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大阪市青年経営者連合会
ベトナム・ホーチミン産業視察レポート
25∼28 NOV. 2004
大阪市青年経営者連合会
Osaka Youth Managerial Association
大阪市青年経営者連合会
海外視察研修会 (ベトナム
ホーチミン) レポート
あ い さ つ
この度、大阪市青年経営者連合会の25周年記念事業の一環として、海
外視察研修会を行う事になりベトナム、ホーチミンを訪問地として選び、団員
16名により2004年11月25日から3泊4日で視察をして参りました。
今回は別紙行程表に有るように、1日目、現地到着後すぐジェトロのベトナム事務所を訪れベト
ナム全体についてのセミナーを高山アドバイザーにお願いしたあと、市内戦争証跡博物館など市
内視察、2日目は朝の7:30にはホテルを出発し先ず、日本からの進出企業(ABCD 社)を、午後
は現地国営企業(ビエトロニクス社)を見学し、その後、15:00pm にはホーチミン商工会議所を訪
問しました。ホーチミン商工会議所ではハイ会頭にもご出席頂きベトナム投資計画省のダン部長
に投資促進セミナーを行って頂きました。
3日目はホーチミン市街西方の郊外へ向かい、ゴム園とクチトンネル歴史遺跡区を見学し、そ
の夜の便で帰国の途に着く大変「盛りだくさん」の有る意味、強行日程とも言える視察研修会でし
た。
しかしながらそんな、強行日程計画にも係わらず初日より私たちをアクシデントが襲い研修旅行
が始まりました。それは前日の夕方に連絡が入ったのですが、「搭乗予定のベトナム航空の飛行
機が大幅に遅れ朝の出発が夕方発に変更になった」と言う内容でした。そのままの変更便でベト
ナムに行けば初日の予定はすべてキャンセル。しかも、実質2.5日の行程が2日になる研修旅
行自体を中止するかの危機的内容でしたが、迅速に旅行社(ミヤコ国際ツーリスト㈱は市青連メ
ンバー企業)が集合を3時間早めて、関空→ホーチミン直行便を関空→福岡→ホーチミンという経
由ながら現地到着時間は予定より早め、という対案を準備して頂けました。また、参加者の皆さん
も急な集合時間の変更(しかも早朝)にもかかわらず全員がご協力下さり出発出来ました。
この件で厄払いが出来たのか、団員の結束もかたまりあとは報告レポートに著す成果を上げる
事が出来ました。何よりも全員が何のトラブルに巻き込まれる事無く、病気もせず無事に帰って来
る事が出来たのは団員の皆様の協力とおかげと感謝致しております。今後、視察で得た貴重な
知識と経験を市青連活動及び仕事に生かしたいと考えております。
終わりに、本視察研修会の実施までにご協力下さいました(社)大阪市工業会連合会の松村専
務理事、杠局長、事務局の皆さん、そしてお世話頂いた添乗員の黒澤さんはじめ関係の皆様方
に厚く御礼を申し上げて挨拶とさせて頂きます。
市青連海外視察団
団長
上田博之
大阪市青年経営者連合会 Osaka Youth Managerial Association
ベトナムホーチミン産業視察団名簿 25∼28 NOV. 2004
団長/LEADER
上田 博之 HIROYUKI UEDA
団員/MEMBER
10-19 Tomobuchicho 2-chome, Miyakojima-Ku
Osaka 534-0016 Japan
〒534-0016 都島区友渕町 2-10-19
TEL:06-6921-2971 FAX:06-6921-2975
URL:http://www.uedabrake.co.jp/
E-Mail: [email protected]
〒534-0027 都島区中野町 2-5-27
TEL:06-6351-9421 FAX:06-6351-6466
URL: http://www4.ocn.ne.jp/~sgc/
E-mail: [email protected]
鉄道用ブレーキ製造
ゴルフ練習場
松井 秀司 HIDESHI MATSUI
団員/MEMBER
㈱ミヤコ国際ツーリスト 代表取締役
MASARU MIYAMURA
YUTAKA RUBBER CO.,LTD./PRESIDENT
Miyako Sanai Building 1-2, Nishiwaki 1-chome,
Hirano-Ku Osaka 547-0035 Japan
3-23, Miyakojimahondori 3-chome,
Miyakojima-Ku Osaka 534-0021 Japan
〒547-0035 平野区西脇 1-1-2 ミヤコ三愛ビル
TEL:06-6704-9385 FAX:06-6704-9505
URL:http://www.miyako-kokusai.co.jp/
E-Mail: [email protected]
〒534-0021 都島区都島本通 3-3-23
TEL:06-6922-6731 FAX:06-6925-0355
URL:http://www.aia.ne.jp/~yutaka-g/
E-Mail: [email protected]
旅行代理業
三宅 康雄 YASUO MIYAKE
工業用ゴム・プラスチック販売
団員/MEMBER
古林 俊人
TOSHIHITO KOBAYASHI
タケモトデンキ㈱ 代表取締役
㈱丸八運送
TAKEMOTODENKI CO.,LTD. ./ PRESIDENT
MARUHACHI UNSO CO.,LTD.
5-11, Tagawa 3-chome, Yodogawa-Ku Osaka
532-0027 Japan
11-17, Miyakojimakitadori 2-chome,
Miyakojima-Ku Osaka 534-0014 Japan
〒532-0027 淀川区田川 3-5-11
TEL:06-6300-2111 FAX:06-6300-2005
URL:http://www.takemotodenki.co.jp/
E-Mail: [email protected]
〒534-0014 都島区都島北通 2-11-17
TEL: 06-6921-0455 FAX:06-6928-2855
E-Mail: [email protected]
電力計測器・計装制御機器製造
運送業
木幡 巌 IWAO KOBATA
団員/MEMBER
㈱木幡計器製作所 専務取締役
20-6, Izuo 3-chome, Taisho-ku Osaka
551-0031 Japan
〒551-0031 大正区泉尾 3-20-6
TEL:06-6552-2165 FAX:06-6555-2095
E-Mail: [email protected]
圧力計・圧力スイッチ等工業計測制御機器製造
㈱ダイカン 代表取締役
DAIKAN CO.,LTD./PRESIDENT
1-7, Sangenyahigashi 3-chome, Taisho-Ku
Osaka 551-0002 Japan
TAKAYUKI AKIWA
TOHO FOODS CO.LTD./PRESIDENT
〒551-0021 大正区南恩加島 5-8-6
TEL:06-6552-0545 FAX:06-6551-1588
URL:http://wwwkobata.co.jp/
E-Mail: [email protected]
仁義 修 OSAMU JINGI
秋和 隆之
㈱東邦食品 代表取締役
KOBATA GAUGE MFG. CO.,LTD./
MANAGING DIRECTOR
8-6 Minamiokajima 5-chome, Taisho-Ku
Osaka
551-0021 Japan
団員/MEMBER
宮村 勝
豊ゴム㈱ 代表取締役
MIYAKO INTERNATIONAL TOURIST. CO.,LTD.
/PRESIDENT
団員/MEMBER
代表取締役
SAKURANOMIYA GOLF CLUB CO.,LTD.
