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参考資料2 関連データ 平成23年2月21日 国土交通省 国土計画局 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 目 次 1.大学進学率・初婚年齢・平均出生時年齢・平均寿命の推移・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P3 2.所有者不明な土地について(不在村者の所有する土地)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P4 3.里地里山について(都市住民による活動許容範囲)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P5 4.里地里山について(一次産業就業者数の減少)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P6 5.食料摂取需要について(日本の変化と国際比較)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P7 6.食料摂取需要について(各国の食料供給エネルギーの推移)・・・・・・・・・・・・・・P8 7.地熱発電(温泉発電)のポテンシャル(都道府県別源泉数)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P9 8.バイオマスのポテンシャル(木質系・農業系賦存量分布状況)・・・・・・・・・・・・・・・・P10 9.バイオマスのポテンシャル(畜産系・食品系賦存量分布状況)・・・・・・・・・・・・・・・P11 10.人口減少・高齢化による地域の利便性の変化(生鮮食料品店)・・・・・・・・・・・・・・・P12 2 1.大学進学率・初婚年齢・平均出生時年齢・平均寿命の推移 60.0 【大学(学部)への男女別進学率の推移】 (過年度高卒者等を含む) (%) 【男女別初婚年齢の推移】 年齢(歳) 35 31.1 男 女 50.0 30 男 40.0 29.4 25.0 25 30.0 20.0 男女計 20 21.2 女 10.0 出典:学校基本調査(文部科学省)より国土計画局作成 2005 2000 1995 1990 1985 1980 1975 1970 1965 1960 1955 1950 1940 1935 90 第1子 第2子 33.1 第3子 31.7 30.6 30 29.7 28.3 25.6 男 女 80 70 60 28 26 【男女別平均寿命の推移】 年齢(歳) 34 32 1930 出典:人口統計資料集2008(国立社会保障人口研究所)より国土計画局作成 【女性の平均出生時年齢の推移】 年齢(歳) 1925 1954年 1957年 1960年 1963年 1966年 1969年 1972年 1975年 1978年 1981年 1984年 1987年 1990年 1993年 1996年 1999年 2002年 2005年 2008年 1920 15 0.0 85.49 78.53 62.97 59.57 50 40 24 1970年 1980年 1990年 2000年 2005年 出典:人口動態調査(厚生労働省)より国土計画局作成 2009年 出典:完全生命表(厚生労働省)より国土計画局作成 3 2.所有者不明な土地について:不在村者の所有する土地 ○土地に係る「所有」と「居住」・「管理」の乖離を示す指標として、農地、森林の不在村者に係る既存調査を見ると、 農地については、全国の農業委員会に対するアンケート結果によれば、管内の耕作放棄地・遊休農地のうち不在 村者が所有する割合は約1/4である。森林については、私有林面積のうち、不在村者の所有する面積は約1/4であ る。 図 農業委員会の管内において不在村者の所有する耕作放棄地・遊 休農地の面積 一農業委員会当たり 耕作放棄地・遊休農地面積 (ha)(a) うち不在村者の所有 面積(ha) (b) 田 65.1 16.9 面積割合 (b/a) 26% (万ha) 1 600 1 400 1 200 1 000 64.0 16.4 26% 注: 平成18年12月現在の全国の農業委員会1,844に対するアン ケート調査の結果(そのうち、1,397委員会より回答を得た。) 資料:全国農業会議所「不在村農地所有の管理実態に関する調査」 (平成19年3月)より国土計画局作成 212 14.9% 103 18.8% 118 131 132 21.8% 162 24.6% 182 201 195 24.4% 800 600 400 200 畑 図 不在村者の所有する私有林面積 1,209 1,145 1,079 1,016 1,016 H02 H12 H17 75.6% 不在村者(県外) 不在村者(県内) 在村者 0 S45 S55 注: 在村者とは、森林保有者が森林の所在する市区町村の区域に居住して いるか、又は事業所を置いている場合をいい、不在村者とは在村者以外 の者をいう。 