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金沢市観光戦略プラン(素案) １．金沢市観光戦略プランの概要 （１）金沢市観光戦略プラン策定の目的 （２）目標期間 北陸新幹線の開業や東海北陸自動車道の全線開通など交通基盤が大きく変化しようとしています。また、本物や体験を求める人々のニーズも多様化してい ます。さらには、金沢 21 世紀美術館のオープンをはじめとする文化施設の整備など、金沢市のまちづくりも進展しています。 平成 18 年（2006 年）∼平成 27 年度（2015 年）までの 10 ヶ年 これら金沢市の観光を取り巻く環境の変化を見据え、金沢市の都市ブランドを高めて国内外からの誘客を図り交流人口を拡大し、地域経済の活性化と賑わ いのあるまちづくりを推進するため、金沢市がめざすべき新しい観光戦略の方向性を示すものとして、 「金沢市観光戦略プラン」を策定します。 ２．金沢市観光戦略プランの基本的な考え方 （２）金沢の観光を取り巻く現況と課題 （１）金沢における観光の意義 Ⅰ．現況 ・日本全体の観光旅行量は減少傾向にあり、団体旅行から小グループや個人旅行が増 ①「金沢」の魅力を高め、 もてなしを強化する力である 金沢の光（魅力）を高め、新たな光（魅力） を創造する、まちづくりを進めるための力と して捉えます。 加傾向にあります。 ・ビジットジャパンキャンペーンの取組みなどにより、外国人旅行者は増加傾向にあ ります。 ・月別にみると、４月、８月、１０月の観光客が多く、冬期の入り込みが少ない傾向 にあります。 ・旅行者の求める金沢は、まちなみ等をみること、食べもの、伝統工芸品などです。 ・金沢の悪いイメージは、運転マナーや、交通渋滞、駐車場が少ないなど交通に関す ②「金沢」から世界への文化発信であり、 相互理解を深める 金沢文化・日本文化を世界へ発信する機会 として位置づけ、このことにより、「世界の 中で独特な輝きを放つ都市」「住む人一人ひ る事項です。 ・大量退職時代を迎え、ボランティアの母体として、また新たなマーケットとして期 待できる、時間と経済的ゆとりをもつ熟年者層が増加しています。 ・北陸新幹線や高速道路網など、広域観光を可能とする広域交通網が充実してきます。 １．美しい文化に出会い体験できる金沢 来訪者を惹きつけてやまない品格ある都市をめざ します。 ２．世界の中で輝きを放つ金沢 日本の文化を代表する都市であり続け、世界の人々 が金沢を訪れ世界から愛される都市をめざします。 ３．心のふれあい交流が盛んな金沢 市民と来訪者の心がふれあい、文化的交流が盛んな 都市をめざします。 ４．新しい魅力を生み出す金沢 盛んな文化的交流が、新しい文化創造の引き金とな り、新しい魅力が生まれ続ける都市をめざします。 ５．感動が生まれる金沢 訪れるたびに新しい発見があり、常に感動を与え続 とりの幸せをめざす都市」である「世界都 市・金沢」を実現します。 （３）金沢の観光のめざす姿 Ⅱ．課題 けることができる魅力ある都市をめざします。 ◆観光旅行量の増大のためには、たくさんの観光客に訪れてもらうことや、何 度も訪れてもらうこと、長く滞在してもらうことが必要です。 ◆金沢を海外へ発信し、たくさんの外国人旅行者に訪れてもらう取組みが必要 ③「金沢」の経済活性化のための、 期待性の高い産業である もてなし産業を充実させることは、観光を 経済活性化の手段として捉え、金沢の製品や 産品、サービスの優位性を保つための戦略で もあります。 です。 ◆小グループや個人旅行の増加により、旅行ニーズの多様化に対応することが 必要です。 ◆冬期のオフシーズンにも訪れてもらえる通年型の観光地をめざすことが必要 です。 ◆金沢の強みを活かし、弱点を補う取組みが必要です。 目標値の項目 １．入り込み客数 ２．宿泊者数 ３．外国人入り込み客数 ４．コンベンション参加者数 ◆団塊の世代をターゲットとした魅力づくりが必要です ◆広域観光の展開を目指した地域連携や観光素材の開拓などが必要です。 