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企業におけるマルチメディア活用事例の PDFファイルをダウンロードする。
企業におけるマルチメディア活用事例
−高度情報化による事業革新を目指して−
愛 媛 県
利用に当たって
マルチメディアという言葉からは、ゲームソフトやコンピュータグラフィックス
を駆使した映画、テレビコマーシャルの映像が連想され、一般の企業にとっては広
報手段としての活用程度しか思いつかず、通常の業務からは遠いものと感じられる
場合が多いと思います。
しかしながらマルチメディアは広報手段としてだけでなく、企業の中で商品開発
から営業現場まで様々な業務の現場で多様な利用が行われ始めています。また必ず
しも大規模な設備投資やコンテンツの制作費をかけている訳ではなく、パソコン1
台からの活用も見られます。
本冊子は、県内企業に対して、既に始まっている企業活動の中でのマルチメディ
ア活用事例を紹介し、県内企業のマルチメディア活用に対する関心、意識を喚起し、
県内企業におけるマルチメディア活用への取り組みを拡大することを目的とするも
のです。
なお本冊子には、本冊子の内容および本冊子で取り上げた活用事例について映像
等を含めて、より具体的に紹介するCD-ROMを添付しております。CD-ROMはマル
チメディアの特性を活かして、より分かりやすい内容となっておりますので、本冊
子共々、お役に立てれば幸いです。
平成 10 年3月
(i)
目 次
Ⅰ.マルチメディア活用の基礎
1
1.マルチメディアとは
1
2.マルチメディア活用の準備
2
Ⅱ.企業におけるマルチメディア活用の類型と効果
3
1.マルチメディア活用の類型
3
2.マルチメディア活用の効果
12
Ⅲ.活用事例
15
1.織物とデジタルデザインの融合
16
2.パッケージデザインを3次元CGでリアルタイム提案
19
3.デジタル画像の加工サービス
22
4.結婚式用花束の選択
24
5.住宅リフォームの営業支援
26
6.商品陳列の棚割業務の効率化
28
7.3次元CGによる指輪のモデル作成
30
8.ゴム印のインターネット通販
32
9.メガネ選択におけるCGプレゼンテーション
35
10.ブライダルコーディネートにおける活用
37
Ⅳ.マルチメディアを活用していくために
39
産業情報センターの概要
40
付属資料:マルチメディア活用事例一覧
41
「企業におけるマルチメディア活用事例」CD-ROM 使用方法
(ii)
48
マルチメディア活用の基礎 Ⅰ.マルチメディア活用の基礎
1.マルチメディアとは
■マルチメディア?
「マルチメディア」という言葉から、何を思い浮かべるでしょうか?
すぐに思いつくものとしては、テレビゲームやテレビのCMで多用されてい
るCG(コンピュータグラフィックス)などではないでしょうか?
こうしてみると、マルチメディアは企業活動や企業の日常業務とは無関係の
ことのように思えるかもしれません。
しかしマルチメディアというのは決してゲームやCMの世界だけのものでは
ありません。
■マルチメディアの本質はデジタル化
マルチメディアの本質は情報のデジタル化です。すなわち情報をデジタル化
することで、コンピュータで処理できるようになったということです。
従来、コンピュータが処理できた情報は数字や文字だけでした。情報技術の
発展は、数字、文字に加えて、画像や音声さらには動画までもコンピュータで
扱うことができるようにしました。このように数字、文字、画像、音声等の多
様な情報をデジタル化してコンピュータで扱えるようになったことをマルチメ
ディア化と呼んでいます。
したがって従来の情報化の延長線上にマルチメディア化はあるのです。
■マルチメディアは情報化の対象を拡大
既にほとんどの企業でパソコン、ワープロが業務に活用されています。表計
算やデータベース、ワープロを使うことによって、
業務の効率化やスピードアッ
プが図られた例は少なくないはずです。
マルチメディアも、従来の情報化の延長線上にあります。ただし取り扱える
情報の種類が画像や音声へと拡張したことにより、情報化を進める対象の幅も
おおきく拡げるだけでなく、より高度な情報活用が可能になっています。
情報化の新しい段階としてマルチメディアを捉えることで、
企業活動でも様々
な活用方法が見えてくるはずです。
−1−
マルチメディア活用の基礎 2.マルチメディア活用の準備
マルチメディアを活用するためには、幾つかの準備が必要です。その中で重要な
ものは次の3つです。
①マルチメディアを活用するための機器、設備
②マルチメディアを活用するための人材
③マルチメディア活用の意欲とアイデア
■マルチメディアを活用するための機器、設備
マルチメディアを活用して何をするかによって、必要とされる機器、設備は異
なってきます。しかしマルチメディアだからといって特別な機器や設備が必ずし
も必要なわけではありません。市販されているビジネス用のパソコン一台でも十
分マルチメディアの活用は可能です。
■マルチメディアを活用するための人材
マルチメディアでは画像や音楽などを活用することが多いことから、
コンピュー
タに関する知識だけでなく、デザイン的センスや音楽的なセンスを有した人材が
必要となることも少なくありません。特にマルチメディアのコンテンツの制作に
おいては、それに加えてプロデュース能力を有した人材が不可欠です。
これらは、通常の企業には従来あまりいないタイプの人材です。したがってこ
れらの人材をどの様にして調達するかは重要な課題です。
人材については自社内で育成したり、新規に採用するという方法以外にも、外
部の専門企業にアウトソーシングすることも可能です。県内にもそのような専門
企業が育ちつつあります。それらの企業との連携も視野に入れて、人材調達の方
法を検討して下さい。
■マルチメディア活用の意欲とアイデア
何よりも重要なことは、マルチメディアを活用しようという意欲と、活用用途
を考えるアイデアです。
だがこれは特別なことではありません。普段の業務の中で、その合理化、効率
化を推し進めようという意識があれば必ず見つかるものです。後に紹介する事例
も、ほとんどがそのような日常の問題意識から出発しています。
−2−
マルチメディア活用の類型と効果
Ⅱ.企業におけるマルチメディア活用の類型と効果
1.マルチメディア活用の類型
企業活動の中でマルチメディアは様々な用途に活用されています。大きく分ける
と、ユーザーに提供するサービスや商品のマルチメディア化と企業内における業務
プロセスのマルチメディア化の2つがあります。
ユーザーに提供するサービスや商品のマルチメディア化は、ユーザーに提供する
情報をマルチメディア化することです。例えば印刷物で提供していた情報を CDROMのような電子媒体で提供したり、カタログや口頭で説明していたサービス内容
をCG(コンピュータ・グラフィックス)を使って直感的に分かりやすくすること
です。
ユーザーに提供するサービスや商品のマルチメディア化の事例は、さらに以下の
ような3つに分類することができます。
■ユーザー向けの商品、サービスのマルチメディア化
①商品・サービスのマルチメディア化
②機械製品の操作方法(インタフェース)のマルチメディア化
③対消費者サービスの高度化
業務プロセスのマルチメディア化は、商品開発などで必要とされるデザインワー
クのCG化や業務の中で扱う写真、図面等の画像情報をデジタル化してコンピュー
タで処理できるようにするといった分野が主な対象となります。
業務プロセスのマルチメディア化の事例も数多くありますが、これらの活用事例
はさらに以下のような5つに類型化することができます。
■業務プロセスのマルチメディア化
④商品・サービス開発、意思決定の迅速化
⑤生産前工程の効率化
⑥画像データ管理の効率化
⑦インターネット通販
⑧技術・技能等の継承、教育・研修
以下に上記の8つの類型毎にその特徴をもう少し詳しく解説します。
−3−
マルチメディア活用の類型と効果
(1)商品・サービスのマルチメディア化
■概要
印刷物で提供していた情報をCD-ROM化したり、インターネットで提供するこ
とでユーザーに対して分かりやすく、付加価値の高い情報を伝えることができ
るようになります。また写真やフィルムなどの画像をデジタル化して加工する
ことにより新たな付加価値をつけ、別の商品形態に加工して提供することがで
きるようになり、従来の事業の枠を超えた新事業の可能性が広がります。
■ポイント
①動画像、音声による訴求力の向上
文字と写真によって構成される印刷物よりも、動画像や音声を使うことができ
るマルチメディアの方が、情報を見る人に対して強い訴求力を持つことができ
ます。
②検索性、対話型操作方法を活かした操作性の向上
パソコンで情報を見るという特性を活かして、検索機能や対話型の操作方法な
どを活用して、利用者の情報の操作性を高め、顧客満足度を高めることができ
ます。
③情報更新の容易性
情報の更新頻度が頻繁な場合、インターネットを用いれば時間遅れなく新しい
情報を提供できます。
④デジタルを活用した付加価値創造
画像情報をデジタル化することにより、多様な情報の加工が可能であり、多様
な形態での出力が可能になります。
■具体例
①会社案内、商品カタログ等の CD-ROM 化、インターネット化
会社案内や商品カタログをCD-ROM化してより多くの情報を分かりやすく伝え
るだけでなく、さらにインターネット上のホームページと連動させることで、
常
に最新の情報を顧客に提供するとが可能です。
②写真のデジタル加工サービス(事例3[p22]参照)
