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第2次加須市健康づくり推進計画【概要版】

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第2次加須市健康づくり推進計画【概要版】
第2次
加須市健康づくり推進計画
【概要版】
健康寿命をのばしましょう
∼あなたに いつまでも健康でいて ほしいから∼
平成28年3月
加 須 市
基 本 理 念
健康寿命 をのばしましょう
∼あなたに いつまでも健康でいて ほしいから∼
健康寿命とは、元気で家族などの世話になることなく、日々の生活が送れる年数を、
65歳から何年間、過ごすことができるかという期間の平均を示したものです。
加須市は、生活習慣病予防のため、病気の予防や食生活の改善、運動習慣の定着など、
さまざまな取組を行い、「健康寿命の延伸」を推進してきました。
今後も、この健康寿命に関わる事業に市民とともに取り組み、引き続き「埼玉一の健康
寿命のまち」の実現を目指します。
加須市長
基 本 目 標
基本理念を実現するために、次の基本目標を掲げ、目標達成のための施策を推進します。
● 市民一人ひとりが、生涯にわたり心身ともに健康で幸せな生活を送ることができるよう
にします。
● 市民一人ひとりが、互いに支え合い、家族・地域の絆を深めながら、協働により、健康寿
命の延伸に向けた活動ができるよう健康づくりを進めます。
「自分の健康は自分で守る」ことを基本とし、健康づくりに取り組む
● 市民一人ひとりが、
とともに、それを支援できる環境を整備します。
計 画 の 目 標 値
計画の達成度を反映する指標として「健康寿命」を設定し、その延伸を目指します。
指
標
健康寿命
の延伸
名
平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年
【目標】
男性
16.80 年
22 位
16.98 年
24 位
16.81 年
34 位
16.78 年
35 位
1位
1.5年 延伸
女性
20.54 年
2位
20.54 年
2位
20.38 年
5位
20.18 年
8位
1位
1年 延伸
下段は県内順位
※ 参考:平成 25 年県内1位の健康寿命は、男性 18.06 年、女性 20.81 年となっています。
(健康寿命は、埼玉県の算出方法を採用しており、厚生労働省による都道府県別健康寿命とは算出方法が異なります。)
計 画 の 体 系
健康づくりの 7 つの分野別取組
病気の予防
食育の推進
身体活動・運動
の推進
休養・こころの
健康の推進
歯・口腔の
健康の推進
たばこ・アルコール
対策の推進
地域医療体制
づくり
ライフステージの年齢区分
①出生前期(妊婦・胎児)
②乳幼児期(0歳∼6歳)
③学齢期(7歳∼18歳)
④青年期(19歳∼39歳)
⑤壮年期(40歳∼64歳)
⑥高齢期(65歳以上)
市民一人ひとりの取組
地域の取組
行政の取組
健康寿命の延伸と要介護認定
健康寿命を延ばすためには、若いときからの生活習慣病予防と、高齢期の生活機
能低下予防(介護予防)が特に重要です。
埼玉県では、65歳から「要介護2」以上になるまでの期間を健康寿命としてい
ます。要介護2は、「おおむねトイレや入浴が自分一人では困難で家族などの助け
が必要」となるので、加須市では「要介護1までに留めること」としています。
◆要介護認定者の状況
高齢者の人口が増加していることから、要介護認定者も増加傾向となっています。
また、要介護認定率も上昇傾向となっており、平成23年3月時点では13.3%でしたが、平成27年
3月時点では14.4%と、1.1ポイント増加しています。
(要介護認定者数:人)
(認定率)
6,000
18%
5,000
15%
4,000
12%
3,000
9%
2,000
6%
1,000
3%
認定率
0
平成23年3月
平成24年3月
平成25年3月
◆要介護認定の原因疾患
平成24年度における要介護認定の原因疾
患は、
「認知症」が25%と最も多く、続い
ては「骨・関節疾患」の23%、
「脳血管疾患」
の21%となっており、これらの3疾患で全
体の約7割を占めています。
平成26年3月
