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会社案内
C O R PO R AT E BR O C HU R E プロフィール OKIは、1881年 (明治14年) に創業した日本最初の通信 発、 そして国産初のVoIPシステムの市場投入など、常に世の 機器メーカーである明工舎を前身としています。アメリカで 中に先駆けた意欲的な商品を社会に送り出しています。 グラハム・ベルが電話機を発明してわずか5年後に、 「進取の 今後もOKIは、社会インフラを支える企業として、市場の 精神」 をもって、日本で初めて電話機の製造に挑戦し、成功し ニーズをいち早くつかみ、 お客様に満足いただける商品を開 ました。 発し、情報社会の発展に寄与していきます。ブランドスロー OKIは、 この創業以来の 「進取の精神」 を脈々と受け継ぎ、 ガン 「Open up your dreams」 のもと、 ステークホルダー その後も情報社会の発展に貢献する商品の開発、提供を続 のみなさまの夢の扉を開き、想いを実現する企業、そして世 けてきました。国産初のコアメモリを採用したコンピューター 界中のお客様から常に信頼されるパートナーとして、持続的 の発売、世界初の紙幣還流型ATMやLEDプリンターの開 な成長を目指していきます。 OKIは「進取の精神」をもって、 企業理念 企業理念 情報社会の発展に寄与する商品を提供し、 世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献する。 OKIのブランドスローガンは、 ブランド スローガン 世界の人々の心豊かで安心、安全な夢の社会への扉を開くことを表しています。 また、夢や希望が現実のものとなる情報社会を目指す 私たちOKIの夢の実現をも表現しています。 「あなたの夢を拓く」 「 想いを実現する」 それがブランドスローガンに込めたOKIの約束です。 ―OKIは夢の扉を開きます― プロフィール 1 研究開発への取り組み 8 社長メッセージ 2 責任ある経営を推進するために 9 OKI グループのあゆみ 事業概要 目次 1 会社案内 情報通信事業 3 メカトロシステム事業 5 プリンター事業 6 EMS事業 7 10 社長メッセージ お 客 様 と マ ー ケット の 変 化 を 捉 え 、 新 た な ビ ジ ネ ス チャン ス を つ くり 出 し 、 成 長 戦 略 を 推し進 め て い きます 。 沖電気工業株式会社 代表取締役社長 OKIは1881年に、創業者の沖牙太郎が日本で初めて電 インフラや企業のコミュニケーションシステム、航空管制シ 話機を製造し、日本最初の通信機器メーカーとして誕生し ステムやETCの交通システムを提供し、 また、135年のモノ ました。以来、未知の領域に積極的にチャレンジするその精 づくりで培った技術と実績を活かしたハイエンド型生産受 神を 「OKIは『進取の精神』をもって、情報社会の発展に寄 託サービスを提供しております。 与する商品を提供し、世界の人々の快適で豊かな生活の実 現に貢献する。」 という企業理念として明文化し現在まで受 また金融機関や流通業界向けATMなどのメカトロシステム け継いでいます。 やLEDプリンタ-・複合機においては、グローバルに幅広く商 品を提供し、 さまざまなお客様のビジネスを支えております。 私たち、OKIグループはこの企業理念に基づくとともに、 関係法令の遵守はもちろん、社会的良識をもって健全な企 今後もOKIグループは、ブランドスローガン 「Open up 業活動を展開することで、世界の人々の快適で豊かな生活 your dreams」のもとステークホルダーのみなさまの夢 の実現に貢献していきます。そうした活動を通じて、常にお の扉を開き、想いを実現するとともに、世界の人々に安心 客様に安心をお届けし、株主や投資家、社員、お取引先、地 をお 届 けすることで 、世 界 中 のお 客 様 から信 頼される 域社会など、あらゆるステークホルダーのみなさまの信頼を グローバルパートナーを目指してまいります。 得ることが企業価値向上の基盤であると認識しています。 今後とも倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申 これらの理念や認識に基づき、私たちは、社会インフラを し上げます。 