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2015年2月期 第2四半期 決算説明会資料
2015年2月期 第2四半期 決算説明会資料 2014年10月22日 株式会社パル 証券コード:2726 目次 財務報告 2015年2月期 第2四半期決算概況 2015年2月期 通期業績見通し 2 3 15 経営ビジョン 17 トピックス 31 財務報告 2015年2月期 第2四半期決算概況 2015年2月期 通期業績見通し 2015年2月期 連結・単体第2四半期決算概況 売 上 高:既存店、新規出店とも好調で、増収を堅持 経常利益:中期的ビジョンに沿った、MD改革への施策が奏功し、 初年度から、第2四半期での過去最高益を更新 連結 売上高 単位:百万円 経常利益 単位:百万円 120,000 15,000 100,000 80,000 60,000 77,395 85,360 6,838 92,479 単体 単位:百万円 単位:百万円 15,000 100,033 7,542 経常利益 100,000 74,807 80,000 10,000 7,848 売上高 60,000 6,013 51,703 82,280 67,075 58,943 10,000 7,737 7,836 6,435 43,380 6,331 40,000 40,000 3,789 3,912 5,000 5,000 20,000 20,000 0 0 2011/2 2012/2 2013/2 2014/2 2014/8 0 0 2011/2 2012/2 2013/2 2014/2 2014/8 PAL Co., Ltd. 3 2015年2月期 第2四半期連結損益状況 単位:百万円 2015年2月期 第2四半期 2014年2月期 第2四半期 公表値 実績 前年同期比 売上高 売上総利益 (売上比) 営業利益 (売上比) 経常利益 (売上比) 当期純利益 (売上比) 公表値比 48,493 26,614 52,380 29,060 51,703 29,574 106.6% 111.1% 98.7% 101.8% 54.9% 55.5% 57.2% ー ー 2,732 3,070 3,814 139.6% 124.2% 5.6% 5.9% 7.4% ー ー 2,766 3,010 3,789 137.0% 125.9% 5.7% 5.7% 7.3% ー ー 1,393 1,440 2,033 145.9% 141.2% 2.9% 2.7% 3.9% ー ー 全社で利益回復を目標とし、慎重な値上げの実施に加え、MD改革 による施策が奏功し、前年比2.3ポイントの粗利益率改善に繋がった。 ナイスクラップも、上期は減益となったが、通期黒字の着地予想へ。 PAL Co., Ltd. 4 2015年2月期 第2四半期単体損益状況 単位:百万円 2015年2月期 第2四半期 2014年2月期 第2四半期 公表値 実績 前年同期比 売上高 売上総利益 (売上比) 営業利益 (売上比) 経常利益 (売上比) 当期純利益 (売上比) 公表値比 39,728 22,093 43,700 24,520 43,380 24,997 109.2% 113.1% 99.3% 101.9% 55.6% 56.1% 57.6% ー ー 3,012 3,330 3,918 130.1% 117.7% 7.6% 7.6% 9.0% ー ー 3,092 3,280 3,912 126.5% 119.3% 7.8% 7.5% 9.0% ー ー 1,701 1,740 2,218 130.4% 127.5% 4.3% 4.0% 5.1% ー ー 中期的なビジョンのもとで、MD改革へ舵を切る。スタート時点の今期 SSから、型数の絞込み、発注量管理の徹底により、在庫コントロー ルが精緻化。短サイクルへの全社的取り組みを、一層強力に推進へ。 PAL Co., Ltd. 5 2015年1月期 第2四半期単体株式会社ナイスクラップの状況 単位:百万円 2014年1月期 第2四半期 2015年1月期 第2四半期 2015年1月期 前年同期比 (通期予想) 前期末比増減 売上高 4,904 4,409 △495 9,451 △238 営業利益 △175 △55 120 48 413 経常利益 △168 △61 107 48 392 当期純利益 △288 △113 175 △53 486 売上高は、ブランドイメージを強くしたMDの推進により、顧客層が絞り込まれたこ とや、販売期間が長期化され、店頭鮮度が薄れたこと等により、客数が減少した ことから、売上高も減少しました。 不採算店の退店に伴い、売上高の減少は否めないものの、人件費や店舗償却費 の削減により、利益面では前年比、改善の方向に向かっています。 