...

(平成21年8月28日)(PDF 1132KB)

by user

on
Category: Documents
7

views

Report

Comments

Transcript

(平成21年8月28日)(PDF 1132KB)
独立行政法人日本芸術文化振興会の平成20年度に係る業務の実績に関する評価
全体評価
①評価結果の総括
(イ)全体として概ね年度計画どおり実施され、各事業において設定した目標に向けて努めたことは評価できるが、今後さらに広報・宣伝活
動を工夫して、事業の必要性の周知や各地への普及活動などを展開し、日本芸術文化振興会の取り組みについてより一層充実を図ること
が期待される。
(ロ)文化芸術活動に対する支援について、文化庁支援事業との統合・一元化実現に向けて、整然と移行処置が行われたことは大いに評
価できるが、より効果的に支援を実施していくために、今後の継続的な見直しと改善の努力が望まれる。
(ハ)伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演については、概ね高度な水準を保ち、ナショナルセンターとしての責務をよく果たしていると
評価できる。
<参考>
・業務の質の向上:A
・業務運営の効率化:A
・財務内容の改善:A
等
②評価結果を通じて得られた法人の今後の課題
③評価結果を踏まえ今後の法人が進むべき方向性
(イ)文化芸術活動に対する支援については、文化庁支援事
業との一体化による効果的な助成を行うため、助成業務
の効率化及び合理化の徹底が必要である。(項目別P.1)
(イ)業務効率化のための組織体制が抜本的かつきめ細かく見
直されることにより、助成業務体制及び助成業務内容のよ
り一層の充実と適正化が望まれる。(項目別P.1)
(ロ)日本芸術文化振興会の取り組みについて、広く一般に認
知され、劇場の入場者の増加や施設の稼働率の向上等
を図るために、広報・宣伝活動をより一層活性化させる必
要がある。(項目別P.25、38、42)
(ロ)公演事業の宣伝や助成事業の周知、新国立劇場の情報
センターについてのインフォメーションなど、さらに広い範
囲を視野に入れた広報・宣伝活動を戦略的かつ強力に展
開するべきである。(項目別P.25、38、42)
(ハ)伝統芸能の伝承者の養成及び現代舞台芸術の実演家
等の研修については、その意義を広く周知するとともに、
研修事業の費用対効果を明確にする必要がある。(項目
別P.43、50)
(ハ)研修事業の必要性を明確にし、研修生及び修了生の実態
調査を恒常的に実施するなど、適切な対策を講じる必要が
ある。(項目別P.43、50)
④特記事項
劇場の運営を委託されている特定の関連公益法人に関しては、日本芸術文化振興会と同等の自己評価を確実に実施し、契約内容や評価
結果等を含めた、管理運営状況についての情報をわかりやすく開示するなど、日本芸術文化振興会が説明責任を果たすためにさらなる努
力が望まれる。
全体-1
文部科学省独立行政法人評価委員会
文化分科会日本芸術文化振興会部会委員名簿
<正委員>
田渕
雪子
株式会社三菱総合研究所 政策評価チーフコンサルタント 主席研究員
○船 山
信子
上野学園大学音楽・文化学部教授
<臨時委員>
佐々木 涼 子
舞踊評論家、東京女子大学教授
星野
紘
東京文化財研究所名誉研究員
宮島
博和
公認会計士
山本
健一
演劇評論家
(以上6名、○は部会長)
全体-2
独立行政法人日本芸術文化振興会の平成20年度に係る業務の実績に関する評価
項目別評価総表
項目名
中期目標期間中の評価の経年変化※
20年度 21年度 22年度 23年度 24年度
項目名
中期目標期間中の評価の経年変化※
20年度 21年度 22年度 23年度 24年度
Ⅰ.国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標
を達成するためとるべき措置
A
(大項目名) 調査研究の実施・資料の収集活用
A
(大項目名) 文化芸術活動に対する援助
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
B
A
A
A
A
A
A
A
A
B
A
A
A
A
A
A
A
A
A
B
A
A
A
A
A
(中項目名) 伝統芸能関係
A
S
A
A
B
B
B
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
B
B
B
(中項目名) 助成金の交付
(小項目名) 助成金の交付
(中項目名) 芸術団体等に対する各種情報等の収集及び提供
(小項目名) 芸術団体等に対する各種情報等の収集及び提供
(中項目名) 基金の管理運用
(小項目名) 基金の管理運用
(大項目名) 伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演
(中項目名) 伝統芸能の公開
(小項目名) 伝統芸能の公開
(細目名) 歌舞伎
(細目名) 文楽
(細目名) 舞踊・邦楽・雅楽・声明・民俗芸能ほか
(細目名) 大衆芸能
(細目名) 能楽
(細目名) 組踊等沖縄伝統芸能
(細目名) 演目の拡充
(小項目名) 連携協力・地方における上演等
(小項目名) 快適な観劇環境の形成
(小項目名) 広報・営業活動の充実
(中項目名) 現代舞台芸術の公演
(小項目名) 現代舞台芸術の公演
(細目名) オペラ
(細目名) バレエ
(細目名) 現代舞踊
(細目名) 演劇
(小項目名) 連携協力・地方における上演等
(小項目名) 快適な観劇環境の形成
(小項目名) 広報・営業活動の充実
(中項目名) 青少年等を対象とした公演
(小項目名) 青少年等を対象とした公演
(細目名) 伝統芸能分野
(細目名) 現代舞台芸術分野
(中項目名) 劇場施設の使用効率の向上等
(小項目名) 劇場施設の使用効率の向上等
(細目名) 伝統芸能分野
(細目名) 現代舞台芸術分野
(大項目名) 伝統芸能伝承者養成・現代舞台芸術実演家等の研修
(中項目名) 伝統芸能の伝承者の養成
(小項目名) 伝統芸能の伝承者の養成
(中項目名) 現代舞台芸術の実演家等の研修
(小項目名) 現代舞台芸術の実演家等の研修
(小項目名) 伝統芸能の調査研究
(小項目名) 伝統芸能の資料の収集・活用
(小項目名) 公演記録の作成・活用、普及活動の実施
(中項目名) 現代舞台芸術関係
(小項目名) 現代舞台芸術の調査研究
(小項目名) 現代舞台芸術の資料の収集・活用
(小項目名) 公演記録の作成・活用、普及活動の実施
Ⅱ.業務運営の効率化に関する目標を達成するための措置
(大項目名) 業務運営の効率化
(中項目名) 効率化に関する取組み
(小項目名) 効率化に関する取組み
(中項目名) 随意契約の見直し
(小項目名) 随意契約の見直し
(中項目名) 給与水準の適正化等
(小項目名) 給与水準の適正化等
(大項目名) 外部評価の実施
(中項目名) 外部評価の実施
(小項目名) 外部評価の実施
Ⅲ.財務内容の改善に関する事項
(大項目名) 予算、収支計画及び資金計画
(中項目名) 予算、収支計画及び資金計画
(小項目名) 予算、収支計画及び資金計画
Ⅳ.その他主務省令で定める業務運営に関する事項
(大項目名) 人事に関する計画
(中項目名) 人事に関する計画
(小項目名) 人事に関する計画
(大項目名) 施設及び設備に関する計画
(中項目名) 施設及び設備に関する計画
(小項目名) 施設及び設備に関する計画
(大項目名) 積立金の使途
(中項目名) 積立金の使途
(小項目名) 積立金の使途
(大項目名) その他振興会の業務運営に関し必要な事項(運営委託)
(中項目名) その他振興会の業務運営に関し必要な事項(運営委託)
(小項目名) その他振興会の業務運営に関し必要な事項(運営委託)
※当該中期目標期間の初年度から経年変化を記載。
備考(法人の業務・マネジメントに係る意見募集結果の評価への反映に対する説明等)
本法人の業務・マネジメントに係る意見募集を実施した結果、意見は寄せられなかった。
【施策目標】芸術文化の振興
総表−1
【参考資料1】予算、収支計画及び資金計画に対する実績の経年比較(過去5年分を記載)
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
区分
区分
収入
支出
運営費交付金
12,053 12,084 11,582 11,482 11,023 一般管理費
施設整備費補助金
656
585
412
801
874 事業費
公演事業収入
2,811 2,962 3,268 3,046 2,971 施設整備費
公演受託事業収入
103
57
33
56
25 公演事業費
基金運用収入
1,719 1,788 1,786 1,880 1,775 公演受託事業費
諸収入
75
90
100
96
122 基金助成事業費
計
17,417 17,566 17,181 17,361 16,790
計
(単位:百万円)
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
1,305 1,072 1,100 1,113 1,065
10,945 10,625 10,607 10,799 9,597
656
585
412
801
874
2,599 2,884 3,018 2,963 2,835
95
50
23
54
21
1,600 1,665 1,752 1,961 1,844
17,200 16,881 16,912 17,691 16,236
(単位:百万円)
区分
費用
経常費用
国立劇場公演等事業費
新国立劇場公演等事業費
基金助成事業費
一般管理費
減価償却費
財務費用
雑損失
臨時損失
計
区分
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
6,995 7,326 7,142 7,021 7,035
4,863 4,802 4,730 4,972 4,479
2,209 2,261 2,215 2,399 2,024
1,210
983
973 1,023
970
406
642
752
916
930
23
45
34
31
17
1
2
1
3
1
3
16
2
1
15,710 16,061 15,863 16,367 15,457
収益
運営費交付金収益
事業収入
受託事業収入
財産利用収入
寄附金収益
資産見返負債戻入
財務収益
雑益
臨時利益
計
純利益
目的積立金取崩額
総利益
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
11,098 10,943 10,563 10,838 10,052
4,428 4,511 4,813 4,401 4,428
103
57
33
56
25
63
66
59
57
58
1
1
1
−
−
266
490
569
650
680
206
220
227
237
222
55
65
88
78
98
0
2
19
207
4
16,220 16,355 16,372 16,524 15,567
510
294
509
157
109
−
−
−
50
−
510
294
509
207
109
(単位:百万円)
区分
資金支出
業務活動による支出
投資活動による支出
財務活動による支出
翌年度への繰越金
計
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
区分
資金収入
24,296 31,473 17,649 20,287 29,276 業務活動による収入
11,320 13,648 12,556 11,716 13,161 運営費交付金による収入
134
140
166
219
243 公演事業による収入
2,487 3,764 3,291 3,579 3,331 基金運用による収入
公演受託事業による収入
その他の収入
投資活動による収入
施設費による収入
その他の収入
財務活動による収入
前年度よりの繰越金
38,237 49,025 33,662 35,801 46,011
計
参考-1
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
25,546
12,053
2,535
1,719
56
9,183
9,906
412
9,494
1
2,784
38,237
33,700
12,084
2,742
1,788
102
16,984
12,838
656
12,182
0
2,487
49,025
19,235
11,583
3,034
1,786
11
2,821
10,663
585
10,078
0
3,764
33,662
21,338
11,482
2,623
1,880
26
5,327
11,172
777
10,395
0
3,291
35,801
29,843
11,023
2,759
1,639
58
14,364
12,589
470
12,119
0
3,579
46,011
【参考資料2】貸借対照表の経年比較(過去5年分を記載)
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
区分
資産
負債
流動資産
21,300 5,426 4,407 5,805 9,594 流動負債
固定資産
236,274 245,768 244,750 241,145 234,755 固定負債
区分
負債合計
純資産
資本金
資本剰余金
利益剰余金
(うち当期未処分利益)
資産合計
257,574 251,194 249,157 246,950 244,349
純資産合計
負債・純資産合計
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
1,776
1,939
2,419
2,046
2,288
2,911
2,215
3,221
2,585
2,952
3,715
4,465
5,199
5,436
5,537
246,819 246,819 246,819 246,819 246,819
6,248 △ 1,176 △ 4,397 △ 6,997 △ 9,087
792 1,086 1,536 1,692 1,080
510
294
509
207
109
253,859 246,729 243,958 241,514 238,812
257,574 251,194 249,157 246,950 244,349
備考:資本剰余金の減は、特定資産の減価償却費の増加によるものです(独立行政法人会計基準第86による)。
【参考資料3】利益(又は損失)の処分についての経年比較(過去5(単位:百万円)
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
区分
Ⅰ 当期未処分利益
当期総利益
510
294
509
207
109
前期繰越欠損金
−
−
−
Ⅱ 利益処分額
積立金
独立行政法人通則法第44条第3項
により主務大臣の承認を受けた額
401
294
239
207
未定
109
−
270
-
未定
備考:平成20年度に生じた当期総利益109百万円については、独立行政法人通則法第44条第3項により目的積立金として承認を受けるべく申請する。
【参考資料4】人員の増減の経年比較(過去5年分を記載)
(単位:人)
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度
職種※
定年制事務職員(管理系)
71
61
59
60
59
定年制事務職員(事業系)
248
257
247
244
243
319
318
306
304
302
※職種は法人の特性によって適宜変更すること
参考-2
独立行政法人日本芸術文化振興会の平成20年度に係る業務の実績に関する評価
項目別評価
○評定基準について
S:特に優れた実績を上げている。
(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。
)
A:中期計画通り、または中期計画を上回って履行し、中期目標に向かって順調、または中期目標を上回るペースで実績を上げている。
(当該年度に実施すべき中期計画の達成度が100%以上)
B:中期計画通りに履行しているとは言えない面もあるが、工夫や努力によって、中期目標を達成し得ると判断される。
(当該年度に実施すべき中期計画の達成度が70%以上100%未満)
C:中期計画の履行が遅れており、中期目標達成のためには業務の改善が必要である。
(当該年度に実施すべき中期計画の達成度が70%未満)
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。
(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。
)
Ⅰ
国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
中期目標
A
評価基準
B
主な実績及び自己評価
中期計画
年度計画
指標又は評価項
目 S
A
C
F
1 文化芸術活動に対する援助
振興会は、我が国の文化芸術活動への援助に関する中核的拠点として、芸術の創造又は普及を図るための活動、地域の文化の振興を目的として行う活動などに対して、多様な資金を活用した文化芸術活動に対する助成金の交付及びこれらに関する情報
提供などに積極的に取り組むこと。
(1)助成金の交付
振興会は、水準の高い活動への助成と、その普及や地域性等にも配慮した幅広く多様な助成とのバランスを図り、
より効果的で戦略的な支援を行うことを目標として、次に掲げる活動に対し助成金を交付すること。
また、助成事業の実施にあたり、交付申請書受理から交付決定までの期間については、前中期目標期間の実績以下
とするとともに、より効果的かつ効率的な助成を行うために、助成対象活動の実施状況及び当該分野の現状等の調査
を実施し、事業に反映させること。
① 芸術家及び芸術に関する団体が行う芸術の創造又は普及を図るための公演、展示等の活動
② 文化施設において行う公演、展示等の活動又は文化財を保存し、若しくは活用する活動で地域の文化の振興を
目的とするもの
③ その他、文化に関する団体が行う公演及び展示、文化財である工芸技術の伝承者の養成、文化財の保存のため
の伝統的な技術又は技能の伝承者の養成その他の文化の振興又は普及を図るための活動
なお、効果的かつ効率的な助成事業の実施を図る観点から、文化庁の助成事業と振興会の助成事業を統合・一元化
するための検討を行い、平成21年度からを目途に検討結果を踏まえた事業を実施すること。
その際、全体の助成規模は拡大しないこととするとともに、助成金の申請手続き、審査及び助成方法等の効率化を
図る観点から、地方公共団体及び教育委員会との連携協力の推進、助成の成果等に対する評価を踏まえた客観性・透
明性の高い審査の充実、情報通信技術を活用した申請手続き等の合理化について所要の措置を検討すること。
1 芸術文化活動に対する援助支援
1 文化芸術活動に対する援助
助成金の交付 1−(1)助成金の交付
(1) 助成金の交付
(1) 助成金の交付
【定性的に評価】 <1>助成金の交付
ア 国民が文化芸術に親しみ、自らの手で
ア 運営費交付金を財源とする助成金の交付に
1. 20年度助成金の交付実績
新しい文化を創造していく環境の醸成と
関する計画
(1)舞台芸術振興事業助成金(運営費交付金を財源)
その基盤の強化を図っていくとともに、
芸術団体が国内で行う我が国の舞台芸術(音楽
助成対象分野
交付件数
交付額
我が国の芸術水準を向上させていくため、 ・舞踊・演劇)の水準向上に資する優れた公演活
音 楽
6件
54,200千円
多様な資金を活用し、芸術家及び芸術団 動に対して引き続き助成金を交付する。
舞 踊
7件
32,600千円
体等が実施する次に掲げる活動に対し助
イ 芸術文化振興基金(以下「基金」という。)
演 劇
19件
90,200千円
成金を交付する。
の運用収入等を財源とする助成金の交付に関
合 計
32件
177,000千円
①芸術家及び芸術に関する団体が行う芸術
する計画
の創造又は普及を図るための公演、展示等
次に掲げる活動に対して、引き続き助成金を交
(2)芸術文化振興基金助成金(芸術文化振興基金の運用収入等を財源)
の活動
付する。
助成対象分野
交付件数
交付額
②文化施設において行う公演、展示等の活
① 芸術家及び芸術団体が行う芸術の創造又は
芸術創造普及活動
現代舞台芸術創造普及活動
265件
783,200千円
動又は文化財を保存し、若しくは活用する
普及を図るための活動
音
楽
54件
227,800千円
活動で地域の文化の振興を目的とするもの
a.多彩な芸術に親しむ環境の醸成に資する現
舞
踊
46件
99,900千円
③その他、文化に関する団体が行う公演及
代舞台芸術の創造普及のための公演活動
演
劇
165件
455,500千円
び展示、文化財である工芸技術の伝承者の
b.伝統芸能に親しむ環境の醸成に資する伝統芸
伝統芸能の公開活動
43件
71,100千円
養成、文化財の保存のための伝統的な技術
能の保存普及のための公開活動
美術の創造普及活動
23件
34,200千円
又は技能の伝承者の養成その他の文化の振
c.美術に親しめる環境の醸成に資する美術の創
多分野共同等芸術創造活動
18件
33,400千円
興又は普及を図るための活動
造普及のための展示活動
映画の製作活動
26件
304,000千円
ウ 助成金の交付に際しては、芸術文化団
d.我が国の優れた映画の製作活動を奨励し、映
劇
映
画
15件
250,000千円
体等の文化芸術活動の充実・活性化や自
画芸術の振興に資する日本映画の製作活動
記 録 映 画
8件
28,000千円
助努力の助長など適切な助成効果が得ら
e.特定の芸術分野にしばられない活動や、新し
アニメーション映画
3件
26,000千円
れるよう配慮する。また、芸術文化団体
い試みなど独創性に富んだ芸術創造活動
小
計
375件
1,225,900千円
等の自主性を十分尊重することに留意す
② 地域の文化の振興を目的として行う活動
地域文化振興活動
地域文化施設公演・展示活動
175件
280,200千円
項目別−1
評定
評価委員会によるコメント
A
A
A
・支援事業は審査及び公表等の情報提供を含め円滑に進められ、申請
受理から交付決定までの期間の短縮及び助成対象活動の調査件数にお
いても数値上一層の成果が認められる。
・文化庁支援事業との統合・一元化実現の初年度である平成21年度の
助成対象表が整然と合理的に改編されていることは評価できる。
・世界的な金融危機の影響を受けて、基金の運用益が当初の計画より
大幅に減額となっているが資金管理委員会を設けて管理していること
は評価できる。
【より良い事業とするための意見】
・助成金が適正かつ効果的に使用されていることを確認するため、引
き続き、全体の1/3以上の調査件数の確保が望まれる。
・申請者もしくは申請団体の自主性を重んじつつ、申請窓口等におけ
る適正な申請のためのきめ細かい対応が望まれる。
・新設される企画調査課の特に映像芸術係・監査係の活動の充実が期
待される。
・数年にわたる助成に対しては、助成が有効に活用されたかどうかに
ついて追跡調査をすることが望まれる。
・助成の窓口となる地方自治体への周知や団体等への説明会の開催等
について実施方法を見直すことが望まれる。
る。
a.地域の文化の振興に資する文化会館、美術館
その他の地域の文化施設において行う公演、展
示その他の活動
b.地域の文化の振興に資する伝統的建造物群、
民俗芸能その他の文化財を保存し、又は活用す
る活動
③ 文化に関する団体が行う文化の振興又は普
及を図るための活動
a.文化の発展普及に資することを主たる目的と
するアマチュア等の文化団体が行う公演、展示
その他の活動
b.伝統工芸技術・文化財保存技術の保存・伝承
等、我が国の文化財の保存伝承等に資する活動
エ 芸術文化団体等の自主性を尊重しつつ、活
動の実態に応じて効果的に実施する。
文化会館公演活動
美術館展示活動
歴史的集落・町並み・文化的景観
保存活用活動
民俗文化財の保存活用活動
小
計
文化振興普及団体活動
アマチュア等の文化団体活動
伝統工芸技術・文化財保存技術の
保存伝承等活動
小
計
合
計
2.21年度助成対象活動の募集実績
(1)芸術文化振興基金(芸術文化振興基金の運用収入等を財源)
助成対象分野
舞台芸術等の創造普及
現代舞台芸術創造普及活動
活動
音
楽
舞
踊
演
劇
伝統芸能の公開活動
美術の創造普及活動
多分野共同等芸術創造活動
小
計
国内映画祭等の活動
国内映画祭
日本映画上映活動
小
計
地域の文化振興等の
地域文化施設公演・展示活動
活動
文化会館公演活動
美術館展示活動
アマチュア等の文化団体活動
歴史的集落・町並み・文化的景観保
存活用活動
民俗文化財の保存活用活動
伝統工芸技術・文化財保存技術の保
存伝承等活動
小
計
合
計
102件
73件
10件
120,800千円
159,400千円
7,300千円
24件
209件
149件
7件
17,600千円
305,100千円
119,500千円
17,800千円
156件
740件
137,300千円
1,668,300千円
応募件数
956件
233件
138件
585件
96件
34件
75件
1,161件
44件
33件
77件
281件
166件
115件
255件
12件
採択件数
240件
50件
49件
141件
43件
11件
18件
312件
29件
19件
48件
178件
103件
75件
126件
9件
交付予定額
606,000千円
188,200千円
74,100千円
343,700千円
72,000千円
13,500千円
20,500千円
712,000千円
179,400千円
10,100千円
189,500千円
253,400千円
115,900千円
137,500千円
94,000千円
6,500千円
35件
14件
22件
10件
13,800千円
19,800千円
597件
1,835件
345件
705件
387,500千円
1,289,000千円
(2)【参考】文化振興費補助金・芸術創造活動特別推進事業助成金(補助金を財源)
助成対象分野
応募件数
採択件数
交付予定額
舞台 芸術 公演 ・伝 統芸 能 音
楽
183件
155件
2,347,400千円
等への支援
舞
踊
70件
64件
613,900千円
演
劇
255件
214件
1,150,700千円
伝統芸能
43件
38件
79,230千円
大衆芸能
29件
25件
129,000千円
小
計
580件
496件
4,320,230千円
映画製作への支援
劇映画
特別
15件
3件
150,000千円
A
29件
11件
220,000千円
B
18件
7件
70,000千円
小
計
62件
21件
440,000千円
記録映画
特別
2件
0件
0千円
A
13件
4件
20,000千円
B
3件
1件
2,000千円
小
計
18件
5件
22,000千円
アニメーション
長編A
4件
1件
50,000千円
映画
長編B
1件
0件
0千円
短編
1件
1件
3,000千円
小
計
6件
2件
53,000千円
合
計
666件
524件
4,835,230千円
注:文化振興費補助金・芸術創造活動特別推進事業助成金については、20年度文化庁において応募受付、採択を行ったものであり、
21年度以降振興会において、交付決定の事務を行うこととなっている。なお、映画製作への支援第2回募集分は21年度応募受付を行
うため上記の表には含まれていない。
イ 助成金交付事務の効率化等
助成金の交付に際しては、助成金交付事
務の効率化、審査手続き等に関する客観性
及び透明性の確保並びにより効果的な援助
を行う観点から、助成金の申請手続き、審
査及び助成方法等について、以下の措置を
ウ 助成金交付事務の効率化等
① 助成金交付事務の効率化を図る観点から、
国、地方公共団体等との連携協力の具体的方
策等について検討する。
② 助成対象活動の調査及び効率的・効果的な
助成方法についての検討に関する計画
<2>助成金交付事務の効率化等
1.国・地方公共団体等との連携協力
都道府県経由で応募のあった活動については、都道府県担当者からのヒアリングを実施した。
2.助成対象活動の調査及び助成方法の検討
(1)助成対象活動に対する調査(目標:200件以上)
項目別−2
講ずるとともに、外部専門家等による委員
会において審査方法等選考に関する基準を
策定・公表する。
① 地方公共団体、教育委員会との連携協
力の推進の検討
② 助成の成果等に対する評価を踏まえた
審査の充実を図るための助成対象活動の実
施状況等調査及び調査結果や応募状況等を
勘案した効果的かつ効率的な助成について
の検討
機能強化及び事務手続き・申請手続きの簡
素化等、情報通信技術を活用した申請手続
き等の合理化の検討を行い、交付申請書受
理から交付決定までの期間については、前
中期目標期間の実績以下とする。
a.助成の成果等に対する評価を踏まえた審査の
充実を図るため、助成対象活動について引き続
き外部有識者による公演等調査を行うほか、職
員による会計調査及び公演等調査を実施し、審
査への反映を図る。
・会計調査及び公演等調査:200件以上
b.助成対象分野の現状についての調査結果及び助
成対象活動についての公演等調査の結果などを踏
まえ、より効果的かつ効率的な助成方策について
検討する。
③ 助成金交付事務に係る情報システムについて、
事務手続き等の簡素・合理化が行われるよう、
機能強化策について検討する。
助成金の交付申請書受理から交付決定まで
の期間について、平成18年度の実績(約42日)
以下とする。
④ 助成金の交付対象を適切に採択するため、
各専門委員会において審査の方法等選考に関
する基準を策定し、ホームページで公表する
とともに、必要に応じて見直しを行う。
区 分
会計調査
実 績
68件
(調査活動163件)
公演等調査
155件
合 計
223件
(2)調査結果を踏まえた効果的かつ効率的な助成方策の検討
助成対象活動に係る「助成の効果」について、20年度助成対象活動実績報告書に記載された内容の整理、分類を実施した。
集計結果:調査対象件数772件(複数回答を含む)
事 項
件 数
外部から質の高いスタッフ・キャスト・展示品等の充実を図ることができた
239件
団体(団員等)の経費負担が軽減され、充実した稽古を行うなど活動に専念できた
227件
設備の整った会場の確保、舞台設備等の充実を図ることができた
213件
宣伝広告等の広報活動を充実させることができた
180件
入場料の軽減等により幅広い層の観客を集めることができた
134件
地方における芸術文化の活性化に寄与できた
107件
助成金を受けていることで公演活動に対する信頼が増し、団体の外部評価が向上した
92件
当初の計画通りに事業が実施できた
84件
今後の活動においての向上心、発展性につながった
44件
創造的・実験的活動が実施できた
40件
地域文化財等についての普及・啓発、記録保存の充実が図られた
34件
地域住民参加による活動が実施できた
20件
活動地域の文化団体と他の地方文化団体との交流促進に寄与できた
14件
伝統芸能・伝統技術の承継、民俗芸能の復活に役立った
14件
国際交流の発展及び振興が図られた
14件
文芸費等の充実により公演内容の向上を図ることができた
13件
合 計
1,469件
3.事務手続き等の簡素化・合理化
(1)情報システムの機能強化等
応募書類の一部について、電子データによる提出受付及び自動読取、経理システムとの連携等を可能とする等、交付事務の効率化
のため新たな助成システムの開発を行った(21年度稼働予定)。
(2)助成金の交付申請書受理から交付決定までの期間の短縮
区 分
実 績
目 標
舞台芸術振興事業助成金
42.5日
42.0日
芸術文化振興基金助成金
35.2日
42.0日
全 体
35.5日
42.0日
4.各専門委員会における審査及び選考に関する基準の策定と公表
(1)21年度助成対象活動の審査状況
芸術文化振興基金運営委員会及び4つの部会、9つの専門委員会において、以下のとおり審査を行った。なお、音楽、舞踊、演劇、
伝統芸能・大衆芸能の各専門委員会については文化庁芸術創造活動特別推進事業審査委員会と共同開催した。
① 舞台芸術等部会(2回開催・3月)
・ 音楽専門委員会(2回開催・12月、2月)
・ 舞踊専門委員会(2回開催・12月、2月)
・ 演劇専門委員会(2回開催・12月、2月)
・ 伝統芸能・大衆芸能専門委員会(2回開催・11月、2月)
・ 美術専門委員会(2回開催・11月、2月)
② 映像芸術等部会(1回開催・3月)
・ 映画祭等専門委員会(2回開催・12月、3月)
③ 地域文化・文化団体活動部会(1回開催・3月)
・ 地域文化活動専門委員会(2回開催・11月、2月)
・ 文化団体活動専門委員会(2回開催・11月、2月)
④ 文化財部会(1回開催・2月)
・ 文化財保存活用専門委員会(2回開催・11月、2月)
⑤ 審査経過概要
11月中旬∼12月中旬
各専門委員会において「専門委員会における審査の方法等について」を審議、決定。
12月下旬∼2月下旬
各専門委員会による応募活動1件ごとの事前審査。
1月26日
運営委員会を開催し、応募状況についての報告及び助成金の分野別配分について審議、決定。
1月下旬∼3月初旬
各専門委員会において専門委員会の事前審査結果をもとに、合議により、助成金交付要望書の
審査及び助成対象活動を選定。
2月下旬∼3月初旬
各部会において助成対象活動の採否及び助成金額の審議。
3月17日
運営委員会を開催し、助成対象活動について審議、決定。
21年3月27日付で公表。
(2)選考に関する基準の策定と公表
広報誌「芸術文化振興基金No.23」及び基金ホームページにおいて、助成活動対象、助成金の額、審査にあたった委員の氏名、審査
経過、審査の方法等について公表した。
項目別−3
(3)20年度助成対象活動の決定に関する公表状況
・ 20年3月25日付けで助成対象活動を決定した。その後、公表資料をホームページに掲載した。
・ 広報誌「芸術文化振興基金 No.23」(6月30日発行)に助成対象活動一覧のほか審査経過等を掲載し、同誌をホームページに掲
載した。
(4)芸術文化団体等の自主性の尊重、活動実態に応じた効果的な助成の実施
芸術団体等の自主性を尊重し、活動目的及び内容等に関する助言については、慎重に対応した。
交付申請書受理
から交付決定ま
42日未満
での期間の効率
化の達成状況
42日以上
55日未満
55日以上
実績35.5日/目標42日以内(達成度118.3%)
A
【定量的評価】
オ 「独立行政法人整理合理化計画」(平
カ 「独立行政法人整理合理化計画」(平成19年
<4>文化庁の助成事業と振興会の助成事業との統合・一元化
成19年12月24日閣議決定)を踏まえ、平
12月24日閣議決定)を踏まえ、平成21年度か
21年度を目途として文化庁の助成事業(旧芸術創造活動重点支援事業、文化芸術振興費補助金)を振興会に移管し、芸術文化振興
成21年度からを目途に文化庁の助成事業
らを目途に文化庁の助成事業(水準の高い活
基金の助成事業と統合・一元化して、より効果的な助成を行うことを目的として検討を重ねた結果、新たな支援事業の体系として、
(芸術創造活動重点支援事業、文化芸術
動への助成)と振興会の助成事業(芸術の創
舞台芸術等への助成については、補助金により我が国最高水準の舞台芸術の創造活動への助成を行い、芸術文化振興基金により舞台
振興費補助金)と振興会の助成事業(舞
造・普及や地域性等にも配慮した幅広く多様
芸術の普及活動等への助成を行う2本立ての体系とした。これに伴い、従来実施していた「舞台芸術振興事業助成金」は整理のうえ廃
台芸術振興事業、芸術文化振興基金)を
な助成)を統合・一元化することとし、これ
止することとした。また、映画活動に対する助成については、芸術文化振興基金による助成を整理し、文化庁の補助金による助成事
統合・一元化することとし、これらのバ
らのバランスを図り、より効果的な助成を行
業に集約・一本化した。同時に、文化庁が行ってきた国内映画祭等の活動(国内映画支援事業、日本映画上映支援事業)に対する助
ランスを図り、より効果的な助成を行う
うことを目標として、平成20年度中に統合・
成を新たに芸術文化振興基金により行うこととした。
ことを目標として、平成20年度中に統合
一元化に向けた検討を行い、所要の措置を講
なお、補助金の移管に伴う業務の拡大に対応し、業務の効率化及び省力化を図る観点から組織体制の見直しを行い、21年度より調
・一元化に向けた検討を行い、所要の措
じる。
査課を企画調査課に改め、課内に調査係の他に映像芸術係及び監査係を設置することとなっている。
置を講じる。その際、全体の助成規模は
拡大しないこととする。
(2) 助成に関する情報等の収集・提供
振興会は、文化芸術活動に対する援助に関する事業の中核的拠点として、集積した情報のデータベース化や、文化
芸術活動への助成に関する情報等の収集・提供を推進すること。
また、ホームページの中期目標期間のアクセス件数について前中期目標期間の実績以上とすること。
(2) 助成に関する情報等の収集及び提供
(2) 助成に関する情報等の収集及び提供
芸 術 団 体 等 に 1−(2)芸術団体等に対する各種情報等の収集及び提供
文化芸術活動に対する援助の中核的拠点と
ア 文化芸術活動に対する援助の中核的拠点と 対 す る 各 情 報 <5>助成に関する情報等の収集及び提供
A
して、文化芸術活動に関する情報を収集し、
して、有効な情報提供方策等について検討す 等 の 収 集 及 び 1.有効な情報提供方策等の検討、ホームページ等の充実
デ−タベース化やホームページを通じた提供
る。ホームページにおいては、募集案内、助 提供
(1) 20年度アクセス件数:108,954件(目標:100,000件)
等を推進する。ホームページにおいては、募
成対象活動をはじめとする芸術文化団体等に 【定性的に評価】 (2) 文化芸術活動に対する援助の中核的拠点として、民間助成団体の概要等に係る情報のデータベース化を行った。(21年度にホー
集案内、助成対象活動をはじめとする芸術文
対する各種情報等、提供する情報の充実を図
ムページによる提供を予定)
化団体等に対する各種情報等の提供を充実さ
るとともに、迅速化に努める。
(3) ホームページの構成・内容を随時見直し、ホームページの利便性を向上させている。
せ、中期目標期間のアクセス件数を前中期目
・目標アクセス件数:100,000件
2.広報誌・チラシの作成・配布
標期間の実績以上とする。また、広報誌を定
イ 基金の助成業務を周知するために、広報誌
(1) 広報誌「芸術文化振興基金№23」を発行 (6月30日)し、20年度助成対象活動の決定等の記事を掲載した。
期的に発行する。
・チラシを作成・配布する。
(2) 基金助成事業に関するチラシを作成、配布(3種)した。
ウ 助成対象活動の募集に当たっては、芸術関
・ 助成事業の概要を紹介したパンフレット(二つ折り)を作成、配布した。
係誌等への広告掲載及び基金のホームページ
・ 21年度助成対象活動募集チラシを作成、配布した。
への情報掲載を行うとともに、地方公共団体
・ 芸術文化振興基金助成対象活動PRチラシを作成、配布した。
及び全国の公立文化施設等へポスターを配布
3.広告掲載、ポスター配布等
する。
(1) 「日本芸術文化振興会ニュース」及び「文化庁月報」へ、基金の概要、助成対象活動の募集案内等の記事を掲載した(毎月)。
エ 芸術団体等を対象とした助成対象活動の募
(2) 21年度募集案内広告を掲載した(21誌、9月下旬∼11月下旬)。
集説明会を東京、大阪で引き続き開催する。
(3) 21年度募集案内ポスターを配布(都道府県、政令指定都市、公立文化施設等に送付し、広報協力を依頼)した。
4.助成対象活動の募集説明会
(1)大阪:10月 7日:芸術創造普及活動等対象(芸術団体等対象、会場:ホテルアウィーナ大阪 参加団体数:182)
(2)東京: 9月26日:地域文化振興活動・文化振興普及団体活動等対象(都道府県担当者対象、:伝統芸能情報館参加団体数:40)
10月14日:映画製作・国内映画祭等の活動対象(会場:こまばエミナースホール 参加団体数:122)
10月15日:芸術創造普及活動等対象(会場:日本青年館大ホール 参加団体数:703)
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
70,000件
へ の ア ク セ ス ※ 100,000件 以上
70,000件 ※
の達成状況
1 以上
100,000件 未満
2
【定量的評価】
未満
A
ホームページ
実績108,954件/目標100,000件(達成度109.0%)
A
(3) 芸術文化振興基金の管理運用
振興会は、安全性に留意しつつ、客観性及び透明性の確保を図りながら、資金の確保に努めること。
エ 芸術文化振興基金の管理運用について
オ 基金の管理運用については、安全性を重
基 金 の 管 理 運 1−(3)基金の管理運用
A
は、安全性を重視するとともに、安定した
視するとともに、安定した収益の確保によっ
用
<3>芸術文化振興基金の管理運用
収益の確保によって継続的な助成が可能と
て継続的な助成が可能となるよう、資金内容 【定性的に評価】 (1) 運用益
1,714,977千円(当初計画1,854,938千円、139,961千円の減)
なるよう、資金内容及び経済情勢の正確な
及び経済情勢の正確な把握に努め、運用方針
(2) 利回り
2.60%(当初計画2.80%)
把握に努め、各年度に定める運用方針のも
を定めて効率的な方法により行う。
今年度より、振興会内に資金管理委員会を設置し、再運用する金融商品等の検討を行った。年度末には、「芸術文化振興基金の運用
とに、効率的な方法により行う。
の基本的考え方」を取りまとめ、これを踏まえて、21年度の運用方針を定めた。
運用実績については、世界的な金融危機による秋以降の急激な円高の影響を受け、外国債の利率変動のリスクが現実化し、803百万
円見込んでいた外国債の運用収入が603百万円となり、200百万円の減収となった。このため、より多くの運用収入を確保することが
できるように、一般債の入れ替えにより運用利回りのアップを図ることとし、1月以降48億円分の一般債の売却を行い、122百万円の
売却益を得るとともに、売却分の運用利回りを0.577%アップさせた。
項目別−4
A
2 伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演
伝統芸能の保存振興及び現代舞台芸術の振興普及を図るため、前期中期目標期間の実績を踏まえ、より多くの人が幅広い分野の公演を鑑賞することを目標とし、次のとおり伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演を行うこと。また、次の観点からこ
れらの公演の充実等を図ること。
A
(1) 主催公演
ア
伝統芸能を古典伝承のままの姿で公開するように努めること。
イ
国際的に比肩しうる高い水準の現代舞台芸術を自主制作により公演すること。
ウ
公開・公演の目的、期待する成果等を明確にし、外部の専門家等からの意見や観劇者の要望等を踏まえた評価
等を行い、事業の充実に反映させること。
エ
より幅広く多くの人が国民の鑑賞することを目指して、分野ごとに前中期目標期間の実績を超えるよう、個々
の公演において、適切な鑑賞者数の目標を設定し、その達成に努めること。
オ
国、地方公共団体、芸術団体、企業等との連携協力等に努めること。
カ
青少年等を対象とする公演の種類、回数を充実するとともに、各鑑賞事業の連携協力を強化すること。
キ
国際文化交流の進展に寄与するとともに、伝統芸能及び現代舞台芸術に関する日本文化の海外発信にも努める
こと。
2
伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演 2
(1) 伝統芸能の公開
伝統芸能の公開については、つとめて古
伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演
(1) 伝統芸能の公開
ア
伝統芸能の保存振興を図るため、中期計画
2−(1)伝統芸能の公開
伝統芸能の公
開
A ・伝統芸能のナショナルシアターとしての国立劇場の役割を踏まえ
1.伝統芸能の公開
①歌舞伎(公演数=5公演、回数=121回、日数=115日、入場者数(入場率)=119,662人(66.4%)、目標=111,300人(62.6%)
た企画意図に沿った公演が実施され、演目拡充努力も行われて効果
典伝承のままの姿で、なるべく広く、各種
の方針に従い、別表1のとおり主催公演を実施 【定性的に評価】
②文楽(公演数=8公演、回数=320回、日数=149日、入場者数(入場率)=141,669人(67.7%)、目標=140,400人(67.0%)
があがっているものと認められる。
の伝統芸能の演出や技法を尊重しながら、
する。
①舞踊・邦楽・雅楽・声明・民族芸能ほか
・全体の入場者数が増加したことは評価できる。
その正しい維持と保存に努めることとし、
中期目標の期間中以下のとおり伝統芸能の
イ
演目の拡充
①
17年度に作成した「復活上演候補演目一
(公演数=21公演、回数=33回、日数=24日、入場者数(入場率)=19,369人(77.7%)、目標=18,800人(75.7%)
④大衆芸能(公演数=65公演、回数=318回、日数=289日、入場者数(入場率)=60,369人(65.8%)、目標=49,900人(54.8%)
【より良い事業とするための意見】
公開を行う。
覧」に基づき、引き続き上演候補台本準備
⑤能楽(公演数=50公演、回数=52回、日数=50日、入場者数(入場率)=30,335人(93.0%)、目標=30,800人(94.6%)
広報・宣伝活動の効果を分析し、活動と成果の関係を検証すること
ア
稿の作成作業を進める。
⑥組踊等沖縄伝統芸能
が望まれる。
歌舞伎公演
原典を尊重し、筋の展開が理解しやすい
②
歌舞伎の新作脚本募集については、19年
「通し狂言」での上演を基本とし、その上
度に募集した作品の審査、選考を行うとと
で上演の途絶えた優れた演目の復活上演、
もに、21年度の新規募集に向けて準備作業
途絶えつつある演出や場面の復活、新歌舞
を進める。
伎等の見直し、歌舞伎の新作の上演、解説
③
大衆芸能の新作脚本は「漫才・コント」
を付した入門公演等に努め、歌舞伎の継承
の募集、審査を行い、優秀な作品を表彰す
と普及を図る。年間7公演程度実施する。
る。また、19年度大衆芸能脚本募集(落語)
イ
の受賞作について実演家と検討を行い、上
文楽公演
筋の展開が理解しやすい「通し狂言」や、
演する。
(公演数=27公演、回数=33回、日数=32日、入場者数(入場率)=12,422人(62.3%)、目標=11,893人(59.7%)
⑦演目の拡充
(1) 復活上演候補演目の上演候補台本準備稿の作成作業
候補作品のうち「誧競艶仲町」を21年1月歌舞伎公演で上演。また、復活上演候補作品調査検討委員会(3月11日)で、その他
の上演候補台本準備稿の進捗状況の報告、候補作の梗概の提示を受けた。
(2) 歌舞伎の新作脚本募集
19年度応募作品(146編)の選考を実施。優秀作1篇、佳作2篇。財団法人清栄会奨励賞は1篇。
(3) 大衆芸能の新作脚本募集
20年度「漫才・コント」部門(181篇)の選考を実施。優秀作1篇、佳作2篇。財団法人清栄会奨励賞は1篇。
観客層の拡大を図るため現代の嗜好を活か
2.連携協力・地方における上演等
し、見せ場を中心に複数演目を並べる「見
(1) 外部専門家等の意見聴取、アンケート調査の実施
取り狂言」等の様々な上演形態により鑑賞
①外部専門家等の意見聴取は、専門委員・国立劇場おきなわ公演事業委員による公演ごとのレポート提出及び年2回の公演専門委
できる機会を提供する。また、伝統を基盤
員会の開催により実施。
にした新作の上演や中絶した古典演目の復
② 65公演で計70回のアンケート調査を実施し、回答者の88.0%から概ね満足との回答を得た。
活上演等にも取り組み、文楽の継承と普及
(2) 外部団体との連携協力
を図る。年間10公演程度実施する。
①平成20年度(第63回)文化庁芸術祭主催公演・協賛公演の実施
ウ
②国・地方自治体等との後援・協力
舞踊・邦楽・雅楽・声明・民俗芸能等
公演
ア
歌舞伎・能楽・文楽(国立劇場)鑑賞教室等で、文化庁等の後援、(社)東京都専修学校各種学校協会等の協力を得た。
それぞれの芸能について、質の高い技芸
イ
地方公演における共催・後援等
の公開を基本としつつ、芸能の希少性や芸
能史上の価値の再認識をもたらす公演、特
歌舞伎鑑賞教室山梨公演で、(財)やまなし文化学習協会の共催、文化庁・山梨県等の後援を得た。
ウ
定のテーマにより構成した企画性が高い公
社会人のための鑑賞教室公演における後援・協力等
演等の実施により、多様な芸能の継承と普
後援:(社)日本経済団体連合会、(社)経済同友会、東京商工会議所、(社)東京青年会議所
エ
及を図る。全体で年間21公演程度実施する。
関西元気文化圏共催事業
エ
大衆芸能公演
文楽劇場の全公演
オ
九州・沖縄から文化力プロジェクト参加
落語、講談、浪曲、漫才をはじめ、奇術、
太神楽(曲芸)等、寄席を中心に受け継が
国立劇場おきなわの全公演
カ
その他の自主公演における後援・協力等
れてきた伝統的な大衆芸能について、多彩
6月民俗芸能公演「長崎
五島列島の芸能」(本館小劇場)
な出演者により企画性の高い公演を実施す
後援:長崎県、協力:新上五島町・新上五島町教育委員会
るなど幅広く鑑賞できる機会を提供し、そ
キ
外部の公演等への後援・協力等
の技芸の向上に資するとともに、観客層の
・
千代田区立千代田図書館イベント「としょかん文楽」への協賛(5月7日)
拡大に努め、これらの継承と普及を図る。
年間65公演程度実施する。
オ
能楽公演
伝統的な能狂言の演目と各流の演者を能
楽全体を見渡す視点に立って組み合わせ、
した公演の実施や新作能狂言、復曲の試み
など、多様な活動により能楽の継承と普及
を図る。年間51公演程度実施する。
カ
組踊等沖縄伝統芸能公演
組踊、琉球舞踊、三線音楽、沖縄芝居等
鑑賞機会を提供するとともに、本土の芸
③
受託による伝統芸能の公開
・
平成20年度(第63回)文化庁芸術祭祝典
国際音楽の日記念「沖縄の唄と踊り」(本館大劇場、10月1日、1回)
(3) 全国各地の文化施設等における公演
・
歌舞伎鑑賞教室山梨公演「解説
歌舞伎のみかた」「神霊矢口渡」
山梨県立県民文化ホール(山梨県甲府市)、6月26日、2回
(4) 舞台芸術等の国際交流
20年度日独青少年指導者セミナー(芸術分野)の実施
(5) 海外の芸能関係者等の来場、見学等
国立劇場
8件74人、国立能楽堂
3件16人、国立文楽劇場
(6)無形文化遺産保護のための集団研修の実施(12月13日)
3.快適な観劇環境の形成
項目別−5
4件 25人、国立劇場おきなわ
4件 30人
能やアジア・太平洋地域の芸能などの公演
を実施し、沖縄の伝統的な芸能の継承及び
<1>観劇環境整備、外国人利用者への対応
1.バリアフリー、案内表示の改善等の環境整備
普及を図る。年間30公演程度実施する。
キ
演目の拡充
演目の拡充を図るため、優れた作品で上
本館及び演芸場の劇場周辺案内看板等の整備、国立劇場大劇場のエスカレーターの速度調整機能の追加など、高齢者、身体障
害者を含めた劇場利用者に安全で優しい観劇環境の整備に努めた。
2.レストラン、売店等におけるサービスの向上
演が途絶えたものを復活して上演するため
の調査研究を行い、また新作の脚本につい
て募集等を行う。
本館の食堂はメニューと価格帯の多様化及び注文への即応性に留意し、売店は弁当類の種類を随時入れ替える等、観客のニー
ズに対応し利用者の利便を図った。
3.その他、観劇環境の充実に資する取組み
「国立劇場さくらまつり」の5回目の開催。
<2>インターネット・チケット販売システムの充実等
インターネット・チケット販売システムの英語サイトの運用開始、同システムで予約したチケットを窓口で引き取るためのクレ
ジットカードリーダー・QRコードリーダーの増設等により、窓口の混雑が緩和された。
<3>解説書の作成、字幕表示・音声同時解説の活用、公演説明会・施設見学等の実施
1.解説書の作成
すべての自主公演について公演解説書を作成した。
2.字幕表示・音声同時解説の活用
(1) 字幕表示の実施(計115公演)
(2) イヤホンガイドサービスの実施(歌舞伎・文楽の全公演)
3.公演説明会・施設見学等の実施
(1) 公演説明会の実施(235件、参加人数10,481人)
(2) 施設見学の実施(102件、参加人数1,798人)
(3) バックステージツアーの実施(8件、参加人数300人)
(4) ボランティアの活用
文楽劇場のボランティア団体「文楽応援団」(20年度団員数66人)が、文楽公演期間中に限り文楽全般についての解説を実施。
<4>意見・要望等への対応、劇場モニター制度の検討
1.意見・要望等への対応体制
各劇場ロビーに「ご意見箱」を設置、ホームページに「ご意見欄」を設置、公演等においてアンケート調査を実施
電話等による要望・苦情等の受付
2.意見・要望等への対応状況
(1) ご意見箱428件(本館130件、演芸場58件、能楽堂4件、文楽劇場224件、国立劇場おきなわ12件)
(2) ホームページの「ご意見欄」(振興会HP、173件)、「お問い合わせ」(国立劇場おきなわHP、40件)、
「ご意見箱」(新国立劇場HP、213件)、(
「ご意見欄」への回答 本館63件、おきなわ31件)。
3.劇場モニター制度の検討
本館の団体営業では、利用見込み団体の担当者に観劇機会を持たせ、意見を聴取することで観客のニーズ把握の一助としてい
る。今後はより総合的かつ体系的に観客や利用者の意見・要望を把握するために、劇場モニター制度等の方策の実施を検討して
いく。
4.広報・営業活動の充実
<1>効果的な広報・営業活動の展開
1.ホームページにおける情報の内容の充実、メールマガジンの配信
(1) アクセス件数
日本芸術文化振興会ホームページの年間アクセス件数:1,647,271件(目標1,284,000件)
国立劇場おきなわホームページの年間アクセス件数:128,379件(目標138,000件)
新国立劇場ホームページの年間アクセス件数:798,971件(目標792,000件)
(2) ホームページの主な充実内容
①
振興会ホームページ
国立能楽堂開場25周年の特集サイト、鑑賞教室の公演情報や観劇団体へのサービス等をまとめたページの開設等
②
国立劇場おきなわホームページ
携帯サイトの開設ほか、各課担当が直接HPを更新できるように改修し、更新の迅速化等を図った。
(3) メールマガジンの配信
メールマガジンの配信(月2回、必要に応じて臨時配信)が定着し、登録者数が増加(登録会員数14,585人、3月末現在)
高齢者や障害者を含めホームページにおけるウェブアクセシビリティに配慮したホームページの更新作業を実施
2.「日本芸術文化振興会ニュース」(毎月発行)ほか、広報誌の発行
3.公演内容に応じた効果的な宣伝活動
親子向け企画を特集したホームページの作成、親子限定のインターネット先行販売の実施など、インターネット上での販売強化
実施に向けた取組みを行った他、各劇場で公演内容に応じた効果的な宣伝活動を行った。
<2>会員組織による観劇機会の増加
1.あぜくら会
