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スペックシート(注意/実装・包装情報を含む)

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スペックシート(注意/実装・包装情報を含む)
納入仕様書番号:JWE243B-0005H-01
Reference Only
エミガード® (バリスタ機能付き三端子コンデンサ)
VFS9V シリーズ
参考図
1.適用
本参考図は、電子機器に使用される、バリスタ機能付三端子コンデンサに適用します。
2.品番の構成
VF
S
9
V
D3
1B
223
Q93
J
エミガード®リードタイプ (1)構造 形状 特徴 温度特性 定格電圧 (2)静電容量 (3)リード形状 (4)包装仕様コード
(1)構造 S:ビーズ゙内蔵タイプ
(2)静電容量 3数字にて表します。 (例:22000pF→223)
(3)リード形状 Q55:バラ品
Q9□:テーピング品
詳細は9項外観寸法図によります。
(4)包装仕様コード B:バラ品
J:φ320 mm リール
(バラ品)
貴社品番
弊社品番
部品質量(参考値)
1.2g
VFS9VD31B223Q55B
(テーピング品)
貴社品番
弊社品番
VFS9VD31B223Q91J
VFS9VD31B223Q92J
VFS9VD31B223Q93J
部品質量(参考値)
1.1g
3.定格
項
目
規 格 値 お よ び 条 件
D3( ±
静電容量温度特性
20
30
%)
-25~+85℃において
22000pF±
静電容量、許容差
定格電圧
50
20
%
12 V
定格電流
バラ品:7A
テーピング品:6A
絶縁抵抗
1MΩ以上
バリスタ電圧
22V±20%
電圧比
1.25以下
使用温度範囲
-40~+100℃
保存温度範囲
-40~+100℃
等価回路
1
3
(3)
(1)
2
4.外観および寸法
9項によります。
5.表示
特性
静電容量
: D(温度特性記号:D3)
: 3数字表示
静電容量許容差: 記号表示
定格電圧
バリスタ電圧
社名
S(±
50
20
%品)
: 文字表示 (12V→12)
: 文字表示 (22V→22)
: 略号表示
以上を表示致します。
6.試験および測定条件
温
湿
<特に規定がない場合>
度 : 常温 15~35℃
度 : 常湿 25~85%(RH)
株式会社
<判定に疑義を生じた場合>
温
度 : 20±2℃
湿
度 : 60~70%(RH)
気
圧 : 86~106kPa
村田製作所
P1/8
Reference Only
納入仕様書番号:JWE243B-0005H-01
7.性能
No.
7.1
項
目
外観および寸法
規
格
9項によります。
値
7.2
7.3
表示
静電容量
容易に判読できます。
3項によります。
7.4
絶縁抵抗
7.5
バリスタ電圧
P2/8
試
験
方
法
目視によります。
ノギスによります。
目視によります。
周波数:1±0.1kHz
測定電圧:0.1V(rms)
測定電圧:10V
測定時間:5±1秒間
(10kΩの保護抵抗を通じて行います。)
図1の回路を使い、直流電流1mAを流したときの
端子間電圧を測定します。
図1
A
+
E
V
-
7.6
電圧比
7.7
静電容量温度特性
図1の回路で1mAおよび10mAで測定した値から、
V10/V1を計算します。
V10:10mAを通電した時のバリスタ電圧
V1 :1mAを通電した時のバリスタ電圧
表1で規定されるように、順に試験槽の温度を熱平衡
にさせ、各温度での静電容量を測定し、段階3での値
を基準にした時の静電容量変化率を求めます。
表1
段階
温度
(℃)
7.8
温度サイクル
表2によります。
表2
外観
7.9
耐湿性
7.10 高温負荷寿命
7.11 過負荷
7.12 耐サージ試験
静電容量変化率
絶縁抵抗
バリスタ電圧
V1の変化率
電圧比
著しい異常は
ありません。
±15%以内
500kΩ以上
±15%以内
1.25以下
表3によります。
表3
外観
静電容量変化率
絶縁抵抗
バリスタ電圧
V1の変化率
電圧比
著しい異常は
ありません。
±15%以内
500kΩ以上
±15%以内
1.30以下
2
3
4
5
+20±2
-25±2
+20±2
+85±2
+20±2
1サイクル条件
1段階 -40℃(+0°C,-3°C)/30分
2段階 常温/5分以内
3段階 +125℃(+3°C,-0°C)/30分
4段階 常温/5分以内
試験回数:10サイクル
後処理:室温に4~24時間放置
温度 : 40±2℃
湿度 : 90~95%(RH)
時間 : 500時間(+12-0時間)
後処理 : 室温に4~24時間放置
温度 : 85±3℃
時間 : 1000時間(+24-0時間)
印加電圧 : バリスタ電圧 V1
後処理 : 室温に4~24時間放置
印加電圧 : バリスタ電圧 V1の1.4倍
時間:5分間印加通電
但し、試験は図1の回路で行います。
印加電圧(E):400V(DC)
ダンプコンデンサ(C):0.47F
印加間隔:ON/OFF 各1秒
サージ印加回数:105 回(10万回)
後処理 : 室温に1~2時間放置
E
+
-
400V
株式会社
1
村田製作所
C
Reference Only
納入仕様書番号:JWE243B-0005H-01
項
目
No.
