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Eaton UPS 関連ソフトウェア マニュアル ダイトエレクトロン株式会社

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Eaton UPS 関連ソフトウェア マニュアル ダイトエレクトロン株式会社
Eaton UPS 関連ソフトウェア マニュアル
Eaton Intelligent Power Protector (IPP)
ユーザーガイド
ダイトエレクトロン株式会社
本マニュアルはEatonが発行した英文マニュアルを日本語に翻訳したものです。
版権はEaton Power Quality Ltd. および ダイトエレクトロン㈱にあります。
2012.01.30
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Intelligent Power Protector(IPP)
ユーザーズガイド
Eaton Intelligent Power® Protector
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目次
1
2
概要 .....................................................................4
インストール .............................................................5
2.1
インストールの前提条件 ............................................................. 5
2.1.1 Intelligent Power® Protector が動作するシステムの要件 ............................. 5
2.1.2 Web ベースのグラフィカルユーザーインターフェイスを表示するシステムの要件........... 6
2.2
クイックスタートおよびインストール ................................................. 7
2.3 Windows でのインストール.............................................................. 9
2.3.1 グラフィカルインストール .......................................................... 9
2.3.2 サイレントインストール............................................................ 9
2.3.3 インストール結果................................................................. 10
2.3.4 製品のアンインストール........................................................... 10
2.4 Linux でのインストール............................................................... 11
2.4.1 RedHat、Suse、Mandriva、またはその派生システムでのネイティブインストール ......... 11
2.4.2 Debian またはその派生システムでのネイティブインストール .......................... 12
2.4.3 Linux での汎用インストール ....................................................... 13
2.4.4 製品のアンインストール........................................................... 14
3
設定 ....................................................................15
3.1 Intelligent Power® Protector の設定 .................................................. 15
3.1.1 USB またはシリアルラインで接続された UPS の検出 ................................... 15
3.1.2 ネットワークを介して接続されたノードの検出 ....................................... 16
3.1.3 シャットダウン................................................................... 18
3.1.4 シャットダウンの使用事例 ......................................................... 24
3.1.5 アクションの設定................................................................. 29
3.1.6 ユーザーアカウントの設定 ......................................................... 35
3.1.7 システムの設定................................................................... 36
3.1.8 シャットダウンコントローラー ..................................................... 37
4
監視 ....................................................................40
4.1 監視インターフェイスへのアクセス .................................................... 40
4.1.1 ローカルアクセス................................................................. 40
4.1.2 リモートアクセス................................................................. 40
4.1.3 パワーソースウィンドウ........................................................... 41
4.2 パネルリスト ........................................................................ 42
4.2.1 情報とステータス................................................................. 42
4.2.2 測定............................................................................. 43
4.2.3 環境............................................................................. 43
4.2.4 グラフ........................................................................... 43
4.2.5 デバイスの要約................................................................... 44
4.2.6 イベント......................................................................... 46
4.2.7 統計............................................................................. 46
4.3 イベント ............................................................................ 47
4.3.1 リスト表示....................................................................... 47
4.3.2 カレンダー表示................................................................... 47
4.3.3 ノードイベントリスト............................................................. 48
4.4 デバイスの Web インターフェイスの起動 ................................................ 50
5
冗長性 ..................................................................51
5.1 はじめに ............................................................................ 51
5.2 冗長性の構成 ........................................................................ 52
5.3 冗長ビュー .......................................................................... 53
5.3.1 パワーソースビューでの複合デバイスの表示 ......................................... 53
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5.3.2 パワーコンポーネントのサブビュー ................................................. 54
5.4 冗長性の使用例 ...................................................................... 55
5.5 高度な冗長動作 ...................................................................... 58
5.6 冗長性の互換性リスト ................................................................ 59
6
7
高度な管理 ..............................................................60
互換性リスト ............................................................61
7.1
7.2
7.3
7.4
8
9
10
Eaton シリアルラインデバイス ......................................................... 61
Eaton ネットワークデバイス ........................................................... 61
販売を終了した Eaton カード .......................................................... 62
ネットワークポート .................................................................. 63
FAQ およびエラーメッセージ ...............................................64
用語解説 ................................................................67
謝辞 ....................................................................68
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1
概要
この製品(Intelligent Power® Protector)は、コンピューターを安全にシャットダウンする Eaton の新し
いアプリケーションです。
Intelligent Power® Protector の特長は、次のとおりです。
 以下の方法によって、ローカルコンピューターを安全にシャットダウンできます。
- Eaton UPS の USB または RS232 通信ポートを介した方法(Pulsar および Powerware シリーズ)
- Web/SNMP カードを介した方法(Network Management Card NMC Network-MS(ex 66102/103006826)
および Modbus-MS(ex 66103)、Connect UPS XSlot、PXGX 2000 P/N 103005868-5591、
PXGX-UPS…(*))
*
( ) サポートされるカードについてのリストは、「互換性リスト」の章を参照してください。


Intelligent Power® Manager によって、監視が可能になります。
Intelligent Power® Manager によって、管理が可能になります(一括設定、一括更新など)。
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2
インストール
2.1 インストールの前提条件
2.1.1 Intelligent Power® Protector が動作するシステムの要件
2.1.1.1 サポートされているオペレーティングシステム:
Intelligent Power® Protector は、以下のシステムにインストールできます。
 Windows(x86_64)
7/2008/2008 R2/Vista/2003/XP
 Windows(x86)
7/2008/Vista/2003/XP/2000

Linux(x86/x86_64)
Debian GNU Linux:
SUSE/Novell:
Redhat Enterprise Linux:
Ubuntu:
仮想環境:
 VMware:


Hyper-V:
XEN

KVM
5、6
SLES 11、OpenSUSE 11.2、11.4
RHEL 5.4、5.5、6、Fedora Core 14、15
10.04 LTS、10.10、11.04
ESX 4.0、4.10、ESXi 4.0 および 4.1(有償版のみ)
ESXi 5.0(有償版のみ)
Hyper-V および Hyper V Server R1、R2
Citrix XenServer 5.6、オープンソース Xen 2.6(RHEL 5 上)、
オープンソース Xen 3.2(Debian 5.0 上)
KVM 0.12.1.2(RHEL 6 上および Debian 5 上)
これらの仮想環境にインストールする方法については、各環境の手順について説明しているユーザーマ
ニュアルの付録を参照してください。
Linux パッケージは、標準の Linux メカニズムに基づいているため、他の Linux ディストリビューションに
もインストールして使用できます。フィードバック、テスト、またはバグレポートについては、EATON サ
ポート([email protected])までご連絡ください。
以下のリストは、完全なものではありません。Intelligent Power Protector は、以下のディストリビュー
ションと互換性があると思われます。

Linux(x86/x86_64)
SUSE/Novell:
Redhat Enterprise Linux:
Ubuntu:
Mandriva:
CentOS:
Eaton Intelligent Power® Protector
SLES 10、OpenSUSE 10.3
Fedore Core 13
8.04 LTS
2010、2011
5.4、5.5、6
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2.1.1.2 注意:
ネットワークまたはシリアルポートのアクセス競合を回避するため、以下の製品が稼働しているマシンには、
Intelligent Power Protector をインストールしないでください。
 Eaton Intelligent Power Manager(または Eaton Enterprise Power Manager)
 Eaton Network Shutdown Module
 Network Management Proxy
 Personal Solution Pac
 LanSafe および Lansafe Web View
 Netwatch
2.1.1.3 スタンバイ設定(Windows)
「コントロール パネル」→「電源オプションのプロパティ」:


Intelligent Power Protector に準拠するには、使用しているオペレーティングシステムのスタンバイ
設定の選択を解除する必要があります。スタンバイ設定が選択されていると、システムは保護されませ
ん。
電力を節約するには、休止機能を設定してください。
2.1.2 Web ベースのグラフィカルユーザーインターフェイスを表示するシステムの要件
Eaton Intelligent Power® Protector のグラフィカルインターフェイスには、通常の Web ブラウザーを使
用してリモートからアクセスできます。このインターフェイスへのアクセスは、SSL 接続によってセキュア
に保護されると同時に、ログインとパスワードでも保護されています。
Intelligent Power® Protector のグラフィカルインターフェイスは、以下のブラウザーで動作テスト済み
です。
 Google Chrome(14 でテスト済み)
 Mozilla Firefox(5 および 6 でテスト済み)
 Iceweasel
 Microsoft Internet Explorer(*)7、8、9
 Opera 10
最適なパフォーマンスを要求する場合は、Google Chrome または Firefox を使用してください。
(*)IE6 は機能しますが、パフォーマンスが制限されます。
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2.2 クイックスタートおよびインストール
以下の手順を実行してください(5 分で起動できます)。
手順 1(インストール)
Windows 2000/XP/2003/Vista/2008/7 および Linux マシンで、管理者アカウントを使用して
「Intelligent Power® Protector」パッケージを実行します。
Web ブラウザーが自動的に表示されます(「ログイン」に admin を、「パスワード」に admin をそれ
ぞれ入力し、「ログイン」ボタンをクリックします)。デフォルトのログインとパスワードを変更す
るよう、ポップアップメッセージが表示されます。
手順 2(設定)
アプリケーションを起動すると、自動的にクイックスキャンが実行されます。
 クイックスキャンを実行すると、以下の状態が検出されます。
=>シリアルライン(RS232 または USB)で接続された UPS
RS232 または USB を介して接続された UPS が検出されると、その UPS は自動的にパワーソー
スとして割り当てられます(ステータスアイコンは緑
です)。
=>ネットワーク接続された UPS(ブロードキャストを通じて数秒以内に検出)
クイックスキャンは、各種 Web/SNMP カード(Network-MS(ex 66102/103006826)および
Modbus-MS(ex 66103)、Connect UPS XSlot、PXGX 2000 P/N 103005868-5591、PXGX-UPS
Card)に対応しています。
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ネットワーク接続された UPS が検出された場合でも、その UPS が自動的にパワーソースと
して割り当てられることはありません(パワーソースとして割り当てるには、ノードを選
択して「パワーソースとして設定」ボタンをクリックする必要があります。これにより、
アイコンが緑
になります)。
検出されたノードは、「設定」→「自動検出」で表示されます。
他のノードに対しては、IP アドレスの範囲に基づいた検出(レンジスキャン)を実行してください。
 レンジスキャン操作の実行によって、ネットワークセグメントの外部にあるノードが検出
されます。
「設定」→「シャットダウン」ページから、ローカルコンピューターに給電する UPS の IP アドレス
を割り当てます。
「設定」→「ユーザーリスト」ページから、「ログインとパスワード」でアクセス権を割り当てます。
手順 3(操作)
「ビュー」→「パワーソース」メニュー項目(オプション)を選択すると、Intelligent Power®
Protector が稼働しているサーバーに給電する UPS の現在の状態を監視できます。
「イベント」→「イベントリスト」を選択すると、デバイスイベントを表示できます。
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2.3 Windows でのインストール
2.3.1
グラフィカルインストール
管理者アカウントで、「Intelligent Power® Protector」パッケージを実行します。
Web ブラウザーが自動的に表示されます(「ログイン」に admin を、「パスワード」に admin をそれぞれ入
力し、「ログイン」ボタンをクリックします)。
注意:
ブラウザーが正常に開かない場合、ブラウザーを手動で起動して http://127.0.0.1:4679 を指定する必要が
あります。
2.3.2
サイレントインストール
コマンドラインモード(ユーザーとの対話操作なし)の場合は、次のように入力して、インストールを
実行します。
例:
<ipp package name> -install – silent
インストールが完了したら、Web ブラウザーを起動して、http://<@IP>:4679/という URL を指定します。
<@IP>は、IPP が稼働するマシンの IP アドレスです。
注意:

