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女 性 輝 女 性
vol.49 2016 / Spring 鳥取大学広報誌 F U - M O N 鳥取大学 社会 貢献 話題の 研究 カニ殻由来の新素材 「キチンナノファイバー」の製品化を目指して 医学の発展のためには倫理はじゃま? Student s Voice 学びを 支える 新任教員 紹介 女性 輝 特集 鳥大学生対談 学寮で生活する学生編 大学教育支援機構 教育センター 農学部 輝 鳥取大学 ランニング 女性 環境工学 趣味 月、鳥取大学は﹁男 女共同 参画 推進室﹂を開 設した。 専門 砂集め/ジグソーパズル 年 海岸工学 趣味 平成 。 専門 推進室は、学内の誰もが家庭・家 族を大 切にしながら職 務や勉 学に励む ことができる環境を築こうと、新たな取り組みを次々に展 開 。 ︱ そんな支援に一番 背中を押されたのは、キャンパスの女 性たちだ。 目指 自分らしい生き方を拓き、彼女たちは今まぶしく輝き始めている 真 男女共同参画 専 門 部 署を 開き 、支 援を 見 直す 年6月に﹁男 ″ 男 女 共 同 参 画 社 会 を 築 く〟という 国 のビジョンが示され、平成 女 共 同 参 画 社 会 基 本 法﹂が 制 定 さ れて 数 以 降、世の中では様 々な取り組みが行わ れてきた。わたした ちの意 識はこの 年で少 し ずつ、しかし 大 き く 変 わって き たのではないだろうか。 ここ鳥 取 大 学でも そ うした 国・社 会の 動 き を 受 け、女 子 学 生 や 女 性 教 職 員 の 増 加に伴 う環 境 整 備、出 産・育 児に対 す を願っています。 る支 援 制 度 な どを 整 えてきた。しかし、 始しました。現在40以上の企業が登 ″ それは本 当に十 分であるのか?〟 の検 証 人材育成に力を注いでいかれること 年 略歴 1991年 2008年 2011年 2011年 2013年 日本学術振興会 特別研究員 鳥取大学産学・地域連携推進機構 プロジェクト研究員 京都大学防災研究所沿岸災害研究分野 特定研究員 同 特任助教 鳥取大学男女共同参画推進室 特命准教授 登 録 制 度」を平 成26年11月より開 と、さらなる充 実を図るため、平 成 略歴 2010年 2012年 2012年 2012年 2015年 るよう、今 後ますますキャリア支 援、 鳥 取 県 元 気づくり総 本 部 元 気づくり推 進 局 女性活躍推進課 する「輝く女性活躍パワーアップ企業 月 に﹁鳥 取 大 学 男 女 共 同 参 画 推 進 委 男女共同参画推進室 長 使して世の中で大いに活躍していけ た る 事 業 が 採 択 さ れ、星 川 淑 子 専 任 准 鳥取大学工学部 教授 鳥取大学工学研究科 教授 鳥取大学 副学長 鳥取大学男女共同参画推進室 室長 鳥取大学 理事・副学長 男女共同参画推進室 鈴 木 由 香 利 課長 理 事・副 学 長 細井 由彦 特命准教授 澁谷 容子 ゆ かり や学生たちが磨き上げたスキルを駆 す ず き 取り組みを意欲的に行い、女性がさ らに輝ける環境を築く事業者を支援 員 会﹂を 設 置。学 内の現 状 を 調 査 し、何 かっているとはいえ、そのイメージは誰の 出する鳥取大学に、地域社会は大き な期待を寄せています。女性研究者 教 授︵現 工 学 研 究 科 教 授︶が 着 任、推 進 推進室﹂が開設されることとなった。 頭にも ぼんやりとしか 映っていない。そ 員のキャリア形成支援を進める体制 を整えたり管理職に登用するといった 度も話し合いが重ねられた結 果、条 件 整 能 勢 隆 之 前 学 長 から 男 女 共 同 参 画 推 こで推 進 室 はホ ームペー ジを リニュー ア ろです。毎年多くの優秀な学生を輩 室は本格的に動き始めた。 進 室長の任 命を受けた細 井 由 彦 理 事︵当 ルし、基 本 理 念や行 動 計 画、支 援 内 容 等 社会的に非常に求められているとこ に立つ女性の割合に着目し、女性職 備 も 意 識 改 革 も ま だ ま だ 不 十 分 で ある 時は副 学 長︶は、 ﹁私はこの分 野の専 門 家 を 掲 載。ま た、パンフレット やワー クラ ます。そこで鳥取県では管理的地位 時 代 の流 れは 男 女 共 同 参 画 社 会 に 向 でも 何でもないし、ど ち らかという と 向 イ フバラ ンス 応 援ハンド ブック を 作 成、 たように、理系分野の女性の活躍は 月に﹁男 女 共 同 参 画 いていないタイ プ。室 長 をと 言 われ正 直 全 職 員に配 布し、目に見 える形にして教 「リケジョ」という言葉が話題になっ 性の姿が多く見られるようになってい 年 驚きました﹂ と、当時を振り返る。しかも、 職 員の意 識を高 めていった。啓 発 活 動と 徐々に変化し、近年では活躍する女 として、平 成 当初推進室に配属されたのは自分と事務 して講 演 会・パネル展 示 等 も実 施。 どの 職 場 環 境 づく り に 取 り 組 む 企 業 に 対 す 取り組みが評 価され、男 女 格 差のない が感じられたという。 会にも多 くの人が集 まり、認 識の高 まり 員の2 人 だけ。右 も左 も分からず、予 算 すらない状態からのスタートだった。 HP・パンフレットに情報を掲載 男女共同参画推 進を″見える化〟 る制 度﹁鳥 取 県 男 女 共 同 参 画 推 進 企 業﹂ の認 定を受け、さらに平 成 月には 最 初の仕 事 は 支 援 制 度 をつくること 。 ﹁輝く女 性 活 躍パワーアップ企 業﹂にも認 年 細 井 室 長 は ま ず、文 部 科 学 省 の科 学 技 いうところが高く評価されています。 企業見学や交流会、 学外講師セミナー 年 度 か ら 推 進 室 の専 わらず実際に活用され喜ばれていると その成果もあってか社会の意識は 教職員のための 相談窓口 定 さ れた 。 平 成 な取り組みが多い上、定めるだけに終 介護が必要なときに 利用できる制度 術 人 材 育 成 補 助 事 業 で あ る﹁女 性 研 究 的に取り組む企業の認定も進めてま 進路選択支援 任 教 員 を 務 める澁 谷 容 子 准 教 授は、 ﹁女 策定し、実践する企業のことです。 相談窓口 者研究活動支援事業﹂ に手を挙げた。﹁研 を設けるなどしておられます。先進的 介護支援 10 性 職 員は増えていますが、管 理 職はまだ 問わず働きやすい職場づくりに積極 男性の育児参加に 利用できる制度 究 活 動 支 援﹂ ﹁ライフイ ベント との 両 立 のための自主宣言・行動計画を 妊娠・出産・育児期 に利用できる制度 ま だ 少 ない。ま ずはあき らめないでキャ 医学部附属病院では敷地内に保育所 専門的な知識・ 技術を活かしたい 支 援﹂ ﹁ 女 子 学 生 のキャリ ア デ ザイ ン支 が十分発揮できる環境など、男女を 部下などの組み合わせ(pair)を合わせた造語。 リ ア アップの 意 識 を 持って も らいたい﹂ 究者に研究支援員を配置する制度や、 鳥取県の特産物である梨(pear) と、夫婦や上司・ と、女性活躍支援に意欲を見せている。 サポート、セクハラ防止、個々の能力 男性育児支援 27 用やキャリア形 成など女 性 活 躍 より研究活動時間の確保が困難な研 女性育児支援 26 進企業」のうち、女性の管理職登 支援制度はもちろん、育児・介護等に 認 定 制 度」を設け、子 育てや介 護の ロゴマークは、男女が手を取り、支え合うイメー 援﹂﹁啓発活動等﹂という4つの柱を立て、 年 度 にわ 26 鳥取県認定の「男女共同参画推 には「鳥取県男女共同参画推進企業 11 ∼ いりました。 10 事 業 計 画 を 作 成。平 成 行政の声 キャリ ア を 積 み 重 ね た 女 性 研 究 者・学 生 輩 出 に 期 待 していま す。 鳥取大学では、スタンダードな就業 23 23 01 02 一つです。 の推進を図っています。平成15年度 10 24 「輝く女性活躍 パワーアップ企業」とは まと連携しながら男女共同参画社会 研究支援 平井伸治鳥取県知事(左)から 「輝く女性活躍パワーアップ企業」 登録証の交付を受ける 細井由彦室長(右) 録されており、鳥取大学もそのうちの 10 21 実施した イベントのチラシ 鳥取県では、県民や事業者の皆さ ジを表現。愛称の「Pear-Pair(ペア−ペア)」は、 特集 10 しています。