1 ３．金沢市観光戦略プランの内容（基本テーマと５つの基本戦略） 基本戦略 もてなしの力で育む 文化交流の拡大 １ 多くの人々にとって、魅力ある金沢であり続けるために は、市民や事業者、関連団体が主体となって、来訪者をも てなす力（ホスピタリティ・パワー）を強化し、行政もま たそれを支援していくことが重要です。 もてなしの力を強化することによって、国内外の人々と の多様な交流を拡大し、金沢文化に刺激を与え、新たな金 基本戦略 沢文化の創造をめざします。 ２ もてなし力の強化の視点 「もてなし力の強化」とは、金沢を訪れる人々を寛容に 受け入れて「もてなす」 （交流の推進）だけでなく、金沢の 基本戦略 魅力を様々な人々が満喫できるよう「ふるまう」 （魅力の提 ３ 供）ことや、気持ちよく金沢を訪れ、心地よく滞在するこ 伝 統 と 創 造 の ・金沢の魅力は、ほんもの文化にあり、旅行者が金沢に求める ほんもの文化 ものも、金沢のほんもの文化です。 ・金沢のほんもの文化とは、伝統に裏打ちされた生活文化であ の提供 り、伝統芸能であり、伝統工芸であり、まちなみなどです。 これらを磨き上げ、金沢のもつ「ほんもの」の魅力による集 客を図ります。 ・また、金沢には伝統に裏打ちされた魅力ある文化の蓄積があ るだけでなく、それらを礎に新しい文化が生み出されるまち でもあります。それらの新たな文化創造の取組みは、金沢の 新しい魅力の創出につながります。 ・特に、ファッションなどの流行に敏感で、新たな文化を生み 出す若者の活動や、若者を惹きつける金沢の魅力づくりを進 めることによって、高感度で創造的な都市をめざします。 世 界 と の 交 流 ・新たな文化創造のきっかけとなる文化交流の推進を、金沢市 の拡大 は都市戦略として掲げています。 （「世界都市構想」） ・日本文化を代表する金沢文化の発信は、世界における日本へ の理解を促します。 ・国内旅行量が減少しているなか、海外からの来訪者は増加傾 向にあることから、海外向けの情報発信・誘客ＰＲのほか、 受け入れ環境を整備します。 きらりと光る 金 沢 の も て な ・来訪者にとって、旅先で出会う市民とのふれあいは、その土 地の印象を決定づける重要なポイントとなります。 し力の向上 ・このため、市民のホスピタリティ醸成を図る取組みを進める とともに、市民が金沢の魅力を知る機会を提供します。 ・また、都市基盤の整備を進め、来訪者が快適に金沢を訪れ、 行動することができる環境づくりを行います。 ・これにより、官民一体となったもてなし力の向上を図ります。 とができるような環境を「しつらう」 （環境整備）こと、さ らに金沢の魅力を広く発信し、情報を「しらせる・うける」 （情報の受発信）ことを意味します。 基本戦略 もてなす （交流の推進） ふるまう （魅力の提供） ４ 基本戦略 ５ 具体的戦略０１．伝統と創造の芸術・芸能感動戦略 具体的戦略０２．ライフ＆ファッション戦略 具体的戦略０３．金沢の食文化戦略 具体的戦略０４．金沢・春夏秋冬戦略 具体的戦略０５．金沢の文化施設活用戦略 具体的戦略０６．夜の魅力提供戦略 具体的戦略０７．温泉地振興戦略 具体的戦略０８．知られざる金沢の魅力提供戦略 具体的戦略 ９．国際的文化・芸術事業展開戦略 具体的戦略１０．姉妹都市交流戦略 具体的戦略１１．学都金沢・留学生世界戦略 具体的戦略１２．外国人旅行者もてなし環境整備戦略 具体的戦略１３．広域観光強化戦略 具体的戦略１４．世界プロモーション推進戦略 具体的戦略１５．金沢人の心づくし戦略 具体的戦略１６．金沢旅のコンシェルジュ戦略 具体的戦略１７．歩きたくなる金沢整備戦略 具体的戦略１８．ユニバーサルデザイン推進戦略 知的な集いの ・伝統と文化が息づく金沢は、都市の機能性と昔ながらの情緒 場の創出 が調和した知的刺激に富んだ環境にあり、教育交流や研究交 流を進めるうえで魅力的なまちです。