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経済学研究科

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経済学研究科
平成
29 年 度
大 学 院
入学試験要項
経済学研究科
《一 般 入 学 試 験》
《社 会 人 入 学 試 験》
《 外国人留学生入学試験 》
福 岡 大 学
経済学研究科
人材養成及び教育研究上の目的
至唐津
姪の浜
福岡
タワー
至唐津
石丸・福重RP
福岡外環状道路
野芥RP
野芥交差点
福岡大学病院
至二日市
車道
自動
州
九
太宰府IC
板付RP
地下鉄
地下鉄のご案内
ス
イパ
南バ
大橋
野多目RP
福岡都
市高速
5号線
り
筑紫通
大池通り
JR線
至熊本
バスのご案内
福岡空港から [空港線]
博多駅まで ……………………………… 5分
天神まで ………………………………… 11分
天神南から [七隈線]
福大前まで ……………………………… 16分
福岡IC
福岡空港
竹下
福岡大学
J R 篠栗
線
博多駅東RP
百年橋通り
堤RP
博多バイパス
空港通りRP
博多駅
地下鉄七隈腺
香椎
箱崎
吉塚
西鉄宮地岳線
至北九州
3
貝塚RP
高速
都市
福岡
天神南駅
至佐賀
都市高速
本研究科は、地域社会やグローバル社会のなかで自己の能力を活用して貢献していけ
る優れた研究者、経済人、産業人、そして地域や国際社会のリーダーを育てることを教
育目標とする。この目標を達成するため、旺盛な知的好奇心と目的意識を持ち、積極的
に研究に取り組む学生を、社会人や留学生を含めて、幅広く募集している。日本語、ま
たは英語による論理的文章力、コミュニケーション能力を持った学生、勉学に積極的で、
主体的に学んでいける学生、経済学の専門的研究はもちろん、経済学を中心とした学際
的な研究に強い学術的な好奇心を持った学生のための教育・研究プログラムを提供して
いる。
博多湾
福岡都市
高速
百道RP 市
営地下
鉄
西新
天神北RP 天神
202
私鉄線
アドミッション・ポリシー
ヤフオクドーム
線
児島本
JR鹿
田線
大牟
天神
西鉄
経済学研究科経済学専攻は、経済学の基礎的・先進的な研究を進展させる場とこれ
らの高度な専門知識を社会のなかで実践する場を統合的に提供することで、経済学と
関連する諸科学についての高度な専門的知識を備え、それらの基礎的・先進的研究の
深化を図ると同時に、高度な専門知識を社会のなかで効果的に適用できる有為の人材
を育成することを教育研究の理念とする。この理念のもと、博士課程前期では、学術
研究の発展を担う高度な研究能力を持った研究者となるための基礎力の育成、高い見
識と専門知識を備えた専門職業人の養成、また、社会人のリカレント教育を促進する
ことによって、高度な専門知識を社会のなかで効果的に適用する理論と実践との融合
を検証する場を確保するとともに、外国人留学生の積極的な受入れによる国際的リー
ダーの養成、国際的貢献を目的とする。博士課程後期では、前期課程の教育をさらに
発展させ、高度な研究能力を備え自立して研究活動を遂行し、基礎的・先進的研究の
発展に寄与し得る研究者の養成、高度な専門知識を備えた専門職業人の養成、高度な
専門知識を社会のなかで効果的に適用できる優れた経済人、産業人、国際的リーダー
の育成を目的とする。
■福岡大学までの交通機関
車・タクシーのご案内
博多駅から ……………………… 35分∼45分
博多駅から ……………………………… 45分
※行先番号 エ 番をご利用ください。
12
114
16
天神から ………………………………… 30分
天神から ………………………… 25分∼30分
※行先番号 エ 番をご利用ください。
12
140
114
福岡空港から ……………………… 30∼45分
西新から ……………………………… 約15分
薬院から
福大前まで ……………………………… 13分
教 育 目 標
※天神∼天神南乗りかえ所要時間約7分∼8分(550m)
・地下鉄に関する情報…福岡市交通局
・バスに関する情報……西鉄バス
高速道路をご利用の場合
[唐津方面からの場合]
【博士課程前期】
経済学および関連する専門領域の確かな基礎知識を背景に、社会・現場の問題、既存
研究領域の問題の所在や課題を論理的に組み立てることができる能力、社会・現場との
対話、既存研究領域の研究者との対話を通して、これらの問題の所在や課題を、理解、
発見し、他者に説明できる、日本語・英語による論理的な文章力、コミュニケーション
能力をもった人材育成を教育目標とする。
【博士課程後期】
・経済学および関連する専門領域の確かな基礎知識を背景に、社会・現場の問題、既存
研究領域の問題の所在や課題を論理的に組み立て、その解決策を創造できる能力
・社会・現場との対話、既存研究領域の研究者との対話を通して、これらの問題の所在
や課題を、理解、発見し、その解決策を創造し、他者を説得できる、日本語・英語に
よる論理的文章力、コミュニケーション能力
・解決策を実行するための組織化やその有効性を検証するための科学的手続きを組み立
て、組織を動かしていけるリーダーシップの能力をもった人材育成を教育目標とする。
[北九州および福岡県外
(大分・熊本・鹿児島方面など)
からの場合]
西九州自動車道
(前原道路)
を終点で降り、
福岡外環状道路を利用する。
九州自動車道の太宰府 IC・福岡 I C を降り、
福岡都市高速道路を利用する。
福岡都市高速 5 号線堤 R P を降りる。
※時間帯により、
交通混雑が予想されますので、
所要時間は目安としてください。
福 岡 大 学 大 学 院
福岡市城南区七隈八丁目19番1号
(郵便番号 814–0180)
電話 福岡(092)871–6631
大学院事務課 内線 2913〜2915
目 次
博士課程前期
《一般入学試験》《社会人入学試験》
1 募集人員 …………………………………………………………………………………
2 出願資格 …………………………………………………………………………………
3 入学試験日・願書受付期間 ……………………………………………………………
4 願書受付時間・場所 ……………………………………………………………………
5 出願手続
⑴ 提出書類 ………………………………………………………………………………
⑵ 提出書類その他 ………………………………………………………………………
⑶ 入学検定料の納入方法 ………………………………………………………………
⑷ 出願資格審査について ………………………………………………………………
⑸ 出願上の注意 …………………………………………………………………………
6 受験票 ……………………………………………………………………………………
7 試験場・試験会場 ………………………………………………………………………
8 試験科目・試験時間 ……………………………………………………………………
9 合格発表 …………………………………………………………………………………
10 入学手続 …………………………………………………………………………………
11 入学に要する経費等 ……………………………………………………………………
12 その他
◇ 奨学金制度 ……………………………………………………………………………
2
2
3
3
3
3
4
4
5
5
6
6
6
6
7
7
募集専修科目・担当者及び概要等
1 募集専修科目と担当者及び授業内容の概要 ………………………………………… 10
2 その他の科目 …………………………………………………………………………… 17
3 履修方法 ………………………………………………………………………………… 17
《大学院学際リサーチプログラム》
1 趣旨 ………………………………………………………………………………………
2 募集人員 …………………………………………………………………………………
3 プログラム内容
⑴ 地域コミュニティ・イノベーションプログラム …………………………………
⑵ 東アジア比較文化研究プログラム …………………………………………………
4 入学試験に関する諸手続き ……………………………………………………………
5 履修のしくみ ……………………………………………………………………………
6 入学試験から学位授与までの流れ ……………………………………………………
20
20
20
21
21
21
22
博士課程後期
《一般入学試験》《社会人入学試験》
1 2 3 4 募集人員 …………………………………………………………………………………
出願資格 …………………………………………………………………………………
入学試験日・願書受付期間 ……………………………………………………………
願書受付時間・場所 ……………………………………………………………………
30
30
30
31
5 出願手続
⑴ 提出書類 ………………………………………………………………………………
⑵ 提出書類その他 ………………………………………………………………………
⑶ 入学検定料の納入方法 ………………………………………………………………
⑷ 出願資格審査について ………………………………………………………………
⑸ 出願上の注意 …………………………………………………………………………
6 受験票 ……………………………………………………………………………………
7 試験場・試験会場 ………………………………………………………………………
8 試験科目・試験時間 ……………………………………………………………………
9 合格発表 …………………………………………………………………………………
10 入学手続 …………………………………………………………………………………
11 入学に要する経費等 ……………………………………………………………………
12 その他
◇ 奨学金制度 ……………………………………………………………………………
31
31
31
32
32
33
33
33
33
34
34
34
募集専修科目・担当者及び概要等
1 募集専修科目と担当者及び研究内容の概要 ………………………………………… 36
2 その他の科目 …………………………………………………………………………… 37
3 履修方法 ………………………………………………………………………………… 37
外国人留学生入学試験
《博士課程前期・博士課程後期》
1 募集人員 …………………………………………………………………………………
2 出願資格 …………………………………………………………………………………
3 入学試験日・願書(第1次選考書類)受付期間 ……………………………………
4 願書受付時間・場所 ……………………………………………………………………
5 出願手続
⑴ 提出書類 ………………………………………………………………………………
⑵ 第 1 次選考(書類審査)と第 2 次選考検定料(入学検定料) ……………………
⑶ 出願上の注意 …………………………………………………………………………
6 受験票及び受験許可書 …………………………………………………………………
7 試験場・試験会場 ………………………………………………………………………
8 試験科目・試験時間 ……………………………………………………………………
9 合格発表 …………………………………………………………………………………
10 入学手続 …………………………………………………………………………………
11 外国人留学生 卒業/修了
(見込)
証明書,成績証明書,学位取得証明書について …
(巻 末)
◇ 個人情報の取扱いについて
◇ 所定用紙
・志願票
・副票・受験票
・入学検定料振込用紙
・入学検定料領収書(大学提出)貼付台紙
・住所シール
・研究計画書
・志望理由書
・日本語能力認定書
・経費支弁計画書
・経費支弁書
◇ 福岡大学大学院長期履修学生制度について
40
40
41
41
41
45
45
45
45
46
46
46
47
博 士 課 程 前 期
《一般入学試験・社会人入学試験》
大学院オープンキャンパス
平成 28 年8月6日(土)
詳細が決まりましたら,福岡大学公式ホームページ内の「大学院
個 別 サ イ ト 」(http://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/fu 820 /home 1 /)
へ掲載します。
博士課程前期
《一般入学試験》《社会人入学試験》
1 募 集 人 員
研究科名
専 攻 名
課 程 名
標準修業年限
入学定員※
経済学研究科
経済学専攻
博士課程前期
2年
10 名
※入学定員には、専攻で実施するすべての入学試験の人員を含みます。
2 出 願 資 格
《一般入学試験》
《社会人入学試験》
次のいずれかの条件に該当する者
① 学校教育法第 83 条に定める大学を卒業し
た者及び平成 29 年 3 月までに卒業見込みの
者
左記の①〜⑨のいずれかの条件に該当する
者で,入学時に現在・過去を問わず社会人経
験を 1 年以 上( 卒 業 見 込 み の 者 は 2 年 以 上 )
を有する者
② 学校教育法第 104 条第 4 項の規定により,
学士の学位を授与された者(大学評価・学
位授与機構から学士の学位を授与された者)
及び平成 29 年 3 月までに学士の学位を授与
される見込みの者
③ 外国において,学校教育における 16 年の
課程を修了した者及び平成 29 年 3 月までに
修了見込みの者
④ 外国の学校が行う通信教育における授業
科目を我が国において履修することにより
当該外国の学校教育における 16 年の課程を
修了した者及び平成 29 年 3 月までに修了見
込みの者
⑤ 我が国において,外国の大学の課程(そ
の修了者が当該外国の学校教育における 16
年の課程を修了したとされるものに限る。)
を有するものとして当該外国の学校教育制
度において位置付けられた教育施設であっ
て,文部科学大臣が別に指定するものの当
該課程を修了した者及び平成 29 年 3 月まで
に修了見込の者
⑥ 専修学校の専門課程(修業年限が 4 年以
上であることその他の文部科学大臣が定め
る基準を満たすものに限る。)で文部科学
大臣が別に指定するものを文部科学大臣が
定める日以後に修了した者及び平成 29 年 3
月までに修了見込の者
⑦ 文部科学大臣の指定した者
⑧ 学校教育法第 102 条第 2 項の規定により
大学院に入学した者(飛び級入学)であっ
て,本学の大学院における教育を受けるに
ふさわしい学力があると認められた者※注)
⑨ 本学大学院において,個別の入学資格審
査を行い,大学を卒業した者と同等以上の
学力があると認めた者で,22 歳に達した者
及び平成 29 年 3 月までに達する者※注)
※注)出願資格⑧・⑨に該当し出願を希望する者は,資格審査を行います。審査書類受付期間
及び提出書類については,4 頁「 5 -⑷出願資格審査について」をご参照ください。
―2―
3 入学試験日・願書受付期間
※注)出願資格⑧・⑨に該当する方は, 資格審査に要する書類提出期間が異なります。 4 頁「 5 -⑷出願
資格審査について」をご参照ください。
秋季( 1 回)と春季( 1 回)の 2 回実施します。
募 集 区 分
入学試験日
秋季入学試験
平成 28 年 9 月 5 日(月)
春季入学試験
平成 29 年 2 月 20 日(月)
願 書 受 付 期 間※注)
平成 28 年 8 月 22 日(月)
〜 8 月 24 日(水)
平成 29 年 1 月 23 日(月)
〜 1 月 26 日(木)
4 願書受付時間・場所
◇ 受付時間
午前 10 時〜午後 4 時(正午〜午後 1 時を除く。)
◇ 受付場所・問合せ先
福岡市城南区七隈八丁目 19 番 1 号(〒 814-0180 )
福岡大学大学院事務課 福岡大学中央図書館 6 階
TEL 代表( 092 )871― 6631 内線 2913〜2915
※ 郵送の場合は,書留郵便とし受付最終日までに必着とします。
5 出 願 手 続
⑴ 提出書類
※注)出願資格⑧・⑨に該当する方は, 提出書類が異なります。4 頁「 5 -⑷出願資格審査について」を
ご参照ください。
《一般入学試験》
《社会人入学試験》
① 志願票(本学所定用紙)
副 票・受験票(本学所定用紙)
① 志願票(本学所定用紙)
副 票・受験票(本学所定用紙)
② 最終出身大学等の成績証明書
② 最終出身大学等の成績証明書
③ 最終出身大学等の卒業証明書又は卒業見
込証明書
③ 最終出身大学等の卒業証明書
④ 学士の学位(見込)証明書
※ 大学評価・学位授与機構から学士の学位を授
与された者(見込)のみ。(出願資格②により出
願する者のみ)
⑤ 研究計画書(本学所定用紙)
④ 学士の学位(見込)証明書
※ 大学評価・学位授与機構から学士の学位を授
与された者(見込)のみ。(出願資格②により出
願する者のみ)
⑤ 研究計画書(本学所定用紙)
⑥ 志望理由書(本学所定用紙)
⑦ 入学検定料領収書(大学提出)
⑧ 住所シール 2 部(本学所定用紙)
⑨ 資格保有者はその写し
⑥ 志望理由書(本学所定用紙)
⑦ 入学検定料領収書(大学提出)
⑧ 住所シール 2 部(本学所定用紙)
注)出
願資格③・④に該当する者で,上記書類のうち提出不可能なものがある場合は,事前に
大学院事務課へ相談してください。
⑵ 提出書類その他
注)・改姓がある場合は,戸籍抄本等をつける。(出願資格⑧・⑨含む)
・証明書は 1 年以内に発行されたもの。(出願資格⑧・⑨含む)
―3―
⑶ 入学検定料の納入方法
入学検定料
32 , 000 円
入学検定料は,最寄の金融機関(郵便局・ゆうちょ銀行を除く)から本学所定の「振込用紙」(要
項に同封)の裏面に記載された指定金融機関宛に振込んでください。
なお,振込みの際に受取った「入学検定料領収書(大学提出)」を,指定の入学検定料領収書貼付
台紙に貼って,他の出願書類とともに提出してください。また,自動振込機(ATM)から振込みを
行った場合は,振込みを証明できるもの(利用明細票の写し)を必ず提出してください。
(※提出先:
大学院事務課)
(注:インターネットバンキングによる振込みは受付できません。)
⑷ 出願資格審査について
出願資格⑧・⑨に該当し出願を希望する者は, 資格審査を行いますので,以下の要領により所定
の日時までに審査に要する書類を提出してください。
なお,審査の結果は,審査終了後,本人宛に通知します。
審査の結果,受験資格があると認められた者は,上記「⑶入学検定料の納入方法」に基づき,入
学検定料を指定された日時までに納入し,その「入学検定料領収書(大学提出)」を指定の入学検
定料領収書貼付台紙に貼って,大学院事務課へ提出してください。
◇ 提出期間等
秋季志願者:平成 28 年 7 月 19 日(火)〜 7 月 21 日(木)
春季志願者:平成 28 年 12 月 6 日(火)〜 12 月 8 日(木)
◇ 受付時間
午前 10 時〜午後 4 時(正午〜午後 1 時を除く)
◇ 受付場所・問合せ先
福岡市城南区七隈八丁目 19 番 1 号(〒 814-0180 )
福岡大学大学院事務課 福岡大学中央図書館 6 階
TEL 代表( 092 )871– 6631 内線 2913〜2915
