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資料編 - 栃木市

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資料編 - 栃木市
資料編
計画策定の経緯
資料編
資料編 計画策定の経緯
計画策定の経緯
栃木市環境基本計画に定める望ましい環境像『豊かな自然と歴史
みんなでつなぐ
環境都市
とちぎ』を実現するためには、市民、事業者、市が共通の目標に向かい、自主的にかつそれぞれ
の役割に応じた協働の取り組みを行うことが必要となります。
そのため、本計画は、市民、事業者、市(市職員)で構成する検討組織「栃木市環境基本計画
策定委員会」を中心に計画の策定を行いました。
それぞれの主体が自ら取り組むべき事項について検討し、その計画にもとづき自ら行動し、さ
らに自らの行動の妥当性や、その行動の結果としての目標の達成状況などを定期的に確認・検証
し、次の行動に反映していく活動を実施していきます。
1
1. 栃木市環境基本計画策定委員会における検討内容
開催回数
開催時期
第1回
平成 24(2012)年 1 月 27 日
第2回
平成 24(2012)年 7 月 31 日
第3回
平成 24(2012)年 8 月 31 日
内容

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
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



策定委員会の役割
市民アンケート調査の内容
環境の現状と課題
市民アンケート調査結果
旧栃木市環境基本計画の進捗について
地域(栃木、大平、藤岡、都賀、西方)の
環境の良い点について
地域(同上)の環境の問題点について
地域(同上)の環境問題解決の課題につい
て
地域(栃木、大平、藤岡、都賀、西方)の
環境課題に対する取組みについて
環境施策の体系について
望ましい環境像について
基本施策について
重点施策について
環境に関する基本目標について
望ましい環境像について
望ましい環境像について
計画の進行管理及び検証方法について
環境基本計画(素案)について

環境基本計画(案)について



第4回
平成 24(2012)年 10 月 2 日
第5回
平成 24(2012)年 10 月 30 日
第6回
平成 24(2012)年 11 月 13 日
第7回
平成 25(2013)年 2 月 19 日
2 栃木市環境審議会※
2.
開催回数
開催時期
内容
第1回
平成 24(2012)年 11 月 26 日
計画(素案)の審議
第2回
平成 25(2013)年 3 月 5 日
計画(成案)の審議
3
3. パブリックコメント
平成 25(2013)年 1 月9日~2 月 8 日まで広報にパブリックコメント実施案内を掲載し、ホ
ームページに環境基本計画(案)を掲載しました。市民の皆様からの基本計画(案)に関する意
見を呼びかけ、その結果 3 人の方から意見をいただきました。
いただいた意見をもとに基本計画(案)の見直しを行い、その妥当性について栃木市環境基本
計画策定委員会にて検討し、成案を作成しました。
4
4. 栃木市環境基本計画策定委員会委員名簿
氏 名
赤塚 朋子
落合 雅雄
野原 耕作
神原 良明
根本
勤
大森 悦子
片柳 昌啓
菅沼 初代
横地 敬子
五月女貞作
大島 三郎
大森 啓之
大阿久 要
小山 修一
石川美千代
永田 尚子
栃木 靖子
土屋 裕子
三柴 忠治
金澤 菊次
石川 岩一
永島 静江
毛塚 邦子
所
属
宇都宮大学 教育学部
栃木市自治会連合会
大平町地域協議会
藤岡町地域協議会
都賀町地域協議会
西方町地域協議会
栃木商工会議所
栃木市栃木女性団体連絡協議会
栃木市消費者友の会
下野農業協同組合
栃木市保健委員連合会
みかも森林組合
大平町商工会
栃木市大平女性団体連絡協議会
大平町消費者友の会
大平町ごみを考える会
大平町地域環境美化推進員連絡会
藤岡町商工会
栃木市藤岡女性団体連絡協議会
栃木市藤岡町消費生活友の会
等
備 考
委員長
副委員長
三室 一男
渡辺サダ子
山岸 弘幸
小花 睦子
小林 俊子
大出 栄子
町田千恵子
川上 幸男
長谷川光枝