デジタル写真のデータ等をインターネットを介して受け取り、他の画像との合
成や加工を施して油絵風に仕上げたり、Tシャツやカップなど写真以外の形態
にして提供するサービスが可能です。
−4−
マルチメディア活用の類型と効果
(2)機械製品の操作方法(インタフェース)のマルチメディア化
■概要
最近では様々な機械製品の制御部分に大型の液晶パネルが組み込まれるように
なってきています。この液晶パネルを使って、アニメーションや図を活用した
分かりやすい操作方法が開発されています。これによって例えばコピー機の紙
詰まりの処理がマニュアルを見なくても液晶パネルの表示に従ってできるよう
になるなど、機械製品の操作が容易になっています。
このような機械製品の操作方法のビジュアル化や音声の利用もマルチメディア
利用の一つです。
■ポイント
①音声、画像を使った操作の誘導
次に何をすればよいかを、機械の方から音声や画像で案内することにより、機
械操作に慣れない人も簡単に操作できるような操作方法を実現できます。
②マニュアルレス化
操作マニュアル自体をマルチメディア化して機械に内蔵することで、マニュア
ルを見なくても、必要なときに必要な操作法をその場で見ることができ、利用
者の利便性を高めることができます。
■具体例
①タッチパネル式の大型液晶画面付きのコピー機
画像や音声を活用した操作方法の採用によって、誰でも多様な機能を使いこな
せるように配慮しています。
紙詰まりの場合もマニュアル無しで対応可能です。
②切符の券売機
画像や音声を活用した操作方法の採用により、乗車券だけでなく座席指定や禁
煙・喫煙の選択などの多様な指定が可能になっています。
−5−
マルチメディア活用の類型と効果
(3)対消費者サービスの高度化
■概要
消費者にサービスや商品を提供する際の課題として、顧客のニーズをいかに的
確に捉えるか、あるいは提供する商品やサービスの内容をいかに正確に理解し
てもらうかということがあります。
このためにカタログを初めとした説明資料が用いられますが、
特にインテリア、
衣料、美容などやセンスや趣味が問われるようなサービスにおいては、サービ
ス提供側とクライアントのイメージを事前にどこまで一致させうるかが、最終
的な顧客満足度に大きく影響します。
このようなインテリア、衣料、美容などの、センスや趣味性が大きな要因とな
るサービスにおいて、事前にCGを使ってユーザーのイメージを確認し、顧客
満足度の高いサービスを迅速に提供できます。
■ポイント
①出来上がりを具体的に目に見える形で提示する
インテリアの出来上がりや服を着た姿などの仕上がりの状態を、事前にCGを
使って提示することで、顧客のイメージと商品・サービスの提供側のイメージ
の乖離を無くすことができます。
②数多くの具体的提案が可能
顧客のニーズが明確でない場合、色、柄、形状を変えた提案を数多く行い、そ
の中で顧客のニーズを明確化していくことが可能です。
■具体例
①浴衣の柄の選択におけるCG合成の利用
浴衣地の選択時に、浴衣としての出来上がりの状態をCGで提示することによ
り、生地の状態での柄と浴衣に仕立てた時の柄の見え方を事前に理解してもら
い、好みにあった柄の生地を選択できるようにしたサービス。
②美容院での髪型の選定におけるCG合成の利用
客がどのような髪型にしたいか、またその髪型が似合うかを、事前に本人の顔
写真を元に、パソコン上でCG合成を使ってシミュレーションし、客が最も満
足する髪型を確認できるようにしたサービス。
●類似事例:事例4[p24]、事例5[p26]、事例9[p35]、事例 10[p37]
−6−
マルチメディア活用の類型と効果
(4)商品・サービス開発、意思決定の迅速化
■概要
新商品や新サービスを企画、開発する際には、打ち合わせや会議を重ねてアイ
デアを具体化していくという作業を行います。このような作業は社内だけでな
く、顧客との間で行うこともあります。
このような作業で重要なことは、お互いの考えを的確に理解し合い、具体的な
イメージを持って議論をするということです。
このために最も優れた方法は、
対
象の商品模型を前にして議論を進めるという方法ですが、模型を作るための時
間と手間をかけるのは容易ではありません。
マルチメディアを活用すれば、
CGによって模型の代わりに具体的な商品イメー
ジを共有しながら、もっと手軽に、柔軟に作業を進めることができ、商品やサー
ビス開発などの業務の効率化、迅速化に役立ちます。
■ポイント
①検討対象をCGを使って具体的に示す
具体的な形をもった対象を共有しながら議論をすることで、議論に参加してい
るメンバー間の理解が統一されます。
CGを用いることで、模型を作る作業が不要になり、コストと時間の削減が可
能となります。
②検討の場でシミュレーションを行う
CGを使うことで、数多くのモデルを試作、検討することが可能になります。
議論の場で、形や色、柄を変えるといったシミュレーションが容易に可能です。
■具体例
①建築物の設計コンペにおけるマルチメディアプレゼンテーション
従来の設計図面やパース図に代わって、3次元CGで完成予想図を提示するこ
とで、より具体的かつ印象的なプレゼンテーションを行う。
②パッケージデザイン開発におけるCGシミュレーション(事例2[p19]参照)
商品パッケージの開発に当たって、模型の代わりにCGをつかって形、デザイ
ンを検討する。
●類似事例:事例6[p28]
−7−
マルチメディア活用の類型と効果
(5)生産前工程の効率化
■概要
製品の設計においてはCADが広く使われるようになってきており、またCA
注1
Dデータを製造工程に渡して自動的に製作を行うCAD/CAM も普及しつつ
あります。一方で、外形形状や構造だけでなくデザインも重要な意味を持つ分
野では、CADに代わってCGソフトが使われるようになってきています。C
Gデザインと製造ラインが融合することにより、デザインが重視される製品の
製造工程において、デザインの質を高め、かつデザインから製造までの工程の
短縮が可能となります。
■ポイント
①CGソフトを使うことによるデザイン重視の設計
織物の柄や指輪などデザインが重要な意味を持つ製品では、デザインの自由度
の高いCGソフトを使うことによって、色々なデザインをパソコン上で検討す
ることが可能であり、デザインの質を上げることができます。
②見本(モックアップ)製作工程の省略
パソコン上でシミュレーションが可能なために、従来の工程では必要とされた
見本(モックアップ)を作るという工程を省略することが可能です。これによ
り、時間とコストの節約が可能となります。
③CGデータのCAMデータへの変換によるデザインと製造の融合
CGデータをCADと同じようにCAMデータに変換することで、CGでデザ
インから製造までの連続化が可能です。
■具体例
①指輪のデザインにおけるCGソフトの活用(事例7[p30]参照)
指輪のデザインにCGソフトを用い、
CGの段階で様々な検討を加えることで、
従来必要だったモックアップを使ったデザイン検討工程をスキップすると共に、
CGデータを用いて指輪の金型生産を自動化する。
②CGによる織物の柄のデザインと織機の自動化(事例1[p16]参照)
西陣の唐織のような伝統工芸品の柄をCGを使って制作すると共に、そのデー
タで織機を運転することにより、柄のデザインから織りまでの自動化を図る。
注1CAD/CAM:Computer Aided Design /Computer Aided Manufactuaring の略で、コンピュータ利用
による設計から加工までの自動化技術
−8−
マルチメディア活用の類型と効果
(6)画像データ管理の効率化
■概要
損害保険における事故車の写真、建設業における現場写真、機械メーカーにお
ける設計図面、フィットネスクラブにおける会員の顔写真等、様々な業務で図
面や写真といった画像データの管理が必要とされます。
このような画像データも、写真や図面の形態で保管している場合、保管スペー
スが必要なだけでなく、
必要な画像を探し出すだけでも労力を必要とします。
一
方、これらの画像データをデジタル化してマルチメディアデータベース化すれ
ば、画像を扱う業務の効率化だけでなく、その情報を製品開発などにも活用す
ることができます。
■ポイント
①画像管理コストの低減
画像情報を、図面や写真の現物で保管する場合、保管スペースとともに管理や
検索等のために時間とコストを必要とするのに対し、
マルチメディアデータベー
ス化すれば、これらの問題が解決されます。
商品カタログなど大量の画像データを印刷物で配布している場合、
インターネッ
ト上でマルチメディアデータベースを公開する等の方法で、
カタログの印刷・配
布にかかっていたコストを大幅に削減することができます。
②情報の共有
マルチメディアデータベースであれば、ネットワークを介して、誰もが情報を
共有することができます。
③蓄積情報の高度活用
デザインをデータベース化することにより、新デザイン開発の際に、既存のデ
ザインとの類似性のチェックや、既存のデザインの組み合わせによる新デザイ
ンの創造等の多様な使い方が可能となります。
■具体例
①損保企業における事故車の状況確認写真の画像データベース化
事故車の状況を確認するための写真をデジタル写真で置き換え、伝送、保管の
業務効率を向上
②織物の文様のデータベース化
文様をデータベース化して、新規の文様考案時に活用
−9−
マルチメディア活用の類型と効果
(7)インターネット通販
■概要
インターネットを活用すれば、流通ルートや店舗を持たなくても世界を相手に
自社製品を販売したり、海外の製品の輸入販売を手掛けたりすることが可能で