(1) 会員向けサービスの内容
会員に毎月チケット発売日等広報のメールを発信し入場者数拡大に努めた。
(2) 会報の発行(計画:毎月発行)「あぜくら」を毎月25日に発行した(計12回)。
(3) 会員向け催事(計画:5回程度実施)「あぜくらの集い」を年9回実施し、参加者数は1,249人を数えた。
(4) アンケート調査
(5)会員数
「あぜくらの集い」について、感想・意見を回収した(11月を除く)。配布数1,153枚、回答数486枚。
在籍者数 15,953人、目標会員数 15,950人、利用件数 46,525件
2.文楽友の会
(1) 会員向けサービスの内容
会員に毎月チケット発売日等広報のメールを発信し購買数拡大に努め、会員キャンペーンを実施
した。
(2) 会報の発行(計画:年6回発行)「文楽劇場友の会会報」を4、5、7、9、11、2月の年6回発行した。
(3) 会員向け催事(計画:6回程度実施)「文楽のつどい」を4回開催した。参加会員数合計922人。
項目別−6
(4) アンケート調査
(5)会員数
実施せず
在籍者数 7,284人、目標会員数 7,200人、利用件数 18,679件
3.国立劇場おきなわ友の会
(1) 会員向けサービスの内容
ポイントをためて割引券などがもらえるポイントカードを発行した。
(2) 会報の発行(計画:年4回発行) 「国立劇場おきなわ友の会会報」(17号∼20号)を6、9、12、3月の年4回発行した。
(3) 会員向け催事(計画:3回程度実施)
(4) アンケート調査
(5)会員数
2−(1)−①
年3回実施
参加者数合計185人
計3回実施
在籍者数 1,242人、目標会員数 1,000人、利用件数 2,681件
A
伝統芸能の公開
1.公演実績
分
公演は計画どおり実施されており、全体的に企画内容が優れ、公演
全体の入場者数が目標値をこえたことは評価できる。
野
歌舞伎
文 楽
短期公演
舞 踊
邦 楽
雅 楽
声 明
民俗芸能
琉球芸能
特別企画
大衆芸能
能楽
小 計
組踊等沖縄伝統芸能
小 計
青少年等鑑賞教室
合 計
公演数
5公演
8公演
21公演
5公演
6公演
2公演
1公演
2公演
1公演
4公演
65公演
50公演
149公演
27公演
176公演
8公演
184公演
回数
121回
320回
33回
10回
7回
2回
1回
5回
2回
5回
318回
52回
844回
33回
877回
159回
1,036回
日数
115日
149日
24日
6日
6日
2日
1日
2日
2日
5日
289日
50日
627日
32日
659日
81日
740日
入場者数(入場率)
119,662人(66.4%)
141,669人(67.7%)
19,369人(77.7%)
5,148人(66.0%)
3,995人(93.0%)
2,108人(95.8%)
1,122 人 (95.1%)
1,871人(63.4%)
1,089人(92.3%)
4,036人(75.9%)
60,369人(65.8%)
30,335人(93.0%)
371,404人(75.4%)
12,422人(62.3%)
383,826人(74.8%)
143,088人(79.7%)
526,914人(71.3%)
目 標
111,300人(62.6%)
140,400人(67.0%)
18,800人(75.7%)
5,760人(73.9%)
3,590人(83.6%)
1,760人(80.0%)
1,130人(95.8%)
2,110人(71.5%)
940人(79.7%)
3,510人(67.0%)
49,900人(54.8%)
30,800人(94.6%)
351,200人(71.3%)
11,893人(59.7%)
324,350人(63.3%)
145,707人(81.1%)
508,800人(69.0%)
【より良い事業とするための意見】
個々の公演において入場者数が目標値に達していない公演もあるた
め、その要因を分析し、演目や演出の工夫など改善点を見いだすこ
とが望まれる。
演目の拡充
(1)復活上演候補演目の上演候補台本準備稿の作成作業
候補作品のうち「誧競艶仲町」を、9月までに準備稿を作成、21年1月歌舞伎公演で上演した。また復活上演候補作品調査検討委
員会(3月11日)において、その他の上演候補台本準備稿の進捗状況の報告、候補作の梗概の提示を受けた。
(2)歌舞伎の新作脚本募集
19年度応募作品(146篇)の選考を7月23日に実施。優秀作1篇、佳作2篇が決定。
優秀作「満月兎青海波戯」松永喜久代、佳作「崇禅寺雪見草」森山治男・
「金唐革裂目縫針」篠崎隆雄、奨
励賞「古今橋渡人形」
斎岡歩
(3)大衆芸能の新作脚本募集
20年度は「漫才・コント」部門の脚本を8月1日より募集開始し、8月31日締め切り。応募総数181篇。1月2
6日に選考会を開催
し、優秀作1篇・佳作2篇が決定。
優秀作「マニュアル世界」横井正幸、佳作「面接」吉村健二・
「敬語を使いましょう」堀江里光、清栄会奨励
賞「便利な改札口」
小野寺伸度五
19年度募集の「落語」部門受賞作(優秀作1篇、佳作1篇、清栄会奨励賞1篇)は8月特別企画公演で上演。
歌舞伎
《実
績》
公演名
期
10月公演「大老」
間/会
場
回数/日数
入場者数(入場率)
A
・公演は計画どおり実施されており、公開の企画内容が優れ、公演
10/4∼10/27
23回
実績
24,918人( 71.3%)
全体の入場者数が目標値をこえたことは評価できる。
本館大劇場
23日
計画
22,000人( 62.9%)
・歌舞伎公演については、通し狂言の復活上演という主軸の他に、
11/3∼11/26
26回
実績
27,831人( 77.7%)
江戸川乱歩の「人間豹」を脚色した新作歌舞伎が内容・動員共に成功
本館大劇場
23日
24,000人( 68.6%)
を収めたことは、新しい可能性をうかがわせた。
12/3∼12/26
23回
実績
23,470人( 67.1%)
本館大劇場
23日
計画
22,000人( 62.9%)
【より良い事業とするための意見】
1/3∼1/27
25回
実績
30,545人( 83.7%)
・歌舞伎と日本舞踊など混合形式の公演や、通し狂言や復活上演な
返りの松」「誧競艶仲町」
本館大劇場
22日
計画
23,300人( 63.9%)
ど専門的愛好家の興味に訴える演目に、一般的なエンターテインメ
3月公演「通し狂言
3/5∼3/27
25回
実績
12,898人( 33.9%)
ント性も盛り込んだ親しめる公演が望まれる。
本館大劇場
22日
計画
20,000人( 54.8%)
・歌舞伎においては、入場料収入と制作費の比較からみると、新作
5公演
121回
実績
119,662人( 66.4%)
が黒字で通し狂言「新皿屋舗月雨暈」が赤字となっていることから、
115日
計画
111,300人( 62.6%)
その原因を分析して対策を検討するほか、新作台本の充実を図るな
46回
実績
43,508人( 62.2%)
11月公演「江戸宵闇妖鉤爪−明智小五郎
と人間豹−」
12月公演「通し狂言
遠山桜天保日記」
1月公演「歌舞伎十八番の内
象引」「十
新皿屋舗月雨暈−お
蔦殺しと魚屋宗五郎−」
小
6月歌舞伎鑑賞教室
計
解説「歌舞伎のみか
6/1∼6/24
本館大劇場
23日
計画
50,000人( 71.5%)
解説「歌舞伎のみか
7/3∼7/24
42回
実績
61,053人( 95.6%)
本館大劇場
21日
計画
56,700人( 88.8%)
88回
実績
104,561人( 78.2%)
44日
計画
106,700人( 79.8%)
209回
実績
224,223人( 71.4%)
159日
計画
218,000人( 70.0%)
た」、「神霊矢口渡」
7月歌舞伎鑑賞教室
た」、「義経千本桜」
小
合
計画
計
計
2公演
7公演
項目別−7
ど、今後さらなる改善が望まれる。
(1) 10月歌舞伎公演「大老」五幕九場
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
10月4日(土)∼27日(月)
回数
日数
入場者数(入場率)
23回
23日
24,918人(71.3%)
目
標
22,000人(62.9%)
※16日(木)を除く。
○
開演時間
11:30開演、10日・17日(金) 16:30開演
○
会
本館大劇場
○
入場料金
場
※(
)内は学生料金
特別席12,000円(8,400円)、1等A席9,200円(6,400円)、1等B席6,100円(4,300円)、
2等席2,500円(1,800円)、3等席1,500円(1,100円)、障害者2割引
(2) 11月歌舞伎公演「江戸宵闇妖鉤爪」−明智小五郎と人間豹−
○
二幕十一場
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
11月3日(月・祝)∼26日(水)
回数
日数
入場者数(入場率)
26回
23日
27,831人(77.7%)
目
標
24,000人(68.6%)
※13日(木)を除く。
○
開演時間
11:30開演、7日(金)17:00、11日(火)11:30/17:00、14日・21日(金)13:00/19:00開演
○
会
本館大劇場
○
入場料金
場
※(
)内は学生料金
特別席12,000円(8,400円)、1等A席9,200円(6,400円)、1等B席6,100円(4,300円)、
2等席2,500円(1,800円)、3等席1,500円(1,100円) 、障害者2割引
(3) 12月歌舞伎公演
○
通し狂言「遠山桜天保日記」六幕九場
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
12月3日(水)∼26日(金)
※
日数
23回
入場者数(入場率)
23日
23,470人(67.1%)
目
標
22,000人(62.9%)
18日(木)を除く。
○
開演時間
11:30開演、12日・19日(金)16:30開演
○
会
本館大劇場
○
入場料金
場
※(
)内は学生料金
特別席12,000円(8,400円)、1等A席9,200円(6,400円)、1等B席6,100円(4,300円)、
2等席2,500円(1,800円)、3等席1,500円(1,100円)、障害者2割引
(4) 1月歌舞伎公演
○
歌舞伎十八番の内「象引」、「十返りの松」
、「誧競艶仲町」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
1月3日(土)∼27日(火)
※
日数
24回
入場者数(入場率)
24日
30,545人(83.7%)
目
標
23,300人(63.9%)
15日(木)を除く。
○
開演時間
11:30開演、9日・16日(金)は16:30開演
○
会
本館大劇場
○
入場料金
場
※(
)内は学生料金
特別席12,000円(8,400円)、1等A席9,200円(6,400円)、1等B席6,100円(4,300円)、
2等席2,500円(1,800円)、3等席1,500円(1,100円) 、障害者2割引
(5)3月花形歌舞伎公演
○
通し狂言「新皿屋舗月雨暈」−お蔦殺しと魚屋宗五郎−四幕六場
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
3月5日(木) 27日(金)
※
日数
25回
入場者数(入場率)
22日
12,898人(33.9%)
目
標
20,000人(54.8%)
18日(水)を除く。
○
開演時間
11:30開演、7日・14日・21日(土)は11:30/16:30開演
○
会
本館大劇場
○
入場料金
場
※(
)内は学生料金
1等A席8,500円(6,000円)、1等B席6,100円(4,300円)、2等2,500円(1,800円)、3等1,500円(1,100円)、
障害者2割引
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
公演回数
実績:7公演
中期目標期間目標値:年間平均7公演以上
【参考指標】
入場者数の
達成状況
実績:224,223人、累積224,223人
中期目標期間目標値:
【参考指標】
入場者数
1,016,881人超
入場者数の
達成状況
※
【定量的評価】
1
100%以上
70%以上
100%未満
70%未満
※
実績:入場者数224,223人/218,000人(達成度102.9%)
2
項目別−8
A
文
楽
《実
A
績》
公演名
期間/会場
回数/日数
入場者数(入場率)
・公演は計画どおり実施されており、公開の企画内容が優れ、公演
全体の入場者数が目標値をこえたことは評価できる。
5月公演(鎌倉三代記、増補大江山/心中宵庚申、狐と
5/9 5/25
34回
実績
17,186人(90.3%)
・制作費が入場料収入でほぼまかなわれていることは大いに評価で
笛吹き)
本館小劇場
17日
計画
18,100人(95.1%)
きる。
9月公演(近頃河原の達引、五世豊松清十郎襲名披露口
9/5 9/21
34回
実績
17,654人(92.7%)
上、本朝廿四孝/奥州安達原)
本館小劇場
17日
計画
18,100人(95.1%)
13回
実績
6,430人(88.3%)
文楽は、三部制が良い結果をあげており、今後もこの形の一部導入
本館小劇場
13日
計画
6,000人(82.4%)
の検討が望まれる。
2/6 2/22
51回
実績
24,604人(86.1%)
本館小劇場
17日
計画
23,000人(80.5%)
4公演
132回
実績
65,874人(89.1%)
64日
計画
65,200人(88.2%)
12月鑑賞教室(二人三番叟、解説「文楽の魅力」、菅原 12/4∼12/16
24回
実績
13,239人(99.8%)
伝授手習鑑)
本館小劇場
13日
計画
12,100人(91.2%)
5公演
156回
実績
79,113人(90.7%)
77回
計画
77,300人(88.7%)
4/5∼4/27
44回
実績
16,553人(51.5%)
文楽劇場
22日
計画
17,300人(53.8%)
夏休み公演(西遊記、文楽へのご案内/五十年忌歌念仏、 7/19∼8/6
54回
実績
21,992人(58.6%)
鑓の権三重帷子/国言詢音頭)
18日
計画
20,000人(50.7%)
11月公演(靱猿、恋娘昔八丈、五世豊松清十郎襲名披露 11/1∼11/24
46回
実績
18,010人(53.6%)
口上、本朝廿四孝/双蝶々曲輪日記、八陣守護城)
文楽劇場
23日
計画
19,300人(57.4%)
1/3∼1/25
44回
実績
19,240人(59.8%)
文楽劇場
22日
計画
18,600人(57.8%)
4公演
188回
実績
75,795人(55.9%)
85日
計画
75,200人(54.7%)
6/4∼6/19
32回
実績
17,561人(75.1%)
文楽劇場
16回
計画
18,900人(80.8%)
5公演
220回
実績
93,356人(58.8%)
101日
計画
94,100人(58.5%)
376回
実績
172,469人(70.1%)
178日
計画
171,400人(69.1%)
12月公演(源平布引滝)
12/4 12/16
2月公演(鑓の権三重帷子/敵討襤褸錦/女殺油地獄)
小
計
合
計
4月公演(競伊勢物語、勧進帳/日吉丸稚桜、桂川連理
柵)
文楽劇場
初春公演(花競四季寿、増補忠臣蔵、夕霧・伊左衛門
曲輪文章/新版歌祭文)
小
計
6月鑑賞教室(五条橋、解説「文楽へようこそ」、絵本太
功記)
合
総
(1) 5月文楽公演
○
計
合
計
10公演
「鎌倉三代記」「増補大江山」/「心中宵庚申」「狐と笛吹き」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
5月9日(金)∼25日(日)
34回
○
開演時間
第1部11:00開演、第2部16:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
※(
日数
入場者数(入場率)
17日
17,186人(90.3%)
目
標
18,100人(95.1%)
)内は学生料金
1等6,500円(4,600円)、2等5,200円(2,600円)、3等1,500円(1,100円)、障害者2割引
(2) 9月文楽公演「近頃河原の達引」「五世豊松清十郎襲名披露 口上」「本朝廿四孝」/「奥州安達原」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
9月5日(金)∼21日(日)
34回
○
開演時間
第1部11:00開演、第2部16:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
※(
日数
入場者数(入場率)
17日
17,654人(92.7%)
目
標
18,100人(95.1%)
)内は学生料金
1等6,500円(4,600円)、2等5,200円(2,600円)、3等1,500円(1,100円)、障害者2割引
(3) 12月文楽公演「源平布引滝」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
12月4日(木)∼16日(火)
13回
日数
13日
○
開演時間
月∼木・土曜17:00開演、金曜・日曜14:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
※(
入場者数(入場率)
6,430人(88.3%)
目
標
6,000人(82.4%)
)内は学生料金
1等5,700円(4,000円)、2等4,700円(2,400円)、3等1,500円(1,100円)、障害者2割引
(4) 2月文楽公演
○
「鑓の権三重帷子」/「敵討襤褸錦」/「女殺油地獄」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
2月6日(金)∼22日(日)
○
開演時間
回数
51回
日数
入場者数(入場率)
17日
第1部11:00開演、第2部14:30開演、第3部18:30開演
項目別−9
24,604人(86.1%)
目
標
23,000人(80.5%)
【より良い事業とするための意見】
○
会
場
○
入場料金
本館小劇場
※(
)内は学生料金
1等5,700円(4,000円)、2等4,700円(2,400円)、3等1,500円(1,100円)、障害者2割引
(5) 4月文楽公演「競伊勢物語」「勧進帳」/「日吉丸稚桜」「桂川連理柵」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
4月5日(土)∼27日(日)
日数
44回
入場者数(入場率)
22日
16,553人(51.5%)
目
標
17,300人(53.8%)
※16日(水)を除く。17日(木)より第1部と第2部の演目を入れ替えて上演。
○
開演時間
第1部11:00開演、第2部16:00開演
○
会
文楽劇場
○
入場料金
場
1等5,800円(学生4,100円)、2等2,300円、障害者2割引、昼夜セット割引9,800円、
幕見席:A幕500円、B幕1,500円、C幕1,000円、D幕1,000円、E幕500円、F幕1,500円
(6) 7・8月文楽公演
夏休み文楽特別公演
「西遊記∼悟空の冒険∼」「文楽へのご案内」/「お夏 清十郎 五十年忌歌念仏」「鑓の権三重帷子」/「国言詢音頭」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
7月19日(土)∼8月6日(水)
日数
54回
入場者数(入場率)
18日
21,992人(58.6%)
目
標
20,000人(50.7%)
※28日(月)を除く。
○
開演時間
第1部11:00/第2部14:30/第3部18:30開演(金曜日19:00開演)
○
会
文楽劇場
○
入場料金
場
一般4,600円、学生2,300円、子供 1,800円、障害者2割引
(7) 11月文楽公演
○
「靱猿」「恋娘昔八丈」「五世豊松清十郎襲名披露口上」「本朝廿四孝」/「双蝶々曲輪日記」「八陣守護城」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
11月1日(土)∼24日(月・休)
日数
46回
入場者数(入場率)
23日
18,010人(53.6%)
目
標
19,300人(57.4%)
※13日(木)を除く。14日(金)より第1部と第2部の演目を入れ替えて上演。
○
開演時間
第1部11:00開演、第2部16:30開演
○
会
文楽劇場
○
入場料金
場
1等5,800円(学生4,100円)、2等2,300円、障害者2割引、昼夜セット割引9,800円
幕見席:A幕500円、B幕1,000円、C幕1,000円、D幕1,000円、E幕1,500円
(8) 1月公演「花競四季寿」「増補忠臣蔵」「夕霧・伊左衛門
○
曲輪文章」/「新版歌祭文」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
1月3日(土) 25日(日)
日数
44回
22日
入場者数(入場率)
19,240人(59.8%)
目
標
18,600人(57.8%)
※14日(水)を除く。15日(木)より第1部と第2部の演目を入れ替えて上演。
○
開演時間
第1部11:00開演、第2部16:00開演
○
会
文楽劇場
○
入場料金
場
1等5,800円(学生4,100円)、2等2,300円、障害者2割引、昼夜セット割引9,800円
幕見席:A幕1,000円、B幕1,500円、C幕1,000円、D幕1,000円、E幕1,000円、F幕1,500円
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
公演回数
中期目標期間目標値:年間平均10公演以上
実績:10公演
【参考指標】
入場者数の
達成状況
実績:172,469人、累積172,469人
中期目標期間目標値:
【参考指標】
入場者数
770,954人超
入場者数の
達成状況
※
100%以上
【定量的評価】
1
短期公演
《総
70%以上
100%未満
70%未満
※
A
実績:入場者数172,469人/171,400人(達成度100.6%)
2
A
表》
・舞踊
分
野
公演数
回数
日数
入場者数(入場率)
目
標
・公演は計画どおり実施されており、大方の企画内容が優れてい
たことを評価する。
・邦楽
舞
踊
5公演
10回
6日
5,148人(66.0%)
5,760人(73.9%)
・多彩な演目が目白押しで、企画・制作の工夫が功を奏しているも
・雅楽
邦
楽
6公演
7回
6日
3,995人(93.0%)
3,590人(83.6%)
のと認められる。
・声明
雅
楽
2公演
2回
2日
2,108人(95.8%)
1,760人(80.0%)
・民俗芸能
声
明
1公演
2回
1日
1,122人(95.1%)
1,130人(95.8%)
【より良い事業とするための意見】
・琉球芸能
民俗芸能
2公演
5回
2日
1,871人(63.4%)
2,110人(71.5%)
・舞踊公演、民俗芸能公演など一部の公演で入場者数が目標値に達
・特別企画
琉球芸能
1公演
2回
2日
1,089人(92.3%)
940人(79.7%)
しなかったが、その原因を分析し、企画内容、公演時期、広報宣伝
特別企画
4公演
5回
5日
4,036人(75.9%)
3,510人(67.0%)
21公演
33回
24日
19,369人(77.7%)
18,800人(75.7%)
合
計
項目別−10
に工夫してその達成に努めることが望まれる。
・舞踊など、演目の組み合わせや舞台効果等に工夫が期待される。
舞
踊
《実
績》
公演名
期間/会場
9月公演「二世花柳壽輔による 花柳舞踊研究会名作集
−昭和の創作舞踊−」
3月公演「素踊りの会」
小
計
10月公演「東西名流舞踊鑑賞会」
合
9/13
2回
実績
1,915人(63.0%)
1日
計画
2,050人(67.4%)
8/16
2回
実績
638人(61.1%)
本館小劇場
1日
計画
940人(90.0%)
11/22
2回
実績
998人(84.6%)
本館小劇場
1日
計画
1,060人(89.8%)
3/14 3/15
2回
実績
884人(74.9%)
本館小劇場
2日
計画
910人(77.1%)
4公演
8回
実績
4,435人(68.8%)
5日
計画
4,960人(77.0%)
2回
実績
713人(52.7%)
10/11
計
入場者数(入場率)
本館大劇場
8月公演「花形・名作舞踊鑑賞会」
11月公演「舞の会−京阪の座敷舞−」
回数/日数
文楽劇場
1日
計画
800人(59.1%)
5公演
10回
実績
5,148人(66.0%)
6日
計画
5,760人(73.9%)
(1) 9月舞踊公演「二世花柳壽輔による 花柳舞踊研究会名作集−昭和の創作舞踊−」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
9月13日(土)
2回
○
開演時間
第1部13:00/第2部17:00開演
○
会
本館大劇場
○
入場料金
場
※(
日数
入場者数(入場率)
1日
目
1,915人(63.0%)
標
2,050人(67.4%)
)内は学生料金
1等8,000円(5,600円)、2等5,000円(3,500円)、3等3,000円(2,100円)、障害者2割引
(2) 8月舞踊公演「花形・名作舞踊鑑賞会」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
8月16日(土)
2回
○
開演時間
第1部13:00/第2部16:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
入場者数(入場率)
1日
目
638人(61.1%)
標
940人(90.0%)
一般5,000円、学生3,500円、障害者2割引、1部・2部セット料金9,400円
(3) 11月舞踊公演「舞の会−京阪の座敷舞−」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
11月22日(土)
2回
○
開演時間
第1部13:00/第2部15:30開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
入場者数(入場率)
1日
目
998人(84.6%)
標
1,060人(89.8%)
一般6,000円、学生4,200円、障害者2割引
(4) 3月舞踊公演「素踊りの会」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
3月14日(土) 15日(日)
○
開演時間
13:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
2回
入場者数(入場率)
2日
目
884人(74.9%)
標
910人(77.1%)
全席6,000円(学生4,200円)、障害者2割引
(5) 10月舞踊公演「東西名流舞踊鑑賞会」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
10月11日(土)
2回
○
開演時間
第1部13:00/第2部17:00開演
○
会
文楽劇場
○
入場料金
邦
場
日数
入場者数(入場率)
1日
目
713人(52.7%)
標
800人(59.1%)
一般6,500円、学生4,600円、障害者2割引、第1部・第2部セット割引12,000円
楽
《実
績》
公演名
期間/会場
7月公演「邦楽へのいざないPart2
打つ 叩く 吹
7/19
回数/日数
入場者数(入場率)
1回
実績
540人(91.5%)
く −囃子の世界−」
本館小劇場
1日
計画
480人(81.4%)
10月公演「琵琶の会」
10/11
1回
実績
560人(94.9%)
本館小劇場
1日
計画
370人(62.7%)
項目別−11
10月公演「文楽素浄瑠璃の会」
11月公演「浄瑠璃名曲選−人間国宝の至芸を聴く
−」
10/25
1回
実績
574人(97.3%)
本館小劇場
1日
計画
570人(96.6%)
1回
実績
540人(91.5%)
1日
計画
510人(86.4%)
11/8
本館小劇場
1月公演「邦楽鑑賞会−三曲・長唄−」
11/8
2回
実績
1,057人(89.6%)
1日
計画
1,020人(86.4%)
6回
実績
3,271人(92.4%)
5日
計画
2,950人(83.3%)
7/5
1回
実績
724人(96.1%)
文楽劇場
1日
計画
640人(85.0%)
6 公演
7回
実績
3,995人(93.0%)
6日
計画
3,590人(83.6%)
本館小劇場
小
計
5 公演
7月公演「第11回文楽素浄瑠璃の会」
合
計
(1) 7月邦楽公演「邦楽へのいざないPart 2
○
打つ 叩く 吹く
−囃子の世界−」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
7月19日(土)
○
開演時間
14:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
1回
入場者数(入場率)
1日
目
540人(91.5%)
標
480人(81.4%)
一般3,600円、学生2,500円、障害者2割引
(2) 10月邦楽公演「琵琶の会」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
10月11日(土)
○
開演時間
14:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
1回
入場者数(入場率)
1日
目
560人(94.9%)
標
370人(62.7%)
一般4,000円、学生2,800円、障害者2割引
(3) 10月邦楽公演「文楽素浄瑠璃の会」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
10月25日(土)
○
開演時間
14:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
1回
入場者数(入場率)
1日
目
574人(97.3%)
標
570人(96.6%)
一般4,500円、学生3,200円、障害者2割引
(4)11月邦楽公演「浄瑠璃名曲選−人間国宝の至芸を聴く−」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
11月8日(土)
○
開演時間
14:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
1回
入場者数(入場率)
1日
目
540人(91.5%)
標
510人(86.4%)
一般4,000円、学生2,800円、障害者2割引
(5)1月邦楽公演「邦楽鑑賞会−三曲・長唄−」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
1月17日(土)
2回
○
開演時間
第1部13:00/第2部16:30開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
入場者数(入場率)
1日
目
1,057人(89.6%)
標
1,020人(86.4%)
一般4,000円、学生2,800円、障害者2割引
(6) 7月邦楽公演「第11回文楽素浄瑠璃の会」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
7月5日(土)
○
開演時間
14:00開演
○
会
文楽劇場
○
入場料金
雅
場
日数
1回
入場者数(入場率)
1日
目
724人(96.1%)
標
640人(85.0%)
一般3,800円、学生2,700円、障害者2割引
楽
《実
績》
公演名
2月公演
期間/会場
御即位二十年記念「舞楽」
2/11
本館大劇場
6月公演「管絃−幻の大曲「皇帝破陣楽」を聴く−」
6/14
項目別−12
回数/日数
入場者数(入場率)
1回
実績
1,547人(96.1%)
1日
計画
1,260人(78.3%)
1回
実績
561人(95.1%)
合
(1) 2月雅楽公演
○
本館小劇場
1日
計画
500人(84.7%)
2公演
2回
実績
2,108人(95.8%)
2日
計画
1,760人(80.0%)
計
御即位二十年記念「舞楽」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
2月11日(水・祝)
○
開演時間
14:00開演
○
会
本館大劇場
○
入場料金
場
日数
1回
入場者数(入場率)
1日
目
1,547人(96.1%)
標
1,260人(78.3%)
1等4,500円(3,200円)、2等3,600円(2,500円)、障害者2割引
(2) 6月雅楽公演「管絃−幻の大曲「皇帝破陣楽」を聴く−」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
6月14日(土)
1回
○
開演時間
14:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
声
場
日数
入場者数(入場率)
1日
目
561人(95.1%)
標
500人(84.7%)
一般4,000円、学生2,800円、障害者2割引
明
《実
績》
5月声明公演「曹洞宗大本山總持寺
○
禅の声明」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
5月3日(土)
2回
○
開演時間
第1部13:00/第2部16:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
入場者数(入場率)
1日
目
1,122人(95.1%)
標
1,130人(95.8%)
一般4,000円、学生2,800円、障害者2割引
民俗芸能、琉球芸能
《実
績》
公演名
期間/会場
6月民俗芸能公演「長崎 五島列島の芸能」
6/28
実績
1,100人(93.2%)
本館小劇場
1日
計画
870人(73.7%)
3/7
3回
実績
771人(43.6%)
本館小劇場
1日
計画
1,240人(70.1%)
計
2公演
5回
実績
1,871人(63.4%)
2日
計画
2,110人(71.5%)
2回
実績
1,089人(92.3%)
本館小劇場
2日
計画
940人(79.7%)
3公演
7回
実績
2,960人(71.7%)
4日
計画
3,050人(73.8%)
1月琉球芸能公演「おきなわ芸能の今、そしてこれから」 1/24∼1/25
合
入場者数(入場率)
2回
3月民俗芸能公演「舞い、踊る獅子たち」東北・関東編
小
回数/日数
計
(1) 6月民俗芸能公演「長崎 五島列島の芸能」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
6月28日(土)
2回
○
開演時間
午前の部11:00/午後の部14:30開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
1日
入場者数(入場率)
目
1,100人(93.2%)
標
870人(73.7%)
般3,600円、学生2,500円、障害者2割引
(2) 3月民俗芸能公演「舞い、踊る獅子たち」東北・関東編
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
3月7日(土)
3回
○
開演時間
11:00/14:00/17:30開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
1日
入場者数(入場率)
771人(43.6%)
目
標
1,240人(70.1%)
一般3,600円、学生2,500円、障害者2割引
(3) 1月琉球芸能公演「おきなわ芸能の今、そしてこれから」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
1月24日(土) 25日(日)
回数
日数
2回
○
開演時間
14:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金一般4,000円、学生2,800円、障害者2割引
場
2日
項目別−13
入場者数(入場率)
1,089人(92.3%)
目
標
940人(79.7%)
特別企画
《実
績》
公演名
期間/会場
9月特別企画公演「人智千響」
9/27 9/28
国立劇場TAIKO 3部作 完結編
楽鑑賞会」
計
5月舞踊・邦楽公演「新進と花形による舞踊・邦楽
鑑賞会」
実績
2,350人(73.0%)
2日
計画
2,310人(71.7%)
1回
実績
544人(92.2%)
本館小劇場
1日
計画
440人(74.6%)
2公演
3回
実績
2,894人(76.0%)
3日
計画
2,750人(72.2%)
1回
実績
435人(57.8%)
1日
計画
360人(53.2%)
1回
実績
707人(93.9%)
文楽劇場
1日
計画
400人(53.1%)
2回
実績
1,142人(75.8%)
2日
計画
760人(53.1%)
5回
実績
4,036人(75.9%)
5日
計画
3,510人(67.0%)
4/26
5/17
文楽劇場
9月特別企画公演「仏教と仮面の芸能−「仏の舞」
と「大念佛狂言」−」
入場者数(入場率)
2回
本館大劇場
4月舞踊・邦楽公演「明日をになう新進の舞踊・邦
小
回数/日数
9/13
小
計
2公演
合
計
4公演
(1) 9月特別企画公演「人智千響」国立劇場TAIKO 3部作 完結編
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
9月27日(土) 28日(日)
○
開演時間
14:00開演
○
会
本館大劇場
○
入場料金
場
日数
2回
入場者数(入場率)
2日
目
2,350人(73.0%)
標
2,310人(71.7%)
1等4,500円(3,200円)、2等3,000円(2,100円)、障害者2割引
(2) 4月舞踊・邦楽公演「明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
4月26日(土)
○
開演時間
14:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
日数
1回
入場者数(入場率)
1日
目
544人(92.2%)
標
440人(74.6%)
一般3,000円、学生2,100円、障害者2割引
(3) 5月舞踊・邦楽公演「新進と花形による舞踊・邦楽鑑賞会」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
5月17日(土)
○
開演時間
13:00開演
○
会
文楽劇場
○
入場料金
場
日数
1回
入場者数(入場率)
1日
目
435人(57.8%)
標
360人(53.2%)
一般4,200円、学生2,900円、障害者2割引
(4) 9月特別企画公演「仏教と仮面の芸能−「仏の舞」と「大念佛狂言」−」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
9月13日(土)
○
開演時間
15:00開演
○
会
文楽劇場
○
入場料金
場
日数
1回
入場者数(入場率)
1日
目
707人(93.9%)
標
400人(53.1%)
一般4,000円、学生2,800円、障害者2割引
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
公演回数
中期目標期間目標値:年間平均21公演以上
実績:21公演
【参考指標】
入場者数の
達成状況
実績:19,369人、累積19,369人
中期目標期間目標値:
【参考指標】
入場者数
86,389人超
入場者数の
達成状況
※
【定量的評価】
1
100%以上
大衆芸能
≪総
70%以上
100%未満
70%未満
※
A
実績:入場者数19,369人/18,800人(達成度103.0%)
2
A
表≫
分
野
公演数
回数
日数
定席公演
22公演
245回
219日
43,288人( 58.9%)
34,500人(47.7%)
若手新人公演
12公演
12回
12日
3,310人( 91.9%)
2,900人(80.6%)
項目別−14
入場者数(入場率)
目
標
公演は計画どおり実施されており、公開の企画内容が優れ、公演全
体の入場者数が目標値をこえたことは評価できる。
新春国立名人会
1公演
8回
6日
国立名人会
11公演
11回
11日
3,284人( 99.5%)
3,100人(93.9%)
特別企画公演
11公演
15回
15日
3,982人(88.5%)
4,000人(88.9%)
57公演
291回
263日
56,269人( 64.5%)
46,800人(54.4%)
師走浪曲名人会
1公演
1回
1日
648人( 86.1%)
680人(90.3%)
浪曲錬声会
1公演
2回
1日
303人( 95.3%)
250人(78.6%)
上方演芸特選会
6公演
24回
24日
3,149人( 82.5%)
2,170人(56.9%)
4,100人( 83.9%)
3,100人(63.4%)
小
《実
計
小
計
8公演
27回
26日
合
計
65公演
318回
289日
2,405人(100.2%)
60,369人(65.5%)
2,300人(95.8%)
49,900人(54.8%)
績》
(1) 定席公演(上席・下席)
○
期間、回数、日数及び入場者数
公演名
期間
回数
4月上席
11回
日数
入場者数(入場率)
10日
1,934人( 58.6%)
4月中席(桂歌丸「大名房五郎」)
11回
10日
2,763人( 83.7%)
5月中席
12回
10日
2,109人( 58.6%)
6月上席
11回
10日
1,636人( 49.6%)
11回
10日
1,467人( 44.5%)
10回
9日
1,807人( 60.2%)
11回
10日
1,276人( 38.7%)
11回
10日
1,703人( 51.6%)
11回
10日
3,437人(104.2%)
11回
10日
1,221人( 37.0%)
11回
10日
1,496人( 45.3%)
12回
10日
1,273人( 35.4%)
11回
10日
1,407人( 42.6%)
11回
10日
1,664人( 50.4%)
11回
10日
2,676人( 81.1%)
12月上席(玉川スミ85周年)
11回
10日
2,040人( 61.8%)
12月中席
11回
10日
1,228人( 37.2%)
1月中席
11回
10日
2,731人( 82.8%)
2月上席
11回
10日
1,885人( 57.1%)
2月中席(鹿芝居らくだ)
11回
10日
3,343人(101.3%)
3月上席
13回
10日
2,550人( 65.4%)
3月中席
11回
10日
1,642人( 49.8%)
22公演
245回
219日
43,288人( 58.9%)
22公演
241回
219日
34,500人( 47.7%)
6月中席
7月上席(真打昇進襲名披露)
7月中席
8月上席(金原亭馬生日替り口演)
8月中席(桂歌丸「江島屋怪談」)
9月上席
9月中席
上席
5月・1月を
除く毎月
1日∼10日
但し、7月
上席のみ
2日初日
10月上席
10月中席
11月上席(真打昇進襲名披露)
11月中席(春風亭柳橋襲名披露)
合
計
目標・計画
中席
毎月
11日∼20日
※
目標入場者数:1公演当り1,575人(47.7%)、7月上席のみ1,432人(47.7%)
※
総席数:1回当り300席(1公演3,300席、7月上席のみ3,000席)
※
追加貸切公演を計4回実施(5月中席1回、10月上席1回、3月上席2回)
○
開演時間
13:00開演(各席金曜1日のみ13:00/18:00開演)
○
会
演芸場
○
入場料金 一般2,000円(前売1,800円)、学生1,400円、シルバー(65歳以上)1,100円、障害者1,100円
場
(2) 若手新人公演(花形演芸会)
○
期間、回数、日数及び入場者数
公演名
期間
回数
日数
入場者数(入場率)
4月公演「第347回花形演芸会」
4/29
1回
1日
299人( 99.7%)
5月公演「第348回花形演芸会」
5/25
1回
1日
274人( 91.3%)
6月公演「第349回花形演芸会」
6/28
1回
1日
239人( 79.7%)
7月公演「第350回花形演芸会」
7/27
1回
1日
302人(100.7%)
8月公演「第351回花形演芸会」
8/31
1回
1日
313人(104.3%)
9月公演「第352回花形演芸会」
9/28
1回
1日
302人(100.7%)
10月公演「第353回花形演芸会」
10/18
1回
1日
304人(101.3%)
11月公演「第354回花形演芸会」
11/24
1回
1日
294人( 98.0%)
12月公演「第355回花形演芸会」
12/13
1回
1日
168人( 56.0%)
1月公演「第356回花形演芸会」
1/10
1回
1日
311人(103.7%)
2月公演「第357回花形演芸会」
2/22
1回
1日
308人(102.7%)
3月公演「第358回花形演芸会」
3/7
1回
1日
196人( 65.3%)
12公演
12回
12日
3,310人( 91.9%)
12公演
12回
12日
2,900人( 80.6%)
合
計
目標・計画
※
目標入場者数:1公演当り242人(80.7%)
○
開演時間
13:00開演、10/18・12/13・3/7は18:00開演
○
会
演芸場
○
入場料金
場
一般1,800円、学生1,300円、シルバー(65歳以上)1,100円、障害者1,400円
項目別−15
(3) 新春国立名人会/国立名人会
○
期間、回数、日数及び入場者数
(新春名人会)
期
間
回数
1月2日(水)∼7日(月)
日数
8回
6日
入場者数(入場率)
目
2,405人(100.2%)
標
2,300人(95.8%)
(国立名人会)
公演名
期間
回数
日数
入場者数(入場率)
4月公演「第310回国立名人会」
4/27
1回
1日
297人( 99.0%)
5月公演「第311回国立名人会」
5/24
1回
1日
295人( 98.3%)
6月公演「第312回国立名人会」
6/29
1回
1日
303人(101.0%)
7月公演「第313回国立名人会」
7/21
1回
1日
290人( 96.7%)
8月公演「第314回国立名人会」
8/24
1回
1日
298人( 99.3%)
9月公演「第315回国立名人会」
9/21
1回
1日
291人( 97.0%)
10月公演「第316回国立名人会」
10/26
1回
1日
315人(105.0%)
11月公演「第317回国立名人会」
11/30
1回
1日
297人( 99.0%)
12月公演「第318回国立名人会」
12/21
1回
1日
300人(100.0%)
2月公演「第319回国立名人会」
2/21
1回
1日
305人(101.7%)
3月公演「第320回国立名人会」
3/21
1回
1日
293人( 97.7%)
11公演
11回
11日
3,284人( 99.5%)
11公演
11回
11日
3,100人( 93.9%)
合
計
目標・計画
※
目標入場者数(名人会):1回当り282人(94.0%)
○
開演時間
新春国立名人会:2日(金)・3日(土)11:30/15:30開演、4日(日)∼7日(水)13:00開演
国立名人会:13:00開演
○
会
場
○
入場料金
演芸場
一般3,000円、学生2,100円、障害者2割引
(4) 特別企画公演
○
期間、回数、日数及び入場者数
公演名
期間
回数
日数
4/26
1回
1日
294人( 98.0%)
5/29∼5/31
3回
3日
612人( 68.0%)
6月公演「花形演芸会スペシャル∼受賞者の会∼」
6/21
1回
1日
300人(100.0%)
7月公演「親子で楽しむ演芸会」
7/26
1回
1日
121人( 40.3%)
8月公演「第9回大衆芸能脚本募集−落語−受賞作品の会」
8/23
1回
1日
262人( 87.3%)
9月公演「女が語る―「源氏物語」の時代」
9/27
1回
1日
293人( 97.7%)
4月公演「六代目宝井馬琴襲名二十周年記念公演」
5月公演「立川流落語会」
10月公演「正蔵
正蔵を語る」
入場者数(入場率)
10/25
1回
1日
298人( 99.3%)
11/27∼11/29
3回
3日
899人( 99.9%)
12/23
1回
1日
309人(103.0%)
2月公演「圓朝に挑む!」
2/28
1回
1日
299人( 99.7%)
3月公演
3/22
1回
1日
295人( 98.3%)
11公演
15回
15日
3,982人( 88.5%)
11公演
15回
15日
4,000人( 88.9%)
11月公演「圓楽一門落語会」
12月公演「圓丈の「百年目」をきく会」
講談「西遊記」−講談と京劇のコラボレーション−
合
計
目標・計画
※
目標入場者数:1回当り267人(89.0%)
○
開演時間
13:00開演(ただし、10月公演14:00開演、3月公演16:00開演)
○
会
演芸場
○
入場料金
場
一般3,000円、学生2,100円、障害者2割引
5月公演・11月公演・3月公演:一般2,500円、学生1,750円、障害者2割引
親子で楽しむ演芸会(7/26):一般2,500円、高校生・大学生1,800円、小学生・中学生1,300円、
障害者2割引
(5) 師走浪曲名人会/浪曲錬声会/上方演芸特選会
○
期間、回数、日数及び入場者数
(師走浪曲名人会)
期
間
12月6日(土)
回数
1回
日数
1日
入場者数(入場率)
目
648人(86.1%)
標
680人(90.3%)
(浪曲錬声会)
期
間
5月24日(土)
回数
2回
日数
1日
入場者数(入場率)
目
303人(95.3%)
標
250人(78.6%)
(上方演芸特選会)
公演名
期間
回数
日数
入場者数(入場率)
5月上方演芸特選会
5/26∼5/29
4回
4日
441人( 69.3%)
7月上方演芸特選会
7/4∼7/7
4回
4日
497人( 78.1%)
項目別−16
9月上方演芸特選会
9/24∼9/27
4回
4日
616人( 96.9%)
11月上方演芸特選会
11/7∼11/10
4回
4日
327人( 51.4%)
1月上方演芸特選会
1/9∼1/12
4回
4日
684人(107.5%)
3月上方演芸特選会
3/13∼3/16
4回
4日
584人( 91.8%)
合
計
目標・計画
※
目標入場者数は1回当たり362人。
○
開演時間
6公演
24回
24日
3,149人( 82.5%)
6公演
24回
24日
2,170人( 56.9%)
師走浪曲名人会:13:00開演、浪曲錬声会:第1部12:00開演、第2部15:00開演
上方演芸特選会:13:00開演
○
会
場
師走浪曲名人会:文楽劇場
浪曲錬声会・上方演芸特選会:文楽劇場小ホール
○
入場料金
師走浪曲名人会:一般3,800円(学生2,700円)、障害者2割引
浪曲錬声会:2,000円(学生1,400円) 、障害者2割引
上方演芸特選会:2,000円(学生1,400円)、シルバー(65歳以上)1,100円、障害者2割引
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
公演回数
中期目標期間目標値:年間平均65公演以上
実績:65公演
【参考指標】
入場者数の
達成状況
実績:60,369人、累積60,369人
中期目標期間目標値:
【参考指標】
入場者数
153,539人超
入場者数の
達成状況
※
100%以上
【定量的評価】
1
能楽
《総
70%以上
70%未満
100%未満
※
A
実績:入場者数60,369人/49,900人(達成度121.0%)
2
A
表》
分
野
公演数
回数
日数
入場者数(入場率)
目
標
定例公演
22公演
22回
22日
12,574人(91.2%)
13,046人(94.6%)
普及公演
12公演
12回
12日
7,297人(97.0%)
7,116人(94.6%)
企画公演
16公演
18回
16日
10,464人(92.7%)
10,674人(94.6%)
50公演
52回
50日
30,335人(93.0%)
30,800人(94.6%)
1公演
10回
5日
6,101人(97.3%)
5,900人(94.1%)
51公演
62回
55日
36,436人(93.7%)
36,700人(94.5%)
小
計
能楽鑑賞教室
合
《実
計
績》
(1) 定例公演
○
期間、回数、日数及び入場者数
公演名
期間
回数
日数
入場者数(入場率)
4月公演
狂言「しびり」、能「二人静」
4/2
1回
1日
618人(98.6%)
4月公演
狂言「御茶の水」、能「歌占」
4/18
1回
1日
588人(93.8%)
5月公演
狂言「子盗人」、能「碇潜 船出之習」
5/16
1回
1日
532人(84.8%)
5月公演
狂言「富士松」、能「景清」
5/21
1回
1日
620人(98.9%)
6月公演
狂言「粟田口」、能「藤」
6/4
1回
1日
451人(71.9%)
6月公演
狂言「棒縛」
、能「安達原 黒頭 急進之出」
6/20
1回
1日
618人(98.6%)
7月公演
狂言「文荷」、能「熊坂」
7/2
1回
1日
620人(98.9%)
7月公演
狂言「太子手鉾」、能「松風」
7/16
1回
1日
604人(96.3%)
8月公演
狂言「貰聟」、能「花筐」
8/6
1回
1日
617人(98.4%)
8月公演
狂言「無布施経」、能「天鼓 弄鼓之舞」
8/15
1回
1日
593人(94.6%)
10月公演
狂言「空腕」、能「枕慈童」
10/1
1回
1日
449人(71.6%)
10月公演
狂言「薩摩守」、能「柏崎」
10/17
1回
1日
542人(86.4%)
11月公演
狂言「千鳥」、能「井筒」
11/5
1回
1日
575人(91.7%)
11月公演
狂言「引括」、能「融 舞返之伝」
11/21
1回
1日
623人(99.4%)
12月公演
狂言「舟ふな」、能「芭蕉 蕉鹿」
12/3
1回
1日
618人(98.6%)
12月公演
狂言「内沙汰」、能「龍虎」
12/19
1回
1日
562人(89.6%)
1/7
1回
1日
623人(99.4%)
1/16
1回
1日
495人(78.9%)
2/4
1回
1日
604人(96.3%)
2/20
1回
1日
555人(88.5%)
1月公演
狂言「夷大黒」、能「草子洗小町」
1月公演
狂言「酢薑」、能「田村」
2月公演
狂言「鈍太郎」、能「弱法師 盲目之舞」
2月公演
狂言「朝比奈」、能「葛城 神楽」
3月公演
狂言「雪打」、能「国栖」
3月公演
狂言「鞍馬参り」、能「三山」
合
計
目標・計画
3/4
1回
1日
590人(94.1%)
3/19
1回
1日
477人(76.1%)
22公演
22回
22日
12,574人(91.2%)
22公演
22回
22日
13,046人(94.6%)
※
目標入場者数:1回当り593人(94.6%)
○
開演時間
水曜13:00開演、金曜18:30開演(7/16(水)、3/19(木)は18:30開演)
○
会
能楽堂
場
項目別−17
公開の企画内容が優れているほか、全体的に目標設定が非常に高く、
