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ゲートキーパー手帳
ゲート キ ーパ ー 手 帳 気づいてください こころのサイン こころ サイン ∼かけがえのない命を守るためにあなたができること∼ 練 馬 区 生 きる こと を支 援 す る いのちを守るゲートキーパー 誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して 平成10年に3万人を超えた自殺者数は、平成22年から減少傾向 にありますが、依然、高い水準で推移しています。練馬区において も、平成27年に107人が自殺によって亡くなられている状況です。 また、一人の自殺者の背景には、10人の未遂者がいると言われて います。 私たちのまわりには、「死」を意識するほどの深い悩みや苦しみ を抱えている人たちが多く暮らしています。身近な友人や家族・同 僚、また日常の業務や生活の場面において人と接する中で、悩みを 打ち明けられたり、「つらそうだな」と感じたりした経験はないで しょうか。 「生きることを支援する」という役割を持つ皆さんを、ゲートキ ーパー(命を守る門番)と位置付け、悩みを抱える人たちを必要な 支援につなげることができるようにと考えました。この手帳は、皆 さんの活動の参考になるように、各種の情報を集めたものです。 ゲートキーパーの役割は、決して一人で自殺をくいとめるという ものではありません。様々な専門機関と連携し、「生きることを支 援する」ための取り組みを一緒に進めていきたいと願っています。 誰もが安心して暮らせる社会が実現できるよう、ご協力をお願い いたします。 目 次 自殺対策の基本認識・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 自殺の背景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 うつ病の理解・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 女性とうつ病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 在宅介護とうつ病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 ゲートキーパーの役割・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 (1)気づく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 (2)受け止める・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 (3)つなぐ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 相談機関の選び方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 相談機関一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 自殺の現状・自殺統計資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26 1 自殺対策の基本認識 自殺対策の指針として定められた自殺総合対策大綱では、自殺対策の基本 認識について以下のように述べられています。 自殺の背景には、失業・多重債務等の経済・生活問題のほか、健康問題、 家庭問題など様々な要因と、その人の性格傾向、家族の状況、死生観など 様々な要因が複雑に関係しています。自殺は、個人の自由な意思や選択の結 果と思われがちですが、このような様々な要因により、その多くが心理的に 追い込まれた末の死ということができます。 自殺を図った人の直前の心の健康状態を見ると、大多数は、様々な悩みに より心理的に追い込まれた結果、うつ病、アルコール依存症等の精神疾患を 発症しており、これらの精神疾患の影響により正常な判断を行うことができ ない状態となっていることが明らかになってきています。心理的な悩みを引 き起こす様々な要因に対する社会の適切な介入により、また、自殺に至る前 のうつ病等の精神疾患に対する適切な治療により、多くの自殺は防ぐことが できる社会的な問題とされています。 しかし、我が国では、精神疾患や精神科医療に対する偏見が強く、特に、 中高年男性は、心の問題を抱えやすい上、相談することへの抵抗感から問題 を深刻化しがちと言われています。死にたいと考えている人も、心の中では 「生きたい」という気持ちの間で激しく揺れ動いており、不眠、原因不明の 体調不良など自殺の危険を示すサインを発していることが多いのです。身近 にいる人でも自殺のサインに気づき難い場合もあるので、身近な人以外の人 が自殺のサインに気づき、自殺予防につなげていくことが課題です。 2 自殺の背景 NPO法人ライフリンクがまとめた「自殺実態白書」によると、自殺の背 景には多種多様な危機要因があり、その大部分は下に示す10の危機要因に 集中していることが分かっています。 