す。
ただし、インターネット通販は非常に数多く行われており、この中で成功する
ためには、配送や代金決済等のコストをかけないようにする工夫や、多くの人
がホームページを訪問してくれるようにする工夫が重要となります。
■ポイント
①インターネットを利用することによる商圏の拡大
インターネットを利用することによって、日本全国、場合によっては海外から
注文を受けることが可能になります。
狭い商圏内では対象者が限られる商品も、日本全国で考えれば、十分事業とし
て成立しうる市場が拓ける可能性があります。
②消費者との1対1の関係
インターネット通販の利用者とは、
電子メールなどによる双方向のコミュニケー
ションが簡単にできます。
このようなコミュニケーションを通じて個々の顧客のニーズに対応していくこ
とで、通常の物販や通販と異なったインターネット通販独自の事業スタイルを
確立できます。
■具体例
①輸入衣料品、輸入雑貨のインターネット通販
インターネットの特性を生かして、海外の業者と提携し、商品や顧客層を絞っ
てインターネット通販事業を展開
②地域の特産品のインターネット通販
地元でしか販売していない地域特産品をインターネットで全国に販売
③商店街活性化への活用
商店街で共同して電子モールを立ち上げ、実際の商店街の活性化につなげる
●類似事例:事例8[p32]
− 10 −
マルチメディア活用の類型と効果
(8)技術・技能等の継承、教育・研修
■概要
技術や技能の継承のためには「見まね」が重要な役割を果たします。そのため
に技能を有している人の動きを映像で学習するという方法が効果的です。
映像をマルチメディア教材としてCD-ROM等で利用できるようにすると、教材
の作り方においても教育効果が高まるような工夫が容易となり、また学習者の
側でも必要箇所を繰り返し見ることができるなど、効果的な学習が可能になり
ます。
一般の社員研修等においても、教材をマルチメディア化することにより、各人
の理解に応じた教育・研修が効果的に行え、集合教育に比べて高い教育効果を
得ることが可能となります。
■ポイント
①映像、画像、音声を活用した分かりやすいマニュアル
映像、画像を利用することで、印刷物では説明が難しい動作の解説など、学習
者が分かりやすい教材を作ることができます。
ビデオ教材と比べても、実写映像とCGの組み合わせや映像と文字情報の組み
合わせ等、柔軟な教材制作が可能です。
②対話型で学べる教材
学習者の理解の程度、興味などに応じて教材を柔軟に変えたり、学習者が必要
としているところを検索できるなどのインタラクティブな(対話型の)機能を
使うことによって、学習者の能力に応じた効果的な学習が可能になります。
■具体例
①社員教育へのマルチメディア活用
接客の仕方や商品取扱法を CD-ROM 化して、新人教育に利用
②ベテラン技能者のノウハウのマルチメディアデータベース化
工場の現場で長年働いたベテラン技能者の技能やノウハウを映像化して、デー
タベース化すると共に、マニュアルとして若手技術者の教育に活用
③VR(仮想現実感)による設備の運転、保守作業訓練
実機を模擬したVRにより、設備の運転や保守作業をシミュレーションして訓
練に活用
− 11 −
マルチメディア活用の類型と効果
2.マルチメディア活用の効果
マルチメディアは次のような特性を持っています。
①ビジュアル化
②デジタルデータによる管理
③デジタルデータの多重活用
ビジュアル化は、マルチメディアによって情報を具体的なイメージ(画像、映像、
音声)をもって提示できるということです。これによって情報を理解しやすくした
り、印象的に伝えることができるようになります。
マルチメディアでは文字や数値だけでなく画像や音声情報もデジタルデータ化し
て扱うことで、情報の加工や検索といったことが非常に柔軟に行えます。
また情報をデジタル化することで、一つの情報を様々な用途に何度も活用する多
重活用が可能になります。
企業活動でマルチメディアが活用されるのは、マルチメディアのこのような特性
を活用することで、業務の効率化、迅速化、高度化といった効果が期待できるから
です。
企業におけるマルチメディア活用のポイントと効果
企業におけるマルチメディア活用
デジタルデータ
の多重活用
デジタルデータ
による管理
ビジュアル化
効率化
迅速化
高度化
− 12 −
マルチメディア活用の類型と効果
(1)サービスや商品のマルチメディア化の効果
ユーザーに提供するサービスや商品をマルチメディア化することで、次のような
効果を期待することができます。
①新しい商品、サービスの提供
■新商品、新サービス
CD-ROM やインターネットを使った新しいサービスが数多く現れています。
特にインターネット関連の新サービスでは、大企業だけでなくベンチャー企業
の活躍が注目されています。
■デジタルデータを介した他分野との融合
またデザイン工程をマルチメディア化することによって、例えば織物のデザ
インを陶磁器のデザインに使ったりその逆を行ったりすることが可能になり、
伝
統工芸の分野で新しい商品開発に結びついている事例等も見られます。
②顧客ニーズの的確な把握によるサービスの高度化と顧客満足度の向上
マルチメディア技術を活用することで、顧客の持っているニーズやイメージ
をCG(コンピュータグラフィックス)等で具体的に示し、顧客と共有するこ
とによって、顧客に提供する商品やサービスを顧客ニーズに合致したものにす
ることができます。これによって高い顧客満足度を与えるというサービスの高
度化が可能となります。
(2)業務プロセスのマルチメディア化の効果
業務プロセスへのマルチメディアの適用は、業務の効率化、迅速化をもたらしま
す。具体的には次のような業務で大きな効果を発揮します。
①イメージやコンセプトを扱う業務の効率化
■工程の省略
商品開発ではイメージを具体化、共有化するためにモックアップ(商品模型)
を作ったりすることがありますが、マルチメディアを使うことでモックアップ
に代わるCGによる立体的な画像を容易に作り出すことができ、モックアップ
工程を省略できます。一般にモックアップの制作は、多くの時間とコストを要
− 13 −
マルチメディア活用の類型と効果
することから、マルチメディア化によって業務の迅速化、効率化が可能になり
ます。
■意思決定の迅速化
商品開発などの過程において、常にCGで具体的なイメージを共有しながら
検討をすることによって、意思決定を容易にすることが可能です。
顧客との交渉においても、商品を言葉や仕様だけで説明するよりも具体的な
イメージが分かるCGを提示することによって、顧客との交渉を迅速に進める
ことが可能になります。
■CGを使った十分なシミュレーション
商品開発において、モックアップによって見本を作るといった従来的なやり
方では、一つのモックアップを作って、検討して、さらにモックアップの修正
という工程を繰り返すために、非常に時間がかかります。
これに対してCGではイメージの変更やシミュレーションが容易であること
から、従来のようにモックアップを使って検討する場合と比べると、数多くの
アイデアを短時間に低コストで検討することが可能です。
②写真や図面の管理の容易化
■画像情報の取扱いの効率化
写真や図面の保管には場所を必要とし、
検索や利用も制約されるのに対し、
デ
ジタル化することによって保管、複製、検索、利用が容易になります。またマ
ルチメディアデータベース化により多人数で共有することが可能になり、社員
間の情報伝達のロスが減少し、業務効率の向上に役立ちます。
■ネットワークの活用
デジタル化された情報はネットワークを介してやりとりしたり共有すること
が可能になり、業務に係わるメンバーが一同に会さなくても、ネットワークを
介して業務を進めることができます。またネットワークを使った情報の伝送や
共有、多重活用も容易になり、情報へのアクセス性の向上による業務効率化に
加えて、情報共有による業務効率化や情報の新しい利用法の提案につながりま
す。
− 14 −
マルチメディア活用の事例
Ⅲ.活用事例
既に様々な企業でマルチメディアの活用が行われています。新聞、雑誌等に取り
上げられた事例を中心に、巻末付属資料に事例の一覧を掲載していますが、これ以
外にも大小、様々な事例が存在します。
ここでは、これらの事例の中から10事例を取り上げ、その概要について紹介しま
す。以下に取り上げる 10 事例は下表のような特徴を持った事例です。
事例名称
利用類型との対応
活用の効果
備考
http://www.itohei.com/
1.織物とデジタルデザ
インの融合
生産前工程の効率化
コストダウン
新製品開発への展
開
2.パッケージデザイン
を3次元CGでリア
ルタイム提案
商品・サービス開発、
意思決定の迅速化
商談期間の短縮
3.デジタル画像の加工
サービス
商品・サービスのマル
チメディア化
新事業
4.結婚式用花束の選択
対消費者サービスの高
度化
顧客満足度向上
成約率向上
5.住宅リフォームの営
業支援
対消費者サービスの高
度化
顧客満足度向上
商談期間の短縮
6.商品陳列の棚割業務
の効率化
商品・サービス開発、
意思決定の迅速化
業務時間の短縮
http://pdc.dreamarts/co.
jp
7.3次元CGによる指
輪のモデル作成
生産前工程の効率化
コストダウン
http://www.tokyocci.or.jp/member/tbn01
e1/hikari.htm
8.ゴム印のインター
ネット通販
生産前工程の効率化/
インターネット通販
コストダウン
新事業拡大
http://www1g.mesh.ne.
