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2/4 - 環境省
③ 生態系の状況 高島市環境基本計画(高島市、平成 24 年)によれば、本市には、森林や農地、琵琶湖や河川 などの水辺環境を背景として多様な動植物が生息しており、確認される動物は、サル、タヌキ などの哺乳類からホタルなどの昆虫類まで多岐にわたり、保護の観点から重要な動植物も多く 存在している。琵琶湖では、琵琶湖にしか生息しない60種類を超える固有種をはじめとする 多様な生物が確認されており、近年の外来魚による、琵琶湖および周辺地域の生態系への影響 が懸念されている。里山地域には、コナラやアカマツを主体とする天然林やスギを主体とする 人工林が、奥山地域にはブナ、ミズナラ、アシウスギを主体とする天然林やスギを主体とする 人工林がみられる。また、森林植生は、冷温帯と暖温帯、日本海側と太平洋側のいずれにもま たがっているため、極めて多様性に富んでいる。なお、近年、気温上昇、森林の手入れ不足、 耕作放棄等の影響のためか、シカ・サル・イノシシ等の獣害やカシノナガキクイムシによるコ ナラ等のブナ科植物の立ち枯れ等が問題になっている。 また、びわ湖源流の郷たかしま戦略(高島市、平成 24 年)によれば、本市を「山地エリア」、 「山麓・平地エリア」 、 「湖岸エリア」の 3 エリアに区分し、それぞれの生態系の特徴をわかり やすくまとめている。エリア毎の生態系の特徴は以下のとおりである。 a. 山地エリア 山地エリアは、 主に希少猛禽類クマタカを食物連鎖の頂点とする奥山の生態系により構成 されている。標高約 650 メートルの奥深い山地にある生杉のブナ林は、県自然公園の特別地 域に指定されており、ブナ、トチノキ、ホオノキ、イタヤカエデなどの高木が生え、豪雪地 帯に適応したエゾユズリハ、ハイイヌガヤなどの日本海要素種が多く見られる。また、今津 町西部山地のいくつもの谷川の水を集めて森林地域を南流する天増川は、寒風川からの流れ と合流し、若狭湾に注いでおり、川岸には、シラキ、マユミ、シナノキなどの樹木が茂り、 渓流の美しい景観に深みを与え、多くの野鳥や昆虫などを見ることができる。 びわこ源流の郷たかしま戦略(高島市、平成 24 年)より作成 図 2.1-15(1) 山地エリアの主な自然環境 67 b. 山麓・平地エリア 山麓・平地エリアは、主に希少猛禽類ハチクマやサシバを食物連鎖の頂点とする里地里山 の生態系により構成されている。マキノでは以前からシイタケ栽培が行われてきたことによ り、ほだ木(シイタケの種菌を植えつける原木)をとる雑木林が残されており、クヌギやコ ナラが生育している。春になると、カタクリ、キクザキイチゲ、シュンラン、キンランとい った植物が林床を埋め、 二次林である雑木林に人の手が入ることにより成立している。また、 饗庭野湿原は、海抜 200~300m の饗庭野台地上にある自衛隊演習地内に立地しており、サギ ソウ、コバノトンボソウ、アギナシ、ドクゼリなど、貧栄養性から富栄養性まで多様な湿地 性植物が生育しており、生物多様性保全の観点から重要である。 びわ湖源流の郷たかしま戦略(高島市、平成 24 年)より作成 図 2.1-15(2) 山麓・平地エリアの主な自然環境 c. 湖岸エリア 湖岸エリアは、 主にオモダカ、 コナギなどの水田雑草、トンボ類やガムシなどの水生昆虫、 トノサマガエル、ツチガエルなどの両生類、カルガモ、カイツブリなどの水鳥が生息生育す る河川・水田・里湖の生態系により構成されている。平地部には、水田が広がり、畦、水路 には、いわゆる水田雑草が多く見られ、イチョウウキゴケ、アカウキクサ、ヤナギタデ、ヒ ナガヤツリなど種類が豊富である。また、動物も多く、タニシのような貝、クモ、ホウネン エビのような節足動物やタイコウチなどの水生昆虫、ヤマアカガエルのような両生類が生息 している。冬期間、水をためておく水田もあり、多くのコハクチョウが採餌しているのを見 ることができる。また、貫川内湖は、ヨシ群落保全地域に指定されており、コイ、フナ、ブ ラックバスなどが生息している。抽水植物、浮葉植物、沈水植物、浮遊植物が多く育つ沼に は、カルガモ、バン、カイツブリなどの水鳥が一年を通じて見られ、冬になると多くの渡り 鳥の越冬地として利用されている。 68 びわ湖源流の郷たかしま戦略(高島市、平成 24 年)より作成 図 2.1-15(3) 湖岸エリアの主な自然環境 69 6)景観及び人と自然との触れ合いの活動の場の状況 ① 景観の状況 高島市内の各地域には、自然環境や歴史の過程を経て形成された特色ある景観が多数存在し ている。高島の景観の特性はその地形によるところが大きく、その地形は、山地・山間や平野・ 湖岸などの面的要素が大きな広がりを持っている。 〔「高島市景観計画」 (平成 19 年 10 月策定 平成 24 年 3 月変更 高島市)より作成〕 高島市及び周辺地域における主要な眺望点については、表 2.1-38、図 2.1-16 のとおりであ り、高島市をはじめ福井県側にも多く分布している。また、高島市と福井県の境には高島トレ イルが位置している。高島トレイルは、日本列島の日本海側と太平洋側を区切る中央分水嶺の 中央部に位置し、マキノの愛発越から今津の山並を経て、朽木の三国岳へ至る 80km に及ぶ自然 を活かした登山道であり、各所から琵琶湖や若狭湾などを眺望することができる。 高島市及び周辺地域における景観資源については、表 2.1-39、図 2.1-17 のとおりであり、 高島市には、文化庁の重要文化的景観に選定されている高島市海津・西浜・知内の水辺景観等 があり、福井県側には、三方五湖や若狭蘇洞門海岸等がある。 70 表 2.1-38 図中 番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 図中 番号 地点名 国境高原スノーパーク 赤坂山 白谷温泉 マキノ高原(マキノスキー場) マキノ高原温泉さらさ 道の駅マキノ追坂峠 メタセコイア並木 マキノビックランド マキノ資料館 マキノ林間スポーツセンター 海津天神社 百瀬川大橋 唐崎神社 マキノサニービーチ 大崎寺(大崎観音) 海津大崎 家族旅行村ビラデスト今津 平池 淡海湖(処女湖) 石田川ダム もみじ池 県民花の森 酒波寺 日置神社 湖西の松林 箱館山スキー場 びわこ箱館山ゆり園 リバーランズ角川 椋川山の子学園 天文台 今津総合運動公園 今津スタジアム 今津体験交流施設 ザゼンソウ群生地 今津浜 宝厳寺 都久夫須麻神社 西江寺 阿志都弥神社 行過天満宮 ヴォーリズ資料館 琵琶湖周航の歌資料館 JR近江今津駅 吹田市少年自然の家 新旭里山体験交流館もりっこ 新旭水鳥観察センター 針江の生水 JR新旭駅 高島地域地場産業振興センター 新旭森林スポーツ公園 大荒比古神社 正傳寺 新旭花菖蒲園 道の駅しんあさひ風車村 六ッ矢崎浜オートキャンプ 大善寺 安曇川大橋 新安曇川大橋 彦主人王御陵 たいさんじ風花の丘 玉泉寺 道の駅藤樹の里あどがわ 近江聖人中江藤樹記念館 陽明園 藤樹神社 鴨稲荷山古墳 高島歴史民族資料館 藤樹書院 良知館 琵琶湖の伝統的漁法~簗~ 船木大橋 県立びわ湖こどもの国 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 主要な眺望点 地点名 高島市B&G海洋センター 近江白浜水泳場 びれっじ 萩の砂 憩いの里湖西 大溝橋 日吉神社 大溝城跡 乙女ヶ池 白ひげ浜水泳・キャンプ場 鵜川四十八体石仏群 白鬚神社 うかわファームマート 森林公園くつきの森 朽木陣屋敷・朽木資料館 丸八百貨店 道の駅くつき新本陣 足利庭園興聖寺 朽木オートキャンプ場 グリーンパーク思い出の森 くつき温泉てんくう 県立朽木いきものふれあいの里 朽木スノーパーク 畑の棚田 ガリバー青少年旅行村 八ッ淵の滝 生杉のブナ原生林 針畑郷山村都市交流館 山帰来 針畑ルネサンスセンター 体験・山菜摘み農園 じゅうべえ 平良ふれあいセンター 朽木渓流魚センター 大谷原のさつまいも園 森と暮らすどんぐり倶楽部 屏風ヶ滝 渓流の里 三方石観音 みかた温泉きららの湯 若狭三方縄文博物館 「梅もぎ」体験 梅の里会館 福井県海浜自然センター 食見海水浴場 田鳥海水浴場 国立若狭湾青少年自然の家 矢代海水浴場 志積海水浴場 犬熊海水浴場 阿納海水浴場 ブルーパーク阿納 西小川海水浴場 円成寺のみかえりのマツ 能登野イモ堀り園 三十三間山登山口 恵比須神社 かみなか農楽舎 諦応寺の銀杏観音 嶺南牧場 脇袋古墳群 瓜割の滝 若狭町歴史文化館 パレア若狭 熊川宿 道の駅「若狭熊川宿」 一言神社 若狭の里公園 若狭歴史民族資料館 国分寺 若狭姫神社 萬徳寺 図中 番号 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 - 地点名 多田寺 若狭彦神社 森林の水PR館 神宮寺 明通寺 大御影山 三重嶽 武奈ヶ嶽 百里ヶ岳 比良げんき村 揚梅の滝 武奈ヶ岳 比良トピア 葛川森林キャンプ村 明王院 葛川かや葺きの家 三の滝 北小松水泳場 近江舞子北浜水泳場 近江舞子中浜水泳場 近江舞子いちご園 近江舞子南浜水泳場 北比良水泳場 青柳浜水泳場 松の浦水泳場 志賀 林の碑 夫婦滝 長池 びわ湖バレイスキー場 小女朗ヶ池 蓬莱山 権現山 皆子山 八丁平 尾越高原 大見高原 志古淵神社 大悲山 山村都市交流の森 山門湿原 深坂地蔵(堀止地蔵) 近江塩津駅 正応寺 神照寺 道の駅塩津海道あぢかまの里 蓮通寺 善隆寺・和蔵堂 徳円寺 北淡海・丸子船の館 奥琵琶湖キャンプ場 二本松キャンプ場 阿弥陀寺 つづら展望台 野坂いこいの森 野坂山 黒河渓谷 若狭国吉城歴史資料館 弥美神社 園林寺(雨宝童子立像) 雲谷山 久々子海水浴場 三十三間山 梅丈岳 三方五湖 神子海水浴場 遊子海水浴場 塩坂越海水浴場 高島トレイル(図中の赤線) 「びわ湖高島観光マップ」 (社団法人びわ湖高島観光協会) 「びわ湖高島 ぐるりん Navi」 (高島市) 「わこ湖大津 光ルくん マップ」 (社団法人びわ湖大津観光協会) 「長浜広域観光マップ」(長浜市) 「福井県 観光ガイドマップ 若狭路」(嶺南広域行政組合他) 「京都観光 Navi」(京都市産業観光局 HP) より作成 71 「びわ湖高島観光マップ」 (社団法人びわ湖高島観光協会) 「びわ湖高島 ぐるりん Navi」 (高島市) 「わこ湖大津 光ルくん マップ」 (社団法人びわ湖大津観光協会) 「長浜広域観光マップ」(長浜市) 「福井県 観光ガイドマップ 若狭路」(嶺南広域行政組合他) 「京都観光 Navi」(京都市産業観光局 HP) より作成 図 2.1-16 主要な眺望点の位置 72 表 2.1-39(1) 図中 番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 景観資源(自然的景観) 図中 番号 地点名 地点名 琵琶湖 27 大見高原 明王禿 28 尾越高原 メタセコイア並木 29 皆子山 アズマヒガンザクラ(清水の桜) 30 八丁平 海津大崎の桜 31 三の滝 マキノサニービーチ 32 小女朗ヶ池 湖西の松林 33 長池 平池湿原 34 夫婦滝 淡海湖(処女湖) 35 楊梅の滝 石田川(峡谷・渓谷) 36 比良断層 阿志都弥神社行過天満宮のスダジイ 37 山門湿原 大俵山 38 愛発の里と山 板倉山 39 野坂山 八丁田湿原 40 三国山 赤坂山~大谷山 近江耶馬渓 41 雲谷山 秦山寺野河成段丘 42 三十三間山 安曇川の簗漁 43 駒ヶ岳 十ヶ坪沼 44 上根来・百里ヶ岳 松ノ木内湖 45 遠敷今富の古社寺と多田ヶ岳 萩の砂 46 久須夜ヶ岳・内外海・久須夜神社 畑の棚田 47 若狭蘇洞門海岸 八ッ淵の滝 48 塩坂越~宇久の海岸 花折断層 49 常神半島・御神島・小川神社・常神社 生杉のブナ原生林 50 三方五湖・梅丈岳・三方石観音・宇波西神社 三国岳 51 久々子・松原海岸 大悲山 - 「第3回自然環境保全基礎調査 滋賀県、京都府自然環境情報図」 (環境庁、平成元年) 「福井県のすぐれた景観分布図 1999」 (福井県) より作成 表 2.1-39(2) 図中 番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 景観資源(文化的景観) 図中 番号 地点名 高厳山興聖寺本堂 多宝塔 石造宝塔、石造層塔、石造満願寺宝塔 石造満願寺宝塔 石造宝塔 白鬚神社末社若宮神社本殿 白鬚神社末社八幡・加茂・高良神社本殿 白鬚神社末社内宮本殿・外宮本殿 武曾学校 総門 大善寺宝塔 森神社宝塔 阿弥陀寺宝塔 日吉神社宝塔 日吉神社板碑 波爾布神社本殿 日吉二宮神社本殿・神門 日吉二宮神社東透塀・西透堀 日吉二宮神社瑞垣 大宮神社本殿(附:棟札6枚) 大宮神社 八幡社・常神社 田中南堡跡 胞衣塚 大溝城本丸跡 河原市一里塚跡 八池(淵)の滝 一本杉 藤樹書院跡 清水山城館跡 旧秀隣寺庭園 朽木池ノ沢庭園 若宮神社本殿 白鬚神社本殿 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 地点名 海津・西浜・知内の水辺景観 針江・霜降の水辺景観 王塚古墳 朽木陣屋跡 鵜川四十八体仏 稲荷山古墳 大溝藩分部家墓跡 極楽寺庭園 大田神社本殿 思子淵神社本殿・蔵王権現社・熊野社 大村家住宅主屋・土蔵 日本基督教団督今津協会 今津ヴォーリズ資料館 丸八百貨店 福井三四郎家住宅主屋・土蔵・宅室 白鬚神社社務所 おっきん椋川交流館 志古淵神社 峰定寺(大悲山峰定寺) 金山彦神社 織田神社 彌美神社 伊牟移神社 能登神社 闇見神社 円成寺・みかえりのマツ 椙杜神社 加茂神社 日枝神社 波古神社 河原神社 信主神社 天徳寺・瓜割の滝 「指定文化財一覧」 (高島市教育委員会資料) 「高島市観光情報ホームページ」 (高島市 HP) 「福井県 観光ガイドマップ 若狭路」(嶺南広域行政組合他) 「京都観光 Navi」(京都市産業観光局 HP) より作成 73 「第3回自然環境保全基礎調査 「福井県のすぐれた景観分布図 滋賀県、京都府自然環境情報図」 (環境庁、平成元年) 1999」 (福井県) より作成 図 2.1-17(1) 景観資源の位置(自然的景観) 74 「指定文化財一覧」 (高島市教育委員会資料) 「高島市観光情報ホームページ」 (高島市 HP) 「福井県 観光ガイドマップ 若狭路」(嶺南広域行政組合他) 「京都観光 Navi」(京都市産業観光局 HP) より作成 図 2.1-17(2) 景観資源の位置(文化的景観) 75 ② 人と自然との触れ合いの活動の場 高島市における人と自然との触れ合いの活動の場については、表 2.1-40、図 2.1-18 のとお りであり、琵琶湖や森林、里山といった自然と触れ合うことができる施設等がある。 