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YGV639 (VC1E)
YGV639 VC1E Video Controller 1 with Enhanced Functions ■ 概要 YGV639(機能名:VC1E)は、低価格なシステム構成でも高精彩なグラフィック画像を簡単に生成 できるディスプレイコントローラーです。 YGV639 は、デジタルビデオデコーダーを内蔵しており、バックビューCCD カメラ映像上に、文 字やライン、グラフィックアイコン(以下スプライト)をスーパーインポーズすることができます。 シリアルポート通信でもアニメーションのような表現が可能で、安価な OSD コントローラーと 同等の CPU 制御負荷で、圧倒的な画像表現を実現します。 YGV639 は、スプライトに使用するためのビットマップ画像データやフォントデータを格納する パターンメモリーを 512M ビット(64M バイト)まで接続できます。 従来のグラフィックコントローラーでは、複雑な表示制御プログラムの開発が必要でしたが、 YGV639 では、表示のための属性テーブルを書き換えるだけで、 簡単にスプライトを表示できます。 YGV639 は、 表示のためのラインメモリーを内蔵しています。このため外部 VRAM が不要となり、 少ない部品点数でシステム構築できます。 CPU パターンメモリー 最大 512M ビット LCD モニター ビデオカメラ YGV639 ! Info Menu Front Guide Off AM 8:32 YGV639 カタログ CATALOG No.: LSI-3GV639A41 2011.10 YGV639 近年の安全意識の高まりから、自動車へビデオカメラの搭載が進んでいます。YGV639 は、カメ ラ映像上に車幅ラインを描画する機能を搭載しており、パーキングをアシストするシステムに最適 です。 車載温度保証条件をクリアしており、車載 ECU にも使用できます。 YGV639 の画面生成の仕組み 画面構成 YGV639 が表示する画面は、レイヤーと呼ばれる 341 階層の画像と、1 つのバックドロップ面と、 単一色のボーダー面で構成されます。 [スプライト] [レイヤー] [表示画面] レイヤー340 レイヤー339 檻の中のライオン 檻の中のライオン レイヤー338 檻の中のライオン レイヤー0 バックドロップ面 ボーター面 1 つのレイヤーにはスプライト、複数のライン、文字列のどれか 1 つを選択することができます。 1 つのレイヤーには、スプライトは 1 つ、文字列は 1 行、ラインは最大 510 本を表示できます。 ①スプライト ②複数のライン ③文字列 あ い う 表示優先順位は、上からレイヤー層、バックドロップ面、ボーダー面の順になります。レイヤー と外部映像が表示されない場合は、ボーダー面に設定したボーダーカラーが表示されます。 スプライトを重ねて表示した場合も、スプライトの周辺を透明色に設定することで下の画像が見え るようになります。また、画像を半透明として重ねることもできます。これをアルファブレンディ ングと呼びます。 3GV639A41 2 YGV639 ■ 特徴 □ 表示機能 ➢ 対応モニター TFT 液晶ディスプレイ(デジタル RGB 接続)および同等 I/F を持つ表示装置 モニター解像度 NTSC, PAL, QVGA, WQVGA, VGA, WVGA, SVGA などプログラマブル LCD タイミングコントローラー機能内蔵 ➢ 表示面機能 最大 341 層のレイヤー構造と最大 1 層のバックドロップ面 レイヤー単位にスプライト、ライン、文字列を表示 画素単位のアルファブレンディング制御(アルファバイピクセル) レイヤー画質調整機能(コントラスト,ブライトネス) マクロコマンド機能によるアニメーション ➢ □ グラフィック生成機能 ➢ スプライト 最大 341 個/フィールドのスプライト表示 サイズ 8×8 ~ 512×512 ドット縦横独立選択(8 ドット単位) 64k 色中 2 色、16 色、32 色、64 色、256 色のパレットカラー、16 ビット RGB による 65536 色 自然画表示 上下左右反転機能 拡大縮小機能 ピクセル単位のアルファブレンディング 輪郭部のアンチエイリアシング機能 ➢ 文字列 文字列ごとにフォントタイプを指定 プロポーショナルフォントなどの可変幅フォント対応 拡大縮小機能 アンチエイリアスフォント対応 ➢ ライン描画 始点、終点座標指定によるダイレクト描画(パターンデータ不要) 最大 510 本/フィールドのライン表示が設定可能 表示色 32768 色(RGB555)指定、またはパレットインデックス(10 ビット)指定 ライン幅 1 ドット~16 ドット指定可能(1 ドット単位) アンチエイリアス描画機能 □ ビデオ映像入力 ➢ デジタルビデオデコーダー内蔵 NTSC/PAL 方式のコンポジットビデオ信号を直接入力し、デジタル RGB に変換 コントラスト、ブライトネス、彩度、色相調整機能 カラーキラー機能、映像入力検出機能 ➢ ビデオ映像入力表示機能 スケーリング機能(入力映像の解像度を表示解像度にあわせる機能、ズームは不可) 鏡像反転機能(水平方向だけ) 3 3GV639A41 YGV639 □ その他 ➢ CPU インターフェイス シリアル接続、または 8 ビット パラレル接続 内蔵レジスタ、テーブルへはアクセスポートを介した間接マッピング ➢ パターンメモリーインターフェイス 最大 512M ビット(64M バイト)、バス幅 8 ビットまたは 16 ビット マスク ROM、SRAM、NOR 