...

ロシア語の持ち主受動文について

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ロシア語の持ち主受動文について
新潟 大 学 国 際 セ
ン タ
第1 号
紀要
ー
45 54,
年
20 05
-
J
o u
al of th
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I n te
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N ii g
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ロ シ ア 語 の 持 ち 主 受 動 文 に つ い て
''
O n t h e E x i s t e n c e o f t h e " O w n e r 's s "T yT yp pe eP Pa as ssisvi ev eS eS netnetne cn ec es s
(Mochinusiukemi) in the Russian Language
ドレベトニャク・イリーナ*
ー
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A
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,
-
ll
d t ri e d t
,
o
.
は じめ に
.
日 本 語受動文
(1 9 9 7)
では
、
A 塑:
の
分類 案 は 分類 基 準 に
以下
と呼ば れて お り
、
の
四
つ の
この
本稿 で も そ れ に な ら っ
太郎 が 花子 に 殴 ら れ た
C 型:
太郎 が ス リ
D 型:
太郎 が 妻 に 死 な れ た
中で
通常 ロ シ ア 語で は A 型
、
新潟 大 学 国際 セ
ン タ
ー
よ
り
、
様々
タ イ プ に ま と め られ て
である
い
る
て 考察 を 進 め る
。
。
こ れまで の研
そ れぞ れ A 型
、
究 を整理 し た張
B 型
、
C 型
、
D 型
る
。
本稿
。
。
B 塑 : 太郎が花子 に足 を 踏まれ た
*
t
.
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A ty p
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g
n
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o
et n
。
に サイ フ をすられ た
。
。
、
い
わ ゆ る 直凄受動文 だ け が あ る と 言 わ れ て
平 成1 6 年度 研 究生 ( 県 費留 学 生)
-
45
-
い
ドレ ベ ト ニ
では
ロ
シ ア 語に も B 型 の
リ
つ の バ
一
指摘す る
2
エ
ー
れまで
こ
( 森山
iv
s
e
の 二
あ る こ とを述
分類 ( 柴谷
従来か ら
,
1 9 9 0)
の
さ ら に B 型 の 受動 文 が 直接受動 文 の
、
B 型の
、
ま とも
、
二 分類
持ち 主
、
部分
、
受動文 の 意味 的
(工藤
バ ラ
エ
テ ィ を分類基 準 に して
そ れぞ れを A 型
、
A 型:
太郎が花子 に 殴 ら れた
B 型:
太郎が花子 に 足 を踏ま れ た
C 型:
太郎が ス リ に サイ
D 型:
太郎 が 妻 に 死 な れ た
方だと考 え る
い
るが
●
森山
分類 で は
●
工 藤 は D 型 の み 迷 惑性 を 持
とそ れぞ れ主 張し て
の
の
ワ
ー
二分されてい
C 型
、
の
ドに
、
A
意味が 現 れ る 場合
、
B
、
っ
、
つ の
て
C
、
る
い
が 働 き か け を 直接 に 受 け る
の
る の かとい
うもの
こ の
提案 し て
る
い
①A
、
。
言 い 換 えれ ば
B 型の
て
っ
る
い
の
③D 型
の 場合 は 、
場合
、
「 太 郎+
、
と 「 足+
れ ら を迷
こ
。
。
い
うの
い
、
C
迷 惑性
。
の
、
。
D 型 は 迷 惑性 が あ る
、
る 動詞 自体 に 迷 惑 の
で ある
バ ラ
。
意味が な く
、
張は
、
、
対応 する 受
る
い
。
まり
つ
て 受動文 分 類 を 行う と A
っ
、
、
。
ティ とい
エ
間接 に受 け る の か
分類 基 準を基 に
る
い
。
うの
或い は
A 型
、
は
、
受動文 の 文 頭 に 来 る 主 格
働 きか け で なく
B 型対 C 型
、
、
、
影響 を 受 け
D 型 とい
う分類 を
、
主格 は 間接的 に働 きか け を受け る
②c 型
張は
、
よ り重 要 な の は 意味
、
例 えば
。
、
場合 は 主 格 が 直 接的 に 働 き か け を 受け る
文 の 構造 か ら見る と
の
。
か
たが
D 型 は 迷 惑性 が あ る
、
B 型 は 迷 惑性 が なく
、
分 類 基 準 で あ る 求心 性 の
である
、
の ように
そ の 受動文 に は 迷 惑性 が あ る と 張 は 考 え て
C 型対 D 型 と い う 二 分類 に な る と
一
-
張 は 以下
分類 に 差 が生 じて
、
ま た もう
、
a s
など
1 9 9 1)
,
D 型 と呼ぶ
、
を 認め な が らも
A 型 か ら C 型 ま で の 受動文 に は 迷 惑性 が な く 迷 惑性 の 有無 に よ
、
(仁田
こ れ ら を踏ま え
B 型
、
ー
A 型 は 迷 惑性 が な く
、
能動文 に 使 わ れ て
い る。
三 分類
I n di r e c t p
、
新 し い 受動 文 分 類 代案 を提 唱 し た
、
迷 惑 の 解釈 が そ れ ぞ れ 違
、
は
柴谷
a s s v e
。
は迷 惑性 を キ
寺村 の 分 類 で
、
i
p
。
●
動文 に 迷 惑
。
e ct
フ を すられ た。
従来 の 研 究で
。
Dir
、
。
形 と 意味 の 両 方 を 考慮 し な け れ ば な ら な い
、
1 9 9 0)
,
。
幾 つ か の 受 動文 例 を あ げ て
存在 は 誰 も が 認 め て
B
構 文的 な 特 徴 も
、
純粋 な 迷 惑受 け 身 の 四 分 類
、
第 三 者受 け 身 の
、
て そ の 分 類実 は様 々 で あ る
っ
所有
、
受動 文 は 直接 受 け 身 と 間 接受 け 身 に 大 きく
、
感性 の 有 無 と 求 心 性 の
張は
まとも
、
当事者 と 関 係者受動文 の
、
受動 文 の 分類案 を 提示 し た
、
また
べ る。
日 本語受動文 の 研 究 で は
そ れ ぞ れ の 分類 基 準 に よ
まず
こ とを示 し
ナ
ー
の概要
の
1 9 8 8)
,
ンで
ョ
イリ
・
。
蘇 (1 9 9 7)
.