※ 郵送の場合は,書留郵便とし受付最終日までに必着とします。
◇ 提出書類
出願資格⑧による志願者
◇出願資格⑧の条件
日本の大学から日本の大学院へ飛び級入学した者
《一般入学試験》
《社会人入学試験》
① 大学を卒業した者と同等以上の学力があ
ると証明する資料がある場合は,その写し
(英検,TOEFL,TOEIC,報告書,著書,論文等)
② 志願票(本学所定用紙)
副 票・受験票(本学所定用紙)
③ 出身大学の成績証明書
④ 在籍期間及び退学年月日が記載された出
身大学の証明書
⑤ 入学年月日が記載された出身大学院の証明書
⑥ 研究計画書(本学所定用紙)
⑦ 志望理由書(本学所定用紙)
⑧ 住所シール 2 部(本学所定用紙)
① 大学を卒業した者と同等以上の学力があ
ると証明する資料がある場合は,その写し
(英検,TOEFL,TOEIC,報告書,著書,論文等)
② 志願票(本学所定用紙)
副 票・受験票(本学所定用紙)
③ 出身大学の成績証明書
④ 在籍期間及び退学年月日が記載された出
身大学の証明書
⑤ 入学年月日が記載された出身大学院の証明書
⑥ 研究計画書(本学所定用紙)
⑦ 志望理由書(本学所定用紙)
⑧ 住所シール 2 部(本学所定用紙)
―4―
出願資格⑨による志願者
◇出願資格⑨の条件
短期大学,高等専門学校,専修学校,各種学校の卒業生,その他の教育施設の修了者であ
ること
《一般入学試験・社会人入学試験》
① 大学を卒業した者と同等以上の学力があると証明する資料がある場合は,その写し(英検,
TOEFL,TOEIC,報告書,著書,論文等)
② 志願票(本学所定用紙)
副 票・受験票(本学所定用紙)
※ 志願票裏面の履歴書の職歴は,詳しく記入してください。業績がある者は記入してください。
(
業 績とは,著書・研究論文・学会発表・特許,専門性に係る資格,実務経験等です。資格保有者は,その写し
を添付してください。)
③ 最終卒業又は修了学校の成績証明書
④ 最終卒業又は修了学校の卒業証明書
⑤ 研究計画書(本学所定用紙)
⑥ 志望理由書(本学所定用紙)
⑦ 住所シール 2 部(本学所定用紙)
⑸ 出願上の注意
① 該当する出願資格に記載された条件の内容を必ず確認してください。
② 出願書類に不備がある場合は受理しないことがあります。
③ 志願票及び副票・受験票の「志望専修科目」欄には,10 頁〜 16 頁の「1 募集専修科目と担
当者及び授業内容の概要」から専修科目1科目を選定し,科目名及び担当者を記入してくださ
い。
④ 受験科目等の記入漏れがないように注意してください。
⑤ 秋季入学試験で入学定員に達した専修科目は春季入学試験を実施しない場合がありますので,
春季志願者は事前に大学院事務課へ確認してください。
⑥ 一度払い込まれた入学検定料及び提出した書類(論文含む)の返還請求には応じません。
⑦ 健康の状況について
疾病・障がい等により、受験時および修学上配慮を必要とされる方は、出願前のできるだけ
早い時期に大学院事務課へ相談ください。(症状についての具体的内容が記載された診断書を
添えてください。障害者手帳をお持ちの方は、そのコピーも添えてください。)
6 受 験 票
※ 出願手続完了者には,「受験票」を送付します。
※ 試験日の 5 日前までに到着しない場合は,大学院事務課へ連絡してください。
※ 「受験票」は入学手続完了まで保管してください。
―5―
7 試験場・試験会場
福岡市城南区七隈八丁目 19 番 1 号 福岡大学
※ 試験会場については,試験日当日の午前 8 時 30 分に中央図書館西側 1 階入口(大学院エント
ランス)に掲示します。
※ 受験者は,全員午前 9 時までに試験会場に集合してください。
8 試験科目・試験時間
試験時間
《一般入学試験》
《社会人入学試験》
9 :00
~
受験上の注意
受験上の注意
9 :15
~
10:45
英 語 Ⅰ
英 語 Ⅱ
合計 2科目
英 語 Ⅰ
英 語 Ⅱ
合計 2科目
11:05
~
12:35
志望専修科目に関する
専門科目
※ 10 頁〜16 頁を参照
志望専修科目に関する
小論文
※ 10 頁〜16 頁を参照
14:15
~
面 接
(口頭試問)
面 接
(口頭試問)
9 合 格 発 表
① 合格発表日時
秋季入学試験 合格発表
平成 28 年 9 月 23 日(金)午前 10 時
春季入学試験 合格発表
平成 29 年 3 月 8 日(水)午前 10 時
② 合格者の受験番号を掲示するとともに,合格者には入学手続書類を郵送(簡易書留)します。
不合格者への通知はいたしません。
◇掲示場所:大学院事務課前
③ 福岡大学公式ホームページ内の「大学院個別サイト」に合格者の受験番号を掲載いたします。
*以下の手順でアクセスしてください。
福 岡大学公式ホームページ(http://www.fukuoka-u.ac.jp/)にアクセス⇒トップペー
ジのメニューから「教育」を開く⇒「教育」のメニューから「大学院」を開く⇒「大学院」
のページから「大学院個別サイト」を開く
④ 合否に関する電話での問合せには一切応じません。
⑤ 出願書類及び入学手続書類等に虚偽の記載があった場合は,入学許可を取り消すことがあり
ます。
10 入 学 手 続
① 入学手続書類等の詳細な指示は,合格通知とともに通知します。
② 入学申込金・授業料その他諸納入金の納入については,「 11 入学に要する経費等」の学費
等納入金表を参照してください。
―6―
11 入学に要する経費等
学 費 等 納 入 金 表
区 分
本学学部
卒
業
本学大学院
修
了
他大学卒業・
他大学院修了
100,000
0
200,000
第一期分授業料
235,000
235,000
235,000
第一期分教育充実費
60,000
60,000
60,000
委 託 徴 収 金
3,000
3,000
18,100
298,000
298,000
313,100
計
398,000
298,000
513,100
第 二 期 分 第二期分授業料
学費等納入金 第二期分教育充実費
235,000
235,000
235,000
60,000
60,000
60,000
計
295,000
295,000
295,000
693,000
593,000
808,100
項 目
入 学 申 込 金( 入 学 金 )
入学時
納入金
第 一 期 分
学費等納入金
(小計)
第二期
払込分
(単位:円)
初年度納入金 合計
備 考
入学年度のみ納入
毎年度納入
毎年度納入
◆上記合計金額のうち,「入学申込金」及び「第一期分学費等納入金」として,下記の金額を所定の期日
までに納入してください。(納入期限当日の収納日付印まで有効)
費 目
本学学部卒業
本学大学院修了
100,000
入
学
申
込
金
200,000
◇納入期限:秋季入学試験合格者 平成28年10月14日(金)
春季入学試験合格者 平成29年 3 月17日(金)
298,000
第一期分学費等納入金
0
他大学卒業・他大学院修了
298,000
313,100
◇納入期限:秋季入学試験合格者・春季入学試験合格者ともに
平成29年 3 月22日(水)
※納入期限後はいかなる理由があっても受け付けできません。
※所定の期限までにこれらの手続きを完了してください。
※二年次以降の学費等納入金のうち,「委託徴収金」の金額には多少の変動が生じることがあります。
12 そ の 他
◇ 奨学金制度
・福岡大学奨学生及び日本学生支援機構奨学生の制度の他に,地方公共団体,民間団体が実施し
ている奨学制度があり,広く活用しています。
これらの奨学金には,返還義務のある「貸与型奨学金」や返還義務のない「給付型奨学金」が
あり,条件もそれぞれ異なっていますので事前の確認を忘れないようにしてください。
・掲示等広告方法は,先ず FU ポータルに掲示の案内をします。掲示場所は,大学院事務課前・中
央掲示板と各学部事務室前の掲示板で案内いたします。
―7―
【貸与型奨学金例(返還義務のあるもの)】
種 類
詳 細
福岡大学の奨学金
修学の意思及び能力を有しな
がら,経済的理由で学生生活に支
障をきたすおそれのある学生を支
援する制度です。卒業後 10 年以
《募集人員》 15 人程度(平成 28 年度)
内で返還しなければなりません。
福岡大学奨学金
《募集時期》 4 月上旬
(年賦振込返還)
・無利子
《貸与額(年額)》 38 万円
単年度制のため,出願は年度
《交付(振込)》 9 月に年額を一括交付
毎となります。保証制度は人的保
証です。連帯保証人(親)と保証
人( 4 親等以内の親族)が必要で
す。
日本学生支援機構の奨学金
人物,学業ともに優れ,経済的
理由によって修学困難な学生に対 《募集時期》
し,日本学生支援機構から貸与さ ・予約採用 10 月上旬
第一種奨学金
れる制度です。貸与期間は,標準 (推薦・秋季入試合格者対象)
・無利子
修業年限内です。
・在学採用 4 月上旬 ・返還免除制度あり
なお,収入上限額は,大学生は (全在学生対象)
家計支持者の収入額ですが,大
学院生は本人の収入額です。
《採用実績(平成 27 年度)
》
《貸与額(月額)
》
・第一種奨学金
【入学時特別増額貸与】
修士課程・博士課程前期 65 名…(5 万円・ 8 万 8 千円)
1 年次において,第一種または, 博士課程後期 5 名…(8 万円・12 万 2 千円)
第二種奨学金の貸与を受ける学 博士課程 4 名…(8 万円・12 万 2 千円)
第二種奨学金
生で,交付初回のみ増額して貸与 ・第二種奨学金
・有利子
を申し込むことが出来ます。
(10 修士課程・博士課程前期 6 名 【全課程共通】
万 円・20 万 円・30 万 円・40 万 博士課程後期
( 5 万円・ 8 万円・10 万円・
円・50 万円から選択)
,但し申請 博士課程 1 名 13万円・15万円)
条件があります。
緊急奨学金
家計の急変(主たる家計支持者が失職,破産,事故,病気若しくは死亡又は,火災,
(第一種)/ 無利子
風水害の災害等)で奨学金を緊急・応急に必要とする場合(但し事由発生から 1 年以
応急奨学金
内)に申し込むことが出来ます。
(第二種)/ 有利子
上記の内容で不明な点があれば,大学院事務課奨学金担当に相談してください。
―8―
募集専修科目・担当者及び概要等
博 士 課 程 前 期
1 募集専修科目と担当者及び授業内容の概要
分野
授業科目
経済史Ⅰ(東洋)特講
講
義
単位
主 要 科 目
専修科目
4
准教授
博士(経済学)
経 済 史 Ⅰ( 東 洋 )
経 済 史 学
〔
平成 29 年度は
春季のみ募集する
担当者
(東洋)特講
〕 経済史Ⅰ
演
習
8
経済史Ⅱ(西洋)特講
講
義
4
経済史Ⅱ(西洋)特講
演
習
8
経済史Ⅲ(日本)特講
講
義
4
経済史Ⅲ(日本)特講
演
習
8
経 済 史 Ⅱ( 西 洋 )
経 済 史 Ⅲ( 日 本 )
ミクロ経済学特講講義
4
ミクロ経済学特講演習
8
ミ ク ロ 経 済 学
授 業 内 容
本講義では,近年,研究上,目覚ましい進展を遂げている近代アジア
の経済史について最新の実証研究の成果をもとに講述し,18世紀から20
世紀前半における東アジア・東南アジアを中心とした社会経済史の把握
を目的とする。
演習では,参加者の興味・関心のある分野を重視しながら近代アジア
瀬 戸 林 政 孝 史関連のテキストを輪読し,解説とディスカッションを行う。
講義,演習ともに経済史に関する基本的事実関係について習得してい
ることが望ましいが,適宜,解説を行うので他分野の参加者も歓迎す
る。この点について心もとない参加者は学部3・4年生対象の「東洋経済
史」の受講をお勧めする。
経済史は,経済問題を歴史的に考える分野です。人類は,生存するた
めに,生産や分配に代表される経済問題に取り組んできました。経済問
題を解決する方法としては,伝統・命令・市場という三つの類型が歴史
上存在するといわれています。これら三つの類型がどのように現れるの
かは,時間と空間によって異なります。
我々が生きている現代は,市場が優勢な世界だと考えられています。
講師
その源流は,世界に先駆けて産業革命を経て工業化した西洋,特に西ヨ
博士(経済学)
西 村 道 也 ーロッパであると考えられています。西洋経済史について思索する時間
を持つことは,現代経済を考える上で意義のあることだといえるでしょ
う。
講義では,西洋経済史についての導入的なテキストを講読します。そ
の際には,毎回担当を決めて,テキストの内容を要約した報告をしても
らい,教員が解説を行います。演習では,参加者の関心に配慮しなが
ら,西洋経済史の担当者として,修士論文執筆の指導を行います。
日本の近代において大きな役割を果たした「財閥」に関して講義する。
内容は「財閥」をいくつかの類型に分類しながら,様々な角度からそれ
ぞれの「財閥」類型が果たした役割や,構造上の特質について検討して
教授
いくことにしたい。尚,その際に,参考文献だけでなく当時の史料を読
永 江 眞 夫 んでもらい,参加者自身に「財閥」内部の動きを読み取ってもらうこと
にも努めたい。
演習では参加者の興味に従って,日本近代経済史に関係する,つまり,
歴史的視点に立った論文作成を目指したい。
理 論 経 済 学
ミクロ経済学の応用モデルを開発する力を培うことを目指す。そのた
めに,消費者,企業などの経済主体の目的関数や制約式の性質につい
て学ぶ。また,情報の経済学のモデルを理解することに努める。目的
関数や制約式を学ぶのは,理論モデルの構造を理解し,結論を正しく
把握するために必要だからである。また,応用ミクロ経済学を分析し
准教授
ていく上で情報の問題は重要だから,情報の経済学の理解は応用モデ
赤羽根靖雅
ルを開発する基礎として必要である。
上記の目的を達成するために,具体的な題材として企業金融や企業組
織を選ぶ。数理的モデルとしては比較的単純だから,情報が経済活動
にどのような影響を与えるのかを理解し,制約条件と結論の因果関係
について学ぶのに適しているからである。
この講義では,まず,貿易理論の基礎となるヘクシャー・オリー
ン・モデルを,簡単な数式を用いて解析してゆく。
これは,ミクロ理論における一般均衡の分析手法を貿易理論に取り
入れたものである。その内容は,図と簡単な数式を用いながら,ヘク
シャー・オリーン・モデルにおける主たる定理である比較優位の決
国際貿易理論特講講義 4
定,所得の再配分(ストルパー・サミュエルソンの定理),成長問題(リ
プチンスキーの定理),貿易政策(関税,数量制限等)の効果を分析し
教授
てゆく。次に,上記のモデルに,規模の経済性を取り入れたモデルを,
Ph. D.
国 際 貿 易 理 論
井 手 豊 也 同じように解析してゆく。ここでは,調整メカニズムが必要になるた
め,これについても論じてゆく予定である。
国際貿易理論特講演習 8
理論経済学特講講義
4
理論経済学特講演習
8
理 論 経 済 学
この演習では,まず,貿易理論の分析に必要な,ミクロ理論の復習
から入り,これらの分析力を,Jones 氏の論文(英文)を読み理解する
事によって,養ってもらいたい。論文の数は,進む速度で調整して行
く。
専門の論文を読めるだけの英語力と数学および経済学の素養を付ける
ため,下記のテキスト,あるいはこれらと同等のものを用いて,ミクロ
経済学やゲーム理論の基礎を講義します。
[ 1 ] で は Individual and Social Choice, The Price Mechanism,
教授
Noncooperative Game Theory, Topics of Information Economics な ど ,
Ph. D.
[ 2 ]ではT he core, Stable Sets, the Bargaining Set, and the Sharpley
渡 邉 淳 一 Value などを考えています。
[ 1 ] K reps, David M. 1990 . A Course in Microeconomic Theory.
Princeton University Press.
[ 2 ]Osborne,Martin J., and Ariel Rubinstein 1994. A Course in Game
Theory. The MIT Press.
― 10 ―
分野
授業科目
ゲーム理論特講講義
単位
主 要 科 目
専修科目
教授
博士(経済学)
西
ゲーム理論特講演習
8
協力ゲーム理論特講
講
義
4
協力ゲーム理論特講
演
習
8
協力ゲーム理論
理 論 経 済 学
産業組織論特講講義
4
産業組織論特講演習
8
産 業 組 織 論
社
選
済
択
数
会
理
経済数学特講講義
4
経済数学特講演習
8
学
社会的選択理論特講講義
4
社会的選択理論特講演習
8
的
論
経 済 学 特 講 講 義
経
済
学
授 業 内 容
4
ゲ ー ム 理 論
経
担当者
原 この演習では,ゲーム理論を用いて経済問題を分析し修士論文を作成
宏 します。前半では,文献を精読し,セミナー形式で発表することを行い
ます。これを通して,問題の立て方,モデル化の仕方,分析方法を習得
し,さらに研究テーマを決定します。後半では,モデルの分析と分析結
果の意味づけ,論文作成を行います。
この講義・演習では協力ゲーム理論の基礎を学習します。協力ゲーム
理論とは,複数の人々の間での提携行動を分析するための数学理論です。
政党・派閥・会派の結成,企業間合併や業務提携,新入社員の部署への
配属,あるいはサークルへの入会など,我々の身の回りで人々(あるいは
会社など)がグループを形成する例を挙げればきりがありません。こう
准教授
いったグループの形成行動を分析し,例えば議会における各政党の影響
博士(経済学)
力を評価したり,共同プロジェクトでの公平な利潤分配ルールを決定し
近 郷 匠
たり,あるいは自治体が地域の子供それぞれの希望に基づいて,地域の
どの公立学校に入学させるか決める制度を設計したりする際に,協力ゲー
ム理論は有益な示唆を与えてくれます。これらの中でも特に,公立学校
の入学先決定にも応用される「 2 部マッチング理論」を中心に,その基礎
を理解することを目指します。
この講義では,一年目には,自分自身の人生設計としてのビジネスプ
ランを作成するための準備を行うことを目的としている。学生は,興味あ
る分野の企業を選び,その企業でのインターンシップを経験し,その企
業を取材によってビジネスプランを構築する作業をしてもらう。そこから
企業の強み(魅力)を理解することである。具体的には,製品(サービス)
教授
が如何に競合他社と差別化されているか,企業風土が如何に魅力的であ
博士(経済学)
るか,社員教育がどれだけ充実しているかなどについて,現場で経営者,
阿比留正弘
社員,顧客から聞き取り調査やマーケッティング調査を行うことになる。
このような研究の上に立ち,2年目は修士論文を作成することになる。そ
こでは,よりマクロ的な経済状況を分析し,興味を持った業界の将来性
を調べたり,国の政策,海外との貿易の可能性に言及しながら,学生が
興味のある研究テーマについて研究を深めてもらうことになる。
経済数学は,経済学の一分野ではない。慎重に単純化したモデルを用
いて,複雑な経済現象の因果関係を分析し,その中に潜む法則を見出すた
めの科学的方法のひとつである。ここで,科学的とは,広辞苑によると,
体系的であり,経験的に実証可能な知識のことを言う。もちろん,経済モ
教授
デルが数学的である必要はないが,数学的であれば,モデルは変数とパラ
Ph. D.