型フラッシュメモリーが接続可能 システムクロックの周期単位でのアクセスタイミング設定可能 ➢ デバイス仕様 鉛フリー 144 ピン LQFP パッケージ (YGV639-VZ) 電源電圧:3.3V 電源(コア電圧用レギュレーター内蔵) CPU インターフェイス電源:3.3V~5V 可変 動作温度範囲:-40℃ ~ +105℃ ■ ブロック図 Analog Video Input VINP VINM Analog Front End Video Decoder VREFP VREFN VREF0 Line Buffer (Video display use) Video Signal Controller Monitor I/F MD15-0 MA25-0 MOE_N MWE_N RAHZ_N Pattern Memory Interface Pattern Memory I/F Frame Data Sprite & Text Rendering Processor Controller Line Buffer F HCSYNC_N VSYNC_N BLANK_N DOTCLK Sprite & Text Plane Generator CLKV STARTH STARTV CRTC CPU I/F Macro D7-0 PS2-0 CS_N RD_N WR_N WAIT_N READY_N INT_N SDIN SDOUT SCS_N SCLK SER_N RESET_N 3GV639A41 DR5-0 DG5-0 DB5-0 General Table Color Palette Command Registers To all blocks module CPU LOADH POL OUTENV TCONE Clock Line Plane Generator Interface To all blocks Clock Gen. Line Rendering Processor 4 XIN XOUT DTCKIN DTCKS_N PLLCTL3-0 YGV639 ■ システム構成例 YGV639 を用いたシステム構成例を以下に示します。 5 3GV639A41 YGV639 ■ 端子表 CPU Interface(23 本) 端子名 D7-0 PS2-0 CS_N RD_N WR_N 数 8 3 1 1 1 I/O I/O I I I I WAIT_N 1 OT READY_N 1 OT INT_N 1 OD SER_N 1 I SCS_N 1 I SDIN 1 I SDOUT 1 OT SCLK 1 I RESET_N 1 I$ 機能 属性 CPU データバス 5V トレラント CPU ポート選択 5V トレラント チップセレクト(兼用ピン) 5V トレラント リードストローブ(兼用ピン) 5V トレラント ライトストローブ(兼用ピン) 5V トレラント CPU バスウェイト 5V トレラント (3 ステート出力) (兼用ピン) CPU バスレディ 5V トレラント (3 ステート出力) 割り込み 5V トレラント (オープンドレイン) CPU インターフェイス選択 - シリアルインターフェイス 5V トレラント チップセレクト(兼用ピン) シリアルインターフェイス 5V トレラント データ入力(兼用ピン) シリアルインターフェイス データ出力(3 ステート出力) 5V トレラント (兼用ピン) シリアルクロック入力 5V トレラント (兼用ピン) リセット トレラント 電源グループ VD5 VD5 VD5 VD5 VD5 Level CMOS CMOS CMOS CMOS CMOS Drive 4mA VD5 CMOS 4mA VD5 CMOS 4mA VD5 CMOS 4mA VD3 CMOS VD5 CMOS VD5 CMOS VD5 CMOS VD5 CMOS VD3 CMOS 電源グループ VD3 Level LVCMOS Drive 4mA VD3 LVCMOS 4mA VD3 LVCMOS 4mA VD3 LVCMOS 4mA VD3 LVCMOS 電源グループ AVDD AVDD AVDD AVDD AVDD Level Analog Analog Analog Analog Analog 4mA Pattern Memory Interface(45 本) 端子名 MD15-0 数 16 MA25-0 26 MOE_N 1 MWE_N 1 RAHZ_N 1 I/O I/O パターンメモリー パターンメモリー OT (3 ステート出力) パターンメモリー OT (3 ステート出力) パターンメモリー OT (3 ステート出力) パターンメモリー I え 機能 データバス アドレスバス アウトプットイネーブル ライトストローブ ハイインピーダンス切り替 Video Interface(5 本) 端子名 VINP VINM VREF0 VREFP VREFN 3GV639A41 数 1 1 1 1 1 I/O I I O O O 機能 アナログ映像入力 テスト用入力端子 ADC リファレンス端子 ADC 用正基準電圧端子 ADC 用負基準電圧端子 属性 アナログ アナログ アナログ アナログ アナログ 6 Drive YGV639 Monitor Interface(29 本) 機能 デジタル映像 R 出力 デジタル映像 G 出力 デジタル映像 B 出力 垂直同期信号出力(兼用ピン) 水平同期/複合同期信号出力(兼用ピン) ブランク信号出力(兼用ピン) ドットクロック出力 垂直クロック出力(兼用ピン) 水平開始信号出力(兼用ピン) 垂直開始信号出力(兼用ピン) 水平ロード信号出力(兼用ピン) 極性反転出力(兼用ピン) ゲートドライバー用出力許可信号出力 