jp/JOYSTAMP/
9.メガネ選択における
CGプレゼンテー
ション
対消費者サービスの高
度化/生産前工程の効
率化
顧客満足度向上
成約率向上
http://www.parismiki.co.jp/Parismiki/CG/mikissim.html
10.マルチメディアを
使ったブライダル・
コーディネート
対消費者サービスの高
度化
顧客満足度の向上
成約率向上
− 15 −
マルチメディア活用の事例
1.織物とデジタルデザインの融合:伊藤平
伊藤平は京都で100年以上の歴史を有する西陣織の老舗であり、
皇室などの限
られた顧客相手に高級帯などを扱っていたが、12年前に家業を引き継いだ4代
目社長が、デジタルデザインを西陣のデザインに活用し、工程の合理化と共に
新分野への展開を進めている。
■事例企業概要
・所在地
:京都市北区
・業種・事業内容
:絹織物の製造販売。西陣織の帯などの他に、西陣織に使
われる唐織(からおり)の手法で作ったタペストリー等
の工芸品を企画、販売している。製造は外部の織屋に委
託している。
・従業員
:4名
■事例概要
①活用対象となる業務
・帯や能衣装に用いられる唐織と呼ばれる織物のデザインから織りまでの工程
・唐織は多色の糸が使用でき、ボリューム感のある絵柄を創り出すことができる
ので、工芸品としての応用も可能
②従来の業務の流れ
・西陣織では、織元(伊藤平は織元に当たる)が絵師から図案を買い、その図案
を基に織屋を使って織物を作るという分業体制が確立している。
・織りに使う織機はコンピュータ制御で動くようになっているが、制御装置に入
力するデータは紋屋と呼ばれる職人の技に依存している。
・織元は、図案を購入すると織りを委託する織屋を手配し、その織屋の織機の特
徴を知っている紋屋に、図案を紋意匠図と呼ばれるビットマップデータ化する
作業を委託する。
・ビットマップデータ化された図案は、スキャナーで読みとられ、織機の制御デー
タに変換される。
− 16 −
マルチメディア活用の事例
③マルチメディア化による作業の流れ
伊藤平では、
絵師から購入していた図案を直接パソコンでデジタルデザインし、
そのデータを紋屋を介さずに織機の制御データに変換することで、工程を少なく
し、大幅なコストダウンを達成している。
絵師
図案
マルチメディア活用
織元
手配
織元
紋屋
デジタルデザイン
データ変換
織り
図案のビットマップ化
織屋
織り
■活用体制
①人材
・西陣織の職人は高齢化しており、デジタルデザインを活用した試みを受け入れ
てくれる人はいなかったために、デザインを行う人材も織りを行う人材も西陣
以外から新たに採用した。
・デザイナーはパソコン通信を通じてフリーデザイナーを採用し、織りの職人は
テキスタイル専門学校の新卒者2名を採用した。
− 17 −
マルチメディア活用の事例
②設備
・デザインから制御データへの変換までは全てパソコン(マッキントッシュ)を
使って行っている。
・Photoshop、Illustratorといった市販ソフトの他に、制御データへの変換のために
ソフトを自社開発している。このソフトは、今後外販する予定である。
■活用の効果
①コストダウン
・マルチメディア化によって紋屋の工程が省略された。
・紋屋代としては、一つの唐織の帯用のデザインで250万円ほどかかっており、こ
の分のコストダウンが可能になった。
②デザインの広がり
・Illustratorというデジタルデザインの分野では標準となっているソフトを利用し
ているために、西陣以外の分野のデザイナーのデザインを利用することができ
るようになり、西陣の枠を超えて、デザインの幅が拡がった。
・インターネットを利用して、外部のクリエータのデザインを積極的に活用して
いる。
③織物以外の用途への展開
・唐織の帯以外の用途開発も進めている。
・インテリア用のテキスタイル、洋磁器、漆器、ガラスサンドブラストなどへの
展開を図っている。
・織物以外の用途への展開においては、それぞれの分野で専業の企業と提携し、デ
ザインデータをインターネット上でやりとりしながら協業を進めている。
− 18 −
マルチメディア活用の事例
2.パッケージデザインを3次元CGでリアルタイム提案:東罐興業
紙やプラスチック製のパッケージの大手メーカーである東罐興業では、引合
いから提案までの時間短縮による競争力アップを狙って、従来、デザイナーと
営業担当者が共同で行っていたパッケージデザインの営業提案を、
マルチメディ
アを活用して営業マン単独で最終提案まで出来る体制を確立している。
■事例企業概要
・所在地
:東京都千代田区
・事業内容
:紙、プラスチックを素材としたパッケージの総合メーカー
・従業員数
:2,200 名
■事例概要
①対象業務
・営業活動における引き合いからデザインの決定、受注に至るまでのプロセス
②従来の業務の流れ
・引き合いを受けると、営業担当者はデザイナーを伴い顧客を訪問し、顧客の要
望を聞いて持ち帰る。
・デザイナーは1∼2週間をかけてデザイン画を作成し、
それを基に外注してモッ
クアップ(商品模型)を作成する(1∼2週間)。
・作成したモックアップを顧客先へ持参し、顧客の評価を伺い、必要があれば同
様の修正プロセスを繰り返す。
・平均5回の修正を経て、引き合いから3∼6ヶ月後に受注に至る。
③マルチメディアを活用した業務の流れ
・引き合いを受けると、営業担当者が一人で顧客先を訪問し、顧客の要望を聞い
て持ち帰る。
・営業担当者自らが、顧客の要望を基に3次元CGソフトを用いて、デザイン作業
を行う。
・営業担当者がノートパソコンを携帯して顧客先を訪問し、CGを提示しながら
顧客の要望を聞き、可能な限りその場で修正する。
・平均1∼2回の訪問で受注にいたり、商談期間は1ヶ月程度で済む。
− 19 −
マルチメディア活用の事例
従 来
3ヶ月から6ヶ月
平均5回のやり直し
営業担当者
+
デザイナー
引
合
い
商談
デザイン画作成
モックアップ作成
パッケージの
デザイン
デザイン画、モック
アップを元に相談
商談
営業担当者
3次元CG
でデザイン
マルチメディアを活用
受
注
パソコン上で
デザイン決定
1ヶ月程度
■活用の体制
①人材
・営業担当者に対して3次元CGソフトの使い方の研修を行い、本社で12名の担
当者を育成した。
②設備
・デザイン作業及び客先におけるプレゼンテーションに用いるノートパソコンを
配備した。
・ソフトウェアは市販の3次元CGソフト(光栄の「サイクロンSolid」)を活用し
ている。
・並行して全社のパソコンLANを整備しており、総投資額は約1億5000万円で
あったが、この営業支援システム自体の投資額は僅かである。
− 20 −
マルチメディア活用の事例
■活用の効果
①商談時間の短縮化
・引き合いから受注までの商談期間を半分以下に短縮して営業効率を向上させて
いる。
②モックアップ作成工程の削減によるコストダウン
・外注によるモックアップ(商品模型)作成工程を省略できるようになり、経費
の節減を達成している。
③営業担当者の機能アップによる人材の効率活用
・デザイン作業を従来のデザイナーに代わって営業担当者ができるようになった
ために、デザイナーの数を減らすことができている。
■活用のポイント
①営業担当者の教育による人材育成
・営業担当者が自らデザインができるように教育を行い、デザイナーの機能まで
果たせるようにしたことで、営業担当者が引き合いから受注までの全ての工程
を責任もって対応できるようにしたこと。
②過去のデザインのデータベース化によるパッケージデザインの効率化
・一定レベルのデザインが誰にでもできるように、過去のデザインをデータベー
ス化して、いつでも参照したり、過去のデザインを活用して新しいデザインを
作れるようにしたこと。
− 21 −
マルチメディア活用の事例
3.デジタル画像の加工サービス:ドリーム・アーツ
ドリームアーツは、創立1年のベンチャー企業であるが、マルチメディアコ
ンテンツ制作とインターネット技術をベースに、様々な新サービスを展開して
いる。そのひとつとして、デジタル写真等でとった画像をプロのアーティスト
がプロ並の画像に加工したり、加工した画像をTシャツやマグカップなどに焼
き付け、世界で唯一のオリジナル商品を作成するサービスを行っている。
■事例企業概要
・所 在 地
:東京都港区南青山
・事業内容
:インターネット、DVD等の最新デジタル・メディアをベースと
したコンテンツの製作・販売及び付加価値サービス事業
・設 立
:1996 年 12 月
・従業員
:14 名
■事例概要
①サービスの流れ
・ユーザーがスキャナーで読み込んだ写真やデジタルカメラでとったデジタル化
された画像データをインターネットでドリームアーツに送信。
・ドリームアーツ側では第一線の商業デザインのデザイナーやマルチメディア コ
ンテンツ制作者が実際にデザインしたサンプルをデジタル化しパターン化 した
ものを用意しており、
送られてきた画像データを予め準備されたデザインパター
ンに沿って加工、編集。
・従来のアナログ画像(写真、ビデオ等)では不可能であった、デジタルならで
はの画像合成処理や特殊効果を用いて、ポスターやファッション雑誌、市販の
マルチメディアCD - ROM同様の、洗練された仕上りに加工。
・加工した写真を、プリントの形の他、Tシャツ、マグカップ等に出力して返送。
②サービス料金
・標準的な加工料金(出力を除く):2000 円∼ 2500 円
− 22 −
マルチメディア活用の事例
加工サービスのフロー
返送
ユーザー
ドリーム・アーツ
デザインパターン・
電子メールデータ データベース
写真
Tシャツ
カップ
インターネット
プリント写真
絵
…
オリジナル画像
デジタル化
電子メール
CG合成加工
各種商品へ出力
■マルチメディア活用の効果
・サービス開始後、1年間で約 2000 件の申込みを受け付けている。
・ベンチャー企業として事業の柱として育ちつつある。
■活用のポイント
・CGソフトによる多様な加工が可能であるというデジタル画像の特徴を使って、
新しいサービスを提案したこと。
・デジタル化されたイメージデータはインターネットを使ってやりとりすること
で、収集コストを抑えるとともに、加工スタッフや業者間のやりとりを効率化
したこと。
− 23 −