10大危機要因 1 事業不振 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 倒産 2 職場環境の変化 ・・・・・・・・・・・・ 昇進、配置転換、転職、降格 3 過労 4 身体疾患 5 職場の人間関係 ・・・・・・・・・・・・ 職場のいじめ、職場の人間関係 6 失業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 失業、就職の失敗 7 負債 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 住宅ローン、連帯保証債務 多重債務 8 家庭の不和 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 親子間、夫婦間、離婚の悩み 9 生活苦 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 生活苦、将来生活への不安 10 うつ病 また、ほとんどの場合、自殺の危機要因は、それ単独で自殺の要因となっ ているわけではなく、自殺で亡くなるときには、一人あたり平均4つの危機 要因を抱えていたと言われています。 このことから、自殺に至る理由が決して単純ではないことが考えられます。 3 うつ病の理解 ○ 自殺者の多くは、その直前にうつ病、統合失調症、アルコール依存症等何ら かの「こころの病気」が考えられる状態であったことが明らかになっています。 その中でも特に、うつ病は多くの人に見られます。 ○ こころの病気は誰もがかかりうる病気です。 多くの場合、少しずつ病気のサインが出ています。 最近こんなことはありませんか? □ 眠れない □ 夜中に目が覚めたり、目覚めがすっきりしない □ 些細なことにイライラしたり、腹が立つ □ 何をするのもおっくう □ お腹の張り感・胃もたれ □ 何も食べたくない、食事がおいしくない □ めまい □ 気が散って一つのことに集中できない □ 誰かが自分の悪口を言っている □ 周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる 「もしかして?」あなたの気づきが救いの手に (周囲の人が気づきやすい変化) □ 服装が乱れてきた □ 急にやせた、太った □ 感情の変化が激しくなった □ 表情が暗くなった □ 一人になりたがる □ 不満、トラブルが増えた □ 独り言が増えた □ 他人の視線を気にするようになった □ 遅刻や休みが増えた □ ぼんやりしていることが多い □ ミスや物忘れが多い 4 うつ病の人への接し方のポイント ① 十分に休養するように勧める。休める環境づくりをする ② 本人の話をよく聴く ③ 治る病気だと伝える ④ 安易に励まさない ⑤ 無理に気晴らしに誘わない ⑥ 重要な決定はひとまず延期し、回復してから決めるようにアドバ イスする ⑦ あたたかく見守り、自殺のサインに気をつける ⑧ 受診や服薬を続けられるようにサポートしていく 出典:東京都西多摩保健所作成リーフレット「ちょっと心が疲れたら」 東京都立中部総合精神保健福祉センター作成リーフレット「うつ病」 ストレスチェックしてみましょう 過去30日の間にどれくらいの頻度で次のことがありましたか。 あてはまる欄の数字に○をつけてください。 (K6質問票日本語版) 全くない 少しだけ ときどき たいてい いつも 神経過敏に感じましたか 0 1 2 3 4 絶望的だと感じましたか 0 1 2 3 4 そわそわ、落ち着かなく 感じましたか 0 1 2 3 4 気分が沈み込んで、何が起こっても 気が晴れないように感じましたか 0 1 2 3 4 何をするのも骨折りだと 感じましたか 0 1 2 3 4 自分は価値のない人間だと 感じましたか 0 1 2 3 4 合計得点 点 合計得点が 10点以上の時は、うつ病や不安障害の可能性が高いので、保 健相談所や医療機関に相談することをおすすめします。 出典:練馬区こころの健康づくりパンフレット 5 女性とうつ病 女性は男性の2倍程度、うつ病になりやすいと言われています。うつ病が女性 に多いことは、世界的な傾向です。男女差の原因としては、思春期における女性 ホルモンの増加、妊娠・出産など女性に特有の要因や男女の社会的役割の格差な どが考えられています。 1 更年期 女性の更年期は、身体面では加齢や更年期障害による身体症状が出現し、社会 面では子どもの自立、老親の介護、仕事の転機などさまざまな変化が起こる時期 です。このような身体の変調、喪失体験、ストレスが重なることでうつ病を発生 する可能性があります。特に更年期の女性の場合、典型的な抑うつ症状だけでな く、めまい、耳鳴り、肩こり、便秘など、多様な症状を呈する場合があるといわ れます。 特に、更年期の女性が相談などの場面においてさまざまな症状を訴える場合は、 その人の最近の生活の変化や出来事などを聞いてみることが大切です。 2 子育て中の女性 子育てのストレスは非常に大きいものです。