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株 主 各 位 第86回 定時株主総会 招集ご通知
株 主 各 証券コード 6764 平成22年6月2日 位 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 代表取締役社長 佐野 精一郎 第86回 定時株主総会 招集ご通知 拝啓 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 さて、当社第86回定時株主総会を下記のとおり開催いたしますので、ご出席くださいますようご通知申し 上げます。 なお、当日ご出席願えない場合は、書面によって議決権を行使することができますので、お手数ながら後 記「株主総会参考書類」をご検討いただき、同封の議決権行使書用紙に議案に対する賛否をご表示のうえ、 平成22年6月21日(月曜日)午後5時30分までに到着するようにご返送くださいますようお願い申し上げま す。 敬具 記 1.開 催 の 日 時 2.開 催 の 場 所 3.会議の目的事項 報告事項 決議事項 第1号議案 第2号議案 第3号議案 平成22年6月22日(火曜日)午前10時 大阪市北区茶屋町19番1号 梅田芸術劇場 メインホール (末尾の「株主総会会場ご案内略図」をご参照ください。) 第86期(平成21年4月1日から平成22年3月31日まで)事業報告、連結計算書類、 計算書類ならびに会計監査人および監査役会の連結計算書類監査結果報告の件 定款一部変更の件 取締役8名選任の件 監査役3名選任の件 以 上 ◎開会直前は受付の混雑が予想されますので、お早目にご来場ください(受付開始 午前8時45分)。 ◎当日ご出席の際は、お手数ながら同封の議決権行使書用紙を会場受付にご提出ください。 ◎事業報告、連結計算書類、計算書類および株主総会参考書類の内容に修正が生じた場合は、インターネッ ト上の当社ウェブサイト(http://sanyo.com/ir/jp/)に掲載させていただきます。 ◎本株主総会の決議内容につきましては、株主総会終了後、上記ウェブサイトに掲載させていただきます。 ( 1 ) (添付書類) 事 業 報 告 ( 平成21年4月1日から 平成22年3月31日まで ) 1. 企業集団の現況に関する事項 (1) 事業の経過およびその成果ならびに対処すべき課題 当社は、トップオープンドラム式洗濯乾燥機の修理作業不備が原因で製品事故発生という事態を招き、同 一製品における度重なる品質問題発生により、お客様をはじめ株主の皆様や多くの方々に多大なご迷惑とご 心配をおかけいたしました。誠に申し訳なくお詫び申し上げます。 本件につきましては、ご使用いただいているお客様に対する再度の安全点検をほぼ終えており、対応の早 期完了に向けた取り組みを継続しています。 また、当期は、一部のブラウン管テレビにおいて本体カバーの強度不足によるリコール対応を行ったこと もあり、メーカーとして最優先すべき「安全・安心」を徹底するべく、品質ルールの厳格化など、さらなる 品質強化策を講じました。 今後とも、一連の教訓を活かし、品質に対する意識の徹底と取り組みの強化に努めてまいります。 全般的概況 当期の世界経済は、中国をはじめとするアジア諸国の経済成長に加え、各国の経済対策の効果が出始めた ことから、深刻な世界同時不況に見舞われた前期後半と比べ緩やかに持ち直しました。しかしながら、エレ クトロニクス業界の経営環境は、改善の兆しはあるものの、個人消費や企業の設備投資は本格的な回復には 至らず、国内ではデフレ傾向が継続するなど、引き続き厳しい状況で推移しました。 このような中、当社グループでは、まず厳しい経営環境下での収益確保を可能とするため「経営体質の徹 底的な強化」として、事業の損益分岐点の引き下げやビジネスモデルの変革を行いました。一方、「将来の 成長への布石」として、エナジー事業への集中投資を行いました。 ・事業構造改革として、キャパシタ事業・業務用空調事業の海外生産移管を一層進め、照明用途以外のL ED事業の終息、国内家庭用エアコンの開発・製造からの撤退などを実施しました。 ・商品開発面では、マーケティング部門と事業部門が一体となってモノづくりに取り組み、高付加価値商 品による収益確保と市場での認知度向上の実現を目指しました。その結果、「Xacti(ザクティ)」シリ ーズでの、携帯性を飛躍的に高めた薄型デジタルムービーカメラの発売や、新型インフルエンザが流行 する中で、空気清浄機など「ウイルスウォッシャー機能」搭載商品の売上がラインアップの充実化によ り大きく伸長するなどの成果に結びつきました。 ・エナジー事業への投資として、太陽電池事業の生産能力増強や、一層の市場拡大が予想されるハイブリ ッド自動車(HEV)用二次電池事業の新工場建設に着手しました。 ( 2 ) また、熾烈なグローバル競争の中で、収益性のさらなる向上を図るため、新たな価値を創造するビジネス モデルとしてエナジーソリューション事業への参入を決定しました。当該事業では当社が強みを持つ太陽電 池、大容量蓄電池、省エネ機器などを組み合わせ、クリーンなエネルギーを創り、蓄え、効率よく使うこと で、CO2排出量や電気料金などのエネルギーコストの削減に役立つシステムを構築・提案していきます。 以上の結果、当期の売上高は1兆5,946億円と前期比9.9%の減少となりました。このうち、国内売上高は 6,275億円で前期比6.5%の減少、海外売上高は9,672億円で前期比12.1%の減少となりました。 国内外とも減収となる中、営業利益は323億円で前期比240億円の増加となりました。これは、ノートパソ コンなどIT機器市場の回復に加え、全社一丸となって推進したコストダウンの成果などから、電子デバイ ス部門・コンシューマエレクトロニクス部門を中心に収益性が改善したことによるものです。 一方、品質問題対策費用や事業構造改革費用に加え、パナソニック㈱との資本・業務提携に関連する費用 などを営業外費用として計上したことから、継続事業税金等調整前当期純利益は383億円の損失となり、当 社帰属当期純利益は488億円の損失となりました。 このような状況の中、株主の皆様には大変申し訳なく存じますが、当期につきましても引き続き無配とな りますこと、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。 当社は、昨年12月21日、パナソニック㈱による当社株式の公開買付けを経て、同社の子会社となりました。 今後は、両社が培ってきた技術やモノづくりの力を結集し、シナジー(相乗効果)の最大化とその早期実現 に取り組むことで、エナジー事業を中心とした当社の強みをさらに進化させていく所存です。 区 分 売 第86期(当期) 対前期増減率 高 17,707億円 15,946億円 △9.9% 益 83億円 323億円 290.1% 継続事業税金等調整前当期純利益 △1,137億円 △383億円 - 当 社 帰 属 当 期 純 利 益 △932億円 △488億円 - 営 上 第85期(前期) 業 利 (注)1.米国会計基準に基づき、当期より「当期純利益」を「当社帰属当期純利益」に名称を変更しています。 2.億円単位の記載金額は、億円未満を四捨五入して表示しています。 ( 3 ) 部門別概況 部 エ 門 成 比 対前期増減率 △8.1% 門 3,014億円 18.9% △3.9% デ ジ タ ル シ ス テ ム 部 門 3,245億円 20.4% △16.8% コ 門 3,001億円 18.8% △14.6% コンシューマエレクトロニクス部門 2,127億円 13.3% △0.6% 257億円 1.6% △23.5% 15,946億円 100.0% △9.9% マ そ ー バ イ シ の 合 ャ 他 部 構 27.0% デ ー 高 4,304億円 子 ジ 上 門 電 ナ 売 ス ル 部 部 部 門 計 (注)本事業報告より、部門区分を商品分類に応じた区分から当社グループの事業運営組織に応じた区分に変更しています。 エナジー部門 主要な事業内容 太陽電池、ハイブリッド自動車用二次電池、リチウムイオン電池、ニカド電池、 ニッケル水素電池 等 当期は、各国の景気刺激策や環境政策の導入により太陽電池やHEVの需要が喚起されました。そうした 中、太陽電池は、発電効率向上と製造コスト低減の両面からの競争力強化に取り組み、積極的な販売を推進 した結果、国内を中心に売上は増加しました。また、HEV用二次電池は、HEV市場が成長する中、当社 の受注も順調に増加しました。 リチウムイオン電池は、コストダウンを中心とした競争力強化に取り組んだ中、主要用途であるパソコン 市場の需要が回復したことを受け、販売数量は前期を上回りました。しかしながら、一年を通して価格下落 が進行したため売上は減少しました。 以上の結果、当部門の売上高は4,304億円で、前期比8.1%の減少となりました。 電子デバイス部門 主要な事業内容 キャパシタ、光ピックアップ、モーター、半導体 等 電子部品では、パソコン用の光ピックアップの売上が大きく伸長し、全体の売上も増加しました。また、 キャパシタは減収となりましたが、ノートパソコン用途での回復傾向が継続し販売数量は増加しました。一 方、モーターなど携帯電話向け商品は、市況の回復が鈍く売上が減少しました。 半導体では、全体の売上は減少しましたが、車載機器・パソコン・家電向けが好調で回復基調が継続しま した。また、電子機器の省エネ化を促すパワーデバイス分野への集中に取り組んだ結果、収益性は徐々に改 善しています。 以上の結果、当部門の売上高は3,014億円で、前期比3.9%の減少となりました。 ( 4 ) デジタルシステム部門 主要な事業内容 デジタルカメラ、プロジェクター、テレビ、デジタルオーディオ 等 デジタルカメラは、小型・軽量・薄型にこだわったフルハイビジョンデジタルムービーカメラ「Xacti(ザ クティ) DMX-CS1」を発売するなど自社ブランド製品の拡販に努めましたが、市場の価格下落により売上は 減少しました。 テレビは、競争激化による価格下落の影響を受けたものの、主力の北米市場で販売数量を大きく伸ばした ことから売上は増加しました。 プロジェクターは、教育向けの小型モデルを中心に販売数量を伸ばしましたが、企業の設備投資低迷によ る大型モデルの不振などで売上は減少しました。 以上の結果、当部門の売上高は3,245億円で、前期比16.8%の減少となりました。 コマーシャル部門 主要な事業内容 ショーケース、業務用厨房機器、大型エアコン、吸収式冷凍機、業務用空間清浄システム、 家庭用エアコン、コンプレッサー、メディカルコンピューター、バイオ・医療関連機器、洗濯機、 パワーコンディショナー、物流 等 当部門では、景気低迷に伴う企業の設備投資抑制が各商品の売上に大きく影響しました。ショーケースは、 市況低迷で減収となりましたが、国内では環境省エネ対応商品の引き合いが増加しています。また、大型エ アコンは、海外市場の低迷継続により売上は減少しました。 一方、メディコム事業は、診療報酬改正に向けた需要増に対応し売上が増加しました。バイオメディカ事 業は、売上は前年並みでしたが海外で新型インフルエンザ対策ワクチン用の保冷庫などが好調に推移しまし た。 その他製品では、海外を中心に家庭用エアコンの売上が減少したほか、洗濯機の売上も微減となりました。 以上の結果、当部門の売上高は3,001億円で、前期比14.6%の減少となりました。 コンシューマエレクトロニクス部門 主要な事業内容 冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、掃除機、空気清浄機、電動ハイブリッド自転車、 カーナビゲーションシステム、カーオーディオ 等 生活家電では、電動ハイブリッド自転車「eneloop bike(エネループバイク)」や炊飯器「匠純銅」といっ た高付加価値商品が販売好調でしたが、全体の売上は減少しました。 冷蔵庫は、国内でのエコポイント対象商品や、現地のマーケットニーズを捉えた東南アジア向けモデルが 好調に推移したことから売上は増加しました。 カーナビゲーションを中心とする車載機器は、車両販売が各国の助成制度効果から回復基調にあることや、 ポータブルタイプの「Gorilla(ゴリラ)」シリーズ新商品の拡販に努め、売上は大幅に増加しました。 以上の結果、当部門の売上高は2,127億円で、前期比0.6%の減少となりました。 ( 5 ) 対処すべき課題 世界経済は緩やかながらも回復が続くものと思われますが、中国や東南アジア等の新興国市場の急速な伸 長、原材料価格が上昇する中での製品単価の下落など、世界経済の構造は大きく変化しつつあります。 このような中、当社グループは、これらの変化に対応できる事業戦略を実行するため、また、パナソニッ クグループの中でシナジーを確実に発揮し持続的な成長を図るために、このたび平成22年度から平成24年度 までの新たな中期計画をスタートすることとしました。 この中期計画では、目指す姿として「シナジーの発揮による高収益企業への基盤確立」を掲げ、次代を支 えるエネルギービジネスへの集中投資を加速するとともに、成長の原資を獲得するため収益源となる事業の 競争力強化に取り組みます。また、パナソニック㈱のノウハウを活用することでさらなる経営体質の徹底強 化を図ります。 中期計画の初年度である平成22年度は、これまでの競争力やコスト構造を維持するだけでは、今後の環境 変化への対応が困難になることを認識し、持続可能な競争優位性の確立と経営体質の一層の強化に取り組ん でいきます。 <競争優位性の確立> 市場の成長性や現状の競争優位性の観点から、事業を以下の3つに区分し、それぞれの方向性に沿った施 策を実行します。 ①次代を支える事業:太陽電池、環境対応車用二次電池、エナジーソリューション 拡大する市場において太陽電池や二次電池などの競争優位性を確固たるものへ進化させるため、また、 エナジーソリューション事業を確実に発展させるため、経営資源を集中し、新商品開発の加速や生産能 力の増強などを積極的に推進します。 ②収益源の事業:民生用リチウムイオン電池、光ピックアップ、デジタルカメラ 等 現在の市場でのポジションを維持、成長させることで収益力をさらに強固なものとします。具体的には、 生産技術力の向上などによるコスト競争力の強化を図っていきます。 ③課題事業 事業や商品の選択と集中を徹底するなど、抜本的な施策を実行します。 <経営体質の強化> 継続的に取り組んでいる経営体質の強化では、平成22年度は以下の2点に焦点を当てた施策を実行します。 ①フリーキャッシュフロー創出力の向上 キャッシュフロー改善活動を推進する全社的な推進体制を構築した上で、パナソニック㈱のコストダウ ン手法も取り入れます。具体的な項目として、原価低減による収益力の強化、在庫削減、債権債務の適 正化、固定資産の圧縮を推進します。 ( 6 ) ②製品品質の向上 トップオープンドラム式洗濯乾燥機やブラウン管テレビにおける品質問題の発生を受け、メーカーにと っての生命線である「製品品質の向上」を図るため、品質管理機能のさらなる強化・拡充を行います。 特に、グローバルな生産体制においても製品品質を確保できる規格・体制の整備・運用と、それらを検 証・監視する体制の充実を図ります。また、全社員が品質向上の意識を持つことを徹底していきます。 当社グループを取り巻く経営環境が大きく変化する中、まずは平成22年度の課題に確実に対応することで、 今後の収益向上と企業価値最大化に邁進する所存です。 株主の皆様におかれましては、引き続き一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 研究開発の状況 当社グループは、独自の技術と新しい発想力で、「エナジー」、「エコロジー」とそれらを支える「エレ クトロニクス」の分野において、各事業部門と研究開発本部が連携して、グローバルに競争力のある商品の 開発を行っています。 また、太陽電池、二次電池、業務用機器等における強みを最大限活用し、新たに事業参入したエナジーソ リューション事業に貢献するコア技術開発を進めています。 その結果、当期は以下に示すような独創的な新技術・新商品の開発を実現しました。 【エナジー分野】 急拡大が期待されるHEV用を含む二次電池、世界最高水準の変換効率を誇るHIT太陽電池、およびエ ネルギーを最も効果的に活用できるようにコントロールするスマートエナジーシステムの開発に注力してい ます。 HEV用リチウムイオン電池 現在量産出荷中のHEV用ニッケル水素電池と比較し、HEVに求められる出力特性を約2倍に向上させ つつ、大幅な軽量化を実現するHEV用リチウムイオン電池の開発。 HIT太陽電池 実用サイズ(100cm 2 以上)の結晶系シリコン太陽電池セルにおいて、23.0%の高い変換効率(従来 22.3%)を研究レベルで実現したHIT太陽電池セルの開発。 大容量・高電圧リチウムイオン電池システム 民生用電池を活用した、太陽電池とのハイブリッド化が可能な蓄電用と、軽車両の電源として使用できる 動力用の、リチウムイオン電池システムの開発・商品化。 【エコロジー分野】 省エネやCO2排出削減を目的とした機器の需要拡大が期待される冷凍空調分野や最先端医療分野に関連す る環境関連基盤技術の開発、人々の健康や医療を支えるIT技術の開発、電解水による独自の空気浄化技術 の開発、省エネ家電の開発などを推進しています。 CO2冷媒・直膨冷凍機システム 新開発のスプリットサイクルと、当社独自の2段圧縮ロータリーCO2コンプレッサーの大容量化により、 スーパーマーケット向け冷凍ショーケース用冷凍機システムに自然冷媒(CO2)を採用したCO2冷媒・ 直膨冷凍機システムの開発。 ( 7 ) バイオ研究用小型超低温フリーザー 熱交換器のコンパクト化と真空断熱材の採用により、省スペース化、消費電力半減(従来比)を実現した 超低温フリーザーの開発、商品化。 業務用空間清浄システム 臭気処理能力を向上させる給排水一体タンクの搭載と、電解水濃度を高めるパワフル脱臭モードの新設定 により、脱臭スピード約3倍(従来比)を実現した“ウイルスウォッシャー機能”搭載、業務用空間清浄 システムの開発・商品化。 電動ハイブリッド自転車 回生充電機能を進化させ、平地走行中にペダルを踏んで発電し、積極的な充電走行ができる「エコ充電モ ード」を搭載。長距離走行を実現した電動ハイブリッド自転車の開発・商品化。 【エレクトロニクス分野】 デジタル機器では、デジタルカメラやプロジェクターなどに搭載する画像処理・光学処理技術等の創造に より、付加価値の高いエレクトロニクス商品の開発に取り組んでいます。また、電子部品や半導体では、製 品の強みをさらに強化するためのデバイス・材料技術等の開発や、次世代のコア事業となる独自のデバイス 開発を推進しています。 薄型デジタルムービーカメラ 薄型でポケットに入り、いつでも持ち歩ける小型(体積:約126cc)・軽量(質量:約142g)・スリムな デザイン(厚さ:約27mm)で、フルハイビジョン撮影が可能なデジタルムービーカメラの開発・商品化。 高“精彩”プロジェクター AC100V対応で業界最高水準の輝度(12,000ルーメン)と色再現性の向上を両立させた世界初の新光学 エンジン(QuaDriveTM)と、メンテナンス性に優れた当社独自の自動フィルター交換システムを搭載した、 高“精彩”プロジェクターの開発・商品化。 ポータブルナビゲーション 高精度3Dジャイロセンサーおよび大容量8GBフラッシュメモリを搭載し、市街地地図・3Dコンテン ツなどの多彩で豊富な地図コンテンツを格納したポータブルナビゲーションの開発・商品化。 固体電解コンデンサー ノートパソコンの小型化に適した低損失(4mΩ)な小型・大容量品と液晶テレビのバックライト電源用 途に適した高耐圧(32V)な大容量品の導電性高分子固体電解コンデンサーの開発・商品化。 ( 8 ) 設備投資の状況 部 エ 門 比 対前期増減率 △32.5% 門 105億円 14.4% △39.7% デ ジ タ ル シ ス テ ム 部 門 46億円 6.3% △15.9% コ 門 48億円 6.6% △24.8% コンシューマエレクトロニクス部門 27億円 3.7% △35.3% そ 58億円 8.1% △25.9% 725億円 100.0% △32.0% マ ー バ イ シ ャ 部 成 60.9% デ ー 構 441億円 子 ジ 額 門 電 ナ 金 ス ル 部 部 の 合 他 計 設備投資の実施においては、市場動向の変化を注視しながら、今後の成長分野であり、当社が強みをもつ 太陽電池、二次電池などのエナジー部門へ投資を集中させています。 当期の当社グループの設備投資実績は、総額725億円となりました。その主な内訳は、太陽電池事業にお けるセル生産ラインの増強や北米でのシリコンウエハ生産工場の建設、HEV用二次電池事業における新工 場建設(加西事業所)などです。 資金調達の状況 当期の当社グループの主な資金調達は、当社において平成21年6月と9月に設備投資資金および社債償還 資金等としてシンジケートローン総額2,000億円の資金調達を実施しました。なお、当期末の連結有利子負 債残高は、前期末の4,479億円から799億円増加し5,278億円となりました。 重要な事業譲渡、新設分割、吸収合併等企業再編行為等 ・当社は、平成21年12月1日に吸収分割により当社の円筒形リチウム一次電池事業およびコイン形二次電 池事業ならびにニカド電池用極板加工事業の一部を三洋エナジー鳥取㈱に承継させ、平成22年1月12日 付で当社が保有する当該会社の全株式をFDK㈱に譲渡しました。 ・当社は、平成21年12月1日に吸収分割により当社のニッケル水素電池事業の一部を三洋エナジートワイ セル㈱に承継させ、平成22年1月12日付で当社が保有する当該会社の全株式をFDK㈱に譲渡しました。 なお、三洋エナジートワイセル㈱は、平成21年12月1日付でニッケル水素電池事業以外の事業を新設分 割により設立した三洋エナジー貝塚㈱に承継させ、当社は、当該新会社の全株式を取得しています。 ( 9 ) (2) 財産および損益の状況の推移 第83期 平成18年度 区 分 売 上 高 営 継続事業税金等調整前当期純利益 当社帰属当期純利益 1株当たり当社帰属当期純利益 総 当 1株当たり当社株主資本 (億円) 利 益 (億円) (億円) (億円) 資 産 (億円) 社 株 主 第85期 平成20年度 第86期 平成21年度 平成19年4月1日から 平成20年4月1日から 平成21年4月1日から ( 平成18年4月1日から 平成19年3月31日まで ) ( 平成20年3月31日まで ) ( 平成21年3月31日まで ) ( 平成22年3月31日まで ) 業 第84期 平成19年度 資 本 (億円) 18,826 20,178 17,707 15,946 426 761 83 323 △161 572 △1,137 △383 △454 287 △932 △488 △72円66銭 4円67銭 △15円18銭 △7円94銭 19,709 16,838 13,454 13,913 3,120 3,080 1,465 1,083 1円96銭 1円31銭 △25円00銭 17円64銭 (注)1.当社の連結財務諸表は、米国会計基準に基づいて作成しています。 2.米国会計基準に基づき、当期より「当期純利益」を「当社帰属当期純利益」に名称を変更しています。 3.1株当たり当社帰属当期純利益は期中平均発行済株式の総数、1株当たり当社株主資本は期末発行済株式の総数に基 づき算出しています。なお、期中平均発行済株式の総数および期末発行済株式の総数より、自己株式を除いて算出し ています。また、1株当たり当社帰属当期純利益および1株当たり当社株主資本は、優先株式を考慮して算出してい ます。 4.米国財務会計基準審議会会計基準編纂書205「財務諸表の表示-非継続事業」の規定に基づき、当社は平成19年度に 携帯電話事業を非継続事業とし、過去数値について組替え表示しています。 5.営業利益は、日本の会計慣行に従い、売上高およびその他の営業収益から売上原価と販売費及び一般管理費を控除し て算出しています。 ( 10 ) (3) 主要な営業所および工場(平成22年3月31日現在) 名 称 所 在 地 国内の主要拠点 当 社 本社 大阪府守口市 東京ビル 東京都台東区 研究開発本部 大阪府枚方市 東京製作所 群馬県邑楽郡大泉町 岐阜事業所 岐阜県安八郡安八町 滋賀事業所 滋賀県大津市 大東事業所 大阪府大東市 洲本事業所 兵庫県洲本市 加西事業所 兵庫県加西市 二色の浜工場 大阪府貝塚市 徳島工場 徳島県板野郡松茂町 三洋電機コンシューマエレクトロニクス㈱ 鳥取県鳥取市 三洋半導体㈱ 群馬県邑楽郡大泉町 三洋半導体製造㈱ 新潟県小千谷市 三洋電機販売㈱ 東京都台東区 三洋セミコンデバイス㈱ 東京都台東区 三洋電機サービス㈱ 東京都江東区 海外の主要拠点 サンヨー・ノースアメリカ・コーポレーション 米国 カリフォルニア州 サンヨー・マニュファクチャリング・コーポレーション 米国 アーカンソー州 三洋ハンガリー㈲ ハンガリー ドログ州 三洋ヨーロッパ㈱ 英国 ハートフォードシャー州 三洋コンポーネントヨーロッパ㈲ ドイツ バイエルン州 三洋アジア㈱ シンガポール 三洋ジャヤ電子部品(インドネシア)㈱ インドネシア 西ジャワ州 三洋オートメディア㈱ マレーシア ペナン州 三洋電機(中国)有限公司 中国 北京市 三洋エナジー(蘇州)有限公司 中国 蘇州市 東莞華強三洋馬達有限公司 中国 東莞市 三洋電機(香港)有限公司 香港 台湾三洋捷能国際股有限公司 台湾 台北市 ( 11 ) (4) 従業員の状況(平成22年3月31日現在) 区 分 従 業 員 国 内 26,486名 海 外 78,396名 合 計 104,882名 数 (注)1.従業員数には、取締役を兼務しない執行役員35名を含めていません。 2.従業員数は、前期末と比べ18,866名増加しています。その主な要因は、海外拠点において電子部品等の増産体制を整 備したことによるものです。 (5) 主要な借入先(平成22年3月31日現在) 借 入 先 借 入 シンジケートローン 金 残 高 342,557百万円 (注)シンジケートローンは、㈱三井住友銀行を幹事とする30社の金融機関による協調融資です。 (6) 重要な親会社および子会社等の状況(平成22年3月31日現在) ①親会社の状況 当社の親会社はパナソニック㈱であり、同社は当社の株式3,082,309,227株(持株比率50.19%)を保有し ています。 同社は平成21年11月5日から同年12月9日まで当社株式の公開買付けを行い、同年12月21日、取得した 優先株式を普通株式へ転換したことにより、同社の保有する議決権の当社株式の総議決権に対する割合が 過半数となったため、同日付で同社は当社の親会社となりました。 ②重要な子会社の状況 会 社 名 資 三洋電機コンシューマ エ レ ク ト ロ ニ ク ス ㈱ 三 な 事 業 内 容 電気機械器具、カーナビゲーションシステムなど の製造販売 三 洋 半 導 体 製 造 ㈱ 8,000百万円 半導体の製造販売 三 ㈱ 2,000百万円 電気機械器具、冷凍冷蔵機器、厨房機器などの販 売および施工 三洋セミコンデバイス㈱ 300百万円 三 洋 電 機 サ ー ビ ス ㈱ 7,500百万円 機 販 体 4,650百万円 要 半導体の開発販売 電 導 主 15,000百万円 洋 半 金 ㈱ 洋 本 売 半導体の販売 電気機械器具などのアフターサービス、部品販売 および保守 ( 12 ) (次頁へ続く) 会 社 名 資 サンヨー・ノースアメリカ・ コ ー ポ レ ー シ ョ ン サンヨー・マニュファクチャ リング・コーポレーション 本 金 主 402,162千米ドル 要 な テレビの製造販売 三 洋 ハ ン ガ リ ー ㈲ 55,998千ユーロ 太陽電池の製造販売 三洋コンポーネントヨーロッパ㈲ 9,570千ユーロ 洋 ア ジ ア 千シンガ ポールドル ㈱ 945,484 三洋ジャヤ電子部品(インドネシア)㈱ 40,000千米ドル 千マレー シアドル 三洋オートメディア㈱ 101,119 三洋エナジー(蘇州)有限公司 42,500千米ドル 東莞華強三洋馬達有限公司 7,000千米ドル 三洋電機(香港)有限公司 1,013,000千香港ドル 台湾三洋捷能国際股有限公司 88,250千台湾ドル 業 内 容 電気機械器具などの販売および地域拠点業務 63,835千米ドル 三 事 電池、半導体などの販売 電気機械器具、電子部品などの販売および地域拠 点業務 デジタルカメラ、電子部品などの製造販売 カーオーディオなどの製造販売 電池の製造販売 モーターなどの製造販売 電気機械器具、電子部品などの販売 電池の販売 ③技術提携の状況 主 要 な 提 携 先 国 名 提 携 内 容 イーストマン・コダック・ カンパニー 米 国 デジタルカメラに関する特許実施権の取得 セント・クレア・インテレクチュア ル・プロパティー・コンサルタン ツ・インコーポレイテッド 米 国 デジタルカメラに関する特許実施権の取得 テクノロジー・プロパティズ・ リミテッド 米 国 マイクロプロセッサに関する特許実施権の取得 アギア・システムズ・インク 米 国 半導体に関する特許実施権の取得 インターナショナル・ビジネス・ マシーンズ・コーポレーション 米 国 半導体に関する特許実施権の取得 テキサス・インスツルメンツ・ インコーポレイテッド 米 国 半導体に関する特許実施権の取得 ( 13 ) 2. 会社の株式に関する事項(平成22年3月31日現在) (1) 発行可能株式総数、発行済株式の総数および株主数 発行可能株式総数 発行済株式の総数 株 主 数 7,489,000,000株 6,158,053,099株 290,390名 (注)1.発行済株式の総数には、自己株式16,280,363株が含まれています。 2.A種優先株式182,542,200株およびB種優先株式246,029,300株の取得請求権の行使(普通株式への転換)により、当 期中に普通株式4,285,715,000株が増加しました。 3.当社は、取得請求権行使により自己株式として取得した発行済A種優先株式全株および発行済B種優先株式全株を、 平成21年12月25日に消却しました。 (2) 大株主(上位10名) 株 ナ 主 ソ 名 パ ㈱ 3,082,309千株 50.19% オ ー シ ャ ン ズ ・ ホ ー ル デ ィ ン グ ス ㈲ 589,080千株 9.59% ㈱ 行 184,742千株 3.01% 大和証券エスエムビーシープリンシパル・ イ ン ベ ス ト メ ン ツ ㈱ 86,826千株 1.41% 日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口) 63,458千株 1.03% 三 会 47,385千株 0.77% 日 本 生 命 保 険 39,441千株 0.64% 住 友 生 命 保 険 30,000千株 0.49% 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) 29,731千株 0.48% 三 23,435千株 0.38% 洋 井 井 電 住 機 友 ッ 住 従 海 友 業 上 ク 持株比率 三 ニ 持 株 数 火 員 災 銀 持 株 保 険 ㈱ (注)1.持株数に記載の株式は、普通株式です。 2.持株比率は、自己株式16,280,363株を控除して算出しています。 ( 14 ) 3. 会社役員に関する事項 (1) 取締役および監査役の状況(平成22年3月31日現在) 地 氏 位 代表取締役社長 代表取締役副社長 取 締 役 副 社 長 取 締 役 名 担 当 お よ び 重 要 な 兼 職 の 状 況 佐 野 精一郎 社長執行役員 前 一 副社長執行役員 本社管理部門担当 兼 半導体事業担当 三洋電機連合健康保険組合 理事長 充 副社長執行役員 部品事業担当 兼 グローバル渉外担当 兼 海外営業本部長 電池工業会 会長 本 有 田 間 馬 孝 秀 俊 専務執行役員 品質・CS担当 兼 資材購買担当 兼 コマーシャルカンパニー長 三洋電機(中国)有限公司 董事長 役 吉 井 重 治 常務執行役員 監査・法務・IT部門担当 兼 内部統制推進担当 兼 環境担当 兼 コーポレートコミュニケーション担当 兼 法務本部長 兼 知的財産本部長 役 松 井 秀 雄 監 査 役(社 外) 永 田 武 全 京阪神不動産㈱ 代表取締役社長 銀泉㈱ 取締役会長 塩野義製薬㈱ 監査役(社外監査役) 監 査 役(社 外) 仲 田 哲 弁護士 大阪市立大学大学院 法学研究科 特任教授 取 常 締 勤 監 査 (注)1.吉井重治氏は、平成21年6月26日開催の第85回定時株主総会において新たに取締役に選任され、就任しました。 2.監査役のうち、永田武全、仲田 哲の両氏は、会社法に定める社外監査役です。 3.監査役 松井秀雄氏は、当社経理・財務部門における責任者等として、長年にわたる業務経験を有しており、財務および 会計に関する相当程度の知見を有しています。 4.各社外役員の兼職先と当社との間に記載すべき関係はありません。 ( 15 ) 5.平成22年4月1日、取締役の「担当」が次のとおり変更となりました。 地 位 氏 取 締 役 副 社 長 本 間 名 担 当 充 副社長執行役員 エナジー事業担当 兼 エナジーソリューション担当 兼 グローバル渉外担当 兼 海外営業本部長 取 締 役 吉 井 重 治 常務執行役員 監査・法務・IT部門担当 兼 内部統制推進担当 兼 環境担当 兼 コーポレートコミュニケーション担当 兼 知的財産担当 兼 法務本部長 取 締 役 有 馬 秀 俊 常務執行役員 コマーシャルカンパニー長 6.平成22年4月1日現在の事業部門責任者は次のとおりです。 部 門 主要な製品 責 任 者 ソーラー事業部 太陽電池 執 行 役 員 前 田 哲 宏 HEV事業部 ハイブリッド 自動車用二次電池 執 行 役 員 池 内 弘 モバイルエナジーカンパニー 二次電池 専 務 執 行 役 員 伊 藤 正 人 電子デバイスカンパニー 電子部品 執 行 役 員 高 垣 真 治 三洋半導体㈱ 半導体 執 行 役 員 田 端 輝 夫 デジタルシステムカンパニー デジタルカメラ プロジェクター テレビ 専 務 執 行 役 員 久 保 盛 弘 コマーシャルカンパニー 業務用機器 洗濯機 常 務 執 行 役 員 有 馬 秀 俊 三洋電機コンシューマエレクトロニクス㈱ 生活家電 車載機器 執 員 松 岡 信 昭 海外営業本部 副社長執行役員 本 間 充 - 7.平成22年4月1日現在、取締役を兼務しない執行役員の人数は35名です。 ( 16 ) 行 役 (2) 当期中に辞任した取締役の状況 地 位(辞任時) 取 締 氏 役 名 辞任日 山 岸 健太郎 重要な兼職の状況(辞任時) 平成21年7月30日 ゴールドマン・サックス証券㈱ マネージング・ディレクター 取締役(社 外) アンクル・サフ 平成21年7月30日 ゴールドマン・サックス証券㈱ マネージング・ディレクター オーシャンズ・ホールディングス㈲ 取締役 取 駿 平成21年9月30日 大和SMBCキャピタル㈱ 専務取締役 平成21年9月30日 大和証券エスエムビーシー プリンシパル・インベストメンツ㈱ 代表取締役副社長 大和証券エスエムビーシー㈱ 執行役員 締 役 取締役(社 外) 大 田 西 和 敏 彦 彦 (注)1.アンクル・サフ氏の兼職先であるオーシャンズ・ホールディングス㈲は、当社のA種優先株式ならびにB種優先株式 を保有していました。 2.大西敏彦氏の兼職先である大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツ㈱の100%子会社であったエボ リューション・インベストメンツ㈲は、当社のA種優先株式ならびにB種優先株式を保有していました。 (3) 取締役および監査役の報酬等の額 区 分 締 支 取 監 査 役 (う ち 社 外 監 査 役) 合 給 役 計 人 員 支 給 額 8名 192百万円 6名 (3名) 58百万円 (26百万円) 14名 250百万円 (注)1.支給人員および支給額には、当期中に任期満了により退任した取締役1名、監査役3名と当期中に辞任した取締役 2名を含んでいます。 2.当期中に辞任した社外取締役には報酬を支払っておりません。 ( 17 ) (4) 社外役員に関する事項 ①社外役員の主な活動状況 地 位 氏 名 主 な 活 動 状 況 取 締 役 アンクル・サフ 平成21年7月30日の辞任までに開催された取締役会 10回のうち9回に出席し、必要に応じて、主に経験 豊富な経営者の観点から発言を行っております。 取 締 役 大 西 敏 彦 平成21年9月30日の辞任までに開催された取締役会 14回のうち13回に出席し、必要に応じて、主に経験 豊富な経営者の観点から発言を行っております。 監 査 役 永 田 武 全 当期開催の取締役会30回のうち27回に、また、監査 役会17回全てに出席し、必要に応じて、主に経験豊 富な経営者の観点から発言を行っております。 監 査 役 仲 田 哲 当期開催の取締役会30回のうち28回に、また、監査 役会17回全てに出席し、必要に応じて、主に弁護士 としての専門的見地から発言を行っております。 ②社外役員との責任限定契約の内容の概要 当社と各社外役員は、会社法第427条第1項および定款の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠 償責任を、その職務を行うにつき善意でありかつ重大な過失がなかったときは、同法第425条第1項に 定める最低責任限度額に限定する旨の契約を締結しています。 4. 会計監査人に関する事項 (1) 会計監査人の名称(平成22年3月31日現在) あずさ監査法人 (2) 会計監査人の報酬等の額 ①公認会計士法第2条第1項の業務(監査証明業務)に係る報酬等の額 ②当社および当社子会社が支払うべき金銭その他の財産上の利益の合計額 996百万円 1,289百万円 (注)1.①は、当社の当期決算に係る監査業務に対する報酬等の額を記載しています。 2.当社と会計監査人との間の監査契約において、会社法に基づく監査と金融商品取引法に基づく監査の監査報酬の額を 区分しておらず、実質的にも区分できないため、①の金額にはこれらの合計額を記載しています。 3.②は、当期連結損益計算書に計上すべき金額の合計額を記載しています。 4.当社は、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務として、当社がパナソニック㈱に提出した平成21年12月31日に おける連結貸借対照表残高の記載された連結レポーティング・パッケージの検証業務および国際財務報告基準に係る 助言業務を委託し、対価を支払っています。 5.当社の重要な子会社のうち、海外子会社11社は当社の会計監査人以外の監査法人の監査を受けています。 ( 18 ) (3) 会計監査人の解任または不再任の決定の方針 当社は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合には、監査役 の全員の同意に基づき、会計監査人を解任します。 また、会計監査人がその職務を遂行する上で重大な支障をきたす事態が生じた場合には、監査役会の同意 または請求により、会計監査人の解任または不再任に関する議案を株主総会に提案します。 5. 会社の業務の適正を確保するための体制 当社が会社の業務の適正を確保するための体制として取締役会において決議した内容は次のとおりです。 (1) 取締役および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制 1.当社は、行動・倫理規範およびコンプライアンス基本規定をはじめとするコンプライアンス体制にか かる規定を、取締役および使用人が法令・定款および社会規範を遵守した行動をとるための行動規範 とする。また、その徹底を図るため、コンプライアンス・ガイドライン、マニュアル等を作成すると ともに、コンプライアンス担当取締役・執行役員を定め、コンプライアンス担当部署を設置してコン プライアンスに対する取り組みを横断的に統括する。また、法令上疑義のある行為等について従業員 が直接情報提供を行う手段としてホットラインを設置・運営するとともに、公益通報者を保護するた め、必要な社内規定を策定・整備する。 2.内部監査部門は、コンプライアンス担当部署と連携の上、コンプライアンスの状況を監査する。これ らの活動は定期的に取締役会および監査役(会)に報告されるものとする。 3.コンプライアンス担当取締役・執行役員は、コンプライアンス担当部署に命じ、コンプライアンス・ ガイドライン、マニュアル等の実施状況を管理・監督し、適切な研修の実施、ホットラインの設置・ 運営等により、内部通報相談窓口が有効に活用されるよう必要な手段を講じる。 4.