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生活衛生 分野

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生活衛生 分野
41
生活衛生 分野
様式2
暮らしの衛生が守られるまちの推進
(1)区民が食中毒の発生など、食品を原因とする健康危害を受けることがない環境をつく
るため、区民とともに食品の安全安心確保対策を進め、食中毒など健康危害発生防止に取
り組む。また、区民、事業者が自ら時代の要請に応じた食品の安全対策を講じることがで
きるよう、その自主的な取り組みを支援していく。
分野目標
(2)診療所や薬局等、浴場、理・美容施設等の事業者が、自ら自主的に衛生水準の向上を
図ることができる環境を整備するため、適切な情報提供や支援を行なう。
(3)ペットの飼い主が、飼育マナーや義務を守り、近隣とのトラブルを起こすことなく、
周囲と共存できる地域社会の創造に向け、普及啓発や支援を行なっていく。
成果指標
16
17
18
19
21目標
26目標
地域における健康危害発生件数(件)
【10か年計画】
6
9
6
19
5
0
内、食中毒発生件数(件)
0
1
4
1
0
0
1,991
2,538
2,641
2,650
2,750
2,900
事業者の自主管理実施件数(件)
(食品衛生、環境衛生)
810
1,118
1,371
1,497
1,550
1,700
ペットに関する苦情件数(件)
(犬、猫)
297
288
483
270
250
成果指標と目 事業者の自主指導支援件数(件)
標値
(食品衛生、環境衛生)
752
(1)食品衛生推進員事業や食品衛生協会などの事業者団体の自主的な活動を支援している
が、区民の食品安全に関する知識が十分に行き渡っていない。
(2)一部の事業者が自主管理を実施しているが、今後自主管理の拡大に向け、あらゆる機
会を捉えて支援していくことが、自主管理を維持していくことにつながる。そこで、事業
者自身による自主管理の維持と環境衛生の監視指導を綿密に行ない、事業者と行政で環境
衛生の安全確保を確立していく必要がある。
現状と課題
(3)犬や猫などのペット動物が増える一方、飼い主のマナーの悪さに起因する苦情等が増
大かつ深刻化している。また、犬については飼い主による畜犬登録の意識や狂犬病に対す
る危機感が希薄化している。このため、飼い主等に対する意識啓発、普及活動が不可欠に
なっている。
部内での検証結果
・分野の目標達成には、事業執行における工夫や改善が求められている。解決の一つの方策として、事
業者、団体等が自主的に点検や指導、管理を行ない、初期目的を達成させていくことがある。そのた
め、当シートには随所に、「自主管理」なる用語を使用しているが、その用途が不明確であるとの指摘
があった。(⇒「自主点検」、「自主管理」など、用語の使用について修正)
・成果指標として、数値が上がることを目標とするのか、下げることを目標とするのか、不明確なもの
があった。(⇒目標とする状態に合わせ、達成度の表記を修正)
取り組み
目標に対する効果
食品の安全確保対策の検討
第4期中野区食品安全委員会の答申を基
に、食品安全確保対策の策定。
食品の安全について、リスクコミュニ
ケーションの徹底により、区民意識の向上
が期待でき、効率的な監視指導につなが
る。
19年度に重 事業者の自主点検から自主管理への移行 事業者が、自主的に全体的な衛生管理ま
でを実施することによって、さらに事業者
点的に行う取
事業者は自主的に細菌や化学検査を実施し
自身の衛生知識の向上や区民の安全・快
り組み
ているが、さらに物の取扱いや施設の管理面 適・清潔な暮らしの実現に期待できる。
へも拡充させていく。
ペット動物に対する理解が深まり、マ
ナーが向上し、地域社会でのルールが守ら
関係分野や区民意見の集約及び区民ルール れることで、動物に関するトラブルや苦情
やアクションプランの策定
の減少につながる。
ペットなどと共存する暮らしの推進
ペット動物等との共存を図るため、動物等関連分 公園・道路、防災、地域活動、環
境と暮らし、教育委員会指導室、
特に連携する 野との連携
保健福祉部経営
必要のある事
項と分野
16年度
17年度
18年度
19年度
267,386
283,467
254,490
266,519
866
920
824
860
分野のコスト(千円)
区民一人あたりコスト(円)
<自己評価>
目標に対する成果(効果)について
・食品衛生については、自主管理を推進していくために、食品衛生推進員活動や食品衛生協会への支援など強化し
た。また、食品の自主的な衛生管理活動を実施している団体への事業支援として、補助要綱を設置し平成20年度の
必要額を確保した。
・環境衛生については、自主管理用マニュアル及び自主点検票を作成し、関係事業者へ提供した。また、当該事業
者点検資料を環境衛生監視員が再点検するなど、自主管理の支援と点検の精度を高めた。なお、医師会の協力をい
ただき、有床診療所への監視・指導を初めて実施できた。
・生活衛生については、「ペットとの共生を考える懇談会」を立ち上げ、ペット飼育の基本マナー確立や地域にお