I/O (兼用ピン) タイミングコントローラー選択端子 I (pulldown 抵抗内蔵) 電源グループ VD3 VD3 VD3 VD3 VD3 VD3 VD3 VD3 VD3 VD3 VD3 VD3 Level LVCMOS LVCMOS LVCMOS LVCMOS LVCMOS LVCMOS LVCMOS LVCMOS LVCMOS LVCMOS LVCMOS LVCMOS Drive 2mA 2mA 2mA 2mA 2mA 2mA 2mA 2mA 2mA 2mA 2mA 2mA VD3 LVCMOS 2mA VD3 LVCMOS 数 1 1 1 1 3 1 I/O I O I I I/O I 機能 リファレンスクロック入力 クリスタル接続端子 ドットクロック入力端子 ドットクロック入力選択端子 PLL 逓倍比設定端子(兼用ピン) PLL 逓倍比設定端子 電源グループ VD3 VD3 VD3 VD3 VD3 VD3 Level 端子名 XTEST2-0 VDD33 VDD5 VSS PLLVDD AVDD1, AVDD2 AVSS 数 3 11 1 14 1 2 2 I/O I - - - - - - OCPEN 1 I TEST_REG OCP_N VDDCORE VOUT18 VDDIN 1 1 3 1 2 I O - - - 機能 属性 電源グループ Level Drive VD3 LVCMOS テスト端子 - デジタル電源 - - CPU インターフェイス用電源 - - デジタル VSS - - PLL 用電源 - - アナログフロントエンド用電源 - - アナログフロントエンド用 VSS - - 過電流保護回路のリセット VD5 CMOS 過電流保護回路使用/停止切り替 5V トレラント え端子 VD5 CMOS 過電流保護回路の動作/停止制御 5V トレラント VD5 CMOS 4mA 過電流検知状態出力 - VDDIN コア電源用コンデンサ接続端子 - VDDIN デジタル電源 1.8V 出力 - コア電源(1.8V)用 3.3V 入力 - - 端子名 DR5-0 DG5-0 DB5-0 VSYNC_N HCSYNC_N BLANK_N DOTCLK CLKV STARTH STARTV LOADH POL 数 6 6 6 1 1 1 1 1 1 1 1 1 OUTENV 1 TCONE 1 I/O O O O O O O O O I/O O O O Clock (8 本) 端子名 XIN XOUT DTCKIN DTCKS_N PLLCTL3-1 PLLCTL0 Drive LVCMOS LVCMOS LVCMOS LVCMOS 2mA for device(43 本) 【注意】YGV639 には内蔵プルアップ抵抗がありません。必要に応じ外部でプルアップしてください。 [I/O 欄]の記号の意味は以下のとおりです。 I :入力端子 I$ :シュミットトリガ付入力端子 O :出力端子 OT :3 ステート出力端子 OD:オープンドレイン出力端子 [属性欄]の意味は以下のとおりです。 アナログ:アナログ端子 トレラント:トレラント属性は、端子に電源電圧よりも高い電圧が印加された場合、印加された 端子から電源端子に電流が流れないことを示す属性です。 ただし、この端子には 5V の耐圧がありませんので、端子と電源電圧との電位差を 3.6V 以下に する必要があります。そのため電源が供給されていない状態で(電源電圧=0V)、3.6V(推奨動作電 圧の最大値)を超える電圧を印加することはできません。 5V トレラント:5V トレラント属性は 5V の耐圧のあるトレラント属性です。この端子は 5V の 耐圧がありますので電源電圧が 0V のときに 5V を印加することができます。 7 3GV639A41 YGV639 兼用端子 1) CPUインターフェイス端子の共用 YGV639 はシリアルとパラレルの 2 つの CPU インターフェイスに対応しています。それぞれのイ ンターフェイスで以下のように端子を共用します。 端子名 D7-0 PS2-0 CS_N RD_N WR_N WAIT_N READY_N INT_N 2) パラレルインターフェイス (SER_N=H) D7-0 PS2-0 CS_N RD_N WR_N WAIT_N READY_N INT_N シリアルインターフェイス (SER_N=L) 不使用 不使用 SCS_N SDIN SCLK SDOUT 不使用 INT_N タイミングコントローラー端子の共用 YGV639 は LCD タイミングコントローラーを内蔵しており、TCONE 端子の設定によりその機能 を有効にすることができます。タイミングコントローラーの有効時と無効時で以下のように端子を 共用します。 端子名 DR5-0 DG5-0 DB5-0 DOTCLK HCSYNC_N VSYNC_N BLANK_N PLLCTL3 PLLCTL2 PLLCTL1 3GV639A41 タイミングコントローラー無効 (TCONE=L) DR5-0 DG5-0 DB5-0 DOTCLK HCSYNC_N VSYNC_N BLANK_N PLLCTL3 PLLCTL2 PLLCTL1 8 タイミングコントローラー有効 (TCONE=H) DR5-0 DG5-0 DB5-0 DOTCLK CLKV POL STARTV LOADH STARTH OUTENV YGV639 ■ 端子配置図 MA16 MA17 MA18 MA19 VDD33 MA20 MA21 MA22 MA23 VSS MA24 MA25 MWE_N MOE_N VDD33 MD15 MD7 VDDCORE MD14 MD6 VSS MD13 MD5 MD12 MD4 