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Cisco Prime Network Control System(NCS)
データ シート Cisco Prime Network Control System(NCS) 製品概要 ® Cisco Prime Network Control System(NCS)は、包括的な管理プラットフォームです。デバイ ス、ネットワーク、場所に関係なく、エンドポイントの接続を完全に可視化して、ユーザ、アクセス、お よびアイデンティティの統合管理を実現します(図 1)。これによって、多くのお客様がお困りの項目 として挙げるクライアント デバイス関連のネットワーク問題のトラブルシューティングが迅速化され ます。また、Cisco Prime NCS では、Cisco Identity Services Engine(ISE)との連携によって、エ ンドポイントのセキュリティ ポリシーの監視を行うことができます。有線およびワイヤレス アクセス ネットワーク全体で、ネットワーク、ユーザ、およびデバイスからのリアルタイム コンテキスト情報に 基づいて、コンプライアンスが可視化されます。 図1 Cisco Prime Network Control System Cisco Wireless Control System(WCS)が基盤となっている Cisco Prime NCS では、802.11n および 802.11a/b/g を利用するエンタープライズクラスの屋内および屋外ワイヤレス ネットワーク のライフサイクル全体を管理できます。Cisco Prime NCS は、Cisco Unified Wireless Network の管理プラットフォームとして、業務の簡素化と生産性の向上を実現するハイパフォーマンスなアプ リケーションとミッションクリティカルなソリューションの提供をサポートします。 Cisco Prime NCS は、ローカル、リモート、国内、国外といったさまざまな場所に広がる小規模、中 規模、および大規模な有線およびワイヤレス LAN のニーズに対応できるスケーラブルなプラット フォームです。Cisco Prime NCS では、IT 管理者は必要なツールに必要なタイミングですぐにアク セスできるので、セキュアなワイヤレス LAN の構築と維持、有線およびワイヤレス LAN の監視、 両方のネットワークでのユーザおよびエンドポイントの確認を、より効率的かつすべて一元的に行 うことができます。ネットワークが拡大しても、ワークフローに基づいたシンプルかつ直感的なユー ザ エクスペリエンスと、用意されたツールによって、IT の効率を向上させ、IT トレーニングのコスト を削減し、作業要員を最少人数に抑えることができ、運用コストが大幅に削減されます。Cisco NCS は、オーバーレイ管理ツールとは異なり、さまざまな管理要件のすべて(無線周波数から、有 線およびワイヤレス ネットワークのコントローラ、スイッチ、エンドポイント、およびユーザや、モビリ ティおよびアイデンティティ サービスに至るまで)に対応しており、スケーラブルな統合プラット フォームを提供します。 柔軟性のある使いやすいプラットフォーム Cisco Prime NCS は、IT 管理者の経験を問わない理想的な管理プラットフォームです。シンプル で直感的なユーザ インターフェイスによって、複雑さが解消され、ネットワーク管理の経験がない ユーザでも利用できます。また、包括的なライフサイクル管理機能によって、最も高度な機能を要 All contents are Copyright © 1992–2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 1 of 12 データ シート 求する IT 管理者のニーズにも対応できます。Cisco Prime NCS は高度な柔軟性を備えており、 各ユーザは管理インターフェイスをカスタマイズして、運用およびビジネスの目的に合わせて最も 関連性の高い情報だけを表示することができます。 シームレスなスケーラビリティとサービス管理 Cisco Prime NCS では、数千台のスイッチと数百台のシスコのワイヤレス LAN コントローラを管 理 で き 、 数 千 台 の Cisco Aironet ® ア ク セ ス ポ イ ン ト ( 次 世 代 の Cisco Aironet 3500、1040、1260、1250、1140、OfficeExtend 600 シリーズ 802.11 アクセス ポイント など)の管理も可能です。Cisco Prime NCS は、物理アプライアンスまたは仮想アプライアンスとし て提供され、柔軟に導入できます。この 2 つの導入オプションは、規模や提供される機能の豊富さ に違いはありません。 Cisco Context-Aware Software や Adaptive Wireless Intrusion Prevention System(wIPS) な どのシスコのモビリティ サービスは、Cisco Mobility Services Engine(MSE) によって Cisco Prime NCS にシームレスに統合できます。また、Cisco Unified Wireless Network のシステム全 体に及ぶ機能である Cisco CleanAir テクノロジーもサポートされるため、チップレベルのインテリ ジェンスを利用して、自己回復と自己最適化が可能なワイヤレス ネットワークを構築できます。