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グローバル経営管理ソリューション への取組み

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グローバル経営管理ソリューション への取組み
グローバル経営管理ソリューション
への取組み
Approach to Global Management Solution
● 大槻敬久 あらまし
富士通のグローバル経営管理ソリューションは,短納期,低コストで海外グループ
会社に負荷をかけずに,全社的な経営判断に資する情報を提供できる仕組みを構築する
サービスである。その特徴は,グローバル企業が海外グループ会社のシステムを統一す
ることなく,経営情報を本社に集約することで達成できるものである。グローバル企業
は,本社から離れた海外グループ会社をいかにガバナンスするかが課題となっている。
その課題解決のためには,従来人手に頼ってきた管理手法をシステム化し,管理の高度
化・効率化を図るソリューションが求められている。その期待に応えるため,富士通は,
GLOVIAグローバル経営管理ソリューション(GMS:Gloval Management Solution)を
立ち上げ,実践を開始した。
本稿では,グローバル企業の抱えている課題を明確にし,それを踏まえてグローバル
経営管理システム構築方式の考え方,「データ統合アプローチ」を実現するためのシステ
ム構造,グローバル経営管理ソリューションの現状と今後の課題,および解決策につい
て述べる。
Abstract
Fujitsu s global management solution is a service that builds a mechanism capable
of offering information to help enterprises make company-wide business decisions
quickly and at low costs without imposing a burden on overseas group companies.
This is achieved by integrating management information in the head office without
requiring global enterprises to standardize the systems of overseas group companies.
One challenge that global enterprises are faced with is how to govern overseas group
companies that are geographically distant from the head office. In order to solve this
challenge, a solution is required that can turn the management technique that has
depended on a workforce into a system to sophisticate and improve the efficiency of
management. To meet that expectation, Fujitsu has launched the GLOVIA global
management solution (GMS) and started applying it practically. This paper first
clarifies the challenges faced by enterprises, based on which it describes the concept
of how to build a global management system, system architecture for realizing a data
integration approach and the present conditions and future challenges, together with
their solutions as provided by the global management solution.
FUJITSU. 65, 5, p. 35-40(09, 2014)
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グローバル経営管理ソリューションへの取組み
ま え が き
富士通のグローバル経営管理ソリューションと
ルにとどまっており,システム化以前の問題となっ
ているのが実情である。
グローバル経営管理の成熟度を段階で表わすと
は,グローバル企業が海外グループ会社のシステ
以下のようになる。
ム改修をできるだけ行わず,経営情報を本社に集
①グローバル経営管理サイクル(PDCA)が確立
約する仕組みを構築することで,短納期,低コス
トで海外グループ会社に負荷をかけずに,全社的
な経営判断に資する情報を提供できる仕組みを構
築するサービスである。
富士通のGLOVIAグローバル経営管理ソリュー
ション(GMS:Gloval Management Solution)は
していない。
②グローバル経営管理サイクルが確立しているが
システム化していない。
③グローバル経営管理サイクルが確立し,システ
ム化している。
グローバル経営情報関連の商談事例において,
上記の仕組み実現に向け,データ収集によりグロー