VDD33 MD11 MD3 MD10 MD2 VSS MD9 MD1 MD8 MD0 VDD33 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 RAHZ_N DR0 DR1 DR2 VSS DR3 DR4 DR5 DG0 VDD33 DG1 DG2 DG3 DG4 VSS DG5 DB0 VDDCORE DB1 DB2 VDD33 DB3 DB4 DB5 VSYNC_N / POL VSS HCSYNC_N / CLKV BLANK_N / STARTV DOTCLK VDD33 DTCKS_N PLLCTL3 / LOADH PLLCTL2 / STARTH PLLCTL1 / OUTENV PLLCTL0 SER_N 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 YGV639 TOP VIEW 72 71 70 69 68 67 66 65 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 VSS MA15 MA14 MA13 MA12 VDD33 MA11 MA10 MA9 MA8 VSS MA7 MA6 MA5 MA4 VDD33 MA3 VDDCORE MA2 MA1 MA0 VSS XIN XOUT VDD33 DTCKIN PLLVDD N.C. TCONE VSS AVSS VREFP VREFN VREF0 AVDD2 AVDD1 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 VINM VINP AVSS INT_N VSS READY_N VDD5 WAIT_N / SDOUT VSS D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 VSS OCP_N TEST_REG OCPEN VDDIN VOUT18 VDDIN VDD33 PS0 PS1 PS2 VSS RD_N / SDIN WR_N / SCLK CS_N / SCS_N XTEST2 XTEST1 XTEST0 RESET_N 【注意】N.C.(pin45)は未接続端子で、リードフレームのみ存在し、チップに接続するボンディング ワイヤーはありません。 9 3GV639A41 YGV639 ■ 電気的特性 絶対最大定格 項目 記号 電源電圧(VDD5 端子) VDD5 電源電圧(VDD33, VDDIN 端子) VDD33 アナログ電源電圧(AVDD 端子) VAVD PLL 電源電圧(PLLVDD 端子) VPLVD 入力端子電圧(VDD5 電源端子) VI 入力端子電圧(RESET_N 端子) VI 入力端子電圧(RESET_N 端子以外の VDD33 電源端子) VI 入力端子電圧(AVDD 電源端子) VI 出力端子電圧 VO (VDD5 電源、5V トレラント端子 入出力端子を含む) 出力端子電圧(上記以外の VDD5 電源端子) VO 出力端子電圧(VDD33 電源端子 入出力端子を含む) VO 出力端子電圧(AVDD 電源端子 入出力端子を含む) VO 入力端子電流 II 出力端子電流 IO 保存温度 TSTG 定格 -0.5 ~ +7.0 -0.5 ~ +4.6 -0.5 ~ +4.6 -0.5 ~ +2.5 -0.5 ~ +7.0 -0.5~VDD33+4.6( ≤5.5 最大) -0.5 ~ VDD33+0.5( ≤4.6 最大) -0.5 ~ AVDD+0.5( ≤4.6 最大) 単位 V V V V V V V V 注意 1 1 1 1 1 1 1 1 -0.5 ~ +5.5 V 1 -0.5 ~ VDD5+0.5( ≤5.5 最大) -0.5 ~ VDD33+0.5( ≤4.6 最大) -0.5 ~ AVDD+0.5( ≤4.6 最大) -20 ~ +20 -20 ~ +20 -50 ~ +125 V V V mA mA ℃ 1 1 1 単位 V V V V ℃ 注意 1 1 1, 2 1 3 【注意】端子の電源および属性の詳細は『端子表』を参照してください。 【注意 1】VSS(GND)=0V を基準とした値 推奨動作条件 項目 電源電圧(VDD33, VDDIN 端子) アナログ電源電圧(AVDD 端子) PLL 電源電圧(PLLVDD 端子) CPU I/F 電源電圧(VDD5 端子) 動作周囲温度 記号 VDD33 VAVD VPLVD VDD5 TOP 最小 3.0 3.0 1.65 3.0 -40 標準 3.3 3.3 1.8 5.0 最大 3.6 3.6 1.95 5.25 105 【注意 1】VSS(GND)=0V を基準とした値 【注意 2】PLLVDD 端子は、本 LSI の VOUT18 端子を接続してください。LSI 外部に 1.8V 電源を 持つ必要はありません。 【注意 3】以下の条件を想定しています。 ・4 層基板で 100mm×120mm 以上 ・銅箔面積率が 300%以上 ・ステージ部と基板 の 半田付けなし 消費電流 項目 総消費電力 消費電流内訳 VDD33, VDDIN VDD5 AVDD 条件 CL=20pF VIL=GND VIH=VDD33 記号 最小 標準 最大 単位 注意 PD 544 mW 1 IVDD 120 mA 1, 2 IVDD5 7.5 mA 1 IAVD 20 mA 1 【注意 1】消費電流、消費電力値は、推奨動作条件での値です。 【注意 2】PLLVDD に流れる電流は、内蔵レギュレーターで生成するため VDD33, VDDIN の電流値 に含まれます。 