それをほぼ達成したことは評価できる。
○
入場料金
※(
)内は学生料金
正面4,800円、脇正面3,100円(2,200円)、中正面2,600円(1,800円)、障害者2割引
(2) 普及公演
○
期間、回数、日数及び入場者数
公演名
4月公演
期間
(解説、入間川、竹生島)
回数
日数
入場者数(入場率)
4/12
1回
1日
620人(98.9%)
5月公演 (解説、井杭、采女 美奈保之伝)
5/10
1回
1日
622人(99.2%)
6月公演
(解説、素袍落、善知鳥 組落シ)
6/14
1回
1日
619人(98.7%)
7月公演
(解説、悪太郎、葵上 梓之出・空之祈)
7/12
1回
1日
624人(99.5%)
8月公演
(夏休み親子のための能楽公演:おはな
8/8
1回
1日
480人(76.6%)
8/9
1回
1日
619人(98.7%)
10/11
1回
1日
618人(98.6%)
し、神鳴、小鍛冶)
8月公演
(夏休み親子のための能楽公演:おはな
し、神鳴、小鍛冶)
10月公演
(解説、茶壺、鵺 白頭)
11月公演
(解説、横座、清経)
12月公演 (解説、合柿、自然居士)
11/8
1回
1日
623人(99.4%)
12/13
1回
1日
610人(97.3%)
1月公演
(解説、縄綯、西王母)
1/10
1回
1日
620人(98.9%)
2月公演
(解説、二千石、巴)
2/14
1回
1日
620人(98.9%)
3月公演
(解説、止動方角、忠度)
3/14
1回
1日
622人(99.2%)
12公演
12回
12日
7,297人(97.0%)
12公演
12回
12日
7,116人(94.6%)
合
計
目標・計画
※
目標入場者数:1回あたり593人(94.6%)
○
開演時間
13:00開演
○
会
能楽堂
○
入場料金
場
※(
)内は学生料金
正面4,800円、脇正面3,100円(2,200円)、中正面2,600円(1,800円)、障害者2割引
8月公演(夏休み親子のための能楽公演):正面4,800円、脇正面3,100円、中正面2,600円、
小中学生1,300円、高大学生1,700円、障害者2割引
(3) 企画公演
○
期間、回数、日数及び入場者数
公演名
期間
回数
日数
入場者数(入場率)
4/25
1回
1日
621人(99.0%)
5/29
1回
1日
615人(98.1%)
7/25
2回
1日
770人(61.4%)
9/3
1回
1日
611人(97.4%)
9/13
1回
1日
613人(97.8%)
9/15
1回
1日
612人(97.6%)
9月開場25周年記念公演【四日目】狂言「川上」、能「三輪 神遊」
9/19
1回
1日
612人(97.6%)
9月開場25周年記念公演【五日目】狂言の会
9/26
1回
1日
615人(98.1%)
10/22
1回
1日
617人(98.4%)
10/23
1回
1日
606人(96.7%)
11/28
1回
1日
549人(87.6%)
12/10
2回
1日
1,204人(96.0%)
4月狂言の会 狂言「附子」
、狂言「濯ぎ川」、素囃子「早舞」、狂言「博
奕十王」
5月企画公演
蝋燭の灯りによる
狂言「伯母ヶ酒」、能「通盛」
7月狂言の会
夏休み親子のための狂言の会
狂言「二人大名」
、素囃子「男舞」(13時)、素囃子「羯鼓」(16時)、狂言「腰
祈」
、狂言「首引」
9月開場25周年記念公演【初日】
「翁」、能「絵馬」、狂言「末広かり」、能「湯谷 三段之舞」
9月開場25周年記念公演【二日目】
能「大原御幸」、狂言「蜘盗人」、能「泰山府君」
9月開場25周年記念公演【三日目】
能「高砂 翁ナシ・八段之舞」、狂言「夷毘沙門」、能「舟弁慶 遊女ノ
舞・替ノ出」
狂言「福の神」、狂言「武悪」、素囃子「獅子」、狂言「唐相撲」
10月特別企画公演 開場25周年記念特別企画
−源氏物語千年紀−狂言「蝉」、能「野宮」
10月特別企画公演 開場25周年記念特別企画
−源氏物語千年紀−狂言「鬼ヶ宿」、新作能「夢浮橋」
11月特別企画公演 開場25周年記念特別企画
狂言「花子」、能「三笑」
12月特別企画公演 開場25周年記念特別研鑽公演
〔第一部〕舞囃子「邯鄲」、能「望月」
〔第二部〕狂言の会
狂言「鶏聟」、素囃子「中ノ舞」、狂言「釣狐」
1月特別公演
能「源太夫 楽拍子」、狂言「梟」、能「当麻」
1/31
1回
1日
617人(98.4%)
2月企画公演
女性能楽師による
2/26
1回
1日
618人(98.6%)
3/28
1回
1日
572人(91.2%)
3月特別企画公演
能「経正」、能「羽衣」
−能と組踊−
国立能楽堂開場25周年記念・国立劇場おきなわ開場5周年記念
「花売の縁」、能「芦刈」
項目別−18
組踊
3月特別企画公演
−能と組踊−
国立能楽堂開場25周年記念・国立劇場おきなわ開場5周年記念
3/29
1回
1日
612人(97.6%)
16公演
18回
16日
10,464人(92.7%)
16公演
18回
16日
10,674人(94.6%)
組踊
「女物狂」、能「隅田川」
合
計
目標・計画
※
目標入場者数:1回あたり593人(94.6%)
○
開演時間
4月狂言の会・5月企画公演:18:30
7月狂言の会:13:00/16:00
9月開場25周年記念公演:初日∼三日目13:00、四∼五日目18:00
10、11月特別企画公演:18:00
12月特別企画公演:13:00/18:30
1月特別公演・2月企画公演:13:00
3月特別企画公演:3/28 17:00、3/29 13:00
○
会
場
○
入場料金
能楽堂
料金は正面、脇正面、中正面の順。全公演障害者2割引、(
)内は学生料金
4月狂言の会: 4,500円、3,100円(2,200円)、2,600円(1,800円)
5月企画公演: 6,100円、4,700円(3,300円)、3,100円(2,200円)
7月狂言の会: 4,500円、3,100円、2,600円(小中学生全席1,300円、高大学生全席1,700円)
9月開場25周年記念公演:8,500円、6,400円(4,500円)、5,300円(3,700円)
10、11月特別企画公演: 6,500円、5,400円(3,800円)、4,300円(3,000円)
12月特別企画公演: 4,500円、3,100円(2,200円)、2,600円(1,800円)
1月特別公演:6,500円、5,400円(3,800円)、4,300円(3,000円)
2月企画公演:4,800円、3,100円(2,200円)、2,600円(1,800円)
3月特別企画公演:6,500円、5,400円(3,800円)、4,300円(3,000円)
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
公演回数
実績:51公演
中期目標期間目標値:年間平均51公演以上
【参考指標】
入場者数の
達成状況
実績:36,436人、累積36,436人
中期目標期間目標値:
【参考指標】
入場者数
163,441人超
入場者数の
達成状況
※
【定量的評価】
1
100%以上
70%以上
70%未満
100%未満
組踊等沖縄 《実
※
B
実績:入場者数36,436人/36,700人(達成度99.3%)
2
A
績》
伝統芸能
公演名
4月定期公演
期間
琉球舞踊公演「花形舞踊家の会∼琉球舞踊華さかり
4/12
回数
1回
日数
1日
入場者数(入場率)
公演は計画どおり実施されており、企画内容が優れていたことは評
価できる。
349人(61.3%)
∼」
【より良い事業とするための意見】
4月定期公演
組踊公演「大城崩」
4/26
1回
1日
250人(44.2%)
・国立劇場おきなわは、開場5周年を迎えて公演全体の入場者数が
5月定期公演
民俗芸能公演「小浜島の芸能」
5/25
1回
1日
567人(100.4%)
徐々に増えているが、肝心の組踊公演が平均入場率を下回っており、
6月定期公演
琉球舞踊公演「男性舞踊家の会」
6/21
1回
1日
467人(75.0%)
今後企画内容や広報宣伝に一段の工夫をすることが望まれる。
7月定期公演
沖縄芝居公演「人情劇
7/12∼
2回
2日
587人(47.4%)
・国立劇場おきなわでは、公演ごとの入場者数のばらつきが顕著で
ともしび」
7/13
あるため、その原因を分析し、今後の企画の参考とすることが望ま
7月定期公演
組踊公演「姉妹敵討」
7/19
1回
1日
220人(38.9%)
8月定期公演
三線音楽公演「民謡∼遊び∼」
8/9
1回
1日
351人(56.3%)
8月定期公演
組踊公演「孝女布晒」
8/23
1回
1日
282人(49.9%)
9月定期公演
琉球舞踊公演「新進舞踊家の会」
9/20
1回
1日
242人(42.5%)
10月定期公演
琉球舞踊公演「創作舞踊」
10/18
1回
1日
286人(45.9%)
10月定期公演
組踊公演「二山和睦之巻」
10/25
1回
1日
190人(33.6%)
12月定期公演
組踊公演「真珠道」
12/13
1回
1日
254人(45.0%)
1/17
1回
1日
427人(68.5%)
1/18
1回
1日
540人(86.7%)
1/25
1回
1日
533人(85.6%)
2/21
1回
1日
454人(72.9%)
3/7∼
2回
2日
1,005人(87.8%)
3/21
1回
1日
357人(57.3%)
計
18公演
20回
20日
7,361人(61.9%)
目標・計画
18公演
20回
20日
7,174人(59.5%)
1月定期公演
開場5周年記念
琉球舞踊公演「新春琉舞名人選
1月定期公演
嘉例吉の舞」
開場5周年記念
琉球舞踊公演「新春琉舞名人選
1月定期公演
開場5周年記念
2月定期公演
開場5周年記念
初春を寿ぐ」
民俗芸能公演「笑いの芸能」
三線音楽公演「三絃と歌が織り成
す悠久の美」
3月定期公演
沖縄芝居公演
3月定期公演
開場5周年記念
時代劇「今帰仁由来記」
開場5周年記念
琉球舞踊鑑賞会「華の彩り
小
琉球舞踊公演
3/8
いろ清らさ」
項目別−19
れる。
5月企画公演「普久原恒勇の世界」
5/17
1回
1日
427人(68.5%)
6月企画公演「箏の世界」
6/7
1回
1日
361人(57.9%)
9/13∼
2回
2日
559人(45.2%)
9/27
1回
1日
270人(43.3%)
11/8
1回
1日
592人(95.0%)
12/19
3回
2日
956人(51.2%)
2/7 2/8
2回
2日
1,102人(89.0%)
2/14
1回
1日
349人(56.0%)
8公演
12回
11日
4,616人(61.9%)
目標・計画
8公演
12回
11日
4,425人(60.1%)
11月研究公演「御冠船踊の舞台」
11/22
1回
1日
445人(78.2%)
1公演
1回
1日
294人(50.9%)
解説「組踊の楽しみ
8/2
1回
1日
367人(65.0%)
解説「組踊の楽しみ
10/8
2回
1日
688人(59.5%)
解説「組踊の楽しみ
11/12
2回
1日
571人(49.4%)
3公演
5回
3日
1,626人(56.5%)
3公演
5回
3日
2,107人(72.9%)
30公演
38回
35日
14,048人(61.6%)
30公演
38回
35日
14,000人(61.2%)
9月企画公演
開場5周年記念プレ公演「嵐花−朝薫と朝敏−」
9/14
9月企画公演「話芸
国本武春・神田山陽
二人会」
11月企画公演「国立劇場寄席」(本土の芸能)
12月企画公演「林英哲
太鼓の世界」(本土の芸能)(19日 太鼓鑑
賞教室、20日 太鼓コンサート)
2月企画公演
12/20
国立劇場おきなわ開場5周年記念、国立能楽堂開場2
5周年記念
「能と組踊」(本土の芸能)
2月企画公演
国立劇場おきなわ開場5周年記念、日メコン交流年
記念「ベトナム宮廷音楽と御座楽の競演」(アジア・太平洋地域の
芸能)
小
計
目標・計画
8月普及公演
親子のための組踊鑑賞教室
方」、組踊「雪払い」
10月普及公演
生徒のための組踊鑑賞教室
方」、組踊「雪払い」
11月普及公演
生徒のための組踊鑑賞教室
方」、組踊「雪払い」
小
計
目標・計画
合
計
目標・計画
○
開演時間
14:00開演
6月定期公演・9月企画公演(9/13)・11月企画公演18:30開演、
12月企画公演(12/19)11:00/14:30開演、10月・11月普及公演10:30/14:00開演
○
会
場
国立劇場おきなわ大劇場
○ 入場料金 全席:障害者2割引、発売日500円割引、親子(親正価・子500円)割引、
( )内は学生料金
定期公演:3,000円(2,000円)
但し、7月沖縄芝居公演・1月新春琉舞名人選・3月沖縄芝居公演は3,500円(2,000円)。
企画公演:3,500円(2,000円)
但し、12月本土の芸能公演(12/19)は、3,000円(1,000円)
、2月本土の芸能は4,000円(2,000円)
。
研究公演:3,000円(2,000円)
普及公演:500円
但し、8月親子のための組踊鑑賞教室公演は、一般1,500円。
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
公演回数
中期目標期間目標値:年間平均30公演以上
実績:30公演
【参考指標】
入場者数の
達成状況
実績:14,048人、累積14,048人
中期目標期間目標値:
【参考指標】
入場者数
54,765人超
入場者数の
達成状況
※
【定量的評価】
1
100%以上
70%以上
70%未満
100%未満
演目の拡充 《実
※
実績:入場者数14,048人/14,000人(達成度100.3%)
A
2
A
績》
(1) 復活上演候補演目の上演候補台本準備稿の作成作業
国立劇場の役割を踏まえた事業目的に沿って、演目が計画どおりに
実施され成果をあげていることは評価できる。
候補作品のうち「誧競艶仲町」について、9月までに準備稿を作成、21年1月歌舞伎公演で上演された。また、復活上演候補作
品調査検討委員会(3月11日)において、その他の上演候補台本準備稿の進捗状況の
【より良い事業とするための意見】
報告、候補作の梗概の提示を受けた。
・舞踊など、やや研究的、学問的な意義が先行している公演がある
(2) 歌舞伎の新作脚本募集
ため、楽しませるための演出の工夫などを取り入れた企画が望まれ
19年度応募作品(146編)の選考を7月23日に実施。1篇が優秀作に、2篇が佳作に決定。
る。
優秀作:
「満月兎青海波戯」(松永喜久代)
・伝統歌謡・舞踊に加え、企画公演の幅を現代舞台芸術(演劇・音
佳
作:
「崇禅寺雪見草」(森山治男)、「金唐革裂目縫針」(篠崎隆雄)
財団法人清栄会による奨励賞は、1篇に決定。
奨励賞:
「古今橋渡人形」(斎岡歩)
(3) 大衆芸能の新作脚本募集
20年度「漫才・コント」部門の募集選考結果
8月31日締め切り。応募総数181篇。予選選考を経た20篇について1月26日に選考会を開催し、
1篇が優秀作に、2篇が佳作に決定した。
項目別−20
楽・舞踊)へと広げることにより、観客数の増加を図るなどの取り
組みが望まれる。
優秀作:
「マニュアル世界」<漫才>(横井正幸)
佳
作:
「面接」<コント>(吉村健二)、「敬語を使いましょう」<コント>(堀江里光)
財団法人清栄会による奨励賞は、1篇に決定。
奨励賞:
「便利な改札口」<漫才>(小野寺伸度五)
19年度募集の「落語」部門の受賞作(優秀作「並」(三浦健一)、佳作「蠅寄せ」(栗原昇)・
「赤心の老松」(涼山尚行)、清栄会
奨励賞「わんぱくキャンプ」(鳥居遊))は、8月特別企画公演で上演された。
(4) 伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公
演の実施に際しての留意事項等
ア
より幅広く多くの人が鑑賞することを
実施に際しての留意事項等
ア
地方における
外部専門家等の意見を聴取するとともに、 上演等
目指して、分野ごとに前中期目標期間の
アンケート調査を適宜実施し、公演事業に反 【定性的に評価】
実績を超えるよう、主催公演の実施に当
映させる。
の鑑賞者数の状況等を踏まえた適切な鑑
イ
(4) 伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演の 連 携 協 力 ・ 2−(1)−②
イ
連携協力・地方における上演等
B
(1) 外部専門家等の意見聴取、アンケート調査の実施
①
外部専門家等の意見聴取は、専門委員・国立劇場おきなわ公演事業委員による公演ごとのレポート提出及び年2回の公演専門委
公演活動は全国民のものであると認識し、成果を全国に広めるべく、
更に地方との連携に力を入れる必要がある。
員会の開催により行った。
②
アンケート調査の実施
国、地方公共団体、芸術団体、企業等と連
【より良い事業とするための意見】
ジャンル名
実施回数
回答数
回収率(配布数)
概ね満足との回答(回答数)
・地方のニーズを把握したうえで、必要に応じて全国各地での普及
賞者数の目標を設定し、その達成に努め
携協力し、共催、受託などによる公演等の実
歌舞伎
7公演7回
5,500人
74.2%(7,411人)
88.4%(4,862人)
活動や連携をさらに強化することが期待される。
る。
施に努める。
文楽
5公演7回
1,704人
53.5%(3,187人)
88.7%(1,511人)
・外部専門家等の意見聴取やアンケートの調査結果を踏まえて、ど
国、地方公共団体、教育委員会等と連携協
短期公演
6公演6回
3,059人
76.6%(3,991人)
89.0%(2,723人)
のような改善がなされ公演事業に反映されたのかを明確にすること
に、アンケート調査を適宜実施し、公演
外部専門家等の意見を聴取するととも
力を図り、全国各地の文化施設等において公
大衆芸能
13公演13回
1,527人
41.4%(3,687人)
93.4%(1,426人)
が望まれる。
事業に反映させる。
演を実施する。
能楽
7公演7回
1,832人
46.9%(3,908人)
87.6%(1,605人)
38公演40回
13,622人
27公演30回
3,806人
65公演70回
17,428人
ウ
国、地方公共団体、芸術団体、企業等
と連携協力し、共催、受託などによる公
ウ
エ
国等との連携協力を図り、舞台芸術等の国
際交流に資する公演等の実施に努める。
小
組踊等沖縄伝統芸能
演等の実施に努める。
エ
合
計
61.4%(22,184人)
58.6%(6,497人)
60.8%(28,681人)
89.0%(12,127人)
84.2%(3,206人)
88.0%(15,333人)
全国各地において広く伝統芸能及び現
代舞台芸術を鑑賞できる機会を確保する
ため、国、地方公共団体、教育委員会等
(2) 外部団体との連携協力
①
平成20年度(第63回)文化庁芸術祭
と連携協力を図り、各地の文化施設等に
オ
計
区分
我が国の伝統芸能及び現代舞台芸術の
公演名
本館大劇場:10月歌舞伎公演「大老」
、11月歌舞伎公演「江戸宵闇妖鉤爪」
海外における理解の促進と活性化等に寄
主催公演
能楽堂:10月23日特別企画公演 狂言「鬼ヶ宿」新作能「夢浮橋」
与するため、国等との連携協力を図り、
文楽劇場:11月文楽公演「靱猿」
「恋娘昔八丈」ほか
舞台芸術等の国際交流に資する公演等の
本館小劇場:10月邦楽公演(2公演)、11月邦楽公演、11月舞踊公演
実施に努める。
協賛公演
演芸場:10月・11月定席公演、特別企画公演、国立名人会(8公演)
能楽堂:10月・11月定例公演、普及公演、特別企画公演(8公演)
文楽劇場:10月舞踊公演、11月上方演芸特選会
②
国・地方自治体等との後援・協力
ア
歌舞伎・能楽・文楽(国立劇場)鑑賞教室における後援・協力等
後援:文化庁、東京都、千葉県、神奈川県教育委員会、埼玉県教育委員会、全国都道府県教育委員会連合会、(財)日本修学旅
行協会
協力:(社)東京都専修学校各種学校協会、(社)神奈川県専修学校各種学校協会、関東高等学校演劇協議会、東京都高等学校演
劇研究会、(株)ジェイティービー、(株)日本旅行、近畿日本ツーリスト(株)、(文楽のみ)(財)文楽協会
文楽鑑賞教室における公演・協力等
後援:文化庁・大阪府教育委員会・大阪市教育委員会・京都府教育委員会・兵庫県教育委員会・奈良県教育委員会・滋賀県教
育委員会・和歌山県教育委員会・NHK大阪放送局
協力:(財)文楽協会
イ
地方公演における共催・後援等
・
歌舞伎鑑賞教室山梨公演
共催:(財)やまなし文化学習協会
後援:文化庁、山梨県、山梨県教育委員会、山梨県公立小中学校長会、山梨県高等学校長協会
・
歌舞伎鑑賞教室神奈川公演
共催:かながわ伝統芸能祭実行委員会(神奈川県立青少年センター内)
後援:文化庁、神奈川県教育委員会、神奈川県PTA協議会、神奈川県立高等学校PTA連合会
ウ
社会人のための鑑賞教室公演における後援・協力等
後援:(社)日本経済団体連合会、(社)経済同友会、東京商工会議所、(社)東京青年会議所
エ
関西元気文化圏共催事業
文楽劇場の全公演
オ
九州・沖縄から文化力プロジェクト参加
国立劇場おきなわの全公演
カ
その他の自主公演における後援・協力等
・
6月民俗芸能公演「長崎
五島列島の芸能」(本館小劇場)
後援:長崎県、協力:新上五島町・新上五島町教育委員会
・
9月舞踊公演「二世花柳壽輔による花柳舞踊研究会名作集」(本館大劇場)
協力:(社)日本舞踊協会
・
9月特別企画公演
協力:
(株)浅野太鼓楽器店
・
11月歌舞伎公演「江戸宵闇妖鉤爪」(本館大劇場)
後援:豊島区、協力:立教大学
・
1月琉球芸能公演
協賛:オリオンビール(株)、グランドアーク半蔵門、(株)竹中工務店
・
国立劇場おきなわ1月定期公演「新春琉舞名人会
初春を寿ぐ」
項目別−21
協賛:沖縄特定免税店(株)
・
国立劇場おきなわ2月企画公演「能と組踊」
協賛:コロムビアミュージックエンタテインメント
・
国立劇場おきなわ2月企画公演「ベトナム宮廷音楽と御座楽の競演」
後援:駐日ベトナム社会主義共和国大使館、沖縄・ベトナム友好協会
キ
外部の公演等への後援・協力等
・
千代田区立千代田図書館イベント「としょかん文楽」への協賛(5月7日)
仕事帰りの図書館利用者を対象に、館内の特設イベントスペースにおいて文楽技芸員による文楽解説と実演を行った。(入
場無料)
・
おきなわ県民カレッジ(県教委)と連携し劇場紹介と講演を実施
・
駐日ベトナム社会主義共和国大使館、沖縄・ベトナム友好協会の後援
(国立劇場おきなわ2月企画公演「ベトナム宮廷音楽と御座楽の競演」)
③
受託による伝統芸能の公開
・
平成20年度(第63回)文化庁芸術祭祝典
国際音楽の日記念「沖縄の唄と踊り」(本館大劇場、10月1日、1回)
・
11月15日紫式部文学賞イベントにおける新作能「夢浮橋」上演(宇治市文化会館、11月15日)
・
文化庁委託:国際文化交流・協力推進事業
日メコン交流年記念「ベトナム宮廷音楽と御座楽の競演」
(国立劇場おきなわ、
2月14日)
(3) 全国各地の文化施設等における公演
・
歌舞伎鑑賞教室山梨公演「解説
歌舞伎のみかた」「神霊矢口渡」
山梨県立県民文化ホール(山梨県甲府市)、6月26日、2回
・
歌舞伎鑑賞教室神奈川公演「解説
歌舞伎のみかた」「義経千本桜」
神奈川県立青少年センター(神奈川県横浜市)、7月26日∼27日、4回
・
林英哲
太鼓コンサート
宜野座村文化センターがらまんホール(沖縄県国頭郡宜野座村)、12月16日、1回
・
文楽協会の行う地方公演等に対して、小道具・首(かしら)・床山・衣裳の技術職員を派遣し、公演に積極的に協力してい
く。
(4) 舞台芸術等の国際交流
・
20年度日独青少年指導者セミナー(芸術分野)の実施
17年度から継続して国際交流事業「日独青少年指導者セミナー」の芸術分野を、文部科学省からの受託事業として実施し
た。事業実施に当たっては、芸術または教育関連の有識者5名から成る事業検討委員会を設置し、派遣事業参加者の選考や受
入事業の内容に関する審議のほか、事後評価を行った。また、受入・派遣事業の成果をまとめた報告書を作成し、ドイツ側
実施団体及び国内協力団体に送付した。
① 派遣事業
11月5日 11月18日、日本芸術関係者7名(事前研修:10月10日∼10月11日)
ベルリン、ポツダム、ライプツィヒ、ハノーファー、ケルン、デュッセルドルフの6都市を中心に、学校訪問、青少年芸術学
校における課外教育活動の視察、行政または芸術教育関係者との意見交換、評価会、ホームステイ等を実施した。なお、事前
研修では、ドイツ事情及び簡単なドイツ語講座、過去の派遣者からの研修報告を提供した。
② 受入事業
8月24日 9月6日、ドイツ芸術関係者7名
東京・大阪・京都の3都市を中心に、学校訪問、博物館等における教育普及活動の視察、行政または芸術教育関係者との意見
交換、評価会、ホームステイ等を実施した。
(5)海外の芸能関係者等の来場、見学等
国立劇場
8件74人
主な来場者:韓国文化財庁関係者、中国国家ラジオ映画テレビ総局視察団、香港特別行政区政府・娯楽文化局、台湾行政院、
国立中正文化センター芸術総監督
国立能楽堂
3件16人
主な来場者:香港特別行政区政府・娯楽文化局、台湾国立中正文化センター芸術総監督、韓国文化財保護財団
国立文楽劇場
4件 25人
主な来場者:イタリア劇団クティッキオ代表団、コロンビア大学(学生見学)、韓国芸術経営学博士他、日独青少年指導者セミ
ナー
国立劇場おきなわ
4件 30人
主な来場者:フエ遺跡保存センター宮廷音楽合奏団(22人)、上海戯劇学院(5人)、韓国舞台芸術経営者協会(2人)、中国少
数民族舞踏協会副会長(1人)
(6)無形文化遺産保護のための集団研修の実施
19年度に引き続き、財団法人ユネスコ・アジア文化センター及び文化庁主催の文化遺産保護国際貢献事業(無形文化遺産パ
ートナーシッププログラム)の一環として行われた「無形文化遺産保護のための集団研修」(12月11日 17日東京・大阪・京都
・奈良)に協力し、研修の受入れを行った。
・
日
時:12月13日
・
場
所:国立劇場本館
・
対
象:アジア太平洋地域9ヶ国から参加した行政官・専門家等24名(ブータン、カンボジア、フィジー、インド、カザフ
・
内
容:講義「国立劇場伝統芸能の後継者養成研修について」のほか、文楽技芸員による文楽人形解説を行った。講義の
スタン、キルギスタン、ネパール、パプアニューギニア、スリランカ)
内容は、デジタル映像・テキスト教材化され、財団法人ユネスコ・アジア文化センターの「無形文化遺産データ
ベース」上で配信されている。
項目別−22
(2)快適な観劇環境の形成
2−(1)−③ 快適な観劇環境の形成(伝統芸能の公開)
各劇場の観劇者や観劇希望者の要望並びに利用実態等を踏まえたサービスを提供するとともに、高齢者、身体障害 《実
A
績》
・高齢者向けにエスカレータを減速化したことやレストラン・売店等
者、外国人等を含めた来場者本位の快適な観劇環境を形成することにより、来場者の満足度の向上を図ること。
<1>観劇環境整備、外国人利用者への対応
におけるサービスの向上、外国人利用者への対応、その他各種の観劇
また、これらを把握する手法として、劇場モニター制度の導入を検討すること。
1.バリアフリー、案内表示の改善等の環境整備
環境の整備充実に努めたことは評価できる。
(5) 快適な観劇環境の形成
観客本位の快適な環境の形成のため、以下
のとおりサービスの向上に努め、来場者等の
満足度の向上を図る。
ア
イ
ウ
(5) 快適な観劇環境の形成
ア
利用者の意見等を踏まえ、劇場内の施設設
備や導線の工夫、表示類の整備、売店やレス
境の形成
【定性的に評価】
高齢者、身体障害者を含めた劇場利用者に安全で優しい観劇環境の整備に努めた。
(本館)
・伝統芸能の公開及びその理解の促進普及を図るための講座へのアン
ケートの満足度が良好であったことは評価できる。
・本館及び演芸場の劇場周辺案内看板等については、国立劇場環境整備委員会における検討により、19年度より順次改修等を行っ
トラン等におけるサービスの向上を図るととも
てきた。20年度は国立演芸場と伝統芸能情報館間の外周に夜間対応型の地図看板を、また劇場施設等の方向標示看板を合わせて12
【より良い事業とするための意見】
高齢者、身体障害者、外国人等の利用
に、セキュリティの向上に配慮し、高齢者や身体
か所に設置した。これにより昨年度と合わせて予定の看板等の設置を完了した。デザインや色に統一感をもたせ、一目で国立劇場
・アンケートの回収率をもっと高める工夫が望まれる。
にも配慮した快適な観劇環境を提供する
障害者の利用も考慮した快適な観劇環境を提供す
の案内だとわかる、見やすくわかりやすい案内(日英二ヶ国語)の提供に努めた。
・過去に把握した要望・苦情等に対する対応状況を整理することなど
ため、動線や施設設備の工夫、表示類の
る。
・観客の一層の安全の確保のため、国立劇場大劇場のエスカレーターに速度調整機能を追加し、演芸場ではエレベーターの更新に
により、その対応がニーズに即したものであるのかを明確にすること
より、音声による案内機能など、様々な状況に対応ができるようにした。
が望まれる。
整備、英語等主要外国語による案内・解
また、外国人利用者については、英語等の案内
説等の充実、売店やレストラン等におけ
表示の整備、パンフレット等の作成・配布、場内
・ゴミの種類に応じて分別できる衛生的・機能的なゴミ箱を設置した。
・劇場の外側から見た時の、国立劇場に相応しい祝祭的な華やいだ雰
るサービスの向上を図る。
放送の実施、音声同時解説の充実など、利用環境
・緊急・災害時に、階段から直接降りてくることが可能な車椅子(階段避難車)を備えた。
囲気の工夫が望まれる。
の整備を進める。能楽堂においては、座席字幕装
・看護師の指導の下、より的確な救急・介護活動ができるように定期的に救急訓練を行い、安全対策に取り組んだ。
実等により、観客の利用形態に応じた利
インターネットによる入場券販売の充
置を活用して英語による解説等を実施する。
・従来よりも上級機種のトランシーバーを装備し、より円滑でスピーディな案内業務・連絡の構築を目指した。
便性の高い多様な販売方法を提供する。
イ
・不明瞭な場内表示についてはサイズを拡大するなど、順次工夫・整備し、一層の充実を図った。
独自のインターネット・チケット販売シス
公演内容等の理解を促進するため、公
テムの充実等により、観客の利用形態に応じ
演内容に応じて解説書を作成するととも
た多様な販売方法を提供し、販売の促進を図
・婦人用和式トイレの洋式化の要望に応え、20年度は4個所を洋式化した。
に、音声同時解説や字幕表示などのサー
る。
・身障者(車椅子)の車での来場に対応するため、前庭に専用駐車スペースを用意している。
ビスを積極的に提供する。また、鑑賞団
また、インターネット・チケット販売シス
体等に対し、観劇にあわせた事前の公演
内容の説明会や施設の見学会を適宜実施
テムの英語サイトの運用を開始する。
ウ
する。
エ
快適な観劇環
公演内容等の理解を促進するため、以下の
サービス等を提供する。
観客等の要望、利用実態等を把握する
・公演内容に応じて解説書を作成する。
(能楽堂)
・入場券の売れ行き状況に応じ、あらすじ等を載せた英字チラシを作成し、観光案内所等に掲出した。
(文楽劇場)
・地下鉄日本橋駅の改札付近や通路の案内表示の追加や改善を行い、来館者への便宜を図った。
・観客用トイレに乳幼児用おむつ替え台を設置した。
(国立劇場おきなわ)
ため、劇場モニター制度の導入を検討す
・音声同時解説とともに、能楽堂の座席字幕
・外壁のライトアップ用照明部分が、風雨により腐食・欠損が著しいため竣工後初めて補修工事を実施した。
る。
装置をはじめとする字幕表示を積極的に活用
・ロビーホワイエ内のトイレ案内表示を混雑時でも見やすいよう高い位置に設置した。
する。
・レファレンスルームの壁を改修し、冷房効果を高めるよう整備に努めた。
・鑑賞団体の求めに応じて公演内容の事前説
・楽屋周りに電気時計を設置した。
明を適宜行うとともに、公演の実施に支障の
・観客用トイレのブース内に小物掛けフックを設置し、利便性を向上させた。
エ
ない範囲において学生等の施設見学を受け入
2.レストラン、売店等におけるサービスの向上
れる。
(本館)
ホームページ、アンケート調査等を通じて
・食堂については、メニューと価格帯の多様化及び注文への即応性に留意してサービス向上を図った。
寄せられた観客等の意見・要望について迅速
・売店については、弁当類の種類を随時入れ替える等、観客のニーズに対応した。
な対応を図るとともに、対応状況の把握・管
・定期的に食堂・売店等の担当者とミーティングを実施し、公演内容の理解と接客マナーの徹底を図った。
理、職員への周知を行い、サービスの向上へ
の活用に努める。
また、観客等の要望、利用実態等を把握す
るため、劇場モニター制度の導入を検討する。
(能楽堂)
・レストラン・売店に関するアンケート調査を9月・3月に実施し、店舗運営に反映するよう図った。またレストランは状況に応じ
終演後も営業するとともに、売店は公演中は一般の来場者でも買物ができるようにして、利用者の利便を図った。
3.その他、観劇環境の充実に資する取組み
(本館)
・親しみやすく開かれた国立劇場をアピールするため開催する「国立劇場さくらまつり」も5回目を迎え、21年の春は3月27日から
4月5日の10日間開催した。昨年同様に、国立劇場前庭に床几や野点傘などを配置し、来場者へ職員が茶菓のサービスを行い、紙切
りや太神楽、箏曲の実演などを行った。マスコミ各社に広報を行った結果、千代田区広報、東京MXテレビ、大阪MBSテレビなどの取
材等があり、来場者は20,600人であった。なお、昨年名前の募集を行った新種の桜は、「駿河小町」(スルガコマチ)として農林水
産省に品種登録の出願(8月8日)をし、10月28日に受理され、さくらまつりの期間中(3月30日)には、名前を採用された応募者に
感謝状と第1号の苗(抽選)の贈呈式を行った。
・18年度におけるセキュリティ強化の検討結果を踏まえ、本館・演芸場8ヶ所でICカードリーダーによる施錠設備の運用を4月より
開始した。職員が携帯する職員証及び常駐業者等が使用する入館証をICカード化し、館内8か所に設置した施錠扉を通行する際にカ
ードを読取部にかざすことにより、施錠と解錠、通行履歴の蓄積、不審者等の通行制限を可能とした。これにより劇場施設エリア
と事務室エリアを分断し、特に劇場施設エリアの安全確保をより一層強化した。
・国立劇場託児室は、年間に117回開室し、320人の利用があった。定期的に託児室利用者に対しアンケート調査を実施し、要望を
聴取して充実に努めた。
(能楽堂)
・国立能楽堂開場25周年に当たり、正面玄関に揚幕をイメージしたバナー飾りを掛け、夜間にはライトアップするなど、装い新た
に観客を迎えた。
(国立劇場おきなわ)
・国立劇場おきなわ開場5周年に際し、舞台用の紅型幕(組踊公演時に使用)を新調したほか、ロビーホワイエに「おかげさまで5
周年」と付したフラッグを掲出した。
4.外国人利用者への対応
英語を中心に、外国語によるパンフレット等の作成、案内表示、場内放送、英語版イヤホンガイド(歌舞伎・文楽公演)などの
サービスを提供し、引き続き外国人の利用環境の充実を図っている。
能楽堂では、座席字幕装置を活用して、4月企画公演(蝋燭能)を除く全62公演で、日本語・英語2チャンネル方式による字幕表
示を実施した。また座席字幕装置が完備していることを明記した英文チラシを作成し、ホテルや観光協会に配布して外国人客への
周知・集客に努めた。
項目別−23
<2>インターネット・チケット販売システムの充実等
親子で楽しむ歌舞伎教室(7月19日(土)∼24日(木))は、6月上旬の一般発売に先行して、5月27日(火)にインターネットによる受
付を、翌28日(水)に電話による受付を行った。両日でインターネット予約が1,979件(6,393枚)、電話予約が1,275件(4,000枚)
の成果を得た。
インターネット・チケット販売システムの英語サイトの運用を開始した。
インターネット・チケット販売システムで予約されたチケットを窓口で引き取るために活用するクレジットカードリーダー・QR
コードリーダーを増設した。
予約発券機の利用の定着により、窓口の混雑が緩和され、入場券販売業務の効率化が進んだ。
<3>解説書の作成、字幕表示・音声同時解説の活用、公演説明会・施設見学等の実施
1.解説書の作成
すべての自主公演について公演解説書を作成した。
能楽堂では公演内容等の理解を促進するため解説書「国立能楽堂」(月刊)を作成し、全自主公演に解説を施した。また公演内容
に応じて、「能楽鑑賞教室」「夏休み親子のための狂言の会」「夏休み親子のための能楽公演」では別途イラスト入りの分かりやすい
解説書を作成し、無料配布した。
国立劇場おきなわではステージガイド「華風」(月刊)を作成した。
2.字幕表示・音声同時解説の活用
(1) 字幕表示の実施
ジャンル
実施公演数
内
訳
歌舞伎公演(鑑賞
2公演
6月鑑賞教室、7月鑑賞教室
10公演
国立劇場5公演、文楽劇場5公演
14公演
8月舞踊公演、9月舞踊公演、11月舞踊公演、3月舞踊公演
教室含む)
文楽公演(鑑賞教
室含む)
舞踊・邦楽・声明
・民俗芸能・特別
7月邦楽公演、10月邦楽公演(琵琶の会、素浄瑠璃)、11月邦楽公演、
企画公演
1月邦楽公演
5月声明公演
6月民俗芸能公演、3月民俗芸能公演、1月琉球芸能公演
4月舞踊・邦楽公演
能楽公演(鑑賞教
62公演
蝋燭能を除く
27公演
話芸、国立劇場寄席、太鼓鑑賞教室を除く全公演
室含む)
組踊等沖縄伝統芸
能公演
(2) イヤホンガイドサービスの実施
歌舞伎・文楽の全公演で日本語と英語によるイヤホンガイドサービスを実施した(文楽鑑賞教室は日本語版のみ)。
3.公演説明会・施設見学等の実施
(1) 公演説明会の実施
区
(2) 施設見学の実施
分
件
数
本館・演芸場
能楽堂
文楽劇場
国立劇場おきなわ
合
計
参加人数
119件
6,307人
11件
438人
104件
3,681人
1件
55人
235件
10,481人
区
分
件
数
参加人数
本館・演芸場
24件
200人
能楽堂
19件
567人
文楽劇場
10件
160人
国立劇場おきなわ
49件
871人
102件
1,798人
合
計
(3) バックステージツアーの実施
国立劇場おきなわ
8件
300人
(4) ボランティアの活用
文楽劇場において、13年発足のボランティア団体「文楽応援団」(20年度団員数66人)が、文楽公演期間中に限り文楽全般につい
ての解説を行った。20年度は、1公演につき1日平均11人の解説員が、360人の観客に対し解説を行った。
<4>意見・要望等への対応、劇場モニター制度の検討
1.意見・要望等への対応体制
・
各劇場ロビーに「ご意見箱」を設置
・
ホームページに「ご意見欄」を設置
・
公演等においてアンケート調査を実施
・
電話等による要望・苦情等の受付
2.意見・要望等への対応状況
(1)ご意見箱428件(本館130件、演芸場58件、能楽堂4件、文楽劇場224件、国立劇場おきなわ12件)
寄せられた要望・苦情に対しては、事実関係の調査を行い、サービスの向上に努めるべく職員への周知を行うとともに、可能なも
のについては回答した。
(2)ホームページの「ご意見欄」(振興会HP、173件)
、「お問い合わせ」(国立劇場おきなわHP、40件)
寄せられた意見については、定められた連絡体制に従って関係部署間で協議等を行い、迅速な対応を図るとともに、必要に応じて
回答した(「ご意見欄」への回答 本館63件、おきなわ31件)。また、役員へ報告の上、全職員へ館内LANによる周知を行い、問題意識
の共有を図るとともに事業等への反映に努めた。なお、代表的な問い合わせはホームページ「よくある質問」に掲載し、利用者の利
便性の向上を図っている。
3.劇場モニター制度の検討
本館の団体営業においては、利用見込み団体の担当者に観劇機会を持たせ、観劇者からの意見を聴取することで観客のニーズ把
項目別−24
握の一助としている。今後はより総合的かつ体系的に観客や利用者の意見・要望を把握するために、劇場モニター制度等の方策の
実施を検討していく。
【特記事項】
「ご意見欄」(振興会HP)に寄せられた意見への回答について、1月から発信者名(当該部課長)を明記することで責任の所在を
明らかにするとともに、職員の顧客サービス意識の向上に努めた。
(3) 広報・営業活動の充実
年間の主催公演を通して購入できるシーズンシートの拡充など、より効果的な広報・営業活動を展開すること。
2−(1)−④
《実
広報・営業活動の充実(伝統芸能の公開)
A
績》
なお、ホームページについては、利用者が最新の情報に容易にアクセスできるようにするとともに、アクセス件数 <1>効果的な広報・営業活動の展開
については前中期目標期間の実績以上とすること。
1.ホームページにおける情報の内容の充実、メールマガジンの配信
(6) 広報・営業活動の充実
広報・営業活
(1) アクセス件数
ア 効果的な広報・営業活動の展開
動の充実
・ 日本芸術文化振興会ホームページの年間アクセス件数:1,647,271件(目標1,284,000件)
より多くの人が幅広い分野の公演を鑑賞す
a. 引き続き、ホームページにおける公演情 【定性的に評価】
・ 国立劇場おきなわホームページの年間アクセス件数:128,379件(目標138,000件)
ることを目標として、以下の取組みにより一
報、行事情報等の内容の充実及び迅速化に
(2) ホームページの主な充実内容
層効果的な広報・営業活動を展開する。
努める。また、公演情報やチケット発売情
① 振興会ホームページ
ア 公演内容に応じた効果的な宣伝活動を
報等を迅速に提供するため、メールマガジ
・ 引き続きホームページの更新作業を内部で処理し、公演情報をはじめとするより広範な情報の追加・更新等について柔軟か
実施する。また、伝統芸能、現代舞台芸
ンを配信する。
つ迅速に実施した。
術についての国民の理解促進、情報入手
・日本芸術文化振興会ホームページの年間
・ 振興会のトップページのほかに、国立能楽堂開場25周年の広報活動として、記念公演や関連する展示・講座等の催事情報を
等に寄与し、振興会の事業について周知
アクセス目標:1,284,000件
集約した特集サイトを振興会ホームページ内に開設し、25周年を契機とした来場の促進を図った。
を図るため、広報誌を定期的に発行する
・国立劇場おきなわホームページの年間ア
・ 鑑賞教室の公演情報や観劇団体へのサービス等をまとめたページを開設し、集客を図った。
とともに、英語を含むホームページ・メ
クセス目標:138,000件
・ あぜくら会の会員特典やイベント情報等をまとめたページを3月に開設し、インターネットによる会員への情報提供を行うと
ールマガジン等による情報提供を充実す
b. 次のとおり広報誌を定期的に発行する。
ともに、新規入会の勧誘を図った。
る。ホームページについては中期目標期
・日本芸術文化振興会ニュース(毎月発行)
② 国立劇場おきなわホームページ
間のアクセス件数を前中期目標期間の実
・国立劇場おきなわ情報誌「華風」(毎月)
・ 21年1月から3月にかけてリニューアルし、携帯サイトを開設した。また、各課担当が直接HPを更新できるように改修し、情
績以上とする。
c. 公演内容に応じた効果的な宣伝活動を実
報の更新の迅速化を図った。
イ 年間の公演を通して購入できるシーズ
施する。
・ トップページにフラッシュを用い、舞台写真や公演のイメージ画像を使用した視覚に訴える公演案内にした。
ンシート、セット券等の拡充など鑑賞者
d. シーズンシートやセット券等の拡充につ
・ トップページに公演カレンダーと公演ジャンル検索を配置し、日付や興味のあるジャンルで公演を探せるようにした。
の需要を的確にとらえた営業活動を展開
いて検討する。
(3) メールマガジンの配信
する。
イ 会員組織の会員に対し、会報による情報
・ メールマガジンの配信(月2回、必要に応じて臨時配信)が定着し、またインターネット・チケット販売とメールマガジンの
ウ 会員組織において、会報による定期的
提供、会員先行発売及び割引発売、催し物
購読が会員情報管理において連動したことにより利便性が増し、相乗効果によって登録者数が増加した(登録会員数14,585
な情報提供、入場券販売サービス、会員
を実施するとともに、引き続き会員を募集
人、3月末現在)。また、チケット販売情報としてあぜくら会・文楽友の会・NTJ会員にチケットセンターから毎月メールを発信
向け催事の開催等により観劇機会の増加
し、観劇機会の増加を図る。また、アンケ
したほか、歌舞伎など単一公演のために購入を喚起する臨時メールの発信を行った。また、配信50回を記念してアンケートと
を図る。また、会員に対しアンケート調
ート調査を適宜実施し、回答内容について
併せて読者プレゼントを実施し読者の増加を図ったほか、歌舞伎公演で初の試みとなるアフタートークの特別企画イベントを
査を適宜実施し、サービスの向上を図る。
検討の上、会員サービスの一層の充実を図
周知するために臨時増刊号の発行を行い、より迅速で多様性のある情報の提供に努めた。応募者172人からのアンケート回答を
なお、会員数については、前中期目標
る。
得て、メールマガジンの運用に活用した。国立劇場おきなわでもメールマガジンを配信し(月1回)、20年度は登録者数が伸び、
期間の実績以上とする。
a. あぜくら会(本館・演芸場・能楽堂)
705件となった(前年度比109件増)。
・会報「あぜくら」(毎月発行)
・ ホームページにおけるアクセシビリティへの配慮
・会員向け催事:年5回程度
高齢者や障害者を含め誰もが利用できるウェブコンテンツ作成のためには、画像ファイルの取り扱いなどきめ細かな配慮が必要
・目標会員数:15,950人
であるが、そのためのガイドラインであるウェブアクセシビリティに配慮したホームページの更新作業を行い、閲覧に対する利便
b. 文楽劇場友の会
性の向上を図った。
・「文楽劇場友の会会報」(年6回発行)
2.広報誌の発行
・会員向け催事:年6回程度
・
「日本芸術文化振興会ニュース」(毎月発行)
・目標会員数:7,200人
・
「独立行政法人日本芸術文化振興会概要」(20年5月作成)
c. 国立劇場おきなわ友の会
・
「独立行政法人日本芸術文化振興会要覧」(20年10月作成)
・「国立劇場おきなわ友の会会報」(年4回
・
「独立行政法人日本芸術文化振興会年報 平成19年度」(20年12月作成)
発行)
・
「芸術文化振興基金№23」(20年6月作成)
・会員向け催事:年3回程度
・
「財団法人国立劇場おきなわ運営財団要覧」(20年6月作成)
・目標会員数:1,000人
3.公演内容に応じた効果的な宣伝活動
次代を担う子供たちに古典芸能鑑賞の機会を拡大するために、親子で楽しむ歌舞伎教室(7月・本館大劇場)をはじめ、演芸場・
能楽堂・文楽劇場で実施している親子向け企画を特集したホームページの作成、宣伝・広報の強化実施に向け準備を行った。また、
親子限定のインターネット先行販売の実施など、インターネット上での販売強化実施に向けた取組みを行う。
国立劇場おきなわでは、沖縄都市モノレール「ゆいレール」車内広告の掲出を7月より開始したほか、開場5周年に際し、以下の
宣伝を行った。
・県庁ロビーにおける展示(21年1月5日∼1月9日)
開場記念公演の映像紹介、過去の舞台写真やポスターの展示、プログラムバックナンバーの閲覧のほか、チケットの予約や友の
会入会案内などの営業活動を行った。
・那覇市内百貨店(パレットくもじ)ロビーにおける展示(1月9日∼1月18日)
開場記念公演の映像紹介、5周年記念公演ポスターの展示、プログラムバックナンバーの閲覧などを行った。
・劇場ロビーにおける展示
ロビーホワイエに「おかげさまで5周年」と付したフラッグを掲出した。(11月∼3月)
「国立劇場おきなわ開場5周年記念写真展」を実施した(1月5日∼3月31日)。
・
「能と組踊」特別講座でのチケット販売
20年12月14日に国立劇場おきなわ小劇場で行われた特別講座において、公演チケットの先行割引販売を行った。
・国立劇場(東京)でのチケット販売
21年1月24日∼25日に東京・国立劇場(小劇場)で行われた琉球芸能公演「おきなわの芸能の今、そしてこれから」のロビーで入場者に
開場5周年記念公演のチラシを配布し、チケット販売を行った。
(6) 広報・営業活動の充実
項目別−25
・広報誌の発行、会員組織の強化により、動員の増加に努めたことは
評価できる。
・ホームページのアクセス件数が、目標件数を大幅に超えたことは評
価できる。
【より良い事業とするための意見】
国立劇場おきなわのホームページアクセス件数が目標件数を下回った
ことは一考を要する。
【特記事項】
公演情報のウェブページにPDF、Word等のファイルを添付する機能を設け、より広範な方法による情報の提供を可能とした。こ
れにより、公演情報の内容を、利用者にとってより見やすく、分かり易いものにすることができるようになった。
21年度には、親子で楽しむ歌舞伎教室と共に演芸場・能楽堂の親子対象の公演もインターネット先行販売を実施し、従前の顧客
や地域に依っていた演芸場・能楽堂の親子対象の公演を、インターネットを活用し周知する。
<2>会員組織による観劇機会の増加
1.あぜくら会
(1) 会員向けサービスの内容
あぜくら会会員に対し毎月チケット発売日等広報のメールを発信し入場者数拡大に努めた。
(2) 会報の発行(計画:毎月発行)
「あぜくら」を毎月25日に発行した(計12回)。
(3) 会員向け催事(計画:5回程度実施)
「あぜくらの集い」を年9回実施し、参加者数は1,249人を数えた。
1.5月13日(レクチャー室、参加者数136人「鶴澤清治を迎えて」)
2.6月14日(レクチャー室、参加者数93人「雅楽公演プレ講座」)
3.9月 8日(レクチャー室、参加者数107人「新・豊松清十郎を迎えて」)
4.11月2日(大劇場、参加者数96人「11月歌舞伎公演舞台稽古見学」)
5.12月11日(レクチャー室、参加者数106人「野澤錦糸を迎えて」)
6.1月 8日(国立能楽堂、参加者数461人「新春<笛>の音楽会」)
7.1月22日(レクチャー室、参加者数69人「琉球芸能公演プレ講座」)
8.2月11日(レクチャー室、参加者数118人「豊竹嶋大夫を迎えて」)
9.3月12日(レクチャー室、参加者数63人「3月舞踊公演<素踊りの会>関連プレ講座」)
(4) アンケート調査
「あぜくらの集い」について、感想・意見を回収した(11月を除く)。
配布数:1,153枚、回答数:486枚
(5) 会員数
在籍者数
15,953人
目標会員数
15,950人
利用件数
46,525件
2.文楽友の会
(1) 会員向けサービスの内容
会員に対し毎月チケット発売日等広報のメールを発信し購買数拡大に努めた。また、下記の通り会員キャンペーンを実施した。
観劇スタンプラリー 文楽公演コース・・・年5回文楽公演(6月鑑賞教室を含む)の入場券を購入した会員に記念品を進呈(55
3名)。
短期公演コース・・・「5月舞踊・邦楽」「6月若手会」「9月特別企画」「10月舞踊」「12月浪曲」計5公演の入場券を購入した会員
に記念品を進呈(5名)。
(2) 会報の発行(計画:年6回発行)
「文楽劇場友の会会報」を4月、5月、7月、9月、11月、2月の年6回発行した。
(3) 会員向け催事(計画:6回程度実施)
「文楽のつどい」を4回開催した。参加会員数合計922人。
出演者の話や懐かしい舞台映像の上映、公演の見どころの解説を実施した。
・ 夏休み文楽公演にちなんで(7月12日、小ホール、参加者160人)
・ 11月文楽公演にちなんで(10月29日、小ホール、参加者172人)
・ 初春文楽公演にちなんで(12月12日 文楽ゆかりの地見学バスツアー、大阪・京都方面、参加者45人)
・ 3月17日(文楽劇場、参加者545人)の開催は、国立文楽劇場開場25周年記念「文楽のつどい」とし、25年を振り返り、将来
を展望する企画とした。
(4) アンケート調査
実施せず
(5) 会員数
在籍者数
7,284人
目標会員数
7,200人
利用件数
18,679件
3.国立劇場おきなわ友の会
(1) 会員向けサービスの内容
ポイントをためて割引券などがもらえるポイントカードを発行した。
(2) 会報の発行(計画:年4回発行)
「国立劇場おきなわ友の会会報」(17号∼20号)を6月、9月、12月、3月の年4回発行した。
(3) 会員向け催事(計画:3回程度実施)
年3回実施
参加者総数合計185人
①「2008友の会バスツアー南部歌碑めぐり」(10月12日、参加者40人)
垣花武信を講師に迎え、貸切バスにて沖縄本島南部地区の歌碑(美空ひばり歌碑、組踊手水の縁琉歌碑、白浜節琉歌碑、田里朝
直顕彰碑、遠藤石村句碑、汗水節琉歌碑、組踊手水の縁琉歌碑)を巡った。
②「2008友の会バスツアー組踊関連史跡巡り&公演鑑賞会」(11月22日、参加者40人)
NPO法人うらおそい歴史ガイドの仲間孝藏をガイドに迎え、貸切バスにて組踊関連史跡(玉城朝薫生誕300年碑(末吉公園)、
首里城)を周り、劇場に戻り自主公演「御冠船踊の舞台」を鑑賞した。
③「2009友の会新春講演会「沖縄」を奏でると「ベトナム」が聞こえてくる」
(小劇場、2月14日、参加者108名)うちなあじあ研
項目別−26
究所代表・琉球大学・沖縄大学非常勤講師の那須泉を講師に迎え、ベトナムの文化・芸能や沖縄との共通点・関係をテーマに「ベ
トナム宮廷音楽と御座楽の競演」公演前に行った。公演に先だってベトナムを紹介し、興味を持ってもらえるよう分かりやすい内
容とした。
(4) アンケート調査
「2008友の会バスツアー南部歌碑めぐり」(10月12日)
配布数40、回答数32、回収率80.0%、87.5%の参加者が概ね満足と回答した(28人)
「2008友の会バスツアー組踊関連史跡巡り&公演鑑賞会」(11月22日)
配布数40、回答数25、回収率62.5%、96.0%の参加者が概ね満足と回答した(24人)
「2009友の会新春講演会「沖縄」を奏でると「ベトナム」が聞こえてくる」(2月14日)
配布数108、回答数75、回収率69.4%、97.3%の参加者が概ね満足と回答した(73人)
(5) 会員数
在籍者数
1,242人
目標会員数
1,000人
利用件数
2,681人
【特記事項】
文楽劇場において3月17日に開催した国立文楽劇場開場25周年記念「文楽のつどい」は、会員以外の参加希望者を新聞社の協力
を得て広く募集し、多数の参加を得た。
《数値目標の達成状況》
【ホームページへのアクセス状況】
日本芸術文化振興会ホームページの年間アクセス件数:1,647,271件/目標1,284,000件(達成度128.3%)
国立劇場おきなわホームページの年間アクセス件数:128,379件/目標138,000件(達成度93.0%)
【会員数】
あぜくら会:15,953人/目標15,950人(達成度100.0%)
文楽友の会:7,284人/目標7,200人(達成度101.2%)
国立劇場おきなわ友の会:1,242人/目標1,000人(達成度124.2%)
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
ホームページへ
の ア ク セ ス ※ 1,422,000
の達成状況
1 件以上
995,400件未満
1,422,000件未
※
実績:1,775,650件/目標1,422,000件(達成率124.9%)
A
実績:24,479人/目標24,150人(達成率101.4%)
A
2
満
【定量的評価】