/PRESIDENT
5-27, Nakanocho 2-chome, Miyakojima-Ku
Osaka 534-0027 Japan
UEDA BRAKE CO.,LTD./ PRESIDENT
団員/MEMBER
MASUHIKO KAWASAKI
桜宮ゴルフクラブ㈱
上田ブレーキ㈱ 代表取締役
副団長/CO-LEADER
川﨑 益彦
仕出・給食製造
団員/MEMBER
奥田 謙一
KENICHI OKUDA
太平土地㈱
常務取締役
TAIHEI TOCHI CO.,LTD/
MANAGING DIRECTOR
8-34, Kamikuratsukuri 1-chome, Hirano-Ku
Osaka 547-0004 Japan
〒551-0002 大正区三軒家東 3-1-7
TEL:06-6551-2020 FAX:06-6551-4588
URL:http://www.daikan.ne.jp /
E-Mail: [email protected]
〒547-0004 平野区加美鞍作 1-8-34
TEL:06-6792-2695 FAX:06-6791-4682
E-Mail: [email protected]
サインディスプレイ業
不動産業
団員/MEMBER
団員/MEMBER
瀬川
賢三 KENZO SEGAWA
団員/MEMBER
谷本産業㈱
FUJI SYSTEM SUPPLY CO.,LTD./PRESIDENT
TANIMOTO SANGYO CO.,LTD./PRESIDENT
22-2, Tokiwacho 3-cho, Sakai-City Osaka
591-8001 Japan
1-122, Nankouminami 1-chome, Suminoe-Ku
Osaka 559-0032 Japan
〒591-8001 堺市常磐町 3 丁 22-2
TEL:072-254-5103 FAX:072-254-0081
E-Mail: [email protected]
〒559-0032 住之江区南港南 1-1-122
TEL:06-6612-1111 FAX:06-6612-7635
URL:http://www.tanimoto-sangyo.com/
E-Mail ytanimoto@ tanimoto-sangyo.com
クリーンルーム機器製造・販売
鋼板溶断・レーザー加工
樋口
隆夫 TAKAO HIGUCHI
HIGUCHI
添乗員/TOUR ESCORT
一成 KAZUNARI KUROSAWA
MIYAKO INTERNATIONAL TOURIST. CO.,LTD.
KINKO CO.,LTD/ PRESIDENT
/OPERATING CHIF
Miyako Sanai Building 1-2, Nishiwaki
1-chome, Hirano-Ku Osaka 547-0035 Japan
〒546-0002 東住吉区杭全 1-12-1
TEL: 06-6714-5406 FAX:06-6713-5054
E-Mail:[email protected]
〒547-0035 平野区西脇 1-1-2 ミヤコ三愛ビル
TEL:06-6704-9385 FAX:06-6704-9505
URL:http://www.miyako-kokusai.co.jp/
E-Mail [email protected]
金庫及び金属製保管庫他製造
旅行代理業
林
一夫 KAZUO HAYASHI
平野繊維㈱
専務取締役
HIRANO SENI CO.,LTD/
MANAGING DIRECTOR
5-19, Hiranobaba 2-chome, Hirano-Ku
Osaka 547-0048 Japan
〒547-0048 平野区平野馬場 2-5-19
TEL:06-6701-0129 FAX:06-6702-0353
E-Mail: [email protected]
服飾副資材製造
上坪
猛志 TAKESHI KAMITUBO
㈱ノグチニット
取締役
NOGUCHI KNITTING CO.,LTD/
MANAGING DIRECTOR
16-10, Nakamiya 3-chome, Asahi-Ku Osaka
535-0003 Japan
〒535-0003 旭区中宮 3-16-10
TEL:06-6951-1038 FAX:06-6951-6888
URL:http://www.osk.3web.ne.jp/ yumeknit/
E-Mail [email protected]
横編ニット製造
団員/MEMBER
黒沢
代表取締役
㈱ミヤコ国際ツーリスト 営業部係長
代表取締役
12-1,Kumata 1-chome,
higashisumiyoshi-Ku Osaka 546-0002
Japan
団員/MEMBER
義明 YOSHIAKI TANIMOTO
㈱富士システムサプライ 代表取締役
樋口金庫㈱
団員/MEMBER
谷本
北島
茂治 SHIGEJI KITAJIMA
㈱北島商店
代表取締役
KITAJIMA SHOTEN CO.,LTD./ PRESIDENT
27-10 Kujyo 1-chome, Nishi-Ku Osaka
550-0027 Japan
〒550-0027 西区九条 1-27-10
TEL:06-6581-3681 FAX:06-6581-3141
URL:http://www.kitajima.co.jp/
E-Mail [email protected]
一般鋼材販売
ベトナム社会主義共和国
公用語:ベトナム語
首都:ハノイ
首都の座標:北緯 16 度 00 分
東経 106 度 00 分
最大の都市:ホーチミン
国家主席:チャン・ドゥック・ルオン
首相:ファン・ヴァン・カイ
面積(世界第 65 位)
- 総計:329,560km2
- 水面積率:1.3%
人口(世界第 13 位)
- 総計(2004 年):82,689,518 人
- 人口密度:251 人/km2
GDP (PPP)(世界第 38 位)
- 合計(2003 年)
:2,039 億ドル
- 1 人当たり:2,500 ドル
独立:フランスから
- 宣言:1945 年 9 月 2 日
- 承認:1954 年
通貨: ドン
時間帯 UTC +7
国歌:進軍歌
ccTLD:.VN 国際電話番号: 84
大阪市青年経営者連合会
Osaka Youth Managerial Association
〒541-0053 大阪市中央区本町 1-4-5 大阪産業創造館 12F
TEL:06-6266-5730 FAX:06-6266-5788
URL: http://www.shiseiren.gr.jp/
旅行日程
現地企業視察&投資セミナー
ベトナムホーチミンの旅2泊4日間
・集合場所:
関西国際空港
国内線
《2階全日空カウンター前》
11月25日(木)午前 6 時30分
・集合時間:
≪最終スケジュール≫
月
1
日
11月25
日
(木)
都市名
関空集合
関空
発
福岡
着
福岡
発
ホーチミン 着
交通機関
NH1701
VN961
現地時間
06:30
07:10
08:20
11:00
14:10
専用車
19:30
専用車
2
11月26
日
(金)
09:30
13:00
15:00
18:30
専用車
3
11月27
日
(土)
4
11月28
日
(日)
VN946/Jl
ホーチミン 発
関空 着
23:25
06:35
ス
ケ
ジュ
ー
ル
関西空港2Fの全日空カウンター前集合
朝:国内便にて福岡へ
福岡発、ベトナム航空にて空路ベトナムへ
ホーチミン到着後、
日本貿易振興機構(JETRO)にて、海外投資アド
バイザー高山氏を訪問。ベトナムセミナ
ーを開催。その後ホテルへご案内。チェ
ックイン致します
夕食は市内にて古典舞踊を鑑賞しながら
いただきます。
ホーチミン 泊
ホテルにて朝食
午前:現地日系企業(三谷産業子会社 ABCD
にて樹脂形成品の製造及び組立てを見
学)
午後:ベトナム企業(VIETTRONICS BINH
HOA COMPANY)を視察。
夕刻:ホーチミン商工会議所にて投資促進セミ
ナー、ベトナム会頭と懇親会、意見交換
会などを開催。
ホテル内ファンクションルームにて
懇親夕食会(中華)
ホーチミン 泊
ホテルにて朝食
ホーチミン郊外視察とゴム園、クチトンネル見
学、市内視察(ドンコイ通りマーケット視
察・郵便局など)昼食は「ソングーR」に
て海鮮料理
夕食:越風フレンチを御賞味下さい。食後、専
用車にて空港へ
夜 :ベトナム空港にて空路関西空港へ
機内 泊
早朝:関西空港到着後、解散
お疲れ様でした!