3GV639A41 10 YGV639 直流特性 項目 記号 最小 VIL 標準 最大 単位 注意 -0.3 VDD33×0.3 V 1 VIL -0.3 0.8 V 1,2 VIL -0.3 VDD5×0.2 V 1,3 VIL -0.3 0.8 V 1,3 VIH VDD33×0.7 VDD33+0.3 V 1 VIH 2.0 5.5 V 1, 4 VIH 2.0 VDD33+0.3 V 1,2 VIH VDD5×0.8 5.5 V 1,3 VIH 2.0 5.5 V 1,3 低レベル入力電圧 - XIN 端子 - 電源グループ “VD3” の 入力 および 入出力端子 (XIN 端子 を除く) - 電源グループ “VD5” の 入力 および 入出力端子: @VDD5=3.0~3.6V 時 - 電源グループ “VD5” の 入力 および 入出力端子: @VDD5=3.6~5.25V 時 高レベル入力電圧 - XIN 端子 RESET_N 端子 - 電源グループ “VD3” の 入力 および 入出力端子 (XIN 端子, RESET_N を除く) - 電源グループ “VD5” の 入力 および 入出力端子: @VDD5=3.0~3.6V 時 - 電源グループ “VD5” の 入力 および 入出力端子: @VDD5=3.6~5.25V 時 【注意 1】VSS(GND)=0V を基準とした値 【注意 2】『端子表』の 電源グループ欄:“VD3” の端子 に対する規定 【注意 3】『端子表』の 電源グループ欄:“VD5” の端子 に対する規定 【注意 4】VDD33 に電源供給時は、RESET_N 端子に 5.5V まで印加できます。VDD33=0V 時は、RESET_N 端 子に 4.6V まで印加できます。 項目 条件 記号 最小 IOL=100μA VOL IOL=2mA 標準 最大 単位 注意 0 0.2 V 1,2 VOL 0 0.4 V 1,2 IOL=100μA VOL 0 0.2 V 1,3 IOL=4mA VOL 0 0.4 V 1 IOH= -100μA VOH VDD33-0.2 VDD33 V 1,2 IOH= -2mA VOH 2.4 VDD33 V 1,2 IOH= -100μA VOH VDD5-0.2 VDD5 V 1,3 IOH= -4mA VOH VDD5×0.8 VDD5 V 1,3 最大 単位 注意 低レベル出力電圧 -電源グループ “VD3” の 出力 および 入出力端子 (XOUT 端子 を除く) -電源グループ “VD5” の出力 および 入出力端子 高レベル出力電圧 -電源グループ “VD3” の 出力 および 入出力端子 (XOUT 端子 を除く) -電源グループ “VD5” の出力 および 入出力端子 【注意 1】VSS(GND)=0V を基準とした値 【注意 2】『端子表』の 電源グループ欄:“VD3” の端子 に対する規定 【注意 3】『端子表』の 電源グループ欄:“VD5” の端子 に対する規定 項目 条件 記号 最小 入力リーク電流 ILI -10 +10 μA 出力リーク電流 ILO -25 +25 μA 記号 CI CO CIO 最小 項目 入力端子容量 出力端子容量 入出力端子容量 11 標準 標準 最大 10 10 10 単位 pF pF pF 3GV639A41 YGV639 項目 アナログビデオ入力電圧(VINP 端子) 記号 VVINP 最小 標準 1.25 最大 1.4 単位 Vp-p 注意 1 【注意 1】上記最大値は R#28:ADCGAIN=2’b00 に設定した場合のスペックです。 交流特性 <測定条件> 入力電圧 入力遷移時間 測定基準電圧 出力負荷容量 0V / VDD33 1ns (遷移時間は VDD33×0.2 と VDD33×0.8 の間で規定します。) 入力 VIL/VIH 出力 VDD33/2V 20pF クロック入力 番号 1 2 3 4 5 6 7 項目 XIN Clock Frequency XIN Clock Cycle Time DTCKIN Clock Frequency DTCKIN Clock Cycle Time XIN, DTCKIN Clock High Level Pulse Width XIN, DTCKIN Clock Low Level Pulse Width SYCLK Clock Frequency SYCLK Clock Cycle Time PLL Out Clock Frequency PLL Out Clock Cycle Time DCLK Clock Frequency DCLK Clock Cycle Time 記号 fXIN tXIN fDTCKIN tDTCKIN twhCLK twlCLK fSYCLK tSYCLK fPLLO tPLLO fDCLK tDCLK 最小 6 25 標準 最大 40 166 40 25 7.5 7.5 83.16 12.03 252 3.01 332.64 3.96 40 25 【注意 1】SYCLK は、PLL Out を 4 分周した内部クロックです。 【注意 2】DCLK は、内部で使用するドットクロックです。 