制度のことはホームページで知 制 度のおかげで、実 験や論 文 作 成に どう解決していくかなどのテーマに取り (笑)。取得予定日の3∼4カ月前から事 り、すぐに申請しました。娘は当時大学近く じっくり取り組むことができ、少しずつで 組んでいます。平成25年度から支援員 務に相談し、休業中の授業の調整など事 の保育園に通っており、できるだけ18時ま すが研究成果を発表できています。また、 でにお迎えにいくようにしていました。それ 子どもと過ごす時間も確保できています。 だけに日中の仕事時間はすごく大事。研究 何より精神的な余裕を持って仕事にも子 いました。支援員は、ベトナムから本学 ごせた大事な時間だったと思っています。 支援員の方に週3日、9時から15時まで来 どもにも向き合えるのはすごいメリット。 今年娘は小学校に入学し、どんどん世界 行う時間の確保が困難な研究者に研究 男女共通に利用可能な制度で、男性の 支援員を配置することで、研究者のキャ と同時に、一緒に成長していきたいと思っ 積極的な育児参加も応援しています。 リア形成や継続を手助けする制度です。 支 援 員﹂として配 置、その研 究 を 支 援 し かれました。妻まで「本当に取るの?」って ていこう という もの。女 性 研 究 者のみな ショップを展開し、地域に根付く課題を らず、男性研究者にも対象を広げており、 に仕事をされる方で、 すぐに慣れたようです。 大 学での自 分と 同年10月から 「研究支援員制度」 を利用 人前後。育児による 男性の取得はあまり前例がなく、若干驚 1年間の利用者は ベトナムの農山村で住民参加型のワーク 希 望が多 く、子 育て世 代に対 する大きな 経験はなかったそうですが、コツコツと丁寧 助けとなっている。 ています。女性で文系の方なのでこういう 家 庭での自 分 自然散策/自転車 半年早く赴任。私と5歳の娘が後から追 いかけるかたちで鳥取にやって来ました。 研 究 者た ちの日 常は実に忙しく、日 中 実験動物学/獣医病理学/ウイルス学 趣味 実は私、下の娘が 生まれたときに約3 週 間 の「育 児 休 業」を取 得したんです。 は学 生への講 義 や 研 究 指 導、その合 間 を 専門 私の研究内容は、日本と東南アジアに 縫って自 身の研 究を進 め、結 果が出た ら の時間がなくなってしまうので、 とても助かっ データを 集 計 したり 論 文 をまとめたり。 何百枚と作っていたら実験やデスクワーク 科で獣医病理学の教員をしており、私より 気 持 ちに 余 裕 が 生 ま れ 、 仕 事 に も 育 児 に も 前 向 きに から鳥取大学に赴任しました。夫も同じ学 した本の編集作業を助けてもらいました。 その間も雑 務は容 赦なく襲い、時 間 的 余 減した﹂と喜 びの声が上がっている。﹁昇 院生にお願いして、平成28年2月に出版 究支援員制度」には大変助かっています。 裕 は ほ と ん ど ない。研 究 支 援 員 が 配 置 女 性 研 究 者に対 する支 援の中でメイン 進 さ れた り 研 究 費 を 獲 得 し た という 先 お世話は私の担当。ですから、この「研 どちらも大 切に 生きたい ̶ されることでデータ入 力や書 類 整 理、実 験 準 備や片 付 けといった 作 業を手 伝って も ら うこと ができるのは、時 間 的・精 神 的 負 担を大 き く軽 減 するのだ。﹁子 ども との時 間が取れるよ うになった﹂ ﹁研 究の となる取り組みが﹁研 究 支 援 員 制 度﹂だ。 生 もお られ、支 援の手 応 えを感じていま 育 児との両立に悩む 研 究者を ﹁ 研 究 支 援 員 ﹂が手 助け 出 産・育 児、介 護 等 ライフイベントのた す﹂と、二人も成果に笑顔を見せる。 遅れや中 断が少なくなり、ストレスが軽 め研究時間が十 分に取れない研究者に対 メリットは研 究 者 だけでなく、支 援 す る 側にも あると か。﹁支 援 員 が 学 生の場 合は、自 習や技 術を習 得 する場になりま す。また、幼い子 どもを 持つ主 婦の方に は勤 務 時 間 が短いのが好 条 件になってい る よ うで す。研 究 者 と 支 援 員 が 子 ど も を 持つ母 親 同 士、お 互いにいい相 談 相 手 に なっているという 話 も 聞 き ま す﹂と 澁 名の児 童の参 加 希 望 せ、染色して顕微鏡標本にするというもの。 の出 勤日は7歳と2歳になる2人の娘の 谷 准 教 授。実 験の補 助 作 業でスキルアッ 生から6年 生まで 内の教職員から児童が楽しめるような体 メートルの厚さに切ってスライドグラスにの り組んでいます。平成26年4月に北海道 て出かけ、帰宅も夜遅くになるので、妻 して、アルバイ ト 職 員 等 を 雇 用 し﹁研 究 プし、正 社 員として企 業に入 社した支 援 育 児に比べて数はそ う 多 くはないもの 験 プログラムを1日1つ提 供してもらい、 日の前日まで休業することができます。 動したのですが、第2子誕生と重なり、仕 が。そのうち、 名の保育を行った。 の、介 護 を 理 由 に 研 究 支 援 員 制 度 を 利 化 学 実 験 や工 作、豆 腐 づくり、絵はがき 訳、ワークショップの準備などです。 農村地理学/地域経済論 員もいるそうだ。 用 する者 もあった。細 井 室 長は﹁介 護に づくり、きのこセンターや 乾 燥 地 研 究 セ が広がっていく年頃。上手に手助けする 落語の観笑/旅行 保 育は教 員と 地 域 学 部 地 域 教 育 学 科 悩む職 員の把 握はなかなか難しい。しか ンター等 大 学の関 連 施 設 見 学などを行っ 新しい治療方法の探究といった研究に取 たですね。平成27年度は日本人の大学 間 を得られたことが 一番のメリットでし いただけると、とてもありがたいです。 出産・育児・介護などにより研究活動を 趣味 の学 生、ボランティア等で行い、午 前と午 し ア ンケ ー ト 調 査 で は 介 護 セ ミ ナ ー を た。な か な かで き ない体 験 に 大 喜 びし、 た。制度を利用できて本当にありがたかっ ています。朝一番のスーパーはくとに乗っ ています。これからも制度を利用させて 育児のために、最長子どもの3歳の誕生 専門 水 面 下にひそむ介 護 問 題 やってほしいという声があり、困っている 帰 宅してから今日の出来事を家 族に話し ム の 充 実 も あって 予 想 以 上 の 成 果 で し す。標本作製は、動物の組織を約5マイクロ う状態だったので、支援員の手助けで 時 研究支援員制度 育児休業制度 大学院生。仕事は主にベトナム語による タ入力といった作業を手伝ってもらっていま をしており、週4日大阪に通勤し とても有意義な制度だと実感しています。 の大学院地域学研究科に留学している 後に1 回 ずつ学 習 時 間を設 定。また、学 人は結 構いるは ず﹂と 潜 在 的ニー ズを 予 て聞かせる児童がたくさんいたそうだ。 保 護 者 の 満 足 度 も 高 く、 ﹁ 来 年 度 も﹂ 年2 想している。要 望を受けて、平 成 月に介 護 セ ミ ナー を 実 施。参 加 者 か ら 声も大きかったという。 た 。 場 所 や 人 材 の問 題 が あ り 常 設 は 難 ﹁常 設で﹂という要 望も多かったとか。開 ﹁介 護 は 終 わ り が 見 え ま せ ん。ま た、 しいところです が、同 規 模のものを 今 年 は﹁介 護 制 度 が よ く 分 か り 役 に 立った﹂ 大 学 の教 員 は 県 外 出 身 者 が 多 く、遠 距 度 も や り たいと 考 えていま す﹂と、好 評 設に尽 力 し た 澁 谷 准 教 授 は、 ﹁プログラ 離 介 護 に なる 可 能 性 も 。 育 児 と は 違 う に応えている。 を用いた疾病発現メカニズムの解明や、 准教授 研究にかかわり、遺伝子改変動物 富岡 幸子 ていただき、標本作製や器具の洗浄、デー 妻 と 協 力 し 合って 研 究と育 児を両 立 前準備が少し大変でしたが、この3週間 は、産後の妻も子どもたちも安心して過 略歴 2003年 愛知県北設楽郡豊根村役場 地域間交流支援専門研究員 (文学) 2004年 大阪市立大学大学院文学研究科修了 博士 2004年 鳥取大学地域学部地域政策学科 講師 (ハノイ理科大学) 2006年 ベトナム国家大学 地理学部 客員研究員 2011年 鳥取大学地域学部地域政策学科 准教授 との感 想が寄せられ、次 回の開 催を願 う 問 題 がひそ んでお り、これか らの課 題で す﹂と澁 谷 准 教 授。