表 2.1-40 人と自然のふれあいの場 ・人と自然の触れ合いの場 図中 番号 1 2 3 4 名称 国境高原スノーパーク 白谷温泉 マキノ高原(マキノスキー場) マキノ高原温泉さらさ 道の駅マキノ追坂峠 図中 番号 29 30 名称 針畑ルネッサンスセンター 森林公園くつきの森 図中 番号 57 58 31 朽木陣屋敷・朽木資料館 59 32 丸八百貨店 60 名称 近江白浜水泳場 日吉神社 びれっじ 憩いの里湖西 5 マキノビックランド 33 道の駅くつき新本陣 6 海津天神社 34 足利庭園興聖寺 62 大溝城跡 乙女ヶ池 白ひげ浜水泳・キャンプ場 7 マキノ林間スポーツセンター 35 63 鵜川四十八体石仏群 8 マキノ資料館 36 64 白鬚神社 9 家族旅行村ビラデスト今津 37 朽木オートキャンプ グリーンパーク思い出の森、 くつき温泉てんくう 県立朽木いきものふれあいの里 65 うかわファームマート 10 平池 38 朽木スノーパーク 66 ガリバー青少年旅行村 11 唐崎神社 39 たいさんじ風花の丘 67 体験・山菜摘み農園 石田川ダム 40 彦主人王御陵 68 平良ふれあいセンター 41 玉泉寺 69 朽木渓流魚センター 42 大荒比古神社 70 赤坂山 43 44 新旭森林スポーツ公園 高島地域地場産業振興センター 71 72 高島市マキノ町 メタセコイア並木 45 正傳寺 73 淡海湖(処女湖) 46 47 大善寺 新旭花菖蒲園 74 75 マキノサニービーチ 海津大崎の桜 48 六ッ矢崎浜オートキャンプ 76 湖西の松林 49 道の駅しんあさひ風車村 77 生杉のブナ原生林 50 鴨稲荷山古墳 78 針江の生水 51 52 高島歴史民族資料館 道の駅藤樹の里あどがわ 近江聖人中江藤樹記念館、 陽明園、藤樹神社 藤樹書院 良知館 県立びわ湖こどもの国 高島市B&G海洋センター 79 80 琵琶湖の伝統的漁法~簗~ 萩の砂 81 畑の棚田 82 八ッ淵の滝 12 13 14 15 16 17 18 19 20 もみじ池、県民花の森、酒波寺、 日置神社 箱館山スキー場、 びわこ箱館山ゆり園 リバーランズ角川 椋川山の子学園 天文台 今津総合運動公園、今津スタジ アム、今津体験交流施設 今津浜 ザゼンソウ群生地 西江寺 23 24 宝厳寺 都久夫須麻神社 阿志都弥神社 行過天満宮 ヴォーリズ資料館 琵琶湖周航の歌資料館 25 吹田市少年自然の家 53 26 27 28 新旭水鳥観察センター 新旭里山体験交流館もりっこ 針畑郷山村都市交流館山帰来 54 55 56 21 22 61 じゅうべえ 「びわ湖高島 ぐるりん Navi」 (高島市) 「高島市観光情報」 ((社)びわ湖高島観光協会)より作成 76 「びわ湖高島 ぐるりん Navi」 (高島市) 「高島市観光情報」 ((社)びわ湖高島観光協会)より作成 図 2.1-18 人と自然との触れ合いの活動の場の位置 77 (2)社会的状況 1)人口及び産業の状況 ① 人口の状況 対象事業実施区域の位置する高島市及び滋賀県の人口は、表 2.1-41、42、人口動態は、表 2.1-43 のとおりである。 平成 23 年 10 月1日現在の高島市における人口は約 52 千人、世帯数が約 20 千世帯となって おり、滋賀県全体に対してそれぞれ約 3.7%、約 3.6%を占めている。 表 2.1-41 人 項目 県・市 人口、人口密度及び世帯数の現況 総 口(人) 数 男 女 人口密度 (人/km2) 世 帯 数 (世帯) 高 島 市 51,996 25,347 26,649 75.0 19,578 滋 賀 県 1,414,398 698,585 715,813 375.5 542,752 注:1.人口及び世帯数は、平成 23 年 10 月1日現在の値を示す。 2.人口密度算出に用いた高島市の面積は 693.00km2、滋賀県の面積は 3,766.90km2 である。 〔「滋賀県の人口と世帯数」 (滋賀県ホームページ)より作成〕 人口の推移 表 2.1-42 (単位:人) 年 県・市 平成 19 年 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 高 島 市 53,060 52,571 52,263 51,819 51,996 滋 賀 県 1,394,809 1,401,073 1,402,132 1,410,777 1,414,398 注:各年 10 月1日現在の値を示す。 〔「滋賀県の人口と世帯数」 (滋賀県ホームページ)より作成〕 人口動態 表 2.1-43 平成 23 年 自然増減(人) 項目 県・市 出生 死亡 社会増減(人) 増減 転入 転出 純増減 増減 高 島 市 379 643 -264 1,233 1,459 -226 -490 滋 賀 県 13,658 12,021 1,637 56,068 54,084 1,984 3,621 〔「滋賀県の人口と世帯数」 (滋賀県ホームページ)より作成〕 78 ② 産業の状況 a.産業構造及び産業配置 高島市及び滋賀県の平成 22 年における産業大分類別就業者数は、表 2.1-44 のとおりである。 高島市では産業大分類別就業者総数約 25 千人に対して、第 3 次産業が約 15 千人(総数の約 61%)と第 3 次産業の占める割合が高くなっている。 また、滋賀県の産業大分類別就業者の総数は約 674 千人であり、高島市はその約 4%を占め ている。 表 2.1-44 産業大分類別就業者数 (単位:人) 項目 県・市 総就業者数 第 1 次産業 第 2 次産業 第 3 次産業 分類不能 の産業 高 島 市 25,181 1,608 7,800 15,466 307 滋 賀 県 673,612 18,548 220,587 400,229 34,248 注:平成 22 年 10 月1日現在の値である。 〔「高島市統計書 平成 23 年版」(高島市、平成 24 年)より作成〕 b.生産量及び生産額等 (a)農業 高島市及び滋賀県の平成 22 年における農家数は、表 2.1-45 のとおりである。 高島市では農家総数 2,882 戸に対して、販売農家が 2,096 戸(総数の約 73%)となっており、 販売農家の占める割合が高くなっている。 また、滋賀県の農家の総数は 36,017 戸であり、高島市はその約 8%を占めている。 表 2.1-45 農 家 数 (単位:戸) 販 項目 総 数 自給的農家 売 農 兼 専業 小計 家 業 第 1 種兼業 合計 第 2 種兼業 高 島 市 2,882 786 333 1,763 108 1,655 2,096 滋 賀 県 36,017 11,191 3, 247 21, 579 1, 320 20, 259 24,826 注:1.平成 22 年 2 月1日現在の値である。 2.自給的農家とは経営耕地面積が 30a未満かつ農産物販売金額が 50 万円未満の農家を示す。 3.販売農家とは経営耕地面積が 30a以上または農産物販売金額が 50 万円以上の農家を示す。 4.第1種兼業とは農業所得を主とする兼業農家を、第2種兼業とは農業所得を従とする兼業農家を示す。 〔「高島市統計書 平成 23 年版」(高島市、平成 24 年)より作成〕 高島市及び滋賀県の平成 22 年における経営耕地面積は、表 2.1-46 のとおりである。 高島市では経営耕地の総面積約 383,209a に対して、田が約 365,508a(総面積の約 95%)と なっており、田の占める割合が高くなっている。 また、滋賀県の経営耕地の総面積は約 38 千 ha であり、高島市はその約 10%を占めている。 79 表 2.1-46 経 営 耕 地 面 積 (単位:a) 項目 県・市 総 数 田 畑 樹園地 高 島 市 383,209 365,508 14,742 2,959 滋 賀 県 3,809,360 3,636,397 125,310 47,653 注:平成 22 年 2 月 1 日現在の値である。 〔「高島市統計書 平成 23 年版」(高島市、平成 24 年)より作成〕 80 (b)林業 高島市及び滋賀県の平成 22 年における森林面積は、表 2.1-47 のとおりである。 高島市の民有林面積は 32,205ha で、そのうち杉を主体とした人工林面積は 15,117ha であり、 人工林率は約 47%となっている。 また、滋賀県の民有林面積は 184,260 ha で、高島市はその約 17%を占める。 表 2.1-47 森林面積 高島市 民有林 人工林(ha) 天然林(ha) 竹林面積(ha) 無立木面積 伐採跡地(ha) 未立木地(ha) 計(ha) 国有林 更新困難地(ha) 合計面積(ha) 人工林率(%) 人工林(ha) 天然林(ha) 竹林面積(ha) 無立木面積 滋賀県 合計 森林 15,117 16,188 185 0 603 603 112 32,205 47 1,245 3,241 0 275 275 4,761 26 36,966 16,361 44 69,300 53 伐採跡地(ha) 未立木地(ha) 計(ha) 合計面積(ha) 人工林率(%) 面積 人工林(ha) 人工林率(%) 区域面積(ha) 林野率(%) 80,164 97,613 1,337 1 3,697 3,699 1,447 184,260 44 4,763 12,080 4 797 797 17,644 27 201,904 84,927 42 401,736 50 公有林 高島市 滋賀県 民有林(ha) 1,747 6,002 市有林(ha) 899 2,896 財産区(ha) 1,689 6,769 計(ha) 4,336 15,667 個人(ha) 15,293 83,666 会社(ha) 1,647 11,286 社寺(ha) 325 7,107 公団・公社(ha) 7,549 26,880 生産森林組合(ha) 676 12,451 集落(ha) 960 16,870 その他(ha) 1,419 10,333 計(ha) 27,870 168,593 合計(ha) 32,205 184,260 注:1.国有林の数値については、国有林の地域別森林計画(湖南森林計画区:平成 19 年度、 湖北森林計画区;平成 21 年度)による。 2.国有林は、官行造林を含む。 3.地域森林計画対象外民有林、林野庁所管外国有林は含んでいない。 4.四捨五入のため、内訳の計が合わないことがある。 〔「滋賀県森林・林業統計要覧」(滋賀県、平成 22 年度版)より作成〕 私有林 81 (c)水産業 高島市及び滋賀県の平成 20 年における水産業は、表 2.1-48、2.1-49 のとおりである。 表 2.1-48 漁業従事者数、就業者数(平成 20 年) (単位:人) 従 事 者 数 家族・雇用者別 総数 家族 雇用者 就 男女別 男 女 業 者 数 総数 自営 漁業 のみ 兼 自営漁業が 主 業 自営漁業が 従 琵琶湖 1,170 824 346 892 278 824 430 110 284 高島市 193 78 115 175 18 78 38 8 32 注:1.団体経営体及び年間湖上作業従事日数 30 日以上の個人経営体に関する数値。 2.平成 20 年 11 月1日現在の値である。 〔「滋賀県統計書(平成 22 年度) 」 (滋賀県ホームページ)より作成〕 表 2.1-49 主とする漁業種類別経営体数(平成 20 年) (単位:経営体) 県・市 項 目 総数(実数) 底びき網・船びき網 刺 網 網漁業 定置網 投網 その他 釣・はえ縄 その他の 採貝・採藻 漁業 かご類 その他 魚類養殖 養殖 その他 高島市 琵琶湖 73 592 4 37 25 4 10 11 20 29 2 1 129 332 156 105 59 121 56 145 86 3 11 注:1.団体経営体及び年間湖上作業従事日数 30 日以上の個人経営体に関する数値。 2.平成 20 年 11 月1日現在の値である。 〔「滋賀県統計書(平成 22 年度)」 (滋賀県ホームページ)より作成〕 82 (d)製造業 高島市及び滋賀県の平成 22 年における事業所数、従業者数及び製造品出荷額等は、表 2.1-50 のとおりである。 高島市の事業所数は 181 所、 従業者数は 4,225 人、製造品出荷額等は 9,399,288 万円である。 高島市の事業所数、従業者数、製造品出荷額等についてみると、それぞれ滋賀県全体の約 6%、 約 3%、約 1%を占めている。 表 2.1-50 項目 県・市 事業所数、従業者数及び製造品出荷額等 事 業 所 数 (所) 従 業 者 数 (人) 製造品出荷額等 (万円) 高 島 市 181 4,225 9,399,288 滋 賀 県 2,873 148,772 657,413,156 注:1.事業所数(従業者数4人以上の製造事業所)及び従業者数は、平成 22 年 12 月 31 日現在の 値を示す。 2.製造品出荷額等は、平成 22 年の値を示す。 〔「高島市統計書 平成 23 年版」(高島市、平成 24 年)より作成〕 (e)商業 高島市及び滋賀県の平成 19 年における事業所数、従業者数及び年間商品販売額は、表 2.1-51 のとおりである。 高島市の事業所数は 686 所、従業者数は 4,105 人、年間商品販売額は 6,763,344 百万円であ り、高島市の事業所数と従業者数及び年間商品販売額についてみると、それぞれ滋賀県全体の 約 5%、約 4%、約 3%を占めている。 表 2.1-51 項目 県・市 事業所数、従業者数及び年間商品販売額 事 業 所 数 (所) 従 業 者 数 (人) 年間商品販売額 (百万円) 高 島 市 686 4,105 6,763,344 滋 賀 県 14,008 103,138 251,657,496 注:平成 19 年6月1日現在の値を示す。 