1, 2 3 4 V IH 0.5V DD V IL 3GV639A41 12 単位 MHz ns MHz ns ns ns MHz ns MHz ns MHz ns 注意 1 1 1 1 2 2 YGV639 電源とリセット入力 番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 項目 RESET_N 端子入力時間 RESET_N ネゲート後 CPU アクセス待機時間 RESET_N セットアップ時間 電源投入時間差(VDD33, VDDIN, AVDD) 電源切断時間差(VDD33, VDDIN, AVDD) 電源立ち上がり時間 VDD5 電源投入切断時間差 コア電源 VOUT18 立ち上がり時間 OCPEN 端子初期化時入力時間 OCPEN 端子異常時 Low 入力時間 記号 twRES twAW tsRES tVSKWR tVSKWF tVRISE tVSKWC tvCORE twOCPE twOCPR 最小 10 10~67 0 標準 最大 単位 注意 μs 1 ms ns 2 s 3 s 4 ms s 5 μs 6 μs ms 1 1 200 -1 300 10 0.4 10 【注意 1】最も遅く立ち上がった電源が 3.0V に、VOUT18 が 1.7V に達し、かつ XIN 端子に入力す るクロックが安定してからの時間です。 【注意 2】VDD33, VDDIN, AVDD のうち最も早く立ち上がった電源に対する規定です。 【注意 3】VDD33, VDDIN, AVDD を同時に投入することを推奨します。電源の投入に 1 秒以上の時 間差が発生すると LSI の信頼性に影響を及ぼす場合があります。 【注意 4】VDD33, VDDIN, AVDD を同時に遮断することを推奨します。電源の遮断に 1 秒以上の時 間が発生すると LSI の信頼性に影響を及ぼす場合があります。 【注意 5】5V 電源 VDD5 に電圧を印加した状態で、3V 電源(VDD33, VDDIN, AVDD)を遮断するこ とができます。 【注意 6】VOUT18, VDDCORE 端子に 4.7μF のコンデンサを 4 個付けた状態の値です。 6 3.0v (VDD5=3.3V) 4.75v (VDD5=5.0V) 3.0v VDD5 1 7 6 VDD33 VDDIN AVDD 3.0v 3.0v 1.65v 6 4 1.7v VOUT18 1 1 3 1 RESET_N 2 2 CS_N XIN 5 VDD33 AVDD 3.0v 7 VDD5 3.0v (VDD5=3.3V) 4.75v (VDD5=5.0V) 13 3GV639A41 YGV639 VDDIN 2.0v 8 8 1.7v VOUT18 VOUT18 ショート 1.7v 9 VOUT18 ショート 10 10 OCPEN 1 1 RESET_N OCP_N CPU が 異常を検知 電源立上げ時 復帰処理 正常な 復帰を確認 一時的な電源ショート 復帰処理 CPU が 異常を検知 異常の継続 を確認 継続的な電源ショート CPUインターフェイス 1) 番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 パラレルインターフェイス 項目 PS2-0: Setup Time PS2-0: Hold Time CS_N: Setup Time CS_N: Hold Time D7-0: Output Data Turn On Time D7-0: Output Data Turn Off Time D7-0: Output Data Valid Delay Time D7-0: Output Data Hold Time WAIT_N, READY_N: Turn On Time WAIT_N, READY_N: Valid Delay Time WAIT_N, READY_N: Turn Off Time D7-0: Input Data Setup Time D7-0: Input Data Hold Time READY_N: Hold Time Command Pulse Active Time Command Pulse Inhibit Time Command Cycle Time 記号 tsA thA tsCS thCS tonD toffD tdD thD 最小 4 0 0 0 0 0 tonWAIT 0 tdWAIT toffWAIT tsD tSYCLK+15 thD 2 thREADY 0 taCMD 2×tSYCLK tiCMD 4×tSYCLK tcCMD 6×tSYCLK 標準 最大 単位 注意 1 1 2 2 30 0 ns 25 30 30 3 3 3 【注意 1】WR_N, RD_N 信号に対する規定。ただし、CS_N コントロールときには、CS_N に対する 規定。 【注意 2】WR_N, RD_N コントロールであることの条件。この規定を満たさない場合は CS_N コン トロールとなる。 【注意 3】command pulse とは、WR_N, RD_N 信号のそれぞれと CS_N 信号を OR したときのローア クティブ pulse です。 3GV639A41 14 YGV639 i) CPUリードサイクル PS2-0 1 2 CS_N 3 4 RD_N 6 8 5 Hi-Z D7-0 Hi-Z 7 10 11 9 Hi-Z WAIT_N Hi-Z 14 7 READY_N ii) 11 9 Hi-Z Hi-Z CPUライトサイクル PS2-0 1 2 CS_N 3 4 WR_N 12 13 D7-0 11 9 Hi-Z WAIT_N Hi-Z 10 14 11 9 READY_N iii) Hi-Z Hi-Z アクセスサイクル CS_N WR_N RD_N 15 16 17 15 16 17 15 15 16 17 15 16 17 3GV639A41 YGV639 シリアルインターフェイス 2) 番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 項目 SCLK Clock Cycle Time SCLK Clock High Level Pulse Width SCLK Clock Low Level Pulse Width SCS_N: Setup Time SCS_N: Hold Time SDIN: Setup Time SDIN: Hold Time SDOUT: Output Data Delay Time SDOUT: Turn Off Time SCS_N: Pulse Inhibit Time 記号 twSCLK twhSCLK twlSCLK tsSCS thSCS tsSDI thSDI tdSDO tofffSDO tiSCS 最小 200 100 100 25 25 25 25 標準 最大 単位 注意 1 1 1 ns 100 20 400 2 【注意 1】初期化時、システムクロックには XIN を 2 分周したクロックが使われます。