2015年1月通期におきましては、今後の業績を勘案し、当初予想を修正致しまし たが、営業利益段階では、3年振りに、期間黒字化の見込みです。 PAL Co., Ltd. 6 セグメント別販売実績及びEC売上高の状況 単位:百万円 2014年2月期 第2四半期 2015年2月期 第2四半期 売上高 構成比 営業利益 営業利益率 38,021 40,138 78.4% 77.6% 1,910 3,149 5.0% 7.8% 売上高 構成比 営業利益 営業利益率 10,383 11,499 21.4% 22.2% 707 650 6.8% 5.7% 88 66 2014年2月期 第2四半期 2015年2月期 第2四半期 1,028 512 601 2,141 5.6% 1,049 526 655 2,230 5.6% 前年同期比 衣料 5.6% 雑貨 10.7% その他 売上高 EC売上高 ZOZO TOWN 自社PALCLOSET その他 合計 対衣料売上高比率 △25.0% 前年度比 2.0% 2.7% 9.0% 4.2% 雑貨事業は『3コインズ』中心に、急激な円安の影響を受けて、利益面ではボトムに なったが、生産拠点移転や集約の効果により、第2Qより収益回復基調へ。 PAL Co., Ltd. 7 主要ブランド 売上高 5,359 2,290 単位:百万円 2,365 2013/8 売上高 4,101 1,866 2,225 2,346 4,597 2,180 2,039 2013/8 店舗数 26店舗 パピヨネ 店舗数 38店舗 女性なら誰もが待ち合わせている 「セクシーと自然体。」 その異なる2面性の微妙な境界線を リアルクローズに落とし込み、 トータルコーディネートで提案しています。 2014/8 単位:百万円 4,699 2,438 2,265 △7.1% 2013/2 ミスティック メンズ・レディースのベーシックスタイルを 中心としたオリジナル商品をメインに、 国内外から高感度なカジュアルアイテムを集め、 都市で生活する感度の高いお客様へむけて、 アダルトでスタイリッシュなライフスタイルを 常に提案していきます。 単位:百万円 売上高 4,783 21店舗 2014/8 △6.5% 2013/2 店舗数 5,214 △6.0% 2013/2 チャオパニック 2013/8 「PAPILLONNER」の意味は、「移り気な…」 「変化す…」自分への投資を惜しまず、 常に探求心を持ち続ける大人の女性、 背伸びをして自分を高めようとする人達に 提案するショップです。 2014/8 PAL Co., Ltd. 8 主要ブランド 売上高 5,065 2,369 単位:百万円 2,227 2013/8 売上高 5,589 2,710 2,468 10.8% 5,758 6,377 3,040 3,431 2013/8 店舗数 54店舗 何年経っても色褪せない、使い込むほどに その人に馴染んでいく、かけがえのない永遠の 存在となりえる究極の定番に、 時代の艶感をそえて懐かしくもぬくもりのある 商品を提案します。 2014/8 スリーコインズ 単位:百万円 14,833 7,346 7,947 8.2% 2013/2 ラシット 「GALLARDAGALANTE」とは、 コケティッシュでいて洗練された、奔放でいて 上品なというスペイン語の造語です。私たちは その意味のもと流行に左右されず、自分らしさを 表現するためのお洋服を提案しています。 単位:百万円 売上高 12,609 23店舗 2014/8 12.9% 2013/2 店舗数 4,802 00.0% 2013/2 ガリャルダガランテ 2013/8 店舗数 120店舗 HAPPY LIFE CREATOR(幸せな生活の創造者) として皆様の毎日を“ちょっと幸せ”にする雑貨を ご提案しています。キッチンやインテリア用品に 至るまで全ての商品が¥315という 驚きとともに選ぶ楽しさ、使う喜びを一人でも 多くの皆様に感じていただきたい… そんな思いが込められた雑貨店です。 2014/8 PAL Co., Ltd. 9 販売費及び一般管理費 単位:百万円 2014年2月期 第2四半期 単体 連結 販管比率(連結ベース) 人件費率 賃料費率 広告宣伝費率 19,081 23,882 49.2% 19.1% 16.7% 1.0% 2015年2月期 第2四半期 21,079 25,760 49.8% 19.1% 17.0% 0.9% 前年同期比 10.5% 7.9% 0.6% ー 0.3% △0.1% 人件費、広告宣伝費等を厳しくコントロールした結果、販売管理費 は、予算対比、2億3千万円下振れした。 