シ
受動 文 が 存在す る
ヤ ク
、
働 き か け で なく 影 響 を 受 け る
B 型 と C 型 は 同 じ形 を 取
は 切 り離 せ な
い の
-
で
、
46
っ
。
て い る と言え る
「 足+
-
、
で なく
。
し か し上
の B
型
の例文
「 太 郎+ が 働 き か け を 直 接 に 受
シ ア 語 の 持 ち 主 受動文 に つ い て
ロ
けて
る と考 え ら れ る
い
方c 型
一
。
の
場合
は
持ち物が持 ち主 か ら切 り離 せ
、
有が変 わ れ ば持ち物と持ち主
の
受け て
こ の 説 を踏 ま え て
る
い る と 言 われ て い る 。
関係 が なく なる
D 型 の 特徴 は 主 語 が 働 き か け で な く
、
こ の タイ プの
受動 文 は 対 応 す る 能動文 を 持
上述 をま と め て
という二
た+
の
。
つ の
意味に
よ
に殴 られ た
。
+ と
に サイ フ をすら れ た
死 な れた +
の
.
ロ
。
い
+
「
は じ め に+
文 も 存在 し て
で 述 べ た通 り
い る。
しか し
使わ れ る こ とが な い
受動文
n
_ 能動文
受動 文
T
p o
こ と を 示す
H
a
6 h IJI
刀
こ3 E
o r a
受動 文
a
疋3
p o
E
受動 文
能動文
受動文
a H e H
P O
6
J1 3
6
p O
E
y JI
hI JI
6
n
y Iこy C II JI a
凸3 Ⅱ P
*
T
H
a
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p
o
只3 Ⅱ p
*
O
Py
6
hIJI
6
O
一
部と して 現 れ る
ヱ
1 3 Ⅱp
O
6
O
6
もIn
工
Ⅰ3 H P
p o
P
タイ プ の
う タ イ プ に 統合 し
い
、
「 太郎が 妻 に
。
本稿 で は (
ある文は
*)
の
B
H O r
ヱ
13
y
II JI e
B
y
、
非文 で は な
次郎 が 太 郎 に 足 を傷
.
p
a
o
E
P O
t
y
l
IO
T O JI K fl
6
a E O
ヱ
Ⅰ3
P y l( y
い
が通 常
T
a
p
o
a
y
C X B a l e H a
-
p
。
。
o
,
*
次 郎 の 肩 が 太郎 に 叩 か れ た
a
p o
*
.
H O r
6
y
a E O
丘
.
*
T
K
a
47
y
-
つ
かん だ
。
。
次郎が 太郎 に手を つ か まれ た
.
o
p
。
次郎 の 足が 犬に 噛まれ た
太郎 は次郎の 手を
_
.
*
。
。
次郎 が 犬 に 足 を 噛 ま れ た
.
。
次郎 の 肩 が 太 郎 に 押 さ れ た
犬は次郎 の 足 を噛ん だ
。
。
次 郎 が 太郎 に 肩 を 押 さ れ た
.
。
けられ た
つ
次 郎 が 太 郎 に 肩 を 叩か れ た ・
.
.
p y
3 a
o
p
T
C O
t
a
o
。
けら れ た
次郎 の 足が 太郎に傷
太 郎 は 次郎 の 肩 を 押 し た
3 a
Ⅱp O
p
a
.
H O r
y E y lJJ e fl a
つ
太郎 は次郎の 肩を 叩 い た
.
T
y T O
丘
*
.
T
T
rIJI e tI O
B
C O
t
rI JI e
3 a
L IJI a
T
a H e H a
3 Ⅱp O
C X B a l e H
。
日本語の 訳
rI O X JI O Ⅲ a H O
LIJI O
hIJl a
3 a
6
い
B 型 の 受動
、
太郎 が 次 郎 の 足 を 傷 つ け た
IT O
P O
t
O
。
受動文 は 存在 し な
.