子どもは自分の思い通りにはいか ず、振り回され、母親である女性自身の生き方、生活ができずに、子ども中心の 生活になります。子育てについて家族など周りからのサポートがない場合には、 育児ストレスを解消できずうつ傾向になる可能性もあります。また特に働きなが ら子育てをしている場合には、子育ても仕事も完璧にこなそうとして、それがで きないために抑うつ状態になる場合もあります。 相談の場で、母親の訴えに耳を傾けるとともに、母親の表情や子どもとのかか わりを観察してみましょう。うつ病の可能性がある場合には、早期に受診につな げましょう。また、育児の負担を軽減し、安心感や楽しみが得られるような働き かけも必要でしょう。 3 産後うつ病 出産直後にうつ病にかかる場合も多く、日本では出産した女性のうち、軽度な ものを含めると13.4%に産後うつ病がみられたとの報告があります。また、何と なく涙もろくなったり、気分が沈んだりして、ほぼ一週間以内に改善する一過性 の気分の障害であるマタニティーブルーズは、周産期の女性の20%∼30%にみ られます。 産後うつ病は早期に発見し、治療を開始することが大切です。うつ病の既往が ある場合には産後うつ病のリスクが高くなりますので、出産後、特に注意して関 わる必要があります。 6 在宅介護とうつ病 在宅要介護者及び療養者の家族介護者も、うつ病のハイリスク者です。要介護 者及び療養者を自宅で介護することは、身体的にも精神的にも非常に負担が大き いものです。介護者自身の生活や生き方も制約されます。特に、認知症の人の介 護者の負担感は大きいと言われています。 在宅要介護者及び療養者と接する際には、当事者だけでなく、その介護者の身 体的健康状態や心の健康状態も観察する必要があります。状況に応じて、心配事 がないか、身体の状態に変わったことはないかなど、声をかけます。また、介護 者に心配事があった場合の相談窓口を紹介すると共に、心配なことがあったらい つでも相談にのることを伝えます。このような日頃の関わりにより、介護者の身 体的精神的変化に気づくことができますし、介護者も心配事があった場合には相 談する気持ちになるでしょう。また、介護者のストレスの状況によっては、介護 者に自分自身が休養をとることができるような要介護者あるいは療養者に対する サービス利用を勧めてみることも大切です。 出典:厚生労働省地域におけるうつ対策検討会「うつ対応マニュアル−保健医療従 事者のために−」をもとに一部改変 7 ゲートキーパーの役割 ゲートキーパーの役割は、身近な人の自殺のサインに気づき、その人の話を受 け止め、適切な相談機関につなぐことです。 周りの友人や家族、仕事で 体調のことを切り口に、 関わる人の様子に気がつい たら・・・ 一言声をかけてみてください 気づく(9ページ) 「どこか、身体の調子で気に なることがありますか?」 何か悩みがありそうだな・・・ 体調が悪そうだな・・・ 「眠れてますか?」 健康に不安を感じている人がいた時 悩みごとを打ち明けられた時 自殺をほのめかす言葉が聞かれた時 例:もう生きている甲斐がない・・・ 受け止める(10ページ) つなぐ(11ページ) まずは話を聴く 必要な情報を伝え、適切な ⇒話の聴き方 相談機関につなぐ ⇒つなぎ方のポイント 8 (1)気づく 仕事や日常生活の中で出会う人が、「表情が暗い」「元気がない」等、気にな る様子があったら、声をかけて様子を聞きます。また、以下のようなサインが認 められた場合、自殺が実行に移される危険が高く注意が必要です。 《自殺直前のサイン》 ● 感情が不安定になる。突然、涙ぐんだり、落ち着かなくなり、不機嫌で、怒りやイ ライラを爆発させる。 ● 深刻な絶望感、孤独感、自責感、無価値感に襲われる。 ● これまでの抑うつ的な態度とはうって変わって、不自然なほど明るく振る舞う。 ● 性格が急に変わったように見える。 ● 周囲から差し伸べられた救いの手を拒絶するような態度に出る。 ● 投げやりな態度が目立つ。 ● 身なりに構わなくなる。 ● これまでに関心のあったことに対して興味を失う。 ● 仕事の業績が急に落ちる。職場を休みがちになる。 ● 注意が集中できなくなる。 ● 交際が減り、引きこもりがちになる。 ● 激しい口論や喧嘩をする。 ● 過度に危険な行為に及ぶ。(例:重大な事故につながるような行動を繰り返す。) ● 極端に食欲がなくなり、体重が減少する。 ● 不眠がちになる。 ● さまざまな身体的な不調を訴える。 ● 突然の家出、放浪、失踪を認める。 ● 周囲からのサポートを失う。強い絆のあった人から見捨てられる。近親者や知人 の死亡を経験する。 ● アルコールや薬物を乱用する。 ● 大切にしていたものを整理したり、誰かにあげてしまう。 ● 死にとらわれる。 ● 自殺をほのめかす。(例:「知っている人がいない所に行きたい」、「夜眠ったら、 もう二度と目が覚めなければいい」などと言う。長いこと会っていなかった知人 に会いに行く。) ● 自殺についてはっきりと話す。 ● 遺書を用意する。 ● 自殺の計画を立てる。 ● 手段を用意する。 ● 自殺する予定の場所を下見に行く。 ● 自傷行為に及ぶ。 