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株主通信 [PDF:3579KB]
証券コード :2349 証券コード :2349 株主通信 vol.10 45 YEAR th Nippon Information Development Co.,Ltd. 第45期 決算報告 2011年4月1日〜2012年3月31日 Mobile & Embedded Uビジネス時代に新たなステージで挑戦し続けるNID ITの発展を根底から支える技術力とノウハウ。NIDでは、 4つの事業+付加価値ビジネスで最先端の技術を提供しています。 当社グループは、 ヒューマンウェアをコンセプトに、 最先端の組込み技術をはじめ、 3つの領域・5つの分野でソリューションを展開。 お客様の業務効率化と生産性の向上に貢献できるシステムの開発・構築から 運用に至るまで、 幅広い分野でサービスを提供しています。 Communication System 通信システム開発 ●モバイル関連 ●カーエレクトロニクス Business System システム開発 ●官公庁 ●デジタル無線 その他 その他 Data Entry データエントリー ●システム開発╱運用管理 ●データエントリー業務 ●ネ ットワーク・サーバー構築 ╱支援 ●インターネットサービス ●セキュリティサービス ●その他 1 ●イメージエントリー業務 ●人材派遣業務 情報処理サービス ●損保 ●物流 ●ホームエレクトロニクス ネットワークソリューション ●生保 ●共済 ●医療機器・情報機器 Network Solution 情報システム開発 その他 Additional Value Business ●パートナーとのアライアンス ●スマートフォン等 アプリケーション開発 ●プロダクト製造・販売 付加価値ビジネス To Our Shareholders 株主の皆様へ 株主の皆様におかれましては、平素より当社グループに格別 のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。 ここに当社グループ2011年度(平成23年度第45期)の連結 決算概況をご報告申し上げます。 当期におけるわが国経済は、震災による影響から徐々に持ち 直しの動きが見られたものの、欧州財政危機や円高の長期化等 により、予断を許さない状況が続いております。 情報サービス業界においても、企業のIT投資は抑制傾向のま ま推移しており、厳しい状況が続いております。 このような状況の中、当社グループでは、既存顧客に対する 現場営業の徹底、 「とる営業」から「生み出す営業」への転換など により営業体制を強化し、受注獲得に努めました。また既存分 野の事業に加えて付加価値ビジネスへも取り組み、技術を活か しつつ新たな事業領域の拡大を目指してまいりました。 これらの結果、売上面では、震災の影響を受けながらも、当社 の特長であるバランス経営の強みを活かし、前年を上回ること ができました。 今後も厳しい状況が続くと予想されますが、当社グループで は、引き続き営業力の強化に軸足を置き、コアビジネスの強化・ 拡大を推進するとともに、付加価値ビジネスへの注力および専 門技術者教育など、将来を見据えた施策を進めてまいります。 株主の皆様におかれましては、一層のご指導ご鞭撻を賜りま すよう、お願い申し上げます。 平成24年6月 代表取締役社長 鈴木 清司 Nippon Information Development Co.,Ltd. 2 History NID成長の軌跡 Since1967 独立系の情報サービス企業として、走り続けて45年。 その成長の軌跡をご紹介いたします。 1967年〜 1967年5月 千葉県佐原市(現:香取市)において資本金600万円で「(株) 京葉計算センター」として設立、データエントリーを中心に 情報サービス事業を開始。代表者:小森孝一(現会長) 2000年〜 2000年3月 制御システム部 (現通信システム第2部) が品質マネジメン トの国際規格であるISO9001を取得 2000年12月 松下システムエンジニアリング(株)殿より携帯電話基地局 のソフトウェア開発への貢献に対して感謝状をいただく。 このプロジェクト参加により通信事業の基盤技術を確立 2001年11月 プライバシーマーク認証取得 2003年1月 JASDAQ市場へ上場 1969年9月 東京都港区北青山において 「 (株) コンピュータ・マーケティ ング」 設立。 ソフトウェア開発を 手掛ける。 代表者:北川宗助 1972年12月 上記2社が合併し、新社名を「(株)日本情報開発」とする。 代表取締役社長に北川宗助が就任 1977年4月 1985年9月 「 (株)インフォーメイション・エント リー」 ( 現NID・IE)を設立 (東京都新 宿区) (株)エヌアイデイ・インフォメ イションシステムズ ( 現NID・ IS) ( 、 株)東北エヌアイデイ (現 NID東北) を設立 1986年5月 NIDが現在地へ移転 1994年10月 新社名を現在の「(株)エヌアイデイ」に改 める 1995年7月 PC版データ入力システム 「パンチうてる くん」 販売開始 1997年10月 創立30周年を迎える 3 2003年7月 第6回組込み開発技術展 (ESEC) に出展。 