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第107期報告書 株主のみなさまへ

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第107期報告書 株主のみなさまへ
第107期
報告書
2010 / 6 / Vol.39
株
主
の
み
な
さ
ま
へ
連 結 決 算 ハイライト
2 008 年3月期
(20 07 年度)
20 09 年3月期
(2 008 年度)
2 01 0年 3月期
(20 09 年度)
売上高
(億円)
4, 58 7
4, 7 58
3, 4 68
3, 0 74
営業利 益
(億円)
48 7
44 3
△84
13 7
経常利 益
(億円)
49 7
44 8
△1 33
13 8
当期純 利益
(億円)
26 3
24 5
△2 81
43
総資産
(億円)
3, 52 2
3 , 67 9
3, 4 32
3 , 30 7
純資産
(億円)
1, 41 2
1, 5 02
1, 0 38
1 , 11 6
1 株当たり当期純利 益
(円)
87 . 8
81 . 8
△ 94 . 3
14 . 9
1 株当たり配当金
(円)
20
20
10
10
1 株当たり純資産
(円)
45 6. 1
4 81 . 8
33 9 . 9
358 . 3
総資産 利益率( RO A )
(%)
15 . 0
12 . 5
−
4. 1
自己資本利 益率( ROE)
(%)
20 . 7
17 . 5
−
4. 3
設備投 資額
(億円)
2 18
2 63
24 2
107
減価償 却費
(億円)
98
13 9
18 6
1 92
有利子負債
(億円)
1, 14 7
1, 2 09
1, 8 04
1 , 49 3
売 上高の推移
4,000
3,468
3,000
3,074
100
200
138
06
07
08 09年度
43
0
-100
-200
-100
-200
245
200
0
1,000
当 期純利 益の推 移
(億円)
300 263
300
100
2,000
0
経 常利益の推移
(億円)
500 497 448
400
(億円)
5,000 4,587 4,758
02
20 07年 3月期
(200 6年 度)
06
△133
07 08 09年度
-300
△281
06
07
08
09年度
総資 産および
純資 産の推 移
(億円)
総資産
純資産
4,000
3,522 3,679 3,432
3,500
3,307
3,000
2,500
2,000
1,502
1,500 1,412
1,038 1,116
1,000
500
0
07 08 09年度
06
トップメッセージ
2 0 1 0 年 3月期の
経 営 成 績と
構造改革の
進 捗について
代表取締役社長
山田 政雄
2 0 1 0 年 3月期の経 営 成 績
株主の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び申し
先の内製化が進みました。
上げます。
当社は、このような状況を受け、各事業で「構造改革」
さて、2 0 0 9 年 度 に お ける当 社 の 事 業 の 状 況と経 営
による生産性向上や徹底したコスト削減、拠点の再配置
成績をご報告申し上げます。
などを推し進め、低操業下でも利益の出せる事業体質
当年度のわが国の経済は、前年度半ばに米国から始
への転換に努めました。
まった急激な信用収縮による世界規模での不況という厳
これらの結果、当期の連結売上高は前期比11パーセ
しい状況からスタートしましたが、わが国の経済対策や中
ント減 の 3 , 0 7 4 億 円となったもの の、連 結 営 業 利 益 は
国経済の拡大などにより、景気の持ち直しが見られました。
同221億円増益の137億円、連結経常利益は同271億円
当 社グ ル ープ の 事 業 環 境 に つ い ては 、自 動 車 や I T
増益の138億円となりました。連結当期純利益は、投資
(情報技術)関連製品の需要が比較的早く回復に転じ、
有価証券評価損などの特別損失が大幅に減少したこと
また 金 属 価 格 は 当 社 の 予 想を上 回る水 準で 推 移しま
もあり、同324億円増益の43億円となりました。