さら に、Cisco ISE の連携によって、有線およびワイヤレス クライアントのユーザとエンドポイントの属 性、ポスチャ、およびプロファイルの情報が可視化されます。一般的なクライアント トラブルシュー ティング ツールにこの情報が加わることによって、あらゆるアクセス メディアでの迅速な問題解決 が可能になります。 包括的なワイヤレス LAN ライフサイクル管理 Cisco Prime NCS は、ワイヤレス LAN の計画と導入から、監視、トラブルシューティング、カスタ マイズされたレポートに至るまでのあらゆるフェーズをコスト効率よくサポートします。Cisco Prime NCS は、ワイヤレス LAN の運用をライフサイクルのあらゆるフェーズで効率的かつ効果的なもの にします(図 2)。 図2 包括的なワイヤレス LAN ライフサイクル管理 計画 ビジネスクリティカルなデータ、音声、ビデオの各サービスを効果的にサポートするワイヤレス LAN の設計は、提供される計画および設計ツールで構成される Cisco Prime NCS スイートで簡素化さ れます(図 3)。 All contents are Copyright © 1992–2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 2 of 12 データ シート 図3 簡素化された LAN の計画と設計 Cisco Prime NCS の計画および設計ツールでは、標準的および不規則な形状の建物におけるア クセス ポイントの配置の定義とアクセス ポイントのカバレッジ エリアの特定を簡素化できます。こ れらのツールによって、IT 管理者は RF 環境を明確に可視化でき、将来的なカバレッジ ニーズの 予測、ワイヤレス LAN イベントの評価、および不適切な RF 設計とカバレッジ問題の軽減や解消 を行えます。 専用の Cisco Prime NCS 設計ツールでは、WLAN の準備状況を即時に評価でき、シングルモー ドおよびデュアルモードの Wi-Fi 対応電話をサポートする VoWLAN サービスと、シスコの「RF Fingerprinting」テクノロジー(特許出願中)を使用し Cisco MSE と連動して Wi-Fi 対応デバイスお よびそのコンテキスト情報を検索、追跡、管理する Context-Aware(位置情報)サービスをサポート できるようになっています。 導入 広範囲にわたる Cisco Prime NCS の統合設定テンプレートによって、エンドユーザのニーズに対 応したワイヤレス LAN をコスト効率よく迅速に構築し,稼動させることができます。ワイヤレス LAN コントローラの自動展開を実現するコントローラ自動プロビジョニング機能など、柔軟で使いやすい テンプレートと導入ツールを利用して、IT 管理者はワイヤレス LAN のプロビジョニングと設定を行 い、ビジネスに必要なサービスを明確に提供できます(図 4)。こうしたテンプレートとツールによっ て、場所に関係なくベスト プラクティスな共通設定を複数のワイヤレス LAN コントローラに容易に 適用でき、複雑なコントローラの設定、アップデート、およびスケジューリングを合理的に行えます。 アクセス ポイントのプロビジョニングも、複数のアクセス ポイントのカスタマイズ設定用の使いやす いテンプレートを利用することで、容易に実行できます。 図4 柔軟な導入ツールおよび設定テンプレート 監視とトラブルシューティング Cisco Prime NCS は、有線およびワイヤレス LAN の監視とトラブルシューティングのための理想 的な管理プラットフォームです。強力なパフォーマンスを維持し、最適なアクセス環境を固定および モバイル エンドポイントに提供します。Cisco Prime NCS の中央集中型インターフェイスによって、 All contents are Copyright © 1992–2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 3 of 12 データ シート 必要とされる場所で必要とされるときに簡単に情報にアクセスできます。オンデマンドの場合でもス ケジュール設定された場合でも同じです。 使いやすいグラフィカル表示は、メンテナンス、セキュリティ、トラブルシューティング、および将来的 なキャパシティ プランニングのアクティビティの開始ポイントとなります。ネットワーク上で発生する アラームやイベントによって、正常なデバイスおよび正常でないデバイスに関する実用的なデータ をさまざまなエントリ ポイントからすばやく収集できるため、Cisco Prime NCS は実稼動ネットワー クの運用に不可欠な存在となります。 Cisco Prime NCS の常駐アラーム サマリー パネルおよびアラーム ブラウザで、重要な情報、障 害、および重大度に基づくアラームに簡単にアクセスできます(図 5)。アラーム サマリー パネルで は、重要度の高い通知の評価をすばやく行うことができ、トラブル チケットの迅速な解決がサポー トされます。承認されていない(不正な)デバイスの検出、特定、阻止は、ロケーション サービスが 有効になっている場合、完全にサポートされます。 