技術展示を行う。 以後、 第10回まで毎年出展 2004年3月 環境マネジメントの国際規格であるISO14001認証取得 2005年6月 新社長に鈴木清司専務が就任。 小森孝一前社長は会長に就任 2004年8月 株式分割 (1株を3株に分割) 新しいロゴマークを発表 2005年11月 組込みソフトウェア自動評 価システム 「E-stas」販売開 始 2010年〜 2006年3月 NID、通信システム事業部でCMM (ソフトウェ ア能力成熟度モデル) レベル2到達 2006年4月 NID・IS、幼 児 対 象e-ラ ー ニ ン グ「 え り ー と あ い」販売開始 2006年10月 株式分割(1株を2株に分割) 2007年9月 社団法人日本経済団体連合会(経団連)入会 2008年4月 NID・ISが特定保健指導支援ソフト 「MIEL (ミエー ル) 」 販売開始 2010年1月 2010年3月 NIDグループ全社で情報セキュリティの国際規格である ISO27001認証取得 経営支援システム 「経営革新 シリーズ」 の販売開始 2010年4月 ジャスダック証券取引所と大 阪証券取引所の合併に伴い、大 阪証券取引所JASDAQ市場に 上場 2010年6月 NID・IS、モバイルプロモーションサービス 「PopApp (ポップアッ プ) 」 販売開始 2010年12月 NID、iPhoneアプリケーション「ImageFlow」を販売開始 2011年4月 NID、 NS事業部にANA部を創設。創立以来の取 引関係をさらに強化 2008年12月 2009年3月 2009年6月 「第1回スマートフォン& モ バ イ ルEXPO」に 出 展。 「Nstylist」 「 、PopApp」 等を 展示 NID・ISが iPhoneおよび iPod touch用のアプリケーション 「Ki-Ri-e (キリエ) 」 販売開始 N ID、iP ho n e および iPod touch用のアプリケーション 「ToyMode(トイモード)」 販売開始 NID、 「PhotoCipher™(フォトサイファー)」を カオスウェア社と共同開発し、 共同で販売 NID、 Androidサ ー ビ ス プ ラ ッ ト フォーム 「Nstylist」 サービス開始 2011年6月 NID・IS、 土地改良区向け複式簿記会計 システム 「水土里ネット会計」の販売 開始 2011年7月 NID・ISがiPhone、 Androidアプリ向 け 「えりーとあい」 販売開始 2011年11月 「MCPCモ バ イ ル ソ リ ュ ー シ ョ ン フェア2011」 に出展。 「Nstylist」 を展 示 2012年2月 2012年3月 2012年5月 NID、 Androidスマートフォン待受画 面向けのメディアプラットフォーム 「VALiBO (バリボ) 」 サービス開始 ISO9001の認証取得範囲をNIDグループ全社へ拡大 「第2回スマートフォン&モバイルEXPO」 に出展 Nippon Information Development Co.,Ltd. 4 Top Interview 社長インタビュー オープンイノベーションを加速させ、 顧客満足度を追求しながら 安定と成長を目指します。 代表取締役社長 鈴木 清司 業績は前期比増収減益となりました。 5 当期は、 甚大な被害をもたらした東日本大震災による厳 撲滅を目指します。 しい状況から持ち直しの動きが広まりましたが、 欧州財政 IT業界全体が厳しい中、 当社の事業戦略はしっかりと波 危機やタイの洪水による経済の減速など、 不透明な状況が をつかんでいたと思います。 通信システム事業では、 成長力 続きました。 当初より厳しい経営環境であると考えていま のある自動車やスマホ、 医療関連の受注が増加。 情報システ したが、 長年にわたるバランス経営が奏功し、 売上高は前期 ム事業およびネットワークソリューション事業では、 主要 を上回ることができました。 顧客からの受注が安定的に推移するなど、 基幹事業での安 しかし、 NID東北が震災の影響により減益となったほか、 定感に加え、 成長事業分野への注力が結実しました。 不採算プロジェクトの発生により、 誠に遺憾ながら減益と また2012年8月には、東京都中央区の 「晴海アイランド なりました。 また、 法人税率引き下げに伴う繰延税金資産取 トリトンスクエア」 にオフィスを移転します。 今まで点在し り崩しによる法人税等調整額の増加に加え、 移転関連の特 ていた事業所を集約することで、 事業の連携強化が図れる 別損失も発生しました。 不採算プロジェクトは、 通信システ ほか、 お客様からの要望が強いプロジェクトごとのセキュ ム事業と情報システム事業の両部門で複数発生し、 どれも リティ強化も同時に実現します。 