ⅢJI e l
y T
n
y
t
y K yⅢe H
c x B a T E JI
K a
a
LI JI O
3 Ii
T O JI K H
C
a I( a
T
h IJI a
P O
J1 3 Ii P
6
O B H O r
rI O
* ILl e IO
o
ヲ格の
。
II O X JI O Ⅲ a H
T O JI K H
t
能動 文
p
6 h IJI
p O
* IT JI e I O
T
_P
3 E
r1 0 X 刀 0 Ⅲ a JI
t
能動 文
ま り 「 太郎が 花子 に 足 を嘩ま れ
受動文 は い う ま で も な い が
シ ア 語の 文
r
p o
只3 H
n
a H II JI
p
3 Ⅱp O
*
ティ
三 分 類 と し て の 代案 を 提 唱 し た の で あ る
シ ア語 に は A 型 の
ロ
、
C 型とD 型 の
、
ロ
a
エ
受動文 と そ の 特徴
シ ア 語の B 型 の 例文を 以下 に挙 げる
T
バ ライ
の よ う な 受動文 の タ イ プ を 持 ち 主 受動文 、
、
、
受動 文 と そ の 特徴
B 型の
能動文
つ
。
求心 性 の
、
う 受動文 の 両 者 を 直接受動文 と
よ う な 文を 間 接受動文 と 呼 ん で
シ ア語 の
1
ロ
迷 惑性 の 有無 と
、
加え て
。
。
も と は 対 応 す る 能動文 の
、
「 太郎 が ス リ
。
て い ない
っ
て 分類提案 を作成 し た の で あ る
っ
よ う に 受動文 の 主 語 が
、
3
で き る と 主張 して い
影響 を 受 け る と い う こ と で あ る
、
意 味 と い う分類 基 準 を 優先 し
、
文 と 「 太郎 が 花 子
.
ら持 ち 主 は 間接 的 に働 き か けを
張 は A 型 とB 型 が 統合
、
所
、
。
そ れか ら
3
こ の こ とか
。
る も の で あり
。
次 郎 の 手 が 太 郎 に つ か ま れ た?
。
ドレベ ト
P
a 3 hl r
能動文
3 a
受動文
a B u Ⅱ丘 c 5I
p
X B O C T
K
o u K a
p
a 3 LI r
*
ⅩB
C X B a tl e H a
b IJI a
C T
K
p
0
Ⅹ o T H II K
ⅢT
H
6
*
K p
hIJI O
B
K
ⅢT I
0 Ⅹ O T H H K O M
6
e
6
p l ' IJI O
6
叫 hI
C
が 身体 の
は
の
一
こ の
y
(あ
る
部 だが
●
H
●
n
o r
Ⅱ
の
J1
t
JI e l O
O
3 H
P
る だ ろう か
。
(
一
6
は
て
い
い
、
P
b IJI O
るのは
る と思 われ て
、
部)
の
い
身体 と そ の
、
全体
彼
る
。
は
、
まり
つ
。
日 本語 か
、
部 を 表す 言葉 だ け で あ る
型 だと考え ら れ る
o
p
O
.
方
一
。
い
働 き か けを受 けて
、
。
だか ら
一 基塾聖星が 太 郎 に 傷
a
p
o
.
つ
、
い
る人
一
、
けら れた
の で
。
る の は 身体 の
い
。
- 一次艶 色 壷 が 太郎 に 押 さ れ た
部 は 切 り琴せ か
一
シ ア 語で は
ロ
、
日 本語
、
プ に な る と言え る
ー
直接 働 き か け を 受 け て
。
になる こ とはな
T
だが
。
日本語 の 場合
、
例 えば
。
目 的語
。
対 応 す る 能動文 の 目 的 語 が
、
グル
い
れ は 日本語 の B 型
こ
は
目 的語 に なり
の
部 だ けで なく
一
、
、
の 受動文 と の
物 とそ の
一
。
人 ( 動物)
が 直接
共通 点 で あ る
部 や 他 の 同類
部分 と い う 関係が あ る と
の
う文 は 使 わ れ て
い
にお
こ
。
い
る
通常
、
、
こ
の
関 係 は どう な
「
A
( 全 体) が
。
。
部
い
彼 が 犬 に に お い を 喚が れ た
① と② の 例 で
。
一 部
タイヤ
一
の
一
日 本語 よ り狭
、
と 身体 の
あ の 車が 犯 人 に タ イ ヤ を 盗 ま れ た
例② :
a
全体 とそ
と
。
全体
鳥 の 羽 が 狩 猟家 に ひ どく 傷 つ け ら
部 の 関 係 は 全 体 と 部分 と い う よ り 抽 象 的 な 関 係 に 置 き 換 え る
一
をⅤされた +
例①: 車
T
a H e H a
。
。
受動文 に な る の
部 が 動詞
一
Ⅲ o X JI O Il a H
日 本語 の 場合 は
。
身体 の
、
の よ う な文は B
人 ( 動物)
。
と 身体 の
例えば
*
部 と し て 扱う こ と が で き る も の が あ る
一
かま
つ
。
受動文 に な ら な い と い う こ と で あ る
身体 の
、
h IJI a
6
O
しく か
人 ( 動物)
とが で き る
B にC
っ
た子供に
い
。
シ ア語で B 塑 の
ロ
。
か まれ
鳥が 狩 猟 家 に 羽 を ひ どく 傷 つ け ら れ
a
a H e H O
p
つ
狩 猟 家 は 鳥 の 羽 を ひ どく 傷 つ け た
.