パワーソースの IP アドレスを設定する場合は、Intelligent Power® Manager の一括設定機能を使
用できます。
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2.3.3 インストール結果

Intelligent Power® Protector の古いバージョンをアンインストールせずに新しいバージョンをイ
ンストールすると、既存の製品の設定内容が引き継がれます。

インストールの最後に、以下のショートカットがグループ内に作成されます。
「スタート」→「プログラム」→「Eaton」→「Intelligent Power Protector」
名前
開く Eaton Intelligent Power Protector
説明
Intelligent Power® Protector のメイングラ
フィカルインターフェイスを起動します。
サービスを起動します。
スタート Eaton Intelligent Power
Protector
ストップ Eaton Intelligent Power
サービスを停止します。
Protector
アンインストール Eaton Intelligent
プログラムをアンインストールします。
Power Protector
 データベース取得エンジンとして「Eaton Intelligent Power Protector」というサービスも作成さ
れます。
このサービスは、マシンの起動時に自動的に開始されます。
また、このサービスによって Web インターフェイスが提供されます。

アラーム通知ボックス(システムトレイのアイコンからアクセス可能)には、ローカルコンピュー
ターのアラームが表示されます。
2.3.4 製品のアンインストール

コントロール パネルの「プログラムの追加と削除」から、「Eaton Intelligent Power Protector
Vx.xx」パッケージを実行します。

アンインストールは、以下のショートカットを使用しても実行できます。
「スタート」→「プログラム」→「Eaton」→「Intelligent Power Protector」→「アンインス
トール Eaton Intelligent Power Protector」
この操作によって、削除の確認後に製品とカスタムファイルが削除されます。
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2.4 Linux でのインストール
概要
Linux 用の IPP は、ネイティブパッケージ形式(.deb または.rpm)とコマンドラインインターフェイス
(CLI)向けの汎用インストーラ形式の両方で提供されています。
2.4.1
RedHat、Suse、Mandriva、またはその派生システムでのネイティブインストール
1)グラフィカルインストール
グラフィカル表示を使用してインストールするには、「Intelligent Power® Protector」の.rpm パッケー
ジをダブルクリックします。
システムによって root パスワードが要求され、グラフィカルインターフェイスが表示されます。たとえば、
RedHat のパッケージインストーラでは、次のように表示されます。
2)コマンドラインインストール
コマンドラインからインストールするには、root として以下のコマンドを使用します。
$ rpm -i ipp-linux_X.Y.Z.rpm
例:
$ rpm -ivh ipp-linux-1.10.032-1.i386.rpm
Preparing...
########################################### [100%]
1:ipp-linux
########################################### [100%]
インストールが完了したら、Web ブラウザーを起動して、http://<@IP>:4679/という URL を指定します。
<@IP>は、IPP が稼働するマシンの IP アドレスです。
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2.4.2 Debian またはその派生システムでのネイティブインストール
1)グラフィカルインストール
前提条件:Debian 5(Lenny)では、デフォルトのグラフィカルインストーラが表示されません。
そのため、以下に記載されているコマンドラインインストールを使用する必要があります。または、表示手
順を完了できるように、「gdeb」および「gdebi」パッケージをインストールしてグラフィカルセッション
を再開する必要があります。
注意:これは、Debian の既知のバグであり、Debian Bug Tracking System
(http://bugs.debian.org/585183)に登録されています。
グラフィカル表示を使用してインストールするには、「Intelligent Power® Protector」の.deb パッケー
ジをダブルクリックします。システムによって root パスワードが要求され、グラフィカルインターフェイ
スが表示されます。たとえば、Gdebi では、以下のように表示されます。
「Install Package」ボタンをクリックします。インストールが完了したら、Gnome のメニューで
「Application」→「Eaton」→「Intelligent Power Manager」→「Open」の順に選択し、「設定」の章の
手順に従ってください。
2)コマンドラインインストール
コマンドラインからインストールするには、root として次のコマンドを使用します。
$ dpkg -i ipp-linux_X.Y.Z.deb
例:
$ dpkg -i ipp-linux_1.10.032-1_i386.deb
(Reading database ... 352242 files and directories currently installed.)
Preparing to replace ipp-linux 1.10.032 (using .../ipp-linux_1.10.032-1_i386.deb) ...
Unpacking replacement ipp-linux ...
Setting up ipp-linux (1.10.032) ...
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インストールが完了したら、Web ブラウザーを起動して、http://<@IP>:4679/という URL を指定します。
<@IP>は、IPP が稼働するマシンの IP アドレスです。
2.4.3 Linux での汎用インストール
使用しているシステムが、RedHat(.rpm を使用)または Debian(.deb を使用)の派生システムではない場
合、汎用パッケージを使用して IPP をインストールできます。
注意:この方法は、コマンドラインでのみサポートされています。
対話モードでコマンドラインからインストールするには、汎用インストーラが存在する場所から root とし
て以下のコマンドを使用します。
$ ipp-linux-1_10_035-i386.run -install
サイレントインストールを行うには、root として以下のように-silent パラメーターを追加します。
$ ipp-linux-1_10_035-i386.run -install -silent
インストールが完了したら、Web ブラウザーを起動して、http://<@IP>:4679/という URL を指定します。
<@IP>は、IPP が稼働するマシンの IP アドレスです。
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2.4.4 製品のアンインストール
製品インストールでネイティブパッケージを選択した場合には、任意のパッケージ管理アプリケーションを
使用して「ipp-linux」パッケージを削除できます。
同じ操作をコマンドラインから行うことも可能です。たとえば、RedHat とその派生システムでは、以下の
コマンドを使用します。
$ rpm -e ipp-linux
Debian とその派生システムでは、以下のコマンドを使用します。
$ dpkg -r ipp-linux
注意:ネイティブの.debまたは.rpmパッケージをアンインストールした後でも、一部のユーザーの設定およ
びデータは、技術上の制約のため削除されません。
これらを完全に削除する場合は、rootとして以下のコマンドを使用します。
$ rm -rf /usr/local/Eaton/IntelligentPowerProtector
汎用インストーラを選択した場合、対話型のアンインストール操作には、root として以下のコマンドを使
用します。
$ /installation/path/mc2 -uninstall
サイレントアンインストールを行うには、root として以下のように-silent パラメーターを追加します。
$ /installation/path/mc2 -uninstall – silent
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3
設定
3.1 Intelligent Power® Protector の設定
前の手順で作成したショートカットから「Intelligent Power® Protector」のメイングラフィカルインター
フェイスを起動し、「設定」→「自動検出」メニュー項目をクリックします。
3.1.1 USB またはシリアルラインで接続された UPS の検出
RS232 または USB を介して接続された UPS が最初に検出されると、その UPS は自動的にパワーソースとして
割り当てられます(ステータスアイコンは緑
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です)。
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3.1.2 ネットワークを介して接続されたノードの検出
「設定」→「自動検出」項目から、以下の検索方法を選択できます。
 クイックスキャン(アプリケーションの起動時に自動実行)
 レンジスキャン
 アドレススキャン
注意:
 各ネットワークノード(Web/SNMP カードなど)には、自動検出用に入力した範囲内の有効な IP アドレス
(または DNS 名)が割り当てられている必要があります。詳細については、互換性リストを参照してく
ださい。
Intelligent Power® Protector は、(通知またはポーリングによって)自動的にアラームを受信します。
 Connect UPS XSlot/BD の必須設定:
 IPP 検出パスワードを、Web /SNMP 読み取りコミュニティ名と同じ値に設定します(デフォルトは
public です)。
 ConnectUPS Write Access Manager の(telnet、ssh、またはシリアル接続を介した)制御メニュー
で、IP/ホスト名によって制限される SNMP アクセスを無効にするか(これはファームウェアバー
ジョン 2.02 以降でのデフォルト設定です)、SNMP アクセスを正しく設定します(IPP が信頼済みの
ホストリストに構成されている必要があります)。
 PXGX 2000 および PXGX-UPS カードの必須設定:
 IPP 検出パスワードを、PXGX 読み取りコミュニティ名と同じ値に設定します(デフォルトは public
です)。
 PXGX のアクセス制御ページで、IP/ホスト名によって制限される SNMP アクセスを無効にするか、
SNMP アクセスを正しく設定します(IPP が信頼済みのホストリストに構成されている必要がありま
す)。
 PXGX では、PXGX2000 を必ず SNMP V1 または SNMP V1 + V3 で設定してください。
 クイックスキャンリクエストは、4679 IANA 予約ポートおよび 69 TFTP 標準ポートのブロードキャストフ
レームです。
クイックスキャン操作を使用すると、ブロードキャストを介して Network-MS(ex 66102/103006826)お
よび Modbus-MS(ex 66103)、Connect UPS XSlot P/N 116750221-001、PXGX 2000 P/N 103005868-5591、
PXGX-UPS などの Web/SNMP カードが数秒以内に検出されます。
 ネットワークセグメントの外部にあるノードに対しては、IP アドレスの範囲に基づいた検出(レンジス
キャン)を実行してください。
レンジスキャン操作を使用すると、ネットワークセグメントの外部にあるノードや、クイックスキャン
機能に対応していないノードが検出されます。
 アドレススキャンでは、単一アドレスのスキャンが実行されます。
ネットワークを介して接続された UPS が検出されても、その UPS は自動的にパワーソースとして割り当てら
れません(ノードを選択して「パワーソースとして設定」ボタンをクリックする必要があります)。
 以下の項を参照して、「シャットダウン構成を編集します」ウィンドウを正しく設定します。
 パワーソースが設定されると、アイコンは緑
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または灰色
(通信障害の場合)になります。
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3.1.3 シャットダウン
3.1.3.1 概要
Intelligent Power® Protector では、以下のデバイスを介して、ローカルコンピューターを安全にシャッ
トダウンできます。
 USB/シリアル
 ネットワーク(Web/SNMP カード)
シャットダウンを構成するには、以下の手順を実行します。
 管理者ユーザーでログインします。
 「設定」→「シャットダウン」メニュー項目を選択すると、以下のページが表示されます。
このページには、以下の構成オプションがあります。
 電源を編集
 シャットダウン構成を編集します
 高度なシャットダウン基準を編集します
 UPS の設定を編集
 テストアクセス
 シャットダウンのテスト
これらの構成オプションについては、後続の項で説明します。
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3.1.3.2 パワーソース
パワーソースを構成するには、以下の手順を実行します。
 「電源を編集」をクリックします。
 「パワーソース」フィールドで、Intelligent Power® Protector が稼働するコンピューターに給電する
UPS を選択します(この設定には、「設定」→「自動検出」→「パワーソースとして設定」からでもア
クセスできます)。
 他のパラメーターを確認します。
 「保存」をクリックします。
他のパラメーター:
負荷セグメント:(オプション)IPP を稼働するサーバーに給電するコンセント(またはロードセグメン
ト)。
注意:「マスター」を選択すると、UPS 全体がオフになります。
アクセスパラメーター:(パワーソースがネットワークを介して管理されている場合)
 パワーソースが Web/SNMP カード(Network-MS(ex 66102/103006826)および Modbus-MS(ex 66103))
であり、Intelligent Power® Protector でその Web/SNMP カードに値を設定する必要がある場合に限り、
ログインとパスワードが必要です。(たとえば、シャットダウン持続期間の値を変更する場合など)
 パワーソースが、シャットダウンコントローラー機能が有効化されている別の Intelligent Power®
Protector である場合、ログインとパスワードは必須です。ログインは「admin」アカウントである必要
があります。
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3.1.3.3 シャットダウン構成の編集
シャットダウンパラメーターを構成するには、以下の手順を実行します。
 「シャットダウン構成の編集」をクリックします(以下のページが表示されます)。
シャットダウンタイマー:(オプション)電源障害の発生時から UPS のシャットダウンシーケンスを開始す
るまでの時間間隔です。
シャットダウン継続期間:コンピューターを正常にシャットダウンするために必要なシャットダウンの遅延
時間です。
シャットダウンの種類:
 休止(デフォルトオプション):
休止には、多くの利点があるため、オペレーティングシステムで休止機能が使用可能である場合は、休
止機能(Windows 2000 以降で使用可能)を使用することをお勧めします。休止機能を使用すると、シス
テムがシャットダウンされる場合に、処理中のすべての作業とシステム情報が、自動的にディスクに保
存され、コンピューター自体の電源供給も遮断されます。主電源が回復すると、すべてのアプリケー
ションは前とまったく同じように復元され、ユーザーは以前の作業環境に復帰します。
休止機能を使用するには、事前にオペレーティングシステムでも「休止」を有効に設定しておく必要が
あります。Windows コントロール パネルの電源オプションで、「休止状態」タブシートの「休止状態を
有効にする」オプションが選択されていることを確認してください。
注意:Intelligent Power® Protector で「休止」を選択した場合でも、ご使用のコンピューターにこの
機能がない場合、Intelligent Power® Protector では、通常の(デフォルトの)シャットダウンを実行
してインストール環境を保護します。
注意:Windows Vista については、このガイドの FAQ の項を参照してくだい。
 シャットダウン:このオプションでは、使用中のアプリケーションとシステムがシャットダウンされま
すが、コンピューターの電源供給は遮断されません。ユーザーは、コンピューターへの電源供給を遮断
して UPS での給電を止めるかどうかを選択できます。
ほとんどのコンピューターでは、主電源の回復と同時にサーバーを再起動する場合、この構成が必要で
す。
 シャットオフ:このオプションでは、使用中のアプリケーションとシステムがシャットダウンされ、コ
ンピューターの電源供給も遮断されます。この構成は、システムの再起動時に手動で操作をする場合
(または負荷遮断用)にお勧めします。
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 スクリプト:このオプションでは、独自のシャットダウンシーケンスに適合するようにユーザーが作成
できるカスタムスクリプトでシャットダウンを管理します。
標準の Windows シャットダウンコマンドを組み合わせることができます(詳細は、Windows コマンドライ
ンインタープリタで shutdown /?と入力してください)。
シャットダウンスクリプト:スクリプトの絶対パス。
コンセントのシャットオフが有効:このオプションを使用すると、IPP ではコンセントに遅延シャットオフ
コマンドを送信します。この遅延コマンドは、シャットダウンシーケンスの開始時に UPS に送信され、その
時点でこのシーケンスは取り消し不可能になります。コンセントは、シャットダウンシーケンスの最後にオ
フになります。
シャットダウンシーケンスのトリガー:
電源障害が発生すると、以下の 2 つの条件のうちいずれか 1 つが満たされると同時にシャットダウンシーケ
ンスが開始します。
 シャットダウンタイマーの経過後(設定されている場合)
 WEB/SNMP UPS カードまたは UPS のシャットダウン基準に到達した場合(UPS/WEB/SNMP UPS
カードでは多くの基準に従ってシャットダウンを決定します。次の図を参照してくださ
い)
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3.1.3.4 高度なシャットダウン基準の編集
「高度なシャットダウン基準の編集」をクリックすると、「高度なシャットダウン基準の編集」ウィンドウ
が表示されます。
基準の定義:
 シャットダウン基準に達しています:(デフォルトで有効)これは、「時間ベース基準」と
「UPS バッテリーレベル低下基準」を考慮した標準のシャットダウンシーケンスです。
また、ユーザーは次のイベントリストから 1 つ以上のイベントを選択できます。これらのイベント
を選択すると、各イベントの発生時に即座にシャットダウンシーケンスが開始されます。
 冗長性が失われました
 保護が失われました
 UPS の障害(内部またはバッテリーの障害)
 UPS の過負荷
 バイパス使用時の出力
 通信障害
注意:
冗長構成で仮想パワーソースを使用する場合、使用できるのは次の基準のみです。



