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Creo™登場 - PTC.com

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Creo™登場 - PTC.com
PTC メンテナンスミニッツ
PTC ジャパンのテクニカルサポートからのご挨拶
皆様、はじめまして。PTC ジャパン テクニカルサポート コールセンター マネージャーのジェフ・カリヤです。
私たちテクニカルサポートは、品質マネジメントの規格を制定する国際機関、ISO(国際標準化機構)の認定を受け
ております。それにとどまることなく、近年は“ 日本のお客様のニーズに対応するサポート“ を目標に、サービスの
向上に努めてまいりました。エンジニアのコミュニケーションスキル向上を目指したトレーニング、Web ツールの
改良と翻訳、さらに昨年 12 月には新しい CRM(顧客管理)システムを導入いたしました。また専属担当者がお客
様のビジネス成功のため、様々なサービスを提供する“ プレミアムサービス ”もご用意しております。今後は
ソフトウェアへの投資効果を最大限に高める
メンテナンス サポート マガジン
Knowledge Centered Support (KCSsm)という国際基準を取り入れテクニカルサポートに集まるすべての知識
の収集、共有、公表をより効果的に、お客様のニーズに合わせたプロセスに改良していきます。これらの取り組みは
“ お客様満足度 ”にも反映されており、手応えを感じるとともにさらなる向上を目指し新たな課題に取り組んでゆく
所存です。今後ともテクニカルサポートをよろしくお願いいたします。
PTC ジャパン株式会社
コールセンター マネージャー
ジェフ・カリヤ
イベント名称を一新し、
『PlanetPTC™ Live Tokyo』をヒルトン東京にて開催いたしました。
2010 年 12 月 9 日と 10 日、昨年まで「 PTC World 」の名称で開
下記サイトの“写真”内でご覧いただけます。また、ご参加をご予定いた
催しておりました PTC 最大のイベントを、ブランディングを一新し、
だいていたにも関わらず、当日ご来場いただけなかった皆様には、ご提
供可能な範囲で資料のご紹介も可能ですので、担当営業までお問い合
「 PlanetPTC Live 」
という名称で開催をいたしました。
わせください。
世界の 5 都市で開催される本イベントですが、日本は、ヒルトン東京
PlanetPTC Live URL :
(新宿)
にて、2 日間に渡り、非常に内容の濃い 45 のコンテンツをお届け
http://www.ptc.com/go/ppl-tokyo2010
いたしました。
一番の目玉のトピックは、2010 年 10 月 28 日に PTC のアメリカ本社
PlanetPTC Live は、6月に米国ラスベガスでも開催予定です。ご興味の
で発表された新製品 Creo (クリオ)
。日本では初のお披露目ということ
ある方は、上記サイトで詳細をご確認ください。
®
で、本社から製品責任者や開発チームが来日し、様々なコンテンツ、最新
2011
Creo 登場
™
の情報をご紹介いたしました。
イベントということを実感いただけるよう、各業界・製品のお客様事例、
Windchill®、Mathcad® などあらゆる製品の最新情報、PTC University
クラス、他国のユーザを招いてのセッション、日本 PTC ユーザ会メン
バー様とのパネルディスカッション等、様々なコンテンツをご紹介いたし
ました。
また、製品の展示コーナーでは、PTC 製品やパートナー様の製品を展示
し、本社の開発担当とお客様が直接会話をする場面も。当日の様子は、
最新リリースのご紹介
Arbortext 6.0 間もなくリリース!
コンテンツの編集/管理/組版を一貫して実現する Arbortext が、さらに高度なレイアウトに対応し、使い易さも向上
させて Arbortext 6.0 としてリリースされます。
Relex 2011 が 2010 年 10 月にリリースされました。
製品の品質、信頼性、リスクを管理するソリューションの最新版である Relex 2011 では、加速寿命試験モジュール
(Relex ALT) が新登場。また、FMEA、FRACAS、Weibull 等、他モジュールでも機能強化が行われております。
PTC は、2010 年 10 月に PTC 製品の導入について最適なサポートを行うためのお客様相談窓口を開設いたしました。
些細な疑問、質問、お見積など、お電話もしくはメールから、お気軽にお問い合わせください。
電話でのお問い合わせ
(9:00 ∼ 18:00 土日祝日除く)
フリーダイヤル
携帯・PHS
0120-355-543
03-3346-3659
メールでのお問い合わせ
[email protected]
編集部より
PTC メンテナンスミニッツへのご意見、ご感想はこちら
創刊 2 号となる今回もメンテナンスにご加入のお客様への有益な情報をたくさんお届けし
今後はこのようなテーマを扱ってほしい、など、ぜひお客様のご意見をメールで
ましたが、一番の目玉はやはり Creo。旧 Pro/ENGINEER、旧 CoCreate ユーザの皆様に
お聞かせください。宛先はこちら
この最新のプラットフォームをいち早く入手いただき、一日も早く全く新しい Creo の世界
[email protected]
をご体験いただくことでメンテナンスご加入のメリットを活かしていただきたいと思います。
Copyright © 2011 , Parametric Technology Corporation (PTC).