e H
た子供 に尾を
い
受動文 は 日 本語 の 訳 と 大体 同 じ構 造 で あ る
B 型の
、
受動 文
P
働 きか けを受け て
、
a H
が 主 語 に な る と い う構 造 で あ る
只3
a
の よ うな文 は正
こで
p
「 足+ と か 「 肩+ な どが 受動 文 の 主 語
、
h IJI O
P
た
な ど の よ う な 言葉 に 限 ら れ
は 動物)
い
K
かん
猫の 尾 が遊 ん で
*
H
れた
よ う な 文 は作 れ な い
シ ア 語の B 塑 の
ロ
B
T 5I X e JI O
に 論文 を 褒 め ら れ た+
「 足+ 「 手+ 「 肩+
l e
.
,
部 で なく て も 身体 の
「 彼 が 先生
a
つ
。
れた
e JI O
t IJ I O
能動 文 の 目 的 語 に な
身体 の
、
B
.
部で は な い と
一
X
l
.
Ⅲ T I壬u
T 5I X
猫が遊 ん で
B O C T
X
尾を
で い た子供 は猫の
。
た
ら ロ シ ア 語 に ほ ぼ 直訳 が 可 能 な も の で あ る
、
ナ
遊ん
y
.
,
p a H I壬JI
上 に 挙げ た ロ シ ア 語 の B 型
ここでは
K O Ⅲ K
3 a
t I JI
e H K O M
h I JI a
0 ⅩO T H H K O M
受動文
e II K O M
Ⅱ
P
T 5I X e JI O
a
u
6
e
k
O Ⅲ
p a 3 bl r P a B Ⅱ Ⅸ M C 5I
能動 文
C X B a T Ii JI
ー
だ
a B Ⅲ ⅡM C 5I
O
e H O I(
イリ
・
.
6
p
6
e
p
ヤ ク
ニ
全体 ( 車
、
。
彼)
は 受動文 の 主 語 に な り
-
48
-
、
全体の
一
部 (
タイ ヤ
、
にお
)
い
シ ア 語 の 持 ち 主 受動文 に つ
ロ
は 動 詞 の 目 的 語 に な る と い う構 造 だ
分 と い う だ け で は なく
語 は人 間あ る
3
次に
ロ
て 検証す る
い
シ ア 語で C 型 の 例文を作
B
o
*
受動文
能動文
a
受動文
能動文
o ul e JI
T
e tl e H I王e
M
6
e E Ⅱ
a Ⅲ a
P
e K Ⅱ
T
a
*
O
E
r o
b IJI
T
K
6I
a l) 0
P e K Ⅱ
IJ I
hIJI Ⅱ
o
p
ス リ は太郎の サイ フ をす
.
E O LIJ e JI e K
y H e C JI O
H a I∬y
B O
P O M
B O
p O M
.
JI O
凡K y
.
太郎が ス リ に サイ
*
.
太郎
H
6 h I JI
H a
n
p y r
hIJI a
6 l , IJI
6
d)
t ,I JI
H
rI O T e
6
o 5I
もIJI
い
e r O
P
丘エ e
a
d)E
O
T a
。
言
、
。
月
:H
r E T a
a
い
っ
由Ⅱ
r
p a d?
K
い
の サ イ フ が ス ) に す られ た 。
l e H Ⅱ e M
p
a
Jl e H
B O
換 えれ ば 「
、
H O M
H O M
*
.
H
Ⅹ
H hI
H
e
丘
O
o M
.
。
丘
.
.
「
T
、
a
p
6
o
で ある
。
+
。
C 型の
h IJI
の で、
y
K
P
a
。
+
ユe H
は
、
、
つ
「
K
まり
、
持ち物 と持ち主
。
o ln e JI
e
なるとい
A 型 の構
受動文 は
シ ア 語 で は 受動文 に 対 応 す る 能 動 文 の 目 的 語 と そ の 持 ち 主 の 関 係 が 重 視 さ れ る
目 的 語 が 身体 の
一
部だと
、
そ
の 持 ち主
け を主 語 と し て 取り 出す こ と が で き
、
と の 関 係が 強
身体 の
1
一
49
い
と考え られ る
。
B 型の
場合
、
。
持ち主 だ
部 が 誰 の も の か を 示 す表 現 は 明 示 さ れ な
-
E
関係が不 変
の
シ ア 語で は日本語 の よう な C 型 の
ロ
。
K O I n e J一 e I(
の よう な文に
の よ う な構 造 に な る 。
。
の よ う な構
+
。
持ち物が主 語 に なり
受動文 で
。
が友達 に なくさ れ た
ー
。
をな くさ れ た
ー
に サイ フ をすら れ た
こ の 場合 は
A の モ ノ が Ⅴ さ れた
。
をなく した
ー
私が友達 に ギ タ
私の ギタ
「 太郎 が ス リ
。
。
彼 が妻 に 写 真 を見 つ け ら れ た
*
。
。
壁些 豊真 が 妻 に 見 ら け ら れ た
.