ける取組等について提言を得た。飼い主のいない猫対策については、東京都の「飼い主のいない猫との支援事業」
に区内で活動するグループを推薦し指定を受けることができ、地域で活動する自主団体、町会等との接触を積極的
に行った。
事業の見直し(事業実施の観点から)について
・食品衛生については、食中毒を1件に抑えることができたことから、検査の委託費用を削減できた。
・環境衛生については、家庭用品検査の委託化に踏み切るなど、執行方法の改善を図った。
・所内の清掃業務については、これまで固有職員が対応していたが、業務委託に切り替えた。これにより、職員1
名を削減し、コストの低減を図った。
今後の具体的な見直しについて
・衛生監視については、さらなる自主点検の質の向上と対象施設の増を目指し、各種講習会や懇談会などの機会を
捉え、事業者の指導や支援を強化していくこととする。
・生活衛生については、「ペットとの共生を考える懇談会」の提言を踏まえ、今後はペットとの共生社会実現に向
け、区としての基本方針やルールを定めていく。また、今後も東京都の上記支援事業への推薦団体を模索し、地域
における飼い主のいない猫対策に弾みをつけるとともに、自主団体への不妊去勢費用助成のための予算確保に努め
ていく。
様式3
生活衛生
4101
区民自らが守る暮らしの衛生
(1)狂犬病について危機感に対する認識が高まり、予防接種率が向上している。
(2)ペット動物等に関する知識が深まり、マナーが向上している。
施策目標 (3)衛生害虫に対する知識が普及し、区民自らの駆除が可能となっている。空き地の除草が自
主的になされ、蚊の発生等が少なくなっている。
成果指標
成果指標
と目標値
16
17
18
19
19目標
(達成度)
21目標
長期
狂犬病予防接種件数(件)
5,333
5,390
5,649
6,028
5,500
109%
6,200
長期
狂犬病予防接種率(%)
73.4
70.1
69.8
70.5
64.3
109%
72.0
長期
動物に関するマナー教室・
講習会等の参加者数(人)
1,560
1,573
1,391
1,362
1,600
85%
1,500
長期
害虫防除・空き地の管理適
正化指導・相談件数(件)
1,638
1,695
1,473
1,160
1,650
142%
1,000
長期
消費者団体、事業者団体が
行なう学習活動への参加者
数(人)
9,808
10,351 11,674
10,719
10,360
103%
11,000
(1)ペットを飼う人の人数の増加の反面、犬の未登録や狂犬病予防注射をしないまま飼ってい
る人がいる。
現状と
課題
(2)災害発生時のペットの避難などの要望が高まる一方で、公園等での飼い主のモラルの低下
に起因する苦情等が増えている。
(3)衛生害虫等の駆除についての相談が多く寄せられている。また、空き地から蚊が発生する
など除草の相談等も少なくない。
(4)動物の飼育方法やマナーをはじめ、苦情や衛生害虫の駆除などについての問合せや相談が
多い。
<主な取組み>
事業名
実績
17
18
19
288
483
752
19目標 達成度
ペットなどと共存する暮らしの推進
ペットに関する苦情件数(件)
270
36%
飼い主が責任を持つ飼い方のルールづくりと、行政として必要な取り組みを計画的に進めるためのア
事業概要 クションプランづくりを目指した。
事業名
実績
害虫防除・空き地の管理適正化指導
害虫防除・空き地の管理適正化指導相談件数(件)
1,695
1,473
1,160
1,650
142%
生活害虫による感染症発生等を予防するため、講座や会議、相談等において駆除知識の普及啓発を図
事業概要 るとともに、空き地についての適正管理指導に努めた。
事業名
18
19
5,390
5,649
6,028
19目標 達成度
狂犬病予防注射のあり方
狂犬病予防注射接種件数(件)
実績
17
5,500
109%
登録・予防接種の必要性を啓発し、登録・接種件数の向上を図った。毎年、4月上旬に実施している狂
事業概要 犬病予防集合注射の実施方法について、広く区民が参加しやすい開催日や交通の便を工夫した。
事業名
実績
狂犬病予防注射のあり方
狂犬病予防注射接種率(%)
70.1
69.8
70.5
64.3
109%
登録・予防接種の必要性を啓発し、登録・接種件数の向上を図った。毎年、4月上旬に実施している狂
事業概要 犬病予防集合注射の実施方法について、広く区民が参加しやすい開催日や交通の便を工夫した。
16年度
施策のコスト(千円)
区民一人あたりコスト(円)
17年度
18年度
−
86,319
−
280
19年度
77,205
256
78,196
252
区の計画との関係
(1)新しい中野のをつくる10か年計画
領域Ⅲ−3 暮らしの衛生が守られるまちの推進
主な取り組み ペットなどと共存する暮らしの推進、害虫防除・あき地の管理適正化指導
(2)中野区保健福祉総合推進計画2005
<施策3> 暮らしの衛生が守られるまちの推進
主な取り組み ペットなどとの共存する暮らしの推進
<自己評価>
目標に対する成果(効果)について
・狂犬病の恐さについて、区報・ホームページによるPRやしつけ方教室、相談会などの機会をとらえ