出典:高橋祥友「新訂増補 自殺の危険」(金剛出版,2006) 9 (2)受け止める 「死にたい」 と打ち明けられたら・・・ ① 「打ち明け先としてあなたが選ばれた」ということを受け止めて、話をはぐら かさず、本人の訴えに耳を傾けましょう。 ※ つらい心境をじっくり聴いてもらうことによって、本人の気持ちは楽になります。 《話の聴き方のポイント》 ・真剣な態度で「自殺」のことを聴く、話す ・相手のペースに合わせる(せかさない) ・共感する 例:「つらかったですね」「よく、耐えてきましたね」 「これまでよく1人で頑張っていらっしゃいましたね」 ② 本人を責めたり、叱咤激励したり、世間一般の常識を押し付けたりすることは 避けましょう。 言ってはいけない言葉 「頑張れ」「命を粗末にするな」「逃げてはダメだ」 「そのうちどうにかなるよ」 ③ 話をそらさずに、本人の気持ちを十分受け止めたうえで、「自殺しない約束」 をかわします。 ④ (体調の話が本人から出た時)不眠、食欲の低下、気分の落ち込み等の症状は、 治療でよくなることを伝えましょう。 ⑤ 専門家(機関)に相談するように勧めましょう。 専門機関の例:医療機関、保健相談所、福祉事務所 10 (3)つなぐ ○ 自殺の危険性を感じた場合、「後でゆっくり相談しよう」などと後回しにせ ず、その場で話を聞き、必要な場合は相談機関へつなぐことが大切です。 ○ 本人が直接相談できる場合と、ゲートキーパーが代理(つなぎ役)として相 談機関へ連絡をする場合があります。 《相談機関につなぐ時のポイント》 ● 本人が直接相談するとき ● ① 確認したいことや相談したいことを、ゲートキーパーが事前に相談機関 に電話などで連絡しておく。 ② 本人が相談機関に話すとき、初回の相談からすべてを話すのではなく、 相談内容の要点を伝えるように勧める。 ③ 本人が、自分で相談機関へのアクセス方法を探せないことも多いため、 連絡先のメモなどを必ず渡す。 相談機関に出向く必要がある場合は、交通手段も確実に知らせておくこ とが、相談行動を高める。 ④ 本人が専門相談機関へ相談できた場合、その結果報告の義務はないが、 相談を受けた者として「心配している」ことは伝え、必要があれば今後も 相談に乗ることを伝える。 ● ゲートキーパーが連絡するとき ● ① 相談機関へ提供する個人情報は、必要最低限にとどめる(本人の了解を 得ておく)。 11 相談機関の選び方 ●健康問題を抱えている場合 医療機関を受診する前に、保健相談所など健康相談を行っている専門機関に 相談する方法もあります。本人または関係者が予約を取って、直接専門機関に 相談することができます。 ●経済問題を抱えている場合 返済が困難な額の借金があっても、「借金問題は解決する方法がある」こと を本人に伝えることが大切です。多重債務の問題については、消費生活総合セ ンターや、区の消費生活相談窓口、法テラス等の法的な相談ができる窓口を紹 介します。相談の際に用意する書類などを事前に確認し、当日持参するよう相 談者に伝えるとスムーズです。 生活に困窮しているようであれば、福祉事務所の紹介を検討することも必要 です。 ●家庭問題を抱えている場合 育児の悩みや家庭内暴力、親族の介護など、家庭問題について悩んでいる場 合は、児童相談所や女性相談センターなど、それぞれの問題に応じた専門相談 機関に相談してみることを勧めます。 ●うつ病など精神疾患が疑われる場合 うつなどの症状が明らかに見られる人は、専門医療機関へつなぎます。 適切な医療機関がわからない場合は、保健相談所などに問い合わせることも よいでしょう。 ●自殺未遂に及んだ経験がある場合 自殺しようと実際に行動を起こしたことがある人は、自殺の危険性が高い人 と考えてください。具体的な支援方法や医療の必要性を判断するには、専門相 談機関へつなぐことが大切になります。 保健相談所、相談機関一覧から電話相談等の具体的な相談機関をご紹介くだ さい。 12 支援者の メンタルヘルス 自殺について話を聴くことは、支援者自身が死の恐怖と向き合 うことにもつながります。「聴くことによって相手が行動してし まわないか」という不安を感じたり、過去の喪失体験がよみがえ ることもあり、つらくなるかもしれません。 「心を使い、集中して聴くこと」は、とても疲れることであり、 長時間、話を聴いた後は、支援者自身も心の疲れを意識して癒す ことが大切です。 相談終了後には、意識して気持ちのクールダウンを行ってくだ さい。温かい飲み物を飲む、体を動かす、好きな音楽を聴く、安 心できる人とおしゃべりする等、自分が心地よく感じられること が心を癒し、気分を切り替えることにつながります。 また、対応に困ったときには、一人で抱え込まないことが大切 です。支援者自身にも対応には限界があります。「自分で何もか も解決しなければ」と考えずに、同僚や上司、内容によっては専 門相談機関の相談員等、周囲の人に相談してください。 