万一コンプライアンス上問題となりうる事態が発生した場合には、コンプライアンス担当取締役・執 行役員が、直ちにその状況・対策その他必要な事項を、取締役会および監査役(会)に報告する体制 を構築する。また、コンプライアンス担当部署は、コンプライアンス担当取締役・執行役員の指示に 基づき、かかる事態の再発を防止するための施策を策定し、当社グループ全体にその内容を周知徹底 する。 ( 19 ) (2) 取締役の職務執行に係る情報の保存および管理に関する体制 1.取締役は、その職務の執行に係る以下の文書(電磁的記録を含む。以下、同じ。)その他の重要な情 報を、当社社内規定に基づき、それぞれの担当職務に従い、適切に保存しかつ管理する。 ①株主総会議事録と関連資料 ②取締役会議事録と関連資料 ③経営会議議事録と関連資料 ④各専門委員会議事録と関連資料 ⑤取締役を最終決裁権者とする稟議書および付属書類 ⑥その他取締役の職務の執行に係る重要な文書 2.前項各号に定める文書は、少なくとも10年間保管するものとし、必要に応じて閲覧可能な状態を維持 する。 (3) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制 1.当社は、当社グループを対象とする「リスク管理推進規定」を制定し、総務担当取締役・執行役員が、 当社グループのリスク管理全般の統括者として、グループ全体のリスク管理を行う。 2.リスク管理推進規定においてリスクカテゴリー毎の責任部署を定め、グループ全体のリスクを網羅 的・総括的に管理し、リスク管理体制を明確化するとともに、内部監査部門が各部署毎のリスク管理 の状況を監査し、その結果を定期的に取締役会および監査役(会)に報告する。 (4) 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制 1.当社は、定例の取締役会を毎月1回開催し、重要事項の決定および取締役の業務執行状況の監督等を 行う。取締役会におけるより慎重な審議を促進し、経営効率を向上させるため、経営会議を毎月少な くとも2回開催し、取締役会付議議案の事前審議を行うとともに、一定の業務執行に関する基本的事 項および重要事項に係る意思決定を機動的に行う。 2.業務の運営については、取締役会が中期経営計画および各事業年度の計画を策定し、当社グループ全 体の目標を設定するとともに、各取締役および各執行役員の業務分担を定め、効率的な業務執行を行 い得る体制をとる。各部門においては、その目標達成に向け、具体策を立案・実行するとともに、定 期的に取締役会に業績報告を行うことにより、経営計画の達成状況について取締役会によるチェック を受ける。 ( 20 ) (5) 当社ならびに当社の親会社および子会社から成る企業集団における業務の適正を確保す るための体制 1.取締役および執行役員は、それぞれが監督する当社各部門ならびに子会社および関連会社(以下、 「子会社等」という。)において業務が適正に行われていることを確保するために、内部統制の維 持・評価・改善に努める。 2.内部監査部門は、子会社等における業務の統制状況を確認するために、定期的に監査を実施し、統制 に不備がある場合にはその是正を促すものとする。 3.内部監査部門は、子会社等の損失の危険を発見した場合には、直ちに損失の危険の内容、発生する損 失の程度および当社に対する影響等について、当社の取締役会、監査役(会)および担当部署に報告 する。 4.当社は、上場企業として独立した立場で経営の意思決定を行う。ただし、当社および子会社等の重要 な経営情報については必要に応じて親会社に提供し、一定の重要事項については親会社との間で協議 を行い情報を共有する。 (6) 監査役の職務を補助すべき使用人を置くことに関する事項 当社は、監査役室を設置し、監査役の職務を補助すべき専任の使用人を必要員数配置する。 (7) 監査役の職務を補助すべき使用人の取締役からの独立性に関する事項 監査役の職務を補助すべき使用人の任命・異動等人事に係る事項の決定については、監査役(会)の事前 の同意を得るものとする。 (8) 取締役および使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する 体制 1.取締役および使用人は、監査役が出席する取締役会・常勤監査役が出席する経営会議等の重要な会議 において、その担当する業務の執行状況の報告を行うとともに、随時各監査役の要請に応じて、必要 な報告および情報提供を行うこととする。 2.取締役および使用人は、監査役(会)に対して、法定の事項に加え、全社的に重大な影響を及ぼす事 項、内部監査の実施状況、ホットラインによる通報状況およびその内容を速やかに報告する。 3.監査役会は、監査役室を受付窓口とする監査役通報システムを設置し、当社グループの会計、会計の 内部統制および監査における懸念や不正について、使用人その他の通報者からの通報を直接受け付け る。 (9) その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制 監査役による取締役、執行役員および重要な使用人に対する個別ヒアリングの機会を設けるとともに、代 表取締役、監査法人および内部監査部門それぞれとの間で定期的に意見交換会を開催する。 ( 21 ) 連結貸借対照表 (平成22年3月31日現在) (単位:百万円) 科 目 金 (資 産 の 部) 動 資 額 産 金 123,635 金 158,841 受 取 手 形 及 び 売 掛 金 290,702 流 現 金 及 定 び 期 預 預 関係会社受取手形・売掛金 貸 倒 △5,643 棚 卸 資 産 233,981 繰 延 そ 税 金 5,502 他 44,246 当 の 873,128 計 投 金 関 係 会 社 投 資 ・ 貸 付 金 40,558 そ の 他 の 投 資 ・ 貸 付 金 29,932 計 70,490 資 及 び 貸 付 短 一 支 関 設 未 従 そ 社 未 長 そ 債 払 有 形 固 定 資 建 産 物 機 械 減 及 価 償 び 却 そ の 累 計 土 建 設 仮 勘 他 △789,058 89,095 定 26,855 び 長 期 職 ・ 年 繰 延 の 債 合 資 長 期 繰 延 税 金 10,523 そ の 他 の 資 産 53,237 計 1,391,273 合 借 入 金 費 税 額 本 54,730 161,368 293,765 7,087 35,648 8,421 9,766 148,459 719,244 324,372 203,963 7,508 6,614 1,261,701 金 322,242 債 金 債 金 金 金 金 金 他 金 用 金 他 計 本 資 本 剰 余 金 781,966 利 益 剰 余 金 △751,202 その他の包括利益(△損失)累計額 △238,162 自 己 株 式 計 383,895 計 産 及 退 期 (純 資 産 の 部) 社 株 主 資 当 700,346 地 金 (負 債 の 部) 動 負 期 借 入 年 内 返 済 長 期 負 払 手 形 及 び 買 掛 係会社支払手形・買掛 備関係支払手形・未払 払 税 業 員 預 り の 計 負 356,657 額 目 資 流 21,864 金 引 科 非 支 配 108,318 持 分 21,254 計 1,391,273 純 資 産 合 計 負 債 ・ 純 資 △6,526 産 129,572 合 <連結貸借対照表に関する注記> 1.担保に供している資産 有形固定資産ほか 担保提供資産に対応する債務 短期借入金 長期借入金 2.従業員及び関係会社等の借入に対する保証債務 6,036百万円 2,023百万円 1,948百万円 10,096百万円 手形割引残高 2,763百万円 3.投資及び貸付金から控除されている貸倒引当金 △2,993百万円 4.その他の包括利益(△損失)累計額には、未実現有価証券評価損益、為替換算調整額、年金債務調整額が含まれており ます。 ( 22 ) 連結損益計算書 ( 平成21年4月1日から 平成22年3月31日まで ) (単位:百万円) 科 目 売 金 上 そ の 受 他 取 そ の 利 息 の 営 及 業 び 他 収 配 の 当 収 額 高 1,594,640 益 62,705 金 2,297 益 16,544 収 益 合 計 1,676,186 売 上 原 価 1,350,736 費 274,327 息 10,463 用 78,986 合 計 1,714,512 損 失 △38,326 販 売 費 支 及 び 一 般 払 そ の 売 上 税 金 等 価 調 理 利 他 原 管 の 及 整 び 前 費 費 当 用 期 純 当 期 税 額 12,930 繰 延 税 額 203 非 支 配 持 分 帰 属 損 益 控 除 前 当 期 純 損 失 △51,459 非 支 配 持 分 帰 属 損 益 ( 控 除 ) △2,670 当 社 帰 属 当 期 純 損 <1株当たり情報に関する注記> 失 △48,789 1株当たり当社株主資本 17円64銭 基本的1株当たり当社帰属当期純損失 ( 23 ) △7円94銭 連結株主持分計算書 ( 平成21年4月1日から 平成22年3月31日まで ) (単位:百万円) 当社株主資本 区分 その他の 資 本 金 包括利益 資本剰余金 利益剰余金 (△損失) 普通株式 優先株式 累 計 額 期首残高 172,242 優先株式から普通 株式への転換 150,000 150,000 △150,000 781,951 △702,409 △248,811 包括利益 非支配持分 (△損失) 純資産合計 自己株式 計 △6,519 25,150 171,604 - 非支配持分からの 子会社株式の買取 15 △55 △40 包括利益(△損失) 当社帰属当期純 損失 △48,789 △2,670 △51,459 △51,459 未実現有価証券 評価損益 6,212 18 6,230 6,230 為替換算調整額 △2,752 △56 △2,808 △2,808 年金債務調整額 7,189 △600 6,589 6,589 計 △41,448 △41,448 非支配持分への配 当金 △533 △533 自己株式増減(純 額) △7 △7 △4 △4 322,242 - 781,966 △751,202 △238,162 △6,526 21,254 129,572 自己株式処分差損 期末残高 <連結株主持分計算書に関する注記> 発行済株式数 期首発行済株式数 期末発行済株式数 期首自己株式数 期末自己株式数 (単位:千株) 普通株式 1,872,338 6,158,053 16,527 16,656 優先株式 428,572 - - - ( 24 ) 連 結 注 記 表 【連結計算書類作成のための基本となる重要な事項】 <連結範囲及び持分法の適用に関する事項> 当社の連結財務諸表は、当社並びに議決権の50%超を保有している会社全てを連結して作成しております。 議決権の20%以上50%以下を所有している会社のうち、関連会社とせず、持分法を適用していない会社はありません。 1.連結子会社数及び主要な連結子会社の名称 連結子会社の数 157社 (主要な連結子会社の名称) 三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社、三洋半導体株式会社、三洋電機(香港)有限公司、 サンヨー・ノースアメリカ・コーポレーション、三洋ジャヤ電子部品(インドネシア)株式会社、 三洋セールス&マーケティング・ヨーロッパ有限会社 2.持分法適用会社の数及び主要な持分法適用会社の名称 持分法適用会社の数 49社 (主要な持分法適用会社の名称) 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ三洋システム、大連冰山集団有限公司、瀋陽華潤三洋圧縮機有限公司、 台湾三洋電機股份有限公司 <重要な会計方針> 1.連結計算書類の作成基準 当社の連結計算書類は、会社計算規則附則(平成21年法務省令第46号)第3条第1項の規定により、米国で一般に公正妥 当と認められた会計基準による用語、様式及び作成方法に準拠して作成しております。ただし、同項の規定に準拠して、 米国において一般に公正妥当と認められた会計基準により要請される記載及び注記の一部を省略しております。 2.棚卸資産の評価方法及び評価基準 棚卸資産は、低価法で評価しており、製品及び仕掛品の取得価額は主として総平均法、原材料の取得価額は主として先入 先出法により算定しております。 3.有価証券の評価方法及び評価基準 米国財務会計基準審議会会計基準編纂書(以下、「ASC」という。)320「投資-負債及び持分証券」を適用しております。 満期保有目的有価証券 … 償却原価法 売却可能有価証券 ……… 決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は税効果考慮後の金額でその他の包括利益累計 額に含まれており、売却原価は移動平均法により算定しております。) 4.有形固定資産の減価償却方法 有形固定資産の減価償却費は、当該資産の見積耐用年数に基づき主として定額法で計算しております。 5.のれん及びその他の無形資産 ASC350「無形資産-のれん及びその他」に準拠し、企業結合により取得したのれん及び耐用年数が確定できない無形固定 資産は償却せず、年一回及び減損の可能性を示す事象または状況の変化が生じた時点で減損の判定を行っております。 償却対象となる無形固定資産の償却方法は定額法であり、償却年数は主として5年であります。 ( 25 ) 6.