した。一方、景気の持ち直しが見えるとはいえ、廃棄物の
2009年度は一部の市況の回復と構造改革の成果に
排 出 量 は 経 済 危 機 前 の 水 準 に は 戻っておらず 、土 壌
より黒字化を果たすことができましたが、今後も「選択
浄化の国内市場の冷え込みも続いています。また、企業
と集中」
「技術立社」というこれまでの方針を貫き、未踏
の設備投資も抑制され、とくに熱処理の分野では需要
への挑戦を続けていきます。
03
トップメッセージ
構 造 改 革 の 取り組 み
当社では、経済危機への対応にいち早く着手しました。
ケットの拡大に対応しました。また、カナダ銅鉱山の権益取
生産拠点の再配置、人件費の最適化や経費圧縮による100
得や廃棄物処理会社メルテック㈱の買収など、事業基盤の
億円のコスト削減という目標を設定し、
グループ一丸となって
強化と新規展開へ向けた投資については拡大させました。
これをやり抜き、確実な成果を得ることができました。
研究開発については、深紫外LEDや金属ナノ粉など電子
投資案件についても厳選し、これまでの実績と比べると
材料部門の新規開発品を中心に維持・継続し、将来の事業
総 投 資 額 は 縮 小しました が、銀 粉 のような 需 要 の 急 伸 が
拡大へ向けた布石としました。
見込まれる分野においては、スピーディな設備増強でマー
拠 点再 配置の成 果
コスト削 減の実 績
電子材料
フェライト粉のシンガポールから国内への生産集約
金属加工
開発・生産技術部門の統合による人員配置の最適化
熱
処
理
横浜工場から生産効率の高い太田工場への集約
投 資金 額
環境・リサイクル
5%
6%
電子材料
金属加工
5%
7%
7%
28%
熱処理
10%
17%
56%
59%
実 績
60億円/年
45億円/年
経 費 節 減
10億円/年
19億円/年
操 業 改 善
30億円/年
40億円/年
100億円/年
104億円/年
合
研究 開発 費
製錬
計 画
費
人
件
計
20 09 年度までの実績と2 01 0年 度の計 画
売
上
高
︵
億
円
︶
6,000
600
売上高
経常利益
5,000
500
4,000
400
3,000
300
2,000
200
1,000
100
0
2006-08年度
実績平均
2009年度
実績
2006-08年度
実績平均
2009年度
実績
307億円/年
140億円/年
58億円/年
41億円/年
※株式投資も含む
04
0
-100
1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
-200
経
常
利
益
︵
億
円
︶
今後の重点施策
廃棄物処理事業の拡大
環 境・リサイクル部 門
・微量PCB廃棄物処理の事業化
・集荷と操業の安定化による収益の拡大
海外事業展開
・MAEH社を活用し、土壌浄化事業で東南アジア市場へ進出
・中国家電リサイクル事業の拡大(蘇州、天津)
リサ イクル 製 錬 の 強 化
製 錬部 門
・亜鉛リサイクル事業の立上げ
海外事業展開
・欧州市場での白金族(PGM)原料の集荷強化
成長事業の拡大
・太陽電池、薄型テレビ向け銀粉の拡販と生産能力拡大
・窒化物半導体HEMTの設備能力増強と国内外での拡販
電 子材 料 部 門
金 属加 工 部 門
熱 処理 部 門
・小坂の操業改善と新規金属(ニッケル、すず)の回収
新規事業の立上げ
・深紫外LED、金属ナノ粉の早期事業化
伸 銅・めっき 事 業 の 強 化
・環境規制対応の高付加価値品の拡販と海外拠点の強化
回路基板の拡販
・新エネルギー、エコカー分野への展開
国内事業の強化
・環境対応(CO 2排出量低減)、低コスト対応の新型炉開発
海外事業展開
・中国やタイを中心としたアジア市場での事業拡大
2 0 1 1 年 3 月 期 の 見 通し
世界経済は回復基調にはあるものの、金融市場の動向は
で前年度比30%増の180億円という計画の達成を目指します。
未だ予断を許さない状況が続いており、引き続き、手綱を緩め
株主の皆様におかれましては、なお一層のご支援、
ご鞭撻を
ることなく施策を完遂し、
構造改革の成果を着実なものとします。
賜りますようお願い申し上げます。
既存事業を強化する一方で、マーケットの拡大が続くアジア
地域を中心に海外展開を加速し、当社の資源循環型事業の