シャットダウン基準に達しています
冗長性が失われました
保護が失われました
3.1.3.5 UPS の設定を編集
「UPS の設定を編集」をクリックすると、「【★UPS の設定を編集★】」画面が表示されます。これは、
USB またはシリアルを介して接続されている一部の UPS で使用できます。それ以外の場合、または UPS
でこの機能がサポートされていない場合、パラメーターはネットワークを介して「読み取り専用」で表
示されます。
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次の UPS パラメーターを構成できます。
 低バッテリ警報レベル
 ※Load Segment restart delays※
 警報音
3.1.3.6 アクセスのテスト
「アクセスのテスト」では、カードのログインとパスワードが以下の目的で正しく設定されているかど
うかを確認します。
 IPP がカードのシャットダウン設定を更新できること
 または、IPP が IPP シャットダウンコントローラーにリモートアクセスできること
3.1.3.7 シャットダウンのテスト
「シャットダウンのテスト」では、IPP パラメーターに従ってシャットダウン手順が開始されます。
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3.1.4 シャットダウンの使用事例
ここでは、異なるアーキテクチャに基づいて、いくつかの典型的な使用事例を説明します。これらの使用事
例は、要件に合わせてシャットダウンシーケンスを適切に構成する場合に使用できます。
3.1.4.1 アーキテクチャ#1(シリアル/USB を介したローカル接続 UPS)
使用事例#1:IPP#1が稼働しているコンピューターの起動状態を可能な限り長く維持する場合
 これはIPP#1のデフォルト設定です。
以下のウィンドウは、このIPPのデフォルト構成を示しています(このウィンドウは「設定」→
「シャットダウン」→「シャットダウン構成の編集」からアクセスできます)。
使用事例#2:バッテリーのバックアップ時間を節約するため、負荷遮断を実行する(事前定義さ
れた時間の経過後にコンピューターを停止する)場合
 IPP#1の「シャットダウンタイマー」の値を設定します(この構成パラメーターには、「設定」→
「シャットダウン」→「シャットダウン構成の編集」からアクセスできます)。
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3.1.4.2 アーキテクチャ#2(Web SNMP カードを介したネットワーク接続 UPS)
使用事例#1:すべてのコンピューターの起動状態を可能な限り長く維持する場合
 これはIPPおよびNetwork-MSのデフォルト設定です。
IPPのデフォルト設定には、「設定」→「シャットダウン」→「シャットダウン構成の編集」からア
クセスできます。
たとえば、Network-MS(ex 66102/103006826)およびModbus-MS(ex 66103)WEB/SNMP UPSカードの
デフォルトシャットダウン構成には、以下のウィンドウに示すように、「UPS」→「シャットダウン
構成」からアクセスできます。
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使用事例#2:バッテリーのバックアップ時間を節約するため、事前定義された時間の経過後にす
べてのコンピューターを停止する場合
 WEB/SNMP UPSカードで、シャットダウン基準を構成します。
たとえば、Network-MS(ex 66102/103006826)およびModbus-MS(ex 66103)WEB/SNMP UPSカードの
シャットダウン構成には、「UPS」→「シャットダウン構成」からアクセスできます。
注意:この場合、コンピューターは自動的に再起動されます。
使用事例#3:IPP#2が稼働している特定のコンピューターに対して負荷遮断を実行する(事前定義
された時間の経過後にIPP#2が稼働しているコンピューターを停止する)場合
 IPP#2の「シャットダウンタイマー」の値を設定します(この構成パラメーターには、「設定」→
「シャットダウン」→「シャットダウン構成の編集」からアクセスできます)。
注意:この場合、IPP#2を稼働しているコンピューターが自動的に再起動されることはありません。
注意:使用事例#3は、使用事例#1または使用事例#2と組み合わせることができます。
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3.1.4.3 アーキテクチャ#3(シャットダウンコントローラーを介したネットワーク接続 UPS)
使用事例#1:すべてのコンピューターの起動状態を可能な限り長く維持する場合
 これは、シャットダウンコントローラーIPP#1および他のIPPのデフォルトシャットダウン構成です。
IPPのデフォルト構成には、「設定」→「シャットダウン」→「シャットダウン構成の編集」からア
クセスできます。
使用事例#2:バッテリーのバックアップ時間を節約するため、事前定義された時間の経過後にす
べてのコンピューターを停止する場合
 IPP#1(シャットダウンコントローラー)の「シャットダウンタイマー」の値を設定します。(この
構成パラメーターには、「設定」→「シャットダウン」→「シャットダウン構成の編集」からアク
セスできます。)
注意:この場合、すべてのコンピューターが自動的に再起動されます。
使用事例#3:IPP#2が稼働している特定のコンピューターに対して負荷遮断を実行する(事前定義
された時間の経過後にIPP#2が稼働しているコンピューターを停止する)場合
 IPP#2の「シャットダウンタイマー」の値を設定します(この構成パラメーターには、「設定」→
「シャットダウン」→「シャットダウン構成の編集」からアクセスできます)。
注意:この場合、IPP#2を稼働しているコンピューターが自動的に再起動されることはありません。
注意:使用事例3は、使用事例1または使用事例2と組み合わせることができます。
使用事例#4:4台のコンピューターを使用した典型的な例。サーバーの役割に従って、以下のように異なる
タイミングでサーバーをシャットダウンする場合:
IPP#1が稼働しているコンピューター:UPS(USB/シリアル)に直接接続されているコンピューター。最後に
シャットダウンするサーバーにシャットダウンコントローラーをインストール
する必要があります。
注意:Pulsarシリーズを使用している場合、コンピューターはマスターコンセ
ントから給電されている必要があります。
IPP#2が稼働しているコンピューター:シャットダウンの際に長い遅延を必要とするコンピューター(デー
タベースやVMwareが稼働しているコンピューターなど)。
IPP#3が稼働しているコンピューター:他のサーバーが依存しているために最後にシャットダウンする必要
のあるコンピューター(ファイルサーバーなど)。
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IPP#4 が稼働しているコンピューター:コンピューターB または C の前に停止する必要のある別のサーバー
(Web サーバーなど)。または、このコンピューターは負荷遮断目的で停止す
ることもできます(ワークステーションなど)。
 推奨設定:
IPP#1:
「シャットダウンタイマー」を「なし」に、「シャットダウン継続期間」を120
秒に設定します。
IPP#2:
「シャットダウンタイマー」を180秒に、「シャットダウン継続期間」を180秒
に設定します。
IPP#3:
「シャットダウンタイマー」を「なし」に、「シャットダウン継続期間」を120
秒に設定します。
IPP#4:
「シャットダウンタイマー」を 120 秒に、「シャットダウン継続期間」を 120
秒に設定します。
この構成を時系列で示すと以下のようになります。
電源
1分
2分
3分
4分
5分
6分
7分
8分
9分
10 分
ユーティリティ
バッテリから給電
オフ
UPS
IPP#1
IPP#2
IPP#3
IPP#4
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3.1.5 アクションの設定
ノードイベントが発生したときにユーザーに通知する方法を定義できます。
「設定」→「アクション」項目から、以下の通知方法を選択できます。
 電子メール
 スクリプト/プログラムの実行
 ローカルコンピューターのアラーム通知ボックス(システムトレイアイコンからアクセ
ス可能)に通知
通知のサマリーウィンドウ
「新しいアクションの作成」ボタンをクリックすると、以下のウィンドウが表示されます。
注意:
 「*」フィールドは必須項目です。
 鉛筆アイコンをクリックすると、フィールドに入力するためのアシスタント(ヘルプ)が起動します。
アクションが有効です:アクションの有効と無効を切り替えます。
アクション名:アクション用のわかりやすい名前を設定します。
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イベントのフィルター:
以下の条件に従ってアクションを絞り込むことができます。
 イベントの重要度(クリティカル、警告、正常、通信ロスト)
 イベントカテゴリー(すべてのイベント、アラーム、シャットダウンイベント、パワーイベント、対
策)
 イベントを起動するビュー(「ビューより」)
「イベントの重要度」パラメーターに関する注意:
このパラメーターでは、イベントレベルに従って通知を絞り込むことができます。このマニュアルの後
にあるイベントリストを参照してください。フィルタとして「クリティカル」を選択した場合、デバイ
スのステータスが「クリティカル」から「正常」に変化したことを示す「正常」のイベント通知は受信
されません。
アクションタイプ:電子メール、コマンド、通知の各アクションを選択できます。選択に応じて、アクショ
ンごとに特定の設定を使用できます。これら 3 つのアクションの設定について、以下の項で説明します。
電子メール:
デフォルトでは、このアクションは有効ではありません。一部のフィールドはデフォルトで事前設定されて
います。
このウィンドウの上部の項目については、前のページの「新しいアクションを作成する」についての説明を
参照してください。
特定の電子メールアクション設定:
 SMTP サーバー:UPS イベントに関する電子メールを受信するには、SMTP サーバーの IP アドレスを指定す
る必要があります。
 ログイン、パスワード:SMTP サーバーの認証情報。
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 受信者:電子メールを受信する方の電子メールアドレス。
注意:カンマで区切って複数の受信者を指定できます。
 送信者:(オプションのフィールド)電子メールの送信者。
状況によっては、使用している SMTP サーバーで有効な電子メールアドレスが必要です。
 件名:電子メールの件名(事前定義された変数でカスタマイズ可能です)。
 メッセージ:電子メールのメッセージ本文(事前定義された変数でカスタマイズ可能です)。
 ダイジェスト:選択可能な遅延時間の間に発生した複数のアラームの情報をまとめて受信するように指
定できます。(「なし」を指定すると、アラームごとに電子メールが生成されます。この設定では、同
じ数のイベントに対してより多くの数の電子メールが受信されます)。
ここでは、「なし」、「10 秒毎」、「1 分毎」、「1 時間毎」、「1 日毎」を選択できます。
注意:
 既に設定されている既存のアクションを複製して、一部のパラメーターのみを変更することができます。
 高度な使用方法として、電子メールを SMS に変換する必要がある場合などに(電子メールを SMS に変換
する外部プロバイダを使用)、「件名」と「メッセージ」をカスタマイズできます。
鉛筆アイコンをクリックすると、変数をフィールドに入力するための「表題の編集」アシスタントが起
動します。
ボタンをクリックすると、変数が挿入されます。
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コマンド(スクリプト/プログラムの実行):
UPS イベントに基づいてプログラムを実行するには、そのプログラムのパスを指定する必要があります。
イベントに基づいてサウンドアラームを再生する例:
mplay32.exe /play /close C:/WINDOWS/Media/<sound>.wav というコマンドを含むバッチコマンドファイ
ルを作成します。
このバッチファイルを呼び出すコマンドのアクションタイプを作成します。
注意:
 Windows の場合、プログラムは SYSTEM アカウントの下で実行されます。一部の特権コマンドを正しく実
行するには、以下の手順を適用する必要があります。
状況によっては、特定のアクションを実行する前にコンテキストを変更する必要があります。
ユーザーのアカウントに割り当てられているアクセス許可とは異なるアクセス許可で特定のツールやプ
ログラムを実行するには、Windows の「RunAs(別のユーザーとして実行)」コマンドを使用して、パス
ワードを保存してください(Windows XP Service Pack 2 以降のバージョン)。
以下の Microsoft コマンドを使用します。
runas /profile /user:<my login> /savecred <my_program.exe>
最初の実行ではパスワードが必要ですが、その後の実行では保存されたパスワードを使用できます。
 Linux の場合、IPP プロセスは、root 権限の下で実行されます(実行可能プログラムまたはシェルスクリ
プトを実行するのに sudo コマンドは必要ありません)。
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通知(アラームボックス通知):
通知アクションは、デフォルトで有効になっています。
アラームは、ローカルコンピューターのアラームボックスに表示されます。
このアラームボックスには、最新の 10 個のアラームが表示されます。新規アラームが発生すると、そのア
ラームのウィンドウが1番前に表示されます。イベントセクションでは、10 個を超えたアラームを確認で
きます。
アラーム通知ボックスには、システムトレイアイコンからアクセスできます。このボックスには、ローカル
コンピューターに関するアラームが表示されます。
システムトレイアイコンを右クリックすると、次の機能にすばやくアクセスできます。
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パワーソースが定義されている場合、システムトレイアイコンには以下の状態が表示されます。
システムトレイアイコンでは、Intelligent Power® Protector から正しくアラームを受信
しています(AC 電源がパワーソースになっています)。
システムトレイアイコンでは、Intelligent Power® Protector から正しくアラームを受信
しています(パワーソースはバッテリーモードで稼働しています)。
システムトレイアイコンでは、Intelligent Power® Protector から正しくアラームを受信
しています(パワーソースで警告イベントが発生しました)。
システムトレイアイコンでは、Intelligent Power® Protector から正しくアラームを受信
しています(パワーソースでクリティカルイベントが発生しました)。
パワーソースとの通信で障害が発生しています。
イベントおよびアクションの詳細なカスタマイズ:
Intelligent Power® Protector のインストールフォルダ内に、サンプルのユーザー定義アクションスクリ
プト(sample_user_script.js)を含む configs/scripts フォルダがあります。
このスクリプトを変更することや、特定のイベントおよびアクションを定義する新しいスクリプトを作成す
ることができます。サンプルスクリプトには、新規アクションおよびトリガーを定義するための適切な構造
と構文に関する詳細が含まれます。
スクリプトの実行をアクティブ化するには、次のように enabled プロパティを true に設定する必要があり
ます。
UserScript =
{
name: "MyScript",
enabled: true, // Set this property to true to enable the script
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3.1.6 ユーザーアカウントの設定
複数のユーザーアカウントを設定できます。
「設定」→「ユーザリスト」メニュー項目を選択して、以下の手順を実行します。
 「ユーザーを追加」をクリックします。
 ユーザーのログインとパスワードを入力します。
 「ユーザープロファイル」のレベルを選択します。次のレベルを選択できます。
=> admin(ユーザーはすべての機能にアクセスできます。)
=> user(ユーザーがアクセスできるのは表示機能のみです。システムまたはノードの設定を変更するこ
とはできません。)
 「新しいユーザーの作成」ボタンをクリックします。
ユーザーアカウントウィンドウ
Intelligent Power® Protector には、以下のデフォルトの管理者プロファイルが含まれます。
 admin(ログイン)
 admin(パスワード)
警告:
 セキュリティ上の理由から、デフォルトパスワードはインストール後すぐに変更することを強くお勧め
します。
 パスワードを 8 文字未満にすると、セキュリティに関する警告ポップアップが表示されます。
注意:
 ログインとパスワードでは、大文字と小文字が区別されます。
 デフォルトの admin アカウントのログイン名(admin)は変更できませんが、そのパスワードは変更する
必要があります。
 アカウント数に制限はありません。
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3.1.7 システムの設定
システムの設定
いずれかの項目を選択してから、右側の対応するボタンをクリックします。
 システム情報の編集:IPP ソフトウェアの連絡先およびロケーション情報を入力します。
 言語の編集:ユーザー言語を変更できます。
(現在サポートされる言語は、チェコ語、英語、フランス語、ドイツ語、日本語、韓国語、ポーランド
語、ポルトガル語、ロシア語、簡体字中国語、スペイン語、繁体字中国語です。)
 スキャン設定の編集:検出用のデフォルトの SNMP コミュニティ名を変更し、新規ノードの定期スキャン
を有効化または無効化します。
 更新設定の編集:自動更新機能をカスタマイズします。
この機能によって、Eaton ソフトウェア更新にアクセスできます。
「ソフトウェアの自動更新の確認」オプションを選択すると、Intelligent Power® Protector は常に最
新の状態に保たれます。
www.eaton.com でソフトウェアの新規バージョンが検出された場合、ウィザードの指示に従って手順を進
めてください。
注意:
この操作での Intelligent Power® Protector の設定は、保持されます。
®
Intelligent Power Manager では、大量のコンピューターで更新を管理できます(第 5 章を参照してくださ
い)。
 更新の確認:Eaton Web サイトで、より新しいバージョンの製品を利用できないかどうかを確認します。
 モジュールの設定:オプションのモジュールを有効化します(シャットダウンコントローラーなど)。
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3.1.8 シャットダウンコントローラー
3.1.8.1 概要
Intelligent Power Protector は、UPS からの UPS アラームを(USB または RS232 を介して、あるいは
SNMP/Web カード(*)または仮想パワーソース(*)から)受信して、そのシャットダウンアラームを
他の Intelligent Power Protector に転送できます。
(*)注意:これは、IPP 1.20 以降で利用可能な新機能です。
アラームを転送する IPP でシャットダウンコントローラー機能を有効化する必要があります。
このオプションは、「設定」→「システム」→「モジュールの設定」で有効化できます。
「モジュールの設定」をダブルクリックし、チェックボックスを選択します。
この機能がいずれかの IPP で有効化されると、以下のようになります。
 「通知アプリケーション」という新しいウィンドウが、シャットダウンコントローラーIPP のメニューに
表示され、IPP のトップバナーに次のグラフィック画像が追加されます。
 他の IPP は、ネットワークスキャンを通じてこの IPP を検出します。
これらの他の IPP では、「設定」→「シャットダウン」→「構成」でパラメーターを設定します。
主なパラメーターは、以下のとおりです。
* パワーソース
* ロードセグメント
* ログインとパスワード(「Admin」アカウントを使用する必要があります。)
「保存」をクリックします。
これで、通知アプリケーション表示に現在の IPP が登録されます(次の章を参照してください)。
3 台のコンピューターによる例:
UPS が、IPP1(シャットダウンコントローラー)を稼働しているコンピューター#1 に(USB を介して)
ローカル接続されています。
 IPP#1 は、自動的に UPS を検出します。
 ユーザーは、IPP#1 でシャットダウンコントローラー機能を有効化する必要があります。
 IPP#2 のインターフェイスで、IPP#1 コンピューターの IP アドレス、ロードセグメント、および IPP#1
のログインとパスワードを指定する必要があります。
 IPP#3 のインターフェイスで、IPP#1 コンピューターの IP アドレス、ロードセグメント、および IPP#1
のログインとパスワードを指定する必要があります。
 IPP#1 は、リモートの IPP エージェント(IPP#2)(IPP#3)にシャットダウンアラームを転送します。
 結果として、この UPS によって給電されている 3 台のサーバーが保護されます。
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これは、1 台の UPS が 3 台の単一フィードサーバーに給電する場合に対応する電源フローの図です。
3.1.8.2 通知アプリケーション表示
シャットダウンコントローラー機能が有効化されると、通知アプリケーションのウィンドウが表示されます。
ユーザーが行を選択すると、その選択に対応して、右側のパネルが更新されます。
通知アプリケーションウィンドウ
ステータス:

緑のアイコンは、ローカル IPP とリモート IPP の間の通信に問題がないことを示します。

灰色のアイコンは、ローカル IPP とリモート IPP の間の通信が切断されていることを示します。
シャットダウンダイアグラム:
シャットダウンダイアグラムは、エージェントのシャットダウンシーケンスの時間グラフです。これは、異
なるエージェント間のシャットダウンシーケンスの推移を視覚的に表示することを目的としています。

全体の幅は、パワーソースが空になるまでの残りの実行時間です(電源障害が発生する場合や、現
在発生中の場合)。

緑の部分は、エージェントのシャットダウン持続期間になるまでの実行時間です。

オレンジの部分は、エージェントのシャットダウン持続期間を表します。

赤の部分は、エージェントのオフ時間です。
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注意:
「通知アプリケーション」のリストは、永続的です。
たとえば、リモート IPP をアンインストールしたり、シャットダウンコントローラーIPP とリモート IPP の
間に通信ロストイベントが発生したりすると、このリモート IPP のステータスは、正常
から通信ロス
ト
に変化します。このメカニズムによって、IT 管理者は、IT 分散アーキテクチャにおける変更を監視
できます。
このリストから手動で IPP を削除するには、「自動検出」→「ノードの削除」を使用します。
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4
監視
4.1 監視インターフェイスへのアクセス
パワーソースを監視するには、Intelligent Power® Protector のメインインターフェイスを起動します。
同じインターフェイスにローカルまたはリモートからアクセスできます。
4.1.1 ローカルアクセス


Intelligent Power® Protector がインストールされているシステムで、以下のショートカットを使
用します。
「スタート」→「プログラム」→「Eaton」→「Intelligent Power Protector」→「開く Eaton
Intelligent Power Protector」
ローカルマシンで、以下の URL を Web ブラウザーに入力します。
https://127.0.0.1:4680/
または
http://127.0.0.1:4679/
4.1.2 リモートアクセス

リモートマシンで、以下の URL を Web ブラウザーに入力します。
https://<IPP をホストするコンピューターの名前または IP アドレス>:4680/
または
http://<IPP をホストするコンピューターの名前または IP アドレス>:4679/

SSL モードで、「はい」をクリックして証明書を受け入れます。
たとえば、IE7に証明書をインストールする場
合、以下の手順を実行する必要があります。
・ 管理者としてIEを実行します(デスクトップ
アイコンを右クリック)。
・ IPPサイトにアクセスします。
・ 証明書のエラーをクリックして続行します。
・ アドレスバーの「証明書のエラー」ボタンを
クリックします。
・ 「証明書の表示」をクリックします。
・ 「証明書のインストール」をクリックしま
す。
・ 「証明書をすべて次のストアに配置する」ラ
ジオボタンをクリックし、「信頼されたルート証
明機関」ストアを選択します。この設定を行わな
いと、証明書は個人ストアに配置され、IE によっ
て信頼されません。
SSL 証明書の受け入れ

ログインとパスワードを入力します。
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4.1.3 パワーソースウィンドウ
「表示」メニュー項目で、「パワーソース」を選択します。
以下のことを行うことができます。

Intelligent Power® Protector コンピューターに給電する UPS からの情報を監視できます。

このウィンドウ内でパネルをドラッグアンドドロップできます。
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4.2 パネルリスト
4.2.1 情報とステータス
このパネルには、IPP が稼働するサーバーに給電するデバイス(UPS など)情報が表示されます。
情報パネル
このパネルには、以下のノード情報が表示されています。






166.99.224.121
説明
公称皮相電力
IP アドレス
Mac アドレス
場所
 コンタクト









シリアル番号
リンク
バッテリーの状態
パワーソース
負荷レベル
バッテリー容量
バッテリー持続時間
マスター出力
グループ#x
ステータスアイコンの近くに表示される DNS 名(または IP アドレス)
商品名
UPS の公称皮相電力(VA または KVA 単位)
(ネットワーク取得時)Web/SNMP カードの IP アドレス
(ネットワーク取得時)Web/SNMP カードの MAC アドレス
デバイスの場所(syslocation オブジェクトの値、または「デバイス」ページで
も設定可能)
デバイスの連絡先(syscontact オブジェクトの値、または「デバイス」ページ
でも設定可能)
デバイスのシリアル番号(使用可能な場合)
デバイスの Web サイトへのリンク(使用可能な場合)
充電/放電/デフォルト
AC 電源/バッテリー
デバイスの出力負荷レベル
デバイスのバッテリー容量
デバイスの持続可能バックアップ時間
メイン出力ステータス(ON/OFF/内部障害/自動バイパス/手動バイパス/過負荷)
出力コンセントのステータス(ON/OFF)
注意:このパネルに表示される情報は、ノードの機能や状況によって異なります。
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4.2.2 測定
このパネルには、ノードの機能や状況に応じて、選択されたデバイスの電力のパラメーター情報(単相また
は三相)が表示されます。
4.2.3 環境
このパネルには、選択されたデバイスのセンサー情報(温度、湿度レベル、ドライ接点のステータス(開い
ている/閉じている))が表示されます。(このパネルは、ソースが Web/SNMP カードの場合にのみ利用可能
です)




温度
湿度
入力#1
入力#2
センサーの温度(°C)
湿度レベル
第 1 接点のステータス(開いている/閉じている)
第 2 接点のステータス(開いている/閉じている)
4.2.4 グラフ
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このパネルには、選択されたデバイスの主な測定値のグラフが表示されます。
値を読み取るには、以下の手順を行ってください。グラフの上にマウスカーソルを置くと、縦線が重ねて表
示され、選択した日付のボックスで値を読み取ることができます。
ボタンを使用して、グラフを拡大/縮小できます。
ボタンを使用して、グラフに表示するデータを選択できます(以下の画面を参照してください)。
このウィンドウで、最大 6 つの測定値を同時に選択できます。
「時間スケール」で選択可能な値は、1 時間 / 2 時間 / 6 時間 / 12 時間 / 24 時間 / 2 日間 / 1 週間で
す。
4.2.5 デバイスの要約
このパネルには、選択されたデバイスの要約が表示されます。
左上隅には、UPS の回路方式が示されます(オンライン UPS、オフライン UPS、またはラインインタラク
ティブ UPS)。
いずれかの機能ブロックの上にマウスカーソルを置くと、その機能の補足情報が表示されます。
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シノプティックのカラーコード:

UPS モジュール:
AC/DC

DC/AC
バイパス
色
緑
説明
ステータス OK および有効
赤
内部障害および無効
灰
ステータス OK および無効
または不明
バッテリーモジュール:
記号
色
緑
説明
ステータス OK
オレンジ バッテリーの充電が 50%未満