〔「高島市統計書 平成 23 年版」(高島市、平成 24 年)より作成〕 83 2)土地利用の状況 ① 土地利用状況 高島市及び滋賀県の平成 23 年における土地利用区分別の面積は、表 2.1-52、高島市の土地 利用の現況は、図 2.1-19 のとおりである。 表 2.1-52 土地利用区分別面積 (単位:ha) 滋賀県 県・市 項 目 非課税地積 総数 評価総地積 非課税地積 評価総地積 175,300 159,411 31,831 19,305 田 2,476 50,765 368 4,864 畑 481 5,738 86 562 宅地 1,612 22,023 107 1,250 池沼 399 72 44 32 山林 24,415 70,559 1,644 10,959 牧場 0 11 - 1 原野 2,612 2,740 2,244 1,151 2 2,518 - 37 ゴルフ場用地 雑種地 高島市 遊園地等用地 12 21 - - 鉄軌道用地 77 696 1 57 1,907 4,268 139 392 その他の雑種地 その他 141,308 27,198 注:1.「その他(非課税地積)」は、非課税で上にあげたもの以外で、以下のものを指す。 墓地、道路、保安林、水道用地、水路、寺社境内、公共溜池、公園等 2.単位未満を四捨五入しているため、合計値が内訳を集計した数値と合わないことがある。 3.平成 20 年 11 月1日現在の値である。 - 〔「滋賀県統計書(平成 22 年度) 」 (滋賀県ホームページ)より作成〕 84 ② 土地利用規制の状況 高島市及び滋賀県の平成 21 年における用途地域別の面積は、表 2.1-53、「都市計画法」に基 づく用途地域の指定状況は、図 2.1-20 のとおりである。 用途地域別の面積は、高島市では第 1 種住居地域が最も多く 349.3ha となっている。 表 2.1-53 用途地域別面積 (単位:ha) 県・市 高島市 項 目 市街化区域面積 第 1 種低層住居専用地域 第 2 種低層住居専用地域 第 1 種中高層住居専用地域 第 2 種中高層住居専用地域 第 1 種 住 居 地 域 第 2 種 住 居 地 域 準 住 居 地 域 近 隣 商 業 地 域 商 業 地 域 準 工 業 地 域 工 業 地 域 工 業 専 用 地 域 用 途 地 域 合 計 - 149.1 - 70.0 - 349.3 13.8 4.0 60.8 19.2 157.9 41.4 - 865.5 滋賀県 22116.8 1,931.1 166.0 3,999.4 1,472.0 6,292.6 674.8 55.3 1,258.5 1,205.4 1,993.1 2,464.5 2,347.8 23,860.5 〔「滋賀県の都市計画 2009」 (滋賀県土木交通部都市計画課、平成 22 年 3 月)より作成〕 85 〔「1:200,000 土地利用図」 (昭和 60 年 6 月 30 日発行 図 2.1-19 国土地理院)より作成〕 土地利用の現況 86 3.2.2-2 図 用途地域の指定状況 〔「高島市都市計画マスタープラン」 (平成 24 年 3 月 図 2.1-20 滋賀県高島市)より作成〕 用途地域の指定状況 87 3)河川、湖沼の利用並びに地下水の利用の状況 ① 河川及び湖沼の利用状況 高島市は、琵琶湖との約 35km に及ぶ湖岸線を有している。これらは高島の景観を代表する要 素であり、またマリンスポーツや釣り、水辺での休養などの保養・レクリエーション地として の利用が盛んである。 河川については知内川、百瀬川、石田川、安曇川、鴨川など多くの河川が流れている。 〔「高島市環境基本計画」 (高島市 平成 24 年 3 月)より作成〕 ② 地下水の利用状況 滋賀県における平成 21 年度の地下水の利用状況は、表 2.1-54 のとおりである。 なお、高島市では地下水の採取規制は行われていない。 表 2.1-54 地下水採取量 平成 21 年度 項目 県・市 滋賀県 消雪用 上水道用 簡易水道用 工業用 (千 m3/日) (千 m3/日) (千 m3/日) (千 m3/日) 203 不明 109.8 21.2 専用水道 (千 m3/日) 総計 7.9 338.9 〔「全国地盤環境情報ディレクトリ(平成 22 年度版) 」 (環境省ホームページ)より作成〕 88 4)交通の状況 ① 道路網 主要な道路としては、幹線道路として、国道 161 号、303 号及び 367 号が通っている。 国道 161 号は京阪神地域と北陸地域、国道 303 号は長浜市と福井県若狭町、国道 367 号は本市と大 津市・京都市を結んでいる。 国道 161 号については、本線整備に加えて未整備区間でのバイパ ス道路の供用化などにより、京阪神方面への利便性が大幅に向上している。 その他の道路とし ては、小浜朽木高島線、太田安井川線、海津今津線の主要地方道と琵琶湖岸を通る北船木勝野 線、安曇川今津線などの一般県道が整備されている。 ② 公共交通 鉄道に関しては、JR湖西線が通っており、市域に6駅が整備されている。 バス交通に関しては、西日本ジェイアールバス、江若交通、湖国バス及び市営バスの運行路 線があり、その多くが中・高校生の通学や高齢者の日常生活に対応した地域内連絡機能を図る ためのコミュニティバスとして運行されている。 高島市における主な港の位置は、図 2.1-21 のとおりである。 湖上交通に関しては、琵琶湖汽船とオーミトラベルが経営する観光船があり、今津港、奥琵 琶湖マキノグランドパークホテル桟橋、海津漁港などから発着されている。 89 「滋賀の水産」 (滋賀県ホームページ) 琵琶湖汽船株式会社ホームページ 奥琵琶湖マキノグラウンドパークホテルホームページ 図 2.1-21 より作成 高島市における主な港の位置 90 ③ 交通量 高島市の主な道路網及び交通量観測地点は、図 2.1-22 のとおりである。 平成 22 年度における高島市の交通量調査結果は、表 2.1-55 のとおりである。 昼間の 12 時間(7 時から 19 時)道路交通量が最も多いのは安曇川今津線の観測地点である 高島市今津町住吉一丁目で 9,221 台となっている。 表 2.1-55 交通量調査結果 平成 22 年度 図中番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 路線名 一般国道 161 号 一般国道 303 号 一般国道 367 号 海津今津線 小荒路牧野沢線 安曇川高島線 常磐木音羽線 藁園熊野本線 北船木北畑線 南船木西万木線 安曇川今津線 今津マキノ線 高島大津線 麻生古屋梅ノ木線 観測地点名 高島市マキノ町海津 高島市今津町酒波 高島市今津町上弘部 高島市今津町杉山 高島市朽木市場 高島市今津町浜分 高島市マキノ町牧野 高島市マキノ町沢 高島市武曽横山 高島市音羽 高島市新旭町藁園 高島市新旭町太田 高島市安曇川町青柳 高島市今津町住吉一丁目 高島市今津町福岡 高島市新旭町饗庭 高島市安曇川町西万木 高島市勝野 高島市朽木地子原 交通量(台) 6,298 8,113 5,743 5,745 2,675 5,375 1,100 1,877 1,015 1,163 428 1,404 3,622 9,221 2,889 6,624 6,543 3,900 380 注:1.調査は、平成 22 年に実施されている。 2.図中番号は、第 2.1-22 図を参照。 3.数値は、昼間の 12 時間(7~19 時)の往復交通量を示す。 〔 「平成 22 年度 道路交通センサス」 (国土交通省ホームページ)より作成〕 91 〔「平成 22 年度 道路交通センサス」(国土交通省ホームページ)より作成〕 図 2.1-22 主要な道路網及び交通量観測地点 92 5)学校、病院その他の環境の保全についての配慮が特に必要な施設の配置の概況 ① 学校、病院等 高島市における学校等の一覧は表 2.1-56、位置は図 2.1-23、病院等の一覧は表 2.1-57、位 置は図 2.1-24 のとおりである。 表 2.1-56 図 中 番 号 図 中 番 号 区 名 学校等の一覧 称 分 区 名 称 分 小学校 21 2 高島市立さくら幼稚園 22 私立今津幼稚園 23 高島市立新旭北小学校 私立中央幼稚園 24 高島市立マキノ中学校 5 私立藤波幼稚園 25 高島市立今津中学校 6 私立本庄幼稚園(休園中) 26 7 高島市立マキノ東小学校 27 8 高島市立マキノ西小学校 28 高島市立高島中学校 9 高島市立マキノ南小学校 29 高島市立湖西中学校 10 高島市立マキノ北小学校 高島市立マキノ北小学校 在原分 (休校中) 高島市立今津東小学校 30 滋賀県立高島高等学校 3 4 13 小学校 12 31 高等校 11 中学校 高島市立なのはな幼稚園 幼稚園 1 32 高島市立高島小学校 高島市立新旭南小学校 高島市立朽木中学校 高島市立安曇川中学校 滋賀県立安曇川高等学校 私立ECC学園高等学校 養 護 学 校 33 14 高島市立今津西小学校 34 高島市立マキノ図書館 15 高島市立朽木東小学校 35 高島市立今津図書館 16 高島市立朽木西小学校 36 17 高島市立広瀬小学校 37 18 高島市立安曇小学校 38 高島市立高島図書室 19 高島市立青柳小学校 39 高島市立新旭図書室 20 高島市立本庄小学校 図書館 高島市立今津北小学校 滋賀県立新旭養護学校 高島市立朽木図書サロン 高島市立安曇川図書館 注:図中番号は、図 2.1-23 を参照。 「高島市の教育 平成 20 年度」(高島市教育委員会、平成 20 年) 「高島市立図書館ホームページ」 (高島市ホームページ)より作成 93 第 3.2.5-1 図 学校等の位置 「高島市の教育 平成 20 年度」 (高島市教育委員会 平成 20 年) 「高島市立図書館ホームページ」 (高島市ホームページ) より作成 図 2.1-23 学校等の位置 94 称 区分 名 病院等の一覧 図中番号 区分 図中番号 表 2.1-57 名 6 2 高島市民病院 7 マキノ病院 8 4 浮田医院 9 5 藤井医院 10 あっとほーむ萩 11 さわの風 3 特別養護老人ホーム 清風荘 老人福祉施設 今津病院 病院 1 称 特別養護老人ホーム ふじの里 特別養護老人ホーム やまゆりの里 特別養護老人ホーム ニューサンライズ 注:図中番号は、図 2.1-24 を参照。 「高島市地域防災計画(地震災害対策計画・資料編) 」 (高島市防災会議、平成 20 年度) 「福祉総務課 長寿社会支援室」(高島市ホームページ) より作成 95 第 3.2.5-2 図 病院等の位置 「高島市地域防災計画(地震災害対策計画・資料編) 」 (高島市防災会議、平成 20 年度) 「福祉総務課 長寿社会支援室」 (高島市ホームページ) より作成 図 2.1-24 病院等の位置 96 6)下水道の整備状況 高島市及び滋賀県の平成 23 年度末現在における下水道の概要は表 2.1-58 のとおりである。 高島市における下水道の普及率は 77.5%となっている。 また、滋賀県における下水道の普及率は 85.8%となっている。 県・市 項目 計画処理区域面積 (ha) 高島市 2,558.6 表 2.1-58 下水道の概要 整備済面積 (ha) 行政人口(A) (人) 1,853.8 53,124 処理人口(B) (人) 41,155 普及率(B)/(A) (%) 77.5 滋賀県 50,893.3 32,121.9 1,390,927 1,193,743 85.8 注:行政人口は平成 23 年(2011 年)3 月末現在の県住民基本台帳人口。 〔「滋賀県統計書(平成 22 年度)」 (滋賀県ホームページ)より作成〕 7)廃棄物の状況 ① 一般廃棄物 a.一般廃棄物の状況 高島市及び滋賀県の平成 21 年度における一般廃棄物の排出量は表 2.1-59、処理量は表 2.1-60、 資源化量、リサイクル率は表 2.1-61 のとおりである。 高島市における一般廃棄物の総排出量は 19,205t となっている。 また、滋賀県における一般廃棄物の総排出量は 439,462t となっている。 表 2.1-59 一般廃棄物排出量(平成 21 年度) (t/年) 項目 搬入量 総排出量 集団回収量 自家処理量 収集ごみ量 直接搬入ごみ (≒処理量) 高島市 16,396 2,809 19,205 0 19,205 246 滋賀県 407,811 31,493 439,304 158 439,462 26,158 注:国において公表しているごみ総排出量の定義は、平成 17 年度実績より、 「収集ごみ量+直 接搬入量+自家処理量」(旧定義)から、「収集ごみ量+直接搬入量+集団回収量」(新定 義)に変更となったが、滋賀県では「第二次廃棄物処理計画」 (平成 18 年 6 月策定)が進 行中のため、本書では総排出量を旧定義で表している。 ※新定義による滋賀県のごみ総排出量(平成 21 年度) :456,462t 〔「滋賀県の廃棄物 平成 23 年度」 (滋賀県琵琶湖環境部循環社会推進課、平成 24 年 3 月発行) より作成〕 県・市 表 2.1-60 一般廃棄物処理量(平成 21 年度) (t/年) 項目 県・市 直接焼却量 直接最終処分量 焼却以外の中間処理量 直接資源化量 処理量 (≒搬入量) 高島市 14,126 1,616 3,848 0 19,590 滋賀県 338,538 7,656 63,971 25,970 436,135 〔「滋賀県の廃棄物 平成 23 年度」 (滋賀県琵琶湖環境部循環社会推進課、平成 24 年 3 月発行) より作成〕 97 表 2.1-61 項目 一般廃棄物資源化量、リサイクル率(平成 21 年度) ごみ 総排出量 (t) 1人1日あたり ごみ排出量 (g/人・日) リサイク ごみ処理量 総資源化量 うち、 ル率 (t) (t) 集団回収量 県・市 (%) (t) 高島市 53,779 19,205 978 19,590 3,489 246 17.6 滋賀県 1,389,630 439,462 866 436,135 90,328 26,158 19.5 注:リサイクル率=総資源化量÷(ごみ処理量+集団回収量)×100 〔「滋賀県の廃棄物 平成 23 年度」 (滋賀県琵琶湖環境部循環社会推進課、平成 24 年 3 月発行) より作成〕 総人口 (人) b.