2009年度実績
2010年度計画
増減
グローバル化を推し進めます。同時に、自然エネルギーや
売上高 (億円)
3 , 07 4
3 ,4 0 0
326
エ コ カーといった今後成長が期待される環境関連分野を
営業利益 (億円)
13 7
180
43
経常利益 (億円)
13 8
180
42
当期純利益(億円)
43
90
47
ターゲットとして、次世代の柱となる事業を育成していきます。
2010年度はこれらの施策を推し進めることで、連結経常利益
05
クローズアップ
成 長 市 場 へ の 取り組 み:銀 粉 の 拡 販
当 社 の 電 子 材 料 製 品 の 銀 粉 は、太 陽 電 池 やプラズ マテレ ビ など、
最先端機器の電極材料として使用されています。
特にクリーンエネルギーとして注目される太陽電池は、補助金制度
や 余 剰 電 力 の 買 い 取り制 度 などを背 景 に、国 内 はもちろん海 外でも
銀粉の販売 計画
250
太陽電池
プラズマテレビ
その他
200
急速に市場が拡大しております。
また、プラズマテレビも薄型テレビの普及とともにその販売を増や
しており、最 近で は 3 D テレ ビ の 普 及 によってさらに 需 要 の 拡 大 が
見込まれてます。 銀 粉を製 造 する埼 玉 県 本 庄 市 の D O W A ハイテック㈱で は、2 0 0 9
150
100
50
年 1 2 月に 製 造 能 力 を 1 . 5 倍 に 増 強しました 。2 0 1 0 年 度 も旺 盛 な 需
要 に 対し、さらに 製 造 能 力 の 増 強 を 行う計 画で す。今後も市場の動
向を確実に掴み、事業の拡大を目指していきます。
0
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
※ 09年度の販売量を100として指数化
太陽 電池における銀粉の用 途
太 陽電 池セル
06
銀地 金 銀粉
銀ペースト
太陽電 池電極
太陽電 池 パネル
製錬・リサイクルなどDOWA
銀粉を溶剤などと混ぜ合わ
銀ペーストを印刷、焼成した
一つ一つのセルが結合され
グ ル ープ の 銀 地 金 を 加 工
せ、ペースト化し、電極の材
後 、太 陽 光 により発 生し た
て、太陽電池パネルとなる
し、銀粉を製造
料とする
電子を集める電極となる
環 境 事 業 の 新 た な 取り組 み:温 室 効 果 ガ ス の 削 減
当社の温室効果ガス排出量の削減に向けた取り組みをご紹介します。
海外・フィリピンでのメタンガス削減 事業
世の中には二酸化炭素の他にも多くの温室効果ガスが存在
メタンガスは二酸化炭素よりも温室効果が高いため、
これま
し、
これらの処理も地球温暖化の防止に有効です。
で大気中に放出されていたメタンガスを破壊することで、二酸
フィリピンでは、養豚場の排水池を巨大シートで包み、発生
化炭素排出量を減らすのと同様の効果があります。
するメタンガスを回収して燃焼設備で破壊・処理しています。
この事業で削減した二酸化炭素は、排出権として認定され、
燃焼設備は2010年4月に竣工し、運転を開始しました。
需要家への販売や自社利用を行います。
<事業の概要>
養豚場
シートで包んだ排水池
排水からメタンガスが発生、
シート内に貯留
メタン
メタン燃焼設備
メタン
メタン発酵
メタンガス
CO 2
削 減効 果
燃焼により
メタンを破壊
排水
CO 2
削減 効果
国 内・岡 山でのバイオディーゼル事 業
2009年6月に稼働開始したバイオディーゼル岡山(株)
では、
岡山市と共同で一般家庭、飲食店、食品製造工場などから排出
岡山市
される廃食用油を回収し、軽油代替燃料(バイオディーゼル
フューエル:BDF)を作っています。
岡山市の
ごみ収集車等が使用
食用油の利用
これまで単に焼却されていた廃食用油を活用し、代替燃料と
して利用することで、二酸化炭素の排出量を減らしています。
廃 食 用油を回 収
BDFを供給
バイオディーゼル岡山㈱
07
部 門 別の営 業 状況
部門別売上高構成
その他
熱処理
部門
部門
環境・
99
134
リサイクル部門
金属
部 門 別 の
営 業 状 況
加工部門
604
電子
材料部門
502
648
売上高
3,074億円
製錬部門
1,555