メータからなる方程式で表現されるため,適切な計算をするだけで,科学
藤 本 浩 明
的な結論を得ることができる。そこで,本講義ならびに演習では,例えば,
チャン著「現代経済学の数学基礎(第 4 版)
」CAP 社の教科書などを通じて,
科学的方法を学ぶとともに,最適な税制ならびに所得格差の不平等尺度お
よびリスク管理に応用することを考える。
本講義・演習では,社会的選択理論の基礎を学習します。複数の意見,
好み,判断を何らかの方法で集計することを社会的選択と呼び,望まし
い集計方法の設計可能性を探る理論を社会的選択理論と呼びます。社会
的選択理論の応用例は選挙や経済政策の決定,あるいは財の分配といっ
たものから家族で夏休みにどこに行くかといったことまで多岐にわたり
准教授
ます。そう考えると社会的選択の結果はわれわれの生活に大きくかか
博士(経済学)
わっていることが分かります。したがって,「正しい」方法にしたがっ
佐 藤 伸
て社会的な選択を行うことが重要となりますが,「正しい」方法の満た
すべき性質はどのようなものか,そしてそのような性質を満足するよう
な社会的選択の方法を設計することが可能であるのかについて現在に至
るまで膨大な研究がなされています。それらのうちで特に重要なものに
ついて理解することを目標とします。
4
教授
博士(経済学)
史
経 済 学 特 講 演 習
8
この講義では,ゲーム理論の基本概念とその応用について解説します。
各概念の解説の後,問題演習によって理解を明確にします。さらに応用
例を紹介して,ゲーム的状況をモデル化し分析する方法について解説し
ます。
経済学は,現代まで 250 年に渡って発展してきました。この講義では
その歴史を英語のテキストを通じて学んでいきます。具体的には,重商
主義,古典派経済学,マルクス経済学,限界学派,新古典派,ケインズ
学派,マネタリズム,新古典派マクロ経済学,実物的景気循環アプロー
チ,ニュー・ケインジアンという順番です。数学についても基礎から説
明します。また,前期・後期 1 回ずつのテストを行って,知識が定着し
ているか確かめます。
山 﨑 好 裕 この演習では,前期に計量経済ソフト EViews を使って,計量分析の
手法を一通り学んでいきます。具体的には,基本的な推計法,より進ん
だ推計手法,最小二乗法以外の推計法,機械的予測法,単位根と共和分
の問題,季節調整とフィルターの問題などを扱います。後期は,論文を
読んで皆で議論しながら,各自の研究を進めていきます。1 年生は自分
の研究テーマを確定していくことになりますし,2 年生は実際に修士論
文を完成させていきます。
― 11 ―
分野
専修科目
授業科目
経済動学特講講義
理 論 経 済 学
経
済
動
単位
主 要 科 目
8
応用マクロ経済学特講
講
義
4
応用マクロ経済学特講
演
習
8
応用マクロ経済学
〕
失われた 20 年と言われる日本経済の現状およびリーマン・ショック
から Piigs と呼ばれる中欧諸国のソブリン・リスクに端を発する世界同
時不況の中で,世界経済は何処に行こうとしているのか。世界各国の政
府・金融当局(FRB, ECB, 日銀など)が実行している Monetary Easning,
Credit Easning 政策(QE 2 ,QE 3 と言われる,いわゆる非伝統的政策)
で明るい未来が描けるのだろうか。
准教授
この講義・演習では,上述の問題に対して,政府・金融当局は如何な
貞 國 孝 昭
る政策手段を有しているのかを根本から問いたい。経済諸問題を解決で
きる経済学とは何かを解明したい。経済学は社会科学である以上,理論
として正しいだけでなく,現実問題を解決することに学問としての意義
がある,と私は考えている。そこで,世界各国の政策当局のデータなら
びに学術論文を中心にして,モデル分析(DSGE など)から実証分析に
進みたいとかんがえている。
経済政策理論特講講義
4
経済政策理論特講演習
8
講義内容に即した基本的な文献(厚生経済学・環境経済学)を輪読し
ていくとともに演習の受講生自らが関心を有する政策課題についての研
究を進めてもらう。とくにその課題に携わる様々な政策主体の研究に力
点をおいてもらう予定である。
応 用 経 済 学 ・ 経 済 政 策 学
公共経済学特講講義
4
公共経済学特講演習
8
所得再分配論特講講義
4
〕所得再分配論特講演習
8
公 共 経 済 学
所 得 再 分 配 論
平成 29 年度は
春季のみ募集する
修士論文の作成を念頭に演習を行います。論文のテーマを選定するた
めに,最近出版された学術論文や NBER などのワーキングペーパーを読
んだり,受講生の関心のある研究領域について自身で文献のサーベイを
してもらったりします。
環境政策に関連する内容を 2 つの部分に分けて講義する。まず,前半
部分では環境政策の目標・手段・主体に関する議論の基礎となる厚生経
済学の内容(余剰概念,市場機構とパレート効率性,外部性,社会厚生
関数,補償原理)を解説したい。
後半部分では現実に生起している環境問題に対し,政府や自治体がい
かなる対策を講じているのか,また講ずるべきであるかを議論していき
教授
今 泉 博 国 たい。
加えて地域再生と環境保全に関わる最近の議論をも紹介したい。
経 済 政 策 理 論
〔
講師
博士(経済学)
経済成長理論を学び,学術論文を読むための分析手法を身に付けるこ
とが本講義の目的です。講義の前半では,基本的な新古典派成長モデル
や内生成長モデルについて取り扱います。また,それらを学習するうえ
で必要となる微分・差分方程式や動学的最適化についても扱います。講
義の後半では,受講生の関心に合わせて,より発展的な内容について議
論します。
西 田 圭 吾
経済動学特講演習
〔
授 業 内 容
4
学
平成 29 年度は
募集しない
担当者
証券経済論特講講義
4
証券経済論特講演習
8
証 券 経 済 論
公共経済学特講講義では,学部レベルのミクロ経済学(数学も含む)
を踏まえた上で理論的,実証的な側面から課税が行われたときにどのよ
うなことが起こるかを解説する。具体的には,政府はどのように税制を
デザインすべきか,税金はどのように経済行動に影響を及ぼすのか,ど
のような人々が税制改革により得をし,損をするのかを明らかにする。
講義を通じて政策が行われるときの便益とコストのトレードオフを考え
教授
博士(国際公共政策) られる力を養う。
玉 田 桂 子 演習では,Journal of Public Economics, Journal of Human Resources,
Journal of Labor Economics などの英文雑誌から公共経済,労働経済,
社会保障に関する実証論文を輪読する。理論モデルや計量経済学的な細
かい手法には捉われず,論文のアウトラインが理解できるように論文の
読み方を身につける。合わせて,先端の研究ではどのようなことに関心
がもたれているのかについても学習していく。
日本の所得格差について,その測定や評価の方法,原因となりうる教
育の機能や個人の健康状態,結果として直面する貧困問題を,理論・実
証研究の両方から学び多角的に日本の現状を把握しながら,将来目指す
准教授
べき所得再分配の方法を議論していきます。
博士(経済学)
上記のテーマを扱っている文献や論文を読むためには,ミクロ経済学
中 村 由 依
や英語の知識が欠かせませんので,既習の学生の受講を希望します。ま
た,受講者の希望によって輪読する文献リストを多少変更することがあ
ります。
金融には,マクロ金融政策や金融システムの分析,企業の財務・会計,
金融工学などといった幅広い内容が含まれ,これらの学習は身近な問題
である。例えば,経営戦略や政策の立案においては,その実現性,効率
性の点で資金調達,運用に目を向けなければならず,金融や経済等に関
する理解が必要である。アベノミクスにおけるマクロ金融政策は,金融
市場を通じて経済主体の行動,期待等に影響を及ぼす可能性があるとし
教授
て注目されている。また,リーマンショック以降,金融機関への規制の
有 岡 律 子 あり方の見直しも進められている。
講義では,このような幅広い内容の金融について,企業金融の現状や
金融制度,金融理論等について,経済学や会計学等に基づいて学習を進
める。論文や書籍による輪読・議論を中心に,企業の財務諸表や投資
データの確認等も行い,時には,短い発表を行なう。
演習は,関心のある金融テーマについて,論文をまとめることを目標
とする。
― 12 ―
分野
専修科目
授業科目
米中日の現代経済分析
特
講
講
義
単位
主 要 科 目
教授
博士(経済学)
万 米中日の現代経済分析
特
講
演
習
8
応 用 経 済 学 ・ 経 済 政 策 学
経済発展論特講講義
4
経済発展論特講演習
8
金 融 論 特 講 講 義
4
金 融 論 特 講 演 習
8
経 済 発 展 論
融
論
財 政 学 特 講 講 義
財
政
計画:
【Ⅰ】日本:高度成長期と政府規制下における政策誘導型金融,
民 資金配分メカニズムへの政府関与,メインバンクと系列融資・設備投
資,金融の自由化とバブルの発生,バブル期とバブル崩壊後における銀
行・企業・家計・政府行動,不良債権問題,財政破綻の危険性,「失わ
れた 20 年」と長期低迷の原因,経済回復への途と今後の課題。【Ⅱ】米
国:資産バブルの生成と崩壊,米国発の世界金融危機と世界経済危機,
経常収支赤字と財政赤字,基軸通貨問題。【Ⅲ】中国:資産バブルの危
険性,資産バブルが起こってしまった場合の対処法である硬着陸と軟着
陸,金融と経済危機を未然に防止する制度設計。【Ⅳ】米中日経済:バ
ブルや財政赤字のような共通問題の相違点と未然に防ぐ対策の制度設
計,それぞれ特有の問題と対策。【Ⅵ】より豊かで幸せな現代と未来の
世界へ,「管子」と「社会市場経済(Socialized Marketism)」。
大学院の修士を保有している学生にとっては知っている,あるいは出
来るのが常識と考えられるマクロ経済学の比較静学までとその理解に必
要な数学を教えます。それから,総投下労働量という概念を説明し,そ
の概念(価値とも解釈されます)を用いて,経済発展の過程を説明しま
す。
高所得国と中間所得国が増え,低所得国が減少しているというのが世
界の現状です。これには多くの国の経済発展への努力が実現したと考え
教 授
られます。ただ,所得分配,生産性の停滞,将来の高齢化,保険医療経
博士(経済学) 済の遅れ,金融部門の弱さなど,問題が山積しているのも事実です。経
中 島 章 子 済発展の指標,発展の現状,成長会計,ハロッドドーマー成長論,新古
典派成長論,二重経済論,全労働生産性などについて講義します。
演習では,産業連関表分析について実際にデータに当たって計算する
実証の練習をします。部門統合,プログラムの書き方,などです。ここ
で,発展途上国の雇用誘発係数と生産性の要因分析について講義ならび
に実証したいと思っています。特講講義では講義をして,演習はデータ
分析をします。評価は,データの裏づけのあるレポート提出に基づきた
いと思います。
ジンメルの「貨幣の哲学」を輪読するか,エコマネー,エコバンクに
芹 澤 数 雄 ついての文献を読む予定である。
教授
本講義・演習では,日本経済の諸問題について現状を把握し,その諸
問題について,政府が果たすべき役割を議論・研究する。本講義・演習
の目標は,政府行動に関して経済学的に正しい理解と評価ができるよう
になることにある。
4
学
租 税 論 特 講 講 義
税
軍
日本経済の成熟化・少子高齢化・雇用形態の多様化・グローバル経済
化に伴って,われわれの社会は大きな転換期に直面している。そこで,
官と民の役割分担について再検討するとともに,財政が市場に及ぼす効
山 下 耕 治 果を議論することの重要性が一段と高まっている。
講義では,財政学の標準的な内容について,理論・制度・実態のバラ
ンスに留意しつつ,財政の在り方とその市場への効果について検討す
る。具体的には,ミクロ経済学とマクロ経済学の分析方法を用いること
で,財政運営,国と地方の財政関係,税制改革などの在り方について議
論する。演習では,上記の研究論文を輪読するとともに,政府行動に関
して,計量経済学の分析手法を用いることで仮説検証を行う。
准教授
博士(経済学)
財 政 学 特 講 演 習
租
授 業 内 容
概要:①米中日の経済の発展過程,現状,問題点,例えば,資産バブ
ルの生成と崩壊,金融と経済危機,長期不況,就職難,財政赤字と政府
破綻危険性などをそれぞれ理解し,この三か国経済への関心をより一層
深めることを目標とする。②米中日の 3 ヵ国では,特に米日において確
立された金融システムが実体経済と乖離したとき,経済危機が生じる。
日本の「失われた 20 年」および米国経済危機の生成メカニズムの本質を
解き明かし,現代及び未来の世界,特に中国への教訓と対策を導く。③
現在の米中間の経済問題,日中間の経済問題,そして日米間の経済問題
を認識し,これらの問題の要因と解決方法などを探る。④今後の米中日
の発展の行方を展望する。
4
米中日の現代経済
分
析
金
担当者
8
4
准教授
論
宮 本 昌 典
租 税 論 特 講 演 習
8
租税理論(前半部分)と租税制度(後半部分)について講義する。取り
扱うテーマは以下のようなものである。
前半部分:課税の基本概念,租税の分類,租税原則,課税の公平,租税
の転嫁・帰着,課税の超過負担,課税と経済的誘因,最適課税論。
後半部分:シャウプ勧告,個人所得課税,法人所得課税,消費課税,資
産課税,環境保全課税,税制改革。
演習では,修士論文の作成指導に重点を置くとともに,租税論に関す
る英語文献を輪読する。文献としては下記のものを予定しているが,受
講者と相談して決めたいと思う。
David N. Hyman, Public Finance, 10 th ed., South-Western Cengage
Learning, 2010.
― 13 ―
分野
専修科目
授業科目
単位
主 要 科 目
担当者
授 業 内 容
応用経済学・経済政策学
労働経済学特講講義では労働経済学の専門的知識の習得を目指します。
労働経済学が扱うトピックは個人の労働供給,企業の労働需要,失業,
教育など多岐にわたります。そして,どのトピックにおいても,政策が実
行される(た)ことによって労働者や企業の行動がどう変化する(した)
か,政策の意図した効果が実現される(た)のか,労働経済学の理論を理
講師
博士(経済学) 解したう上で予測し,計測できるようになることが重要です。そこで,本
中 村 亮 介 講義では,まず労働者の労働供給行動,企業の労働需要行動,教育投資
行動が持つ経済学的意味を理論的に学んでいきます。次に様々な政策が
実行された時の効果を計測するための政策評価の手法を学んでいきます。
労働経済学特講講義
4
労働経済学特講演習
8
労働経済学特講演習では特講講義で学んだことを前提に,受講者自身の
研究報告や興味関心に応じた労働経済学関連の論文を輪読していきます。
計量経済学特講講義
4
本講義の目的は,統計学及び計量経済学の理論的基礎を修得すること
である。計量経済学は,経済社会に見られる何らかの法則性を観測(デー
タ)に基づいて明らかにする方法を研究する学問であり,その基礎を統計
学においている。理論的背景についての理解を深めることで,計量経済
学の支柱である統計的思考を自分のものにして頂きたい。受講者の関心
准教授
鍵 原 理 人 に応じて,統計理論の修得に必要となる数学についても学ぶことにする。
前期においては,統計学と計量経済学の基礎理論を学習し,後期にお
いては,前期での学習状況を踏まえて適宜課題を選択することにする。
計量経済学特講演習
8
本演習では,特講講義の内容を踏まえた上で,より専門的に勉学を進
めていく。
4
本特講は,主としてミクロ経済学及びマクロ経済学的な理論モデルを
推定するために必要な計量経済学的分析手法の基礎を習得することを目
的としています。経済学の中でもさまざまな分野の応用事例を広く取り
上げることで,計量経済学的分析手法の応用力を養っていきます。受講
生の関心によっては,マクロ経済成長モデルのシミュレーション分析な
ど計量経済学以外の分野の数量的分析や解析的分析についても議論を拡
張する予定です。
労 働 経 済 学
計 量 経 済 学
応用計量経済学特講講義
計 量 経 済 学 ・ 統 計 学
教授
Ph. D.
応用計量経済学
8
高 瀬 光 夫 本演習は,経済学の中のさまざまな応用分野のうちで受講生各自の関
心に基づいて,計量経済学的分析が応用可能な研究テーマを選び,論文
を作成する能力を修得することを目的とします。さまざまな経済的問題
や社会的問題について,実証分析可能な経済学的な理論モデルを構築
し,計量経済的な手法を用いて理論モデルを推定し,理論モデルの短期
と長期の性質を検証し,そこから政策的含意や将来の見通しについて考
察していきます。
経済時系列分析特講講義
4
経済時系列分析は,現在,マクロ経済や金融に関する実証研究におい
て極めて重要な役割を果たしています。この講義では,経済時系列分析
のための数学的手法について詳しく解説していきます。講義で取り上げ
る内容として,主に以下のものが挙げられます。
・最尤法に基づく推定及び検定
・単変量自己回帰モデル
教授
・確率トレンドと単位根
D. Phil.
・多変量自己回帰モデル
栗 田 高 光 ・共和分解析
なお,この講義では計量経済学および線形代数の予備知識を必要とし
ますので,履修にあたっては注意して下さい。 経済時系列分析特講演習
8
演習では,講義の内容を踏まえつつ,修士論文執筆のための指導をし
ていきます。また,時系列分析の理論,マクロ経済・金融の実証研究な
どに関する学術論文の輪読も併せて行います。
統計学・因果推論特講講義
4
規制や政策,法律,制度が政治や経済,社会に与える影響をデータか
ら検証するために必要な計量分析およびその応用としての因果推論の方
法を統計学の基礎から学びます。統計学の基礎から学ぶのは,大学院レ
ベルの授業では,ただ統計ソフトをクリックして分析するというのでは
なく,自らが実行する手法や細かいオプションについてどのような過程
准教授
で計算されるのか理解している必要があるためです。また,本講義では
Ph. D.
原 田 勝 孝 R を用いて適宜,実習を行いますが基本操作について扱う時間は無いた
め,受講者は予め「http://tryr.codeschool.com/」等で R の基本操作につ
いて習熟していることを履修の前提とします。
統計学・因果推論特講演習
8
経 済 統 計 論 経済統計論特講講義
4
応用計量経済学特講演習
経済時系列分析
統計学・因果推論
〔 〕
平成 29 年度は
募集しない
経済統計論特講演習
8
演習では,講義で扱った内容の応用例として学術論文を輪読しつつ,
修士論文執筆のための指導を行います。
本年度は,生産者行動の理論と実証をテーマにまず必要な基本文献を
精読します。次に各自の行動仮説を設定してもらい実証に必要な経済統
荒 木 義 明 計と分析手法を検討します。時間的余裕があれば,パソコン実習も行う
予定です。なお,講義に必要な文献等は追って指示します。
准教授
― 14 ―
分野
専修科目
授業科目
計量経済学・統計学
オ ペ レ ー シ ョ ン オペレーションズ・リサーチ
ズ ・ リ サ ー チ 特
講
講
義
〔
〕
平成 29 年度は
募集しない
オペレーションズ・リサーチ
特
講
演
習
社会経済学特講講義
単位
主 要 科 目
4
8
4
社 会 経 済 学
行 動 経 済 学 ・ 地 域 科 学 会
工
この授業において,経済学はその研究対象ではなく,研究の方法論と
して定義される。人々の最適化に基づく選択行為は,すべて経済学の研
究対象として考える。
価格,市場,取引,貨幣などの言葉の意味する本質を考えれば,これら
の言葉がより幅広く定義でき,経済学の研究対象が人間のすべての選択
行為に及ぶことがわかる。
特に,この授業では以下の項目について経済学的分析を行う。:
1. 差別と移民
2. 犯罪,罰,権利
3. 家族
4. 政府と政治
5. 健康,宗教,大衆的行動
教授
< テ キ ス ト > Tommasi and lerulli“The New Economics of Human
姜 文 源 Behavior”Cambridge U. P. 1995.