一般廃棄物処理施設の状況 滋賀県の各受付機関の平成 23 年 3 月末における一般廃棄物処理施設の状況は表 2.1-62 のと おりである。 高島環境・総合事務所における産業廃棄物処理施設数は 9 施設となっている。 また、滋賀県における産業廃棄物処理施設数は 52 施設となっている。 表 2.1-62 施設または 業種名 循環社会 推進課 一般廃棄物処理施設数 受付機関 甲賀 東近江 湖東 湖北 高島 南部 環境・総合 環境・総合 環境・総合 環境・総合 環境・総合 環境・総合 事務所 事務所 事務所 事務所 事務所 事務所 1 1 1 2 2 1 計 し尿処理施設 0 8 焼却施設 0 9 3 5 3 4 2 26 埋立処分場 0 3 1 3 2 3 6 18 計 0 13 5 9 7 9 9 52 注:1つ〔 「滋賀の環境 2011(平成 23 年版環境白書)資料編」 (滋賀県、平成 23 年)より作成〕 98 ② 産業廃棄物 a.産業廃棄物の状況 滋賀県の平成 21 年度における産業廃棄物の総排出量は表 2.1-63 のとおりである。 滋賀県における産業廃棄物の総排出量は 3,735 千 t であり、このうち汚泥が 1,977 千 t(滋 賀県排出量の約 53%)で最も多く、次いでがれき類が 808t(同 22%)となっている。 表 2.1-63 産業廃棄物の業種・種類別の総排出量(平成 21 年度) (千 t/年) 業 種 種 類 燃え殻 構成比 合計 農業 鉱業 建設業 製造業 水道業 その他 4 0% 0 0 0 4 0 0 53% 0 291 27 698 946 16 汚 泥 1,977 (499) 廃 油 59 2% 0 0 1 44 0 14 廃 酸 25 1% 0 0 0 24 0 1 廃アルカリ 78 2% 0 0 0 76 0 1 133 4% 0 0 25 62 0 46 紙くず 4 0% 0 0 4 0 0 0 木くず 87 2% 0 0 87 0 0 0 0 0% 0 0 0 0 0 0 11 0% 0 0 0 11 0 0 0 0% 0 0 0 0 0 0 廃プラスチック類 繊維くず 動植物性残さ ゴムくず 金属くず 40 1% 0 0 9 10 0 21 163 4% 0 0 0 64 81 17 36 1% 0 3 0 29 0 3 がれき類 808 22% 0 0 808 0 0 0 ばいじん 1 0% 0 0 0 1 0 0 家畜ふん尿 294 8% 294 0 0 0 0 0 家畜の死体 0 0% 0 0 0 0 0 0 13 0% 0 0 6 1 0 6 ガラス陶磁器くず 鉱さい その他の産業廃棄物 3,735 合 計 100% 294 294 967 1,024 1,027 125 (2,256) 注:( )内の数値は、汚泥を事務所内での脱水後の汚泥量で捉えたもの。 〔「滋賀県の廃棄物 平成 23 年度」 (滋賀県琵琶湖環境部循環社会推進課、平成 24 年 3 月発行) より作成〕 99 b.産業廃棄物処理施設及び産業廃棄物処理業者の状況 滋賀県の各受付機関の平成 23 年 3 月末における産業廃棄物処理施設及び産業廃棄物処理業者 の状況は表 2.1-64 のとおりである。 高島環境・総合事務所における産業廃棄物処理業者数は 49 業者で、産業廃棄物処理施設数は 5 施設となっている。 また、滋賀県における産業廃棄物処理業者数は 3,108 業者で、産業廃棄物処理施設数は 154 施設となっている。 表 2.1-64 産業廃棄物処理施設及び産業廃棄物処理業者数 (H23.3.31) 受付機関 施設または業種名 産業廃棄物処理業 収集運搬業 南部 甲賀 東近江 湖東 湖北 高島 循環社会 環境・総合 環境・総合 環境・総合 環境・総合 環境・総合 環境・総合 推進課 事務所 事務所 事務所 事務所 事務所 事務所 計 1,047 493 266 247 341 288 41 2,723 3 23 26 15 23 14 5 109 101 49 40 33 22 24 3 272 0 0 3 0 1 0 0 4 1,151 565 335 295 387 326 49 3,108 自社 0 15 14 7 5 4 2 47 処分業者 2 20 31 21 17 13 3 107 汚泥の脱水施設 0 15 7 6 1 2 1 32 汚泥の乾燥施設 0 0 1 0 1 0 0 2 油水分離施設 0 0 4 0 0 0 0 4 中和施設 0 0 2 0 0 0 0 2 破砕施設 2 18 18 12 15 14 4 83 焼却施設 0 2 7 5 4 1 0 19 最終処分場 0 0 6 5 1 0 0 12 その他 0 0 0 0 0 0 0 0 計 2 35 45 28 22 17 5 154 処分業 特別管理収集運搬業 特別管理処分業 計 処理施設別 産業廃棄物処理施 設(許可施設 ) 注:一般廃棄物処理施設については稼働中のもののみ計上(休止中、埋立終了、建設中のものを除く) つ〔「滋賀の環境 2011(平成 23 年版環境白書)資料編」 (滋賀県、平成 23 年)より作成〕 100 3)環境の保全を目的とする法令等により指定された地域その他の対象及び当該対象に係る規制の 内容その他の状況 ① 公害関係法令等 a.環境基準等 (a)大気汚染 大気汚染に係る環境基準は、 「環境基本法」(平成5年法律第 91 号)に基づき、表 2.1-65 の とおり定められている。 なお、各環境基準は、工業専用地域、車道その他一般公衆が通常生活していない地域又は場 所については適用しない。 表 2.1-65 物 質 二 酸 化 い お う 一 酸 化 炭 大気汚染に係る環境基準 評 環境上の条件 素 浮 遊 粒 子 状 物 質 1時間値の1日平均値が0.04ppm 以下であ り、かつ、1時間値が0.1ppm 以下であるこ と。 1 時 間 値の 1 日平 均 値 が 10ppm 以 下 で あ り 、 か つ、 1 時間 値 の8 時 間平 均値 が 20ppm 以下であること。 1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であ り、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下である こと。 短期的 評 価 長期的 評 価 短期的 評 価 長期的 評 価 短期的 評 価 長期的 評 価 価 方 法 1 時 間 値 の 1 日 平 均 値 が 0.04ppm 以 下 で あ り 、かつ、 1時間値 が0.1ppm 以下で あるこ と。 1日平均値の年間2%除外値が0.04ppm 以下 で あること 。ただし 、1日平 均値が 0.04ppm を超えた日が2日以上連続しないこと。 1時間値の1日平均値が10ppm 以下であり、 かつ、1時間値の8時間平均値が20ppm 以下 であること。 1日平均値の年間2%除外値が10ppm 以下で あること。ただし、1日平均値が10ppm を超 えた日が2日以上連続しないこと。 1 時 間値 の1 日平 均値 が 0.10mg/m3 以 下 であ り、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下であるこ と。 1日平均値の年間2%除外値が0.10mg/m3以下 であること。ただし、1日平均値が0.10mg/m3 を超えた日が2日以上連続しないこと。 光 化学 オキシ ダン ト 1時間値が0.06ppm 以下であること。 昼間(6時から20時まで)の1時間値が0.06ppm 以下 であること。 二 素 1 時 間 値 の 1 日 平 均 値 が 0.04ppm か ら 0.06ppm までのゾーン内又はそれ以下であ ること。 1日平均値の年間98%値が0.06ppm を超えないこと。 ン 1年平均値が0.003mg/m3以下であること。 ベ 酸 ン 化 窒 ゼ ト リク ロロエ チレ ン 1年平均値が0.2mg/m3以下であること。 テトラクロロエチレン 1年平均値が0.2mg/m3以下であること。 ジ ク ロ ロ メ タ ン 1年平均値が0.15mg/m3以下であること。 微 小 粒 子 状 物 質 1年平均値が15μg/m 以下であり、かつ、 1日平均値が35μg/m3以下であること。 3 短期基準として、1日平均値の年間98%値が35μg/m3 以下であること。 長期基準として、1年平均値が15μg/m3以下であるこ と。 〔備考〕1.浮遊粒子状物質とは、大気中に浮遊する粒子状物質であって、その粒径が10μm 以下のものをいう。 2.光化学オキシダントとは、オゾン、パーオキシアセチルナイトレートその他の光化学反応により生成される酸化 性物質(中性ヨウ化カリウム溶液からヨウ素を遊離するものに限り、二酸化窒素を除く。 )をいう。 3.微小粒子状物質とは、大気中に浮遊する粒子状物質であって、粒径が2.5μmの粒子を50%の割合で分離できる分 粒装置を用いて、より粒径の大きい粒子を除去した後に採取される粒子をいう。 「大気の汚染に係る環境基準について」 (昭和48年環境庁告示第25号) 「二酸化窒素に係る環境基準について」 (昭和53年環境庁告示第3.2.8号) 「ベンゼン等による大気の汚染に係る環境基準について」 (平成9年環境庁告示第4号) 「微小粒子状物質による大気の汚染に係る環境基準について」 (平成21年環境省告示第33号)より作成 101 (b)騒 音 騒音に係る環境基準は、 「環境基本法」に基づき、表 2.1-66 のとおり定められている。高島 市における類型指定については、「騒音に係る環境基準の地域の類型にあてはめる地域等の指 定」(平成 13 年滋賀県告示第 196 号)により規定されている。 表 2.1-66 騒音に係る環境基準 a.道路に面する地域以外の地域 基 地 域 の 類 型 昼 準 値 間 夜 間 AA 50dB 以下 40dB 以下 A及びB 55dB 以下 45dB 以下 C 60dB 以下 50dB 以下 注:1.時間の区分は、昼間を午前6時から午後10時までの間とし、夜間を午後10時から翌日の午前6 時までの間とする。 2.AAを当てはめる地域は、療養施設、社会福祉施設等が集合して設置される地域など特に静穏 を要する地域とする。 3.Aを当てはめる地域は、専ら住居の用に供される地域とする。 4.Bを当てはめる地域は、主として住居の用に供される地域とする。 5.Cを当てはめる地域は、相当数の住居と併せて商業、工業等の用に供される地域とする。 b.道路に面する地域 地 域 の 区 基 分 昼 準 間 値 夜 間 A地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する 地域 60dB 以下 55dB 以下 B地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する 地域及びC地域のうち車線を有する道路に面する地域 65dB 以下 60dB 以下 〔備考〕車線とは、1縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員を有する帯状 の車道部分をいう。 この場合において、幹線交通を担う道路に近接する空間については、上表にかかわらず、特例と して次表の基準値の欄に掲げるとおりとする。 基 昼 準 間 値 夜 70dB 以下 間 65dB 以下 〔備考〕個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が営まれている と認められるときは、屋内へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっては45dB 以下、夜間にあ っては40dB 以下)によることができる。 注:1.「幹線交通を担う道路」及び「幹線交通を担う道路に近接する空間」については、「環境庁大 気保全局長通知」 (平成10年環大企第257号)により、次のとおり定められている。 (1)「幹線交通を担う道路」とは、高速自動車道、一般国道、都道府県道及び市町村道(市 町村道にあっては4車線以上の区間に限る。 )等。 (2)「幹線交通を担う道路に近接する空間」とは、以下のように車線数の区分に応じて道路 の敷地境界線からの距離によりその範囲が特定される。 ・2車線以下の車線を有する幹線交通を担う道路:15m ・2車線を超える車線を有する幹線交通を担う道路:20m 〔「騒音に係る環境基準について」 (平成 10 年環境庁告示第 64 号)より作成〕 注:2.高島市域全体の類型指定状況は、高島市役所に収蔵される多数の図面に詳細が示されている。 102 (c)水質汚濁 水質汚濁に係る環境基準は、 「環境基本法」に基づき、表 2.1-67 のとおり定められている。 このうち、「人の健康の保護に関する環境基準」は、全公共用水域に、「生活環境の保全に関 する環境基準」は、各公共用水域が該当する水域類型ごとに定められている。また、地下水に ついても水質汚濁に係る環境基準が表 2.1-67(4)のとおり定められており、すべての地下水に 適用されている。 高島市における類型指定の状況は、知内川、石田川及び安曇川の全域が河川 AA 類型に指定 されている(位置等は図 2.1-7 参照)。また、琵琶湖については、琵琶湖(北湖)・琵琶湖(南 湖)の 2 区域に分けられ、両水域ともに湖沼 AA 類型、窒素リンⅡ類型に指定されている。 