平成27年3月
糖尿病 2%
神経疾患 3%
精神疾患 3%
要介護5
要介護4
要介護3
要介護2
要介護1
要支援2
要支援1
0%
その他 5%
呼吸器疾患 3%
廃用症候群 3%
認知症
25%
高血圧 4%
がん 4%
心疾患 4%
脳血管疾患
21%
骨・関節疾患
23%
(資料:高齢者福祉課)
主な分野別事業及び要介護状態予防事業
分
野
事
業
名
要 介 護 状 態 予 防 事 業
骨・関 節
脳 血 管
認知症予防
疾患予防
疾患予防
妊婦保健事業
予防接種事業
乳幼児健診事業
育児健康相談事業
幼児発達支援事業
がん検診事業
国民健康保険特定健康診査等事業
病 気 の 予 防
生活習慣病予防事業
健康相談事業
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重症化予防訪問指導事業
骨粗しょう症予防事業
国民健康保険人間ドック・脳ドック利用助成事業
後期高齢者健康診査事業
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高齢者予防接種事業
後期高齢者人間ドック・脳ドック利用助成事業
元気あっぷ通所サービス事業
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親と子の食育事業
保育所アレルギー等対応特別給食提供事業
食 育 の 推 進
スローフード促進事業
食生活改善推進事業
地産地消推進事業
配食サービス事業
健康づくりウォーキング事業
スポーツ教室等開催事業
身体活動・運動
の
推
進
自転車利用促進事業
筋力アップトレーニング事業
グラウンドゴルフ推進事業
ふれあいサロン事業
元気はつらつ介護予防事業
こころの健康づくり事業
健康づくり地域交流事業
生涯学習きっかけづくり支援事業
休養・こころの
健 康 の 推 進
市民農園管理運営事業
シニアいきいき大学事業
シルバー人材センター支援事業
高齢者総合相談支援事業
国民健康保険保養施設利用助成事業
後期高齢者保養施設利用助成事業
歯・口 腔 の
健 康 の 推 進
たばこ・アルコール
対 策 の 推 進
親子歯科保健推進事業
成人歯科保健推進事業
生活習慣病予防事業
特別休日歯科診療事業
こんにちは赤ちゃん事業
青少年健全育成事業
○
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生活習慣病予防事業
たばこ対策事業
地域医療ネットワーク(とねっと)
事業
在宅医療・介護連携推進事業
小児科医による救急講座・子育て相談事業
地域医療体制づくり
初期・2 次・3 次救急医療支援事業
休日小児科診療事業
産婦人科・救急科開設支援事業
看護師等育成確保支援事業
第2次 加須市健康づくり推進計画【概要版】
平成 28 年3月発行
《発行》 加須市 《編集》 健康医療部健康づくり推進課
〒347-0061 加 須 市 諏 訪 1-3-6 電 話:0480-62-1311
○
○
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7 つ の 分 野 別 取 組
病 気 の 予 防
大切なあなたを守る健(検)診を受けましょう
★ 行政の取組
取組 1:生活習慣病の発症予防と
重症化予防の推進
取組 2:健(検)診の重要性の普及
啓発
取組 3:子どもの健やかな発育と
健康的な生活環境づくり
★ 地域の取組
■多くの人が健康診査を受けられる
ように普及啓発に協力しましょう。
■声をかけ合って地域での健康づく
りの取組を積極的に推進しましょ
う。
■健康についてみんなで話し合いま
しょう。
★ 市民一人ひとりの取組
■出生前期
・妊娠がわかったら、母子健康手帳、父子健康手帳の交付を受け、定期的
に妊婦健康診査を受けましょう。
・規則正しい生活リズムを身につけましょう。
■乳幼児期
・子どもが規則正しい生活リズムを身につけられるよう、保護者は子ども
の発達にあった関わりを知りましょう。
・乳幼児健康診査や予防接種の必要性を理解してきちんと受けさせましょう。
■学齢期
・健康を保つため自分の体に興味を持ち、健康診断を受けましょう。
・規則正しい生活リズムを身につけましょう。