※各部門の売上高には、連結調整による消去分468億円を含んでいます。
凡例
通期売上高
中間期売上高
通期営業利益
環 境・リサ イクル 部 門
廃棄物処理は、全体的に廃棄物の排出量の回復が遅れており、厳しい状況が続きま
したが、年度後半には自動車やIT関連製品の分野で回復が見られました。土壌浄化は、
建設工事の減少などマーケット自体の冷え込みにより需要が減退しました。
リサイクル
原料は、
家電製品の買い換え需要など一部で堅調でした。事業全体で集荷ネットワーク
の強化、中間処理コストや物流コストの圧縮を
(営業利益)
79
845
800
(単位:億円)
80
648
21
400
もあり、2009年度は減収減益になりました。
200
2010年度は、国内市況の回復の確実な取り込
みと中国・東南アジアでの事業拡大により、利益
0
エコシステム千葉㈱新焼却炉
369
06
388
414
275
07
08
80
60
49
697
600
国内最大の新焼却炉の償却費負担増(17億円)
08
1,000
747
進めましたが、エコシステム千葉㈱に導入し た
の回復を図ります。
部 門 別 連 結 売 上 高・営 業 利 益の推 移
(売上高)
09年度
40
20
0
製錬部門
金属価格は、金・銀などの貴金属が安定資産として上昇し、銅・亜鉛などの主要メ
タルも当社の予想を上回る水準まで回復しました。販売量は、投資需要により金が
好調に推移し、自動車や太陽電池向けに需要が増加した銀も堅調に推移しました。
銅・亜鉛は、自動車向けに需要が回復したも
のの、建材向けなどの需要は低調に推移しま
部 門 別 連 結売 上 高・営 業利 益の推 移
3,000
251
2,500
2,766
2,000
した。また、白金族は、原料となる廃触媒の
224
200
2008年度は急激な金属価格の下落に伴う損
1,000
失の計上がありましたが、2009年度はコスト
500
30
2,722
1,500
集荷量が落ち込み、販売量が低迷しました。
1,736
1,314
1,460
-141
削減の徹底や販売先の確保に努めた結果、
減収増益となりました。
(営業利益)
(単位:億円) 300
(売上高)
0
1,088
06
07
08
100
0
1,555
661
-100
-200
09 年度
秋田製錬㈱硫酸プラント
電子材料部門
世 界 的 な 信 用 収 縮 からいち 早く回 復した I T 関 連 製 品 や 太 陽 電 池 向 け など
で 、銀 粉 、銅 粉 、L E D チップ 、ウェハ 及 び 高 純 度ガリウム が 好 調 に 販 売 量 を 伸
ばしました 。ま た 、新 機 種 に 採 用 さ れ た キャリア 粉 や 、需 要 が 回 復し た 電 池
部 門 別 連 結 売上 高・営 業 利 益の推 移
(売上高)
700
向 け の 酸 化 銀 の 販 売 量 が 増 加しまし
600
た 。一 方 、鉄 粉 、フェライト粉 、メタ ル
500
粉 、亜 鉛 粉 及 び インジウム は 、需 要 が
400
低 迷し 販 売 が 低 調 でし た 。新 製 品 の
300
投 入 により利 益 を 確 保 するととも に 、
200
歩留まり向上を含む製造工程の効率化
100
やコスト削減に努めた結果、2009年度
は 減 収 増 益となりました 。
0
69
563
(営業利益)
(単位:億円) 70
63
60
614
48
508
502
37
283
295
50
40
30
20
333
217
10
0
06
07
08
09 年度
化合物半導体ウェハ
09
部 門 別の営 業 状況
金属加工部門
自動車向けなどの端子やコネクタに使われる板条などの伸銅品及び携帯電話
などのIT関連製品に使われるめっき品は、自動車やIT関連製品の需要回復により
販売量が微増となりました。一方、産業機械向けインバータなどに使われる回路
基板は、設備投資の抑制により需要が
部 門 別 連 結 売 上高・営 業 利 益の推 移
1,000
(単位:億円)
45
917
30
800
回復せず販売が低迷しました。高付加
32
60
40
20
780
価値品の増販により利益を確保すると
600
712
400
495
604
0
-20
ともに、生 産ラインの 統 合 などコスト
ダウンに取り組みました。2008年度は
