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資料編 (PDFファイル)
資
料
編
資料1
感染症法による疾病類型
資料2
広島県感染症発生動向調査年別患者報告数(一~五類全数)
資料3
定期予防接種の種類及び対象者
資料4
特定病原体等一覧
資料5
感染症の分類
資料6
用語の解説
資料7
感染症指定医療機関等位置図
41
資料1
資料1 感染症法による疾病類型
感染症類型
一類感染症
二類感染症
三類感染症
四類感染症
感染症名等
エボラ出血熱
クリミア・コンゴ出血熱
痘そう,南米出血熱
ペスト,マールブルグ病
ラッサ熱
急性灰白髄炎
結核,ジフテリア
重症急性呼吸器症候群(病原体が
SARSコロナウイルスであるものに限る。)
鳥インフルエンザ(H5N1)
コレラ,細菌性赤痢
腸管出血性大腸菌感染症
腸チフス,パラチフス
E型肝炎,A型肝炎,黄熱
Q熱,狂犬病,炭疽
鳥インフルエンザ
(鳥インフルエンザ(H5N1)を除く。)
ボツリヌス症,マラリア,野兎病
主な対応・措置
医療体制
・原則入院
・特定業務への就業制限
・消毒等の対物措置
第一種感染症
指定医療機関
・状況に応じて入院
・特定業務への就業制限
・消毒等の対物措置
・特定業務への就業制限
・消毒等の対物措置
インフルエンザ
(入院・自己負担なし)
都道府県知事が指定
二次医療圏に1か所
一般の医療機関
(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ
等感染症を除く。)
五類感染症
第二種感染症
指定医療機関
医療保険適用
自己負担分は公
費負担
・動物の措置を含む消毒等
の対物措置
その他政令で定める感染症
ウイルス性肝炎
(E型肝炎,A型肝炎を除く。)
クリプトスポリジウム症
後天性免疫不全症候群
性器クラミジア感染症
梅毒,麻しん
都道府県知事が指定
各都道府県に1か所
医療費公費負担
医療保険適用
(自己負担あり)
・感染症発生状況の収集,
分析とその結果の公開,提
供
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
その他厚生労働省令で定める感染症
新型インフルエンザ(新たに人から人
に伝染する能力を有するウイルスを病原体
とするインフルエンザで,一般に国民が当
該感染症に対する免疫を獲得していないこ
とから,全国的かつ急速なまん延により国
民の生命及び健康に重大な影響を与える
おそれがあると認められるものをいう。)
新 型 イ ン フ 再興型インフルエンザ
ルエンザ等
感染症
(かつて世界
的規模で流行したインフルエンザでその後
流行することなく長期間が経過しているも
のとして厚生労働大臣が定めるものが再
興したものであって,一般に現在の国民の
大部分が当該感染症に対する免疫を獲得
していないことから,全国的かつ急速なま
ん延により国民の生命及び健康に重大な
影響を与えるおそれがあるものをいう。)
新感染症
指定感染症
・状況に応じて入院
・消毒等の対物処理
・外出自粛の要請
・特定業務への就業制限
[当初] 都道府県知事が,
厚生労働大臣の技術的指
導・助言を得て個別に応急
対応(緊急の場合は, 厚生労働
大臣が都道府県知事に指示)
[政令指定後] 政令で症状
等の要件指定した後に一
類感染症に準じた対応
一類から三類感染症以外の既 一~三類感染症に準じた
知の感染症であって,政令で1年 入院対応や消毒等の対物
措置を実施
間に限定して指定する感染症
(適用する規定は政令で規定)
人から人に伝染すると認められる
疾病であって,既知の感染症と症
状等が明らかに異なり,その伝染
力及び罹患した場合の重篤度か
ら判断した危険性が極めて高い
感染症
42
第二種感染症指定 全額公費負担
医療機関
特定感染症指定医 全額公費負担
療機関
(国が指定。全国に3 (医療保険適用な
し)
か所)
一~三類感染症に
準じた措置
医療保険適用残
額は公費負担
(入院・自己負担な
し)
資料2
資料2 広島県感染症発生動向調査年別患者報告数(一~五類全数)
一類感染症
疾 病 名
エボラ出血熱
クリミア・コンゴ出血熱
痘そう ※1
南米出血熱 ※2
ペスト
マールブルグ病
ラッサ熱
※1 H15.11.5 から届出対象
※2 H19.4.1 から届出対象
二類感染症
疾 病 名
H13
H14
H15
H16
H17
コレラ ※6
細菌性赤痢 ※6
腸管出血性大腸菌感染症
腸チフス ※6
パラチフス ※6