注: 昭和45年調査では、不在村者の県外、県内の別のデータはなし。 資料:農林水産省「農林業センサス」より国土計画局作成 4 3.里地里山について:都市住民による活動許容範囲 ○既存アンケートによれば、農業活動、林業活動に対する都市住民の移動時間に対する許容範囲(今後の意向) は、大都市住民ほど遠方での活動を許容するが、それでも1時間~2時間程度が上限である。 【農業活動 n=1,907】 【林業活動 n=587】 注:国土交通省「国土の国民的経営の推進に係る基礎調査」より 農業活動は農作業体験、農作業・援農ボランティア、耕作放棄された 農地の再生・復元 5 4.里地里山について:一次産業就業者数の減少 ○一次産業の就業者数は長期的に減少傾向 (2005年の農:林:水=270万:4.7万:22万) ○高齢者率(65歳以上の就業者の割合)は増加傾向で、農業は急増 (2005年=52%:26%:29%) ○若年者率(35歳未満の就業者の割合)は林業以外は減少傾向 (2005年=5.8%:13%:12%) 一次産業就業者数の推移 一次産業就業者の年齢構成の推移 700,000 60.0% 7,000,000 6,000,000 就業者数は長期的に減少傾向 600,000 50.0% 5,000,000 500,000 4,000,000 400,000 3,000,000 300,000 2,000,000 200,000 1,000,000 100,000 10.0% 0 0 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 農業(左軸) 林業(右軸) 水産業(右軸) 高齢者率は増加傾向 40.0% 30.0% 20.0% 0.0% 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 全産業(高齢者率) 農業(高齢者率) 林業(高齢者率) 水産業(高齢者率) 全産業(若年者率) 農業(若年者率) 林業(若年者率) 水産業(若年者率) 出典:総務省「国勢調査」より国土計画局作成 6 5.食料摂取需要について:日本の変化と国際比較 ○国民の1日1人当たりの摂取エネルギーは、1970年頃(2,287kcal)がピークで、男女別、年齢階層別でもそれぞれ概 ね暫減傾向である。供給側も1995年頃がピークであった。 ○穀物エネルギー比率の低下(1970年55.7%→2005年42.2%) や、脂肪摂取比率の増加(1970年18.9%→2005年25.3%)の傾向は あるが、他の先進国等の超摂取過多とは全く異なる食の傾向。 先進国等の1日1人あたり供給エネルギー等(2007年) 日本人1日1人あたり供給エネルギー・摂取量等の推移 1,600g 4,000kcal 1,400g 3,500kcal 1,200g 3,000kcal 2,654 2,531 1,000g 4,000kcal 40% 36% 35% 3,000kcal 2,573 2,500kcal 2,042 800g 1,904 600g 2,000kcal 2,000kcal 1,500kcal 400g 60.4 200g 349.8 1,000kcal 99.3 0kcal 1965 1971 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 米類 小麦類 (その他の穀類) 種実類 いも類 砂糖類 菓子類 油脂類 豆類 果実類 緑黄色野菜 その他の野菜 きのこ類 海草類 調味嗜好飲料 魚介類 肉類 卵類 乳類 (その他) 供給エネルギー 摂取エネルギー 22% 18% 25% 22% 20% 1,000kcal 15% 500kcal 162.3 0g 30% 27% 2,287 注:厚生労働省「国民栄養・健康調査」、農林水産省「食料需給表」に基づき国土計画局推計 0kcal 動物性供給エネルギー 10% 植物性供給エネルギー 動物性比率 注:農林水産省「食料需給表」、FAO“Food Balance Sheets”を基 にした農林水産省の試算に基づき国土計画局推計 アルコール 類は含まず 中国・韓国は2003~2005の平均値 7 6.食料摂取需要について:各国の食料供給エネルギーの推移 ○欧米の先進国の供給エネルギーは3,500kcalを超え、暫増し続けている。 ○韓国は1969年に日本の摂取量を超え、1973年以降は3,000kcl程度で横ばい。 ○中国は急激な増加により1998年に日本の摂取量を超え、1995年以降は欧米並みの暫増傾向で3,000kcalが目前。 ○日本は1990年頃から横ばい、3,000kcalを超えないまま、1996年のピークから暫減傾向である。 各国の食料供給エネルギー量の推移 出典:「社会実情データ図録」サイト(本川裕 立教大学兼任講師)、原典はFAO “Food Supply” 8 7.地熱発電(温泉発電)のポテンシャル:都道府県別源泉数 都道府県別源泉数は、42度以上では北海道、東北圏、九州で多く、25度未満では中国圏で多い。 