都賀町商工会
栃木市都賀女性団体連絡協議会
西方商工会
西方町食生活改善推進団体連絡協議会
栃木地域
大平地域
藤岡地域
都賀地域
西方地域
公募
公募
公募
公募
公募
5
5. 栃木市環境審議会 委員名簿
※
氏 名
青木 章彦
関谷 啓三
栗林
孝
杉田 和之
福田 愼造
大島 三郎
和賀 良紀
森戸 忠広
白井 勝二
菅沼 初代
金澤 菊次
小野 和枝
渡邉ヒロ子
井床 眞夫
吉田
進
所
属
等
作新学院大学女子短期大学部
環境カウンセラー
栃木市立吹上中学校
小山環境管理事務所
県南環境森林事務所
下野農業協同組合
栃木商工会議所
(社)栃木青年会議所
(財)渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団
栃木市栃木女性団体連絡協議会
大平町地域環境美化推進員連絡会
栃木市藤岡町消費生活友の会
栃木市都賀地域女性会
サントリー酒類㈱梓の森工場
日立アプライアンス㈱
備 考
会長
副会長
遺伝資源
6
6. 用語解説
動植物や微生物などから得られる生物由
来の資源。それに加え一見無価値に見えるも
ア 行
のも、生物多様性の一旦を担い、尚かつ一度
愛知目標
失われると二度と復元できないため重要な
2010 年 10 月に開催された第 10 回生
遺伝資源※と考えられています。
物多様性条約締約国会議で合意された目標。
その内容は「人類が自然と共生する世界を
2050 年までに実現することを目指す」と
いうものです。
エコマーク
財団法人日本環境協会が認定した、環境へ
の負荷が少なく、環境保全に役立つ商品など
に付く認定の印のことをいいます。
アイドリング
自動車のエンジンをかけたまま停止して
枝打ち
いる状態をいいます。この状態における自動
木の下の方の枯れ枝や生きた枝を切り取
車の排出ガスは、自動車が加速、低速、減速
る作業のことをいいます。木の生育や木材と
などの状態で走行している場合よりも一酸
しての質の向上、森林内の通風や光環境の改
化炭素、窒素酸化物などが高濃度で排出され
善などの効果があります。
ます。
EM菌
アジェンダ 21
有用微生物群(EM)は、乳酸菌、酵母、
平成 4(1992)年ブラジルのリオデジャネ
光合成細菌を主体とする微生物の共生体とさ
イロで開かれた国連環境開発会議(地球サミ
れ、土壌改良剤として主に農業に利用されて
ット)で採択された、21 世紀に持続可能な開
います。悪臭除去や水質浄化に有効とする事
発の実現を目指す地球規模の行動計画のこ
例も報告されています。
とをいいます。
NPO
アダプト制度
社会貢献のための活動などを行う、営利を
行政が道路、公園、河川などの特定の公共
目的としない民間の組織 (民間非営利組織
財について、市民や民間業者と定期的に美化
Non-Profit
Organization)のことをいい
活動を行うよう契約する制度のことをいい
ます。組織活動からあがる利益は構成員に分
ます。
配せず、団体の活動目的を達成するための費
用に充てられます。
一般廃棄物
廃棄物の処理及び清掃に関する法律の第
※
2 条第 2 項において、産業廃棄物 以外の廃
棄物をいいます。
LED 化
通常の電球や蛍光灯にかわり、省電力で長
寿命な LED(発光ダイオード)にすること。省
エネ効果が高いことから、全国の公共機関等
で採用されています。
カタクリ
ユリ科カタクリ属の多年草、春の訪れを告
げる花のひとつ。三毳山のカタクリは、古く
屋上緑化
は万葉集にも読まれたことがあります。
主に都会の建物の屋上に、断熱性や景観の
向上、更には温室効果ガスの吸収を目的とし
て、植物を植え緑化することをいいます。
家電リサイクル法
平成 13(2001)年 4 月に施行された、家
電(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)ごみ
温室効果ガス
の減量やリサイクルを促進する法律(特定家
大気中にある二酸化炭素やメタンなどの、
庭用機器再商品化法)のことをいいます。
赤外線を吸収し地球温暖化の原因となる気
体のことをいいます。人の活動の拡大により
感覚公害
増加しており、京都議定書では温室効果ガス
悪臭、騒音、振動など、人の感覚を刺激し
の内、二酸化炭素、メタン、一酸化炭素、ハ