200
急激な金属価格の下落に伴う損失を
計上していたこともあり、2009年度は
減収増益となりました。
(営業利益)
(売上高)
0
407
372
06
07
-40
-57
235
08
09年度
-60
伸銅品 条製品
熱処理部門
熱処理加工では、自動車業界は全般に回復基調にあるものの、需要先の内製化
の影響もあり、当社の受託量増加には至りませんでした。
また、建設機械部品の需要
も十分回復せず、売上が低迷しました。工業炉は、需要先の設備投資の延期・中止に
より炉の売上が冷え込むとともに、
メンテナ
(売上高)
300
250
ンス需要も低迷しました。工場の統合や
(営業利益)
(単位:億円) 35
35
35
270
288
30
229
25
20
200
操業体制の見直し、物品費など各種コスト
16
150
削減策を実行し採算の改善に努めました
が、2009年度は減収減益となりました。
100
2010年度は、建機向けの拡販やアジア
50
市 場 へ の 展 開 により利 益 向 上 を 目 指
0
します。
熱処理自動車部品
10
部 門 別 連 結 売 上高・営 業 利 益の推 移
116
132
138
15
134
1
62
06
07
08
09 年度
10
5
0
-5
地 図で見るDOW A
上海事務所
同和金属材料(上海)
DIC(ニューヨーク)
NIPPON PGM AMERICA(ニュージャージー)
蘇州同和
環境技術研究所 エコシステム秋田㈱
エコシステム花岡㈱ ㈱エコリサイクル
秋田工営㈱ 卯根倉鉱業㈱
昆山同和
DOWA HD
Europe(ドイツ)
バンクーバー事務所
CARIBOO COPPER
天津同和
台湾事務所
メキシコ事務所
DMTT(タイ/チャチェンサオ県)
IDES(フィリピン) DOWA THT AMERICA
(オハイオ)
DTHT(タイ/ラヨン県)
MAEH(タイ/バンコク)
MINERA
PPLi(インドネシア)
TIZAPA
ESBEC(タイ/チョンブリー県)
(メキシコ)
BPEC(タイ/サムットプラカーン県)
TEC(シンガポール)
製錬技術研究所
小坂製錬㈱
㈱日本ピージーエム
エコシステム小坂㈱
グリーンフィル小坂㈱
オートリサイクル秋田㈱
エコシステムリサイクリング㈱北日本工場
DOWAテクノリサーチ㈱
ボリビア事務所
海 外 事 務 所 の 所 在 地ー5カ所 海 外グ ループ 会 社の 所 在 地ー18カ所
DOWAエレクトロニクス岡山㈱
機能材料研究所
DOWA IPクリエイション㈱
エコシステムリサイクリング㈱ 西日本工場
エコシステム岡山㈱ バイオディーゼル岡山㈱
DOWAテクノエンジ㈱ 陽和工営㈱
DOWAテクノロジー㈱ 西部テクノセンター
半導体材料研究所
DOWAセミコンダクター秋田㈱
秋田ジンクソリューションズ㈱
秋田製錬㈱ 秋田レアメタル㈱
秋田ジンクリサイクリング㈱
DOWAテクノロジー㈱ 関東テクノセンター
電子材料研究所 DOWAハイテック㈱
エコシステムリサイクリング㈱ 東日本工場
DOWAパワーデバイス㈱
DOWAサーモエンジニアリング㈱
豊田工場
DOWAサーモエンジニアリング㈱
太田工場
DOWAグループ名古屋支店 ㈱セム
メルテック㈱
DOWAサーモエンジニアリング㈱ 滋賀工場
DOWAサーモエンジニアリング㈱
真岡工場
エコシステム山陽㈱
DOWAエフテック㈱
新日本ブラス㈱
豊栄商事㈱
光和精鉱㈱
DOWAグループ
九州支店
エコシステム千葉㈱
本社
ジンクエクセル㈱ ㈱アシッズ
ジオテクノス㈱ エコシステムジャパン㈱
イー・アンド・イー ソリューションズ㈱
技術センター DOWAメタル㈱
TDパワーマテリアル㈱
DOWAグループ
大阪支店
DOWAメタニクス㈱ DOWAオーリンメタル㈱
DOWAサーモエンジニアリング㈱ 浜松工場
アクトビーリサイクリング㈱
DOWAサーモエンジニアリング㈱ 中京安城工場
DOWAサーモエンジニアリング㈱ 中京半田工場
DOWAエコシステム㈱
29カ所
DOWAメタルマイン㈱
15カ所
DOWAエレクトロニクス㈱
7カ所
DOWAメタルテック㈱
11カ所
DOWAサーモテック㈱
11カ所
本社、
その他
14カ所
箇所数には海外も含む
11
連 結 財 務 情報
連結貸借対照表
(単 位:百 万円)
2 0 08 年 度
20 0 9年 度