支える企業として、金融機関向けの営業店システム、通信 会社案内 2 事業概要 情報通信事業 IoT技術を基盤としたソリューションの 提供を通じて持続的社会の実現、人々の安心・ 安全・快適で豊かな暮らしの実現に貢献します。 情報通信事業は、 ますます加速するIoT・AI・ロボットなどに見 るICTの進展がお客様の事業におよぼす変化に対し、OKIが長 年培ってきた技術とIoTなどの新技術の融合、 アライアンスなど による社外の技術・商品との融合により、 お客様への支援とその 事業への貢献を目指しています。そのためにIoTをベースにイン ダストリー4.0による工場現場部門・物流部門の見える化・効率 化、ヘルスケア分野での事務効率化、 インフラ老朽化対応など ICT化が必ずしも進んでいない分野への対応、フィンテック、 オムニチャネルへの対応、プローブによる自動運転の支援など のICTの進展により新たに生まれる領域への対応、ICT化の進 営業店窓口端末システム 展によりますます重要となり高度化する情報セキュリティへの対 応などお客様の新しい環境に沿った従来の枠にとらわれないソ リューションを提供していきます。 金融ソリューション分野では営業店システム、事務集中システ ム、 コールセンターシステムのほか、 スマートフォンやATMを活 用しお客様とのチャネルを強化するオムニチャネルソリューショ ン、遠隔・非対面での営業店窓口相談・手続きを可能とするビデ オテラーマシンなどを提供しています。 運輸・流通ソリューション分野では鉄道会社窓口システム・予約 発券システム、 航空会社係員操作システム・チェックインシステム、 国内初となる空港での自動手荷物預け機などを提供しています。 製造ソリューション分野ではERP※1生産管理システムを中心 マルチスタイルコンタクトセンターシステム 「CTstage 6Mi Ⓡ」 アフターサービスなどお客様の各業務プロ にSFA※2/CRM※3、 セスの効率化を支援するソリューションなどを提供しています。 また、 コミュニケーションソリューション分野では、長年の実績 と高いシェアを持つIP-PBX、国内トップシェアを誇るコンタクト センター、 マネージドクラウドサービスなど、 お客様のワークスタ イル変革、ビジネス強化をサポートするソリューションを提供し 3 会社案内 ※1 ERP:Enterprise Resource Planning ※2 SFA:Sales Force Automation ※3 CRM:Customer Relationship Management ています。さらに、920MHz帯マルチホップ無線技術を特長とす るIoTソリューションを提供しています。 金融・運輸・流通サービス・製造業などのお客様のビジネスに 貢献すべく、培った業務システムノウハウと人・物をつなぐコミュ ニケーション技術によりお客様の業務に最適なソリューションを 提供しています。 中央官庁システム分野では、 統計システム、 気象予報システム、 人事給与システムなどを、 また地方自治体システム分野では消防 指令システム、 消防救急デジタル無線システム、 市町村防災行政無 線システムや地域情報提供システム、河川監視システムなど住 民の安心・安全の実現に貢献するソリューションを提供しています。 航空管制システム 交通インフラシステム分野では空・陸の 「安心・安全・快適」 に 向けた航空管制システム、ETC、VICS※4などのITS※5に関連す るさまざまなソリューションを提供しています。 国の安全を守る防衛システム分野では音響機器や情報通信 技術をコアとしたシステムを提供しています。 通信インフラ分野では通信キャリア・各種サービスプロバイ ダー向けに、新たなネットワークへのマイグレーションを実現 するネットワークインフラ機器、アクセスネットワークを支える および4K/8K映像配信システムなどブロードバン GE-PON※6、 ドサービス拡大に向けた各種ソリューションを提供しています。 さらに空中音響技術を活用したドローン探知システムを提供 ドローン探知システム するなど、官公庁、地方自治体、公益法人における業務や行政・ 公共サービスの最適なソリューションを提供しています。 OKIの情報通信事業は安定的な収益力の確保と成長への投 資を方針として、従来より信頼を築いてきた多くのお客様との 共創により、IoTを代表とするデジタルトランスフォーメーション の世界で新たな事業を創出していきます。 ※4 VICS:Vehicle Information and Communication System (道路交通情報通信システム) ※5 ITS:Intelligent Transport System (高度道路交通システム) ※6 GE-PON:Gigabit Ethernet-Passive Optical Network 会社案内 4 事業概要 メカトロシステム事業 OKIのコア技術であるメカトロ技術を 活かしたATMや現金処理機などを金融機関、 旅客・運輸業、流通・サービス業などに向け提供しています。 メカトロシステム事業は、OKIの得意とするメカトロニクス 技術をコアに、金融機関向けのATMをはじめ現金処理機や 営業店端末、旅客・運輸業向けの予約発券機や自動チェック イン機、流通・サービス業向けの現金処理機などを提供して いる事業です。 主力商品であるATMは、国内で金融機関や流通・サービ ス業 界に向けトップクラスのシェアを有し、海 外 市 場では、 複数国紙幣に対応する紙幣還流型ATM「ATM-Recycler G7」 を積極的に販売しています。中国市場では紙幣還流型 ATMのトップベンダーとしての地位を固めています。2014 年1月にはブラジルでのATM事業会社「OKI Brasil」 を設立 ATM「ATM-BankIT Pro」 し、ブラジル市場をはじめ中南米市場への展開も目指してい ます。これまでに参入を果たしてきたロシア、インド、東南ア ジアなどでもシェア拡大を図り、さらに成長の見込まれる新 市場の開拓を加速して、海外事業を強化します。 また、1台で複数通貨紙幣のリサイクル入出金が 可能な 「RG7 外貨両替機」 は、成田・羽田空港などに設置され、両替 事業者や旅行業者などの外貨両替業務の効率化と、 インバウ ンド、アウトバウンド顧客の利便性向上に貢献しています。 現金処理機の分野では、出納機、入出金機、つり銭機など を品揃えしており、金融機関や流通・サービス業など、お客様 の業態に合わせた商品を展開しています。現金処理機は、中 国など海外市場向けにも開発しており、事業成長が期待でき ます。OKIは今後も、お客様のニーズにマッチした商品を国 内外に展開し、世界No.1のメカトロメーカーを目指します。 5 会社案内 硬貨紙幣つり銭機「CR-20」 事業概要 プリンター事業 LEDの優位性を活かしたプリンターや複合機および 関連ソリューションをグローバルに提供し、 企業のコスト削減と業務効率化に貢献しています。 プリンター事業は、ビジネスユースに特化し、OKIの特長で あるLED技術を活かしたカラーおよびモノクロLEDプリンター と複合機、そしてドットインパクトプリンターを世界100カ国 で提供しています。OKIは、1981年に世界初のLED光源を 使用したプリンターを開発しました。LEDプリンターは、競合 となるレーザー方式と比較すると、小型、高速、高精細、 メンテ ナンス性、さらに長尺印刷やさまざまな媒体への印刷も可能 といった優位性を持っています。OKIは、LEDプリンターが持 つ高信頼性をもとに展開中の 「COREFIDO(コアフィード)」 をさらに進化させ、2016年7月、国内市場向けに新サービス 「COREFIDO3S」 を発表しました。今後、オフィスソリューショ A3カラーLED複合機「MC883dnwv」 ン市場のさらなる開拓強化を実施していきます。 プリンター事業では、成長領域への高付加価値商品投入 により、収益確保に軸足をおいた事業構造の転換を進めてき ました。この戦略に基づき、オフィスソリューション市場には、 Open Platform技術搭載の複合機と標準アプリケーション をセットに、 ソリューション提案を行っています。加えて、OKIグ ループの持つ技術を融合し、新A3カラーLED複合機と、ビジ ネスホンとの連携による紙と音声の融合ソリューションを提供 していきます。また、プロフェッショナル市場では、 コンパクトサ イズで白トナーやクリアートナーの印刷を可能にした高付加価 値プリンターに加え、2015年に設立したOKIデータ・インフォ 大判プリンター「ColorPainter M-64s」 テックの大判プリンターをラインアップに加えています。デザイ ン・流通・医療市場といった業種に注力したソリューションを展 開し、お客様の新たなビジネス創造をサポートしていきます。 