8
アジア経済文化相関論
特
講
講
義
4
本講義では,「経済」を,カール・ポランニー(Karl Polanyi)のいう,
経済的な制度と非経済的な制度に埋め込まれ編みこまれている「人間の
経済」という広義の意味で捉え,日本を含むアジアの複雑で動態的な社
会経済的現象をどのように分析していくことが可能であるかを追求す
る。なかでも経済的要素と文化的要素に焦点をあて,さまざまな重層的
な社会(個人,家族・親族,組織,国家,国際社会等)におけるそれら
教 授
の相関を考察していく。まず,経済人類学,社会経済学,社会的行為論
博士(学術)
辰 己 佳 寿 子 や社会システム論を理解し,それらの成果と課題を明確にする。その後,
事例分析を行い,経済文化相関論という新しいアプローチの貢献可能性
を導き出す予定である。
アジア経済文化相関論
特
講
演
習
8
演習では,経済文化相関論を用いて,各自の研究テーマに即した実証
研究を進める。社会調査(量的調査/質的調査)が必要な研究テーマの
場合は,調査計画を作成し,各フィールドにて調査を実施する。
4
消費者回遊行動分析に関連する話題の中から受講生の関心にしたがっ
てトピックスを選択し,ゼミ形式で,教科書や論文の輪読と討論を行い
ます。本年度は,回遊途上の消費者のリアルタイムの意思決定をあつか
う リ ア ル タ イ ム 経 済 学 を 目 指 し て, ビ ッ グ デ ー タ の 分 析 や O 2 O
(OnlineToOffline)などでも重要になる,動的計画法,凸解析,凸計画
を学びます。
以下の教科書から,章や例題を選んで,講義を進めます。
( 1 )Stokey, Nancy L. and Lucas, Robert E.( 1989 )Recursive methods
in economic dynamics , Harvard University Press, Chap.1- Chap.5,
Chap.7-Chap.10
教 授
( 2 )B oyd, Stephen P. and Vandenberghe, Lieven( 2004 )Convex
博士(工学)
optimization , Cambridge University Press, Chap.1-Chap.5
齋 藤 参 郎 ( 3 )Jehle, Geoffrey Alexander and Reny, Philip J.( 2011 )Advanced
microeconomic theory 3 rd ed, Financial Times/Prentice Hall,
Mathematical Appendices Chap.A1-Chap.A2
社会工学特講講義
社
授 業 内 容
実用に耐える数理モデルを限られた時間内に立てる技術を主眼とす
る。方法は,目的を鮮明に限定し,それに即してモデルを徹底的に単純
教授
化することである。題材は受講生の必要性を勘案して決める。
博士(工学)
道具としての計算機言語のマスターにも力を入れたい。過去は以下の
米 田 清
ような題材を取り上げた。待ち行列,統計の実践的基礎,ブートスト
ラップ法,線形逆問題,ラグランジュ緩和法,R 言語。
社会経済学では,人類学,社会学,心理学などの他分野で得られた最
新の研究成果を多く取り入れ,より現実説明力のある経済学の完成を目
指している。この演習では社会経済学の研究を代表する path breaking
的論文を学生の皆さんと一緒に読むことにする。具体的には,G.Becker,
Akerlof, Thaler などの論文を中心に輪読する予定である。社会経済学の
論文は,その内容が深いのはもちろん,非常に面白いものが多く,皆さ
んも上記の研究者らの論文を読めば,経済学のおもしろさを改めて実感
できると思う。受講のための予備知識として,学部レベルのミクロ経済
学の理解が必要とされる。もし,受講者のミクロ経済学に関する理解が
不十分な場合は,論文を輪読する前にミクロ経済学に関する講義を 4 ,
5 回行うことも考えている。
社会経済学特講演習
アジア経済文化
相
関
論
担当者
学
社会工学特講演習
8
消費者行動分析にもとづいた,まちづくりマーケティング研究のなか
からテーマを選択し,修士論文の指導をおこなう。用いる方法はおもに,
消費者行動調査とその分析である。東アジアの大都市での消費者行動調
査も実施している。単純集計,クロス集計から,ハフモデルや回遊行動
の分析モデルの構築,データマイニグをもちいた CRM の研究まで,様々
な方法の開発と適用をおこなっている。研究内容の詳細については,
http://www.qbic.fukuoka-u.ac.jp
― 15 ―
専修科目
授業科目
単位
分野
主 要 科 目
都市情報論特講講義
4
都市情報論特講演習
8
都市モデル解析特講講義
4
都市モデル解析特講演習
8
都 市 情 報 論
行 動 経 済 学 ・ 地 域 科 学
都市モデル解析
〔 〕
平成 29 年度は
募集しない
都市システム解析
特
講
講
義
4
都市システム解析
都市システム解析
特
講
演
習
8
地域経営論特講講義
4
地域経営論特講演習
8
地 域 経 営 論
担当者
授 業 内 容
消費者の購買行動では財を認知する段階の情報が重要である。近年,
個人の選好に合致した財の情報を提供する「リコメンデーションサービ
ス」が実用化しつつある。莫大な情報の中から個人にとって重要な情報
に絞ることは,歩行中にリアルタイムに地理的情報を提供する歩行者ナ
ビゲーションや,ネットショッピングにとって極めて重要なサービスと
なる。手法としてはキーワードによる検索,過去の購買履歴などから関
心を持ちうる商品を推定する協調フィルタリング,行動ターゲッティン
グ広告などがあるが,いづれも電子化されたデータの存在を前提とする
点が制約である。この制約は特に商品点数が多いコンテンツ(書籍,ア
教 授
ニメ,映画,音楽など)には強く効く。またコンテンツを発見する手が
博士(工学)
かりがキーワード・言語で表現しにくい場合は,既存データから検索す
五 十 嵐 寧 史 る手法は実用的でなくなってくる。
これに対し,SNS(Social Network Service)が注目されている。社会
的ネットワークをインターネット上で構築する仕組みであるが,参加者
のつながり方を使ってのリコメンデーションサービスや,参加者のもつ
知識を引き出す機能も期待でき,個人の選好にあった商品を見出す手段
として有力となりうる。
この講義では,インターネット上での商取引ではどんな条件が必要と
なるのか,各種リコメンデーションサービスの効果と限界について理解
を深めた後,コンテンツ固有のリコメンデーション手法について議論す
る。
われわれが住んでいる社会はさまざまな問題を抱えています。これら
の問題を数理的に解析し,その本質を探るとともに,効率化という視点
から,実際に存在している諸問題の改善あるいは解決を図るのは,社会
教授
的・経済的視点から考えて重要な意味をもっています。本特講講義で
博士(工学)
は,関連文献を通じて,このような研究内容への理解を深めることにし
李 明 哲
ます。また,同特講演習では,そのための数理的・計算機的準備を行い,
それをもとに応用モデルの構築と解析を進めて,修士論文のテーマにし
ていきます。
本講義の目的は,都市・地域データ解析のためのモデル開発を行う基
礎的能力を習得することである。本年度は,最近注目を集めている,
データマイニング(data mining)の理論や,そこで用いられるアルゴリ
ズムを学習していくこととする。データマイニングとは,数ギガ,数テ
ラといった巨大なデータベースから,そこに潜む有益な知識やパターン
を発見する技術,もしくは,データ解析手法の総称であり,統計学,人
工知能,機械学習等,幅広い背景をもつ学際的な学問分野である。講義
教授
では,
( 1 )ニューラルネットワーク,
( 2 )決定木分析,
( 3 )連関規則,
(4)
博士(経済学) ベイジアンネットワーク,
( 5 )遺伝的アルゴリズム,といった話題に関
栫 井 昌 邦 する基礎的文献を輪読し,都市・地域データ適用のためのアルゴリズム
開発や理論的拡張の可能性を考察する。
本演習では,データマイニング(data mining)の諸分野の中から受講
生が関心ある分野をいくつか取り上げ,最新の研究の流れを展望すると
ともに,実際の消費者行動データや小売関連データへの手法の適用を行
う。このため,初歩的なプログラミング能力を備えていることを前提と
する。
「地域経営」は,その地域の行政組織の運営にとどまらず,その地域
の企業や農林漁業者,小規模な商業者などの経済活動の振興,それを支
える道路や河川などの公共基盤の整備,教育を通じた人材育成,医療や
福祉体制の整備などを含む幅広い概念です。
教授
本講義・演習では,地域経営を構成する各要素を学び,実際の地域経
木 下 敏 之 営を考える際の思考方法を取得することを目的としています。
学生には,人口規模による地域運営の違いや,企業誘致型,農林水産
業振興型,観光型などの地域経営の実例をケーススタデイしてもらい,
後半では,出身地など特定の自治体について,地域経営の計画及び実行
のための方策を作成していただきます。
― 16 ―
2 その他の科目
主 要 科 目
授 業 科 目
社 会 思 想 史 特
同 経
済
理
論
特
同
産 業 心 理 学 特
同
講
講
講
講 義
演 習
講 義
演 習
講 義
演 習
特 修 科 目
授 業 科 目
単位
4
8
4
8
4
8
単位
景
気
変
動
論
特
講
講
義
4
農
業
経
済
学
特
講
講
義
4
企 業 シ ス テ ム 論 特 講 講 義
4
数
理
統
計
特
講
講
義
4
経
済
学
特
設
講
義
Ⅰ
2
経
済
学
特
設
講
義
Ⅱ
2
経
済
学
特
設
講
義
Ⅲ
2
経
済
学
特
設
講
義
Ⅳ
2
経
済
学
特
設
講
義
Ⅴ
2
経
済
学
特
設
講
義
Ⅵ
2
経
済
学
特
設
講
義
Ⅶ
2
経
済
学
特
設
講
義
Ⅷ
2
経
済
学
特
設
講
義
Ⅸ
2
経
済
学
特
設
講
義
Ⅹ
2
3 履修方法
1 学生の標準修業年限は 2 年とし、所定の授業科目について、合計 30 単位以上を修得しなければなら
ない。
2 主要科目のうちから 1 特講科目(講義・演習)を選定し、これをその学生の専修科目とする。
3 専修科目担当者を指導教員とし、授業科目の選択、学位論文の作成その他研究一般について、その
指導を受けなければならない。
4 第 1 項の 30 単位は、次の区分によって修得しなければならない。
専修科目のうち講義 4 単位を第 1 年次で、演習 8 単位を第 1 年次及び第 2 年次で、専修科目以外の
主要科目(講義)と特修科目(講義)のうちから第 1 年次及び第 2 年次で残り 18 単位以上修得しなけ
ればならない。
5 指導教員が、当該学生の研究上特に必要と認めた場合は、前項の規定にかかわらず、他の研究科博
士課程前期の履修しようとする授業科目について、その担当教員の承認を受け、8 単位を限度に専修
科目以外の修得単位に算入することができる。
6 修士の学位論文は、専修科目について提出するものとする。
7 大学院学際リサーチプログラムの授業科目、単位、履修方法その他必要な事項は、別に定める。
※ カリキュラム改正により、内容に変更がある場合があります。
― 17 ―
《大学院学際リサーチプログラム》
大学院学際リサーチプログラムの開講について
経済学研究科経済学専攻博士課程前期では,既存のカリキュラムとは別に,研究科および専攻横断型の
新しい教育プログラム「大学院学際リサーチプログラム(以下,学際 RP という。)」を開講します。
1 趣旨
⑴ 経済学専攻博士課程前期の専門研究とともに,他の研究科の科目も体系的に履修することで,学際
性をもった幅広い知識・調査方法等を修得することを目的としています。
⑵ 研究機関のみならず,企業,自治体,NPO,学校教育等で活躍できる,グローバルな視点を持っ
た高度専門職業人を養成します。
⑶ 取得できる学位は,修士(学術)となります。
2 募集人員
入学定員 10 名のうち若干名。
3 プログラム内容
学術演習
研究科
専 攻
経済学
研究科
経済学
専 攻
人 文
科 学
研究科
社会・
文化論
専 攻
学術特講
経済学
研究科
商 学
研究科
経済学
専 攻
商 学
専 攻
授業科目
単位
⑴ 地域コミュニティ・イノベーションプログラム
担当者
※
8
栫井 昌邦
都市システム解析特講演習
社会モデル解析学術演習
8
【平成 29 年度は募集しない】
李 明哲
都市モデル解析特講演習
地域計量分析学術演習
都市生活文化学術特講
4
髙岡 弘幸
文 化 構 造 論 特 講 Ⅰ
地域社会調査学術特講
4
平田 暢
社会システム論特講Ⅰ
比較社会論学術特講
4
平兮 元章
社会システム論特講Ⅱ
都市情報論学術特講
4
五十嵐 寧史
都市情報論特講講義
地域計量分析学術特講
4
栫井 昌邦
都市システム解析特講講義
社会経済学学術特講
4
姜 文源
社会経済学特講講義
4
齋藤 参郎
社 会 工 学 特 講 講 義
4
李 明哲
都市モデル解析特講講義
流通システム論学術特講
4
田村 馨
流通システム論講義
マーケティング論学術特講
4
村上 剛人
マーケティング論講義
消費者データ分析学術特講
【平成 29 年度は休講】
4
太宰 潮
消 費 者 行 動 講 義
企業と社会学術特講
4
合力 知工
経 営 戦 略 論 講 義
経営データ分析学術特講
【平成 29 年度は休講】
4
福山 博文
オ ペ レ ー シ ョ ン ズ・
リ サ ー チ 講 義
経 営 管 理 学 術 特 講
4
藤野 真
経 経 営 管 理 論 講 義
ビッグデータと回遊アナ
リティクス学術特講
社会モデル解析学術特講
【平成 29 年度は休講】
◆※欄は,各専攻にて合併で開講される科目です。
◆学生は,指導教員が所属する専攻に在籍します。
◆各授業概要は 23~24 頁を参照。
― 20 ―
単位
⑵ 東アジア比較文化研究プログラム
学術演習
研究科
専 攻
授業科目
経済学
研究科
経済学
専 攻
ア ジ ア 経 済 文 化
相 関 論 学 術 演 習
アジア経済史学術演習
【平成 29 年度は春季のみ募集する】
日 本 語
日本文学
専 攻
学術特講
人 文
科 学
研究科
社会・
文化論
専 攻
経済学
研究科
経済学
専 攻
担当者
8
辰己 佳寿子
8
瀬戸林 政孝
※
ア ジ ア 経 済 文 化
相 関 論 特 講 演 習
経 済 史 Ⅰ( 東 洋 )
特
講
演
習
日 本 語 学 学 術 特 講 a
2
日 本 語 学 特 講 Ⅲ a
日 本 語 学 学 術 特 講 b
2
日 本 語 学 学 術 特 講 c
2
日 本 語 学 学 術 特 講 d
2
日 本 語 学 特 講 Ⅲ d
比 較 文 学 学 術 特 講 a
2
日 本 文 学 特 講 Ⅶ a
比 較 文 学 学 術 特 講 b
2
比 較 文 学 学 術 特 講 c
2
比 較 文 学 学 術 特 講 d
2
東 洋 哲 学 学 術 特 講
2
日 本 宗 教 学 術 特 講
2
日 本 神 話 学 術 特 講
2
日本文化論学術特講
4
白川 琢磨
文 化 構 造 論 特 講 Ⅱ
比較文化論学術特講
4
宮岡 真央子
文 化 構 造 論 特 講 Ⅲ
ア ジ ア 経 済 文 化
相 関 論 学 術 特 講
4
辰己 佳寿子
アジア経済史学術特講
4
瀬戸林 政孝
江口 正
(未 定)
日 本 語 学 特 講 Ⅲ b
日 本 語 学 特 講 Ⅲ c
日 本 文 学 特 講 Ⅶ b
日 本 文 学 特 講 Ⅶ c
日 本 文 学 特 講 Ⅶ d
(未 定)
岸根 敏幸
社 会・ 文 化 基 礎 論 Ⅱ
社 会・ 文 化 基 礎 論 Ⅰ
人間文化文献講読Ⅳ
ア ジ ア 経 済 文 化
相 関 論 特 講 講 義
経 済 史 Ⅰ( 東 洋 )
特
講
講
義
◆※欄は,各専攻にて合併で開講される科目。
◆学生は,指導教員が所属する専攻に在籍します。
◆各授業概要は 26~27 頁を参照。
4 入学試験に関する諸手続き
⑴ 入学試験に関する事項については,2~7 頁を参照してください。
⑵ 学際 RP 履修希望者は,志願票等の書式に記入する際,以下の点に留意すること。
① 「学際リサーチプログラム履修希望( )」の( )に○印を記入
② 「志望専修科目」欄に,志望する学術演習名および学際 RP 名を記入
*記入例:「●●学術演習(△△プログラム)」
5 履修のしくみ
⑴ 学生の標準修業年限は 2 年とし,所定の授業科目について,合計 30 単位以上を修得しなければな
らない。
⑵ 授業科目のうちから,一つの学術演習及びこれと同じ教員が担当する一つの学術特講を選定し,こ
れをその学生の専修科目とする。
⑶ 専修科目の演習担当者を指導教員とし,授業科目の選択,学位論文の作成,その他研究一般につい
て,その指導を受けなければならない。
― 21 ―
⑷ 第 1 項の 30 単位は,次の区分によって修得しなければならない。
① 必修科目として,専修科目 12 単位(学術演習 8 単位及び学術特講 4 単位),他の専攻の学術特講
のうちから 12 単位,計 24 単位
② 選択科目として,前号により履修する授業科目以外の学術特講,学則(別表第 4 の第 1 )に規定
する授業科目又は学則に規定する他の研究科の授業科目のうちから 6 単位以上
⑸ 修士の学位論文は,専修科目について提出するものとする。
[注意]履修するプログラム内の授業科目と合併で開講される科目( 20 頁 3 プログラム内容を参照)は
受講できません。
6 入学試験から学位授与までの流れ
経済学研究科経済学専攻
― 22 ―
【博士課程前期】地域コミュニティ・イノベーションプログラム
【アドミッション・ポリシー】
本プログラムは,社会起業,ローカル・ビジネスの創出等のコミュニティ変革,及び,調査の実施,解析,
解析結果にもとづく政策や戦略を分析,評価できる新しいタイプの高度専門職業人または研究者の育成をその
基本理念とする。また,自治体・企業・地域等との連携研究プロジェクトを積極的にプログラムに導入し,現
場主義にもとづく,実践的な教育にも重点を置く。本プログラムは,このような理念や考え方にもとづき地域
やコミュニティの牽引を志す者を,広く社会人を含め受け入れる。これにより,地域や社会が抱える様々な課
題を発見し,問題解決のための定式化を行い,持続的なコミュニティ・システムの構築能力,科学的根拠に基
づいた創造的な地域政策,及び企業戦略の提言能力をもち,地域を牽引する人材の輩出を目指す。
【カリキュラム・ポリシー】
本プログラムは,「地域コミュニティ・イノベーション学」を構成するために,社会学,文化人類学,商学,
経済学,データサイエンスなどの諸分野を横断的に融合させる。加えて,現場の視察やフィールド調査,地域
や企業を含めた現場との議論を行う科目を導入する。これにより,従来型のカリキュラムでは実現不可能であっ
たコミュニティや地域を創造的に変革させる能力育成のための体系的な学際的カリキュラムを構成する。
【ディプロマ・ポリシー】
持続的な地域社会システム創成,科学的根拠に基づく地域政策や企業戦略考察のための理論,モノの見方,
具体的な分析方法等の修得を通じて,高度専門業務に従事するために必要な知識力・実践力・応用力・提案
力・総合力を身につける。その研究活動の成果を修士論文としてまとめさせ,修士(学術)を授与する。また「専
門社会調査士」の資格取得も視野にいれる。
授業科目
単位
研究科
担当者
授業概要
人文科学研究科
4
現代日本の
「都市」はどのような変化を経て,成立したのだろうか。そして,人
びとの暮らしはどのように変化してきたのだろうか。また,衰退する一方の地方
教授
都市の再生
(新生)は可能なのだろうか。本講義ではこうした問題を,民俗学
髙 岡 弘 幸
を中心として,文化人類学や歴史学,社会学,建築学
(都市史)などのテキスト
を講読することにより考えてみたい。
地域社会調査学術特講
4
地域におけるアンケート調査を念頭に,社会調査の種類やその特徴を学び,
社会調査の目的と作業仮説の立て方,尺度の構成と測定,標本抽出,調査
データ整理の方法といった手続きを,より専門性の高いレベルで検討する。
教授
平 田 暢 社会調査を計画する作業を通して,特定の社会現象をもたらすメカニズムや
因果関係を考える方法に親しみ,仮説を立てることのできる思考力の深化を
目指す。
比 較 社 会 論 学 術 特 講
4
教授
ベトナム戦争以前と次後の逸脱の考え方の相違を解説する。
平 兮 元 章
都市生活文化学術特講
社会モデル解析学術特講
【平成 29 年度は休講】
経 済 学 研 究 科
社会モデル解析学術演習
【平成 29 年度は募集しない】
地域計量分析学術特講
地域計量分析学術演習
4
8
4
8
われわれが住んでいる社会はさまざまな問題を抱えている。これらの問題を数
理的に解析し,その本質を探るとともに,効率化という視点から,実際に存在
している諸問題の改善あるいは解決を図るのは,社会的・経済的視点から考
えて重要な意味を持っていいる。本授業では,関連文献の輪読を通じて,この
ような研究内容への理解を深める。
教授
李 明 哲 われわれが住んでいる社会はさまざまな問題を抱えている。これらの問題を
数理的に解析し,その本質を探るとともに,効率化という視点から,実際に
存在している諸問題の改善あるいは解決を図るのは,社会的・経済的視点か
ら考えて重要な意味を持っている。本授業では,そのための数理的・計算機
的準備を行い,またこれをもとに比較的単純な応用モデルの構築と解析を進
めていく。
本講義の目的は,根拠
(エビデンス)にもとづく政策科学の核となる,地域,都市,
そして消費者行動のデータ解析のためのモデル開発を行う基礎的能力を養成
することである。本年度は,空間計量経済学やデータマイニング手法,そして
計算のためのアルゴリズムを学習し,実際の都市・地域データ適用のための統
計モデル開発や理論的拡張について考察する。
教授
栫 井 昌 邦 本演習の目的は,根拠
(エビデンス)にもとづく政策科学の考え方にもとづき,
実際に地域や企業が抱える問題を解決する能力を習得することである。具体
的には,地域計量分析学術特講で学んだ空間計量経済学やデータマイニン
グ等の手法を実際のデータに適用し,分析結果にもとづき地域政策や企業
のマーケティング戦略を考察,立案し,自治体や企業に対し提言を行う。
― 23 ―
授業科目
単位
研究科
担当者
授業概要
4
本講義では,都市と農村の経済組織や文化の違い,都市の産業空洞化と
その対策としての創造都市政策,あるいは,文化的発展政策,そしてこ
れらの面における日本,韓国,中国の差,グローバル社会における望ま
しい社会経済政策,都市・農村政策について学ぶ。以前の日本はよくム
ラ社会といわれたが,農村的な組織文化を維持したまま,市場の効率性
教授
姜 文 源 が保証され経済は成長できるのか,先進国の都市における産業空洞化は
都市政策をどのように変えたか,文化市場は経済成長にどのように貢献
できるのか,このような問題意識を持っている学生に有益な講義になれ
ると思う。さらに講義ではグローバル社会の観点から,都市経済の問題
解決に対する,東アジア諸国の現状,考え方,政策の違いについて論じる。
4
回遊行動とは,消費者が都心部内を買い回る,渡り歩き行動のことであ
る。消費者の回遊行動のメカニズム解明,情報提供による回遊誘発,回
遊による経済効果や地域活性化,回遊性にすぐれたまちづくり政策など,
消費者の回遊行動に関連する理論,応用研究を回遊行動学とよぶ。本学
教授
齋 藤 参 郎 術特講では,これまでの回遊行動学研究をレビューするとともに,これ
らの研究成果をビッグデータの時代に対応した回遊アナリティクスとし
て再構築し,まちの価値を高め,地域を活性化する,イノベーティブな
ビジネスモデルへと展開していく戦略について議論する。
4
都市における社会経済的な活動の多くは,電子的なデータとして捉えら
れる状況になってきた。これらのデータは,マーケティングにも活用可
能であるとともに,都市の運営にも有益な知見をもたらす。前者は SNS
教授
五 十 嵐 寧 史 (Social Network Service),リコメンデーションサービスなどの手段で取
材と問題解決を考察する。後者は自治体組織における情報処理の観点か
ら,その進展とあるべき今後について議論する予定である。
4
いま流通システムが大きく変わりつつある。産業別,商品別に形成され
てきた流通システムはグローバル化,IT 化,情報ネットワークの進化に
よって集約化,短縮化されつつある。日本型流通システムという言葉が
教授
あったように,各国の特有の流通システムが形成され維持されるといっ
田 村 馨
た認識も変えざるをえなくなっている。大きく流通システムが変貌しよ
うとしているのだ。本抗議では,流通システムの変化を点検し,変化を
誘発する要因を抽出すると同時に,将来を展望する。
4
この講義ではマーケティング論における企業とユーザーとの関係を中心に,
誰が何時どこで商品価値を決定しているのかという点についてこれまでの考
え方と近年登場してきたサービス・ドミナント・ロジックの考え方を学習し,
教授
村 上 剛 人 共創するマーケティング像を確認してもらう。この学習と通して,地域を商品
として見なしたとき,誰が,何時,どこで,どのように価値を創造し,決定し
ているのか一つの見方を身につけてもらいたい。
4
地域を知る上ではそこで活動する生活者・消費者を知ることが欠かせない。