赤
バッテリー障害またはバックアップ終了
灰
バッテリーステータスが不明
電流:
記号
色
黄
説明
ケーブル内に電流が存在
注意:オブジェクトのアニメーションは、電流の方向を示します。
灰
ケーブル内に電流が存在しない(電圧は存在する可能性あり)
UPS 入力の電気的パワーソース:
記号
色
緑
説明
ソースは給電中。ステータス OK。
灰
ソースは給電されていないか、ステータスが不明。
電流ステータスとパワーソースステータスの組み合わせの例:
緑/黄
電気的パワーソースは給電中で、電流が存在する
緑/灰

電気的パワーソースは給電中だが、電流が存在しない
UPS 出力のロード:(このステータスは UPS 出力ステータスにリンクします。)
記号
色
緑
説明
負荷は給電中で、保護されている。ステータス OK。
赤
負荷は給電されていない。
灰
負荷のステータスが不明。
電流ステータスと負荷ステータスの組み合わせの例:
黄/緑
負荷は給電中で、保護されている
灰/赤
負荷は給電されていない
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4.2.6 イベント
このパネルには、選択されたノードのイベントリストが表示されます。ヘッダー列のステータス、日付、
メッセージの各項目をクリックすることで、それらを基準としてイベントを並べ替えることができます。
4.2.7 統計
このパネルには、選択されたノードの統計が表示されます。
ボタンで統計の時間間隔を選択できます。
「開始の日時」と「終了の日時」が表示されている 2 つのボタンをクリックすることで、時間間隔を調整で
きます。
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4.3 イベント
4.3.1 リスト表示
「イベント」→「イベントリスト」を選択すると、以下のウィンドウが表示されます。
アラームリスト
最下部のツールバーにあるボタンで、対応するレベルの未承認アラームをフィルタすることができます。
新規アラームはすべてこのログに格納されます。
ステータス、日付、名前、メッセージ、および応答を基準としてアラームを並べ替えることができます。
以下の機能を使用できます。
選択したイベントを承認する:選択したイベントの「応答」列にチェックボックスを追加します。
すべてのイベントを承認する:すべてのイベントの「応答」列にチェックボックスを追加します。
注意:アラームを承認すると、そのアラームはチェックボックスでマークされますが、このイベントリスト
には引き続き表示されます。
Web ページの最下部にある未承認アラームの数は減少します。
承認済みのアラームは、「パワーソース」→「イベント」パネルには表示されません。
エクスポートログ:次の構文で logs.csv ファイルを作成します。
"Date";"Node";"Type";"Level";"Object";"Value";"Message";
"2009/01/27-18:35:20.840";"166.99.250.83";"Measure";"0";"UPS.PowerConverter.Input[1].Frequency";"49";"";
すべて選択:表示されているすべてのイベントを選択します。
すべての選択を解除:選択されているすべてのイベントを選択解除します。
ヒント:
1 つのアラームを選択するには、そのアラームをクリックします。
複数のアラームを選択するには、Shift キーまたは Ctrl + Alt キーを押しながらクリックします。
選択した行は、濃い青色で表示されます。
4.3.2 カレンダー表示
「イベント」→「イベントカレンダー」を選択すると、以下のページが表示されます。
このマトリックス表示で、各行は 1 週間を表し、各列はその週の 1 日を表します。
任意の 1 日を選択するか、(日付ピッカーまたは Shift + クリックで)一定の期間を選択すると、選択し
た日付のすべての情報がイベントおよび統計パネルに表示されます。新規統計が算出されると、これらのパ
ネルは自動的に更新されます。
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4.3.3 ノードイベントリスト
さまざまなアイコン表示によって、イベントの重大度が示されます。
アイ
コン
イベントステータス
正常:このイベントでは、UPS デバイスが正常なステータスに復帰しています。
イベントリスト(UPS):





















デバイスとの通信が回復しました
UPS との通信の回復
システムは商用電源によって給電されます
UPS の出力はオンになっています
UPS との通信の回復
バッテリーは正常です
UPS が正常な負荷に戻ります
UPS は正常です
バイパス:UPS への復帰
バッテリー低下アラームの終了
コンセントグループ 1 はオンになっています
コンセントグループ 2 はオンになっています
環境センサーとの通信障害
環境センサーとの通信の回復
湿度は正常な範囲内です
温度は正常な範囲内です
入力#X がオンです
入力#X がオフです
警告アラームの終了
クリティカルアラームの終了
冗長性が復元されました
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
保護が復元されました
警告:UPS デバイスに問題が発生しました。アプリケーションは引き続き保護されています。
イベントリスト(UPS):














システムは UPS のバッテリーによって給電されています
自動バイパス使用時の出力
バイパス使用時の出力
湿度が下限値以下になっています
湿度が上限値を超えています
温度が下限値以下になっています
温度が上限値を超えています
警告アラーム(一般警告はデバイスで有効化されています)
デバイスは負荷アラームの限界値以下になっています
デバイスは負荷アラーム限界値以上になっています
保護が失われています
冗長性が失われました
{時間}以内にシャットダウンします
※Remote Communication Error※(リモートの通信または構成の問題が検出されました)
クリティカル:UPS デバイスに深刻な問題が発生しました。この問題には即座に対処する必要があ
ります。アプリケーションの給電は既に停止している可能性があります。
イベントリスト(UPS):










UPS の出力はオフになっています
コンセントグループ 1 はオフになっています
コンセントグループ 2 はオフになっています
バッテリーの障害
UPS の過負荷
UPS の障害
バッテリー低下アラーム
アプリケーションをすぐ停止してください...
システムのシャットダウンを実行中しています...
クリティカルアラーム(一般クリティカルアラームはデバイスで有効化されています)
通信ロスト
イベントリスト:

※Communication failure with Device or Application※
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4.4 デバイスの Web インターフェイスの起動
「ステータス」パネルから、オンボード Web サーバーを含む Eaton カードの Web ページにアクセスできます。
(HTTP アクセス)または黄色のアイコン
青色のアイコン
Web リンクをクリックします。
(HTTPS アクセス)に関連付けられた
®
Intelligent Power Protector からのノード Web インターフェイスの実行
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冗長性
5
5.1
はじめに
Intelligent Power® Protector によって、複合デバイスを管理できます。複合デバイスとは、固有の冗長
スキーマ(冗長用パーツ、2 台のコンポーネント用にはシーケンシャルまたは無瞬断切換装置、2 台以上の
コンポーネント用にはパラレル)および専用の冗長レベルでマウントされたノードで構成される仮想ノード
です。
この冗長機能は、「設定」→「システム」→「モジュールの設定」で有効にする必要があります。
これにより、複数の UPS(複合デバイス)から給電されているローカルコンピューターが Intelligent
Power Protector によってシャットダウンされます。
電力の冗長トポロジーについて説明します。
• 冗長用パーツ
UPS 1
Server 1
UPS 2
Server 2
この場合、2台のUPSが1台または複数の多重供給サーバーに
給電します。
• シーケンシャル
「シーケンシャル」モードでは、上位のUPSが負荷に給電す
ると、下位のUPSはバイパスされます。
UPS 2
UPS 1
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•
無瞬断切換装置(2台のコンポーネント用)
「STS」モードでは、1台のSTSを使用する場合または複数の
STSを使用する場合の複数の状況があります。
UPS 1
STS
UPS 2
UPS 1
STS 1
UPS 2
STS 2
• パラレル(2台以上のコンポーネント用)
UPS 1
すべてのUPSが負荷に同時に給電します。
UPS 2
UPS 3
UPS 4
5.2
冗長性の構成
• 管理者のユーザープロファイルを使用してログインします。
• 2つ以上のノードを選択して「複合デバイスのセット」メニュー項目をクリックします。
• ダイアログボックスで、冗長モードおよび冗長レベルを入力し、さらにデバイス名も指定
します。
「デバイス名」:複合デバイスのユーザー名
「冗長モード」:「はじめに」の章を参照して、適切な電力トポロジー(パラレル、冗長
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用パーツ、シーケンシャル、無瞬断切換装置)を選択します。
「冗長レベル」:システムに給電する冗長UPSの最小数です。
デフォルト値は0です。
(パラレル構成時のみ有効、それ以外はデフォルト値“0”にする)
このパラメーターに高いレベルを設定すると、冗長UPSの数が少ない場合に「冗長性が
失われました」というアラームが表示されます。
• 新しいノードが作成されます。
• 「自動検出」ノードリストで確認できます。
これをパワーソースとして選択できます。
複合デバイスのプロパティーは、検出ビューでそのデバイスを選択してから「複合デバイスのセッ
ト」メニュー項目を再びクリックすると編集できます。
複合デバイスのコンポーネントを選択して「複合デバイスのセット」メニュー項目を再びクリック
すると、既存の複合デバイスのプロパティーが表示されます。新しい複合デバイスは作成されない
ため、複合デバイスを複製できません。
5.3 冗長ビュー
5.3.1 パワーソースビューでの複合デバイスの表示
「冗長性」モジュールがアクティブな場合、複合デバイスをパワーソースとして選択できます。
「パワーソース」ビューでこれを確認できます。
その際、「情報」、「ステータス」、「イベント」および「パワーコンポーネント」パネルに固有
のデータが表示されます。
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5.3.2 パワーコンポーネントのサブビュー
「冗長性」モジュールがアクティブな場合、「パワーコンポーネント」という新しいビューを「パ
ワーソース」のサブビューとして利用できます。このビューではノードのリストがノードのプロパ
ティーとともに表示されますが、複合デバイスの場合は選択したパワーソースのコンポーネントだ
けが表示されます。
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5.4
冗長性の使用例
典型的な複数の使用例について説明します。これらの例は、冗長シャットダウンシーケンスをニーズ
に応じて適切に構成するのに役立ちます。
使用例1:冗長構成でバックアップ時間を最長にする。
(NMCのデフォルト構成では最後のUPSのバッテリー残量が180秒か20%を切った場合にシャットダウンす
る)

これは、IPP のデフォルト構成です。(Shutdown Timer=None)
次のスクリーンショットは、「設定」→「シャットダウン」→「シャットダウン構成の編集」で利
用可能な IPP のデフォルト構成を示します。

これは、WEB/SNMP UPS カードのデフォルト構成です。
(詳細設定で Master の Shutdown After のところをチェックしない)
たとえば、Network-MS(ex 66102/103006826)および Modbus-MS(ex 66103)を使用する場合、次
のスクリーンショットで示すように、WEB/SNMP UPS カードのデフォルトシャットダウン構成は
「UPS」→「※Shutdown Configuration※」で利用可能です。
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使用例2:事前定義した10分が経過した後にシャットダウンする。1台しかないUPSがバッテリーで動
作している場合でもシャットダウンする。
この場合、サーバーごとにシャットダウンタイマー(10分、8分、6分など)を構成できます。