マルチメディア活用の事例
4.結婚式用花束の選択:日比谷花壇
生花業界の大手である日比谷花壇は、
事業の柱の一つである結婚式のフラワー
ディスプレイ事業において、顧客の満足度を高めるためにドレスに最もあった
ブーケを、事前にCG合成によってシミュレーションして選ぶ
「ブーケナビゲー
ションシステム」のサービスを提供している。
■事例企業概要
・本社所在地
:東京都港区南麻布、国内直営店舗 170
・事業内容
:フラワーギフト等の企画、デザイン、販売、各種フラワーデコ
レーション、ディスプレイ、生花及び関連商品の輸入並びに卸
売り 等
・従業員
:1,500 人
■事例概要
①活用対象
・ブライダルフェアなどのイベント時に、結婚式のフラワーディスプレイの商談
の一環として、サービスを提供。
②サービス概要
・ドレスを選んだ花嫁をディジタル・カメラで撮影する。
・パソコン上で約100種類のブーケを形や種類から検索でき、さらに選択したブー
ケと花嫁のドレスをディスプレイ上で組み合わせて見ることがことができる。
・合成画像を見ながら、花嫁本人が最も気に入ったブーケを選択する。
■活用の効果
・パソコン画面上で様々な組合せを画像で見ながら選択可能なために、このシス
テムを使って選択した人の満足度は高い。
・顧客に対する訴求力が高まり、ブライダルフェアでの成約率が向上している。
− 24 −
マルチメディア活用の事例
■活用のポイント
・デジタルカメラとパソコン、CGソフトを組み合わせることで簡単に提案が可
能
・ユーザーが自ら様々な商品の中から好みのものを選択可能
サービスフロー ブーケ・データベース
(約100種類)
デジタルカメラ
で撮影
ブーケの選択
合成画像の確認
決定
CG合成
− 25 −
マルチメディア活用の事例
5.住宅リフォームの営業支援:東京ガス
東京ガスのリフォーム営業本部では、住宅リフォームの営業活動の支援シス
テム(リフォメイト)にマルチメディアを活用して、営業員やデザイナーが画
像データやCGを使って素早く顧客の要望に応えられる提案書を作成できるよ
うにしている。
■事例概要
①対象業務
・リフォーム営業における提案書の作成業務
②従来の業務の流れ
・営業員が顧客を訪問し、リフォーム箇所の確認(寸法測定、写真撮影)および
顧客の要望を伺って、営業拠点に持ち帰り、デザイナーが図面を作成。
・カタログ写真の切り貼り等で提案書を作成。少額の案件の場合は手書きの簡単
な提案書で済ます場合も多かった。
③マルチメディアを活用した業務の流れ
・営業員による訪問内容は従来と同じ。
・営業員自らが「リフォメイト」を使って、推奨パターンをベースに間取り図を
作成。
・間取り図から3次元のパース図や電子カタログの写真を貼り付けた提案書を簡
単に作成可能。カラープリンターで出力して顧客に提案。
2日程度
従来
デザイナー
手書き
提案書
営
業
員
訪
問
顧
客
に
提
案
手作業
営業員
合成画像付
きのカラー
提案書
「リフォメイト」で作業
マルチメディア活用
2時間程度
− 26 −
マルチメディア活用の事例
・リフォームの標準プランと画像の入った電子カタログを組み合わせて、ビジュ
アルにリフォーム案を提示することで、顧客ニーズにあった提案を短時間で可
能にする
■活用体制
・リフォメイトの開発自体には内部で約60人月の工程を投入した。
(リフォメイト
は 98 年から外販予定であり、ハード込みで約 230 万円を予定)
・現在約60の営業店と外部の協力販売店10箇所の計70箇所に配備して活用して
いる。
・営業店における活用に当たっては、2日間の導入研修を実施したほか、定期的
にフォローアップ研修を実施している。
・カタログデータは、メーカーのモデル更新時期に合わせて定期的に作成し、M
Oで各利用箇所に配布し、データ更新を行っている。
■活用の効果
・従来2日程度かかっていた提案書作成が2時間程度で可能になり、大幅なコス
ト削減が可能になった。
・業務量の増加にも人員を増やさずに対応できている。
・すべての顧客に対して、カラーによる提案書が提示できるようになり、顧客満
足度が高まると共に、成約率がアップした。
■活用のポイント
・顧客に漠然としたイメージをビジュアルに例を提示し、組み合わせることで明
確化できる
・データベースと連動することで、価格条件等にあった提案を、短時間で行うこ
とが出来る
■今後の方向
・携帯化による客先でのデザイン作業の実現
・VR等との組み合わせによるショールームでの提案機能の強化
− 27 −
マルチメディア活用の事例
6.商品陳列の棚割業務の効率化:国分
食品卸の大手である国分では、商品画像や小売店の棚のデジタル画像を組み
合わせて、小売店での商品陳列パターンをパソコン画面上でシミュレーション
することにより、棚割業務の効率化を図っている。
■事例企業概要
・所在地
:東京都中央区日本橋
・事業内容
:酒類、食品、関連消費財にわたる卸売業及びそれらに関する資
材の販売業、貿易業、パン粉の製造業等
・従業員数
:1 , 900人
■活用の仕組み
①従来の方法
・陳列棚の図面上に商品図や写真を切り貼りして、手作業で配置を検討していた。
・数千の商品の最適配置を行うためには専門的能力と多くの時間を要しており、
頻
繁な商品の入れ替えは難しかった。
②マルチメディアを活用した方法
・棚割の対象商店の陳列棚をデジタルカメラで撮影し、デジタルデータの形でシ
ステムに入力する。
・一方、全ての取扱商品の外観データを画像データの形でデータベースに蓄積し
ており、パソコン上でCGソフトを用いて、撮影した陳列棚にデータベースの
商品画像データを配置して、最適な商品陳列パターンを検討する。
・パソコン上で簡単に切り貼りできるために、商品陳列パターンの検討が容易で
あり、販売状況に応じて、簡単に(画像のカット&ペーストで)商品レイアウ
トを変更が可能である。
− 28 −
マルチメディア活用の事例
従来の方法
商品写真
商品図
面
陳列図面
切り貼り
商品画像
データベース
SHOP
ディスプレイ
デジタルカメラ 上で電子的に
レイアウト
で陳列棚撮影
プリンタ
レイアウト画面
マルチメディアを活用した方法
■活用の効果
・商品陳列パターンの検討業務が短時間で可能になり、業務効率が向上。
・大量の商品アイテム(6500アイテム)を、販売状況に応じて機動的に陳列パター
ンを入れ替えることができ、売上向上に寄与。
■活用のポイント
・陳列棚と商品の両方の画像をマルチメディア・データベース化し、パソコン上
で電子的切り貼り作業を可能にしたこと。
− 29 −
マルチメディア活用の事例
7.3次元CGによる指輪のモデル作成:松村金銀店
江戸末期から続く金銀細工の老舗である松村金銀店では、デザイナーが描い
た指輪のデザイン画を基に、3次元CGソフトで3次元モデルを作成し、その
データから光造形システムを使って樹脂で指輪の原型を作成するという方法で、
効率的な指輪生産システムを構築している。
■事例企業概要
・所在地
:東京都葛飾区
・事業内容
:宝飾品製造業
・資本金
:3000万円
・従業員数
:20名
■活用の仕組み
①従来の方法
・職人が直接金属を削って指輪を製作していた。
・職人不足、コスト競争力で海外に仕事が流れていった。
②マルチメディアを活用した方法
・デザイナのラフスケッチやデザイン画をもとに、パートの女性がパソコンCA
Dとパソコンの3次元CGソフトを使ってモデリング
(3次元のCG画像作成)
を行う。
・デザイナが3次元CGでデザインを検討・修正を加える。
・デザイン検討が終了したデータを光造形装置にかけて樹脂モデルを作り、樹脂
モデルを基に型を作りそれから鋳造により本物のジュエリーを作る。
・職人の手をほとんど介さずに、低コストで指輪を製作可能とした。
■活用の効果
・仕上げのデザイン検討に安価な(3万円)パソコンCGを使うことで、安価に
システムを構築することができた。
・これまで職人が手作業で行ってきた作業のほとんどが、パートの女性によるパ
ソコンCGでも可能になり、人件費を抑えることが可能になった。
・CGを使うことで、電子メールを使って、顧客にデザインの確認をしてもらう
ことが可能になり、顧客とのやりとりの効率化、時間短縮が可能となった。
− 30 −
マルチメディア活用の事例
従来の方法とマルチメディアを活用したプロセスの違い
従 来
職人による手作り
指輪
デザイナーが
描いた原画
3次元CGによる
モデリング
光造形
システム
マルチメディアを活用
データ変換
モデル作成プロセス例 出所)http://www.tokyo-cci.or.jp/member/tbn01e1/hikari1.htm
■活用のポイント
・3次元CGソフトはパート従業員が操作可能(汎用ソフトでインタフェースが
簡単)。
・モックアップを作らず、3次元CGデータから原型を直接作成することで短期
間で原型作成が可能。
・3次元CG段階で、デザインの詳細検討が可能。
− 31 −
マルチメディア活用の事例
8.ゴム印のインターネット通販:ジョイスタンプ
ゴム印製造メーカーのジョイスタンプは、平成10年の初めからインターネッ
トを通じてゴム印を格安で受注販売するサービスを始め、事業拡大につなげて
いる。利用者が同社のホームページから入手した専用ソフトで印の版下を作成
するために、製造コストの引き下げと受注から納品までの時間短縮を達成して
おり、全国から注文を受けている。
■事例企業概要
・所在地
:山梨県甲府市
・業種・事業内容
:ゴム印製造メーカー。従来はファンシースタンプ等の下
請生産を中心として営業
■事例概要
①活用対象となる業務
・ゴム印の受注と製造工程の版下作成。
・受注はインターネットの電子メールで受け付けることにより 24 時間化を達成。
・版下作成を利用者が専用ソフトを使って自分で行うようにすることで、版下作
成工程を省略。
②従来の業務の流れ
・店頭で注文を受け付け。
・ゴム印の形状、印に彫り込む内容を用紙に記入してもらう。
・オペレータが受付内容をパソコンに入力して版下作成。
・ゴム印の製造、引き渡し。
③マルチメディア化による業務の流れ
・利用者はジョイスタンプのホームページから専用ソフトをダウンロード。
・利用者は専用ソフトを用いて、自分で版下を作成。
・作成した版下を電子メールでジョイスタンプへ送信。