図5 常駐アラーム サマリーおよびアラーム ブラウザの相互作用 Cisco Prime NCS の統合ワークフローと多様なトラブルシューティング ツールによって、IT 管理者 はシスコのアクセス ネットワークのコンポーネント全体にわたる問題をすばやく特定、分離、解決で きます。最小限の作業要員であらゆる規模の LAN および WLAN のトラブルシューティングを迅速 に行うことができるようになります。さまざまなツールが連動することで、IT 管理者は LAN および WLAN で発生している運用上のわずかな差異を把握し、ベースライン パラメータの基準を超えて 発生している不適切なイベント(クライアント接続やローミングの問題など)を発見できます。 ● 常駐の検索ツールによって、エンドポイントとセッションの属性、関連付けの履歴、エンドポイント の場所、RF パフォーマンス、統計、Radio Resource Management(RRM; 無線リソース管 理)、通信品質など、アクセス ネットワーク上の任意の場所にあるデバイスと資産に関する現在 と過去の情報にネットワークをまたいでアクセスできます。 ● 統合ワークフローは、あらゆるインフラストラクチャ コンポーネントおよびクライアント デバイス用 のすべてのツール、アラーム、アラート、検索、およびレポート間のシームレスな連携をサポート しています。 ● 提供されるクライアント トラブルシューティング ツールでは、すべての有線およびワイヤレス クラ イアント デバイスの問題を分析するステップごとの手順が示されます。この強力なクライアント ト ラブルシューティング ツールは、さまざまな種類の Wi-Fi クライアント デバイスのトラブル ケース に対する解決策をすばやく提供することで、運用コストの削減を支援します。このツールではクラ イアント傾向分析も可能です(図 6)。 ● Cisco Compatible Extensions(CCX)クライアント、Cisco ISE、および Cisco CleanAir テクノロ ジーを使用しているときは、専用の診断ツールを利用できるため、接続の問題についての高度 な分析が可能です。 All contents are Copyright © 1992–2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 4 of 12 データ シート 図6 問題分析に役立つクライアント トラブルシューティング ツール 修復 Cisco Prime NCS は、サービス中断の迅速な評価、パフォーマンス低下に関する通知の受信、解 決策の調査、および最適な状況に修復するためのアクションの実行を容易にします。 ● Cisco CleanAir テクノロジーによって、不正なアクセス ポイント、電子レンジ、Bluetooth デバイ ス、コードレス電話などの Wi-Fi および非 Wi-Fi 装置からの干渉源を発見、分類し、影響を調 べ、干渉を軽減することができます。Cisco CleanAir テクノロジーを利用することで、通信品質を 向上させ、自己回復と自己最適化が可能なワイヤレス ネットワークを構築してワイヤレス干渉源 の影響を軽減できます。 ● クライアント トラブルシューティング ツールなどによって、実際に問題が発生している可能性のあ る場所についてのガイダンスが提供され、ヘルプ デスク担当者や二次管理者がクライアント ア クセス問題を解決するのに役立ちます。 ● セキュリティ ダッシュボードによって、ネットワークレベルの評価が可能で、セキュリティ インデッ クスと、導入環境全体でのセキュリティの推奨改善方法が示されます。 ● 音声サービス監査ツールによって、VoWLAN 導入について現在のネットワーク設定を監査する 方法が示され、さらに VoWLAN 導入に関するシスコのベスト プラクティスに基づいて現在の設 定を修正する方法も示されます。 最適化 Cisco Prime NCS には、カスタマイズ可能なレポートが含まれています。このレポートは、ワイヤレ ス LAN を効果的に管理、メンテナンス、展開して、進行中のビジネスおよび運用の要件に対応す るのに役立ちます。包括的な監査機能を備えた設定準拠性監視などのツールに加えて、柔軟性の あるレポートを利用することで、適切なデータに適切なタイミングで、あらゆる要件を満たす形でア クセスできます(図 7)。 図7 あらゆる要件を満たすカスタマイズ可能なレポート さまざまなレポートが利用できることによって、IT 管理者はネットワークの傾向を常に把握し、ネット ワーク制御を維持し、監査を行い、変化するビジネス要件やエンドユーザの要件にすばやく対処で All contents are Copyright © 1992–2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 5 of 12 データ シート きるようになります。レポートは、ユーザ定義のパラメータに基づいてカスタマイズできます。ネット ワーク環境の詳細な傾向分析と、キャパシティ プランニングによって、LAN や WLAN がどのよう に変化してきたかをまとめて把握して、今後の拡大と拡張の予測と計画を行うことができます。 機能と利点 表 1 に、Cisco Prime NCS プラットフォームの機能と利点を示します。 表1 Cisco Prime NCS の機能と利点 機能 利点 使いやすさ ● シンプルで直感的なユーザ インターフェイスによって、複雑さが解消されます。