ヱI p y r O M
、
。
彼 が 台 風 に 家 を壊 さ れ た
一 太郎 の サ イ フ が ス リ に す ら れ た
つ の
トが川 の 流 れ に流さ れ
ー
友だち は私 の ギタ
う こ とが 明 ら か で あ る
P
*
.
X e H O
ヱI P y r O M
て み たが
。
妻は彼 の 写真 を見 つ けた
Ⅱ
トを流さ
ー
造型 塞が 台 風 に壊 さ れ た
.
.
p 5I H a
ト を流 し
ー
私 たちが 川の 流 れ に ボ
私 たちの ボ
t
。
。
*
l e H II e M
臥
丘Tt e
P y
Py
Ⅲ O T e
丘由y
a
両 者 の 関 係 は 切 り離 し や す い
ロ
T e
丘¢y
p
H a
M OX) r E T a
P
と
T
6 Ⅰ,IJI Ⅱ
6 h IJI
r II T a l) a
y
t
た
っ
フ をす られ た 。
台風 は 彼 の 家 を壊 し た
の よ う な 文 は 絶対 に 使 わ れ な い
LI J I
T e
.
T a
T O r
d) o
H
E
5IJI
rI O T e
い
工1 0 M
ヱI O M
d) o
造 〔A が B に Ⅴ さ れ た〕 を も
で はなく
凡K y
P a 3 p y Ⅲe H
e r O
o T O r l) a
+
うことだ
JI O
y H e C e H a
P y ⅡⅨ Jl
H a ⅢJI a
H
r o
6
P a 3 P y Ⅲe H
Ⅱ o M
E
y H e C e H bI
a 3
P
O M
6
。
1
川 の 流れ は私た ち の ボ
た
シア語 に は な
作れ な
a
.
ロ
.
い
日本語 の 訳
y K p a 只e H
,
わ ゆ る 持 ち 主 受動文 を 作
ユ旦且旦
T
y K p a 六 e li
J1 0 Ⅱ K a
H
O
M
全 体 を 現す
、
と い う構 造を 取 れ な
+
語
れた
丘¢y
* 5I
受動文
。
また
単な る 部
。
。
・
H
*
能動文
6
hI
Ⅹe
受動文
p
6
p o
K
P
能動文
B O
A が B に C を Ⅴ され た
た
受動文
造は
K O u e JI e K
y E p a JI
p
T
*
い
「
。
こな い
。
てみる
っ
ロ シア
能動文
もの で な い とだ めな の で あ る
や はり
、
出て
受動文 の 検討
C 型 の 場合 に つ
、
と
こ う い う構造 は
、
い
絶対切り離 せ な
、
い は 動物 で な い
C 型の
2
.
シア語で は
ロ
。
て
い
い
。
ドレベ ト
また
、
受動文 か ら 身体 の
・
イリ
部 を 表す 表現 を 削 除 し て も
一
犬 が 次郎 の 足 を 噛 ん だ
例 えば:
ヤク
ニ
ナ
ー
文の 意 味 は
、
ほ と ん ど変 わ ら な い
。
( 能動文)
。
次郎 が 犬 に 足 を 噛 ま れ た
( 受動文)
。
〔 次 郎 が 犬 に 噛ま れ た 〕
-
。
次郎 の 足 が 犬 に 噛 ま れ た
*
しか し
C 型の
、
受動文 は 作 れ な い
友 だちが 私の ギ タ
例 えば :
私の ギタ
ー
をなくさ れ た
。
が 友達 に な く さ れ た
。
ー
.
3
関 係 を 分 か り や すく伝 え る た め に
3
.
3
B 型 受動文 の
.