ほとんどの企業は①または②の段階にとどまって
バル経営管理を実現する「データ統合アプローチ」
おり,現時点では③のシステム化ができている企
の手法に基づいたサービスである。システム構造
業はごく少数である。
は,データ抽出コネクター,データフィルタリング,
(2)データ収集における課題
MDWH(Management Data Ware House) の 三
本社経営企画部門が,各拠点からデータを収集
つの機能から成り,システム基盤には富士通製品
する際,拠点の数が多くなればなるほど,収集に
Interstage Business Operations Platform(BOP)
関わる作業が繁雑となる。特にデータの収集段階
とグループ経営情報統合ソリューションGLOVIA
が複数ある場合,拠点ごとに今どの段階までデー
SUMMITを採用している。データを蓄積して活用
タ収集できているのか把握するのは非常に困難と
する機能のみでなく,海外拠点からのデータ収集
なる。
や変換にも着目したコンセプトとなっており,「ど
のようにして海外拠点からデータを集めればよい
(3)システム化における課題
グローバル経営管理のシステム化を目指す際に
のか」という企業の要求に応えることができるソ
課題となるのは,以下の3点である。
リューションである。
①海外グループ会社からデータをどのように収集
本稿では,GLOVIAグローバル経営管理ソリュー
するか
ションの背景・課題・システム構造・構築の進め
②収集したデータをどのように変換するか
方について述べる。
③蓄積したデータをどのように活用するか
グローバル経営管理の現状
一見,③が最重要課題のように思われるが,実
際には①が最初に解決すべき課題となる。海外グ
グローバル経営管理とは,グローバル企業にお
ループ会社のシステムがどのような仕組みか,ど
いて本社の経営企画部門などが国内グループ会社・
のように運用されているかを本社側は把握してい
海外グループ会社の売上や在庫の状況を把握して
ない。これらを把握するにはまず海外グループ会
全社的な経営判断をするための資料の整備と,そ
社のシステム担当者とコミュニケーションをとる
れに基づいて経営者が経営判断し,結果を検証す
必要がある。しかし,それだけでも言葉や距離の
る一連の管理サイクルを指す。以下にグローバル
問題で多大な労力が必要となる場合が多い。
経営管理の現状を述べる。
(1)グローバル企業が抱えている課題
グローバル企業の経営者は海外グループ会社の
売上げや在庫の状況をできる限り早いタイミング
で把握し,経営判断しなければならない。しかし,
システム構築の進め方
グローバル経営管理システムを構築するには以
下のようなステップが必要となる。
(1)海外システム現地調査
海外グループ会社の状況把握については,ほとん
①海外グループ会社調査計画策定
どの企業でデータ収集手続きの確立も属人的レベ
②海外グループ会社現状調査
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FUJITSU. 65, 5(09, 2014)
グローバル経営管理ソリューションへの取組み
③データ収集SCORP検討
きなり本番向けシステムを構築し展開した場合,
④データ収集方針/方法検討
実際のデータを用いた運用ではじめて発覚する様
⑤現地調査結果報告
な問題に対処できなくなる恐れがあるためである。
(2)プロトタイプシステム構築
2 ∼ 3 か月間の期間で,1 ∼ 3社程度を範囲とした
①プロトタイプ実施計画策定
プロトタイプ検証を実施することを推奨している。
②プロトタイプインフラ設計
システム構築アプローチ
③プロトタイプ全体設計
④データ抽出部品開発
グローバル経営管理ソリューションのシステム
⑤レポーティング設定
構築方式の考え方には,「データ統合アプローチ」
⑥コード変換設定
と「ビジネスプロセス統一アプローチ」の二つが
⑦コード変換・疎通テスト
ある(図-1)。企業の事情によりグループ会社のシ
⑧プロトタイプ結果確認
ステム統合が困難な場合は,選択肢の一つとして
⑨プロタイプ結果報告
データ統合アプローチによるグローバル経営管理
システムの実現がある。
(3)本番向けシステム検討
(1)データ統合アプローチ
①グローバル経営管理の目的を検討
データ統合アプローチとは,国内子会社と海外
②グローバル経営管理の指標を検討
③グローバル経営管理のサイクルを検討
子会社のシステムは統一せず,各システムからデー
④グローバル経営管理システムの範囲を検討
タを本社に収集し,本社で全社の状況を把握して
⑤展開スケジュールを検討・決定
グローバル経営管理を行うアプローチである。
本社で各グローバル子会社の状況を把握し,経
(4)本番向けシステム構築
(5)展開スケジュールに基づき各社展開を実施
営判断を行う場合は,全社のデータさえ必要なタ
特にプロトタイプシステムを構築し,全社展開
イミングで参照できれば実現可能なアプローチで
の前に事前検証を実施することが重要である。い
ある。したがって,データ統合アプローチは,本
データ統合アプローチ
ビジネスプロセス統一アプローチ
国内子会社
国内子会社
海外子会社
PKG
手組み
ERP
業務データ
業務データ
業務データ
ローカルオペレーション
ローカルオペレーション
ローカルオペレーション
本社
国内子会社
海外子会社
システム統一
基幹システム
[ERP]
本社
データ統合フィルタリング
ローカルオペレーションの全会社共通化
グローバルマネジメントプロセスの採用
収集
分析
評価
改善
販売業務
購買業務
生産業務
会計業務
監視
データ統合管理
データ一元管理