PTC の社名、ロゴマークおよびすべての PTC 製品の名称およびロゴマークは、PTC
(米国および他国の子会社を含む ) の商標または登録商標です。
その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
PTC Maintenance Minute
発行日:2011 年 2 月 7 日
企画発行: PTC ジャパン株式会社
〒163-6037 東京都新宿区西新宿 6-8-1 新宿オークタワー TEL.03-3346-8100
8
Volume
PTC が再び CAD 革命を起こします!
Creo のセッションも大変好評でしたが、参加者の皆様にさらに価値ある
顧客満足度向上を目的としたコンタクトセンターを開設いたしました!ぜひご利用ください。
02
●
Windchill® 10.0 いよいよリリース!
●
注目の最新版 Mathcad Prime™ 1.0
●
最新情報を常にお知らせする「 TS アラート」
●
アクセスランキング上位の技術文書をご紹介
PTC が再び CAD 革命を起こします!
Creo にバージョンアップすると本当にメリットがあるのか???
私たちがその疑問にお答えします。
2010 年 10 月 28 日、PTC は次世代設計ソフトウェアである Creo(クリオ)を発表いたしました。Creo は、高い操作性、拡張性、
芸林:いよいよ Creo がリリースされますね。昨年 10 月にアメリカ本社で製品
Creo 登場
相互運用性を有する、オープンな設計アプリケーション群として開発されました。Creo によって、今までの CAD では実現しえなかった
長年の課題が解決されるため、メンテナンスサポートをご利用のお客様に非常に大きなメリットをもたらします。
リング機能が使えるようになるということです。パラメトリックの CAD をご利用
発表イベントも開催され、日本のユーザの皆様へも 12 月の「PlanetPTC Live」
の方なら一度は、
「ここでダイレクトモデリングの機能が使えたらな。
」と思われた
イベントでご紹介をしました。新しい製品名と大まかなコンセプトは既にご存じの
ことがあるのではないでしょうか。これが Creo で実現されるわけです。Creo の
方が多いかと思います。
すごいところは、Pro/ENGINEER の履歴をきちんと保持したまま、ダイレクトモ
デリングのモードと行き来できるということです。ですから、ダイレクトモデリン
Creo が解決する課題とは??
操作性
相互運用性
特定
ソフトウェア
による束縛
アセンブリ
管理
適切なタイミングで適切なユーザに適切なツールを提供します。
・ AnyMode Modeling™ どのモデリングモードでも設計とデータの使用が可能になります。
・ AnyBOM Assembly™
PLM に接続し、シリアル番号固有の製品構成を作成、検証します。
この画期的な次世代 CAD、Creo は Pro/ENGINEER や CoCreate とまったく違う製品なのか?という疑問をお持ちになる方も
®
®
いらっしゃるかもしれません。実は、Creo は、現行の製品である Pro/ENGINEER、CoCreate、ProductView® が基本構成要素となっ
ています。そのため、メンテナンスにご加入のお客様は確実に Creo 製品に移行していただくことができるのです。Creo 1.0 および
Creo Elements/Direct™ 18.0 のリリースは 2011 年初夏を予定していますが、Creo の発表に伴い、Creo 1.0 へつながる製品
として、現行製品も以下のように「 Creo Elements 」という名称に変更をいたしました。
今後の製品(2011 年初夏リリース予定)
旧製品名
Creo
現製品名
● Pro/ENGINEER Wildfire 5.0 ⇒ ● Creo Elements/Pro™ 5.0
⇒
● ProductView 9.1
⇒ ● Creo Elements/View™ 9.1
⇒
● CoCreate 17.0
⇒ ● Creo Elements/Direct 17.0 ⇒
®
● Creo 1.0
● Creo Elements/Direct 18.0
日本 PTC ユーザ会 テクニカルコミッティ(TC)議長が語る Creo への期待
Pro/ENGINEER 製品 TC 議長 原田 信志 氏
Creo という製品の発表をはじめて聞いた時にまず考えたことは、今自分達が利用している Pro/ENGINEER や
CoCreate にどういった影響が出るのだろうということでした。そんな中、我々ユーザ会幹事団は、2010 年
持ちました。もちろん、すべての情報が得られたわけではないものの、期待の持てる製品であることはよく
わかりました。特に、設計のグローバル化が進む中で、今よりも早く、安く、良い製品を作らなければならない
我々日本の製造業にとっては、非常にメリットがあるのではないかと感じています。
実施します。ぜひ期待通りの製品をリリースしてください。本当に期待しています!