表 2.1-67(1) 項 カ ド 全 目 ミ シ 基 ウ ア 価 ク ロ 砒 準 値 項 目 基 準 値 ム 0.003mg/L 以下 1 , 1 , 2 -トリクロロエタン 0.006mg/L 以下 ン 検出されないこと ト リ ク ロ ロ エ チ レ ン 0.03mg/L 以下 0.01mg/L 以下 テ ト ラ ク ロ ロ エ チ レ ン 0.01mg/L 以下 ム 0.05mg/L 以下 1 ,3 -ジクロロプロペン 0.002mg/L 以下 鉛 六 人の健康の保護に関する環境基準 素 0.01mg/L 以下 チ ウ ラ ム 0.006mg/L 以下 銀 0.0005mg/L 以下 シ マ ジ ン 0.003mg/L 以下 銀 検出されないこと チ ブ 0.02mg/L 以下 B 検出されないこと ベ ン 0.01mg/L 以下 ン 0.02mg/L 以下 セ ン 0.01mg/L 以下 素 0.002mg/L 以下 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10mg/L 以下 1 , 2 - ジ ク ロ ロ エ タ ン 0.004mg/L 以下 ふ っ 素 0.8mg/L 以下 1 , 1 - ジ ク ロ ロ エ チ レ ン 0.1mg/L 以下 ほ う 素 1mg/L 以下 シ ス - 1 , 2 - ジ ク ロ ロ エ チ レ ン 0.04mg/L 以下 1 , 4 - ジ オ キ サ ン 0.05mg/L 以下 総 ア 水 ル キ P ジ 四 ル 水 C ク ロ 塩 ロ 化 メ タ 炭 1 , 1 , 1 - トリクロロエタン オ ベ ン ン カ ゼ レ ル 1mg/L 以下 〔備考〕 1.基準値は年間平均値とする。ただし、全シアンに係る基準値については、最高値とする。 2. 「検出されないこと」とは、定量限界を下回ることをいう。 3.海域については、ふっ素及びほう素の基準値は適用しない。 4.硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の濃度は、日本工業規格43.2.1、43.2.3又は43.2.5により測定 された硝酸イオンの濃度に換算係数0.2259を乗じたものと規格43.1により測定された亜硝酸 イオンの濃度に換算係数0.3045を乗じたものの和とする。 〔「水質汚濁に係る環境基準について」 (昭和46年環境庁告示第59号)より作成〕 103 表 2.1-67(2) 生活環境の保全に関する環境基準(河川) a.一般項目 項目 基 利 用 目 的 の 適 応 性 類型 水道1級 自然環境保全及びA以 下の欄に掲げるもの 水道2級 水産1級・水浴及びB 以下の欄に掲げるもの 水道3級 水産2級及びC以下の 欄に掲げるもの 水産3級 工業用水1級及びD以 下の欄に掲げるもの 工業用水2級 農業用水及びEの欄に 掲げるもの AA A B C D 工業用水3級 環境保全 E 準 値 水 素 イ オ ン 生 物化 学 的 浮 遊物 質 量 濃 度 酸 素要 求 量 (SS) (pH) (BOD) 溶 存酸 素 量 大 腸 菌群 数 (DO) 6.5以上 8.5以下 1mg/L 以下 25mg/L 以下 7.5mg/L 以上 50MPN /100mL 以下 6.5以上 8.5以下 2mg/L 以下 25mg/L 以下 7.5mg/L 以上 1,000MPN /100mL 以下 6.5以上 8.5以下 3mg/L 以下 25mg/L 以下 5mg/L 以上 5,000MPN /100mL 以下 6.5以上 8.5以下 5mg/L 以下 50mg/L 以下 5mg/L 以上 - 6.0以上 8.5以下 8mg/L 以下 100mg/L 以下 2mg/L 以上 - 6.0以上 8.5以下 10mg/L 以下 ごみ等の 浮遊 が認めら れな 2mg/L 以上 いこと。 - 〔備考〕1.基準値は、日間平均値とする(湖沼、海域もこれに準ずる。) 。 2.農業用利水点については、水素イオン濃度6.0以上7.5以下、溶存酸素量5mg/L 以上とする 。 (湖沼もこれに準ずる。) 注:1.自 然 環 境 保 全: 2.水 道 1級: 水 道 2級: 水 道 3級: 3.水 産 1級: 水 産 2級: 水 産 3級: 4.工業用水 1級: 工業用水 2級: 工業用水 3級: 5.環 境 保 全: 自然探勝等の環境保全 ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの 沈殿ろ過等による通常の浄水操作を行うもの 前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの ヤマメ、イワナ等貧腐水性水域の水産生物用並びに水産2級及び水産3級の水産生 物用 サケ科魚類及びアユ等貧腐水性水域の水産生物用及び水産3級の水産生物用 コイ、フナ等、β-中腐水性水域の水産生物用 沈殿等による通常の浄水操作を行うもの 薬品注入等による高度の浄水操作を行うもの 特殊の浄水操作を行うもの 国民の日常生活(沿岸の遊歩等を含む。 )において不快感を生じない限度 b.水生生物 項目 基 準 値 水生生物の生息状況の適応性 全 類型 生物A 生物特A 生物B 生物特B イワナ、サケマス等比較的低温域を好む水生生物及びこれら の餌生物が生息する水域 生物Aの水域のうち、生物Aの欄に掲げる水生生物の産卵場 (繁殖場)又は幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域 コイ、フナ等比較的高温域を好む水生生物及びこれらの餌生 物が生息する水域 生物Bの水域のうち、生物Bの欄に掲げる水生生物の産卵場 (繁殖場)又は幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域 亜 鉛 ノニルフェノール 0.03mg/L 以下 0.001mg/l 以下 0.03mg/L 以下 0.0006mg/l 以下 0.03mg/L 以下 0.002mg/l 以下 0.03mg/L 以下 0.002mg/l 以下 〔備考〕 基準値は、年間平均値とする(湖沼、海域もこれに準ずる。 ) 。 〔「水質汚濁に係る環境基準について」 (昭和46年環境庁告示第59号)より作成〕 104 表 2.1-67(3) 生活環境の保全に関する環境基準(湖沼) a.一般項目 基準値 項目 水素イオン 濃度 (pH) 化学的酸素 要求量 (COD) 浮遊物質量 (SS) 溶存酸素量 (DO) 大腸菌群数 AA 水道1級 水産1級 自然環境保全及びA以 下の欄に掲げるもの 6.5 以上 8.5 以下 1mg/l 以下 1mg/l 以下 7.5mg/l 以上 50MPN/ 100ml 以下 A 水道2、3級 水産2級 水浴及びB以下の欄に 掲げるもの 6.5 以上 8.5 以下 3mg/l 以下 5mg/l 以下 7.5mg/l 以上 1,000MPN/ 100ml 以下 B 水産3級 工業用水1級 農業用水及びCの欄に 掲げるもの 6.5 以上 8.5 以下 5mg/l 以下 15mg/l 以下 5mg/l 以上 - C 工業用水2級 環境保全 6.0 以上 8.5 以下 8mg/l 以下 ごみ等の浮遊 が認められな いこと。 2mg/l 以上 - 利用目的の適応性 類型 〔備考〕水産1級、水産2級及び水産3級については、当分の間、浮遊物質量の項目の基準値は適用しない。 注:1.自然環境保全: 自然探勝等の環境保全 2.水道1級: ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの 水道2、3級: 沈殿ろ過等による通常の浄水操作、又は、前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの 3.水産1級: ヒメマス等貧栄養湖型の水域の水産生物用並びに水産2級及び水産3級の水産生物用 水産2級: サケ科魚類及びアユ等貧栄養湖型の水域の水産生物用及び水産3級の水産生物用 水産3級: コイ、フナ等富栄養湖型の水域の水産生物用 4.工業用水1級: 沈殿等による通常の浄水操作を行うもの 工業用水2級: 薬品注入等による高度の浄水操作、又は、特殊な浄水操作を行うもの 5.環境保全: 国民の日常生活(沿岸の遊歩等を含む。)において不快感を生じない限度 b.栄養塩類 項目 基準値 利用目的の適応性 類型 全窒素 全燐 I 自然環境保全及び II 以下の欄に掲げるもの 0.1mg/l 以下 0.005mg/l 以下 II 水道1、2、3級(特殊なものを除く。 ) 水産1種 水浴及び III 以下の欄に掲げるもの 0.2mg/l 以下 0.01mg/l 以下 III 水道3級(特殊なもの)及び IV 以下の欄に掲げるも の 0.4mg/l 以下 0.03mg/l 以下 IV 水産2種及び V の欄に掲げるもの 0.6mg/l 以下 0.05mg/l 以下 V 水産3種 工業用水 農業用水 環境保全 1mg/l 以下 0.1mg/l 以下 〔備考〕1.基準値は年間平均値とする。 2.水域類型の指定は、湖沼植物プランクトンの著しい増殖を生ずるおそれがある湖沼について行う ものとし、全窒素の項目の基準値は、全窒素が湖沼植物プランクトンの増殖の要因となる湖沼に ついて適用する。 3.農業用水については、全燐の項目の基準値は適用しない。 注:1.自然環境保全:自然探勝等の環境保全 2.水道1級:ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの 105 水道2級:沈殿ろ過等による通常の浄水操作を行うもの 水道3級:前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの( 「特殊なもの」とは、臭気物質の除去が可能な特 殊な浄水操作を行うものをいう。 ) 3.水産1種:サケ科魚類及びアユ等の水産生物用並びに水産2種及び水産3種の水産生物用 水産2種:ワカサギ等の水産生物用及び水産3種の水産生物用 水産3種:コイ、フナ等の水産生物用 4.環境保全:国民の日常生活(沿岸の遊歩等を含む。)において不快感を生じない限度 c.水生生物 項目 基準値 水生生物の生息状況の適応性 全亜鉛 ノニルフェノール イワナ、サケマス等比較的低温域を 好む水生生物 及びこれらの餌生物が生息する水域 0.03mg/l 以下 0.001mg/l 以下 生物Aの水域のうち、生物Aの欄に 掲げる水生生 生物特A 物の産卵場(繁殖場)又は幼稚仔の 生育場として 特に保全が必要な水域 0.03mg/l 以下 0.0006mg/l コイ、フナ等比較的高温域を好む水 生生物及びこ れらの餌生物が生息する水域 0.03mg/l 以下 0.002mg/l 以下 生物A又は生物Bの水域のうち、生 物Bの欄に掲 生物特B げる水生生物の産卵場(繁殖場)又 は幼稚仔の生 育場として特に保全が必要な水域 0.03mg/l 以下 0.002mg/l 以下 類型 生物A 生物B 以下 〔「水質汚濁に係る環境基準について」 (昭和46年環境庁告示第59号)より作成〕 106 表 2.1-67(4) 項 カ ド 全 目 ミ シ 基 ウ ア 鉛 六 価 ロ ル キ P 四 水 C ク ロ 塩 ロ 化 メ タ 炭 基 ン 検出されないこと 1 , 1 , 2 - ト リ ク ロ ロ エ タ ン 銀 0.0005mg/L 以下 ル 目 1 , 1 , 1 - ト リ ク ロ ロ エタ ン ム 0.05mg/L 以下 水 項 ム 0.003mg/L 以下 素 0.01mg/L 以下 総 ジ 値 0.01mg/L 以下 ク 砒 ア 準 地下水の水質汚濁に係る環境基準 銀 検出されないこと ト リ ク ロ ロ エ チ レ ン 準 値 1mg/L 以下 0.006mg/L 下 以 0.03mg/L 以下 テ ト ラ ク ロ ロ エ チ レ ン 0.01mg/L 以下 0.002mg/L 以 1 , 3 - ジ ク ロ ロ プ ロ ペ ン 下 0.006mg/L 以 チ ウ ラ ム 下 0.003mg/L 以 シ マ ジ ン 下 B 検出されないこと チ ン 0.02mg/L 以下 ベ 素 0.002mg/L 以下 セ オ ベ ン カ ン ル ゼ レ ブ 0.02mg/L 以下 ン 0.01mg/L 以下 ン 0.01mg/L 以下 塩 化 ビ ニ ル モ ノ マ ー 0.002mg/L 以下 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10mg/L 以下 1 , 2 - ジ ク ロ ロ エ タ ン 0.004mg/L 以下 ふ 素 0.8mg/L 以下 1 , 1 - ジ ク ロ ロ エ チ レ ン 0.1mg/L 以下 ほ 素 1mg/L 以下 1 , 2 - ジ ク ロ ロ エ チ レ ン 0.04mg/L 以下 1 っ う , 4 - ジ オ キ サ ン 0.05mg/L 以下 〔備考〕 1.基準値は年間平均値とする。ただし、全シアンに係る基準値については、最高値とする。 2. 「検出されないこと」とは、定量限界を下回ることをいう。 3.硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の濃度は、日本工業規格43.2.1、43.2.3又は43.2.5により測定 された硝酸イオンの濃度に換算係数0.2259を乗じたものと規格43.1により測定された亜硝酸 イオンの濃度に換算係数0.3045を乗じたものの和とする。 4.1,2-ジクロロエチレンの濃度は、規格 K0125の5.1、5.2又は5.3.2により測定されたシス体の 濃度と規格 K0125の5.1、5.2又は5.3.1により測定されたトランス体の濃度の和とする。 〔「地下水の水質汚濁に係る環境基準について」 (平成9年環境庁告示第10号)より作成〕 107 (d)土壌汚染 土壌汚染に係る環境基準は、 「環境基本法」に基づき、表 2.1-68 のとおり定められている。 表 2.1-68 項 カ ド 全 目 ミ 環 ウ シ ア 有 機 価 ロ 砒 水 ア ル キ P 検液1Lにつき0.01mg 以下であり、かつ、農用地においては、米1kg につ き1mg 未満であること。 ン 検液中に検出されないこと。 燐 検液中に検出されないこと。 ル 水 C ム 検液1Lにつき0.05mg 以下であること。 素 検液1Lにつき0.01mg 以下であり、かつ、農用地(田に限る。)において は、土壌1kg につき15mg 未満であること。 銀 検液1Lにつき0.0005mg 以下であること。 銀 検液中に検出されないこと。 B 検液中に検出されないこと。 銅 ジ ク 検液1Lにつき0.02mg 以下であること。 素 検液1Lにつき0.002mg 以下であること。 1 , 2 - ジ ク ロ ロ エ タ ン 検液1Lにつき0.004mg 以下であること。 