※6 H19.4.1 二類→三類
四類感染症
疾 病 名
E型肝炎 ※8
ウエストナイル熱 ※7
A型肝炎 ※8
エキノコックス症
黄熱
オウム病
オムスク出血熱 ※9
回帰熱
キャサヌル森林病 ※9
Q熱
H19
H20
H2 1
H22
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H13
-
H14
-
H15
-
H16
-
H17
急性灰白髄炎
0
0
0
0
0
結核 ※3
664 628 507 497 528
ジフテリア
0
0
0
0
0
重症急性呼吸器症候群 ※4
-
-
0
0
0
鳥インフルエンザ(H5N1) ※5
-
-
-
-
-
※3 H19.4.1 から届出対象,H13~18 は結核予防法に基づく新規登録患者数
※4 H15.11.5 から届出対象,H19.4.1 から一類→二類
※5 H20.5.12 から二類へ追加
三類感染症
疾 病 名
H18
H13
0
18
93
0
0
H14
-
-
-
H15
0
-
0
H20
0
H2 1
0
H22
0
447
472
475
486
455
0
0
0
0
0
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H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22
0
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2
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6
14
11
4 16
5
2
3
52
93
69 118 102 113 100
86
1
1
1
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1
7
51
1
1
H14
0
H19
H15
0
H13
H18
-
H16
H17
0
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0
0
0
3
H18 H19 H20 H21 H22
1
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9
10
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8
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0
1
疾 病 名
狂犬病
コクシジオイデス症
サル痘 ※8
腎症候性出血熱
西部ウマ脳炎 ※9
ダニ媒介脳炎 ※9
炭疽
つつが虫病
デング熱
東部ウマ脳炎 ※9
鳥インフルエンザ(H5N1 除く) ※8,10
ニパウイルス感染症 ※8
日本紅斑熱
日本脳炎
ハンタウイルス肺症候群
Bウイルス病
鼻疽 ※9
ブルセラ症
ベネズエラウマ脳炎 ※9
ヘンドラウイルス感染症 ※9
発しんチフス
ボツリヌス症
マラリア
野兎病 ※8
ライム病
リッサウイルス感染症 ※8
リフトバレー熱 ※9
類鼻疽 ※9
レジオネラ症
レプトスピラ症 ※8
ロッキー山紅斑熱 ※9
※7 H14.11.1 から届出対象
※8 H15.11.5 から届出対象
※9 H19.4.1 から届出対象
※10 H20.5.12 からH5N1を除く
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H2 1
H22
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-
-
-
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44
2
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6
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0
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0
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0
五類感染症
疾 病 名
H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22
6
3
2
12