・受信した版下を元に印の製造。
・宅配便で配送。
− 32 −
マルチメディア活用の事例
従来の業務フロー
ジョイスタンプ
ユーザー
オペレータ
引渡し
注文内容を
用紙に記入
店頭訪問
パソコンで
版下作成
ゴム印製造
ユーザー
宅配便
マルチメディア化による業務フロー
ユーザー(自宅パソコン)
専用ソフト
ダウンロード
専用ソフトで
版下作成
ジョイスタンプ
電子メール
受 信
電子メール
で送信
ゴム印製造
インターネット
■活用体制
①事業の立ち上げ
・事業担当者(1名)が外部のソフトハウスと共同で、専用ソフトの開発、イン
ターネットホームページの立ち上げを準備。
・開発費用は約 450 万円。
②運用体制
・ホームページの運用は、インターネット接続契約の一部としてプロバイダーに
アウトソーシング。
・電子メール受付後は、通常の業務処理と同一で特別な対応不要。
■事業実績
・ホームページアクセス数
:事業開始後3ヶ月間で 15,000 件
・ソフトダウンロード数
:事業開始後3ヶ月間で約 700 件
・受注件数
:事業開始後3ヶ月間で約 350 件
− 33 −
マルチメディア活用の事例
■活用の効果
①事業拡大と顧客層の拡大
・従来はファンシースタンプの下請製造が主力業務であったが、最終顧客から直
接注文を受けるような形に事業と顧客が拡大。
・2年間という目標の投資回収年数よりも短期間で回収の見込み。
②低価格、納期短縮の実現
・版下作成工程を省くことができたために、オペレータ人件費分のコスト削減と
版下作成工程の時間短縮が実現。
・価格は通常価格の半額を設定し、配送料金を加えても他店よりも安い価格水準
を実現。
・納期も受注後、翌日には配送可能な体制を実現し、従来の半分に短縮。
③実印等への展開
・実印等、ゴム印以外の要望も増えてきており、現在、開発中。
・既存事業以外の分野への事業拡大につながっている。
− 34 −
マルチメディア活用の事例
9.メガネ選択におけるCGプレゼンテーション:三城
メガネのミキ(三城)では、顧客が自分の顔や趣味にあったメガネを選択す
るのをサポートするために、AI技術(人工知能技術)とCG合成技術を活用
たデザイン・アドバイス・システムを開発して、店頭で利用している。
■事例企業概要
・所在地
:本社 神奈川県横浜市 ・業種・事業内容
:メガネ製造・販売
■事例概要
①対象となる業務
・顧客がメガネを選択する際のメガネデザインに対するアドバイス業務。
②従来の方法
・個々の販売員が、自分の経験、熟練度と感性に基づいて、顧客の顔の特徴や年
齢、要望等を加味してアドバイスしていた。
③マルチメディアを活用
・マルチメディア技術を活用したデザイン・アドバイス・システムを使って、顧
客が対話式に自分にマッチしたメガネデザインを選択できるようにした。
・選択したメガネデザインはCG合成技術によって顧客の顔と合成されて提示さ
れるために、メガネが出来上がる前にメガネをかけたイメージ写真を見て確認
することができる。
・メガネデザインのデータはメガネの加工システムに送られて自動制御で加工が
行われる。
■マルチメディア活用の特徴
・三城が開発したデザイン・アドバイス・システムは、CG技術とAI技術を融
合させ、AIを人間の感性の分野に適用して、人間の異なる顔や個々の感性に
基づくデザインの好み、色彩の好みを反映して、顧客に合ったメガネデザイン
を生成し、ビジュアライズするものである。
・さらにそのデザインデータをメガネの加工機器に転送して、デザイン通りのメ
ガネの作成を可能にしているところに特徴がある。
− 35 −
マルチメディア活用の事例
・デザイン・アドバイス・システムを用いたメガネ選択は次のようなステップで
行われる。
1.スタート
2.カルテ情報の登録
7.ヒアリング
3.顔画像の撮影/特徴点抽出
8.レンズ形状の生成と編集
4.特徴点エディットとメークアップ
9.レンズカラーの決定
5.AIの起動指定
10.パーツの合成(CG)
6.色の測定
11.プリントアウト
■活用体制
・三城ではシステム担当部署として情報システム室を有しており、ここが本シス
テムの開発・バージョンアップ等を行っている。
・システムの運用に当たっては専門的な知識は必要とされず、システムの起動、停
止等の基本的な操作に関する知識で十分である。
・システムの操作そのものよりも、システムの特徴を生かした販売方法への販売
形態の転換が重要であり、それができるような人材教育へと転換しつつある。
■活用の効果
・パリ店に 1994 年に導入したのを皮切りに、国内店舗への導入を進めているが、
ワークステーションを使用するために設備投資が必要なことから、主要店舗を
中心に配備している状況である。
・本システムを使った顧客の満足度は高く、販売件数も増加している。
− 36 −
マルチメディア活用の事例
10.ブライダルコーディネートにおける活用:BIGAPPLE
松山市内のブライダルサロンBIGAPPLE では、結婚式の計画作りの際に、マ
ルチメディアを活用して具体的なイメージを持たせることで、適切な予算と内
容に合った計画をスムーズに作れるようにして利用者の満足度を高めている。
■事例概要
①対象となる業務
・結婚に係わる式場の選択、衣装手配、披露宴内容の決定、旅行の手配等の計画
作りにマルチメディアを活用。
②従来の業務の流れとマルチメディア活用による業務の流れの比較
従来型
実物下見
カタログ
決定まで時間がかかる
手間を要する
計画
具体的イメージが見えない
最適な計画は難しい
予算
マルチメディア活用
具体的なイメージが分か
りやすい
・その場でイメージ確認
短時間で計画可能
・その場で積算
最適な計画作りが容易
− 37 −
マルチメディア活用の事例
■活用の効果
①顧客の信頼度の向上
・計画作りの際は、式場や衣装屋に何度も足を運んで、時間や手間がかかる割に
は、なかなかイメージがはっきりしないという不満を持つ顧客が多かったのに
対し、その場でイメージが明確になることから、顧客が信頼感を持ってくれや
すい。
・見積額の積算が同時に分かるために、予算的に無理のない計画を作ることがで
き、顧客が安心する。
②顧客満足度の向上による成約率の向上
・利用者の満足度は高まっていると感じており、成約率も向上している。
− 38 −
マルチメディアを活用していくために
Ⅳ.マルチメディアを活用していくために
■3つのポイント
1.業務の中で「画像」があったら便利なところに着目
・マルチメディアの中核はデジタル画像です。業務の中で画像を使っているとこ
ろや、画像を使うことで効率化が図れるところに着目して、マルチメディア化
の可能性を検討してみましょう。
2.高度なCG技術より、画像のデジタル化の効率化に注力
・画像をパソコンで扱うためには、画像情報をデジタルデータに変換する必要が
あります。
・画像情報のデジタル化のためには、デジタルカメラを活用するなど、簡易な方法
の活用を考えることが重要です。業務で使う画像は、芸術的なセンスよりもい
かに簡単に、迅速に業務が遂行できるかがポイントです。
・画像をデータベース化して、組合せて活用することも、効率化に役立ちます。
3.マルチメディア活用の方向を明確に
・マルチメディアの活用は情報化一般と同じくらい多様な方向があります。自社
でマルチメディアを活用する際の方向性をはっきりさせましょう。それによっ
て必要とされる体制や人材が決まってきます。
■活用に踏み出すために
1.自分で体験してみる
・マルチメディアを理解するためには、パソコンを動かして、CD-ROMを見てみ
ましょう。
・体験してみて初めて、その可能性や魅力が分かります。
2.相談相手を見つける
・産業情報センター * のような公的施設の機能を積極的に活用しましょう。
*次ページに産業情報センターの概要を示しています。
− 39 −
愛媛県産業情報センターの概要
1 所在地
松山市久米窪田町487−2(郵便番号:791−1101)
2 施設の内容
(1)構造・面積
鉄筋コンクリート造2階建 延1,559㎡(敷地6,937㎡)
(2)施設の概要
1階 事務室(152.1㎡) 資料室(153.9㎡) 会議室(87.5 ㎡) ネットワーク研修室(87.6㎡) 相談室(51.3㎡)
その他(476.6㎡)
2階 ネットワーク管理室(49㎡) コンピュータ室(73.4㎡) システム設計室(24.6㎡)
マルチメディアソフト制作関連室(231㎡) その他(172.3㎡)
(3)施設の利用料金
施設概要等
室名
使用料
映像系のマルチメディア素材の作成と編集
データ処理室A
970 円/時間
音声系のマルチメディア素材の作成と編集
データ処理室B
500 円/時間
データのデジタル入力とカラー出力
データ処理室C
870 円/時間
マルチメディアソフト制作体験室A
540 円/時間
一般的なマルチメディアソフトの制作
マルチメディアソフト制作体験室B
(初級者・中級者向け)
マルチメディアソフト制作体験室C
530 円/時間
マルチメディアソフト制作体験室D
690 円/時間
高度なコンピュータグラフィックスの作成
マルチメディアソフト制作体験室E
(上級者向け)
マルチメディアソフト制作体験室F
680 円/時間
大型画面によるマルチメディアソフトの発表・視聴
モニタリング室
インターネット・マルチメディア研修の実施
ネットワーク研修室
530 円/時間
1,910 円/時間
760 円/時間
専用使用
1,980 円/時間
共同使用
パーソナルコンピュータ1台につき170 円/時間
3 利用時間/交通機関
交 通 機 関
施 設 利 用 時 間
0:00
9:00
17:00
24:00
至今治
松山観光港
センター開館時間
石手寺
松山大
愛大
県民
文化会館
道後温泉
交通案内
松山城
県庁
ネットワーク研修室、会議室A・B
資料閲覧コーナー
松山
空港
松
山
駅
・J RJR松山駅より車で25分 (9km)
・伊 予 鉄 電車横河原線鷹ノ子駅より徒歩20分 (2km)
・航 空 機松山空港より車で40分 (15km)
・松山自動車道川内ICより車で20分 (10km)
市駅
至高松
子規堂
データ処理室A∼C 、モニタリング室
マルチメディアソフト制作体験室A∼F
鷹ノ子駅 伊予鉄横河原線
島
・宇和 56
R
・大洲
子
至内
松山I.C.