IPP のシャットダウンタイマーを 10 分に構成する必要があります。
次のスクリーンショットは、「設定」→「シャットダウン」→「シャットダウン構成の編集」で利用可
能な IPP のデフォルト構成を示します。

これは、WEB/SNMP UPS カードのデフォルト構成です(前述の使用例を参照)。
使用例3:最後に検出された商用電源障害のイベントから10分後にシャットダウンする。(2台のUPS
があり、そのうちの1台は冗長用)
この場合、すべてのサーバーが同時にシャットダウンします。


これは、IPP のデフォルト構成です。
すべての WEB/SNMP UPS カードのシャットダウンタイマーを 10 分に構成する必要があります。
この場合、最後の UPS がバッテリーで動作している場合、その UPS は 10 分後にシャットダウン命令
を送信します。最後の UPS がバッテリーで動作していない場合、最初の UPS は持続時間の最後に
シャットダウンするだけで、最後の UPS が負荷への供給を受け継ぎます(容量がある場合。容量が
ない場合は、すぐにシャットダウンします)。
WEB/SNMP UPS カードのシャットダウン構成は、次のスクリーンショットで示すとおり、「UPS」→「※
Shutdown Configuration※」で利用可能です。
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使用例4:最後のUPSの残り時間が10分になったときにシャットダウンする。
(NMCの詳細設定でシャットダウンタイマーが設定されていない場合、最後のUPSのバッテリー残時間が下
記のShutdown Durationの値になった時シャットダウンする)
この場合、サーバーごとにシャットダウン継続時間(10分、8分、3分など)を構成できます。

IPP のシャットダウン継続時間を 10 分に構成する必要があります。
次のスクリーンショットは、「設定」→「シャットダウン」→「シャットダウン構成の編集」で利用可
能な IPP のデフォルト構成を示します。