受動文 を 調 べ
B 型の
っ
た
現 に 制限さ れ る
ロ
シ ア 語で は
い
。
。
察す る
一
つ の
て
上述の 通り
。
受動文)
( 能動 文)
(
ロ
シ ア 語 で は 文法的 に 正 し く な
働 きか け を受け て
、
受動文)
い
( 受 動文)
の で
ある
るモ ノ
い
。
(ギタ )
ー
シ ア語 で は
ロ
が誰 の も の で
。
要素 は動 詞
対 応 す る 能動文 の 動詞
、
しか し
。
シ ア語 の B 型 の
ロ
、
受動文 は 日 本語 よ り狭
対応 す る 能動文 の 動詞
、
受動文 に 変え ら れ な い
もう
い
動詞 の 特徴
に な る こ と が分か
の
使わ な
動 詞 の 意 味 的 な 特徴
1
こ こ まで で 、
型
、
C 型 に す る と 両 者 の 関係 が わ か り に く く な る
あ る か が 分 か る よ う な 表現 で な け れ ば な ら な い
3
シ ア 語で は通 常
。
。
ー
持 ち 主 と 持 ち 物 を 切 り離 し て
こ の
ロ
を なく し た
私 が 友達 に ギ タ
*
(
。
目 的 語 は 身体 の
目 的 語 が 身体 の
一
グル
ー
プ
部 を 表す表
部で な い と
、
B
受動 文 の 生 成 を 制 限 す る 要素 は こ れ だ け で は な
B 型の
、
の
の
一
い
の 語桑的 な 意味 で あ る 。
本節 で
は 動詞 の
語 桑的 な 意 味 に つ
い
て観
。
B 型の
受動文 に 使 わ れ
る動詞 に は
ロ シ ア
E T t
K
y C a T b
T
p
,
/
(
3 a
/
6p
O r a T b
T b
/
c T
凡e P r a T l
a T h
/
/
,
以 下 に そ の 動 詞 を 挙げ る
。
日本語 の 訳
(
Ⅲ 0
)
殴る
)
噛む
(
a T L
3 a
)
触る
押す
y ti a T l , / Ⅹ 皿 0 Ⅲ a T b
(
。
語
( B)
ⅩB a T a T も
6p
共 通 点が見られ る
傷 つ ける
y 兄 a P 5I T b
T O JI E a T b
6 Ii
つ の
( B)
p a H H T b
6
一
3 a
こ れ ら の 動詞 は すべ て
、
Ⅲ0
)
叩く
)
T 5I H
B 3 5I T t
(
つ
y T l
,
(
,
3 a
(
3 a
)
かむ
引っ 張る
)
触れる
「 傷 つ け る+ や 「 直接身体 に 触 る+
れ ら と は 全 く異 な る 意味 を 持 つ 動 詞 を 使
て
っ
、
と
い
B 型 の 受動文 を作
っ
ら れ る よ う に 文法 的 に 正 しく な い 文 が 生 成 さ れ る
-
50
-
。
う 意 味を 持 っ
てみ る と
、
て
い
る
。
こ
以 下 の 表 に見
シ ア語 の
ロ
ロ シ ア
3
H a M e H I壬T hI 点
Ⅹy
能動文
JI Ⅱ
u O
Ee
受動文
6 t , IJI O
Jl Ⅱ u O
Ⅹy
兄 0 Ⅹ H I王K O M
*
O
Bp
6
B
受動文
6
H a
a q
P a le M
P
X
p
6 6
e
r o
6
y Ⅲ皿
O
6
H
Ee
JI
い
だか ら
と
。
l
3
3
.
B 型の
する
た
。
彼女 の 顔 が 有 名 な 画 家 に 措 か れ た
3 Il a M e E I壬T blM
y LJ m
a
p
6 l ,IJI Ⅱ
O C M
P
O T
JI Ⅱ
。
彼 女 が 有 名 な 画 家 に 顔 を描 か れ
*
u O
e
6
e H K a
O C M O T
子 どもの 痛
e H LI
P
。
医者 は子 どもの 痛 い 耳 を診た
.
e H
p
B
*
t
a
l e M
た
.
c H 5I J I
e r O
.
Ⅲ a JI h
O T rl e
6
耶 0
6
u e B
い
。
耳 が 医者 に 診 ら れ た
。
l
子 ど も が 医者 に 痛 い 耳 を 診 ら れ
。
l a T K Ⅱ
警 官 が 彼 の 指紋 を と
C H 5I T h I
彼 の 指紋が 警官に と ら れ た
L IJI E
O T rl e q a T K Ⅱ
*
Ⅲ a JI h
u e B
。
。
3 H a M
e II E T h M
。
.
t
hIJI O
3 a n e l a T JI e H O
X
y 只0
Ⅹ H 壬王K O M
と
.
い
う文 に 使 わ
「 措く+ と い う意味 で あ り 「 傷 つ け る+ や 「 身 体 に 触 る+ と い う含意 は な
、
A 型 と して 生 成さ れ
、
「 彼女 の 顔 が 有 名 な 画家 に 措 か
、
。
、
ロ
た
彼 が 警 官 に指 紋 を と ら れ た
う文 に な り 「 彼女 が 有名 な 画家 に 顔 を 措 か れ た + と
い
っ
.
受動文 は
。
、
う語嚢 的 な 意 味 を 持 つ 動 詞 に 限 ら れ
つ い
るとい える
。
て
に 影響 を 与 え る 要 素 は もう
ー
つ
考え られ る
こ の
。
統語法 を 詳 しく説 明 す る 余裕 は こ こ で は な い
シ ア 語の
う文 は 成 立 し な い
い
対 応 す る 能動文 の 動詞 が 「 身 体 に 触 る+ 或 い は 「 身体 を 傷
、
動詞 と名詞
、
関係 に
の
つ い
て述
つ
は
動 詞 を 名 詞 と繋 ぐた
、
べ
め に 助詞
よう な関係を有助詞 関係 と呼ん で お く
例
B 3 5I T l ,
い
い
の で
要 素 は 統語法 に 基 づ
簡単 に 現象 を 説 明
、
る
ロ
。
シア語 に は
、
動詞 と名詞
の
関係が
二 種類
あ
。
一
「
有名 な 画家 は 彼 女 の 顔 を 描
。
まず
る
hIJI
C H 5I T
受動文 の 生 成
い て い る。
e
た
o JI h H hl e
動詞 と名詞 の 関係 に
2
.
e
.
