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2017/3/27発行 2017年3月27日~2017年3月31日の展望 ◎株式相場見通し ◎主要マーケットの推移 (NYダウ) (日経平均) 【国内株式相場】予想レンジ 18,500円~20,000円 国内株式相場は上値の重い展開か。為替相場の円高進行や、森友学園 問題を巡る政局の混迷が相場の重石となり、売りが優勢になるとの見方 が多い。一方で、3月末決算企業の配当や株主優待を狙った買いが見込 まれることや、日銀によるETF買入期待から、株式相場は底堅く推移す る可能性もある。 【米国株式相場】予想レンジ 20,200㌦~21,000㌦ 米国株式相場は上値の重い展開か。前週末に医療保険制度改革法(オ バマケア)の代替法案が採決見送りとなったことを受けて、トランプ政 権の政策に対する不透明感から、買い手控え姿勢が強まるとの見方が多 い。一方で、今後の政策運営が税制改革などの景気刺激策へ移行すると の見方もあり、株式相場は買い戻しが優勢となる可能性もある。 21000 21500 20500 21000 20000 20500 19500 19000 20000 18500 19500 18000 日経平均株価(左軸) 19000 NYダウ(右軸) 17500 17000 18500 12/23 1/23 ◎債券相場見 2/23 (国内金利) 通し 【国内金利】予想レンジ 0.00%~0.12% 国内金利はもみ合いか。期末の国債償還を受けた投資家の再投資需要 や、米国金利の低下基調を受けて、国内金利も債券買い(金利低下)が 優勢との見方が多い。一方で、長期金利は節目の0.05%近くまで低下し ており、利益確定目的の債券売り(金利上昇)が入る可能性もある。 【米国金利】予想レンジ 2.20%~2.60% 米国金利は低下か。オバマケア代替法案の採決見送りを受けたトラン プ政権の政策に対する不透明感を背景に、投資家のリスク回避の動きか ら債券買い(金利低下)が優勢になるとの見方が多い。一方で、今週は 入札が相次ぐため需給の緩みが意識されやすく、債券売り(金利上昇) が入る可能性もある。 3/23 (米国金利) 2.65 0.14 2.60 0.12 2.55 0.10 2.50 2.45 0.08 2.40 0.06 2.35 0.04 2.30 国内金利(左軸) 米国金利(右軸) 0.02 2.25 0.00 ◎外国為替相場見通し 2.20 12/23 【ドル/円相場】予想レンジ 108.00~113.00円 ドル/円相場は円が上昇か。オバマケア代替法案の採決見送りを受け て、トランプ政権の政策先行き不透明感が強まり、ドル売り円買いが優 勢との見方がある。また、原油相場の軟調推移や欧州政治リスクも円買 いの材料視される可能性がある。一方で、足元で発表されている米国の 経済指標は良好な結果が多く、今後の米国景気の拡大期待から円売りド ル買いも入り、ドル/円相場の下値は限定的との見方がある。 【ユーロ/円相場】予想レンジ 117.00~122.00円 ユーロ/円相場はユーロが下落か。フランス大統領選挙や英国のEU離 脱など欧州の政治リスクが意識され、ユーロ売り円買いが優勢との見方 がある。また、足元ではユーロ/ドル相場が年初来高値の水準まで上昇 しており、利益確定目的のユーロ売りが強まる可能性がある。一方で、 今週発表される経済指標が市場予想を上回った場合には、ECBによる金 融緩和の後退観測が強まり、ユーロが上昇する可能性がある。 1/23 2/23 3/23 (ユーロ/円) (ドル/円) 120.00 124.00 ドル/円(左軸) 119.00 ユーロ/円(右軸) 123.00 118.00 122.00 117.00 116.00 121.00 115.00 120.00 114.00 113.00 119.00 112.00 118.00 111.00 110.00 ◎マーケット情報 【主要株価指数】 指標 週終値 前週末比 日経平均株価 19,262.53 -259.06 NYダウ(米国) 20,596.72 -317.90 ブラジルボベスパ指数 63,853.77 -356.2 上海総合指数 3,269.445 +32.00 週終値 前週末比 日本10年国債利回り 0.065 -0.005 米国10年国債利回り 2.4123 -0.0882 豪州10年国債利回り 2.750 -0.111 ブラジル10年国債利回り 10.093 -0.141 カナダ10年国債利回り 1.642 -0.119 117.00 12/23 ◎今週のトピックス 1/23 2/23 3/23 【米2月個人所得・個人支出】 個人所得(前月比):市場予想+0.4%(前回:+0.4%) 個人支出(前月比):市場予想+0.2%(前回:+0.2%) 今週は31日に2月の米個人所得・個人支出が発表される。いずれも10ヶ月以上増加基 調を継続しており、今回も前月並の増加が見込まれている。米国の個人消費はGDPの約7 割を占めていること、また個人所得は消費の最大の決定要因であることから、米国経済 に与える影響が大きい。指標が予想を下回る結果となれば、米追加利上げ観測が後退 し、米国金利が低下、円高ドル安が進行する可能性がある。 ◎今週の経済指標・政治日程など 【債券】 指標 国内 指標等 27日 (月) 日銀会合(3月分)主な意見 流動性供給入札 28日 (火) 市場予想 - 29日 (水) 30日 (木) 【外国為替相場】 2年物国債入札 2月失業率 2月有効求人倍率 通貨 週終値 前週末比 ドル/円 111.35 -1.37 ユーロ/円 120.30 -0.74 31日 (金) 2月消費者物価指数(除生鮮/前年比) 2月鉱工業生産(前月比) 豪ドル/円 84.85 -1.98 日銀当面の国債買入運営について カナダドル/円 83.21 -1.19 2月消費者物価指数(前年比) 3.0% 1.44 0.2% 0.2% 1.2% - 海外 前回 国 指標等 独 3月IFO企業景況感指数 米 2月卸売物価指数(前月比) 米 3月消費者信頼感指数 米 イエレンFRB議長講演 米 2月中古住宅販売仮契約(前月比) 英 EU離脱手続き開始通告 米 10-12月期GDP(前期比/確定値) 米 新規失業保険申請件数(千件) 3.0% 米 2月個人所得(前月比) 1.43 米 2月個人支出(前月比) 0.4% 米 3月シカゴ購買部協会景気指数 0.1% 米 3月ミシガン大学消費者マインド指数・確報値 -0.4% 欧 3月ユーロ圏CPI(前年比) 中 3月製造業PMI 中 3月非製造業PMI 市場予想 111.1 0.2% 114.0 2.1% 2.0% 247 0.4% 0.2% 56.9 97.6 1.8% 51.7 - 前回 111.0 -0.2% 114.8 -2.8% 1.9% 261 0.4% 0.2% 57.4 97.6 2.0% 51.6 54.2 32日 (土) 33日 (日) ※本資料は各種データに基づき参考資料として作成しておりますが、その正確性・確実性を保証するものではありません。ここに記載された意見等が事前の連絡なしに変更されることもあります 。 したがいましてこれらのコメントに全面的に依存して市場性商品の取引導入を決定することはお勧めできません。また本資料は情報提供を目的とし、商品の売買勧誘や申し出を意図したもので はありません。