7.13 電圧過渡試験
規
格
値
試
表3によります。
験
方
P3/8
法
ダンプコンデンサCに電源電圧(EV)を充電しこれを試料に
印加します。(JASO A-1の条件)
印加回数 :1回
減衰時定数:200ms
減衰時定数とは、電圧が最大値の36.8%まで
減衰するのに要する時間を示します。
E
+
C
-
110mF
0.8 Ω
2Ω
70V
7.14 ESD試験
7.15 はんだ付け性
浸せきしたところまで、表面
の円周方向の75%以上が、
新しいはんだで覆われています。
7.16 はんだ耐熱性
表2によります。
7.17 耐振性
7.18 端子強度
充電容量:150pF
放電抵抗:330Ω
充電電圧:25k V(DC)
放電方式:接触放電
回数:10回
後処理 : 室温に4~48時間放置
フラックス:ロジンエタノール 25(wt)% 溶液
予熱:常温、5~10秒間
はんだ:Sn-3.0Ag-0.5Cu
はんだ温度:245±5℃
浸せき時間:2±0.5秒間
浸せき深さ:本体の根元から約1mmまで
はんだ: Sn-3.0Ag-0.5Cu
はんだ温度:270±5℃
浸せき時間:10±1秒間
浸せき深さ:本体の根元から1.6±0.8mmまで
後処理 : 室温に4~24時間放置
製品を固定し、振動試験器に取り付けし試験を行い
ます。
振動周波数:10~2000~10(Hz)/20分間
全振幅:1.5mmまたは加速度196m/s2
時間:上下,左右,前後 各2時間
荷重:10N
時間:5±1秒間
(引張強度)
リード線が切断したり製品本体の破
損がありません。
(曲げ強度)
製品のリード線に、5Nの荷重をかけ下図のように
リード線が切れません。
製品の本体を90度曲げた後、元の位置に戻し次に
逆の方向に90度曲げ再び元の位置に戻します。
荷重 5 N
8.標準取り付け穴
 0.8 -3
テーピング品
2.5±0.2
バラ品
 1.0 -3
2.5±0.2
2.5±0.2
2.5±0.2
株式会社
村田製作所
2.5±0.2
Reference Only
納入仕様書番号:JWE243B-0005H-01
9.外観寸法図
7. 5 以 下
1. 5 以下
1 2. 0 以 下
D
2 23 S
12 - 22
1 0. 5 以 下
バラ品
9.1
P4/8
*2
表示面
2 5. 0以 上
1. 0 以 下
*1
フェライトコア
F1 F1
*1. 塗料タレは接線までとします。但し、
電極が露出する場合は、電極ははんだ
等で覆われています。
*2. フェライトビーズ頭部に、穴が生じる
ことがあります。
但し、フェライトビーズが露出するこ
とはありません。
Φ 0. 6 5
2. 5 ± 0. 5
5. 0 ± 0. 5
F 1 = 2. 5 ± 0. 5
(1)
7.5 以 下
s
H
F1
1 2 3
(3) (1)
D0
d
t1
t2
P0
1 A点
l
W0
L
W1
W
F1
2
3
F
P1
 h2
以下
 h1
11.0
D
H
P
1
P2
2
9.2 テーピング品
以下
(3)
単位:mm
3
1.5
2
W2
1
* 1.塗料タレは曲がりはじめまでとします。(A点)
但し、電極が露出する場合は、電極ははんだ等で覆われています。
*2.H寸法は、リード形成部からとします。
*3.両側のフェライトコア間の段差は1.2mm以下とします。
呼
称
記号
寸
法(mm)
備
考
製品ピッチ
P
12.7
公差は製品の傾きΔSで決まります。
送り孔ピッチ
P0
12.7±0.2
送り孔位置ズレ
P1
3.85±0.7
送り孔位置ズレ
P2
6.35±1.3
送り孔センターラインとリード線センターラインのズレ。
製品外径
D
12.0以下
製品の片寄り(傾き)
ΔS
0±1.0
テープ幅
W
18.0±0.5
送り孔位置ズレ
W1
リード線はみだし
送り孔径
リード線径
l
D0
d
t1
t2
Δh1
Δh2
テープ厚み(総厚)
製品の倒れ
不良カット位置
L
