネシアに派遣(中経連)
■中部国際空港利用促進協議会の活動を通じ中国・東南アジア諸国、台湾、
香港のブロガー・旅行会社・メディア等を対象とした招請事業、facebookやコ
スプレサミットを活用した地域PR事業を実施。(名商)
2015年度の成果・効果・課題
2)関係機関連携による外資系企業誘致のインセンティブとなる新たな支援策の検討等
■6件の企業誘致に成功、進出企業は従業員の新規採用計画もあり、当地域への経
済的波及が期待される。
■来日・在日の外国プレス関係者、外資系企業・商工団体、外国公館職員等を対象に、
当地域のビジネス環境の魅力をPRする。
■外資系企業10社に対し、メッセナゴヤ2015への出展支援実施、ビジネスマッチング
の機会を提供。また、ネットワーク懇談会を開催し、外資系企業の本県への定着を
図った。6社愛知県内に進出(3月23日時点)、5社名古屋市内に進出(1月時点)
②外国人観光客・人材呼び込みのための地域関係者の連携促進
1)ミッション等の海外交流による地域観光資源の情報発信、外国人留学生、
高度外国人人材の労働環境整備事業への支援
■地域観光資源の情報発信の有効性や公衆無線LAN整備における利用者認証につ
いて、理解が深まるとともに、認証方式については、セキュリティと利便性のバランス
で選定することが認識できた。今後は暗号化を含めた対応が必要
■平成27年の昇龍道9県の外国人延べ宿泊者数は751万人泊と昇龍道プロジェクト
の目標(29年までに600万人泊)を2年前倒しで大きく上回った。お酒と食をテーマ
とした広域観光の新たなコンテンツの魅力を国内外に発信することで、昇龍道への
訪日外国人旅行者の増加と消費の拡大図る。
■県内企業の海外進出を継続的に支援。
■県内外国人宿泊者数が引き続き大幅に増加、前年度より17万人増加。消費税免税
店拡大等、外国人観光客受入環境の更なる整備促進が必要。
■優秀な外国人留学生の獲得と地域定着の促進が図られた。引き続き大学や経済界
と連携し、当地域の発展に貢献する高度人材を受け入れる環境整備が必要。招請し
たタイのメディアが愛知県の観光情報を雑誌に掲載。愛知県を訪問した外国人旅行
者は、昨年を上回るペースで推移。
■タイのゴルフコース協会とゴルフツーリズムの地域間連携促進に係るMOUを締結、タ
イ、マレーシアで県の観光、産品等の魅力をPR。
■大手旅行会社、在インドネシア日本大使館や関係団体との懇談会、旅行会社・現地
メディアを対象に観光セミナー・商談会、昼食交流会を実施し、継続した知名度向上
や、ミッション団の派遣にあわせて策定した「6つの重点ルート」のプロモーションおよ
び同ルートを周遊する旅行商品造成に向けた働きかけを実施。
■インバウンド増により中部国際空港を利用する訪日外国人は対前年度比144%(12
月時点)。
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(Action64)新興国等における人材養成等を通じた国際交流推進
幅広い国際交流を一層推進するためには、グローバル人材の養成に加え、世界とのパイプ役を担うプラットフォームが
必要となる。このため、新興国との連携に寄与する中核人材を養成し、人的ネットワークを形成する。さらに、GNIが当地
域の国際経済交流におけるパイプ役を担う中核機関としての機能を強化し、域内を訪れる海外要人、使節団への接遇、
対応などの窓口機能を担い、自治体、経済団体、JETRO等関係機関と連携しつつ、双方にとってメリットのある、地域資
源(技術・生産・人材・インフラ等)の紹介、交流提案のためのデータの整備・発信を実施する。
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実施期間:2014年度~2018年度
推進主体:グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(GNI)、各自治体、名古屋大学、中経連、名商、経産局、運輸局、JETRO
2015年度の取組(実績)
①新興国等における人材養成
1)国際環境技術移転センター(ICETT)を活用した諸外国行政職員に
対する環境保全に係る研修実施、人材育成の一層の促進
2015年度の成果・効果・課題
①新興国等における人材養成
1)国際環境技術移転センター(ICETT)を活用した諸外国行政職員に対する環境
保全に係る研修実施、人材育成の一層の促進
■2月、ASEAN諸国の駐日大使等を招いて、パネルディスカッション等を行 ■フォーラムで環境技術の発信をすることを一つのきっかけとして、ICETTが構築してき
た約7,800人の研修員ネットワーク等を活用し、環境技術による企業の海外展開を促進。
う 「ASEAN環境フォーラム」を実施。(三重県)
■2014年受入れの7名の留学生に対し、博士課程教育を着実に実施。2015 ■新たに3か国にサテライトキャンパスを設立したことにより、より多くの国のから本プログ
年7名の留学生を受入れ。新たな拠点として、ラオス、ウズベキスタン、フィリ ラムに受入が可能になった。メコン4ヶ国において早期癌の診断・治療法の教育を行うこ
とにより、若手の人材育成とともに、高度な技術の内視鏡治療を可能にした。
ピンにサテライトキャンパスを設置。ベトナム、ミャンマー、ラオス、タイ等の
病院において、がん治療等に対する内視鏡トレーニング、講演会を実施。
(名大)
②受入・地域資源紹介メニューの整備・活用
②受入・地域資源紹介メニューの整備・活用
1)海外要人来訪時における受入、地域資源(技術・生産・人材・インフ
ラ等)の紹介・交流提案のためのデータの整備・発信の実施
■当該パンフレットをHPに掲載、産業ツアーにおいて訪日韓国団にPR等、
種々の機会でGNIをPR。ジェトロ等外国人向け研修に講師派遣。(経産局)
1)海外要人来訪時における受入、地域資源(技術・生産・人材・インフラ等)の紹
介・交流提案のためのデータの整備・発信の実施
■パンフレット、HP等引き続きPRツールを整備し、情報発信を引き続き行う。
③GNIの機能強化
■産業戦略部会の企画への参加を得て、カンボジア、ミャンマー、メキシコミッションを実
施。
③GNIの機能強化
■金融機関、商社の参画を得て、産業戦略部会の活動を開始した。
相手国、地域との連携に寄与する新興国等における人材育成、国際
交流を担う広域プラットフォームの実現及びその活用等による、対日
投資・海外展開双方の拡大。
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