13 ○相談機関一覧○ ●こころの悩み 相談窓口名称 相談内容 東京都自殺相談 ダイヤル 自殺防止のための ∼こころといのちの 電話による総合相談 ほっとライン∼ 電話番号等 ◆電話相談 0570−087478 ◆電話相談 03−3264−4343 自殺などさまざまな 精神的危機に追い込 東京いのちの電話 まれている人たちの ※毎月10日 フリーダイヤル 0120−783−556 ための相談 8時から24時間 自殺防止のための電 話相談 東京自殺防止 センター 人間関係回復の プログラム 〔コーヒーハウス〕 東京都夜間こころの 精神保健福祉に かかわる相談一般 電話相談 受付時間 14時∼翌朝5時30分 (年中無休) 24時間 (年中無休) ◆電話相談 03−5286−9090 ◆電話相談 20時∼翌朝6時 (年中無休) 毎週 (火) は17時∼ 翌朝6時 ◆電話相談 03−5155−5028 17時∼21時30分 (年中無休) ●遺族支援 相談窓口名称 相談内容 電話番号等 受付時間 自死遺族 相談ダイヤル 自死遺族を対象とした ◆電話相談 相談 03−3261−4350 11時∼19時 (木) 自死遺族 傾聴電話 自死遺族を対象とした ◆電話相談 相談 03−3796−5453 10時∼18時 (火、 木、 土) 14 ●精神保健相談 相談窓口名称 相談内容 【練馬区】 豊玉保健相談所 電話番号等 受付時間 ◆電話相談 03−3992−1188 【練馬区】 北保健相談所 ◆電話相談 03−3931−1347 専門医、 保健師による 相談 【練馬区】 ◆電話相談 社 03−5997−7722 光が丘保健相談所 療養生活上の相談、 会復帰 (就労等)のた 【練馬区】 ◆電話相談 めの支援など 03−3996−0634 石神井保健相談所 【練馬区】 大泉保健相談所 来所面談は要電話予約 【練馬区】 関保健相談所 8時30分∼17時15分 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く ◆電話相談 03−3921−0217 ◆電話相談 03−3929−5381 【練馬区】 豊玉障害者地域 生活支援センター (きらら) ◆電話相談 03−3557−9222 月・火・木・金:9時∼ 20時 土・日:正午∼20時 ◇面談相談 (要予約) 月:9時∼19時 火:9時∼正午 木:9時∼正午 16時∼19時 対人関係、心の悩み、 病 気 に 関 す る 相 談、 ◆オープンスペース センター利用に関す る相談、 社会資源など の情報提供 精神障害のある方の ◆電話相談 03−3997−2181 ための 「地域生活支援 プログラム」 の実施 【練馬区】 石神井障害者地域 生活支援センター (ういんぐ) 火・金・土・日:正午∼ 19時 ※祝、12/29∼1/3 を除く 月・水・木・金:9時∼ 20時 土・日:正午∼20時 ◇面談相談 (要予約) 水:9時∼正午 木:9時∼正午、 16時∼19時 金:9時∼19時 ◆オープンスペース 月・水・土・日:正午∼ 19時 ※祝、12/29∼1/3 を除く 対人関係、心の悩み・ 病気に関する相談 センターの利用に関 ◆こころの電話相談 する相談 03−3302−7711 東京都立中部総合 精神保健福祉 思 春 期・青 年 期 に お センター ◇来所面談 (精神保健福祉相談) ける精神保健福祉の (要予約) 問題に関する相談 薬物・アルコール等の 依存症に関する相談 15 9時∼17時 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く ●生活相談 相談窓口名称 相談内容 【練馬区】 練馬総合福祉 事務所 電話番号等 受付時間 ◆相談係 03−5984−4742 ※〒176の地域を 管轄 【練馬区】 光が丘総合福祉 事務所 ◆相談係 03−5997−7714 ※〒179の地域を 生活保護、ひとり親世 管轄 帯、高齢者、障害者の方 【練馬区】 などの生活全般の相談 石神井総合福祉 事務所 ◆相談係 03−5393−2802 ※〒177の地域を 管轄 【練馬区】 大泉総合福祉 事務所 8時30分∼17時15分 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く ◆相談係 03−5905−5263 ※〒178の地域を 管轄 生活福祉資金等の貸 付事業など ◆電話 福祉資金担当 03−3991−5560 生活に困っている方 の相談 ◆電話 生活サポートセンター 03−3993−9963 練馬区社会福祉 協議会 8時30分∼17時15分 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く ●区民相談(法律・交通事故・身の上・人権擁護・心など) 相談窓口名称 【練馬区】 練馬区区民相談所 (練馬区役所 東庁舎5階) 石神井庁舎 区民相談室 (石神井庁舎2階) 相談内容 電話番号等 ◆電話 一般区民相談、 法律相 練馬区区民相談所 03−5984−4523 談、交通事故相談、身 の上相談、 人権擁護相 石神井庁舎区民相談室 03−3995−1100 談、心の相談 (練馬区 区民相談所のみ) など ※事前予約制 各種相談 (一般区民相談は予約不要) 16 受付時間 9時∼17時 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く ●金融(多重債務) 相談窓口名称 相談内容 電話番号等 ◆電話相談 東京都産業労働局 