OKIは、今後も信頼性の高いLEDプリンターの特長を活かし たソリューションを世界中のお客様に提供し、お客様のビジネ スの拡大やコスト削減、生産性向上などに貢献していきます。 会社案内 6 事業概要 EMS事業 OKIグループの設計・生産技術を基に、 お客様のバーチャルファクトリーとして、 ハイエンド型EMS事業を展開しています。 OKIのEMS事業「Advanced M&EMS」 は、100年以上 の情 報 通 信 分 野でのモノづくりで培った設 計・生 産 技 術と ノウハウ、豊富な実績をもとに展開している設計・生産受託 サービスです。 お客様の構想・要求仕様に基づき、開発から量産までのワ ンストップサービスを提供しています。 高品質、高信頼性、多品種少量生産など、各分野の製品に 求められるさまざまなニーズに対応することが可能です。中 でも、 「 高精度な機構を求められるメカトロニクス製品」 「 大型 多層基板技術や高速信号処理を求められる製品」 を得意とし ています。 高品質・高信頼性を実現する最新鋭の製造ライン 現在、OKIがサービスを提供している市場は、通信機器、計 測機器、産業機器、医療機器分野です。さらなる事業拡大に 向けて、エネルギー分野、航空・宇宙機器市場などへの参入・ 拡大を目指しています。 ハイエンド製品向けプリント配線板事業強化のためのOKI サーキットテクノロジー、設計・開発を受託するOKIアイディエ スの設立に続き、2015年には横河電機株式会社から青梅事 業所を譲り受け、OKIプリンテッドサーキットの生産能力を強 化しました。これにより、プリント配線板事業の拡大とともに、 強みであるプリント配線板から最終製品組立までの一貫生 産体制を強化しました。 OKIは今後も高い信頼性を要求される機器を安心して委 託いただけるよう、お客様が自社工場のように感じる、 「 バー チャルファクトリー」 になることを目指し、 トータルなモノづくり のソリューションを提供していきます。 7 会社案内 多岐にわたる受託製品の各種基板 研究開発への取り組み 最先端技術の開発を通じて事業価値向上を目指します。 OKIは、研究開発の重要なテーマの1つとして、 『 安全で快適な社会』の実現を目指し、積極的に先端技術の開発を推進してい ます。 『 安全で快適な社会』の実現に向けた重要技術領域を 「センシング」 「スマートネットワーク」 「データマイニング」 とし、 さらに OKIが伝統的に強みを持つメディア処理技術と光信号処理技術を合わせて、 OKIのシステム構築力との高度な融合を進めています。 また、研究開発の成果を新たな事業価値につなげるためのイノベーション開発にも取り組んでおり、新事業の創出を目指し ています。 01 OKIの目指す 『安全で快適な社会』の実現に向けた研究開発 「センシング」 「スマートネットワーク」 「データマイニング」 領域の各種技術を有機的に結びつけることで、 『 安全で快適な 社会』 のICT基盤が形成されます。各技術領域におけるOKIの取り組みの一端を以下に紹介します。 「センシング」 OKIは、光ファイバー内を通過する光信号の微妙な変化から光ファイバーが受ける歪や温度の状態とその場所を検知 する光ファイバーセンシング技術を新たに開発しました。光ファイバーを配置することで広域にわたる構造物の監視、火災 の検知などを行います。従来培ってきた画像および電波センシング技術とともに、次世代社会インフラに貢献する技術と なります。 「スマートネットワーク」 OKIは、大規模化が可能で、消費電力が少ないネットワークとして、920MHz帯の無線通信によるマルチホップネットワー ク技術を世界に先んじて開発しました。 これにより、環境に依存しない多種多様なセンサーや機器をネットワークにつなげる ことが可能となり、 データマイニング技術と融合することで、 構造物のモニタリング分野での利用も期待されています。 「データマイニング」 センシングによって得られ、 ネットワークによって運ばれた多種・大量の環境情報や人の行動情報、 さらには各所に存在 するテキスト情報から隠れた “意味” を発見・活用するデータマイニング技術に取り組んでいます。 02 OKIの強みを活かした研究開発 音や映像のメディア処理技術と光信号処理技術は、OKIが伝統的に強みを持ち、世界でも競争力のある分野です。 