2
を必要とする場合は履歴が残るというわけです。
宮川:今は同じようなコンセプトの CAD があると思いますが、そういった製品の
PTC ジャパン株式会社
デスクトップ営業本部
営業本部長
宮川 公延
のは、日本の製造業が長年抱えてきた問題を、
場合、ダイレクトのモードに切り替えると履歴は無くなってしまう。アセンブリの
Creo のテクノロジで解決できると言っている
中に二種類のデータが存在してしまうことになり、データを使いまわすのが大変
からです。日本の製造業が生き残っていくため
ですよね。Creo ならそういう問題もない。両方知っている PTC だからこそでき
には、新興国以上に効率を上げていかなくては
ることだと思います。Creo という製品は、お客様のいろいろなお悩みを解決で
いけません。でも CAD の環境というのはここ
きる製品です。我々としては、お客様の課題がどこにあるかをお聞きして、その
10 年以上変わっていなくて、設計環境を見直
上で Creo のコンセプトのどの部分を当てはめれば効率化が図れるか、というこ
してみると、データの互換性もない、バージョ
とをご提案していきたい。
ンアップの際にコストがかかるなど、非効率な
ことがたくさんあります。PTC は Creo でそれ
芸林:そうすることで、ツールが増えたからコス
を変えようとしています。
トがかかる、
ということではなく、逆に必要なツー
ルに絞ることでコストを削減できますからね。
芸林:Creo は長年 CAD が抱えてきた 4 つの課題を 4 つのテクノロジで解決す
そして、スムーズにデータが流れるような仕組
ると言っていますが、その 1 つ「AnyRole Apps」については、私もユーザの方
みを作ることで効率も大幅に上がります。製品
から既にお問い合わせをいただきました。
「AnyRole Apps」のコンセプトは、
「適
開発プロセスの上流でコストの 8 割と性能の 8
切なタイミングで適切なユーザに適切なツールを提供する」というものですが、
割が決まる、というような話がありますが、構想
要するに、今まで設計プロセスに参加できていかなった人を参加できるようにす
設計は 2 次元 CAD で、そのあとの詳細設計は
る、ということ。そうすることで情報がきれいにつながって、その結果効率が上が
3 次元 CAD で、という状況だと、まさに 8 割
る。今までは、設計力があっても 3 次元 CAD の操作に馴染みがないという人は
が決まるという大切な部分が分断されてしまう
2 次元 CAD もしくはフリーハンドでポンチ絵を描いていたと思います。それによっ
わけですね。問題が起きた時も分断されている
て設計プロセスが分断されていたわけですよね。そこがきちんとつながれば間違
と検証ができない。そこで、例えば構想設計を
いなく効率は上がります。Creo という製品のメリットはまだまだあって、Creo に
Creo の 2 次元 CAD もしくはダイレクトモデリ
なることで、2 次元のドラフティングでも、ダイレクトのモデリングでも、パラメト
ングで、詳細設計はパラメトリックで、という流れにすると、データがきれいにつ
リックも、ビューワも、どんなモードでも、必要な情報にアクセスできます。パラ
ながるのでちゃんと遡って検証もできる。
PTC ジャパン株式会社
営業技術部
プリンシパル アプリケーション スペシャリスト
芸林 盾
メトリックからダイレクト、ダイレクトからパラメトリック、というように行き来がで
き る わ け で す が、こ れ は Creo の 4 つ の テ クノ ロ ジ の 一 つ、
「AnyMode
宮川:PTC は、今までのように単純に、3 次元 CAD はこうあるべきだ、というこ
Modeling」で実現します。さらに Creo では、それらの製品の UI が刷新されて
とをいっているわけではなくて、新しいコンセプトを打ち出した。UI が統一され
統一される。今までバラバラだった製品が、Creo という一つのプラットフォーム
ていて、データがシームレスになって、あらゆるアプリケーションを共通のデータ
にのることで統一されるというのは非常に大きなメリットですね。
モデルで使いまわせる。これは多くのお客様がやりたかったことではないでしょう
宮川:Pro/ENGINEER や CoCreate をご利用のお客様は、これだけの変化を考
るのではなく、設計プロセスのどこに問題があるかということを今一度見直してい