て、不快感として受け止められる公害のこと
イドロフルオロカーボン、パーフルオロカー
をいいます。
ボン、六フッ化硫黄などの、主な六種類につ
いての削減が定められています。
環境家計簿
毎日の生活により環境への負荷がどの程度
カ 行
化石燃料
発生しているのかを家計の収支計算のように
行うものをいいます。毎日使用する電気、ガ
生物の死骸や枯れた植物などが地中で変
ス、水道、ガソリンなどの使用量に二酸化炭
質してできた燃料のことをいいます。石油や
素への換算係数を掛け、家庭から排出される
石炭、天然ガスなどがあり、現在、エネルギ
二酸化炭素量を算出します。環境配慮への意
ーの約 85%は化石燃料から得られています
識を高め、環境負荷をへらすことに役立ちま
が、大気汚染や地球温暖化、酸性雨などの原
す。
因になるほか、再生産ができず有限であるこ
とから、使用量の削減や化石燃料に代わる新
たなエネルギーの確保が課題となっていま
す。
環境と開発に関するリオ宣言
1992 年にリオデジャネイロで開催され
た環境と開発に関する国際連合会議
(UNCED)で合意された 27 原則からなる宣
河川環境基準(BOD)
言をいいます。
水の汚れを表す一般的な水質指標のひと
つで、その河川の利用形態等を考慮した類型
ごとに基準値が定められています。
環境基本法
公害対策基本法に代わり平成 5(1993)年
11 月に施行された、環境保全の基本的な考
え方や施策などを示した環境に関する最上
位の法律のことをいいます。
気候変動枠組条約
1992 年のリオデジャネイロ、地球サミ
環境審議会
ットで採択された。大気中の温室効果ガスの
地方自治体の付属機関のひとつで、都道府
濃度を安定化させ、現在および将来の気候を
県や市町村の区域における環境の保全に関
保護することを目的としています。気候変動
して、基本的事項を調査審議させるため、環
がもたらす様々な悪影響を防止するための
境の保全に関し学識経験のある者を含む者
取り組みの原則、措置などを定めています。
で構成されます。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
環境マネジメントシステム
企業などが環境保全のための行動を計画、
国際的な専門家でつくる、地球温暖化につ
いての科学的な研究の収集、整理のための政
実行、評価するために方針や目標、計画など
府間機構のことをいいます。国際的な地球温
を定め、これを実行、点検して見直すシステ
暖化問題への対応策を科学的に裏付ける組
ムのことをいいます。
織として評価され、2007 年にノーベル平
和賞を受賞しています。
環境省レッドリスト
環境省の作る絶滅のおそれのある野生生
物の名称(学名、和名等現地名)、絶滅の可能
京都議定書
平成 9(1997)年 12 月に京都で開かれた、
性のカテゴリーなどを記載したリスト。これ
気候変動に関する国際連合枠組条約第 3 回
に生態などのより細かなデータを追加した
締約国会議(COP3)で採択された、地球温暖
ものが、レッドデータブックとよばれていま
化を防止するため先進国の温室効果ガスの
す。
排出削減目標などを定めた国際条約のこと
をいいます。
環境ラベル
商品やサービスの環境に関する情報を、パ
ッケージや広告などを通じて、消費者に伝え
グリーンコンシューマー
製品やサービスを購入する際に、環境に配
る為のもの。義務づけられたものではなく、
慮して必要性もよく考え、環境への負荷がで
企業が任意に付けているものです。
きるだけ少ないものを選んで購入(グリーン
購入)する人(消費者)のことをいいます。
間伐
生育の悪い木や、欠点の少ない木の生育を
光化学オキシダント
阻害する木を取り除き、森林内の木の密度を
工場や自動車から排出される大気中の窒
調整することをいいます。木の生育や木材と
素酸化物や炭化水素などが紫外線に反応し
しての質の向上、森林内の通風や光環境の改
てつくられる、オゾンやアルデヒドなどの酸
善などの効果があります。
化力の強い大気汚染物質のことをいいます。
眼や気道の健康障害が起こる光化学スモッ
グなどの原因になります。
3R 運動
光化学スモッグ
リデュース(Reduce)廃棄物の発生抑制、
工場や自動車から排出される大気中の窒