*上記日程は、交通機関及び現地諸事情により、多少変更となる場合もございますので、ご了承下さい。
ご利用予定航空会社
VN:ベトナム航空利用
*往路:ベトナム航空機材 復路:日本航空機材(ベトナム航空/日本航空共同運送便)
ご利用予定ホテル
NEW
(DLX ホテル)
WORLD HOTEL SAIGON
TEL:84-8-8228888 FAX:84-8-8230710
食事
機内
夕食
朝食
昼食
夕食
朝食
昼食
夕食
機内
第 1 日目:JETRO−ベトナムセミナー報告書
平成16年11月30日
㈱ノグチニット
上坪猛志(旭)
風雲急、機体不良につき整備・遅延のため、関空から福岡経由にて5時間、11月25日の午後、市
青連・上田会長ほか16名、ホーチミンへ到着する。気温31度、湿度89%の蒸し暑さであった。
ベトナム投資セミナーを拝聴しに、JETORO(日本貿易振興機構)へ訪問しました。以下、高山講師
からの、投資アドバイスの主な報告です。
【ベトナムの概要】…日本の40年前とほぼ同じか。
①人口 8100万人 ②月給(都市) 5∼6千円(技術者2∼3万円) ③エンゲル係数 約50%
④バイク 1130万台(新車25万円・ホンダ製50%)、7人に1台。 ⑤自動車 68万台
⑥交通事故死亡者数 11864人 ⑦労働人口 3670万人
⑧平均年齢 24.9歳、若い。 (中国 31.8歳 日本 42.3歳)
⑨人口構成 0∼14歳 30% 15∼64歳 65% 65歳∼ 5% (日本 15% 66% 19%)
⑩家電普及率 テレビ 93% ビデオ 85% 冷蔵庫 53% 洗濯機 22% エアコン 12%
⑪入国(1∼8月) 中国52万人 米国(元ベトナム)19万 台湾17万 日本16万 韓国 14万.
⑫在留邦人数 北部(ハノイ)・中部 1645人、 南部(ホーチミン) 1915人。
⑬教育 大学進学率10%、進学校では同50%、数学レベルは米国、露国、韓国に次ぐ4位。
⑭近年 1964年、米・ベトナム戦争終わり、79年、中越戦争、89年、カンボジア撤退後、安定、
子供育て、15年経つ。若い世代が中心で、子供の学力向上、女性の美の追求、健康志向
など、中国文化の影響をうける。
【ベトナムの経済】…
①GDP 伸び率 7.26%、1人当り GDP 480ドル。
②貿易収支 ▲51億ドル。 (輸出 201.8億ドル 輸入 252.3億ドル)
③消費者物価指数 3% (04年は9%前後?!食料食品価格の上昇が主因)
④貿易状況 輸出品は、原油、繊維・縫製品、履物類、農水産物(エビ、お米)の順、輸入品は、機
械・設備・部品、石油製品、衣料品・履物材料、鉄鋼・ビレット、織布、電子機器・部品の順。
(原油があっても製油所がない。繊維も工業も材料を外より入れる加工型の産業。農水産国。)
【ベトナム投資】…
①投資国の順、 台湾(112件・375百万ドル)、韓国(112件・188百万ドル)、カナダ、日本(36
件・96百万ドル)、マレーシア、香港、米国(20件・57百万ドル)、中国。…04年1月∼9月。
②日本からの投資 95年、47件・1130百万ドル、トヨタ、ホンダが出て、後年、小企業の部品屋が
来る。現在、IT 関連(CAD 図面ソフトなど)の進出で小額。
③進出形態 駐在員事務所型(マーケのみ)→委託加工型(繊維など、機械を貸して材料加工)→現
地、合弁企業型(意見不一致、問題多い)→100%外資企業(全会一致、95年30%、
00年80%の会社)の流れ。
【ベトナム投資の特性と問題点】…特に、中国と比較して。
①政治的・社会的な安定 書記長は北部、大統領は中部、首相は南部より選出しバランスを
保つ。トヨタ、ホンダの工場は貧しい北部へ誘致して所得をあげる策とか。老人を大切にする儒教
精神が残り、仏教徒(大乗)が80%を占め、温厚な国民性で、夜間安全である。
②低廉で高質な労働力が豊富 労働問題(争議、離職、賃上げ圧)が少なく、勤勉(年間300
日就業、週48時間、残業、3交替制あり、月収60ドル前後)、大学進学率10%都市部50%。
③人口8千万の潜在性市場がある。 経済成長率7%超。
④中国とアセアンを結ぶ地政学的な位置。 中国の反日感情対策として。マレーシアより安価な
賃金。フィリピン、インドネシアの社会不安よりのリスク分散対策としての位置。
⑤投資優遇策あり。 電気・水道のインフラの良い工業団地、輸出加工区あり、法人課税の増税延
期など。柔軟な面あり。
⑥問題点としては、農業水産国であるので、部品の現地調達が困難であり、煩雑な行政手続き
や官僚主義がまだ残っている。ここ数年で、追っ付け改善されつつある。
【ベトナム投資の成功のカギ】…
①初期投資を抑える。 工場は既に現地に有るので利用して、協同でやるなどの堅実な経営。
②100%外資にて。合弁は、資金不足な相手との、「全会一致の原則」では、非効率的である。
③加工輸出型で。 まだまだ、内需型は、あと 5 年、望めないので、中国市場とタイ部品を利用。
④工業団地にて。 インフラ良好。工場間の情報交換できる。特に、北部は高速道路の整備で
中国へ5時間が1時間半になる。この3年増えてきている。
【まとめ】…
① 75年ベトナム戦争終結後、95年国交正常化し、01年米越通商協定締結後、投資環境が
好転して韓国、台湾が来たが、日本は、94年以来、大企業は進出していない。
② ベトナム人は、勤勉で、温厚な、親しみのある人々である。
私が、94年11月、中国の上海・蘇州・無錫の投資工場見学に参加した時の印象と、大変違い
ました。21世紀を企業として残れるかどうか、問いかけた、最後の機会でしたが、中国の風土
(揚子江の砂塵)、文化(大陸的な…)、社会(共産主義の…)に馴染めず、断念しました。
JETORO の説明と滞在時の感触からも、「日本の40年前に似ている。」観があります。「もっと
早くに、来たかった。」が、今回の実感です。
③ 1130万台のオートバイによる、昼・夜の波と、排気ガス。半分は日本のホンダ製です。
ホーチミンの都会では、星は見えにくい。美しいアオサイの女学生、白い歯の青年の街、秩序と
良識ある海外投資をお願いしたい。
④『日本人とは』の問いに、JETORO のジョークでは、映画タイタニック号の退船の時、婦人・子供優
先の説明の場面で、米国人には「ヒーローになれますヨ!」と、英国人には「紳士たれ!」と、独人
には「これはルールですから。」と、そして、日本人には「皆さん、そうされてます。」と。
最後に、市青連の皆様へ、機会あれば、海外から日本を見つめましょう。新鮮なヒントがあります
ヨ。ほんと。
第 2 日目:ABCD 社訪問レポート
訪問企業
Aureole Business Components & Devices Inc.