【25度未満】 【25度以上42度未満 】 【42度以上 】 凡例:源泉数 0 ~ 40 40 ~ 80 80 ~ 120 120 ~ 160 出典:環境省自然環境局自然環境整備担当参事官室「温泉利用状況」から 国土交通省国土計画局作成 160 ~ 200 200 ~ 4000 9 8.バイオマスのポテンシャル:木質系・農業系賦存量分布状況 木質系(林地残材、製材所廃材、果樹剪定枝、公園剪定枝、建築解体廃材、新・増築廃材)・農業系(稲わら、籾殻、麦わ ら)の賦存量は、北海道、東北圏、中国圏や日本海側で多い。 凡例:木質系賦存量(単位:トン) 1~ 1000 ~ 3000 ~ 1000 3000 5000 5000 ~ 7000 ~ 7000 9000 9000 ~ 11000 11000 ~300000 出典:NEDO「バイオマス賦存量・利用可能量の推計」 より国土交通省国土計画局作成 凡例:農業系賦存量(単位:トン) 1 ~ 1000 1000 ~ 3000 3000 ~ 5000 5000 ~ 7000 7000 ~ 9000 9000 ~130000 10 9.バイオマスのポテンシャル:畜産系・食品系賦存量分布状況 畜産系(乳用牛、肉用牛、養豚、排卵鶏、ブロイラー鶏)の賦存量は、北海道・九州圏で多い。一方、食品系(生活系厨芥 類、事業系厨芥類、動植物性残渣)の賦存量は東京圏をはじめとした都市部で多い。 凡例:畜産系賦存量(単位:トン) 1~ 2000 2000 ~ 10000 10000 ~ 18000 18000 ~ 26000 ~ 26000 34000 34000 ~1500000 出典:NEDO「バイオマス賦存量・利用可能量の推計」 より国土交通省国土計画局作成 凡例:食品系賦存量(単位:トン) 1~ 1000 ~ 1000 3000 3000 ~ 5000 5000 ~ 7000 ~ 7000 9000 9000 ~1600000 11 10.人口減少・高齢化による地域の利便性の変化(生鮮食料品店) (注) ・「生鮮食料品店」は、NTTタウン情報誌より、スーパーストアと食料品店を抽出 ・「生鮮食料品店アクセス圏の適正距離」は、島根県中山間地域研究センター「住民側から見た生活サービス満足度調査」を参考に、例えば「徒歩圏」 を 、 徒歩20分(1km)、自動車16分(4km)と設定。 「アクセスが不便」は、同適正距離の外に居住 ・徒歩速度については海道正信「コンパクトシティ」等で利用されている4km/時を、自動車速度については道路構造令における市道の最も低いランク 20km/時を用いた。ただし、アクセス圏を直線距離で定義していることから、腰塚武志・小林純一「道路距離と直線距離」における道路距離と直線距離 の関係性」から移動速度を25%割り引き、徒歩50m/分(3km/時)・自動車250m/分(15km/時)で設定した。 (出典)総務省「国勢調査報告」、国土交通省国土計画局 推計値(メッシュ別将来世帯数)をもとに、同局作成 12 10.人口減少・高齢化による地域の利便性の変化(生鮮食料品店) (注) ・「生鮮食料品店」は、NTTタウン情報誌より、スーパーストアと食料品店を抽出 ・「生鮮食料品店アクセス圏の適正距離」は、島根県中山間地域研究センター「住民側から見た生活サービス満足度調査」を参考に、例えば「徒歩圏」 を、徒歩20分(1km)と設定。 「アクセスが不便」は、同適正距離の外に居住 ・「徒歩速度」は、海道正信「コンパクトシティ」等で利用されている4km/時を利用。ただし、アクセス圏を直線距離で定義していることから、腰塚武志・小 林純一「道路距離と直線距離」における道路距離と直線距離の関係性」から移動速度を25%割り引き、徒歩50m/分(3km//時)と設定 (出典)総務省「国勢調査報告」、国土交通省国土計画局 推計値(メッシュ別将来世帯数)をもとに、同局作成 13 10.人口減少・高齢化による地域の利便性の変化(生鮮食料品店) 大都市圏における生鮮食料品店1km圏域と高齢単独世帯の分布 大都市圏では、十分な施設密度と公共交通網があるが 郊外部には一部、徒歩圏外が広がる 中枢都市圏における生鮮食料品店1km圏域と高齢単独世帯の分布 中枢都市圏では、中心部はカバーされているが、周辺部で は徒歩圏外が広がっている 地方都市における生鮮食料品店1km圏域と高齢単独世帯の分布 (注) ・「生鮮食料品店」は、NTTタウン情報誌より、スーパーストアと 食料品店を抽出 ・「生鮮食料品店アクセス圏の適正距離」は、島根県中山間地域 研究センター「住民側から見た生活サービス満足度調査」を参 考に、例えば「徒歩圏」を、徒歩20分(1km)と設定。 「アクセス が不便」は、同適正距離の外に居住 ・「徒歩速度」は、海道正信「コンパクトシティ」等で利用されてい る4km/時を利用。ただし、アクセス圏を直線距離で定義してい ることから、腰塚武志・小林純一「道路距離と直線距離」におけ る道路距離と直線距離の関係性」から移動速度を25%割り引き、 徒歩50m/分(3km//時)と設定 地方都市では、徒歩圏外が広域に広がっており、自動車 の利用ができない場合、施設へのアクセスが困難になる 恐れがある (出典)総務省「国勢調査報告」、国土交通省国土計画局 推計値(メッシュ別将来世帯数)をもとに、同局作成 14