新しく快適な職場環境は、 プロジェクト管理と外注管理のミスが重なった結果です。 経営効率の向上とともに、 社員モチベーションのアップに 今後はさらにリスク管理を徹底し、 不採算プロジェクトの つながると考えています。 オープンイノベーションの手法で、付加価値ビジネスを成長させます。 昨年4月に提供開始した 「Nstylist」 をはじめ、 当社ではさ 「TERAS」への参画、流通分野での基幹システム開発ツー まざまな付加価値ビジネスを展開しています。 従来はアラ ルを活用した開発など、さまざまな有望プロジェクトを イアンスビジネスと呼んでいましたが、 今年度より社内で 積極的に推進しています。特に 「Nstylist」は、スマホとタ の呼称を 「オープンイノベーション」 に統一しました。 ブレットのプラットフォームとして 「VALiBO」のような オープンイノベーションとは、他社が持つ技術やアイ 新サービスを創出でき、付加価値ビジネスの横展開を加 デアを自社技術と組み合わせて革新的なサービスや商品 速させる可能性を秘めています。 を創出する手法であり、シリコンバレーなどではベン 現在は、プロジェクトチーム主体のボトムアップ方式 チャー企業と大企業との協働によって、スピーディーな で事業化を進め、第5の基幹事業育成のための種まきの期 開発を実現している事例が数多く知られています。当社 間であると認識しています。今後もオープンイノベー で展開する付加価値ビジネスも、まさにオープンイノ ションを推進させ、年間約2億円程度の投資を見込んでい ベーションの手法によるもので、この呼称が実態に最も ます。そして引き続き、技術力と品質で顧客満足度の高い フィットしています。 サービスを提供し、基幹事業と付加価値ビジネスによる 新年度では 「Nstylist」をベースにしたスマホ向けホー 安定と成長を目指すとともに、キャッシュフローを重視 ムアプリ 「VALiBO」をはじめ、 「水土里ネット会計」 、産官 した経営で財務体質の強化と安定配当を実現していく所 学が共同で組込みソフトウェアツールの標準化を目指す 存です。 ● オープンイノベーションの推進 ● 今後の事業展開 通信システム事業 NID・IS ●Android OS、 iOS端末向けプラッ トフォーム 「Nstylist」 を展開中 ● 「Nstylist」 を活用した 「VALiBO」 な どの新サービスを 開発 ●土地改良区向け複式簿記会計シス テム 「水土里ネット会計」 を販売 ● 付加価値ビジネスの展開 ● 基幹事業の拡大成長 ●付加価値ビジネス TERAS ●基幹システム開発ツールを活用し た協働開発を実施中 ●産官学で組込みソフトウェアツー ルの標準化を目指す一般社団法人 TERASへの参加 ●安定分野:情報システム開発 基幹事業 事業の拡大 情報システム事業 ●成長分野:通信システム開発 ●基盤分野:ネットワークソリューション データエントリー 時 間 Nippon Information Development Co.,Ltd. 6 特集 Androidスマートフォンのまったく新しいホームアプリ 「VALiBO」 ~世界初のメディアプラットフォーム誕生~ スマホの待受画面をアクティブな 広告メディアへ。 NIDは株式会社サジェスタムとともに、 世界初となるAndroidスマートフォン向けメディアプラット フォームを開発し、 2012年2月20日から提供を開始しました。 これは、 スマホ待受画面を企業が 情報発信スペースとして活用できる新サービスで、 ユーザーが 「VALiBO」 アプリをダウンロードし、 ホームアプリとして設定することで、 企業からのニュースやサービスを手軽に得ることができます。 ■ 従来の待受画面との違いは? ■ 8社9ブランドで展開中 「VALiBO」は、 9枚までの企業・ブランド サービスインと同時に、8社9ブランド ■ フリックとタップで 使いこなしも自由自在 の情報発信画面をボードとして設定が可 の ボ ー ド を 展 開。ANAを は じ め、 画面を左右に指で弾くようにフリック 能。 単なる待受画面としてではなく、 コン Ameba、じゃらん、ポンパレ、時事通信 すると各ブランド画面を切り替えでき、 テンツの自動更新によって最新情報を 社、ソニー・ピクチャーズエンタテイン 見たいコンテンツをタップするとアプ チェックできたり、タップするだけで詳 メント、マクロミル、andronavi、JJを リが起動したり、詳細情報へアクセス しい情報へアクセスすることができます。 ラインアップしています。 できます。 株式会社サイバー エージェント NECビ ッ グ ロ ー ブ 株式会社 株式会社光文社 株式会社リクルート 株式会社リクルート 株式会社時事通信社 株式会社ソニー・ ピクチャーズ エンタテインメント 株式会社マクロミル 全日本空輸株式会社 7 QRコードからの アクセスも可能です。 