て啓発を行ったところ、若干ではあるが、接種率が向上した。
・ペット動物等のマナーについては、19年度新たに「ペットとの共生を考える懇談会」を開催し、マ
ナー等の基本方針を策定しているが、苦情件数については、犬・猫ともに増加している。
・害虫防除・空き地についての相談件数の減少は、害虫の駆除や空き地に伸びた除草を自分で行う区
民が増えた結果と考えられる。
事業の見直し(事業実施の観点から)について
・19年度に清掃業務の委託により用務員1名を削減した。これによりコストの削減を図った。
・狂犬病予防集合注射については、19年度から土曜日開設など曜日設定を区民の利用しやすい会場設
定に変える等、工夫を行ってきたが、設営・受付職員、保健所待機と職員対応が集中する時期でもあ
り、さらに受付職員の委託等の見直しが必要である。
・空き地の除草については、直接、区民の除草契約等の方法を継続して見直していく。
・苦情相談については、件数減少のための方策や処理方法を見直す。
今後の具体的な見直しについて
・狂犬病予防集合注射については、受付職員の業務の一部委託を検討する。蓄犬登録の適正化を図るた
め、区内ペットショップ等へ普及用パンフレットの配付依頼を検討する。
・空き地の除草について、直接区民が除草業者と契約する等、簡便な処理方法、PRを検討する。
・苦情相談については、処理方法の簡素化や解決方法のPR等により減少を図る。
コスト内訳票(19年度事業実施)
生活衛生
4101
(単位:千円)
事務事業名
事業名
(事業メニュー)
人件費
非常勤
人件費計
常勤(人) 再任用(人)
(管理職含)
報酬
職員数(管理職含)
事務事業目標・事業概要(19年度の内容)
1 学習支援
指標
消費者団体、事業者団体、地域団体参加者
2005(H17)
2006(H18)
2007(H19)
10,351
11,674
10,719
21
21
21
マナー教室・講演会等の開催
1 生活衛生推進
消費者団体、事
2 業者団体の学習
活動支援
3
2.8
0.0
0
26,195
区民自らが健康や安全についての正しい知識を持って自己管理できるように、適
切に生活衛生情報を提供する。苦情・相談窓口への対応、窓口会計事務、免許証
経由事務、衛生統計事務等。
1.3
12,162
消費者団体、事業者団体の学習活動支援、くらしの安全展、消費生活展や事業を
支援する。
0.9
8,420
0.6
5,613
保健所の管理運
保健所を区民が利用しやすいように適切に維持・管理する。
営
4
0
5
0
経 費
主な支出内訳
消耗品等
1344
東京都保健医療情報センター
1296
3 役務費等
一般需用費等
465
5,086
17,248
332
162
8,582
109
8,866
14,479
24
19年度
18年度
19年度
18年度
0
#DIV/0!
162
2
管理委託費等
40,309
項目(単位)
2446
1 保健所システム機器使用料他
普及啓発のためのパンフ、パネル等
国・
利用者負
都支
担
出金
14,114
単位あたりコスト
(円)
主な活動実績
特定収入
コスト計
情報提供・相談
数
19,872
20,766
426
7078
1254
534
4
0
5
0
#DIV/0!
907
コスト内訳票(19年度事業実施)
生活衛生
4101
(単位:千円) 様式4
事務事業名
事業名
(事業メニュー)
人件費
非常勤
人件費計
常勤(人) 再任用(人)
(管理職含)
報酬
職員数(管理職含)
事務事業目標・事業概要(19年度の内容)
2 適正管理
指標
2005(H17)
2006(H18)
2007(H19)
狂犬病予防注射の実施数
5,390
5,649
6,028
害虫防除・空き地の適正管理化指導
1,695
1,473
1,160
3.6
0.0
0
33,678
6
未登録犬の減少及び狂犬病予防注射接種率の向上や動物の飼育方法・マナーにつ
狂犬病の予防・
いての普及啓発を行う。
動物の適正飼養
ペット動物等の苦情・相談の受付及び処理。
1.8
16,839
7
害虫防除・空き
地の除草や適正 ネズミや害虫に対する苦情・相談の受付、駆除の指導や委託、空き地の除草や適
管理・指導を行 正管理指導
う。
1.8
16,839
ペットなどと共
8 存する暮らしの
推進
飼い主が責任を持つ飼い方のルールづくりと行政として必要な取り組みをするた
め懇談会を設置し、提言を行った。
0
9
0
10
0
経 費
主な支出内訳
注射済票等一般需要費
6 狂犬病予防注射の通知郵送料
害虫・スズメバチ防除、除草委託
470
項目(単位)
19年度
18年度
19年度
18年度
4,209
37,887
6,546
0
1,119
17,958
6,258
注射頭数
6,028
5,649
1,941
5,203
1,364
18,203
288
相談件数
1,160
1,473
15,444
1,234
1,726
1,726
1075
289
アンケート調査委託料
1354
329
印刷費等
国・
利用者負
都支
担
出金
649
7 ネズミ、害虫駆除用品
8 懇談会委員報酬
単位あたりコスト
(円)
主な活動実績
特定収入
コスト計
#DIV/0!