PAL Co., Ltd. 10 店舗数 期末店舗数805店舗 その他地方 関西圏 関東圏 (前期比+41店) 800 700 601 652 764 805 209 225 189 500 169 400 174 187 新規出店が67店、退店が26店で、 前期比41店舗の増加となった (別途、業態変更6店舗) 693 197 600 出店状況 208 218 347 362 2014/2 2015/2 第2四半期 196 300 200 258 276 300 2011/2 2012/2 2013/2 100 各ブランドの出店状況 衣料事業部門では、駅ナカ出店も含 め、51店舗を出店。ガランテグループ ブランドで10店舗、ディスコート8店舗、 ラシット7店舗と、積極的に出店。 雑貨事業部門では、16店舗を出店 3コインズで9店舗、サリュで4店舗へ。 グループ会社のナイスクラップで6店 舗の新規出店、4店舗退店と思い切っ たスクラップ&ビルドを実施した。 0 PAL Co., Ltd. 11 特別損益 単位:百万円 2014年2月期 第2四半期 関係会社株式売却益 固定資産売却益 負ののれん発生益 その他 特別利益合計 固定資産除却損 リース契約解約損 貸倒引当金繰入額 減損損失 関係会社株式評価損 投資有価証券評価損 災害義捐金等 災害による損失 資産除去債務会計基準に伴う影響額 その他 特別損失合計 0 0 0 0 0 140 0 0 137 0 0 0 0 0 0 277 2015年2月期 第2四半期 0 15 0 0 15 43 0 0 126 0 0 0 0 0 8 177 PAL Co., Ltd. 12 連結貸借対照表 単位:百万円 流動資産 現金及び預金 売掛金 たな卸資産 その他 固定資産 有形固定資産 無形固定資産 投資その他の資産 資産合計 流動負債 固定負債 負債合計 純資産合計 負債資本合計 2014年2月期 2015年2月期 第2四半期 44,340 33,044 4,146 5,961 1,217 21,839 8,053 61 13,694 66,180 21,861 11,087 32,949 33,231 66,180 51,876 37,349 6,089 7,153 1,285 23,382 8,874 75 14,433 75,258 28,650 12,499 41,150 34,108 75,258 前期末比増減 備考 7,536 4,305 1,943 1,192 68 1,543 821 14 739 9,078 6,789 1,412 8,201 877 9,078 PAL Co., Ltd. 13 連結キャッシュ・フロー計算書 単位:百万円 2014年2月期 第2四半期 営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の増加 (減少) 額 現金及び現金同等物の期首残高 現金及び現金同等物の期末残高 5,067 △669 △1,487 2,911 31,750 34,661 2015年2月期 第2四半期 7,059 61 △2,030 5,090 32,258 37,349 営業活動によるキャッシュ・フロー増加 仕入債務の増加によるが、月末の一時的要因 PAL Co., Ltd. 14 2015年2月期 連結・単体通期業績の見通し 単位:百万円 1.連結 2014年2月期 売上高 売上総利益 販売管理費 営業利益 経常利益 特別損益 当期純利益 100,033 54,710 48,741 5,969 6,013 807 2,910 2015年上期 51,703 29,574 25,760 3,814 3,789 177 2,033 2015年下期 54,597 29,990 26,540 3,450 3,470 640 1,617 粗利 54.7% 2015年2月期(修正) 106,300 59,564 52,294 7,270 7,260 817 3,650 前期比 6.3% 8.9% 7.3% 21.8% 20.7% 1.2% 25.4% 粗利 56.0% 2.単体 2014年2月期 売上高 売上総利益 販売管理費 営業利益 経常利益 特別損益 当期純利益 82,280 45,516 39,169 6,347 6,435 562 3,368 粗利 55.3% 2015年上期 43,380 24,997 21,079 3,918 3,912 112 2,218 2015年下期 45,020 25,090 21,540 3,550 3,500 400 1,772 2015年2月期(修正) 88,400 50,087 42,619 7,468 7,420 512 3,990 前期比 7.4% 10.0% 8.8% 17.7% 15.3% △8.9% 18.5% 粗利 56.7% 連結、単体の通期業績予想の修正にあったては、上期実績に、4月公表 した、下期公表値の達成を見込み上方修正へ PAL Co., Ltd. 15 2015年2月期 通期業績見通しの前提 1.