Key Person’s Voice VALiBOを皮切りに、 付加価値ビジネスをさらに拡大させます。 取締役 通信システム事業部長 石井 廣 さまざまな業界から注目を集めるVALiBOの機能 本サービスはB to B to Cのビジネスモデルですが、ユー ザーがいかに直感的に楽しいと思うかがポイントです。そこ 「VALiBO」は、当社が昨年開発したAndroid OS向けアプリ でユーザー視点による新機能の開発・追加を今後も頻繁に行 開発プラットフォーム「Nstylist」によって開発した、スマート い、いつまでも楽しく使っていただけるホームアプリを目指 フォン用ホームアプリです。 「Nstylist」の特長であるアプリの すつもりです。具体的には初年度15万ユーザー、 5年後には 作成や環境構築、運用・更新の容易性を活かし、比較的短期間 300万ユーザー獲得に向けて取り組みます。 で開発を完了しました。 従来の待受画面とは異なり、 「VALiBO」上では静止画や動画、 スライドショーを表示できるほか、RSSのようなプッシュ型の 付加価値ビジネスを支えるNstylistの可能性 情報配信が容易に行えます。また興味のある情報をタップす webの登場は、 ITの世界では大きな革新として捉えられて ることで、アプリを素早く起動させたり、詳細情報のあるweb きました。そして昨今のスマートフォンやタブレットの台頭 へジャンプできます。さらにGPS機能も搭載しており、ユー は、それに匹敵する第2の革新と呼ばれています。また今年か ザーの位置情報に基づいたエリアマーケティングも可能です。 らは、 Android OS搭載タブレットのビジネスユースが急速に 手軽に楽しめる多機能待受画面として、さまざまな業界から 伸び、 本格化してきました。 も注目を集めています。 そうした大きな波が訪れる中、 当社のAndroid OS向けアプ リ開発プラットフォームである 「Nstylist」 は、 ビジネス向けの タブレットソリューションを生み出すのにも最適であり、 VALiBOは5年後に300万ユーザーを目指します 「VALiBO」 といった新サービスも含め、 スマートフォンならび 「VALiBO」 は、 2012年2月20日のサービスインから約2ヵ月 にタブレットに対して大きな革新をもたらすポテンシャルを 半を経過した時点で、約2万5千のダウンロードがありました。 秘めていると考えています。 今後も 「Nstylist」 の可能性を活か 利用されているユーザーからは、 「自分の好きなブランドを待 した事業の深耕と横展開を図り、当社の付加価値ビジネスを 受にできるのは斬新だ」や 「ページをめくるようにブランドが リードしていくつもりです。 変わるのは面白い」 などといった評価をいただいています。 Nippon Information Development Co.,Ltd. 8 Topics トピックス 「第2回 スマートフォン&モバイルEXPO(春)」への出展 当社は、 5月9日~5月11日の3日間、 東京ビッグサイトにおいて開催されました 「第2回 スマートフォン&モバイルEXPO (春) 」 に出展いたしました。 会場には数多くの人が訪れ、 想像以上の大盛況でした。 当社が 「第5の事業」 として力を入れている付加価値ビジネスをアピールするには、 絶好の機会となりました。 【 出展内容 】 ●Androidスマートフォンの待受画面がメ ディアになる 「VALiBO (バリボ) 」 のデモ及 び展示 ●iOS・Android対応サービスプラットフォー ム 「Nstylist (Nスタイリスト) 」 活用のツアー ガイド・店舗販促ソリューションのデモ及 び展示 ●Androidアプリケーションの新しい買い方 「Decoca (デコカ) 」 のデモ及び展示 9 ホームページをリニューアル 当社は、 4月より、 ホームページをリニューアルいたしました。 大胆なデザインで当社の理念を表現したトップページをはじ め、各ページとも、よりNIDらしさを表わすべく工夫を凝らし ています。見やすさ、読みやすさにも気を配り、株主・投資家様 向けコンテンツも充実。 ぜひ一度ご覧ください。 事業・サービスのページでは 事例や開発実績でわかりやすく事業を紹介 8月に本社を移転します 本年8月に本社を移転いたします。 これは本社及び新宿区内の 各事業拠点 (別館、 第2別館) と、 横浜事業所を集約し、 オフィス 環境の整備と業務の効率化を図るものです。 移転先は、 「晴海ア イランドトリトンスクエア」内のオフィス棟の一つであるX棟 です。 その耐震性は最新の技術に支えられ、 震度7の地震にも耐 えうる能力を備えているといわれているため、 安全性の向上に も期待が持てます。 ■ 新オフィスのコンセプト 新オフィスのコンセプトは、 『カイ的空間』 です。 オフィス統合により期待される生産性の向上とコミュニケーション の活性化。 部門間や社員相互のコミュニケーション向上に向け、 新オ フィスは 「開かれた空間、多くの人が集まる空間、社員が気持ちよい 空間」 そんな 『カイ (開、 会、 快) 的空間』 の実現を目指します。 