2 0 0 9.3 . 3 1
2 0 1 0 .3 . 3 1
1 5 2 ,1 10
14 8 ,7 00
△3 ,4 0 9
現金・預金
5 0 ,8 24
27 ,3 90
△2 3 ,4 33
受取手形・売 掛金
3 4 ,5 84
50 ,9 54
16 ,3 6 9
棚卸資産
5 3 ,1 62
56 ,7 3 2
2 ,6 78
4 ,6 0 2
1 0 ,99 8
9 ,2 87
△1 ,7 11
科 目
繰延税金 資産
その他流 動資産
2 0 08 年度
2 0 09 年 度
2 0 0 9 .3 .3 1
2 0 1 0 .3 .3 1
比較増減
負債の部
流動負債
12 1 ,95 6
1 16 ,6 4 8
支払手 形・買掛 金
1 8,5 0 9
2 8 ,71 2
1 0, 20 3
短期借 入金
7 2,1 9 2
6 5 ,72 4
△ 6 ,4 68
3 ,5 6 9
社債(一年内)
1 0 ,00 7
7
△1 0 ,0 00
1 ,9 23
未払法 人税等
58 8
1, 72 9
1, 14 0
2 0 ,65 8
2 0 ,47 4
△ 18 3
1 17 ,4 2 2
1 02 ,4 0 4
△1 5 ,0 17
7
1 0 ,00 0
9 ,9 9 3
長期借 入金
9 8, 28 9
7 3, 63 9
△2 4 ,6 50
退職給 付引当金
△1 38
△ 2 67
△1 2 8
固 定資産
1 91 ,0 98
1 8 2 ,0 20
△9, 07 8
有形固定 資産
1 1 6 ,0 31
1 05 ,5 9 7
△1 0, 43 3
貸倒引当 金
科 目
比 較 増減
資 産の部
流 動資産
(単 位:百万円)
無形固定 資産
8 ,5 7 8
8, 87 7
2 99
投資有価 証券
48 ,9 6 6
5 6, 42 4
7 ,4 58
繰延税金 資産
1 5 ,3 25
8, 14 0
△7 ,1 8 4
その他の 投資
2 ,4 01
3, 24 0
83 8
その他流 動負債
固定負債
社債
△5 ,3 0 8
12 ,5 8 8
1 1, 96 4
△ 6 23
繰延税 金負債
1 ,2 4 3
1 ,2 1 3
△ 30
その他固 定負債
5 ,29 3
5 ,5 8 7
293
2 3 9,3 7 8
2 19 ,0 53
△ 2 0, 32 5
1 ,3 8 8
負債 合計
△ 20 4
△2 6 0
△5 5
純資産の部
3 43 ,2 0 8
33 0 ,7 20
△12 ,4 8 7
株主資本
98 ,4 4 2
99 ,8 30
資本金
3 6 ,43 6
3 6 ,43 7
総 資 産 の ポ イント
資本剰余 金
2 6 ,36 1
2 6 ,36 2
利益剰余 金
4 1 ,26 2
4 2, 79 1
1 ,5 2 8
前 期 比 1 2 4 億 円 の 資 産 圧 縮(うち流 動 資 産 △ 3 4 億 円、固 定 資 産
自己株式
△5 ,6 18
△5, 75 9
△1 4 1
124
6 ,1 7 3
6, 0 49
4 ,2 3 8
7 ,5 3 3
3, 2 95
繰延ヘッジ損益
△2, 54 2
1 60
2, 70 3
売上の回復により売上債権が増加する一方、金融情勢の正常化を
為替換算 調整勘定
△1, 57 1
△1 ,5 2 1
50
受け手元現預金を234億円圧縮した結果、前期比34億円の圧縮と
少数株主持 分
5 ,2 6 3
5 ,66 3
400
純資産合計
10 3 ,83 0
1 11 ,6 6 7
7 , 83 7
負債・純資産合 計
34 3 ,20 8
3 30 ,7 2 0
△1 2, 4 87
貸倒引当 金
資産 合計
△90億円)となりました。
流 動 資 産 の ポ イント
なりました。
評価換算差 額等
その他有価証券評価差額金
−
−
固 定 資 産 の ポ イント
設 備 投 資を減 価 償 却 費 1 9 2 億を下 回る1 0 7 億円まで 絞り込んだ
負 債 の ポ イント
ことなどにより、前期比90億円の圧縮となりました。
有利子負債を前期比311億円削減した結果、前期比で203億円の
減少となりました。
純 資 産 の ポ イント
利益剰余金の増加、及び投資有価証券・デリバティブ取引の時価
評価益による評価換算差額等の増加により、前期比78億円の増加