情 報 提 供に努めると 同 時に、推 進 室に設 けている相 談 窓口を 訪れてもらいたい、と勧める。 年 夏 は、初 めての試 みとして夏 夏の学 童 保 育で子 どもも笑 顔! 平 成 休み中の学童保育﹁とりりんサマースクー ル﹂を 実 施 し た。試 験 的 な 開 設 で、9 日 制度を利用しており、最初の2年はベト ナムの研究に携わることを手伝ってもら 地域 学 部 地 域 政 策 学 科 公 共 政 策 学 講 座 メールのやりとり、アンケートや資料の翻 ちょうどこの頃大きなプロジェクトが始 農学部 共 同 獣 医 学 科 応 用 獣 医 学 講 座 同獣医学科で実験動物学の教育 事量は増えるのに割ける時間は減るとい 共 が家は、妻も大阪の大学で教員 の声 制度利用者 支援制度を利用して思うこと 20 34 略歴 2000年 北海道大学獣医学部卒業 2004年 同大学遺伝子病制御研究所 2005年 同大学大学院獣医学研究科 博士 (獣医学) 取得 2014年 鳥取大学農学部附属鳥由来人獣共通 感染症疫学研究センター 特命助教 2015年 鳥取大学農学部共同獣医学科 准教授 おける農山村の地域振興に関するもの。 筒井 一伸 准教授 24 「孤立しがちな女性研究者をつなぐ 役目も担いたい」と語る澁谷准教授。 間だけのオープン。しかし募集には、1年 サマースクールでの絵はがきづくりの様子。 体験プログラムはどれも児童に大好評だった。 我 27 03 04 27 年から 年 まで 3 年 間 取 り 組 大 学 発 展のカギを握る女性活躍 女 性 が 輝 けば 大 学はもっと光 を放つ ″ 研 究 者の卵 〟育てる 企 業 見 学 平 成 ん だ 文 部 科 学 省 の 補 助 事 業 が 終 了 し、 推 進 室 設 立から ずっと続いている事 業 の一つに﹁女 子 学 生のた めの企 業 見 学 会﹂ 平成 分のキャリ アデザインに生 かしてほしい がっていま す。生の声 を 聞 くことで、自 いう女 性 特 有の不 安や疑 問の解 消につな 性 社 会の中で働 き づらいのではないかと 出 産・子 育てを経た 後の職 場 復 帰や、男 ﹁女 子 学 生に限 定 することで、結 婚 や る貴重な機会となっている。 い職 場の様 子などを直 接 聞くことができ の交 流 会が持たれ、研 究 内 容や男 性が多 線で活 躍している女 性 研 究 者・技 術 者と や 研 究 所 を 見 学 する だ けではなく、第一 ま し た﹂と 目 的 を 語った。た だ 単に工 場 成のマインドを持ってもらいたいと企画し 学のオリジナル。女 子 学 生にキャリア形 推 進 室で手 がけた 最 初の事 業であり、本 訪 問 するという もの。細 井 室 長 は﹁この 究 職・技 術 職を雇 用している企 業 2 社を ると面白いことになるかも﹂。生き生きと うしたらいいか〟 と考えられる方向に変わ 意 識が ″ 女 性に輝いても ら う た めには ど れま す。そ ういう 事 例 が 増 えて、男 性の 取ると、人 生 観 が1 8 0 度 変わるといわ 界 が ある﹂と 話 す。 ﹁男 性 が 育 児 休 暇 を ていかないと、女 性の頑 張 り だ けでは 限 目しており、 ﹁やはり男 性の意 識が変わっ 男 女 共 同 参 画 に 対 する 意 識 向 上 に も 着 澁 谷 准 教 授は、実 際の支 援 だけでなく の支援も計画したいという。 支 援が手 薄 だった女 性 事 務 職 員や男 性へ ろだ。女 性 研 究 者 だけでなく、これまで 室 長は今 後の構 想を膨 らませているとこ 間 口は 広 げや す くなり ました﹂と、細 井 りませんが、補助要件の縛りがなくなり、 同 レベルの支 援 がどこまでできるか分 か めている。﹁財 政 的 に 厳 し くこれ までと 年 度 か ら は 自 己 財 源で 事 業 を 進 がある。毎 年 9 月 中 頃に1 泊 2日で、研 です ね﹂。自 身 も工 学の研 究 者である 澁 輝 く 女 性 た ちはきっと、この鳥 取 大 学の 開催日 平成26年9月25∼26日 時の参考になるのではと思い、3年生のときに企業見学 会に参加しました。 両企業とも工場の様子や研究内容に大変興味を持つ どなたも明るくハツラツと働いていて、男女格 ことができたのですが、印象的だったのは、働く女性たち 差もないようでした。また、自分とさほど年が の具体的な職場環境や、結婚・出産といったこ 変わらない方の活躍を目の当たりにして「ポジ れまでの体験談。サントリーでは女性研究者の 相 談 窓 口を 設 けていま す。専 任 ス タッフが 常 駐 し﹁いつでも 相 談でき る 場﹂が あることは、職 員の心のよ 現 在 、支 援 制 度 は 随 分 整って き りどころとなっているようです。 ま し た が、利 用 す る 職 員 に しっか りと し た ビ ジョンがな け れ ば 有 効 や すい職 場 を 築いていくのが 本 来 に機 能 しません。自 分 た ちで働 き の姿であり、これからはそういった 意 識 改 革に結 びつく支 援 も手がけ ず有名企業に行ける上、バスが本学発着でと この企業見学会は、費用がそれほどかから 立支援について説明していただきました。 キャリアを積むことはもちろん、女性 ても便利。いい機会になるので、女 としての人生も大事にしながら働くこと 子学生の皆さんはぜひ思い切って ができると分かり、研究職に対する印象 参加してみてください。 が変わりました。 楽 し く 研 究 する 姿に共 感 に思っていました。 朝から晩まで研究漬け というイメー ジがあったし、結婚・出産したら続けられないのではとい 将 来 の可 能 性 が 広 がった! 女性研究者・技術者の職場を実際に見ることで就職 ができました。また、センターには 谷 准 教 授は共 感し、女 子 学 生た ちにエー 訪問先 サントリー(大阪府/山崎蒸留所・水科学研究所)、神戸製鋼所(兵庫県/神戸総合技術研究所) ていきたいと考えています。 ゆ う か み や ざ き 昨年の企業見学会の様子。 女性研究者の 生の声 に 自分の将来を重ねて聞き入る。 未来をも輝かせることだろう。 夕 食 持 ち 帰 り サ ー ビス、キャリ ア 全職員が生き生きと 活 躍 す る 病 院 を 目 指 して 仕 事をあきらめない支援 支 援など様 々なサポートを確 立し だけでなく、﹁男女・職種を問わず、 ていき ました。女 性 医 師に対 して みんなが幸せを 感 じ られる職 場 づ 医 学 部 附 属 病 院ワー クライフバ と 夢 を 持って輝 き 続 ける 病 院 を 目 く り を す る﹂こ と で、優 秀 な 人 材 ランス支援センターは、職員が誇り 日に設 確 保、質 の高い 医 療 の提 供 につな 年4月 がっています。 指 そ う と、平 成 置されました。病院職員は日々﹁患 当センターは、 ﹁ 子 育て介 護の両 仕事に誇りを持ち、自分の ワークライフバランスを描く 者さまのため﹂を第一に考 えて働い ていま すが、当 センターは﹁職 員の 働きやすさ﹂を支援する部署です。 設 立 当 初 、女 性 医 師に聞 き取り い﹂ ﹁トイレや当直室が汚い﹂といっ 立支援﹂ ﹁働きやすさ支 援 ﹂ ﹁ キャリ 年 1 月からは小 学 生 対 象の 休・育休の取得率を示しながら仕事と家庭の両 「夜勤時に小学生の子どもを預けられ る場 所がない」という切 実な声に応 え、小学1∼6年生対象の夜間一時預 かり&お泊まり保育を開始。学童期の 子育てもサポートしています。 研修・トレーニングで 医師キャリア継続を支援 実践しているという体験を、神戸製鋼所では産 人の口から実体験を聞くことは大事ですね。 附 属 病 院 の 敷 地 内 に 設 置している 「すぎ のこ保 育 所」で は、24時 間 保 育や病児保育を行っています。「今日 は仕事を休めない…」といった日でも 安心です。 鳥大生の声 「 女 子 学 生のための企 業 見 学 会 2014」に参 加して 大学院工学研究科 化学・生物応用工学専攻1年 育児や介護、職場環境 に対する相談窓口 トの情報だけで判断するのではなく、直接本 幼児食にも対応! 