金沢の地を新たな知的 創造の場として位置づけ、金沢における教育・研究分野にお ける交流を進めます しつらう （環境の整備） しらせる･うける （情報の受発信） ２４の具体的戦略 ５つの基本戦略 金沢観光戦略プランの基本テーマ 情 報 の 収 集 と ・情報発信は、金沢の印象を決定づける大きな要因です。 魅力の発信 ・また、国内外の旅行者が求めているニーズを把握すること 金沢市観光戦略プランの 推進に向けて によって、求められている金沢の魅力を提供する必要があ ります。 ・このため、マーケティング情報の収集と金沢の魅力情報の 発信を行い、金沢のイメージづくりを戦略的に行います。 具体的戦略１９．金沢コンベンション充実戦略 具体的戦略２０．教育交流推進戦略 具体的戦略２１．ニーズ情報の収集戦略 具体的戦略２２．情報発信ターゲット重点化戦略 具体的戦略２３．ＩＴ技術活用戦略 具体的戦略２４．クチコミ情報発信戦略 金沢市・事業者・関連団体・市民等との連携による推進 目標の設定と施策の重点化による効果・効率的な展開 2 ４．金沢市観光戦略プランの内容（２４の具体的戦略） 基本戦略１ 伝統と創造のほんもの文化の提供 具体的戦略１ 伝統と創造の芸術・芸能感動戦略 具体的戦略５ 金沢の文化施設活用戦略 金沢には、市や県、民間などが運営する金沢の歴史、美術、文学などを発 信する各種の文化施設が存在します。これらの文化施設の有機的な連携な 金沢の魅力である生活の中に息づく重厚な伝統文化である芸術・芸能、食、 ど、積極的な活用を図り、金沢の文化発信力を向上させます。 【具体策】 まちなみなどの魅力を継承し、伝統の風土の中から、金沢で日々創造される ・金沢の観光・文化施設および工芸施設の連携 など 新しい文化を磨き上げるとともに、金沢に訪れる人々がそれらに出会い、体 具体的戦略６ 験し、感動する機会を提供します。 格子戸から漏れるあかりの灯るまちなみや、ライトアップされた歴史的建 【具体策】 ・大規模文化イベントの開催・誘致 ・芸術家との交流の場の提供 ・若者文化交流の拡大 ・金沢茶道文化の体験 ・金沢まちなか美術館の実現 ・町家や歴史的建造物の活用 など 具体的戦略２ 造物、卯辰山からの夜景など、夜の金沢には昼間と異なる魅力があります。 また、夜間型の観光ニーズが高いアジアからの来訪者の満足度を高めるた め、金沢の知られざる魅力として、夜間の魅力提供を図ります。 【具体策】 ・「金沢あかりの小径」など夜間散策イベントの開催 かおり高い伝統文化を培い、独自の産業・文化を発展させてきた金沢の土 壌を活かし、新たな産業を育て、生活文化すべてにかかわる高いファッショ ・「金沢ナイトビューコンテスト」の実施 ・夜間ライトアップクルーズ 具体的戦略７ ン性を発信し、若者を中心とした誘客に努めます。 具体的戦略３ など 温泉地振興戦略 金沢には４ヵ所に山あいの風情のある温泉地があります。温泉もまた、金 沢の魅力のひとつです。温泉は、昔も今も、心と身体の健康を求める人々を など 惹きよせてやまない魅力があります。 温泉地のさらなる魅力向上を図り、交流人口の拡大をめざします。 金沢の食文化戦略 【具体策】 金沢には、豊かな海と山・里の恵みに裏打ちされた独特な食文化が花開い ・旅館における個性的な魅力向上や誘客活動の促進 ており、金沢の大きな魅力のひとつとなっています。金沢を訪れる来訪者が、 ・癒し・療養ツアープログラムの開発 豊かな旬の食材や加賀料理などの食文化に出会える機会を充実します。 ・誰もが気軽に旅館を訪れることができるための施設の改修 【具体策】 ・気軽に食を楽しめ、食文化を発信する拠点づくり 具体的戦略４ など 春・夏・秋・冬の一年を通じて、金沢には異なる魅力ある顔を持っていま 具体的戦略８ 知られざる金沢の魅力提供戦略 金沢の重厚な歴史・文化は、奥深い金沢の魅力をかたちづくっており、あ す。とくに、観光入りこみ客数が減少する冬の金沢には、雪吊りや氷室など、 まり知られていない資源がまだまだたくさん埋もれています。これらの魅力 雪国特有の生活文化の魅力を有しており、これらの魅力を積極的に提供しま を掘り起こし、提供することによる、金沢の魅力向上を図ります。 