■青年期・壮年期
・自分の健康状態を確認するために、
年1回は必ず健(検)診を受けましょう。
・生活習慣病についての意識を持ち、健康な生活習慣を身につけましょう。
■高齢期
・自分の健康状態を確認するために、年に1回は健(検)診を受けましょう。
・健康づくりや介護予防等に関する学習の場に積極的に参加しましょう。
食 育 の 推 進
旬の野菜をいっぱい食べましょう ∼毎食、やさい料理を1皿とりましょう∼
★ 行政の取組
取組1:食生活改善のための取組
の推進
取組 2:地産地消の推進
取組3:家庭や学校、保育所等に
おける食育の推進
取組4:豊かな食文化の伝承のた
めの支援
★ 地域の取組
■栄養の講座やイベントに参加し、健
康的な食生活への関心を高めましょ
う。
■家庭や学校等のすすめる食育に協力
しましょう。
■積極的に子どもや保護者等に、食文
化や食の礼儀作法を伝えましょう。
★ 市民一人ひとりの取組
■出生前期
・妊娠中はバランスのよい食事を心がけましょう。
・地域の産物や旬の食材を使った献立を心がけ、偏食にならないようにし
ましょう。
■乳幼児期
・家族と一緒に食事を楽しみましょう。
・いろいろな食べ物を“見る”
“触る”
“味わう”等、五感を刺激する体験
を通して、自分で進んで食べようとする力を育んでいきましょう。
■学齢期
・1 日 3 回、バランスのよい食事をとり、元気なからだをつくりましょう。
・ 給食を通して、望ましい食事の量やバランス、マナーを身につけましょう。
■青年期・壮年期
・適正体重と健康維持を心がけ、バランスのよい正しい食生活を実践しま
しょう。
・地域の食材や食文化を次世代に伝えましょう。
■高齢期
・毎食きちんと食べ、栄養バランスを考えた食事を楽しみましょう。
・食事を通した健康づくりに努めましょう。
身体活動・運動の推進
今よりも 1 日 10 分多く歩きましょう
★ 行政の取組
★ 市民一人ひとりの取組
取組 1:身体活動・運動に取り組む
習慣づくり
取組2:身近なところで運動に取り
組める環境づくり
取組3:体力の維持を図るための高
齢者の身体活動への支援
■出生前期
・適度に身体を動かしましょう
■乳幼児期
・遊びなどを通して、基礎体力をつけましょう。
■学齢期
・数多くの運動やスポーツを経験しましょう。
・興味、関心のある運動を見つけ、運動する機会をつくりましょう。
★ 地域の取組
■青年期・壮年期
■地域で行われる運動会などに参加
しましょう。
■気軽にできる運動教室などを地域
で開催しましょう。
■地域で開催される運動教室などに
地域の人たちと誘い合って参加し
ましょう。
・生活の中で体を動かすことを心がけましょう。
・自分が楽しめる運動を見つけ、定期的に運動しましょう。
■高齢期
・趣味やボランティア活動の機会をいかし、積極的に外出しましょう。
・バランス感覚を低下させないよう、体操や運動をしましょう。
休 養 ・ こ こ ろ の 健 康 の 推進
一人で悩むより、まず誰かに相談しましょう
★ 行政の取組
★ 市民一人ひとりの取組
取組1:こころの健康づくりに関
する普及啓発
取組2:身近な相談体制の充実と
周知
取組3:十分な睡眠と休養の重要
性についての普及啓発
■出生前期
・父親や家族の協力を得て、母親もリフレッシュできる時間を持ちましょう。
・相談相手や仲間を持ち、悩みや心配事を一人で抱え込まないようにしま
しょう。
■乳幼児期
・親子で早寝、早起きの規則正しい生活習慣を身につけましょう。
・親子のスキンシップを楽しみ、家族の団らんを大切にしましょう。
★ 地域の取組
■地域で行われる交流会などに参
加し、コミュニケーションを深め
ましょう。
■近所の人と挨拶をしましょう。
■子育て家庭や一人暮らし高齢者、
閉じこもりがちの高齢者に声をか
け、地域で温かく見守りましょう。
■学齢期
・家族や友人、地域との交流やさまざまな体験を通して、人との関わり方
を身につけましょう。
・睡眠の大切さを知り、成長に必要な睡眠をとりましょう。
■青年期・壮年期
・自分にあったストレスの対処方法をいくつか見つけましょう。
・十分な睡眠をとり、疲れを翌日に残さないようにしましょう。
■高齢期
・生活リズムを整え、活動と休養のメリハリをつけましょう。