引当金の計上基準 貸倒引当金 ………… 売掛債権・貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債 退職給付引当金 …… ASC715「報酬-退職給付」に準拠し、従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給 権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。 (未払退職・年金費用) 付債務及び年金資産の公正価値に基づき計上しております。 過去勤務債務については、従業員の平均残存勤務年数で定額償却しております。 数理計算上の純損失については、回廊(=退職給付債務と年金資産の公正価値のいずれか大きい方 の10%)を超える部分について、従業員の平均残存勤務年数で、定額償却しております。 <新会計基準> 平成21年6月に、米国財務会計基準審議会は、米国財務会計基準審議会基準書第168号「米国財務会計基準審議会による 会計基準編纂書及び一般に公正妥当と認められた会計原則のヒエラルキー-米国財務会計基準審議会基準書第162号の改 訂」(以下「基準書第168号」という。)を発行しました。基準書第168号は、米国証券取引委員会により発行されたガイダ ンスを除き、ASCを米国財務会計基準審議会が認定する、唯一かつ公式な会計基準の文献であると規定しています。基準 書第168号は、平成21年9月16日以降に終了する連結会計年度から適用され、当社では当連結会計年度より適用していま す。基準書第168号の適用により、当社の経営成績及び財政状態に与える影響はありませんが、開示における会計基準へ の参照はASCに基づき変更しています。 平成19年12月に、米国財務会計基準審議会は、ASC810「連結」(旧米国財務会計基準審議会基準書第160号「連結財務諸表 における非支配持分-ARB第51号の改訂」)を発行しました。ASC810は、非支配持分(旧少数株主持分)を資本の構成要素と して報告することを要求しております。またASC810は、適用日以前に発生したものを含め、将来に向かって全ての非支配 持分について適用され、当社では当連結会計年度より適用しております。これにより、従来、連結貸借対照表の負債の部 と資本の部の中間に表示していた少数株主持分を、非支配持分として連結貸借対照表上、純資産の部に含めて表示してお ります。また、ASC810の適用により、他の連結計算書類の表示科目も変更しております。 <会計上の見積りの変更> 主要な有形固定資産の減価償却方法について、従来、定率法を採用しておりましたが、平成21年4月1日より開始する連 結会計年度より定額法へ変更しました。当社は、近年の設備投資、生産高、売上高等の状況を検討した結果、この変更は 設備投資のコストを資産の使用実態に応じて毎期平均的に配分するとともに、見積り使用期間にわたる費用収益対応をよ り良く反映する合理的な変更であると判断しております。また、主要な有形固定資産の耐用年数についても併せて見直し を行いました。その結果、耐用年数は従来よりも短くなっております。なお、ASC250「会計上の変更と誤謬の訂正」(旧 米国財務会計基準審議会基準書第154号「会計上の変更と誤謬の訂正-米国会計原則審議会意見書第20号及び同基準第3 号の置き換え」)に従い、減価償却方法の変更及び耐用年数の見直しは見積りの変更として将来にわたって適用され、遡 及修正はしておりません。これらにより、従来の方法によった場合に比べ、当連結会計年度の税金等調整前当期純損失は 4,663百万円、当社帰属当期純損失は4,902百万円、基本的1株当たり当社帰属当期純損失は0.80円増加しております。 ( 26 ) (金融商品に関する注記) 1.金融商品の状況に関する事項 当社グループは、資金運用については安全性の高い金融資産に限定し、銀行等金融機関からの借入や社債発行等により資 金を調達しております。また金融商品をトレーディング目的及び投機目的には保有しておりません。 受取手形及び売掛金に係る顧客の信用リスクは、債権管理規定等に沿ってリスク低減を図っております。また、投資有価 証券は主として業務上の関係を有する企業の株式及び満期保有目的の債券であり、市場価格の変動リスクに晒されており、 四半期毎に公正価値の把握を行っております。また、金融商品を保有するにあたり、取引先の契約不履行や金利及び為替 の変動による重大な損失の発生する可能性は低いと考えています。 借入金の使途は運転資金及び設備投資資金であり、一部の長期借入金の金利変動リスクに対して金利スワップ取引を実施 してリスクを低減させております。またデリバティブは社内で承認されたリスクマネジメント規定に基づいて保有されて おり、外国為替及び金利の変動リスクを低減させ、極小化するために利用しています。 2.金融商品の公正価値等に関する事項 平成22年3月31日(当連結会計年度末)における連結貸借対照表計上額、公正価値、これらの差額及び想定元本等につい ては、次のとおりです。 なお、公正価値を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含まれていません((注3)参照) 借方(貸方) (単位:百万円) 連結貸借対照表 計上額 投資有価証券 公正価値 差額 18,322 17,836 (324,372) デリバティブ取引(※1) ヘッジ会計が適用されていない もの 想定元本等 うち1年超 (486) - - (330,109) (5,737) - - 為替予約・売建 (807) (807) - 66,185 - 為替予約・買建 168 168 - 12,325 - 長期負債 金利・通貨スワップ 23 23 - 33,702 31,502 デリバティブ取引計 (616) (616) - 112,212 31,502 (※1)上記のデリバティブについては、全て市場取引以外の取引です。 (注1)金融商品の公正価値の算定方法 当社グループは、金融商品の公正価値算定を下記の前提と方法に基づいて行っています。 (1)現金及び現金等価物、売掛金、短 期借入金、1年以内に期限の到来 - 現金化までの期間が短いため、公正価値は簿価とほぼ等しいと考えています。 する社債及び長期借入金、買掛金 (2)投資有価証券 (3)長期負債 (1年内返済分を除く) - - 売却可能有価証券については市場価格、満期保有目的有価証券については金融 機関から提供された時価情報に基づいています。 将来のキャッシュ・フローを同一または類似債券の取引所の相場レートを使っ て計算した現在価値に基づいて算定しています。 ( 27 ) (4)為替予約・通貨オプション (5)金利・通貨スワップ - 外国為替銀行の相場に基づいて算定しています。 - 将来のキャッシュ・フローを適切な期末日の割引レート、為替レートを使って 計算した現在価値に基づいて算定しています。 (注2)投資有価証券における保有目的毎の、取得価額又は公正価値との差額、売却及び減損の状況は次のとおりです。 (単位:百万円) 連結貸借対照表 計上額 売却可能有価証券 満期保有目的有価証券 取得価額 公正価値 未実現評価利益 未実現評価損失 15,949 9,782 - 6,412 245 2,373 - 1,887 60 546 売却可能有価証券における当連結会計年度中の売却実績は179百万円であり、売却益は8百万円、売却損は5百万円であ りました。 満期保有目的有価証券につきましては、満期到来期日はすべて10年超です。 また、当連結会計年度において、取得価額に対して公正価値の下落が一時的でないと判断し減損した金額は、売却可能有 価証券で483百万円でありました。 (注3)当連結会計年度末における原価法によって評価される市場性のない投資有価証券の投資額は6,106百万円であります。 これらの投資有価証券については、公正価値を容易に算定出来ないため原価法で評価していますが、投資先の公正価値 を著しく毀損する事象や状況の変化が認められた場合には減損を認識しています。 (注4)長期負債の連結決算日後の返済予定額については、次のとおりです。 (単位:百万円) 期限 返済予定額 1年超 2年以内 135,273 2年超 3年以内 48,660 3年超 4年以内 51,405 4年超 5年以内 87,154 5年超 合計 1,880 324,372 ( 28 ) 貸借対照表 (平成22年3月31日現在) (単位:百万円) 科 目 金 (資 産 の 部) 流 動 現 及 び 取 預 手 売 掛 製 仕 原 掛 材 料 及 前 払 短 蔵 費 期 未 貸 付 収 の 他 貸 入 の 倒 固 流 形 動 引 資 当 定 有 貯 渡 前 そ び 資 固 定 資 建 構 築 機 械 車 及 両 び 装 運 搬 産 500,702 金 135,024 形 5,284 金 155,701 品 25,096 品 17,084 品 20,170 金 1 用 662 金 89,760 金 52,024 産 4,884 金 △4,991 産 507,098 産 202,923 物 63,623 物 5,475 置 68,038 具 128 工 具 、 器 具 及 び 備 品 7,664 土 地 38,070 リ ー ス 資 産 326 建 設 仮 勘 定 19,594 資 産 6,525 エ ア 5,505 無 形 ソ 固 フ 施 定 ト 設 ウ 権 68 そ の 他 の 無 形 固 定 資 産 951 投 資 そ 利 の 用 他 の 資 産 297,648 投 資 有 価 証 券 15,938 関 係 会 社 株 式 245,888 金 376 長 破 長 そ 貸 資 科 資 金 受 額 期 産 貸 更 期 の 前 他 倒 産 生 付 債 払 の 権 費 投 引 資 当 合 等 882 用 29,039 等 7,577 金 △2,055 計 1,007,800 目 金 (負 債 の 部) 動 負 払 手 掛 期 借 入 年 内 償 還 予 定 の 社 ー ス 債 払 払 法 人 税 払 費 延 税 金 負 り 品 保 証 引 当 の 他 の 流 動 負 定 負 額 債 支 形 買 金 短 金 一 債 リ 務 未 金 未 等 未 用 繰 債 預 金 製 金 そ 債 固 債 社 債 長 期 借 入 金 リ ー ス 債 務 繰 延 税 金 負 債 退 職 給 付 引 当 金 関 係 会 社 事 業 損 失 引 当 金 そ の 他 の 固 定 負 債 負 債 合 計 (純 資 産 の 部) 株 主 資 本 資 本 金 資 本 剰 余 金 資 本 準 備 金 利 益 剰 余 金 利 益 準 備 金 そ の 他 利 益 剰 余 金 特 別 償 却 準 備 金 退 職 給 与 積 立 金 配 当 準 備 積 立 金 繰 越 利 益 剰 余 金 自 己 株 式 評 価 ・ 換 算 差 額 等 その他有価証券評価差額金 繰 延 ヘ ッ ジ 損 益 純 資 産 合 計 448,867 461 182,973 127,453 20,000 87 61,101 427 23,411 87 29,410 1,337 2,115 382,929 70,000 230,090 238 2,037 63,518 15,417 1,625 831,796 173,953 322,242 384,771 384,771 △526,622 33,904 △560,527 12 300 14,160 △574,999 △6,437 2,051 2,570 △519 176,004 負 1,007,800 流 ( 29 ) 債 ・ 純 資 産 合 計 平成21年4月1日から 損益計算書 ( 平成22年3月31日まで ) (単位:百万円) 科 目 売 上 売 上 売 売 総 費 及 営 利 び 一 外 利 取 そ 配 の 営 他 の 経 費 利 他 の 常 特 費 損 別 固 収 外 払 そ 定 利 資 産 売 却 額 高 911,212 価 817,781 益 93,431 費 99,488 失 6,057 益 息 1,589 金 5,425 益 8,178 15,193 用 息 7,463 用 35,010 42,474 失 33,337 益 益 777 投 資 有 価 証 券 売 却 益 6 関 係 会 社 株 式 売 却 益 42 益 665 関 係 貸 会 倒 社 引 特 当 清 金 別 固 定 算 戻 入 損 資 産 処 分 額 69 1,562 失 損 1,711 関 係 会 社 株 式 売 却 損 28 投 資 有 価 証 券 評 価 損 192 関 係 会 社 株 式 評 価 損 20,404 関 係 会 社 事 業 損 失 引 当 金 繰 入 額 11,052 損 167 関 係 会 社 整 理 貸 倒 引 当 金 繰 入 額 1,921 事 業 構 造 改 革 費 用 6,442 失 2,452 減 損 事 人 損 業 引 法 当 の 業 支 理 収 取 受 管 損 業 受 法 般 業 営 当 原 上 販 税 金 前 税 人 期 譲 当 、 住 渡 期 民 税 税 等 純 純 及 び 調 損 事 整 損 業 損 7,712 52,085 失 83,861 税 378 額 △129 失 84,111 ( 30 ) 株主資本等変動計算書 ( 平成21年4月1日から 平成22年3月31日まで ) (単位:百万円) 株 資本剰余金 主 利 資 益 剰 本 余 金 資 本 金 そ の 他 利 益 剰 余 金 資本準備金 自己株式 利益準備金 特別償却 準 備 金 退職給与 積 立 金 配当準備 積 立 金 繰越利益 剰 余 金 利益剰余金 合 計 株主資本 合 計 前期末残高 322,242 384,771 33,904 194 300 14,160 △491,066 △442,507 △6,404 258,101 当期変動額 特別償却準備金の取崩 △182 182 当期純損失 △84,111 △84,111 △84,111 自己株式の取得 △40 △40 自己株式の処分 △3 △3 6 3 株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) - - - △182 - - △83,932 △84,114 △33 △84,148 322,242 384,771 33,904 12 300 14,160 △574,999 △526,622 △6,437 173,953 当期変動額合計 当期末残高 評 価 ・ 換 算 差 額 等 純資産合計 その他有価証券 評 価 差 額 金 繰延ヘッジ損益 前期末残高 △931 △873 △1,805 256,296 当期変動額 特別償却準備金の取崩 当期純損失 △84,111 自己株式の取得 △40 自己株式の処分 3 3,501 354 3,856 3,856 当期変動額合計 3,501 354 3,856 △80,291 当期末残高 2,570 △519 2,051 176,004 株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) 評価・換算 差額等合計 ( 31 ) 個 別 注 記 表 (重要な会計方針に係る事項に関する注記) 1.