会 員 数 の 確 ※ 24,150人
保
995,400件以上
1 以上
16,905人以上
24,150人未満
16,905人未満
※
2
【定量的評価】
項目別−27
(2) 現代舞台芸術の公演
国際的に比肩しうる高い水準のオペラ、バ
(2) 現代舞台芸術の公演
現代舞台芸術の振興普及を図るため、中期計画
エ等の現代舞台芸術を自主制作により公演
の方針に従い、別表2のとおり主催公演を実施
るものとし、中期目標の期間中おおむね以
する。
のとおり現代舞台芸術の公演を行う。
ア
現 代 舞 台 芸 術 2−(2)現代舞台芸術の公演
の公演
【定性的に評価】
①オペラ
(公演数=10公演、回数=46回、日数=46日、入場者数(入場率)=68,292人(85.4%)、目標=61,100人(76.7%)
・全体の入場者が増加したことは評価できる。
②現代舞踊
【より良い事業とするための意見】
(公演数=4公演、回数=17回、日数=17日、入場者数(入場率)=5,358人(80.5%)、目標=4,800人(75.3%)
④演劇
(公演数=9公演、回数=124回、日数=113日、入場者数(入場率)=49,991人(77.5%)
、目標=45,300人(71.1%)
上演することにより、オペラの振興と普及
⑤その他(公演数=1公演、回数=2回、日数=2日、入場者数(入場率)=2,265人(63.2%)
、目標=2,800人(78.1%)
イ
バレエ公演
スタンダードな演目を多彩なキャストで
上演し、観客層の拡大に努めるとともに、
国内外の振付家による質の高い新国立劇場
のオリジナル作品の企画・上演にも努め、
それらをレパートリーとして蓄積し、繰り
2.連携協力・地方における上演等
1.国、地方公共団体、芸術団体、企業等との連携協力
(2) 国・地方公共団体等との後援・協力
(バレエ)
「アンナ・カレーニナ」
普及を図る。年間6公演程度実施する。
2.全国各地の文化施設等における公演
特徴あるスタイルを持つ振付家による斬
新な企画や内外で高い評価を得ている公演
等を実施し、現代舞踊の振興と普及を図る。
年間4公演程度実施する。
エ
演劇公演
新作上演を企画・発信するとともに、我
新国立劇場中劇場、1月11日・12日、2回、共催:法村友井バレエ団
(新国立劇場合唱団外部出演)
・
「マルハン創立50周年記念コンサート」
現代舞踊公演
横浜みなとみらいホール、6月4日、1回、主催:(株)マルハン 他
(オペラ)
・「三重大学レクチャーコンサート
∼オペラにみる愛さまざま∼」三重大学講堂・大ホール、9月20日、1回、主催:三
重大学付属図書館
(バレエ)
・第50記念大阪国際フェスティバル
新国立劇場バレエ団「白鳥の湖」大阪府大阪市公演
フェスティバルホール(大
阪府大阪市)、6月17日、1回、主催:(財)朝日新聞文化財団、大阪国際フェスティバル協会、朝日新聞社
(現代舞踊)
が国で創作された作品の再評価や海外の優
・
「空気のダンス
れた作品の紹介、地域で活躍する劇団等と
富山市オーバード・ホール・舞台上特設シアター、4月13日、1回、主催:(財)富山市民文化事業団、富山市
の交流に努め、現代演劇の振興と普及を図
る。年間9公演程度実施する。
∼デッサンから飛び立った少年少女∼」富山県富山市、他
(演劇)
・朗読劇「少年口伝隊一九四五」茨城県水戸市、他
水戸芸術館ACM劇場(茨城県水戸市)、9月21日、1回、主催:(財)水戸市芸術振興財団
3.舞台芸術等の国際交流
(演劇)
・日韓合同公演「焼肉ドラゴン」ソウル公演
トウォル
芸術の殿堂・土月劇場(大韓民国・ソウル市)、5月20日∼25日、7回、主催:芸術の殿堂(アートセンター)、
共催:(財)新国立劇場運営財団・文化庁
3.快適な観劇環境の形成
<1>観劇環境整備、外国人利用者への対応
1.バリアフリー、案内表示の改善等の環境整備
高齢者・障害者を含めた劇場利用者に、安全で優しい観劇環境の整備に努めた。
2.レストラン、売店等におけるサービスの向上
レストラン利用者へのサイン入りメニューのプレゼントの実施や、売店の品揃えをより良くし、ウェブ通信販売を開始。
3.その他、観劇環境の充実に資する取組み
レッドカーペットの敷設、装飾花の設置、テラスにテーブル・ベンチの仮設など、場内の環境整備や託児サービスの実
施。
4.外国人利用者への対応
HP、公演プログラム、案内表示に英語を併記し、英語での対応ができる劇場案内スタッフを配置等。
4.広報・営業活動の充実
<1>効果的な広報・営業活動の展開
1.ホームページにおける情報の内容の充実、メールマガジンの配信
(1)新国立劇場ホームページの年間アクセス件数:798,971件(目標792,000件)
(2)ホームページの主な充実内容
・
「eメールクラブ」
登録者へ第2・4木曜にメールマガジン配信。
・ 会員向けウェブサイトの開設
「チケットとクラブ・ジ・アトレWebサイト」を開設し、各種手続きを実施。
2.広報誌の発行
「新国立劇場
・バレエと現代舞踊は観客層が分かれており、入場者数を上げるため
・全国の公共ホール等と連携して、一部段階的な実施が望まれる。
(1) 平成20年度(第63回)文化庁芸術祭
・地域招聘公演
た上で、次の計画に反映させることが望まれる。
にも、両者のジョイントした公演を企画することが望まれる。
返し上演することにより、バレエの振興と
ウ
・公演全体の入場者数は目標値を超えたものの、目標値に達していな
い公演については、個別の公演ごとに実施方法を見直し課題を抽出し
らをレパートリーとして蓄積し、繰り返し
を図る。年間13公演程度実施する。
成果をあげたと認められる。
(公演数=6公演、回数=35回、日数=33日、入場者数(入場率)=45,587人(78.2%)、目標=45,800人(78.6%)
とともに、上演機会の少ない優れた作品や
日本の作曲家の作品の上演にも努め、それ
・現代舞台芸術公演のナショナルシアターとしての新国立劇場の役割
を踏まえた公演の制作実施がなされ、内容として格段の充実を果たし
②バレエ
オペラ公演
名作と呼ばれる代表的な作品を上演する
A
1.現代舞台芸術の公演
平成19年度年報」(20年9月作成)
3.公演内容に応じた効果的な宣伝活動
鑑賞教室公演について学校団体へDMにて公演周知
バレエ公演「アラジン」ではバレエ用品専門店や近隣カルチャーセンターにて出演者によるトークイベントを実施等。
4.シーズンシートやセット券等の拡充
「クラブ・ジ・アトレ」会員にセット券の販促を実施。
<2>会員組織による観劇機会の増加
新国立劇場ジ・アトレ
(1)会員向けサービス(先行予約受付、割引適用等)
(2)会報発行(毎月)
項目別−28
(3)会員向け催事(ゲネプロ見学会、パーティ開催、入会キャンペーン)
(4)アンケート調査
(5)会員数
2−(2)−①現代舞台芸術の公演
《実
A
績》
1.公演実績
分
野
公演は、計画どおりに実施され、公演の企画内容が優れており、公演
全体の入場者数が目標値を超えたことは評価できる。
公演数
回数
日数
入場者数(入場率)
目
標
オペラ
10公演
46回
46日
68,292人(85.4%)
61,100人(76.7%)
【より良い事業とするための意見】
バレエ
6公演
35回
33日
45,587人(78.2%)
45,800人(78.6%)
個々の公演において入場者数が目標値に達していない公演もあるため、
現代舞踊
4公演
17回
17日
5,358人(80.5%)
4,800人(75.3%)
公演によって入場率に差が出た要因の分析や公演内容、実施方法、広
演
劇
9公演
124回
113日
49,991人(77.5%)
45,300人(71.1%)
その他
1公演
2回
2日
2,265人(63.2%)
2,800人(78.1%)
小
30公演
224回
211日
171,495人(80.5%)
59,700人(75.0%)
3公演
13回
10日
16,651人(93.4%)
16,300人(91.2%)
33公演
237回
221日
188,146人(81.5%)
76,100人(76.7%)
計
青少年等鑑
報方法等について、再検討することが望まれる。
賞教室
合
計
2.現代舞台芸術の公演に際しての留意事項等
(1) 外部専門家等の意見聴取、アンケート調査の実施
①
外部専門家等の意見聴取は、レポート提出により行った。
②
アンケート調査の実施
ジャンル名
回答数
概ね満足との回答(回答数)
オペラ
3,151人
87.8%(2,766人)
バレエ
2,725人
93.5%(2,549人)
現代舞踊
325人
演劇
1,405人
その他
合
95.1%(
86.0%(1,208人)
357人
計
309人)
80.4%(
7,963人
287人)
89.4%(7,119人)
(2) 国、地方公共団体、芸術団体、企業等との連携協力
①
平成20年度(第63回)文化庁芸術祭主催2公演、協賛4公演を実施した。
②
地域招聘公演(バレエ1公演)を実施した。
③
新国立劇場合唱団による外部出演を9公演実施した。
(3) 全国各地の文化施設等における公演
・
全国で9公演(オペラ3公演・バレエ2公演・現代舞踊2公演・演劇2公演)を実施した。
(4) 舞台芸術等の国際交流
オペラ
・
海外において演劇1公演を実施した。
・
アジア太平洋パフォーミング・アーツ・センター連盟(AAPPAC)への年次総会・理事会に参加した。
・
第10回中国上海国際芸術祭(China Shanghai International Arts Festival)に参加した。
《実
A
績》
公演名
期間/会場
「魔弾の射手」(全3幕・ドイツ語上演)(新制作)
回数/日数
入場者数(入場率)
・公演は計画どおり実施され、公演の企画内容が優れており、公演全
体の入場者数が目標値を超えたことは評価できる。
4/10 4/20
5回
実績
7,540人(84.2%)
・今年の演目は現代物、ドイツ・イタリア・フランス物とバランスが
オペラ劇場
5日
計画
7,000人(78.1%)
絶妙で、より一層充実した舞台が実現したことは評価できる。
「軍人たち」(全4幕・ドイツ語上演)(新制作・日
5/5 5/10
3回
実績
4,460人(83.0%)
・若杉弘音楽芸術監督が遺した「軍人たち」はこのオペラ劇場(オペ
本初演)
オペラ劇場
3日
計画
3,900人(72.5%)
ラパレス)屈指の果実となった。
「椿姫」(全3幕・イタリア語上演)
6/5 6/17
5回
実績
8,015人(89.5%)
・演出はまちまちだが指揮者はおしなべて良く、ダン・エッティンガ
オペラ劇場
5日
計画
7,400人(82.6%)
ーは「魔弾の射手」等で力を発揮した。
6回
実績
9,298人(90.6%)
6日
計画
7,800人(77.6%)
「トゥーランドット」
(全3幕・イタリア語上演)
(新
制作)
10/1 10/15
オペラ劇場
「リゴレット」(全3幕・イタリア語上演)
10/25 11/6
オペラ劇場
「ドン・ジョヴァンニ」(全2幕・イタリア語上演)
12/5 12/15
5回
実績
8,176人(91.3%)
目標を大きく越えた要因について分析し、今後の企画に活かすことが
5日
計画
7,300人(81.8%)
望まれる。
6回
実績
8,734人(81.2%)
(新制作)
オペラ劇場
6日
計画
7,800人(72.5%)
「蝶々夫人」(全2幕・イタリア語上演)
1/12 1/24
5回
実績
7,438人(83.0%)
オペラ劇場
5日
計画
6,500人(72.5%)
1/27 2/1
4回
実績
5,903人(82.4%)
オペラ劇場
4日
計画
5,200人(72.5%)
楽劇「ニーベルングの指環」序夜「ラインの黄金」
3/7 3/18
5回
実績
7,354人(82.1%)
(全1幕・ドイツ語上演)
オペラ劇場
5日
計画
7,000人(78.1%)
コンサート・オペラ「ペレアスとメリザンド」
6/28 6/29
2回
実績
1,374人(87.2%)
中劇場
2日
計画
1,200人(76.1%)
小
10公演
46回
実績
68,292人(85.4%)
46日
計画
61,100人(76.7%)
「こうもり」(全3幕・ドイツ語上演)
計
高校生のためのオペラ鑑賞教室「椿姫」(全3幕・イ
7/11 7/17
6回
実績
10,442人(98.3%)
タリア語上演)
オペラ劇場
6日
計画
10,200人(94.9%)
こどものためのオペラ劇場「ジークフリートの冒険
7/25 7/27
6回
実績
4,837人(89.3%)
指環をとりもどせ!」(オペラ「ニーベルングの指
中劇場
3日
計画
4,800人(88.3%)
項目別−29
【より良い事業とするための意見】
環」による・全1幕・日本語上演)
小
合
計
2 公演
計
12公演
12回
実績
15,279人(95.3%)
9日
計画
15,000人(92.7%)
58回
実績
83,571人(87.1%)
55日
計画
76,100人(79.4%)
(1) 「魔弾の射手」(全3幕・ドイツ語上演)(新制作)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
日数
入場者数(入場率)
4月10日(木) 20日(日)
5回
5日
7,540人(84.2%)
○
開演時間
13日(日)・15日(火)・20日(日)14:00開演、10日(木)・18日(金)18:30開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
目
標
7,000人(78.1%)
S席23,100円、A席18,900円、B席12,600円、C席7,350円、D席4,200円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(2) 「軍人たち」(全4幕・ドイツ語上演)(新制作・日本初演)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
5月5日(月・祝) 10日(土)
回数
日数
入場者数(入場率)
3回
3日
4,460人(83.0%)
○
開演時間
5日(月)・10日(土)14:00開演、7日(水)19:00開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
目
標
3,900人(72.5%)
S席23,100円、A席18,900円、B席12,600円、C席7,350円、D席4,200円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(3) 「椿姫」(全3幕・イタリア語上演)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
6月5日(木) 17日(火)
回数
日数
入場者数(入場率)
5回
5日
8,015人(89.5%)
○
開演時間
8日(日)・14日(土)・17日(火)14:00開演、5日(木)・11日(水)19:00開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
目
標
7,400人(82.6%)
S席21,000円、A席15,750円、B席10,500円、C席6,300円、D席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(4) 「トゥーランドット」(全3幕・イタリア語上演)(新制作)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
日数
入場者数(入場率)
6回
6日
9,298人(90.6%)
10月1日(水) 15日(水)
目
標
7,800人(77.6%)
○
開演時間
4日(土)・7日(火)・13日(月・祝)14:00開演、1日(水)・15日(水)18:30開演、10日(金)19:00開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
S席26,250円、A席21,000円、B席14,700円、C席8,400円、D席5,250円、Z席1500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(5) 「リゴレット」(全3幕・イタリア語上演)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
10月25日(土) 11月6日(木)
回数
日数
入場者数(入場率)
5回
5日
8,176人(91.3%)
目
7,300人(81.8%)
○
開演時間
25日(土)・28日(火)・3日(月・祝)・6日(木) 14:00開演、31日(金)19:00開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
標
S席21,000円、A席15,750円、B席10,500円、C席6,300円、D席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(6) 「ドン・ジョヴァンニ」(全2幕・イタリア語上演)(新制作)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
12月5日(金) 15日(月)
回数
日数
入場者数(入場率)
6回
6日
8,734人(81.2%)
目
7,800人(72.5%)
○
開演時間
7日(日)・13日(土)・15日(月)14:00開演、5日(金)・9日(火)・11日(木)18:30開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
標
S席23,100円、A席18,900円、B席12,600円、C席7,350円、D席4,200円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(7) 「蝶々夫人」(全2幕・イタリア語上演)
項目別−30
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
日数
入場者数(入場率)
1月12日(月・祝) 24日(土)
5回
5日
7,438人(83.0%)
○
開演時間
○
会
○
入場料金
場
目
標
6,500人(72.5%)
12日(月・祝)・15日(木)・18日(日)・24日(土) 14:00開演、21日(水)19:00開演
オペラ劇場(オペラパレス)
S席21,000円、A席15,750円、B席10,500円、C席6,300円、D席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(8) 「こうもり」(全3幕・ドイツ語上演)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
日数
入場者数(入場率)
4回
4日
5,903人(82.4%)
1月27日(火) 2月1日(日)
標
5,200人(72.5%)
○
開演時間
31日(土)・1日(日) 14:00開演、27日(火)・29日(木) 18:30開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
目
S席23,100円、A席18,900円、B席12,600円、C席7,350円、D席4,200円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(9) 楽劇「ニーベルングの指環」序夜「ラインの黄金」(全1幕・ドイツ語上演)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
日数
入場者数(入場率)
3月7日(土)∼3月18日(水)
5回
5日
7,354人(82.1%)
目
7,000人(78.1%)
○
開演時間
7日(土)・13日(金)・15日(日) 14:00開演、10日(火)・18日(水) 18:30開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
標
S席26,250円、A席21,000円、B席14,700円、C席8,400円、D席5,250円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(10) コンサート・オペラ「ペレアスとメリザンド」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
6月28日(土) 29日(日)
○
開演時間
14:00開演
○
会
中劇場
○
入場料金
場
回数
日数
入場者数(入場率)
2回
2日
1,374人(87.2%)
目
標
1,200人(76.1%)
S席10,500円、A席8,400円、B席6,300円、C席4,200円、Z席1,500円
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
公演回数
実績:12公演
中期目標期間目標値:年間平均13公演以上
【参考指標】
入場者数の
達成状況
中期目標期間目標値:入場者数
実績:83,573人、累積83,573人
394,610人超
【参考指標】
入場者数の
達成状況
※
【定量的評価】
1
バレエ
《実
100%以上
70%以上
70%未満
100%未満
※
実績:入場者数83,573人/76,100人(達成度111.8%)
A
2
A
績》
公演名
期間/会場
「ラ・バヤデール」(全3幕)
回数/日数
入場者数(入場率)
・公演の企画内容が優れ、公演全体の入場者数が目標値を超えたこと
は評価できる。
5/18 5/25
5回
実績
7,112人(79.4%)
・「アラジン」などレベルの高い世界初演を果たしたことは高く評価で
オペラ劇場
5日
計画
7,100人(79.2%)
きる。
6/24 6/29
5回
実績
8,060人(90.0%)
オペラ劇場
5日
計画
7,100人(79.2%)
11/15 11/22
6回
実績
9,097人(84.6%)
オペラ劇場
6日
計画
8,600人(80.0%)
12/20 12/27
8回
実績
11,467人(80.0%)
オペラ劇場
7日
計画
11,000人(76.7%)
「ライモンダ」(全3幕)
2/10 2/15
6回
実績
6,651人(61.9%)
計画
8,600人(80.0%)
「Ballet the Chic ‒ Balanchine, Tharp, Duato」
(バ
3/26 3/29
5回
実績
3,200人(70.6%)
レエ・ザ・シック−バランシン/サープ/ドゥアト)
中劇場
4日
計画
3,400人(75.1%)
35回
実績
45,587人(78.2%)
33回
計画
45,800人(78.6%)
6/26
1回
実績
1,372人(76.7%)
オペラ劇場
1日
計画
1,300人(77.4%)
「白鳥の湖」(全4幕)
デヴィッド・ビントレーのバレエ「アラジン」(全3
幕)
「シンデレラ」(アシュトン版・全3幕)
オペラ劇場
小
計
6公演
中学生のためのバレエ「白鳥の湖」(全4幕)
項目別−31
6日
合
計
7公演
36回
34日
実績
46,959人(78.2%)
計画
47,100人(78.5%)
(1)「ラ・バヤデール」(全3幕)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
日数
入場者数(入場率)
5回
5日
7,112人(79.4%)
5月18日(日) 25日(日)
目
7,100人(79.2%)
○
開演時間
18日(日)・24日(土)・25日(日)14:00開演、20日(火)・21日(水)19:00開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
標
S席10,500円、A席8,400円、B席6,300円、C席4,200円、D席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(2) 「白鳥の湖」(全4幕)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
6月24日(火) 29日(日)
回数
日数
入場者数(入場率)
5回
5日
8,060人(90.0%)
目
7,100人(79.2%)
○
開演時間
25日(水)・28日(土)・29日(日)14:00開演、24日(火)・27日(金)19:00開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
S席 10,500円、A席 8,400円
標
B席 6,300円、C席 4,200円、D席 3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(3) デヴィッド・ビントレーのバレエ「アラジン」(全3幕)(新制作・世界初演)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
日数
入場者数(入場率)
11月15日(土) 22日(土)
6回
6日
9,097人(84.6%)
○
開演時間
○
会
○
入場料金
場
目
標
8,600人(80.0%)
15日(土)・16日(日)・20日(木)・22日(土)14:00開演、19日(水)・21日(金)19:00開演
オペラ劇場(オペラパレス)
S席12,600円、A席10,500円、B席7,350円、C席4,200円、D席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(4) 「シンデレラ」(アシュトン版・全3幕)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
日数
入場者数(入場率)
8回
7日
11,467人(80.0%)
12月20日(土) 27日(土)
○
開演時間
目
標
11,000人(76.7%)
21日(日)・26日(金)・27日(土)14:00開演、20日(土)・22日(月)・24日(水)19:00開演、
23日(火・祝)14:00/19:00開演
○
会
場
○
入場料金
オペラ劇場(オペラパレス)
S席10,500円、A席8,400円、B席6,300円、C席4,200円、D席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(5) 「ライモンダ」(全3幕)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
2月10日(火) 15日(日)
回数
日数
入場者数(入場率)
6回
6日
6,651人(61.9%)
目
標
8,600人(80.0%)
○
開演時間
11日(水・祝)・14日(土)・15日(日) 14:00開演、10日(火)・12日(木)・13日(金) 18:30開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
S席10,500円、A席8,400円、B席6,300円、C席4,200円、D席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
(6) 「Ballet the Chic ‒ Balanchine, Tharp, Duato」(バレエ・ザ・シック−バランシン/サープ/ドゥアト)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
3月26日(木) 29日(日)
回数
日数
入場者数(入場率)
5回
4日
3,068人(67.7%)
目
標
3,400人(75.1%)
○
開演時間
29日(日) 14:00開演、26日(木)・27日(金) 19:00開演、28日(土) 14:00/19:00開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
S席8,400円、A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
公演回数
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
中期目標期間目標値:年間平均6公演以上
実績:7公演
【参考指標】
入場者数の
達成状況
中期目標期間目標値:入場者数
189,804人超
実績:46,959人、累積46,959人
【参考指標】
項目別−32
入場者数の
達成状況
※
【定量的評価】
1
現代舞踊
100%以上
70%以上
70%未満
※
100%未満
《実
実績:入場者数46,959人/47,100人(達成度99.7%)
B
2
A
績》
公演名
期間/会場
回数/日数
ダンステアトロンNo.16「古楽とストラヴィンスキー 11/15 11/16
入場者数(入場率)
公演の企画内容が優れ、全6公演のうち4公演の入場者数が目標値を
超えたこと等は評価できる。
2回
実績
1,264人(80.2%)
中劇場
2日
計画
1,200人(76.1%)
4/4 4/6
3回
実績
799人(78.8%)
現代舞踊では、世界の動向などを指し示すようなテーマ性のある企画
小劇場
3日
計画
700人(72.9%)
を打ち出すことが望まれる。
ダンスプラネットNo.28「DANCE EXHIBITION−2008―」 9/6 9/15
6回
実績
1,483人(72.7%)
小劇場
6日
計画
1,400人(72.9%)
2/9 2/15
6回
実績
1,812人(89.3%)
小劇場
6日
計画
1,500人(78.1%)
4公演
17回
実績
5,358人(80.5%)
17日
計画
4,800人(75.3%)
木佐貫邦子×平山素子」
ダンスプラネットNo.27「空気のダンス デッサンか
ら飛び立った少年少女」
ダンスプラネットNo.29「森山開次作品集」
合
計
(1) ダンステアトロンNo.16「古楽とストラヴィンスキー
○
【より良い事業とするための意見】
木佐貫邦子×平山素子」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
11月15日(土) 16日(日)
○
開演時間
15:00開演
○
会
中劇場
○
入場料金
場
回数
日数
入場者数(入場率)
2回
2日
1,264人(80.2%)
目
標
1,200人(76.1%)
A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
(2) ダンスプラネットNo.27「空気のダンス
○
デッサンから飛び立った少年少女」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
4月4日(金) 6日(日)
回数
日数
入場者数(入場率)
3回
3日
799人(78.8%)
○
開演時間
4日(金)19:00開演、5日(土)18:00開演、6日(日)15:00開演
○
会
小劇場
○
入場料金
場
目
標
700人(72.9%)
A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
(3) ダンスプラネットNo.28「DANCE EXHIBITION 2008 ‒ DANCE MEETS MUSIC-」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
9月6日(土)∼9月15日(月祝)
○
開演時間
回数
日数
入場者数(入場率)
6回
6日
1,483人(72.7%)
目
標
1,400人(72.9%)
Aプログラム:9月6日(土)18:00開演/7日(日)15:00開演/8日(月)19:00開演
Bプログラム:9月13日(土)18:00開演/14日(日)・15日(月・祝)15:00開演
○
会
場
○
入場料金
小劇場
A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
(4) ダンスプラネットNo.29「森山開次作品集」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
2月9日(月) 15日(日)
6回
日数
入場者数(入場率)
6日
1,812人(89.3%)
目
標
1,500人(78.1%)
○
開演時間
11日(水・祝)・14日(土)・15日(日) 15:00開演、9月(月)・10日(火)・13日(金) 19:00開演
○
会
小劇場
○
入場料金
場
A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
公演回数
実績:4公演
中期目標期間目標値:年間平均4公演以上
【参考指標】
入場者数の
達成状況
中期目標期間目標値:入場者数
24,103人超
100%以上
70%未満
実績:5,358人、累積5,358人
【参考指標】
入場者数の
達成状況
※
【定量的評価】
1
70%以上
100%未満
※
実績:入場者数5,358人/4,800人(達成度111.6%)
2
項目別−33
A
演
劇
《実
A
績》
公演名
期間/会場
「オットーと呼ばれる日本人」
「山の巨人たち」
「イリュージョン・コミック−舞台は夢−」
日韓合同公演「焼肉ドラゴン」
シリーズ・同時代vol.1
「鳥瞰図−ちょうかんず−」
シリーズ・同時代vol.2
「混じりあうこと、消えること」
回数/日数
入場者数(入場率)
5/27 6/8
12回
実績
7,291人(84.0%)
中劇場
12日
計画
6,200人(71.9%)
10/23 11/9
16回
実績
6,240人(54.5%)
中劇場
16日
計画
8,200人(71.3%)
12/3 12/23
22回
実績
7,302人(87.9%)
中劇場
19日
計画
14,100人(70.7%)
4/17 4/27
10回
実績
2,556人(77.5%)
小劇場
10日
計画
2,300人(71.9%)
6/11 6/22
13回
実績
2,711人(63.9%)
小劇場
11日
計画
2,900人(69.7%)
6/27 7/6
12回
実績
3,034人(77.1%)
小劇場
9日
計画
2,700人(70.3%)
11回
実績
2,708人(74.8%)
シリーズ・同時代vol.3「まほろば」
7/14 7/21
小劇場
8日
計画
2,500人(71.0%)
「近代能楽集『綾の鼓』『弱法師』」
9/25 10/13
18回
実績
5,257人(86.9%)
小劇場
18日
計画
4,100人(71.2%)
3/12 3/22
10回
実績
2,892人(82.2%)
小劇場
10日
計画
2,300人(71.9%)
9公演
124回
実績
49,991人(77.5%)
113日
計画
45,300人(71.1%)
シリーズ・同時代【海外編】Vol.1
「昔の女」(Die Frau von früher)
合
計
(1)「オットーと呼ばれる日本人」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
5月27日(火) 6月8日(日)
○
開演時間
回数
日数
入場者数(入場率)
12回
12日
7,291人(84.0%)
目
標
6,200人(71.9%)
31日(土)・1日(日)・7日(土)・8日(日) 13:00開演、29日(木)・5日(木) 14:00開演、
27日(火)・28日(水)・30日(金)・3日(火)・4日(水)・6日(金) 19:00開演
○
会
場
○
入場料金
中劇場
S席6,300円、A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
(2) 「山の巨人たち」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
10月23日(木) 11月9日(日)
○
開演時間
回数
日数
入場者数(入場率)
16回
16日
6,240人(54.5%)
目
標
8,200人(71.3%)
25日(土)・26日(日)・1日(土)・2日(日)・3日(月・祝)・8日(土)・9日(日)13:00開演、
27日(月)13:30開演、29日(水)・30日(木)・5日(水)・6日(木)14:00開演、
23日(木)・24日(金)・31日(金)・7日(金)19:00開演
○
会
場
○
入場料金
中劇場
S席7,350円、A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
(3) 「イリュージョン・コミック−舞台は夢−」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
12月3日(水) 23日(火・祝)
○
開演時間
回数
日数
入場者数(入場率)
22回
19日
17,302人(87.9%)
目
標
14,100人(70.7%)
7日(日)・13日(土)・14日(日)・20日(土)・21日(日)・23日(火・祝)13:00開演、
9日(火)・10日(水)・16日(火)・17日(水)14:00開演、6日(土)13:00/18:00開演、
11日・18日(木)14:00/19:00開演、3日(水) 5日(金)・12日・19日(金)・22日(月)19:00開演
○
入場料金
S席7,350円、A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
(4) 日韓合同公演「焼肉ドラゴン」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
4月17日(木) 27日(日)
○
開演時間
回数
日数
入場者数(入場率)
10回
10日
2,556人(77.5%)
目
2,300人(71.9%)
19日(土)・20日(日)・26日(土)・27日(日) 13:00開演、23日(水) 14:00開演、
17日(木)・18日(金)・22日(火)・24日(木)・25日(金) 19:00開演
○
会
場
○
入場料金
小劇場
A席4,200円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
項目別−34
標
「焼肉ドラゴン」など優れた成果をあげた舞台が多く、評価できる。
(5) シリーズ・同時代vol.1「鳥瞰図−ちょうかんず−」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
6月11日(水) 22日(日)
○
開演時間
回数
日数
入場者数(入場率)
13回
11日
2,711人(63.9%)
目
標
2,900人(69.7%)
15日(日)・22日(日) 13:00開演、18日(水)・19日(木) 14:00開演、
11日(水)・12日(木)・13日(金)・17日(火)・20日(金) 19:00開演、
14日(土)・21日(土) 13:00/18:00開演
○
会
場
○
入場料金
小劇場
A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
(6) シリーズ・同時代vol.2「混じりあうこと、消えること」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
6月27日(金) 7月6日(日)
○
開演時間
回数
日数
入場者数(入場率)
12回
9日
3,034人(77.1%)
目
標
2,700人(70.3%)
27日(金)・1日(火)・3日(木)・4日(金) 19:00開演、28日・5日(土) 13:00/18:00開演、
29日・6日(日)13:00開演、2日(水) 14:00/19:00開演
○
会
場
○
入場料金
小劇場
A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
(7) シリーズ・同時代vol.3「まほろば」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
7月14日(月) 21日(月・祝)
○
開演時間
回数
日数
入場者数(入場率)
11回
8日
2,708人(74.8%)
目
標
2,500人(71.0%)
14日(月)・15日(火)・18日(金) 19:00開演、16日(水)・17日(金) 14:00/19:00開演、
19日(土) 13:00/18:00開演、20日(日)・21日(月・祝) 13:00開演
○
会
場
○
入場料金
小劇場
A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
(8) 「近代能楽集『綾の鼓』『弱法師』」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
9月25日(木) 10月13日(月祝)
○
開演時間
回数
日数
入場者数(入場率)
18回
17日
5,257人(86.9%)
目
標
4,100人(71.2%)
27日(土)・28日(日)・4日(土)・5日(日)・11日(土) 13日(月・祝)13:00開演、
30日(火)・1日(水)・7日(火)14:00開演、8日(水)14:00/19:00開演、
25日(木)・26日(金)・2日(木)・3日(金)・9日(木)・10日(金)19:00開演
○
会
場
○
入場料金
小劇場
A席5,250円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
(9) シリーズ・同時代【海外編】Vol.1「昔の女」(Die Frau von früher)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
3月12日(木) 22日(日)
○
開演時間
回数
日数
入場者数(入場率)
10回
10日
2,892人(82.2%)
目
標
2,300人(71.9%)
14日(土)・15日(日)・20日(金・祝) 22日(日)13:00開演、18日(水)14:00開演、
12日(木)・13日(金)・17日(火)・19日(木)19:00開演
○
会
場
○
入場料金
小劇場
A席4,200円、B席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
※各種割引はZ席を除いた全席が対象
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
公演回数
実績:9公演
中期目標期間目標値:年間平均9公演以上
【参考指標】
入場者数の
達成状況
中期目標期間目標値:入場者数
258,294人超
実績:49,991人、累積49,991人
【参考指標】
入場者数の
達成状況
※ 100%以上
70%以上
【定量的評価】
1
100%未満
70%未満
※
実績:入場者数49,991人/45,300人(達成度110.4%)
2
項目別−35
A
その他
《実
績》
○
一般観客の関心を引き付けるためのさらなる工夫が必要である。
期間、回数、日数及び入場者数
公演名
期間/会場
「新国立劇場オペラ・バレエ
ニューイヤー
オペラパレスガラ」
○
開演時間
18:30開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
回数/日数
入場者数(入場率)
1/5 1/6
2 回
実績
オペラ劇場
2 日
計画
【より良い事業とするための意見】
2,265人(63.2%)
企画の充実が望まれる。
2,800人(78.1%)
S席12,600円、A席10,500円、B席7,350円、C席4,200円、D席3,150円、Z席1,500円
高齢者(65歳以上)・学生・生徒=5%引、ジュニア(中学生以下)=20%引、障害者=20%引、
当日学生割引=50%引
(4) 伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公
演の実施に際しての留意事項等
ア
より幅広く多くの人が鑑賞することを
連 携 協 力 ・ 2−(2)−②
実施に際しての留意事項等
地 方 に お け る 《実
ア
外部専門家等の意見を聴取するとともに、 上演等
目指して、分野ごとに前中期目標期間の
アンケート調査を適宜実施し、公演事業に反 【定性的に評価】
実績を超えるよう、主催公演の実施に当
映させる。
の鑑賞者数の状況等を踏まえた適切な鑑
イ
(4) 伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演の
イ
国、地方公共団体、芸術団体、企業等と連
賞者数の目標を設定し、その達成に努め
携協力し、共催、受託などによる公演等の実
る。
施に努める。
外部専門家等の意見を聴取するととも
ウ
力を図り、全国各地の文化施設等において公
事業に反映させる。
演を実施する。
ウ
国、地方公共団体、芸術団体、企業等
と連携協力し、共催、受託などによる公
演等の実施に努める。
エ
全国各地において広く伝統芸能及び現
代舞台芸術を鑑賞できる機会を確保する
ため、国、地方公共団体、教育委員会等
と連携協力を図り、各地の文化施設等に
オ
我が国の伝統芸能及び現代舞台芸術の
海外における理解の促進と活性化等に寄
与するため、国等との連携協力を図り、
舞台芸術等の国際交流に資する公演等の
実施に努める。
エ
国等との連携協力を図り、舞台芸術等の国
際交流に資する公演等の実施に努める。
現代舞台芸術の公演の実施に際しての留意事項等
B
績》
地方公演や分野間の交流、共同企画を積極的に実施する必要がある。
1.国、地方公共団体、芸術団体、企業等との連携協力
(1) 平成20年度(第63回)文化庁芸術祭
【より良い事業とするための意見】
区分
公演名
主催公演
オペラ劇場:オペラ「トゥーランドット」
さらに広範な連携ネットワークの構築が期待される。
:バレエ
協賛公演
国、地方公共団体、教育委員会等と連携協
に、アンケート調査を適宜実施し、公演
※各種割引はD席・Z席を除いた全席が対象
デヴィッド・ビントレーの「アラジン」
オペラ劇場:オペラ「リゴレット」
中劇場:現代舞踊
:演劇
ダンステアトロンNo.16「古楽とストラヴィンスキー
「山の巨人たち」「近代能楽集
木佐貫邦子×平山素子」
綾の鼓/弱法師」
(2) 国・地方公共団体等との後援・協力
(バレエ)
・地域招聘公演
「アンナ・カレーニナ」
新国立劇場中劇場、1月11日・12日、2回、共催:法村友井バレエ団
(新国立劇場合唱団外部出演)
・
「マルハン創立50周年記念コンサート」
横浜みなとみらいホール、6月4日、1回、主催:(株)マルハン
・
「東京フィルハーモニー交響楽団
第754回サントリー定期演奏会」
サントリーホール、6月13日、1回、主催:東京フィルハーモニー交響楽団
・
「明星学園小学校音楽鑑賞会」
明星学園内体育館、6月18日、1回、主催:学校法人明星学園小学校
・
「午後のコンサート
劇場の音楽Ⅱ
∼オーケストラ
歌と踊りの祭典∼」
東京オペラシティコンサートホール、7月6日、1回、主催:東京フィルハーモニー交響楽団
・
「読売日本交響楽団
第475回定期演奏会」
サントリーホール、10月20日、1回、主催:(財)読売日本交響楽団
・
「東京フィルハーモニー交響楽団
第762回オーチャードホール定期演奏会」
オーチャードホール、11月30日、1回、主催:東京フィルハーモニー交響楽団
・
「読売日本交響楽団
ベートーヴェン交響曲第九番」
東京芸術劇場(12月20日・24日・26日)、横浜みなとみらいホール(12月21日)、サントリーホール(22日・25日)、
計6回、主催:(財)読売日本交響楽団
・
「第52回NHKニューイヤーオペラコンサート」
NHKホール、1月3日、1回、主催:NHK、NHKプロモーション
・
「読売日本交響楽団
第480回定期演奏会」
サントリーホール、3月16日、1回、主催:(財)読売日本交響楽団
2.全国各地の文化施設等における公演
(オペラ)
・
「三重大学レクチャーコンサート
∼オペラにみる愛さまざま∼」
三重大学講堂・大ホール(三重県津市)、9月20日、1回、主催:三重大学付属図書館
・
「新国立劇場
高校生のためのオペラ鑑賞教室・関西公演『蝶々夫人』」
尼崎市総合文化センターアルカイックホール(兵庫県尼崎市)、11月13日∼14日
2回
主催:(財)新国立劇場運営財団
・
「国立新美術館クリスマスオペラコンサート」
国立新美術館・1階エントランス(東京都港区)、12月19日、1回、主催:国立新美術館
・
「最小人数で上演するオペレッタ −メリー・ウィドウを楽しむ−」
国立オリンピック記念青少年総合センター小ホール(東京都渋谷区)2月19日 1回
主催:文化庁、(社)全国公立文化
施設協会
・
「新国立劇場の若手による
スプリングコンサート
in
京都」
京都府立府民ホール・アルティ(京都府京都市)、3月18日、1回、主催:(財)新国立劇場運営財団
(バレエ)
・第50記念大阪国際フェスティバル
新国立劇場バレエ団「白鳥の湖」大阪府大阪市公演
フェスティバルホール(大阪府大阪市)、6月17日、1回、主催:(財)朝日新聞文化財団、大阪国際フェスティバル協会、
朝日新聞社
・中越沖地震復興祈念
新国立劇場バレエ団「ライモンダ」新潟県新潟市公演
新潟県民会館(新潟県新潟市)、10月4日、1回、主催:(財)新潟県文化振興財団、文化庁
(現代舞踊)
・
「空気のダンス
∼デッサンから飛び立った少年少女∼」富山県富山市・長野県松本市公演
項目別−36
富山市オーバード・ホール・舞台上特設シアター(富山県富山市)、4月13日、1回、主催:(財)富山市民文化事業団、
富山市まつもと市民芸術館・実験劇場(長野県松本市)、4月20日、1回、主催:まつもと市民芸術館、信濃毎日新聞社
(演劇)
・朗読劇「少年口伝隊一九四五」茨城県水戸市・山形県山形市公演
水戸芸術館ACM劇場(茨城県水戸市)、9月21日、1回、主催:(財)水戸市芸術振興財団
シベールアリーナ(山形県山形市)、9月23日、1回、主催:(株)シベール
3.舞台芸術等の国際交流
(演劇)
・日韓合同公演「焼肉ドラゴン」ソウル公演
トウォル
芸術の殿堂・土月劇場(大韓民国・ソウル市)、5月20日∼25日、7回、主催:芸術の殿堂(アートセンター)、
共催:(財)新国立劇場運営財団・文化庁
(2)快適な観劇環境の形成
2−(2)−③
各劇場の観劇者や観劇希望者の要望並びに利用実態等を踏まえたサービスを提供するとともに、高齢者、身体障害 《実
者、外国人等を含めた来場者本位の快適な観劇環境を形成することにより、来場者の満足度の向上を図ること。
また、これらを把握する手法として、劇場モニター制度の導入を検討すること。
(5) 快適な観劇環境の形成
観客本位の快適な環境の形成のため、以下
(5) 快適な観劇環境の形成
ア
利用者の意見等を踏まえ、劇場内の施設設
のとおりサービスの向上に努め、来場者等の
備や導線の工夫、表示類の整備、売店やレス
満足度の向上を図る。
トラン等におけるサービスの向上を図るととも
ア
イ
ウ
高齢者、身体障害者、外国人等の利用
に、セキュリティの向上に配慮し、高齢者や身
にも配慮した快適な観劇環境を提供する
体障害者の利用も考慮した快適な観劇環境を提
ため、動線や施設設備の工夫、表示類の
供する。
境の形成
【定性的に評価】
A
績》
演説明会、施設見学会の実施、外国人利用者への対応など観劇環境の
1.バリアフリー、案内表示の改善等の環境整備
整備に努めたことは評価できる。
高齢者、身体障害者を含めた劇場利用者に安全で優しい観劇環境の整備に努めた。
・現代舞台芸術の公演及びその理解の促進普及を図るための講座への
(新国立劇場)
・
アンケートの満足度が良好であったことは評価できる。
外壁及び屋上パラペット部分は、長年の風雨等によるコンクリート亀裂や鉄筋の錆浮きが散見される状況にあり、雨
漏り防止のための防水補修工事を実施した。
・
【より良い事業とするための意見】
オペラ、中劇場の大型遮音扉は、経年劣化による扉の不動作等の障害が発生している。このため昨年制御装置の交換
及び調整をしたところであるが、今年度は駆動部分の取替え工事を実施し、防火・遮音機能を確保した。
・
身体障害者補助犬法に基づき、補助犬を伴って利用できることを周知するため、昨年度に引き続きステッカーをイン
説等の充実、売店やレストラン等におけ
案内表示の整備、パンフレット等の作成・配
・ 「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」
(新バリアフリー法)に基づき、トイレにオストメイト(人
るサービスの向上を図る。
布、場内放送の実施、音声同時解説の充実な
工肛門・人工膀胱の保有者)対応設備の設置が推奨されていることから、来場者が共通に利用できるよう5階情報センタ
ど、利用環境の整備を進める。能楽堂におい
ー前の障害者トイレを改修した。
実等により、観客の利用形態に応じた利
ては、座席字幕装置を活用して英語による解
便性の高い多様な販売方法を提供する。
説等を実施する。
公演内容等の理解を促進するため、公
イ
独自のインターネット・チケット販売シス
演内容に応じて解説書を作成するととも
テムの充実等により、観客の利用形態に応じ
に、音声同時解説や字幕表示などのサー
た多様な販売方法を提供し、販売の促進を図
ビスを積極的に提供する。また、鑑賞団
る。
フォメーションカウンターほか利用者の目につきやすい所に設置した。
・
2.レストラン、売店等におけるサービスの向上
(新国立劇場)
売店(グッズ)については新しい取引先による営業を開始し、大きく常設と企画(公演ごとに入れ替える)の2本立てで
売店の品揃えを考えた。バレエ公演、オペラ公演ではさらに大幅な入替えを行った。仕入数も毎回少なめにし、こまめ
また、インターネット・チケット販売シス
内容の説明会や施設の見学会を適宜実施
に新しい商品を販売した。
・
オペラ劇場ホワイエの移動式ブッフェ・カウンターのシャンパン銘柄の増加を図った。
・
レストランにおけるオペラ公演等のスタッフのサイン入りのメニューのプレゼントを継続して展開している。
サービス等を提供する。
・
業者と運営財団との連絡会を毎月1回開催し、利用者サービスの向上について協議している。
ため、劇場モニター制度の導入を検討す
・公演内容に応じて解説書を作成する。
・
営業日が少ないことの代替としてウェブでの通信販売を開始した。
る。
・音声同時解説とともに、能楽堂の座席字幕
3.その他、観劇環境の充実に資する取組み
装置をはじめとする字幕表示を積極的に活用
(新国立劇場)
する。
テムの英語サイトの運用を開始する。
自動車での来場者及び最寄の幹線駅のひとつである新宿駅からの鉄道利用者の利便性向上のため、昨年に引き続き甲
州街道、青梅街道及び新宿駅周辺の歩行者用表示板等へ案内標識を掲出した。
・
ウ
観客等の要望、利用実態等を把握する
公演内容等の理解を促進するため、以下の
する。
・ 「アーツシャワー2008 ∼オペラシティの夏祭り∼」(7月18日∼31日)を隣接する東京オペラシティと共同で開催した。
・鑑賞団体の求めに応じて公演内容の事前説
明を適宜行うとともに、公演の実施に支障の
新国立劇場エリアでは、7月25日∼30日の期間、スタンプラリー(参加者数2,500人)、屋台、ビンゴ大会、中劇場探検
ツアー(参加者数111人)
を開催し、期間中約5,000人の来場者があった。
ない範囲において学生等の施設見学を受け入
・
れる。
設した。オペラパレスホワイエには昨年に引き続き、柱巻き装飾を施したほか簡易組立式の小型のバナーをオペラパレ
エ
ホームページ、アンケート調査等を通じて