リ ユ ー ス (Reuse) 再 使 用 、 リ サ イ ク ル
素酸化物や炭化水素などが紫外線に反応し
(Recycle)再生利用から頭文字をとった運動。
てつくられる。オゾンやアルデヒド、エアロ
循環型社会をつくっていく為のキーワード
ゾルが空中に停留してスモッグ状になるこ
としてかかげられています。3Rにリフュー
とをいいます。人の健康に悪影響を及ぼす為、
ズ(Refuse)ごみになるものを拒否すること
大気汚染として問題視されています。
を加えた4R運動と呼ぶ場合もあります。
コンポスト
持続可能な社会
本来は生ごみ堆肥化容器で発酵させて作
自然が再生する力やスピードを考慮しな
られた堆肥そのものを指す言葉だが、現在で
がら、人が利用する規模や早さを管理し、資
は意味が拡大され容器そのものもコンポス
源を使いきらないよう配慮することです。海
トとよばれています。
や森の資源に頼らなければ人間は生きなれ
ない以上、これら自然の恵みを上手に利用し
サ 行
ていくことが欠かせません。
再生可能エネルギー
太陽光や太陽熱、中小水力や風力、バイオ
下刈り
マス、地熱など、再生可能な特徴を持った次
木の周りに生育する雑草木などを刈り取
世代のエネルギーをいいます。新エネルギー
る作業のことをいいます。生育の盛んな雑草
と呼ばれることもあります。
木により日当たりが悪くなったり、ツル性の
植物が巻き付き幹を締め付けたりといった
里地里山
障害から木を守る効果があります。
都市と自然との間に位置する、山あいな
どの集落(民家)とこれらを取り巻く林地や
農地、川、池などを1つのまとまりとしてと
循環型社会
有限である資源を効率よく使うと共に、
らえた地域概念のことをいいます。一般的に、
可能な限り再生産し、資源が輪のように循環
集落を取り巻く林地を里山、それに農地など
する社会の考え方です。
を含めた地域を里地と呼んでいます。
小水力発電
産業廃棄物
事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、
水力発電のうち、概ね 10,000 キロワッ
ト以下の発電規模をもったものをいいます。
燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃
小型な為、設置場所を選ばず、取り付けが簡
プラスチック類その他法令で定める廃棄物
単であるなどのメリットがあります。
をさします。
市街地の空洞化
タ 行
生活水準が向上すると、郊外に広い住居
を求めるようになり、中心市街地の一般住宅
が減少し、事務所や商業施設ばかりが増加す
ることをいいます。
ダイオキシン類
ダイオキシン類は、ものの焼却などで生成
してしまう物質です。主な発生源はごみ焼却
と言われています。多量の摂取では、発がん
スマートシティ
分散型発電システム、再生可能エネルギ
を促進する作用など健康影響があると言われ
ています。
ー、電気自動車による交通、効率的なビル・
家庭の電気利用など(これらの技術を総合し
てスマートグリッドともいいます)を使って、
多自然型護岸工法
従来のコンクリートブロックで固めるだ
都市全体のエネルギー構造を効率化した都
けの護岸工事とは異なり、治水上の安全を確
市作り構想のことをいいます。
保しつつ、動植物の育成環境に配慮した護岸
工事の方法をいいます。
水源涵養能力
森林などの自然そのものがもつ、水源の調
タチスミレ
整機能。雨水が地表面を急速に流れてしまう
河川敷などの低湿地の葦原や草原に生育
のではなく、地下に大量の水を長期間浸透さ
しているスミレ科スミレ属の多年草。河川改
せ、これを除々に継続的に流す、天然のダム
修で生息地が激減し、環境省のレッドリスト
のような機能をさします。
で絶滅危惧Ⅱ類に選定されています。
生物多様性条約
生物の多様性を、生態系、種、遺伝子、の
地下水汚染
地下水中に水以外の異物(重金属、有機溶
3つのレベルでとらえ、
「生物多様性の保全」、
剤、農薬、油)や細菌などが、人の健康や自
「生物多様性の構成要素の持続可能な利用」、
然環境に悪影響を与える状態をいいます。
「遺伝資源※の利用から生ずる利益の公正か
つ衡平な配分」を目的とする国際条約をいい
ます。
チュウヒ
タカ科チュウヒ属に分類される鳥類。主な
繁殖地は北アメリカ北部やユーラシア大陸