また、SCLK をシステムクロックで 2 回サンプリングします。 よって、twSCLK の最小値は XIN 周期の 8 倍(tXIN × 8)になり、twhSCLK および twlSCLK の最小 値は XIN 周期の 4 倍(tXIN × 4)になります。上記表の規定値と比較し、大きいほうの値 を用いてください。 【注意 2】初期化時、tdSDO の最大値は、XIN 周期の 6 倍+100ns(tXIN × 6 + 100ns)になります。 SCS_N 1 4 3 5 2 SCLK 6 7 SDIN 8 SDOUT 8 Hi-Z 10 SCS_N SCLK 3GV639A41 16 9 YGV639 パターンメモリーインターフェイス 番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 項目 MA25-0: Output Delay Time from SYCLK MOE_N: Output Delay Time from SYCLK MWE_N: Output Delay Time from SYCLK MD15-0 : Input Setup Time to SYCLK MD15-0 : Input Hold Time from SYCLK MD15-0 : Output Delay Time from SYCLK MA25-0: Hold Time from MOE_N MD15-0 : Input Hold Time from MOE_N, MA25-0 MA25-0: Hold Time from MWE_N MD15-0 : Hold Time from MWE_N MD15-0 : Turn Off Time from MWE_N Output Turn Off/On Time from RAHZ_N 記号 tdMA tdOE tdWE tsMD thMD tdMD thMAR thMDI thMAW thMDO toffMDO ton/offRA 最小 標準 2 2 4 0 最大 14 14 14 24 0 0 0 1 1 単位 ns 注意 1 1 1 1 1 1 10 25 【注意 1】SYCLK は内部クロックです。 1) メモリーアクセスサイクル i) ランダムリードサイクル SYCLK 1 MA25-0 1 2 2 7 MOE_N 3 MWE_N 8 4 5 MD15-0 【注意】リードアクセス終了後、次にパターンメモリーにアクセスするまでの間は MA25-0, MOE_N の値は保持されます。 ii) ライトサイクル SYCLK 1 1 MA25-0 2 MOE_N 9 3 3 MWE_N 11 6 10 MD15-0 【注意】ライトアクセス終了後、次にパターンメモリーにアクセスするまでの間は MA25-0 の値 は保持されます。 17 3GV639A41 YGV639 iii) RAHZ_N MA25-0,MD15-0 MOE_N,MWE_N 12 12 RAHZ_N iv) YGV639 と接続する外部メモリーのAC特性 YGV639 と接続する外部メモリーの AC 特性は、以下の条件を満足する必要があります。 (下記の条件は、YGV639 のパターンメモリーインターフェイスでの AC 特性から換算した値で下記 のスペックを直接保証するものではありません。また下記の項目名は外部接続メモリーを主体とす るものです。) 表中の F, R, P の値は下記です。 F=(R#2:FLTIM[1:0]+1) フローティングクロック数 R=(R#3:RDM[3:0]+1) ランダムアクセスクロック数 P=(R#3:PAG[2:0]+1) ページモードアクセスクロック数 番号 13 14 15 16 17 18 項目 Address, Access Time Output Enable Time Page Mode Access Time Data Turn On Time Data Turn Off Time Data Setup Time 条件 (F + R) * tSYCLK – tdMA(max) – tsMD(min) 以下であること R * tSYCLK – tdOE(max) – tsMD(min) 以下であること P * tSYCLK – tdMA(max) – tsMD(min) 以下であること 0[ns]以上であること F * tSYCLK - tdOE(max) + tdWE(min) 以下であること R * tSYCLK - tdMD(max) + tdWE(min) 以下であること ・リードアクセスタイミング F R P SYCLK tdMA(max) tdMA(max) tdOE(max) MA25-(n+1) tdMA(max) tdMA(max) MA(n)-0 15 13 tdOE(max) 7 MOE_N tdWE(max) 14 MWE_N 18 10 16 tsMD(min) 8 tsMD(min) MD15-0 ・ライトアクセスタイミング F R SYCLK tdMA(max) tdMA(max) MA25-(n+1) MA(n)-0 tdOE(max) MOE_N tdWE(max) tdWE(max) MWE_N tdMD(max) 18 10 MD15-0 【注意】図中「MA25-(n+1)」,「MA(n)-0」の“n”は、R#4: PGN[2:0]の値によって決まります。 