えると、今持っている製品に影響はないのか?と感じられますよね。Creo は現在
ただくと、Creo のコンセプトがまさに時代を先取りしたものであるということを
ご利用の製品のデータを完全に引き継いでいますから、そこは全く問題ありませ
感じていただけると思います。
か。自分達に必要な機能がエンハンスされているか、いないかだけでご判断され
ん。では、Pro/ENGINEER のユーザにはどんなメリットがあるのか?CoCreate
のユーザには?気になるところですよね。まず、CoCreate のユーザにとってのメ
芸林:新しい機能が手に入る、という感覚ではなく、Creo という新しいプラット
リットは、やはり CoCreate 事業統合のメリットでもある Pro/ENGINEER が持つ
フォームが手に入る、と考えていただくほうがいいかもしれませんね。Creo ファミ
多彩なアプリケーションが使えることです。設計最適化のオプション BMX などは、
リーの中に、2 次元 CAD があって、ダイレクトの CAD があって、パラメトリックの
CoCreate ユ ー ザ に ぜ ひ お す す めした い オ プ ション で す。こ れ に よって
CAD、ビューワがある。でもただの多彩な製品ファミリー、ということではないの
CoCreate では今まで非常に困難だった設計をスムーズに行うことができます。
が Creo のすごさです。
他にも公差解析オプションなどもおすすめしたいところです。また、Creo では
12 月に開催された PlanetPTC™ Live で、PTC の開発幹部に Creo について直接疑問をぶつけてみる機会を
日本 PTC ユーザ会としては、プリプロダクション版がリリースされ次第、TC で議論し、Creo 機能検証を
しする機会が何度もありましたが、多くの方が
じます。皆さんがそれだけ期待を持たれている
あらゆる CAD システムからデータを取り込むことができます。
・ AnyData Adoption™
グの機能だけを使うユーザにとっては、履歴を気にする必要はない。でも、履歴
この新しい製品に大きな期待を寄せていると感
Creo は4つの画期的なテクノロジにより、これらの課題を解決します!
・ AnyRole Apps™
宮川:ユーザの方々と直接 Creo についてお話
日本 PTC ユーザ会
Pro/ENGINEER 製品 TC 議長
Creo 製品群となるすべての製品の UI が統一されますが、CoCreate ユーザに
宮川:共通のデータモデルというバリューですね。そして、Creo というプラット
とってのメリットが 非 常に大きい。実は CoCreate の 2 次 元 CAD と 3 次 元
フォームの上で、自分の役割に合わせて必要なアプリケーションだけを使えるよう
CAD は今まで UI が同じではなかったので、そのせいで 3 次元化へ踏み切れな
にすることができる。非常にコンパクトですし、当然コスト削減につながるわけです。
いお客様もいらっしゃいました。3 次元化を検討されているお客様にも大変良い
機会になると思います。
芸林:Creo 1.0 や Creo Elements/Direct 18.0 のリリースは 2011 年の初夏
芸林:Pro/ENGINEER のユーザにとってのメリットは、間違いなくダイレクトモデ
ンスにご加入のお客様にはぜひ一早く Creo をご体験いただきたいと思います。
を予定しています。プリプロダクション版もリリースされる予定ですから、メンテナ
原田 信志 氏
3
Windchill® 10.0 いよいよリリース!
!
企業競争力強化のための「 エンタープライズ PLM 」
「必要な情報だけが、画面に出ていれば…」 「エクスプローラからドラッグ & ドロップでチェックイン出来たら良いのに・・・」
グローバル化が進む中で、日本の製造業にとっても、今まで以上に自社
必要な情報にアクセスでき、高度な
製品にかかわる情報の管理・活用が重要になってきています。環境規制
セキュリティの確保も可能なため、
や部品の信頼性、市場競争力を維持するためのさらなるコスト削減など、
グローバルな環境にも対応できるの
対応すべき課題も山積みです。そのような課題に対応するべく、欧米や
が強みです。さらに、最新版である
「テクニカルサポートに連絡しても、
『あのログ、このログ…』って毎回大変なんだよね」
そんな非効率な作業に日々お悩みの皆様、Windchill 10.0 がこの春にリリースされます!