訪 問 日 2004年11月26日 (9:30∼11:30)
出席応対者 柏 原 芳 博 様 (Assembly & Molding Manager)
会社概要
資本金
USD(米ドル)$5.800.000(三谷産業100%)
住 所
ヴェトナム社会主義共和国 ドンナイ省 ビエンホワ市
LOTECO 工業団地(輸出加工区)
(ホーチミン市から北東へ約35km)
面積規模
土地:11,200 ㎡(約 3.000 坪)
建物: 3,800 ㎡
従業員数 132名(2004年7月30日現在)日本人4名含む
創業開始 2002年3月
その他
ABCD 社提供資料参照
≪ 主要説明事項及び質疑内容 ≫
1. 母体企業の三谷産業は金沢の石炭関係会社として業を興し、現在名古屋証券取引所に上場をし
ている会社である。
2. ABCD 社は三谷産業(株)として5番目のヴェトナムにおける子会社で有るが、最初の会社は11
年前、係長が1人でヴェトナムに来て事務所だけから始めて「E・ウォーター」と言うミネラルウォー
ター・ドライアイスを販売する会社(Thangloi Aureole)に仕立てた。その後、Mitani Aureole(化学
品)、Aureole IT(ソフトウェア)、Aureole CSD (CAD 図面)等を扱う4社の次に出来た会社である。
5社合計で250名の社員がいる。5社すべてに Aureole(オレオ)栄冠とか栄光の意味の単語を入
れている。
3. ABCD 社(以下同社と称す)の仕事内容は樹脂部品成形及びそのアッセンブルである。製造品目
はコネクタ、MO 装置、家庭端末等の装置組み立て、車載部品、電子部品、樹脂巻きベアリング
等。
4. 同社取引先は富士通㈱、富士通コンポーネント㈱、富士写真フィルム㈱、グローリー㈱、日立エン
ジニアリング㈱、など日系企業ほか、Nidec Tosok などのヴェトナム企業
5. 設備は各種射出成型機10台(25t∼350t)、金型保守設備、樹脂乾燥機、樹脂再生用粉砕機な
ど
6. 就業時間 定時は7:15am∼4:15pm(日本との時差2時
間を勘案するとこうなった)、で有るが現在3交代にて操業。
第1班 5:30am∼13:30pm、第2班 13:30pm∼9:30pm、第3
班9:30pm∼5:30am(夜勤は30%増し)
7. 休日は日曜日と国民祭日約10日のみで約300日労働。
休日出勤は日曜日が100%増し(日給2倍)、祭日が20
0%増し(日給3倍)
8. ボーナスは労働法の関係で5月と2月に各1ヶ月以上。
9. 128名のヴェトナム人ワーカー全員が正社員。しかし、6ヶ月間期間工として雇い、よく働く者を正
社員の登用している。
10. 128名の7割が女性。ヴェトナム人は南方系に良くある女性に働かせ男性は働きたがらない習性
が強い。128名の内、11名を日本にて研修済み、6名をマレーシアにて研修した。
11. ワーカー給与は労働法で最低賃金 USD(米ドル)$45/月以上であるが、同社では$50∼60
/月、エンジニアで$200∼300/月、マネージャーで$200∼500/月。
12. 人件費のチャージは見積もり段階で3∼6円/分。(3円見れば十分か?)
13. エンジニアは約20名。(工場内ではワーカーと班長、エンジニア、マネージャーは帽子の色で見
分けがつくようにされていた)
14. 同社が有る工業団地は「輸出加工区」であり、「輸出加工区」とは関税特区のことで、ヴェトナム以
外の外国(日本を含む)には輸出入とも関税は0、ヴェトナム内部に向けては関税が掛かる。
15. LOTECO 工業団地内は16社有り、内8社が日系
企業。ヴェトナムはたまに停電が起きるが、工業団
地内は自家発電が有るため問題は無い。しかし、
電気代は日本より少し安い程度で水も同様に日本
より少し安い程度で有る。
16. ヴェトナム南部に位置するホーチミンは地震が無く、
台風もほとんど無くその他自然災害もほとんど無
い。強いて言えばサイゴン川の流域でほとんど高
低差が無いため大雨が降ると水につかる事がある
らしい。(実際私たちの滞在中にヴェトナム中部では腰までつかる洪水になっていた)
17. 交通インフラは別途レポートにも有るように、鉄道はほとんどなく(国土を南北に走るのみ)道路の
整備状態もメインの1号線が有るが別線(迂回ルート)が無いので良く混む。道路には信号がほと
んど無く、国民の足はもっぱらオートバイ(ホンダスーパーカブ)である。交通ルールはめちゃくち
ゃでとても日本人の感覚では運転出来ない。そのため日本人スタッフは運転手(ヴェトナム人)付
きカンパニーカーにて出勤となる。
≪ 工場内見学 ≫
1. 日本のゼネコン鹿島に依頼して建てた全館空調
設備をされた立派な工場である
2. ISO 標準に乗っ取り完全に整理整頓、書類管理、
トレーサビリティ、検査の行き届いた日本の工場
以上の工場と言う印象。
3. 工場内床はハードクッションフロアー(プラスチッ
ク素材の床)。作業場は床や作業台が赤・黄・緑
の線で区分けされ製造スペースと半製品(検査
前)と完成品(検査後)スペースが一目瞭然であ
る。
4. 検査は自主検査で300%検査(全品検査を工程内検査∼出荷検査まで3回)を行っている
5. 出荷レベルでの品質目標は2ppm で有るが、現段階では実質10ppm(10個/100万個)であ
る。
≪ まとめ ≫
ここ ABCD 社は入っている工業団地自体が一般の工
業団地よりハイレベルで有り、同社工場自体がまたヴェ
トナムに有る企業としては別格的存在と感じた。マーケ
ットを日本他ヴェトナム以外の国に見据えている以上当
然の事かもしれないが、世界レベルで見てもトップクラス
の管理体制品質体勢の企業と思われる。しかしながら
ワーカーの賃金はヴェトナムなのでこのクラスの工場で
有りながら月商売上2500万円有れば利益が出る体勢
であるのもうなずける。もし同じ大きさの企業が大阪に
立地していればゼロが一つ多い月商2億でも利益を上げるのは難しい様に感じる。ヴェトナム人の能
力の高さと勤勉さ根気強さを旨く企業として取り入れ操業している会社であった。
≪ 最後に ≫
私たち市青連メンバーを受け入れ、見学に本当に前向きに協力して下さった ABCD 社とご案内下さっ
た柏原マネージャーに感謝したいと思います。
記:上田博之
第 2 日目:VBH Co 社
訪問レポート
訪問企業 VIETTRONICS BINH HOA COMPANY
訪問日
2004 年 11 月 26 日(13:00−15:00)
面談者
TRAN THANH LUU 社長
NGUYEN QUOC VIET 副社長
PHAN CAO HIEP 技術課長
設立
1979 年 11 月 20 日
従業員
570 名(内 エンジニア 65 名)
資本金
250 万 US$ (国営)
敷地
25000 ㎡
ホーチミン中心地より車で約 10 分
売上
350 万 US$(2002 年)
主要製品 プリント基板組立、パルス変換器
チョークコイル、トロイダル式チョークコイル
DC-DC コンバーター、AC-DC コンバーター
オーディオ・ビデオ用電子部材
漏電サーキットブレーカー、エアコン
DVD・VCD、扇風機
1.