寄せられた観客等の意見・要望について迅速
な対応を図るとともに、対応状況の把握・管
理、職員への周知を行い、サービスの向上へ
の活用に努める。
2008/2009シーズンのオープニングに際し、オペラ劇場クローク前より2階プロムナードまでレッドカーペットを敷
スもぎりほか状況に応じて各所に設置し、正面エントランス池横にはフラッグを配し、快適な環境作りを行った。
・
オペラパレスのオペラ、バレエ公演に合わせ、来場者の快適環境向上を目的として劇場共通ロビーに演目をイメージ
した大型の装飾花「ウェルカム・フラワー」を昨年度に引続き飾った。
・
昨年度に引続き、オペラパレスにおけるオペラ・バレエ公演日に、来場者の快適環境向上を目的として、池上部のテラ
ス部分にパラソル付きテーブルとベンチを仮設し、テラス・カフェとしての利用に供した。
・
また、観客等の要望、利用実態等を把握す
昨年度に引続き、オペラパレスにおけるオペラ・バレエ公演日の開場時に、劇場1階メインエントランス中央にインフ
ォメーションカウンターを設置し、案内業務の強化を図ると共に、車椅子や足の不自由な観客を客席エリアに直通のエ
るため、劇場モニター制度の導入を検討する。
レベーターで案内するサービスを実施した。
・
昨年度に引続き、「キッズルーム『ドレミ』」で託児サービスを実施した。0歳から12歳までの児童を対象に、主催公
演日のうちの72日間開室し378名の利用があった。
4.外国人利用者への対応
新国立劇場では、ホームページに英語での施設案内・公演案内・劇場周辺地図等を掲出し、公演プログラムに英文によ
る物語解説を掲載した。(一部公演除く)また、訪日外国人旅行者の増加を目指す国の取り組みである「YOKOSO!JAPA
WEEKS 2009」に賛同し、期間中の4公演について優待割引を設けた。館内の劇場等への行き先を示す案内表示に、英
併記し、英語での対応ができる劇場案内スタッフを配置した。劇場施設を紹介する劇場パンフレットを英語版で作成
N
文を
し
た。火災等の非常放送には、英語放送を入れており、自衛消防総合訓練でも英語放送を入れて実施した。
<2>解説書の作成、字幕表示・音声同時解説の活用、公演説明会・施設見学等の実施
1.解説書の作成
全ての自主公演について公演解説書を作成した。
2.字幕表示・音声同時解説の活用
(1) 字幕表示の実施
オペラ公演
13公演
(オペラ9公演、高校生のためのオペラ鑑賞教室2公演、コンサートオペラ1公演、ニューイヤーオペラパレスガラ1公演)
項目別−37
・飲食コーナーのサービス(品揃え、人数)の更なる向上が望まれる。
・観客へのアンケート結果を詳細に分析し、劇場環境のさらなる満足
また、外国人利用者については、英語等の
インターネットによる入場券販売の充
・ロビーのレイアウトやインテリアや軽食やバーコーナーの充実、公
<1>観劇環境整備、外国人利用者への対応
整備、英語等主要外国語による案内・解
体等に対し、観劇にあわせた事前の公演
エ
快適な観劇環
快適な観劇環境の形成(現代舞台芸術の公演)
度向上のための改善につなげることが望まれる。
演劇公演
1公演(
「オットーと呼ばれる日本人」)
(2)公演説明会の実施
(3)施設見学の実施
13件
28件
3,451人
360人
(4)バックステージツアーの実施
40件
721人
<3>意見・要望等への対応、劇場モニター制度の検討
1.意見・要望等への対応体制
・
ホームページに「ご意見欄」を設置
・
公演等においてアンケート調査を実施
・
電話等による要望・苦情等の受付
2.意見・要望等への対応状況
(1) 公演来場者にアンケート用紙を配布し、公演内容や劇場サービス全般に関する意見を調査した(回収枚数:9,250枚)。
(2) ホームページの「ご意見箱」に寄せられた意見については、迅速な対応を図るとともに、必要に応じて回答した。
(新国立劇場HP、213件)
(3) 広報・営業活動の充実
年間の主催公演を通して購入できるシーズンシートの拡充など、より効果的な広報・営業活動を展開すること。
2−(2)−④ 広報・営業活動の充実(現代舞台芸術の公演)
《実
A
績》
なお、ホームページについては、利用者が最新の情報に容易にアクセスできるようにするとともに、アクセス件数 <1>効果的な広報・営業活動の展開
については前中期目標期間の実績以上とすること。
1.ホームページにおける情報の内容の充実、メールマガジンの配信
(6) 広報・営業活動の充実
広報・営業活
(1) アクセス件数
ア 効果的な広報・営業活動の展開
動の充実
・ 新国立劇場ホームページの年間アクセス件数:798,971件(目標792,000件)
より多くの人が幅広い分野の公演を鑑賞す
a. 引き続き、ホームページにおける公演情 【定性的に評価】 (2) ホームページの主な充実内容
ることを目標として、以下の取組みにより一
報、行事情報等の内容の充実及び迅速化に
新国立劇場ホームページ
層効果的な広報・営業活動を展開する。
努める。また、公演情報やチケット発売情
・ 「eメールクラブ」
ア 公演内容に応じた効果的な宣伝活動を
報等を迅速に提供するため、メールマガジ
新国立劇場愛好者に対し、公演情報を定期的に配信するとともに、新規情報を迅速に伝達するため、原則として第2・4
実施する。また、伝統芸能、現代舞台芸
ンを配信する。
木曜日に、メールマガジンを配信した。昨年度発足時に比べ、登録者数は3月末日現在4,484名に達した。
術についての国民の理解促進、情報入手
・新国立劇場ホームページの年間アクセス
・ 会員向けWebサイトの開設
等に寄与し、振興会の事業について周知
目標:792,000件
会員がクラブ・ジ・アトレのサービスや手続きについて詳細を容易に把握するための総合的な情報提供の場を提供する
を図るため、広報誌を定期的に発行する
b. 次のとおり広報誌を定期的に発行する。
ため、11月18日に「チケットとクラブ・ジ・アトレWebサイト」を開設した。このサイトにおいて、会員特典詳細、入会
とともに、英語を含むホームページ・メ
・新国立劇場公演案内「ステージノート」
の申し込み、資料 請求、会員各種手続きをはじめとして、クラブ・ジ・アトレへの誘い、よくある質問、ビギナー講座、
ールマガジン等による情報提供を充実す
(毎月発行)
会員の声、チケット買い方ガイド、さらに「新国立劇場の楽しみ方」として観る・学ぶ・食事・ショップ・宿泊など、劇
る。ホームページについては中期目標期
c. 公演内容に応じた効果的な宣伝活動を実
場の魅力を伝えることを主眼に置いた蓄積型コンテンツを盛り込んだ。
間のアクセス件数を前中期目標期間の実
施する。
また、チケット購入に迷わないよう動線を確保し、セット券最新情報、注目の公演ピックアップ、アトレニュースなど
績以上とする。
d. シーズンシートやセット券等の拡充につ
最新の情報を会員にめりはりをつけて提供する仕組みを整えた。また、一般の閲覧者にはクラブ・ジ・アトレの魅力が伝
イ 年間の公演を通して購入できるシーズ
いて検討する。
わるような賑わいと歓迎イメージのあふれるサイト作りを心がけた。
ンシート、セット券等の拡充など鑑賞者
イ 会員組織の会員に対し、会報による情報
2.広報誌の発行
の需要を的確にとらえた営業活動を展開
提供、会員先行発売及び割引発売、催し物
「新国立劇場 平成19年度年報」(20年9月作成)
する。
を実施するとともに、引き続き会員を募集
3.公演内容に応じた効果的な宣伝活動
ウ 会員組織において、会報による定期的
し、観劇機会の増加を図る。また、アンケ
・ 鑑賞教室公演においては、学校団体向けDMにて公演周知を行った。
な情報提供、入場券販売サービス、会員
ート調査を適宜実施し、回答内容について
・ バレエ公演「アラジン」では、劇場外部でのPR活動の一環として、バレエ用品専門店や近隣のカルチャーセンターで
向け催事の開催等により観劇機会の増加
検討の上、会員サービスの一層の充実を図
出演者によるトークイベントを実施した。
を図る。また、会員に対しアンケート調
る。
・ 演劇公演「焼肉ドラゴン」では、日韓合同公演ということもあり、駐日韓国大使館・韓国文化院を通して他劇場での韓
査を適宜実施し、サービスの向上を図る。
d. クラブ・ジ・アトレ(新国立劇場)
国系劇団などの公演へのチラシ折込み、置きチラシや民団新聞・東洋経済日報の紙面及びホームページの文化・芸能欄へ
なお、会員数については、前中期目標期
・会報「クラブ・ジ・アトレ」(毎月発行)
の情報掲載、在日本大 韓民国民団傘下の団体及び民団主催の関東地区韓国語学校・韓国語教室への周知を行った。
間の実績以上とする。
・会員向け催事:年1回程度
・ 新聞刷広告による所在エリアへの新国立劇場ブランドの訴求を行った。
・目標会員数:15,500人
4.シーズンシートやセット券等の拡充
新国立劇場「クラブ・ジ・アトレ」では、既会員に会報誌「ジ・アトレ」やパンフレット、アトレウェブサイト等を通
じてセット券の販促を行った。また、セット券受付の3ヶ月前からセット券申込と同時に入会するとセット券が会員価格で
購入できるという友の会入会キャンペーン(10月20日から3月)を実施した。ホームページ上などでセット券資料請求を
受け付け、1,200件を超える申込みがあった。その結果451人がこの期間に新規にアトレ会員となった。(会員数15,839人/
3月末現在)
<2>会員組織による観劇機会の増加
新国立劇場クラブ・ジ・アトレ
(1) 会員向けサービスの内容
先行予約として郵送申込と会員優先販売期間を設け、10%割引を行っている。一般発売期間では5%割引を実施してい
る。また、会員優先販売期間に会員割引で、インターネット上でチケット購入ができるサービスを実施し、発売日の窓口、
電話の混雑緩和に寄与している。
新国立劇場の会員であることのステイタスを上げ、サービス向上を図るため、購入実績に応じて付与しているポイント
還元を行っている。
(2) 会報の発行(計画:毎月発行)
新国立劇場会報誌「クラブ・ジ・アトレ」を毎月20日に年12回発行した。
(3) 会員向け催事(計画:1回程度実施)
・会員向けゲネプロ見学会
新制作オペラ、レパートリー作品のバレエについて会員から希望を募り抽選でゲネプロ見学を行った。会員に好評であ
った他、当日の感想をホームページにアップすることによりプロダクションの紹介をすることができ相乗効果を得ること
ができた。(オペラ4演目参加者160名・バレエ3演目 参加者60名)
・2007/2008シーズン・エンディング・パーティの開催
当劇場にとって重要な顧客であるシーズンシート購入者及びシーズンセット券購入者の新シーズンに対する期待感を醸
成すると共に、謝意を表明し、交流を深め、満足度向上に資するため、オペラパレスホワイエにて開催した。オペラ歌手
(6) 広報・営業活動の充実
項目別−38
・広報活動は、計画どおりに実施され、広報誌の発行、会員組織によ
る観劇機会の増加に努めたことは評価できる。
・新国立劇場のホームページアクセス件数が目標件数を超えたことは
評価できる。
【より良い事業とするための意見】
会員のみならず、一般の方々へのアンケート等を実施するなど、さら
に広い範囲を視野に入れた広報・営業活動を行い、その効果を把握す
ることが望まれる。
による歌唱、バレエダンサー紹介、立食形式での懇親を行った。(7/8)
・友の会入会キャンペーン(10/20∼3/31)
セット券受付の3ヶ月前からセット券申込と同時に入会すると、セット券が会員価格で購入できるという、友の会入会キ
ャンペーンを実施した。ホームページ上などでセット券資料請求を受け付け、1,200件を超える申込みがあった。以上の結
果、451人がこの期間に新規にアトレ会員となった。
(4) アンケート調査
・各公演日にアンケート調査を実施し、会員であるか否かを記載してもらう欄を設けて、公演に対する会員の反応を把握
した。
・セット券、ポイントアップ還元サービスの際には、コメントを書き込む欄を設け、利用者の意見を広く収集し、翌年の
サービス組み立ての重要な基礎資料としている。
(5) 会員数
在籍者数
15,839人
目標会員数
15,500人
利用件数
90,359件
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
ホームページへ
の ア ク セ ス ※ 792,000件
の達成状況
1 以上
※
554,400件以上
554,400件未満
実績:798,971件/目標792,000件(達成率100.9%)
A
実績:15,839人/目標15,500人(達成率102.2%)
A
2
792,000件未満
【定量的評価】
会員数の確
(3) 青少年等を対象とした公演
ア
伝統芸能を次世代に伝え、新たな観客
ア
10,850人以上
【定量的評価】
1 以上
15,500人未満
室等の公演を別表1のとおり実施する。
保し、新たな観客層の育成と現代舞台芸術の
を確保し、新たな観客層の育成と現代舞
普及を図るため、青少年を対象とした鑑賞教
台芸術の普及を図るため、上記(2)の現代
室等の公演を別表2のとおり実施する。
した鑑賞教室等を年間3公演程度実施す
る。
実施に際しては、日頃伝統芸能及び現
野
2
A
公演数/会場
歌舞伎
2公演
回数
日数
88回
44日
入場者数(入場率)
104,561人(78.2%)
目
標
文楽
2公演
106,700人(79.8%)
していないが、現代舞台芸術ではすべての分野で計画を上回っており
評価できる。
56回
29日
30,800人(84.0%)
31,000人(84.6%)
本館小劇場、文楽劇場
能楽
1公演
新たな観客層の育成を図るため、主催公演
【より良い事業とするための意見】
10回
5日
6,101人(97.3%)
5,900人(94.1%)
・保護者、学校関係者、教育委員会等のニーズを把握した上で、企画
能楽堂
小
とした企画等を実施する。
計
組踊等沖縄伝
実施に当たっては、各鑑賞事業の連携協力
統芸能
などに配慮した企画等の実施に努めると
合
・実施方法等を見直すことが望まれる。
5公演
154回
78日
3公演
5回
3日
159回
81日
141,462人(80.1%)
143,600人(81.3%)
・本年度から始まった組踊鑑賞教室をはじめ、青少年を対象とした当
1,626人(56.5%)
2,107人(72.9%)
事業は、文化教育としても将来の観客を育てる意味でも、その意義は
143,088人(79.7%)
145,707人(81.1%)
国立劇場おきなわ大劇場
計
A ・公演がすべての分野で計画どおりに実施されていることを評価する。
・入場者数に関しては、伝統芸能のすべての分野の合計で目標値に達
本館大劇場
のなかで別表3のとおり社会人や親子を対象
エ
分
青少年等が現代舞台芸術に触れる機会を確
青少年等が現代舞台芸術に触れる機会
ウ
※
青 少 年 等 を 対 2−(3)青少年等を対象とした公演
の公開の中で青少年等を対象とした鑑賞
イ
10,850人未満
伝統芸能を次世代に伝え、新たな観客層の 象 と し た 公 演 (1)青少年を対象とした鑑賞教室等の公演
育成を図るため、青少年を対象とした鑑賞教 【定性的に評価】
舞台芸術の公演の中で青少年等を対象と
ウ
※ 15,500人
層の育成を図るため、上記(1)の伝統芸能
教室等を年間8公演程度実施する。
イ
(3) 青少年等を対象とした公演
保
8公演
高く、今後より一層の展開が期待される。
ともに、各鑑賞事業の連携協力を強化す
(2)社会人や親子を対象とした企画等
るなど、その充実を図る。
・6月歌舞伎鑑賞教室において「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」を実施した(6月13日・20日、計2回)。
・7月歌舞伎鑑賞教室において「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」を実施した(7月11日・18日、計2回)。
・7月歌舞伎鑑賞教室において「親子で楽しむ歌舞伎教室」を実施した(7月19日∼24日、計12回)。
・12月文楽鑑賞教室において「社会人のための文楽鑑賞教室」を実施した(12月5日・12日、計2回)。
・文楽劇場の夏休み文楽公演において「社会人のためのうぃーくえんど文楽」を実施した(7月25日・8月1日、計2回)。
・国立劇場おきなわにおいて「夏休み親子劇場探検ツアー」を実施した(7月30日∼8月1日、計5回、参加者192名)。
・国立劇場おきなわにおいて「親子のための組踊鑑賞教室」を実施した(8月2日、1回)。
(3)鑑賞事業の充実
鑑賞教室公演においては、国立劇場・国立演芸場・国立能楽堂の三館連携の上、ホームページに情報を掲載した。「親
子のための歌舞伎教室」では、親子限定のインターネット先行販売、特集ホームページを開設した。
国立劇場おきなわでは、20年度より青少年等の観客層の獲得のため普及公演として「組踊鑑賞教室」を3回実施した。
伝 統 芸 能 分 2−(3)−①
野
《実
青少年等を対象とした公演(伝統芸能分野)
A
績》
公演名
6月歌舞伎鑑賞教室
期間/会場
解説「歌舞伎のみかた」、「神霊
回数/日数
入場者数(入場率)
公演は計画どおりに、歌舞伎、文楽、能楽、組踊において9公演実施
されており、伝統芸能を次代に伝え、新たな観客層の育成につながる
6/1 6/24
46回
実績
43,508人(62.2%)
本館大劇場
23日
計画
50,000人(71.5%)
7/3 7/24
42回
実績
61,053人(95.6%)
【より良い事業とするための意見】
千本桜」
本館大劇場
21日
計画
56,700人(88.8%)
・組踊についての公演の入場者数が目標値を下回ったが、その原因究
12月文楽鑑賞教室(「二人三番叟」、「解説 文楽の魅
12/4 12/16
24回
実績
13,239人(99.8%)
明と今後のあり方についての検討が望まれる。
力」、「菅原伝授手習鑑」)
矢口渡」
7月歌舞伎鑑賞教室
解説「歌舞伎のみかた」、「義経
内容であったことは評価できる。
本館小劇場
13日
計画
12,100人(91.2%)
・地味な演目よりも、多少長くても本格的な演目と魅力あふれる俳優
6月文楽鑑賞教室「五条橋」、解説「文楽へようこそ」
、
6/4 6/19
32回
実績
17,561人(75.1%)
の起用が望まれる。
「絵本太功記」
文楽劇場
16日
計画
18,900人(80.8%)
・広報の範囲を、劇場の周辺にとどまらず拡大することが望まれる。
6/23 6/27
10回
実績
6,101人(97.3%)
能楽堂
5日
計画
5,900人(94.1%)
8/2
1回
実績
367人(63.5%)
1日
計画
375人(64.9%)
6月能楽鑑賞教室
解説「能楽のたのしみ」、狂言「呼
声」、能「土蜘」
8月普及公演
親子のための組踊鑑賞教室
解説「組踊の楽しみ方」、組踊「雪払い」
おきなわ大劇場
項目別−39
10月普及公演
生徒のための組踊鑑賞教室
解説「組
踊の楽しみ方」、組踊「雪払い」
11月普及公演
生徒のための組踊鑑賞教室
実績
688人(59.5%)
おきなわ大劇場
1日
計画
866人(74.9%)
2回
実績
571人(49.4%)
1日
計画
866人(74.9%)
159回
実績
143,088人(79.7%)
81日
計画
145,707人(81.1%)
11/12
おきなわ大劇場
計
(1) 6月歌舞伎鑑賞教室公演「解説
○
2回
解説「組
踊の楽しみ方」、組踊「雪払い」
合
10/8
8公演
歌舞伎のみかた」、「神霊矢口渡」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
6月1日(日) 24日(火)
日数
46回
入場者数(入場率)
23日
目
43,508人(62.2%)
標
50,000人(71.5%)
※12日(木)を除く。貸切:1回(6/19午前の部)
○
開演時間
11:00/14:30開演、13日・20日(金)は14:30/19:00開演
○
会
本館大劇場
○
入場料金
場
学生1,300円、一般:1等3,800円、2等1,500円、障害者2割引
(2) 7月歌舞伎鑑賞教室公演「解説
○
歌舞伎のみかた」、「義経千本桜」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
7月3日(火)∼24日(火)
回数
日数
入場者数(入場率)
42回
21日
61,053人(95.6%)
※
17日(木)を除く。貸切:2回(7/2及び7/4の午前の部)
○
開演時間
11:00/14:30開演、11日・18日(金)は14:30/19:00開演
○
会
本館大劇場
○
入場料金
場
目
標
56,500人(88.8%)
学生1,300円、一般:1等3,800円、2等1,500円、障害者2割引
(3) 12月文楽鑑賞教室「二人三番叟」、解説「文楽の魅力」
、「菅原伝授手習鑑」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
12月4日(木) 16日(火)
回数
日数
入場者数(入場率)
24回
13日
13,239人(99.8%)
※
貸切:2回(12/16午前・午後)
○
開演時間
月∼木・土11:00/14:00開演、金曜11:00開演、日曜11:00開演
○
会
本館小劇場
○
入場料金
場
目
標
12,100人(91.2%)
学生1,300円、一般3,600円、障害者2割引
(4) 6月文楽鑑賞教室「五条橋」、解説「文楽へようこそ」、「絵本太功記」
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
6月4日(水) 19日(木)
回数
日数
入場者数(入場率)
32回
16日
17,561人(75.1%)
※
貸切:3回(6/5午後の部、6/15午前の部・午後の部)
○
開演時間
10:30/14:00開演
○
会
文楽劇場
○
入場料金
場
標
18,900人(80.8%)
学生1,300円、一般3,600円、障害者2割引
(5) 6月能楽鑑賞教室
○
目
解説「能楽のたのしみ」、狂言「呼声」、能「土蜘」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
6月23日(月) 27日(金)
○
開演時間
11:00/14:00開演
○
会
能楽堂
○
入場料金
場
回数
日数
入場者数(入場率)
10回
5日
6,101人(97.3%)
目
標
5,900人(94.1%)
学生1,300円(全席)、一般:正面3,000円、脇正面2,500円、中正面2,000円、
障害者2割引
(6) 8月普及公演
○
親子のための組踊鑑賞教室
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
日数
1回
1日
8月2日(土)
○
開演時間
14:00
○
会
国立劇場おきなわ大劇場
○
入場料金
場
(7) 10月普及公演
○
解説「組踊の楽しみ方」、組踊「雪払い」
入場者数(入場率)
367人(65.0%)
目
標
375人(64.9%)
親子1人500円、一般1,500円
生徒のための組踊鑑賞教室
解説「組踊の楽しみ方」、組踊「雪払い」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
10月8日(水)
回数
日数
2回
1日
○
開演時間
10:30/14:00開演
○
会
国立劇場おきなわ大劇場
○
入場料金
場
入場者数(入場率)
688人(59.5%)
生徒500円
項目別−40
目
標
866人(74.9%)
(8) 11月普及公演
○
生徒のための組踊鑑賞教室
解説「組踊の楽しみ方」、組踊「雪払い」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
11月12日(水)
回数
日数
入場者数(入場率)
2回
1日
571人(49.4%)
○
開演時間
10:30/14:00開演
○
会
国立劇場おきなわ大劇場
○
入場料金
場
目
標
866人(74.9%)
生徒500円
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
公演回数
実績:8公演
中期目標期間目標値:年間平均8公演以上
【参考指標】
入場者数の
達成状況
※ 100%以上
70%以上
【定量的評価】
1
100%未満
現 代 舞 台 芸 2−(3)−②
術分野
《実
70%未満
※
実績:入場者数143,088人/145,707人(達成度98.2%)
B
2
青少年等を対象とした公演(現代舞台芸術分野)
A
績》
・計画どおりに実施された、オペラ、バレエ公演は、現代舞台芸術の
古典を次代に伝え、新たな観客層の育成につながるものとして評価で
公演名
期間/会場
高校生のためのオペラ鑑賞教室「椿姫」
こどものためのオペラ劇場「ジークフリートの冒険
指環をとりもどせ!」(オペラ「ニーベルングの指環」
回数/日数
入場者数(入場率)
きる。
・入場者数がすべての公演で計画を上回っていることを評価する。
7/11 7/17
6回
実績
10,442人(98.3%)
オペラ劇場
6日
計画
10,200人(94.9%)
7/25 7/27
6回
実績
4,837人(89.3%)
【より良い事業とするための意見】
中劇場
3日
計画
4,800人(88.3%)
・オリジナル作品を、一部カットしてでもレベルを落とさずに、子ど
による・全1幕・日本語上演)
も達に提供することが望まれる。
中学生のためのバレエ「白鳥の湖」(全4幕)
合
6/26
計
1回
実績
1,372人(76.7%)
オペラ劇場
1日
計画
1,300人(77.4%)
3公演
13回
実績
16,651人(93.4%)
10日
計画
16,300人(91.2%)
・学校等への早期のきめ細やかな広報活動が望まれる。
(1) 高校生のためのオペラ鑑賞教室「椿姫」(全3幕・イタリア語上演)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
日数
入場者数(入場率)
6回
6日
10,442人(98.3%)
7月11日(金) 17日(木)
○
開演時間
13:00開演、12日(土)のみ14:00開演
○
会
オペラ劇場(オペラパレス)
○
入場料金
場
標
10,200人(94.9%)
全席指定2,100円、一般4,200円(当日券のみ)
(2) こどものためのオペラ劇場「ジークフリートの冒険
○
目
指環をとりもどせ!」
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
回数
日数
入場者数(入場率)
6回
3日
4,837人(89.3%)
7月25日(金) 27日(日)
○
開演時間
11:30/15:00開演
○
会
中劇場
○
入場料金
場
目
標
4,800人(88.3%)
全席指定2,100円(4歳以上小学6年生までのこどもと同伴の大人の購入を優先)
(3) 中学生のためのバレエ「白鳥の湖」(全4幕)
○
期間、回数、日数及び入場者数
期
間
6月26日(木)
○
開演時間
13:00開演
○
会
オペラ劇場
○
入場料金
場
回数
日数
入場者数(入場率)
1回
1日
1,372人(76.7%)
目
標
1,300人(77.4%)
中学生以下:1 3階席2,100円・4階席1,050円、一般:1 3階席4,200円・4階席2,100円
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
公演回数
実績:3公演
中期目標期間目標値:年間平均3公演以上
【参考指標】
入場者数の
達成状況
※ 100%以上
70%以上
【定量的評価】
1
100%未満
70%未満
※
実績:入場者数16,651人/16,300人(達成度102.2%)
2
項目別−41
A
(4) 劇場の使用効率の向上等
A
主催公演をより効率よく日程を組むなどし、劇場の使用効率の向上を図るとともに、国民の鑑賞機会の増加を図る
観点から貸劇場公演の日数を増やすことも含め、公演回数の増加を図ること。なお、中期目標期間における主催公演
り一層の使用効率を高めることが必要である。
日数と貸し劇場日数を合計した数を使用可能日数で除した率については、前中期目標期間の実績以上とすること。
(7) 劇場施設の使用効率の向上等
ア
振興会が行う伝統芸能の公開、現代舞
(7) 劇場施設の使用効率の向上等
ア
中期計画に従い、伝統芸能の保存振興、現
・国立劇場は広く一般に使用されており、施設の活性化につながって
劇場施設の使
いるものと認められる。
用効率の向上
・新国立劇場におけるオペラ劇場の年間2日のみの貸与は、今までで
等
最悪の数字であり、改善がみられないことは残念である。
台芸術の公演等各種事業の実施に支障の
代舞台芸術の振興普及、その他の目的のため
ない範囲で、伝統芸能の保存振興、現代
の事業に対し、劇場施設を次のとおり貸与す 【定性的に評価】
舞台芸術の振興普及、その他の目的のた
るとともに、劇場の使用効率の向上を図る。
伝 統 芸 能 分 2−(4)−①劇場施設の使用効率の向上等(伝統芸能分野)
めの事業に対し、劇場施設を積極的に貸
※使用効率は、使用可能日数のうちの主催公演日数と貸与
野
与する。その際、主催公演の利用計画の
早期決定に努め、利用者に対する利便性
イ
《実
【より良い事業とするための意見】
A
績》
1.貸与実績
日数を合計した数の割合。
A ・目標利用日数を達成できなかった施設も一部あることから、今後よ
利用者の利便性の向上等
劇
・アンケート調査を実施するに当たっては、利用者の利便性(利用者
満足度)だけに目を向けるのではなく、一般の方々の施設の概要・貸
場
貸与日数
実
績
使用効率
目
標
実
績
(参考)
目
標
劇場稼働率
与手続き等についての認知度等を測り、広報活動に反映させることが
の向上を図るとともに、各種事業につい
①各施設の設備等の概要、貸与手続き及び空
て効率良く日程を組むなど、劇場の使用
き日等の情報をホームページへ掲載するとと
本館大劇場
99日
90日
84.8%
83%
94.5%
効率の向上を図り、来場者の増加を図る
に、パンフレットによる広報を行う。
本館小劇場
151日
155日
78.7%
78%
92.1%
観点から貸与日数を増やし、劇場全体の
②利用者との事前の打ち合わせを通じて、入
演芸場
109日
94日
113.9%
109%
97.2%
合理的に行われるよう検証することが望まれる。
能楽堂
196日
190日
82.7%
80%
89.4%
・新国立劇場オペラ劇場の稼働率が悪いことについては、その理由を
139日
133日
82.8%
78%
95.4%
明確にすることが望まれる。
97日
78日
59.3%
59%
73.3%
公演回数の増加を図る。なお、中期目標
場券の点検、劇場内の案内、舞台機構操作等
期間における主催公演び設備等の概要、
③他の劇場施設等の調査を行い、利用方法、
文楽劇場
利用方法、空き日等の情報をホームペー
利用料金等の検討を行う。
文楽劇場小ホール
ジ等により提供する。
④利用者に対しアンケート調査を実施し、そ
計
791日
740日
85.0%
83%
91.1%
の調査結果を踏まえ、サービスの充実を図る。
国立劇場おきなわ大劇
72日
75日
39.8%
40%
82.5%
52日
45日
31.1%
28%
52.5%
124日
120日
36.3%
35%
70.5%
また、施設等の利用料金については、
定期的に他の施設の実態等を調査し、適
場
正な価格となるよう努めるとともに、利
国立劇場おきなわ小劇
用者に対しアンケート調査を適宜実施し、
場
その調査結果を踏まえ、貸与手続きの簡
素化・効率化の推進等利用の一層の充実
計
区分
貸与日数 使用効率
を図る。
2.利用者の利便性の向上等
本館大劇場
90日
83%
①
ホームページ、パンフレット等による広報
本館小劇場
155日
79%
・
施設・設備の概要及び貸与手続き等を振興会ホームページに掲載した。
演芸場
94日
109%
・
劇場利用パンフレットを作成して過去の利用者・利用団体に送付し、関係団体に配布して広報に努めた。
能楽堂本舞台
190日
80%
・
空き日情報・貸劇場公演情報を振興会ホームページに掲載し、随時募集を行った。
文楽劇場
133日
78%
・
文楽劇場の文楽公演新聞広告に貸劇場の案内を掲載した。
文楽劇場小ホール
78日
59%
国立劇場おきなわ大劇場
75日
40%
・
主催公演チラシ、国立劇場おきなわ友の会会報誌等により、県民・会員等への広報宣伝を行った。
国立劇場おきなわ小劇場
45日
28%
・
沖縄県庁ホールにおいて開催された、国立劇場おきなわ開場5周年記念公演写真展において、貸劇場の広報宣伝を行った。
―
28%
②
利用者への適切なサービスの提供、職員の技術協力
新国立劇場中劇場
108日
58%
・
入場券の作成及び販売、場内のアナウンス及び案内業務、備品の貸出、稽古場施設の貸出等を行った。
新国立劇場小劇場
135日
69%
・
舞台機構操作、照明操作、音響操作等、舞台関係の技術協力を行った。
1,103日
67%
新国立劇場オペラ劇場
(合計)
(国立劇場おきなわ)
本館:照明79件、音響25件、舞台1件、美術3件、舞台監督等3件、その他(つけ打ち・狂言補助等)26件
文楽劇場:照明10件、舞台監督10件
国立劇場おきなわ:舞台監督4件
③
利用方法、利用料金等の検討
・
他の劇場施設等の利用方法、利用料金等について、近隣類似施設への調査票郵送、FAX・電話による問合せ及び各施設のHP閲覧
により適宜調査を行った。
④
アンケート調査の実施
施設利用者への一層のサービス向上を図るため、各劇場の利用者に対しアンケート調査を実施した。
(本館・演芸場)
配布数157件、回答数79件(回収率50%)。舞台運営全般については好評の旨の回答を得た。楽屋設備についての設問では部屋数、
大きさ及び状態について、概ね好評の回答を得た。
(能楽堂)
配布数77件、回答数44件(回収率57%)。下記のとおり概ね良好の評価を得た。
施設全般については、良い90%・普通10%・悪い0%
職員の対応については、良い90%・普通10%・悪い0%
その他意見:交通の便が良い、作り物(舞台設備)が整っている、定期的に利用したい
(文楽劇場)
配布数133件、回答数35件(回収率26%)。楽屋が狭い、少ないといった意見もあったが、全般に舞台運営や場内案内等について
概ね好評の回答を得た。
(国立劇場おきなわ)
配布数74件、回答数32件(回収率43%)。
回答は全体的に利用者の好意的な印象が反映された内容が多く寄せられた。全体の満足度は88.7%であった。(内訳:①舞台設備
について 満足度96.9%、②楽屋について 満足度90.6%、③ロビー・客席について 満足度93.8%、④劇場職員の対応について 満
足度93.8%、⑤使用申込みについて 満足度90.6%、⑥受付期間について 満足度87.5%、⑦内定時期について 満足度90.6%、⑧
使用料金について 満足度65.6%)
【特記事項】
施設利用システムを導入し、顧客情報管理などデータの出力機能により、業務を効率的に行う体制を構築。また、本稼働に向け
顧客情報の入力及び確認、各機能の細部にわたる作動確認・調整及び経理システムとの連携確認を実施した。22年度の小劇場申込
項目別−42
望まれる。
・新国立劇場オペラ劇場の貸与実績がわずが2日(劇場稼働率100%)
とあるが、年間の公演回数に鑑みて、リハーサルや仕込み日数があり、
抽選会では会場にシステム搭載のパソコン等を設置し、受付から抽選、内定通知書発行まで、概ね順調に実施することができた。
国立劇場おきなわでも、施設使用管理システムを稼働したことにより、業務の効率化が図られた。
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
劇場施設の
貸与状況 ( 本
館・演芸場・能
※83.0%以
58.1%以上
楽堂・文楽劇場)
1上
83.0%未満
立劇場おきなわ)
※35.0%以
24.5%以上
【定量的評価】
1上
35.0%未満
58.1%未満
※
実績:85.0%/目標83.0%(達成率102.4%)
A
実績:36.3%/目標35.0%(達成率103.7%)
A
2
【定量的評価】
劇場施設の
貸与状況 ( 国
24.5%未満
※
2
現 代 舞 台 芸 2−(4)−②劇場施設の使用効率の向上等(現代舞台芸術分野)
術分野
B
1. 貸与実績
劇
場
貸与日数
実
績
使用効率
目
新国立劇場オペラ劇場
標
実
績
(参考)
目
標
劇場稼働率
2日
0日
31.6%
28%
100.0%
新国立劇場中劇場
97日
108日
57.0%
58%
89.9%
新国立劇場小劇場
141日
135日
70.1%
69%
96.4%
240日
243日
53.6%
53%
95.4%
計
2.利用者の利便性の向上等
①
ホームページ、パンフレット等による広報
・
施設・設備の概要及び貸与手続き等をホームページに掲載した。
②
利用者への適切なサービスの提供、職員の技術協力
・
新国立劇場では、全ての公演において、入場券の点検、劇場内の案内、クロークなどのサービスを業者に委託し、要員を配置
した。また、舞台進行・照明操作・音響操作等について協力を行った。
③
利用方法、利用料金等の検討
・
新国立劇場の施設の使用料金については、従来料金体系のなかったホワイエや会議室の使用についても、他施設の料金表を調
査して援用し、利用に供した。
④
アンケート調査の実施
施設利用者への一層のサービス向上を図るため、各劇場の利用者に対しアンケート調査を実施した。
(新国立劇場)
使用団体(オペラパレス1団体、中劇場14団体、小劇場19団体)に対し、施設利用についての口頭によるアンケート調査を実施し、
受付時期の早期化を望む意見があった。
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
劇場施設の
貸与状況 ( 新 ※ 5 3 . 0 % 以
国立劇場)
1上
37.1%以上
37.1%未満
53.0%未満
※
A
実績:53.6%/目標53.0%(達成率101.1%)
2
【定量的評価】
3 伝統芸能の伝承者の養成及び現代舞台芸術の実演家その他の関係者の研修
伝統芸能の保存振興、現代舞台芸術の振興普及を図るため、次のとおり伝統芸能の伝承者の養成及び現代舞 台芸術の実演家その他の関係者の研修を実施すること。
A
(1)伝統芸能の伝承者の養成については、民間団体の実施動向も踏まえ、国として支援が必要な分野に限定するも
のとし、関係団体の要望や外部専門家等の意見等を踏まえ、対象分野の存廃にかかる定量的な方針を策定・公表
するとともに、毎年度、各分野の実情を把握して不断の見直しを行うこと。
(2)現代舞台芸術の実演家の研修については、高い技術と豊かな芸術性を備えたオペラ歌手、バレエダンサー及び
演劇俳優を確保することを目的に、新国立劇場の公演をはじめとする水準の高い舞台に出演する実演家を養成す
るよう努めること。
なお、事業の実施にあたっては、外部専門家等の意見等を踏まえ、成果の検証を厳密に行い、その結果に基づ
き、研修分野・規模について不断の見直しを行うこと。
(3)(1)及び(2)の事業を実施するにあたり、次の観点から行われる事業について、実施の検討を行うこと。
ア
学校等の連携による波及効果の拡大
イ
伝統芸能と現代舞台芸術の分野の相互交流
ウ
公演の制作及び舞台技術等に関するインターンシップや実地研修の受入
3
伝統芸能の伝承者の養成及び現代舞台芸 3
伝統芸能の伝承者の養成及び現代舞台芸術の 伝 統 芸 能 の 伝 3−(1) 伝統芸能の伝承者の養成
実演家等その他の関係者の研修
(1) 伝統芸能の伝承者の養成
中期計画に基づき、次のとおり伝統芸能の伝承 【定性的に評価】 1.養成研修の実施
伝統芸能を長期的な視点に立って保存振興 者の養成及び現代舞台芸術の実演家その他の関係
承者の養成
《実
A
術の実演家等その他の関係者の研修
ア
伝統芸能の各分野の伝承者について、
(1) 伝統芸能の伝承者の養成
ア
以下のとおり養成研修を実施する。
とは、当養成事業の成果を広く周知するのに効果的であったと認めら
区分
歌舞伎
A ・伝統芸能の伝承者の育成は継続かつ安定しており評価できる。
・研修生が子供たちの体験学習やワークショップなどに取り組んだこ
(1) 養成研修の実施
し、伝承者を安定的に確保及び養成するため、 者の研修を実施する。
次のとおり実施する。
績》
年度計画
研修実績
うち修了者
修了者累計
俳優19期
9名
7名
―
―
鳴物14期
3名程度
3名
―
―
項目別−43
―
中期計画
れる。
24名
程度
【より良い事業とするための意見】
重要無形文化財保持者等を講師として、
①歌舞伎俳優・音楽
実技研修・研修発表会等を中心とする実
[歌舞伎俳優]
践的・体系的なカリキュラムにより、中
①
・第19期生(研修期間3年、9名)の2年目
―
―
―
―
太神楽5期
2名
1名
―
4名
―
4名
で、技芸の向上をさらに推進してほしい。
―
程度
・養成研修生の1人当たりの年間経費が、種別により1人当たり最大
―
―
5名程度
2,114万円の差異が生じているため、是正をすることが望まれる。
を目途とした養成研修を実施する。
[歌舞伎音楽]
文楽
23期
3名
3名
3名
3名
6名程度
・国費で実施する必要性を明確にし、費用対効果を国民に明らかにし
組踊
2期
9名
9名
―
―
9名程度
ていくことが望まれる。
歌舞伎俳優、音楽伝承者養成:24人程
・鳴物第14期生(研修期間3年、3名程度)
の1年目の養成を行う。
大衆芸能伝承者養成:4人程度(研修期
・長唄第4期生(研修期間3年、3名)の2
年目の養成を行う。
能楽伝承者養成:基礎課程5人程度(研
・竹本第18期生の募集を行う。
②大衆芸能
文楽伝承者養成:6人程度(研修期間2
・太神楽第5期生(研修期間3年、2名)の
研修修了生を中心に伝承者の技芸の向
実施するとともに、組踊既成者研修の実
「修了者累計」は第2期中期計画期間中の修了者の累計。
(2) 研修発表会等の実施
・合同研修発表会(2/25、本館小劇場)
歌舞伎俳優第19期生、鳴物第14期生、長唄第4期生、太神楽第5期生の発表会を合同で実施した。
・能楽(4回)
能楽研鑽会3回(6/10・10/6・3/10、国立能楽堂)、東西合同研究発表会1回(8/26、国立能楽堂)
・第23期文楽研修修了発表会(1/27、文楽劇場)
③能楽(ワキ・狂言・囃子、研修期間:6年)
・第2期組踊研修生第1回発表会(10/9、国立劇場おきなわ小劇場)、第2回発表会(3/12、国立劇場おきなわ大劇場)
・第8期生(5名程度)の1年目の養成を行
(3) 募集
う。
・竹本第19期生(研修期間2年):仮合格者6名(応募者12名)
④文楽(大夫・三味線・人形、研修期間:2
・文楽第24期生(研修期間2年)
年)
施について検討を行う。
・第23期生(3名)の2年目の養成を行い、
既成者研修発表会
修了を予定。
・歌舞伎俳優既成者研修発表会(年2回程
度)
※
2年目の養成を行う。
組踊承者養成:9人程度(研修期間3年
上を図るため、次のとおり既成者研修を
①
寄席囃子
・養成研修後、国立劇場の公演で抜擢して重要な役を務めさせること
5名程度
間)
イ
―
8期
年間)
⑤
―
能楽
修期間:基礎課程3年間、専門課程3年間)
④
3名
の養成を行う。
間3年間)
③
3名
期目標の期間中に以下の人数の研修修了
度(研修期間2ないし3年間)
②
大衆芸能
長唄4期
第1次募集:仮合格者4名(応募者7名)/第2次募集:仮合格者3名(応募者8名)
2.既成者研修の実施
(1) 既成者研修発表会の実施
・第24期生の募集を行う。
⑤組踊(立方・地方、研修期間:3年)
区分
実績
年度計画
公演名
歌舞伎俳優既成者研修発表会
2回
2回
「稚魚の会・歌舞伎会合同公演」「上方歌舞伎会」
・第2期生(9名)の1年目の養成を行う。
歌舞伎音楽既成者研修発表会
1回
1回
「音の会」
以下のとおり既成者研修を実施するととも
能楽既成者研修発表会
3回
3回
「若手能」(京都・大阪・東京)
・能楽既成者研修発表会(年3回程度)
に、組踊については既成者研修のあり方等に
文楽既成者研修発表会
3回
3回
「文楽若手会」「義太夫節に親しむ会」
・文楽既成者研修発表会(年3回程度)
ついて検討するための情報収集を行う。
(2) 能楽研究課程の開講
・歌舞伎音楽既成者研修発表会(年1回程
度)
イ
②
能楽研究課程(1年間)
①既成者研修発表会を以下のとおり実施す
③
その他必要に応じた研修
る。
ウ
実施に際しては、民間団体の実施動向
a. 歌舞伎俳優既成者研修発表会(2回実施)
も踏まえて国として支援が必要な分野に
・歌舞伎会・稚魚の会合同公演(本館小劇場)
限定するものとし、各分野の公演等に必
8月21日 26日、8回
要な伝承者の人数が確保され、技芸の継
・上方歌舞伎会(文楽劇場)8月19日∼20日、
承が確実と判断される年齢構成となって
4回
いる等充足している場合は事業を休止し、
b. 歌舞伎音楽既成者研修発表会(1回実施)
不足している場合は事業を再開するなど
の方針の下で、毎年度の各分野の実情を
能楽の既成者研修として前年度に引き続き、研修修了生と能楽師子弟を対象に研究課程を開設した。(受講者55名)
3.伝承者の実態についての把握・調査・検討
伝承者の活動状況の実態調査、研修修了生の動向の把握に努め、研修生・修了生の現状分析を行うとともに、次年度の研修の実
施内容・募集内容に反映した。
4.実施に当たっての留意事項
(1) 広報活動の充実
能楽堂では、地下鉄副都心線開通に伴う「北参道駅」開業イベントへの参加、能楽堂25周年記念巡回展示の美術館における来場
者向け「体験コーナー」の開催など、研修修了生による広報活動を行った。
・音の会(本館小劇場)8月9 10日、2回
c. 能楽既成者研修発表会(3回実施)
文楽劇場では、広く優秀な人材をより多く募るため、広報の内容・媒体の一本化を図ることにより、研修を志す者が各分野を概
観・比較し、研修の活動状況が分かりやすいよう周知の方法を検討し、一層の充実を図った。
踏まえ、対象分野の存廃も含めて不断に
・若手能(京都:観世会館)6月28日、1回
見直しを行う。その上で、各分野の伝承
・若手能(大阪:大槻能楽堂)1月24日、1回
るよう依頼した。また、ホームページをリニューアルし、組踊研修の詳細及び最新情報を掲載することで、一般の関心を喚起する
者の人数、年齢構成、公開の実施状況等
・若手能(東京:能楽堂)2月7日、1回
ような内容に変更した。
についての把握・調査・検討、研修修了
d. 文楽既成者研修発表会(3回実施)
国立劇場おきなわでは、県や教育機関等で研修修了生の資料を配付し、学校の芸術鑑賞会などで研修修了生の実演機会が得られ
(2) 文化普及活動等への参画
後の就業機会確保のための関係団体等と
・文楽若手会(文楽劇場)6月21日∼22日、
歌舞伎俳優研修生が日本体育大学体操祭に参加し、一般への周知広報を図った(11/3・参加研修生8名)
。
の協議、外部専門家等の意見等を踏まえ
1回
能楽堂では、小学校における「能楽囃子の体験教室」、地域の文化会館と連携した「体験型ワークショップ」、研修能舞台を利用
つつ、養成すべき分野及び人数等を決定
・義太夫に親しむ会(文楽劇場小ホール)8
する。
月27日、1回
・義太夫に親しむ会(文楽劇場小ホール)2
月25日、1回
して実施した「楽しもう!能の世界」(
「謡体験」「能楽器体験」「舞台鑑賞」を組合せたプログラム)を行った。
国立劇場おきなわでは、文化庁の「学校への芸術家等派遣事業」による小学校での組踊ワークショップや、県立高等学校での「芸
術鑑賞会」、県立博物館・美術館開館の1周年事業等に出演し、組踊研修修了生が実演経験を積む機会の充実を図った。
(3) 伝統芸能分野と現代舞台芸術分野の相互交流
②能楽について、引き続き研究課程を開講し、
五館合同特別講義の実施(12/17(水)13:00∼14:00、レクチャー室)
研修機会の拡大と伝承者間の交流を促進す
講師:観世清和(能楽シテ方観世流宗家)
る。
講義内容:
「良き舞台人となるために・能のこころ」
③その他必要に応じて、既成者に対する研修
研修生参加者57名:
を適宜実施する。
能楽研修生4名、文楽研修生3名、組踊研修生9名
ウ
中期計画に従い、21年度の募集等に向け
新国立劇場研修生26名(オペラ5名、バレエ6名、演劇15名)
て、各分野の伝承者の人数、年齢構成、公演
の実施状況等についての把握・調査・検討を
一流の伝承者から舞台に対する心構えを学び、各分野の研修生の相互交流と意識向上を図った。
(4) 委員会における検討等
直しを行う。その上で、研修修了後の就業機
会確保のための関係団体等との協議、外部専
養成事業委員会を3月24日(火)に開催し(1回)、20年度の養成実施状況、21年度事業実施計画、募集方法等について検討を行った。
(5) 公演制作者・舞台技術者等の研修の受入れ等
門家等の意見等を踏まえつつ、養成すべき分
野及び人数等を決定する。
本館研修生15名(歌舞伎俳優8名、長唄3名、鳴物3名、太神楽1名)
国立劇場おきなわでは、沖縄の伝統的な扮装の技術を学ぶため、国立劇場の公演にも関わっている歌舞伎床山の技術員が組踊研
修の化粧の授業(2/3)を見学した。歌舞伎と組踊の化粧の違いなど、お互いに学ぶ所があり良い刺激となった。
【特記事項】
歌舞伎音楽(竹本)については、20年度開講に向け19年度募集選考試験を行ったが、合格者がいなかったため、21年度開講に向
け20年度に再度募集を実施した。
3−(1)−①
《実
歌舞伎(俳優・音楽)
績》
1.研修の実施
歌舞伎俳優(研修期間3年):第19期生7名の2年目の研修を実施。
歌舞伎音楽・鳴物(研修期間3年):第14期生3名の1年目の研修を実施。
項目別−44
歌舞伎音楽・長唄(研修期間3年):第4期生3名の2年目の研修を実施
2.主な授業及び回数、主な講師
区分
授業内容
歌舞伎
実
俳
計487回
優
技
主な講師
回数
歌舞伎実技
澤村田之助、中村時蔵、市川團蔵、尾上松緑、尾上菊之助、片
145回
立廻り・とんぼ
尾上松太郎、坂東三津之助、荒木達雄
日本舞踊
花柳泰輔、花柳錦吾、花柳錦之輔、藤間弘
義太夫
竹本朝重、竹本葵太夫
15回
長唄
杵屋喜三郎、杵屋寒玉、杵屋吉之亟、杵屋勘五郎
66回
鳴物
田中佐太郎、田中傳次郎、望月太左衛、望月太左寛
45回
下座音楽
杵屋巳太郎、柏伊三郎、杵屋巳吉
12回
筝曲
米川文子、米川文清
22回
作法・講義・体操
中村梅玉、坂東玉三郎、中村勘之丞、中村吉三郎、近藤瑞男、
岡亀蔵、坂東橘太郎、坂東玉三郎、中村吉三郎、中村歌女之丞
その他
計148回
81回
101回
観世清和、景山正隆、天森悦子
56回
公演・稽古見学
17回
化粧
松本錦吾、中村歌女之丞、中村京妙
26回
その他
49回
合
鳴物
実
技
計
635回
大太鼓
田中傳次郎、田中長十郎、望月太左吉
小鼓・太鼓
田中佐太郎、田中傳左衛門、田中傳次郎
大鼓
望月太左吉
25回
太鼓
望月太左衛門、望月太左衛
21回
長唄
鳥羽屋里夕
17回
その他
講義
近藤瑞男、観世清和、亀井広忠
24回
計133回
体操
天森悦子、荒木達雄
36回
作法
桜井宗梅、安藤宗代
6回
計253回
24回
黒御簾見学
13回
(部外1、VTR21、発表3、着付3、その他2)
合
実
136回
公演・稽古見学
その他
長唄
54回
30回
計
386回
技
長唄
鳥羽屋里長、杵屋巳太郎、鳥羽屋文五郎、柏伊三郎
246回
計330回
鳴物
田中佐太郎、望月太左衛門、田中傳次郎、望月太左衛
84回
その他
講義
近藤瑞男、観世清和
23回
計106回
体操
荒木達男、天森悦子
22回
公演・稽古見学
61回
合
計
436回
3.発表会(1回実施)
「合同研修発表会」2月25日(水)、本館小劇場
歌舞伎俳優第19期生、鳴物第14期生、長唄第4期生、太神楽第5期生の発表会を合同で実施した。
・歌舞伎俳優:実技「新版歌祭文」、舞踊「雨の五郎」、立廻り「基本の型」
・鳴物:長唄「小鍛冶」
・長唄:長唄「多摩川」、長唄「勧進帳」
4.募集・選考の状況
歌舞伎音楽(鳴物)14期は、8月に適性審査を行い3名が合格した(3名中)。
歌舞伎音楽・竹本の募集の見学会・説明会を実施した。選考試験を3月に行い6名が仮合格した。(12名中)。
5.研修内容・実施方法等の検討
(関係団体等との協議)
伝統歌舞伎保存会・松竹株式会社・竹本協会と研修の実施方法等の検討を行うとともに、その結果を踏まえ、共通科目の統一的
実施などメニューや研修実施方法等の改善を図った。
【特記事項】
19年度歌舞伎音楽(竹本)募集については、合格者がいなかったため、21年度開講に向け20年度は再度募集を実施することとし
た。募集期間を長くし、学校関係、各新聞社・放送関係・関係団体担当者に直接出向いて説明し、記事等に取り上げてもらうなど、
多数の応募を喚起するよう図った。
3−(1)−②
《実
大衆芸能(太神楽)
績》
1.研修の実施(研修期間3年)
第5期生2名の2年目の研修を実施。(内1名は病気のため除籍)
2.主な授業及び回数、主な講師
区分
実
技
計472回
その他
授業内容
主な講師
回数
立てもの
翁家和楽、翁家小楽、鏡味仙三郎、鏡味勇二郎、鏡味繁二郎、叶家勝二
132回
投げもの
翁家和楽、翁家小楽、叶家勝二、鏡味仙三郎、鏡味勇二郎、鏡味繁二郎
161回
日本舞踊
藤間理衣
58回
長唄
今藤長十郎、今藤文子、今藤政太郎、今藤美知
59回
囃子
望月太左衛、望月太左博巳、望月鏡子、望月美沙輔
62回
講義
倉田喜弘、北川央、観世清和
11回
項目別−45
計80回
体操
天森悦子
21回
公 演 ・ 稽 古 見 学 定席公演、歌舞伎公演、能楽堂公演、伊勢大神楽見学
48回
等
合
計
552回
3.発表会(1回実施)
「合同研修生発表会」2月25日(水)、本館小劇場
歌舞伎俳優第19期生、鳴物第14期生、長唄第4期生、太神楽第5期生の発表会を合同で実施した。
・曲桴・傘・五階茶碗
4.募集・選考の状況
寄席囃子の募集については、寄席囃子演奏者が充足しているため、関係団体と協議の結果、今年度の募集を見送ることとした。
今後の募集の実施については引き続き協議・検討を進める。
5.研修内容・実施方法等の検討
(関係団体等との協議)
日本演芸家連合、落語協会、落語芸術協会、太神楽曲芸協会と必要なメニュー及び効率的な研修の実施方法、修了後の受け入れ
等について協議・検討を行った。
3−(1)−③
《実
能楽(三役)
績》
1.研修の実施
第8期生4名は、4月15日に第14期鳴物研修生と合同開講式を行い、研修を開始した。9月の適性審査に4名全員が合格し、専攻も
決定した。(ワキ方1名・小鼓方1名・狂言方2名)
2.主な授業及び回数、主な講師
区分
授業内容
専攻実技
主な講師
ワキ
ワキ謡・型
小鼓
鼓の構え方,専攻実技(副科 観世豊純、観世新九郎
回数
福王茂十郎、福王和幸、福王知登
129回
156回
含)
狂言
狂言謡・小舞
野村万作、野村萬斎、石田幸雄
128回
シテ謡
観世流
専攻実技
観世清和、木月孚行、山階彌右衛門、ほか
151回
大鼓
基本演奏法
安福建雄、國川純
65回
講義
能楽史、基礎講座
松本雍、羽田昶、観世清和
47回
福王茂十郎、観世新九郎、野村万作
37回
楽屋・舞台実習 楽屋作法など
合
計
712回
3.発表会等(4回実施)
第8期生は研修1年目のため、研修修了生等からなる研究生が出演する「能楽研鑽会」(6月10日・10月6日・3月10日、能楽堂)を