ゼロエネルギービル(ZEB)
北部。渡良瀬遊水地には、秋から翌春まで越
建築物における化石燃料等の一次エネル
冬のために飛来しますが、渡良瀬遊水地は国
ギーの消費量を、建築物・設備の省エネ性能
内トップクラスの越冬地になっています。ま
の向上や再生可能エネルギーの活用等によ
た、 国内 でも ごく 少数 が 繁殖 しま すが、
り削減し、年間の一次エネルギー消費量がゼ
2011 年には渡良瀬遊水地でも初めて繁殖
ロ又は概ねゼロとなる建築物をいいます。
しているのが確認されました。
ディスポタイプ商品
使い捨てをすることを前提としている商
16(2004))年によって規定された生物を
いいます。
品をいいます。手軽で衛生的というメリット
はありますが、資源の浪費や環境への負荷を
まねくデメリットもあるため、一部では見直
されています。
都市型・生活型公害
自動車の排ガスによる大気汚染や、騒音、
生活排水による中小河川の汚濁、地下水の過
剰くみ上げによる地盤沈下など、都市の生活
低炭素社会
や産業が環境に与える負荷をいいます。
地球温暖化の緩和を目的として、その原因
で大きな割合を占める、二酸化炭素の排出が
少ない社会をいいます。
栃木市役所エコオフィス推進実行計画
合併後の新生栃木市が取り組む地球温暖
化対策のひとつ。栃木市役所内での電気の使
デポジット制度
用量、ガソリンなどの燃料の使用量、紙の使
ポイ捨ての対象になりやすい各種容器や
用量、上水道の使用量、温室効果ガスの排出
缶にあらかじめ上乗せ金を付けて販売し、使
量の項目を平成 22(2010)年度と比較し
い終わった後に店に返却すると、上乗せした
5%削減することを目標に取り組んでいま
預かり金が戻ってくる仕組みをいいます。
す。
電気自動車
ガソリンエンジンを搭載せず、電源モータ
トネハナヤスリ
ハナヤスリ科ハナヤスリ属のシダ植物、環
ーを動力源とする自動車。いろいろな方式が
境省レッドリスト※絶滅危惧ⅠB 類。栃木県、
検討されていますが、リチウムイオン二次電
千葉県、大阪府の限られた場所にしか生息せ
池に電気を蓄電してモーターに供給するも
ず、渡良瀬遊水池もそのひとつとなっていま
のが、現在の所、主流になっています。
す。
透水性舗装
道路路面に降った雨水を速やかに地中へ通
トリクロロエチレン
トリクロロエチレンは、無色透明の揮発性、
す機能をもった舗装をいいます。歩行者への
不燃性の液体で、金属、機械部品、繊維など
水はねが減り、車のブレーキング時のハイド
の脱脂、洗浄などに使用されています。地下
ロプレーニング現象を防ぐなどのメリットが
水の汚染などによる健康被害が懸念されてお
ありますが、舗装内の水を通す隙間が、数年
り、水質汚濁防止法により規制されています。
で目詰まりするというデメリットもあります。
ナ 行
特定外来生物
名古屋議定書
外来生物の内、特に生態系等への被害が認
第 10 回締約国会議(COP10)で採択され
めら れる もの とし て、 外 来生 物法 (平成
た生物多様性条約の議定書。遺伝資源※の利
用と公正な利益配分に関する国際的な取り
決め等が定められています。
不耕起栽培
水田や畑を耕さないまま農作物を栽培す
る農法。一見すると労力を大幅に短縮できる
ノーカーデー
画期的な農法にも思えますが、雑草管理が難
通勤時のマイカー利用などを控え、公共交
通機関や自転車を利用する日のことをいい
しかったりと、まだ成熟されていない農法と
もいわれています。
ます。エネルギーの節約や渋滞の解消などの
効果が期待されます。
ブラックバス
原産地は北米のスズキ目サンフィッシュ
ハ 行
バイオマス発電
木くずや廃材、トウモロコシ、サトウキ
科の淡水魚。日本中の池等で野生化し、生態
系を乱す特定外来生物※にも指定されていま
す。
ビ・ビートの絞りかすなどを発酵させて作る
エチルアルコールや家畜の糞尿などを発酵
させて作るメタンなどのバイオ燃料を使用
した発電のことをいいます。
ブルーギル
原産地は北米のスズキ目サンフィッシュ
科の淡水魚。日本中の池等で野生化し、生態
系を乱す特定外来生物※にも指定されていま
ハイブリッド車
す。
ガソリンエンジンとモーターといった 2 種
類の異なる動力源を搭載する自動車。状況に
応じて単独あるいは複数の動力源を用いて移