これは、WEB/SNMP UPS カードのデフォルト構成です(前述の使用例を参照)。
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5.5
高度な冗長動作
次の表は、4台のUPS(各UPSは20KW)を備えたパラレルUPS構成について示しています。
このパラレルトポロジーでは、負荷は0-80KWの間で異なります。
UPS 1
UPS 2
UPS 3
UPS 4
4台のモジュールでの冗長アラームの管理:
ユーザー定義の「冗長レベル」および「負荷」ごとに、次の情報について説明します。
• 冗長UPSの数(R)
• 「冗長性が失われました」アラームのステータス
負荷/冗長レベ
ル
0
1
負荷(20KW未
満)
R=3
R=3
負荷(20-40KW)
負荷(40-60KW)
負荷(60-80KW)
R=2
R=2
R=1
R=1
2
R=3
R=2
3
R=3
R=2→「冗長性が失
われました」がア
クティブ
R=1→「冗長性が失わ
れました」がアクティ
ブ
R=1→「冗長性が失わ
れました」がアクティ
ブ
R=0
R=0→「冗長性が失
われました」がアク
ティブ
R=0→「冗長性が失
われました」がアク
ティブ
R=0→「冗長性が失
われました」がアク
ティブ
4台のモジュールでの保護アラームの管理:
「負荷」および「障害のあるUPSの数」ごとに、次の情報について詳しく説明します。
• 負荷を保護するUPSの数(P)
• 冗長UPSの数(R)
• 「保護が失われました」アラームのステータス
負荷/障害
障害なし。
障害が1件。
負荷(20KW未満)
P=4、R=3
P=3、R=2
負荷(20-40KW)
P=4、R=2
P=3、R=1
負荷(40-60KW)
P=4、R=1
P=3、R=0
障害が2件。
P=2、R=1
P=2、R=0
障害が3件。
P=1、R=0
障害が4件。
P=0、R=0→「保護
が失われました」
がアクティブ
P=1、R=0→「保護
が失われました」
がアクティブ
P=0、R=0→「保護
が失われました」
がアクティブ
P=2、R=0→「保護が
失われました」がア
クティブ
P=1、R=0→「保護が
失われました」がア
クティブ
P=0、R=0→「保護が
失われました」がア
クティブ
®
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負荷(60-80KW)
P=4、R=0
P=3、R=0→「保護が失
われました」がアク
ティブ
P=2、R=0→「保護が失
われました」がアク
ティブ
P=1、R=0→「保護が失
われました」がアク
ティブ
P=0、R=0→「保護が失
われました」がアク
ティブ
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5.6
冗長性の互換性リスト
Eatonでは、冗長モードで次のUPSおよびトポロジーをテスト済みです。
その他のトポロジーまたはUPSは動作する可能性はありますが、テストを実施していません。
UPS
パラレル
9120、9130、 9135
Eaton 5PX、
Evolution、Evolution
S
Pulsar 700/1500
(Intl. & US)
Pulsar M/EX
Pulsar MX 1+1
Pulsar MX Frame 16 U
EX RT
NA
NA
NET
NET
USB
USB
シーケンシャ
ル
NA
NA
NA
NET
USB
NA
NET
NA
NET
USB
NA
NA
NA
NA
NET
USB
NA
NET
NA
NA
多重供給
NET
USB
NET
NET (*)
STS
NET
NET
USB
USB
USB
NET
USB
NET
単相UPSでの冗長性に関するUPS互換性リスト
UPS
パラレル
Blade UPS
9x55(9155および
9355)
9390
9395
Eaton 9E Essential
多重供給
NET
NET
NET
NET
シーケンシャ
ル
NA
NA
NET
NET
NA
NET
NET
NET
NA
NA
NA
STS
NA
NA
NA
NA
NA
3相UPSでの冗長性に関するUPS互換性リスト
NET:ネットワークカード経由
USB:USB経由
NA:該当なし
NET (*):動作は実装されるが、テストを実施していない
®
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6
高度な管理
Intelligent Power® Manager(バージョン 1.12 以降)では、リモートから以下のことを行うことができま
す。
 Intelligent Power® Protector の設定を表示できます。
 単一の Intelligent Power® Protector を設定できます。
 複数の Intelligent Power® Protector の設定を同期できます。
 Intelligent Power® Protector のアップグレードを開始できます。
詳細は、Intelligent Power® Manager のユーザーマニュアルを参照してください。(最大 10 ノードを管理
できる無料版をhttp://powerquality.eaton.comからダウンロードすることができます。)
®
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7
互換性リスト
Eaton では、Eaton Power Protector と以下のデバイスおよびアプリケーションとの互換性をテスト済みで
す。
7.1
Eaton シリアルラインデバイス
Eaton 機器指定
Eaton Powerware シリーズ:
3105、5110、5115、5130、9130、9135、9140、および販売終了製品の 9120、
9125
Eaton Powerware シリーズ:
BladeUPS、5125、9155、9355、9390、9395
Eaton Pulsar シリーズ:
Evolution 650 / 850 / 1150 / S 1250 / 1550 / S 1750 / 2000 / S 2500 / S
3000
Pulsar 700 / 1000 / 1500 / 1000 RT2U / 1500 RT2U(インターナショナルおよ
び US モデル)
Pulsar M / EX
Pulsar MX & Pulsar MX Frame 16 U / MX
Eaton Pulsar シリーズ:
EX RT
Comet EX RT 1:1 / 3:1 / EX 5 RT(アジア/太平洋)
接続方法
USB または RS232
RS232 のみ
USB または RS232
RS232 のみ
注意:
 Powerware シリーズ用の XSlot-USB Module は、Intelligent Power® Protector 1.10 ではサポート
されません。
 Ellipse ASR 600/750/1000/1500 USBS、Ellipse MAX、Protection Station、Protection Center、
NOVA AVR は、現在 Personal Solution Pac ソフトウェアでサポートされます。
7.2
Eaton ネットワークデバイス
Eaton 機器指定
種類
Network Management Card Minislot SNMP/Web – Network-MS UPS Option Card
(ex 66102)(ファームウェアリビジョンが DA 以上)
Eaton Pulsar
および関連 Environment Sensor
Network Management Card & Modbus/JBus – Modbus-MS(ex
66103)(イーサネットネットワーク経由)
および関連 Environment Sensor 66846
ConnectUPS-MS Minislot Network Management Card
Network-MS(ex 103006826)
および関連 Environment Sensor
UPS Option Card
Eaton Pulsar
ConnectUPS-BD Web /SNMP P/N 116750222-001 (**)
および関連 Environment Sensor
UPS Option Card
Eaton Powerware
®
Eaton Intelligent Power Protector
画像
UPS Option Card
Eaton Powerware
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ConnectUPS-XSlot Web /SNMP/xHubCard, P/N 116750221-001
(*) (**)
および関連 Environment Sensor
UPS Option Card
Eaton Powerware
PXGX-UPS Card
UPS Option Card
Eaton
PXGX2000 P/N 103005868-5591 (*) (***)
UPS Option Card
Eaton Powerware
注意:Powerware シリーズ用の Connect-UPS-E は、互換性があると考えられますが、Eaton では正式なテス
トを行っていません。
(*) Intelligent Power Protector 1.10 を使用する場合、Eaton Powerware 三相 UPS の互換性は、以下のソ
リューションでは正式に保証されています。
 カード:ConnectUPS-X v4.32 または PXGX2000 v1.4.2.1
 UPS:Blade UPS、PW9155 Dual Phase、PW9355 10-30 kVA、PW9390 40-160 kVA、PW9395 225-1100
kVA & SBM
 既知の制約事項:PW9315 は、この 1.10 リリースではサポートされません。
(**) Connect UPS XSlot/BD の必須構成:
 IPP 検出パスワードを、Web /SNMP 読み取りコミュニティ名と同じ値に設定します(デフォルトは
public です)。
 ConnectUPS Write Access Manager の(telnet、ssh、またはシリアル接続を介した)制御メニュー
で、 IP/ホスト名によって制限される SNMP アクセスを無効にするか(これはファームウェアバー
ジョン 2.02 以降のデフォルト設定です)、SNMP アクセスを正しく構成します(IPP が信頼済みのホ
ストリストに構成されている必要があります)。
(***) PXGX 2000/PXGX-UPS の必須構成:
 IPP 検出パスワードを、PXGX 読み取りコミュニティ名と同じ値に設定します(デフォルトは public
です)。
 PXGX のアクセス制御ページで、 IP/ホスト名によって制限される SNMP アクセスを無効にするか、
SNMP アクセスを正しく設定します(IPP が信頼済みのホストリストに構成されている必要がありま
す)。
 PXGX では、PXGX を必ず SNMP V1 または SNMP V1 + V3 で設定してください。
7.3
販売を終了した Eaton カード
これらのカードは、互換性があると考えられますが、Eaton では正式なテストを実行していません。
Eaton 機器指定
種類
画像
MGE Network Management Card Minislot SNMP/Web –
UPS Option Card
66244
(販売終了)
および関連 Environment Sensor
Network Management Card Transverse SNMP/Web – 66074
および関連 Environment Sensor
®
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UPS Option Card
(販売終了)
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7.4
ネットワークポート
IPM および IPP で使用するネットワークポートのリストを示します。
プロトコル
SMTP
DHCP/BOOTP
TFTP
HTTP
NTP
SNMP
SNMP トラップ
UNMP
HTTPS
EATON 監視
EATON 通知
ブロードキャスト
EATON SSL 監視
EATON アラームブ
ロードキャスト
EATON 接続アラーム
EATON 接続アラーム
®
モード/
ポート
NetworkMS/
NMC
PXGX2000、
PXGX-UPS、
ConnectUPS BD、
ConnectUPS XSlot
TCP/25
UDP/67
UDP/69
TCP/80
UDP/123
UDP/161
UDP/162
UDP/200
TCP/443