10
9
11
16
12
16
29
40
28
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18
10 11
15
11
7
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0
2
1
12
3
3
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5
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1
5
3
4
1
3
4
9
20
15
11 21
22
32
28
0
2
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0
1
2
2
2
1
3
アメーバ赤痢
ウイルス肝炎(E型,A型除く) ※11
急性脳炎 ※12
クリプトスポリジウム症
クロイツフェルト・ヤコブ病
劇症型溶血性レンサ球菌感染症
後天性免疫不全症候群
ジアルジア症
髄膜炎菌性髄膜炎
先天性風しん症候群
梅毒
破傷風
バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症
※
0
0
0
0
9
13
ンコマイシン耐性腸球菌感染症
風しん ※14
麻しん ※14
※11 H15.11.5 からE型及びA型を除く
※12 H15.11.5 から定点→全数
※13 H15.11.5 から届出対象
※14 H20.1.1 から定点→全数
1
-
バ
0
1
13
4
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0
0
0
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0
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-
-
-
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-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
(注)H21 以前は感染症発生動向調査事業年報による。H22 は,H24.4.1 現在の速報値による。
45
0
6
1
10
3
0
0
0
1
15
149
1
3
22
0
6
8
資料3
資料3 定期予防接種の種類及び対象者
疾 病
接種対象者
【一類疾病】
発生及びまん延を予防することを目的として,予防接種を行う疾病
ジフテリア
1期 生後3月から生後90月に至るまでの間にある者
2期 11歳以上13歳未満の者
百日せき
生後3月から生後90月に至るまでの間にある者
破傷風
1期 生後3月から生後90月に至るまでの間にある者
2期 11歳以上13歳未満の者
急性灰白髄炎
生後3月から生後90月に至るまでの間にある者
麻しん
1期 生後12月から生後24月に至るまでの間にある者
2期 5歳以上7歳未満の者であって,小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始
期に達する日の前日までの間にある者
3期 13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間にある者
4期18歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間にある者
しん
1期 生後12月から生後24月に至るまでの間にある者
2期 5歳以上7歳未満の者であって,小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当 該始
期に達する日の前日までの間にある者
3期 13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間にある者
4期 18歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間にある者
風
1期 生後6月から生後90月に至るまでの間にある者
2期 9歳以上13歳未満の者
生後6月に至るまでの間にある者
※ 地理的条件,交通事情,災害の発生その他の特別の事情により,やむを得ないと認められ
結核
る場合には,結核に係る定期の予防接種の対象者は,生後1歳に至るまでの間にある者とす
る。