より心地よい音と映像を目指して OKIは、複数の指向性マイクを収音したいエリアの周囲に配置することで、 エリア内の音のみ収音できる 「エリア収音シ ステム」 を開発しました。この技術は、会議室やオフィスのように多くの人が同時に話している環境であっても、特定のエリ ア内で話している人の声だけをクリアに収音することを可能にします。この技術は、車内など高騒音下での音声認識アプ リケーションなどにも応用できます。また、映像符号化技術とセンシング技術を融合させ、映像中の人の顔の部分のみを 鮮明に表示する監視カメラなど、 より心地よい音と映像を提供できる技術を開発しています。 光信号処理技術のさらなる高度化をを目指して OKIは、来たるべき5G/IoT時代を見据えた次世代の光アクセスネットワークにおいて、 さらなる省電力化・小型化を実 現するため、新たな光信号処理技術の開発にも取り組んでいます。 03 将来に向けた基盤技術の開発 将来基盤技術の蓄積は、OKIの将来事業を支える礎になります。OKIが伝統的に強い端末機器に不可欠な 「ユーザビリ ティー技術」 、 ネットワークであらゆるものがつながりセキュリティの重要性が増すなかで、絶対に破られない暗号技術とな る 「量子暗号技術」 、人間の知的機能の実現に不可欠な 「認識技術」 といった研究に取り組んでいます。 会社案内 8 責任ある経営を推進するために OKIグループは責任ある経営を推進するため、 コーポレート・ガバナンス (企業統治) の充実に努めるとともに、 CSR (企業の社会的責任) を果たすための諸活動に取り組んでいます。 コーポレート・ガバナンス OKIグループは、多様なステークホルダーの信頼に応え、 意の委員会を設置するなど、経営の公正性・透明性の向上 持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ることが に努めています。監査役・監査役会による客観的な監査に 経営の最重要課題であるとの認識にたち、 「 経営の公正性・ 加え、社外取締役を含むリスク管理委員会の設置などによ 透明性の向上」 「 意思決定プロセスの迅速化」 「コンプライ り、 コンプライアンスの徹底およびリスク管理の強化に取り アンスの徹底およびリスク管理の強化」 を基本方針として、 組んでいます。 コーポレート・ガバナンス コーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでいます。 【内部統制】 【コーポレート・ガバナンス体制】 OKIは会社法および会社法施行規則に基づき 「内部統制 OKIは監査役設置会社として取締役会および監査役会 システム構築の基本方針」 を定め、業務の適性を確保する を設置するとともに、執行役員制度を導入し、業務執行と ための体制を整備しています。また、金融商品取引法に基づ 監督の分離による意思決定プロセスの迅速化を図っていま く内部統制報告制度に対応して内部統制報告書を関東財 す。また独立した客観的な立場から実効性の高い監督を行 務局へ提出し、財務報告に係る内部統制の有効性に対する うため、複数の社外取締役を招聘し、人事・報酬に関わる任 評価結果を開示しています。 コーポレート・ガバナンス体制 株主総会 選任・解任 選任・解任 監査役会 監査役 (独立役員含む) 会計監査人 選任・解任 監査 監査 連携 人事・報酬諮問委員会 取締役会 取締役 (独立役員含む) 諮問 (独立役員含む) リスク管理委員会 答申 監督 (独立役員/監査役含む) 業務執行 社長執行役員 経営会議 会計監査 内部統制監査 監査室 監査 (執行役員) 各部門・各グループ企業 企業理念を根幹にCSR活動を推進 OKIグループは、企業理念“OKIは 「進取の精神」 をもっ き、ステークホルダーのみなさまの信頼にお応えすべく、企 て、情報社会の発展に寄与する商品を提供し、世界の人々 業理念に根ざした社会的責任を的確に果たすための活動 の快適で豊かな生活の実現に貢献する。” をCSRの根幹と を推進していきます。 し、関係法令の遵守はもちろん、社会的良識をもって健全な 世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献 企業活動を展開すべく努めています。 