見学した。また、京都・大阪の各養成会研修生等と合同で「東西合同研究発表会」に
楽養成会/共催:大阪能楽養成会・国立能楽堂/8月26日、国立
参加し、相互交流を深めた。(主催:京都能
能楽堂)
4.募集・選考の状況
研修生の適性の判断・専攻の決定については、研修開始直後より数回、本人の希望を確認するとともに、講師と慎重に協議を行
い、実施した。
5.研修内容・実施方法等の検討
講師会議を年4回実施し、専攻の役方の特性により、副科実技の効率的な研修の方法を検討した。また、適性審査後から「楽屋実
習」を行うことにより、楽屋における作法を習うとともに、就業機会の確保のために講師以外の能楽師との交流の場を設けること
にも努めた。
(関係団体等との協議)
日本能楽会、能楽協会等関係団体と、研修修了生の処遇や、次期(第9期)募集の役方・人数等について協議を行った。
3−(1)−④
《実
文楽(三業)
績》
1.研修の実施(研修期間2年)
第23期生3名の2年目の研修を実施し、研修を修了。(内訳:三味線1名、人形2名)
2.主な授業及び回数、主な講師
区分
授業内容
主な講師
回数
義太夫
義太夫の実践等
竹本住大夫、豊竹咲大夫
10回
三味線
三味線の実践等
竹澤団七、鶴澤清介、野澤錦糸
174回
人形実技
人形の足の遣い方等
吉田和生、桐竹勘十郎、吉田玉女、豊松清十郎、ほか
53回
講義
文楽の歴史・概論等
阪口弘之、高木浩志、倉田喜弘、荻田清、観世清和、ほか
58回
舞
日本舞踊
山村若
10回
作法
茶道
安田宗敏
14回
その他
舞台実習等
506回
合
計
825回
3.発表会(1回実施)
「第23期文楽研修修了発表会」1月27日(火)国立文楽劇場 15:00開演
入場者772人
「二人三番叟」、素浄瑠璃、「菅原伝授手習鑑」喧嘩の段、「新版歌祭文」野崎村の段
三味線志望者1名、人形志望者2名の出演
4.募集・選考の状況
第24期文楽研修生については、広く優秀な人材を多く集めるため、募集時期を前倒しし、前・後期と2回に分け、希望者向けのワ
ークショップも複数回実施して応募しやすい環境を作り出す工夫をした。
項目別−46
・文楽劇場内でのワークショップを2回実施(8月3日:6名参加、11月23日:4名参加)
・淡路島(三原高校)での募集説明会を実施した(7月10日)
。南淡中学及び三原中学生、先生、指導者の参加もあり、地元テレビの取材
を受けるなど、養成事業の広報・普及と共に地元の方々との交流を行った。
・能勢人形浄瑠璃鹿角座でチラシ・ポスター配布(6月29日)。能勢高校での説明会を実施(2月5日)。
・受付期間
第一次募集: 9月1日(月)∼ 9月30日(火)
第二次募集: 1月15日(木)∼2月27日(金)
・選考試験
第一次応募者選考試験: 10月28日(火)
第二次応募者選考試験: 3月31日(火)
・結果
第一次募集応募者:7名/仮合格者4名、第二次募集応募者:8名/仮合格者3名
5.研修内容・実施方法等の検討
(関係団体等との協議)
(財)文楽協会と、研修生の受け入れ、新規の募集、講師の依頼等について協議を行った。
【特記事項】
NHKテレビ番組「ふるさと一番!」(全国放送)の中で、文楽研修を中心とした内容が「文楽ただいま修行中」と題して紹介され、
大きな反響があり、研修修了発表会(1月27日)は700人を超える入場者となり、文楽研修生の対する関心の高さを示した。
3−(1)−⑤
《実
組踊(立方・地方)
績》
1.研修の実施(研修期間3年)
第2期生9名の1年目の研修を実施。
2.主な授業及び回数、主な講師
区分
授業内容
主な講師
回数
組踊実技
立方・地方
宮城能鳳、城間德太郎、照喜名朝一
312回
副実技
琉球舞踊・箏等
玉城節子、宮城文、新城清弘、比嘉聰、大湾清之
41回
基礎実技
発声訓練等
宮里京子、川畑三矢、幸地貞子、小波則夫
101回
講義研修
琉球方言基礎
波照間永吉
10回
鑑 賞 ・ 見 学 研 修 歌舞伎鑑賞等
28回
等
その他
研修発表会等
観世清和、島袋正雄
合
6回
計
498回
3.発表会(2回実施)
・第2期組踊研修生第1回発表会
10月9日(木)19:00∼20:00
発表演目:組踊「執心鐘入」
観客数
・第2期組踊研修生第2回発表会
250名
3月12日(木)19:00∼20:30
発表演目:組踊「二童敵討」
観客数
小劇場
大劇場
384名
箏曲独唱「立雲節」
、「よしやいなう節」
舞踊「かせかけ」、「上り口説」
4.募集・選考の状況
3年ごとの募集のため、20年度においては実施せず。
5.研修内容・実施方法等の検討
組踊講師会議を実施し(年6回実施)、技芸の発表会やカリキュラムの内容等について情報交換し、技芸の習得状況を踏まえた研修
の実施に努めた。第1期生の歌三線は、二流派(野村流・安冨祖流)を修得することが目標であったが、両派を研修することで却って
それぞれの歌唱法(節回し)が中途半端になっていると指摘があったため、第2期生より、組踊実技の歌三線において、研修生に二流
派のうち一派を選択させ、各派に分かれて研修を実施した。
第2期生の研修開始に伴い、研修生の力量によって、研修カリキュラムの調整が必要であると判断し、一部のカリキュラムを2年目に
変更した。
(関係団体等との協議)
第1期組踊研修修了に伴い、国立劇場おきなわの自主公演への出演と伝統組踊保存会の伝承者養成事業へ参加の協力を依頼した。
3−(1)−⑥
《実
既成者研修
績》
1.既成者研修発表会
(1) 歌舞伎俳優既成者研修発表会(実績2回・目標2回)
第14回稚魚の会・歌舞伎会合同公演
期間
日数・回数
会場
8/21(木) 26(火)
6日8回
本館小劇場
内容:
「菅原伝授手習鑑」吉田社頭車引の場(松本錦吾:監修・指導)、「釣女」(藤間勘祖:振付)
「番町皿屋敷」麹町山王下の場 番町青山家の場(中村梅玉:監修・指導 中村魁春:監修・指導)
「勢獅子」(藤間勘祖:振付)
開演時間:11:00/16:00(23・24日のみ)
入場料金:3,500円(学生2,450円)、障害者割引2割引
入場者数:4,035人(入場率96.6%)
第18回上方歌舞伎会
内容:
「本朝廿四孝」一幕二場
「仮名手本忠臣蔵」一幕
期間
日数・回数
会場
8/19(火) 20(水)
2日4回
文楽劇場
謙信館十種香の場、同
奥庭狐火の場(片岡我當・坂田藤十郎:指導)
祇園一力茶屋の場(片岡仁左衛門・片岡秀太郎:指導)
開演時間:11:00/16:00
入場料金:3,500円(学生2,500円)、障害者2割引
入場者数:2,061人(入場率76%)
項目別−47
(2) 歌舞伎音楽既成者研修発表会(実績1回・目標1回)
第10回音の会公演
期間
日数・回数
会場
8/9(土) 10(日)
2日2回
本館小劇場
内容:
「神田祭」、「御所桜堀川夜討」弁慶上使の場(市川團十郎:監修・指導
中村魁春:監修・指導)
「供奴」(藤間勘祖:振付)
開演時間:12:00
入場料金:2,000円(学生1,400円) 、障害者2割引
入場者数:995人(入場率95,3%)
(3) 能楽既成者研修発表会(実績3回・目標3回)
第18回能楽若手研究会:京都公演
内容:第一部
第二部
期間
日数・回数
会場
6/28(土)
1日2回
京都観世会館
舞囃子「高砂」「遊行柳」「玉鬘」、狂言「昆布売」、能「小鍛冶」
舞囃子「盛久」「頼政」「邯鄲」、狂言「盆山」、能「杜若」
開演時間:第一部
10:00 第二部
14:00
入場料金:3,000円(学生 1,500円)、障害者2割引
入場者数:599人(入場率63.2%)
第18回能楽若手研究会:大阪公演
内容:第一部
第二部
期間
日数・回数
会場
1/24(土)
1日2回
大槻能楽堂
期間
日数・回数
会場
2/7(土)
1日1回
能楽堂
能「養老」、狂言「子盗人」、能「花月」
能「百萬」、狂言「船渡聟」、能「天鼓」
開演時間:第一部
10:30 第二部
15:00
入場料金:3,000円(学生 1,500円)、障害者2割引
入場者数:803人(入場率80.0%)
第18回能楽若手研究会:東京公演
内容:能「二人静」、狂言「清水」、能「鵜飼」
開演時間:13:00
入場料金:正面3,000円・脇正面2,500円(学生1,800円)
・中正面2,000円(学生1,400円)、障害者2割引
入場者数:623人(入場率99.4%)
(4) 文楽既成者研修発表会(実績3回・目標3回)
第8回文楽若手会
期間
日数・回数
会場
6/21(土) 22(日)
2日2回
文楽劇場
内容:
「万才・鷺娘」、「日吉丸稚桜」駒木山城中の段、「生写朝顔話」宿屋の段、大井川の段
開演時間:13:00
入場料金:2,000円(学生1,400円)、障害者2割引
入場者数:1,072人(入場率73%)
関西元気文化圏共催、大阪文化祭参加
第4回義太夫節に親しむ会
期間
日数・回数
会場
8/27(水)
1日1回
文楽劇場
小ホール
内容:
「国性爺合戦」楼門の段(豊竹つばさ大夫、鶴澤清馗)
、
「恋娘昔八丈」鈴ヶ森の段(豊竹芳穂大夫、竹澤団吾)
開演時間:18:30
入場料金:1,000円(学生700円)、障害者2割引
入場者数:125人(入場率79%)
関西元気文化圏共催
第5回義太夫節に親しむ会
期間
日数・回数
会場
2/25(水)
1日1回
文楽劇場
小ホール
内容:
「加賀見山旧錦絵」又助女房身売りの段(豊竹希大夫、鶴澤清丈)
「本朝廿四孝」景勝下駄の段(豊竹靖大夫、鶴澤清志郎)
「絵
本太功記」尼が崎の段(竹本相子大夫、竹澤宗助)
開演時間:18:00
入場料金:1,000円(学生700円)、障害者2割引
入場者数:176人(入場率111%)
関西元気文化圏共催
2.能楽研究課程
能楽の既成者研修として開設した研究課程(研修修了生と能楽師子弟を対象とする)は4年目を迎え、研究生55名(新規8名、継続4
7名)が受講した(実施回数:425回)。本課程では、シテ方が副科(笛・小鼓・大鼓・太鼓)を受講するほか、三役は異流立会いによ
る交流を経験し、レパートリーを拡げた。
3−(1)−⑦
《実
実施に当たっての留意事項
績》
1.広報活動の充実
文楽では、人形浄瑠璃の伝承活動を活発に行っている学校等に赴き、募集の概要説明や日常の研修内容等を披露し、文楽技芸員養
成事業の広報・普及を図るため、文楽技芸員2名と第23期研修生3名が兵庫県立淡路三原高等学校を訪ね、実技研修の披露や文楽研修
生等と生徒との交流・意見交換を行った。
国立劇場おきなわでは、ホームページをリニューアルし、組踊研修の詳細及び最新情報を掲載することで、一般の関心を喚起する
ような内容に変更した。組踊研修の案内パンフレットを作成し配布することで養成研修事業の意義を広く周知した。また、発表会の
周知は新聞や無料広告を利用した。
項目別−48
2.文化普及活動等への参画
能楽堂では、小学校への「出前教室」として、足立区鹿浜第一小学校にて12月5日と11日に生徒(3年生)30名を対象に能楽囃子体
験教室を行った。また能楽普及・振興のため、ワークショップ「楽しもう!能の世界」を2月・3月に研修能舞台で実施した(2月12・
19・26日、3月5・12・19日)。内容は「謡体験」「楽器体験」「舞台鑑賞」で、講師には研修修了生を多数起用した。また、鹿児島県地
域振興局と連携し、県内では初めての能楽囃子教室「能楽の楽しみ」「能楽囃子入門」を実施した。(3月11∼13日)
国立劇場おきなわでは、文化庁「学校への芸術家等派遣事業」における沖縄県北谷町立北谷第2小学校での組踊ワークショップ(11
月10・12・21日)、沖縄県立糸満高等学校での芸術鑑賞会(12月9日)、沖縄県立博物館・美術館開館1周年博物館特別展のオープニン
グイベントでの組踊「二童敵討」上演(11月1日)を行った。
3.伝統芸能分野と現代舞台芸術分野の相互交流
幅広い分野で養成・研修事業を実施している振興会の特長を活かし、伝統芸能分野と現代舞台芸術分野の相互交流を行うべく、五
館合同特別講義を実施した。21年度以降も実施に向け検討する。
講師:観世清和(能楽シテ方観世流宗家)
講義内容:
「良き舞台人となるために・能のこころ」
研修生参加者57名:本館研修生15名(歌舞伎俳優8名
能楽研修生4名
文楽研修生3名
長唄3名
鳴物3名
太神楽1名)
組踊研修生9名
新国立劇場研修生26名(オペラ5名
バレエ6名
演劇15名)
4.委員会における検討等
養成事業委員会を3月24日(火)に開催し、20年度の養成実施状況、21年度事業実施計画、募集方法等について検討を行った。
5.公演制作者・舞台技術者等の研修の受入れ等
国立劇場おきなわでは、沖縄の伝統的な扮装の技術を学ぶため、国立劇場の公演にも関わっている歌舞伎床山が組踊研修の化粧の
授業(2月3日)を見学した。歌舞伎と組踊の化粧の違いなど、お互いに学ぶ所があり良い刺激となった。
研修の実施状
況(歌舞伎俳
優・音楽伝承
中期目標期間目標値:24名以上
実績:13名
中期目標期間目標値:4名以上
実績:1名
中期目標期間目標値:5名以上
実績:4名
中期目標期間目標値:6名以上
実績:3名
中期目標期間目標値:9名以上
実績:9名
中期目標期間目標値:年間平均2回以上
実績:2回
中期目標期間目標値:年間平均1回以上
実績:1回
中期目標期間目標値:年間平均3回以上
実績:3回
中期目標期間目標値:年間平均3回以上
実績:3回
者養成)
【参考指標】
研修の実施状
況(大衆芸能
伝承者養成)
【参考指標】
研修の実施状
況(能楽伝承
者養成)
【参考指標】
研修の実施状
況(文楽伝承
者養成)
【参考指標】
研修の実施状
況(組踊伝承
者養成)
【参考指標】
研修の実施状
況(歌舞伎俳
優既成者研修
発表会)
【参考指標】
研修の実施状
況(歌舞伎音
楽既成者研修
発表会)
【参考指標】
研修の実施状
況(能楽既成
者研修発表会)
【参考指標】
研修の実施状
況(文楽既成
者研修発表会)
【参考指標】
項目別−49
(2) 現代舞台芸術の実演家その他の関係者 (2) 現代舞台芸術の実演家その他の関係者の研
の研修
高い技術と豊かな芸術性を備えた実演家等
修
《実
ア
以下のとおり研修を実施する。
を育成するため、実演家等の研修を次のとお
①オペラ研修(研修期間:3年)
り実施する。
・第9期生(5名)の3年目の研修を行い、修
ア
3−(2)現代舞台芸術の実演家等の研修
オペラ研修及びバレエ研修については、
了を予定。
A
績》
1.研修の実施
ることは評価できる。
(1) 養成研修の実施
・バレエ研修所の15∼16才の予科生の研修をスタートさせたことは、
区分
オペラ
年度計画
研修実績
うち修了者
9期
5名
5名
5名
修了者累計
5名
5名
5名
―
を育成することを目標とし、演劇研修に
・第11期生(5名)の1年目の研修を行う。
11期
5名
5名
―
ついては、確かな演技力等を備えた次代
・第12期生(5名程度)の募集を行う。
4期
6名
6名
6名
の演劇を担う実演家を育成することを目
・研修発表会等(3回実施)
5期
6名
6名
―
2期
14名
14名
14名
3期
15名
14名
―
・研修人数に大差がある場合をのぞいて、一人当たりの費用や内容が
4期
15名
15名
―
分野によって差異が生じないよう是正をすることが望まれる。
a. オペラ研修所研修公演(新国立劇場中劇場)
バレエ
演
劇
3月12日∼15日、4回
b. 試演会2回
以下の人数の研修修了を目途とした研修
・7月リサイタル:新国立劇場小劇場、7月2
※
を実施する。
6日∼27日、2回
(2) 研修発表会等
人材を養成しつつあることを評価する。
6名
14名
・11月リサイタル:新国立劇場小劇場、11
オペラ:3回(3月研修公演、7月試演会、11月試演会)、その他6回(三重大学レクチャーコンサートほか)
月22日∼23日、2回
バレエ:2回(2月研修公演、第4期生・第5期生合同発表会)
③
演劇研修:75人程度(研修期間3年間)
②バレエ研修(研修期間:2年)
演
イ
実施に際しては、対象とする分野、人
・第4期生(6名)の2年目の研修を行い、修
ほか)
了を予定。
(3) 募集
家の意見等を踏まえ、計画的・系統的に
・第5期生(6名)の1年目の研修を行う。
オペラ第12期生(研修期間3年間):5名合格(86名中)
行うとともに、成果の検証とその結果に
・第6期生(6名程度)の募集を行う。
バレエ第6期生(研修期間2年間):6名合格(47名中)
基づき、研修分野・規模について不断の
・研修発表会等(2回実施)
演劇第5期生(研修期間3年間):15名合格(267名中)
喚起するため、広報活動を充実する。
研修生等が実演経験を積む機会の充実
b. 2月研修公演:新国立劇場中劇場、2月22
日、1回
劇場外における様々な文化普及活動への
修了を予定。
参画に努める。
・第3期生(15名)の2年目の研修を行う。
幅広い分野で養成・研修事業を実施し
3.実施に当たっての留意事項
(1) 広報活動の充実
研修修了生の活動状況を随時把握し、ホームページ等を通じて成果を公表し、研修事業の意義を広く周知した。
(2) 文化普及活動等への参画
オペラ研修生が、リサイタル、ロビーコンサートを実施する他三重大学講堂大ホール、イタリア文化会館、京都府立府民ホール
オペラコンサート等に出演。
・第4期生(15名)の1年目の研修を行う。
ている振興会の特長を活かし、伝統芸能
・第5期生(15名程度)の募集を行う。
分野と現代舞台芸術分野の相互交流につ
・研修発表会等(3回実施)
a. 演劇研修所修了公演(新国立劇場小劇場)
外部評価、研修実施方法等について、
2月27日∼3月2日、4回
演劇研修生が、朗読劇「少年口伝隊一九四五」茨城県水戸市公演・山形県山形市公演等に出演。
(3) 伝統芸能分野と現代舞台芸術分野の相互交流
五館(国立劇場・国立能楽堂・国立文楽劇場・国立劇場おきなわ・新国立劇場)合同特別講義(12/17
・第2期生試演会①:国立オリンピック記念
の統一的実施などメニューや研修実施方
青少年総合センター、6月3日∼5日、3回
法等の改善を図るとともに、事業全体の
・第2期生試演会②:新国立劇場小劇場、8
経費の効率性の向上に努める。また、研
月29日∼31日、4回
修修了生の動向把握により、成果の検証
イ
21年度の募集等に向けて、対象とする分
を行う。
野、人数等について、関係団体等の要望、専
国の文化振興施策との連携に留意しつ
門家の意見等を踏まえ、成果の検証とその結
つ、国立劇場、新国立劇場等の人材や施
果に基づき、研修分野・規模について見直し
設を活用し、公演制作者や舞台技術者等
を行う。
(3) 実施に当たっての留意事項
ア
(4) 委員会における検討等
各部門の専門委員を対象に各部門の研修所の見学会を実施し、各研修についての意見を聴取した。
(5) 公演制作者・舞台技術者等の研修の受入れ等
韓国からの舞台関係者の研修の受け入れを行った。
3−(2)−①
《実
オペラ研修
績》
1.研修の実施
第9期生(5名、3年目)、第10期生(5名、2年目)、第11期生(5名、1年目)の研修を実施し、第9期生5名が修了した。
2.主な授業及び回数、主な講師
区分
第9期
広報活動の充実
実
授業内容
技
オペラ実習
計871回
養成研修事業についての国民の関心を喚起す
座
イ
計238回
文化普及活動等への参画
学
研修生等が実演経験を積む機会の充実を図る
主な講師
ブライアン・マスダ、マルチェッラ・レアーレ、ジェローム・カルタ
講義
語学
飯塚励生、花柳千代、橋本佳子
43回
アルベルト・クピード、浜田理恵、ルチオ・ガッロ、海老澤敏、岡田
50回
アテネフランセ、イタリア文化会館、東京外国語センター等派遣
188回
講師
る様々な文化普及活動への参画に努める。
その他
a. 養成研修の一環として、能楽研修生及び研
舞台実習
計21回
7月・11月シーンズリサイタル、3月研修所公演、国立新美術館コ
修修了生が、実演経験を積むとともに、能楽
舞台鑑賞
入門者から参加者を募り、試演も兼ねた連続
見学
3回
カルメル会修道院
合
第10期
実
技
オペラ実習
計954回
b. オペラ研修、バレエ研修、演劇研修につい
て、研修生による発表会等を全国で実施する
座
学
ように努める。
計205回
伝統芸能分野と現代舞台芸術分野の相互交
17回
ンサート、イタリア文化会館コンサートほか
ワークショップ「楽しもう能と狂言体験コー
ウ
828回
多恵子ほか
ため、児童・生徒等の体験学習や劇場外におけ
実施する。
回数
ンバックほか
身体表現
るため、広報活動を充実する。
ナー(仮称)」(能楽堂研修能舞台、6回)を
能楽シテ方観世流宗家観
世清和による「能のこころ」の講演)を開催し、終了後、研修生間の相互交流の場を設けた。
b. 試演会2回
て検討し、その結果を踏まえ、共通科目
の実地研修等の受入れ、協力に努める。
研修所長及び講師ほか専門家と協議し、研修方法の改善を図った。
③演劇研修(研修期間:3年)
・第2期生(14名)の3年目の研修を行い、
外部の有識者等を含めた委員会等におい
2.研修分野・規模についての見直し
日、1回
を図るため、児童・生徒等の体験学習や
いて検討・実施する。
オ
劇:4回(2期生修了公演、6月2期生試演会、「罪人たちのクリスマス」、8月2期生試演会)、その他6回(
「少年口伝隊一九四五」
数等について、関係団体等の要望、専門
養成研修事業についての国民の関心を
が期待される。
ていくことが望まれる。
オペラ研修:25人程度(研修期間3年間)
(3) 実施に当たっての留意事項
75名程度
・国費で実施する必要性を明確にし、費用対効果を国民に明らかにし
バレエ研修:30人程度(研修期間2年間)
a. 9月研修公演:新国立劇場中劇場、9月14
【より良い事業とするための意見】
「修了者累計」は第2期中期計画期間中の修了者の累計。
①
見直しを行う。
30名程度
・実演家だけではなく、演出や振付家などにも研修制度を広げること
②
エ
・現代演劇の養成研修はスタートしたばかりにもかかわらず、有為な
10期
リキュラムにより、中期目標の期間中に
ウ
優秀な若年の人材を確保する試みとして評価できる。
・第10期生(5名)の2年目の研修を行う。
門家等を講師として実践的・体系的なカ
イ
中期計画
25名程度
国際的な活躍が期待できる水準の実演家
標として、第一線で活躍する各分野の専
ア
A ・オペラ、バレエ、演劇の実演家の研修の成果が徐々に現れ始めてい
計
ブライアン・マスダ、マルチェッラ・レアーレ、ジェローム・カルタ
1回
1,130回
902回
ンバックほか
身体表現
飯塚励生、花柳千代、橋本佳子
52回
講義
アルベルト・クピード、浜田理恵、ルチオ・ガッロ、海老澤敏、岡田
45回
多恵子ほか
語学
アテネフランセ、イタリア文化会館、東京外国語センター等派遣
流幅広い分野で養成・研修事業を実施してい
160回
講師
る振興会の特長を活かし、伝統芸能分野と現
その他
代舞台芸術分野の相互交流について検討す
計18回
舞台実習
7月・11月シーンズリサイタル、3月研修所公演、国立新美術館コ
ンサート、イタリア文化会館コンサートほか
項目別−50
13回
る。
エ
舞台鑑賞
委員会における検討等
4回
見学
カルメル会修道院
外部専門家による委員会等において、メニュー
や研修の実施方法等の検討を行うとともに、その
合
第11期
実
結果を踏まえ、共通科目の統一的実施などメニュ
技
了生の動向把握により、成果の検証等を行う。
座
オ
計207回
公演制作者・舞台技術者等の研修の受入れ
学
等
計
1,177回
オペラ実習
ブライアン・マスダ、マルチェッラ・レアーレ、ジェローム・カルタ
身体表現
飯塚励生、花柳千代、橋本佳子
50回
講義
アルベルト・クピード、浜田理恵、ルチオ・ガッロ、海老澤敏、岡田
48回
計951回
ーや研修実施方法等の改善を図る。また、研修修
1回
901回
ンバックほか
多恵子ほか
語学
アテネフランセ、イタリア文化会館、東京外国語センター等派遣
国の文化振興施策との連携に留意しつつ、国
159回
講師
立劇場、新国立劇場等の人材や施設を活用し、
その他
公演制作者や舞台技術者等の実地研修等の受入
計17回
れ、協力に努める。
舞台実習
7月・11月シーンズリサイタル、3月研修所公演、国立新美術館コ
11回
ンサート、イタリア文化会館コンサートほか
舞台実習
4回
見学
カルメル会修道院
合
2回
計
1,175回
3.発表会等
(1)研修公演・公開レッスン
① 7月シーンズリサイタル(試演会)(7月26日・27日、2回、小劇場)
② 11月シーンズリサイタル(試演会)(11月22日・23日、2回、小劇場)
③ 研修公演「カルメル会修道女の対話」(3月12日∼15日、4回、中劇場)
(2)その他出演等
① 三重大学レクチャーコンサート(9月20日、1回、三重大学講堂大ホール)
② イタリア文化会館コンサート(10月24日、1回、アニェリホール)
③ 笹川日仏財団レクチャーコンサート(12月17日、1回、 日本財団ビル
④ クリスマスオペラ
バウ・ルーム)
コンサート(12月19日、1回、国立新美術館1階エントランス)
⑤ スプリング・オペラコンサート・in
京都(3月18日、1回、京都府立府民ホールアルティ)
⑥ 新宿パークタワーアトリウムコンサート(3月30日、2回、新宿パークタワーアトリウム)
4.募集・選考の状況
大学院声楽専攻修了程度の実力を有する者で、入所時年齢が女性32歳以下、男性35歳以下の者を対象に、第12期生の募集を行った。
応募総数86名、1月10日から14日まで、3次にわたる選考を経て、5名(ソプラノ2名、メゾソプラノ2名、バリトン1名)が合格した。
5.研修内容・実施方法等の検討
以下のような改善方針のもとに、研修方法の一層の充実を図っている。
・
研修生一人一人の声種を重視し、専門講師陣による充分な検討を経て、一人一人が修得すべきレパートリーを選定する。
・
個人レッスンに加え、学年枠を取り払ったアンサンブル・レッスンや集団での創作活動にも充分に配慮したプログラムを組む。
・
オペラに必須の伊・独・英語を軸とした語学、及び演技基礎の充実を図る。
・
海外から経験豊富な講師陣を招聘し、多角的かつ集中的に指導を行う。
・
特任・準特任講師、ヘッドコーチ等を設置し、随時講師陣によるミーティングを行い、個々のレッスンの繋がりを作るととも
に、日常的・恒常的に研修状況をチェックし研修内容に反映させる。同時に、研修生の身体的チェックや、精神面も含めた相談
にあたる。
3−(2)−②
《実
バレエ研修
績》
1.研修の実施
第4期生(6名、2年目)、第5期生(6名、1年目)の研修を実施し、第4期生6名が修了した。
2.主な授業及び回数、主な講師
区分
第4期
実
授業内容
技
計651回
クラシカル・バレエ
学
岸辺光代、坂西麻美、鈴木和子、佐藤勇次、豊川美惠子
515回
77回
・カンダ
身体表現
橋本佳子、三輪えり花
59回
講義
薄井憲二、福田一雄、安田善彦、新谷佳冬、中西麻澄、舘
56回
計78回
山拓人、石川裕子、大原永子
語学
ブリティッシュ・カウンシル
22回
その他
舞台実習
発表会、バレエ団公演、リハーサル
69回
計77回
舞台鑑賞
小島章司フラメンコ公演、国立劇場歌舞伎公演
見学
国立西洋美術館
合
第5期
回数
キャラクテル、コンテン ゲンナーディ・イリイン、木賀真佐子、小島章司、アキコ
ポラリー・ダンス
座
主な講師
実
技
計638回
クラシカル
学
4回
4回
計
806回
岸辺光代、坂西麻美、鈴木和子、佐藤勇次、豊川美惠子
キャラクテル、コンテン ゲンナーディ・イリイン、木賀真佐子、小島章司、アキコ
ポラリー・ダンス
座
ほか
492回
92回
・カンダ
身体表現
橋本佳子、三輪えり花
54回
講義
薄井憲二、福田一雄、安田善彦、新谷佳冬、中西麻澄、舘
60回
計86回
山拓人、石川裕子、大原永子
語学
ブリティッシュ・カウンシル
26回
その他
舞台実習
発表会、バレエ団公演、リハーサル
54回
計65回
舞台鑑賞
小島章司フラメンコ公演、国立劇場歌舞伎公演
見学
国立西洋美術館
項目別−51
ほか
6回
5回
合
計
789回
3.発表会等
①
第4期生・第5期生合同発表会(9月14日、1回、中劇場)
②
「エトワールへの道程」新国立劇場バレエ研修所の成果(2月21日・22日、2回、中劇場)
③
第4期生自作自演発表会(9月26日、芸能花伝舎)
④
舞台実習(主催公演への出演)
「ラ・バヤデール」(5月18、20、21、24、25日、5回、オペラパレス)
「白鳥の湖」(6月24∼29日
6回
オペラパレス)
「ニューイヤー・オペラパレス・ガラ」(1月5、6日、2回、オペラパレス)
4.募集・選考の状況
バレエ研修第6期生6名の募集に対し47名(内男性4名)の応募があった。書類選考、3次に亘る実技及び面接の結果、男性3名、
女性3名が合格した。
予科生の募集に対し 30名(内男性3名)の応募があった。書類選考、3次に亘る実技及び面接の結果、男性1名、女性5名が合格
した。
5.研修内容・実施方法等の検討
コンテンポラリー・ダンスの講師を、引き続き通年講師として委嘱した。
研修所に通いながら高校卒業の資格を取るためのシステムの導入に努めた。科学技術学園高校(通信制)の「新国立劇場バレエ
研修所
高等学校科目単位認定制度」やインターネット受講の説明会を行い、17歳の入所者の便宜を図った。
【特記事項】
今年度は、現研修生より若年の予科生を試行的に募集した。これにより21年4月から、バレエ研修所の4期生、5期生と同時に予科
生が研修を行う体制となった。
3−(2)−③
《実
演劇研修
績》
1.研修の実施
第2期生(14名、3年目)、第3期生(14名、2年目)、第4期生(15名、1年目)の研修を実施し、第2期生14名が修了した。
2.主な授業及び回数、主な講師
区分
第2期
実
授業内容
技
演劇実習
主な講師
試演会①、試演会②、「少年口伝隊一九四五」、「罪人たちのクリスマス」、
計762回
実
技
762回
文化庁育成公演「珊瑚囁」
合
第3期
回数
身体と演技
計1,397回 声と演技
計
山中ゆうり、木村早智
762回
68回
池内美奈子
170回
即興・演技実技 鍬田かおる、渥美博、ローナ・マーシャル、柚木佑美
シーンスタディ 木場勝己、高泉淳子、「オープンラヂオドラマ」、宮田慶子、松本裕子
116回
487.5回
日本舞踊
花柳千代、花柳太郎
53回
歌唱と演技
伊藤和美、深沢桂子
112回
バレエ・ダンス 前田清美、平松み紀
56回
朗読
鵜山仁、鴨下信一、岡本光幸、大杉良
86回
和楽器
杵屋勝芳壽、仙波清彦
38回
ボディ・
橋本佳子
10回
コンデショニン
グ
その他
試演会補助、CM協力、リーディング協力
学
演劇について
村井健、大笹吉雄
24回
計52回
戯曲について
吉田美枝、河合祥一郎
16回
俳優について
樋田慶子
4回
( そ の 他 ) マ ナ 舘山拓人
8回
座
200.5回
ー等
その他
観劇と
23回
計55回
ディスカッショ
ン
金曜サロン
鵜山仁、瀬川芳一、芹川武己、ボリス・リュビーモフ
オリエンテーシ
13回
14回
ョン
見学
5回
合
第4期
実
技
身体と演技
計1,093回 声と演技
計
山中ゆうり、木村早智
池内美奈子
1,504回
72回
226回
即興・演技実技 鍬田かおる、渥美博、ローナ・マーシャル、柚木佑美
290回
シーンスタディ 山崎清介、西川信廣
112回
日本舞踊
花柳千代、花柳太郎
53回
歌唱と演技
伊藤和美
46回
バレエ・ダンス 河野有紀子、若生祥文
朗読
今井朋彦、岡本光幸、大杉良
和楽器
仙波清彦、杵屋勝芳壽
項目別−52
107回
53.5回
19回
ボディ・
橋本佳子
16回
コンデショニン
グ
その他
座
試演会補助、リーディング補助
98.5回
学
演劇について
村井健
29回
計90回
戯曲について
河合祥一郎、吉田美枝
33回
俳優について
樋田慶子
12回
( そ の 他 ) マ ナ 舘山拓人
16回
ー等
その他
観劇と
32回
計142.5回 ディスカッショ
ン
金曜サロン
栗山民也、西川 信廣、鵜山仁、瀬川芳一、芹沢武己、ボリス・リュビー
20回
モフ、佐伯隆幸、観世清和
オリエンテーシ
81.5回
ョン
見学
9回
合
計
1325.5回
3.発表会等
(1)研修講演・公開レッスン
①研修所公演・試演会①「岸田國士の世界∼四つの短編集∼」(6月4日∼5日、3回、国立オリンピック記念青少年総合センター・
小ホール)
②研修所公演・試演会②「テネシー・ウィリアムズの世界」(8月29日∼31日、4回、小劇場)
③2期生稽古場公演「罪人たちのクリスマス」(10月31日、4回、新国立劇場合唱リハーサル室)
④「珊瑚囁」新国立劇場演劇研修所の成果(2月28日∼3月2日、4回、小劇場)
(2)その他出演等
①第2期生
朗読劇「少年口伝隊一九四五」(9月16日、2回、小劇場)
朗読劇「少年口伝隊一九四五」茨城県水戸市公演(9月21日、1回、水戸芸術館ACM劇場)
朗読劇「少年口伝隊一九四五」山形県山形市公演(9月23日、1回、シベールアリーナ)
オーディションを経てCMに出演(一部)
②第3期生
リーディングの会「夜と旅の果てに−聖女とバス−」(7月18・19日、2回、新国立劇場Cリハーサル室)
舞台美術センター企画イベント「オープンラヂオドラマ」
(11月6日、1回、同センター美術工作棟)
シリーズ同時代番外連続リーディングvol.1「アテンプツ・オン・ハー・ライフ」(3 月18・20・21日、3回、小劇場)
オーディションを経てCMに出演
4.募集・選考の状況
3次にわたる実技試験を行い、次年度に入所する第5期生15名の選考を行った。
募集要項・願書請求者が380名あり、うち出願したものは267名であった。受験料(5,000円)を徴収した。
2月11日(水)∼15日(日)まで3次にわたる選考を経て、15名(男性7名、女性8名)が合格した。
受験を検討している者に演劇研修所に対する不安や疑問に応えるべく、研修所において秋に研修所のカリキュラムなどに関する説
明会を開催し、80名弱の参加があった。
5.研修内容・実施方法等の検討
広く専門家の意見を傾聴するために、演劇研修所スタジオ・サポート委員会(委員5名;井上ひさし、大笹吉雄、河合祥一郎、服部
基、宮田慶子)を組織し、栗山民也所長、西川信廣副所長らとともに委員会を1回開催し、研修所の運営・方向性について議論を行
った。
6.その他
「現役の俳優のためのリフレッシュコース」の共催
(社)日本芸能実演家団体協議会(芸団協)の主催に協力して、演劇研修所のカリキュラムを発展させた形で、現役の舞台俳優のため
の短期集中トレーニングを行った(7月7日∼18日、芸能花伝舎創造スペース)
。
また、昨年に引き続き2日間のお試しコースを実施した(3月9日∼10日、芸能花伝舎創造スペース)。
3−(2)−④
《実
実施に当たっての留意事項
績》
1.広報活動の充実
研修修了生の活動状況を定期的に把握し、ホームページ等を通じて成果を公表し、研修事業の意義を広く周知することに努めて
いる。
オペラ研修では、リサイタル、ロビーコンサートを実施するほか、三重大学講堂大ホール、イタリア文化会館、京都府立府民ホ
ールオペラコンサート等に出演する機会を得、オペラ研修所の存在と実力を広く世間に知らしめることが出来た。
演劇研修では、昨年度上演に協力した朗読劇「少年口伝隊一九四五」の成果が認められ、作者井上ひさしが加筆修正を加え完全
版として再演し、水戸と山形でも公演を行うことができた。この成果を受けて、今後も積極的に全国展開を財団としても検討する
ことになった。
演劇研修所そのものへの期待や研修生が実力をつけているという評価と、研修生自らのアウトリーチ活動が結びついた形で、オ
ーディションを経て2期生の一部と3期生がCMに出演することができた。
2.文化普及活動等への参画
オペラ研修生が、リサイタル、ロビーコンサートを実施する他、三重大学講堂大ホール、イタリア文化会館、京都府立府民ホー
ルオペラコンサート等に出演。
項目別−53
演劇研修生が、朗読劇「少年口伝隊一九四五」茨城県水戸市公演・山形県山形市公演等に出演。
3.伝統芸能分野と現代舞台芸術分野の相互交流
五館(国立劇場・国立能楽堂・国立文楽劇場・国立劇場おきなわ・新国立劇場の研修生57名)合同特別講義(12月17日 能楽観世流
宗家・観世清和による「能のこころ」の講演)を開催し、終了後、研修生間の相互交流の場を設けた。現代舞台芸術の研修生は26名(オ
ペラ5名、バレエ6名、演劇15名)が参加した。
4.委員会における検討等
各部門の専門委員を対象に各部門の研修所の見学会をそれぞれ実施し、各研修についての意見を聴取した。
5.公演制作者・舞台技術者等の研修の受入れ等
韓国からの舞台関係者の研修の受け入れを行った。
研修の実施状
況(オペラ研
中期目標期間目標値:25名以上
実績:15名
中期目標期間目標値:30名以上
実績:12名
中期目標期間目標値:75名以上
実績:43名
修)
【参考指標】
研修の実施状
況(バレエ研
修)
【参考指標】
研修の実施状
況(演劇家修)
【参考指標】
項目別−54
4 伝統芸能及び現代舞台芸術に関する調査研究の実施並びに資料の収集及び活用
伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演の充実等に資するとともに、その理解の促進を図るため、調査研究を実施すること。
また、その成果を研究者や国民一般に提供するとともに、計画的な資料収集を行うこと。なお、事業の実施にあたっては次に掲げる事項に留意すること。
(1)調査研究については所期の目的を達成したものから見直しを行い、振興会ならではの特性のあるものに重点化
を図ること。
(2)成果については、インターネットなど多様な媒体を用いて公開すること。
(3)公演の映像記録については、必要な著作権等の処理を行った上で、劇場上映や映像記録の販売等を行うなど有
効に活用すること。
(4)一般公開施設については、利用者の利便性の向上と広報活動の強化を図ること。
なお、資料展示室の来場者数については、前中期目標期間の実績以上とすること。
(5)伝統芸能及び現代舞台芸術に関する公開の講座、公演記録映像の鑑賞会等を実施し、参加者数については前中
期目標期間の実績以上とすること。
(6)一般利用者等の意見・要望等を聴取するとともに、外部の専門家等の意見を踏まえ、事業の充実に反映させる
こと。
4 伝統芸能及び現代舞台芸術に関する調 4 伝統芸能及び現代舞台芸術に関する調査研究 伝 統 芸 能 の 調 4−(1)−① 伝統芸能の調査研究
査研究の実施並びに資料の収集及び活用
の実施並びに資料の収集及び活用
査研究
《実
績》
伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演
中期計画に基づき、次のとおり調査研究並び 【定性的に評価】 (1) 上演資料集の刊行
等の充実に資するとともに、その成果を
に資料の収集及び活用を実施し、成果を研究者
<方針>
研究者や国民一般に提供し伝統芸能及び
や国民一般に提供して理解の促進を図るととも
自主公演の上演にあたり、過去の上演情報、演技・演出等の情報を調査し、出演者及び公演スタッフの参考に供し、あわせて
現代舞台芸術の理解の促進を図るため、
に、外部専門家等との連携を図る。
一般の鑑賞、研究の一助とするため、上演資料集を刊行する。上演資料集を通して、沖縄の伝統芸能に関する論文、資料等を可
次のとおり伝統芸能及び現代舞台芸術に
(1) 伝統芸能に関する調査研究の実施並びに
能な限り幅広く網羅する。
関する調査研究、の実施並びに資料の収
資料の収集及び活用
国立劇場本館においては、歌舞伎公演・歌舞伎鑑賞教室公演(目標7冊)、文楽公演・文楽鑑賞教室公演(目標5冊)に際し刊
集及び活用を行う図る。
ア 公演の実施に当たり、過去の公演記録、
行し、他の分野についても必要に応じて刊行する。
実施に当たっては、所期の目的を達成
演出等を調査した上演資料集を、演目内
<実績>
したものから見直しを行い、振興会なら
容に応じておおむね以下のとおり作成し、
①刊行実績
ではの特性あるものに重点化を図る観点
上演内容への理解促進等に活用する。
区 分
内容
から計画的に実施するとともに、成果に
・歌舞伎7冊
歌舞伎
6月鑑賞教室「神霊矢口渡」(No.512)
ついてインターネットでの公開など多様
・文楽5冊
刊行7冊
7月鑑賞教室「義経千本桜」(No.513)
な方法を用いて広く一般に普及を図る。
・組踊等沖縄伝統芸能3冊
(計画7冊)
10月公演「大老」(No.515)
また、一般利用者等の意見・要望等を聴
イ 日本各地の歌舞伎を主とした演劇興行
12月公演「通し狂言 遠山桜天保日記」(No.516)
取するとともに、外部専門家等の意見を
に関する記録の調査研究を以下のとおり
1月公演「歌舞伎十八番の内 象引 十返りの松 誧競艶仲町」(No.519)
踏まえ、事業の充実に反映させる。
行い、再演等に活用する。
上演資料集別冊付録「誧競艶仲町(未翻刻戯曲集15)」
(1) 伝統芸能に関する調査研究の実施並び
・「近代歌舞伎年表」名古屋篇第三巻の刊
3月公演「通し狂言 新皿屋舗月雨暈」(No.521)
に資料の収集及び活用
行及び第四巻(平成21年度刊行予定)の
文楽
5月公演「鎌倉三代記 増補大江山 心中宵庚申 狐と笛吹き」(No.511)
ア 上演の途絶えた演目又は場面などの
刊行準備
刊行5冊
9月公演「近頃河原の達引 本朝廿四孝 奥州安達原」(No.514)
台本研究等を実施するとともに、自主
・「近代歌舞伎年表」に関する劇界記事10
(計画5冊)
12月鑑賞教室「二人三番叟 菅原伝授手習鑑」(No.517)
公演の実施に際し、上演・演目・台本
0件程度の原稿化、興行カード600件程度
12月公演「源平布引滝」(No.518)
・場面・演出・演技等に関する過去の
の作成
2月公演「鑓の権三重帷子 敵討襤褸錦 女殺油地獄」(No.520)
記録等を調査した上演資料集を作成し、
・昭和以降に上演された文楽の年表(義
組踊
4月定期公演 組踊「大城崩」(No.15)
上演内容への理解促進等に活用する。
太夫年表・昭和篇)の刊行準備
刊行3冊
7月定期公演 組踊「姉妹敵討」(No.16)
イ 近代における日本各地の歌舞伎を主
ウ 伝統芸能に関する古文献等について調
(計画3冊)
10月定期公演 組踊「二山和睦之巻」(No.17)
とした演劇興行に関する記録を調査し、
査研究を行い、以下のとおり復刻・刊行
「近代歌舞伎年表」を作成し、再演等
等を行い、公演の充実等に活用する。
②配付実績
に活用する。また、昭和以降に上演さ
・「系統別歌舞伎戯曲解題」第1巻の刊行
(1) 歌舞伎・文楽
出演者及び公演スタッフ:各150件、研究者等:90件、研究機関等:60件
れた文楽の年表の刊行に向けた準備を
及び第2巻(平成21年度刊行予定)の刊行
11月歌舞伎公演「江戸宵闇妖鉤爪」については新作であったため上演資料集は作成しなかった。
行う。
準備
(2) 組踊
出演者及び公演スタッフ:各69件、研究者等:12件、研究機関等:63件
ウ 国立劇場で上演する伝統芸能に関し、
・「日本の伝統芸能講座 舞踊・演劇」の
③外部専門家等の意見及びアンケート調査
古文献の復刻、意識及び実態に関する
刊行
(1) 外部専門家等の意見
調査統計資料の作成等を実施し、公演
・
「国立能楽堂調査研究3」の刊行
入手し難い資料が掲載されており、刊行を継続する意義がある。
の充実等に活用する。また、伝統芸能
・
「文楽の衣裳」の刊行
(2) アンケート調査
への理解の促進に資するための書籍等
・義太夫節SPレコードの目録作成
刊行物発送時にアンケート用紙を添付して調査を行った。
を刊行する。
エ 御冠船の時代から現代にいたるまでの
(No.519)
回答者数69人(配布数147人、回収率46.9%)
エ 組踊等沖縄伝統芸能に関し、「沖縄芸
沖縄伝統芸能の上演等の記録を調査整理
98.6%の回答者から概ね満足との回答を得た(68人)。
能史年表」を作成し、再演等に活用す
し、「沖縄芸能史年表」第5集を作成し、
(No.520)
回答者数57人(配布数145人、回収率39.3%)
る。
再演等に活用する。
98.2%の回答者から概ね満足との回答を得た(56人)。
オ 伝統芸能関係図書、歌舞伎錦絵等博
オ 伝統芸能に関する図書及び資料等につ
(No.15 17)回答者数17人。全員が概ね満足と答えた。
物資料、主催公演の上演情報等の収集
いて、各館の収集方針の下、適宜適切に
及び分類整理を行い、閲覧に供する。
収集、分類整理し、閲覧に供する。図書
(2) 「近代歌舞伎年表」「義太夫年表」の刊行
また、収集した図書及び資料等によ
については、一般の利用を促進させるた
<方針>
り、芸能資料に関する目録・図録等の
め、引き続き開架図書を充実する。
日本各地の歌舞伎を中心とした演劇興行に関する年表を作成する。20年度は、
「名古屋篇」第三巻の刊行及び第四巻の刊行準
作成、他の博物館施設等への貸与等を
また、収集した資料等を活用し、以下の
備のための作業と、基礎的な調査である劇界記事100件程度、興行カード600件程度をそれぞれ作成する。
「義太夫年表」につい
行う。
とおり刊行等を行うとともに、博物館施設
ては、「義太夫年表 昭和篇」(仮題)を24年度での刊行終了を目指しての準備を行う。
カ デジタル技術により、収集した資料
等の求めに応じ、収集した資料を貸与し、
<実績>
のデータベース化や収集した資料等を
伝統芸能に対する理解の促進に努める。
1.刊
行:
「近代歌舞伎年表 名古屋篇」第三巻(21年3月)
活用したデジタルコンテンツの充実な
① 各館の収集方針
刊行準備:
「近代歌舞伎年表 名古屋篇」第四巻 資料の追加収集、データ整理、原稿作成の一部を行った。
ど、文化デジタルライブラリー等の整
a. 本館・演芸資料館
調査作業:
「名古屋篇」劇界記事の作成:117件(目標100件)
項目別−55
A
S
A ・収集資料の活用・刊行、文化デジタルライブラリー等の整備と公開
は計画どおりに実施されており評価できる。
・上演資料集や「近代歌舞伎年表」の作成及び古文献調査などが着実
に遂行され、上演資料・所蔵資料のデータベース化やインターネット
を通しての公開も着実に充実している点で高く評価できる。
・伝統芸能情報館をはじめ、各劇場で行われている展示は、充実した
企画内容である点など高く評価できる。
・文楽公演のDVD化が実現したことは、伝統芸能上演記録を国民に
広く活用してもらうための最初の成果であり、伝統芸能公開への寄与、
伝統芸能に対する一般国民の理解増進への貢献において非常に高く評
価できる。
【より良い事業とするための意見】
・展示公開について、個別に入場者数の目標値を設定し、展示公開の
成果を把握することが望まれる。
・蓄積したデジタルコンテンツをDVD化して頒布する努力を継続す
ることにより、更なる普及が期待できる。
備を行い、インターネットにより公開
する。
伝統芸能全般の基本的な新旧の図書、雑誌、
調査作業:
「名古屋篇」原稿作成のための興行カード作成:702件(目標600件)
「義太夫年表 昭和篇」(仮題)の刊行準備として、関係資料の整理を進めるとともに、プログラム等の上演資料のテキストデー
収集した資料等を各劇場施設の目的
伎と大衆芸能に関する新旧の一般書、基本的
タ化を509件、公演番付の画像データ化を108件行った。
に沿って次のとおり展示公開する。展
な研究書を中心に収集する。歌舞伎について
キ
博物資料等を収集、公開する。主として歌舞
2.外部専門家等の意見及びアンケート調査
示公開に当たっては、一般公開施設に
は、錦絵(役者絵)、番付、ブロマイド写真、
ついて来場者の利便性の向上と広報活
上演台本を、大衆芸能については、落語、講
動の強化を図り、資料展示室の来場者
談の速記本、見世物、曲芸等の絵画資料(錦
用されている。
数については、前中期目標期間の実績
絵)、映像・音声資料(ビデオ・CD)等の収集
(2) アンケート調査
以上とする。
を行う。
発刊行物送時にアンケート用紙を添付して調査を行った。
b. 能楽堂
回答者数63人(配布数120人、回収率52.5%)
・伝統芸能情報館資料展示室
年3企画程度
・演芸資料館資料展示室
年3企画程度
伝統芸能全般の基本的な新旧の図書、雑誌、
・能楽堂資料展示室
年4企画程度
博物資料等を収集、公開する。主として能楽
・文楽劇場資料展示室
年5企画程度
に関する研究書、実演資料、図録、一般図書
・国立劇場おきなわ資料展示室年4企画程度
等の芸能図書及び能楽の研究上、意義がある
(1) 外部専門家等の意見
歌舞伎等演劇についての基礎的な調査であり、国立劇場でなければ出来ない地道な作業の集積として演劇の研究等に有益に活
96.8%の回答者から概ね満足との回答を得た(61人)。
(3) 古文献の復刻等
<方針>
伝統芸能に関する古文献についての調査研究を行い、解題を付した復刻、翻刻として公開する。また、過去の刊行物等につい
と認められる芸能資料として装束、面、楽器、
て増補・改訂を行い、改訂版の刊行に向けた準備作業を行う。
文献、絵画等の収集を行う。
伝統芸能情報館では、「日本の伝統芸能講座 舞踊・演劇」の刊行と「系統別歌舞伎戯曲解題」上巻の刊行を行う。また、「系
c. 文楽劇場
統別歌舞伎戯曲解題」中巻の刊行準備(21年度刊行予定)と「歌舞伎俳優名跡便覧」第四次修訂版の刊行準備を併せて行う。
伝統芸能全般の基本的な新旧の図書・資料
能楽堂では「NOH THEATRE 国立能楽堂調査研究3」の刊行を行う。
を収集・公開する。主として人形浄瑠璃・義
国立文楽劇場が所蔵する義大夫節を収録したSPレコードについて内容の調査・整理を行い、「国立文楽劇場所蔵義太夫節SP
太夫節に関する新旧の一般書・基本的な研究
レコード目録」としてまとめ刊行する。また広く文楽への理解を深めてもらうための入門シリーズとして「文楽のかしら」に
書を中心に、人形浄瑠璃興行関連資料(番付
続き、「文楽の衣裳」を刊行する。
等)・演者関連資料・義太夫丸本・義太夫段物
<実績>
集・舞台関係絵画資料(錦絵・絵番付を含む)
刊
行:
「日本の伝統芸能講座 舞踊・演劇」(21年2月)
等の収集を行う。
「系統別歌舞伎戯曲解題」上巻(20年12月)
d. 国立劇場おきなわ
「NOH THEATRE 国立能楽堂調査研究3」(21年4月)
組踊に関する新旧の台本、一般書、研究書、
「国立文楽劇場所蔵義太夫節SPレコード目録」
、(21年1月)
過去の主な公演のパンフレット、基本的な組
古典芸能入門シリーズⅣ「文楽の衣裳」(21年3月)
踊衣裳、小道具などを主軸とし、その他、沖
刊行準備:
「系統別歌舞伎戯曲解題」中巻の原稿収集と確認
縄の伝統芸能である琉球舞踊、沖縄芝居、民
「歌舞伎俳優名跡便覧」第四次修訂版の刊行に向けて、歌舞伎俳優の襲名、改名、屋号、俳名、紋等に関する調査を
俗芸能等の台本、一般書、研究書、パンフレ
行った。
ット等の寄贈等による収集を行う。なお、沖
縄の伝統芸能と深い関わりのある日本の芸能
(4) 「沖縄芸能史年表」の刊行
(能楽、歌舞伎、文楽等)やアジア太平洋地
<方針>
域の芸能関係の図書・博物資料もあわせて収
御冠船の時代から現代にいたるまでの沖縄伝統芸能の上演等の記録を調査整理し、「沖縄芸能史年表」を刊行し、再演及び研
集するものとする。
究等に活用する。
②
<実績>
資料を活用した刊行等
・
「芝居版画等図録」第12集の刊行
「沖縄芸能史年表第5集」(上・下巻)を刊行した(21年3月)。
・
「国立能楽堂コレクション」の刊行
琉球新報(明治43年7月 昭和15年4月)、沖縄毎日新聞(明治43年7月 大正3年1月)、沖縄新報(昭和14年4月∼11月)本土
・
「住友コレクションの研究」の刊行
③
発行新聞、雑誌芸能関係記事、家譜、戦前のレコードから琉球・沖縄に関する記事及びデータから資料を抽出した。
国立能楽堂開場25周年記念事業の一環と 伝 統 芸 能 の 資 4−(1)−②
伝統芸能の資料の収集・活用
A
して美術館施設等と協力し「国立能楽堂コレ 料 の 収 集 ・ 活 (5) 資料の収集・分類整理、閲覧
クション」全国巡回展を実施する。
・島根県立石見美術館(4月19日∼5月26日)
・MOA美術館(7月26日∼9月2日)
カ
用
<実績>
【定性的に評価】 1.実績
(図書・資料の収集・閲覧等)
収集した資料のデータベース化やデジタ
区
分
ルコンテンツの作成など、文化デジタルラ
図
伝統芸能
収集図書:3,215冊
閲覧室利用者数:4,267人
イブラリー等の整備を行い、インターネッ
書
情報館
単行本441冊、逐次刊行物1,019冊、
閉架図書閲覧者数:636人
トにより公開する。
の
筋書等1,755冊
開室日数:248日
①
図書、資料及び公演記録等に関する情
収
開架図書:約110冊
報のデータベース化を以下のとおり進め、
集
伝統芸能情報館もしくはインターネット
・
において一般の利用に供する。
活
集
閲
覧
収集図書:650冊
図書閲覧者数:1,197人(3,898冊)
単行本等117冊、逐次刊行物353冊
開室日数:279日
収集図書:654冊
閲覧室利用者数:630人
単行本148冊、逐次刊行物100冊、
普及コーナー利用者数:7,980人
等)
筋書等406冊
図書閲覧者数:435人(1,798冊)
・資料:500点(ブロマイド)
普及コーナーの開架図書:790冊
図書貸出者数人:75人(264冊)
・図書:15,000件程度(本館:雑誌・紀要
能楽堂
収
文楽劇場
用
・公演記録情報:上演情報100公演、公演記
開室日数:230日
録写真20,000点、扮装図鑑7公演
国立劇場
収集図書:1,616点
レファレンスルーム利用者数:1,286人
②
おきなわ
単行本1,059冊、逐次刊行物217冊、
開室日数:181日
収集した図書資料等を活用し、デジタ
ル技術によるコンテンツを次のとおり作
筋書等0冊、公演・演出台本310冊、
成する。
上演資料集30冊
・舞台芸術教材「能楽編
・舞台芸術教材「歌舞伎編
③
その二」
その四」
文化デジタルライブラリーホームペー
ジへの目標アクセス件数:262,000件
キ
資
伝統芸能
収集資料:1,802点
特別閲覧件数:5件(52点)
料
情報館
芝居版画15点、レコード・CD22点、
映像資料閲覧件数:2,116件(4,823点)
公演記録等資料1,684点、その他118点
写真複製使用件数:141件(1,048点)
収集資料:1,276点
特別資料閲覧件数:6件(24点)
の
収
能楽堂
収集した資料等を適切に保管するとと
集
特別資料(装束17点・絵画文献45点)、
資料閲覧件数:0件
もに、各劇場施設の目的に沿って別表5の
・
公演記録資料(ビデオ等606点、写真608点)
映像資料閲覧件数:2,415件(4,410時間)
とおり展示公開する。展示公開に当たっ
活
写真複製使用件数:131件(506点)
項目別−56
ては、展示目録等を作成するとともに、
用
文楽劇場
収集資料:390点
写真複製使用件数17件(91点)
来場者の利便性の向上と広報活動の強化
公演記録等資料112点、視聴覚資料212点、
を図る。
人形等5点、その他61点
国立劇場
収集資料:3,680点
写真複製使用件数: 13件(138点)
おきなわ
公演記録等資料411点、
映像資料閲覧件数:139件(305点)
視聴覚資料1,554点、
映像資料複製件数:124件(176点)
組踊等衣装1,715点、小道具等0点
・ 伝統芸能情報館では、10月から図書閲覧室・視聴室の第2日曜日の開室を行い、利用者の利便性向上を図った。
・
国立劇場おきなわレファレンスルームでは、夏場の空調対策として、レファレンスルームの壁を改修し、冷房効果を高めた。
2.外部専門家等の意見及びアンケート調査