注) 麻しん及び風しんの3期と4期は,平成20年度から平成24年度までの5年間に限って実施
日本脳
炎
二類疾病】
個人の発病又はその重症化を防止し,併せてこれによりそのまん延の予防に資することを目的として,この法律の定め
るところにより予防接種を行う疾病
【
インフルエンザ
1 65歳 以 上 の もの
2 60歳以上65歳未満の者であって,心臓,じん臓若しくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウ
イルスによる免疫の機能に障害を有するものとして厚生労働省令で定めるもの
46
資料4
資料4 特定病原体等一覧
病 原
対象病原体等
称
疾病の名称
BSL
エルシニア属
クロストリジウム属
コロナウイルス属
ペスティス(別名ペスト菌)
ボツリヌム(別名ボツリヌス菌)
SARSコロナウイルス
ペスト
ボツリヌス症
重症急性呼吸器症候群
アントラシス(別名炭疽菌)
ツラレンシス(別名野兎病菌)
エ炭疽ボ ラ 出 血 熱
野兎病
ボツリヌス症
43
3
2
東部ウマ脳炎
西部ウマ脳炎
ベネズエラウマ脳炎
サル痘
Q熱
コクシジオイデス症
Bウイルス病
類鼻疽
鼻疽
3
3
3
2
3
3
3
3
3
ハンタウイルス肺症候群
3
腎症候性出血熱
3
エボラウイルス属
オルソポックスウイルス属
ナイロウイルス属
南米出血熱
4
ラッサ熱
4
エボラ出血熱
4
痘そう
クリミア・コンゴ出血熱
4
4
マールブルグ病
4
3
2
3
(病原体がSARSコロナウイルス)
バシラス属
フランシセラ属
ボツリヌス毒素
三種病原体等
名
マールブルグウイルス属
アレナウイルス属
二種病原体等
等 の
ガナリトウイルス
サビアウイルス
チャパレウイルス
フニンウイルス
マチュポウイルス
ラッサウイルス
アイボリーコーストエボラウイルス
ザイールウイルス
ブンディブギョエボラウイルス
スーダンエボラウイルス
レストンエボラウイルス
バリオラウイルス(別名痘そうウイルス)
クリミア・コンゴヘモラジックフィーバーウイルス
(別名クリミア・コンゴ出血熱ウイルス)
レイクビクトリアマールブルグウイルス
アレナウイルス属
一種病原体等
体
アルファウイルス属
アルファウイルス属
アルファウイルス属
オルソポックスウイルス属
コクシエラ属
コクシディオイデス属
シンプレックスウイルス属
バークホルデリア属
バークホルデリア属
ハンタウイルス属
ハンタウイルス属
(亜種ツラレンシス及びホルアークティカ)
イースタンエクインエンセファリティスウイルス
(別名東部ウマ脳炎ウイルス)
ウエスタンエクインエンセファリティスウイルス
(別名西部ウマ脳炎ウイルス)
ベネズエラエクインエンセファリティスウイルス
(別名ベネズエラウマ脳炎ウイルス)
モンキーポックスウイルス(別名サル痘ウイルス)
バーネッティイ
イミチス
Bウイルス
シュードマレイ(別名類鼻疽菌)
マレイ(別名鼻疽菌)
アンデスウイルス
シンノンブレウイルス
ニューヨークウイルス
バヨウウイルス
ブラッククリークカナルウイルス
ラグナネグラウイルス
ソウルウイルス
ドブラバーベルグレドウイルス
ハンタンウイルス
プーマラウイルス
47
対象病原体等
フレボウイルス属
フラビウイルス属
フラビウイルス属
フラビウイルス属
ブルセラ属
ヘニパウイルス属
ヘニパウイルス属
マイコバクテリウム属
リケッチア属
リケッチア属
リケッチア属
リッサウイルス属
インフルエンザウイルスA属
インフルエンザウイルスA属
病 原
体
等 の
名
リフトバレーフィーバーウイルス
称
(別名リフトバレー熱ウイルス)
オムスクヘモラジックフィーバーウイルス (別名オムスク出血熱ウイルス)
キャサヌルフォレストディジーズウイルス (別名キャサヌル森林病ウイルス)
ティックボーンエンセファリティスウイルス (別名ダニ媒介脳炎ウイルス)
アボルタス (別名ウシ流産菌)
カニス (別名イヌ流産菌)
スイス (別名ブタ流産菌)
メリテンシス (別名マルタ流産菌)
ニパウイルス
ヘンドラウイルス
ツベルクローシス(別名結核菌)(イソニコチン酸ヒドラジ
ド及びリファンピシンに対し耐性を有するものに限る)
ジャポニカ (別名日本紅斑熱リケッチア)
ロワゼキイ (別名発しんチフスリケッチア)
リケッチイ (別名ロッキー山紅斑熱リケッチア)
レイビーズウイルス(別名狂犬病ウイルス)
レイビーズウイルス(別名 狂犬病ウイルス)のうち固定
毒株(弱毒株)
四種病原体等
エシェリヒア属
エンテロウイルス属
クラミドフィラ属
クリプトスポリジウム属
サルモレラ属