Windchill 10.0 の 3 大コンセプト
1
使い勝手
(Usability)
2
サービス性
(Serviceability)
3
豊富な機能 (Capability)
Windchill 10.0 は、PTC 製品管理部門が直々に皆様からのご意見を積極的に取り入れ、操作性の改善を大幅に実施した製品リリースです。
Windchill 10.0 の機能強化
ユーザ体験からの改善
クリーンなインターフェース
● 画面上の無駄な混乱を削減
● ナビゲーションの簡素化
● スプレッドシートのような強化されたスクロールバー
変更管理
● 変更タスクの作成および順序制御における
柔軟性の向上
● 改良された変更レポート
CAD データ管理と製品構造
Windchill 印刷 サービス
● トップダウン設計機能の導入
● サーバー側での一括印刷機能
ドキュメント管理
韓国などの製造業では、既に PLM は、多くの企業で経営に必須のプラッ
Windchill 10.0 では、お 客 様 のご
トフォームとなっています。
意見を取り入れて、操作性を大幅に
PLM そのものは目新しい概念ではありませんが、これまで PLM という
改善しています。
と、開発設計部門など限られた範囲で活用されるシステムと見られがち
これからますます日本の製造業を取
でした。しかし本来の PLM とは、製品の企画から設計、生産、販売、保守、
り巻く環境は大きく変化し、設計や
廃棄までを一元管理するものです。
製造、アフターサービスなどの機能
PTC ジャパン株式会社
ソリューション戦略企画室
PLM シニアエキスパート
後藤 智
PTC では、より実践的なソリューションということで、
「エンタープライズ
が世界各地に分散している中でいかに早く良い製品をつくるか、新興国
PLM 」というコンセプトを提唱しています。これは、製品の企画から廃
などでの製品に対する異なるニーズへどう対応していくかなど、あらゆる
棄に至るまでのプロセスを一つの製品ライフサイクルとして、各段階の
状況への対応を迫られることになるかと思います。そのためにも、PLM
情報を企業のあらゆる階層において“ 見える化 ”する、製品を軸にした
の導入はまさに必要不可欠。日本の製造業のさらなる競争力強化のた
企業全体を貫くプラットフォームであるという考え方です。そのコンセプ
めにも、経営層の方々に、一日でも早く PLM への取り組みを始めてい
トに基づいて開発された製品が「 Windchill 」です。1998 年の発売
ただきたいと思います。
当初から 100 % Web ベース、シンクライアント環境を基本コンセプト
PTC ではお客様の状況に合わせた提案をさせていただくために無償ア
に据えていますので、現在注目を集めているクラウドコンピューティング
セスメントサービスをご提供していますので、まずはぜひ我々 PTC へご
を先取りしています。世界中どこからでも、Web ブラウザさえあれば
相談ください。
● Microsoft Office ドキュメントの Windchill への登録手順を簡略化(Windows エクスプローラを使用)
現在、プリプロダクション版をサポートしているテクニカルサポートのエンジニアに Windchill 10.0 の感想を聞いてみました。
■ 長田 和(テクニカルサポート所属 : 12 年)
テーブルビューの順番やサイズ変更、スクロールが Excel のように簡単
にできるようになったので、大変使いやすくなったと思いました。検索が
どのレベルからも簡単にできるようになったのも、とても便利ですね。
" 現在の場所 " の把握
ワンクリックで簡単移動
■ 土屋 江里子(テクニカルサポート所属 : 9 年)
UI がとても変わり、大変使いやすくなったと思います。特にデスクトップ
インテグレーションの機能改善は便利。Windows エクスプローラの中に
「 PTC 」フォル ダ が で き て、直 接
Office 関 連 デ ー タ を Windows
エクスプローラからチェックイン /
チェックアウトできるようになったの
で、操作性がとても良くなったと思い
ます。
ユーザーの職務 / ニーズに合わせて
カスタマイズ可能
■ 水城 雄一郎(テクニカルサポート所属 : 2 年)
「部品( WTPart )構造 → CAD データ構造( reverse build )
」の
コンセプトが入り始めましたね。次のリリースではさらに飛躍するようで
すが、トップダウン設計と呼ばれる概念設計から詳細設計の自動化は今
後もお客様からかなり興味を持たれる機能だと思います。ビジュアル化
機 能 の 積 極 的 な 組 込 みも見られ、
構成管理の操作性も改善されたと
思います。
検索の充実
Excel に似た機能を持つ
高機能なテーブル :
入力、順序変更、サイズ変更、
テーブル内検索に対応
[ Pro/INTRALINK® 3.4 をご使用のお客様へ ]
Pro/INTRALINK 3.4 は、Creo Elements/Pro™ 5.0(旧製品名 : Pro/ENGINEER® Wildfire® 5.0)との互換性はありません。
[ Pro/INTRALINK 3.4 電話サポートに関するお知らせ ]
PTC のソフトウエア サポート ライフサイクルのポリシーにもとづき、Pro/INTRALINK バージョン 3.4 の標準サポートは 2008 年 6 月に
終了し、現在は継続サポート期間へ移行をしております。電話でのお問い合わせにつきましても、2010 年 6 月 30 日をもちまして対応を
終了させていただきました。この機会に、是非、最新バージョンへの移行をご検討ください。
注目の最新版 Mathcad Prime™1.0
遂にリリース
技術計算ソフトウエアの決定版 Mathcad の最新バージョンが遂に登場!
