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2012 年年 9 月の出来事 ****** ****** プロジェクト中間レビュー調査
アフリカサヘル地域の持続可能な⽔水・衛⽣生システム開発 ⽉月報 ****** 2012 年年 9 ⽉月の出来事 ****** ⽇日 付 活動内容 9 ⽉月 4 ⽇日-‐‑‒21 ⽇日 プロジェクト中間レビュー調査 9 ⽉月 13 ⽇日-‐‑‒21 ⽇日 船⽔水教授 ワガドゥグ出張 9 ⽉月 14 ⽇日 カンボワンセ雑排⽔水処理理プラント電気⼯工事着⼯工 9 ⽉月 20 ⽇日 合同調整委員会(JCC)開催(議題:中間レビュー報告) 9 ⽉月 26 ⽇日-‐‑‒10 ⽉月 13 ⽇日 ⽜牛島助教 ワガドゥグ出張 9 ⽉月 28 ⽇日 インターン⽵竹内敦さん(北北⼤大⼤大学院⽣生)帰国 ****** プロジェクト中間レビュー調査 ****** 9 月 4 日から 21 日の日程で、プロジェクトの中間レビューが行われました。日本から派遣された JICA-JST 合同 評価調査団 7 名に、実施機関である農業水利省と 2iE からそれぞれ 1 名ずつ評価委員が加わり、プロジェクトメン バーへのインタビュー、パイロットサイトの研究活動視察、パイロットファミリーへのインタビュー、実験室視察、論 文・報告書の確認等、これまでの2年半の活動内容と研究成果を詳細に調査し、評価しました。 評価調査団によるパイロットサイト視察 パイロットファミリーへのインタビュー ジニアレとカンボワンセのパイロットサイトでは、パイロット施設(コンポストトイレと雑排水処理ユニット)の利用状 況を確認し、処理水を利用した野菜栽培を行っている実験農地の視察を行いました。日本人専門家と 2iE カウン ターパートが、パイロット施設のしくみや実証研究の内容と方法、これまでの研究成果や今後の改良方針などを詳 しく説明しました。また、調査団は、実際に施設を利用しているパイロットファミリーに対してインタビューを行い、施 設使用や処理水の農地への利用についての感想、維持管理作業の方法、これまでに問題点や困難なことがあっ たかなど、いろいろな質問をしていました。パイロットファミリーのみなさんは、「初めは”し尿分離型”のトイレの利用 に戸惑いもあったが、今では家族みんな慣れてきた」と話していました。父親が留守の時は子供たちが施設の維 持管理を手伝うそうです。 Bulletin mensuel vol.22 (Septembre 2012) 第 22 号(2012 年年 09 ⽉月) ****** 合同調整委員会(Joint Coordination Committee) ****** 9 月 20 日に中間レビューの結果報告のための合同調整 委員会(JCC)が開催されました。評価委員から活動の進捗 状況、成果の達成状況と評価結果が報告され、残り約 2 年 半の研究活動に向けてディスカッションが行われました。 評価は、JICA の技術協力評価ガイドラインに準じた方法 で行われました。妥当性、有効性、効率性、インパクト、持続 性の5項目評価のうち始めの3項目については、良好に活 動が進められているとの評価をいただきました。インパクト、 持続性については、プロジェクト終了時に評価されることに プロジェクト合同調整委員会(JCC) なります。 ****** インターンシップ⽵竹内さんの活動 ****** 8 月 26 日から 9 月 28 日まで、北大大学院生の竹内敦さ んが、インターンとして 2iE に滞在しました。パイロットサイト で採取したコンポストサンプル中に含まれる大腸菌や寄生 虫卵の分析を行い、そのサンプルを用いて衛生的にコンポ ストを利用する方法について検討するなど、プロジェクト活 動の一端を担う研究を行いました。 また休日には、ワガドゥグ近郊にあるコンビシリ村の診療所 にホームステイをするなど、ブルキナならではの体験をしま した。使い慣れない仏語、モレ語などで話さなければ食事 すら食べられない経験などは、彼にとって記憶に残るものと パイロットサイトでのコンポストの採取 思います。 ****** 来⽉月の主な活動予定 ****** ⽇日 付 活動予定 10 ⽉月 2 ⽇日 -‐‑‒ 18 ⽇日 ⼟土⽅方研究員 ワガドゥグ出張 10 ⽉月 2 ⽇日 -‐‑‒ 13 ⽇日 野夫井謙太さん(北北⼤大⼤大学院⽣生)ワガドゥグ出張 10 ⽉月 26 ⽇日 -‐‑‒ 11 ⽉月 4 ⽇日 SIAO(ワガドゥグ国際⼯工芸⾒見見本市)開催 ⽇日本パビリオンに Ameli-‐‑‒EAUR プロジェクト展⽰示ブース設置 ****** 編集後記 ****** 今月は中間レビュー調査の対応で、あっという間に3週間が過ぎました。評価調査団のサイト視察に同行させて もらい、久しぶりにジニアレのパイロットサイトを訪れると、実験農地の大きく育った野菜がすぐに目に入りました。 パイロットファミリーがコンポストトイレや雑排水処理ユニットを上手に利用している成果が確認できました。これから 乾季に入ると農業用水の確保が難しくなるので、生活排水利用の効果はさらに明確になるのではないかと期待し ています。 Ameli-EAUR 業務調整員:吉川 淳 Le projet dʼ’amélioration du système durable dʼ’approvisionnement en eau potable et de lʼ’assainissement dans la région sahélienne en Afrique (Cas du Burkina Faso)