サルモレラ属
シゲラ属 (別名赤痢菌)
ビブリオ属
フラビウイルス属
フラビウイルス属
フラビウイルス属
フラビウイルス属
マイコバクテリウム属
志賀毒素
リフトバレー熱
オムスク出血熱
キャサヌル森林病
ダニ媒介脳炎
(血清亜型がH5N1又はH7N7
のもので新型インフルエンザ等感染症の病原体を除く)
の
48
BSL
3
3
3
3
ブルセラ症
3
ニパウイルス感染症
ヘンドラウイルス感染症
結核
3
3
3
日本紅斑熱
発しんチフス
ロッキー山紅斑熱
狂犬病
3
3
3
2
インフルエンザAウイルス (血清亜型がH2N2のもので インフルエンザ
新型インフルエンザ等感染症の病原体を除く)
インフルエンザAウイルス
鳥インフルエンザ
インフルエンザAウイルス
もので新型インフルエンザ等感染症の病原体を除く) のうち弱毒株
インフルエンザAウイルス (新型インフルエンザ等感染 新型インフルエンザ等
症の病原体)
感染症
コリー (別名大腸菌)(腸管出血性大腸菌に限る)
腸管出血性大腸菌感染症
ポリオウイルス
急性灰白髄炎
シッタシ (別名オウム病クラミジア)
オウム病
パルバム (遺伝子型がⅠ型,Ⅱ型のもの)
クリプトスポリジウム症
エンテリカ (血清亜型がタイフィのもの)
腸チフス
エンテリカ (血清亜型がパラタイフィAのもの)
パラチフス
ソンネイ
細菌性赤痢
デイゼンテリエ
フレキシネリー
ボイデイ
コレラ (別名コレラ菌) (血清型がO1,O139 のもの) コレラ
イエローフィーバーウイルス (別名 黄熱ウイルス)
黄熱
ウエストナイルウイルス
ウエストナイル熱
デングウイルス
デング熱
ジャパニーズエンセファリティスウイルス (別名日本脳炎ウイルス)
日本脳炎
ツベルクローシス (別名結核菌) (多剤耐性結核菌を除く) 結核
細菌性赤痢,腸管出血
性大腸菌感染症等
(血清亜型がH5N1又はH7N7
インフルエンザウイルスA属
疾病の名称
2
3
2
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2
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2
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2
資料5
資料5
感染症の分類
分
疾病名
一類 エボラ出血熱
クリミア・コンゴ出血熱
痘そう
南米出血熱
ペスト
マールブルグ病
ラッサ熱
ニ類 急性灰白髄炎
結核
ジフテリア
重症急性呼吸器症候群
鳥インフルエンザ(H5N1)
三類 コレラ
細菌性赤痢
腸管出血性大腸菌感染症
腸チフス
パラチフス
四類 E型肝炎
ウエストナイル熱 (ウエストナイル脳炎を含む)
A型肝炎
エキノコックス症
黄熱
オウム病
オムスク出血熱
回帰熱
キャサヌル森林病
Q熱
狂犬病
コクシジオイデス症
サル痘
腎症候性出血熱
西部ウマ脳炎
ダニ媒介脳炎
炭疽
チクングニア熱
つつが虫病
デング熱
東部ウマ脳炎
鳥インフルエンザ
ニパウイルス感染症
日本紅斑熱
日本脳炎
ハンタウイルス肺症候群
Bウイルス病
鼻疽
ブルセラ症
ベネズエラウマ脳炎
ヘンドラウイルス感染症
発しんチフス
ボツリヌス症
マラリア
野兎病
ライム病
リッサウイルス感染症
リフトバレー熱
類鼻疽
レジオネラ症
レプトスピラ症
ロッキー山紅斑熱
区
ウエストナイル脳炎,西部ウマ脳炎,ダニ媒介脳炎,東部ウマ
脳炎,日本脳炎,ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレ-熱を除く)
(病原体がSARSコロナウイルスであるものに限る)
(鳥インフルエンザ(H5N1)を除く)
分
疾病名
類 アメーバ赤痢
(全数) ウイルス性肝炎 (E型肝炎及びA型肝炎を除く)
急性脳炎 (
クリプトスポリジウム症
クロイツフェルト・ヤコブ病
劇症型溶血性レンサ球菌感染症
後天性免疫不全症候群
ジアルジア症
髄膜炎菌性髄膜炎
先天性風しん症候群
梅毒
破傷風
バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症
バンコマイシン耐性腸球菌感染症
風しん
麻しん
五類 RSウイルス感染症
結膜熱
(定点) 咽頭
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
感染性胃腸炎
水痘
手足口病
伝染性紅斑
突発性発しん
百日咳
ヘルパンギーナ
流行性耳下腺炎
インフルエンザ