● Windows® 7( 32bit と 64bit を含む)をサポート。
全世界 25 万人以上のプロフェッショナル ユーザが選んだ技術計算ソフ
● 実験計画法に関する特殊な Taguchi 関数など 28 個。
トウエア Mathcad 。
組立製造、プロセス製造、建設、電力、プラント・エンジニアリング、研
Mathcad Prime 1.0 の詳細についてはこちらをご覧ください。
究所等、多くの企業が、設計文書の標準化ツールとして採用しています。
http://www.ptc.com/products/mathcad/
新しいプラットフォーム、最新のインタフェース、進化したユーザビリティ、
全く新しく生まれ変わった Mathcad はフルモデルチェンジを果たしまし
た。最新バージョン Mathcad Prime 1.0 は、全面的に再設計され、究
極の使いやすさ、習得しやすさを手にしました。ここでは、その主な機能・
新機能をご紹介します。
【テクニカルサポートからのお薦め新機能】System Configuration Collector
ログ収集のスピード化が図れ、テクニカルサポートへのお問い合わせにかかっていた時間が大幅に削減できます !
問題の種類に応じて必要なログやプロパティファイルが収集され、テクニカルサポートのケースにアップロードすることが可能になるツールです。
● 単に自動計算を行うだけではなく、複雑な技術計算式をナチュラルに
表現し、
グラフィックス グラフ テキストを含んだ専門的な設計文書を、
驚くほど簡単に作成できます。
● 編集機能、印刷機能の向上。
● 600以上の関数を備え、完全な単位自動変換管理をサポートした操
【プリプロダクション版の入手方法】
正式リリースの前に、Windchill 10.0 のプリプロダクション版をお試しいただけます。PTC テクニカルサポートのソフトウェア ダウンロードの
Web ページから今すぐダウンロード!
4
作、分析、プロットの実行。
● Creo Elements/Pro や Windchill といった他の PTC 製品との統
合による劇的な生産性とプロセス効率の向上。
5
サポート Web ツール「 TS アラート」のご紹介
ご利用の PTC 製品に関する最新情報や重要なお知らせ、ご自分で探すのは面倒では
ないでしょうか?
テクニカルサポートのメール配信サービス「 TS アラート」をぜひご購読ください。
今回ご紹介させていただくのは、テクニカルサポートのメール配信サービス「 TS アラート」です。「 TS アラート」は、ご利用の製品、モジュールに
関する情報の知識データベースへの追加のお知らせやソフトウェアアップデートのご案内、その他製品に関する重要なお知らせが届く大変便利なメール
2010 年度も多くの改善がありました!