電話1本で、自宅に夕食を 夜間・深夜勤務に 対応した学童保育 宮 崎 友 花 さん 更衣室や授乳スペース アメニティの充実 いかにやりがいを見つけ楽しく仕事をするかを 子どもの病気時は、 病児保育が可能です さ おり よし だ その他にも、職員の希望に応えて以下のような制度や設備を整えています。 方が、希望どおりの部署に配属されなかったが、 希望を抱くこともできたんです。メディアやネッ 「仕事が忙しく、夕食づくりが大変」と の声を受け、 「夕食持ち帰りサービス」 を導入。電話1本で夕食や食材が 職 場・自宅に届けてもらえるため、家庭 での時間にゆとりが生まれます。 ティブに頑張れば私にも可能性はあるんだ」と 帰宅後の夕食づくりが大変… 大学院工学研究科 化学・生物応用工学専攻1年 外部の心理相談員による メンタルヘルスサポート 調 査を行ったところ、 ﹁更 衣 室がな た不満が続出 。勤務環 境の悪さは、 ﹁啓 発 活 動﹂ ﹁モニタリング﹂と 、主 ア支 援 ﹂ ﹁メンタルヘルスサポート﹂ 半 ばであ き ら める 原 因にまでなっ に6つの柱を軸に活動しています。 せっか く 積 み 上 げ た キャリ アを 志 ていま し た。早 速 アメニティ環 境 子 育て支 援では敷 地 内に保 育 所 平成 を設置、 時間保育を行っています。 夜 間一時 預 かりと お 泊 まり 保 育 も 開 始 しました。近 年 は 介 護 支 援の 年 報提供や不安解決の一助になること 度 は 介 護 セ ミ ナー を 3 回 実 施、情 ニーズも徐々に出ており、平成 27 吉 田 早 織 さん 「学びたい!」に応えた 院内の語学教室 24 05 06 28 附属病院では、ワークライフバランス支援センターが中心となって、 それぞれの働き方や生き方を尊重するため、様々な施策を行っています。 26 を改善。そして、子育て・介護支援、 「職員ひとりひとりが輝くために」 と語る谷口美也子副センター長 夜勤時、子どもを1人にできない… 子どもが発熱!でも、今日は会議が… 15 う不安も。でも実際に女性研究員の方のお話を聞くと、 「働きやすさ」を築くための 多様なサービスとサポート 22 「私には研究職なんて無理かも」。見学前はそんなふう 神 晋センター長(中央左)、 谷口美也子副センター長(中央右)とスタッフ 24 27 ルを送っている。 鳥取大学医学部附属病院ワークライフバランス支援センターの取り組み 幅 非常 ︵ 写 真 2︶ 。 1 、1% 含 相当 。 研 日本屈指 ﹁ 進 化 粧 品・食 品 研究 かにとりけん 二十世紀梨 砂丘 水揚 分野 。 出 守 豊富 有 ﹂ 、 薬 特殊 、 、 。 殻 抽出 釜 煮 除 除 食感 見 様 改良 驚 次々 高 質 質 ︵ 写 真 1︶ 。 膨 、 電動式 石臼 十 。続 良 。 潜在能力 機能 、私 自 身 研究 共 多 、未 知 。今 後 触 私 同研究 新素材 出 皆 、 ﹁ 登録 親 製品化 困 最高 。 ﹂ 言 進 、 。今後、 使用 、海 恵 全国 肌 上手 引 普及 足 。昨 年 機能 商標 ︵写真4︶。 敏感肌用化粧品 活 考 配合 機能 使命 ﹂ 殻 化粧品 ﹁ 健康食品 新素材 販売 対 者 。 小麦製品 配合 分 取 向 、工 業 製 品・医 療 品・ 品 入 潜在能力 作 言 殻 蓄 。 、実 用 化 用途 取 期待 ﹁ 殻 進 極細 繊維 抽出 実用化 簡単 、 検証 、 ︶ 、農 病 甲殻 水 廃棄物 。 。 殻 長 、漁 港 近 隣 応用 基 地﹁ 鳥 取 ﹂。 多 。 ﹂ 様々 取 加工 品 集積 間、水揚 漁期 産 加工 会 社 月 大量 。 その細さ髪の毛の1万分の1 、 殻 主成分 用途多様な﹁キチンナノファイバー﹂ 私 成功 。製 法 取 身 。鋼 鉄 並 期待高まる新素 材の潜 在能力 繊維 私 強 、 外敵 構 変形 大学 。 規模 小 得意分野 生理機能 、 近 易 環境 、 互 強度 、透 明 性 、大 幅 、熱 曲 使 低 共同開発 、共 同 獣 医 学 科 。例 緩和 明 抑 、表 皮 。 高 、 保護 、脂 肪 、腸 炎 症 増殖 塗布 蒸散 、 肌 薄 水分 免疫機能 膠 原 繊 維︵ 肌 。 減 、善 玉 菌 服用 強 、臨 床 試 験 。 活 学部間 垣根 鳥取大学 、将 来 混 。 大 膜 撒 肌 弾力 関 増 作物 気 原因物質 殻由来 新素材 ﹁ ﹂ 製品化 目指 特産品 豊 富な水 揚 量を 誇る﹁蟹取県﹂ 鳥 取 県 、毎 年 解 禁 。鳥取県 他、 知 、 鬼太 ﹂ 鳥取 無 地 発生 長期 ・4 % 。 割合 訪 有名 観光客 、大 山 地 鶏 、中 多 水揚量 全体 占 境港 ﹃ 有名 基地 。何 特産品 産業 興 新 根拠 目的 大 、鳥 取 幸運 良 ︵ 写 真 3︶。発 集 旅館 経験 研究 。私 主成分 。着任後 。 殻 。 樹木 大 飛 行 機 中 、研 究 、教 員 採 用 面 接 、 水揚 赤 ﹁ 。 期間限定 県名 ﹁蟹取県﹂ ︵2 0 1 3 年 農 林 水 産 省 調 査︶ 位置 、昨年度 変更 西部 郎﹄ 水 木 前 国内有数 茹 究員 考 活用 。 似 抽出 、今 度 殻 、今 開始 合 実験材料 京都大学 活性化 殻 。 日本 向 仕事 量 活 出 得 、開 始 単純 研究 始 、地 域 造 想 育 素材 巡 10 社会 貢献 粉砕 出 。 園芸/料理/温泉 存在 中 分散液 時、 昆虫 外皮 地 球1周 分 出 髪 毛 太 取 細 繊維 取 。 応 状 水 溶 用途 、使 道 、地 球 上 混 分散 。一方 、 繊維 長 万分 1 濃度 含 。 加工 水 、他 素 材 加工 出来 高分子化学/天然材料科学 趣味 きっかけは﹁ 鳥 取らしい仕 事を ﹂ 鳥 取 大 学 着 任 前 46 准教授 伊福 伸介 07 08 (右) 殻(左) 抽出 写真1 敏感肌用化粧品 配合 写真4 甲羅 回収 写真3 旅館 略歴 2005年 京都大学大学院農学研究科修了 博士 (農学) 2006年 京都大学生存圏研究所 博士研究員 2007年 ブリティッシュコロンビア大学 博士研究員 2008年 鳥取大学工学研究科 講師 2011年 同研究科 准教授 10 専門 」 極細繊維「 1 1万分 写真2 毛髪 10 0.5 大学院工学研究科 化学・生物応用工学専攻 私 理 人 自体 、人 有効性 促 研究対象 分 病気 効 対象 研究 恩恵 信頼 医学研究 。社 会 多 健康 過 享受 確 治療法 誰 、医 学 発 展 、新 発展 人 医学 発展 。 反対 。 有効 医学研究 参加 当 安全 信 ファッション/トロンボーン 本 倫 。 結 果、医 学 参加 、医 学 研 究 、 、研 究 実施 法哲学/生命倫理 趣味 使 進歩 起 問題 診断 他 人 体 実 験︵= 人 。医学 進歩 倫 理 的・法 的・社 会 的 。 医学 発展 倫理 ? 引 医 療 用 人工 知 能 科学技術 、医 学 新薬 開発 研究 提起 方 、新 問題 同 時 、突 。 旧日 本 軍 使用成績調査 研究 問題 考 生 将 行 待 迅速 私 仕 発展 整理 可能性 検討 、医 学 促 起 、医 学 問題 科学技術 基礎的 、 。 6 月−10年 研 究︶ 、医 学 研 究 暗 黒 医学 試 試 自由 利用 検討 ⑤市販後調査 比較 、科 学 技 術 進 歩 。 。 、社 会 際 段階 検討 対応 来応用 必要 方向 役割 、医 学 研 究 間違 引 前 。 手助 、医 学 問題 進 研究における 倫理の役 割は何か? 倫 理 研究 考 様々 。医 学 研 究 円滑 発展 事 様々 情報 集 日常診療 :市販後 医薬品医療機器総合機構 享受 求 対象 、現 在 誰 、誰 使 用量 比例 承認 1−2年 。 。 、人 体 実 験 不可欠 薬 候補物質 。 対 第2相試験:薬 審査、厚生労働省 ④申請・審査・承認 面 使 人 、安 全 、実 際 実施 必要 、動 物 実 験 治 験・臨 床 研 究 検証 必要 臨床 年月 ︵表 1︶。 、実 際 過程 科学的 有効性 。 必要 科学上 発見 参加者 人 投与 利益 合 。新 聞 、医 治療 可能 時 抱 性 、新 使 多 、新 薬 開 発 第1相試験:初 、個 人 情 報 3−7年 向 新 医学研究 対 報道 、病 気 苦 明 研究 、 予想 ・ ︶ 達 。 。人工 知 、医 師 医療 。例 診 際 、 責任 患 、世 ③臨床試験 調査 医 学 研 究の光と 影 発見 性 対 、病 気 学 解放 未来 安心 、 返 薬 先人 医 多 享 方 多 問題 利益 医学研究 参加 倫理的 、 。