43
9
0
10
0
施策の計
常勤
(人)
6.4
再任用
(人)
0.0
非常
勤
報酬
0
人件費計
(管理職含)
59,873
コスト計 利用者負担
78,196
7,011
国・都支
出金他
0
支出額
71,185
様式3
食品衛生
4102
食品衛生に不安のない暮らし
(1)効果的な監視指導の実施と、事業者への自主管理体制の支援、および消費者への普及啓
発活動が推進されている。
(2)食品衛生推進員活動の活性化に加え、中野区食品安全委員会の答申を盛り込んだ食品の
安全確保対策が確立されている。
施策目標
成果指標
17
18
19
19目標
(達成度)
21目標
0
1
4
1
0
−
0
長期
食中毒発生件数(件)
長期
食品等事業者対象講習会参
3,043
加者数(人)
3,045
3,385
2,013
3,050
66%
3,060
長期
消費者への普及啓発活動参
1,923
加者数(人)
2,241
3,382
3,468
2,250
154%
2,600
125
134
156
156
154
101%
174
1,580
1,891
2,235
2,328
2,000
116%
2,050
長期
長期
現状と
課題
16
食品衛生推進員活動件数
(件)
事業者の自主管理・自主指
導支援実施件数(件)
(1)事業者等が務めなければならない、施設及び取り扱い等に係る衛生上の管理について
は、食品衛生協会及び一部の事業者を除き、食品衛生に関する自主管理が浸透していな
い
(2)区民の食中毒や食品の特性等に関心や理解を持っている割合は、63.8%(2006保健福祉
に関する意識調査報告書)と知識の普及が不十分である。
(3)行政・事業者が連携し、食品の安全性について消費者に情報提供を行う区民・事業者・
行政によるリスクコミュニケーションの機会が十分とはいえない。
<主な取組み>
事業名
実績
17
18
19
8,002
8,004
8,021
19目標 達成度
食中毒などの健康被害がない生活(食品衛生監視)
食品衛生監視指導件数(件)
8,003
100%
平成19年度の監視指導計画では、衛生上の危害発生防止等を目指し、監視指導件数を8,000件以上と
した。監視指導内容は、(1)施設構造、(2)食品取扱設備、(3)給水及び汚水処理、(4)衛生管理状況、(5)
事業概要 食品取扱者の健康状態等であり、食品衛生上改善すべき事項を指導した。また、食品製造・販売・飲食
店営業等許可、食品・器具や手指検査、苦情対応を行い、さらに食中毒発生時には、健康被害拡大防
止のため患者や施設調査、立入報告徴取、検査・収去の職権行使に及んだ。
事業名
実績
みんなで進める食品の安全確保(安全確保)
消費者への普及啓発活動参加者数(人)
2,241
3,382
3,468
2,250
154%
地域区民からの依頼講習会、食品衛生推進員会議の提言を受け、食品安全・安心懇談会開催や消費者
事業概要 団体と協働による普及啓発活動等を実施した。
事業名
18
19
134
156
156
19目標 達成度
みんなで進める食品の安全確保(安全確保)
食品衛生推進員活動件数(件)
実績
17
154
101%
地域における食品衛生向上に広く活動している食品等事業者を当該推進員として委嘱し、区民の食生
事業概要 活の安全確保のため、食品関係者への相談活動や支援、意識啓発、地域情報収集を行った。
事業名
実績
食中毒などの健康被害がない生活(食品衛生監視)
事業者自主管理・自主指導支援実施件数(件)
1,891
2,235
2,328
2,000
116%
事業者自主管理は、事業者が自ら営業施設等巡回指導で行った細菌検査について、保健所で簡易判定
を行い、不良の場合は当該事業者に自主的改善を促した。また、豆腐や菓子製造等の自主検査結果
事業概要 は、保健所で分析・評価し衛生講習会等で公表した。一方、事業者自主指導は、事業者等が自らの施
設で衛生管理を実践する機会を設け、最新情報により従事者等を指導した。保健所は、事業者からの
衛生監視員派遣要請に応え、当該指導を支援している。
施策のコスト(千円)
区民一人あたりコスト(円)
16年度
17年度
18年度
19年度
ー
94,672
89478
96361
ー
307
290
311
区の計画との関係
(1)10か年計画
領域Ⅲ−3 くらしの衛生が守られるまちの推進
主な取り組み 食品衛生に不安のない暮らし
(2)保健福祉総合推進計画2005
施策3 くらしの衛生が守られるまちの推進
主な取り組み 食品安全
<自己評価>
目標に対する成果(効果)について
・食品衛生監視員の配置数は23区において最も少ない状況であるが、中野区独自の点検票を作成・使
用するなど、効果的な監視手法を導入した結果、目標監視指導件数8000件以上を達成した。また、ノ
ロウイルス対策強化を監視指導の重点事項にし、食中毒発生を1件に抑えることができた。
・食品等事業者対象講習会参加者数は会場確保ができなかったため1000人減少したが、平成20年度は
会場確保が出来たので参加者数は回復する見込みである。
・消費者への普及啓発活動の機会を工夫した結果、参加者数は増加した。中国産冷凍餃子事件発生時