本プログラムのうち,調査・分析・科学的根拠を示す能力を養うことを目的
とする。統計の基礎からデータマイニングまでを行うが,扱うデータは,本
准教授
学が保有する非常にリッチな消費者についてのデータを用いる。履修におい
太 宰 潮
て,数学的な知識は前提となる。文献を読み,外部へ向けての発表なども
行いながら,生活者・消費者を知る術や,それにあたって必要な統計学を身
に付けてゆく。
4
企業は社会
(ステイクホルダー:利害関係者)と係わり合いを持ちながら存在
する。その社会の範囲は
「世界」であることもあるし,
「地域」であることもある。
教授
本講義では,企業とそれを取り巻く利害関係者
(ステイクホルダー:株主・顧
合 力 知 工
客・社員・コミュニティなど)との関連性に着眼し,各ステイクホルダーの満足
度を高めるような
「持続的経営戦略」についての理論を考察し,議論する。
経営データ分析学術特講
【平成 29 年度は休講】
4
企業は,顧客や市場のニーズに応えるため,柔軟かつ迅速に意思決定する
必要があります。勘や経験だけに頼っていては十分に対処できません。複雑
に激しく変化する状況に瞬時に対処するためには,実際のデータ
(資料)を活
教授
福 山 博 文 用し,データの背後にある事実に裏付けられた意思決定を行わなければない
のです。そこで本講義では,企業や組織体などの効率性を評価して経営に
役立てることができるデータ包絡分析法を学びます。
経 営 管 理 学 術 特 講
4
本講義は,経営組織における効率的な目的達成のための手段である経営管
理を体系的に理解することを目的とする。講義では,文献の輪読を通じ,と
准教授
( 1)企業の社会性,
( 2 )管理の
藤 野 真 くに,企業と社会との関係に留意しながら,
正当性,
( 3)効率性と人間性について考えていきたい。
社 会 経 済 学 学 術 特 講
経 済 学 研 究 科
ビ ッ グ デ ー タ と 回 遊
ア ナ リ テ ィ ク ス
学
術
特
講
都 市 情 報 論 学 術 特 講
流通システム論学術特講
マ ー ケ テ ィン グ 論 学 術 特 講
商 学 研 究 科
消 費 者 デ ータ分 析 学 術 特 講
【平成 29 年度は休講】
企 業 と 社 会 学 術 特 講
― 24 ―
【概念図】地域コミュニティ・イノベーションプログラム
地域社会
社会起業家
自治体職員
NPO 職 員
学校教員
高度専門職業人
博士課程へ進学
◇福岡大学連携自治体との協働
◇民間企業との連携・共同研究
◇専門家による講座・講演
総合力
修士論文
修士(学術)
提案力
政
応用力
策
提
言
・
ローカル・ビジネスの創出提案
実践力
研究プロジェクトの企画・運営
知識力
フィールド調査、現場視察による経験
文献資料読解、理論・方法論の習得
文 化
人類学
社会学
経済学
デ ー タ
サイエンス
商
人文科学研究科
経済学研究科
商 学 研 究 科
社会・文化論専攻
経 済 学 専 攻
商
学
専
本プログラムの理念に共感し、学際的に学ぶ意欲のある学生・社会人
― 25 ―
攻
学
【博士課程前期】東アジア比較文化研究プログラム
【アドミッション・ポリシー】
本プログラムは,「福岡」という地の利を生かし,東アジア全域の文化を構成する文学,言語,民俗,宗教,
哲学,経済などの諸分野を,比較の視座のもとで幅広く修得させることを目標とする。ここでいう比較は,研
究に限定された comparison という意味を超えて,交流や視座の相補性を含む transaction を意味しており,一
定の日本語能力を有し多文化理解に積極的な留学生のみならず,専修分野に対して学部段階で未修得の日本人
学生も受け入れ,社会教育・文化交流の振興等を担うことのできる高度専門職業人及び研究者の育成を目指す。
【カリキュラム・ポリシー】
東アジア文化圏に関わる諸地域(アジア全般,中国大陸,台湾,日本など)をフィールドとする文化人類学・
民俗学,宗教学,思想・哲学,経済史,社会学,文学,言語学系科目を幅広く設定するほか,既に本学もしく
は他大学等で博物館学芸員資格(民俗)や日本語教授資格を取得した学生に関してその実践力を強化する専修分
野も設け,演習指導教員の履修指導の下に学部教育と連携した調査・研究を生かしたカリキュラム構成を特色
とする。さらに,地域連携や社会貢献を旨として地方自治体や各種企業との協力を図り,各演習の中に地域(社
会)連携セミナー等も導入する。
【ディプロマ・ポリシー】
東アジア文化に関する幅広い知識と,比較(交流)の相補的観点に基づいた課題発掘・調査能力を修得させ,
各年度に設けられるプログラム担当教員及び履修学生全員参加を原則とする論文・課題検討会を経て,最終的
には修士論文として提出させ,修士(学術)を授与する。
授業科目
単位
研究科
人 文 科 学 研 究 科( 日 本 語 日 本 文 学 専 攻 )
日 本 語 学 学 術 特 講 a
2
日 本 語 学 学 術 特 講 b
2
日 本 語 学 学 術 特 講 c
2
日 本 語 学 学 術 特 講 d
2
比 較 文 学 学 術 特 講 a
2
比 較 文 学 学 術 特 講 b
2
比 較 文 学 学 術 特 講 c
2
比 較 文 学 学 術 特 講 d
2
担当者
授業概要
言語学の基礎的な研究方法を身につけ,個別言語としての日本語の性質を他
言語と対照して明らかにする方法を学ぶ。主として言語構造の諸側面について
の講義を行う。
言語学の基礎的な研究方法を身につけ,それを日本語教育に生かす方法を学
ぶ。言語習得および言語運用の諸側面についての講義を行う。
教授
江 口 正 言語学の基礎的な研究方法を身につけ,それを日本語教育に生かす方法を学
ぶ。語や文の意味論,および語用論の諸側面についての講義を行う。
言語学の基礎的な研究方法を身につけ,それを日本語教育に生かす方法を学
ぶ。第 1 言語習得・第 2 言語習得と心理言語学・社会言語学の諸側面につい
ての講義を行う。
(未 定)
― 26 ―
単位
研究科
授業科目
人 文 科 学 研 究 科( 社 会 ・ 文 化 論 専 攻 )
東 洋 哲 学 学 術 特 講
2
日 本 宗 教 学 術 特 講
2
担当者
授業概要
(未 定)
日本の宗教に関わる重要な諸問題について考察する。具体的には,御霊
信仰や伊勢信仰などの代表的な宗教信仰,古代日本における仏教の展開
に焦点を当てることになるであろう。これらの考察を通じて,日本人の
宗教的な特色について探究してゆきたい。
2
教授
岸 根 敏 幸 日本の神話を理解するために,古事記神話について考察する。具体的に
は,神と世界の関係というものを主題として掲げながら,神観念,多様
な世界像など,古事記神話の重要な諸問題を扱うことになるであろう。
これらの考察を通じて,日本の神話における世界認識の特色について探
究してゆきたい。
日 本 文 化 論 学 術 特 講
4
文化人類学・民俗学に基づく多元的・多層的な日本文化論。祭り,儀礼,
習俗,信仰,伝承,神話,芸能,娯楽,親族組織など多元的な民俗事象を
教授
構築的な歴史層を踏まえて研究する。特講では,担当教員の近年の論文や
白 川 琢 磨
学会報告を発表し,それに対する質疑応答を基に理解を深め,適切な研究
指導を行う。また必要に応じて学部授業の聴講が必要な場合もある。
比 較 文 化 論 学 術 特 講
4
東アジア諸社会の文化をめぐる諸課題の研究に資する文献の講読を主に
おこなう。受講生の問題意識の明確化と深化,先行研究の整理・把握と
准教授
宮 岡 真 央 子 自らの研究課題の位置づけと意義の明確化を目指す。また,適宜担当者・
受講生による研究発表もおこなう。
日 本 神 話 学 術 特 講
アジア経済文化相関論
学
術
特
講
4
経 済 学 研 究 科
教授
辰己佳寿子
本講義では,「経済」を,カール・ポランニー(Karl Polanyi)のいう,経
済的な制度と非経済的な制度に埋め込まれ編みこまれている「人間の経
済」という広義の意味で捉え,日本を含むアジアの複雑で動態的な社会経
済的現象をどのように分析していくことが可能であるかを追求する。な
かでも経済的要素と文化的要素に焦点をあて,さまざまな重層的な社会
(個人,家族・親族,組織,国家,国際社会等)の相関を考察していく。
まず,経済人類学,社会経済学,社会的行為論や社会システム論を理解し,
それらの成果と課題を明確にする。その後,経済文化相関論という新し
いアプローチを用いて,アジアの事例分析を行う予定である。
アジア経済文化相関論
学
術
演
習
8
日本を含むアジアにおける社会経済的現象は複雑であり多面的な分析が
必要となっている。アジア経済文化相関論は,「経済」を,カール・ポラ
ンニー(Karl Polanyi)のいう,経済的な制度と非経済的な制度に埋め込
まれ編みこまれている「人間の経済」という広義の意味で捉え,経済的要
素と文化的要素に焦点をあて,さまざまな重層的な社会(個人,家族・親
族,組織,国家,国際社会等)の相関を考察していくアプローチである。
演習では,経済文化相関論と社会調査の方法を通して,各自の研究テー
マに即した実証研究を深めるための指導を行う。
アジア経済史学術特講
4
本講義では,近年,研究上,目覚ましい進展を遂げている近代アジアの
経済史について最新の実証研究の成果をもとに講述する。特に,東アジ
ア地域が発展した要因に関して貿易に重点を置きながら講義する。
8
本演習では,近年,研究上,目覚ましい進展を遂げている近代アジアの
准教授
瀬 戸 林 政 孝 経済史について最新の実証研究の成果をもとに講述し,18 世紀から 20 世
紀前半における東アジア・東南アジアを中心とした社会経済史の把握を
目的とする。履修者には,本講義を通じて興味を持った経済事象を取り
上げ,テーマを設定し,史料を用いながらレポートを完成させることが
求められる。
アジア経済史学術演習
〔
平成 29 年度は
春季のみ募集する
〕
― 27 ―
【概念図】東アジア比較文化研究プログラム
日本語
教 員
東アジア
NPO
職 員
起業家
学芸員
自治体
職 員
日本
高度専門職業人
博士課程へ進学
◇福岡大学連携自治体との協働
◇専門家による講座・講演
◇博学連携による研究教育交流
修 士 論 文
◇海外協定校との研究教育交流
◇ 海 外 研 究 者 の 招 聘
修士(学術)
課
題
発
見
・
比較研究方法の習得
多 文 化 交 流
コミュニケーション
フィールドワーク
現
地
踏
査
文献資料読解、
理論・方法論の習得
【福岡大学基盤研究所、産学連携研究所との連携】
人 文 科 学 研 究 科
人 文 科 学 研 究 科
経 済 学 研 究 科
日本語・日本文学専攻
社会・文化論専攻
経
済
学
専
専修分野の修得/未修得にかかわらず、多文化理解に積極的な学生・社会人
― 28 ―
攻
博 士 課 程 後 期
《一般入学試験・社会人入学試験》
大学院オープンキャンパス
平成 28 年8月6日(土)
詳細が決まりましたら,福岡大学公式ホームページ内の「大学院
個 別 サ イ ト 」(http://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/fu 820 /home 1 /)
へ掲載します。
博士課程後期
《一般入学試験》《社会人入学試験》
1 募 集 人 員
研究科名
専 攻 名
課 程 名
標準修業年限
入学定員※
経済学研究科
経済学専攻
博士課程後期
3年
5名
※入学定員には、専攻で実施するすべての入学試験の人員を含みます。
2 出 願 資 格
《一般入学試験》
《社会人入学試験》
次の①〜⑤のいずれかの条件に該当する者
① 修士の学位を有する者又は学校教育法第
104 条第 1 項に規定する文部科学大臣の定
める学位を有する者及び平成 29 年 3 月まで
に取得見込みの者
② 外国において,修士の学位又は専門職学
位に相当する学位を授与された者及び平成
29 年 3 月までに取得見込みの者
③ 外国の学校が行う通信教育における授業
科目を我が国において履修し,修士の学位
又は専門職学位に相当する学位を授与され
た者及び平成 29 年 3 月までに取得見込みの
者
④ 文部科学大臣の指定した者
⑤ 本学の大学院において,個別の入学資格
審査により,修士の学位又は専門職学位を
有する者と同等以上の学力があると認めた
者で,24 歳に達した者及び平成 29 年 3 月
までに達する者※注)
次の①〜⑤のいずれかの条件に該当する
者で,最終学校を修了,卒業又は退学後,
入学時に社会人経験 3 年以上の者
① 修士の学位を有する者又は学校教育法第
104 条第 1 項に規定する文部科学大臣の定
める学位を有する者(平成 26 年 3 月以前に
学位を得た者)
② 外国において,修士の学位又は専門職学
位に相当する学位を授与された者(平成 26
年 3 月以前に修士に相当する学位を得た者)
③ 外国の学校が行う通信教育における授業
科目を我が国において履修し,修士の学位
又は専門職学位に相当する学位を授与され
た者(平成 26 年 3 月以前に修士に相当する
学位を得た者)
④ 文部科学大臣の指定した者
⑤ 本学の大学院において,個別の入学資格
審査により,修士の学位又は専門職学位を
有する者と同等以上の学力があると認めた
者で,27 歳に達した者及び平成 29 年 3 月
までに達する者※注)
※注)出願資格⑤に該当し出願を希望する者は,資格審査を行います。審査書類受付期間及び
提出書類については,32 頁「 5 -⑷出願資格審査について」をご参照ください。
3 入学試験日・願書受付期間
※注)出願資格⑤に該当する者は, 資格審査に要する書類提出期間が異なります。32 頁「 5 -⑷出願資格審
査について」をご参照ください。
春季(1回)のみ実施します。
募 集 区 分
春季入学試験
入学試験日
平成 29 年 2 月 20 日(月)
― 30 ―
願 書 受 付 期 間※注)
平成 29 年 1 月 23 日(月)
〜 1 月 26 日(木)
4 願書受付時間・場所
◇ 受付時間
午前 10 時〜午後 4 時(正午〜午後 1 時を除く)
◇ 受付場所・問合せ先
福岡市城南区七隈八丁目 19 番 1 号(〒 814 - 0180 )
福岡大学大学院事務課 福岡大学中央図書館 6 階
TEL 代表( 092 )871– 6631 内線 2913〜2915
※ 郵送の場合は,書留郵便とし受付最終日までに必着とします。
5 出 願 手 続
⑴ 提出書類
※注)出願資格⑤に該当する者は, 提出書類が異なります。32 頁「⑷出願資格審査について」をご参照く
ださい。
《一般入学試験》
《社会人入学試験》
① 志願票(本学所定用紙)
副票・受験票(本学所定用紙)
① 志願票(本学所定用紙)
副票・受験票(本学所定用紙)
② 出身大学及び大学院の成績証明書
② 出身大学及び出身大学院の成績証明書
③ 出身大学院の修了証明書又は修了見込証
明書
③ 出身大学院の修了証明書
④ 他大学院出身者は,修士論文又はこれに
代わるもの
⑤ 研究計画書(本学所定用紙)
④ 他大学院出身者は,修士論文又はこれに
代わるもの
⑤ 研究計画書(本学所定用紙)
⑥ 志望理由書(本学所定用紙)
⑥ 志望理由書(本学所定用紙)
⑦ 入学検定料領収書(大学提出)
⑦ 入学検定料領収書(大学提出)
⑧ 住所シール 2 部(本学所定用紙)
⑧ 住所シール 2 部(本学所定用紙)
⑨ 資格保有者はその写し
注)出願資格②・③に該当する者で,上記書類のうち提出不可能なものがある場合は,事前に大
学院事務課へ相談してください。
⑵ 提出書類その他
注)・改姓がある場合は,戸籍抄本等をつける。(出願資格⑤含む)
・証明書は 1 年以内に発行されたもの。(出願資格⑤含む)
⑶ 入学検定料の納入方法
入学検定料
32 , 000 円
入学検定料は,最寄の金融機関(郵便局・ゆうちょ銀行を除く)から本学所定の「振込用紙」(要
項に同封)の裏面に記載された指定金融機関宛に振込んでください。
なお,振込みの際に受取った「入学検定料領収書(大学提出)」を,指定の入学検定料領収書貼付
台紙に貼って,他の出願書類とともに提出してください。また,自動振込機(ATM)から振込みを
行った場合は,振込みを証明できるもの(利用明細票の写し)を必ず提出してください。
(※提出先:
大学院事務課)
(注:インターネットバンキングによる振込みは受付できません。)
― 31 ―
⑷ 出願資格審査について
出願資格⑤に該当し出願を希望する者は, 資格審査を行いますので,以下の要領により所定の日
時までに審査に要する書類を提出してください。
なお,審査の結果は,審査終了後,本人宛に通知します。
審査の結果,受験資格があると認められた者は,「⑶入学検定料の納入方法」に基づき,入学検
定料を指定された日時までに納入し,その「入学検定料領収書(大学提出)」を指定の入学検定料
領収書貼付台紙に貼って,大学院事務課へ提出してください。納入期間等の詳細は,審査結果と
共に通知します。
◇ 提出期間等
平成 28 年 12 月 6 日(火)〜 12 月 8 日(木)
◇ 受付時間
午前 10 時〜午後 4 時(正午〜午後 1 時を除く)
◇ 受付場所・問合せ先
福岡市城南区七隈八丁目 19 番 1 号(〒 814-0180 )
福岡大学大学院事務課 福岡大学中央図書館 6 階
TEL 代表( 092 )871– 6631 内線 2913〜2915
※ 郵送の場合は,書留郵便とし受付最終日までに必着のこと。
◇ 提出書類
出願資格⑤による志願者
◇出願資格⑤の条件
大学,短期大学,高等専門学校,専修学校,各種学校の卒業生,その他の教育施設の修了者
であること
《一般入学試験・社会人入学試験》
① 修士の学位を有する者と同等以上の学力があると証明する資料がある場合は,その写し。
(英検,TOEFL,TOEIC,報告書,著書,論文等)
② 志願票(本学所定用紙),副票・受験票(本学所定用紙)
※ 「志願票」裏面の履歴書の職歴は,詳しく記入してください。業績がある者は,記入してください。
(業績とは,著書・研究論文・学会発表・特許,専門性に係る資格,実務経験等です。資格保有者は,そ
の写しを添付してください。)
③ 最終卒業又は修了学校の成績証明書
④ 最終卒業又は修了学校の卒業証明書
⑤ 修士論文に代わるもの【研究論文,研究計画書(本学所定用紙)等】。
⑥ 研究計画書(本学所定用紙)
⑦ 志望理由書(本学所定用紙)
⑧ 住所シール 2 部(本学所定用紙)
⑸ 出願上の注意
① 該当する出願資格に記載された条件の内容を必ず確認してください。
② 出願書類に不備がある場合は受理しないことがあります。
③ 志願票及び副票・受験票の「志望専修科目」欄は,36 頁〜 37 頁の「 1 募集専修科目と担当
者及び研究内容の概要」から専修科目 1 科目を選定し,科目名及び担当者を記入してください。
④ 受験科目等の記入漏れがないように注意してください。
⑤ 一度払い込まれた入学検定料及び提出した書類(論文含む)の返還請求には応じません。
― 32 ―
⑥ 健康の状況について
疾病・障がい等により、受験時および修学上配慮を必要とされる方は、出願前のできるだけ
早い時期に大学院事務課へ相談ください。(症状についての具体的内容が記載された診断書を
添えてください。障害者手帳をお持ちの方は、そのコピーも添えてください。)
6 受 験 票
※ 出願手続完了者には,「受験票」を送付します。
※ 試験日の 5 日前までに到着しない場合は,大学院事務課へ連絡してください。
※ 「受験票」は入学手続完了まで保管してください。
7 試験場・試験会場
福岡市城南区七隈八丁目 19 番 1 号 福岡大学
※ 試験会場については,試験日当日の午前 8 時 30 分に中央図書館西側 1 階入口(大学院エント
ランス)に掲示します。
※ 受験者は,全員 午前 9 時までに試験会場に集合してください。
8 試験科目・試験時間
試験時間
《一般入学試験》
《社会人入学試験》
9 :00
~
受験上の注意
受験上の注意
9 :15
~
11:15
英 語 Ⅰ
英 語 Ⅱ
合計 2 科目
英 語 Ⅰ
英 語 Ⅱ
合計 2 科目
11:35
~
13:05
志望専修科目に関する専門科目
※ 36 頁〜37 頁を参照
志望専修科目に関する小論文
※ 36 頁〜37 頁を参照
14:15
~
面 接
(口頭試問)
面 接
(口頭試問)
9 合 格 発 表
① 合格発表日時
春季入学試験 合格発表
平成 29 年 3 月 8 日(水) 午前 10 時
② 合格者の受験番号を掲示するとともに,合格者には入学手続書類を郵送(簡易書留郵便)し
ます。不合格者への通知はいたしません。
◇掲示場所:大学院事務課前
③ 福岡大学公式ホームページ内の「大学院個別サイト」に合格者の受験番号を掲載いたします。
*以下の手順でアクセスしてください。
福岡大学公式ホームページ(http://www.fukuoka-u.ac.jp/)にアクセス⇒トップペー
ジのメニューから「教育」を開く⇒「教育」のメニューから「大学院」を開く⇒「大学院」
のページから「大学院個別サイト」を開く
― 33 ―
④ 合否に関する電話での問合せには一切応じません。
⑤ 出願書類及び入学手続書類等に虚偽の記載があった場合は,入学許可を取り消すことがあり
ます。
10 入 学 手 続
① 入学手続書類等の詳細な指示は,合格通知とともに通知します。
② 入学申込金・授業料その他諸納入金の納入については,「 11 入学に要する経費等」の学費
等納入金表を参照してください。
11 入学に要する経費等
学 費 等 納 入 金 表
区 分
本学学部
項 目
卒
業
入 学 申 込 金( 入 学 金 )
100,000
入学時
納入金
本学大学院
修
了
他大学卒業・
他大学院修了
0
200,000
第一期分授業料
200,000
200,000
200,000
第一期分教育充実費
60,000
60,000
60,000
委 託 徴 収 金
3,000
3,000
18,100
263,000
263,000
278,100
計
363,000
263,000
478,100
第 二 期 分 第二期分授業料
学費等納入金 第二期分教育充実費
200,000
200,000
200,000
60,000
60,000
60,000
計
260,000
260,000
260,000
623,000
523,000
738,100
第 一 期 分
学費等納入金
(小計)
第二期
払込分
(単位:円)
初年度納入金 合計
備 考
入学年度のみ納入
毎年度納入
毎年度納入
◆上記合計金額のうち,「入学申込金」及び「第一期分学費等納入金」として,下記の金額を所定の期日
までに納入してください。(納入期限当日の収納日付印まで有効)
本学学部
卒
業
費 目
入
学
申
込
本学大学院
修
了
他大学卒業・
他大学院修了
納 入 期 限
金
100,000
0
200,000
平成29年3月17日(金)
第一期分学費等納入金
263,000
263,000
278,100
平成29年3月22日(水)
※納入期限後はいかなる理由があっても受け付けできません。
※所定の期限までにこれらの手続きを完了してください。
※二年次以降の学費等納入金のうち,「委託徴収金」の金額には多少の変動が生じることがあります。
12 そ の 他
◇ 奨学金制度
7 頁の「 12 その他 ◇奨学金制度」の項を参照してください。
― 34 ―
募集専修科目・担当者及び概要等
博 士 課 程 後 期
1 募集専修科目と担当者及び研究内容の概要
専 修 科 目
経
済
科 目 名
研 究 指 導 科 目
済
研 究 内 容
経済学史の論文には,理論の発展史についての広く深い知識と
過去の論文への詳細な読解,洞察力が必要になります。自分の研
究分野に関して,原典や多くの論文を読んでもらい,博士論文に
教 授
史 経 済 学 史 特 別 研 究 博士(経済学) 向けた研究を進めていきます。また,学説史研究を通して得た理
山 﨑 好 裕 論への知識を現実の経済分析に応用するために,計量分析の実際
についても学んで,データを使った分析を行ってもらいます。英
語論文の作成やジャーナルへの投稿についても指導します。
学
社 会 経 済 学 社会経済学特別研究
経
担 当 者
教 授
姜 文
この講義では毎年1本の論文を書くことを目標とする。論文の研
究課題は受講生が決めることを原則とする。行動経済学,ニュー
ローエコノミックス,さらには学際的研究のブームによって社会
経済学の内容やアプローチも急激に変化している。が,この講義
では限定合理性を前提とした効率モデルの枠のなかで受講生の研
究課題を取り上げていき,論文を完成させることを目標としてい
る。即ち,講義での研究は心理学,社会学,人類学で進められて
源
いる最新の研究課題をどのようにして経済学の限定合理性モデル
の枠のなかで再定義でき,このような方法論的転換を通じて,ど
のような新しい社会経済理解および展望が得られるか,に関する
ものとなる。受講生の研究に関しては,講義を通じて書いた論文
を学術ジャーナルに発表することはもちろん,研究で得られた結
果が社会や人類に貢献できる内容であることが要求される。
経済数学は,経済学の一分野ではない。慎重に単純化したモデ
ルを用いて,複雑な経済現象の因果関係を分析し,その中に潜む
法則を見出すための科学的方法のひとつである。ここで,科学的
とは,広辞苑によると,体系的であり,経験的に実証可能な知識
のことを言う。もちろん,経済モデルが数学的である必要はない
教 授
が,数学的であれば,モデルは変数とパラメータからなる方程式
学 経 済 数 学 特 別 研 究 Ph. D.