メンテナンスサポート 2010 年度の主な改善をご紹介します。
PTC のメンテナンスサポートは、サービス向上のため、新しいサポートシステムの導入など、2010 年度も数多くの改善を行いました。
ここでは、主な改善点をご紹介させていただきます。
● 品質マネジメントシステムの国際規格である ISO 9001 認定を 12 年に渡り取得
配信サービスです。さらに、お客様がテクニカルサポートへお問い合わせをされた「ケース」番号を登録すると、進捗状況をメールでお知らせするサー
● CoCreate 製品のテクニカルサポートで ISO 9001 を取得
ビスも。メール配信の頻度もお客様のご希望にあわせて設定することが可能です。メール配信サービスでは、以下の情報をご案内いたします。
● 専任のシニアエンジニアによるプレミアムサポートデスクなど、プラチナエンタープライズサポートのサービス内容を強化
●ソリューション
前回の通知以降に、新しいソリューションが提供されるか、ソリューションの変更があった場合。
● より強力なセルフサービスサポート、Web ツール改善、操作性向上のため、最先端のサポート /CRM システムを導入
●ソフトウェアアップデート
前回の通知以降にダウンロード可能になったすべての新製品リリース / 製造コード。
● 知識データベースの検索文書が 2009 年から 45% 以上増加
お客様がテクニカルサポートへお問い合わせされた「ケース」について、前回の通知以降に、担当者、ステータス、優先度、
● ソフトウェアダウンロードページのナビゲーション向上
またはエスカレーション ( 新しいケースおよびクローズされたケースを含む ) に変更があった場合。
● 140 のメンテナンスリリースと 10 のソフトウェアリリースをご提供
●ケース
●お知らせ
「表示指定」の「配信の停止」オプションがオンになっていない限り、テクニカルサポートのメール配信サービス全ユーザに、
すべてのお知らせと通知が送付されます。製品に関する非常に重要な情報がタイムリーに配信されますので、この機会に
「 TS アラート」をぜひご購読ください。
情報の配信を希望する製品を選択して下さい。
設定は簡単です。テクニカルサポートのトップページの「 TS アラートの購読」をクリックし、
「ソリューション」
、
「ソフトウェア
アップデート」
、
「ケース」
、それぞれのタブをクリックし、情報の配信を希望する製品を選択してください。
「表示指定」タブ
オンサイトサポートや週末サポートがあったら・
・
・
「プラチナエンタープライズサポート」
で配信の頻度を設定していただき、
「設定の保存」をクリックしてください。
「 TS アラート」を購読されているお客様のコメント
「知識データベースからのお知らせは非常に便利で、自分が利用している製品に影響のある技術的な問題や解決策について常に
詳しく知ることができます。また、そのほかにも日々の仕事に役立つヒントやテクニックも配信されます。自分宛てに直接送ら
れてくるので、そういった情報をわざわざ探す必要もありません。」
Kirloskar Oil Engines 社
Corporate Research & Engineering PLM アドレニストレータ
Dattatray Bhosale 氏
アクセスランキング上位の技術文書をご紹介
お客様からのアクセスの多い技術文書と、テクニカルサポートがお勧めするお客様のお役に立つソリューションをご紹介いたします。日頃のお
客様の作業にお役立てください。PTC.com の「サポート」のトップページにある「知識データベース」で文書番号から検索が可能ですので、
プラチナエンタープライズサポートの大き
現在プラチナエンタープライズサポートを担当しております。今回は私
な魅力はお客様の環境、ニーズに合わせ
達が自信を持ってお薦めするプラチナエンタープライズサポートのサー
て柔軟にサービスをご提供できるという
ビスとそのメリットについてご紹介をさせていただきます。PTC テクニカ
点です。またお客様のリクエストにお答
ルサポートでの通常サービスはゴールドサポートと呼ばれます。プラチナ
えするだけでなく、私達からも積極的に
エンタープライズサポートではお客様の環境、ニーズに沿ってサービス
新しいサービスをご提案させていただき
内容が綿密にカスタマイズされ、ワンランク上のプレミアムサービスを
ます。通常のサポートでは案件(ケース)
ご提供いたします。シニアエンジニアで構成されるプレミアムサポート
ベースの対応を軸としておりますが、プラ
デスクのご利用、オープンされたケースには最優先で対応し、プレミア
チナエンタープライズサポートではお客様のビジネス計画に沿った長期
PTC ジャパン株式会社
テクニカルサポート
プロジェクトマネージャー
西川 禎
的なお付き合いが軸となります。弊社テクニカルサポートとのさらなる信
頼関係を構築すると共に、PTC リソースのフル活用が可能です。ご興味
文書番号:141094 Microsoft Windows のデバッグツール ADPlus を使用した、応答停止や異常終了のダンプデータを収集する方法
これらのサービスプランはすべてお客様専属の担当者、TSAM(テクニ
のあるお客様は、ぜひ、担当営業までお問い合わせください。
文書番号:149916 Pro/ENGINEER Wildfire 5.0 を起動する際、
「 License request failed for Feature PROE_XXXX:
-96; License server is down or not responding 」が表示される
カルサポートアカウントマネージャ)がお客様との密なコミュニケーション
文書番号:147591 < Wildfire 5.0 インストールディレクトリ \text\fonts >フォルダに "triin.ttf" と "triumcb.ttf" がない。
「プラチナエンタープライズサポート」にご加入のお客様のコメント
文書番号:110970 非円柱スロット集合体の「サイズ限度」に使用される直径の値は何ですか?