2.
3.
4.
5.
6.
我々が訪問した前日 11 月 25 日に創立 25 周年の記念パーティーがあり、ベトナムでは歴史
の古い老舗の企業である。
1995 年に ISO9002 の認証を取得
共産党が支配するベトナム国営企業でありながら、品質方針にはしっかりと顧客満足
を唱っている。
1995 年にプリント基板表面実装ライン導入。2003 年には鉛フリーにも対応している。
工程ではネミックラムダ社の DC-DC コンバーターの製作をしていた。
プリント基板始め電子パーツを日本から支給。
日本でも多くの企業が現在鉛フリー化へ移行中であり、日本企業から指導を受けているとし
ても、技術面・品質面の点ですばらしい会社である
生産の 80%は輸出。その輸出の 60%は日本向けである。日本輸出は 1993 年より始まる。
主な取引先にネミックラムダ社(日本有数の電源メーカー)東邦亜鉛株式会社、
アルファーエレクトロニクス社など
創立 25 周年だが社員の平均年齢は女性 26 才 男性 28 才。何とも計算が合わない感じだが
よく聞いてみると社員は一年契約。正しく働かない者、食うべからずを実現している。
給与は$120/月、エンジニアは$200∼
工場は整理・整頓がしっかりされており、社員もテキパキと働いている。
作業要領所も各職場に提示されて ISO の仕組みがうまく機能している。
≪ まとめ ≫
共産主義の国営企業訪問という事で参考にならないだろうと、正直期待していなかった。
以前、中国の国営企業視察の時には何と非効率だろう、なぜもっと皆が連携して働かないのだ
ろうと感じたが、今回の VBH 社は私の先入観をいい意味で全く裏切った。
本当にすばらしい、活気あふれる、技術水準が高い、エクセメントカンパニーである。
間違いなく、今後大いに発展していく企業の 1 つと思う。
最後に私たち市青連メンバーを快く受け入れて頂いたベトロニクス社の皆様に感謝致します。
記:三宅康雄
第 2 日目:ホーチミン商工会議所(投資促進セミナー)レポート
訪問先
訪問日
面談者
ベトナム・ホーチミン商工会議所
2004 年 11 月 26 日(15:30−17:00)
ホーチミン商工会議所会頭 NGUTEN HUU HAI 氏
ホーチミン商工会議所 対日担当部長
Mrs. LE THI THANH BINH 氏 (日本語通訳)
ベトナム計画投資省 南部対外投資センター
投資促進部長 DZUNG NGUYEN,M.A. 氏
まず、ホーチミン商工会議所会頭 NGUTEN HUU HAI 氏より、市青連ミッションの来越訪問に対して歓
迎のご挨拶、その後、上田団長より市青連ミッション団の概要説明とセミナー開催についてのお礼のご
挨拶の後に、ベトナム計画投資省 南部対外投資センター 投資促進部長の DZUNG NGUYEN,M.A.
氏より、対ベトナム投資についての講演と質疑応答をいただいた。なお、いずれも通訳に関してはホー
チミン商工会議所 対日担当部長の Mrs. LE THI THANH BINH 女史にしていただいた。
【ベトナムにおける外国の直接投資状況の概要】
ベトナムへの外国からの投資はドイモイ政策の成果が上がり始めた 1989 年頃から 95∼96 年には
9%台の高い経済成長を続け、第 1 次の投資ブームが到来。しかし、97 年に入り、成長率の鈍化等
の傾向が表面化したのに加え、アジア経済危機の影響を受け、外国直接投資が急減し、99 年の成
長率は 4.8%に低下した。その後、成長率は改善され、特に 2000 年から施行された会社法により、民
間企業の設立手続が簡素化された結果、企業設立が加速し、国内の景気回復に貢献している。
1988∼2003 年までの累計投資実績は 407.9 億ドルとなっており、2004 年 1-10 月における外国直接
投資は、新規登録 579 案件、投資総額 17.4 億ドル(2003 年同期は 496 案件、12.4 億ドル)、投資額
では前年同期比+40.3%と大幅に増加。1-10 月の増資を含めた投資額は 32.4 億ドルとなっている。
投資国別では、1位が台湾(128案件、4.3億ドル)、2位が韓国(130案件、2.9億ドル)次いで、
日本は3位で47案件、投資額は2億ドルと前年同期の2.8倍に増加している。
日本からの投資は1千万ドル以上の大型案件の投資も7件実施される見込みであり、1−10月の平
均案件規模は423万ドル(2003年は189万ドル)と大型化。順位も昨年の6位から3位へ上昇。
日本に続くのは、カナダ(11案件、1.5億ドル)及び英領バージン諸島(23案件、1.3億ドル)。
1988年から2004年10月までの累計投資額では、第1位シンガポール(329案件、79.2億ドル)、
第2位台湾(1230案件71.6億ドル)に次いで、日本は第3位(476案件、50.9億ドル)であるが、
累計実施額では、日本は依然として第1位(41.2億ドル)と、第2位のシンガポール(32.3億ドル)
を大きく引き離している。
【投資分野】
投資分野は鉱工業・建設業が約62%と大半を占め、次にサービス業約21%、農林水産業17%と
なっている。
【投資地域】
1 ホーチミン市
1546案件 114億ドル
2 ドンナイ省(ホーチミン北部) 586案件 74.3億ドル
3 ハノイ市
534案件 79.3億ドル
とホーチミン周辺のベトナム南部に集中している。
【ベトナムにおける投資形態は主に3つ】
・ 事業協力契約
3.5%
・ 合弁企業
24.6%
・ 100%外国投資企業 71.7%
(1988年−2004年累計で近年は、100%外資の形態が増加して主流となっている。)
【ベトナムにおける工業団地、輸出加工区】
・ 全国に68ヶ所の工業団地が設立されたが、そのうち 15 ヶ所は外国資本企業により建設された
ものである。