(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
細菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎
マイコプラズマ肺炎
クラミジア肺炎 (オウム病を除く)
性器クラミジア感染症
性器ヘルペスウイルス感染症
尖圭コンジローマ
淋菌感染症
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
薬剤耐性緑膿菌感染症
薬剤耐性アシネトバクター感染症
区
五
49
資料6
資料6
用語の解説
用
語
解 説
院内感染を防ぐために,病室の内部の気圧をその外部の気圧より低くすること
によって,外部に感染症の病原体を拡散させないようにしている病床のことであ
陰圧病床
り,空気感染を起こす感染症(例:麻疹,水痘,結核など)の入院医療を行う際
に,院内感染対策として重要になる。
インフルエンザは,インフルエンザウイルスによる感染症で,原因となっている
ウイルスの抗原性の違いから,A型,B型,C型に大きく分類される。A型はさら
に,ウイルスの表面にある赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という,2
インフルエンザ
つの糖蛋白の抗原性の違いにより亜型に分類される。(いわゆるA/ソ連型(H1
N1),A/香港型(H3N2)というのは,これらの亜型を指す。)
ウエストナイルス熱はウエストナイルウイルスに感染した蚊に刺されることにより
感染する。アフリカ,西アジア,中東,ヨーロッパ,アメリカ等広範囲で発生してい
る。
感染者のうち,2割程度がウエストナイル熱になると考えられており,発熱,頭
痛,筋肉痛や,時に発疹,リンパ節の腫れが見られるが,症状は軽度である。ウ
ウエストナイル熱
エストナイル脳炎になり重症化すると,激しい頭痛,意識障害,痙攣,筋力低
下,麻痺などを示す。
ウエストナイル熱は,四類感染症全数把握疾患に該当する疾患であり,診断
した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出る。患者,無症状病原体保有者のい
ずれであっても届け出は必要である。
ヒト免疫不全ウイルス。HIVにヒトが感染すると,免疫に関与している特定のリ
ンパ球に感染し,破壊することにより,ヒトの免疫機能を低下させる。このため,感
HIV
染者は,時間の経過とともに通常の健康なヒトでは病気にならないような病原体
(Human
でも病気を引き起こされるようになる。(日和見感染症)
immunodeficiency virus) HIV感染者は,国で指定された日和見感染症を発症した時点でエイズ(AID
S:後天性免疫不全症候群)になったとみなされる。
感染症の流行形態は,その規模に応じてエンデミック,エピデミック,パンデミ
ックの3つに分類される。エピデミックは,エンデミック(一定の地域に一定の罹患
率で,または一定の季節的周期で繰り返される状態。予測は可能で他の地域に
エピデミック
は広がらない。)の範囲を超えて,急激に社会的に流行していく状態を示す。
エボラ出血熱
感染症協力医療機関
エボラ出血熱はエボラウイルスによる急性熱性疾患であり,ラッサ熱,マール
ブルグ病,クリミア・コンゴ出血熱とともに,ウイルス性出血熱の一疾患である。
最も重要な特徴は,血液や体液との接触によりヒトからヒトへ感染が拡大し,多
数の死者を出す流行を起こすことであり,しばしば注目を浴びている。
エボラ出血熱は一類感染症に定められており,診断した医師は直ちに最寄り
の保健所に届け出る。疑似症患者,患者,無症状病原体保有者のいずれで
あっても届け出は必要である。
平成11年に感染症法が施行された際に,地域の感染症医療を補う医療機関
として,協力可能な施設を本県が独自に定めたもの。
その後,平成15年にアジアを中心にSARSが流行した際に,外来医療を確
保する目的で,協力を要請した。
また,感染症法に規定された疾患に加え,新型インフルエンザ等,新たに発
生する感染症の外来医療を担う医療機関として,感染症協力医療機関(発熱外
来※)とした。
※H23.9.20に決定された国の新型インフルエンザ対策行動計画では,発熱外
来が帰国者・接触者外来に変更されている。
50
用
語
感染症指定医療機関
感染症の診査に関する協
議会
感染症発生動向調査
サーベイランス
感染症病床
帰国者・接触者外来
帰国者・接触者相談セン
ター
抗インフルエンザウイルス