センター事務局業務
県工業技術センター
愛媛県産業
情報センター
テクノプラザ愛媛
17:15
8:30
松山自動車道
至砥部・高知
[休館日]土曜日・日曜日・祝日・年末年始
4 連絡先
TEL:
(089)960−1110
FAX:
(089)960−1107
URL:http://www.ehime-iinet.or.jp
e-mail:[email protected]
− 40 −
至久谷
川内I.C.
付
属
資
料
−マルチメディア活用事例一覧−
− 41 −
事例一覧 商品・サービスのマルチメディア化
事例概要 100雑誌の最新版目次掲載ページを開設、社会の動き一目でキャッチ
参考URL http://www.m-marker.com/
1 関連企業 小松印刷など香川の3社
業 種 印刷業
事例概要 新規公開企業情報をインターネットで発信
参考URL http://www.meshnet.or.jp/takara/
2 関連企業 宝印刷
業 種 印刷業
事例概要 CD-ROM製作からDTPまでできるマルチメディアスタジオを開設
参考URL http://www.calley.co.jp/protos/creators/
3 関連企業 ワタナベ印刷
業 種 印刷業
事例概要 新聞折り込み広告とインターネット連動
参考URL http://www.infosakyu.or.jp/winet/homepage2/index.htm
4 関連企業 勝美印刷
業 種 印刷業
事例概要 インターネットで個展−新進画家対象、売買も仲介
参考URL http://www.d-d.co.jp/ddhome/index.htm
5 関連企業 デジタルデザイン
業 種 印刷業
事例概要 インターネットで式場にお祝いカードを配送
参考URL http://www.com-net.or.jp/i-den/index.html
6 関連企業 旭紙業
業 種 紙加工
事例概要 インターネット経由でデジタル写真のプリントサービス
参考URL http://www.ricoh.co.jp/release/digicame/print-s/index.html
7 関連企業 リコー
業 種 写真店
事例概要 インターネットでデジタル写真のプリント受付サービス
参考URL
8 関連企業 フジカラーサービス
業 種 写真店
事例概要 家庭のデジタル情報をインターネット通じプロが加工
参考URL http://www.pdc.dreamarts/co.jp
9 関連企業 ドリーム・アーツ
業 種 ソフトウェア
事例概要 インターネット経由でデジタル写真プリント
参考URL
10 関連企業 フォトネットジャパン
業 種 写真店
事例概要 インターネットでデジタル画像のプリント受注
参考URL
11 関連企業 富士写真フィルム
業 種 写真・フィルム
事例概要 インターネット経由で注文をうけ、写真処理を自在に
参考URL
12 関連企業 プラザクリエイト
業 種 写真店
事例概要 インターネットに講座開設してビジネス通信教育
参考URL http://www.isite.or.jp/
13 関連企業 ケイネット
業 種 通信事業者
事例概要 インターネットを活用したCG技法のオンライン講座
参考URL http://www.wonder-j.or.jp/WJ006/OnlineSchool/top.html
14 関連企業 シフカ
業 種 ソフトウェア
事例概要 インターネットで通信塾、動画・音声使いメールで添削
参考URL
15 関連企業 FES
業 種 学習塾
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事例一覧 事例概要 インターネットでオンライン教育
参考URL
16 関連企業 アルク
業 種 通信教育
事例概要 ビジネススクールと提携してソフト技術を遠隔授業
参考URL
17 関連企業 デジタルハリウッド
業 種 専門学校
事例概要 インターネットでバーチャル林業
参考URL
18 関連企業 山形県の金山町森林組合
業 種 森林組合
事例概要 大企業との技術提携、インターネットで仲介
参考URL
19 関連企業 関西経済連合会
業 種 経済団体
事例概要 コーヒー機器ユーザーにデモCD-ROMを20万枚配布
参考URL
20 関連企業 ユニマット・グループ
業 種 レンタル業
事例概要 結婚披露宴に合わせて新郎新婦のホームページを作成するサービスを開始
参考URL http://www.pdc.dreamarts/co.jp
21 関連企業 ドリームアーツ
業 種 ソフトウェア
事例概要 ネット利用の写真サービス−家で焼き増しなど注文
参考URL
22 関連企業 日本コダック
業 種 写真
事例概要 工作機械の仮想写真をコンピュータで作成し、画像をメールで送受信
参考URL
23 関連企業 オプテック
業 種 ソフトウェア
事例概要 ネットで年賀状作製。期間3日でOK。自分でデータ入力
参考URL
24 関連企業 三井物産ハイコム
業 種 印刷業
事例概要 インターネット上にVRMLで再現した現代アートの美術館が誕生
参考URL http://www.haramuseum.or.jp/
25 関連企業 原美術館
業 種 美術館
対消費者サービスの高度化
事例概要 インターネットで葬祭相談サービス
参考URL http://www.w-ing.or.jp/~fhs/
26 関連企業 ファミリーホール
業 種 葬祭業
事例概要 仮想商店で商店街活性化
27 関連企業 福岡・飯塚商店街「CAP21」
業 種 商店街
参考URL http://www.try-net.or.jp/~iizuka-v/supersurf/main.html
事例概要 仮想商店街を構築、7000の会員企業紹介
参考URL
28 関連企業 大宮商工会議所
業 種 商店街
事例概要 ホームページ上に仮想都市を構築しせんべい村を開村
参考URL
29 関連企業 草加商議所
業 種 商店街
事例概要 インターネットで古書探し
30 関連企業 古本街
業 種 書店
参考URL
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事例一覧 事例概要 ホームページで店舗紹介−神戸・北野の「仮想街」、活性化へ集客狙う
参考URL
31 関連企業 マーズ、
業 種 ソフトウェア
事例概要 インターネットで地域情報発信、小樽で研究会発足、酒造りの現場からも提供
32 関連企業 小樽インターネット街づくり 参考URL
業 種 小売業
事例概要 ホームページに製品800点を展示
参考URL http://www.tostem.co.jp/
33 関連企業 トステム
業 種 住宅資材製造業
事例概要 ダイヤモンド薄膜加工サービス、インターネット経由で受注
参考URL http://www.tokki.co.jp/"
34 関連企業 FAシステムのトッキ
業 種 産業機械製造業
事例概要 インターネットで事務用品の通販
参考URL http://www.askul.com/
35 関連企業 プラス
業 種 事務用品製造業
事例概要 インターネット通じ電子部品を受注、小口向け開拓
参考URL http://www.alps.co.jp/
36 関連企業 アルプス電気
業 種 電子部品製造業
事例概要 ホームページで商店街の情報を発信
参考URL
37 関連企業 鹿児島の中町通り振組
業 種 商店街
事例概要 ネットで製品情報提供
38 関連企業 松下精工
業 種 電子部品製造業
参考URL
事例概要 ホームページ上に仮想ショールーム
参考URL
39 関連企業 松下電工
業 種 電気機器製造業
事例概要 ディジタル・カメラ利用で入荷した直後の中古車を即座に見られる
参考URL
40 関連企業 ハナテン
業 種 中古車販売
事例概要 ブーケ選びにディジタル・カメラを活用
参考URL
41 関連企業 日比谷花壇
業 種 園芸
商品・サービス開発、意思決定の迅速化
事例概要 インターネットでマーケットリサーチ
42 関連企業 タスクプランニングオフィス 参考URL http://www.tpo-j.com/mkt/annai.html
業 種 コンサルタント
事例概要 山口の事業者ら6人、ネット上に仮想会社
参考URL
43 関連企業 山口web研究会
業 種 個人事業者
事例概要 情報ネットワークで卸団地を結び、調達・販売に活用
44 関連企業 全国卸商業団地協同組合連合 参考URL
業 種 協同組合
事例概要 バーチャル事業部設置して、インターネットで社外人材も活用
参考URL
45 関連企業 新興セルビック
業 種 機械製品製造業
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事例一覧 事例概要 営業支援に地図情報システム導入
参考URL
46 関連企業 ショーワ
業 種 衣料品製造業
事例概要 成果物の陸揚げ直後の画像を輸入業者にインターネットで伝送
参考URL
47 関連企業 日本通運
業 種 物流
事例概要 ネットに住宅建材の電子カタログ構築
48 関連企業 YKKアーキテクチュラルプロ 参考URL
業 種 住設機器製造業
事例概要 営業マンに寄せられるクレームの解析に、ディジタル・カメラを利用
参考URL
49 関連企業 アサヒビール
業 種 食品業
生産前工程の効率化
事例概要 「私だけの時計」をパソコンで、1個から生産
参考URL http://www.citizen.co.jp/watch/
50 関連企業 シチズン
業 種 精密機械製造業
事例概要 インターネットを使い消費者モニター調査
参考URL
51 関連企業 日清製粉
業 種 食品業
画像データ管理の効率化
事例概要 ディジタル・カメラを自動車損害保険の査定システムに導入
参考URL
52 関連企業 ニッセイ損害保険
業 種 損害保険