1 , 1 - ジ ク ロ ロ エ チ レ ン 検液1Lにつき0.02mg 以下であること。 シス-1,2-ジクロロエチレン 検液1Lにつき0.04mg 以下であること。 1 , 1 , 1 - ト リ ク ロ ロ エ タ ン 検液1Lにつき1mg 以下であること。 1 , 1 , 2 - ト リ ク ロ ロ エ タ ン 検液1Lにつき0.006mg 以下であること。 ト ン 検液1Lにつき0.03mg 以下であること。 テ ト ラ ク ロ ロ エ チ レ ン 検液1Lにつき0.01mg 以下であること。 1 , 3 - ジ ク ロ ロ プ ロ ペ ン 検液1Lにつき0.002mg 以下であること。 チ ウ ラ ム 検液1Lにつき0.006mg 以下であること。 シ マ ジ ン 検液1Lにつき0.003mg 以下であること。 チ ベ 塩 リ オ ク ロ 農用地(田に限る。 )において、土壌1kg につき125mg 未満であること。 ン 四 ロ の 条 件 検液1Lにつき0.01mg 以下であること。 ク 総 境 上 ム 鉛 六 土壌の汚染に係る環境基準 メ 化 ロ ベ ロ ン ン タ 炭 エ カ ゼ チ レ ル ブ 検液1Lにつき0.02mg 以下であること。 ン 検液1Lにつき0.01mg 以下であること。 セ レ ン 検液1Lにつき0.01mg 以下であること。 ふ っ 素 検液1Lにつき0.8mg 以下であること。 ほ う 素 検液1Lにつき1mg 以下であること。 〔備考〕1.カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素に係る環境上の条件のうち検 液中濃度に係る値にあっては、汚染土壌が地下水面から離れており、かつ、原状において当該地下水中 の これらの 物質の濃 度がそれ ぞれ地下 水1Lに つき 0.01mg、0.01mg、 0.05mg、 0.01mg、0.0005mg、 0.01mg、0.8mg 及び1mg を超えていない場合には、それぞれ検液1Lにつき0.03mg、0.03mg、0.15mg、 0.03mg、0.0015mg、0.03mg、2.4mg 及び3mg とする。 2. 「検液中に検出されないこと」とは、定量限界を下回ることをいう。 3.有機燐とは、パラチオン、メチルパラチオン、メチルジメトン及びEPNをいう。 注:これらの環境基準は、汚染が専ら自然的原因によることが明らかであると認められる場所及び原材料 の堆積場、廃棄物の埋立地その他の上表の項目の欄に掲げる項目に係る物質の利用又は処分を目的と して現にこれらを集積している施設に係る土壌については、適用しない。 〔「土壌の汚染に係る環境基準について」 (平成3年環境庁告示第46号)より作成〕 108 (e)ダイオキシン類 ダイオキシン類に係る環境基準は、「ダイオキシン類対策特別措置法」(平成 11 年法律第 105 号)に基づき、表 2.1-69 のとおり定められている。 表 2.1-69 ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む。 ) 及び土壌の汚染に係る環境基準 媒 体 大 基 土 底 の 底 値 0.6pg-TEQ/m3 以下 気 水質(水底の底質を除く。) 水 準 1pg-TEQ/L 以下 質 150pg-TEQ/g 以下 壌 1,000pg-TEQ/g 以下 〔備考〕1.基準値は、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの毒性に換算した値とする。 2.大気及び水質(水底の底質を除く。 )の基準値は、年間平均値とする。 3.土壌にあっては、環境基準が達成されている場合であって、土壌中のダイオキシン類の量 が250pg-TEQ/g 以上の場合には、必要な調査を実施することとする。 注:1.大気の汚染に係る環境基準は、工業専用地域、車道その他一般公衆が通常生活していない地域 又は場所については適用しない。 2.水質の汚濁(水底の底質の汚染を除く。)に係る環境基準は、公共用水域及び地下水について 適用する。 3.水底の底質の汚染に係る環境基準は、公共用水域の水底の底質について適用する。 4.土壌の汚染に係る環境基準は、廃棄物の埋立地その他の場所であって、外部から適切に区別さ れる施設に係る土壌については適用しない。 「ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む。)及び土壌の汚染に係 る環境基準について」 (平成 11 年環境庁告示第 68 号) より作成 109 b.規制基準等 (a)大気汚染 大気汚染については、工場・事業場などに対して、「大気汚染防止法」(昭和 43 年法律第 97 号)により、ばい煙発生施設に対して排出基準や総量規制基準などが、一般粉じん発生施設に 対して排出基準などが定められている。 また、 「滋賀県公害防止条例」 (昭和 47 年滋賀県条例第 57 号)では、施設(6 施設)や規制 項目(アンチモン、フェノール)の追加を行うとともに、有害物質については煙突などの排出 口だけでなく敷地境界での基準を設けて規制が行われている。また、有害物質の排出のおそれ のある工場・事業場を指定工場として許可制とし、より厳しい監視指導が行われている。 110 (b)騒 音 高島市では、 「騒音規制法」 (昭和 43 年法律第 98 号)等に基づき、工場騒音、建設作業騒音、 自動車騒音の規制等が行われている。 a)工場騒音の規制基準 特定工場等における騒音に係わる規制基準は、表 2.1-70 のとおりである。 表 2.1-70 時間の区分 特定工場等における騒音に係る規制基準 朝 昼間 夕 夜間 午前 6 時から 午前 8 時まで 午前 8 時から 午後 6 時まで 午後 6 時から 午後 10 時まで 午後 10 時から 翌日の午前 6 時まで 第 1 種区域 45dB 50dB 45dB 40dB 第 2 種区域 50dB 55dB 50dB 45dB 第 3 種区域 60dB 65dB 65dB 55dB 第 4 種区域 65dB 70dB 70dB 60dB 区域の区分 〔備考〕第 2 種区域、第 3 種区域および第 4 種区域の区域内のうち、次に掲げる施設の敷地の周囲おおむ ね 50 メートルの区域内における規制基準は、当該各欄に定める基準値から 5 デシベルを減じた 値とする。 (1) 学校教育法(昭和 22 年法律第 26 号)第 1 条に規定する学校 (2) 児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号)第 7 条に規定する保育所 (3) 医療法(昭和 23 年法律第 205 号)第 1 条の 5 第 1 項に規定する病院および同条第 2 項に 規定する診療所のうち患者を入院させるための施設を有するもの (4) 図書館法(昭和 25 年法律第 118 号)第 2 条第 1 項に規定する図書館 (5) 老人福祉法(昭和 38 年法律第 133 号)第 20 条の 5 に規定する特別養護老人ホーム 「騒音規制法に基づく特定工場等において発生する騒音および特定建設作業に伴って発生する騒音を規 制する地域の指定」 (平成 19 年高島市告示第 23 号) 「騒音規制法に基づく指定された地域における特定工場等において発生する騒音の規制基準」(平成 19 年高島市告示第 24 号) より作成 111 b)建設作業騒音の規制基準 特定建設作業における騒音に係わる規制基準は、表 2.1-71 のとおりである。 表 2.1-71 項目 1 2 3 4 5 6 7 8 特定建設作業騒音における騒音に係る規制基準 作業の種類 くい打機(もんけんを除く。 ) 、くい抜機又はくい打くい抜機(圧入式くい打 くい抜機を除く。 )を使用する作業(くい打機をアースオーガーと併用する作業を 除く。 ) びょう打機を使用する作業 さく岩機を使用する作業(作業地点が連続的に移動する作業は、一日における当該作業に係る二 地点の最大距離が 50 メートルを超えない作業) 空気圧縮機(電動機以外の原動機を使用するもので、その原動機の定格出力 が 15 キロワット以上)を使用する作業(さく岩機の動力として使用する作業を除 く。 ) コンクリートプラント(混練容量が 0.45 立方メートル以上)又はアスファルト プラント(混練重量が 200 キログラム以上)を設けて行う作業(モルタルを製造す ) るためにコンクリートプラントを設けて行う作業を除く。 バックホウ(一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないものとして環境大 臣が指定するものを除き、原動機の定格出力が 80 キロワット以上)を使用する作業 トラクターショベル(一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないものとし て環境大臣が指定するものを除き、原動機の定格出力が 70 キロワット以上)を使用 する作業 ブルドーザー(一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないものとして環境 大臣が指定するものを除き、原動機の定格出力が 40 キロワット以上)を使用する作 業 騒音の大きさ 一号区域 二号区域 一号区域 一日の作業時間 二号区域 同一場所における作業時間 作業禁止日 作業ができない時間 特定建設作業の場所の敷地の境界線において、85 デシベルを超 える大きさのものでないこと。 午後7時~午前7時 午後 10 時~午前6時 10 時間以内 14 時間以内 連続して6日以内 日曜日その他の休日 〔備考〕 一号区域:法第3条第1項の規定により指定された区域のうち、次のいずれかに該当する区域として都道府県知事又 は騒音規制法施行令 (昭和 43 年政令第 324 号)第4条に規定する市の長が指定した区域 イ 平成 19 年高島市告示第 23 号で指定した第 1 種区域 ロ 平成 19 年高島市告示第 23 号で指定した第 2 種区域 ハ 平成 19 年高島市告示第 23 号で指定した第 3 種区域 ニ 平成 19 年高島市告示第 23 号で指定した第 4 種区域のうち、次に掲げる施設の敷地の周囲おおむね 80 メートルの区域内であること。 (1) 学校教育法(昭和 22 年法律第 26 号)第 1 条に規定する学校 (2) 児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号)第 7 条に規定する保育所 (3) 医療法(昭和 23 年法律第 205 号)第 1 条の 5 第 1 項に規定する病院および同条第 2 項に規定する 診療所のうち患者を入院させるための施設を有するもの (4) 図書館法(昭和 25 年法律第 118 号)第 2 条第 1 項に規定する図書館 (5) 老人福祉法(昭和 38 年法律第 133 号)第 20 条の 5 に規定する特別養護老人ホーム 二号区域:法第3条第1項の規定により指定された地域のうち、前号に掲げる区域以外の区域 「特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準」(昭和 43 年厚生省、建設省告示第 1 号) 「特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準に基づく区域の指定」 (平成 19 年高島市告示 第 25 号) 「騒音規制法に基づく特定工場等において発生する騒音および特定建設作業に伴って発生する騒音を規 制する地域の指定で指定した地域」 (平成 19 年高島市告示第 26 号) より作成 112 c)自動車騒音の要請限度 自動車騒音については、 「騒音規制法」により要請限度が表 2.1-72 のとおり定められている。 表 2.1-72 自動車騒音の要請限度 時間の区分 昼 間 夜 間 午前6時から 午後10時まで 午後10時から 翌日の午前6時まで a区域及びb区域のうち一車線を有する道路 に面する区域 65dB 55dB a区域のうち二車線以上の車線を有する道路 に面する区域 70dB 65dB 区域の区分 b区域のうち二車線以上の車線を有する道路 に面する区域及びc区域のうち車線を有する道路 75dB 70dB に面する区域 〔備考〕(1)a 区分 騒音に係る環境基準の地域の類型にあてはめる地域等の指定(平成 13 年滋賀県告示第 196 号)に規定する地域の類型の区分(以下「地域類型区分」という。)のうち、A 類型地域 (2)b 区分 地域類型区分のうち、B 類型地域 (3)c 区分 地域類型区分のうち、C 類型地域 「騒音規制法第 17 条第 1 項の規定に基づく指定地域内における自動車騒音の限度を定める省令」(平 成 12 年総理府令第 15 号) 「騒音規制法に基づく特定工場等において発生する騒音および特定建設作業に伴って発生する騒音を 規制する地域の指定で指定した地域」(平成 19 年高島市告示第 26 号) より作成 113 (c)振 動 高島市では、 「振動規制法」 (昭和 51 年法律第 64 号)等に基づき、工場振動、建設作業振動、 道路交通振動の規制等が行われている。 a)工場振動の規制基準 特定工場等における振動に係る規制基準は表 2.1-73 のとおりである。 表 2.1-73 特定工場等における振動に係わる規制基準 朝 夜間 午前 8 時から午後 7 時まで 午後 7 時から翌日の午前 8 時まで 60 55 (Ⅰ) 65 60 (Ⅱ) 70 65 時間の区分 区域の区分 第 1 種区域 第 2 種区域 〔備考〕 1 第 2 種区域(Ⅰ)および第 2 種区域(Ⅱ)のうち、次に掲げる施設の敷地の周囲おおむね 50 メートル の区域内における規制基準は、当該各欄に定める基準値から 5 デシベルを減じた値とする。 (1) 学校教育法(昭和 22 年法律第 26 号)第 1 条に規定する学校 (2) 児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号)第 7 条に規定する保育所 (3) 医療法(昭和 23 年法律第 205 号)第 1 条の 5 第 1 項に規定する病院および同条第 2 項に規定す る診療所のうち患者を入院させるための施設を有するもの (4) 図書館法(昭和 25 年法律第 118 号)第 2 条第 1 項に規定する図書館 (5) 老人福祉法(昭和 38 年法律第 133 号)第 20 条の 5 に規定する特別養護老人ホーム 2 第 1 種区域に接する第 2 種区域(Ⅱ)における当該境界線より 15 メートルの範囲内の規制基準は、 当該各欄に定める基準値から 5 デシベルを減じた値とする。ただし、前項の適用を受ける区域は除 くものとする。 「振動規制法に基づく振動を規制する地域の指定」(平成 19 年高島市告示第 27 号) 「振動規制法に基づく特定工場等において発生する振動の規制基準」 (平成 19 年高島市告示第 28 号) より作成 114 b)建設作業振動の規制基準 特定建設作業における振動に係わる規制基準は、表 2.1-74 のとおりである。 表 2.1-74 項目 1 2 3 4 特定建設作業振動における振動に係る規制基準 作業の種類 くい打機(もんけん及び圧入式くい打機を除く。)、くい抜機(油圧式くい抜機を除く。)又はくい 打くい抜機(圧入式くい打くい抜機を除く。)を使用する作業 鋼球を使用して建築物その他の工作物を破壊する作業 舗装版破砕機を使用する作業(作業地点が連続的に移動する作業にあつては、一日における当該 作業に係る二地点間の最大距離が 50 メートルを超えない作業に限る。) ブレーカー(手持式のものを除く。)を使用する作業(作業地点が連続的に移動する作業にあつて は、一日における当該作業に係る二地点間の最大距離が 50 メートルを超えない作業に限る。) 騒音の大きさ 特定建設作業の場所の敷地の境界線において、75 デシベルを超 える大きさのものでないこと。 午後7時~午前7時 午後 10 時~午前6時 10 時間以内 14 時間以内 連続して6日以内 日曜日その他の休日 一号区域 二号区域 一号区域 一日当たりの作業時間 二号区域 同一場所における作業時間 作業禁止日 〔備考〕 1 (平成 19 年高島市告示第 27 号)により第 1 種区域および第 2 種区域(Ⅰ)として指定した区域 2 前項に掲げる区域を除いた区域における次に掲げる施設の敷地の周囲おおむね 80 メートルの区域 (1) 学校教育法(昭和 22 年法律第 26 号)第 1 条に規定する学校 (2) 児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号)第 7 条に規定する保育所 (3) 医療法(昭和 23 年法律第 205 号)第 1 条の 5 第 1 項に規定する病院および同条第 2 項に規定す る診療所のうち患者を入院させるための施設を有するもの (4) 図書館法(昭和 25 年法律第 118 号)第 2 条第 1 項に規定する図書館 (5) 老人福祉法(昭和 38 年法律第 133 号)第 20 条の 5 に規定する特別養護老人ホーム 「振動規制法施行規則」(昭和 51 年総理府令第 58 号) 「振動規制法に基づく市長 が指定する特定建設作業に伴って発生する振動の規制に 係る区域の指定」 (平成 19 年高島市告示第 29 号) より作成 作業ができない時間帯 115 c. 道路交通振動の要請限度 自動車振動については、 「振動規制法」により要請限度が表 2.1-75 のとおり定められている。 表 2.1-75 時間の区分 自動車騒音の要請限度 昼 間 夜 間 区域の区分 午前8時から 午後7時まで 午後7時から 翌日の午前8時まで 第1種区域 65dB 60dB 第2種区域 70dB 65dB 〔備考〕 第 1 種区域 特定工場等において発生する振動の規制基準(平成 19 年高島市告示第 28 号)に規定する 第 1 種区域 第 2 種区域 振動を防止することにより住民の生活環境を保全する必要があると認める地域(平成 19 年高島市告示第 27 号)に規定する第 2 種区域(Ⅰ)および第 2 種区域(Ⅱ) 「振動規制法施行規則」(昭和 51 年総理府令第 58 号) 「振動規制法に基づく市長が定める道路交通振動の限度に係る区域および時間の指定」 (平成 19 年高島 市告示第 30 号) より作成 (d)悪 臭 悪臭については、「悪臭防止法」 (昭和 46 年法律第 91 号)に基づき、生活環境を保全するた め悪臭を防止すべき地域が指定され、工場・事業場などに規制基準が定められており、悪臭物 質(22 物質)の濃度による規制と、人の嗅覚を用いて総体的に測定する方法を用いた臭気指 数による規制のいずれかが地域の実態に応じて導入されている。 (e)水 質 水質については、「水質汚濁防止法」(昭和 45 年法律第 138 号)、「湖沼水質保全特別措置法」 (昭和 59 年法律第 61 号)、 「水質汚濁防止法第3条第3項の規定に基づく排水基準を定める条 例」 (昭和 47 年 12 月 21 日滋賀県条例第 58 号)、「滋賀県公害防止条例」(昭和 47 年 12 月 21 日滋賀県条例第 57 号)及び「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」(昭和 54 年 10 月 17 日滋賀県条例第 37 号)により、工場や事業場の排水規制が実施されている。 (f)地盤沈下 地盤沈下については、 「工業用水法」(昭和 31 年法律第 146 号)及び「建築物用地下水の採 取の規制に関する法律」 (昭和 37 年法律第 100 号)に基づき、地下水の採取について規制が行 われているが、高島市は規制対象地域に指定されていない。 116 (g)土壌汚染 土壌汚染については、 「土壌汚染対策法」(平成 14 年法律第 53 号)に基づき、特定有害物質 の濃度基準が定められており、土壌溶出量基準及び土壌含有量基準は、表 2.1-76 のとおりで ある。 表 2.1-76 項 土壌溶出量基準と土壌含有量基準 目 土壌溶出量基準 土壌含有量基準 カドミウム及びその化合物 検液1Lにつき0.01mg 土壌1kg につき150mg 六 物 検液1Lにつき0.05mg 土壌1kg につき250mg ン 検液1Lにつき0.003mg 物 検出されないこと ブ 検液1Lにつき 0.02mg 土壌1kg につき 遊離シアン50mg - 素 検液1Lにつき 0.002mg - 1 , 2 - ジ ク ロ ロ エ タ ン 検液1Lにつき 0.004mg - 1 , 1 - ジ ク ロ ロ エ チ レ ン 検液1Lにつき 0.02mg - シ ス -1,2-ジク ロ ロエ チレン 検液1Lにつき 0.04mg - 1 , 3 - ジ ク ロ ロ プ ロ ペ ン 検液1Lにつき 0.002mg - 検液1Lにつき 0.02mg - 価 ク シ シ チ ム マ ア ク 化 ベ 塩 化 合 ジ ン オ 四 ジ ロ ン 合 カ 化 ロ ル 炭 ロ メ タ ン 水 銀 及 び そ の 化 合 物 検 液 1 L に つ き 0.0005mg 以 下 で あ り 、 かつ検液中にアルキル水 銀が検出されないこと 土壌1kg につき15mg セ レ ン 及 び そ の 化 合 物 検液1Lにつき 0.01mg 土壌1kg につき150mg テ ト ラ ク ロ ロ エ チ レ ン 検液1Lにつき 0.01mg - チ 検液1Lにつき 0.006mg - 1,1,1-トリクロロエタン 検液1Lにつき1mg - 1,1,2-トリクロロエタン 検液1Lにつき 0.006mg - ト リ ク ロ ロ エ チ レ ン 検液1Lにつき 0.03mg - 鉛 物 検液1Lにつき 0.01mg 土壌1kg につき150mgg 砒 素 及 び そ の 化 合 物 検液1Lにつき 0.01mg 土壌1kg につき150mg ふ っ 素 及 び そ の 化 合 物 検液1Lにつき 0.8mg 土壌1kg につき4,000mg ベ 検液1Lにつき 0.01mg - ウ 及 び ラ そ の ン 化 ム 合 ゼ ン ほ う 素 及 び そ の 化 合 物 検液1Lにつき1mg ポ リ 塩 化 ビ フ ェ ニ ル 検液中に検出されないこと - 有 検液中に検出されないこと - 機 り ん 化 合 物 土壌1kg につき4,000mg 〔「土壌汚染対策法施行規則」 (平成 14 年環境庁告示第 29 号)より作成〕 117 (h)その他、環境保全計画等 a)第3次滋賀県環境基本計画 滋賀県は、滋賀県環境基本条例第12条に基づき、平成 9 年(1997 年)9 月に「滋賀県環境 総合計画」を策定し、環境保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進してきた。その後、法 令や社会情勢の変化を踏まえながら 5 年ごとの見直しを行い、平成 21 年(2009 年)12 月に 「第三次滋賀県総合計画」が策定された。この「第三次滋賀県環境総合計画」では、平成 19 年(2007 年)12 月に策定された県の最上位計画である「滋賀県基本構想」や、平成 20 年(2008 年)3 月に策定された「持続可能な滋賀社会ビジョン」を踏まえつつ、「低炭素社会の実現」と 「琵琶湖環境の再生」の 2 つの長期目標が掲げられている。この概要は、表 2.1-77 のとおり である。 表 2.1-77 項 目 第3次滋賀県環境基本計画の概要 概 要 平成 21 年度(2009 年度)~平成 25 年度(2013 年度)までとし、 「滋賀県基本構想」 計画 の期間 「持続可能な滋賀社会ビジョン」に描く将来像(2030 年)の実現に向けて、5 年間に講 じるべき施策の基本方向を示す。 ア.低炭素社会の実現 2030 年における滋賀県の温室効果ガス排出量50%削減(1990 年比) 長 期 的 な 目 標 イ.琵琶湖環境の再生 琵琶湖流域および周辺で健全な生態系と安全・安心な水環境の確保 遊・食・住などの人の暮らしと琵琶湖の関わりの再生 1.持続可能な滋賀社会の構築に向けた人育ち・人育て〉 ①環境教育・環境学習の推進 2.持続可能な滋賀社会の構築に向けた基盤づくり) ①地域との協働・住民参加 ②環境と調和した産業・まちづくりへの転換 ③調査・研究の推進と成果の活用 3.各分野別の施策の推進 (1)地球温暖化対策 ①地球温暖化対策の推進 ②新エネルギー導入の推進 (2)自然環境 ①自然環境の総合的保全 ②健全な生態系の保全・回復 背策 の方向 ③みどりづくりの推進 (3)景観・歴史的環境 ①湖国の景観の保全・創造 ②歴史的環境の保全 (4)水・土壌環境 ①水・土壌環境保全対策の推進 ②水源かん養対策の推進 (5)大気・化学物質等の快適環境 ①大気環境保全対策の推進 ②化学物質対策の推進 ③その他快適な生活環境保全の推進 (6)廃棄物・資源循環 ①3Rの推進 ②廃棄物の適正処理の確保 〔「第三次滋賀県環境基本計画」(滋賀県、平成 22 年)より作成〕 118 b)滋賀県低炭素社会づくり推進計画 滋賀県では、低炭素社会づくりに関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、「滋賀県 低炭素社会づくり推進計画」を平成 24 年 3 月に策定している。 なお、 「滋賀県低炭素社会づくり推進計画」は、「地球温暖化対策の推進に関する法律」(第 20 条の 3)、および「滋賀県低炭素社会づくりの推進に関する条例」(第 8 条)に基づく計画で ある。この概要は、表 2.1-78 のとおりである。 表 2.1-78 項 目 計画期間 基本的な方針と目標 県域における取組 県の事務 事業におけ る取組 計画の進行管理 滋賀県低炭素社会づくり推進計画の概要 概 要 2011 年度~ 2030 年度 (社会動向の変化に対応するため、計画は5年おきに見直すこととし、世界・国の 関連動向の大きな変化による計画内容の変更の必要時には見直す。 ) <滋賀県基本構想低炭素社会づくりに向けた4つの基本方針> 「社会経済構造を転換する必要性の認識」 「全ての者の主体的かつ積極的な参画」 「関係者の連携・協働による多分野での取組」 「温室効果ガス排出抑制等と経済の持続的な成長との両立」 <目標> 2030 年の温室効果ガス排出量が 1990 年比で 50%削減されている低炭素社会の実現 <3.11 震災影響への対応の考え方> ・ 「省エネ行動の広がりと定着」「再生可能エネルギーの導入」「環境に優しい省エネ 製品等の利用の広がり」への重点的な取組が有効。 ・ 国のエネルギー政策などの方針が未定であることから、震災影響の定量的な予測 は困難であり、短期的な温室効果ガスの削減の目標を設定するよりも、当面は、 国の動向の反映や、重点取組を含めた低炭素社会づくりを着実に進め、上記の目 標に向かっていくことが適当。 ・目標の実現に向けた、県の取組および県民・事業者の取組例を記載。 ・国や市町、関西広域連合についても、行程表も参考とした取組がそれぞれの機関 において展開されるよう、各機関との情報交換や取組の連携等を図る。 ・県の機関について、2015 年度に 2009 年度比で温室効果ガスを9%削減すること を目標とする。 ・従来から運用してきた「環境にやさしい県庁率先行動計画(グリーン・オフィス 滋賀)」等の取組や進行管理をとおして、今後とも県機関の省エネ・省資源化の取 組を進める。 ・ 「滋賀県低炭素社会づくり推進本部」において、庁内各課との連携および調整を図 りながら本計画を推進。 ・市町、関西広域連合、県地球温暖化防止活動推進センター等と連携を図りながら 本計画を推進。 ・毎年度、温室効果ガスの排出量、県の取組の実施状況をとりまとめて、環境審議 会に報告、公表。 〔「滋賀県低炭素社会づくり推進計画」 (滋賀県、平成 24 年)より作成〕 119 c)高島市環境基本計画 高島市環境基本計画は、人と自然が共生する良好で豊かな自然環境を将来の子どもたちに引 き継ぐこと、地域の歴史、風土、文化などを生かし育むこと、人類共有の課題である地球環境 の保全に向けて、環境への負荷を軽減する循環型社会を築き上げることを目的としている。 また、市の施策をはじめすべての事業活動は、環境を優先して行うとともに、市民の意見を 最大限に生かし参画と対話を通して行うものとしている。 