快 気持ちよい空間 =快適なオフィス 空間 開 開かれた空間 =部門をこえたつながり 会 多くの人が集まる空間 =コミュニケーション Nippon Information Development Co.,Ltd. 10 連結決算の概要 Summary of Consolidated Account 連結損益計算書の概要(単位:百万円) 前期(2010年4月1日〜2011年3月31日) 当期(2011年4月1日〜2012年3月31日) 14,638 売上原価 販売費及び一般管理費 935 営業外収益 994 35 12,188 1,764 営業外費用 特別利益 特別損失 6 0 63 法人税等 506 447 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 売上高 営業利益 14,824 経常利益 871 税金等調整前 当期純利益 899 当期純利益 328 835 財務ハイライト (連結) 売上高 14,824 百万円 当年度の売上高は148億2千4百万円 (前期比1.3%増) となりました。 主な要因は震災の影響によるNID東 北の売上減少等があったものの、通信 システム事業やNID・ISの受注が増加 したことによるものです。 (単位:百万円) 20,000 12,000 10,626 7,217 8,000 2011/3 1Q 12,000 8,000 3,474 4,000 899 (単位:百万円) 1,500 経常利益 百万円 14,824 当年度の経常利益は8億9千9百万円 14,824 1,200 16,000 14,638 994 16,000 14,638 0 11 (単位:百万円) 20,000 4,000 2Q 3Q 2012/3 0 (単位:百万円) 1,500 1,200 (前期比9.5%減) となりました。 899 900 900 10,626 主な要因はNID東北の減益と、 通信シ ステム事業において一部不採算プロ 535 6007,217 600 ジェクトが発生したことによるもの 377 3,474 300 300 です。 168 2011/3 1Q 0 2Q 2011/33Q 1Q2012/32Q 3Q 2012/3 0 (単位:百万円) 800 600 994 400 168 2011/3 1Q 377 200 0 447 899 328 535 2Q 2011/3 3Q 218 102 1Q 2012/3 2Q 174 3Q 2012/3 連結貸借対照表の概要(単位:百万円) 前期末 前期末 当期末 11,108 11,108 10,660 10,660 現金及び預金 現金及び預金 現金及び預金 現金及び預金 5,553 5,553 2,549 2,549 流動資産 流動資産 流動資産 流動資産 8,726 8,726 有形固定資産 8,216 8,216 負債 負債 4,550 4,550 流動負債 流動負債 負債 負債 2,227 2,227 純資産純資産 6,318 6,318 4,844 4,844 固定負債 固定負債 2,616 2,616 有形固定資産 247247 237237 無形固定資産 無形固定資産 無形固定資産 無形固定資産 234234 株主資本 株主資本 6,160 6,160 258258 その他の その他の 包括利益 固定資産 包括利益 固定資産 投資 投資 累計額累計額 その他の資産 その他の資産 2,382 2,382 固定資産 投資 投資 固定資産 その他の資産 その他の資産 2,444 2,444 1,972 1,972 2,001 2,001 固定負債 固定負債 11,108 10,660 10,660 流動負債 流動負債 4,934 4,934 有形固定資産 有形固定資産 負債・純資産合計 負債・純資産合計 負債・純資産合計 負債・純資産合計 11,108 資産合計 資産合計 資産合計 資産合計 当期末 (2011年3月31日) (2012年3月31日) (2011年3月31日) (2012年3月31日) 純資産純資産 6,110 6,110 株主資本 株主資本 6,264 6,264 その他の その他の 包括利益 包括利益 累計額累計額 △50 △50 1,876 1,876 △54 △54 連結キャッシュ・フロー計算書の概要(単位:百万円) 営業活動による 営業活動による キャッシュ ・フロー 投資活動による キャッシュ ・フロー投資活動による キャッシュ ・フロー キャッシュ ・フロー財務活動による 財務活動による 現金及び 957 957 現金及び ・フロー △148 キャッシュ ・フロー現金同等物の △148 キャッシュ 現金同等物の △176 期末残高 △176 期末残高 5,492 5,492 現金及び 現金及び 現金同等物の期首残高 現金同等物の期首残高 4,859 4,859 (単位:百万円) 1,500 当期純利益 328 (単位:百万円) 800 800 当年度の当期純利益は3億2千8百万円 14,824 1,200 600 994 994 (前期比26.5%減)となりました。 