にも、事業者への監視と区民への情報提供を迅速に行なうことができ、当該事件に起因する健康被害
の発生を防止することができた。
事業の見直し(事業実施の観点から)について
・平成19年度は、中野区独自に食品衛生点検票を作成し、合理的な監視指導へ事務の改善を図った。
今後も監視指導計画で予定した目標件数及び監視指導の質の低下防止のために、事務の改善や執行方
法の見直しに努める。
・不利益処分に係る食品の試験検査は、東京都健康安全研究センターへ委託している。前年度は食中
毒事件が4件発生したが、食品の安全確保対策を再検討し指導の強化を図ったことから、平成19年度
の食中毒事件は1件に抑えることができた。食中毒発生件数の減少により、検査委託料は前年度と比
較して、1/2に減少することができた。
今後の具体的な見直しについて
中野区食品衛生監視指導計画に、リスクコミュニケーションの成果を反映させ、計画内容をより充
実させていく。また、監視指導の強化や自主管理への支援の充実により、健康被害発生を抑制させ、
一層の検査等コスト削減を図っていくこととする。
※リスクコミュニケーションとは、消費者・事業者・行政が相互に情報交換、意見交換することで食
の安全を確保していく考え方をいう。
コスト内訳票(19年度事業実施)
食品衛生
4102
(単位:千円)
事務事業名
事業名
(事業メニュー)
人件費
非常勤
人件費計
常勤(人) 再任用(人)
(管理職含)
報酬
職員数(管理職含)
事務事業目標・事業概要(19年度の内容)
1 食品監視
2005(H17)
2006(H18)
2007(H19)
事業者への食品衛生監視指導件数
8002
8004
8021
食品事業者への自主管理・指導支援実施件数
1891
2235
2328
指標
1 食品衛生監視
飲食店、食肉販売店、魚販売店や集団給食施設等の許認可と監視指導を徹底する
とともに、事業者の自主管理を支援することにより、食品の衛生を維持し区民の健
康を守る。
9.9
0.0
0
9.9
92,614,500
92,614,500
2
0
3
0
4
0
5
0
経 費
特定収入
コスト
計
利用者負 国・都支
主な支出内訳
食品衛生検査機材購入
担
単位あたりコスト
(円)
主な活動実績
項目(単位)
出金他
3,312
92,618
10,955
0
3,312
92,618
10,955
0数
19年度
18年度
19年度
18年度
8,021
8,004
10,181
4,404
61
1 食品衛生関係法規集・追録の購入等
3026
東京都健康安全研究センター委託料
225
2
0
3
0
4
0
5
0
食品衛生監視指導件
コスト内訳票(19年度事業実施)
食品衛生
4102
(単位:千円) 様式4
事務事業名
事業名
(事業メニュー)
人件費
非常勤
人件費計
常勤(人) 再任用(人)
(管理職含)
報酬
職員数(管理職含)
事務事業目標・事業概要(19年度の内容)
2 安全確保
指標
消費者への普及啓発活動参加者数
中野区食品衛生推進員活動件数
2005(H17)
2006(H18)
2007(H19)
2,241
3,382
3,468
134
156
156
(1)食品安全委員会の答申を踏まえ、食品安全安心確保対策の推進(2)食品衛
生推進員と共催し「食の安全安心懇談会」の開催(3)消費者への普及啓発活動
食品の安全確保
6
(4)区民から通報による苦情処理(5)区外の施設が原因となる食中毒、感染症
対策の推進
の患者調査(6)食品衛生協会の自主活動支援を実施(7)消費者団体連絡会から
の情報収集と情報提供
0.4
0.0
0 3,742,000
0.4
3,742,000
7
0
8
0
9
0
10
0
経 費
特定収入
コスト
計
利用者負 国・都支
主な支出内訳
食品衛生推進員講習会受講料
6 啓発用パンフレット等
担
512
3,743
512
3,743
0
項目(単位)
19年度
18年度
19年度
18年度
3,462
3,382
1,081
5,203
コスト計 利用者負担
国・都支
出金他
0
70
442
7
0
8
0
9
0
10
0
施策の計
出金他
単位あたりコスト
(円)
主な活動実績
消費者への普及啓発
活動参加者数
常勤
(人)
再任用
(人)
10.3
0.0
非常勤
報酬
人件費計
(管理職含)
0
96,357
経費
3,824
96,361
10,955
0
支出額
85,406
様式3
環境衛生
4103
安全・快適・清潔な暮らし
(1)自主管理マニュアルが整備され、公衆浴場、理美容所、プール等の施設において行政の
監視指導体制との協力により安全が確保されている。
(2)医師会等との連携により有床診療所の監視指導が軌道に乗り、区民が安心して適切な医
療サービスを受けられる環境が生まれている。
施策目標
(3)薬剤師会と関係機関が協力した定期研修会の定着・充実を図ると共に、事業者との情報
交換や連携の機会が適宜、提供されている。
成果指標
成果指標
と目標値
現状と
課題
16
17
18
19
19目標
(達成度)
21目標
長期
事業者に対する不利益処分
措置件数(件)
0
0
0
0
0
100%
0