なお、本計画は、平成 19 年 3 月に策定した計画の見直しである。この概要は、表 2.1-79 の とおりである。 表 2.1-79 項 目 計 画 の期 間 計画の対象範 囲 各主体の役割 と責務 高島市環境基本計画の概要 概 要 平成 24 年を初年度とした 5 年間とし、それぞれ目標を立て、計画を推進していく。 1.生活環境 公害問題をはじめとする都市化や日常生活、事業活動によって生じる地域環境への負荷 や災害発生における取り組みに関わる事項。 <具体的事項> ごみの適正処理、まちの美化・ポイ捨て、野焼き対策、騒音・振動対策、生活排水の浄 化、自然災害・原子力災害時の対応 2.自然環境 地域の動植物や生態系等、豊かな自然の保全(保護、維持、再生等、以下同じ) 、創出に 関わる事項。農林漁業、自然景観、歴史的・文化的景観の保全に関わる事項。 <具体的事項> 動植物の保護、森林・棚田・水環境の整備、地産地消の推進、環境保全型農林漁業の活 性化 3.循環型社会 資源、エネルギーの有効利用、廃棄物の減量等環境への負荷の少ない持続可能な社会の 構築に関わる事項。 <具体的事項> ごみ排出の低減、有機性資源の活用、生ごみ堆肥化、廃食油回収、水の循環利用 4.地球環境保全 グローバルな視点に立った地球環境への負荷に関わる事項。 <具体的事項> 地球温暖化防止の推進、自然エネルギーの活用、新エネルギー施策の導入、省エネルギ ー活動の推進 5.市民参画・市民協働 市民参画・市民協働による、環境保全活動の活性化、環境教育の推進に関わる事項。 <具体的事項> 環境活動を通した住民間の交流の推進、区・自治会単位での環境活動の活性化、子ど も・大人の環境教育の推進 1.市の責務 ・市は、環境の保全と創造に関する基本的かつ総合的な施策を定めた本計画に基づき、各 種の環境施策を積極的に実施しなければならない。 ・市は、市民や事業者に対して環境に関する情報の提供や環境への負荷の少ない活動の支 援を行うとともに、自らが行う日常業務において、環境に配慮した行動を率先して実行 しなければならない。 2.市民の責務 ・市民は、環境の保全と創造について関心と理解を深めるように努めるとともに、快適な 生活環境を維持するために、その日常生活に伴う環境への負荷の低減に努めなければな らない。 ・市民は、自主的かつ積極的に環境保全と創造に努めるとともに、市が実施する環境施策 に協力、連携しなければならない。 ・市民団体は、その活動に伴う環境への負荷の低減に積極的に努めるとともに、市が実施 する環境の保全と創造に関する施策に積極的に参画、協力しなければならない。 3.事業者の責務 ・事業者は、事業活動に伴う公害を防止するために必要な措置を講ずるとともに、製品の 使用から廃棄に至る各過程において、環境負荷の低減に努めなければならない。 ・事業者は、資源およびエネルギーの有効利用、廃棄物の削減等、その事業活動を通し て、自主的かつ積極的に環境の保全と創造に努めるとともに、市が実施する環境の保全 と創造に関する施策について、協力、連携しなければならない。 〔「高島市環境基本計画」 (高島市、平成 24 年)より作成〕 120 d)びわ湖源流の郷 たかしま戦略 高島市では、市内の生物多様性の保全と持続可能な利用を図ることによって、産業振興と地 域の活性化を推進し、高島市ならではの生物多様性を次世代に継承していくことを目的として 平成 24 年 3 月に策定している。 本戦略は、「生物多様性基本法」第 13 条に規定される生物多様性地域戦略として位置づけら れており、また、国が策定した生物多様性国家戦略 2010 をはじめ、滋賀県及び高島市の諸計 画などと整合を図るものとしている。この概要は、表 2.1-80 のとおりである。 表 2.1-80 項 目 びわ湖源流の郷 たかしま戦略(基本構想編)の概要 概 要 高島市全域を対象としている。 奥山 から湖まで 様々な環境 が広がる 高島市の特 徴をより分 かりやすく 伝えるため に、本戦略では山地(上流部)、さんろく 山麓・山地(中流部)、湖岸(下流部)を 3 つのエリアに分け、それぞれを「里山(さとやま)・里住(さとすみ)・里湖(さと うみ) 」と下記のとおり定義している。 対象とする区域 将来目標 目指すべ き・重視す る方向性 ・「里山(さとやま) 」 一般的に言われている「里山」の意味にとどまらず、林業やレクリエーションなど で人々が利用する奥山までを含む上流部全体を指し、源流の郷の源となるエリア。 ・「里住(さとすみ) 」 水田を中心とする農地、河川、水路、市街地などが一体となって多様な環境を形成 する空間であり、人々の生活の中心となるエリア。湖西線や国道 161 号が通ってお り、高島市の玄関口としての役割も果たしている。 ・「里湖(さとうみ) 」 琵琶湖や湖岸を中心とした水辺空間を指すエリアです。ヨシ原、内湖など高島市な らではの豊かな自然環境が広がり、多様な生物相がひろがっているエリア。 <将来目標> 「びわ湖源流の郷たかしま」を全国へ 高島から全国に発信する生物多様性の魅力 ~水を養い 水と暮らし 水でつながる高島~ <高島市の地勢を活かした「里山」 「里住」 「里湖」におけるめざすべき方向性> ・「里山」 ブナ原生林、ミズナラ、コナラ等の里山林、渓流の保全など、森林機能が十分に発 揮できるような適切な里山保全を行いながら、集落での生活、トレッキングやスキ ーなどのレクリエーションなど、上流部の自然環境や生活文化を活かした取り組み を進める。また、獣害の防止や里山再生につなげるために、林業の活性化や新たな 山林設計の在り方について考えていく。 ・「里住」 これからも身近な暮らしの中で自然の恵みを感じられるよう、水田を中心とする農 地や、雑木林、河川、ため池、湿地、扇状地や山裾などに見られる湧水環境など、 多様な生物が生育・生息する水環境・緑環境の保全に努める。また、そのような多 様の環境が市民の生活と一体となっている空間を活かし、市民が自然環境と調和し た暮らしを実現していくことのできる取り組みを進める。そして市民が貴重な動植 物の生態を正しく理解し、生物多様性を身近に感じられるような環境教育の普及を 進める。 ・「里湖」 湖岸の松並木やヤナギ林、ヨシ群生地、水生植物などの水辺空間の保全に努める。 また、有害な外来生物の除去・利用を行う。さらには、里湖に生息する貴重な動植 物を市民が正しく保全していくための環境整備を行い、源流の郷として誇りをもち 率先して水辺の生態系を守り続けられるような取り組みを推進する。 <高島市が元気になるために重視する方向性> 人々が安心して高島市で生活できる「暮らし」や「なりわい 生業」 、市民だけでな く都市住民を中心とした多くの人たちが訪れ・楽しむ「連携・交流」の3つの視点 を重視した取り組みを進める。 121 2. 自然環境法令等 高島市における自然環境法令等による地域の指定の状況は、表 2.1-81 のとおりであり、高島 市における指定地域等の位置は、図 2.1-25~2.1-37 のとおりである。 高島市に指定等が該当し、指定地域等の位置図のない項目の指定状況等の概要は下記のとおり である。 特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(ラムサール条約)の条約湿地とし ては、琵琶湖が登録されている。 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の防除実施計画においては、滋賀 県全域が対象とされている。 122 表 2.1-81 自然環境法令等による地域指定の状況 地域その他の対象 自然公園 自然環境 保全地域 国立公園 国定公園 県立自然公園 原生自然環境保全地域 自然環境保全地域 緑地環境保全地域 自然記念物 自然再生事業計画 自然遺産 自然保護 緑地 動植物保護 指定等の 有無 高島市 × ○ ○ × × ○ ○ × × 特別緑地保全地区 緑地協定 近郊緑地保全区域 生産緑地地区 生息地等保護区 鳥獣保護区特別保護地区 鳥獣保護区 特定猟具(銃)使用禁止 区域 登録簿に掲げられる湿地 の区域 保護水面 防除実施計画 生息・生育地保護区 保存樹 ヨシ群落保全区域 日本の重要湿地 500 × ○ × × × ○ ○ 自然公園法 滋賀県立自然公園条例 自然環境保全法 滋賀県自然環境保全条例 自然再生推進法 世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺 産条約) 都市緑地法 近畿圏の保全区域の整備に関する法律 生産緑地法 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律 ○ ○ ○ ○ × × ○ ○ 文化財保護 景観保護 国土防災 文化遺産 × 国指定 県指定 市指定 国指定 天然記念物 県指定 市指定 周知の埋蔵文化財包蔵地 歴史的風土保存区域 風致地区 重要文化的景観 景観計画区域 近隣景観形成協定地区 景観重要建造物 景観重要樹木 保安林 砂防指定地 急傾斜地崩壊危険区域 地すべり防止区域 ○ ○ ○ × × × ○ × × ○ ○ ○ × × ○ ○ ○ × 史跡・名勝 関係法令等 特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約 (ラムサール条約) 水産資源保護法 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律 ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例 都市の美観風致を維持するための樹木の保存に関する法律 滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例 環境省が今後の保全地域の指定や普及啓発等を踏まえ選定 世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺 産条約) 文化財保護法 滋賀県文化財保護条例 高島市文化財保護条例 文化財保護法 滋賀県文化財保護条例 高島市文化財保護条例 文化財保護法 古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法 都市計画法 文化財保護法 景観法(高島市景観計画) ふるさと滋賀の風景を守り育てる条例 景観法(高島市景観計画) 景観法(高島市景観計画) 森林法 砂防法 急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律 地すべり等防止法 注:「○」は指定有りを、 「×」は指定無しを示す。 「滋賀県の自然公園(西部) 」 (平成 12 年 3 月印刷 滋賀県) 「保護水面・禁止区域(区域を指定した採捕禁止期間) 」 (滋賀県ホームページ) 「狩猟者必携」 (平成 23 年度 滋賀県) 「平成 13 年度遺跡地図」 (平成 14 年 3 月発行、平成 15 年 12 月改訂 滋賀県教育委員会発行) 「高島市景観計画」 (平成 19 年 10 月策定 平成 24 年 3 月変更 高島市) 「滋賀県防災情報マップ」(平成 24 年 3 月 26 日更新 滋賀県ホームページ)等 より作成 123 〔「滋賀県の自然公園(西部)」 (平成 12 年 3 月印刷 滋賀県)より作成〕 この地図は、建設省国土地理院長の承認を得て、同院発行の 5 万分の 1 地形図を複製したものである。 図 2.1-25 自然公園の指定状況 124 (承認番号)平 12 近複 第 55 号 〔「滋賀の環境2011(平成23年版環境白書)資料編」 (滋賀県、平成23年)より作成〕 図 2.1-26 緑地環境保全地域、自然記念物 125 〔高島市への聞き取りにより作成〕 図 2.1-27 緑地協定区域 126 〔「狩猟者必携」 (平成 23 年度 滋賀県)より作成〕 図 2.1-28 鳥獣保護区の指定状況等 127 図で記されている区域以外として 〔「保護水面・禁止区域(区域を指定した採捕禁止期間)」 (滋賀県ホームページ)より作成〕 図 2.1-29 保護水面指定・採捕禁止区域の状況 128 高島市域 〔「滋賀の環境 2010(平成 22 年版環境白書)」 (滋賀県、平成 22 年)より作成〕 図 2.1-30 ヨシ群落保全区域の指定状況 129 〔「日本の重要湿地 500」 (環境省ホームページ)より作成〕 図 2.1-31 日本の重要湿地 500 に選定された湿地 130 高島市内には、縄文時代から 江戸時代にかけての、埋蔵文 化財が、およそ 400 箇所確認 されている。 「平成 13 年度遺跡地図」 (平成 14 年 3 月発行、平成 15 年 12 月改訂 滋賀県教育委員会発行) 「埋蔵文化財の取り扱いについて」 (高島市ホームページ) より作成 図 2.1-32 文化財の分布状況 131 〔「重要文化的景観 高島市海津・西浜・知内の水辺景観」 (平成 23 年 3 月発行 図 2.1-33 重要文化的景観 132 高島市教育委員会)より作成〕 高島市では、自然環境を守り育て、人と自然が共生できる魅力あるまちづくりを推進するため、景観計画 区域を本市の全域とし、良好な景観の保全を図っている。 〔「高島市景観計画」 (平成 19 年 10 月策定 平成 24 年 3 月変更 図 2.1-34 高島市)より作成〕 景観計画区域 133 積極的に伝統的な景観を保全していこうという地域については、景観形成推進区域とし、文化 的景観地区と水辺景観地区で構成されている。 文化的景観地区は、マキノ地域の海津大崎地区、海津・西浜地区、高木浜・知内地区と新旭地 域の琵琶湖岸のヨシ群落および針江大川流域の5つのゾーンとなっている。 水辺景観地区は、琵琶湖地区、琵琶湖特別地区、安曇川中流河川地区の3つのゾーンとなって いる。 〔「高島市景観計画」 (平成 19 年 10 月策定 平成 24 年 3 月変更 図 2.1-35 高島市)より作成〕 景観形成推進区域 134 〔「近隣景観形成協定について」 (滋賀県ホームページ)より作成〕 図 2.1-36 近隣景観形成協定地区 135 「国土数値情報」 (国土交通省ホームページ) 「滋賀県防災情報マップ(滋賀県ホームページ) 」より作成 図 2.1-37 国土防災関係の指定状況 136