藤 本 浩 明 で表現されるため,適切な計算をするだけで,科学的な結論を得
ることができる。そこで,本特別研究では,例えば,ホッグ著「
数理統計学導論(第5版)」高等教育出版の教科書などを通じて,
ベイズ統計学を修得するとともに,公平な税制ならびに所得格差
の不平等尺度およびリスク管理に応用することを考える。
数
消費者行動分析にもとずいた,まちづくりマーケティング研究の
なかからテーマを選択し,博士論文の指導をおこなう。用いる方法
はおもに,消費者行動調査とその分析である。東アジアの大都市で
教 授
社 会 工 学
の消費者行動調査も実施している。単純集計,クロス集計から,ハ
社 会 工 学 特 別 研 究 博士(工学)
フモデルや回遊行動の分析モデルの構築,データマイニングをもち
齋
藤
参
郎
平成 29 年度は
いた CRM の研究まで,様々な方法の開発と適用をおこなっている。
募集しない
研究内容の詳細については,
http://www.qbic.fukuoka-u.ac.jp
〔
〕
教 授
都 市 モ デ ル 解 析 都 市モデル 解 析 特 別 研 究 博士(工学)
李 明
本特別研究では,幅広い社会・経済問題のなかの一つの課題に焦
点をあて,応用数理やオペレーションズ・リサーチの視点から行
う,モデル構築の手法とモデル解析の手法を適用して,特定された
課題を理論的に解析し,その本質を探るとともに,効率化という視
哲
点から,捉えた問題の改善あるいは解決を図ります。最後は,それ
をもとに博士論文を仕上げていきます。
The basic conceptual tool I offer is the inverse problem formalism:
given decision variables which are related to the outcome
variables of interest, we compute the values of the decision
variables which will bring the most satisfactory outcomes. The
オペレーションズ・リサーチ
教 授
problem is solved by methods which may be considered improved
オペレーションズ・リサーチ
博士(工学)
平成 29 年度は
versions of the weighted least squares. My present interest is in
特
別
研
究
米 田 清 applications involving discrete choices.
募集しない
〔
〕
Computational tools are chosen to be suitable for people who may
in the future work under tight resource constraints such as in
emergency situations, developing countries, or small organizations.
この講義では,非協力ゲーム理論の基礎または経済学への応用の
中から研究テーマを選び,理論研究の範囲内で研究活動を行いま
教 授
す。ゲーム理論の基礎的な知識や解析方法は,すでに修得してある
ゲ ー ム 理 論 ゲ ー ム 理 論 特 別 研 究 博士(経済学) ことを前提とします。テーマの決定後は,文献の精読,問題の発見,
西 原 宏 モデルの構築と改良,解析,結果の吟味という流れで研究活動を行
います。ある程度の結果が得られた後は,学会発表を積極的に利用
して論文としての完成度を高めて行きます。
― 36 ―
専 修 科 目
科 目 名
担 当 者
研 究 内 容
この特別研究の授業では,共和分をはじめとした経済時系列
分析の手法を利用した応用研究について,論文作成のための指
導をしていきます。なお,計量経済学や線形代数に関する全般
的な知識は習得済みであることを授業の前提とします。授業で
は,まず各自が研究テーマを選定し,そのテーマに沿った代表
教 授
的な論文や書籍を輪読していきます。その後,各自が,分析に
経 済 時 系 列 分 析 経 済 時 系 列 分 析 特 別 研 究 D. Phil.
必要な時系列データを収集しその特性を調べるとともに,分析
栗 田 高 光
のためのコンピュータ・プログラム等を作成していきます。こ
うした準備が整った段階で,本格的な分析作業に入っていきま
す。主要な分析結果が出た後,それを整理して学会等で発表し,
そこでのコメント等を踏まえて分析をさらに進めます。その後,
最終的な結果を論文にまとめていきます。
研 究 指 導 科 目
本講義では,( 1 )地域や都市に関するデータを解析するため
の統計モデリングやデータマイニング手法の開発を行い,( 2 )
開発した統計モデルや手法を実際のデータへ適用し,一般法則
教 授
を見いだし,積み上げていくとともに,( 3 )それらにもとづき
都市システム解析 都市システム解析特別研究 博士(経済学)
政策や戦略を議論する,といった形で研究指導を行っていく。
栫 井 昌 邦
受講生は,このような「根拠(エビデンス)にもとづく政策科学
研究」から各自,具体的な研究課題を設け,学会発表や学術雑誌
への投稿を積極的に行いながら学位論文を作成する。
今日世界における経済問題,特にアメリカ,中国,日本における
経済問題に焦点を当てて研究する。具体的は以下の角度からアプ
ローチする。
1)家計行動の理論および実証分析を行う。たとえば,消費貯蓄,
教育と人的資本蓄積,労働供給などが考えられる。
2)企業行動の理論および実証分析を行なう。例えば,企業の投
資行動,融資行動,ガバナンスと内部昇進,雇用,産業組織などが
考えられる。
3)政府の理論と実証分析を行なう。例えば,効率かつ公平な徴
米中日の現代経済 米 中 日 の 現 代 経 済 教 授
税,脱税問題,公的支出のあり方,公共財の最適供給,所得再分配
博士(経済学)
分
析 分 析 特 別 研 究 万 軍 民 などが考えられる。
4)金融の理論および実証分析を行なう。例えば,バブルの生成
と予防,バブルのハードとソフトランディング,銀行預金と貸出,
株式市場,公債市場,為替レートの決定要因などが考えられる。
受講生は上記の内容からを 1 つ選び,査読付国際誌への公刊を目
指して,学術論文を作成する。研究手法は純粋な数理モデルに基づ
いてもいいし,経済データを用いて計量分析してもよい。また,
ジョブマーケットに出るための関連準備をする。
研究内容の詳細については指導教員の公式 WEB を参考されたい。
http://www.econ.fukuoka-u.ac.jp/~wan/
2 その他の科目
特 修 科 目
経 済 学 特 論 Ⅰ A
経 済 学 特 論 Ⅰ B
経 済 学 特 論 Ⅲ B
経 済 学 特 論 Ⅳ A
経 済 学 特 論 Ⅱ A
経 済 学 特 論 Ⅱ B
経 済 学 特 論 Ⅳ B
経 済 学 特 論 Ⅴ A
経 済 学 特 論 Ⅲ A
経 済 学 特 論 Ⅴ B
3 履修方法
1 学習の標準修業年限は 3 年とし、次の定める方法により、履修しなければならない。ただし、優れ
た研究業績をあげた者については、1 年以上在学すれば足りるものとする。
2 学生は、一つの専修部門を選定し、この研究指導科目を専修科目として、24 単位を修得しなければ
ならない。
3 専修部門の研究指導担当者を当該学生の指導教員とし、学位論文の作成、その他研究一般について、
その指導に従うものとする。 4 指導教員が、当該学生の研究上特に必要と認めた場合には、次のとおりとする。
⑴ 学生は、選定した専修部門以外の研究指導科目及び特修科目を履修することができる。ただし、
この修得単位は、修了要件単位数に参入しない。
⑵ 学生は、博士課程前期における特講講義及び特修科目を受講することができる。
5 博士の学位論文は、専修部門について提出するものとする。
― 37 ―
外国人留学生入学試験
《博士課程前期・博士課程後期》
外国人留学生進学説明会
平成 28 年6月 25 日(土)
大学院オープンキャンパス
平成 28 年8月6日(土)
詳細が決まりましたら,福岡大学公式ホームページ内の「大学院個別サイ
ト」(http://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/fu820/home1/)へ掲載します。
外国人留学生入学試験
《博士課程前期・博士課程後期》
◇国内志願者とは,既に日本国に在留している志願者をいいます。
◇国外志願者とは,受験のために外国から日本国に来る志願者をいいます。
1 募 集 人 員
博士課程前期については 2 頁,博士課程後期については 30 頁を参照してください。
2 出 願 資 格
博士課程前期
《外国人留学生入学試験》
博士課程後期
《外国人留学生入学試験》
次の①~⑦のいずれかの条件に該当する者
で,※印の要件を充たす者
① 外国において大学を卒業した者及び平成
29 年 3 月までに卒業見込みの者で,学校教
育における 16 年の課程を修了した者
② 外国において学校教育における 12 年の課
程を修了した後,日本の大学を卒業した者
及び平成 29 年 3 月までに卒業見込みの者
③ 外国の学校が行う通信教育における授業
科目を我が国において履修することにより
当該外国の学校教育における 16 年の課程を
修了した者及び平成 29 年 3 月修了見込みの
者
④ 我が国において,外国の大学の課程(そ
の修了者が当該外国の学校教育における 16
年の課程を修了したとされるものに限る。
)
を有するものとして当該外国の学校教育制
度において位置付けられた教育施設であっ
て,文部科学大臣が別に指定するものの当
該課程を修了した者及び平成 29 年 3 月まで
に修了見込の者
⑤ 専修学校の専門課程(修業年限が 4 年以
上であることその他の文部科学大臣が定め
る基準を満たすものに限る。)で文部科学
大臣が別に指定するものを文部科学大臣が
定める日以後に修了した者及び平成 29 年 3
月までに修了見込の者
⑥ 学校教育法第 102 条第 2 項の規定により
大学院に入学した者(飛び級入学者)であっ
て,本学の大学院により,大学院における
教育を受けるにふさわしい学力があると認
められた者※注)
⑦ 本学大学院において,個別の入学資格審
査を行い,大学を卒業した者と同等以上の
学力があると認めた者で,22 歳に達した者
及び平成 29 年 3 月までに達する者※注)
次の①~④のいずれかの条件に該当する者
で,※印の要件を充たす者
① 外国において修士に相当する学位を授与
された者及び平成 29 年 3 月までに取得見込
みの者
② 修士の学位を有する者又は学校教育法第
104 条第 1 項に規定する文部科学大臣の定
める学位を有する者及び平成 29 年 3 月ま
でに取得見込みの者
③ 外国の学校が行う通信教育における授業
科目を我が国において履修し,修士の学位
に相当する学位を授与された者及び平成 29
年 3 月までに取得見込みの者
④ 本学大学院において,個別の入学資格審
査を行い,修士の学位を有する者と同等以
上の学力があると認めた者で,24 歳に達し
た者及び平成 29 年 3 月までに達する者※注)
※ 在学中の経費支弁能力のある者
※ 日本語で講義・研究指導を受ける者は,
指定された日本語能力がある者
※ 在学中の経費支弁能力のある者
※ 日本語で講義・研究指導を受ける者は,
指定された日本語能力がある者
※注) 出願資格⑥・⑦に該当し出願を希望す
る者は,資格審査を行います。
― 40 ―
※注) 出願資格④に該当し出願を希望する者
は,資格審査を行います。
3 入学試験日・願書(第 1 次選考書類)受付期間
※注)身体に疾病または障がいがあり,受験時および就学の際に特別な配慮が必要な方は,出願前に大学院事
務課へお問い合わせください。
募 集 区 分
季 別
秋
課 程
季 博士課程
入学試験 前 期
対象者
国内志願者
試 験 日
願書受付期間
平成 28 年 9 月 5 日(月)
平成 28 年 7 月 19 日(火)
〜 7 月 21 日(木)
随時受付
博士課程
春
季
入学試験
前 期 国外志願者
及び 博士課程
後 期
< 最終締切日 >
平成 29 年 2 月 20 日(月)
平成 28 年 10 月 14 日(金)
平成 28 年 12 月 6 日(火)
国内志願者
〜 12 月 8 日(木)
4 願書受付時間・場所
◇ 受付時間
午前 10 時〜午後 4 時(正午〜午後 1 時を除く)
◇ 受付場所・問合せ先
福岡市城南区七隈八丁目 19 番 1 号(〒 814 - 0180 )
福岡大学大学院事務課 福岡大学中央図書館 6 階
TEL 代表( 092 )871 – 6631 内線 2913〜2915
※ 郵送の場合は,書留郵便とし受付最終日までに必着とします。
5 出 願 手 続
⑴ 提出書類(※国外志願者は同封の別刷を参照してください。)
以下の事項に注意し,必要書類を提出してください。
* 提出書類は,出願資格により異なります。該当する提出書類一覧の「博士課程前期」・「博士
課程後期」それぞれの欄で,○印の付いた書類はすべて提出してください。
なお,必要に応じ,その他の書類提出を求める場合があります。
* 提出書類は,特に指定のない限りすべて日本語で記入してください。
* 提出書類は,写しを許可されたもの以外,全て本書を提出してください。(コピーは受付け
ません。)写しを要するものは,受付時に大学院事務課でコピーします。
* 証明書は,全て発行日から 3ヵ月以内のものを提出してください。
* 下記の書類のうち,外国から取り寄せる必要があるもので提出不可能なものがある場合には,
事前に大学院事務課へ相談してください。
出願資格:博士課程前期①~⑤及び博士課程後期①~③による志願者《国内志願者》
提 出 書 類
1 .志願票 外国人留学生用 ・受験票・副票(本学所定用紙)
2 .成績証明書
・博士課程前期志願者は,出身大学等の成績証明書
・博士課程後期志願者は,出身大学および大学院の成績証明書
博士課程 博士課程
前期
後期
○
○
○
○
○
○
※ 詳細は,p. 47 で確認してください。
3 .卒業・修了に関する証明
・博士課程前期志願者は,出身大学等の卒業証明書(卒業証書でも可)又は卒業見込証明書
・博士課程後期志願者は,出身大学院の修了証明書(修了証書でも可)又は修了見込証明書
※ 詳細は,p. 47 で確認してください。
― 41 ―
提 出 書 類
4 .修士論文の内容の要旨
博士課程 博士課程
前期
後期
○
※ 日本語で書かれたもの
5 .研究計画書(本学所定用紙)
○
○
○
○
③ 日本の大学を卒業(卒業見込)又は日本の大学院を修了(修了見込)の者で,上記①
※注)
又は②の書類提出が不可能な場合は,「日本語能力認定書」(本学所定用紙)
④ 文部科学省の大学推薦及び大使館推薦による国費外国人留学生で,上記①または②の
※注)
書類提出が不可能な場合は,「日本語能力認定書」(本学所定用紙)
⑤ 博士課程後期の志願者で,上記①または②の書類提出が不可能な場合は,
「日本語能力
※注)
認定書」(本学所定用紙)
○
○
8 .経費支弁計画書(本学所定用紙)
○
○
○
○
○
○
※ 日本語で書かれたもの
6 .志望理由書(本学所定用紙)
※ 日本語で書かれたもの
7 .日本語能力証明
次の①〜⑤で該当するいずれか 1 つを提出してください。
① (財)日本国際教育支援協会又は国際交流基金が実施する「日本語能力試験」N1 また
は N2( 2009 年以前の受験生は,1 級または 2 級)の合格認定書
② 日本学生支援機構が実施する「日本留学試験」の「日本語」の成績通知書
※ ただし,過去 2 年間において実施された試験のいずれかにおいて,聴解・聴読解・読解の合
計が 200 点以上の成績を得ていること。
※注) ③〜⑤の「日本語能力認定書」は日本語講師,日本政府の在外公館員,その他適当と思われる者に記
入を依頼してください。
9 .1 年分の学費・生活費の支払能力があることを証明する書類
(
「経費支弁計画書」の収入を立証する書類)
次の①(全員提出)と②〜④で該当するものを提出してください。
① 志願者名義の預金残高証明書(日本円又は US ドルによるもの)と当該預金の過去 1
年間の入出金の経緯が明らかになる預金通帳等の現物
※ 提出不可能な場合は,その理由書を添付してください。(A4 サイズ 書式は自由)
② 「資格外活動許可書」を取得している者はその写し
③ 外国(本国の親族等)からの送金を受ける場合は,送金者本人が自筆により作成した
※注)
経費支弁書(本学所定用紙)
④ 在日する親族等からの送金を受ける場合は,送金者本人が自筆により作成した経費支
※注)
弁書(本学所定用紙)
※ 印鑑は実印を使用してください。
※注)
③・④の「経費支弁書」が母国語で作成されている場合は,和文又は英文の翻訳文を添付してくださ
い。
10 .住民票(マイナンバーの記載がないもの)
・在留資格・在留期限が明
※ 市町村区役所が発行するもので,在留カード No.(又は外国人登録番号)
記されたもの
該当者
のみ
11 .日本国内の大学で研究歴がある者は,その証明書
12 .住所シール 3 部 (本学所定用紙)
○
― 42 ―
○
出願資格:博士課程前期⑥による志願者《国内志願者》
◇博士課程前期:出願資格⑥の条件
日本の大学から日本の大学院へ飛び級入学した者であること。
提 出 書 類
博士課程
前期
1 .志願票 外国人留学生用 ・受験票・副票(本学所定用紙)
○
2 .出身大学の成績証明書
○
3 .在籍期間及び退学年月日が記載された出身大学の証明書
○
4 .入学年月日が記載された出身大学院の証明書
○
5 .研究計画書(本学所定用紙)
○
※ 日本語で書かれたもの
6 .志望理由書(本学所定用紙)
○
※ 日本語で書かれたもの
7 .日本語能力証明
次の①〜③で該当するいずれか1つを提出してください。
① (財)日本国際教育支援協会又は国際交流基金が実施する「日本語能力試験」N1 または N2( 2009
年以前の受験生は,1 級または 2 級)の合格認定書
② 日本学生支援機構が実施する「日本留学試験」の「日本語」の成績通知書
※ ただし,過去 2 年間において実施された試験のいずれかにおいて,聴解・聴読解・読解の合計が 200 点以
○
上の成績を得ていること。
※注)
③ 上記①又は②の書類提出が不可能な場合は,「日本語能力認定書」(本学所定用紙)
「日本語能力認定書」は日本語講師,日本政府の在外公館員,その他適当と思われる者に記入を依頼して
※ ください。
8 .経費支弁計画書(本学所定用紙)
○
9 .1 年分の学費・生活費の支払能力があることを証明する書類
(
「経費支弁計画書」の収入を立証する書類)
次の①(全員提出)と②〜④で該当するものを提出してください。
① 志願者名義の預金残高証明書(日本円又は US ドルによるもの)と当該預金の過去 1 年間の入出
金の経緯が明らかになる預金通帳等の現物
※ 提出不可能な場合は,その理由書を添付してください。(A4 サイズ 書式は自由)
② 「資格外活動許可書」を取得している者はその写し
③ 外国(本国の親族等)からの送金を受ける場合は,送金者本人が自筆により作成した経費支弁書
※注)
(本学所定用紙)
④ 在日する親族等からの送金を受ける場合は,送金者本人が自筆により作成した経費支弁書(本学所
※注)
定用紙)
※ 印鑑は実印を使用してください。
○
※注)
③・④の「経費支弁書」が母国語で作成されている場合は,和文又は英文の翻訳文を添付してください。
10 .住民票(マイナンバーの記載がないもの)
・在留資格・在留期限が明記されたもの
※ 市町村区役所が発行するもので,在留カード No.(又は外国人登録番号)
○
該当者
のみ
11 .日本国内の大学で研究歴がある者は,その証明書
12 .住所シール 3 部 (本学所定用紙)
○
― 43 ―
出願資格:博士課程前期⑦及び博士課程後期④による志願者
《国内志願者》
◇出願資格:博士課程前期⑦及び博士課程後期④の条件
短期大学,高等専門学校,専修学校,各種学校の卒業生,その他の教育施設の修了者であること。(博士課程後期
志願者には,大学卒業者を含む。)
提 出 書 類
1 .大学を卒業した者と同等以上の学力があると証明する資料がある場合は,その写し。
(英検,
TOEFL,TOEIC,報告書,著書,論文等)
博士課程 博士課程
前期
後期
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
該当者
のみ
○
○
2 .志願票 外国人留学生用 ・副票・受験票(本学所定用紙)
※ 「志願票」裏面について
・職歴または研究歴がある者は記入してください。
・業績(著書・研究論文・学会発表・特許)がある者は「資格・賞罰等」の欄に記入してください。なお,
審査の結果,受験資格があると認められた場合は,業績(現物)を提出してください。
・専門性に係る資格及び実務経験がある者は「資格・賞罰等」の欄に記入してください。
(資格保有者は,
その証明書の写しを添付してください)
3 .最終卒業又は修了学校の成績証明書