薬
SARS
(重症急性呼吸器症候群)
指定届出機関
解 説
感染症法に規定する特定感染症指定医療機関,第一種感染症指定医療機
関,第二種感染症指定医療機関及び結核指定医療機関のこと。
* 特定感染症指定医療機関:新感染症の所見がある者又は一類感染症,二
類感染症若しくは新型インフルエンザ等感染症の患者の入院を担当させる医
療機関として厚生労働大臣が指定した病院。
* 第一種感染症指定医療機関:一類感染症,二類感染症又は新型インフル
エンザ等感染症の患者の入院を担当させる医療機関として都道府県知事が
指定した病院。
* 第二種感染症指定医療機関:二類感染症又は新型インフルエンザ等感染
症の患者の入院を担当させる医療機関として都道府県知事が指定した病院。
* 結核指定医療機関:結核患者に対する適正な医療を担当させる医療機関と
して都道府県知事が指定した病院若しくは診療所(これらに準ずるものとして
政令で定めるものを含む。)又は薬局
感染症法第24条に基づき,各保健所に設置する。入院の勧告や,入院期間
の延長等について審議を行う。
感染症法第14条に基づいて行われる感染症の発生状況の調査のこと。
疾病を予防し有効な対策を確立する目的で,疾病の発生状況などを継続的
に監視することをいい,具体的には,患者の発生状況,病原体の分離状況,免
疫の保有状況などの情報収集,解析を継続的に行うこと。
病床は,医療法によって,一般病床,療養病床,精神病床,感染症病床,結
核病床に区別されている。感染症病床とは,感染症法に規定する新感染症,一
類感染症,二類感染症及び新型インフルエンザ等感染症などの患者を入院さ
せるための病床である。
新型・再興型インフルエンザが感染症法の「新型インフルエンザ」に類別され
た際に,新型インフルエンザ発生国からの帰国者や国内患者の濃厚接触者で
あって,発熱・呼吸器症状等を有する者を対象とした外来
新型・再興型インフルエンザが感染症法の「新型インフルエンザ」に類別され
た際に,新型インフルエンザ発生国からの帰国者や国内患者の濃厚接触者で
あって,発熱・呼吸器症状等を有する者から,電話で相談を受け,帰国者・接触
者外来の紹介をするための相談センター
インフルエンザウイルスの増殖を特異的に阻害することによって,インフルエン
ザの症状を軽減する薬剤。ノイラミニダーゼ阻害剤は抗インフルエンザウイル薬
の一つであり,ウイルスの増殖を抑える効果がある。
中国広東省で最初の症例が起こったとされる,新型コロナウイルスの「SARS
コロナウイルス」が原因の,新しく発見された感染症で,2003年に世界中で大き
な流行が発生した。
SARSを発症している人や,SARSコロナウイルスとの密接な接触後,通常2
~10日(平均5~6日)たって,38℃以上の急な発熱,咳,息切れ,呼吸困難な
どインフルエンザのような症状がみられる。前回の流行時のまとめでは,SARS
の可能性があると診断されたケースのうち,80~90%は発症後6~7日で症状
が改善し回復し,10~20%は呼吸不全など重症化している。
感染症法に規定する五類感染症のうち厚生労働省令で定めるもの又は二類
感染症,三類感染症,四類感染症若しくは五類感染症の疑似症のうち厚生労
働省令で定めるものの発生の状況の届出を担当させる病院又は診療所のこと。
51
用
語
解 説
アメリカ合衆国ジョージア州アトランタにあるアメリカ合衆国保健社会福祉省所
管の感染症対策の総合研究所。
感染症専門医,感染制御専門薬剤師,獣医師,感染症対策看護師等のパーソ
CDC
ンミックスの組織であり,全世界中の感染症に関する情報収集,パンデミック等に
(米国疾病管理予防セン かかる事案対応,ガイドライン等の医療関係者に対する情報提供等が一元的に
ター)
行われている。わが国においても,業務の参考として活用されているガイドライン
も多い。
それぞれの病気に対して症例を定めたもの。
症例定義
新たにヒトからヒトに感染する能力を有することとなったインフルエンザウイルス
を病原体とする人の感染症のインフルエンザをいう。
毎年流行を繰り返す季節性のインフルエンザとはウイルスの抗原性が大きく異
新型インフルエンザ
なり,ほとんどの人が,そのウイルスに対する免疫を獲得していないため,ウイル
スが人から人へ効率よく感染し,急速かつ大規模なまん延を引き起こし,世界的
大流行(パンデミック)となるおそれがある。
感染症を他人にうつさないように心がける次のようなマナーのこと。
・ 咳・くしゃみの際は,ハンカチ・ティッシュなどで口と鼻を押さえ,他の人から
顔をそむけ1m以上離れる。