グループ経営情報
業務データ/グループ経営情報
図-1 グローバル経営管理システム構築方式の考え方
FUJITSU. 65, 5(09, 2014)
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グローバル経営管理ソリューションへの取組み
社に経営情報を集約することを重視し,いかに簡
(3)MDWH
単に,早く,必要十分なデータが集められるかに
MDWHは,グローバル経営分析のためのデータ
着目しシステム構造を設計している。構造の詳細
を蓄積するための箱の役割と,そのデータを分析
については次章で述べる。
参照する役割を担っている。取引や仕訳の明細を
(2)ビジネスプロセス統一アプローチ
収集することを前提とした場合,明細データが大
ビジネスプロセス統一アプローチとは,グロー
容量となり通信速度が低下する恐れがある。その
バ ル 対 応( 言 語・ 現 地 法 制 度 ) のERPパ ッ ケ ー
ため,参照速度を業務上支障のないレベルに調整
ジを全グループ会社に展開し,データのみならず
することが要求される。また,分析参照機能には,
プロセスも全社的に統合し,本社で全社の状況を
ユーザーごとの表示形式の違いに対応できるよう
把握してグローバル経営管理を行うアプローチで
に,エンドユーザであっても容易に帳表や照会画
ある。
面の加工・作成ができる機能を持たせた。
グループ会社のシステム統合が可能である場合
は,プロセスとデータの管理レベルを統一できる
ので,理想的なグローバル経営管理システムを設
GMSが採用するシステム基盤
GLOVIAグ ロ ー バ ル 経 営 管 理 ソ リ ュ ー シ ョ ン
(GMS)はInterstage BOPとGLOVIA SUMMITの
計できる。
システム構造
データ統合アプローチにより設計したGMSの構
二つのシステム基盤を採用している。
(1)Interstage BOP
Interstage BOPは,
「ユーザーインターフェース」
造は,データ抽出コネクター,データフィルタリ
「ビジネスプロセス管理」「システム連携」の三つ
ング,MDWHの三つに大別される。それぞれの概
の機能を単一プラットフォームで提供するシステ
要を以下に述べる。
ム基盤である。これは,オランダCordys社製品を
(1)データ抽出コネクター
データ抽出コネクターは,国内グループ会社・
富士通がOEM提供しているもので,世界で300社
以上の導入実績があるシステム基盤である。
海外グループ会社のシステムからデータを抽出す
データ抽出コネクター機能が標準で実装されて
る機能である。特徴としては,まず,特別なシス
おり,DBコネクター,ファイルコネクター,SAP
テム開発は必要とせずに,すぐに接続できるコネ
コネクター,Webサービスコネクターなど様々な
クターが部品化されている世界的に著名なERP
接続要求に対応できる。
パッケージやデータベースを利用することが挙げ
更に,ビジネスプロセス管理機能により多数の
られる。それを活用すれば,構築期間・費用を削
国内・海外拠点からのデータ収集の実行や収集管
減することができる。次に,各コネクターはデー
理をシステム化することができる。このビジネス
タ抽出元システムから起動されるのではなく,デー
プロセス管理機能により,従来属人的だったグロー
タ蓄積先の本社システムから起動され,データが
バル経営管理資料の作成を,システムにより明確
連携されることが挙げられる。これにより,各拠
化・効率化できる。
点ごとに抽出機能を開発する必要がなく,更に本
社主導でデータを収集できる。
(2)データフィルタリング
(2)GLOVIA SUMMIT
GLOVIA SUMMITは,財務パッケージとして
30年以上の歴史を持つ富士通製品である。発売当
データフィルタリングは,データ抽出コネクター
初は財務会計機能主体のパッケージであったが,
によって抽出されたデータを経営分析可能な正規
大規模企業向け機能まで拡充させていった結果,
化されたデータに変換・加工する機能である。項
グループ会計や管理会計機能も充実している。現
目レイアウトの差異を吸収するためのマッピング
在では,グループ経営統合ソリューションとして
機能や,文字コード変換機能,コード統一を実施
ポテンシャルを持つパッケージとなっている。
するためのコード変換機能,コード付加機能など
を実装している。
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性能面では,大規模企業や多数のグループ会社
のデータを蓄積するため,残高情報や明細情報を
FUJITSU. 65, 5(09, 2014)
グローバル経営管理ソリューションへの取組み
多くの企業においては集約ベースでの情報管理
データベースとメモリの両方で管理し,データ量
となっているのが実情である。グループ会社にお
に依存しない高速な性能を確保している。
更に,経営管理に対応する多数の管理項目を標
いては,本社に対していわゆる「生」の情報を知
準で装備している。また,会計以外のデータにつ
られたくないという意識がある。更に,本社のデー
いても蓄積が可能な構造となっており,金額以外
タ収集のために自分たちの工数を使うことに難色
の数量についても管理可能である。蓄積されたデー
を示すのが一般的である。
また,大企業の本社経営企画部門においても,
タは,ユーザー独自の視点で抽出・分析可能なツー
ル(Data Viewer)や,ユーザーが簡単に経営管理
あまり末端の詳細データまで確認・分析したくな
資料を作成可能なツール(Excel向けGLOVIA関数)
いという意識がある。あくまでも提出側によって