例 明 受賞 、参 加 人 振 iPS細胞 。2012年 京都大学 賞 山中伸弥先生 受 約 360 万 件 論 文 上 2015 年 読 行 。人工 知 能 診 患者 人工 知 能 必要 遺伝情報 使 、2 0 5 0 年 積 、医 学 研 究 参 加 。 情報 気圏外︵高度100 高 能 診断 支援 人工 知 能 問題 検討 誰 、 。人工 知 能 治療 医師 診断 情報 患者 医師 事実 、人 工 知 能 療情報 、 誤診 沿 。 予想 伝 断 問 利用 患者 個人情報 使 患者 、 。 、多 ﹂ 。医 学 研 究 。 。私 過去 医学研究 。 、医 学 研 究 飲 引 乗 人 学研究 参加 ﹁ 。 受 。 情 高 、紙 出 棋譜 、医 療 研究 出 8 00 登録 。 医 利益 負担 、 必要 期待 読 情報 者 界中 様々 大 人 少 考 、人工 知 能︵AI︶ 使 人工知 能を活 用した 医 学の発 展と 社 会の準備 最 近 医学 膨大 、 ﹁神 一手﹂ 見 。将 棋 研究 伝 学習 、人工 知 能 始 療 囲碁 活躍 出 超 生 、個 々 患 者 最 善 治 療 法 人工知 能 学習 見 遙 現 在 医 学 研 究 、人 報量 、 。遺伝学者 情報科学者 宮野悟先 生︵東 京 大 学 医 科 学 研 究 所︶ 医学論文 動物 使 薬 患者 対象 標準治療 第3相試験:多数 確認 3−5年 安全性 調 ②非臨床試験 (動物実験) 効 調 治 、毒性 2−3年 病気 効 候補物質 探 、薬 ①基礎研究 ) 至 臨床使用 (基礎研究 表1 医薬品 話題 方 自体 行 専門 研究 薬候補 失 行 説明 頼 研究 研究 、医学 発展 近道 。倫 理 的 略歴 1996年 鹿児島大学法文学部卒業 2006年 千葉大学大学院社会文化科学研究科 単位取得退学 2010年 千葉大学医学部附属病院 特任助教 2012年 東京大学医科学研究所 特任助教 2014年 鳥取大学地域学部地域政策学科 准教授 なぜ安 心して薬を 使うこと ができるのでしょうか 得 研究参加 、安 全 性 、患 者 同 意 丸 祐 一 准教授 09 10 地域学部地域政策学科 公共政策学講座 鳥 大 学 生 対 談 学寮で生活する学生編 愛知県岡崎市出身 。 医学部 保健学科2年 忠内 梨奈 迎 会 が 開 か れ ま し た 。お か げ で す ぐ に 友 達 ができて、入 学 式 は一緒に 行ったんです よ。ホームシックになることなく楽しくひ とり暮らしに慣れていけました。 ▼忠 内 そ う そ う 。 新 歓 で 仲 良 く な っ て お 互いの 部 屋 を 行 き 来 する よ うになって、一 緒 に 料 理 を 作って 食 べた り。寮 だ と 友 達 をつくりやすいし、ほかの学 部の人と 話す 機会もできるので交友関係が広がります。 学生 寮ならではのルールや 役割は何かありますか? ▼ 柵 木 ル ー ル は そ ん な に な い で す よ 。コ イン ラン ド リ ー にいつ ま で も 洗 濯 物 を 入 れっ ぱ な し に し て い る と 取 り 出 さ れ ち ゃ う ってい う こ と ぐ ら い か な 。 多 分 寮 母 さ ん が、次に 使いたい人のために 出している んだと思います。 ▼忠 内 女 子 寮 で は、洗 濯 物 を 本 当 に 取 り ▼柵 木 入 学 式 前 で ま だ 学 生 証 が ないと き 母さんがいらっしゃるのも安心ですよね。 安 全 性の高さは 母も 気に入っていたし、寮 ﹁お お ー! ﹂って 感 動 し ま し た。そ う い う ピッとかざしたら ドアが開くので、最 初は が た かっ た で す ね 。 ど こ で 買 い 物 を す れ なくて心 細いと き だったから、とてもあ り 鳥 取、初めての寮 生 活、まだ 友 達もできて 迎会を 開いてくださったんです。初めての ど、入 寮 後 すぐ に 寮 の 先 輩 方 が 新 入 生 歓 ▼忠 内 も ち ろ ん 最 初 は 少 し 不 安 でし た け 員 入 っ て い て、 LINEで﹁人 が 足 り な い ▼忠 内 女 子 は 人 数 が 少 ない か ら。基 本 全 ▼柵 木 寮のLINE、男子にはないなぁ。 入ること があります。 な﹂って、寮 のLINEグ ル ー プで 連 絡 が 機 に 入 っ て い る 洗 濯 物、出 し て も い い か 出されちゃう 人はまれ。でもたまに﹁乾 燥 屋 と い う 場 合 が よく あ る と 思 う ん で す け は 暗 証 番 号 を 入 力 し て ロック を 解 除 し て から 誰か 手 伝って﹂と アルバイトの紹 介 が ▼柵 木 大 学 の 学 生 寮 って 二 人 と か 三 人 部 にはすごく助かっています。 安 さ で すね 。 月 1 万 7 千 円 とい う 低 料 金 ど、鳥 大の寮 は一人 部 屋なのがとても 魅 力 ば い い か も 分 かっ て い な かっ た ん で す け 副 寮 長のほ か、フロ ア ごと に ブロック 長・ ▼柵木 役割は、寮の役員ぐらいかな。寮長・ たんだけ ど、ど 忘れしちゃって寮から 閉め 的でした。経 済 的な 面 はも ち ろんです が、 た く さ ん あ る ので 買い 物 の 選 択 肢 は 結 構 ▼柵 木 僕 はイオンにも 買い物に 行 き ま す。 ▼忠 内 私 は 医 学 部 保 健 学 科 な の で、2 年 学 生 寮でよかったと思う瞬間 ▼柵 木 男 子 寮 で も 入 寮 2 日 目 ぐ ら い に 歓 入ることもあるんですよ。 僕 に は そ こ が 大 き かっ た で す ね 。 そ れ に 最 近 改 修 さ れ た と い う 話 を 聞 い てい た か ら〝きっと き れ い な は ず〟と い う 期 待 も あ 副 ブ ロ ック 長 と い う 役 が あ り ま す 。 男 子 ▼忠 内 寮 生 活のいいところは、すぐに友 達 少し 遠いけ ど、そこでアルバイトをしてい 生になるこの春から 米 子キャンパスに移り 入寮 期 間が終 了したら 再び新しい生活 が始まりますね ジ﹂と い う 共 用 スペー ス が あって、そ こ の と 話 が で き る と こ ろ!電 話 やLINEで るので。何 か 買い 忘 れ が あった と し ても、 ま す。親 と 相 談 し て、米 子 で も 学 生 寮 に 多いです。 管 理 が ブロック 長の 仕 事。あ と は、寮 長・ 話 す の と 直 接 顔 を 合 わ せ て 話 す の っ て、 近 く に コン ビ ニ が あ る か ら 困 る こ と は な したりとかですかね。実は僕 、1 年のとき 副 寮 長 と 協 力し て 新 入 生 歓 迎 会の 準 備 を や っ ぱ り 全 然 違 う ん で す。﹁調 味 料 が な いですね。 4 階 の 副 ブ ロ ッ ク 長 を し て い た ん で す。 年 に 1 回 寮 で 防 災 訓 練 を 行 う ん です け ど 、 そのと き に は 4 階 の 寮 生 を 避 難 場 所 に 誘 導し 、逃 げ遅れた 人 がいないか1 部 屋 ずつ ドアをノックして確認したりしました。 ▼忠 内 ラ ウ ン ジ は 使 用 し た 人 が 掃 除 す る ことになっているし、廊 下なんかは 業 者の 人 が 清 掃 し て く だ さ ってい ま す か ら 掃 除 当 番 は あ り ま せ ん 。あ ま り 細 かい ル ー ル がないから、過ごしやすいですね。 す時間は本当に楽しいですね。 すけ ど、ワイ ワイおしゃべりし な が ら 過 ご みんな忙しいからなかなか集まれないんで コ 焼 き を 作って 食べた り も す る ん で すよ。 達と 集 まって、ラウンジでお 好み 焼 きやタ で き る 。 2 カ 月 に 1 回 ぐ ら い 仲 の いい 友 も、外に一歩も 出ないで 友 達と 会 うこと が る し、雨 が 降 ってい て 外 出 が 億 劫 な と き どういうふうに人に頼ればいいのか最 初は いたけど、いざひとり暮らしをしてみると、 うんです。今までは 実 家にいて親に頼って もな ら ない 瞬 間〟 というの が 必 ずあ る と 思 ひとり暮らしだと、〝人に頼らないとどうに こと な ど を 手 助 けし たこと が あ り ま し た。 変そうだったので買い出しとか身の回りの ▼忠 内 以 前 友 達 が足を 骨 折しちゃって、大 いと 思っています。