・人との関わりを保ち続けましょう。
歯・口腔の健康の推進
よごれを落とす歯みがきをしましょう
★ 行政の取組
★ 市民一人ひとりの取組
取組 1:生涯を通じた歯と口の
■出生前期
・妊娠性歯肉炎や歯周病にならないようにしましょう。
健康づくりの推進
取組 2:生活習慣病予防のため
の歯周病対策
取組 3:定期歯科検診の重要性
の啓発
★ 地域の取組
■行政が行う歯科保健相談などに
協力し、地域の人の参加を推進
しましょう。
■歯の健康について話し合いま
しょう。
・妊娠中1回は歯科検診を受けましょう。
■乳幼児期
・毎食後の歯みがき習慣を身につけましょう。
・毎日仕上げみがきをする習慣をつけましょう。
■学齢期
・よく噛んで食べることや毎食後の歯みがき習慣を身につけましょう。
・むし歯は早期にしっかりと治療をしましょう。
■青年期・壮年期
・デンタルフロスや歯間ブラシを使い、正しい方法で歯みがきをしましょう。
・年1回以上、歯科検診や歯石除去等を受けましょう。
■高齢期
・口腔機能の維持、向上に努めましょう。
・歯の喪失を防ぐため、年 1回以上、歯科検診や歯石除去等を受けましょう。
たばこ・アルコール対策の推進
たばこを控えてきれいな肺を守りましょう
子どもにきれいな空気を吸わせましょう
週に1日は、お酒を抜きましょう
★ 行政の取組
取組1:たばこの害と健康への悪
影響に関する知識の普及
取組 2:受動喫煙対策の推進
取組3:飲酒による健康への悪影
響に関する知識の普及
★ 市民一人ひとりの取組
■出生前期
・たばこや飲酒による胎児、乳幼児への影響を知り、妊娠中、授乳中は禁煙、
禁酒に努めましょう。
・子どもや妊産婦の周囲での喫煙はやめましょう。
■乳幼児期
・子どもを受動喫煙から守りましょう。
★ 地域の取組
■たばこの健康への影響について知
識を深めましょう。
■未成年者の喫煙を防止しましょう。
■未成年者の飲酒を防止しましょう。
■節度ある飲酒を推進しましょう。
■学齢期
・喫煙、飲酒が身体に与える影響について学びましょう。
・家族でもたばこやアルコ−ルについて話し合いましょう。
■青年期・壮年期・高齢期
・安易に喫煙を始めないようにしましょう。
・喫煙の健康への影響を知ることにより、禁煙の意志を持ちましょう。
・喫煙、飲酒を強要しないマナーを確立しましょう。
・節度ある飲酒の知識を持ち、休肝日を作る等、アルコ−ルを飲みすぎな
いようにしましょう。
地域医療体制づくり
かかりつけ医を持ちましょう
★ 行政の取組
★ 市民一人ひとりの取組
取組1:地域医療連携の推進
■出生前期
・定期的に健診を受けましょう。
取組2:地域医療資源の確保
・適正医療を心がけましょう。
★ 地域の取組
■かかりつけ医と中核病院の役割について、近所で
話し合いましょう。
■かかりつけ医を持つことで、地域医療を守り、育て
ましょう。
■近所で誘い合って「とねっと」に登録しましょう。
■乳幼児期・学齢期
・かかりつけ医を持ちましょう。
■青年期・壮年期・高齢期
・気軽に相談できるかかりつけ医を持ちましょう。
・病院の役割について知りましょう。
・適正医療を心がけましょう。
加須市
健康づくり都市宣言
市民一人ひとりが生涯にわたり心身ともに健康で幸せに暮らし続けることは、
私たち共通の願いです。
私たち加須市民は、自分の健康は自分で守ることを基本に、互いに支え合い、
家族・地域の絆を深めながら、協働により、健康寿命の延伸に向けた健康づくり
を継続的に進めるため、ここに「健康づくり都市」を宣言します。
一 自らを守る健康診断を受け、病気の予防に努めます。
一 食に感謝し、栄養に関する知識を広げ、バランスのよい食事を楽しみます。
一 「筋トレ」やウォーキングなどの運動を仲間とともに継続して実施します。
一 休養し、こころの健康を保ち、いつまでもいきがいをもって元気に過ごします。
一 歯と口の健康は、歯みがきと検診で守ります。
一 禁煙と適量の飲酒に心がけ、マナーと節度をもって周囲の人に気配りします。
一 「とねっと」のかかりつけ医カードを活用し、地域の医療体制を支えます。
平成 27 年 3 月 22 日制定
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