文書番号:149777 一連のコマンドの実行時間を計測する方法
文書番号:111889 簡略化 : " 新規干渉の検出 " と、図面への効果について
文書番号:119201 STEP インポートの新オプション「 GRANITE 」について
文書番号:150173 日本語フォルダ下のアセンブリデータ ( .asm ) が Pro/E Direct ロードできません
Windchill® と
Pro/ENGINEER の連結
マネージャーの西川禎です。
ムデスクエンジニアによる年間 12 日間のオンサイトサポートもご用意
文書番号:150155 図面のシート名に 27 文字以上の全角文字を指定すると Pro/ENGINEER が強制終了する
Creo Elements/Direct™
(CoCreate® )
の上で管理いたします。
しております。
下記の文書番号を入力してご覧ください。
Creo Elements/Pro™
(Pro/ENGINEER® )
皆様はじめまして。PTC ジャパン テクニカルサポート プロジェクト
文書番号:146806 新規オブジェクトをアップロードする際に「ファイル名がコモンスペースで変更されています。このオブジェクトを
プラチナエンタープライズサポートを選んだ理由の一つが、
サービス内に含まれるTSAM(テクニカルサポートアカウントマネージャ)の存在です。TSAMは単一の窓口として、
他の部署と連携しながら、我々の問い合わせをエスカレーション、コーディネートしてくれます。プラチナエンタープライズサポートへ加入する前は、案件ごとに PTC の別々
のエンジニアとやりとりをしていました。そのため、案件ごとに進捗を確認しなくてはならず、非常に煩雑でした。TSAM という担当がついてからは、案件の管理、進捗の
管理がしやすくなり、解決策の質も上がりました。
Lenovo 社
グローバルアプリケーションオペレーションズ ディレクター
Shiyun Gao 氏
アップロードするには、ワークスペースの同期化を実行する必要があります」というエラーメッセージが表示される。
開発終了予定製品のご案内
サポートシステム変更のお知らせ
PTC は、2010 年 12 月に、サポートサービスのさらなる向上を目指してサポートシステムを変更いたしました。新システムの導入に伴い「コール」
から「ケース」という名称に変更になりました。Web 上で「ケース」をオープンする(お問い合わせをする)際ご利用いただける「ケースロガー
(旧コールロガー)」の記入事項についてご説明いたします。
●簡単な説明 → 問い合わせ内容の簡単な概要説明。どのような問題であるかをご記入ください(240 文字まで入力可能)
●兆候
→ 現象の詳細な説明、業務への影響 例:運用停止(4000 文字まで入力可能)
●再現手順 → 現象を再現させる手順(4000 文字まで入力可能)
●エラーメッセージ / 警告 → 発生しているエラーメッセージや警告(4000 文字まで入力可能)
項目が分割されたことにより、必要な情報をスムーズにわかりやすく記入いただけます。
より詳しい情報をいただくことでエンジニアの初期調査がスムーズになり迅速な解決につながります。
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PTC メンテナンスミニッツ創刊号でもご紹介させていただきましたが、PTC ではソフトウェアサポートのライフサイクルを設定しています。
各製品リリースの開発終了時期は、PTC.com の製品カレンダーでご確認いただけます。
(http://www.ptc.com/cs/product_calendar/PTC_Product_Calendar.htm)
最新版リリース時期も掲載をしておりますので、併せてご確認いただきバージョンアップのご計画にお役立てください。
開発終了予定の主なバージョン(※開発終了後の 2 年間、テクニカルサポートエンジニアによるサポートの提供を保証します。
)
開発終了月
開発終了月
Pro/ENGINEER Wildfire® 4.0
2012 年 1 月
Pro/INTRALINK® 9.0
2011 年 9 月
Windchill 9.0
2011 年 9 月
Arbortext Editor™ 5.3
2011 年 2 月
(※標準サポートの終了は 2011 年 8 月)
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