ひと り 暮 らしの第一歩 ど を 参 考 にし な が ら 次の 部 屋 選 び を し た でい る ア パー トの 間 取 り や 収 納 の 広 さ な ら、僕 も 来 年 に は 退 寮 で す。友 達 が 住 ん ▼柵 木 寮 に い ら れ る の は 2 年 間 だ け だ か と交流できたらいいなと思っています。 しいんですけ ど 、米 子でもいろんな 先 輩 方 さ ら に 女 子 が 少 な く な る か ら ち ょっと 寂 かれていて、1∼4階が男 子、5階が女子。 みんなで集まっていて楽しいからって部 屋 いですね。 か し て 今 後 も 学 生 生 活 を 楽 し ん でい き た やコツが身に 付いたは ずなので、それを 生 分 からなくて。でも、友 達 がすぐそ ばにい ▼柵 木 健 康 管 理 に 気 を 付 け る こ と は も ち ▼柵 木 僕 も、友 達 4∼5 人 と 部 屋 で 焼 肉 を 外に出さないといけないからエアコンは ろんだけ ど、生 活 面でも 勉 強 面でも、身 近 が 寮 生 活 だったことで、いろんなノウハウ かけず窓を 全 開にして、汗だくになりなが に 助 け てくれ る 人 をつく る とい う こ と が る学 生 寮という環 境だったことで、〝上手な ら 食べて ま し た︵笑︶。すぐ に 友 達 と 会 う 大 事 な ん じ ゃ な い でし ょ う か 。 先 程 の 調 パー ティー をしたの がいい思い出になって こともでき るし、一人 部 屋 だから 自 分のプ 味 料 を 借 り る 話 も そ う で すし 、 ﹁コインラ 頼り 方 〟 が身に付いた気がします。 ライベートも大 切にできる。その両 方 が味 ンドリ ーで 使 う 小 銭 がないから 両 替して﹂ とか、ささいなことだけど 僕も結 構 寮の友 達には頼っていますね 。 ▼忠 内 大 学 か ら 寮 ま で の 間 に ス ー パ ー でキャーキャー 騒 ぎすぎないとか、廊 下で か り こ 寮 生 活・ひとり 暮らしのコツは? マ ー ケット が な い の は ち ょっと 不 便 だ け は 大 きな 声でしゃべらないと か、最 低 限の ) 霞里湖寮(女子 ▼忠 内 時にはお 互いに 気 遣いが 必 要です。 ど、Sマート、サンマート、マルイ、トライ マナーを 守るように気を 付けています。 ほくと わえるのは学生寮の特権ですね。 います。暑い夏の日 だったんですけ ど、煙 入 る こ と に し ま し た 。フ ロ ア で 男 女 が 分 い!﹂というと き はすぐに 友 達から 借 りれ 寮には 各 階 ごとに多 目 的に使える﹁ラウン いので、本当にいいですね。 ど、先 輩 がスーパーマーケットの場 所を 教 愛知県豊橋市出身 出 さ れ た こ と が あ っ た な ぁ︵笑︶。で も、 初めてのひとり暮らしに 不安はありませんでしたか? 得意な 料 オムライ 理は ス! えてくれたりして助かりました。 リティーもしっかりしています。学 生 証を ▼忠 内 寮の玄 関 はオートロックで、セキュ 心強 を ロック長 4階のブ ます! やって 訪 問 販 売 や 変な 勧 誘な ど が 来 ること はな ▼忠 内 一番の理 由 はなんといっても 寮 費の 柵木 洋平 りました。 ﹃仲間﹄ Voice 鳥 取 大 学での新 生 活に 学 生 寮を 選んだのはなぜ? 近 工学部 電気情報系学科2年 ア ル 等 々、自 転 車 で 行 け る 範 囲 に お 店 が 北斗寮(男 子) 11 12 Student s 地域 大学 藤 村 薫 教授 構 築・運 営、内 容 。 人材 習 得、 付 健康 実践 活 養成 社 豊 。 複 構 、 、 。 専門 流体力学 (流れの安定性/分岐理論) 趣味 散策 今、私 国 一律 注 定 改 革﹂ 基準 。 、平 大学設置基準等 教養教育 実施 大学 成3年 特色 生物両方 生 多様化 伴 関 、 教育研 見出 主体 研究 生物学 ・ 感 進 好 。 集 研 。化 思 講 学 彼 欠 意欲 世界 。 活躍 。 必要不可 見直 。哲学・倫理学、心理学、 考 教養 地域 薄 共通教育開発 部門 、現 在 教 養 教 育 、豊 卒業後 私 。 必要 成 重 信 気 8 領 域 ﹁学 部 送 出 関係 、 自 、平 検討 、掲 構築 学 不 痛感 深 、足 元・自 己 自 。 研究世界 対 、身 近 思 意 。 自己 大学生 。周 問題 、最先端 情報 場 限 疑問 不思議 広 当 込 世界 見 見直 努力 今 広 高校 責務 。遠 同時 足元 広 。世 界 広 、講 義 内 容 教育体系 社会 真 最 中。学 生 目途 教 養﹂ 位 置 付 取 識 回 。 見渡 向 、視 野 。学 生 皆 言葉 説明 今 目標 通 意識 確立 活 世界 荒波 飲 広 、今 度 視野 。 私 持 年度以降 実施 歴史学 芸術学、文 学、法学 、政治学 、経済学、 図 、 分 見失 安定 視野 理想 。 、世 。 酸 天然 有機化学 興味 大学 、大 化学物質 、植 物 生 理 現 使 着任 農学部生物資 、 専門教育 組 措置 取 分野 知識 講師 年4月 価値 結果 。昨今 多 興味関心 工夫 自主 各大学 様々 、学 生 。大 学 改正 委 究 大学 移 教養教育 平成 学 植物 大学 選 、4 年 次 研 究 室 配 属 。 遺伝子 勉強 高校時代 化学 有機合成 進 学 義 出会 研究 私 全国各地 今 身近 学科 同期 界 想像以上 広 進学 物化学研究室 移 聴 。今 探 象 究 。専 門 源環境学科 私 学生 展開 大幅 以前 、 ﹁教 養 教 育 抜 本 的 一番 力 今こそ〝 教 養 教育〟が大 事 世界 活躍 人材育成 目指 教育体系 構築 。 教育 組 教 育 改 善、教 員 ﹁外 国 語 部 門﹂ 、 英 語・外 国 語 含 育成 国際感覚 養成 ﹁健康 展 開。全 学 共 通 教 育 身 異文化理解 学習 担当 知識 知識 運 動・ 技能 、一定 。 、解 内容 。 実習 。 必要 技能 、運 動・ 科目 部 門﹂ 必要 支援 、地 域 行 動 伝 扱 大学院 、 ﹁高 等 教 育 研 究 開 発 部 学士課程 改善 門﹂ 充実した大学教育を目指して ﹁大学教育支援 本学 置 見据 担 目的 、 知 生 剖学 向上等 取 課程 。 在学中 教 組織 、大 学 生 活 図 機 構﹂ 、入 試・入 学 充実 育・生 活、就 職 活 動 全般 、学 生 支 援 、 実施 一 。全 学 円滑 入学 置 役割 企 画・開 発、本 学 学 、大 学 教 育 構成 立場 5 教育 的 部門 学生 教育支援充実 改善 4 全学共通 割田克 付随 通 考 開発以 獣 医 師 育 成・教 、解 剖 学 教 育 備 電子顕微鏡 幅 知 。体 分子生物学 分野 高 研究 迫 生命 奥深 楽 推 教育 基盤 。 部門 健康 外国語部門 ? 教養 幅広 視野 持 得 人材 育 企画・運営・改善 行 豊 中核 略歴 1978年 京都大学大学院工学研究科 修士課程修了 1978年 日本原子力研究所 研究員 1994年 日本原子力研究所 主任研究員 1997年 鳥取大学工学部 教授 2013年 大学教育支援機構 教育センター長 (併任) 27 。 着任 獣医解剖学教育 ﹁共 通 教 育 開 発 部 門﹂ 准教授 年4月 解剖学 平 成 研究分野 会 観・倫 理 観 。鳥 取 大 学 着 任 前 、香 川 大 学 彦 生 特性 人間性 育 行 携 高等脊椎動 解剖学教育 。解 剖 学 光 学 顕 微 鏡 来、解 剖 学 解明 、 近年 考察 、 広 系 造 機能、 加 重要 雑 上 根幹 余地 極 、生 命 現 象 疑 、 ﹃ 機能 難解 大 思 学 生 時 代 是 非、生 命 科 学 頂 、 発展 解剖 疑問 原 、先 触 認識 上 、大 学 教 育 安定 獣医学 進 。 成 蓄積 古 素朴 形 理解 機能 中心 医 学 部 医 学 科 8 年 間 勤 務 、主 肉 眼解剖 物 構造 学問領域 上 無 答 歴史 ﹄、 、 。