TCP/4679
OUT
OUT
IN
IN
OUT
IN
OUT
x
IN
x
OUT
OUT
x
IN
OUT
IN
OUT
OUT
IN
x
IPP
(シャッ
トダウン
コント
ローラー
が有効)
OUT
x
OUT
OUT
x
OUT
x
IN/OUT
OUT
IN/OUT
UDP/4679
IN/OUT
x
IN/OUT
IN/OUT
IN/OUT
TCP/4680
x
x
IN/OUT
IN/OUT
IN/OUT
UDP/4680
OUT
x
IN
IN
IN
TCP/5000
TCP/5001
IN
x
x
x
OUT
IN
OUT
OUT
OUT
OUT
Eaton Intelligent Power Protector
IPP
IPM
OUT
x
OUT
OUT
x
OUT
x
IN/OUT
OUT
IN/OUT
OUT
x
OUT
OUT
X
OUT
x
IN/OUT
OUT
IN/OUT
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8
FAQ およびエラーメッセージ
HTML ページ:
UPS のプロパティページを表示できません。IE で HTTP 404 エラーが発生します。
解決策:入力した URL を確認してください。
> https://<IPP を稼働しているコンピューターの名前または IP アドレス>:4680/
または
> http://<IPP を稼働しているコンピューターの名前または IP アドレス>:4679/
Ubuntu ソフトウェアセンター:
メッセージ「※The package is of bad quality※」
解決策:これは、Ubuntuソフトウェアセンター固有の既知の問題です。「※ignore and install※」ボ
タンをクリックしてください。
Linux のグラフィカルシステム統合:
Linux(DebianおよびUbuntuでGnomeを使用)
Eaton-Intelligent Power Manager の「Open」ショートカットが表示されません。
解決策:メニューショートカットは、次回Gnomeを起動したときに表示されます。
それまでは、Webブラウザーを開き、http://localhost:4679/というURLを入力してください。
Linux(Opensuse 11でKDEを使用)
Eaton-Intelligent Power Managerの「Open」ショートカットが表示されません。
解決策:IPPのアイコンを見つけるには、「Application」メニューの「Search」機能を使用してくださ
い。
その後、「Favorites」セクションにIPPアイコンが表示されます。
Linux(Red Hat、Opensuse、およびMandriva)
インストールまたはアップグレード時に通知アイコン(システムトレイアイコン)が起動しません。
解決策1:
端末から、または「Launch」機能を使用して、標準ユーザーとして次のコマンドを実行します。
$ /usr/local/Eaton/IntelligentPowerProtector/mc2 -systray
端末からこのコマンドを実行する場合、プロセスを分離するために、コマンドラインの最後にアンパサ
ンド(&)を追加する必要があります。
解決策2:
現在のグラフィカルセッションを終了し、新規グラフィカルセッションにログインします。
新規グラフィカルセッションでは、通知アイコンが自動的に起動します。
®
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Linux(Unityデスクトップ)
Eaton-Intelligent Power Managerで「開く」ショートカットが表示されません。
解決策:端末を開き、次の行を入力します。
sudo xdg-desktop-menu install --novendor
/usr/local/Eaton/IntelligentPowerProtector/desktop/Eaton.directory
/usr/local/Eaton/IntelligentPowerProtector/desktop/IPP.directory
/usr/local/Eaton/IntelligentPowerProtector/desktop/Open.desktop
その後、Unityメニューの検索ボックスに「open」と入力すると「開く」ショートカットを表示できま
す。
Webブラウザーを開き、http://localhost:4679/というURLを入力するだけでもできます。
Linux のネットワークシステム統合:
Linux:ネットワークプロキシが検出されません。
インストール時にネットワークプロキシが検出されない場合、IPPから自動更新や他のインターネットリ
ソースにアクセスできません。
この問題は、/usr/local/Eaton/IntelligentPowerProtector/configs/に proxy.cfg が存在しないことで
確認できます。
解決策:
次の内容で/usr/local/Eaton/IntelligentPowerProtector/configs/にproxy.cfgという名前のファイル
を作成します。
{
'proxyHost': "your.proxy.address.com",
'proxyPort': "proxy_port"
}
例:
{
'proxyHost': "proxy.domain.com",
'proxyPort': "8080"
}
その後、IPPを再起動して構成をリロードします。
Linux:
IPP Linux に、ネットワーク通信ロストアラームが 20 分経過後のものしか表示されません。
解決策:
次回のリリースで改善される予定です。
Linux でのシャットダウンコントローラーのアクティブ化:
シャットダウンコントローラーのオプションのモジュールを有効にすると、LinuxでのIPPサービスの初
期化中に問題が発生します。
解決策:
この問題は、「シャットダウンコントローラー」モジュールをアクティブ化した後にIPPデーモンを再起
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動することで簡単に解決できます。この機能を無効にする場合、IPPデーモンを再起動する必要はありま
せん。
一部の Windows 64 ビット版 OS でのイベントおよびアクション:
shutdownコマンドは、IPPコンテキストから呼び出された場合、パスを明示的に
「C:\Windows\System32\shutdown.exe」と指定しても「C:\Windows\SysWOW64」で検索されるため、シス
テムによって検出されません。
これは、一部のWindows x64 OSバージョン(XP x64および2003 x64など)の問題です。
この問題は、Windows7 x64などでは発生しません。
解決策:
「C:\Windows\System32\」フォルダの「shutdown.exe」を、「D:\IPP\」などにコピーしてください。
その後、明示的に「D:\IPP\shutdown.exe」を呼び出すように「shutdown.bat」を変更してください。
Windows Vista の休止状態シーケンス:
デフォルトでは、IPP はオペレーティングシステムの休止状態を使用します。ただし、Windows Vista の
休止状態オプションは、「ディスクのクリーンアップ」の実行後に使用できなくなることがあります。
この場合、Windows Vista の休止状態への移行は失敗します。
解決策:
IPP のシャットダウン構成を「休止」から「シャットダウン」に変更します。
または
管理者アカウントで「Powercfg -h on」コマンドを実行し、Windows Vista の休止状態オプションを復元
します。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;EN-US;928897#LetMeFixItMyself
シャットダウンシーケンス:
IPP が USB/シリアルを通じて接続されており、Web SNMP カードがスロットに挿入されている場合、PW
9130 UPS が正常にシャットオフしません。
解決策:カードインターフェイスからの UPS シャットオフコマンドを無効化し、IPP に保護されているマ
シンを適切にシャットダウンする必要があります。
これを行うには、カードの「Configuration/UPS Shutdown and Restart Settings」ページに移動し、
「Load Segment to Turn Off after OS Shutdown」パラメーターに対して「No」を選択します。
注意:IPP と、内部に Web カードを搭載した UPS との間の通信に USB/シリアルコネクタを使用している
場合、カードのシャットダウン基準を無効化して、マシンを確実にシャットダウンおよび再起動するこ
とをお勧めします。
シリアルRS232を通じて接続されている場合、Pulsar UPSが正常にシャットオフしないことがあります。
この場合、UPSでIntelligent Power Protectorの「Shutdown Duration」パラメーターが無視されていま
す。
解決策:
USBで接続してください。次のIPPバージョンでは、RS232での訂正が実装されます。
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用語解説
IP アドレス
コンピューターに TCP/IP をインストールすると、システムにアドレスが割り当てられます。各アドレスは
一意であり、それぞれが 0~256 の範囲の 4 組の連番で構成されます(例:168.8.156.210)。
NMS(Network Management System)
NMS は、TCP/IP ネットワークに接続された SNMP デバイスを監視します。
Network Shutdown Module
Network Shutdown Module は、コンピューターに対する電源供給の現在のステータスについてコンピュー
ターユーザーに通知するために、Network Management Card/Proxy によって送信される情報を使用するソフ
トウェアモジュールです。
UPS からの電源供給が不安定になると、Network Shutdown Module によって、可能な限り最も安全な状況の
下でコンピューターが適切にシャットダウンされます。
SSL(Secure Socket Layer、Netscape 社作成)
インターネットを通じたトランザクション(やり取り)をセキュリティで保護するためのソリューション。
SSL は、交換されるデータを認証する通信プロトコルであり、通信の秘匿性と完全性が保証されます。この
プロトコルでは、認められた暗号化方式である公開鍵付きの RSA アルゴリズム(RSA は、発明者である
Rivest、Shamir、および Adleman の頭文字)が使用されます。RSA 鍵は、素数に基づく演算の結果得られま
す。SSL は、市販のインターネットブラウザーに組み込まれています。情報を送信するサーバーが SSL を使
用すると、ブラウザー画面の一番下に自動的に南京錠が表示されます。
TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)
トランスポート層およびネットワーク層のプロトコルファミリ。
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10 謝辞
Eaton ソフトウェア開発チームから、次のプロジェクトに最大級の賛辞を贈ります。
Spider Monkey
JSMiniNSPR
Ext JS
SQLite
SQLite Project:http://www.sqlite.org/
このプロジェクトがパブリックドメインにソースコードを惜しみなく提供してくれたことが、我々の開発の
大きな力となりました。
Open SSL
 この IPP 製品には、OpenSSL Toolkit で使用するために OpenSSL Project(http://www.openssl.org/)
によって開発されたソフトウェアが含まれます。
 この IPP 製品には、Eric Young([email protected])によって記述された暗号ソフトウェアが含まれ
ます。
 この IPP 製品には、Tim Hudson([email protected])によって記述されたソフトウェアが含まれます。
Lib USB
Net SNMP
これらの各プロジェクトの完全版ライセンスは、Intelligent Power Protector(「設定」→「システム」
→「About」)で確認できます。
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