咳エチケット
・ 鼻汁・痰などを含んだティッシュをすぐに蓋付きの廃棄物箱に捨てられる環
境を整える。
・ 咳をしている人はマスクを着用し,他の人への感染を防ぐ。
感染症法第15条に基づき,感染症の発生を予防し,又は感染症の発生の状
積極的疫学調査
況,動向及び原因を明らかにするために必要がある場合に行う調査。
少なくとも主たる治療薬であるイソニコチン酸ヒドラジド(INH)とリファンピシン
多剤耐性結核
(RFP)の2剤に耐性の結核菌を「多剤耐性結核菌」といい,治療が難しくなる。
感染症法に基づく感染症発生動向調査の実施体制を整備するために定めら
れた「感染症発生動向調査事業実施要綱」(平成11年3月19日健医発第458
号厚生省保健医療局長通知)「第4実施体制の整備」において,地方感染症情
感染症情報センター
報センターは各都道府県,保健所設置市に1か所,地方衛生研究所等の中に
設置するとともに,都道府県内の地方感染症情報センターの中で1か所を基幹
地方感染症情報センターとすることとされている。
チクングニアウイルスを保有するヤブカ属のネッタイシマカ,ヒトスジシマカなど
に刺されることで感染し,潜伏期間は3~12日(通常3~7日)で,患者の大多数
は急性熱性疾患の症状を呈する。発熱と関節痛は必発であり,発疹は8割程度
に認められる。関節痛は四肢に強く対称性で,急性症状が軽快した後も,数週
チクングニア熱
間から数か月にわたって続く場合がある。その他の症状としては,全身倦怠感,
頭痛,筋肉痛,リンパ節腫脹である。
アフリカ,インド洋島嶼国,インド,東南アジアの熱帯・亜熱帯地域を中心として
流行がみられている。
予防接種法(昭和23年6月30日法律第68号)第3条第1項において,市町村
長は,一類疾病及び二類疾病のうち政令で定めるものについて,予防接種を行
定期予防接種
わなければならないとされている。
災害発生時などに多数の傷病者が発生した場合に,適切な搬送,治療等を
トリアージ
行うために,傷病の緊急度や程度に応じて優先順位をつけること。
52
用
語
鳥インフルエンザ
入院の勧告,就業制限
パンデミック
マールブルグ病
解 説
A型インフルエンザウイルスを原因とする鳥の感染症のこと。このうち,家きん
に対し高い死亡率を示すなど特に強い病原性を示すものを「高病原性鳥インフ
ルエンザ」という。
近年,鳥から人への偶発的な感染事例が認められているが,病鳥又はその死
骸やそれらの内臓,排泄物等に濃厚に接触した場合等に起こると考えられてお
り,十分に加熱調理された鶏肉や鶏卵からの感染の報告はない。なお,感染症
法においては,鳥由来のH5N1亜型のインフルエンザウイルスが人に感染する
ことで引き起こす疾患を「鳥インフルエンザ(H5N1)」という。
感染症法第19条及び26条,18条に基づき,感染症のまん延を防止するため
に必要と認めた場合の措置。
感染症の流行形態は,その規模に応じてエンデミック,エピデミック,パンデミ
ックの3つに分類される。バンデミックは,エンデミック(一定の地域に一定の罹患
率で,または一定の季節的周期で繰り返される状態。予測は可能で他の地域に
は広がらない。)が,同時期に世界の複数の地域で発生する状態を示す。
感染者に対する発症者の比率はよく分かっていない。潜伏期間は3~10日で
ある。一次感染の潜伏期間は3~7日(二次感染では~10日と長くなることもあ
る)で,症状はエボラ出血熱に似ており,発症は突発的である。マールブルグ病
の発生にサルが関与したのは1967年の事例のみで,以後のアフリカでの発生
ではサルとの接触は全く知られていない。
エボラ出血熱同様に自然界の宿主は不明であり,どのような経路で最初のヒト
へ病原体が伝播するかについても謎のままである。
マールブルグ病は一類感染症に定められており,診断した医師は直ちに最寄
りの保健所に届け出る。疑似症患者,患者,無症状病原体保有者のいずれで
あっても届け出は必要である。
53
資料 7
感染症指定医療機関等位置図
平成24年4月1日現在
第一種感染症指定医療機関
第二種感染症指定医療機関
市立三次中央病院
感染症協力医療機関
総合病院庄原赤十字病院
JA吉田総合病院
54
県立広島病院
広島大学病院
福山市民病院
福山市民病院
県立広島病院
東広島医療センター
東広島医療センター
広島市立舟入病院
広島市立舟入病院
尾道市立市民病院
JA広島総合病院
呉共済病院
総合病院三原赤十字病院
吉島病院
興生総合病院
済生会広島病院
中国労災病院
呉医療センター
54
県立安芸津病院
Fly UP