03−5320−4775 貸金業者に関する苦 金融部 情および相談、 照会な 貸金業対策課 ど、 貸金業に係る相談 ◇来所面談 貸金業対策課 (予約不要) 受付時間 9時∼12時、 13時∼17時(月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く ●消費生活(多重債務) 相談窓口名称 相談内容 【練馬区】 契約トラブルなど消費 消費生活センター 生活に関する相談 電話番号等 ◆電話相談 03−5910−4860 ◇来所相談 (予約不要) 受付時間 9時∼16時30分 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く ◆消費生活相談 03−3235−1155 契約トラブルなど消 東京都消費生活 費生活に関するトラ 総合センター ブル、 架空請求など ◇高齢者被害110番 03−3235−3366 ◆架空請求110番 03−3235−2400 9時∼17時 (月∼土) ※祝、12/29∼1/3 を除く ◇来所相談 (予約不要) 東京都生活再生 相談窓口 (多重債務者生活 再生事業) 生活再生への意欲が あるにもかかわらず、 多重債務で生活困難 ◆電話相談 03−5227−7266 な状況にある方への 相談および資金貸し 付けなどの支援 住居を失い、 インター ネットカフェや漫画 ◆電話相談 0120−874−225 喫茶などで寝泊りし TOKYO ながら就労している (フリーダイヤル) 03−5155−9501 (代表) チャレンジネット 方や離職者に対する 生活、 住居、 就労、 資格 (要予約) 取得資金貸付などの ◇来所相談 相談 17 9時30分∼18時 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く 9時∼24時 (月∼土) (相談窓口開設時間) 10時∼17時 (月、 水、 金、 土) 10時∼20時 (火、 木) ※祝、12/29∼1/3 を除く ●法律(多重債務) 相談窓口名称 日本司法支援 センター (法テラス) 相談内容 法制度や相談窓口の 情 報 提 供、経 済 的 に 余裕のない方に対す る無料法律相談や必 要 に 応 じ て 弁 護 士・ 司法書士の費用の立 替えなど 電話番号等 法テラスサポートダイヤル ◆法的トラブル 0570−078374 ◆犯罪被害者支援 0570−079714 受付時間 9時∼21時 (月∼金) 9時∼17時 (土) ※祝、12/29∼1/3 を除く ●女性、心、法律など 相談窓口名称 相談内容 電話番号等 受付時間 ◆電話相談 総合相談、心の相談、 03−3996−9050 配偶者などの暴力に 対 す る 専 門 相 談、法 ◇来所面談 総合相談(予約不要) 律相談 その他の相談(要予約) 9時∼19時 祝休日9時∼17時 ※12/29 ∼ 1/3を 除く 東京ウィメンズ プラザ D V 被 害 者 相 談、夫 婦・親子の問題、生き ◆電話相談 03−5467−2455 方や職場の人間関係 な ど の 悩 み 相 談、法 (要予約) 律 相 談、精 神 科 医 師 ◇来所面談 による相談 9時∼21時 (毎日) ※12/29 ∼ 1/3を 除く 東京都女性相談 センター 夫や恋人からの暴力 など女性からのさま ざまな相談 【練馬区】 男女共同参画 センターえーる ◆電話相談 03−5261−3110 ◇来所面談 (要予約) 18 9時∼20時 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く ●子ども・青少年 相談窓口名称 相談内容 電話番号等 【練馬区】 練馬子ども家庭 支援センター 練馬駅北分室 ◆電話 03−6758−0141 【練馬区】 光が丘子ども家庭 支援センター ◆電話 03−5997−7759 子育てについての相 【練馬区】 談、子 育 て 家 庭 の 総 ◆電話 関子ども家庭支援 合的な相談 03−5927−5911 センター 【練馬区】 貫井子ども家庭 支援センター ◆電話 03−3577−9820 【練馬区】 大泉子ども家庭 支援センター ◆電話 03−3925−6713 【練馬区】 学校教育支援セ ンター 教育相談室 ◆電話 03−5998−0091 【練馬区】 練馬分室 友人関係、不登校、いじ め、親子関係など、学校 生活や家庭生活に関す ◆電話 る相談 03−3991−3666 【練馬区】 関分室 ◆電話 03−3928−7200 19 受付時間 9時∼19時 (月∼金) 9時∼17時 (土) ※祝、12/29∼1/3 を除く 9時∼17時 (月∼土) ※祝、12/29∼1/3 を除く 9時∼17時 (月∼木、 土) 9時∼18時 (金) ※祝、12/29∼1/3 を除く ●子ども・青少年 相談窓口名称 相談内容 電話番号等 幼児から高校生相当 年 齢 ま で、次 の 内 容 の教育相談を、本人、 保護者及び教員を対 象に受付けている。 ◆電話相談 03−3360−8008 ○ 子 育 て、気 に な る 癖、発達障害、非行 0120−53−8288 傾 向、家 庭 内 暴 力 (いじめ相談ホットライン専用電話) などに関する相談 東京都教育相談 センター 受付時間 9時∼21時 (月∼金) 9時∼17時 (土日祝) ※閉庁日、 12/29 ∼ 1/3を除く いじめ相談ホットライン は24時間、 年中無休 ○いじめ、不登校、集 団 不 適 応、学 業 不 振に関する相談 ○ 体 罰、学 校 で の セ ク シ ャ ル・ハ ラ ス メ ン ト な ど、学 校 の 指 導・対 応 に つ いての相談 ◇来所相談 03−3360−8008 ○高校の進級、進路、 (電話相談のうえ申込) 入 学、卒 業 や 高 等 学校卒業程度認定 試験に関する相談 東京都立小児 3才∼18才までの発 ◆電話相談 総合医療センター 達やこころの問題に 042−312−8119 こころの電話相談室 関しての相談 20 9時∼17時 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く 9時30分∼11時30分、 13時∼16時30分 (月∼木) ※祝、12/29∼1/3 を除く ●子ども・青少年 相談窓口名称 相談内容 電話番号等 受付時間 9時∼21時 ◆電話相談 4152(よいこに) (月∼金) 03−3366−4152 子育て全般に関する 電話相談 9時∼17時 (土日祝) (東京都児童相談 相談 ◇FAX相談 (聴覚言語障害者専用) ※12/29 ∼ 1/3を センター) 03−3366−6036 除く ひきこもりで悩んで ◆電話相談 い る 本 人 や 家 族、友 03−5978−2043 人などからの相談 東京都ひきこもり サポートネット 10時∼17時(月∼金) ※土日祝、 12/29 ∼ 1/3を除く ※病名の診断や治療 方法の提示などの ◇インターネットメール相談 医療行為に当たる http://www.hikikomori-tokyo.jp/ 相 談 や、緊 急 の 対 応が必要な相談は ◆モバイル相談 不可 http://www.hikikomori-tokyo.jp/m/ 警視庁少年相談室 子 ど も の 非 行、い じ ◆電話相談 ヤング・テレホン・ めなどの相談 03−3580−4970 コーナー 24時間 8時30分∼20時 (月∼金) 8時30分∼17時 (土日祝) ※12/29 ∼ 1/3を 除く ◆電話相談 03−3267−0808 18歳以上の若者から のさまざまな悩みや不 ◇面接相談 (ココロすっきりカフェ) 安への継続的な相談 申込専用電話 03−3266−8755 東京都若者総合相談 ※病名の診断や治療 11時∼20時 (月∼土) 方法の提示などの (・э・) /若ナビ 希望日の3日前まで 医療行為に当たる 相 談 や、緊 急 の 対 応が必要な相談は ◇インターネットメール相談 http://www.wakanavi-tokyo.net/ 不可 ◆モバイル相談 http://www.wakanavi-tokyo.net/m/ 21 11時∼20時(月∼土) ※12/29 ∼ 1/3を 除く 毎週土曜日正午∼ 19時30分 ま で の 間 で、 1人1時間程度。 ※12/29 ∼ 1/3を 除く 24時間 ●ひとり親家庭 相談窓口名称 相談内容 電話番号等 子どもの養育、健康、 ◆生活相談 住まいに関する情報 03−5261−8687 提供など 東京都ひとり親 家庭支援センター 就業に関する相談 「はあと」 養育費相談 ◆就業相談 03−3263−3451 ◇来所面談 (要予約) ◆養育費相談 03−5261−1278 (専門相談については要予約) 受付時間 9時∼16時30分 ※12/29 ∼ 1/3を 除く 9時∼16時30分 (月・水・金・土・日) 9時∼19時30分 (火・木) 日祝は電話相談のみ ※12/29 ∼ 1/3を 除く 9時∼16時30分 ※12/29 ∼ 1/3を 除く ●医療 相談窓口名称 東京都 保健医療情報 センター 「ひまわり」 相談内容 電話番号等 保健医療福祉に関する 相談 ◆電話相談 03−5272−0303 情報提供 受付時間 9時∼20時 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く ●高齢者 相談窓口名称 相談内容 電話番号等 受付時間 【練馬区】 ◆電話相談 高齢者相談 03−5984−2774 高齢者や介護してい (練 馬) センター 03−5997−7716 る家族の方の総合的 (光が丘) (地域包括支援 (石神井) 03−5393−2814 センター) な相談・支援 (大 泉) 03−5905−5271 ※各総合福祉事 務所内に設置 8時30分∼17時15分 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く 高齢者や家族の心配・ ◆電話相談 高齢者安心電話 悩み事に対して情報 03−5944−8640 (東京社会福祉士会) 提供を主とした相談 19時30分∼22時30分 (年中無休) 22 ●人権 相談窓口名称 相談内容 電話番号等 受付時間 ◆電話相談 03−3871−0212 03−3876−5373 (火曜17時∼20時は、 03−3871−0212のみ) 東京都人権啓発 センター 一般相談担当 みんなの人権 110番 (全国共通人権 相談ダイヤル) <法務省> 人 権 に 関 す る 相 談・ 各種人権相談機関の 紹介 ◇来所相談 予約不要 ◆手紙・Eメール相談 〔手紙〕 〒111-0023 台東区橋場1−1−6 東京都人権啓発センター相談担当 〔Eメール〕 [email protected] ◆電話相談 ◇来所相談 9時∼17時(月∼金) ※ (火) は20時まで ※祝、12/29∼1/3 を除く ◆電話相談 ◆電話相談 差 別 や 虐 待、パ ワ ー 0570−003−110 8時30分∼17時15分 ハラスメントなどの (全国共通ナビダイヤル) (月∼金) 人権問題についての ※最寄りの法務局・地方法務局に ※祝、12/29∼1/3 相談 つながります を除く 23 ●しごと・労働問題 相談窓口名称 相談内容 ワークサポート ねりま 【石神井公園区民 交 流 センター2 階】 ◆来所面談 予約不要 03−3904−8609 就業に関する相談・ ハローワーク池袋 職業紹介 サンシャイン庁舎 受付時間 9時∼17時 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く 8時30分∼19時(火・金) 8時30分∼17時15分 (月・水・木) 10時∼17時(第2・4土) 03−5911−8609 (職業相談) ※祝、12/29∼1/3 を除く ◆来所面談 予約不要 ◆来所面談 初回のみ要予約 03−5211−1571 東京 しごとセンター 総合相談窓口 東京都 労働相談情報 センター 池袋事務所 電話番号等 9時∼20時 (月∼金) 9時∼17時 (土) ※祝、12/29∼1/3 を除く 9時∼20時 (月∼金) 9時∼17時 (土) ◆電話相談(東京都ろうどう110番) ※祝、12/29∼1/3 を除く 0570−00−6110 ※土曜が祝・12/28 ∼ 1/4の場合は休み 賃金不払い、 解雇問題 など労働問題全般 9時∼17時 (月∼水、 金) ◇来所面談 (池袋事務所) 9時∼20時 (木) 03−5954−6110 ※祝、12/29∼1/3 (事前予約制) を除く ●生活安全・犯罪被害 相談窓口名称 相談内容 警視庁総合相談 家事・民事問題 センター 身近の困りごと相談 電話番号等 ◆電話相談 03−3501−0110 プッシュホン#9110 警視庁犯罪被害者 犯罪被害による心の ◆電話相談 ホットライン 悩み相談 03−3597−7830 24 受付時間 8時30分∼17時15分 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く 8時30分∼17時15分 (月∼金) ※祝、12/29∼1/3 を除く 25 ○ 自殺の現状・自殺統計 資料 ○ 自殺者数の推移 (全国) 23, 121 16, 183 6, 938 (概数) 練馬区の自殺者数の推移 174 146 157 144 128 126 148 151 133 119 129 139 107 34 73 26 自殺死亡率の推移 (国、練馬区) (人口10万対) 20.7 19.8 18.4 19.5 14.9 (概数) 男女別・年齢階級別の自殺者数 (平成27年練馬区) 22 19 16 18 11 9 13 10 10 7 2 4 2 2 ※20∼29歳、30∼39歳では死因の第一位は自殺である 27 生 きる こと を支 援 す る いのちを守るゲートキーパー 誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して 平成10年に3万人を超えた自殺者数は、平成22年から減少傾向 にありますが、依然、高い水準で推移しています。練馬区において も、平成27年に107人が自殺によって亡くなられている状況です。 また、一人の自殺者の背景には、10人の未遂者がいると言われて います。 私たちのまわりには、「死」を意識するほどの深い悩みや苦しみ を抱えている人たちが多く暮らしています。身近な友人や家族・同 僚、また日常の業務や生活の場面において人と接する中で、悩みを 打ち明けられたり、「つらそうだな」と感じたりした経験はないで しょうか。 「生きることを支援する」という役割を持つ皆さんを、ゲートキ ーパー(命を守る門番)と位置付け、悩みを抱える人たちを必要な 支援につなげることができるようにと考えました。この手帳は、皆 さんの活動の参考になるように、各種の情報を集めたものです。 ゲートキーパーの役割は、決して一人で自殺をくいとめるという ものではありません。様々な専門機関と連携し、「生きることを支 援する」ための取り組みを一緒に進めていきたいと願っています。 誰もが安心して暮らせる社会が実現できるよう、ご協力をお願い いたします。 28 平成28年8月発行 発行 練馬区健康部保健予防課 電話 03(5984)4764 FAX 03(5984)1211 ※東京こころといのちのゲートキーパー手帳(東京都発行) を参考に作成しました。 この冊子は、再生紙を使用しています