長期
管理基準不適合施設数(か
所)
105
133
130
117
120
102%
110
長期
医療事故発生件数(件)
0
0
0
0
0
100%
0
長期
事業者の自主管理実施件数
(件)
196
488
667
977
847
115%
1,000
長期
事業者の自主管理実施率
(%)*19年度から対象施設
に簡易専用水道も含めた。
10
22
32
38
37
103%
45
(1)環境関係事業者が自主管理を実施しているが、各業態に自主管理の手引きとなるマニュ
アル等がないため事業者が自主管理に取り組む際の手がかりが得られない。各業態ごとの自
主管理マニュアルを作成し、説明会等の開催を通して自主管理を定着させていくことが課題
となっている。
(2)今年度から年間事業計画に基づいて、有床診療所に対する監視指導を始めた。今後は医
師会等との連携により有床診療所の監視指導の定着・充実を図ることが課題である。
(3)規制緩和を目的とした事業者に関する大幅な制度改正が相次いでいるが、区民には正確
な情報が伝わっていない。医薬品及び医薬部外品等の扱いや販売制度に関するパンフレット
の配布等を通じ、区民に規制緩和後の医薬品についての正しい知識・情報を提供することが
課題である。
<主な取組み>
事業名
実績
17
18
19
133
128
98
19目標 達成度
医療監視
監視指導件数(件)
160
61%
1,250
105%
施術所・診療所等の医療施設(新規開設)および有床診療所へ監視指導をする。
事業概要 ※平成19年度は新規開設施設が少なかったため監視指導件数が減少した。
事業名
実績
薬事監視・家庭用品監視
施設検査と監視指導件数(件)
1,237
1,482
1,308
(1)薬局及び医薬品販売業等施設、(2)麻薬小売業及び向精神薬・覚せい剤原料取扱い施設、(3)毒物劇
物販売業、毒物劇物業務上取扱者、(4)有害な化学物質を含有する家庭用品を取扱う販売店、に対して
事業概要 監視指導を行なう。新規及び更新施設も監視指導の対象としている。
※平成19年度は新規・更新施設が少なかったため監視指導件数が減少した。
事業名
18
19
1,173
677
867
19目標 達成度
環境衛生
監視指導件数(件)
実績
17
900
96%
理・美容所、クリーニング所、公衆浴場、旅館、興行場、プールなどの環境衛生施設に対して許可・
確認及び監視指導・立入り検査をする。また、施設数が多い理・美容所、クリーニング所施設に対し
事業概要 ては毎年業種を絞って重点監視を行っており、平成19年度は施設数の多い美容所を中心として重点監
視指導を実施したため監視指導件数が前年度より増加した。
※平成17年度は台風による神田川等河川の氾濫に伴い、監視指導件数が大幅に増加した。
事業名
環境事業者自主指導支援
実績
自主指導支援件数(件)
1,277
962
971
1,000
97%
事業者自らが施設の清潔と衛生的な管理を効果的に行っていくための支援を行った。
(1)環境衛生役員会、指導員会及び講習会参加者に指導、助言する。
事業概要 (2)薬事講習会参加者に指導、助言する。
(3)環境衛生協会及び薬剤師会の自主管理を支援する。
施策のコスト(千円)
区民一人あたりコスト(円)
16年度
17年度
18年度
19年度
−
102,539
87,807
91,962
−
333
284
297
区の計画との関係
(1)10か年計画
領域Ⅲー3 暮らしの衛生が守られるまちの推進
主な取組み 安全で快適な医療・環境衛生施設の実現
(2)保健福祉総合推進計画2005
施策3 くらしの衛生が守られるまちの推進
主な取組み 医療関係施設、生活衛生関係施設の自主管理の推進・支援
<自己評価>
目標に対する成果(効果)について
・環境衛生及有床診療所等施設に対して自主管理マニュアルを作成、及び事業者に提供し、自主管理
の推進を図った。その結果自主点検の施設の増、及び点検内容の充実を図ることができた。
・医師会等との連携により、有床診療所に対する監視指導を計画通り円滑に実施することができた。
・医薬品等の取扱や販売制度に関する情報について、講習会や監視指導等を行い、薬事法改正の要点
についても普及啓発を図ることができた。
事業の見直し(事業実施の観点から)について
・自主点検票をもとに自主管理の支援に努め、自主管理施設の増加と定着に努めた。
・家庭用品の検査を委託化した。今後とも法に抵触しない限り、委託化に努めていく。
今後の具体的な見直しについて
・平成20年度については、環境衛生職員を1名減にしたことから、執行体制の見直しを行い、事業者
に対して自主点検の強化を図っていくこととする。
・平成21年度薬事法改正による新たな「登録販売者制度」の導入については、既存事務や監視指導の
効率化を図り、執行体制を確保する。また、区民に分かりやすいパンフレットの作成や区報等、各種
広報手段を活用して、新たな制度を区民等に幅広く普及啓発していく。
コスト内訳票(19年度事業実施)
(単位:千円)
事務事業名
事業名
(事業メニュー)
人件費
非常勤
人件費計
常勤(人) 再任用(人)
(管理職含)
報酬
職員数(管理職含)