・ 工業団地、輸出加工区に 80 億ドル以上の資本金に相当する 700 プロジェクトが投資されている。
・ 工業団地に投資している主なプロジェクトは繊維、縫製、プラスチック、電子組み立て、精密機械、
電気、化学等の分野である。
【ベトナムにおける投資優遇制度】
特に奨励分野における投資については、ベトナム投資に適用される数多くの税の免除又は減額など
の優遇措置が用意されている。
・輸出製品生産
・農林水産物分野
・高度技術分野
・環境保護分野
・労働集約的工業
・主要インフラ整備事業など
また通常、企業の所得税は25%であるが、投資奨励分野については、20%、15%、10%などの
ケースもあり、またケースによっては事業の始業から 8 年間まで税金の免税をされることもある。
・ 利益を外国に送金する際の税金は送金額の 10%から 7%に、7%から 5%に、5%から 3%に引き
下げた。
・ 設備、機械、生産工程ラインの専用運搬車両とベトナム国内でまだ生産できない建設材料等の固
定財産に対する輸入税は免除される。
その他、多くの優遇政策があることが説明された。
さらに、近年外国投資に関する法令・省令等は、どんどん改善され、申請認可期間も短く短縮されて
いる事をアピールされていた。
最後に、セミナーの後、現地新聞社より、上田団長、松井
副団長が取材を受け現地新聞に、市青連訪越ミッション
が記事掲載されました。
記:木幡 巌
ベトナム視察旅行を終えて
㈱ミヤコ国際ツーリスト
松井秀司
10年ぶりに訪れたベトナムは新興工業国【NICS】と呼ぶにふさわしい躍進振りでした。社内でベトナム
に出張して帰ってきたものから聞く報告以上に私には感じられました。もちろんホーチミンやハノイはベ
トナムのごく1部です。人口の上でもこれらの首都圏に住む1000万人以外の約7000万人の人たち
は収入的には貧しくとも穏やかで静かな暮らしをしているのですが・・・。
市内の交通停滞はすさまじく、インフラ整備を抜本的に行はなければ、これからの発展はむつかしい
のではないかと思われます。
先進国であり、資本主義経済の日本に比べ、後進国であり、社会主義国であるベトナムのほうが、学
生も労働者も勤勉(土曜も授業、仕事有)であり、所得格差がはるかに高い。
皮肉であるが日本のほうがはるかに社会主義的であり,良いも悪いも平等と、富の再分配は実現され
ている。しかしこの国の活力の源が、学生の向学心、労働者の勤勉さであるとするならば、今の日本の
怠惰な若者たちと自らの職務に責任感も倫理観もない社会人たちを見るにつけ、「メイドイン・ジャパン
は優秀だ」「ベトナム製なんていい加減なもんだ」などといつまで言っていられるか・・・。私も日本国内で
たくさんの中小企業の工場を、みせていただいているが、今回見学させていただいたABCD社以上の
設備とシステム、会社経営を行っている会社がどれだけあるか。いまだに、日本の中小企業経営者の
中には能天気な人がいて、「中国やベトナムなんかきーたないとこで、ええ加減なもん作っとうるねん
で。」なんて言ってる人がいます。そんな人に限って自分の会社はきーたない工場でたいした技術も付
加価値もなく、そんな人は現地にいって現実をしっかり見た方がいいと思う。
批判を承知で言うならば、アメリカの対日政治のお陰(?)でわが国は働き蜂という錯覚を与えられ、
今では年間100日以上の休みを謳歌し、世界一の平等が実現され、活力のない若者と、溢れかえる
老人の国になってしまった。ベトナムの就業者平均年齢は24歳という・・・。
ベトナムでは、工場労働者とエンジニアクラスでは、2、3倍の所得格差があるといいます。日系企業
で働く30代のサラリーマンでも、現地では、運転手付き、家政婦さん付きで庭付きの家に住み、奥さん
はテニスや社交の毎日が当たり前です。日本にいれば、まず普通のサラリーマンでは実現されない暮
らしがベトナムでは実現されます。というより日本以外のたいがいの国では、所得格差が適度のあるこ
とが、向上心向学心、勤勉のインセンティヴとなっています。
日本の企業が活性化するためには、あらゆる意味においてこの格差をドライヴとして活用することは
大変意味があるはずだ。世界有数の豊かになった国といわれながら、ほとんどの人が豊かさを確認で
きない国。この国今のシステムでは、永久にそれが実現されないのではないか。それならば、1企業が
それを実現してやるぞ…とひそかに誓うのであった。
そしてもうひとつ。圧倒意的な戦力差、それも象とありんこ位の差がありながら勝利したベトコンたち。
中小企業でも戦い方によっては大手企業に勝つ事も可能だ。アメリカ的発想以外の視点と価値観を持
つ必要性を痛感した旅でした。
夢いっぱいのベトナム
タケモトデンキ㈱
三宅康雄
初めてのベトナム。初めての国、いつもながらワクワクしてくる。
晩秋の大阪から一気に夏の香りがするベトナムへ。
ホーチミンに着くと、まず洪水のようなバイクの群れが我々を迎えてくれる。
人口8000万人。ホーチミン800万人。人口構成は1960年の日本そのもの。
平均寿命 男68歳、女73歳。65歳以上が日本の19%に対し、ベトナムは6%。
また中間年齢 日本が42歳に対し、ベトナムは何と25歳!
とにかく若い!本当に若い!人々の活気が溢れ出ている。
次にホテルフロントで1万円両替すると、1,514,900ベトナムドン(VND)。
何とも急に大金持ちになった様な不思議な感じ。帰国するまでベトナムドン表示の価格に安い高いの
金銭感覚がついていけなかった。
人件費は平均$60/月。しかしエンジニアは$200から$500。ホーチミン市内の企業なら優秀なエ
ンジニアには$1,500という話。本当に共産主義?
それ故、教育熱に拍車をかけている。教育水準の高さの一例を紹介すると、ベトナムは数学選手権で
は中国・アメリカ・ロシアに次世界第4位。すばらしい!
そして真面目。これが本当に国営企業かと思わせる位、本当によく働く!