この認識に基づいてCSRを推進するため、OKIグループ 行政 株主・投資家 地域社会 お客様 お取引先 企業活動 経済的価値の創出 全企業が共有すべき価値観として 「OKIグループ企業行動 コーポレート・ガバナンス CSR ● 環境活動 http://www.oki.com/jp/eco/ 会社案内 http://www.oki.com/jp/csr/ 社員 事業に伴う社会的責任 ステークホルダー OKIグループのCSR 国や地域との協調 9 ● OKIグループ の活動 社会貢献 コンプライアンス 環境保全 社員の尊重 人権の尊重 働きやすい職場環境 知的財産と情報管理 まとめ、研修などを通じて周知・徹底を図っています。引き続 コーポレート・ガバナンス コミュニケーション お客様の満足 員がとるべき行動の規範を 「OKIグループ行動規範」 として 公正な企業活動 憲章」 を制定しました。さらに、憲章に則って役員および社 CSRおよび環境活動に関する詳細はウェブサイトをご覧ください 地球環境 NPO・NGO OKIグループのあゆみ 1800s ・ 1881年 • 沖牙太郎、電信機・電話機・電線・電鈴などの製造、販売のため、明工舎を設立、創業 ・ 1889年 • 明工舎を沖電機工場と改称 ・ 1896年 • 国産初の直列複式交換機を東京浪花町分局に納入、稼働開始 ・ 1912年 • 沖電気株式会社設立 ・ 1930年 • 自動交換機の第一号機を中野局に納入 ・ 1949年 • 企業再建整備法により沖電気株式会社を解散し、第二会社として沖電気工業株式会社設立 ・ 1951年 • 株式を東京証券取引所に上場 ・ 1953年 • テレタイプライターを発売 ・ 1956年 • クロスバ交換機を電電公社に納入 ・ 1961年 を発売 • トランジスタ式電子計算機 「OKITAC®-5090システム」 ・ 1967年 • ICの生産開始 ・ 1969年 • ミニコンピューター 「OKITAC-4300」 を発売 ・ 1971年 • オンライン現金自動支払機 (CD) を富士銀行に納入 ・ 1974年 • 感熱ファクシミリ 「OKI FAX600」 を発売 ・ 1975年 • アメリカ ベル研究所とセルラー自動車電話の共同開発契約締結 ・ 1980年 • パーソナルコンピューター 「if800シリーズ」 を発売 ・ 1982年 • 世界初の紙幣還流型ATM 「AT-100シリーズ」 を発売 ・ 1990年 • LEDを光源に用いたページプリンター 「MICROLINE800シリーズ」 を発売 ・ 1992年 • オープンアーキテクチャーを採用した高性能UNIXワークステーション 「OKITAC9000シリーズ」 を発売 ・ 1993年 • デジタル電子交換機 「iOX1600シリーズ」 を発売 • 第一次金融オンラインシステム用預金オンライン端末機 「オキセイバ」 を富士銀行に納入 1900s •「D10形電子交換機」 を電電公社に納入 •「D60およびD70デジタル局用交換機」 を電電公社に納入 • OKIタイランド社にプリンター工場を建設 ・ 1994年 • プリンター事業の新会社 「株式会社沖データ」 を設立 ・ 1996年 を発売 • コンピューター・テレフォニー統合システム 「CTstage®」 ・ 1998年 • ATM機能搭載の多機能情報ターミナル 「CP21」 を発売 ・ 2001年 • 中国にATM生産会社 「沖電気実業 (深圳) 有限公司」 を設立 ・ 2002年 • 国内すべての生産•開発拠点でISO14001認証取得を完了 ・ 2003年 • コンパクトサイズで大容量を実現した中国市場向けATM 「ATM21S」 を開発 ・ 2004年 • 国内初の重度障がい者の在宅勤務を中心とする特例子会社を目指した 「株式会社沖ワークウェル」 を設立 ・ 2005年 • セキュリティ機能を強化した多機能ATM 「ATM-BankIT」 を発表 ・ 2006年 • 世界初の、異種材料間の薄膜接合技術 「エピフィルムボンディング」 実用レベルで量産化に成功 ・ 2008年 • 半導体事業を分社化し、 その株式の95%をローム社へ譲渡 • 金融機関向け次世代営業店端末ソリューション 「GS21NAVI」 を発売 • 業界初の5年間無償保証を実現した 「COREFIDO (コアフィード) 」 ブランドのプリンター・複合機を発売 ・ 2009年 ・ 2010年 • ルネサス テクノロジ社よりLED用として生産拠点を取得 • 複数国紙幣の取り扱い可能な全世界市場向け紙幣還流型ATM 「ATM-Recycler