により,経営管理目的で活用できる。
確認・検証されたデータを受け取って,全社資料
の基礎にする考え方が一般的である。
上述したシステム構造・システム基盤で構築す
しかし,近年のハードウェア性能の技術革新に
るGLOVIAグローバル経営管理ソリューションの
イメージを図-2に示す。
よりビッグデータコンセプトが提唱される中,各
企業は経営情報についても明細ベースの情報管理
グローバル経営管理の今後の課題と解決策
で得られた分析結果を有効活用して,企業の競争
力をより強めていくべきである。商品・製品別の
● 明細ベースのデータ収集
グローバル経営管理において,明細ベースと集
分析についても今までの大分類ベースの分析でな
約ベースのどちらでデータを蓄積すべきか,とい
く,詳細な機種別の分析を実施することを可能に
う議論がある。
したり,グローバルで取引先別の分析をしたりす
Interstage BOPテンプレート
<グループマネジメントプロセス群>
グループ経営予測プロセス
ビジネスプロセス管理
(グループマネジメントプロセス)
計画
差異分析
計画
プロセスモニタリング
収集
Interstage BOP
コネクター
会計情報
<MS Dynamics>
モニタリング
改善
モニタリング
グループマネジメントプロセスと業務機能が連動
コード変換
会計情報
<用友>
評価
GLOVIA SUMMIT
レイアウト変換
収集コネクター
会計情報
<SAP>
グループ経営分析プロセス
評価
改善
差異分析
集配信指示
会計システム
(国内・海外グループ会社)
会計情報
<その他システム>
収集
商品グループ別損益分析
グループ経営
マネジメント情報
(MDWH)
商品群別損益分析
データ集配信
CSVアップロード
大量明細管理
商品別損益分析
※<>内は会計システム名を示す。
図-2 GLOVIAグローバル経営管理ソリューション
FUJITSU. 65, 5(09, 2014)
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グローバル経営管理ソリューションへの取組み
ることを目指していくべきである。
し,その上位に統一コードを配置する。この際,
● グローバルコード統一
統一コードは各社コードと同一の末端レベルとし
グローバル経営管理システムにとって,グロー
てもよいし,より上位の中分類・大分類レベルと
バルコード統一は最も重要な課題である。例え
してもよい。後者の方が階層図のメンテナンスの
ば,グローバル在庫状況を把握するためには,商
手間は圧倒的に少ない。また,この場合,トラン
品・製品コードが統一されていなければならない。
ザクションデータに統一コードを持たせておくと
また,グローバルでの取引先別売上高を把握した
コードを分類する軸が変わったときに書換えが困
ければ取引先コードが統一されていなければなら
難だが,階層図のみのメンテナンスで簡単に修正
ない。
できる。
解決方法としては,
「システム構築アプローチ」
GLOVIAグローバル経営管理ソリュ―ションで
の章で述べたビジネスプロセス統一アプローチに
は,名寄せして統一コードを埋め込む方式も,階
より,全世界のシステムをERPパッケージで統一
層図を利用して変換する方式も,双方とも実現可
し,そこでコード採番を統一管理すれば,グロー
能である。しかし,グローバルコード統一の問題
バルコード統一が可能になる。しかし,当面シス
は奥が深く,上述した理論レベルの問題を解決す
テム統一が難しい企業も存在していると思われる。
るのみでは不十分と考えており,更なる検討が必
したがって短期的に実現できる解決方法として
要である。
は,以下の2点がある。
む す び
(1)解決策1
各拠点でのコード体系とは別に,本社経営分析
グローバル経営管理は,近年経営者層から注目
用のコードを付加して管理することが挙げられる。
を浴びている分野であるが,システム化が活発化
いわゆる名寄せによりコードを統一していくMDM
したのはここ数年であり,未成熟の分野である。
(Master Data Management)の考え方である。名
しかし,経営環境からの要求は待ったなしであり,
寄せの仕組みを構築するとともに,コード統一を
各企業とも手探りでシステム化に着手している状
管理する人員を配置する必要がある。この考え方
況である。
もビジネスプロセス統一アプローチほどではない
本稿では,グローバル経営管理をシステム化す
にしろ,どのレベルまでコードを統一するかによっ
るにあたり,システム構築方式の考え方,「データ
て実現のためのコスト・期間が変動する。
統合アプローチ」を実現するためのシステム構造,
グローバル経営管理ソリューションの現状と今後
(2)解決策2
もう一つの解決策として,トランザクションデー
の課題および解決策について述べた。
タに統一コードをもたせるのではなく,トランザ
今後は,データの蓄積・活用面はもとより,デー
クションデータに既に格納されている各社コード
タの収集や変換,システム構築の進め方について
を分析目的で抽出する際にコード階層図のバイア
も具体策を検討し,構築に悩んでいる各企業に解
スをかけ,統一コードに変換して参照する方式が
決策を提示していきたい。
ある。コード階層図の末端には各社コードを配置
著者紹介
大槻敬久(おおつき たかひさ)
(株)富士通システムズ・イースト
業務ソリューション本部会計事業部 所属
現在,グローバル経営管理ソリューショ
ンの企画・推進に従事。
40
FUJITSU. 65, 5(09, 2014)
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