店舗数の状況 ()内、期初時点の確定数 2014年2月期 新規店舗数 87 34 50 71 764 連結子会社での増加店舗数 退店店舗数 店舗数純増 会計年度末の店舗数 2015年2月期 期末予想 2014年8月末 57 10 26 41 805 (67) (6) (16) (57) (821) 2.既存店売上の状況 (除く、㈱ナイスクラップで、パルグループ各社の合計) 2014年2月期 既存店売上推移 98.7 2015年2月期 上期累計 100.3 2015年2月期 下期累計 100.0 2015年2月期 100.0 3.客数、客単価の推移 客単価前年度比(第二四半期累計) 衣料事業 雑貨事業 全体 107.4% 97.4% 101.4% 客数前年度比(第二四半期累計) 94.9% 100.1% 99.0% PAL Co., Ltd. 16 経営ビジョン 業績推移 中長期ビジョン 当社の強み ビジネスモデル 株主還元策 業績推移 (%) 61 65 50.0 50.9 75 70 80 80 80 80 80 80 80 80 53.2 54.0 55.7 56.3 56.0 56.8 56.5 54.7 54 (百万円) 50.0 52.6 50.3 100,033 100,000 2007年 SPA化率 80%を達成 90,000 92,479 SPA化率 85,360 77,395 2006年 東証1部に上場 80,000 90 80 70 60 50 40 66,461 70,000 総利益率 69,879 売 上 高 61,360 60,000 50,000 2002年 ナイスクラップに 資本参加 経常利益 55,445 44,122 (百万円) 40,000 10,000 7,848 30,514 30,000 6,838 24,921 5,463 19,520 10,000 1,323 1,521 4,169 2,319 6,013 5,247 5,221 20,000 16,005 7,542 4,243 5,000 2,028 0 0 2002/2 2003/2 2004/2 2005/2 2006/2 2007/2 2008/2 2009/2 2010/2 2011/2 2012/2 2013/2 2014/2 PAL Co., Ltd. 18 中長期ビジョン 事業戦略 『パル流』 経営のグループ会社への一層の浸透 新規ブランドの創設(社内外提案、M&A) インフラ強化 IT、物流、生産 5年後 (2018年) の業績ビジョン 連結売上高:1,500億円 連結経常利益率:13% 2,000億円 1,500億円 1,000億円 2013年度 2018年度 2023年度 PAL Co., Ltd. 19 当社の強み ファッションという 感性を売る マーケット・イン の経営 『パル流』の経営 社員の高い モチベーション 徹底した 計数管理 PAL Co., Ltd. 20 ビジネスモデル① 当社のターゲットと基本戦略 マスファッション向けの価格破壊型U社とは対極 若い世代の購買意欲は、 デフレ不況の中でも減退していない 提案力・企画開発力の高い企業は 業績の伸長が可能 高い トップファッション フ ァ ッ シ ョ ン へ の 関 心 ハイファッション ベーシックファッション マスファッション 低い 当社の基本戦略 高い提案力・開発力 最先端トレンド 当社のターゲット カジュアルU社 専門店を凌駕 トップファッション 渋谷109型・ロック型・ストリート型等に代表される、目立ちたがりやの若者の奇抜なファッション ハイファッション 高い感性を持ったファッションリーダーが、トップファッションの中からエキスを抽出し、創り出したファッション ベーシックファッション マスファッション ハイファッションの中からオシャレに関心のある多くの若者層が追随してトレンドとなったファッション 流行の少ない実需衣料 PAL Co., Ltd. 21 ビジネスモデル② 高い提案力・開発力とその基盤 価格破壊型U社とは対極のポジション 当社の ファッションというソフトを売っている ファッションとは、情緒的満足を 求めて流れていくファッションという ソフトを創ること マーケットインの経営=提案力・企画 開発力が企業の力を左右する 提案力 を支えているもの 後発の小売店であるが故に、提案力が なければ成長できないという歴史的背景 提案を受けるに当って、消費者と同世代、 同感覚の若く感性のある者を積極的に活用 拝啓社長殿を中心とした提案制度による 意見の吸上げ、積極的提案の起こる社風 人事採用に当って、提案力を重視。 