となりました。
12
連結損益計算書
(単 位:百 万円)
連 結 キャッシュフ ロ ー 計 算 書
(単 位:百 万円)
2 0 08 年 度
20 0 9年 度
2 0 0 8 .4 .1 ∼
2 0 0 9.3 .3 1
2 0 09 .4 .1 ∼
2 0 10 .3 .3 1
売上 高
3 4 6 ,8 85
3 0 7, 46 2
△3 9 ,4 2 2
Ⅰ.営業キャッシュフロー
売 上原 価
3 29 , 34 0
2 6 8, 73 8
△6 0, 6 01
税 引前 当期 利益
△3 0, 60 8
9,7 2 3
内、時価・簿価差、低価法損失
2 3, 47 0
80
△2 3 ,3 9 0
P L項目合 計
△1 2, 50 7
34 ,5 7 1
4 7 ,0 7 8
売 上総 利益
1 7, 54 5
38 , 72 4
2 1 ,1 7 9
B S 項目合 計
4 6,1 0 0
△ 9, 56 1
△ 55 ,6 6 1
33, 59 3
25 ,0 1 0
△ 8 ,58 3
△ 36 ,4 7 7
△ 1 4 ,6 02
21 ,8 7 5
4 9 ,3 03
△ 3 3,8 8 8
△ 83 ,1 91
8 ,6 04
1 4, 94 8
6 ,3 44
科 目
科 目
比 較増 減
2 6, 04 2
25 , 02 2
△ 1, 0 20
合計
△8 ,4 9 7
13 , 70 1
22 ,1 9 9
Ⅱ.投資キャッシュフロー
営 業外 収益
4 ,0 3 4
5 ,3 8 8
1 , 35 3
合計
受取 利息 及び 受取 配当金
1 ,4 6 1
71 5
△ 74 5
Ⅲ.財務キャッシュフロー
合計
販売費及び一般管理費、開発研究費
営業 利益
持分 法投 資利 益
0
1 ,5 6 8
1 , 56 8
その他 の収 益
2 , 57 3
3 ,1 0 3
5 30
営 業外 費用
8 , 88 7
5 ,2 8 0
△ 3, 6 06
支払 利息
2 , 52 0
2 ,8 1 5
294
持分 法投 資損 失
1 , 83 6
0
△ 1, 8 36
その他 の費 用
4 , 53 0
2 ,4 6 5
△ 2, 0 64
△1 3, 3 50
1 3 ,8 09
2 7 ,1 5 9
特 別利 益
3 83
3 91
7
特 別損 失
1 7 ,6 4 2
4, 4 77
△1 3 ,1 6 5
経常 利益
固定 資産 除却 損
8 80
1, 0 54
1 74
投資 有価 証券 評価 損
9 , 29 5
238
△9 ,0 5 7
減損 損失
2 ,2 9 0
851
△ 1, 43 8
事業整理損失、構造改革費用
4 , 16 6
1, 4 88
△ 2, 67 8
その他
税 金等 調整 前当 期純 利益
法 人税 等
少 数株 主損 益
当期 純利 益
1 ,0 0 9
843
△ 1 65
△3 0, 6 08
9 , 72 3
40 , 33 2
△ 2 ,6 39
4, 3 38
6 ,9 7 8
1 68
1, 0 25
85 6
△2 8, 1 38
4 , 35 9
3 2 ,4 97
2 0 08年 度
2 0 0 9 年度
2 0 08 .4. 1∼
2 0 09 .3. 31
2 00 9 .4 .1∼
2 01 0 .3 .31
比 較増減
4 0 ,3 3 1
フリーキャッシュフロー
合計
営 業 キャッシュフ ロ ー の ポ イント
税引前利益の黒字化、減価償却費192億円の計上などにより250
億円の収入となりました。
投 資 キャッシュフ ロ ー の ポ イント
硫酸設備の更新など設備投資107億円、事業拡大による株式取得
32億円などにより146億円の支出となりました。
財 務 キャッシュフ ロ ー の ポ イント
有利子負債の返済及び配当金の支払により338億円の支出となり
損 益 計 算 書 の ポ イント
ました。
売 上 高 は 前 期 比 減 収で す が、営 業 利 益、経 常 利 益 はそれぞ れ
221億円、271億円の大幅増益となりました。
主な要因は次のとおりです。①自動車、IT関連での需要回復による
電子材料・金属加工部門での増益、②コスト削減や生産性向上
などの構造改革、③前期で生じた金属価格差による損失の解消。
13
役員
役員
取締役副会長
代表取締役社長