ベトナムは人口構成から推測すると、これから大量消費型の社会へどんどん移行していき、
今後20年はモノがどんどん売れて、国もどんどん発展していくに違いない。
正しく夢いっぱいの国である。
今回のベトナム視察というすばらしい機会に恵まれ、上田団長はじめメンバーの皆様、
ミヤコ国際ツーリスト並びに市工連の皆様にお世話になった事を感謝いたします。
ベトナム視察旅行
㈱ダイカン
仁義 修
私にとって、ベトナムへの旅行は今回が3度目となる。初めて訪れたベトナムの時の印象は、青梅マ
ラソン状態のHONDA(バイク)の往来と、エネルギーに満ち溢れた街の、何ともいえない活気。そして、
そこで暮らす人々の温厚で、フレンドリーな素顔であった。1年間で3回も訪れると、流石に初体験の衝
撃は薄れ、見慣れた風景は、どことなく懐かしさに変わったが、行き交う車とバイクを避けながら、通り
を横断する時の緊張感は、今も変わらない。
さて、初めてホーチミン市に訪れた時の印象が会社経営にも影響し、ベトナムから研修生を2名受け
入れることになったが、今回の旅行で訪れたジェトロのベトナム事務所で、現地の状況や国民性を伺っ
ているあいだに、研修生受入の決断したことに対して、側面的に自信を持つことができた。また、現地
日系企業の方の話を聞いているうちに、その方が、仕事と生活を楽しんでいる様子が伝わり、海外で
工場を持つなら中国よりベトナムではないかと感じた。
それにしても、ベトナム人特に女性は良く働く。価値観やライフスタイルが多様化した日本とは違い、
とても生き方がシンプルであるような気がする。年間の祭日は8日間、休みは日曜日だけ、兎に角良く
働く。休日が増え、余暇に使える時間が有り余る日本。果たして有意義な時間を、我々は持っているの
だろうか? 一生懸命働くことに、喜びを見出そうとする生き方は、ややもすれば、陳腐で価値のないこ
ととされる風潮があるように思われるが、小さなことに感謝をして生きてゆく素晴らしさが、ベトナムには
残っているように感じた。40年前の日本の状況に酷似していると言われるベトナム。物質文明だけに
染まらず、アジアのよき伝統と心が受け継がれることを願いたい。
エネルギッシュ・ベトナム
桜宮ゴルフクラブ㈱
川﨑益彦
終わることのないバイクの流れ、交差点には信号すらほとんどない。しかもバイクは二人乗り、三人
乗りが当たり前で、中には家族4人で乗っているバイクもある。日用品だけでなく、ハシゴや大きなガラ
ス、建築資材もバイクで運ぶ。通勤ラッシュは理解できるとしても、それ以外の時間帯でもバイクの流
れは止むことがない。何の目的で走っているのだろう。夜になると、バイクに乗っているカップルがとて
も多い。聞くところによると、二人乗りしてただ走り回るのがデートらしい。
バイクで走るときのマナーも実にオモシロイ。交差点がないのに、まず衝突する事はない。みんなギ
リギリのところをすり抜けて行く。車線を逆行しているバイクも頻繁に見る。車もバイクの流れを遮って
右折や左折をする。僕たちの乗っているバスも、両方の車線を途切れることなくバイクが走っているとこ
ろ、しかも信号のない所でUターンしてしまう。今回の旅行中、接触事故は2回しか見なかった。僕だっ
たら例え短時間でも、とても怖くて車なんか運転できない。
困るのは、道路を横断する時だ。横断歩道はあるにはあるが、だれも一時停止なんかしない。もちろ
ん歩行者用信号もない。ではどうして渡るのか。河のようなバイクの流れをゆっくり歩いて渡るのみで
ある。けっして走ってはならない。途中で怖くなって逆戻りしてもいけない。ただ前を見て歩いていると、
不思議とバイクは止まってくれる(らしい)。ちなみに交通事故死者数は年間一万人を超える。そういえ
ば、高速道路も歩いて横断していた。でも、殺人など凶悪な犯罪は、年間数件しか起こらない。日本で
は殺人の記事が新聞に載らない日は 1 日もないのに。確認はしていないが、自殺者の数も日本の年
間3万人とは比較にならないぐらい少ないだろう。
友好的であり勤勉、穏やかな人間性と同時に、ベトナム戦争でアメリカ軍と戦ったときに見せたような
粘り強さ、愛国心の強さ。ベトナムは本当にオモシロイ国だ。
ベトナム視察2004
㈱丸八運送
古林俊人
私が予想していたホーチミン市の姿は、長い戦争を戦った強靭な社会主義国として、町角に憲兵が
立ち、子供達がインターナショナルを唄いながら行進する風景でした。しかしながら、実際に目撃した姿
は、戦争も社会主義も関係無く、ごく普通の街の姿でした。確かに、町中で兵隊さんが行進?していた
り、戦争博物館での展示を見たりしたので、「どうやら本当にベトナムに来たらしい。何かの手違いで、
別な国に来たのでは無いらしい。」と思えました。それでも、未だに私が行ったのは「本当にベトナムだ
ったのか?」考えております。
JETRO、ABCD、VBH、商工会の訪問では、「多少の経済効率よりも、全体的なバランスを重視す
る。」「普通の人は、2つの仕事を掛け持ちしている。」「必要の無い物は、便利でも無理して買わな
い。」との説明をお聞きし、又、ベトナム製品の多少ダサくても丈夫そうなデザインを見て、「むしろ、ベト
ナム人のセンスは日本人よりもワールドスタンダードに近いのではないだろうか?」とも、思えました。
私には、ベトナムの人々は、多少時間が掛っても、安全で確実な方の道を歩く人々の様に見えます。
ホーチミン市の町中には、何をしているのか、何もしていないのかよく判らない無数の人々が、朝から
晩まで単車で走り回り、何屋かよく判らなかったですが、お客さんよりも多そうな程の、無数の店舗が
商売をしておりました。その上、平日の昼間だと言うのに、喫茶店?やゲームセンター?は多くの若者
で賑わっています。その風景を見て、「この方達は生活が出来るのだろうか?」、「将来への不安は無
いのだろうか?」と、他人事ながら心配でなりませんでした。しかし二日目、三日目になって来ると、一
行が行く先々に付いてまわる(本当に単車でバスに付いて来る)お土産売りの余りの熱心さに、「これ
だけ色々と努力する人が居るならば、将来は大丈夫だろう。」、「日本人の様に、皆でドタバタするだけ
が人生でもあるまい。」と、思えて来ました。
皆様、大変お世話になり、有難う御座居ました。
市青連ベトナム研修旅行
㈱東邦食品
秋和隆之
今回のベトナム訪問は私自身2度目となりますが、ベトナムの独特の雑踏は何度訪れても興味をそそ
られます。おかげさまで、道路の横断程度であれば苦もなく横切れるようになりました。
確かに給与水準は低く、生活レベルも日本とは大きな格差がありますが、人々の表情は豊かであり、
希望を持って生きているように見えました。むしろ日本人の方が無表情で悲観的に見えるのは私だけ
でしょうか?日本やフランスによる占領、インドシナ動乱、ベトナム戦争や中越戦争を経験し、戦争状態
に終止符をうってから20年近く経っているそうですが、当時の占領国や相手国に対する憎悪の様な物
は感じられませんでした。ベトナムの人々は過去の遺恨より、国の発展と自己の希望や目標の達成に
重きをおいていると思われます。(そう言う意味では中国は発展し、歴史を政治的な道具にする余裕が
できたのでしょうか?)