(1) 外部専門家等の意見
なし
(2) アンケート調査
伝統芸能情報館図書閲覧室において、21年2月6日∼3月6日に実施。
回答者数103人(配布数220人、回収率46.8%)
回答者の90.3%が概ね満足と答えた(93人)。
能楽堂図書閲覧室において、9月22日 10月23日に実施。
回答者数90人(配布数100人、回収率90%)
回答者の92.3%が概ね満足と答えた(83人)。
文楽劇場図書閲覧室において、21年1月5日∼2月27日に実施。
回答者数14人(配布数32人、回収率43.8%)
回答者の100%が概ね満足と答えた。
国立劇場おきなわレファレンスルーム
回答数18人。(配布数18人、回収率100.0%)回答者の72.2%が概ね満足と答えた(13人)。
《主な意見・感想等》
・
開館日を増やしてほしい。
・
一般にも貸し出してほしい。
・
自主公演映像を購入したい。
(6) 収集資料の活用・刊行
<実績>
1.「芝居版画等図録
第12集」の刊行
(21年3月)
2.国立能楽堂開場25周年記念事業の一環として美術館施設等と協力し「国立能楽堂コレクション展」全国巡回展を実施した。巡
回展にあわせて図録「国立能楽堂コレクション展
−能の雅
狂言の妙−」を刊行し、研究者及び研究機関等へ配布し、展示に際
して販売した。
石見美術館(島根)
MOA美術館(静岡)
35日間
35日間
7,662人(1日平均219人)
29,732人(1日平均849人)
奈良県立美術館
34日間
5,852人(1日平均172人)
新潟県立近代美術館
36日間
7,188人(1日平均200人)
3.「住友コレクション」の刊行
「住友コレクション
能面・能装束・能楽器展」(10月17日∼1月16日に開催)のための調査結果を元に、図録を兼ねて刊行し
た。研究者及び研究機関等へ配布し、展示に際して販売した。
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
来場者数の達
成状況(伝統
芸能情報館資
中期目標期間目標値:来場者数128,554人以上
実績:46,323人以上
料展示室)
【参考指標】
展示公開の
実施状況(伝
統芸能情報館
※ 3企画以上
資料展示室)
1
2企画
2企画未満 ※
実績:4企画
A
2
【定量的評価】
来場者数の達
成状況(演芸
資料館資料展
中期目標期間目標値:来場者数84,450人以上
実績:39,497人以上
示室)
【参考指標】
展示公開の
実施状況(演
芸資料館資料
※ 3企画以上
展示室)
1
2企画
2企画未満 ※
実績:4企画
2
【定量的評価】
来場者数の達
成状況(能楽
中期目標期間目標値:来場者数94,026人以上
実績:27,668人以上
堂資料展示室)
項目別−57
A
【参考指標】
展示公開の
実施状況(能
楽堂資料展示
※ 4企画以上
室)
1
3企画
3企画未満 ※
A
実績:5企画
2
【定量的評価】
来場者数の達
成状況(文楽
劇場資料展示
中期目標期間目標値:来場者数321,134人以上
実績:69,813人以上
室)
【参考指標】
展示公開の
実施状況(文
楽劇場資料展
※ 5企画以上
示室)
1
4企画
4企画未満 ※
A
実績:5企画
2
【定量的評価】
来場者数の達
成状況(国立
劇場おきなわ
中期目標期間目標値:来場者数16,052人以上
実績:13,976人以上
資料展示室)
【参考指標】
展示公開の
実施状況(文
楽劇場資料展
※ 4企画以上
示室)
1
3企画
3企画未満 ※
A
実績:4企画
2
【定量的評価】
(3) 公演記録の作成・活用、普及活動の実施 (3) 公演記録の作成・活用、普及活動の実施
ア
主催公演を中心に演技・演出等の記録
ア
を録音・録画・写真等により適切に作成
・保存し、閲覧・視聴に供する。
イ
ーネット配信、販売等の有効活用を図るため、
開催するとともに、必要な著作権処理を
必要な著作権処理等に関する調査・検討を行
行った上で、劇場上映やインターネット
う。
伝統芸能及び現代舞台芸術に関する公
及活動の実施
公演記録映像について、劇場上映やインタ 【定性的に評価】
公演記録映像については、鑑賞会等を
配信、販売等の一層の有効活用を図る。
ウ
よる記録を作成し、閲覧・視聴に供する。
イ
公 開 記 録 の 作 4−(1)−③
公演記録の作成・活用、普及活動の実施
A
主催公演を中心に、録音・録画・写真等に 成 ・ 活 用 、 普 (7) 文化デジタルライブラリー等の整備と公開
ウ
講座等の実施
①
伝統芸能及び現代舞台芸術に関する公開の
<実績>
1.実績
(1) データベース化
事
項
実
図
書
逐次刊行物等15,928件(計画:15,000件)
資
料
ブロマイド 508件(計画:ブロマイド500件)
施
内
容
新たに考証・整理が終了したブロマイド写真(戦前の歌舞伎俳優)を、文化デジタルライブラリーに追加登
開の講座、鑑賞会等を実施する。実施に
講座、公演記録映像の鑑賞会等を別表6のと
録した。
当たっては、広報活動を十分に行い、前
おり実施する。また、広報活動を十分に行う
中期目標期間の実績以上の参加者数を確
とともに、参加者に適宜アンケートを実施し、
歌舞伎10公演、文楽14公演、舞踊・邦楽13公演、雅楽・声明3公演、民俗芸能3公演、特別企画2公演、能楽3
保するとともに、適宜、参加者へのアン
回答者の80%以上から有意義であったと回答
5公演、大衆芸能56公演の公演情報を、文化デジタルライブラリーに登録した。
上演情報
136公演(計画:100公演)
ケート調査を行い、平均して回答者の80
されるよう内容等の充実に努める。
公演記録
20,443点(計画:20,000点)
%以上から有意義であったと回答される
②
写真
国立劇場で19年度に撮影した歌舞伎公演・文楽公演(鑑賞教室を含む)の公演記録写真 10,304枚、国立劇
よう内容について検討し、さらに充実を
公演の実施にあわせた関連講座、展示等を
適宜実施する。
場で昭和42年7月から平成14年7月までに撮影した歌舞伎鑑賞教室の公演記録写真 4,711枚、能楽堂で8年10
図る。また、公演の実施にあわせた関連
講座、展示等を適宜実施する。
月から19年8月までに撮影した公演記録写真5,428点を、文化デジタルライブラリーに登録した。
扮装図鑑
7公演(計画:7公演)
国立劇場で18年11月から19年7月までに上演された歌舞伎公演(鑑賞教室を含む)4公演及び18年12月から19
年2月までに上演された文楽公演3公演の「扮装図鑑」を、文化デジタルライブラリーに登録した。
(2) デジタルコンテンツの作成
収集した図書・資料等を活用し、デジタル技術により教育普及を目的としたコンテンツを次のとおり作成した。
・
舞台芸術教材「能楽編 その二」
・
舞台芸術教材「歌舞伎編 その四」
(3) 文化デジタルライブラリーホームページへのアクセス件数
312,590件(計画:262,000件)
2.外部専門家等の意見
従来は冊子やカードでしか検索できなかった最新の上演情報を、インターネットでいつでもどこでも検索できるようになり、大
変便利である。特に公演記録写真については、閲覧が伝統芸能情報館や国立能楽堂、国立文楽劇場に限られるものの、画面上での
検索・閲覧が可能になったことで効率的な選定作業ができて、活用させてもらっている。
(8) 展示公開
<実績>
1.展示公開の実績(実施22回・計画22回)
区
分
伝統芸能情報館
期
間
内
入場者数
4/1 5/25 (53日間)
「能楽と歌舞伎」(19年度から引き続き開催)
5,586人
6/1 9/21(108日間)
「歌舞伎入門―ようこそ歌舞伎の世界へ―」
18,684人
10/4 1/27(105日間)
「歌舞伎の干支―おもしろ動物づくし―」
13,854人
2/6 3/31(52日間)
「阿波・淡路の人形浄瑠璃と文楽」※ 5/24まで実施
合
演芸場
容
計(318日間)
4/1 6/21(72日間)
「落語と歌舞伎」
6/28 9/21(70日間)
「江戸から明治へ」
項目別−58
8,199人
46,323人
9,311人
10,619人
9/27 12/21(75日間)
「見世物を中心に」
1/2 3/20(63日間)
「市井の人々の遊び」
合
能楽堂
5/10 6/27(43日間)
10,087人
9,480人
計(280日間)
39,497人
企画展「『源氏物語』と能」
5,996人
7/12 8/15(30日間)
入門展「能楽入門」
3,162人
9/3 10/11(34日間)
開場25周年記念「国立能楽堂コレクション展」(前期)
3,976人
10/17 1/16(74日間)
特別展「住友コレクション展−能面・能装束・楽器−」
11,095人
2/26 3/29(28日間)
開場25周年記念「国立能楽堂コレクション展」(後期)
3,439人
合
文楽劇場
計(209日間)
27,668人
4/5 5/17(41日間)
「新収蔵品展」−文楽入門−
11,386人
6/4 8/6(61日間)
常設展示「文楽入門Ⅰ」、企画コーナー「三蔵法師の世界」
19,304人
8/16 10/11(55日間) 常設展示「文楽入門Ⅱ」、企画コーナー「仏教と仮面の芸能」
11/1 12/6(35日間)
1/3 3/16(70日間)
6,585人
企画展示「加藤清正∼八陣守護城より∼」−文楽入門−
11,197人
「文楽入門Ⅲ」、企画コーナー「文楽に生きる万歳」
21,341人
合
計(262日間)
69,813人
国立劇場
4/12 6/22(72日間)
「組踊名優の世界」
4,512人
おきなわ
7/12 9/28(79日間)
「沖縄芝居の世界」
3,284人
10/18 12/21(65日間) 「琉球舞踊の世界」
2,935人
1/17 3/22(65日間)
3,245人
「能と組踊」
合
計(281日間)
13,976人
・11月27日から12月20日にかけて、国際交流基金と日本芸術文化振興会の共催で「歌舞伎錦絵展覧会・歌舞伎舞踊レクチャーデモ
ンストレーション」をインドネシア、ジャカルタ(11月27日∼12月5日 会場:The Bentara Budaya Jakarta)、タイ、バンコク(1
2月8日∼12月20日 会場National Discovery Museum Institute)、インドネシア、スラバヤ(12月12日∼12月20日会場:The House
of Sampoema)の3都市で行った(展示内容は各会場の特色に合わせた個別資料を展示した)。展示は国立劇場所蔵の錦絵を中心に、
歌舞伎紹介のパネルや公演ポスター等の資料を展示し、観客に歌舞伎及び日本文化に対してより深い理解を促すという意図で、展
示のほかに歌舞伎舞踊の実演・錦絵の解説も行った。どの会場も定員以上の観客が集まる盛況であった。
・国立劇場おきなわでは、開場5周年にちなみ、ロビー展示として、
「国立劇場おきなわ開場5周年記念写真展」を常設展示した(1
月5日∼3月31日)
。沖縄県庁ホールでも同様の写真展を開催し、公演記録映像を用いて開場記念公演の様子を紹介した(1月5日∼1月
9日)
。また、国立能楽堂との制作協力により実現した2月企画公演にちなみ、
「能と組踊」展を資料展示室で開催した(1月17日∼3月
22日)
。
2.目録等刊行物の実績
伝統芸能情報館:展示目録「能楽と歌舞伎」
「歌舞伎入門―ようこそ歌舞伎の世界へ―」
「歌舞伎の干支―おもしろ動物づくし―」
「阿波・淡路の人形浄瑠璃と文楽」
演芸場:展示目録「落語と歌舞伎」「江戸から明治へ」「見世物を中心に」「市井の人々の遊び」
能楽堂:展示関連図録「住友コレクション展」、目録「
『源氏物語』と能」
国立劇場おきなわ:展示関連パンフレット「開場五周年記念公演写真展」
3.外部専門家等の意見及びアンケート調査
(1) 外部専門家等の意見
(インドネシア・タイにおける「歌舞伎錦絵展覧会・歌舞伎舞踊レクチャーデモンストレーション」について)海外での展示は
大変いいことなので、今後も積極的に行うといい。
(2) アンケート調査
伝統芸能情報館で「歌舞伎の干支―おもしろ動物づくし―」(10/4∼1/27)期間中に実施。回答数73人。回答者の90%が概ね満
足と答えた。
能楽堂資料展示室で「住友コレクション展」期間中(10/17 1/16)に実施。回答数48人。回答者の87.5%が概ね満足と答えた(4
2人)。
文楽劇場資料展示室で「文楽入門Ⅲ」期間中(1/10)に実施。回答数208人。回答者の87.5%が概ね満足と答えた(182人)。
国立劇場おきなわ資料展示室で全展示期間中に実施。回答数283人。回答者の85.8%が概ね満足と答えた(243人)。
(9) 自主公演の記録の作成
<実績>
1.収録実績
区分
記録件数・内容
本館・演芸場
映像・音声・写真66公演、扮装図鑑等7公演、文楽人形等5公演
能楽堂
映像・音声・写真61公演
文楽劇場
映像・音声・写真16公演
国立劇場おきなわ
映像・音声・写真30公演
・ 歌舞伎公演(鑑賞教室を含む)は、鬘・衣裳・小道具等の写真を撮影記録し(扮装図鑑)
、下座の附帳等を収集した。また、文楽公演
(鑑賞教室を含む)は、人形・大道具・小道具等の写真を撮影記録した。
・
国立劇場おきなわでは自主公演記録台本を10冊刊行した。
2.活用実績
(1) 視聴(映像資料及び音声資料)利用数総計:5,385件(11,951時間)
区
分
一
般
関係者(出演者等)
本館・演芸場
844件(1,934時間)
1,456件(5,003時間)
2,300件(6,937時間)
能楽堂
672件
1,743件(3,572時間)
2,415件(4,410時間)
(838時間)
項目別−59
合
計
文楽劇場
61件
(152時間)
470件
(317時間)
531件
(469時間)
国立劇場おきなわ
50件
(66時間)
89件
(69時間)
139件
(135時間)
(2) 複製(映像資料及び音声資料)
区
分
関係者(出演者等)
本館・演芸場
333件(911点)
能楽堂
303件(303点)
文楽劇場
44件(138点)
国立劇場おきなわ
※
122件(165点)
複製は出演者に対してのみ実施。
(10) 公演記録映像の有効活用
<実績>
日本芸術文化振興会とNHK所有の記録映像による文楽のDVDを(株)NHKエンタープライズと共同で製作・販売する準備を進
め、21年4月の発売を実現した(
「菅原伝授手習鑑」)。
演芸場では、21年度に開場30周年の記念の年を迎えるにあたり、開場記念公演等の記録録音から落語のCDを製作・販売する
ための準備を進めた。
複製依頼のあった出演者及び演出者に映像を提供した。
国立劇場おきなわでは、開場5周年記念とし県庁ロビーと那覇市内の百貨店(パレットくもじ)で公演記録映像を上映した。
(11) 鑑賞会・講座等の実施
<実績>
(1) 伝統芸能に関する理解の促進と普及を図るための講座等
名称(会場)
回数
参加者数
有意義であったとの
回答割合
伝統芸能サロン(伝統芸能情報館)
7回
655人
83%
公演記録鑑賞会(本館)(伝統芸能情報館)
12回
1,309人
93.4%
能楽鑑賞講座(能楽堂)
12回
1,909人
94.5%
能楽鑑賞特別講座(能楽堂)
2回
636人
―
公演記録鑑賞会(文楽劇場)
12回
1,612人
92.3%
4回
600人
93.6%
49回
6,721人
89.1%
49回
※(5,700人)
80%
公演記録鑑賞会(国立劇場おきなわ)
合
計
計画・目標
※
年度計画上の目標は現代舞台芸術に関する講座と合わせて6,200人。
・
文部科学省の「教員免許状更新講習プログラム開発委託事業」を受け、国立劇場本館及び国立能楽堂において「教員免許状更
新試行講習(予備講習)」を行った。伝統芸能に関心のある現職教員100名を募集し(受講者98名)、7月22日から25日の4日間、
各種芸能に関する講義以外に公演見学(歌舞伎鑑賞教室、狂言の会)や舞台見学、邦楽(義太夫節)の実演体験等、体系的に伝
統芸能を身につけてもらうため25時間の講習を開催し、伝統芸能の裾野を広げることができた。
・ 能楽堂では、源氏物語千年紀特別講座として、通例の大講義室ではなく収容人員の多い能舞台を使用し、俳優榎本孝明の源氏物
語の朗読と新作能「夢浮橋」作者の瀬戸内寂聴の講演を行った(10/4)。開場25周年記念特別講座「能楽堂の誕生」として、間組
製作映画及び開場記念式典「弓矢立合」の上映と講演を行った(3/13)
。
(2) 公演内容に対する理解の促進を図るための講座等
名
称
回数
参加者数
文楽のつどい(小ホール)
お話「近松の姦通ものについて」他(7/12)
1回
160人
文楽のつどい(小ホール)
対談「五世豊松清十郎襲名」他(10/29)
1回
172人
1回
45人
1回
545人
1回
236人
文楽のつどい(バスツアー)
文楽のつどい(文楽劇場)
京都「角屋もてなしの文化美術館」訪問(12/12)
文楽劇場開場25周年記念、座談会他(3/17)
「能と組踊」特別講座(第1部
公演記録鑑賞会「能
高砂」第2部「能と組踊の技法講座」)(12/14)
・
3月17日に国立文楽劇場開場25周年記念「文楽のつどい」と称し、文楽劇場の25年を振り返る内容で開催した。
・
12月14日に国立劇場おきなわ小劇場に236人の受講者を集め、「能と組踊」特別講座を開催した。第1部は、公演記録鑑賞会と
して、国立劇場おきなわ開場記念公演記録映像「能
高砂」(16年1月)を上映し、第2部は、「能と組踊の技法講座」と題し、出
演者の坂井音重(能楽)、宮城能鳳(組踊)、能楽堂制作担当職員の解説による講演を行った。
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
講座等の参
加者数の達
中期目標期間目標値:
成状況
実績:6,721人
来場者数26,618人以上
【参考指標】
講座等の参
5 6 %
加 者 の 満 足 ※ 80%以上
以上
度
8 0 %
1
並びに資料の収集及び活用
ア
新国立劇場で上演する現代舞台芸術に
(2) 現代舞台芸術に関する調査研究の実施並びに 現 代 舞 台 芸 術 4−(2)−①
資料の収集及び活用
ア
新国立劇場で上演する現代舞台芸術に関
の調査研究
※
実績:89.1%/目標:80%(達成度111.4%)
A
2
未満
【定量的評価】
(2) 現代舞台芸術に関する調査研究の実施
56%未満
《実
現代舞台芸術の調査研究
B
績》
【定性的に評価】 (1) 近代の洋舞上演に関する資料調査
項目別−60
B ・「日本洋舞史年表Ⅵ」の刊行及び既刊分のウェブサイトでの公開、ま
た舞台公演事業と結びつけた「現代戯曲研究会」の海外現代演劇への
関し、上演や作品についての資料調査を
し、上演や作品について以下とおり資料調査
実施し、公演の充実等に活用する。
を実施する。
イ
現代舞台芸術に関する図書、文献資料、
視聴覚資料、主催公演の上演情報等を収
集し、閲覧・視聴に供する。また、他の
①
<方針>
日本近代の舞踊上演に関する資料の調査を実施する。調査結果については報告書を作成の上、研究者等に配布する。
日本の近代の洋舞上演に関する資料調査
②
現代の欧米における戯曲を収集・翻訳し、
「日本洋舞史年表Ⅵ
・バレエ公演記録のDVD販売が実現したことは現代舞台芸術の上演
1984∼1985」を刊行した(21年3月)。この刊行をもって、新国立劇場での日本洋舞史の研究は一旦終了と
記録を国民に広く活用してもらうための成果であり、高く評価できる。
する。
を行う。
(2)今までに刊行した「日本洋舞史年表Ⅰ∼Ⅴ」を新国立劇場WEBサイトにてPDFファイルにして公開した。
【より良い事業とするための意見】
必要に応じ、上演作品や国内外の劇場・
・講座等について改善につなげるためには、個別に来場者数の目標値
芸術団体等の実態及び活動状況に関する調
査研究を行う。
イ
えていない。
(1)近代の洋舞上演に関する資料調査・報告書の作成
欧米における現代演劇の現状と戯曲の研究
③
台芸術全般に関する調査研究や資料の収集については、まだ成果が見
<実績>
(1984年∼2000年)を行う。
劇場施設等への貸与を行う。
調査研究などに成果をあげたことは評価する。しかし、内外の現代舞
現代舞台芸術に関する図書、文献資料、視
(2) 欧米における現代演劇の現状と戯曲の研究
を設定し、個々に成果を把握することが望まれる。
<方針>
・民間団体や研究機関などと連携した調査研究事業を進めて、当劇場
現代戯曲の最新情報を蓄積し、その結果を広く一般に供する。
聴覚資料、主催公演の上演情報等を収集し、
が名実ともに内外の現代舞台芸術分野のセンターとして役割を担って
<実績>
閲覧・視聴に供する。また、他の劇場施設等
への貸与を行う。
いくことが望まれる。
新国立劇場では、英独仏の現代戯曲の最新情報を蓄積、発信し、加えて現代戯曲の翻訳上演についての問題意識を高めるため、演
・包括的な舞台芸術研究センターを目指すのか、公演記録とそのDVD等
劇芸術監督と演劇制作スタッフが中心となり2007年4月より月に一度「現代戯曲研究会」を開催している。その成果は「シリーズ同
の記録等に活動を集約させるのか、長期的な展望に立って方針を明確
時代・海外編」として3作品が上演されたほか、本年度は以下について実施した。
にすることが望まれる。
①戯曲の製本・販売
20年6・7月の「シリーズ・同時代」の公演にあわせて、上演作品である「鳥瞰図」「混じりあうこと、消えること」「まほろば」
の3作品の戯曲を印刷・製本し、「シリーズ・同時代」と「シリーズ・同時代【海外編】」の公演期間中および情報センター閲覧室
において一般に販売した。
・ 発行部数:各1,000部
・ 販 売 数:
「鳥瞰図」
: 479部
「混じりあうこと、消えること」 : 436部
「まほろば」
: 490部
②リーディング公演の実施
シーズンラインアップには入らなかった作品の「リーディングの会」を企画・開催した。いずれも出演は演劇研修生である。
・ 20年7月18日(金)
・19日(土) 「夜と旅の果てに−聖女とバス」(Cリハーサル室 入場者:45人)
・ 21年3∼5月「シリーズ・同時代【海外編】」の公演期間中に、「番外連続リーディング」として、3公演を企画(小劇場)。3月に
1作品目「アテンプツ・オン・ハー・ライフ」(21年3月18日(水)・20日(金・祝)・21日(土)入場者:189人)を上演。4月に
は「最後の炎」、5月には「道化の百二十の旅」を予定している。
(3) 上演作品や国内外の劇場・芸術団体等の実態及び活動状況に関する調査研究
<方針>
国内の劇場・芸術団体等における上演資料の保存に関する調査を行う。
<実績>
新国立劇場の舞台美術、照明、音響、映像等の上演資料のアーカイブ化を行うために、現代舞台芸術公演団体等が上演資料をどの
ように保存、管理し、活用しているかを調査(主にヒアリング形式 計14件(内訳)オペラ:2件、バレエ:2件、劇団:2件、劇場:4
件、舞台技術会社:4件)した。この調査は、21年度も引き続き行い、新国立劇場の上演資料の保存・管理の方法に反映させる。
ウ
収集した資料等を次のとおり展示公開
ウ
収集した図書、衣裳、舞台装置等の資料を 現 代 舞 台 芸 術 (4) 資料の収集と公開
し、舞台美術センター資料館の来場者数
適切に保管するとともに、別表5のとおり展示 に 関 す る 資 料 <方針>
については、前中期目標期間の実績以上
公開する。展示公開に当たっては、展示目録 の 収 集 及 び 活
とする。
等を作成するとともに、来場者の利便性の向 用
・舞台美術センター資料館
年2企画程度
上と広報活動の強化を図る。
B
オペラ・舞踊・演劇に関する図書、雑誌、台本、視聴覚資料等を収集、閲覧に供する。現代舞台芸術情報システムにより、主催公
演記録映像等各種情報をデータベース化し、劇場施設内においてコンピュータ端末を用いて一般の視聴利用に供する。また、作品解
【定性的に評価】 題・資料紹介データを作成する。
<実績>
(1)収集
新国立劇場主催公演に関する上演資料のほか、我が国の現代舞台芸術に関する資料を収集した。
①
図書:4,004冊(単行本2,800冊、雑誌85冊、逐次刊行物258冊、公演・演出台本150冊、公演プログラム711冊)
②
市販映像:41件
③
主催公演記録映像:46件
(2)閲覧
図書については、新国立劇場情報センター閲覧室で閲覧に供している。映像は、情報センター内ビデオブース、ビデオシアタ
ーで視聴に供しているが、舞台美術センター資料館(千葉県銚子市)内AVコーナーでも同様に広く一般の視聴に供している。
①
情報センター閲覧室利用者数:25,271人(開室日数288日/年)
図書貸出件数:1,157件(1,822冊)
ビデオブース利用者数:4,133人、ビデオシアター利用者数:3,015人
②
舞台美術センター資料館利用者数:1,397人(開室日数293日/年)
AVコーナー利用者数:657人
(3)データベース化
主催公演の公演記録映像を既存のものに加えてデータ化した。
・オペラ(2件):
「アイーダ」、「魔弾の射手」
・舞踊(1件):
「カルメンby石井潤」
・演劇(1件):
「屋上庭園/動員挿話」
・その他(1件):オペラ研修所「フィガロの結婚」
※ 著作権の権利処理上、上映可能な作品が5作品であったため、例年に比べ公開する映像本数が減少した。
(5) 展示
<方針>
項目別−61
収集した図書、衣裳、舞台装置等の資料を適切に保管するとともに、展示公開し、展示についての目録等を作成する。
<実績>
現代舞台芸術に対する一般の理解を促進するため、収集した資料(主催公演に関する衣裳・舞台装置などの舞台美術等)及び関係
資料を舞台美術センター資料館(千葉県銚子市)で展示公開するのみならず、申し出があれば外部機関へ貸し出すことも実施してい
る。
また、今年度は、所蔵している演劇ポスターの巡回展示の4か所目として新国立劇場(初台)において実施し、開場以来の新国立
劇場主催公演の演劇ポスターと1998∼2007年までのその他の演劇ポスター100点を展示した。
(1) 舞台美術センターにおける展示
区分
常設展
企画展
期
間
内
容
来場者数
4/1 3/31
「オペラハウスの感動」(16年度より継続)
4/1 9/7
「現代演劇ポスター展2006」(19年度から引き続き展示)
9/13 3/31
「現代演劇ポスター展2007」(21年度まで継続)
9/13 2/22
「木下順二と『オットーと呼ばれる日本人』」
※774人
4/1 9/7
「新国立劇場10周年記念展示 祝祭空間 10th Anniversary」(19年
※497人
1,397人
度より継続)
※
来場者数のうち、※印のものは常設展「オペラハウスの感動」来場者の内数
(2) 新国立劇場(ロビー)における展示
区分
企画展
期
間
内
容
来場者数
5/27 6/8
「木下順二作『オットーと呼ばれる日本人』とゾルゲ事件」
−
9/6 12/24
「現代演劇ポスター展」
−
(3) 巡回展
会場
期
間
内
容
彩の国さいたま芸術劇場
4/1 4/13
「現代演劇ポスター展−新国立劇場所蔵品に −
(ガレリア・情報プラザ)
(13日間)
よる−」
いわき芸術館文化交流館・いわき市 5/21 7/6
「現代演劇ポスター展−新国立劇場所蔵品に −
生涯学習プラザ・いわき市立美術館 (47日間)
よる−」
来場者数
・いわき総合図書館
川崎市アートセンター
7/16 7/27
(2Fロビー通路・3Fコラボレーショ (12日間)
「現代演劇ポスター展−新国立劇場所蔵品に −
よる−」
ンスペース)
(6) 公演記録映像の有効活用
<方針>
現代舞台芸術に関する理解の促進と普及を図るための公開等を実施する。
<実績>
現代舞台芸術に関する理解の促進と普及を図るため、以下のとおり、公演記録映像の公開等を実施した。
(1)公演記録映像の公開
主催公演の公演記録映像を情報センター閲覧室にて追加公開した。(24件)
・オペラ(9件):高校生のためのオペラ鑑賞教室「蝶々夫人」、こどものためのオペラ劇場「スペース・トゥーランドット」
(2件)、
「フィガロの結婚」、「カルメン」、はじめてのオペラ「カルメン」、「ラ・ボエーム」、「アイーダ」、「魔弾の射手」
・舞踊(6件):
「牧阿佐美の椿姫」(4件)「くるみ割り人形」、「カルメン by 石井潤」
・演劇(1件):
「屋上庭園/動員挿話」
・その他(8件):開場10周年記念
オペラ・バレエガラ公演(2日間)、オペラ研修所7月リサイタル、オペラ研修所11月リサイタ
ル(試演会)、オペラ研修所「フィガロの結婚」(2日間)、バレエ研修所「4期生1年次公開レッスン」、演劇研修所第1期生修了公演
「リハーサルルーム」
(2)公演記録ダイジェスト版の作成
2007/2008シーズンのオペラ、バレエ15作品及び2008/2009シーズンのオペラ2作品の計17作品のダイジェスト版を作成した。
・オペラ:
「タンホイザーとヴァルトブルク歌合戦」
「フィガロの結婚」
「カルメン」
「ラ・ボエーム」
「サロメ」
「黒船」
「アイーダ」
「魔弾の射
手」
「軍人たち」
「椿姫」
「トゥーランドット」
「ドン・ジョヴァンニ」
・バレエ:
「牧阿佐美の椿姫」「くるみ割り人形」「カルメンby 石井潤」「ラ・バヤデール」「白鳥の湖」
(3)バレエ公演DVDの販売
21年5月に新国立劇場バレエ公演の記録映像を使用したDVDが販売される予定である。
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
来場者数の達
成状況(舞台
美術センター
中期目標期間目標値:来場者数
6,825人以上
実績:1,397人以上
0企画
実績:5企画
資料館)
【参考指標】
展示公開の
実施状況(舞
台美術センタ
※ 2企画以上
ー資料館)
1
1企画
※
A
2
【定量的評価】
(3) 公演記録の作成・活用、普及活動の実施
ア
主催公演を中心に演技・演出等の記録
(3) 公演記録の作成・活用、普及活動の実施
ア
公 開 記 録 の 作 (7) 鑑賞会・講座等の実施
A
主催公演を中心に、録音・録画・写真等に 成 ・ 活 用 、 普 <方針>
項目別−62
を録音・録画・写真等により適切に作成
・保存し、閲覧・視聴に供する。
イ
よる記録を作成し、閲覧・視聴に供する。
イ
ーネット配信、販売等の有効活用を図るため、
開催するとともに、必要な著作権処理を
必要な著作権処理等に関する調査・検討を行
行った上で、劇場上映やインターネット
ウ
伝統芸能及び現代舞台芸術に関する公
現代舞台芸術に関する理解の促進と普及を図るための講座、公演記録映像の公開・鑑賞会等を実施する。公演内容に対する理解と促
公演記録映像について、劇場上映やインタ 【定性的に評価】 進を図るため、上演に合わせてオペラトーク、シアタートーク等を適宜実施する。
公演記録映像については、鑑賞会等を
配信、販売等の一層の有効活用を図る。
及活動の実施
<実績>
(1) 現代舞台芸術に関する理解の促進と普及を図るための講座等
う。
ウ
講座等の実施
①
伝統芸能及び現代舞台芸術に関する公開の
名称(会場)
回数
参加者数
有意義であった
との回答割合
現代舞台芸術入門講座(舞台美術センター)
1回
275人
64.1%
13回
262人
89.8%
開の講座、鑑賞会等を実施する。実施に
講座、公演記録映像の鑑賞会等を別表6のと
DVD舞台芸術鑑賞会(舞台美術センター)
当たっては、広報活動を十分に行い、前
おり実施する。また、広報活動を十分に行う
現代舞台芸術入門講座(新国立劇場)
1回
130人
中期目標期間の実績以上の参加者数を確
とともに、参加者に適宜アンケートを実施し、
DVD舞台芸術鑑賞会(新国立劇場)
2回
37人
93.9%
保するとともに、適宜、参加者へのアン
回答者の80%以上から有意義であったと回答
17回
704人
71.5%
ケート調査を行い、平均して回答者の80
されるよう内容等の充実に努める。
%以上から有意義であったと回答される
②
よう内容について検討し、さらに充実を
合
計
計画・目標
公演の実施にあわせた関連講座、展示等を
※
適宜実施する。
17回
−
※(500人)
80%
年度計画上の目標は伝統芸能に関する講座と合わせて6,200人。
(2) 公演内容に対する理解の促進を図るための講座等
図る。また、公演の実施にあわせた関連
名
講座、展示等を適宜実施する。
称
回数
参加者数
オペラトーク(「軍人たち」「トゥーランドット」「ドン・ジョヴァンニ」)
3回
601人
シアタートーク(「焼肉ドラゴン」「オットーと呼ばれる日本人」ほか)
9回
2,750人
「アラジン」スペシャルトーク
1回
100人
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
講座等の参
加 者 数 の 達 中期目標期間目標値:
成状況
実績:704人
来場者数1,627人以上
【参考指標】
5 6 %
講座等の参
以上
加者の満足 ※
度
1
80%以上 8 0 % 56%未満
未満
※
実績71.5%/計画80%(達成度89.4%)
2
【定量的評価】
項目別−63
B
Ⅱ
業務運営の効率化に関する目標を達成するための措置
A
中期目標
中期計画
評価基準
年度計画
指標又は評価項
目
S
A
B
主な実績及び自己評価
C
評定
評価委員会によるコメント
F
1.運営費交付金を充当して行う業務については、既存事業の徹底した見直し、事務手続きの簡素化や、競争入札の推進、外部委託の範囲の拡大等により、業務の効率化を進め、中期目標の期間中、一般管理費15%以上、業務経費毎業年度につき1%
以上の効率化を図ること。ただし、退職手当、特殊要因経費はその対象としない。
また、「行政改革の重要方針」(平成17年12月24日閣議決定)を踏まえ、人件費については、平成22年度において、平成17年度の人件費に比較して、5%以上削減するとともに、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」(平成18年7月7日閣議
A
決定)に基づき、人件費改革の取組を平成23年度まで継続すること。
なお、給与水準については、以下の観点から検証を行い、これを踏まえた適正化に取り組むとともに、その検証結果や取組状況について公表すること。
ア
国からの財政支出の大きさ、累積欠損の存在、類似の業務を行っている民間事業者の給与水準等に照らし、現状の給与水準が適切かどうか十分な説明が可能であること。
イ
その他、給与水準についての説明が十分に国民の理解を得られるものとなっていること。
更に、これらに取り組むにあたっては、以下の事項について留意すること。
(1) 固定経費の節減
国立劇場等の管理運営業務については、外部委託の範囲を拡大し、一層の経費削減を図ること。
(2) 随意契約の見直し
契約については、原則として一般競争入札等によることとし、以下の取組により、随意契約の適正化を推進する
こと。
また、その実施にあたっては、監事による監査を受けるとともに、財務諸表等に関する監査の中で会計監査人に
よるチェックを要請すること。
ア「随意契約見直し計画」に基づく取組を着実に実施するとともに、その取組状況を公表すること。
イ一般競争入札等により契約を行う場合であっても、特に企画競争や公募を行う場合には、競争性、透明性が
十分確保される方法により実施すること。
1-1
劇場利用者等へのサービスその他の業 1
業務運営の効率化を進めるため、次の措置を 効 率 化 に 関 す 5−(1)−①
務の質の向上を考慮しつつ、運営費交付 講ずる。
金を充当して行う業務について、国にお
いて実施されている行政サービス実施コ
ア
効率化に関する取組み
①
情報システムの活用
る取組み
効率化に関する取組み
A
<1>効率化に関する取組み
【定性的に評価】 (1) 情報システムの活用
A ・一般管理費・事業費ともに、中期目標の効率化の基準をかなり上回
っていることは評価できる。その他の効率化も順調な経緯が認められ
① 情報システム運用の効率化及び情報セキュリティ機能の向上
る。
ストの効率化を踏まえ、既存事業の徹底
・ネットワーク及び情報機器の整備を行い、
基幹スイッチの保守の導入、ネットワーク機器代替機の購入により保守範囲の拡大、障害への対応の迅速化を実現し、情報システム運用の効
・各情報システムの再整備・効率化・最適化等の実施または検討等を
した見直し、業務の効率化を進め、平成1
情報システム運用の効率化及び情報セキュリ
率化を図った。また、情報セキュリティ管理機器を導入し、迷惑メールの遮断、有害と思われるページへのアクセスを防止する機能の実装など
行っているほか、情報リテラシーや情報セキュリティの研修及びIT
9年度予算を基準として中期目標期間中
ティ機能の向上を図る。
により情報セキュリティ機能の向上を図った。
監査を実施しており、情報システムの品質向上が図られていると認め
に、退職手当、特殊要因経費を除き、一
・助成業務システムの再整備により、助成業
般管理費などの事務的経費については15
務の拡大に対応するとともに、一層の効率化
効率化を図った。
・決裁権限の整備による事務手続の簡素化並びに規程の整備による会
%以上、事業費についても毎事業年度に
を図る。
② 助成業務システムの再整備
議費及びタクシー利用の効率化が図られていると認められる。
つき1%以上の効率化を図る。
・財務会計システム及び人事・給与システム
また、「行政改革の重要方針」(平成17
舞台業務用Macintosh PCで使用するMicrosoft Officeの更新を行うことで、Word・ExcelファイルのWindows PCとの互換性を確保し、業務の
助成業務システムについて、文化庁からの移管業務に対応させるとともに、申請書等の書類の電子化による事務手続きの簡略化、データベー
られる。
・光熱水量の節減及び廃棄物の減量化は、全体として進捗しており評
の再整備について検討を進める。
スの再構築によるデータ管理機能の強化、処理速度の高速化などにより事務効率の向上を目的とした再整備に関する仕様を策定し、開発を開始
価できる。
年12月24日閣議決定)を踏まえ、人件費
・既存のチケット販売関係情報システムの最
した。
・法定外福利費は、借上宿舎の賃貸料の減少が、人間ドックのオプシ
については、平成22年度において、平成
適化について検討を進める。
③ 財務会計システム及び人事・給与システムの再整備の検討
ョン受診に対する補助の新設による増加を上回ったことにより、全体
17年度の人件費に比較して、5%以上削減
・情報リテラシー研修及び情報セキュリティ
するとともに、「経済財政運営と構造改
研修を実施し、情報環境の浸透と定着を図る。
応するための機器更新及び現行システムでは対応が困難な課題への対策を含むコンサルタントの調査結果に基づく業務の効率化を目的とした統
・諸手当については、制作・演出手当以外は国と同様であり妥当であ
革に関する基本方針2006」(平成18年7月
②
合システムの仕様書を策定し、総合評価方式による調達を実施、システムの構築を開始した。
る。
④ 出演者公演管理システムの効率化
・国と異なる手当として制作・演出手当があるが、これは、勤務の特
7日閣議決定)に基づき、人件費改革の
事務手続きの簡素化
引き続き合議など諸手続きの効率的な実施
取組みを平成23年度まで継続する。但し、
に努め、決裁事務の簡素化を進める。
今後の人事院勧告を踏まえた給与改定分
④
については削減対象より除く。人件費の
省エネルギー、リサイクルの推進
引き続き、以下のとおり省エネルギー、リ
現行の財務会計システム及び人事給与システムの再整備について検討を進め、現行システム機器の老朽化による故障率や保守費用の上昇に対
出演者公演管理システムについて、システム資源の合理化及びシステム操作業務の効率化を図るため、財務会計システム及び人事給与システ
として減少している。
殊性から予め超過勤務を命じることが勤務形態にそぐわない主催公演
ムと統合させる仕様を作成し調達を実施した。
の企画制作、演出計画の策定及び演出などを行う者に対し、時間外勤
⑤ 文書管理システムの効率化
務手当に相当する手当として支給するものであり、支給内容等は業務
範囲は国家公務員でいう基本給、職員諸
サイクルを推進する。
手当及び超過勤務手当を含み、退職手当
・クールビズ等の推進による節電、節水協力
た。
・人間ドックの受診の補助制度については、職員の健康増進のために
及び福利厚生費は含まない。なお、役職
の周知等による節水を進め、事務所部分を中
⑥ チケット販売関係情報システムの最適化の検討
必要かつ重要な制度であると考えられるが、補助制度の内容について
員の給与については、国家公務員の給与
心とした光熱水量の節減を図る。
構造改革を踏まえ、必要な見直しを進め
・廃棄物の減量化を図るため、両面コピー及
ンターネットチケット販売システムとの統合を視野に入れたシステムの最適化について検討を進めた。
努めることが望まれる。
る。
び分別収集を徹底する。
⑦ 情報リテラシー研修及び情報セキュリティ研修の実施
・「随意契約見直し計画」に基づき、一般競争入札等の推進が図られ
これらを達成するため、以下の措置に
ついて検討・実施する。
・情報システムの利用促進により、ペーパレ
文書管理システム機器の老朽化に対応するためのシステム更新及び処理速度の向上により事務の効率化を図ることを目的とした調達を実施し
チケット管理システムについて、老朽化した機器対応、顧客サービスの向上、ランニングコストの低減、事務効率の向上を主目的として、イ
一般職員及び新規採用職員を対象にMicrosoft Office(Word・Excel・PowerPoint・Access)の研修及び情報セキュリティ研修を実施し、情
形態に沿ったものであると認められる。
は、社会の動向をふまえて適切に見直しを行うなど、継続的な改善に
ている。
ス化を進める。
報リテラシーの向上やセキュリティに対する意識の浸透を図った。
・契約実施前に当たっては、担当部長、役員により審査を行っており、
(1) 効率化に関する取組み
・グリーン購入法に基づく物品等の調達な
⑧ 出演者公演管理システムを対象とした監査の実施
また、契約実施後においては、監事監査、内部監査、会計監査人によ
ア
ど、環境に配慮した業務運営に努める。
効率的な情報システムの整備により、
各事業の効果的・効率的な運営を支援す
「情報セキュリティポリシー対策実施基準」に従い、総務部情報推進課と芸能部企画課を対象に、出演者公演管理システムの情報セキュリテ
ィの状況について監査を実施した。監査結果は情報セキュリティ最高責任者(総務担当理事)に報告された。
る。情報システムの整備に当たってはセキ
ュリティー対策に十分留意する。
イ
手続きの簡素化等により、業務運営の
効率化及び利用者の利便性の向上を図る。
ウ
国立劇場等の管理運営業務については、
外部委託の範囲を拡大し、一層の経費削減
を図る。
エ
省エネルギー、廃棄物減量化、リサイ
クル、ペーパレス化等を推進し、使用資源
の縮減を図り、環境に配慮した業務運営に
る監査を受けていることから、審査・監視体制が整備され適切に運用
されているものと認められる。
・総合評価方式や複数年度契約に関する規定については、平成21年
(2) 事務手続きの簡素化
4月1日付けで会計規程等を改正・施行しており、契約の適正化のた
個々の決裁書類について合議を必要最小限にとどめ、決裁者を原則として課長以上とするとともに、役員会での了承事項については、部長以上
の決裁とし、決裁事務の簡素化を図った。
めの必要な措置を講じたものとして評価できる。
・随意契約については、廃止の計画だったが、効率的・経済的な面か
規程整備による効率化については、会議費及びタクシー利用について、独立行政法人日本芸術文化振興会における会議実施に関する内規(7月2
ら機器の再リースを行ったものがあるほか、一般競争入札等について
8日理事長裁定)及び独立行政法人日本芸術文化振興会タクシー利用に関する内規(10月1日理事長裁定)を制定し、効率的な支出事務に努めた。
は、契約の一元化に伴い事務・事業を取りやめた契約等があることに
加えて、21年4月の組織改正に合わせ文書専決細則の改正を検討し、事務手続きの簡素化を進めるため、従前の部長までの専決事項の規定に加
え、経理担当副部長の専決事項を定め21年4月から施行することとした。
また、引き続き、館内LANを介してのグループウェアや内部ホームページ等の活用により、事務手続きの効率的な実施と事業の速やかな実施に
努めた。
より、一部において進捗状況に遅れがみられるものの、前年度と比較
すると、随意契約では、147件から120件まで減少していることや一般
競争入札等では、25件から46件まで増加していることから、「随意契
約見直し計画」に基づき、全体として一般競争入札等の推進が図られ
努める。
ているものと評価できる。
(4) 省エネルギー、リサイクルの推進
夏季の軽装勤務奨励(クールビズ)による光熱水量の削減、廃棄物の分別の徹底による削減、グループウェアの活用や反古紙の有効利用等によ
項目別−64
・一般競争入札における1者応札実績について、前年度と比較すると
35件・8億円の減少が図られていることや、1者応札率について、
るペーパレス化などに努めた。能楽堂では地下駐車場の照明に人感センサーを設置する等の取組みにより、電気使用量の減量を図った。
件数及び金額ともに50%未満となっていること、また、第三者へ再委
1.光熱水量の節減
託を行っている契約が無いことから、契約の適正化への積極的な取り
事 項
電気
区 分
使用量
本館・演芸場
能楽堂
5,494,501kwh
△4.9%
・外部委託については、2年間の複数年契約の締結等が進められてい
922,889kwh
△8.2%
る。
△0.3%
・人件費の削減及び業務の効率化が実施されていることは評価でき
8,899,562kwh
△4.0%
る。
本館・演芸場
63,630㎥
△1.6%
・ラスパイレス指数は、前期と比較して下がっている。
能楽堂
87,017㎥
△3.7%
・年齢のみを勘案した給与水準の対国家公務員指数は100を超えてい
158,167㎥
△7.1%
るが、その原因は、地域手当支給割合の大きい地域に勤務する比率が
308,814㎥
△5.1%
高いことや、学歴別で大学卒の職員が多いためであり、地域・学歴を
36,924㎥
△2.6%
勘案した場合の対国家公務員指数は88.2となっていることから、給与
8,304㎥
△3.3%
水準は適正であると認められる。
21,094㎥
3.8%
66,322㎥
△1.3%
合 計
文楽劇場
合 計
水道
組みが行われているものと評価できる。
2,482,172kwh
文楽劇場
ガス
前年度比
本館・演芸場
能楽堂
文楽劇場
合 計
※ 光熱水量は、食堂・売店等の使用量を除く。
【より良い事業とするための意見】
・業務運営の効率化に係る取組の効果を検証する仕組みが望まれる。
・今後も事務手続の簡素化を進める必要があるが、それに当たって内
2.廃棄物の減量化
部統制の整備・運用の観点との整合性を図ることが望まれる。
事 項
一般廃棄物
区 分
処理量
本館・演芸場
合 計
再利用廃棄物
本館・演芸場
△35.8%
・国と異なる諸手当(制作・演出手当)については、民間企業の状況
9,642kg
19.0%
を参考に見直しをおこない、国民が納得できる説明をすることが望ま
32,630kg
△49.4%
れる。
85,762kg
△38.9%
・業務実績報告書では、全体のマネジメントについて民間競争入札の
177,950kg
4.8%
対象とすることは適切な方策ではないとしているが、「公共サービス
5,861kg
△24.5%
改革基本方針の一部変更について」に記載されているとおり、劇場等
11,790kg
△12.1%
の管理・運営等業務に対する民間競争入札の活用について、引き続き
能楽堂
文楽劇場
合 計
産業廃棄物
・効率化を測る指標を設定し、定量的に検証していくことが望まれる。
43,490kg
能楽堂
文楽劇場
前年度比
195,601kg
2.4%
69,350kg
△5.2%
・少額随契についても情報を明確にし、見直しを図ることが望まれる。
能楽堂
1,619kg
△13.4%
・外部委託については、一層の透明性・競争性の向上に努めるととも
文楽劇場
1,046kg
△88.2%
にサービスの質の向上に留意されたい。
72,015kg
△14.2%
今後も適正な人材育成を図りながら人件費管理を実施することが望ま
本館・演芸場
合 計
検討することが望まれる。
れる。
3.ペーパレス化
事 項
コピー枚数
区 分
使用量
前年度比
本館・演芸場
797,049枚
22.8%
能楽堂
208,322枚
△1.7%
文楽劇場
277,151枚
9.4%
2,500,901枚
17.3%
うち管理部門
合 計
892,542枚
16.5%
コピー用紙
本館・演芸場
2,195,000枚
購入枚数
能楽堂
303,500枚
38.0%
文楽劇場
425,000枚
△13.6%
2,923,500枚
△26.1%
合 計
△32.4%
4.グリーン購入法に基づく調達
チケット用紙等の特殊な仕様を除き、事務用品等を中心に環境物品等の調達の推進を図るための方針に基づいた物品購入及び複合コピー機の賃
貸借を行った。
<5>効率化に関する目標の達成状況
<実績>
1.一般管理費
以下の数式により効率化の達成状況を計っている。
A: 平成19年度の一般管理費予算額(退職手当を除く)
※運営費交付金算定の基礎となった額
B: 当該年度の一般管理費決算額(退職手当を除く)
増減比率:
(B-A)÷A
(単位:百万円、%)
区分
20年度
基準額(A)
1,256
金額(B)
1,033
増減比率
△18%
2.事業費
以下の数式により効率化の達成状況を計っている。
A: 前年度の事業費予算額(退職手当を除く)
※運営費交付金算定の基礎となった額
B: 当該年度の事業費決算額(退職手当を除く)
項目別−65
増減比率:
(B-A)÷A
(単位:百万円、%)
区分
20年度
基準額(A)
10,136
金額(B)
9,324
増減比率
△8%
なお、第2期中期目標期間初年度である平成20年度の振興会に対する運営費交付金は、前年度に比し全体で4%削減されている。また、運営費交
付金債務の期末残高は、422,387千円であり、これについては施設改修工事等に繰り越して執行する予定である。
3.総人件費改革(人件費の削減)
総人件費改革の方針を堅持し、基準額(17年度決算額:2,431,199千円)に対し3.6%の削減を達成した。
17年度決算額
総人件費改革対象人件費
18年度決算額
19年度決算額
20年度決算額
2,431,199
2,368,104
2,390,335
2,344,831
対基準額削減割合
-
△2.6
△1.7
△3.6
対基準額削減割合(補正値)
-
△2.6
△2.4
△4.3
※補正値は、人事院勧告を踏まえた官民の給与較差に基づく給与改定分を除いた削減率である。
※1
S:特に優れた実績を上げている。(客観的基準は事前に設けず、法人の業務の特性に応じて評定を付す。)
※2
F:評価委員会として業務運営の改善その他の勧告を行う必要がある。(客観的基準は事前に設けず、業務改善の勧告が必要と判断された場合に限りFの評定を付す。)
一般管理費な
ど事務的経費
実績:一般管理費
の 効 率 化 の 達 中期目標期間目標値:
成率
一般管理費
1,033,000千円、対前年度△18%
1,067,836千円、効率化15.0%
【参考指標】
A
事業費の効率
化の達成率
※ 1.0%以上 0.7%以上 0.7%未満 ※
【定量的評価】 1
1.0%未満
実績:事業費
9,324,000千円、効率化8%
実績:人件費
2,344,832千円、対17年度△3.6%
2
人件費削減の
(4) 組織機構の在り方の検討
業務運営の効率化等の進捗状況を踏まえ、
ウ
達成率
平成22年度目標値
【参考指標】
〔平成17年度基準額
人件費:5%以上削減
人件費:2,431,199千円〕
組織機構の在り方の検討
引き続き、効率化の進捗状況を踏まえ、人員
組織機構の在り方について検討を行い、必
配置の検討など、組織機構の在り方について検
要な措置を講ずる。
討するとともに、職員の専門性の確保を図る。
<3>組織機構の在り方の検討
1.人員配置の検討、組織機構の在り方の検討
国家公務員制度改革等を踏まえ、より効率的な事業実施体制の整備のため、組織改正の検討を進め、21年4月に以下の改正を実施するという
結論を得た。
① 総務部と経理部の整理統合
・ 総務企画部の設置
・ 総務企画部に経理担当副部長(旧経理部計画課、経理課及び契約課の指揮監督)の設置
② 基金部の再編(下線部分が改正)
(新)
←
(旧)
企画調査課−調査係・監査係・映像芸術係
←
調査課−調査係
芸術活動助成課−舞台芸術第一係・舞台芸術第二係・舞台芸術第三係
←
芸術活動助成課−舞台芸術係・美術・映像芸術係
③ 国立劇場調査養成部調査資料課及びデジタル情報課の再編(下線部分が改正)
(新)
←
(旧)
調査記録課−調査係・公演記録係
←
調査資料課−調査係・図書・資料係
資料サービス課−図書・資料係・デジタル情報係
←
項目別−66
デジタル情報課−デジタル情報係・公演記録係
[組織図]
2.職員の専門性の確保
職員の専門性の確保を図るため、従来は、短期間の自主公演制作実務研修や公演監事室勤務を通じて新規採用職員に振興会の事業に関する研
修を実施してきたが、今年度からは公演制作過程の実習を行うとともに3年間にわたり伝統芸能の上演を見てレポートの提出を課題とし、より
深い理解力を養うことを目的にした新たな公演研修制度を導入した。
(5) 情報開示の推進
エ
国民の理解が得られるよう、分かりやす
情報開示の推進
<4>情報開示の推進
国民の理解が得られるよう、分かりやすく説
く説明する意識を徹底するとともに、国民
明する意識を徹底するとともに、国民が最新の
が最新の情報を円滑に得られるよう、ホー
情報を円滑に得られるよう、ホームページにお
ムページにおける情報アクセスを容易にす
ける情報アクセスを容易にする。
<実績>
1.分かりやすく説明する意識の徹底
独立行政法人に対して国民の厳しい視線が向けられている現状に即して、振興会の実施する事務事業に対する国民の理解が得られるよう、役員
会等において、丁寧に分かりやすく説明する意識の徹底を図った。
るなど、必要な措置を講ずる。
2.情報提供の迅速化
ホームページ利用者に速やかに正確な情報を提供することは、振興会の実施する事業の成否にも関わることから、役員会等重要会議で繰り返し
指示され業務改善に努めている。特に迅速さを求められる公演情報については、担当者の直接入力と責任者の認証機能を備えた公演情報管理シス
テムを活用し、利用者へ速やかかつ正確に情報提供を行っている。また、内部ホームページに「ホームページの運用体制」を掲載して職員に周知
を図り、情報の誤謬等が生じないよう体制の整備を図っている。
3.情報公開への対応
「独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律」に基づき、振興会が保有する法人文書の公開を実施した。法人文書の開示請求は5件あり、
いずれも規程に従って速やかな開示を行った。
(2) 随意契約の見直し
契約については、原則として一般競争入
③
随意契約の見直し及び外部委託の推進
随 意 契 約 の 見 5−(2)−①
・「随意契約見直し計画」に基づき、原則として 直し
随意契約の見直し
(3) 随意契約の見直し及び外部委託の推進
札等によることとし、以下の取組により、
一般競争入札等によることとし、その取組み状 【定性的に評価】 1.