一方 解 剖 学 、 出 、 視点 、鳥 取 大 学 活 比較解剖学的 考 絵を描くこと 分野 点 果 学者 学問 含 学 研究 励 、奥 深 教育経験 身体構造 生物有機化学/ケミカルバイオロジー 趣味 旅行/写真/一眼レフカメラ 13 14 専門 解剖・組織学/がん細胞生物学/生殖内分泌学 趣味 高等教育研究開発 部門 略歴 2008年 岐阜大学大学院連合農学研究科修了 博士 (農学) 2008年 東京大学大学院農学生命科学研究科 特任研究員 2010年 神戸大学大学院農学研究科 学術推進研究員 (PD・神戸大学) 2011年 日本学術振興会 特別研究員 2015年 鳥取大学農学部 講師 専門 教育 大学 教 育 支 援 機 構 教育 長 略歴 2003年 北里大学獣医畜産学部獣医学科卒業 2007年 香川大学医学部医学科 助教 2008年 神戸大学大学院自然科学研究科修了 博士 (農学) 2011年 ピッツバーグ大学医学部 客員研究員 2015年 鳥取大学農学部共同獣医学科 准教授 教育 講師 准教授 割田 克彦 社会 育 通教 共 全学 上野 琴巳 農学部共同獣医学科 基礎獣医学講座 29 農学部生物資源環境学科 生物資源科学講座 27 L e a r n i n g f o r S u p p o r t S E L F - I N T R O D U C T I O N T E A C H E R ’ S N E W 学 び を 支 える 新 任 教員紹 介 農学部 大 学 の 動き W H A T ’ S 平成28年度 鳥取大学入学式を挙行 新入生ふれあい朝食会を開催 2016.4.11∼15 2016.4.8 「鳥取大学地域再生プロジェクト」 成果報告会を開催 2016.3.20 鳥取大学・鳥取銀行連携 セミナーを開催 2016.3.8 工学部化学バイオ系学科で 「日本酒講座」を実施 2016.3.02 2016.1.22 新入生と語り合う豊島良太学長 豊島良太学長式辞 地 (知) の拠点大学による地方創生推進事業の協定書締結 プロジェクト成果発表 株式会社テムザック技術研究所 檜山康明社長の講演 会場の様子 ギターアンサンブル部の生演奏 新入生代表宣言 豊田庄吾 隠岐國学習センター長の基調講演 会場の様子 ロボット見学会 日本酒のおいしい飲み方を体験 鳥取キャンパス、米子キャンパスでそれ 平成28年度鳥取大学入学式をとりぎん 地(知)の拠点大学による地方創生推進 鳥取大学地域再生プロジェクト成果報 鳥取大学・鳥取銀行連携セミナー「産学 工学部生物応用工学科(現・化学バイ ぞれ「新入生ふれあい朝食会」を開催しま 文化会館(鳥取市)で挙行しました。今年 事業(COC+)キックオフシンポジウムを 告会を開催しました。鳥取大学では、地域 連携による課題解決型次世代医療機器の オ系学科)で「日本酒講座」が行われまし した。この朝 食 会は、新たな環 境で学 生 度は、学 部1,167名、大 学 院 生366名 が 開催し、約180人が参加しました。 学部を中心として、地域との連携により地 開発∼次世代ロボット技術と医療技術の た。講 座は、消 費が 低 迷している日本 酒 生活を始めたばかりの新入生に、友達づく 入学を許可されました。 鳥取大学のCOC+事業「学生と社会の 域再生のための新たな教育研究モデルの 融合による事業の展開∼」を開催しました。 の魅力をアピールする取り組みを行ってい りや朝食を習慣づける機会にしてもらおう 豊島良太学長は、 「志を大きく高く持ち、 相互交流による人材育成・地元定着促進 構築をめざした文部科学省特別経費事業 セミナーは、鳥取大学と株式会社鳥取銀 る広島国税局から提案があったもので、微 と毎年この時期に開催しているものです。 絶え間なく勉学に励み、弛み無い自己研 プログラム」は、県 及び 県 内 全 市 町 村 並 「地域再生を担う実践力ある人材の育成及 行による連携事業の一環として、産(企業) 生物を利用した物質生産について学ぶ同 初日の4月11日、鳥取キャンパスでは新 鑽に努め、遅疑逡巡、付和雷同することな びに経済界、金融機関等と連携して学生 び地域再生活動の推進」に平成25年度か と学(大学等の研究機関)のマッチングを 学科3年生の必修科目「応用微生物学Ⅱ」 入生190名が食堂に詰めかけました。新 く確固たる自立した自己を作り、充実した の県内への就業意欲を促し、人口最少の ら取り組んできました。報告会は、プロジェ 促進することを目的としています。 の1コマとして行われました。 入生は、教職員や先輩学生とテーブルを囲 達成感のある大学生活を送っていただきま 「鳥取県」で地方創生に向けて活躍できる クトの3年間の成果を発表し、関係者との 今回は、 「医工連携」をテーマとして、株 講師には、広島国税局酒類業調整官の 意見交換を通じて、地域に貢献する教育 式会社テムザック技術研究所(米子市)を 前田剛氏、鳥取県酒造組合の福羅隆元氏、 研究システムのさらなる展開を推進しよう 会場に開催しました。成長著しい医療機 鳥取県小売酒販組合専務理事の荻野正博 んで、様々な会話を楽しみながら朝食をと すことを願い、念じております」と激励しま りました。食事中には、ギターアンサンブ した。 人材の育成を目指しています。 シンポジウムの基調講演では、石破茂 ル部の学生が 生演奏を披露して、朝食会 新入生を代表して、高信彩也香さん(地 地方創生・国家戦略特別区域担当大臣に と開催されたものです。 器市場への県内企業参入の支援、医療・ 氏をお迎えしました。前田氏から酒類に係 を一層和やかな雰囲気にしていました。ま 域学部)が、 「今日の喜びを胸に、初心を 大学等が地方創生に果たすべき役割につ 当日は9本のプロジェクトの目的や成果 福祉現場が直面する課題とその解決に向 る国税庁の任務や酒税法の概略、福羅氏 た、珍しい取り組みだとして地元の報道機 忘れることなく勉学に励み、支えて下さる いて、また、隠岐國学習センター豊田庄吾 が発表され、会場に詰めかけた約140名 けた取り組み、さらには企業と大学の共同 から日本酒の製造方法、荻野氏からは日 関が取材に訪れ、新入生がにこやかにイン 方々への感謝の気持ちを自らの言動に表 センター長には、島根県隠岐郡海士町の公 の参加者が熱心に耳を傾けました。 研究による医療ロボット実用化に向けた取 本酒のおいしい飲み方と、幅広く有意義な タビューに応じる姿が見られました。 して学生生活を送ることを誓います」と力 立塾で行われている先進的な人材育成の 報告会の最後に、 「地域連携研究・人材 り組みについて、行政、大学、企業それぞ 講義をいただきました。 朝 食 会は、鳥 取キャンパスでは4月15 強く宣誓しました。 取り組みについてご講演いただきました。 育成ネットワーク」の発足式が 行われまし れの立場から講演しました。セミナーには 日まで、米子キャンパスでは4月12日まで 行われました。 16 COC+キックオフシンポジウム を開催 N E W ? また、講義終了後、引き続き日本酒試 また、シンポジウム終了後、 「地(知)の た。本プロジェクトで培われた民間組織、 産業界を中心に37名が参加し、熱心に聞 飲会が開催されました。講義室に鳥取県 拠点大学による地方創生推進事業協定」 自治 体 等と地 域 学 部の連 携を更に強め、 き入りました。 の日本酒15銘柄が用意され、学生たちが の締結式を行いました。県内の大学等と 地域課題研究や課題解決力のある人材育 また、講 演 終 了 後には、同 社の開 発ロ 講義で学んだ日本酒の「おいしい飲み方」 鳥取県及び県内全市町村の間で、事業の 成を展開しようと立ち上げるもので、38団 ボット見学会が開催され、ロボットの説明 を早速体験。日本酒の魅力を実感すると 目標や相互の連携・協力などの取り組み 体が参加してスタートを切りました。地域 や電動車いす型ロボットの試乗が行われま ともに地域の重要な産業に対する理解を について協定を結び、事業が本格的なス 学部が拠点となり、地域課題の解決を目指 した。 深めました。 タートを切りました。 す取り組みのさらなる充実が期待されます。 15 し ゅ わっ チ ︵ 手 話 サ ー クル︶ 興 味 や 学 ぶ きっか けに な れ ばいいな と 思い サ ー ク ル 紹 介 手 話で 会 話 ができたという 喜 びが手 話 を 学 ぶモチベーションにつながります。またしゅ わっチ は 部 員のほ と ん ど が 兼 部 を していま す。運動部との兼部もとても多いです。様々 な 部 活に 入っている 人 た ち と 知 り 合 え るの もいいところです。 他の部 活と異なり目 指す大 会などはあり ませんが、錦 祭︵大 学 祭︶のステージで 手 話 歌を発 表します。手 話 歌をみて入 部を決め た という 部 員 も 少 な く あ り ま せ ん。 