【具体策】 ・金沢百万石まつりの充実 ・四季のテーマ設定によるイベントの充実と発信 ・お正月を満喫するツアーの開発 ・冬の魅力の重点的発信 など 具体的戦略９ 国際的文化・芸術事業展開戦略 金沢の文化土壌や金沢 21 世紀美術館、金沢美術工芸大学などの文化資源 を活用し、国際的な文化・芸術・芸能の展覧会や祭典を開催し、多文化との 交流を図ります。 【具体策】 ・国際芸術・芸能の祭典等の開催 ・国際アート・工芸コンペティション、展覧会の開催 など 姉妹都市交流戦略 海外からの交流拡大を図るため、姉妹都市交流を積極的に推進していきま す。特に誘客・入り込みの期待の高い東アジアからの交流拡大を図るため、 全州市（韓国）と蘇州市（中国）は、金沢と姉妹都市関係にあるだけでなく、 両都市も姉妹都市関係にあることから、３市のトライアングル関係を活かし た一体的な交流拡大を図ります。 【具体策】 ・キャンペーン隊の派遣 ・３市の市民による相互観光交流の拡大 具体的戦略１１ など 学都金沢・留学生世界戦略 金沢は、人口あたりの大学等高等教育機関の数が日本有数であり、海外か らの留学生も多く学んでいます。金沢在住の留学生は、金沢にとって、世界 と金沢とをつなぐ重要なパイプであり、留学生にとっての金沢は、第二のふ るさととしてありたいと考えます。 このため、学都金沢の特色を活かし、留学生を通した交流の拡大を推進し ます。 など 金沢・春夏秋冬戦略 す。 世界との交流の拡大 来訪者に金沢に宿泊していただき、金沢の魅力を満喫していただくため、 具体的戦略１０ ライフ＆ファッション戦略 【具体策】 ・ 金沢ブランドの確立 ・ ファッションウィークの開催 夜の魅力提供戦略 基本戦略２ 【具体策】 ・非公開の魅力的な施設等の限定公開などの活用策の検討 ・金沢の民話・逸話・伝承を体験できるツアープログラムの開発 など 【具体策】 ・留学生を対象とした金沢勉強会の開催 ・大学との連携による留学生家族へと誘客促進 ・卒業帰国した留学生ＯＢを中心とした金沢国際特派員の派遣 具体的戦略１２ など 外国人旅行者もてなし環境整備戦略 外国人旅行者が安心して快適に旅行するためには、受け入れる環境を整え る必要があります。このため、金沢において、ハード・ソフト両面からのも てなし環境の整備を進めます。 【具体策】 ・情報技術を活用した翻訳案内システムの導入 ・外国人対応のインフォメーションセンター充実およびガイドの養成 ・宿泊施設や観光施設などにおける外国人旅行者接客もてなし講座の開催 など 3 具体的戦略１３ 広域観光強化戦略 具体的戦略１７ 海外からの誘客を図るためには、首都圏やその他の観光地との連携を図 歩きたくなる金沢整備戦略 金沢の魅力はヒューマンスケールのものであり、人の息づかいから感じる 基本戦略５ 情報の収集と魅力の発信 り、他のディスティネーションとの差別化を図り優位性を高める必要があり ことができるもので、自家用車に乗って効率的に観光拠点や施設を回るより 具体的戦略２１ ニーズ情報の収集戦略 も、歩くスピードでまちの雰囲気や音、匂いを感じる方が、より深く味わう ます。東海北陸自動車道の全線開通や北陸新幹線の整備など、広域観光の環 戦略的な情報発信の第一歩として、来訪者が金沢に求めているもの（ニー ことができます。 境整備も整うことから、広域観光ルートの整備、連携強化を図ります。 ズ）は何かをきめ細かく、また的確に把握するために、継続的なニーズ情報 このため、金沢市内で観光客が快適に歩く環境を整えることで、金沢の奥 【具体策】 の収集を行います。 深い魅力を伝えます。 ・国際都市と金沢を含めた周遊コースを設定するための連携の促進 【具体策】 【具体策】 ・広域観光オプショナルツアーの開催 ・観光モニターの設置 ・案内サインの充実によるわかりやすいみちづくり ・金沢港への観光客船の寄港誘致 など ・観光客のニーズ等マーケティング情報の収集 など ・観光客が便利で利用しやすい市内公共交通サービスの充実 ・安心して歩ける環境整備 具体的戦略１４ 世界プロモーション戦略 海外の旅行者ニーズを的確にとらえ、それらのニーズに合致した情報を効果 具体的戦略１８ 的に発信することによって、海外からの誘客拡大を図ります。 