事務事業目標・事業概要(19年度の内容)
区民、事業者の自主管理が活発に行われ、行政の監視指導体制との協力により、医
療機関等の施設の安全が確保されている。
1 医務薬事
2005(H17)
指標
業務停止等の行政処分を伴う法令違反の発生件数
施設管理及び資格要件等に係る指導施設数
相談件数
2006(H18)
2007(H19)
0
0
0
1370
1610
1406
59
73
51
診療所・施術所等の医療施設の監視指導と普及啓発を実施する。
1 医療監視
(1)薬局及び医薬品販売業に対して監視指導及び立ち入り検査をする。
(2)麻薬小売業及び向精神薬・覚せい剤原料取扱い施設に対して監視指導をする。
薬事監視・家庭
2
(3)毒物劇物販売業、毒物劇物業務上取扱者に対して監視指導をする。
用品監視
(4)有毒な化学物質を含有する家庭用品を取扱う販売店の監視指導する。
(5)各々の販売店に対して普及啓発する。
5.2
0.0
0
48,646,000
1.2
0
0
11,226,000
4.0
0
0
37,420,000
3
0
4
0
5
0
経 費
特定収入
コスト
計
利用者負 国・都支
主な支出内訳
医療六法等の書籍
1 事務用品
薬事関係法等の書籍
2 健康安全研究センターへの委託料
担
出金他
単位あたりコスト
(円)
主な活動実績
項目(単位)
19年度
3,692
52,338
1,346
252
11,478
166
0 監視指導件数(件)
98
3,440
40,860
1,180
0 監視指導件数(件)
1,308
18年度
19年度
18年度
128 117,122
87,488
0
210
42
1,113
2,327
3
0
4
0
5
0
1,482
31,239
25,766
コスト内訳票(19年度事業実施)
0
0
(単位:千円) 様式4
事務事業名
事業名
(事業メニュー)
人件費
非常勤
人件費計
常勤(人) 再任用(人)
(管理職含)
報酬
職員数(管理職含)
事務事業目標・事業概要(19年度の内容)
区民、事業者の自主管理が活発に行なわれ、行政の監視指導体制との協力により、
公衆浴場、理美容所、プール等の施設の安全が確保されている。
環境衛生
指標
2005(H17)
2006(H18)
2007(H19)
0
0
0
自主管理実施件数
488
667
720
相談件数
71
56
41
営業停止等の行政処分を伴う法令違反の発生件数
理美容所、クリーニング所、公衆浴場、旅館、興行場、プールなどの環境営業施設
に対する監視指導・立ち入り検査を実施した。環境衛生協会の自主管理活動を支援
した。特定建築物の監視指導・立ち入り検査、水道施設に対する衛生管理指導、
シックハウス等の住居衛生に関する相談を実施した。
6 環境衛生監視
4.1
4.1
0.0
0
0
38,355,500
0
38,355,500
7
0
8
0
9
0
10
0
経 費
特定収入
コスト
計
利用者負 国・都支
主な支出内訳
担
6 環境法規等の書籍
631
検査用消耗品等
637
項目(単位)
19年度
18年度
19年度
18年度
867
677
45,702
56,755
コスト計 利用者負担
国・都支
出金他
1,268
39,624
674
0
1,268
39,624
674
0 監視指導件数(件)
7
0
8
0
9
0
10
0
施策の計
出金他
常勤
(人)
再任用
(人)
9.3
0.0
非常勤
報酬
人件費計
(管理職含)
0
単位あたりコスト
(円)
主な活動実績
87,002
経費
4,960
91,962
2,020
0
支出額
89,942
外部評価結果 総合評価(目標・経費節減)
41
B(b・b)
生活衛生分野
外部評価結果
1 本分野の成果指標(アウトカム指標)については、活
動指標(アウトプット指標)であるものが大半を占めた
(マナー教室・講習会・説明会の開催、生活衛生情
報提供・相談数、食品安全委員会の開催回数、事
業者への監視指導件数)。当該活動を行ったこと
で、具体的にどのような効果があるのかを示す指標
を「成果指標」へと改めることが必至である。
2 狂犬病予防注射接種頭数の目標値の達成について
は評価できるところであるが、数値の向上にむけ、更
なる努力が求められる。
評価の
視点
区の考えと見直し内容
外部評価に対する対応
成果指標については、食中毒の発生件数 目標に対する成果を適切に反映する成
等具体的な成果を示す数字を提示するよ 果指標に切り替えていく。例えば、食品
う努める。
衛生については、監視指導の成果とし
て、食中毒発生件数を成果指標として
捉え、狂犬病への普及活動の成果指
標として予防注射接種率を使用するな
どである。
狂犬病の恐ろしさについてのキャンペーン 予防注射につなげるためには蓄犬登録
分野の など、未接種者への接種勧奨等の工夫を 率を高めることが必要である。そのた
め、意識啓発用のパンフレットを作成し、
目標に 行い、一層の成果向上を図りたい。
窓口配付以外に、ペットショップ等事業
対する成
者や関係機関等に配付依頼するなど連
果
携を深め、普及に努めていく。
自主検査については、直ちに数字的成果に
現れない面があるが、自主検査を手がけた