資産の評価基準及び評価方法 (1) 棚卸資産 評価基準 原価法 (貸借対照表価額は、収益性の低下に基づく簿価切下げの方法で算定) 評価方法 製品・仕掛品は総平均法 原材料は主として先入先出法 (2) 有価証券 移動平均法による原価法 子会社株式及び関連会社株式 その他有価証券(時価のあるもの) 決算日の市場価格等に基づく時価法 (評価差額は全部純資産直入法、売却原価は移動平均法による) その他有価証券(時価のないもの) 移動平均法による原価法 (3) デリバティブ 時価法 2.固定資産の減価償却の方法 (1) 有形固定資産(リース資産を除く) 定額法 (2) 無形固定資産(リース資産を除く) 定額法 自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法、市場販売目的のソフトウエ アについては、見込販売数量に基づく償却額と見込販売有効期間(3年以内)に基づく均等償却額とのいずれか大きい 額を計上しております。 (3) リース資産 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。 なお、所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日が平成20年3月31日以前のリース取引につい ては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。 (会計方針の変更) 従来、主要な有形固定資産の減価償却方法については、定率法を採用しておりましたが、当期より定額法へと変更して おります。この変更は、設備投資のコストを資産の使用実態に応じて毎期平均的に配分するとともに、見積り使用期間 にわたる費用収益対応をより良く反映するためであります。また、主要な有形固定資産の耐用年数についても併せて見 直しを行っております。 従来の方法と比較して、定額法への変更により、営業利益、経常利益及び税引前当期純利益はそれぞれ4,774百万円増加 しており、耐用年数の見直しにより、営業利益、経常利益及び税引前当期純利益はそれぞれ8,252百万円減少しておりま す。 3.引当金の計上基準 (1) 貸倒引当金 債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については 個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。 (2) 製品保証引当金 販売した製品の無償サービス費用に充てるため、必要見込額を計上しております。 (3) 退職給付引当金 従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上しております。 なお、数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務年数による定額法により、翌期から費用処理しており ます。 (4) 関係会社事業損失引当金 関係会社の事業に係る損失の当社負担に備えるため、関係会社の財政状態等を勘案し、当該関係会社への投融資額を超 えて負担が見込まれる額を引当計上しております。 ( 32 ) 4.ヘッジ会計の方法 為替予約及び金利スワップについては、金融商品に関する会計基準における繰延ヘッジ会計を適用しております。なお、 金利スワップについては、特例処理の要件を満たしている場合には特例処理を行っております。 5.消費税等の会計処理の方法 税抜方式によっております。 (貸借対照表に関する注記) 1.有形固定資産の減価償却累計額 2.保証債務残高 保証予約残高 受取手形の割引高 輸出為替手形 3.関係会社に対する金銭債権 4.関係会社に対する金銭債務 (損益計算書に関する注記) 1.関係会社に対する売上高 2.関係会社からの仕入高 3.関係会社との営業取引以外の取引高 (株主資本等変動計算書に関する注記) 1.当期末日における発行済株式数 普通株式 2.当期末日における自己株式数 普通株式 375,750百万円 20,939百万円 3,716百万円 23,793百万円 241,132百万円 89,757百万円 604,247百万円 468,048百万円 7,305百万円 6,158,053,099株 16,278,363株 (税効果会計に関する注記) 1.繰延税金資産の発生の主な原因別の内訳 退職給付引当金 未払費用 投資有価証券 貸倒引当金 関係会社事業損失引当金 固定資産 棚卸資産 繰越欠損金 その他 繰延税金資産小計 評価性引当金 繰延税金資産合計 2.繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳 その他有価証券評価差額金 特別償却準備金 現物出資課税繰延 仮払金 繰延税金負債合計 (リースにより使用する固定資産に関する注記) 1.当期末日における取得原価相当額 2.当期末日における減価償却累計額相当額 3.当期末日における未経過リース料相当額 25,845百万円 8,740百万円 137,508百万円 2,441百万円 6,273百万円 15,555百万円 4,264百万円 141,085百万円 1,246百万円 342,961百万円 △342,961百万円 -百万円 661百万円 8百万円 1,368百万円 87百万円 2,125百万円 11,072百万円 5,189百万円 5,112百万円 ( 33 ) (関連当事者に関する注記) 子会社等 属性 会社等 の名称 住所 資本金 事業の内容 関係内容 議決権等 の所有 役員の 事業上 兼任等 の関係 取引の内容 取引金額 科目 期末残高 子会社 三洋半導体㈱ 群馬県 邑楽郡 15,000 百万円 半導体の 開発・販売 直接 100% 9人 当社製品の 製造 資金の貸付 (注1) 27,825 貸付金 百万円 子会社 三洋半導体製造㈱ 新潟県 小千谷市 8,000 百万円 半導体の 製造・販売 間接 100% 6人 当社製品の 製造・販売 金融機関から の借入金に対 する保証 (注2) 11,572 百万円 大阪府 守口市 50 百万円 太陽電池の 販売 直接 100% 8人 当社製品の 販売 当社製品の 販売 (注3) 48,262 売掛金 百万円 13,954 百万円 子会社 三 洋 電 子 部 品 販 売 ㈱ 東京都 文京区 90 百万円 電子部品・ 半導体の販 売 直接 100% 5人 当社製品の 販売 当社製品の 販売 (注3) 84,073 売掛金 百万円 13,852 百万円 ㈱三洋キャッシュ 子会社 ・ マ ネ ー ジ メ ン ト ・センター 大阪府 守口市 20 百万円 関係会社 への融資等 直接 100% 当社の営業 債務のファク タリング (注4) 52,205 百万円 買掛金 7人 資金の貸借 及びファク タリング 14,235 百万円 未払金 869 百万円 サンヨー・ノース 子会社 アメリカ・コーポレー ション 米国 カリフォ ルニア 直接 100% 8人 当社製品の 米国におけ る販売 資金の預り (注5) 9,783 預り金 百万円 16,842 百万円 間接 100% 12人 当社製品の 製造・販売 製品の購入 (注6) 110,014 買掛金 百万円 10,851 百万円 直接 100% 10人 当社製品の 香港からの 輸出 製品の購入 (注6) 資金の貸付 (注1) 107,595 買掛金 百万円 972 貸付金 百万円 9,205 百万円 13,299 百万円 子会社 三洋ソーラーエナジー システム㈱ 子会社 三洋ジャヤ電子部品 (インドネシア)㈱ インド ネシア 子会社 三洋電機(香港) 有限公司 香港 402,162 千米㌦ 40,000 千米㌦ 1,013,000 千香港㌦ 電気機械器 具などの販 売及び地域 拠点業務 デジタルカメラ、 電子部品な どの製造・ 販売 電気機械器 具、電子部 品などの販 売 - 59,855 百万円 - 取引条件及び取引条件の決定方針等 (注1)資金の貸付については、貸付利率は市場金利を勘案して決定しております。 (注2)三洋半導体製造㈱の銀行借入11,572百万円につき、債務保証を行ったものであります。 この他に保証債務の予約残高が1,121百万円あります。 (注3)価格その他の取引条件は、市場実勢を勘案して当社が希望価格を提示し、価格交渉の上で決定しております。 取引金額には、消費税等を含めておりません。期末残高には消費税等を含めております。 (注4)ファクタリングについては、当社、関係会社、㈱三洋キャッシュ・マネージメント・センターとの三者間で基 本契約を締結し、ファクタリング方式による決済を行っているものであります。 (注5)資金の預りについては、三洋電機グループの資金の効率化に活用しております。 (注6)価格その他の取引条件は、市場実勢を勘案して当社が希望価格を提示し、価格交渉の上で決定しております。 (1株当たり情報に関する注記) 1.1株当たり純資産 2.1株当たり当期純損失 28円66銭 13円69銭 ( 34 ) 連結計算書類に係る会計監査人の監査報告 独立監査人の監査報告書 三洋電機株式会社 取締役会 御中 平成22年5月5日 あずさ監査法人 指 定 社 員 業務執行社員 指 定 社 員 業務執行社員 指 定 社 員 業務執行社員 公認会計士 中 尾 正 孝 公認会計士 松 井 理 晃 公認会計士 宮 林 利 朗 当監査法人は、会社法第444条第4項の規定に基づき、三洋電機株式会社の平成21年4月1日から平成22年3月31日ま での連結会計年度の連結計算書類、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主持分計算書及び連結注記表 について監査を行った。この連結計算書類の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から連結計算書 類に対する意見を表明することにある。 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当 監査法人に連結計算書類に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を 基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全 体としての連結計算書類の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理 的な基礎を得たと判断している。 当監査法人は、上記の連結計算書類が、会社計算規則附則(平成21年法務省令第46号)第3条第1項の規定により、 米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(連結注記表 連結計算書類作成のための基本となる重要な 事項<重要な会計方針>参照)に準拠して、三洋電機株式会社及び連結子会社から成る企業集団の当該連結計算書類に 係る期間の財産及び損益の状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。 追記情報 連結注記表の連結計算書類作成のための基本となる重要な事項の会計上の見積りの変更に記載されているとおり、会 社は主要な有形固定資産の減価償却方法及び耐用年数を変更している。 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 ( 35 ) 計算書類に係る会計監査人の監査報告 独立監査人の監査報告書 三洋電機株式会社 取締役会 御中 平成22年5月5日 あずさ監査法人 指 定 社 員 業務執行社員 指 定 社 員 業務執行社員 指 定 社 員 業務執行社員 公認会計士 中 尾 正 孝 公認会計士 松 井 理 晃 公認会計士 宮 林 利 朗 当監査法人は、会社法第436条第2項第1号の規定に基づき、三洋電機株式会社の平成21年4月1日から平成22年3月 31日までの第86期事業年度の計算書類、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び個別注記表並 びにその附属明細書について監査を行った。この計算書類及びその附属明細書の作成責任は経営者にあり、当監査法人 の責任は独立の立場から計算書類及びその附属明細書に対する意見を表明することにある。 