【具体策】 ・ニーズをとらえた効果的な情報発信 など 具体的戦略２２ ユニバーサルデザイン推進戦略 金沢の魅力情報を広く発信するばかりでなく、今後の観光動向や環境変化 公共施設や公共交通機関、道路や歩道、公園、観光施設のバリアフリー化 を見据えながら、ターゲットの重点化を図るなど、効率的で効果的な情報発 を推進するとともに、誰にでもわかりやすい観光パンフレットや案内サイン 信を推進します。 を整備することによって、観光におけるユニバーサルデザイン化を図りま 【具体策】 ・金沢観光インターネットサイトの多言語化と内容の充実 す。 ・北陸新幹線開通を見越した首都圏へのＰＲ ・海外の旅行代理店や雑誌・新聞社等を対象としたファムトリップの実施 【具体策】 ・誰にでもわかりやすい案内サインの充実 など ・公共施設や交通施設、主要経路におけるバリアフリー化の推進 基本戦略３ きらりと光る金沢のもてなし力の向上 具体的戦略１５ 金沢人の心づくし戦略 ・店舗や観光施設のバリアフリー化の推進 認識する市民の意識を醸成し、また、旅行者と気持ちよく交流することがで きる技術向上をめざした取組みを推進します。 ・東海北陸自動車道の全線完成を見越した中京圏へのＰＲ など 具体的戦略２３ など 具体的戦略１９ るなど、観光情報の環境は急速に変化しています。情報環境の変化に的確に 知的な集いの場の創出 対応しながら、効果的な情報発信を推進します。 【具体策】 金沢コンベンション充実戦略 金沢のコンベンション機能のさらなる充実を図り、知的交流の場の創出と 【具体策】 ・市民がいつでも、どこでも、金沢の歴史・文化を知ることができる講座 具体的戦略２４ ・情報提供やスタッフ紹介など学会・研究会への支援サービス提供 具体的戦略２０ 金沢の旅の相談、情報提供、地理案内、手配・斡旋など、来訪者の旅の利 クチコミ情報発信戦略 の確実なファンを獲得し、そこから広がる情報発信を推進します。 ・茶室や町家等の歴史的建造物をコンベンション会場として活用 具体的戦略１６ 金沢旅のコンシェルジュ戦略 など 情報発信の手段として「クチコミ」による発信はきわめて重要です。金沢 ・国際コンベンションの誘致 など ・金沢観光のインターネットサイトのリニューアル更新・充実 ・電子案内システム（ナビゲーションシステム）の検討・整備 知的創造の支援による交流の拡大を図ります。 【具体策】 ・市民のもてなし力の意識向上 ＩＴ技術活用戦略 旅行者の観光情報の入手手段として、インターネットの役割が増大してい 基本戦略４ 金沢において旅行者と直接交流し、おもてなしすることの意義と重要性を の充実 情報発信ターゲット重点化戦略 など 【具体策】 ・いいね金沢倶楽部の組織活用 教育交流推進戦略 金沢には全国各地から修学旅行生が訪れています。修学旅行に訪れた金沢 ・石川県人会や金沢ゆかりの人への情報発信 など 便性を向上させ、金沢の魅力をあますことなく紹介するコンシェルジュ（き は、小中高校時代の思い出となって深く印象づけられます。多くの修学旅行 生が訪れることは、金沢ファンを獲得する第一歩としてきわめて重要です。 め細やかな旅のお手伝い）の機能を金沢に開設することを検討します。 また、金沢の豊かな自然と重厚な歴史に裏打ちされた社会の営みは、社会 【具体策】 ・「金沢サポーター店（仮称）」の認定 ・金沢コンシェルジュセンター（仮称）の開設検討 科学の研究対象としてきわめて有望であることから、大学などの研修・研究 など 旅行にも最適であり、金沢を深く知る研究者が増えることもまた、金沢にと って重要なことです。 このため、教育旅行・研究旅行等による交流の拡大を図ります。 【具体策】 ・教育旅行の誘致活動の実施 ・大学の研究室やゼミなどの視察・研修・研究実習旅行の誘致とサポート ・企業研修のプロモーション活動の強化 など 4