事業者は行政からのマニュアル等をもとに
毎年自主検査を着実に実施するようになっ
ている。自主検査の報告を元に必要な指
導助言を元にな向上のための手段につい
ても工夫していきたい。
保健所の支援のもとに、事業者自ら、マ
ニュアルによる自主検査も含めた総合
的衛生管理を組合加入施設を中心に
開始している。自主管理点検結果につ
いても、環境監視員によるチェックを行
ない精度を高めていく。
保健所の監視指導や相談業務は、法によ
る規制が大きい面があるが、今後ともどのよ
うな手段による経費節減が可能かを検討し
効率化に努めていきたい。
区民が安心・安全に毎日の生活を送る
ためには、監視指導の水準の確保が必
要である。食品衛生については、人件
費抑制に努めるとともに監視指導の実
をあげ食中毒発生を抑制することで、試
験検査委託料等の削減に努めていく。
「生活衛生」の業務分担内容について、予
算上の項目そのままに事業を分類した上、
務分担内容が明瞭ではないこと、「環境衛生」の事業
では、各事業メニューの主な支出の内訳に記載され 経費節 説明内容が不十分であったため誤解を受
ていない経費が多いなどの問題点がある。事業の整 減努力・ けやすい面があった。
理を進めるとともに、適切なコスト削減を検討する上 費用対 「環境衛生」事業の整理やコスト削減の観
効果 点から事業内容を的確に把握できるような
から、詳細かつ的確な事業情報の提供が求められ
表現を工夫したい。
る。
平成20年度から、事務の種類が類似し
ている「生活衛生推進」と「保健所の管
理運営」とを統合することとした。環境衛
生監視の支出については、監視検査用
器材の記載漏れがあった。今後はコスト
内訳を詳細かつ的確に示していく。
監視指導を担当する職員は権限も大きい
ため法による厳格な資格要件が求められて
いる.
仕事の内容を整理し、対応可能な仕事に
ついては、積極的に再任用職員の活用を
図りたい。
技術やノウハウを蓄積した再任用職員
の確保に努めるとともに、現在の監視指
導水準を維持していくためには、必要最
低限の正規職員を計画的に配置してい
くことも重要であると認識している。
区民からわざわざ問い合わせをしなくても
ホームページのFAQの充実を図るなど、区
民の疑問に応えられるような仕組みをつくり
たい。
ホームページや営業施設等を活用した
情報発信の利活用を積極的に行ない、
区民の不安や苦情等にあらかじめ対応
できるように努めていく。
広報活動については、さまざまな手段により
充実に努めたい。成果の測定については、
アンケートや事業実施の際、参加者の声の
その他 聴取などの工夫を考えたい。
広報活動については、区報・HP等以外
にも講習会や相談会等で普及啓発する
ほか、狂犬病予防集合注射の通知にア
ンケートを同封するなど、区民の声を聴
く機会を増やした。今後も参加者や飼い
主等の意見や意識調査結果を事務執
行に生かしていきたい。
3 事業者が自主衛生管理を進めるための各種マニュ
アルの作成、講習会の開催などの取組みは評価で
きる。ただし、「環境衛生」において、法令違反等によ
る指導施設数の目標値が達成されていないことは、
自主的衛生管理の取り組みが十分な成果に至って
いないともいえる。今後さらに自主衛生管理を高める
仕組みが期待される。
1 獣医師会の協力を得て、集合注射人員1名の削減
が出来たことは評価できる。監視や相談人員につい
ても、事務手順の見直しや外部資源利用による効率
化に努めてほしい。
2 「生活衛生」の事業では、各事業メニュー間での業
3 食品衛生監視については、都内最少数で対応して
いることは評価できる。ただし、監視指導件数や監視
員一人当たりの許可件数などからは、改善の余地は
あるものと考える。それらを検討・改善の上で、人員
の確保が必要であるとすれば、厳選な選考の上での
再雇用活用など具体的な方法を検討し、その理由
などを説明していくことが必要である。
1 生活衛生に関する区民からの問い合わせや相談が
増える傾向にある。食品安全関係情報(賞味期限
等)など区民の関心の強いものや、よくある質問につ
いては、電話や来訪を待つのではなくホームページ
上に「FAQ」欄を設けるなど、積極的に情報発信を
行って、受理件数を減らす工夫が必要である。
2 広報活動としては、区報や講習会に限らず、各種イ
ベント、ポスター・チラシ配布など、種々の手段を駆
使してほしい。また、普及・啓発活動の成果を測定
するために、アンケートなど、認知度や行動変化をモ
ニターすることの必要性を検討が望まれる。
3 「法令違反等による指導施設件数」が年間130件と
報告されているが、重大又は悪質な事例は、公表、
刑事告発するなどの対策も検討されたい。
重大又は、悪質な事例が発生した場合、
法的な根拠があれば公表や刑事告発する
ことも視野に入れている。事例に応じて対
処したい。
「法令違反」と記載している内実は、管
理基準に不適合なものである。しかし、
法に抵触する重大又は悪質な事例に
対しては、毅然として法に基づく公表、
告発等を行なっていくこととする。
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