「随意契約見直し計画」に関する取組み
随意契約の適正化を推進する。
況を公表する。
また、その実施に当たっては、監事によ
・引き続き、契約内容及び入札方法の見直しな
国の契約基準と合わせるため、会計規程の一部(
「包括的随意契約条項」の削除)
、会計規程実施細則の一部(予定価格の作成の省略に関する取
扱いのうち金額に係る基準(100万円以下)
)を20年度中に改正した。従来随意契約によっていた会計監査法人との契約について公募を実施した。
項目別−67
A
る監査を受けるとともに、財務諸表等に関
ど、より効率的な外部委託を推進する。
また20年度の随意契約のうち、21年度から競争性のある契約に移行予定だった案件の実施状況については下記の通りである。
する監査の中で会計監査人によるチェック
・入札機会の拡大を図るため、入札公告及び入
① 平成20年度国立文楽劇場普及コーナー監視業務(社団法人大阪市シルバー人材センター)→一般競争入札に移行(応札4社で(株)メイツ大
を要請する。
札参加資格に関する情報等、入札情報をホーム
ア
ページに掲載する。
イ
「随意契約見直し計画」に基づく取組
阪が落札)
② 国立劇場構内清掃業務一式(イオンディライト(株))→一般競争入札〔2年契約〕に移行(応札1社でイオンディライト(株)が落札)
を着実に実施するとともに、その取組状
③ 基幹業務システム運用管理支援業務(日本電気(株))→一般競争入札に移行(応札1社で日本電気(株)が落札)
況を公表する。
④ チケット管理システム運用管理支援業務((株)ニッセイコム)→一般競争入札に移行(応札1社で(株)ニッセイコムが落札)
一般競争入札等により契約を行う場合
⑤ 平成20年度人間ドック検診(平塚胃腸病院附属池袋藤久ビルクリニック)→事前公募を行ったが、応募がなかったので平塚胃腸病院附属池
であっても、特に企画競争や公募を行う
袋藤久ビルクリニックと随意契約
場合には、競争性、透明性が十分確保さ
⑥ 平成20年度人間ドック検診(医療法人財団順和会山王病院)→事前公募を行ったが、応募がなかったので医療法人財団順和会山王病院と随
れる方法により実施する。
意契約
⑦ ガス料金((株)大阪ガス)→ 一般競争入札に移行(応札1社で(株)大阪ガスが落札)
2.契約内容及び入札方法の見直し等外部委託の推進
警備業務・清掃業務・駐車場管理業務(本館・能楽堂)について、20年度契約より従来の単年度契約に替えて2年間の複数年契約を締結した。
託児室業務については随意契約から企画競争入札(プロポーザル)に移行した。
「不動産貸付等規程」を新たに制定し、従来「食道売店等貸付規程」等で対応していた契約について、施設の使用状況に応じた契約とすること
で、運用の適正化を図ることとした。
。
3.入札機会の拡大
「随意契約見直し計画」に沿って、これまで随意契約を締結してきた案件のうち、本館・演芸場・新事務棟・能楽堂のエレベーター・エスカレ
ーターの保守業務等について、競争性のある契約に移行させた。
警備業務(本館にて一括契約)
・清掃業務・電話交換業務・場内案内運営業務等において外部委託を実施し、効率化を図った。前2件については、
20年度より2年間の複数年契約を締結した。
4.外部委託の範囲の拡大
公用自動車運転担当職員の定年退職に伴い、ハイヤーの配車業務委託契約を締結した。
5.民間競争入札(市場化テスト)の実施の可否等の検討
20年5月に総務部を中心とした検討体制を整備し検討を進め、21年1月に中間とりまとめを行い、21年3月の部長会・役員会の議を経て、3月27日
の評議員会において、
「劇場等の管理・運営業務について、民間競争入札を実施することは適切ではない」とする案を策定した。
(3) 給与水準の適正化等
独立行政法人整理合理化計画を踏まえ、
イ
給与水準の適正化等
給 与 水 準 の 適 5−(3)−①
給与水準の適正化等
A
・給与水準について、適正化に関する検証結果 正化等
<2>給与水準の適正化等
国家公務員制度改革や類似独立行政法人等
や取組み状況について公表する。
1.給与水準に係る適正化に関する検証結果・取組み状況の公表
の人事・給与制度改革の動向を勘案しつつ、
・人件費改革に対応するため、より効率的な事 【定性的に評価】
職員の能力や業績を適切に反映できる人事
業遂行のための職員配置及び職員の採用を実施
・給与制度への移行を推進する。また、給
する。
与水準については、適正化に関する検証結
・役職員の給与について、国家公務員制度改革
取組み状況を公表した(19年度ベース)
。
果や取組み状況について公表する。
や類似独立行政法人等の人事・給与制度改革の
<一般職俸給表適用者との比較(19年度ベース)>
昨年に引き続き給与構造改革を踏まえた給与改定を実施し、国家公務員との給与の比較を行い、ホームページに「独立行政法人日本芸術文化振
興会の役職員の報酬・給与等について」を掲載し、給与水準に係る適正化に関する検証結果及び取組み状況を公表した(19年度ベース)
。
ホームページに「独立行政法人日本芸術文化振興会の役職員の報酬・給与等について」を掲載し、給与水準に係る適正化に関する検証結果及び
動向を勘案しつつ、地場賃金の適正な反映、年
項
功的な給与上昇の抑制、勤務実績の給与への反
平均年齢
映等の措置を検討・実施する。
目
国の一般職俸給表適用者
学歴(大学卒の割合)
振興会一般職俸給表適用者
40.9歳
46.3歳
46.9%
64.2%
<他の独立行政法人との比較(19年度ベース)>
項
目
全独立行政法人
日本芸術文化振興会
給与総額
7,342千円
平均年齢
43.3歳
46.3歳
107.3
98.2
ラスパイレス指数※
7,358千円
※ 国の一般職俸給表適用者の給与を100としたときの給与水準の指数。
<国からの財政支出>
支出予算の総額に占める国からの財政支出の割合 71.96%
(国からの財政支出額 12,283,579,000円/支出予算の総額 17,068,991,000円(19年度予算)
)
2.効率的な事業遂行のための職員配置及び採用
人員配置については、各部長から要望を広く聞き、適正な人事異動を行うとともに、21年度採用予定者の一部の20年10月前倒し採用、58歳
以上を対象とした高齢者雇用等、人件費の抑制を踏まえた採用を実施した。
3.人事・給与制度の検討・実施
職員の勤務時間は、現在、1日8時間、1週40時間であるが、国の労働時間の改定を踏まえ、21年度に勤務時間の見直しを行い、1日7時間45分、1
週38時間45分とするように検討をすすめた。
2
A
振興会における業務運営について、外部有識者を含めて検討を行い、その結果を組織、事務、事業等の改善に反映させること。
2
振興会に、外部の有識者、各分野の専門 2
事業評価の実施
家等で構成する評価委員会を設置するとと
ア
平成19年度の事業の実施結果について担
もに、当該委員会において、振興会の目標
当各部が自己点検評価を行うとともに、伝統
外 部 評 価 の 実 6−(1)−①
施
外部評価の実施
A
2 事業評価の実施
【定性的に評価】 《実
績》
A ・自己点検評価の実施、評議委員会、評価委員会、公演専門委員会、
事業委員会、芸術文化振興基金運営委員会が開催されているが、事業
項目別−68
等を踏まえ、組織、運営、事業などについ
芸能の公開、現代舞台芸術の公演等について
て評価を実施する。評価に際しては、担当
は、各分野の専門家からの意見聴取を行う。
部署が行う自己点検、事業の実施結果に対
イ
する当該分野の外部専門家からの意見聴取
上記の自己点検評価をもとに、外部有識者
等により構成される外部評価委員会において
1.自己点検評価の実施
評価を実施したことによる成果が記載されていない。
(1) 中期目標期間(第1期)及び19年度の業務実績に関する自己点検評価について
19年2月 3月 各公演専門委員会、事業委員会において事業に対する意見聴取を実施
・公演等の外部評価は、自己点検評価報告書の範囲に限り、丁寧かつ
厳しく評価をおこない順当に機能を果たしているものと認められる。
3月 4月 各部において自己点検評価を実施
等を踏まえ実施する。また、評価結果につ
検討・評価を行い、評価結果については、公
4月 5月 経理部計画課を中心に自己点検評価を取りまとめ
【より良い事業とするための意見】
いては、公表するとともに、組織の改善、
表するとともに、組織の改善、事業の見直し、
5月 8日 理事長により自己点検評価を決定
・各委員による指摘事項と、その改善の実施状況を記載することが望
事業の見直し、事務の改善等に反映させ、
事務の改善等に反映させる。
6月 25日 評議員会において、中期目標期間(第1期)及び19年度の業務の実績に関する評価を審議・決定
まれる。
業務運営の効率化、国民に対するサービス
の向上等に資する。
(2) 20年度の業務の実績に関する自己点検評価について
自己点検評価は膨大な作業量となるため、公演事業については四半期ごとに自己点検評価を実施して取りまとめることにより業務を分散させ、
負担の軽減を図った。
2.評議員会の開催
第15回(6/25)、第16回(9/16)、第17回(3/27)の3回開催した。
議題等:19年度評価及び19年度決算についての審議、中期目標期間(第1期)及び19年度評価結果・評価結果への対応についての報告、20年
度計画実施状況の報告、21年度計画についての審議等
3.評価委員会の開催
第18回(4/14)、第19回(6/13)、第20回(6/20)、20年度第1回(10/30)の4回開催した。
議題等:19年度評価の実施、18年度評価結果への対応についての報告、20年度計画についての説明、20年度評価についての審議等
視 察:国立文楽劇場(11/6∼7、公演事業・養成事業)
、新国立劇場(12/12、施設)
、国立劇場おきなわ(2/12∼14、公演事業・養成事業)
改 選:20年7月1日付けで3名を新任、10月1日付けで2名の改選を行った。
4.公演専門委員会、事業委員会、芸術文化振興基金運営委員会の開催
(1) 公演専門委員会
歌舞伎公演専門委員会 2回開催(6/20・3/25)
文楽公演専門委員会(本館) 2回開催(6/20・3/18)
舞踊公演専門委員会 2回開催(6/17・3/18)
邦楽公演専門委員会 2回開催(6/19・3/18)
雅楽・声明公演専門委員会 2回開催(6/18・3/17)
民俗芸能公演専門委員会 2回開催(6/19・3/18)
大衆芸能公演専門委員会 2回開催(7/4・3/26)
能楽公演専門委員会 2回開催(2/5・3/17)
文楽公演専門委員会(文楽劇場) 2回開催(6/17・2/25)
文楽劇場短期公演専門委員会 2回開催(5/15・3/4)
議題等:中期目標期間(第1期)及び19年度評価結果の報告、20年度公演計画の説明、20年度の公演実施状況についての意見聴取等
(2) 事業委員会
養成事業委員会 1回開催(3/24)
、調査事業委員会 2回開催(8/11・3/9)
議題等:中期目標期間(第1期)及び19年度評価結果の報告、20年度事業計画の説明、20年度の事業実施状況についての意見聴取等
(3) 芸術文化振興基金運営委員会(1/26・3/17)
議題等:21年度助成活動の審査の付託、21年度助成活動の決定、改善意見についての審議等
項目別−69
・各委員会がどのように機能し、評価結果がどのように事業の見直し
・改善等へ反映されたかがわかるように整理することが望まれる。
Ⅲ
財務内容の改善に関する事項
A
中期目標
中期計画
評価基準
年度計画
指標又は評価項
目
S
A
主な実績及び自己評価
B
C
評定
評価委員会によるコメント
F
自己収入の確保や税制措置も活用した寄付金、予算の効率的な執行等に努め、次の観点から適切な財務内容の実現を図ること。
A
国民の鑑賞機会の確保、芸術活動の独創性等に十分留意しつつ、入場料、施設使用料、外部資金等自己収入の層化を図ること。
また、自己収入の取り扱いにおいては、各事業年度に計画的な収支計画を作成し、当該収支計画による運営に努めること。
Ⅲ
予算(人件費の見積もりを含む)、収支 Ⅲ
計画および資金計画
1
予算
予 算 、 収 支 計 7−(1)−①
予算
右記のとおり
画 及 び 資 金 計 1.財務状況
収入面に関しては、実績を勘案しつつ、国 2
収支計画
右記のとおり
画
民の鑑賞機会の確保と芸術活動の独創性等に 3
資金計画
右記のとおり
予算、収支計画及び資金計画
(1) 予算
区分
【定性的に評価】
十分留意した上で劇場入場料等自己収入の増
収
加を図ることや税制措置を活用した寄附金の
運営費交付金
確保等により、計画的な収支計画による運営
雑収入
を図る。
施設整備費補助金
また、管理業務の効率化を進める観点から、
A
計画額
実績額
A 予算、収支計画及び資金計画については、計画額と実績額の乖離につ
(単位:千円)
いて概ね説明がされており、特に問題はないものと判断できる。
増△減
・当期純利益109,303千円が計上されたことにより、利益剰余金は1,0
入
80,432千円となっており、財務状況は良好である。
11,022,899
0
74,609
61,349
△13,260
874,349
874,349
0
電話加入権の減損については妥当であると判断できる。
・仕組債(外国債)に26億円の含み損があるが、元本保証と同等の円
建債券であるため、満期まで保有すれば元本は全額償還される。また、
2,973,748
2,970,541
△3,207
現在運用方針を定めるとともに有価証券の購入に当たっては、資金管
各事業年度において、適切な効率化を見込ん
公演受託事業収入
(注1)
54,850
24,716
△30,134
理委員会で審理を行っているとの説明があり、問題がないものと認め
だ予算による運営に努める。
基金運用収入
(注2)
1,854,938
1,775,468
△79,470
られる。
1,000
0
△1,000
8,900
60,431
51,531
16,865,293
16,789,753
△75,540
1.予算(中期計画の予算)
公演事業収入
11,022,899
寄附金収入
その他の収入
(注3)
2.収支計画
計
支
3.資金計画
出
1,085,877
1,064,826
21,051
うち人件費
(注4)
617,282
640,935
△23,653
うち物件費
(注5)
468,595
423,891
44,704
10,011,631
9,597,027
414,604
事業費
うち人件費
(注4)
2,207,760
2,278,643
△70,883
うち物件費
(注5)
7,803,871
7,318,384
485,487
874,349
874,349
0
施設整備費
公演事業費
(注6)
2,973,748
2,835,341
138,407
公演受託事業費
(注1)
54,850
21,067
33,783
1,864,838
1,843,684
21,154
16,865,293
16,236,294
628,999
基金助成事業費
計
主な増減理由
(注1)受託公演の計画規模と実績の差異
(注2)芸術文化振興基金の運用収入の減
(注3)前年度助成金の減額・要望取下げに係る戻入、及び過年度助成金の交付決定取消に係る返還による増
(注4)退職手当の増
(注5)翌期以降への繰越等による減
(注6)公演費の節約等による減
(2) 収支計画
(単位:千円)
区分
計画額
実績額
増△減
費用の部
一般管理費
1,046,000
1,052,856
△6,856
617,000
640,935
△23,935
429,000
411,921
17,079
8,722,000
9,068,081
△346,081
(注1)
2,208,000
2,286,148
△78,148
うち国立劇場等関係経費(注2)
6,314,000
6,600,778
△286,778
200,000
181,155
18,845
(注1)
うち物件費
事業費
うち人件費
【より良い事業とするための意見】
・2億円を超える公演費の支出減について、発生要因を分析し、公演
一般管理費
うち人件費
なお、利息は為替の影響を受けており、基金運用収入が減少している。
うち舞台芸術振興事業費
公演事業費
(注3)
2,973,000
2,785,310
187,690
公演受託事業費
(注4)
55,000
21,067
33,933
1,865,000
1,843,684
21,316
うち人件費
119,000
113,540
5,460
うち物件費
1,746,000
1,730,144
15,856
減価償却費
1,400,000
930,247
469,753
0
△243,918
243,918
16,061,000
15,457,327
603,673
9,693,000
10,052,090
359,090
75,000
61,314
△13,686
2,973,000
2,968,844
△4,156
基金助成事業費
その他
計
収益の部
運営費交付金収益
雑収入
公演事業収入
公演受託事業収入
(注4)
55,000
24,716
△30,284
基金運用収入
(注5)
1,855,000
1,714,977
△140,023
1,000
0
△1,000
1,400,000
629,421
△770,579
寄附金収入
資産見返運営費交付金戻入
項目別−70
事業等のさらなる効率化への検討材料とすることが望まれる。
・現在の環境下では有価証券の満期まで20年を超えるため、資金が長
期に固定される商品やリスクのある商品を避けることが望まれる。
資産見返寄附金戻入
0
52,234
52,234
貸倒引当金戻入
0
2,603
2,603
9,000
60,431
51,431
16,061,000
15,566,630
△494,370
純利益
0
109,303
109,303
積立金取崩額
0
0
0
総利益
0
109,303
109,303
その他の収入
(注6)
計
主な増減理由
(注1)退職手当の増
(注2)総支出額のうち資本的支出以外の支出の増
(注3)公演費の節約等による減
(注4)受託公演の計画規模と実績の差異
(注5)芸術文化振興基金の運用収入の減
(注6)前年度助成金の減額・要望取下げに係る戻入、及び過年度助成金の交付決定取消に係る返還による増
(3) 資金計画
(単位:千円)
区分
計画額
資金支出
実績額
増△減
21,456,000
46,011,389
24,555,389
業務活動による支出
(注1)
15,461,000
29,276,526
13,815,526
投資活動による支出
(注2)
4,189,000
13,160,652
8,971,652
財務活動による支出
(注3)
0
242,756
242,756
1,806,000
3,331,455
1,525,455
資金収入
21,456,000
46,011,389
24,555,389
業務活動による収入
16,791,000
29,842,662
13,051,662
運営費交付金による収入
11,023,000
11,022,899
△101
2,973,000
2,758,668
△214,332
翌年度への繰越金
公演事業による収入
公演受託事業による収入
55,000
58,388
3,388
1,855,000
1,638,517
△216,483
885,000
14,364,190
13,479,190
1,374,000
12,589,701
11,215,701
施設整備費補助金による収入(注5)
874,000
469,953
△404,047
その他の収入
500,000
12,119,748
11,619,748
財務活動による収入
0
157
157
民間出えん金受入による収入
0
157
157
3,291,000
3,578,869
287,869
基金運用による収入
その他の収入
(注4)
投資活動による収入
(注6)
前年度よりの繰越金
主な増減理由
(注1)投資有価証券、有価証券の取得による支出増
(注2)有価証券の取得、定期預金の預入による支出増
(注3)リース債務の返済による支出
(注4)投資有価証券の売却・償還、有価証券の償還による収入増
(注5)補助金の一部が未収金となっているため
(注6)定期預金の払戻、有価証券の償還による収入増
3.運営費交付金債務
(1) 21年3月31日現在における運営費交付金債務残高は422,387千円である。
(単位:千円)
区分
期首残高/受入額
費用進行基準による収益化額
平成20年度運営費交付金
11,022,899
10,600,512
422,387
計
11,022,899
10,600,512
422,387
(2) 期末残高のうち繰り越して執行する運営費交付金債務の主な内容は次のとおりである。
(平成21年度執行予定)
・
施設改修工事
234,315千円
・
舞台設備改修工事
162,638千円
・
助成情報提供等事業費に充当
25,347千円
5.外部資金の獲得状況(14件、48,985千円)
Ⅳ
短期借入金の限度額
短期借入金の限度額は、10億円。
Ⅳ
・
文化庁芸術祭祝典等の受託事業収入
3件、24,716千円
・
芸術祭主催公演等における負担金による収入
6件、24,111千円
・
芸術文化振興基金に対する民間出えん金
5件、
短期借入金の限度額
運営費交付金の受入の遅延が生じた場合、短期
実績なし
短期借入金が想定される理由は、運営費交 借入金の限度額(10億円)の範囲内で借り入れを
付金の受入の遅延が生じた場合である。
Ⅴ
行う。
重要な財産の処分等に関する計画
重要な財産を譲渡、処分する計画はない。
期末残高
実績なし
項目別−71
158千円
Ⅵ
剰余金の使途
2.剰余金
決算において剰余金が発生したときは、次の経費等に充てる。
(1) 損益計算の結果、20事業年度の当期純利益は109,303千円である。
1
助成事業の充実
(2) 利益が生じた主な理由
2
公演事業の充実
[収入支出決算]
3
伝統芸能伝承者養成事業・現代舞台芸術実演家等研修事業の充実
①
4
調査研究・資料の収集活用・公演記録の作成活用等事業の充実
5
研修器具、芸能資料等の購入・修理
・
歌舞伎公演、文楽公演などの公演費の217,506千円の支出減
6
観劇者サービス、情報提供の質的向上、老朽化対応等のための施設・設備の充実
・
歌舞伎公演、文楽公演などの劇場入場料収入の25,289千円の収入増
公演事業等において、138,849千円の利益が生じた。その主な内容は次のとおり。
(利益要因)
(損失要因)
・
②
舞台管理費などの附帯事業費の113,119千円の支出増
基金助成事業において、7,785千円の損失が生じた。その主な内容は次のとおり。
(利益要因)
・
前年度助成金の減額・要望取下げに係る戻入、及び過年度助成金の交付決定取消に係る返還による収入の51,530千円の収
入増
・
助成業務に係る経費の18,206千円の支出減
(損失要因)
・
基金運用収入の79,470千円の収入減
[損益計算]
③
前中期目標期間繰越積立金を財源とした資本的支出により41,790千円の費用の減となった。
④
自己財源で取得した資産の減価償却により25,106千円の費用の増となった。
⑤
前期未収収益より今期未収収益が減少したことにより55,107千円の収益の減となった。
⑥
リース資産に係る損益計算の結果、16,504千円の収益増となった。
項目別−72
Ⅳ
その他主務省令で定める業務運営に関する重要事項
A
中期目標
中期計画
評価基準
年度計画
指標又は評価項
目
S
A
B
主な実績及び自己評価
C
評定
F
A
人事管理(人件費、意識改革等)、人事交流の適切な実施により、内部管理業事務の改善を図ること。
Ⅶ
その他業務運営に関する重要事項
1
1
人事に関する計画
人事に関する計画
人 事 に 関 す る 8−(1)−①
(1)職員の計画的、適正な配置を図るとともに、 計画
評価委員会によるコメント
Ⅳ
人事に関する計画
A
業務運営
A ・取り組みは、計画的に実施されており、適切であると認められる。
(1) 方針
外部機関との人事交流を適切に進め、多様な人 【定性的に評価】 1.人事に関する計画
ア
材を確保・育成する。
《実
もに、効果的なと人事交流を実施すの推
(2)引き続き、職員の能力の向上、意識の改善
一般事務職員の採用は基本的に毎年5人、舞台技術職の職員の採用は原則として1年おきに2名を計画しているところである。特に舞台
・職員満足度(ES)を把握・分析するなど、取り組みの効果を測り、
進等を図る。
を図るため、各種研修の実施及び福利厚生の充
技術職については、継続的な採用により舞台に従事する職員の年齢構成に大きな偏りを作ることなく、技術の円滑な継承に努めてい
取組が適切かを把握することが望まれる。
実を図る。
る。
・舞台表現に携わる専門職を養成する人事システムの構築が望まれ
・観客サービス研修、電話マナー研修等の内
国の機関、国立大学法人等との人事交流を実施し、多様な人材の確保によって組織の活性化を図った。
る。
①職員に対する実務研修等の充実により、
部研修を企画・実施する。
また、国立劇場おきなわ運営財団及び新国立劇場運営財団の要請により振興会職員を派遣し、国立劇場おきなわ及び新国立劇場にお
各職員の能力開発、専門性の確保及び意
・会計及び人事等の外部の研修に派遣する。
ける円滑な委託業務の実施に資することができた。
識改革を行い、より効率的な業務運営を
・職員の心の健康に関する相談窓口を充実さ
・
国の機関及び国立大学法人から出向者の受入(16人)
図る。
せ、職場環境の向上を図る。
・
新国立劇場運営財団からの出向者の受入(3人)
②福利厚生の充実
・
国の機関への職員の派遣(3人)
(2) 人員に係る指標
・
国立劇場おきなわ運営財団への職員の派遣(4人)
常勤職員について人件費の抑制を図る。
・
新国立劇場運営財団への職員の派遣(16人)
(参考)
新規採用職員を対象とした観客サービス研修・電話マナー研修や、営業部門の職員を対象とした営業研修を行い、職員の能力を向上
イ
職員の計画的、適正な配置を図るとと
以下の取組みにより、事務能率の維持、
増進を図る。
績》
【より良い事業とするための意見】
中期目標の期間中の人件費総額見込み
させるとともに、顧客サービスの充実を図った。また採用後3年以内の職員を対象として舞台公演に即した公演研修を開始し、専門的
11,130百万円
知識の習得と意識の向上を図った。セクシャルハラスメント・メンタルヘルス研修を行い、これらに起因する問題が職場において生
但し、上記の額は、役員報酬並びに職
じることのないよう配慮し、職員の利益の保護及び職務能率を発揮できるように努めた。また、その他の内部研修や外部研修の積極
員基本給、職員諸手当及び超過勤務手当
的な導入を行い、業務に必要な専門的知識の習得を図った。
に相当する範囲の費用である。
心の健康に関する相談窓口については、外部専門業者との連携を密にし、電話・メール・面談等によってプライバシーの保護に配慮
し、気軽に相談できるような環境を整えた。
2
施設設備に関する計画
A
(1) 劇場等の安全かつ良好な施設環境を維持するとともに、業務の目的・内容に適切に対応するため、長期的視野に立った施設・設備の整備計画を作成すること。
(2) 国立劇場おきなわの用地(未購入の部分)について、関係機関と調整の上、計画的に購入を進めること。
2
施設及び設備に関する計画
(1) 施設・設備の老朽化への対応、劇場利
2
施設・設備に関する計画
(1) 施設・設備の老朽化への対応、劇場利用の
施 設 及 び 設 備 9−(1)−①
に関する計画
施設及び設備に関する計画
A
2.施設・設備に関する計画
用者の安全確保及び利便性の向上等のた
安全確保及び利便性の向上等のため、長期的な 【定性的に評価】 《実
め、長期的な視野に立った整備計画を策
視野に立った整備計画を策定し、別紙4のとおり
定し、施設・設備に関する計画に沿った
施設・設備に関する計画に沿った整備を推進す
・
新国立劇場オペラ劇場舞台機構操作卓整備工事 427,350千円
整備を推進する。
る。
・
新国立劇場中劇場音響出力系機器整備工事 35,235千円
・
国立劇場おきなわ土地購入
また、国立劇場本館が開場以来40年以
また、国立劇場本館が開場以来40年以上経過
上経過していることに鑑み、将来を見据
していることに鑑み、将来を見据えて、長期的
えて、長期的な視野に立った整備方針に
な視野に立った整備方針について検討する。
ついて検討する。
るため、用地(未購入の土地)について、別紙4
実施するため、用地(未購入の土地)に
のとおり施設・設備に関する計画に基づき、関
ついて、施設・設備に関する計画に基づ
係機関と調整を行い、計画的に購入を進める。
き計画的に購入を進める。
績》
1.施設整備費補助金による施設・設備の整備等
411,764千円
2.運営費交付金による施設・設備の整備等
(2) 国立劇場おきなわの管理運営を適切に実施す
(2) 国立劇場おきなわの管理運営を適切に
A ・計画どおり実施されているものと判断できる。
本館消防用設備(自動火災報知設備等)の改修を実施し、関係法令に基づき所要の改善を図った。演芸場エレベーターリニュー
アル、演芸場受水槽更新等を実施し、施設設備の老朽化対策及び保全を図った。
大劇場エスカレーターに可変速モーターを設置したほか、本館理髪室跡に洋式楽屋(特別洋室)を新設、演芸場客席絨毯張替等
を実施し、観劇環境及び利便性を向上するとともに、施設・設備の保全を図った。
(3) 国立劇場の観劇環境の整備のため、劇場利用
国立劇場おきなわ外壁ライトアップ用照明改修工事
11,000千円
者及び外部専門家の意見等を踏まえ、振興会に
設置する環境整備委員会等において施設・設備
3.長期的な視野に立った整備方針の検討
の充実のための検討を行い、可能なものは速や
開場以来40年以上経過した国立劇場本館の施設・設備、舞台機構、照明設備、音響設備等について、今後20∼30年程度の長期的な
かに実施する。
期間において必要となる改修・更新内容及び整備方針の在り方等について、関係部署(総務部、経理部、舞台技術部)において検討
を行った。今後は恒常的な検討機関において、建物施設等についてより具体的な調査・研究、整備方針の策定等を進める。
3
A
積立金の使途
前期中期目標の期間の最終年度において、
独立行政法人通則法第44条の処理を行ってな
積立金の使途
10−(1)−①
積立金の使途
【定性的に評価】 4.積立金の状況
お積立金があるときは、その額に相当する金
区分
A
(単位:千円)
期首残高
当期増加額
当期減少額
期末残高
額のうち文部科学大臣の承認を受けた金額に
通則法44条1項積立金
1,215,364
476,586
1,691,950
0
ついて、やむを得ない事由により前期中期目
通則法44条3項積立金
270,078
0
270,078
0
標期間中に完了しなかった業務及び芸術文化
(目的積立金)
振興基金の運用収入を充てるべき業務の財源
前中期目標期間繰越積立金
0
1,012,918
41,790
971,128
1,485,443
1,489,504
2,003,819
971,128
に充てることとする。
計
※
平成19年度は中期目標の期間の最後の事業年度であったため、積立金1,691,950千円のうち1,012,918千円について、平成20年
6月30日に主務大臣の承認を受けて次期中期目標期間の業務の財源に充てることとして前中期目標期間繰越積立金としたものであ
る。前中期目標期間繰越積立金の当期減少額41,790千円は、そのうちの目的積立金相当部分270,078千円について一部を取崩し、
項目別−73
A ・積立金の使途は妥当であると判断できる。
老朽化対応等のための施設・設備整備に充当したものである。
3 その他振興会の業務の運営に関し必要な事項
(1)特定の公益法人に対し随意契約により継続して委託している新国立劇場及び国立劇場おきなわの管理運営業務については、経費削減に資する効果の検証を厳密に行った上で、当該契約内容を見直し、更に効率化を図るとともに、透明性を確保す
ること。
(2)劇場等の管理・運営等業務について、「公共サービス改革基本方針」(平成19年12月24日閣議決定)に基づき、民間競争入札の実施の可否等を検討し、平成20年度中に結論を得ること。
3
その他振興会の業務の運営に関し必要
な事項
(1) 国立劇場おきなわの管理運営について
3
その他振興会の業務の運営に関し必要な事項
その他振興会
11−(1)−①
その他振興会の業務運営に関し必要な事項(業務委託)
B
国立劇場おきなわの管理運営については、沖縄 の 業 務 運 営 に 3.運営委託(国立劇場おきなわ・新国立劇場)
芸能・文化の独自性とその伝統を活かし、地方自 関 し 必 要 な 事 《実
績》
治体等地元の協力を得るため、財団法人国立劇場 項(業務委託) 1.国立劇場おきなわ運営委託(財団法人国立劇場おきなわ運営財団)
を活かし、地方自治体等地元の協力を得
おきなわ運営財団に委託して行う。
るため、財団法人国立劇場おきなわ運営
財団に委託して行う。
新国立劇場の管理運営についても、芸
術家、芸術団体等の創意、工夫を取り入
れるとともに民間等の協力を得るため、
金額面からは業務の効率化が図られたとは言えない。また、収入に占
(1) 委託契約の状況
また、新国立劇場の管理運営についても、芸術家、
B ・財団法人国立劇場おきなわ運営財団の委託費については、設立以降、
毎年度減少している。しかし、平成20年度は前年度比99.9%であり、
は、沖縄芸能・文化の独自性とその伝統
【定性的に評価】
B
める委託費の割合は、約9割を占めている。
20年4月1日付けで、20年4月1日から21年3月31日までの組踊等沖縄伝統芸能に係る業務及び劇場の管理運営に関する業務委託契
・財団法人新国立劇場運営財団の収入に占める委託費の割合は、7割
芸術団体等の創意、工夫を取り入れるとともに民間
約について701,533,000円を限度として締結。委託確定額は681,219,000円である。
弱を占めている。
等の協力を得るため、財団法人新国立劇場運営財団
(2) 委託内容
・運営委託している両財団に関し、昨年度の全体評価の項において、
に委託して行う。
公演の実施(沖縄伝統芸能等30公演)
「運営状況を確認する方途として、財団の管理運営に関する事項につ
②
組踊(立方・地方)伝承者の養成
いても把握できるよう契約内容を改善すべきである」としたのに対し、
財団法人新国立劇場運営財団に委託して
果の検証を厳密に行った上で、更に効率化を図る
③
沖縄伝統芸能に関する調査研究、資料収集・利用業務
「改善を検討する」というにとどまっているのは残念であり、改善の
行う。
とともに、透明性を確保する。
④
劇場施設の貸与(大劇場、小劇場)
検討の次のステップが必要である。
なお、委託に当たっては、経費削減に
⑤
劇場施設の管理運営
資する効果の検証を厳密に行った上で、
⑥
その他附帯する業務
更に効率化を図るとともに、透明性を確
なお、委託に当たっては、経費削減に資する効
①
【より良い事業とするための意見】
(3) 運営に関する協議及び報告の状況
保する。
・両財団とも委託先における業務の効率化等を見ると、様々な取組が
①
業務委託に関係する規程の改正を協議(就業規程の一部改正について)
なされているので、内部監査等を実施することにより、一層の効率化
②
業務委託契約の変更、収支計画の変更を協議
を指導することが望まれる。
・運営等業務について、「公共サービス改
③
各四半期終了後に受託業務状況報告書を受領
・委託費の限度額を設定するにあたっては、委託内容等を見直し、さ
革基本方針」
(平成19年12月24日閣議決定)
④
委託期間終了後に受託業務実績報告書を受領
らなる効率化に努めることが望まれる。
に基づき、民間競争入札の実施の可否等
⑤
劇場施設(固定資産)取得報告書兼引き渡し書を受領
・運営財団に委託したためにどのような効率化や利便性を得ている
(2) 振興会の設置・運営する劇場等の管理
を検討し、平成20年度中に結論を得る。
(4) 運営委託の方針・連絡体制の整備等
かという観点による運営状況の分析が望まれる。
運営財団の業務内容が振興会年度計画に沿った形でより効率的に実施され、かつ成果があがるよう、昨年度に引き続き新規採用
職員の東京における研修の実施のほか、予算執行に関する意見交換を行った。4月には振興会と運営財団との連携体制について、財
団職員を対象に振興会理事による研修を実施した。このような機会を増加させることによって、振興会と運営財団が共通理解のも
と、事業の実施及び劇場の管理運営に当たれる環境整備を行った。
(5) 効率化状況等
①
効率化状況等
年度
(単位:千円)
16年度
金額
17年度
795,306
前年度比
−
18年度
19年度
755,686
722,282
681,873
681,219
95.0%
95.6%
94.4%
99.9%
※
国立劇場おきなわは16年1月に開場したため、16年度が平年度化の1年目となる。
②
委託先における業務の効率化等
ア
20年度
効率化に関する取組み
①
情報システムの活用
20年度から稼働した施設使用管理システムにより、各種手続用紙の印刷や統計情報の取得が容易になり、施設使用者へのサ
ービス向上と事務処理の効率化が図られた。
また、基幹業務システムにおいては、公益財団法人移行に伴い、21年度中に既存の会計システムを新公益法人会計に対応で
きるよう検討する。
②
事務手続きの簡素化
ホームページリニューアルにより、1課のみで行っていたホームページ更新業務を、関係課係で行うことが可能となり、一極
集中型の作業が分散され、情報の変更等の配信を素早く行うことが可能となった。
決裁書類については、入札に関する決裁書類の合議を最小限にとどめ、事務手続きの簡素化を行った。
③
随意契約の見直し及び外部委託の推進
随意契約の見直しにより火災保険等契約を一般入札に移行した。また一般入札に馴染まないポスター・チラシ等作成に関し
ては、公募方式(プロポーザル方式)による公示を行い、公平性を図った。
入札公告を敷地内に掲示するとともに、ホームページで競争入札参加に必要な資格・競争参加資格有資格者一覧・入札情報
(入札公告等)を掲載し、入札機会の拡大を図った。
④
省エネルギー、リサイクルの推進
事
項
光熱水量
区
分
使用量/処理量
前年度比
電気使用量
2,472,790kwh
ガス使用量
26,581㎥
1.2%
水道使用量
6,637㎥
△26.5%
廃棄物
産業廃棄物等
6,062kg
70.4%
ペーパレス化
コピー枚数
580,973枚
7.3%
用紙購入枚数
390,000枚
△11.4%
光熱水量の削減について主に以下のことを行った。
・貴賓室や稽古室等のカビ対策として実施していた機械換気時間を見直し、電力量を節減した。
・夏季の軽装勤務奨励(クールビズ)及び冷暖房の抑制を行った。
・季節に応じた灌水時間の調整により、植栽への放水を節減した。
・ペーパレス化については、会議資料等の両面コピー及び両面印刷を推奨し、購入用紙を節減した。
イ
給与水準の適正化等
項目別−74
△3.6%
国立劇場おきなわ運営財団の職員は沖縄県からの出向職員で構成されており、沖縄県条例に準じ、20年4月より財団職員の給与
等の減額(給与月額の3/100減額、期末及び勤勉手当の2/100減額等)が行われている。
ウ
組織機構の在り方の検討
公演の企画業務について質の向上を図るため、21年度より沖縄の芸能について専門知識を有する人材を外部から採用する。
舞台美術の専門職員を育成するため、21年度より新規職員を外部から採用する。
劇場に関する業務の知識を持つ人材を育成するため、21年度から独立行政法人日本芸術文化振興会に職員1名を1年間派遣する。
エ
情報開示の推進
財団法人国立劇場おきなわ運営財団の業務及び財務等に関する情報を開示するため、ホームページにより以下の情報を公開し
ている。
・定款又は寄付行為・役員名簿・事業報告書・収支計算書・正味財産増減計算書・貸借対照表・財産目録・事業計画書・収支
予算書・委託に係る事業概要・組織図・事務分掌
2.新国立劇場運営委託(財団法人新国立劇場運営財団)
(1) 委託契約の状況
20年4月1日付けで20年4月1日から21年3月31日までの現代舞台芸術の公演等及び劇場の管理運営に関する業務委託契約について
4,879,603,000円を限度として締結。委託確定額は、4,879,603,000円である。
(2) 委託内容
①
現代舞台芸術の公演(オペラ12、バレエ7、現代舞踊4、演劇9、その他1、地域招聘1)
②
現代舞台芸術の実演家その他関係者の研修
③
現代舞台芸術に関して調査研究を行い、資料を収集し、利用に供すること
④
劇場施設を現代舞台芸術の振興又は普及を目的とする事業その他のための利用に供すること
⑤
劇場施設の管理運営
⑥
附帯する業務
(3) 運営に関する協議及び報告の状況
①
業務委託契約に関する規程の改正を協議(規程の一部改正について)
②
各四半期終了後に受託業務状況報告書を受領
③
委託期間終了後に受託業務実績報告書を受領
④
固定資産取得報告書及び不要通知書を受領
(4) 運営委託の方針・連絡体制の整備等
運営財団の業務が業務委託契約書に定める事業計画書及び収支計画書に沿った形で実施されているか、業務に関する意見交換や
受託業務状況報告書により検証を行っているところである。9月には文部科学省評価委員会の評価結果を踏まえ、振興会・財団間の
連携強化のため、財団職員を対象に振興会理事による研修を実施した。また財団の主要な会議には常に振興会職員が出席するなど、
連絡体制の強化に努めている。
(5) 効率化状況等
①
効率化状況等
・
委託費の状況(単位:千円)
年度
16年度
金額
5,107,980
前年度比
17年度
97.1%
4,986,982
18年度
5,092,003
97.6%
102.1%
19年度
5,054,843
99.3%
20年度
4,876,603
96.5%
※
16年度前年度比は15年度通年との比較。
※
18年度は新国立劇場情報センターに係る業務を新たに委託した(230,352千円の増)。この影響を除外した場合の委託費は4,861,
651千円で17年度比97.5%である。19年度についてもこの影響を除外した場合の委託費は4,827,175千円で18年度比99.3%である。
②
委託先における業務の効率化等
ア
効率化に関する取組み
①
情報システムの活用
(1)運用支援システムおよび周辺機器、ネットワーク機器の更新を行った。
サーバ、PC、プリンタなどの機器を、将来の大容量データ通信の環境に備えるために、接続回線を高速化した。新国立
劇場と研修所がある花伝舎との間に、専用線を導入し、劇場内と同じ条件で作業ができるようにした。オペラ劇場(オペ
ラパレス)、中劇場、小劇場の客席、舞台、ホワイエ・ロビー、および各リハーサル室にて総合情報システムが使用できる
ように、無線LANの設置を含む、LANの拡大を図った。
(2)業務支援システムの改修・機能追加を行った。
業務支援システムの見直しを行い、不要な支援システムを破棄し、利便性の向上を図った。衣裳・小道具等管理システ
ムの新規構築を行い、ICチップによるデータ管理を実現した。
②
事務手続きの簡素化
(1)新給与システムの導入の検討・準備を行った。
会計システムと連動した、より利便性の高い給与システムを21年度4月より導入するため、検討・準備を行った。
(2)新国立劇場建物関係図面のデータベース化を行った。
新国立劇場の建築図、機械設備図及び電気設備図は、CAD図面化されたものとされていないものが混在しているため、
改修工事における設計図や関係機関への提出図面の作成に当たってCADデータを基に作成することができなかった。今年
度、施設維持管理用CADソフトウェアを購入したことにより、手書き図面の解消を図った。今後これら関係図面全てをCAD図面
化して行く予定である。
③
随意契約の見直し及び外部委託の推進
19年度の外部委託契約における随意契約数は24件であったが、20年度に新たに一般競争入札を行った結果、8件になった。
④
省エネルギー、リサイクルの推進
電気製品については省エネタイプを採用し、また事務室内のこまめな点灯・消灯を推進した。
空調機の運転はタイムスケジュールに基づいて行い、確認・見直しを実施した。共通エリアの冷房温度設定を調整した。
地球温暖化防止対策(CO2の削減)として、次のような節電対策等を行った。
項目別−75
・蛍光灯照明器具のインバータ安定器への取替えを計画的に実施
・オペラ・中・小劇場の各客用及び職員用トイレ全てに人感センサーを設置した。また、各客用及び職員用の女子トイレ
全てに擬音装置を設置した。
・ 冷温水ポンプ設備及び空調機の一部にインバータを設置
・ 省エネVベルトの交換
使用量
前年度比
電気
7,686,686kwh
ガス
6,114㎥
9.3%
水道
14,801㎥
△10.9%
使用量
コピー枚数
コピー用紙購入枚数
前年度比
1,630,915枚
△6.8%
3,291,00枚
△5.3%
処理量
一般廃棄物
産業廃棄物
イ
前年度比
73,865kg
△8.8%
0
0
32,869kg
△5.3%
再利用廃棄物
⑤
△8.4%
廃棄物の減量化及びリサイクル率の向上を行った。
給与水準の適正化等
新国立劇場運営財団の職員給与については、振興会職員給与規程に準拠した規程を整備し、適正に執行している。
ウ
組織機構の在り方の検討
新国立劇場は、①水準の高い舞台芸術を内外に発信する、②国民の皆様が親しみを持ち、多くの人々が集う劇場にするとい
う目標を立て、その実現のために、18年度に、5部1室体制から4部1室1主管体制とし、広報情報課(総務部)及び劇場サービ
ス課(営業部)を設置するなど財団の組織体制の抜本的な見直しを行い、19年度も、会計の一元化(制作部が分掌していた自
主公演の事業費の計画に関する事務を総務部会計課に移管)と人員配置の一部見直し(会計の一元化や自主公演制作の業務量
増加を考慮)を行った。20年度には、このような組織体制が定着し、組織見直しの狙いを具現化しつつある。21年度からは、
広報情報課から広報室を分離独立させ、広報機能をさらに強化することとしている。
エ
情報開示の推進
財団法人新国立劇場運営財団の業務及び財務等に関する情報を開示するため、ホームページにより以下の情報を公開してい
る。
・寄付行為・役員名簿・事業報告・収支計算書・正味財産増減報告書・貸借対照表・財産目録・事業計画・収支予算書・目的
・事業・組織・入札情報
内部統制(監査規定、体制、監査実績、監査内容 等)についての評価委員会のコメント
監事監査及び内部監査に係る規程及び体制の整備状況並びに監査実績によれば、内部統制は有効に機能しており評価できる。
また、内部監査の指摘に伴うタクシー利用に関する内規の徹底等により、タクシー使用金額が前期比41%減となる等、監査における指摘事項を踏まえた改善も行われており、評価できる。
今後についても、より一層の無駄の削減が望まれる。
コンプライアンス体制の整備状況及び取り組み事例等によれば、研修等による積極的な取り組みがなされており、評価できる。
項目別−76
Fly UP