提案を具体的に事業化するための登用制度 PAL Co., Ltd. 22 ビジネスモデル③ 流れの 「次」 を読むためのパルマップ パルマップとは・・・・・ 戦後40年の経験とファッションの経過を詳細に分析し、 「NEXT」を限りなく正確に掴むための、 当社独自のファッショントレンドの指針。 パルマップ概略図 (12年周期) 提案の正確性、方向性を 決定する秘訣 ファッショントレンドのイメージ図 ドレスアップエレガント (タウン) コンサバ ベーシック セクシー ハード ソフト ユニセックス アウトドアー ドレスダウン (カジュアル) PAL Co., Ltd. 23 ビジネスモデル④ パルマップと当社の店舗展開 ドレスアップ オールラウンドの 店舗展開 N社 ソフト ハード 安定的かつ 高度な企業成長 U社 ドレスダウン PAL Co., Ltd. 24 ビジネスモデル⑤ パルサイクルの進化 仕入 (発注管理) MDの質向上 MDの修正 発注の修正 MD意図の伝達 (ビジュアル化) 明確なMD意志意図 2ヶ月MD会議 (スタイリング提案、 ビジュアルマップで表現) 現業へ Quick Response フィードバック 1週間サイクルでの検証 売上 在庫 週間MD会議 ■ 検証項目例 なぜ売れたか どんな見せ方をしたか VMDの主眼をどこに置いたか どんな速さで売れたか どんな客筋に、どんなコーディネイトで 意図が当ったか、意図と違う売れ方か 色や柄か、素材やデザインが良かったか もっとヒットさせるには 次のシーズンの芽を探る 私が好きだったから沢山売った etc. 単品情報の集積を 線でとらえる M D 情 報 の 収 集 ・ 分 析 早く 広く 知識・ノウハウ の蓄積 他メーカー 競合他店情報 なぜ動きが悪かったか どんな見せ方をしたか VMDは適切だったか 消費者は全然興味を示さなかった 消費者は興味を示したが買わなかった プライスは適切だったか 色・柄・素材・デザインはどうか 投入のタイミングが遅かったか早かったか 売れた数量が多すぎはしなかったか 意図はどうだったか 競合店で以前より安く売っていた etc. MDの質向上 先見性、先行性、企画開発力 PAL Co., Ltd. 25 ビジネスモデル⑥ パルサイクルは完成段階へ 具体的な施策 粗利率 SPA化率 計数管理の徹底 → 一品管理システム導入 KDD(勘と度胸とドンブリ勘定) → KDK (勘と度胸と計数管理) 41.8% ー 在庫の質向上 → 週間MD情報の収集・分析 売れ筋フォロー、死に筋排除、売変ロス削減 44.3% ー 45.1% 25% 47.0% 35% ①商品企画部(事業部毎)の充実、 ②処理機能(アウトレット事業部の設置) ③商品制作部ハイキスの設置 49.9% 48% マーケット・イン手法の完成 → オリジナル(差別)化、 粗利率・SPA化目標を達成(80%)、A分類商品中心へ移行、 仕入・販売ルートの多様化、商品企画・提案力の強化、ブランドの確立 53.2% 80%を達成 58%を目指す 80%を維持 助走段階 1997年 第1段階 1998年 第2段階 1999年 2000年 第3段階 2001年 第4段階 2007年 ①明確なMDの意志・意図の設定 ②メーカーへの別注を主体にSPA化へ舵取り、 ③7:2:1のシミュレーション導入、 ④ABC商品分類導入、⑤発注管理システム導入 完成段階 2009年 ‘一流になろう’の目標樹立。 → SPA化目標を達成以降、 物流改革を実行 「商社経由から自社倉庫経由へ」 → 毎日配送へ。 MDの精緻化へ修正発注会議を導入。全ブランドへ浸透。 PAL Co., Ltd. 26 ビジネスモデル⑦ 粗利確保とリスクヘッジ対策 仕入計画時の言語 最終販売実績率による、 粗利確保のシミュレーション 7:2:1シミュレーション 例 定価100円、 仕入個数100個と 仮定した場合 原価率と実質 粗利との関係 プロパー売り (定価販売) 70% 7,000円 バーゲン売り (半額販売) 20% 1,000円 売 れ 残 り (廃棄処分) 10% 0円 売 原 価 率 30% 上 計 8,000円 35% 40% 45% 50% 55% 60% 実質粗利率 62.5% 56.25% 50% 43.75% 37.5% 31.25% 25% 基本戦略=当初より売変・廃棄リスクを想定し、リスク軽減を図る PAL Co., Ltd. 27 ビジネスモデル⑧ A分類商品の販売強化 商品区分 仕入形態毎に商品を区分管理 SPA化率 80%達成 当社、商品区分 【2011年~2014年】 区分 A C・D 構成比 初 期 発 注 追加修正発注 15% TOTAL 51% 34% 原価率 消化シミュレーション 粗利率 相乗指数 28% 33% 6・3・1 8・1・1 62.7 61.1 32.0 20.8 50% 7・2・1 37.5 5.62 7・2・1 58.42% 注)上記の数表は、あくまでもABC商品区分を説明するためのシミュレーション例であり、 当社の実際の商品構成および粗利率を保証するものではありません。 