受動文 は B 型 で は なく
、
い
と
け る+
つ
6
la T K E
hI JI
シ ア語 の B 型 の
ロ
l a T JI E JI
∴
o T Il e
い る動詞 は
れた +
l
l a T JI e H
y 兄0 ⅩH H E O M
u e 丘c K E 丘
JI H
れて
。
t
a ll e
P e 6 e H E a
H O E
rI O JII壬u e Ⅱ C K H M
、
3
e J1
yⅢⅡ
o JI h H h l e
*
例えば
t
3 a n e l a T JI e li O
hI JI a
rI O JI Ⅱll e H C E Ⅱ M
受動 文
3 a Ⅲe
.
rl a JI b Il e B
E
工
【0 Ⅹ H Ii E
t
Ⅲo
能動 文
日本語の 訳
語
.
o c M O T
o Jl h H LI e
*
6
て
つ い
.
3 H a M e H I壬T I ' M
能動文
持 ち 主 受動文 に
る
。
:
B 3 5I T h
3 a
+ は動詞 で
もう
一
つ
は
関係 と 呼 ん で お く
、
、
「
p y
K
y
p y
K
y
( 前置 詞) が 使 わ れ る 関 係 で あ
る
。
こ こ で は、
こ の
。
( 手 を 取 る)
+
助詞 な し に
は名 詞 で あ る
、
。
動 詞 と 名詞 は 「
3 a
+ と い う助詞 で 接続 し て
動 詞 と 名 詞 を 直接接続す る 関 係 で あ る
。
-
51
-
。
こ の 関 係 を 無助 詞
ドレ
例
「
B 3 月 T h
れて
:
い
は大 事 な ポ イ
ン
違
助詞
っ
ある
ている
Ⅲ o
。
K
p y
場合 は
トが あ る
イリ
・
+
y
は名詞 で あ る
上
。
無/ 有助 詞 関 係 で あ っ
、
動詞七
。
中に は
の
ヤ ク
ナ
ー
( 手を 取 る)
y
「
、
ニ
例 と 同 じ動詞 と名詞 だが
の
ても
緒 に使わ れ る助詞
一
意味が 変 わ ら な い
、
は さま ざま で あ り
例①
B 3 5I T h
py
K
例②
B 3 5I T h
Ⅲ O
rt
P y
B 3 5I T b
B
P y
K
n
+
、
の
「
3 a
( 手 を 取 る)
y
K
よ う な 助 詞 を 使う と
タイ プで
、
ロ
シ ア 語の
すべ
動詞
の
ての
の
E
助詞 で あ る
い
い
しかし
。
こ の
助詞 関係は
構造 は 次 の 通 り だ
O
-
緒言砂
+
動
6
H
要 する に
受動文 の 生 成
動詞
動作 主 ( 名 詞)
つ
+
詞
h IJI
P
動 作
a H e H
B
、
こ の タイプの
、
B 型の
プ分 け を す る と
ー
( ただ し
うことで ある
い
、
以下
の
や
図 の 通 り無助
。
助詞 が 動 詞
、
の
意味 を 変 え
。
に 影響 を 与 え る の か ?
主
( 名
a
r
詞
O
・
+
助詞
ロ
シ ア語 の B 型 の
受動文
)
助 詞
M
B
目 的 語 ( 名 詞)
+
目 的 語 ( 名 詞)
H
0
受動文 に は 動詞 と 動詞
の
p
y
r
.
。
受動文 を 作 る た め
と そ の 目 的 語 の 関係 は 無
る
+
有無
B 型の
彼は 敵 に足 を傷 つ けら れた
上述の 通り
B
。
主 語 ( 名 詞)
主語
例②の 「
、
。
にグル
場合) を 両 方持 つ 動詞 で な け れ ば な ら な い と
なぜ
。
に 変 え る 助詞 も
B 型 の 生 成 に 影響 を 与 え る 助 詞 は 例
。
B 型 の 受動文 に 使 え る 動詞 は 無助 詞 関 係 と有助 詞 関 係
る
意 味も
腕 を支え る
、
無
の
の
こ こで
( 手 を 取 る)
y
意味 に 影響 を 与 え な
助詞 関 係 を 基
、
Py
3 a
動 詞 の 意味 が変 わ る
、
意味を変 えな
動詞 を
B 3 5I T h
詞 関係 し か な い 動詞 と 無助 詞 有助詞 関係 を 両 方持 つ 動 詞 に 分 け ら れ る
い
そ の 助詞
、
、
手に 取 る
-
y
-
一 腕 を 組む
y
と い う 助詞 は 動詞
+
①の
な
助詞 が使 わ
しかし
。
動 詞 の 意 味 を 変 え な い 助 詞 と 動 詞 の 意 味 を 完全
、
、
。
例①で は
「
で
この
。
K
P y
+ は動詞
な
い
B 3 5I T I ,
ト
ベ
有助詞 関 係 の
目 的 語 の 関係 が 必 ず助 詞 で 示 さ れ て
に は助詞が 必 要 で あ る
タイ プで な い と
、
。
B 型の
し たが
っ
て
、
い
も とも と動詞
受動 文 の 生 成 は 不 可 能 で あ
。
ロ
シア語の
か
二
つ
場合 は
しか な い と
、
、
B 型の
受動文 を 生 成 す る た め
B 型の
文は 生成 で き な い
-
52
に
、
例えば
。
-
上述
、
の 三 つ の
要素が 必ず必要 だ
一
。