899 899 447 900 900 10,626 主な要因は法人税率引き下げに伴う繰 400 7,217 延税金資産の取り崩しによる法人税等 535 535 600 600 218 調整額の増加や、 本年8月に予定してい 377 377 200 ,474300 300 る本社移転に伴う特別損失の発生によ 102 168 168 るものです。 1Q 1,200 0 2Q 2011/3 3Q 1Q 2012/3 2Q 3Q 2012/3 0 2011/3 1Q 0 2Q 2011/3 3Q 1株当たり配当/配当性向 (単位:円) (単位:百万円) 配当性向 (単位:百万円) 1,500 百万円 2012/3 1Q 2Q 600 328 174 3Q 400 200 2012/3 0 45 円 /51.8 % 100 75 1株当たり配当 (単位 (単位 :円) :%) 配当性向 51.8 38.1 株主の皆様へ利益還元を行うことを経営の 29.1 31.6 最重要課題の一つと位置付け、 安定した配 24.8 50 328 当を継続していくことを基本方針としてお 45 45 45 45 45 218 ります。当期末の配当につきましても、 前期 174 25 と同額の1株につき45円の配当を決定いた 102 しました。今後も安定した配当を継続でき 0 るような堅実な経営に努めてまいります。 2010/3 2011/3 2012/3 2011/3 1Q 2Q2008/33Q2009/3 2012/3 447 100 50.00 51.8 1株当たり配当 40.00 75 30.00 24.8 50 20.0045 29.1 45 38.1 45 45 25 10.00 0 50.00 40.00 30.00 31.6 45 (単位:%) 2008/3 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 20.00 10.00 0 Nippon Information Development Co.,Ltd. 12 17.34% 4.85%% 0.14 Segment Information セグメント情報 20.14 % %% 5.53 4.85 5.53% 4.854.85 % % 5.535.53 % % 通信システム事業 22.88 % 29.28 % 22.8817.34 % % 29.28 % 17.34% 当事業では、自動車や医療、 ス 売上高・営業利益(百万円) NID東北 当事業では、震災の影響により 売上高・営業利益(百万円) 電力関連顧客のIT投資が延期・ 1,200 1,200 抑制され、厳しい状況で推移し 1,042 1,042 1,000 ました。 1,000 マートフォン関連の受注が増 3,391 売上高 3,500 17.34 % 3,391 売上高 17.34 % 加しましたが、一部で不採算プ 3,500 2,938 3,000 2,938 ロジェクトが発生し利益面で 3,000 影響が出ております。 136 0.14 % 20.14 % 29.28% 29.28% 100 3,500 3,000 100 売上高 29.28 %3,391 29.28 % 2,938 3,500 3,000 719 売上高 719 売上高 136 営業利益 営業利益 96 96 100 1,200 売上高 3,391 0 2011/3 2012/3 0 2011/3 2012/3 売上高 売上高 3,391 3,391 2,938 3,500 136 1,000 3,500 情報システム事業 通・製造関連の受注は安定的に 500 100 500 100 推移しました。 0 2011/3 2012/3 0 売上高・営業利益 (百万円) 2011/3 250 2012/3 250 3,500 3,009 3,500 2,984 3,009 0 売上高 0 500 307 250 2011/3 0 307 96 22.88% 307 291 291 0 3,500 291 5,000 307 500 250 2012/3 500 2011/3 250 500 0 営業利益 営業利益 307 307 291 291 264 営業利益 営業利益 264 219 219 2011/32011/3 2012/32012/3 4,340 売上高 0 2011/3 0 13 17.34% 2012/3 0 1,000 815 2011/3 47 2012/3 0 0 47 23 23 0 2011/32011/3 2012/32012/3 819 売上高 2011/3 0 2012/3 2012/3 819 売上高 2011/3 815 1,000 1,000 815 815819 売上高 819 売上高 100 100 47 29.28% 0 3,500 3,000 2011/3 3,391 売上高 