※ 博 士課程前期志願者は,出身大学等の成績証明書
※ 博士課程後期志願者は,出身大学および大学院の成績証明書
※ 詳細は,p. 47 で確認してください。
4 .最終卒業又は修了学校の卒業証明書
※ 博 士課程前期志願者は,出身大学等の卒業証明書(卒業証書でも可)又は卒業見込証明書
※ 博士課程後期志願者は,出身大学院の修了証明書(修了証書でも可)又は修了見込証明書
※ 詳細は,p. 47 で確認してください。
5 .研究計画書(本学所定用紙)
※ 日本語で書かれたもの
6 .志望理由書(本学所定用紙)
※ 日本語で書かれたもの
7 .日本語能力証明
次の①〜⑤で該当するいずれか 1 つを提出してください。
① (財)日本国際教育支援協会又は国際交流基金が実施する「日本語能力試験」N1 または
N2( 2009 年以前の受験生は,1 級または 2 級)の合格認定書
② 日本学生支援機構が実施する「日本留学試験」の「日本語」の成績通知書
※ た だし,過去 2 年間において実施された試験のいずれかにおいて,聴解・聴読解・読解の合
計が 200 点以上の成績を得ていること。
③ 日 本の大学を卒業(卒業見込)又は日本の大学院を修了(修了見込)の者で,上記①
※注)
又は②の書類提出が不可能な場合は,「日本語能力認定書」(本学所定用紙)
④ 文部科学省の大学推薦及び大使館推薦による国費外国人留学生で,上記①または②の
※注)
書類提出が不可能な場合は,
「日本語能力認定書」
(本学所定用紙)
⑤ 博士課程後期の志願者で,上記①または②の書類提出が不可能な場合は,
「日本語能力
※注)
認定書」
(本学所定用紙)
※注)
③〜⑤の「日本語能力認定書」は日本語講師,日本政府の在外公館員,その他適当と思われる者に記
入を依頼してください。
8 .経費支弁計画書(本学所定用紙)
9 .1 年分の学費・生活費の支払能力があることを証明する書類
(
「経費支弁計画書」の収入を立証する書類)
次の①(全員提出)と②〜④で該当するものを提出してください。
① 志 願者名義の預金残高証明書(日本円又は US ドルによるもの)と当該預金の過去 1
年間の入出金の経緯が明らかになる預金通帳等の現物
※ 提出不可能な場合は,その理由書を添付してください。(A 4 サイズ 書式は自由)
② 「資格外活動許可書」を取得している者はその写し
③ 外国(本国の親族等)からの送金を受ける場合は,送金者本人が自筆により作成した
※注)
経費支弁書(本学所定用紙)
④ 在日する親族等からの送金を受ける場合は,送金者本人が自筆により作成した経費支
※注)
弁書(本学所定用紙)
※ 印鑑は実印を使用してください。
※注)
③・④の「経費支弁書」が母国語で作成されている場合は,和文又は英文の翻訳文を添付してください。
10 .住民票(マイナンバーの記載がないもの)
・在留資格・在留期限が明記
※ 市町村区役所が発行するもので,在留カード No.(又は外国人登録番号)
されたもの
11 .日本国内の大学で研究歴がある者は,その証明書
12 .住所シール 3 部 (本学所定用紙)
― 44 ―
⑵ 第 1 次選考(書類審査)と第 2 次選考検定料(入学検定料)
① 提出された書類について第 1 次選考を行い,その結果を通知します。
② 第 1 次選考の結果,受験資格があると認められた者は,所定の期日までに第 2 次選考検定料
を納入してください。納入方法に関する詳細は,第 1 次選考書類の提出時に指示します。
第 2 次選考検定料(入学検定料)
30 , 000 円
⑶ 出願上の注意
① 該当する出願資格に記載された条件の内容を必ず確認してください。
② 出願書類に不備がある場合は受理しないことがあります。
③ 志願票及び副票・受験票の「志望専修科目」欄には,博士課程前期は 10 頁〜 16 頁の「 1 募
集専修科目と担当者及び授業内容の概要」(※学際リサーチプログラム履修希望者は 23 頁〜
27 頁のうち経済学研究科演習を開講するもの)から,博士課程後期は 36 頁〜 37 頁の「 1 募
集専修科目と担当者及び研究内容の概要」から専修科目 1 科目を選定し,科目名及び担当者を
記入してください。
④ 受験科目等の記入漏れがないように注意してください。
⑤ 博士課程前期の学生募集について,秋季入学試験で入学定員に達した専修科目は,春季入学
試験を実施しない場合がありますので,春季志願者は事前に確認してください。
⑥ 出願手続等に関する照会は,原則として志願者本人が行ってください。
⑦ 出願書類の提出は受付時に確認事項がありますので,国外志願者以外はできるだけ窓口まで
持参してください。なお,国外志願者については,日本在住の知人を通じて行ってもかまいま
せん。
⑧ 一度払い込まれた第 2 次選考検定料(入学検定料)及び提出した書類(論文含む)の返還請
求には応じません。
⑨ 健康の状況について
疾病・障がい等により、受験時および修学上配慮を必要とされる方は、出願前のできるだ
け早い時期に大学院事務課へ相談ください。(症状についての具体的内容が記載された診断書
を添えてください。障害者手帳をお持ちの方は、そのコピーも添えてください。)
6 受験票及び受験許可書
※出願手続完了者には,「受験票」を送付します。また,国外志願者には「受験許可書」注)を発行
し,併せて送付します。
※試験日の 5 日前までに到着しない場合は大学院事務課へ連絡してください。
※「受験票」は入学手続完了まで保管してください。
注) 受験許可書は,国外志願者が来日受験するために,志願者本人が本国において行なう出入国手続
(受験を目的とする短期滞在ビザの取得)に便宜をはかるため発行するものです。
7 試験場・試験会場
福岡市城南区七隈八丁目 19 番 1 号 福岡大学
※ 試験会場については,試験日当日の午前 8 時 30 分に中央図書館西側 1 階入口(大学院エントラ
ンス)に掲示します。
※ 受験者は,全員午前 9 時までに試験会場に集合してください。
― 45 ―
8 試験科目・試験時間
博士課程前期
試験時間
《外国人留学生》
9 :00
~
9 :15
~
10:45
11:05
~
12:35
試験時間
受験上の注意
9 :00
~
英 語※注
9 :15
~
11:15
志望専修科目に関する専門科目※注
※ 10 頁〜16 頁を参照
面 接
14:15
~
11:35
~
13:05
14:15
~
(口頭試問)
博士課程後期
《外国人留学生》
受験上の注意
英 語 Ⅰ※注
英 語 Ⅱ※注
合計 2科目
志望専修科目に関する専門科目※注
※ 36 頁〜37 頁を参照
面 接
(口頭試問)
1 .文部科学省の大学推薦及び大使館推薦による国費外国人留学生の志願者は英語及び専門科目を免除
します。
2 .1 以外の国費留学生は第 1 次選考の結果,試験科目を免除することがありますので,出願時にその
旨申し出てください。第 1 次選考の結果とともに通知します。
3 .英語を母国語とする外国人留学生は,第 1 次選考の結果,英語を免除することがあります。第 1 次
選考の結果とともに通知します。
※注
9 合 格 発 表
① 合格発表日時
秋季入学試験 合格発表
平成 28 年 9 月 23 日(金)午前 10 時
春季入学試験 合格発表
平成 29 年 3 月 8 日(水)午前 10 時
② 合格者の受験番号を掲示するとともに,合格者には入学手続書類を郵送(簡易書留)します。
不合格者への通知はいたしません。
◇掲示場所:大学院事務課前
③ 福岡大学公式ホームページ内の「大学院個別サイト」に合格者の受験番号を掲載いたします。
*以下の手順でアクセスしてください。
福 岡大学公式ホームページ(http://www.fukuoka-u.ac.jp/)にアクセス⇒トップペー
ジのメニューから「教育」を開く⇒「教育」のメニューから「大学院」を開く⇒「大学院」
のページから「大学院個別サイト」を開く
④ 合否に関する電話での問合せには一切応じません。
⑤ 出願書類及び入学手続書類等に虚偽の記載があった場合は,入学許可を取り消すことがあります。
10 入 学 手 続
① 入学手続書類等の詳細な指示は,合格通知とともに通知します。
② 入学申込金・授業料その他諸納入金の納入については,博士課程前期は 7 頁,博士課程後期
は 34 頁の「 11 入学に要する経費等」の学費等納入金表を参照してください。
― 46 ―
11 外国人留学生 卒業 / 修了(見込)証明書、成績証明書、学位取得証明書について
出身教育機関の
所在地
証明書 / 証書
の言語
日本
→ → → →
日本語
又は英語
→
提出書類
【卒業・修了 / 成績に関する証明】
① 日本語で作成された証明書
→
【卒業・修了に関する証明】
① 日本語又は英語で作成された卒業証書 / 修了証書の原本(コピー後、返却)
② 日本語又は英語で作成された学位証書の原本(コピー後、返却)
③ 中国教育部学位与研究生教育発展中心(CDGDC)から発行された認証書(学位・学歴)<英
文>
【成績に関する証明書】
① 日本語又は英語で作成された成績証明書の原本(返却はしない)
② 中国教育部学位与研究生教育発展中心(CDGDC)から発行された認証書(成績)<英文>
中国
→
中国語
→
【卒業・修了に関する証明】
① 中国語で作成された卒業証書 / 修了証書(コピー後、返却)
② 卒業証書 / 修了証書の翻訳文(日本語又は英語)
③ 中国語で作成された学位証書(コピー後、返却)
④ 学位証書の翻訳文(日本語又は英語)
⑤ 中国教育部学位与研究生教育発展中心(CDGDC)から発行された認証書(学位・学歴)<英
文>
【成績に関する証明書】
① 中国語で作成された成績証明書の原本(返却はしない)
② 成績証明書の翻訳文(日本語又は英語)
③ 中国教育部学位与研究生教育発展中心(CDGDC)から発行された認証書(成績)<英文>
日本
国外
【卒業・修了に関する証明】
① 日本語又は英語で作成された証明書(又は証書)原本(証書は、コピー後、返却)
日本語
又は英語
→
※証明書に学位に係る記載がない場合は、学位の取得又は取得見込みを立証する書類(学位証
書等)の原本。(コピー後、返却)
【成績に関する証明書】
① 日本語又は英語で作成された成績証明書の原本(返却はしない)
中国
以外
→
【卒業・修了に関する証明】
① 日本語又は英語以外で作成された証明書(又は証書)原本(証書は、コピー後、返却)
② 証明書(又は証書)の翻訳文(日本語又は英語)
日本語又は
英語以外
→
※証明書に学位に係る記載がない場合は、学位の取得又は取得見込みを立証する書類(学位証
書等)の原本。(コピー後、返却)
【成績に関する証明書】
① 日本語又は英語以外で作成された成績証明書の原本(返却はしない)
② 成績証明書(又は証書)の翻訳文(日本語又は英語)
<中国の教育機関出身の志願者へ> 『教育部学位与研究生教育発展中心(CDGDC)』(http://www.cdgdc.edu.cn)で、卒業証書/修了証書と学位証
書の認証書(英文)及び成績証明書の認証書(英文)を申請してください。
※申請の際は、願書受付期間の最終日(必着)までに、『教育部学位与研究生教育発展中心(CDGDC)』から福岡
大学大学院事務課(登録コードはありません)に直接送付されるように手続きを行ってください。
※
『教育部学位与研究生教育発展中心(CDGDC)』以外からは一切受取りませんので、出願者本人または代理人が
福岡大学大学院事務課に提出した認証書は無効となります。
※発行から送付まで1ヵ月以上かかることがあります。各自、早めに手続きを行ってください。締切日までに届
かない場合は、書類不備のため出願を受け付けません。
※詳 細については、福岡大学公式ホームページ内の「大学院個別サイト」(http://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/
fu 820 /home 1 /)でご確認ください。
― 47 ―
個人情報の取扱いについて
平成 17 年 4 月「個人情報の保護に関する法律」の全面施行に伴い,本学では「学校法人福岡大学個人情報保護規程」
を定め個人情報の保護に努めていますが,本学学生の個人情報に関する基本的な姿勢と取扱いについてご説明いたし
ます。
1 .法令の遵守と学内規程の整備
本学は,「個人情報の保護に関する法律」その他法令の規定を遵守すると共に,個人情報の取得,保管,利用
など取扱いに関する必要な事項を定め,個人情報の適切な保護に努めます。
2 .個人情報の取得
本学は,本学の学生から個人情報を取得する際には,あらかじめ利用目的を特定し,その利用目的の達成に必
要な範囲内において,公正な手段により取得します。また,思想,信条及び宗教に関する個人情報は取得しませ
ん。
<主な利用目的>
○学生募集,入学試験に関する業務
○履修・成績管理に関する業務
○入学,卒業,退学,休学等の学籍管理に関する業務
○課外活動,健康管理に関する業務
○奨学金に関する業務
○授業料その他納付金等の収納・督促に関する業務
○就職・進路支援に関する業務
○一般社団法人福岡大学同窓会有信会(同窓会)の運営に関する業務
○福岡大学後援会の運営に関する業務
○その他学生生活,修学指導に関する業務
※詳しくは,大学ホームページに掲載している「学校法人福岡大学個人情報保護規程別表」をご覧ください。
3 .個人情報の利用
本学が保有する個人情報を本人の同意を得ないで,定められた利用目的以外の利用や,第三者への提供は行い
ません。ただし,法令に基づくもののほか,次の場合は当該個人データを提供するものとします。
①学生の父母及び学費負担者に対して学籍情報,履修・成績情報,出席情報,課外活動情報の提供
②一般社団法人福岡大学同窓会有信会に対して卒業後の住所,進路・就職先情報の提供
③福岡大学後援会に対して学籍情報,履修・成績情報,家族情報の提供
4 .個人情報の管理
本学は,個人情報の管理体制を整備し,個人データについては利用目的の達成に必要な範囲内において正確か
つ最新の内容に保ち,漏えい,滅失又は毀損の防止など安全管理のために必要かつ適切な措置を講じます。
なお,個人情報の取扱いを外部に委託する場合は,委託先が個人情報の安全管理のために適切な措置を講じる
よう監督し,その内容を委託契約に明記します。
5 .個人情報の開示等
本学は,本人からの当該保有個人データの開示,訂正(追加,削除含む),利用停止の請求を受け付けます。
6 .個人情報に関する問合せ先
本学の個人情報に関する苦情やご質問は,個人情報の内容によって受付窓口が異なります。大学公式ホームペー
ジの個人情報関連のページをご覧ください。
平成 29 年度(秋季・春季)福岡大学大学院志願票
学際リサーチプログラム履修希望( ) 一般・社会人(いずれかを○で囲んでください)
志
願
経済学研究科 経済学専攻
受
験
博士課程前期・博士課程後期
番
号
研 究 科
*記入不要
性
カタカナ
漢
氏
氏
名
字
名
ローマ字
氏
名
別
男 ・ 女
FAMILY NAME GIVEN NAMES
上半身脱帽正面向最近
(大文字)
※全員記入
生年月日
(写 真 貼 付)
3カ月以内撮影のもの
西暦 年 月 日生 (満 才)
(4㎝×3㎝)
(〒 − ) 現住所等
連 絡 先
電話: ― ― /携帯: ― ― (E-mail: )
昭和 卒業見込
年 月 大学 学部 学科
平成 卒 業
※本 学 出 身 者 の み
出 願
資 格
大学院学籍番号
修士論文指導教員名
氏名
志願者との
続 柄
現住所
〒 ― (電話) ― 志 望
― (担当者: )
専修科目
外国語
卒業論文等指導教員名
(修士課程 ・ 博士課程前期)
昭和 修了見込
年 月 大学大学院 研究科 専攻
平成 修 了
※本学大学院出身者のみ
保 証 人
学部学籍番号
博士課程前期
受験科目
※インク又はボールペンを使用し,楷書で明瞭に記入してください。
博士課程後期
履 歴 書
年 ・ 月
学 歴 及 び 職 歴 ・ 業 績
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ※学歴の記入について
・一般及び社会人志願者は,高等学校卒業から記入してください。
・学部,学科等の名称は詳しく記入してください。
※社会人志願者は,職歴も詳しく記入してください。
※業績がある者は記入してください。業績とは,著書・研究論文・学会発表・特許,専門性に係る資格,実務経験等です。
平成29年度(秋季・春季)福岡大学大学院志願票 外国人留学生用
学際リサーチプログラム履修希望( )
志
願
経済学研究科 経済学専攻
受
験
博士課程前期・博士課程後期
番
号
研 究 科
*記入不要
性
カタカナ
氏
名
漢
氏
字
名
ローマ字
氏
名
別
男 ・ 女
FAMILY NAME GIVEN NAMES
国
(写 真 貼 付)
籍
上半身脱帽正面向最近
(大文字)
※全員記入
3カ月以内撮影のもの
出生地
生年月日 西暦 年 月 日生(満 才)
現 住 所
○○国 ○○市
婚姻関係
(4㎝×3㎝)
既婚・未婚
電話
(〒 - )
携帯
E-mail
電話
本 国 の
住 所
西暦 年 月 ※本 学 出 身 者 の み
出 願
大学 学部 学科
卒業見込
卒 業
卒業論文等指導教員名
学部学籍番号
大学 修了見込
資 格 西暦 年 月 研究科 専攻
大学院 修 了
(修士課程 ・ 博士課程前期)
※本学大学院出身者のみ
男・女
志願者との
関 係
(〒 - ) (電話) 志 望
(担当者: )
専修科目
外国語
修士論文指導教員名
住所
の連絡人
性別
氏名
日本在住
大学院学籍番号
博士課程前期
受験科目
※入学後はここに記入した氏名を本学で用いる正式な氏名とします。
※インク又はボールペンを使用し,楷書で明瞭に記入してください。
博士課程後期
所在地
学 校 名
入学年月~卒業(修了)年月(西暦) 在学年数
年 月~ 年 月
年 月~ 年 月
年 月~ 年 月
学 歴
(小学校から)
年 月~ 年 月
年 月~ 年 月
年 月~ 年 月
年 月~ 年 月
*学歴は、小学校入学から記入してください。
*学部、学科等の名称は詳しく記入してください。
通算在学年数
所在地
学 校 名
期 間(西暦)
年 月~ 年 月
日本語学習歴
年 月~ 年 月
勤 務 先 または 学 校 名
所在地
期 間(西暦)
職 歴
または
研 究 歴
年 月~ 年 月
年 月~ 年 月
年 月
資格・賞罰等
職 種
名 称
年 月
年 月
兵 役
年 月~ 年 月
旅券番号
来日年月日
在留資格
在留カード番号
年 月 日
在留期間満了日
年 月 日
留 学 ・ その他( )
以上のとおり、相違ありません。
年 月 日
志願者署名 ㊞
福岡大学大学院
副 票
受 験 票
(一般 ・ 社会人 ・ 外国人)
(一般 ・ 社会人 ・ 外国人)
受験 ※
番号
受験 ※
番号
( 切
経済学 研究科 経済学専攻
り 取 り
博士課程前期 ・ 博士課程後期
志 望
専修科目
博士課程前期 ・ 博士課程後期
フリガナ
男・女
)
氏 名
無 効
男・女
フリガナ
経済学 研究科 経済学専攻
氏 名
志 望
専修科目
外国語
外国語
受験科目
受験科目
※本票は試験当日必ず持参してください。
(写 真 貼 付)
( 4 ㎝× 3 ㎝)
2 ※
面 接
3カ月以内撮影のもの
受 付 印
限
上半身脱帽正面向最近
限
1 ※
※
平成29年度 福岡大学大学院
平成29年度 福岡大学大学院
記入上の注意事項 1.※印の箇所は記入不要です。 2.選択事項は,該当するものを○で囲んでください。
3.ペン又はボールペンを使用し楷書で記入してください。
4.志願票と副票に貼る写真は同一のものを使用してください。
入学検定料領収書貼付台紙
入学検定料領収書を枠に貼って提出してください。
(大学提出)
* はがれないようにしっかり貼ってください。
* 取扱金融機関収納印がないものは無効です。
* 本人保管の分は手続きが完了するまで大切に保管してください。
研 究 計 画 書
※太字の箇所は,いずれかを○で囲んでください。
経済学研究科 経済学専攻
氏 名
博士課程前期・博士課程後期
志 望
専修科目
*記入不要
受 験 番 号
福 岡 大 学 大 学 院
福 岡 大 学 大 学 院
志 望 理 由 書
経済学研究科 経済学専攻(博士課程前期・博士課程後期)
志願者氏名
志望専修科目
(指導教員)
受験
番号
※記入不要
( 指導教員)
福 岡 大 学 大 学 院
福 岡 大 学 大 学 院
日 本 語 能 力 認 定 書
CERTIFICATE OF JAPANESE LANGUAGE ABILITY
志 願 者 Applicant
氏 名
Full Name
現 住 所
Present Address
本 籍 地
Permanent Address
出 身 大 学
Last University Attended
志 望 研 究 科
Desired Division
〒
日 本 語 能 力 Japanese ability
日本政府在外公館員,交流協会又は日本語教師に記入を依頼すること。
This report should be written by one of the following :
An instructor of Japanese, a diplomatic or consular official of Japanese government.