日 本語 の 「 太 郎 が 次郎 に 手 を 切 ら
シ ア 語 の 持 ち 主 受動文 に つ
ロ
れ た+
は B 型 の 受動文 で あ る
てい る
っ
B 型の
さらに
。
受動文 を 作
要素 が 足 り な
の
っ
は確 か に 身体 の
「 手+
てみ ると
、
一
つ
。
まり
、
と
い
シ ア語 の
受動文 に は A 型 が 存在す る だ け で なく
ロ
こ の よう な
、
こ こ で 挙 げた 三
、
つ
目
シ ア 語 で は 無助 詞 関 係 だ け
。
B 型も
、
型 の 受動文 は B 塑 と 同 じ構 造 を 持 つ に も か か わ ら ず
C 型の
受動文 の 意 味 が 違
い る の に対 し、
い
つ
。
まり
C 型の
動文 は 直接受動文 の
た 日本語 に
つ い
には以下の 三
●
一
一
ての
つ の
三
目は
目は
つ
る か らで あ る
B 型 の 場合 は
。
部存在 し て
。
直接受動文 し か 存在 し な い
、
張の 主張 と
と
い
一
B 型の
、
受動 文
、
A 型のバリ
、
致 して
る
い
エ
そして
。
の である。
シ
ー
、
の
受動文 は 生 成 で き な
動詞
受動文 と
言
い
る に すぎな
い
換えると
、
B 型の
受
ョ
ン だ と言 え る 。
ロ
シ ア 語 で B 型 の 受動文を 生 成 す る
い
こ れ は最初 に 述 べ
構文 的 な 特徴 で あ る
B 型の
。
い
動 詞 の 目 的語 が 身体 の
。
。
意 味的 な要 素で あ る
の
有助 詞 関 係 を 両 方持 つ も の
C
。
と い う意味を 持 た な け れ ば な ら な
、
B 型の
、
、
主 語 が 直接 働 き か け を 受 け て
、
受動文 の 動 詞 の 目 的語 の 意味的 な 要素 で あ る
、
それは
しか し
い る。
主 語 は 持 ち 物 を 通 し て 間接 的 に 働 き か け を 受 け て
、
夕イ プで あり
一
部で な
に 触 る+
●
い
要素が不 可 欠で あ る
目は
つ
二 つ
●
場合
シ ア語 に は
ロ
、
て
っ
-
存在 し な い
、
。
動詞 は
「 傷 つ け る+
、
や 「
身体
。
受動文 を 生 成 で き る 動 詞
で な けれ ばな ら な い
は 無助 詞 関 係 と
。
終わり に
.
最後 に 述
べ
た 構文 的 な特徴 は 統語法 に 関係 が あ り
現象 で あ る
れて
い
い ロ
シ ア 語学習 方法 の
ロ
シ ア語 で は
なぜ な らば
。
う わ けだ
い
ロ
、
と い う意味 を 持
まとめ
.
ロ
5
しか し
。
と い う動 詞 は
「 切 る+
受動文 は 作 れ な
B 型の
部で あ る
正 しく な い 文 が 出 て く る
、
か らで あ る
い
を 持 つ 動詞 で あ り
4
、
て
と い う動 詞 は 明 ら か に 「 傷 つ け る+
「 切 る+
。
い
な
い
外 国語と して
。
確立
の
シ ア 語 の 教 科書 で は 通 常
、
する 外国 人 は
B 型の
一
る必 要 は な い と思う が
、
上級 の レ ベ
っ
ても
す る 制限 の 違 い を 学 ん で おく
、
A 型の
、
こ の
分野で
受動文 し か 扱
こ
、
ル に
なると
っ
研 究を続 けて
の
て
い い
い
。
な
い の
初級の
で
、
きた
い
ロ
い
。
ま た逆 に
様 々 な 有益 な ご 指 摘 を い た だ い た 新潟大 学言語 研 究 会 の 皆様 に
。
-
53
-
また
、
ロ
シアの
、
そ の 生成 に 関
、
ま たそ の 場で
。
て 草稿段 階 で 口 頭 発 表す る 機会 を 下 さ り
ます
。
レ ベ ル で こ の よ う な特徴 を 知
両 言語 に B 型 受動 文 が 存在す る こ と を 知り
っ
ら
よりよ
、
と思う
べ
シ ア語 を 習得 しよ うと
当 然 必 要 な知 識 で あ る
、
と は 非常 に 有 益 だ と 思 う
本稿作 成 に あ た
究者 に ま だ 詳 しく 調
シ ア 語 を 習 得す る 際 に は 大 事 な こ と な の で
部 の 存在 を 考慮 し た ほ う が
日本語 を 学 ぶ 学 習 者 に と
最 後 に な るか
ため に も
ロ
シ ア語 の 研
ロ
、
こ の 場 を 借 り て お 礼申 し 上 げ
ドレ
ベ
トニ
ヤク
・
イリ
ナ
ー
参考文献 :
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講座
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号
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む ぎ書房
大 阪大 学現代 日本語 学
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