3GV639A41 18 17 8 YGV639 表示タイミング信号 番号 項目 1 DOTCLK: Delay Time VSYNC_N, HCSYNC_N, BLANK_N, DR5-0, DG5-0, 2 DB5-0, CLKV, STARTH, STARTV, LOADH, POL, OUTENV: Output Hold Time VSYNC_N, HCSYNC_N, BLANK_N, DR5-0, DG5-0, 3 DB5-0, CLKV, STARTH, STARTV, LOADH, POL, OUTENV: Output Delay Time 記号 tdDOTC 最小 thDISP -4 tdDISP 標準 最大 26 単位 注意 ns ns 4 ns DTCKIN または XIN 1 1 1 DOTCLK 2 3 Outputs 【注意】上記は DOTCLK を反転していない状態を示します。 19 3GV639A41 YGV639 ■ パッケージ外形図 注) 1. 表面実装LSIは、保管条件、および、半田付けについての特別な配慮が必要です。 2. 組立工場により、寸法や形状などが異なる場合があります。 詳しくはヤマハ代理店までお問い合わせください。 Note: 1. Special attention needs to be paid to the storage conditions and soldering method of the surface mount IC. 2. Dimension, form, etc. may differ depending on assembly plants. For details, please contact your local Yamaha agent. 3GV639A41 20 YGV639 21 3GV639A41 YGV639 安全上のご注意とお願い 警告 禁止 禁止 禁止 禁止 絶対最大定格を超えて使用しないでください。 絶対最大定格を超えると破壊、損傷および劣化の原因となり、破裂・燃焼を起こし、火災の原因 となることや、傷害を負うことがあります。 デバイスの逆差し、差し違い、または電源のプラスとマイナスの逆接続はしないでください。 電流や消費電力が絶対最大定格を超え、破壊、損傷および劣化の原因になるだけでなく、破裂・ 燃焼により傷害を負うことがあります。 なお、逆差しおよび差し違いのままで通電したデバイスは使用しないでください。 端子間の短絡をしないでください。 特に、高電圧端子と低電圧端子等の異なる電源端子が短絡した場合、発煙、発火、破裂の危険が あります。 スピーカーから発音させるデバイスにおいては、デバイスの誤作動や故障によりスピーカーへの 異常出力が発生した場合の製品、システム設計における安全対策をお願いします。 スピーカーは振動板の振動に伴う空気流動でボイスコイル部の熱を放熱します。 デバイスの故障等により、DC信号(数Hz程度以下)が入力されると放熱性が急激に低下し、 たとえ定格入力以下で使用していても、ボイスコイルの断線、スピーカーの発煙、発火につなが る場合があります。 注意 禁止 当社製品が発煙・発火したことによる延焼を防ぐために、また、周辺の影響により当社製品が発 煙・発火しないように、燃焼体、発火物、引火物の近くでは使用しないでください。 禁止 一般に半導体製品は誤作動したり、経年変化、劣化等により故障することがあります。 半導体製品の誤作動や故障により、生命・身体・財産が侵害されることのないように、製品、シ ステムの安全設計、用途に応じたフェイルセーフなどの対策をお願いします。 禁止 デバイスに内蔵された DSP が、外乱等によって誤動作し、突然最大振幅波形が出力され、後続す るヘッドフォンや外部アンプが損傷したり、耳に損傷が発生する可能性があります。 デバイスの誤作動や故障に対し、製品、システム設計における安全対策をお願いします。 禁止 半導体デバイスは、不燃性ではありませんので、過電流の発生や故障の場合に発煙・発火する場 合があります。 動作時または故障時にも過電流が流れ続けないよう、過電流防止等の安全設計 をお願いします。 禁止 デバイスに内蔵された保護回路が正常に動作しなかった場合を想定しての安全対策をお願いし ます。デバイスに内蔵された、過電流保護回路、高温保護回路はどのような場合でもデバイスを 保護するわけではありません。使用方法や状況により、保護回路が正常に動作しなかったり、動 作する前にデバイスが破壊したりすることがあります。 禁止 安定した電源を使用してください。 電源が不安定な場合、保護機能が動作せず、デバイスが破壊したり、又デバイスの破壊により、 傷害を負ったり発煙・発火に至ることがあります。 禁止 実装したデバイスの端子上に、外部から導電性物質 (金属ピンなど) が落下し、ショート状態に ならないように筐体設計上の配慮をしてください。又、筐体は破裂・燃焼による飛散防止などを 考慮した設計をしてください。飛散物による傷害を負うことがあります。 禁止 デバイスは動作時、発熱により高温になる場合があります。動作時のデバイスに直接触れると火 傷をする場合がありますので、ご注意してください。 v02