G7」 を開発 2000s • SaaS型コールセンターサービス 「CTstage SaaS」 を販売開始 と 「次世代自動化ゲートシステム」 を納入 • 羽田空港新国際線旅客ターミナルへ情報KIOSK端末 「SUKITTM」 ・ 2011年 • 国内初のスマートコミュニティ向け920MHz帯マルチホップ無線ネットワークシステムを開発 ・ 2012年 • 世界最高純度量子もつれ光源を開発、実用的な次世代量子暗号技術の確立に成功 • 大規模オフィス向けSIP-PBX 「DISCOVERY neo」 を販売開始 • プリント配線板事業の新会社 「OKIサーキットテクノロジー株式会社」 を設立 • ロシアのアルファ銀行に紙幣還流型ATM 「ATM-Recycler G7」 を納入 • 世界初の、1台で複数通貨紙幣のリサイクル入出金が可能な外貨両替機 「RG7 外貨両替機」 を発売 ・ 2013年 ・ 2014年 ・ 2015年 • 東芝テックとOpen Platform技術搭載のA4カラー複合機を共同開発 • 5色トナー搭載A3ノビ対応のカラーLEDプリンターを発売 • ブラジルにATM事業会社 「OKI Brasil」 を設立 • インドにATM販売会社 「OKI India」 を設立 • 横河電機よりEMS事業拠点として青梅の生産拠点を取得 • 大判プリンター事業会社 「株式会社OKIデータ・インフォテック」 を設立 • 沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称をOKIとします。 • 記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。 会社案内 10 本誌は、FSC®認証紙、VOC(揮発性有機化合物) を含まない「植物性インキ」を使用して、 「水なし印刷」で印刷しています。 会社概要 概 要(2016年3月31日現在) 商号 沖電気工業株式会社 代表取締役社長執行役員 鎌上 信也 英文社名 Oki Electric Industry Co., Ltd. 本社 創業 1881年 設立 1949年(昭和24年) 11月1日 資本金 44,000百万円 従業員数 20,190名(連結) 、3,914名 (単独) 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 Tel 03-3501-3111 URL http://www.oki.com/jp/ 売上高および売上構成比 事業ユニット別売上構成比(連結) 売上高(連結) (億円) 市場別売上構成比(連結) その他 3.8% 6,000 その他 3.1% 5,402 4,235 4,558 4,903 4,831 EMS 8.6% 4,000 プリンター 25.4% 2,000 (年度) 2011 2015年度 4,903億円 欧州 通信 システム 14.0% 2013 2014 10.8% 中南米 5.2% 2015年度 4,903億円 社会 システム 9.4% 21.6% 2012 10.3% 17.2% メカトロ システム 0 中国 ソリューション &サービス 2015 日本 66.5% 北米 情報通信 システム 4.1% 役員紹介(2016年6月24日現在) 執行役員 取締役 代表取締役会長 川崎 秀一 社長執行役員 鎌上 信也 執 行 役 員 中野 善之 代 表 取 締 役 鎌上 信也 専務執行役員 竹内 敏尚 執 行 役 員 橋本 雅明 取 締 役 竹内 敏尚 常務執行役員 畠山 俊也 執 行 役 員 遠藤 浩 取 締 役 畠山 俊也 常務執行役員 田村 賢一 執 行 役 員 横田 潔 取 締 役 星 正幸 常務執行役員 星 正幸 執 行 役 員 小関 勝彦 取 締 役 石山 卓磨 ※1 常務執行役員 毛利 誠二 執 行 役 員 坪井 正志 取 締 役 森尾 稔※1 常務執行役員 波多野 徹 執 行 役 員 片桐勇一郎 常務執行役員 猪﨑 哲也 執 行 役 員 宮澤 透 執 行 役 員 圡屋 弘 執 行 役 員 布施 雅嗣 監査役 常 勤 監 査 役 鈴木 久雄 常 勤 監 査 役 田井 務 監 査 役 濱口 邦憲※2 監 査 役 新田 陽一※2 ※1 社外取締役 ※2 社外監査役 拠点紹介 OKIの拠点(2016年7月1日現在) 本 社 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 