営業利益 800 800 83 営業利益 3,000 3,000 83 47 3,000 100 2,172 100 2012/3 2011/3 200 2012/3 200 0 100 2,938 NID・IS 2,567 売上高 2,567 売上高 営業利益 営業利 2,172 47 0 83 83 47 営業利益 167 営業利益 167 992011/3 2011/3 2012/32012/3 99 100 2,567 売上高 0 136 3,000 2011/3 2012/3 0 売上高・営業利益 (百万円) 当事業では、データ入力関連の 営業利益 2,567 売上高2011/3 2012/3 2,172 受注とシステム開発の受注が 96 100 2,172 3,000 3,000 ともに増加しました。 売上高 売上高 2,567 2,567 営業利益 200 2011/3 100 2012/3 99 100 3,500 0 3,009 2011/3 167 99 500 2,172 2,172 営業利益 167 200 営業利益 営業利 200 2012/3 100 100 2012/3 0 2,984 売上高 2011/3 0 0 2011/32011/3 2012/32012/3 2012/3 2011/3 2012/3 1,200 1,200 売上高 1,042 1,042 1,000 売上高 7191,000 1,000 1,000 売上高・営業利益 (百万円) 800 営業利益 営業利益 264 264 219 219 2012/3 2011/3 1,000 800 売上高構成比 0 500 219 719 23 0 2011/3 化し受注確保に努めるととも 23100 営業利益 100 74 営業利益 に稼働率・生産性の向上に取り 23 74 営業利 100 83 組みました。 営業利益 2011/3 2012/3 100 営業利 83 200 営業利益 営業利益 営業利 819 売上高 815 819 売上高 815 800 719 売上高 800 719 売上高 74 当事業では、営業利益 顧客との関係を強 0 営業利益 219 264 500 0 1,042 NID ・IE 74 0 4,661 0 ・営業利益 2011/3 2012/3 (百万円) 当事業では、運輸業や製造業の 売上高 4,340売上高 2011/3 2012/3 主要顧客からの受注は安定的 5,000 5,000 4,661 4,661 売上高 売上高 に推移しましたが、 官公庁関連 4,340 4,340 500 の受注は減少しました。 500 0 0 営業利益 4,661 4,661 4,340 売上高 4,340 売上高 ネットワークソリューション事業 5,000 4,661 264 5.53% 20.14% 2012/3 0 5,000 4.85% 売上高 売上高 2,984 2,984 3,009 3,009 5,000 291 500 74 100 0 2011/3 2012/32012/3 2011/3 営業利益 250 0 96 営業利益 営業利益 2011/3 2012/3 2,984 売上高2011/3 2012/3 3,500 500 営業利益 営業利益 100 74 23 1,042 1,200 1,000 3,500 2,938 2,938 営業利益 3,000 3,500 136 3,000 2,984 売上高 3,009 96 2,984 売上高 3,009 営業利益 100 96 当 事 業 で100 は、生 損 保、共 済、 流 136 136 100 167 167 99 99 0 2011/3 2012/32012/3 2011/3 Corporate Data / Stock Information 会社概要(2012年3月31日現在) 株式の状況(2012年3月31日現在) 社 名 株式会社エヌアイデイ 英 社 名 (Nippon Information Development Co., Ltd.) 所 在 地 〒160-0023 (本店営業所) 東京都新宿区西新宿7-6-4 tel 03-3365-2621(代) fax 03-3365-2945 設 立 1967年(昭和42年)5月 資 本 金 6億5,335万円 員 代表取締役会長 (2012年6月27日現在) 代表取締役社長 専務取締役 常務取締役 取 締 役 取 締 役 取 締 役 取 締 役 取 締 役 常勤監査役 監 査 役 監 査 役 役 会社概要・株式の状況 小 森 孝 一 鈴 木 清 司 小 森 俊 太 郎 馬 場 常 雄 北 雅 昭 田 辺 学 下 山 和 郎 盛 満 敏 昭 石 井 廣 千 保 郁 夫 菅 井 源 太 郎 濱 田 清 社 員 数 単体939名 連結1,439名 事 業 内 容 システム開発事業 通信システム開発 情報システム開発 情報処理サービス事業 ネットワークソリューション データエントリー その他 関 連 会 社 (株)NID・IS (株)NID 東北 (株)NID・IE 主要取引銀行 三菱東京UFJ銀行 みずほ銀行 りそな銀行 三井住友銀行 三菱UFJ信託銀行 千葉銀行 佐原信用金庫 17,479,320株 4,369,830株 541名 (1)発行可能株式総数 (2)発行済株式の総数 (3)株主数 (4)大株主 当社への出資状況 持株数(株) 出資比率(%) 株 主 名 小森 孝一 644,782 14.75 小森 俊太郎 625,060 14.30 株式会社エヌアイデイ 584,237 13.36 エヌアイデイ従業員持株会 337,896 7.73 有限会社クリエートトニーワン 233,700 5.34 小澤 忍 147,732 3.38 ゴールドマン・サックス・アンド・カンパニーレギュラーアカウント 142,600 3.26 竹田 和平 100,000 2.28 鈴木 清司 95,292 2.18 ベイリーギフォードシンニッポンピーエルシー 92,400 2.11 所有者別株式分布状況 外国法人等 ………5.51% 自己名義株式 ……13.36% 金融商品取引業者 …0.01% 金融機関 ………1.89% その他の法人 …5.67% 個人・その他 ……73.39% Nippon Information Development Co.,Ltd. 14 株 主 メ モ 事業年度 4月1日〜翌年3月31日 期末配当金受領株主 確定日 3月31日 定時株主総会 毎年6月 株主名簿管理人 株主様向け アンケート 株主の皆様の声を お聞かせください 三菱UFJ信託銀行株式会社 当社では、株主の皆様の声をお聞かせいただくため、 アンケートへのご協力をお願いいたします。 同連絡先 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号 TEL 0120-232-711(通話料無料) 上場証券取引所 大阪証券取引所 JASDAQ市場 公告の方法 電子公告により行う 公告掲載URL http://www.nid.co.jp/kessan.html 特別口座の口座管理機関 (ただし、電子公告によることができない事故、その 他のやむを得ない事由が生じたときは、日本経済新 聞に公告いたします。 ) (ご注意) 1. 株主様の住所変更、買取請求その他各種お手続きにつきましては、 原則、口座を開設されている口座管理機関(証券会社等)で承るこ ととなっております。口座を開設されている証券会社等にお問合 せください。株主名簿管理人(三菱UFJ信託銀行)ではお取り扱い できませんのでご注意ください。 2. 特 別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきまして は、 三菱UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記 特別口座の口座管理機関(三菱UFJ信託銀行)にお問合せください。 なお、 三菱UFJ信託銀行全国各支店にてもお取次ぎいたします。 3. 未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支 払いいたします。 アンケートを実施いたします。お手数ではございますが、 下記URLにアクセスいただき、 アクセスコード入力後に表示される アンケートサイトにてご回答ください。 所要時間は5分程度です。 ht t p : //www.e - k a b u n u s h i .com アクセスコード 2349 検索 いいかぶ 空メールによりURL自動返信 [email protected]へ空メールを送信してください。 (タイトル、本文は無記入) アンケート回答用のURLが直ちに自動返信されます。 携帯電話からもアクセスできます QRコード読み取り機能のついた携帯電話をお使い の方は、右のQRコードからもアクセスできます。 ●アンケート実施期間は、 本書がお 手 元 に ご 回 答 い た だ いた 方の 中 から 到 着し て から 約 2ヶ月 間 です。 抽 選で 薄 謝(図 書カード 5 0 0 円) を進 呈させ て いた だきます ※本アンケートは、株式会社 a2media(エー・ツー・メディア)の提供する 「e - 株主リサーチ」サービスにより実施いたします。 (株式会社 a2mediaに ついての詳細 http://www.a2media.co.jp)※ご回答内容は統計資料と してのみ使用させていただき、 事前の承諾なしにこれ以外の目的に使用する ことはありません。 ●アンケートのお問い合わせ 「e - 株主リサーチ事務局」 〒160-0023 東京都新宿区西新宿 7-6-4 TEL:03-3365-2621(代) FAX:03-3365-2945 http://www.nid.co.jp TEL:03-5777- 3900(平日 10:00∼17:30) MAIL:[email protected] 見やすく読みまちがえにくい ユニバーサルデザインフォントを 採用しています。