ワークフローの最 適化に重点を置いて設計されています。 ● モジュール化されたインターフェイスによって、ユーザ定義のカスタマイズが可能で、最も関連性 の高い情報だけを表示できます。 ● 柔軟性のあるプラットフォームによって、IT 管理者の経験にかかわらず利用できます。既存の Cisco WCS ユーザは習得にほとんど時間がかかりません。 スケーラビリティ ● 数百台のシスコのワイヤレス LAN コントローラと 15,000 台の Cisco Aironet Lightweight アク セス ポイントのライフサイクル全体を一元管理できます。さらに、最大 5,000 台の分散管理型の Cisco Aironet アクセス ポイントを管理できます。 ● 監視およびトラブルシューティングの機能については、最大 5,000 台のスイッチを管理できま す。 ● スケーラブルなモビリティ サービス管理とアイデンティティ サービス管理が、それぞれ Cisco MSE との連携と Cisco ISE との連携によって実現します。 ● 物理アプライアンスまたは仮想アプライアンスとして提供され、さまざまな導入モデルに対応でき るスケーラビリティが実現します。 有線ネットワーク管理 ● Cisco Catalyst® スイッチに対する包括的な監視とトラブルシューティングのサポートによって、イ ンターフェイス、ポート、エンドポイント、およびユーザの重要なパフォーマンス メトリックと、基本 的なスイッチ インベントリを可視化できます。 WLAN ライフサイク ル管理 ● 包括的なワイヤレス LAN ライフサイクル管理には、計画、導入、監視、トラブルシューティング、 修復、および最適化に関してのさまざまな機能が含まれます。 計画 ● 提供される計画および設計ツールによって、アクセス ポイントの配置とカバレッジの定義が簡素 化されます。 ● サードパーティ製のサイト調査ツールからの情報を、Cisco Prime NCS に簡単にインポートして 統合し、WLAN の設計と導入に役立てることができます。 ● 専用ツールで WLAN の準備状況を即時に評価して、VoWLAN および Context-Aware(位置情 報)サービスをサポートできます。 ● オンデマンドでカバレッジを再調査できるので、不適切な RF 設計やカバレッジの問題の影響を 軽減できます(多くの場合、問題を解消できます)。 導入 ● 多様な統合コントローラ、アクセス ポイント、およびコマンドライン インターフェイス(CLI)の設定 テンプレートによって、コスト効率よく迅速な導入が可能です。 ● ネットワーク監査がサポートされるので、効果的な設定準拠および管理が可能です。 ● 提供されるソフトウェアベースのハイアベイラビリティ機能によって、サービスの提供時間が最大 化され、運用効率が向上します。 ● セキュアな有線およびワイヤレス ゲスト アクセスによって、ネットワークのセキュリティを維持し ながら、制御されたワイヤレス アクセスをお客様、ベンダー、訪問者、パートナーに提供できま す。 ● ツールとプロセスによって、選択した Cisco Aironet スタンドアロン(分散管理型)アクセス ポイン トが Lightweight アクセス ポイントとして動作するように監視、アップグレード、および移行が行 われ、Control and Provisioning of Wireless Access Points(CAPWAP)が実行されます。 ● ロールベースのアクセス制御によって、ワイヤレス ネットワークを、1 つの Cisco Prime NCS プ ラットフォームで制御される 1 つまたは複数の仮想ドメインに、柔軟にセグメント化できます。 ● 適応型 WLAN 電源管理に対応した Cisco EnergyWise テクノロジーによって、省電力が実現し ます。 ● Cisco Prime NCS のマップ、階層、およびネットワーク設計を、1 台または複数台の Cisco Prime NCS サーバ間で簡単にエクスポートおよびインポートできます。 ● 仮想ドメインが、大規模な複数サイト ネットワークやマネージド サービスの展開に役立ちます。 All contents are Copyright © 1992–2011 Cisco Systems, Inc. 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Page 6 of 12 データ シート 機能 監視とトラブルシュー ティング 利点 ● LAN および WLAN 全体の一元的な監視によって、強力なパフォーマンスと最適なアクセス接続 を維持できます。ユニファイド スイッチ インベントリ、ダッシュボード コンポーネント、レポート、お よび監視用ビューによって、簡単にアクセス ネットワークを監視できます。 ● Cisco CleanAir テクノロジーによって、電波干渉イベント、通信品質、および干渉セキュリティ脅 威についての詳細情報が提供され、電波干渉問題の評価、優先順位付け、および管理をより効 率的に行うのに役立ちます。使いやすいグラフィカル表示は、メンテナンス、セキュリティ、トラブ ルシューティング、および将来的なキャパシティ プランニングの開始ポイントとなります。 ● インタラクティブなグラフ、図、表によって、迅速な設定および再設定が可能です。 ● 階層型マッピング ツリー、カラーコード、アイコンによって、ネットワーク、デバイス、および通信品 質のすばやい視覚化とステータス評価が可能です。 ● 常駐アラーム サマリーとアラーム ブラウザによって、障害、イベント、およびアラームの強力な管 理が可能です。 ● Google Earth との統合によって、屋外ワイヤレス メッシュ展開の可視化と管理が可能です。 ● Cisco CleanAir テクノロジーが搭載され Cisco Spectrum Expert® 用に設定されている Cisco Aironet アクセス ポイントで、Cisco Spectrum Expert を利用できます。 ● 大規模な LAN および WLAN ネットワークのトラブルシューティングに最小限の作業要員で対応 できます。 ● クライアント トラブルシューティング ツールによって、すべての接続メディアに関するすべてのク ライアント デバイスの問題や設定ミスを分析するワンステップごとの手順が提供され、(有線およ びワイヤレス ネットワークの)802.1X などの問題のトラブルシューティングと、クライアント デバ イスに影響を与える電波干渉の特定が可能になります。 ● 常駐検索ツールによって、現在と過去の情報にネットワークをまたいでアクセスできます。 ● Cisco ISE および Cisco Secure Access Control Server(ACS)ビューとの連携によって、エンド ポイントに関連する追加データを簡単に収集および分析できます。 ● 専用診断ツールによってCisco Compatible Extensions ver 5.0 以降の端末の接続問題を詳細 に分析できます。 ● Radio Resource Management(RRM)ツールによって、パフォーマンス、RF 統計、および通信 品質が可視化されます。 修復 ● 統合ワークフローおよびツールによって、IT 管理者は、サービス中断を迅速に検出し、パフォー マンス低下に関する通知を受け取り、解決策を調査し、最適な状況に修復するためのアクション を実行できます。クライアント トラブルシューティング ツールでは、アクセス問題が発生している 可能性のある場所についてのガイダンスが提供されます。 ● Cisco CleanAir テクノロジーによる、通信品質および干渉源についてのアラート、サマリー、およ びレポートは、RF 環境の診断と Wi-Fi および非 Wi-Fi 装置からの干渉の軽減に役立ちます。 ● セキュリティ ダッシュボードとセキュリティ インデックスによって、ネットワーク セキュリティがすば やく評価され、改善方法が示されます。 ● 音声ツールでは、VoWLAN の問題に取り組むためのカスタマイズ可能なクエリーがサポートさ れます。 最適化 ● 現在と過去のネットワーク アクティビティ、パフォーマンス、使用状況、デバイス、インベントリ、コ ンプライアンス、セキュリティ、および通信品質について、さまざまなオンデマンドのレポートおよ び自動化されたレポートを実行できます。 ● Payment Card Industry(PCI)レポートでは、WLAN のコンプライアンスに適合していない可能 性のあるイベントを分析できます。 ● トラップを認識できるサードパーティ製レシーバおよび Fault, Configuration, Accounting, Performance, and Security(FCAPS; 障害、構成、アカウンティング、パフォーマンス、およびセ キュリティ)アプリケーション(HP OpenView や IBM Tivoli Netcool など)に、アラームとイベント を転送できます。 ● レポートのデータ、タイムフレーム、および形式をカスタマイズできます。 ● 図、グラフ、表の表示オプションによって高い柔軟性が実現します。 ● レポートは CSV 形式または PDF 形式で出力でき、ファイルまたは E メールとして保存できま す。 ● さまざまなレポートを使用した傾向分析によって、キャパシティ プランニングがサポートされま す。 All contents are Copyright © 1992–2011 Cisco Systems, Inc. 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Page 7 of 12 データ シート 機能 利点 セキュリティとネット ワークの一元的な保護 ● シスコの統合ワイヤレス セキュリティ ソリューションは、セキュリティ アラート、アラーム、 Adaptive Wireless Intrusion Prevention System(wIPS)、および Cisco CleanAir テクノロジー を 1 つのプラットフォームに統合して一元管理を可能にする、業界でも例のないソリューションで す。 ● Cisco CleanAir テクノロジーによって、セキュリティ脅威になり得る電波干渉についての重要な 情報が提供されます。 ● 強力な適応型 wIPS によって、認証されていない(不正な)デバイスがすばやく検出され、位置が 特定され、阻止されます。 ● カスタマイズされたシグニチャ ファイルによって、不正な侵入と RF 攻撃から保護されます。 ● 自動アラームによって、迅速に対処してリスクを軽減できます。 ● 強力なサービス ポリシー エンジンが、カスタマイズ可能なセキュリティおよび実施パラメータで一 意の Service Set Identifier(SSID)を複数サポートします。 ● Management Frame Protection(MFP; 管理フレーム保護)によって、802.11 管理フレームの 認証が監視されます。 ● 802.1X によるアクセス ポイントの有線ポート認証によって、すべてのアクセス ポイント クレデン シャルが検証されます。 ● スケジュール設定した間隔でアクセス ポイントの電源のオン/オフを切り替えることによって、ネッ トワーク セキュリティの強化と電力コストの削減が可能です。 ● 有線およびワイヤレス統合セキュリティが、シスコ自己防衛型ネットワークおよび Cisco Network Admission Control(NAC)との統合で実現します。 Cisco NCS Serviceability Program ● Cisco NCS Serviceability Program は、匿名の使用状況統計情報とワイヤレス運用情報をシ スコに提供するというものです。 ● この自発的な「許可制」プログラムは、Cisco NCS およびネットワークから匿名の統計情報を収 集します。機密データは収集されません。 ● このプログラムの詳細については、Wireless Product Improvement Program ポリシーを参照し てください。 シスコ TAC による専 門サポート ● Cisco Prime NCS は、ワイヤレス LAN に関する Cisco Technical Assistance Center(TAC) ケースを支援するために、Cisco Wireless LAN Controller および Cisco Aironet アクセス ポイ ントの診断データを「許可を得て」収集します。この機能によって、ワイヤレス LAN に関する Cisco TAC ケースの解決が迅速化します。 製品仕様 表 2 に、Cisco Prime NCS の製品仕様を示します。 表2 Cisco Prime NCS の製品仕様 項目 仕様 VMware ESX および ESXi のバージョン (お客様が用意した サーバ上の仮想アプ ライアンス) お客様が用意したサーバに Cisco Prime NCS を仮想アプライアンスとして導入する場合は、次の バージョンの VMware ESX または ESXi を使用できます。 ● VMWare ESX または VMWare ESXi のバージョン 4.1 仮想アプライアンス導 入におけるサーバの 最小要件 Cisco Prime NCS ハイエンド仮想アプライアンス ● Lightweight アクセス ポイント 15,000 台、スタンドアロン アクセス ポイント 5,000 台、ワイヤレ ス LAN コントローラ 1,200 台、およびスイッチ 5,000 台 ● RAM:16 GB 以上 ● ハード ディスク空き容量:400 GB 以上 ● プロセッサ:8 基、2.93 GHz 以上 Cisco Prime NCS 標準仮想アプライアンス ● Lightweight アクセス ポイント 7,500 台、スタンドアロン アクセス ポイント 2,500 台、ワイヤレス LAN コントローラ 600 台、およびスイッチ 2,500 台 ● RAM:12 GB 以上 ● ハード ディスク空き容量:300 GB 以上 ● プロセッサ:4 基、2.93 GHz 以上 Cisco Prime NCS ローエンド仮想アプライアンス ● Lightweight アクセス ポイント 3,000 台、スタンドアロン アクセス ポイント 1,000 台、ワイヤレス LAN コントローラ 240 台、およびスイッチ 1,000 台 ● RAM:8 GB 以上 ● ハード ディスク空き容量:200 GB 以上 ● プロセッサ:2 基、2.93 GHz 以上 CiscoWorks Wireless LAN Solution Engine(WLSE)モデル 1130-19 または 1133 での Cisco Prime NCS 仮想アプライアンスの導入 ● Cisco Prime NCS は Cisco WLSE ハードウェアではサポートされません。 All contents are Copyright © 1992–2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 8 of 12 データ シート 項目 仕様 クライアントの最小要 件 Internet Explorer 8.0 以降および Mozilla Firefox 3.6 以降 管理とセキュリティ SNMP v1、v2c、v3 および Cisco Terminal Access Controller Access-Control System Plus (TACACS+) PNG、JPEG、および AutoCAD(DXF および DWG)のインポート ファイル形式がサポート対象 管理対象デバイス Cisco 2100、2500、4400、5500 および Flex 7500 シリーズ Wireless LAN Controller、Cisco Catalyst 6500 シリーズ ワイヤレス サービス モジュール 2(WiSM2)および SRE 2 上の Cisco Wireless LAN Controller モ ジ ュ ー ル 、 Cisco Catalyst 3750G Integrated Wireless LAN Controller、サービス統合型ルータ用の Cisco Wireless