単車で大渋滞が起こるようなインフラで、先進国に追いつくにはかなりの時間を要すると思われますが、
将来的に会社にベトナム人研修生の受け入れを検討している私としましては、今後もベトナムを訪問
する機会があると思います。どのようにこの国が発展していくのか非常に楽しみですが、生活水準の向
上と共に人々の表情が変わらない事を切に願っています。
ベトナム旅行感想
太平土地㈱
奥田謙一
原付バイクの大群が神業のように走り回る市内の喧騒や歩道が町の食堂や喫茶店になっている様は
朝の卸売市場が町になった如くである。初日のジェトロにてベトナム経済の概要をうかがった際にもお
っしゃられたように何十年か前の若かりし日本思い出させるもので、人口構成は高度長期の日本とか
なり近似している。7-8%の経済成長はまだしばらく続くものと考えられそうである。
2日目に現地商工会議所にて若き官僚の方がベトナム投資に関する優遇制度を通訳を介し説明され、
こちらからの質問にも丁寧に回答された。「中国よりベトナムを投資先として選択するメリットはどこ
か?」というような率直な問いにも。2日目の懇親会には現地日本企業及びベトナム国営企業のマネ
ージャーの方にも出席頂き夕食のテーブルを囲み経済的な関心にとどまることなくより親しく交流でき
たことはすばらしいことと思います。
ベトナムと聞き誰しも思い浮かべるベトナム戦争に関わる資料館、「クチトンネル」はベトナムを知る上
で無視できないもであろうが、その観光地化した施設へのいくらか儀礼的な訪問は、通訳を介してであ
っても接することの出来る目の前のベトナムの人から受ける印象をなかなか大きく上回らない。どこか
謙虚で、寛容で、誠実そうに感じさせ、今回のメンバーの多くの方が親ベトナムになったのではなかろう
か。
交通事故は別としてホーチミンにおける殺人に至る犯罪は年数件とジェトロにて聞き、翻って日本の現
状はと反省させられる。高度経済成長を経てバブル経済破綻の後成熟化段階に入っている日本に
若々しいエネルギーを与えてくれるように感じる。
惜しむらくはホーチミンを豊穣の地たらしめている大河メコンに接することが出来たらなんて欲張ったこ
とを今思っています。
今回の旅行を楽しく終えることが出来たことをメンバーの皆さん、ツーリストの黒澤さん、現地ガイドの
カンさん、現地の協力いただいた方皆様に感謝します。
感想記
㈱富士システムサプライ
瀬川 賢三
今回海外視察ということで、はじめての経験に期待を膨らませた出発前でした。
ジェトロ、日系投資企業、ベトナム国営企業、ベトナム共和国訪問、視察旅行ならではの経験、なに
にも替えがたいものと感じております。団員の方々の活発なディスカッションにも感心いたしました。ホ
テル、料理,最高でした。ベトナム料理、中華料理,最後のフランス料理どれも本当においしくいただき
ました。
ベトナムの国情については、ジェトロの方が説明されていましたように 40年前の日本のようでしたね
ぇ(記録映画,写真等で想像)。 ほこりぽくって、古い建物がそのままの方が多くて,公共の交通機関
が皆無に近く、バイクのみに頼る,人口密度の高い町、インフラ整備がこれからだと思われました。
私見ですが,中小企業の投資は,大企業の投資によるインフラの整備がほぼ完了する迄見合す方
が得策と思われる。年中暖かい国にありがちな働かなくても食には,困らない国情も勘案する必要が
あるかも知れない。
いずれにせよ旅行としては、非常に楽しく過ごせました。
同行の方との懇談,お世話頂いた旅行社の方のご経験談、ベトナム戦跡見学どれも、これからの人
生に有意義であったと確信いたしております。
市青連ベトナム旅行
樋口金庫㈱
樋口隆夫
空港到着後バスに乗り、街中に進むにつれ群れてくるバイク、バイク、バイク。前も後も右も左もバイク、
バイク、バイク…。ベトナム・ホーチミンの第一印象だった。
最初の訪問先であるジェトロで、現在のベトナム人口比率や貨幣価値を調べてみると、1960年代戦
後15年目の日本に非常に良く似ているということ、凶悪犯罪なども非常に少ない国であるとのお話で
した。…ということで、ベトナムをもっと肌で感情と思い自由時間に街中を散策してみました。活気ある
街を歩いていると、電気屋街、衣料品街、バイク屋街、金庫屋?街など特定の販売店が一角を占め軒
を連ねていた。特に電気屋街では、路地に入ると中古みたいなペンチ・ドライバー・電動工具・電気工
事グッズなど…また、古着・生活用品など雑多に売られているなど、昔の大阪日本橋の裏通りにそっく
りな雰囲気を醸し出す所もありました。食堂にも立ち寄りました。ほとんどがオープンカフェのように歩
道・道路にまで椅子を並べ日本円にして約100円程度で食事ができ、風の匂いを感じてか味もまた格
別でした。
今回3日間見学、訪問と過密なスケジュールではありましたが、そんな中でなぜかしら懐かしさがあり、
子供の頃にタイムスリップをしたようなホーチミンでありました。
市青連ベトナム視察を終えて
平野繊維㈱
林
一夫
まず今回このツアーに一緒に参加してくださったメンバーに感謝いたします。
私が属しています繊維関連企業も、12&3年前ぐらいから海外に進出する企業が多く出ました。中
国を始め東南アジア方面にも多く出て行きましたが、その後中だるみのような感じでした。今回JETR
Oの高山さんがこの数年第二次投資ブームになっているとおしゃっていましたが、まさに活気のあるベ
トナムの様子を目のあたりにして、このツアーは非常に興味深い旅行となりました。ベトナムが中国の
後を追うように発展していくであろうとベトナムの今後を予想しながら、少ない時間でありましたがベトナ
ムの人々にもふれることが出来、今後ベトナム関連のニュースなどにも耳を向けることが出来ると思い
ます。その中でこれから自分に役立つ情報を得られるように、努力していきたいと思います。
10年ぶりのベトナム
㈱北島商店
北島 茂治
1994年11月以来、ちょうど10年ぶりにベトナム・ホーチミン市に訪問させて頂きました。
ちょうど、当時の資料が残っていましたので、比較検討させて頂きます。
人口
1992年 約7,200万人
2002年約8,100万人
GDP伸び率(前年比)
1992年 8.3%
2003年 7.26%
1人当りのGDP
1992年 240$(但しホーチミン市は4 2003年 480$
80$)
輸出額
1992年 24.75億$
2003年 201.8億$
輸入額
1992年 25.05億$
2003年 252.3億$
≪1994年当時のベトナム経済の基本課題 ≫
人口問題(年間人口が150万―170万人増加)・失業問題(労働人口の20%が失業中)
農村問題(米の自給は克服、人口抑制と畜産振興、産業振興必須。農村人口が全体の80%)
教育問題(大学レベルの高等教育機関は社会主義により維持、独立採算で初等及び中等教育は
教員の退職問題で危機)
華僑問題(他の東南アジア諸国と異なり華僑資本が弱体)
体制移行(法整備、金融システムの整備、産業政策の確立等を含めたマクロ経済管理。国営企業19
90年12,000社の集約1998年には300社に)1994年2月3日にアメリカは、ベトナム
に対する禁輸措置を前面解除した年であり、この年を契機にベトナムの発展が始まったと
言えます。
さて、それでは10年ぶりに訪れた感想ですが、バイクの洪水は当時からすごい物がありましたが、
よりすごくなっているのが印象です。
それに伴い、空気の悪さは倍以上、10年前は、道端の露天がもっともっと多かった。(特に食品の露天
がもっとあったと思います。)
ホーチミン市内の高層ビルの数はさすがに多くなりました。カンボジア国境に通じる国道が対面2車線
(真中車線無し)から、対面8車線になっているのは、さすがだと思いましたが、市内より郊外にでる道
の整備は1部まだのようで、渋滞もすごく工事のスピードも、中国に比べて遅いイメージです。
上海の2年の変化が、ホーチミンの10年の変化と言うイメージは私だけでしょうか?
ただ、10年前の上記に記載させて頂いた課題のかなりの部分を克服し、中国に負けない経済成長を
遂げている事実を体感する事になり貴重な経験となりました。
今後、WTOへの加盟を経て、日本からの投資国として重要な国になる事は間違いなく、バイクでの物
売りのお嬢さんのパワーとTPOを考えた商品の売り方、日本にとって脅威を感じる国になるかもしれま
せんね?
最後にオブザーバーとして参加させて頂きましたにも関わらず大変皆様にお世話になり誠にありがとう
ございました。
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