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当 監査法人に計算書類及びその附属明細書に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。 監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積り の評価も含め全体としての計算書類及びその附属明細書の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監査の結 果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。 当監査法人は、上記の計算書類及びその附属明細書が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準 に準拠して、当該計算書類及びその附属明細書に係る期間の財産及び損益の状況をすべての重要な点において適正に表 示しているものと認める。 追記情報 個別注記表の重要な会計方針に係る事項に関する注記に記載されているとおり、会社は主要な有形固定資産の減価償 却方法及び耐用年数を変更している。 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 ( 36 ) 監査役会の監査報告 監 査 報 告 書 当監査役会は、平成21年4月1日から平成22年3月31日までの第86期事業年度の取締役の職務の執行に関して、各監 査役が作成した監査報告書に基づき、審議の上、本監査報告書を作成し、以下のとおり報告いたします。 1. 監査役および監査役会の監査の方法およびその内容 監査役会は、監査の方針、職務の分担等を定め、各監査役から監査の実施状況および結果について報告を受ける ほか、取締役等および会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めました。 また各監査役は、監査役会が定めた監査役監査の基準に準拠し、監査の方針、職務の分担等に従い、取締役、内 部監査部門その他の使用人等と意思疎通を図り、情報の収集および監査の環境の整備に努め、以下のとおり監査を 実施いたしました。 ① 取締役会および経営会議等重要な会議に出席し、取締役および使用人等からその職務の執行状況について報告 を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧し、本社および主要な事業所において業務および 財産の状況を調査いたしました。 ② 取締役の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制その他株式会社の業務の適正を確 保するために必要なものとして会社法施行規則第100条第1項および第3項に定める体制の整備に関する取締役 会決議の内容および当該決議に基づき整備されている体制(内部統制システム)の状況を監視および検証いた しました。 ③ 金融商品取引法上の財務報告に係る内部統制については、取締役等およびあずさ監査法人から当該内部統制の 評価および監査の状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めました。 ④ 子会社については、子会社の取締役および監査役等と意思疎通および情報の交換を図り、必要に応じて子会社 から事業の報告を受けました。 ⑤ 会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視および検証するとともに、会計 監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めました。 ⑥ 会計監査人から「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」(会社計算規則第131条各号に掲げ る事項)を「監査に関する品質管理基準」(平成17年10月28日企業会計審議会)等に従って整備している旨の 通知を受け、必要に応じて説明を求めました。 以上の方法に基づき、当該事業年度に係る事業報告およびその附属明細書、計算書類(貸借対照表、損益計算書、 株主資本等変動計算書および個別注記表)およびその附属明細書ならびに連結計算書類(連結貸借対照表、連結損 益計算書、連結株主持分計算書および連結注記表)について検討いたしました。 ( 37 ) 2. 監査の結果 (1) 事業報告等の監査結果 ① 事業報告およびその附属明細書は、法令および定款に従い、会社の状況を正しく示しているものと認めます。 ② 取締役の職務の執行に関する不正の行為または法令もしくは定款に違反する重大な事実は認められません。 ③ 内部統制システムに関する取締役会決議の内容は相当であると認めます。また、当該内部統制システムに関す る取締役の職務の執行についても、指摘すべき事項は認められません。 なお、財務報告に係る内部統制については、本監査報告書の作成時点において重要な欠陥はない旨の報告を取 締役等およびあずさ監査法人から受けております。 (2) 計算書類およびその附属明細書の監査結果 会計監査人 あずさ監査法人の監査の方法および結果は相当であると認めます。 (3) 連結計算書類の監査結果 会計監査人 あずさ監査法人の監査の方法および結果は相当であると認めます。 平成22年5月6日 三洋電機株式会社 監査役会 常勤監査役 監 査 役 監 査 役 松井秀雄 永 田 武 全 仲田 哲 (注)監査役 永田武全および監査役 仲田 哲は、会社法第2条第16号および第335条第3項に定める社外監査役であり ます。 以 上 ( 38 ) 株主総会参考書類 第1号議案 定款一部変更の件 (1) 変更の理由 ①発行済A種優先株式全株および発行済B種優先株式全株を平成21年12月25日に消却したことにより、 当該優先株式に関連する規定を変更または削除するものであります。 ②規定の削除に伴い条数を繰り上げるものであります。 (2) 変更の内容 変更の内容は次のとおりであります。 (下線は変更部分を示します。) 現 行 定 款 変 第6条(発行可能株式総数等) 当会社の発行可能株式総数は、7,489,000,000株とし、 各種類の株式の発行可能種類株式総数は、次のとおり とする。 普通株式 7,060,300,000株 A種優先株式 182,600,000株 B種優先株式 246,100,000株 2.当会社の普通株式の単元株式数は、1,000株とし、A種 優先株式およびB種優先株式の各単元株式数は、100株 とする。 第2章の2 優 先 株 式 第11条の2(期末配当) 当会社は、第41条に定める剰余金の配当をするときは、 優先株式を有する株主(以下「優先株主」という。) または優先株式の登録株式質権者(以下「優先登録株 式質権者」という。)に対して、以下に定める金額を、 普通株式を有する株主(以下「普通株主」という。) または普通株式の登録株式質権者(以下「普通登録株 式質権者」という。)および他の種類の優先株式の優 先株主または優先登録株式質権者と同順位にてする。 A種優先株式 A種優先株式1株当たり、普通株式1 株当たりの配当金に、その時点におけ るA種優先株式転換比率(第11条の6 第1項において定められる。)を乗じ て得られる額。 B種優先株式 B種優先株式1株当たり、普通株式1 株当たりの配当金に、その時点におけ るB種優先株式転換比率(第11条の6 第2項において定められる。)を乗じ て得られる額。 更 案 第6条(発行可能株式総数等) 当会社の発行可能株式総数は、7,489,000,000株とする。 2.当会社の単元株式数は、1,000株とする。 <削除> (次頁へ続く) ( 39 ) (下線は変更部分を示します。) 現 行 定 款 変 第11条の3(中間配当) 当会社は、第42条に定める剰余金の配当をするときは、 優先株主または優先登録株式質権者に対して、以下に 定める金額を、普通株主または普通登録株式質権者お よび他の種類の優先株式の優先株主または優先登録株 式質権者と同順位にてする。 A種優先株式 A種優先株式1株当たり、普通株式1 株当たりの中間配当金に、その時点に おけるA種優先株式転換比率を乗じて 得られる額。 B種優先株式 B種優先株式1株当たり、普通株式1 株当たりの中間配当金に、その時点に おけるB種優先株式転換比率を乗じて 得られる額。 第11条の4(残余財産の分配) 当会社は、残余財産の分配をする場合には、優先株主 または優先登録株式質権者に対して、優先株式1株に つきそれぞれ以下に定める金額を、普通株主または普 通登録株式質権者に先立ち、他の種類の優先株式の優 先株主または優先登録株式質権者と同順位にて分配す る。 A種優先株式 1株につき700円(以下「A種優先残余 財産分配額」という。) B種優先株式 1株につき700円(以下「B種優先残余 財産分配額」という。) 2.当会社は、前項に基づく残余財産の分配後、さらに残 余する財産があるときは、優先株主または優先登録株 式質権者に対して、以下に定める金額を、普通株主ま たは普通登録株式質権者および他の種類の優先株主ま たは優先登録株式質権者と同順位にて分配する。 A種優先株式 A種優先株式1株当たり、普通株式1 株当たりの残余財産分配額に、その時 点におけるA種優先株式転換比率を乗 じて得られる額。 B種優先株式 B種優先株式1株当たり、普通株式1 株当たりの残余財産分配額に、その時 点におけるB種優先株式転換比率を乗 じて得られる額。 第11条の5(議決権) A種優先株主は、株主総会において議決権を有する。 2.B種優先株主は、法令に別段の定めがある場合を除き、 株主総会において議決権を有しない。 更 案 <削除> <削除> <削除> (次頁へ続く) ( 40 ) (下線は変更部分を示します。) 現 行 定 款 変 第11条の6(転換請求権) A種優先株主は、当会社に対し、平成19年3月14日以 降、平成38年3月13日までの間(以下「A種優先株式 転換請求権行使期間」という。)、当該A種優先株主 が有するA種優先株式を取得し、これと引換えに、A 種優先株式1株につき10株の割合(以下「A種優先株 式転換比率」という。ただし、以下に従い比率が変更 された場合には、当該変更後の比率を「A種優先株式 転換比率」という。)で普通株式を交付すること(当 会社が取得請求権付株式を取得し、これと引換えに普 通株式を交付することを、以下「転換」という。)を 請求することができる。 A種優先株式転換比率は、合併、株式交換、株式移転、 または会社分割その他当会社の普通株式の発行済株式 の総数が変更する事由が生じる場合で、A種優先株主 の権利・利益に鑑みての実質的公平の観点から当該転 換比率の調整が必要とされる場合には、取締役会が適 切と判断する転換比率に変更される。 なお、かかる変更後のA種優先株式の転換比率による A種優先株式の転換により交付すべき普通株式の数の 算出に当たって1株に満たない端数があるときは、会 社法第167条第3項の規定に従いこれを取り扱う。 2.B種優先株主は、当会社に対し、払込期日の翌日以降、 平成38年3月13日までの間(以下「B種優先株式転換 請求権行使期間」という。)、B種優先株式1株につ き10株の割合(以下「B種優先株式転換比率」という。 ただし、以下に従い比率が変更された場合には、当該 変更後の比率を「B種優先株式転換比率」という。) で転換を請求することができる。 B種優先株式転換比率は、合併、株式交換、株式移転、 または会社分割その他当会社の普通株式の発行済株式 の総数が変更する事由が生じる場合で、B種優先株主 の権利・利益に鑑みての実質的公平の観点から当該転 換比率の調整が必要とされる場合には、取締役会が適 切と判断する転換比率に変更される。 なお、かかる変更後のB種優先株式の転換比率による B種優先株式の転換により交付すべき普通株式の数の 算出に当たって1株に満たない端数があるときは、会 社法第167条第3項の規定に従いこれを取り扱う。 更 案 <削除> (次頁へ続く) ( 41 ) (下線は変更部分を示します。) 現 行 定 款 変 第11条の7(強制転換) 当会社は、取締役会の決定により、A種優先株式転換 請求権行使期間中に転換の請求のなかったA種優先株 式について、平成38年3月14日を経過した場合には、 取締役会が定める当該日を経過した後の日をもって当 該転換の請求のなかったA種優先株式の全てを取得し、 これと引換えに、A種優先株式1株につき、その時点 におけるA種優先株式転換比率で普通株式を交付する ことができる。 2.当会社は、取締役会の決定により、B種優先株式転換 請求権行使期間中に転換の請求のなかったB種優先株 式について、平成38年3月14日を経過した場合には、 取締役会が定める当該日を経過した後の日をもって当 該転換の請求のなかったB種優先株式の全てを取得し、 これと引換えに、B種優先株式1株につき、その時点 におけるB種優先株式転換比率で普通株式を交付する ことができる。 第11条の8(株式の分割または併合、募集株式等の割当て等) 当会社は、株式の分割または併合をするときは、普通 株式、A種優先株式およびB種優先株式ごとに、同時 に同一の割合でこれをする。当会社は、株主に募集株 式もしくは募集新株予約権(新株予約権付社債を含む。 以下同じ。)の割当てを受ける権利を与えるときは、 各々の場合に応じて、普通株主には普通株式または普 通株式を目的とする新株予約権の割当てを受ける権利 を、A種優先株主にはA種優先株式またはA種優先株 式を目的とする新株予約権の割当てを受ける権利を、 B種優先株主にはB種優先株式またはB種優先株式を 目的とする新株予約権の割当てを受ける権利を、それ ぞれ同時に同一の割合でA種優先株主およびB種優先 株主それぞれの権利・利益に鑑みての実質的に公平な 割当価額、行使価額その他の条件により与える。