基本戦略=A区分商品の販売強化によって粗利率の向上を図る PAL Co., Ltd. 28 ビジネスモデル⑨ 業績検証と成果評価 検証項目 売 上 高 予算達成100%で400点 流動資金管理 +7日で100点 粗 利 率 2011年は58%で100点 人 件 費 率 売上対比16%で100点 在 庫 回 転 率 40日分(9回転)で100点 棚 卸 差 額 売上対比0.3%で100点 指数化して業績検証を実施人事評価にも活用 第一事業部 第二事業部 第三事業部 第四事業部 第五事業部 第六事業部 第七事業部 開発事業部 全社合計 売上 396 353 310 378 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 382 粗利 116 78 93 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 82 人件費 84 77 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 66 在庫 71 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 61 資金 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 棚卸 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 合計 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 100点換算 98 86 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 85 透明性の高い成果評価が社員の高いモチベーションにつながる PAL Co., Ltd. 29 株主還元策 安定配当を継続することを利益還元の基本方針とする 当期末の1株当たりの配当は、50円に据え置きとする 120 100 100 80 60 60 45 40 50 50 2014/2 2015/2 35 20 0 2010/2 2011/2 2012/2 2013/2 2013年3月1日を効力発生日として、1株を2株にする分割を実施済みに付き、 2014年2月期 、および、2015年2月期予想1株当たり配当は50円となっています。 PAL Co., Ltd. 30 トピックス 1.新会社、業態のご紹介 2.株主優待制度の新規導入 3.当社のCSRへの取り組み 1.新会社、業態のご紹介 PAL Co., Ltd. 32 1.新会社、業態のご紹介 PAL Co., Ltd. 33 1.新会社、業態のご紹介 PAL Co., Ltd. 34 1.新会社、業態のご紹介 PAL Co., Ltd. 35 1.新会社、業態のご紹介 PAL Co., Ltd. 36 2.株主優待制度の新規導入 『パルグループ全体の販売を促進する内容』で、導入を決定 当社株式の投資魅力を高めることで、新規の個人投資家様の拡大へ繋げると共に、中長期の保有を 促進することを目的といたしまして、株主優待制度を導入いたしました。 優待制度の内容 対象となる株主様 毎年2月末日現在の当社株主名簿に記載または記録されている100株(1単元)以上を保有されている株主様を 対象といたします。 株主優待の内容 保有株式数に応じて、以下の3つの割引優待を選択出来る共通割引優待券を付与することとし、 その利用期間は、毎年6月1日から翌年5月31日までとします。 ①全国の当社グループ店舗でのご購入代金の15%を割引 ②当社ECサイト「PAL CLOSET ONLINE STORE」でのご購入代金の15%を割引 ③当社の関係子会社である株式会社フリーゲート白浜が和歌山県西牟婁郡白浜町にて運営する 宿泊施設「浜木綿くろしお山荘」及び「フリーゲート白浜」での宿泊コース料金の50%を割引 優待券の付与枚数 所有株式数 100株以上 200株以上 500株以上 1,000株以上 付与枚数 2枚 4枚 6枚 10枚 開始時期 新規の制度導入となる本年のみ、平成26年8月31日現在の当社株主名簿に 記載または記録された100株(1単元)以上の株式を保有されている株主様を対象といたします。 なお、今回の利用期間は、平成26年12月1日から平成27年5月31日までとします。 