LAN Controller モジュール(WLCM および WLCM-E)、CleanAir テクノロジーを搭載した Cisco Aironet アクセス ポイント、Cisco Aironet Lightweight アクセス ポイント、Cisco Aironet Lightweight 屋外メッシュ アクセス ポイント、Cisco OfficeExtend 600 アクセス ポイント、Cisco Aironet 1240AG および 1130AG シリーズ アクセス ポ イ ン ト 、 Cisco 3300 シ リ ー ズ Mobility Services Engine ( MSE ) 、 Cisco Wireless Location Appliance 、 Cisco Spectrum Expert Wi-Fi 、 Cisco Context-Aware Software 、 お よ び Cisco Adaptive wIPS Software。 選択した Cisco Aironet スタンドアロン(分散管理型)アクセス ポイントの監視および移行。Cisco 800、1800、2800、3800 シリーズ サービス統合型ルータのスタンドアロン アクセス ポイントの監 視。 Cisco Catalyst 2960 、 2975 ス イ ッ チ ( IOS12.2(50)SE ) 、 Cisco Catalyst 3560 ス イ ッ チ (IOS12.2(50)SE)、Cisco Catalyst 3750 スイッチ(IOS12.2(50)SE)、Cisco Catalyst 4500 スイッ チ(IOS12.2(50)SG)、Cisco Catalyst 6500 スイッチ(IOS12.2(33)SXI)の監視。 まとめ Cisco Prime NCS は、有線およびワイヤレスにおけるユーザとアクセスのネットワーク管理を統合 し た 理 想 的 な プ ラ ッ ト フ ォ ー ム で す 。 Cisco WCS が 基 盤 と な っ て お り 、 802.11n お よ び 802.11a/b/g を利用するエンタープライズクラスの屋内および屋外ワイヤレス ネットワークの包括 的なライフサイクル管理が可能です。非常に柔軟性の高いこのプラットフォームによって、キャンパ ス、リモート、国内、国外といった場所に広がる WLAN の効果的な計画、導入、監視、トラブル シューティング、修復、および最適化のためのさまざまなツールやリソースが提供されます。統合型 サービス管理機能が Cisco Mobility Services Engine および Cisco Identity Services Engine と 連動することで、統合されたアクセス ネットワークおよびそこに展開されているサービスが完全に 可視化されます。 Cisco Prime NCS は、統合された有線およびワイヤレス アクセスとワイヤレス LAN の管理の複 雑さを解消します。このプラットフォームは、使いやすい中央集中型インターフェイスによって、ワイ ヤレス LAN とユーザ アクセス環境に明確な可視性と制御をもたらします。接続されているすべて のエンドポイントが、提供されるツールによって可視化され、クライアント接続の問題が修復される ので、LAN や WLAN のすべての問題解決が簡単になり、優れた Wi-Fi パフォーマンス、Cisco CleanAir による電波干渉の軽減、強力なネットワーク セキュリティ、および最適な運用が、固定お よびモバイルのすべてのエンドユーザに提供されます。Cisco Prime NCS を利用すると、最小限 の作業要員だけで、運用上の最も厳しい要件を満たすことができます。また、コスト効率に優れビ ジネスに対応した、統合アクセスの Cisco Unified Wireless Network を維持するための理想的な プラットフォームです。 Cisco Prime NCS のライセンス 適切な Cisco Prime NCS ライセンス SKU の選択方法と、Cisco NCS ソフトウェアのダウンロー ド、インストール、登録手順については、シスコの代理店にお問い合わせください。 All contents are Copyright © 1992–2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 9 of 12 データ シート Cisco Prime NCS のデモンストレーション ライセンス すべての機能を利用できる新しい Cisco Prime NCS デモンストレーション ライセンスをダウンロー ドすると、ユーザ アクセスおよびサービス統合管理用の業界最高レベルのプラットフォームである Cisco Prime NCS を、30 日間にわたって無料で体験できます。このライセンスは、10 台のデバイ スで最長 30 日間ご利用いただけます。デモンストレーション ライセンスで作成したネットワーク構 成および設定は保存されるため、正規ライセンスを取得した Cisco Prime NCS への移行は容易 にできます。ライセンスを無料で入手するに は、https://tools.cisco.com/SWIFT/Licensing/PrivateRegistrationServlet?DemoKeys=Y [英語] で登録を行ってください。