粘着テープ幅
粘着テープズレ
W0
W2
製品下面位置
H
9.0±
0
0.5
+0.5~-1.0
φ4.0±0.1
φ0.6
0.7±0.2
1.5以下
1.0以下
1.0以下
11.0±
テープ幅方向のズレ。
貼り付けテープ厚さを含みます。
0
1.0
12.0±0.5
1.5±1.5
Q91
20.0±1.0
Q92
16.5±1.0
Q93
18.5±1.0
F
5.0±
0.8
0.2
F1
2.5±
0.4
0.2
リード線間隔
(単位:mm)
株式会社
村田製作所
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納入仕様書番号:JWE243B-0005H-01
10.テーピング付帯条件
P5/8
(1) テーピングされた製品の歯抜けは、1リール当たりに対して、0.3%以内で、また連続歯抜け
はありません。
(2) テープ貼付力は下図の条件で、2.94N以上あります。
F
2.94N
粘着テープ
(3) テープの接続法
1. テープ切れの場合
テープをつき合わせ、裏面をセロテープにて接続。
テープ総厚 : 1.05以下
テープ
テープ総厚
進 行方 向
粘着テープ
テープ
進行方向に対して
テ ー プ は 浮 き ま せ ん。
セ ロ テー プ
30  50
単位:mm
2. 粘着テープ切れの場合
粘着テープを重ね合わせて、裏面を接続。
テープ総厚 : 1.05以下
進行方向
20  30
粘 着テ ー プ
粘 着 テー プ
テー プ 総 厚
テ ープ
単位:mm
3. テープおよび粘着テープ両方接続の場合
製品を抜き取らずにテープおよび粘着テープをつき合わせて、粘着テープで接続します。
11.包装
包装数量
下記包装数量を標準とします。ただし、端数処理の都合上、包装数量が増減することがあります。
最小単位包装形態・個数
リード形状
個装数
最小包装形態
バラ品
テーピング品
200 pcs.
ポリ袋
800 pcs.
リール
収納数につきましては、ご注文数量により異なります。
11.2 包装方法
(1) バラ品
ポリ袋包装方法
1. ポリ袋に製品をバラ詰めします。
2.
製品入りポリ袋をご注文に応じた外装箱(段ボール箱)に
入れます。
製品 入 り ポ リ 袋
ポリ袋
外装箱

個 装ラベ ル
クラ フト紙
325 以 下
30±1
(2) テーピング品
外装ラベル
リール方式出荷包装方法
1. ダンボール製紙リールに製品を巻き取ります。
2. リールの寸法およびリールへの製品巻き取り方向は下図の通りです。
3. リールに巻き取った製品を、ご注文数に応じた外装箱(ダンボール箱)に入れます。
4. テーピング引き出し部:テープの巻き始めと終わりは、製品がテーピングされていない部分3ピッチ以上
設けます。
リールの寸法
巻き取り方向
76±2
11.1
Murata Products
Murata Products
粘着テープ
53以下
単位「mm」
株式会社
村田製作所
納入仕様書番号:JWE243B-0005H-01
Reference Only
P6/8
12.包装表示
12.1 個装ラベルの表示方法
バラ品…ポリ袋(直接表示)
テーピング品…リール
個装ラベルには、所定の事項を記入します。
[記入事項]
・貴社品番 ・弊社品番 ・弊社出荷検査番号(※1)
(※1) ≪出荷検査番号の表し方≫
・RoHS対応表示(※2) ・数量
□□ ○○○○ ◇◇◇
①
②
③
①工場識別
②年月日
③連番
1桁目 :年/西暦年号の末尾
2桁目 :月/ 1~ 9月 → 1~9
10~12月 → O,N,D
3,4桁目:日
(※2) ≪RoHS対応表示の表し方≫ ROHS-Y(△)
① ②
①RoHS指令対応品
②弊社管理記号
外装箱
外装箱には、所定の事項を記入した外装ラベルを貼付します。
[記入事項]
・貴社名 ・ご注文番号 ・貴社品番 ・弊社品番
12.2
13.
・RoHS対応表示(※2) ・数量
△注意
!