手 話 歌 手 話 は 耳 が 聞こえない人 たち︵ろうあ者︶ ます。ぜひみな さん 錦 祭にお 越しの際 は 手 というパフォーマンスがみ な さ んの手 話への の間 や、ろ う あ 者 と 聞こ え る 人の間で 使 用 話歌を楽しんでいってください! 別途設 敷 調和 実 現。 専 用 入口 、構 内 環 境 整 備 工 事 美 歩車分離 、自 動 車 通路 。 2色 石板 詰 、 さ れ る 大 切 なコ ミュニケ ー ション 手 段のひ とつで す。手 話 という 言 葉 を 知 ら ない人 は ほ と ん どいないと 思いま す。し かし 手 話 が ど ういう もの なの か、手 話 での 表 現の 仕 方 人の部 員で を知っている人はごくわずかでしょう。 私 た ちしゅわっチ は 現 在 約 週 2 回 手 話の勉 強 をしています。 手 話の勉 強 という と 堅 苦しいものを 想 像 す る かもし れ ま せ ん が、テ ーマに 沿って 日 常 会 話 を 手 話 で 表 現 し た り、ジェス チャー ゲ ーム な ど の様々な 遊 びを 取 り 入 れたりしながら 楽し く手話を学んでいます。 サ ー クル 活 動 に は ろ う の 方 も 来 て く だ 、平 激 歩行者専用 各学部 ︵鳥 取 市︶ 、正 門 鳥取大学 〟 会 話 を す る こ と で よ り 多 くのこ と を 学べ、 。 安 全・安 心 快適 〝歩 年4月 鳥 取 成 続 往来 開催 号はここがよかった ばれる 大 学 ﹂となる よ う 日 々 鳥 取 大 学 は、様 々 な 方に﹁ 選 挑 戦しています。本 誌は、 ﹁鳥 取 大 学 な らでは﹂を た く さ ん 取 り あ げて、読 んだ 後にみな 特集1 ﹁ 地域 産 業界の発 展と さ まの 心に 残 る 広 報 誌 を 目 興 味 のあ ること、知 り たいこ 指 していきます。みなさまの 鳥取 大学への期 待﹂ ▼ 鳥 銀の宮 さい。︵TN︶ と、ご 感 想 を ぜひお 寄 せくだ 頭 取 の﹁ ″鳥取 大 学 に 行 き たい〟と 思 わ れ る が印 象 的でした。 鳥 大にしか こ んな ご 意 見 も 魅 力 ある 大 学に﹂という 言 葉 ない学 生 を 引 きつける ″ 何 か〟 り と ア ピ ー ル し て く だ さ い。 に 期 待 し ま す。あれ ばしっか る よい情 報になる ため、大 変 ういう広 報 誌などが大 学を知 ▼ 遠 方 の 大 学については、こ ▼ 地 域の発 展は、鳥 取 大 学の ジでの 閲 覧 も、上 位 のバナー あ り が たいです。ホームペー 代 、女 性︶ 先 進 的 な 技 術 開 発 な どの 元 ︵ 気やパワーが大 事だと考えま 合 が判ります。︵ に 置 かれてお り、力 の 入 れ 具 代 、男 性︶ 秀 な 人 材 が 集 ま り、ま た、優 す。 大 学 が 元 気であれば、優 代 、男 性︶ 秀 な 企 業 も 集 まってくると 思 います。︵ 特集2 す方 向や学 生さんのくらしぶ ▼ 大 学のようす、活 動、目 指 ができうれしいです。︵ 代、 り、素 直 な 思いに 触 れること 女性︶ す。H P やフェイス ブック も ▼ 丁寧な編集 がありがたいで Global プログラム﹂ Gateway ﹁ 世界への扉を開く と 言っておけ ば 取 り 敢 え ず 良 含 めて、今 後 ともよろし く お ▼ 最 近 の 大 学 は グ ロー バル 願いいたします。 ︵ 代、女性︶ じ ますので、今 回のよ う な 具 いとでも 思っている よ うに 感 体 的なプログラムを見 られた 代 、女 性︶ ことで 理 解 も 深 ま り ま し た 。 ︵ た く さ んの 人 の 思い がつまっ き、鳥 取 大 学 を 知っても らい のみな さ まにも 読 んでいた だ 県の方はもちろん、日 本 全 国 た 広 報 誌﹁ 風 紋 ﹂で す。 鳥 取 大学の動き たい!という 気 持 ちで制 作 し 学生 食 堂でハラール推 奨 ていま す。 大 学 ホームペー ジ 学 の﹁今 ﹂を お 届 け し てい き やフェイスブックでも、鳥取 大 メニューの提供を開 始 応というのは、特集2とも関連 ください!︵TN︶ ま すので、そち ら も ぜひ ご 覧 ▼ 留 学 生に 対 す るハラール 対 えさせられました。︵ 代、 男性︶ して、今後の大学の在り方を考 *写真 2015年 様子 検索 鳥取大学入学試験情報 化 車 P C http://www.adm.zim.tottori-u.ac.jp/ 、歩 行 者 主 動 線 錦祭のステージにて手話歌を披露している様子。 50 50 夏 携帯 http://daigakujc.jp/toridai/ 50 医学部 農学部 ! ! 17 19 18 50 60 地域学部 米子 鳥取 鳥取 2016 及 。 下記 掲載予定 ■詳 携帯 土 医学部 医 学 科 4 年 医学部医学科4 年 あいり かずき 48 日 24 23 奥 野 愛 理 さん おくの 西 澤 和 希 さん にしざ わ 50 50 土 30 Reader’ s Voice 7/ 7/ 。 美 石板。 、安全 歩 2色 歩車分離 E ! ! 工学部 28 このコーナーでは、前号(48号)の読者アンケートに寄せられた読者の皆さんの声をお伝えします。 誌面作りに活かしていきますので、風紋への感想やご意見などをお寄せください。 7/ 拡大図 BEFOR 眺 正門 AFTER リーダーズ ・ ボイス 体 験 で きる 絶 好 の 機 会!! 鳥 取大 学を 部長 副部長 60 さっていま す。覚 え た 手 話 を 実 際 に 使って I N F O R M A T I O N C i r c l e ! t h e u p i c k P 大 学 からの お 知 らせ 編 集 後 記 大 学 からの お 知 らせ 申込不 I N F O R M A T I O N 広報誌「風紋」 愛読 。本号 表紙 、今回 同参画 特集 、本学 女性 。 活躍 、輝 大切 意識改革 支援 力 」 活用 、鳥取 鳥取県立図書館 2 階 大研修室(鳥取市尚徳町101) TEL 鳥取大学研究・国際協力部社会貢献課 合 。本 水産物 抽出 事例 生物 学 ・生物 0857-31-6777 学 − 遺伝子 − ⁶⁄₁₁ ⁶⁄₂₅ ⁷⁄₉ 有名 「 紹介 。 不思議 発展 期待 。 情報 2016 土 土 土 細菌( 泳 個体 皆様 幸 2016 発信 誌面作 寄 2016 海洋生物 学 先端技術開発 。 様々 、 会 場 行 化粧品 「風紋」 毎月第 2・第4 土曜日 10:30∼12: 00 、学生等 入 殻 意見 環 案内 受講料 無料 日 時 問 。 、社会貢献 殻 続 思 教職員 注目 更 男女共 紹介 提供 学 ? 取 組 、 境 ・ 誌面全体 。 要 講 師 運動、集団 世 中 役立 微生物 運動 講 師 産学・地域連携推進機構 准教授 清水 克彦 。(T.N.) ) 講 師 工学研究科 教授 後藤 知伸 工学研究科 教授 大城 隆 共生の里づくり支援事業 鳥取大学 ■入学試験 0857-31-5061 ■学生・学生生活 0857-31-5053 他 関 ■研究・産官学連携 ■授業料納入 www.tottori-u.ac.jp/ask 問 合 0857-31-5608 0857-31-5029 ■公開講座・社会貢献 ■学生就職支援 0857-31-6777 0857-31-5456 読者 協力 Web 覧 風紋 風紋 、 鳥取大学広報誌 www.tottori-u.ac.jp/fumon 検索 回答 「風紋」 記事内容 、日々集 皆様 貴重 意見 活用 、地域 身近 知的 情報誌 努力 。 編集発行/広報委員会広報誌編集専門委員会 2016年5月発行 小 玉 芳 敬(委員長・地域学部) 山 下 博 樹(地域学部) 西 村 正 広(医学部) 塩 一 郎(工学研究科) 遠 藤 常 嘉(農学部) 滝 波 稚 子(大学教育支援機構) 山 岸 大 輔(産学・地域連携推進機構) 西 尾 瀧 雄(総務課) 〒680 - 8550 鳥取県鳥取市湖山町南4 -101 TEL.0857-31-5006 FAX.0857-31-5018 [ E][email protected] [ ]http://www.tottori-u.ac.jp *本誌掲載 写真、図版、記事 無断複写・転載 禁 。 表紙題字:住 川 英 明(地域学部)