評 価
能 力
聴 解 能 力
Listening Comprehension
Ability
読 解 能 力
Reading Comprehension
Ability
会 話 能 力
Speaking Ability
筆 記 能 力
Writing Ability
文 字 知 識
Knowledge of
Japanese Characters
優
Excellent
熟達程度を○で囲むこと
(Circle the appropriate word)
良
可
Good
Fair
不可
Poor
Excellent
Good
Fair
Poor
Excellent
Good
Fair
Poor
Excellent
Good
Fair
Poor
Excellent
Good
Fair
Poor
総 合 評 価
Overall valuation
特 記 事 項
Additional comments
日 本 語 能 力 の 証 明 A certification of the Japanese language proficiency
上記のとおり志願者の日本語能力を証明します。
I hereby certify that the above-mentioned applicant is competent in the Japanese language.
年 月 日
(year) (month) (day)
Seal or
Signature
日 付
Date of Guarantee
氏 名
Full Name
所属機関・職位
Name of Institution,
Position
現 住 所
Present Address
〒
FUKUOKA UNIVERSITY
経費支弁計画書
年 間 収 入
摘 要
収入項目
本人の預貯金
本
国
日
本
氏
名
仕 送 り
氏
名
残高・年額
円)残高:
円
円 残高:
円
学 費 (月平均: 円)年額:
円
(志願者との関係: ) 生活費 (月平均: 円)年額:
円
学 費 (月平均: 円)年額:
円
(志願者との関係: ) 生活費 (月平均: 円)年額:
円
(月平均: 円)年額:
円
(日本円換算:約 奨 学 金
奨学金の名称
※入学年4月以降に受給が決定しているもの 及び受給期間
① 合 計
アルバイト
参考収入
職種・勤務先
及び雇用期間
(月平均: 円)年額:
円
職種・勤務先
及び雇用期間
(月平均: 円)年額:
円
(月平均: 円)年額:
円
(月平均: 円)年額:
円
その他
計
円
年 間 支 出
摘 要
年 額
支出分類
入学申込金
学 費
(大学院)
授業料等 授業料 ・ 教育充実費 ・ 委託徴収金
円
円
② 円
計
生活費等
円
住居費
共益費含む
(月 額: 円)
円
生活費
食費 ・ 水光熱費 ・ 通学費、その他含む
(月平均: 円)
円
医療費
国民健康保険等保険料含む
(月平均: 円)
円
研究費
書籍代等
(月平均: 円)
円
その他
円
( ) (月平均: 円)
③ 円
計
合 計(②+③)
円
私は、大学院入学後の留学に係る経費の一切を上記計画に基づき支弁いたします。
年 月 日
志望研究科
研究科 専攻
・ 専攻 ・ 課程
志願者氏名
(印)
博士課程前期・修士課程
博士課程後期・博士課程
受験番号(※記入不要)
福 岡 大 学 大 学 院
記入例
経費支弁計画書
年 間 収 入
摘 要
収入項目
本人の預貯金
本
国
日
本
氏
名
氏
名
仕 送 り
$10,000
残高・年額
1,075,000
(日本円換算:約 円)残高: 1,075,000 円
200,000 円 残高: 200,000 円
20,000
円)年額: 240,000 円
学 費 (月平均: 七隈 大輔
父 ) 生活費 (月平均: 30,000
円)年額: 360,000 円
(志願者との関係: 20,000
学 費 (月平均: 円)年額: 240,000 円
七隈 太郎
叔父 ) 生活費 (月平均: 円)年額:
(志願者との関係: 円
(月平均: 円)年額:
円
奨 学 金
奨学金の名称
※入学年4月以降に受給が決定しているもの 及び受給期間
① 2,115,000
合 計
アルバイト
参考収入
その他
語学講師( 公民館 )
[200X.4~未定( 継続予定 )]
(月平均: 円)年額: 360,000 円
30,000
職種・勤務先
及び雇用期間
補助員(○○図書館 )
[200X.○~(予定 )~200Y.3]
(月平均: 円)年額: 480,000 円
40,000
○○留学生奨学金( 200X.4~200Y.3)
(月平均: 円)年額: 240,000 円
20,000
計
円
年 額
200,000 円
608,600 円
② 808,600 円
計
住居費
共益費含む
(月 額: 円)
30,000
360,000 円
生活費
食費 ・ 水光熱費 ・ 通学費、その他含む
(月平均: 円)
60,000
720,000 円
医療費
国民健康保険等保険料含む
(月平均: 円)
5,000
60,000 円
研究費
書籍代等
(月平均: 円)
5,000
60,000 円
( ) (月平均: 円)
円
③ 1,200,000 円
計
合 計(②+③)
2,008,600 円
私は、大学院入学後の留学に係る経費の一切を上記計画に基づき支弁いたします。
年 月 日
七 隈 学
七隈
志望研究科
○○学 研究科 専攻
○○学
・ 専攻 ・ 課程
志願者氏名
現在受給中のものは除
きます。
}
}
現在のアルバイト及び
今年度予定しているア
ルバイトの収入につい
て記入してください。
現在受給中奨学金やそ
の他の収入がある場合
は記入してください。
1,080,000 円
年 間 支 出
摘 要
支出分類
入学申込金
学 費
(大学院)
授業料等 授業料 ・ 教育充実費 ・ 委託徴収金
その他
}
円
職種・勤務先
及び雇用期間
(月平均: 円)年額:
生活費等
}
出願時点の預金残高に
ついて記入してくださ
い。
(印)
博士課程前期・修士課程
博士課程後期・博士課程
受験番号(※記入不要)
福 岡 大 学 大 学 院
募集要項の学費の一覧
を参照してください。
(文系研究科・博士課
程前期を記入例にして
います。)
}
}
家族や友人と同居して
いる場合は、個人
(本
人分)の支出について
記入してください。
(同居者分は記入しな
いでください。
)
経 費 支 弁 書
福 岡 大 学 長 殿
国 籍
志願者氏名
年 月 日生 (男・女)
私は,このたび上記の者が福岡大学大学院に入学した場合の経費支弁者になりましたので,下記のとおり経費
支弁の引受け経緯を説明するとともに経費支弁について説明します。
記
1 経費支弁の引受け経緯(申請者の経費支弁を引受けた経緯及び申請者との関係について具体的に記載してく
ださい。
)
2 経費支弁内容
私 は,上記の者の日本滞在について,下記のとおり経費を支弁することを証明します。
また,上記の者が在留期間更新許可申請の際には,送金証明又は本人名義の預金通帳(送金事実,経費支弁
事実が記載されたもの)の写し等で,生活費等の支弁事実を明らかにする書類を提出します。
記
(1) 学 費 毎月・半年ごと・年間 円
(2) 生 活 費 月額 円
(3) 支 弁 方 法 (送金・振込み等の支弁方法を具体的に書いてください。)
年 月 日
経費支弁者
住所〒
℡
氏 名( 署 名 )
(印)
志願者との関係
福岡大学大学院
長期履修制度とは,仕事を続けながら大学院に通う社会人などに配慮し,修士課程又は博
士課程前期に入学する学生で,本来の標準修業年限内( 2 年)での履修が困難な場合,3 年
間履修できる制度です。
1 .対象者
長期履修を願い出ることができる者は,社会人入学試験による入学者で,標準修業年限内で
の履修が困難な次の各号のいずれかに該当する者です。
⑴ 入学時において職業等を有している者
⑵ 介護,育児,出産等の諸事情を有する者
⑶ その他当該研究科が相当な事情があると認めた者
2 .履修期間
長期履修期間は,入学時から3年とします。ただし,休学期間は,これに算入しません。
3 .提出書類
長期履修を希望する者は,次に掲げる書類を出願書類と共に願書受付期間内に,大学院事務
課に提出してください。
⑴ 長期履修学生願書(別紙様式①)
⑵ 在職証明書又は在職が確認できる書類(入学時において職業等を有している者)
⑶ その他当該研究科が必要と認める書類
※ 社会人入試の受験資格及び提出書類は,各研究科で異なる場合がありますので,必ず入
学試験要項で確認してください。
4 .授業料等納入金
長期履修を許可された学生の授業料等納入金の年額は,大学院学則第 44 条ただし書の定める
ところによります。ただし,長期履修期間を超えて在学することとなったときは,この限りで
はありません。
※ 裏面の「長期履修制度 授業料等納入金表」を参考にしてください。
※ 2年目以降の学費等納入金のうち,「委託徴収金」の金額には多少の変動が生じることが
あります。
5 .審査結果通知
審査結果については,大学院合格発表時に合格通知と共に送付いたします。
長期履 修 学 生 制 度
福岡大学大学院長期履修制度について
長期履 修 学 生 制 度
長期履修学生制度 授業料等納入金表
※人・法・経・商(修士課程・博士課程前期)
合計
区分
29 年度 年額
入学 第 1期
( 1年) 第 2期
年額
( 2 年) 第 1期
第2期
年額
( 3年) 第1期
第2期
合計
本学卒
学 生
他学卒
入学金
本学卒
他学卒
499,000
614,100 100,000 200,000
301,000
416,100 100,000 200,000
198,000
198,000
395,000
410,000
199,000
214,000
196,000
196,000
395,000
395,000
199,000
199,000
196,000
196,000
1,289,000 1,419,100 100,000 200,000
授業料
納 付 教育
充実費
金
委 託 徴 収 金
小 計
本学卒
他学卒
316,000 80,000
496,000
596,000
158,000 40,000
298,000
398,000
158,000 40,000
198,000
198,000
312,000 80,000
392,000
392,000
156,000 40,000
196,000
196,000
156,000 40,000
196,000
196,000
312,000 80,000
392,000
392,000
156,000 40,000
196,000
196,000
156,000 40,000
196,000
196,000
940,000 240,000 1,280,000 1,380,000
※有信会費
15,000
15,000
学生健康保険
互助組合
入会金
100
100
15,000
15,000
互助
組合費
3,000 18,100
3,000 18,100
3,000 18,000
3,000 18,000
3,000
3,000
30,000
小計
100
3,000
3,000
9,000 39,100
※理・工・薬(修士課程・博士課程前期)
合計
区分
本学卒
学 生
他学卒
入学金
本学卒
他学卒
授業料
納 付 教育
充実費
金
委 託 徴 収 金
小 計
本学卒
他学卒
639,000
774,100 120,000 240,000
420,000 96,000
636,000
756,000
29 年度 年額
入学 第1期
381,000
516,100 120,000 240,000
210,000 48,000
378,000
498,000
( 1 年) 第2期
258,000
258,000
210,000 48,000
258,000
258,000
年額
515,000
530,000
420,000 92,000
512,000
512,000
( 2年) 第1期
259,000
274,000
210,000 46,000
256,000
256,000
第2期
256,000
256,000
210,000 46,000
256,000
256,000
年額
515,000
515,000
420,000 92,000
512,000
512,000
( 3年) 第1期
259,000
259,000
210,000 46,000
256,000
256,000
第2期
256,000
256,000
210,000 46,000
256,000
256,000
合計
1,669,000 1,819,100 120,000 240,000 1,260,000 280,000 1,660,000 1,780,000
※有信会費
15,000
15,000
学生健康保険
互助組合
入会金
100
100
15,000
15,000
互助
組合費
3,000 18,100
3,000 18,100
3,000 18,000
3,000 18,000
3,000
3,000
30,000
小計
100
3,000
3,000
9,000 39,100
※スポーツ(博士課程前期)
合計
区分
本学卒
学 生
他学卒
入学金
本学卒
他学卒
授業料
納 付 教育
充実費
金
委 託 徴 収 金
小 計
本学卒
他学卒
591,000
726,100 120,000 240,000
380,000 88,000
588,000
708,000
29 年度 年額
入学 第1期
357,000
492,100 120,000 240,000
190,000 44,000
354,000
474,000
( 1 年) 第2期
234,000
234,000
190,000 44,000
234,000
234,000
年額
469,000
484,000
380,000 86,000
466,000
466,000
( 2年) 第1期
236,000
251,000
190,000 43,000
233,000
233,000
第2期
233,000
233,000
190,000 43,000
233,000
233,000
年額
469,000
469,000
380,000 86,000
466,000
466,000
( 3 年) 第 1 期
236,000
236,000
190,000 43,000
233,000
233,000
第2期
233,000
233,000
190,000 43,000
233,000
233,000
合計
1,529,000 1,679,100 120,000 240,000 1,140,000 260,000 1,520,000 1,640,000
※有信会費
15,000
15,000
学生健康保険
互助組合
入会金
100
100
15,000
15,000
互助
組合費
3,000 18,100
3,000 18,100
3,000 18,000
3,000 18,000
3,000
3,000
30,000
小計
100
3,000
3,000
9,000 39,100
※医学研究科看護学専攻(修士課程)
合計
区分
本学卒
学 生
他学卒
入学金
本学卒
他学卒
535,000
670,100 120,000 240,000
29 年度 年額
入学 第1期
329,000
464,100 120,000 240,000
( 1 年) 第2期
206,000
206,000
年額
407,000
422,000
( 2年) 第1期
205,000
220,000
第2期
202,000
202,000
年額
407,000
407,000
( 3年) 第1期
205,000
205,000
第2期
202,000
202,000
合計
1,349,000 1,499,100 120,000 240,000
授業料
納 付 教育
充実費
金
委 託 徴 収 金
小 計
本学卒
他学卒
316,000 96,000
532,000
652,000
158,000 48,000
326,000
446,000
158,000 48,000
206,000
206,000
312,000 92,000
404,000
404,000
156,000 46,000
202,000
202,000
156,000 46,000
202,000
202,000
312,000 92,000
404,000
404,000
156,000 46,000
202,000
202,000
156,000 46,000
202,000
202,000
940,000 280,000 1,340,000 1,460,000
ただし,長期履修学生であっても,4年目以降は通常の納入金額となります。
※有信会費
15,000
15,000
学生健康保険
互助組合
入会金
100
100
15,000
15,000
互助
組合費
3,000 18,100
3,000 18,100
3,000 18,000
3,000 18,000
3,000
3,000
30,000
小計
100
3,000
3,000
9,000 39,100
長 期 履 修 学 生 願 書
(別紙様式①)
平成 年 月 日
福 岡 大 学 長 殿
研究科名
専 攻 名
受験番号
(フリガナ)
氏 名
印
指導教員名
印
長期履修学生として承認いただきたく,別紙必要書類を添えて下記のとおり申請します。
記
1.履修期間
長期履修学生として申請する年限 修士・博士課程前期( 3 年間)
2.入学年月日
平成 年 月 日から
3.修了予定日
平成 年 月 日までの 3 年間
4.申請をする理由
5.職業(職業を有する者に限り記入)
現在の勤務先:
部署名:
在学中の勤務先:
部署名:
職種:
勤務体制・勤務時間: 〜 まで ( ) 時間
( 土・日勤務 有 無 )
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