取締役・CTO
取締役
取締役
河野 正樹
山田 政雄
杉山 文利
中塩 弘
山田 健昭
社外取締役
常勤監査役
常勤監査役
常勤監査役
監査役
細田 衛士
蔭地 義之
水間 洋治
瀬川 章
濵松 修
執行役員
DOWAエコシステム㈱
代表取締役社長
執行役員
DOWAメタルマイン㈱
代表取締役社長
執行役員
DOWAエレクトロニクス㈱
代表取締役社長
執行役員
DOWAメタルテック㈱
代表取締役社長
執行役員
DOWAサーモテック㈱
代表取締役社長
古賀 義人
山﨑 信男
大塚 晃
甲斐 博之
住田 敏郎
代表取締役会長
おう
ぢ
執行役員
14
会 社 概 要・株 式の状 況(2010年3月31日現 在 )
会社概要
創
主な事業内容
業 1884年9月18日
設
主要子会社
D O W A エ コ シス テム ㈱
D O W A メタ ル マ イン ㈱
DOWAエレクトロニクス㈱
D O W A メ タ ル テ ック ㈱
D O W A サ ー モ テ ック ㈱
環 境 ・ リ サ イク ル 事 業 、
製錬事業、電 子 材 料 事 業 、
金属加工事業、熱処理事業
立 1937年3月11日
資
本
金 364億37百万円
DOWAグループ 約4,300人
の社員数
株式の状況
環境・リサイクル事業会社
製錬事業会社
電子材料事業会社
金属加工事業会社
熱処理事業会社
所有者別株式分布状況
会 社 が 発 行 する 株 式 の 総
1,000,000,000株
発 行 済 み 株 式 の 総 数
19,525名
数
309,946,031株
大株主
日本トラスティー・サービス信託銀行株式会社(信託口)
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
藤田観光株式会社
JFEスチール株式会社
DOWAホールディングス株式会社
株式会社みずほコーポレート銀行
株式会社りそな銀行
日本生命保険相互会社
JUNIPER
あいおい損害保険株式会社
外国人
75,069,601株
8.2%
5.8%
4.6%
3.6%
3.0%
2.5%
2.4%
1.7%
1.6%
1.5%
銀行・信託銀行・
生命保険・
損害保険など
金融機関
121,145,460株
個人ほか
56,964,373株
(事業)法人
56,766,597株
株 価 および 出 来 高 の 推 移
株価
株価:円
1,600
出来高
(百万株/日)
出来高
30
1,400
25
1,200
20
1,000
800
15
600
10
400
5
200
0
03年
4月
7
10
04
1
4
7
10
05
1
4
7
10
06
1
4
7
10
07
1
4
7
10
08
1
4
7
10
09
1
4
7
10
10
1
0
15
株 主メモ
決
定
算
時
基
株
主
総
準
期
3月3 1日
会
6月
日
3月3 1日 その他必要あるときは、あらかじめ公告した日
期末配当金支払株主確定日
3月3 1日
法 定 公 告 掲 載 新 聞
日本経 済 新 聞(東 京)
株 主 名 簿 管 理 人
東京都港区芝三丁目33番1号
中央三井信託銀行株式会社
同 事 務 取 扱 所( 連 絡 先 )
〒16 8- 0 06 3 東 京 都杉 並区 和泉 二 丁目8 番 4号
中 央 三 井信 託 銀 行株 式 会社 証 券代 行 部
電 話 番 号 01 2 0- 78 - 20 31(フリーダイヤル)
同
中 央 三 井信 託 銀 行株 式 会社 全 国各 支 店
日本証 券 代 行株 式 会社 本店 及び 全国 各 支店
取
次
窓
口
各種手 続き用 紙のご請求は、下記のフリーダイヤル又は ホームページをご利用ください
電話 01 2 0- 7 8- 2 03 1(フリーダイヤル)
インターネットホームページ h tt p ://www.c h uo m it s ui.c o.jp /p er s on /p _0 6 .h tm l
〒101-0021
東京都千代田区外神田4-14-1秋葉原UDXビル22階
TEL.03-6847-1100
ホームページアドレス http://www.dowa.co.jp
表紙 写真:D O WAメタニクス㈱ の社員
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