事例概要 デジタルカメラで現場写真の管理効率化
参考URL
53 関連企業 関東地方建設局
業 種 官公庁
インターネット通販
事例概要 ホームページ上で年賀状の受注作成
参考URL http://www.vinet.or.jp/nenga/
54 関連企業 帆風
業 種 印刷業
事例概要 インターネットを使ったベビーシッターや旅行予約などの生活支援サービス
参考URL
55 関連企業 ベネフィットオンライン
業 種 サービス業
事例概要 すぐ使える建築用CADデータをインターネット通じて提供
参考URL http://www.cadbox.co.jp/
56 関連企業 磯貝建築設計事務所
業 種 設計事務所
事例概要 印鑑をインターネットで受注
57 関連企業 モジダス
業 種 印鑑製造業
参考URL http://www.mozidas.co.jp/
事例概要 引っ越し受け付けにホームページ活用
参考URL http://www.iijnet.or.jp/numajiri/
58 関連企業 沼尻産業
業 種 物流業
− 45 −
事例一覧 事例概要 全国ペンションガイドのページ開設
参考URL http://www.fiesta.or.jp/
59 関連企業 山と渓谷社
業 種 出版社
事例概要 インターネットに仮想商店、書籍検索と発注同時に
参考URL http://bookweb.kinokuniya.co.jp/
60 関連企業 紀伊国屋書店
業 種 書店
事例概要 生花ネット通販に「競り市」方式採用
参考URL
61 関連企業 花由
業 種 園芸
事例概要 京都の特産品を厳選しネット販売
参考URL
62 関連企業 アド・プロビジョン
業 種 ソフトウェア
事例概要 仮想商店街を設置、特産品など販売
63 関連企業 ニッテツ北海道制御システム 参考URL
業 種 ソフトウェア
事例概要 仮想商店街「夢街」オープン、食品中心にまず30店
参考URL
64 関連企業 香川の商社アムロンなど
業 種 商社
事例概要 広島で仮想商店街
65 関連企業 ダイイチ
業 種 小売業
参考URL
事例概要 「かかあグッズ」をインターネットでPR
参考URL
66 関連企業 群馬・伊勢崎市本町百店会
業 種 商店街
事例概要 仮想商店街を開設、漬物販売や旅館予約など
参考URL http://web.kyoto-inet.or.jp/org/kyotoyeg/mise.htm
67 関連企業 京都商議所青年部
業 種 商店街
事例概要 インターネットで在宅介護商品販売
参考URL
68 関連企業 ベスト電器
業 種 小売業
事例概要 和歌山・海南の特産品をインターネットで通販
69 関連企業 和歌山県海南市 海南市特産 参考URL http://www.wakkun.or.jp/kainan/index.htm
業 種 商店街
事例概要 インターネットで女性用下着を通販
参考URL
70 関連企業 ワールド
業 種 衣料品製造業
事例概要 インターネット通販でホームの高齢者、買い物ラクに
参考URL
71 関連企業 静岡県伊東商業協同組合
業 種 ショッピングセンター
事例概要 旬の魚介類をインターネットで注文
参考URL
72 関連企業 釧路和商市場協同組合
業 種 商店街
事例概要 カブトムシで町おこし、インターネットで受注
参考URL http://www.mki.co.jp/senior/senior29.html
73 関連企業 福島・常葉町
業 種 商店街
事例概要 特産品60品目をオンライン通販
参考URL
74 関連企業 長崎県商工会連合会
業 種 商店街
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事例一覧 事例概要 青函トンネルの石をインターネットで販売
75 関連企業 北海道・福島町商工会青年部 参考URL http://www.hakodate.or.jp/fukushima/
業 種 商店街
事例概要 特産品をインターネット通販
76 関連企業 和歌山・海南の49社
業 種 商店街
参考URL http://www.wakkun.or.jp/kainan/index.htm
事例概要 京都の特産品を厳選しインターネットで販売
参考URL
77 関連企業 アド・プロビジョン
業 種 ソフトウェア
事例概要 マルチメディア素材データをインターネットで通信販売
参考URL
78 関連企業 ミスミ
業 種 商社
事例概要 ゴム印をネット通販、客が版下製作し格安
参考URL
79 関連企業 ジョイスタンプ
業 種 印鑑製造業
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「企業におけるマルチメディア活用事例」CD-ROM使用方法
本冊子付属のCD-ROMには、本書の内容を電子出版の形でまとめると共に本書で
取り上げた事例について動画像等を用いて紹介しています。以下の使用方法およ
び使用の注意をお読みの上、CD-ROMを御覧下さい。
■注意事項
このディスクは「CD-ROM」です。一般オーディオ用CDプレーヤーでは絶対に再生
しないでください。大音量で耳に障害を被ったり、スピーカー等を破損する恐れがあ
ります。
外付けCD-ROMを使用するノートコンピュータでは正常な動作ができないことが確認
されております。デスクトップコンピュータで見ることをおすすめします。
CD-ROMは以下の動作環境を有するWindows
95およびMacOSがインストールされた
パソコンを用いて見ることができます。Quick Timeやサウンド機能のないコンピュー
タでは、このCD-ROMは正常に再生されません。
■動作環境
【Windows 95】
・
・
・
・
・
・
・
・
本体
:Pentium以上のCPUを搭載する機種(100MHz以上推奨)
システムOS
:Windows 95
メモリー
:16MB以上(24MB以上推奨)
ディスプレイ
:640×480ドットハイカラー(3万6千色)以上表示可能
CD-ROMドライブ :4倍速以上
サウンドボード
:必要(SoundBlaster相当)
マウス
:必要
Quick Time for Windows付属
【Macintosh】
・ 本体
・
・
・
・
・
・
:PowerPC 80MHz以上のCPUを搭載する機種(PowerPC 100MHz
以上推奨)
システムOS
:漢字Talk7.1以上
メモリー
:空メモリー8MB以上(16MB以上推奨)
ディスプレイ
:640×480ドットハイカラー(3万6千色)以上表示可能
CD-ROMドライブ :2倍速以上
サウンドボード
:内蔵サウンド
Quick Time 2.0以上、Sound Manager3.0がインストールされていること
■使用方法
【Windows 95での使用方法】
Windowsを起動します。
他のアプリケーションが起動している場合は、すべて終了させて下さい。
本CD-ROMをCD-ROMドライブにセットいたします。
しばらくすると自動的に画面が表示されます。
Quick Timeをインストールしていない場合、またはQuick Timeのバージョンが2.12以
下の場合は、画面の「Quick
Timeインストール」ボタンをクリックして下さい。
Quick Time2.12以上でないと正常な状態で再生できない場合があります。
−48−
既にバージョン2.12以上のQuick Timeがインストールされている場合は、画面の「ス
タート」ボタンをクリックして下さい。
【Macintoshでの使用方法】
Macintoshを起動します
他のアプリケーションが起動している場合は、すべて終了させて下さい
本CD-ROMをCD-ROMドライブにセットします
しばらくすると「マルチメディア活用事例」アイコンが表示されます
その中の「マルチメディア」アイコンをダブルクリックして下さい
■活用事例データベースの使用方法
本CD−ROMの「kigyou」フォルダーにはマルチメディア活用事例一覧ファイルが
入っています。
Microsoft Excel 97かファイルメーカーPro 3.0でご覧になれる形式と、汎用表計算ファ
イル(CSV形式)で作成しておりますので、ぜひご利用ください。
■本ソフトウェア(CD-ROM)使用条件
本ソフトウェア(CD-ROM)を開封された場合、以下の条件に同意いただいたもの
とします。
本ソフトウェア(CD-ROM)の複製、改変、第三者の再使用・再利用はできません
本ソフトウェア(CD-ROM)は著作物です。著作権法により保護されています
本ソフトウェア(CD-ROM)を使用することによる運用結果については、いかなる
責任も負いません
*Windows 95の正式名称は、Microsoft Windows 95です。
*Windows 95、Microsoft Excel97は、米国Microsoft社の登録商標です
*漢字Talk7、Macintosh、 Quick Time、Sound ManagerはApple Computer社の登録商標また
は商標です。
* ファイルメーカーPro 3.0はクラリス社の登録商標です。
*Pentiumは、Intel Corporation社の登録商標です。
* PowerPCは米国IBM社の登録商標です。
−49−
企業におけるマルチメディア活用事例
発
編
行
者 :愛媛県経済労働部企業振興課
集 :株式会社 三菱総合研究所 情報通信事業コンサルティング部
CD-ROM制作 :株式会社 日広工房 映像美術部
■本冊子についてのお問い合わせは下記までお願いします。
お問い合わせ先:愛媛県経済労働部企業振興課 経済振興係
〒790-8570 松山市一番町4-4-2
TEL 089-941-2111(代) FAX 089-921-9626
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