登録後、Cisco Wireless Software Center から Cisco Prime NCS 仮想 アプライアンスをダウンロードしてください(要ログイン)。Cisco Prime NCS のデモンストレーション ライセンスは、Cisco Technical Assistance Center(TAC)のサポート対象外です。 発注情報 すべての Cisco Prime NCS のライセンス(Cisco NCS のデモンストレーション ライセンスを除く) の購入方法については、「購入案内」を参照してください。 Cisco NCS のダウンロード Cisco NCS の最新のリリースは、http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/swwireless.shtml [英語] からダウンロードしてください(要ログイン)。 Cisco Wireless Control System(WCS)からの移行 Cisco WCS ライセンスから Cisco NCS への移行については、Cisco NCS のライセンスと発注に 関するガイドを参照してください。 Cisco Wireless LAN Service Cisco Wireless LAN Service シスコとパートナーによるスマートでパーソナライズされたサービスを利用すると、ビジネスに不可 欠なアプリケーションおよびインタラクティブなマルチメディア コラボレーションにセキュアなモバイ ル アクセスをコスト効率よく導入すると同時に、運用効率を向上させることができます。先進の手 法に基づいたこれらのサービスによって、パフォーマンス、信頼性、およびセキュリティが最適化さ れる高度なモビリティ アーキテクチャへの移行が促進され、コストを抑制しながらビジネスの変革を 続けることができます。 お客様が Cisco Prime NCS を適切に導入し、モビリティ ソリューションを効果的に統合して、総所 有コストを削減し、ワイヤレス ネットワークを保護することができるようサポートいたします。Cisco Wireless LAN Service の詳細については、http://www.cisco.com/go/wirelesslanservices/ [英 語] を参照してください。 テクニカル サービスのオプション Cisco Prime NCS には、シスコによる 90 日間ハードウェア保証が付いています。デバイス保証に ® Cisco SMARTnet サービスなどのテクニカル サービスの契約を追加すると、Cisco Technical Assistance Center(TAC)へのアクセスが可能になり、重要な業務ニーズを満たす多様なハード ウェア交換オプション、ライセンス対象のオペレーティング システム ソフトウェアのアップデート、 Cisco.com の豊富なナレッジ ベースとサポート ツールへの登録アクセスも提供されます。 保証の詳細については、http://www.cisco.com/go/warranty/ [英語] を参照してください。 シスコ テクニカル サービスについて は、http://www.cisco.com/web/JP/services/portfolio/tss/index.html を参照してください。 All contents are Copyright © 1992–2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 10 of 12 データ シート 関連情報 Cisco Prime NCS の詳細については、最寄りの代理店にお問い合わせいただく か、http://www.cisco.com/go/ncs/ [英語] を参照してください。 Cisco Identity Services Engine(ISE)の詳細については、http://www.cisco.com/go/ise/ [英語] を参照してください。 Cisco Unified Wireless Network の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/wireless/ を参 照してください。 All contents are Copyright © 1992–2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 11 of 12 データ シート ©2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。 本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。 「パートナー」または「partner」という用語の使用はCiscoと他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0809R) この資料に記載された仕様は予告なく変更する場合があります。 お問い合わせ先 シスコシステムズ合同会社 11.09 〒107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255(フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間 : 平日10:00~12:00、13:00~17:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/