13.1 取り付け穴について
基板設計の際、取付穴の位置は弊社標準寸法で設計して下さい。(8項参照)
もし、異なった寸法で設計された場合、誘電体セラミックにクラックが発生し、発煙・発火に至ることがあり
ます。
13.2 基板取り付けについて(バラ品のみ適用)
取り付けの穴はチドリ配置になっています。(8項参照)
右図2のように中央端子(アース端子)がクロスする誤った
取り付け方をしますと、誘電体セラミックに力が加わり
クラックが発生し、発煙・発火に至ることがあります。
製品を横から見て、中央端子(アース端子)がクロス
しないよう取り付けて下さい。
表示面
中央端子
(アース 端 子)
図1. 正 しい 取 り 付け 方
図2. 誤 った 取 り 付け 方
13.3 バリスタ機能付三端子コンデンサについて
バリスタ機能付三端子コンデンサは静電気サージ吸収用に設計されていますので、誘導雷サージやスイッチングサ
ージなどのエネルギーの大きなサージの吸収には使用しないでください。
13.4.端子挿入後の調整について
挿入後の位置(角度)調整に端子を曲げる際は、製品本体に機械的ストレスが加わらないようにしてください。
13.5 用途の限定
当製品について、その故障や誤動作が人命または財産に危害を及ぼす恐れがある等の理由により、高信頼性が
要求される以下の用途でのご使用をご検討の場合は、必ず事前に当社までご連絡下さい。
①航空機器
②宇宙機器
③海底機器
④原子力制御機器
⑤医療機器
⑥輸送機器(自動車、列車、船舶等) ⑦交通用信号機器
⑧防災/防犯機器 ⑨情報処理機器 ⑩その他上記機器と同等の機器
株式会社
村田製作所
納入仕様書番号:JWE243B-0005H-01
Reference Only
P7/8
14.使用上の注意
14.1 はんだ付けについて
①ロジン系のフラックスをご使用下さい。酸性の強いもの[ハロゲン化合物含有量0.20(wt)%(塩素換算値)を
超えるものは使用しないでください。
はんだは、Sn-3.0Ag-0.5Cuをご使用ください。
②標準フロープロファイル
予熱 (空気中)
はんだ付け
徐冷 (空気中)
300
温度
250
はんだ温度
250 ~ 260 °C
はんだ温度
℃
200
(
150
はんだ時間
4~6秒
)
100
50
1分以上
はんだ時間
③ はんだコテによるはんだ付けは、コテ先温度350℃以下、5秒以内の条件で行ってください。
④ はんだ付けの際は製品本体やリード端子に機械的ストレスが加わらないようにしてください。
14.2 洗浄について
当製品の洗浄は次の条件を守ってください。
①洗浄温度は60℃以下(但し、イソプロピルアルコール:40℃以下)で行ってください。
②超音波洗浄は出力20W/l以下、時間5分以下で、周波数28kHz~40kHzで行ってください。
但し、実装部品およびプリント基板に共振現象が発生しないようにしてください。
③洗浄剤
1.アルコール系洗浄剤
・イソプロピルアルコール(IPA)
2.水系洗浄剤
・パインアルファST-100S
④ フラックス残渣、洗浄剤残渣が残らないようにしてください。
水系洗浄剤をご使用の場合、純水で十分リンスを行った後、洗浄液が残らないよう完全に乾燥してください。
⑤ その他の洗浄
弊社技術部門へお問い合わせください。
14.3 使用環境について
絶縁抵抗などの特性劣化を引き起こし、発熱する危険性がありますので、次のような環境条件では使用しないで
ください。
①塩素ガス、硫化ガス、酸などの腐食性ガス雰囲気中では使用しないで下さい。
②水、油、有機溶剤等が付着する環境では使用しないで下さい。
③製品を樹脂(接着剤を含む)でコーティングまたはモールドすることは、製品に機械的・化学的ストレスが
加わるおそれがありますので避けて下さい。
14.4 保管・運搬について
①保管期間
納入後12ヶ月以内にご使用ください。
なお、12ヶ月を越える場合は、はんだ付き性をご確認の上ご使用下さい。
②保管方法
・当製品は温度-10~+40℃、相対湿度15~85%で、且つ、急激な温湿度での変化の少ない室内で保
管ください。
硫黄・塩素ガス・酸など腐食性ガス雰囲気中で保管されますとリード端子が酸化し、はんだ付け性不良等
の原因となります。
・湿気、塵などの影響を避けるため、床への直置は避けて、パレットなどの上に保管ください。
・直射日光、熱、振動などが加わる場所での保管は避けて下さい。
③運搬時の過度の振動、衝撃は製品の信頼性を低下させる原因となりますので取り扱いには充分注意をお願い
します。
株式会社
村田製作所
納入仕様書番号:JWE243B-0005H-01
15.
Reference Only
P8/8
△お願い
!
①ご使用に際しては、貴社製品に実装された状態で必ず評価して下さい。
②当製品を当参考図の記載内容を逸脱して使用しないで下さい。
③当参考図の内容は予告なく変更することがございます。ご注文の前に、納入仕様書の内容をご
確認いただくか
承認図の取交しをお願いします。
株式会社
村田製作所
Fly UP