当会 社は、株式無償割当てまたは新株予約権無償割当てを するときは、各々の場合に応じて、普通株主には普通 株式の株式無償割当てまたは普通株式を目的とする新 株予約権の新株予約権無償割当てを、A種優先株主に はA種優先株式の株式無償割当てまたはA種優先株式 を目的とする新株予約権の新株予約権無償割当てを、 B種優先株主にはB種優先株式の株式無償割当てまた はB種優先株式を目的とする新株予約権の新株予約権 無償割当てを、それぞれ同時に同一の割合でする。 更 案 <削除> <削除> (次頁へ続く) ( 42 ) (下線は変更部分を示します。) 現 行 定 款 変 2.株式の分割がなされたときは、A種優先残余財産分配 額は、以下の算式により計算される残余財産分配額に 調整される。 分割前A種優先株式数 分割後A種優先株式数 3.株式の併合がなされたときは、A種優先残余財産分配 額は、以下の算式により計算される残余財産分配額に 調整される。 併合前A種優先株式数 併合後A種優先株式数 4.株主に募集株式の割当てを受ける権利を与えた株式の 交付または株式無償割当てがなされたときは、A種優 先残余財産分配額は、以下の算式により計算される残 余財産分配額に調整される。なお、以下の式で用いる 当初のA種優先株式の1株当たりの発行価額または調 整前のA種優先株式の1株当たりの払込価額は、A種 優先株式の分割、併合またはこれに類する事由があっ た場合には、合理的な調整を行うものとする。 調整後A種優先 残余財産分配額 調整後A種優先 残余財産分配額 = = 調整前A種優先 残余財産分配額 調整前A種優先 残余財産分配額 調整後A種優 調整前A種優 先残余財産分 = 先残余財産分 × 配額 配額 × × 更 案 新たに交付さ 当初のA種優 株式交付前の れたA種優先 新たに交付さ 先株式の1株 × A種優先株式 + 株式の1株当 × れたA種優先 当たりの発行 数 たりの払込価 株式数 価額 額 当初のA種優先株式の1株当た × 株式交付後のA種優先株式数 りの発行価額 ただし、二回目以降に関しては、上記算式中の「当初 のA種優先株式の1株当たりの発行価額」は、以下の 算式により計算される「調整後のA種優先株式の1株 当たりの払込価額」に読み替えられるものとする。 調整後A種優 先株式の1株 = 当たりの払込 価額 前回の新たに 調整前A種優 前回の株式交 交付されたA 前回の新たに 先株式の1株 × 付前のA種優 + 種優先株式の × 交付されたA 当たりの払込 先株式数 1株当たりの 種優先株式数 価額 払込価額 前回の株式交付後のA種優先株式数 5.株主に募集新株予約権の割当てを受ける権利を与えた 新株予約権の交付または新株予約権無償割当てがなさ れたときは、A種優先残余財産分配額は、第4項に定 めるところに準じて適切に調整される。 6.第2項乃至第5項の計算においては、円位未満小数第 3位まで算出し、その小数第3位を四捨五入する。 (次頁へ続く) ( 43 ) (下線は変更部分を示します。) 現 行 定 款 変 7.株式の分割もしくは併合、株主に募集株式の割当てを 受ける権利を与えた株式の交付もしくは株式無償割当 て、または、株主に募集新株予約権の割当てを受ける 権利を与えた募集新株予約権の交付もしくは新株予約 権無償割当てがなされたときの、B種優先残余財産分 配額の調整については、第2項乃至第6項の規定を、 それぞれ「A種優先株式」を「B種優先株式」、「A 種優先残余財産分配額」を「B種優先残余財産分配額」 と読み替えて適用する。 第18条(種類株主総会) 第14条、第15条、第16条第1項および前条の規定は、 種類株主総会についてこれを準用する。 2.第13条の規定は、定時株主総会と同日に開催される種 類株主総会についてこれを準用する。 3.会社法第324条第2項に定める種類株主総会の決議は、 当該種類株主総会において議決権を行使できる株主の 議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議 決権の3分の2以上をもって行う。 第19条 ~ <条文省略> 第43条 <削除> 第18条 ~ <現行どおり> 第42条 ( 44 ) 更 案 第2号議案 取締役8名選任の件 本総会終結のときをもって、取締役全員(5名)が任期満了となりますので、経営体制の一層の強化を図 るため、3名増員することとし、取締役8名の選任をお願いいたしたいと存じます。 取締役候補者は次のとおりであります。 (※印は新任候補者) 候補者 番 号 1 2 3 4 氏 名 (生年月日) さ の 略歴、地位、担当および重要な兼職の状況 せい いち ろう 佐 野 精一郎 (昭和27年11月20日生) ※ こ いけ すすむ 古 池 進 (昭和20年11月15日生) ほん ま みつる 本 間 充 (昭和22年11月6日生) ※ え さか じゅん じ 榎 坂 純 二 (昭和21年12月19日生) 昭和52年4月 当社入社 平成15年4月 同人事ユニットリーダー 平成17年4月 同執行役員 平成19年4月 同社長執行役員(現任) 平成19年6月 同代表取締役社長(現任) 昭和45年4月 松下電器産業㈱(現 パナソニック㈱)入社 平成9年4月 同半導体開発本部長 平成10年6月 同取締役 平成12年6月 同代表取締役常務 平成15年6月 同代表取締役専務 平成18年4月 同代表取締役副社長 同技術担当、半導体社担当 平成22年2月 当社上席副社長執行役員(現任) 同経営企画本部長(現任) 平成22年4月 同生産技術担当(現任) 平成22年5月 同経営体質強化担当(現任) 昭和45年4月 当社入社 平成14年4月 同ソフトエナジーカンパニー副社長 平成14年6月 同執行役員 平成16年4月 同常務執行役員 平成17年4月 同専務執行役員 平成18年2月 同取締役 平成20年4月 同取締役副社長(現任) 同副社長執行役員(現任) 同海外営業本部長(現任) 平成21年6月 同グローバル渉外担当(現任) 平成22年4月 同エナジー事業担当(現任) 兼 エナジーソリューション担当(現任) (重要な兼職の状況) 電池工業会 会長 昭和44年4月 松下電器産業㈱(現 パナソニック㈱)入社 平成15年4月 同松下ホームアプライアンス社 副社長 平成15年6月 同役員 平成18年2月 同常務役員 兼 アプライアンス事業担当 平成18年6月 同常務取締役 平成21年6月 同顧問 平成22年2月 当社副社長執行役員(現任) 同コンシューマ事業担当(現任) 平成22年4月 同資材購買担当(現任) 所有する当社 の株式の数 (普通株式) 19,000株 3,000株 20,000株 0株 (次頁へ続く) ( 45 ) (※印は新任候補者) 候補者 番 号 5 6 7 氏 名 (生年月日) 略歴、地位、担当および重要な兼職の状況 ※ い とう まさ と 伊 藤 正 人 (昭和28年11月30日生) ※ く ぼ もり ひろ 久 保 盛 弘 (昭和21年12月21日生) よし い しげ はる 吉 井 重 治 (昭和27年2月15日生) ※ まつ 8 ば けん じ ろう 松 葉 健次郎 (昭和24年3月1日生) 昭和49年4月 当社入社 平成7年12月 同ソフトエナジー事業本部 電池販売事業部 企画部長 平成15年4月 同コンポーネント企業グループ モバイルエナジーカンパニー副社長 平成17年4月 同執行役員 平成18年4月 同パワーグループ モバイルエナジーカンパニー社長 平成19年4月 同パワーグループ モバイルエナジーカンパニー長(現任) 平成20年4月 同常務執行役員 平成22年4月 同専務執行役員(現任) 昭和45年4月 当社入社 平成4年2月 同AV事業本部 ビデオシステム事業部 第三技術部長 平成15年4月 同コンシューマ企業グループ DIソリューションズカンパニー副社長 平成17年4月 同執行役員 平成20年4月 同常務執行役員 平成21年4月 同デジタルシステムカンパニー長(現任) 平成22年4月 同専務執行役員(現任) 同品質・CS担当(現任) 平成8年2月 日本コカ・コーラ㈱ 取締役副社長 平成16年6月 ㈱アスキー 代表取締役副社長 平成18年12月 当社入社 同法務本部長(現任)兼 知的財産本部長 平成19年7月 同執行役員 平成21年4月 同常務執行役員(現任) 平成21年6月 同取締役(現任) 同監査・法務・IT部門担当(現任) 兼 内部統制推進担当(現任) 兼 環境担当(現任) 兼 コーポレートコミュニケーション担当(現任) 平成22年4月 同知的財産担当(現任) 昭和46年4月 松下電器産業㈱(現 パナソニック㈱)入社 平成13年6月 同AVC社 経理グループ マネージャー 平成16年10月 同パナソニックAVCネットワークス社 経理センター 所長 平成19年4月 同パナソニックAVCネットワークス社 監査役員 平成21年3月 同退職 平成22年2月 当社常務執行役員(現任) 同財務本部長(現任) (注)各候補者と当社の間に特別の利害関係はありません。 ( 46 ) 所有する当社 の株式の数 (普通株式) 14,000株 14,000株 2,000株 2,000株 第3号議案 監査役3名選任の件 本総会終結のときをもって、監査役 永田武全氏が任期満了となりますので、経営に対する監督機能強化 を目的に監査体制の一層の充実を図るため、2名増員することとし、監査役3名の選任をお願いいたしたい と存じます。 なお、本議案の提出につきましては、監査役会の同意を得ております。 監査役候補者は次のとおりであります。 (※印は新任候補者) 候補者 番 号 氏 名 (生年月日) なが 1 た たけ 略歴、地位および重要な兼職の状況 はる 永 田 武 全 (昭和19年5月23日生) ※ まき 2 た たか え 牧 田 孝 衞 (昭和22年3月26日生) ※ むね 3 よし かつ まさ 宗 吉 勝 正 (昭和24年10月13日生) 平成14年6月 ㈱三井住友銀行 代表取締役副頭取 平成17年6月 京阪神不動産㈱ 代表取締役社長(現任) 銀泉㈱ 取締役会長(現任) 平成18年6月 当社監査役(現任) (重要な兼職の状況) 京阪神不動産㈱ 代表取締役社長 銀泉㈱ 取締役会長 塩野義製薬㈱ 監査役(社外監査役) 昭和44年4月 松下電器産業㈱(現 パナソニック㈱)入社 平成9年9月 同情報システム担当 平成15年6月 同役員 平成20年4月 同常務役員 平成21年4月 同顧問 平成22年2月 当社顧問(現任) 昭和43年4月 福岡国税局入局 大阪国税局出向 平成14年7月 豊岡税務署長 平成15年7月 大阪国税局 総務部 人事第二課長 平成17年7月 同総務部 人事第一課長 平成19年7月 国税庁 長官官房 監督評価官室長 平成20年7月 高松国税局長 兼 税務大学校高松研修所長 平成21年9月 宗吉勝正税理士事務所開設 税理士(現任) (重要な兼職の状況) 税理士 所有する当社 の株式の数 (普通株式) 0株 0株 0株 (注)1.各候補者と当社の間に特別の利害関係はありません。 2.永田武全、宗吉勝正の両氏は社外監査役候補者であります。 3.社外監査役候補者に関する事項は、次のとおりであります。 (1) 社外監査役候補者とした理由 ・永田武全氏は、金融機関における長年の実務経験や経営者としての専門的見地を有し、幅広い見識に基づいた 様々な観点から、当社の監査業務に対し有益な意見や指摘をいただいております。したがって、今後も、幅広い 見識や長年の経験を当社の監査業務に反映いただけるものと判断しております。 ・宗吉勝正氏は、直接企業経営に関与された経験はありませんが、税務業務に携われた長年の経験に基づく財務お よび会計に関する高い見識を有しており、その専門的見地から当社経営に対して有益な意見や指摘をいただくな ど、社外監査役としての職務を適切に遂行していただけるものと判断しております。 (2) 社外監査役候補者が当社の監査役に就任してからの年数 永田武全氏の当社社外監査役に就任してからの年数は、本総会終結のときをもって4年となります。 (3) 社外監査役候補者との責任限定契約について 当社は永田武全氏との間で、会社法第423条第1項に定める損害賠償責任について、その職務を行うにつき善意で ありかつ重大な過失がなかったときは、同法第425条第1項に定める最低責任限度額に限定する旨の契約を締結し ており、本総会において同氏の選任が承認された場合、本契約を継続する予定であります。また、当社は宗吉勝正 氏との間で、本総会において同氏の選任が承認された場合、同様の契約を締結する予定であります。 以 上 ( 47 ) 株主総会会場ご案内略図 会場 大阪市北区茶屋町19番1号 梅田芸術劇場 メインホール ホテル阪急 インターナショナル 梅田芸術劇場 メインホール 会場入口 地下鉄御堂筋線 梅田ロフト 大阪環状線 駅 梅田 阪急 大阪新阪急ホテル ヨドバシ梅田 HEP FIVE 田駅 東梅 西梅田駅 駅 梅田 阪神 阪神百貨店 曽根崎 警察署 地下鉄谷町線 新御堂筋 駅 梅田 阪急百貨店 東海道本線 毎日放送 済生会中津病院 駅 大阪 JR 新御堂筋 中津 駅 ラマダホテル大阪 至 新大阪駅 JR 大阪駅 阪急 梅田駅 ● 阪神 梅田駅 ● 地下鉄 御堂筋線 梅田駅 ● 〃 〃 中津駅 ● 〃 谷町線 東梅田駅 ● ● 御堂筋北口(徒歩約10分) 茶屋町口 (徒歩約5分) 東改札口 (徒歩約12分) ①号出口 (徒歩約7分) ④号出口 (徒歩約6分) ①号出口 (徒歩約12分)