PAL Co., Ltd. 37 3.当社のCSRへの取組みについて 当社の経営理念は、『社員と株主みんなの幸せのための経営』 当社にとってのCSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会的責 任)とは、継続的に利益を上げ、税金を払い、雇用を継続するという企業の存在意 義に関わるところを超えて、企業として 『少しでも世の為、人の為になっているか』 と いう社会貢献、地域貢献に関わることと考えています。 PAL Co., Ltd. 38 3.当社のCSRへの取組みについて (1) 『障がい者の運営する』 全国初のホテル、旅館を全面支援 当社は、2011年6月より、障がい者雇用を目的としたホテル 『フリーゲート 白浜』を運営してきましたが、昨年12月に近隣の宿泊施設を買収し、料理旅館 『浜木綿くろしお山荘』として、事業を拡大し、営業を開始しました。 両施設とも、従業員の大半が障がいを抱えており、ホテルや旅館業のような サービス業での雇用は、全国でも珍しいケースとなっていますが、当社での接客 ノウハウを伝えながら、障がいのある人が自分たちで考えて、仕事を完結できる ようにしています。 浜木綿くろしお山荘 www.hamayu-kuroshio.com PAL Co., Ltd. 39 3.当社のCSRへの取組みについて (2) 『大阪大学大学院経済学研究科にパル寄附講座を開設』 当社は、昨年10月に創立40周年を迎えましたが、その記念行事の一環として、ま た地域貢献の一助として、大阪大学大学院経済学研究科に、パル寄附講座を開 設することになりました。 「イノベーション・マネジメント」寄附講座という名称で、同大学の学生が、専門性の 追求のみならず、実社会の最前線で活躍される講師の方々から、ドキドキするよう な講話を聴く機会を得ることで、実学の基礎を学べるように配慮し、今後の社会を リード出来る人材育成に向けた交流を進めていく方針です。 講義写真(会長) 講義写真(社長) 講義ポスター PAL Co., Ltd. 40 3.当社のCSRへの取組みについて (3) 『公益財団法人パル井上財団』での人材育成 当社は昨年9月に、社会貢献の一環として、創業一族である井上ファミリーと共に、 『一般財団法人パル井上財団』を設立し、今年の4月より、公益財団として内閣府より 認可を受けました。 将来、ファッション産業や関連する分野に貢献しうる有用な人材を育成したいという趣 旨から、学業・人物共に優秀で、経済的理由により修学が困難な学生に対し、奨学金 を給付することを目的としています。 全国の総合大学及び、服飾系の大学・専門学校の学生(留学生を含む)約35名に、 奨学金を給付していく事業を、今年から開始致します。 『公益財団法人パル井上財団』 Webサイト トップページ パル財団とは PAL Co., Ltd. 41 3.当社のCSRへの取組みについて (4) 『世界文化遺産、吉野の山の森林保全と育成事業の参画』 当社は、2011年3月より、包装事業で共同するザ・パック株式会社及び、NPO 法人 地球と未来の環境基金との協同により、奈良県吉野町上市にある山林で、 植林や、間伐での事業に取り組んできています。 この地域は、世界遺産の熊野古道の一部でもあり、また豊かな自然とが見事に調 和した日本を代表するエリアのひとつです。 PAL Co., Ltd. 42 パルグループについて 社 是 社 名 「常に新しいファッションライフの 提案を通して社会に貢献」 グループ 「社員と株主みんなの 経営理念 幸せのための経営」 株式会社 パル 所 在 地 【本社所在地】 大阪府大阪市中央区北浜3-5-29 日生淀屋橋ビル4F 【東京本社】 東京都渋谷区神宮前6丁目12-22 秋田ビル4F 代 表 者 井上 隆太 資 本 金 31億8,120万円 設 1973年10月 立 事業内容 婦人服・紳士服・雑貨等の企画・製造及び卸・小売 従業員数 1,845名(グループ合計2,422名) 店 舗 数 805店舗 (2014年2月末現在) (2014年8月末現在) PAL Co., Ltd. 43 IR連絡先 経営企画室 TEL 06-6227-0308 FAX 06-6231-1056 本資料に記載されている、計画、戦略、予想などのうち、歴史的事実でない情報は将来の業績等 に関する見通しであり、リスクや不確定な要因を含んでおります。実際の業績は、さまざまな要因 により、これら見通しとは異なる結果となる可能性があることをご了承ください。 また、本資料は当社をご理解いただくために作成されたもので、当社への投資勧誘を目的として おりません。投資に関する決定はご自身のご判断において行われるようお願いいたします。 PAL Co., Ltd. 44