動する車両のことをいいます。
HEMS
ホームエネルギー管理システム。家庭で電
気を「つくる」「蓄える」「賢く上手に使う」た
めに電気機器をネットワーク上で管理し、リ
バリアフリー
アルタイムで利用状況を把握・コントロール
障がい者や高齢者の活動に配慮して、障害
するシステム。発電量や電気使用量など、電
(バリア)を取り除くことをいいます。道路の
気の利用状況をいつでもモニターで表示で
段差の解消や、階段に代わり緩やかなスロー
きるため、効率的な電気の使い方や節電ポイ
プを設置するなどの方法があります。
ントをチェックでき、無理なく省エネライフ
を実践することができます。
ビオトープ
ドイツ語で生物を意味する(Bio)と場所を
示す(Tope)との合成語で、野生生物が共存
BEMS
ビルエネルギー管理システム。業務用ビル
している生態系、生息空間のことをいいます。
や工場などの建物において、建物全体のエネ
野生生物の生息のために人工的に作り出さ
ルギー設備を統合的に監視し、自動制御する
れた空間も含まれます。
ことにより、省エネルギー化や運用の最適化
を行う管理システム。空調設備や照明設備な
どをネットワークに接続して一元管理する
定されました。
ことができます。
メガソーラー
マ 行
マイクロ電気自動車
一人乗り用の超小型電気自動車。道路交通
平成 23(2011)年 3 月の原発事故以来、
安全な代替電源への切り替えが加速し、その
再生可能エネルギーの基幹電源として期待
法上は普通自動車扱いのため、法定速度の最
されている、太陽光発電といわれています。
高は 60km/h。道路運送車両法上は原付で
その中でも出力 1 メガワット以上の大規模
あり、自賠責保険は原付扱いで車検はなし、
な太陽光発電を指します。
車庫証明も不要と優遇されています。
ヤ 行
マイバッグ運動
有機無農薬栽培
資源の無駄をなくすために、スーパーマー
堆肥などの有機肥料を使い、農薬を使わな
ケットなどの小売店で、店側が渡すレジ袋を
いで栽培する、化学肥料や農薬に依存しない
使わず、消費者が持参した袋やバッグを使用
栽培法のことをいいます。
しようという運動をいいます。
有機溶剤
緑の基本計画
他の物質を溶かす性質を持つもので、溶剤
各市町村が、緑地の保全や緑化の推進に関
として塗装、洗浄、印刷等に幅広く使われて
して、その将来像、目標、施策などを定める
います。有機溶剤はひとの体内に多量に吸収
基本計画です。
されると疾病を起こすことが知られています。
見える化
容器包装リサイクル法
エネルギー消費量として何をどれだけ使
家庭から出るごみの 6 割を占める容器包
用しているのかを計測機器などで把握する
装廃棄物を資源として有効利用することに
ことを「見える化」といいます。無駄の削減
より、環境に配慮し、ごみの軽量化の為の法
や効率的な省エネを進めるためのシステム
律です。
でBEMSもこれにあたります。
ヨシ焼き
水俣病
ヨシに寄生する害虫駆除と野火防止、湿地
化学工場の排水に含まれた有機水銀が河
環境に灰を通して無機肥料を与える等のた
川や海に流出して魚介類に蓄積し、それを摂
め、冬に枯れたヨシの地上部に火を放つこと
取したことが原因で起きた神経系疾患のこ
をいいます。
とをいいます。昭和 31(1956)年頃、熊本
県の水俣湾で発生したことからこの名前が
付けられ、昭和 43(1968)年に公害病と認
四日市ぜんそく
石油化学工場の排煙に含まれていた硫黄
酸化物が原因で起きたぜんそくや気管支炎
のことをいいます。昭和 35 年(1960)年頃、
三重県四日市市で発生したことからこの名
前が付けられ、昭和 40 年(1965 年)に公害
病と認定されました。
ラ 行
ラムサール条約
1971 年にイランのラムサールで開催さ
れた国際会議で採択された「特に水鳥の生息
地として国際的に重要な湿地に関する条約」
の通称。各国の水鳥の生息地として貴重な湿
地の生態系を守る目的でつくられました。
リターナブルビン
洗って繰り返し使用することができる瓶
のことをいいます。一升瓶や、ビール瓶、牛
乳瓶などがあります。
ワ 行
ワイズユース
賢明な利用の意味。ラムサール条約で提唱
された考え方。湿地の生態系を維持しつつ、
人類の利益のために湿地を持続的に利用す
ることをいいます。
Fly UP