Tel: 03-3501-3111 主要事業所 OKIビジネスセンター(東京都港区) OKIシステムセンター(蕨市) 高崎事業所(高崎市) 本庄工場(本庄市) 富岡工場(富岡市) 情報通信沼津工場(沼津市) OKI関西テクノリサーチセンター(大阪市) URL: http://www.oki.com/jp/ 営業拠点 北海道・東北 北海道支社(札幌市) 東北支社(仙台市) 青森支店(青森市) 秋田支店(秋田市) 関東・甲信越 長岡支店(長岡市) 長野支店(長野市) 群馬支店(高崎市) 中部 中部支社(名古屋市) 静岡支店(静岡市) 岐阜支店(岐阜市) 北陸支店(金沢市) 関西 中国・四国 中国支社(広島市) 岡山支店(岡山市) 山陰支店(松江市) 四国支社(高松市) 松山支店(松山市) 高知支店(高知市) 徳島支店(徳島市) 九州 九州支社(福岡市) 長崎支店(長崎市) 熊本支店(熊本市) 鹿児島支店(鹿児島市) 大分支店(大分市) 宮崎支店(宮崎市) 沖縄支店(那覇市) 関西支社(大阪市) 京都支店(京都市) 主要連結子会社および関連会社(2016年7月1日現在) 国 内 OKIカスタマアドテック OKIコンサルティングソリューションズ 日本ビジネスオペレーションズ OKIソフトウェア OKIウィンテック OKIコムテック 静岡OKI OKIシーテック 長野OKI OKIプリンテッドサーキット OKIコミュニケーションシステムズ OKIサーキットテクノロジー OKIアイディエス OKIデータ OKIデジタルイメージング エム・エル・サプライ OKIデータMES OKIデータ・インフォテック OKIマイクロ技研 OKIテクノパワーシステムズ OKIメタルテック OKIセンサデバイス OKIエンジニアリング OKIプロサーブ 沖電線 海 外 アメリカ OKI OKI OKI OKI Data Americas Data de Mexico Brasil Data do Brasil ヨーロッパ OKI Europe OKI(UK) OKI Systems(UK) OKI Systems(Danmark) OKI Systems(Holland) OKI Systems(Ireland) OKI Systems(Italia) OKI Systems(Norway) OKI Systems(Sweden) OKI Systems(Finland) OKI Systèmes(France) OKI Systems(Deutschland) OKI Systems(Rus) OKI Systems(Polska) OKI Systems(Magyarország) OKI Systems(Czech and Slovak) OKI Sistem ve Yazici Çözümleri Ticaret アジア/オセアニア OKI Hong Kong 沖電気香港有限公司 OKI Electric Industry(Shenzhen) 沖電気実業 (深圳)有限公司 OKI Banking Systems(Shenzhen) 沖電気金融設備 (深圳)有限公司 OKI Electric Technology(Kunshan) 日沖電子科技 (昆山)有限公司 OKI Software Technology 沖電気軟件技術 (江蘇)有限公司 OKI Trading(Beijing) 日沖商業 (北京)有限公司 OKI Data Dalian 日沖信息 (大連)有限公司 OKI Sensor Device(Shanghai) 智沖伝感器 (上海)有限公司 OKI Power Trading(Shenzhen) 日沖電源貿易(深圳)有限公司 OKI Micro Engineering(DG) 東莞沖美億電子有限公司 OKI Micro Engineering(HK) 沖微型技研(香港)有限公司 OKI Printed Circuits(Changzhou) 沖電気線路科技(常州)有限公司 OKI Systems Korea OKI Data (Singapore) OKI Data Manufacturing (Thailand) OKI Precision(Thailand) OKI Systems(Thailand) OKI Proserve(Thailand) OKI India OKI Data (Australia)